JP2005253670A - リクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに連結される部材の強度を維持する上で要求される材質や板厚の選定幅を増大させる。
【解決手段】円形の開口部24を備え、この開口部の内周に内歯24aが形成されたラチェット22と、このラチェットを挟んで開口部24の両側に配置され、かつ、ラチェット22に対して相対的に回転可能な状態で、互いに連結される一対の支持部材(ガイド基板25およびプレート状基板27)と、両支持部材の一方に対して一体的に回転し、かつ径方向へ摺動できるように収容されたポール30とを備えたリクライニング装置であって、前記両支持部材のいずれか一方に連結部材26が設けられている。この連結部材26がラチェットの開口部24を通じて両支持部材の他方に結合されることで、両支持部材が互いに連結されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、主として車両用シートのリクライニング装置に関する。
この種のリクライニング装置における一つの形式として、例えば特許文献1に開示された構成のものが知られている。この構成においては、シートクッション側のブラケットに、内歯を有する円形の開口部が設けられている。このブラケットを挟んで開口部の一方側にシートバック側のブラケットが、かつ、開口部の反対側に円形のプレートがそれぞれ配置されている。そして、シートバック側のブラケットと、円形プレートとの相対向する内側面には、リクライニング装置のロック部材を径方向へ摺動させるためのガイドの役割を果たす膨出部が個々に形成されている。これらの膨出部を互いに突き合わせ、かつ、スポット溶接で結合することにより、シートバック側のブラケットと円形プレートとが、シートクッション側のブラケットに対して相対的に回転可能な状態で互いに連結される。
なお、リクライニング装置のロック部材は、シートクッション側ブラケットの内歯に噛み合う外歯を有する。このロック部材を径方向へ摺動させて、その外歯をブラケットの内歯に噛み合わせることで、リクライニング装置がロック状態となる。逆に外歯と内歯との噛み合いを解除することで、リクライニング装置のロックが解除され、シートバックの傾倒操作が可能な状態となる。
特開平9−182642号公報
特許文献1に開示されている技術では、シートバック側のブラケットと円形プレートとの連結手段として、これら相互の膨出部をスポット溶接により結合している。このため、溶接の対象となるシートバック側のブラケットと円形プレートとの材質や板厚、その他の設計上の制約が多い。板厚を例にとっても、その寸法が大きすぎると、溶接による結合ができなくなる。したがって、ブラケットあるいは円形プレートの強度、またはロック部材をガイドする膨出部の強度を高める要求があっても、それに応じた材質や板厚を選定できない場合がある。
なお、スポット溶接を行う際には、シートクッション側ブラケットの内歯やロック部材の外歯などに悪影響が及ばない溶接箇所を選定するなどの配慮が必要となる。また、溶接時にブラケットと円形プレートとの位置がずれることがあり、相互の芯出し精度が低下する。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その一つの目的は、互いに連結される部材の強度を維持するうえで要求される材質や板厚の選定幅を増大させることである。
本発明における他の一つの目的は、両部材の連結に際して内歯などへの悪影響に対する配慮を不要とし、また、両部材間の芯出し精度を維持することも可能とすることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、両側面にわたって貫通した円形の開口部を備え、この開口部の内周に内歯が形成されたラチェットと、このラチェットを挟んで開口部の両側に配置され、かつ、ラチェットに対して相対的に回転可能な状態で、互いに連結される一対の支持部材と、ラチェットの開口部と両支持部材とによって構成される空間内において、両支持部材の一方に対して一体的に回転し、かつ径方向へ摺動できるように収容されたポールとを備え、ポールを径方向へ摺動させてラチェットの内歯に噛み合わせることで、ラチェットと両支持部材との相対的な回転を規制し、噛み合いを解除することで、ラチェットと両支持部材との相対的な回転を可能とするリクライニング装置であって、前記両支持部材のいずれか一方に連結部材が設けられている。この連結部材がラチェットの開口部を通じて両支持部材の他方に結合されることで、両支持部材が互いに連結されている。
