JP2000260272A - 圧力スイッチ - Google Patents

圧力スイッチ

Info

Publication number
JP2000260272A
JP2000260272A JP11065750A JP6575099A JP2000260272A JP 2000260272 A JP2000260272 A JP 2000260272A JP 11065750 A JP11065750 A JP 11065750A JP 6575099 A JP6575099 A JP 6575099A JP 2000260272 A JP2000260272 A JP 2000260272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
operating rod
pressure
switch lever
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11065750A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Furuguchi
眞之 古口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP11065750A priority Critical patent/JP2000260272A/ja
Publication of JP2000260272A publication Critical patent/JP2000260272A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Contacts (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の圧力スイッチに大きな改造を施さず
に、部品の精度を不要に高めることなく容易に組立可能
であり、正確に動作できる圧力スイッチを提供する。 【解決手段】 スイッチ接点731及び作動棒当接部7
33を具備するスイッチレバー73と、流体の圧力によ
り駆動されてスイッチ接点731を接離させる作動棒6
1とからなる圧力スイッチにおいて、上記当接部733
の表面を球面形状に形成するとともに、作動棒61の径
を1.6〜2.0mmとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車用
冷房装置の冷凍サイクルに用い、その冷凍サイクルにお
ける冷媒圧が、一定の圧力値以下または一定の圧力値以
上になったとき動作して圧縮機の機能を停止させてシス
テムを保護する圧力スイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力スイッチとして、図
4に示される三動作形圧力スイッチが提案されている。
【0003】図4は、三動作形圧力スイッチの構造を示
す縦断面図である。なお、図4において、三動作形圧力
スイッチは実際の使用態様と上下が逆に示されている。
【0004】図において、三動作形圧力スイッチ100
は、ハウジング1と、スイッチケース2と、ダイヤフラ
ム3と、第1のスナップディスク41と、第2のスナッ
プディスク42と、第3のスナップディスク43と、第
1の摺動受け部材51と、第2の摺動受け部材52と、
第1の作動棒61と、第2の作動棒62と、第1のスイ
ッチレバー71と、第2のスイッチレバー72と、第3
のスイッチレバー73と、固定端子74と、接続端子8
1,82,83,84(図示せず)とを有して構成され
る。
【0005】ハウジング1は、亜鉛メッキした軟鋼また
はアルミニウム合金を用いて構成される。ハウジング1
は、冷媒などの流体を導入する流体導入通路11と、一
端が流体導入通路11につながり他端が開口する内部空
間12と、シール部材9を系止する系止部13と、シー
ル部材保持部14を有している。
【0006】スイッチケース2は、例えば、ガラス繊維
で補強されたガラス繊維強化ポリブチレンテレフタレー
ト(Polybuthylene terephthalate:PBT)樹脂など
の電気絶縁性材料から構成される。スイッチケース2
は、圧力スイッチ機構が配置される一端部が開口した内
部空間22と、電気接続のための下部開口23を有して
おり、内部空間22と下部開口23は仕切壁21によっ
て仕切られている。
【0007】内部空間22の内周壁には第1の摺動受け
部材51および第2の摺動受け部材52を案内する案内
壁25が設けられている。案内壁25の仕切壁21側に
は、第3のスナップディスク43の周縁部431を支持
するとともに第2の摺動受け部材52の仕切壁側への動
きを制限する規制段部26が内側に向けて設けられてい
る。
【0008】下部開口23の外壁24は、冷凍システム
の電気系のコネクターと組み合わせられる。
【0009】スイッチケース2は、内部空間22の開口
部が、ハウジング1と組み合わされ、ハウジング1の開
口側の端部に設けた肉薄部15をかしめることによって
