JP2519560B2 - 感熱スイッチ - Google Patents

感熱スイッチ

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JP2519560B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車等の冷媒を熱交換システム系
統に循環させるコンプレッサーとかエンジン・トランス
ミッション等の機器の異常時に過熱する部分の温度を検
出し、カークーラーのコンプレッサーの場合には異常温
度になった時にはコンプレッサーに動力を伝える電磁ク
ラッチを除勢するなどの用途に、又エンジンとかトラン
スミッション等の異状温度上昇に対しては警報装置を作
動させて注意を促すなどの用途に適する感熱スイッチに
関する。
(従来の技術) 従来、例えば自動車の冷房用のコンプレッサーはエン
ジンの出力を電磁クラッチを介して駆動されている。そ
して周囲温度の影響や冷媒の不足状態による潤滑効果の
減少などの原因によりコンプレッサーの過熱状態が惹起
される場合に異常温度を感知して一時的に機器の運転を
停止させたり又は警報を出して注意を促す為にバイメタ
ル等の変形を利用して電気回路の開閉を行なう感熱スイ
ッチが用いられている。
(発明が解決しようとする課題) 従来この種感熱スイッチとして、特公昭40-27898号、
特公開昭62-143330号、実用新案公開昭61-3648号などの
公報に記載されている様に急跳反転する皿状のバイメタ
ル等の材料で作られた熱応動板を収容するケースの底面
上に置いただけのものとか或いは熱応動板の周辺部を反
転を妨げない程度のギャップを容器に設けたものなどが
あるが、熱伝導にバラツキが生ずる事と感応速度が遅い
ためその作動温度の安定性等に問題があり、又高い部品
精度を必要とするなど製作上にも問題があり組立上の手
間がかかるという事も満足出来ないものである。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたもので熱応動板
を収容する容器との間の熱伝導・熱交換の向上及び作動
温度の安定性を向上せしめ、部品精度も余裕をもたせて
較正工程により簡単に品質を安定せしめ得る感熱スイッ
チを提供しようとするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の感熱スイッチは熱応動板とほぼ平行的に配設
した保持板を可動接触部材に設けた受圧片により密閉容
器の底面部に熱応動板を常に同じような熱交換状態に位
置させるとともに密閉容器中に水素ガスとかヘリウムガ
ス或いは大気圧より高い状態で封入した気体による容器
と熱応動板の熱伝導を向上させるなどの手段さらに熱応
動板の急跳反転運動領域に於けるスイッチの開閉が確実
に行なわれるような較正手段が適用可能な構成等にその
特徴を有するものである。
(作用) 以上のように構成すると、熱応動板はそれを収容して
いる容器との間に熱交換及び熱伝導が安定かつ飛躍的に
向上し、スイッチの動作がチャタリング等の不具合のな
い秀れた特定が得られる。
(実施例) 以下、本発明の実施例につき図面を参照しながら説明
する。第1図にはコンプレッサーとかミッション等のハ
ウジング1の一部に設けられた取付凹部2の近傍を示
し、その凹部2の中に本発明に係る感熱スイッチ10がリ
ングスプリングの如き止め金具6により浮きあがらない
ように取付けられている。感熱スイッチ10の導電ピン12
A・12Bに電気的に接続されたリード線3及び4はゴム製
の防水栓体5を貫通して図示されてない過熱を防止すべ
き機器へ接続される。
第2図は第1図に示した感熱スイッチ10の詳細を説明
するため拡大して示す縦断面図であり、比較的厚みのあ
る鉄板を円形に打抜いて作られた蓋板11にして、貫通孔
11A及び11Bが穿たれている。孔11A・11Bには鉄ニッケル
合金製の導電ピン12A及び12Bがガラス等の電気絶縁性の
充填材13A・13Bによって熱膨脹係数を考慮してハーメチ
ックシールにより固着されている。導電ピン12Aの下端
近傍にはコ字形をした厚みのあるリン青銅板等で作られ
た固定接触部材15がその図示上側の端面15Aを導電ピン1