この構成によれば、両支持部材をスポット溶接などで連結するのと異なり、両支持部材の材質や板厚、その他の設計上の制約を受けることが少ない。したがって、ポールの径方向への摺動を案内するために、両支持部材の一方に形成されるガイド部の強度を維持する上で要求される材質や板厚を選定することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたリクライニング装置であって、連結部材は、両支持部材のいずれか一方から他方に向けて突出させ、かつ、この連結部材の先端部を両支持部材の他方に形成されている貫通孔に挿通させてカシメ付けている。
この構成により、両支持部材をスポット溶接などで連結する場合のラチェットの内歯やポールへの悪影響に対する配慮が不要となり、また、両支持部材間の芯出し精度が高められる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載されたリクライニング装置であって、連結部材は、両支持部材のいずれか一方に対し、ラチェット開口部の範囲内において、両支持部材の外周寄りに配置されている。
これにより、両部材間における軸心回りのモーメントに対する結合強度が高められる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載されたリクライニング装置であって、連結部材は、両支持部材のいずれか一方の内側面から一体に突出させている。
これにより、両支持部材の結合強度、ならびに芯出し精度がより高められる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
まず、図1〜5によって本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、車両用シートの概略を表した側面図である。この図面で示すように、シートクッション10のクッションフレーム11後端部と、シートバック14のバックフレーム15下端部とは、ラウンドタイプのリクライニング装置20によって連結されている。このリクライニング装置20のロックを解除操作することにより、シートバック14を前後方向へ傾倒させることができ、かつ、任意の傾倒位置でロックすることができる。なお、リクライニング装置20は、シートの両サイドに配置されており、個々のロックおよびロック解除は互いに同期して行われる。
図2は、リクライニング装置20の内部を表した側面図である。図3は、リクライニング装置20の縦断面図である。図4は、リクライニング装置20を分解して表した斜視図である。なお、図2〜4ではリクライニング装置20内の全ての構成部品が示されている訳ではなく、特に図3ではリクライニング装置20内の外殻のみが示されている。
リクライニング装置20の外殻は、ラチェット22、ガイド基板25、およびプレート状基板27によって構成される。ラチェット22は、その一端部(上端部)において両側面に貫通した二個の取付け孔23を備え、他端部(下端部)において、同じく両側面に貫通した一個の大径の開口部24を備えている。この開口部24の内周には、内歯24aが周方向へ連続して形成されている。この内歯24aは、ラチェット22の板厚のほぼ半分の領域に形成されており、板厚の残り半分の領域は歯のない摺接面24bとなっている。この摺接面24bの径は、内歯24aの各歯先を結ぶことで描かれる仮想円の径よりも小さく設定されている(図3)。
ガイド基板25およびプレート状基板27は、互いにほぼ同径の円盤状をしている。ただし、ガイド基板25はプレスもしくは冷間鍛造による成形品であり、プレート状基板27は打ち抜きプレスによる成形品である。これらの両基板25,27は、ラチェット22を挟んで開口部24の両側に配置され、かつ、後で説明するような手段によって互いに連結される。つまり、これらの両基板25,27は、本発明の「支持部材」に相当する。なお、両基板25,27の中心には、それぞれの軸孔25a,27aが個々の両側面に貫通して形成されている。
図5は、両基板25,27(支持部材)のみを表した斜視図である。この図面からも明らかなように、ガイド基板25は、その外周寄りの箇所において外側面から突出する複数個(4個)の凸部25bを備えている。これらの凸部25bは、ガイド基板25の内側面では凹形状になっている(図3,4)。また、ガイド基板25は、その内側面から突出する複数個(4個)のガイド部25cを備えている。これらのガイド部25cは、個々に扇状の平面形状をしている。そして、各ガイド部25cにより、ガイド基板25の中心で交差して縦横に延びる溝が構成され、この溝に、後で説明するようにポール30が配置される。