シール部材9を介してハウジング1に機械的に押圧固定
されている。
【0010】スイッチケース2の内部空間22内に収容
される圧力スイッチ機構は、ダイヤフラム3と、第1の
スナップディスク41と、第1の摺動受け部材51、第
2のスナップディスク42と、第2の摺動受け部材52
と、第3のスナップディスク53と、第1の作動棒61
と、第2の作動棒62と、第1のスイッチレバー71
と、第2のスイッチレバー72と、第3のスイッチレバ
ー73とから構成されている。
【0011】ダイヤフラム3は、圧力流体の通過を許さ
ない例えばポリイミド樹脂フィルムから構成される。ダ
イヤフラム3の周辺部が、スイッチケース2の内部空間
22の周壁端部27に配置され、シール部材9を介して
ハウジング1に設けたシール部材保持部14との間で気
密に固定されている。ダイヤフラム3によって、スイッ
チケース2の内部空間22は冷媒等の流体と隔離されて
独立した空間を構成している。
【0012】第1のスナップディスク41は、円錐台形
状の例えば3枚の鋼板から成っている。第1のスナップ
ディスク41は、その突出部側の方向から第1の圧力値
を越える圧力が加えられると突出部が逆の方向に反転
し、またその圧力が前記第1の値よりも低い第2の圧力
値以下に下がると初期の位置に再び反転するヒステリシ
ス特性を持った反転板として構成されている。
【0013】ダイヤフラム3に当接して、第1のスナッ
プディスク41が配置される。第1のスナップディスク
41は、その周辺部411が第1の摺動受け部材51の
表面に支持され外周壁511で位置決めされている。第
1のスナップディスク41の裏面に接触して、第1の摺
動受け部材51の貫通孔512に収容され、第3のスイ
ッチレバー73方向に伸びる第1の作動棒61の端部が
接している。
【0014】第2のスナップディスク42は、例えば3
枚の鋼板から成っている。第2のスナップディスク42
は、中央開口422を有している。第2のスナップディ
スク42は、その突出部側の方向から第3の圧力値を越
える圧力が加えられると突出部が逆の方向に反転し、ま
たその圧力が前記第3の圧力値よりも低い第4の圧力値
以下に下がると初期の位置に再び反転するヒステリシス
特性を持った反転板として構成されている。
【0015】第2のスナップディスク42は、その周辺
部421が第2の摺動受け部材52の表面に支持され外
周壁521で位置決めされている。第2のスナップディ
スク42の開口422の周囲裏面に接触して、第2の摺
動受け部材52の貫通孔522に収容され、第2のスイ
ッチレバー72方向に伸びる第2の作動棒62が位置し
ている。
【0016】第3のスナップディスク43は、1枚の鋼
板から成っている。第3のスナップディスク43は、中
央開口432を有している。第3のスナップディスク4
3は、その突出部側の方向から第5の圧力値を越える圧
力が加えられると突出部が逆の方向に反転し、またその
圧力が前記第5の圧力値よりも低い第6の圧力値以下に
下がると初期の位置に再び反転するヒステリシス特性を
持った反転板として構成される。
【0017】第3のスナップディスク43は、その周辺
部431が規制段部26の面に接して配置され案内壁2
5で位置決めされている。第3のスナップディスク43
の開口432に、第2の摺動受け部材52の中央突起部
523が挿入されるとともに、開口423の周囲表面に
接触して、第2の摺動受け部材52の段部524が載置
される。
【0018】第1の摺動受け部材51は、例えばPBT
樹脂から構成される。第1の摺動受け部材51は、円盤
形状をしており、円盤の表面周縁部に外周壁511が立
ち上げられ、中心部に表裏を貫通する貫通孔512を穿
がっている。第1の摺動受け部材51の裏面には、第2
のスナップディスク42の表面に接触する環状の突起部
513が設けられている。第1の摺動受け部材51は、
スイッチケース2の案内壁25に案内されてスイッチケ
ースの中心軸の方向で摺動するように収容される。
【0019】第2の摺動受け部材52は、例えばPBT
樹脂から構成される。第2の摺動受け部材52は、円盤
形状をしており、円盤の表面周縁部に外周壁521が立
ち上げられ、中心部に表裏を貫通する貫通孔522を穿
がっている。第2の摺動受け部材52の裏面には貫通孔
522の周囲壁を突出させた中央突起部523が設けら
れるとともに、中央突起部523の根元には第3のスナ
ップディスク43の表面に接して配置されるスナップデ
ィスク受け段部524が設けられている。第2の摺動受
け部材52も、スイッチケース2の案内壁25に案内さ
れてスイッチケースの中心軸の方向で摺動するように収
容される。
【0020】第2の摺動受け部材52の中央突起部52
3の外側に設けたスナップディスク受け段部524に
は、凸状の第3のスナップディスク43の中央に設けた
中央開口432が組み合わせられ、かつ中央突起部52
3の端部は第1のスイッチレバー71の中央部に設けた
開口712の周囲表面に対向している。
【0021】第1の作動棒61は、セラミックあるいは