2Aの側面に突合わせスポット溶接の如き方法で固着され
電気接触部分は15Bで開閉容量の大きい時は別の固定接
点をこの部分に固着する必要があるが本実施例は弱電制
御用の為にこの接点部分15Bに銀メッキを施してある。
この事柄は可動接触部材14の接触部14Cにも同じように
適用される。導電ピン12Bの下端近傍には可動接触部材1
4がその固着部14Aを導電ピン12Bの側面にスポット溶接
の如き方法で固定されている。可動接触部材14はリン青
銅又はベリウム銅のようなバネ材料で作られ、その平面
形状は第3図に示す。可動接触部材14は導電ピン12Bと
ほぼ直角に位置する可動部14Bと導電ピン12Bに固定され
る固着部14A及び固着部14Aの近傍第2図示右方に下方に
向かって曲げられた制止部14Dが設けられている。さら
に可動部14Bのほぼ中央には孔14Eが穿たれこの孔に受圧
片17が固定されている。受圧片17は例えば耐熱性のある
合成樹脂とか或いはセラミック製でその図示上方の細い
部分17Aを可動接触部材14の孔14Eに挿入固定するもので
あり孔14Eの形状は例えば第3図に示してあるような四
角形として受圧片17がセラミックのような硬い材質の場
合にはその細い部分17Aを円柱形として孔14Eの対辺寸法
より少し太めにして圧入する方法とか又は、受圧片を熱
可塑性の合成樹脂製とした場合には孔14Eは円形であっ
て受圧片17の細い部分を孔より若干細くしておいて孔の
中に挿入し受圧片の細い部分をその合成樹脂の耐熱温度
より高い温度の鏝のような治具により軟化変形させて
める方法でもよい。可動接触部材14の固着部14Aは剛性
を高める為に円弧状に成形されている。
容器16は第4図に溶接する直前の開口端16Aの一部分
を拡大して示すように、リングプロジェクション溶接に
適するような鋭角の端面が形成されている。これはプレ
ス加工によって端面の全円周を均一にする事が極めて容
易であり安価な加工手段である。容器16は開口端16A及
び円筒部16B及び底面16Cから構成されており圧延鉄板を
プレスの絞り加工で容易に同一形状のものを多量に作る
事が出来る。この容器16の底面16C上にバイメタルとか
トリメタルのような材料を円形に打抜いて浅い皿状に成
形した熱応動板18が置かれその上に第5図に示すような
平面形状のリン青銅板とかその他バネ材で作られた保持
板19が置かれ蓋板11と容器16とはリング状の気密溶接が
なされている。保持板19は受圧片17と接する中央部分か
ら四方向に展延部19A・19B・19C及び19Dを有し薄いバネ
材で作られ展延部の先端は熱応動板18の周辺を後述する
如き弱い力で押すように配設されている。ただし展延部
の数についてはこれに限定するものではない。
以上の構成になる実施例の動作について述べれば常温
の状態では熱応動板18は第2図で上面が高膨脹金属側で
あり、下面が低膨脹金属側であって実線で示す如く中央
部分が下方に膨らんだ湾曲状態をとり、温度の上昇に伴
なって所定の温度例えば160℃になると急激に反転しそ
の湾曲方向は点線で示す如く中央が上方に膨らんだ形状
となるため、その中央部分が前記の保持板19を介して受
圧片17を押し上げる事になり可動接触部材14の可動部14
Bは同様に押上げられて第2図に示す左端近傍の接触部1
4Cが固定接触部材15の接触部15Bから開離し、機器の過
熱を防止する事が出来る。機器の温度が下降して例えば
130℃になると熱応動板18は急跳反転復帰してその中央
部が下向きの湾曲状態に戻るため受圧片17を押し上げて
いた力が急激に除かれ可動接触部材14の可動部14Bに付
与されている偏倚力によりその接触部14Cが再び固定接
触部材15の接触部15Bに接触する事により再び機器は運
転状態になる。本実施例は常時閉路形で異常時に開路す
るものであるが、この逆に常時開路形で異常時に閉路す
るスイッチの接点形式に変える事は極めて容易に推考出
来るので省略する。
次に実施例の実測データ等をもとにして本発明の要旨
を説明する。熱応動板18はその湾曲常数が約K=1×10
-5で直径12ミリメートルの円形で厚みが0.18ミリメート
ル、重量は約0.2グラムのものを用いて前述の第一の温
度として160℃、第二の温度として130℃で反転作動する