ガイド基板25の各ガイド部25cは、個々の外周寄りの円弧部からプレート状基板27に向かって突出する連結部材26をそれぞれ備えている。一方、プレート状基板27には、各連結部材26の先端部を個別に挿通させることが可能な4個の貫通孔28を備えている。そこで、各連結部材26を、ラチェット22の開口部24を通じてプレート状基板27の各貫通孔28に挿通させ、かつ、各連結部材26の先端をプレート状基板27の外側面においてカシメ付ける(図3)。これにより、両基板25,27が、ラチェット22を挟んで、かつ、このラチェット22に対して相対的に回転できる状態で互いに連結される。
両基板25,27が連結された状態において、ラチェット22の開口部24内に位置している各連結部材26の円弧状の外側面は、開口部24内周の摺接面24bに接触している(図3)。これによってラチェット22の開口部24と、両基板25,27との径方向の位置が規制され、相互の芯出しが行われる。また、各連結部材26が開口部24の内歯24aに干渉することがないので、ラチェット22と両基板25,27との相対的な回転が円滑となる。このように各連結部材26は、開口部24の範囲内において、可能な限り両基板25,27の外周寄りに配置されている。
ラチェット22と両基板25,27とによって構成されたリクライニング装置20の外殻内には、図2,4で示す4個のポール30、回転カム40、操作アーム44、および図4で示す作動プレート46といった各構成部材が予め組み込まれている。これらの構成部材は、両基板25,27の軸孔25a,27a間に挿通される操作軸(図示省略)の軸上に、直接的に、あるいは間接的に支持される。また、ラチェット22は取付け孔23を利用してバックフレーム15に結合され、ガイド基板25は凸部25bを利用してクッションフレーム11に結合される(図3)。
各ポール30は、既に記載したようにガイド基板25の各ガイド部25cによって構成された縦横に延びる溝内に配置されている(図2)。各ポール30は、個々の頂部(径方向の外側に位置する部分)において、ラチェット22における開口部24の内歯24aに噛み合うことが可能な外歯30aを備えている(図2,4)。各ポール30は、その頂部とは反対側(組み付けた状態では径の内方側に位置する部分)において、左右一対の脚部30cと、両脚部30cのほぼ中間に位置する内側面30bとを備えている。各ポール30は、それぞれの側面から突出したカム突起31を備えている。これらのカム突起31は、後で説明するように作動プレート46と関連してロック解除(レリーズ)機能を果たす。また、各ポール30のうち、特定の1個(図2,4で上側に位置するポール)は、もう一つのカム突起32を備えている。このポールの両カム突起31,32は、さらに別の機能を果たすのであるが、本実施の形態では重要な機能ではないので、その説明は省略する。
回転カム40は、ほぼ円形状のプレートで、各ポール30の脚部30c側(リクライニング装置20の中心側に配置されている(図2)。この回転カム40は、その外周縁の4箇所において受承カム部40bを備えている。これらの受承カム部40bは、回転カム40の周方向に同一間隔で配置されている。回転カム40の中心には、操作アーム44が嵌まり合う中心孔40aが形成されている。
操作アーム44は、図2,4に示すようにボス部44aと、その外周部から外方へ突出するアーム部44bとを備えている。このボス部44a外周およびアーム部44bが、回転カム40の中心孔40aに回転伝達可能に嵌り合う(図2)。なお、ボス部44aの軸孔(角孔)に対しては、両基板25,27の軸孔25a,27a間に挿通される操作軸が回転伝達可能に貫通する。
作動プレート46は、図4で示すように円形状をしており、その中心部に操作軸が貫通する軸孔46aを備えている。この作動プレート46は、プレート状基板27側に配置される。また、作動プレート46は、周方向に一定間隔をもって配置された4個のカム孔46bを備えている。これらのカム孔46bは、作動プレート46の両面に貫通した窓形状をしている。これらのカム孔46bに対し、個々に対応するポール30のカム突起31が位置する。そして、作動プレート46は回転カム40と一体的に回転するように連結される。なお、各カム孔46bのうち、特定のポールの両カム突起31,32が位置する一つのカム孔の形状(孔の外方形状)は、他の3個の形状と異なる。