樹脂などから形成され、第1のスナップディスク41の
裏面から第3のスイッチレバー73に達する長さを有し
ている。第1の動作棒61は、第2の動作棒62の貫通
孔621を貫通している。
【0022】第2の作動棒62は、セラミックあるいは
樹脂などから形成され、一端面622から他端面623
に貫通する貫通孔621を有している。第2の作動棒6
2の一端面622は第2のスナップディスク42の開口
422の周囲裏面に接触しており、他端面623は、第
2のスイッチレバー72の開口722の周囲表面に対向
している。
【0023】第1のスイッチレバー71は、導電性を有
する弾性体から形成され、一端部は内部空間22の周壁
に固定されている。第1のスイッチレバー71の他端部
には接点711が設けられ、一端部と他端部との中間部
には第2の作動棒62が貫通する開口712が設けられ
る。
【0024】第2のスイッチレバー72は、導電性を有
する弾性体から形成され、一端部は内部空間22の周壁
に固定されている。第2のスイッチレバー72の他端部
には接点721が設けられ、一端部と他端部とのほぼ中
間部には第1の作動棒61が貫通する開口722が設け
られる。
【0025】第1のスイッチレバー71の固定端は接続
端子83に接続され、第2のスイッチレバー72の固定
端は図示を省略した接続端子84に接続される。接続端
子83,84は、仕切壁21を貫通して下部開口23側
に引き出されている。第1のスイッチレバー71の接点
711と第2のスイッチレバー72の接点721とは対
向して設けられ、第1のスイッチレバー71と第2のス
イッチレバー72とで第1のスイッチを構成している。
【0026】第3のスイッチレバー73は、導電性を有
する弾性体から形成され、固定端部732は仕切壁21
に設けた貫通孔に支持固定された接続端子81に固定さ
れている。第3のスイッチレバー73の他端部には接点
731が設けられ、一端部と他端部とのほぼ中間部には
第1の作動棒61が当たる球状に突出した当接部733
が設けられている。
【0027】固定端子74は、仕切壁21に固定された
接続端子82に接続され、接点741を有している。
【0028】第3のスイッチレバー73の接点731と
固定端子74の接点741は対向して設けられ、第3の
スイッチレバー73と固定端子74とで第2のスイッチ
を構成している。
【0029】シール部材9は、例えばニトリルブタジエ
ンゴムからなる環状の弾性体として構成され、シール部
材保持部14に保持される。
【0030】このような構成の三動作形圧力スイッチ1
00は以下のように動作する。流体通路11を介してダ
イヤフラム3へ加えられる流体圧力がダイヤフラム3を
下方へ押し下げ、第1のスナップディスク41を支持す
る第1の受け部材51と第2のスナップディスクを支持
する第2の摺動受け部材52を規制段部26側へ押し付
ける。
【0031】ダイヤフラム3へ加えられる圧力が第3の
スナップディスク43の第5の圧力値を越えると、第3
のスナップディスク43が反転して第2の形態となり、
第1の摺動受け部材51および第2の摺動受け部材52
は第1のスイッチレバー71側へ移行する。したがっ
て、第2の摺動受け部材52の中央突起部523が第1
のスイッチレバー71を押して第1のスイッチを閉じ
る。このとき第2の摺動受け部材52の下端部525が
規制段部26に当たって第2の摺動受け部材52は、こ
れ以上移動しなくなる。
【0032】さらに、ダイヤフラム3へ加えられる圧力
が上昇し、第2のスナップディスクの第3の圧力値より
高くなると、第2のスナップディスク52は反転して第
2の形態となり、第2の作動棒62の一端部622を押
して、第2の作動棒62を第2のスイッチレバー72側
に移行させる。したがって、第2の作動棒62の他端面
623が第2のスイッチレバー72を押して第1のスイ
ッチを開放する。
【0033】さらに、ダイヤフラム3へ加えられる圧力
が上昇し、第1のスナップディスクの第1の圧力値より
高くなると、第1のスナップディスク51は反転して第
2の形態となり、第1の作動棒61の一端部611を押
して、第1の作動棒61を第3のスイッチレバー73側
に移行させる。したがって、第1の作動棒61の他端面
612が第3のスイッチレバー73の当接部733を押
して第2のスイッチを開とする。
【0034】圧力が減じて、流体圧力が第1のスナップ
ディスク41の第2の圧力値に減じると、第1のスナッ
プディスク41は、第2の形態から図示した第1の形態
に移行し、第1の作動棒61が第3のスイッチレバー7
3を押すことをやめるので、第3のスイッチレバー73
の弾性によって第2のスイッチは開放となる。
【0035】さらに、圧力が減じて、流体圧力が第2の
スナップディスク42の第2の圧力値に減じると、第2
のスナップディスク42は、第2の形態から図示した第
1の形態に移行し、第2の作動棒62が第2のスイッチ
レバー72を押すことをやめるので、第2のスイッチレ
バー72の弾性によって第1のスイッチは閉じられる。