ように皿状に成形した場合の実測値を示すと第6図の如
くとなる。第6図に於て横軸は温度を示し縦軸は熱応動
板18の中心の位置を外周の位置に対して変位する寸法が
示されている。従って縦軸のP0の位置は熱応動板の外周
の位置を示しこれを基準にとる。温度T1=25℃における
熱応動板の中心部の外周に対する位置はP1にある。その
後温度が上昇すると温度T2=160℃の寸前の温度での中
心の位置はP2となる。即ちこの温度T1からT2の直前迄は
熱応動板18は徐徐に平板に近くなる事を示している。温
度がT2に至ると急跳的に反転運動を起こしてその位置は
P21となる。その後温度を降下させるとT3=130℃直前迄
は徐々に位置が変化し平板に近くなって縦軸に示す位置
P3に至る。ここで温度がT3に達すると急跳反転復帰して
その位置はP31となる。さらに温度が下って常温に戻れ
ばその位置はP1になるという矢印に示したようなヒステ
リシスを呈する。ここで熱応動板18の急跳運動として接
点の開閉に有効な変位量はP2からP3の間の領域であり、
従って可動接触部材14に固着された受圧片17の下端面の
位置の最も好ましい点は保持板19の厚みを考慮して保持
板19の下面の位置がP01である事は容易に理解されると
ころである。
具体的に前記の寸法(単位はすべてミリメートル)
は、P1=−0.25、P2=−0.05、P21=0.25、P3=0.12、P
31=−0.16、であった。P2とP3との中間であるP01=0.0
35となる。従って、受圧片に保持板19が密着した下面の
位置として急跳的にスイッチが開閉する領域は、P01
0.035±0.085となりこの範囲に位置づける必要がある。
この範囲以外のP2より低い点又はP3より高い点に保持板
19の下面の位置があるときには、可動接触部材14の接触
部14Cは固定接触部材15の接触部15Bと離れる時にチャタ
リング又は閉じる時にチャタリングを生じる。
従って容器16の底面部16Cに沿った位置に熱応動板18
を置いた時の容器の開口端16Aからの位置を予め測定し
ておいて、その値に保持板19の厚みを考慮して蓋板11の
下面から受圧片17の下面の位置がP01となるように容器
の深さを設計する。しかし実際には蓋板11の下面に容器
16の開口端16Aをリング溶接するときに容器16の開口端
が溶けて容器16の深さが若干浅くなるのでこの溶接によ
る減少分を加えておく事が必要である。
熱応動板の反転した後の出力即ち熱応動板の周辺を基
準にして膨出している中央部に60グラムの荷重を印加し
てもその位置の変化は計測出来ない位小さいという強度
が得られた。従って可動接触部材14に固着した受圧片17
の先端位置で60グラムの荷重を受けるようにすると接触
部14Cは30グラム程度の接点圧で接点ギャップは第6図
から求められるP2とP3との間隔の約2倍の0.34ミリメー
トル得られる。保持板19が熱応動板の周囲近傍を20グラ
ム程度の力で常時押していてもほとんど急跳反転動作温
度には影響しない事も確かめられた。従って熱応動板18
の重量が0.2グラムであることからこの20グラムの押圧
力は熱応動板18に印加される加速度が100G(Gは重力の
単位)以下ならば熱応動板18は所定の位置に定置されて
いる。故にこの感熱スイッチはこの程度以下の振動体に
取付けられても正確な動作を行う。
以上第2図に示した実施例とは一部異なる実施例につ
いて説明する。これは第2図を参照して説明すれば可動
接触部材14に設けられた受圧片17の図示下端側に第5図
に示したような保持板19を予め固着した点に特徴があ
る。こうする事によりこの感熱スイッチが振動体に取付
けられた時に、保持板が可成り薄い金属板で作られてい
る為に受圧片17の下面と保持板の中央部が衝突したりこ
すり合ったりして損耗する恐れがないからである。また
多量生産をすると各部品の公差が総合されて最悪の場合
に保持板19と熱応動板18との間に僅かな間隙が生じて熱
応動板に保持板の最適な作用力が印加されなくても動作
上及び耐久性に支障がなくなるという利点がある。
この感熱スイッチの取扱い中に落下される事があると
その時の衝撃加速度は100G程度ではなくその数倍から数
10倍の値が予想されるので、その時は熱応動板が固定接
触部材15と可動接触部材14の制止部14Dとで受け止めら
れるように考慮されている。
さらに第2図に示した実施例とは別に次のような実施
例がある。即ち第2図の導電ピン12A又は12Bのどちらか
1本を省略する事が出来るのである。導電ピン12Aを省
略した場合には蓋板11に孔11Aを穿たないでこの位置の
蓋板11の内面に固定接触部材15のコ字形の高さ方向の寸
法を長くして溶接のような方法で固着し、蓋板11の外面
と導電ピン12Bにリード線を結線するか又はボディーア
ースとしてリード線は導電ピン12Bのみに接続するよう
にして保護すべき機器等へ配線すればよい。さらに導電
ピン12Aは第3図の如く設けた蓋板の導電ピン12Bの方を
省略する事が出来る。この場合には蓋板の孔11Bは穿た
ないでほぼその位置の蓋板11の内面に可動接触部材14の
固定部14Aを少し長くしかつ先端を直角に曲げた部分を
スポット溶接の如き方法で固着する。この場合リード線
は導電ピン12Aと蓋板11の外面又は蓋板の方はボデーア
ースとして接続すればよい。さらにこの場合には可動接
触部材14のほぼ中央に設けられた受圧片17が可動接触部
材14の一部分を切起して突起を作るか又は可動接触部材
14の中央部分が下方に少し出張るようにくの字形に曲が
った形状であれば受圧片17の意味は可動接触部材の中央
部分そのものを指す事となり同一部品で済むという利点
がある。
さらに他の実施例について述べる。それは今迄に述べ
た実施例において完全に気密にされた容器とすれば内部
の空間に封入する気体を大気より熱伝導の大きなものと
する事によって密閉容器と熱応動板との間の熱伝達を増
大して感度のよい感熱スイッチとする事が出来る。即ち
空気の20℃における熱伝導率は約6×10-5(cal・cm-1
・sec-1・deg-1)であるのに対してヘリウムは約30×10
-5(cal・cm-1・sec-1・deg-1)であり、水素ガスは約3
7×10-5(cal・cm-1・sec-1・deg-1)であって顕著な差
がある。また空気でも大気圧より高い圧力で封入すれば
容器と熱応動板との間の熱伝達に秀れた効果が認められ
た。これらの実施例においては容器が完全に気密である
という事の確認が必要なので、ヘリウムガスを上述のい
づれの実施例にも1%程度混合する事が望ましい。その
理由はヘリウムリークデテクタと呼ばれる一種のヘリウ
ムガス質量分析計を用いる事が出来るからである。この
ヘリウムリークデテクタはヘリウムが数十年間に僅か1c
c弱の洩れがある事を1分以内に検査出来、同時に数10
個のスイッチを検査可能とするからである。
さらに他の実施例について述べれば、第2図に示す実
施例では蓋板に2個の導電ピンを充填材で固着するにあ
たって2個の貫通孔を蓋板に穿っているがこれはコンプ
レッション形のハーメチックシールと呼ばれる方式の場
合であり、この他に知られているハーメチックシールの
方式にマッチングタイプと呼ばれる方式がある。この後
者の方式を採用すれば2個の導電ピンをその間隔に応じ
た直径の1個の孔の中へ封着出来る。即ち蓋板の材料と
して鉄−コバルト−ニッケルの合金で通称コバールと呼
ばれている膨脹係数の比較的小さい材料を用い、ガラス
及び導電ピンもほぼ膨脹係数がマッチングした値の材料
を用いる。
更に又、本発明に係る感熱スイッチの製造方法につい
て述べる。即ち熱応動板が急跳運動する領域内に受圧片
の先端を位置させるためには蓋板の下面から受圧片の下
端面迄の寸法と保持板と熱応動板の厚みを考慮して容器
の深さを決めるという事が必要な事は前述の通りである
が、ここで容器の深さに少し余裕をもたせて深くしてお
き、蓋板と容器とを気密に固着した後、容器の外側から
力を加えて容器の実質的な寸法を熱応動板の急跳運動す
る領域内に較正する工程を含む事を特徴とするものであ
る。具体的に説明すれば第7図に示す如く第2図に示す
容器16より0.3ミリメートル程度深い容器26を用いて底
面部26Cの円筒部26Bに近い部分を先端に丸味をつけた治
具30A・30B・30C・30D(これは図示されない)で第7図
に示す如く内面が凸になるようにしその凸部の上に熱応
動板18の周辺が接しているのでスイッチの動作状況を接