【0036】さらに、圧力が減じて、流体圧力が第3の
スナップディスク43の第2の圧力値に減じると、第3
のスナップディスク43は、第2の形態から図示した第
1の形態に移行し、第2の受け部材52が流体導入通路
11側に移行して、中央突起部523が第1のスイッチ
レバー71を押すことをやめるので、第1のスイッチレ
バー71の弾性によって第1のスイッチを開放する。
【0037】このように、従来の三動作形圧力スイッチ
は、第1〜第6の圧力に従って第1のスイッチおよび第
2のスイッチを開閉することができる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の圧力
スイッチ100は、第1の作動棒62の他端面612
が、第3のスイッチレバー73に設けた当接部733に
当たるので、組立精度が低い場合などは、第1の作動棒
61が偏心したり傾斜して組み立てられ、第1の作動棒
61の中心が当接部733に当たらず端面612の周辺
部で当たるようになることが考えられ、長期の使用では
第1の作動棒61の端面612の周辺に欠けを生じるお
それがある。
【0039】そこで、このような現象を回避するため
に、従来の圧力スイッチの作動棒の径1.6mmをこれ
よりも大きくすることが考えられる。作動棒を太くする
ことによって、長期間の使用によっても欠けが生じるこ
とのないよう作動棒を強固にするのである。すなわち、
このような第1の作動棒61の問題を解決するために
は、第1の作動棒61の径を大きくして、圧力スイッチ
を構成する部材の精度が低かったりスイッチ構造体を組
立てるときの精度が低い場合にも、第1の作動棒61の
端面612の周辺部から内側の部分が当接部733に当
たるようにすることが有効と考えられる。
【0040】しかしながら、作動棒の径を大きくした場
合には、組立精度によっては、作動棒の端面がスイッチ
レバーの当接部以外に接触するおそれが生じるため、組
立精度に格別の配慮が必要となり、組立作業が面倒で大
きな組立コストがかかるという問題を生じるおそれがあ
る。さらに、作動棒の径を大きくした場合には、その大
きさによっては、必然的にスイッチを構成する他の部材
例えば作動棒が貫通するスイッチレバーの大きさおよび
組合せ精度について配慮することが必要となり、圧力ス
イッチの大幅な変更を余儀なくされる。
【0041】図5は、図4の破線Aで囲んだ部分を拡大
して模式的に示す断面図であり、スイッチレバー73に
設けた当接部733と作動棒61とが当接する状態を模
式的に示している。図5に示すように、第1の作動棒6
1の径を大きくすると、第1の作動棒61が当接部73
3の中心からずれた場合には、端面612の周囲が点C
でスイッチレバー73に接触して、第1の作動棒61の
径を大きくして前記問題を回避したにもかかわらず、第
1の作動棒61の端面612の周辺が破損したり変形し
てしまうことが予想される。
【0042】このような現象が生じた場合には、スイッ
チ動作の正確さが損なわれることとなるとともに、接点
が正確に機能しなくなるおそれがある。
【0043】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、従来の圧力スイ
ッチに大きな改造を施さずに、部品の精度を不要に高め
ることなく容易に組立可能であり、正確に動作できる圧
力スイッチを提供することにある。
【0044】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、スイッチ接点を具備するスイ
ッチレバーと、流体の圧力により駆動されて前記スイッ
チ接点を接離させる作動棒とからなり、上記スイッチレ
バーは上記作動棒が当接する当接部を有する圧力スイッ
チにおいて、上記当接部は球面形状に形成されると共に
上記作動棒はこの端面が上記スイッチレバーと接触しな
い大きさの径に形成されていることを特徴とする。
【0045】請求項2の発明は、請求項1の圧力スイッ
チにおいて、上記作動棒の径を1.6mm〜2.0mm
とした。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明に係る圧力スイッチの具体
的な実施例の構成を、図1〜図3を用いて説明する。な
お、本発明の圧力スイッチは、第1の作動棒61の径を
変更した以外は、図4に示した従来の圧力スイッチと構
成は同一であるので、作動棒とスイッチレバー以外の構
成の説明は省略する。
【0047】図1〜図3は、図4の破線Aで囲んだ部分
を拡大した断面図であり、それぞれ、図1(A)〜図3
(A)は第1の作動棒61が当接部733の中心に位置
している場合を示し、図1(B)〜図3(B)は第1の
作動棒61が当接部733の中心から接点731側にず
れた場合を示している。
【0048】図1は、第1の作動棒61の径を2.0m
mとした場合であり、図2は、第1の作動棒61の径を
1.8mmとした場合、図3は第1の作動棒61の径を
1.6mmとした場合を模式的に示している。図1〜図
3のいずれの場合にも当接部733のスイッチレバー7