点の開閉信号で検出し乍ら第6図のヒステリシス特性の
急跳反転・急跳復帰する点の中心に可動接触部材14に固
着された受圧片17の位置を容器の底面部に与える変形量
で較正するのである。
〔発明の効果〕
本発明の感熱スイッチは、以上述べたように従来のも
のに比べて作動温度の精度が向上し、熱応動板と容器と
の間の熱伝導が良いので感熱性に秀れ、さらにスイッチ
を構成する部品精度に余裕を与えても正確な作動特性を
新規な較正工程により得られるという優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスイッチの取付けられる状況を説明す
る一部縦断面図である。第2図は本発明の実施例を示す
縦断面図である。第3図及び第5図は第2図に示された
実施例に使用されている部品の平面図を示す。第4図は
第2図に示す実施例の一部分の加工工程中における説明
の為の部分図である。第6図は熱応動板の動作を説明す
るグラフである。第7図は本発明の他の実施例を示す一
部を縦断面図で表した図である。 図面中、11は蓋板、11A・11Bは貫通孔、12A・12Bは導電
ピン、13A・13Bは充填材、14は可動接触部材、15は固定
接触部材、16・26は容器、16Aは開口端、16B・26Bは円
筒部、16C・26Cは底面部、17は受圧片、18は熱応動板、
19は保持板、19A・19B・19C・19Dは展延部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−48082(JP,A) 特開 昭55−108133(JP,A) 特開 昭57−111918(JP,A) 特開 昭57−132624(JP,A) 特開 昭62−143330(JP,A) 実開 昭52−22573(JP,U) 実開 昭60−93252(JP,U) 実開 昭61−3648(JP,U) 実開 昭61−26240(JP,U) 特公 昭40−27898(JP,B1) 特公 昭62−6294(JP,B2) 実公 昭55−33439(JP,Y2) 米国特許4970485(US,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状の金属製の蓋板と、 前記蓋板の外周近傍にほぼ均一に密着する開口端を有す
    る円筒部と底面部からなる金属製の容器を有し、 前記蓋板に少なくとも1個の貫通孔を穿ちその孔の内部
    に気密にガラスの如き電気絶縁性の充填材により導電ピ
    ンを保持し、 前記容器の内部底面に沿ってバイメタル又はトリメタル
    板などの材料を用いて所定の第一温度で急跳反転動作し
    第二温度で急跳反転復帰するように浅い皿状に成形され
    た円板状の熱応動板を収納し、 その熱応動板に平行的に弾性を有する保持板を配設し、 前記蓋板とそれに対して電気的に絶縁された導電ピンの
    いずれかに固定接点部材と可動接触部材とをそれぞれス
    ポット溶接の如き方法で固着し、 該可動接触部材には前記熱応動板のほぼ中心に対峙する
    ように受圧片が固定されており、 前記蓋板に容器の開口端がリング状に溶接されて1個の
    密閉容器として構成された後に、 容器の底面の周縁部の複数箇所を変形する事により熱応
    動板を平行に移動させて受圧片との位置関係が較正さ
    れ、 前記受圧片の先端は保持板のほぼ中心を押圧するように
    されている事により保持板の展延部が熱応動板の周辺近
    傍に当接する事により熱応動板を軽く容器の底面部へ押
    し付けて所定の位置からずれないように配設した事を特
    徴とする感熱スイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の感熱スイッチにおいて、 蓋板に2個の導電ピンが電気絶縁性の充填材により気密
    に保持され、 その第一の導電ピンに固定接触部材が、第二の導電ピン
    に可動接触部材がそれぞれ蓋板と電気的に絶縁された状
    態で配置されかつ可動接触部材には電気絶縁物製の受圧
    片が設けられている事を特徴とする感熱スイッチ。
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