3の表面からの高さは0.25mmとした。
【0049】第1の作動棒61の径が2.0mmのとき
には、図1(A)に示すように、第1の作動棒61が当
接部733の中心に位置している場合には、作動棒61
の端面612の周辺部とスイッチレバー73との間隔D
1は、0.036mmある。図1(B)に示すように、
第1の作動棒61が当接部733の中心から接点731
側にずれている場合にも、作動棒61の端面612の周
辺部とスイッチレバー73との間隔D2は、0.014
mm存在する。したがって、第1の作動棒61が第3の
スイッチレバー73に当たるおそれはない。
【0050】第1の作動棒61の径が1.8mmのとき
には、図2(A)に示すように、第1の作動棒61が当
接部733の中心に位置している場合には、作動棒61
の端面612の周辺部とスイッチレバー73との間隔D
1は、図1(A)の場合に比較して広くなる。図2
(B)に示すように、第1の作動棒61が当接部733
の中心から接点731側にずれている場合にも、作動棒
61の端面612の周辺部とスイッチレバー73との間
隔D2は、図1(B)の場合に比較して広くなり、第1
の作動棒61が第3のスイッチレバー73に当たるおそ
れはない。
【0051】第1の作動棒61の径が従来の圧力スイッ
チのように1.6mmのときには、図3(A)に示すよ
うに、第1の作動棒61が当接部733の中心に位置し
ている場合には、作動棒61の端面612の周辺部とス
イッチレバー73との間隔D1は、図2(A)の場合と
ほぼ同じ大きさになる。図3(B)に示すように、第1
の作動棒61が当接部733の中心から接点731側に
ずれている場合には、作動棒61の端面612の周辺部
とスイッチレバー73との間隔D2は、図2(B)の場
合に比較して広くなり、間隔D2は最大となって、第1
の作動棒61が第3のスイッチレバー73に当たるおそ
れはない。
【0052】この結果、作動棒が傾いた場合には、作動
棒61の径を大きくするに従って、作動棒61の端面6
12とスイッチレバー73の表面との間隔が狭くなり、
作動棒の径を2.0mmより大きくすると、作動棒61
の端面612がスイッチレバー73に当接するおそれが
大きくなる。
【0053】すなわち、第1の作動棒61の径を1.6
mmを越えて2.0mm以下としたときには、第1の作
動棒61の端面612の周辺が第3のスイッチレバー7
3に当たることがなく、前述の問題を回避することがで
きる。
【0054】以上のように、本発明によれば、組立時に
粗く組み立てたときに作動棒がずれたり傾斜したとして
も、第1の作動棒61の端面612の周辺部に欠けや変
形を生じるおそれがなくなるので、組立が容易な圧力ス
イッチを提供することができる。
【0055】以上の説明では、圧力スイッチの動作形態
が三動作のものとして説明したが、本発明はこの形態に
捕らわれることなく二動作等他の形態の圧力スイッチに
適用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、容易に
組立可能であり、作動棒に欠けを生じるおそれのない信
頼性を高めた圧力スイッチを提供することができる。ま
た、従来の圧力スイッチの構成を大幅に変更する必要が
ないので組立工数を増加することなく、正確なスイッチ
動作を行うことのできる圧力スイッチを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧力スイッチの作動棒とスイッチ
レバーの接触状態を説明する拡大断面図(2mm径の場
合)。
【図2】本発明に係る圧力スイッチの作動棒とスイッチ
レバーの接触状態を説明する拡大断面図(1.8mm径
の場合)。
【図3】本発明に係る圧力スイッチの作動棒とスイッチ
レバーの接触状態を説明する拡大断面図(1.6mm径
の場合)。
【図4】三動作形圧力スイッチの構造を説明する断面
図。
【図5】図4に示す圧力スイッチの作動棒の径を大きく
したときの作動棒とスイッチレバーの接触状態を説明す
る拡大断面図。
【符号の説明】
100 圧力スイッチ 1 ハウジング 11 流体導入通路 12 内部空間 13 シール部材系止部 14 シール部材保持部 15 肉薄部 2 スイッチケース 21 仕切壁 22 内部空間 23 下部開口 24 外壁 25 案内壁 26 規制段部 3 ダイヤフラム 41 第1のスナップディスク 411 周辺部 42 第2のスナップディスク 421 周辺部 422 開口 43 第3のスナップディスク 431 周辺部 432 開口 51 第1の摺動受け部材 511 外周壁 512 貫通孔 513 環状突起部 52 第2の摺動受け部材 521 外周壁 522 貫通孔 523 中央突起部 524 スナップディスク受け段部 61 第1の作動棒 611 一端面 612 他端面 62 第2の作動棒 621 貫通孔 612 一端面 613 他端面 71 第1のスイッチレバー 711 接点 712 開口 72 第2のスイッチレバー 721 端子 722 開口 73 第3のスイッチレバー 731 接点 732 固定端 733 当接部 74 固定端子 741 接点 81〜83 接続端子 9 シール部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ接点を具備するスイッチレバー
    と、流体の圧力により駆動されて前記スイッチ接点を接
    離させる作動棒とからなり、上記スイッチレバーは上記
    作動棒が当接する当接部を有する圧力スイッチにおい
    て、上記当接部は球面形状に形成されると共に上記作動
    棒はこの端面が上記スイッチレバーと接触しない大きさ
    の径に形成されていることを特徴とする圧力スイッチ。
  2. 【請求項2】 上記作動棒の径は1.6mm〜2.0m
    mとしたことを特徴とする請求項1に記載の圧力スイッ
    チ。
JP11065750A 1999-03-12 1999-03-12 圧力スイッチ Pending JP2000260272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11065750A JP2000260272A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 圧力スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11065750A JP2000260272A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 圧力スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000260272A true JP2000260272A (ja) 2000-09-22

Family

ID=13296020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11065750A Pending JP2000260272A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 圧力スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000260272A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107818878A (zh) * 2016-09-14 2018-03-20 松下知识产权经营株式会社 开关

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107818878A (zh) * 2016-09-14 2018-03-20 松下知识产权经营株式会社 开关
JP2018045869A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 スイッチ
CN107818878B (zh) * 2016-09-14 2019-08-13 松下知识产权经营株式会社 开关

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060219532A1 (en) Electrical switch
US4667069A (en) Multiple disc pressure responsive control device
KR20050058509A (ko) 다중 스위칭 장치
US6753489B2 (en) Switch, push-button switch and rotary-lever switch
JPH07158757A (ja) マイクロバルブ
US6917008B1 (en) Microswitch
EP1030335B1 (en) Pressure switch
JP2000260272A (ja) 圧力スイッチ
US4055736A (en) Push switch
KR100832581B1 (ko) 삼동작형 압력 스위치
US7504919B1 (en) Water resistant switch assembly
US6797904B1 (en) Microswitch
KR20040072031A (ko) 스위치 장치
CN112309764B (zh) 压力开关
RU20610U1 (ru) Выключатель
JP4086977B2 (ja) 圧力スイッチ
JP2002279875A (ja) 圧力スイッチ
JPH0125469Y2 (ja)
JP2001189120A (ja) 圧力スイッチ
JP2002260504A (ja) 三動作形圧力スイッチ
US6521852B1 (en) Pushbutton switch
JP2000149738A (ja) 圧力スイッチ
CN220731360U (zh) 一种法兰结构
CN220774151U (zh) 一种微动开关
JP2001023488A (ja) 圧力スイッチ