ガイド基板25の外側面には、リクライニング装置20の軸心上において図4で示すスパイラルスプリング48が組み付けられる。このスプリング48の内端部48aは方形状に巻かれ、ここに操作アーム44のボス部44aが挿入される。スプリング48の外端部48bは外方へ曲げられ、ガイド基板25に係合される。これにより、スプリング48は、ガイド基板25と操作アーム44との間でトーションバネとして機能する。
つづいて、リクライニング装置20の作動について簡単に説明する。
リクライニング装置20の操作軸を操作していないときは、回転カム40に対し、スパイラルスプリング48の弾性力が操作アーム44を通じて図2の反時計回り方向へ作用している。これにより、回転カム40は各受承カム部40bを各ポール30の脚部30cおよび内側面30bに当接させた回転角度に保たれている。この結果、各ポール30の外歯30aと、ラチェット22の内歯24aとの噛み合い状態が保持されている。この噛み合いにより、ラチェット22と両基板25,27との相対的な回転が規制されている。したがって、リクライニング装置20としては、シートクッション10に対するシートバック14の前後方向への傾倒を規制したロック状態に保持されている。
リクライニング装置20のロック状態を解除すべく、操作軸を操作して操作アーム44をスプリング48の弾性力に抗して図2の時計回り方向へ回転させると、これに連動して回転カム40が同じ方向へ所定量だけ回転する。これにより、回転カム40の各受承カム部40bと、各ポール30の脚部30cおよび内側面30bとの当接がそれぞれ外れる。その結果、回転カム40による各ポール30の保持が解除され、各ポール30は径方向に関してフリー状態になる。一方、作動プレート46と回転カム40とは、相互の凹凸による係合手段(図示省略)を通じて一体的に回転するので、各カム孔46bにおける外側の弧面により、各ポール30のカム突起31がリクライニング装置20の中心方向へ押される。このため、各ポール30の外歯30aがリクライニング装置20の内歯24aから離れて相互の噛み合いが解除され、リクライニング装置20がロック解除状態になる。
リクライニング装置20のロック解除状態では、ラチェット22と両基板25,27とが相対的に回転できる状態となり、シートクッション10に対してシートバック14を前後方向へ傾倒させることができる。このロック解除状態において、互いに一体的に回転する両基板25,27を連結している各連結部材26は、すでに説明したように、ガイド基板25と一体に形成され、かつ、それぞれの先端部がプレート状基板27に対してはカシメ付けられている。また、各連結部材26はラチェット22における開口部24の範囲内において、可能な限りリクライニング装置20の外周寄りに配置されている。これらのことから、両基板25,27間の結合強度ならびに芯出し精度が高められる。
仮に両基板25,27をスポット溶接などで連結しようとすると、既に説明したように両基板25,27の材質や板厚、その他の設計上の制約が多い。また、両基板25,27の外周寄りでスポット溶接を行う場合、ラチェット22の内歯24aや各ポール30の外歯30aに、溶接熱による熱変形などの悪影響が及ばないように配慮することが必要となる。これらの課題が、本実施の形態における両基板25,27の連結構造によって一挙に解消される。
(実施の形態2)
つづいて、本発明の実施の形態2を図6によって説明する。
図6は、実施の形態2の両基板25,27を表した斜視図である。この実施の形態2では、ガイド基板25と一体に形成されている各連結部材26が、その先端側において段差部26aを備えている。そして、各連結部材26は、個々の段差部26aよりも先端側の肉厚の薄い部分を、それぞれに対応するプレート状基板27の貫通孔28に挿通させてカシメ付けるようになっている。これにより、カシメ付けた後の両基板25,27間の寸法を、各連結部材26の段差部26aで管理することができる。
仮に両基板25,27間の寸法が大きすぎると、ラチェット22と両基板25,27との間において軸線に沿った方向へのがたつきが生じる。これとは逆に両基板25,27間の寸法が不足すると、ラチェット22と両基板25,27とが相対的に回転するときの摩擦抵抗が過大になる。これらの不具合が、段差部26aによる寸法管理によって解消される。
(実施の形態3)
つぎに、図7,8によって本発明の実施の形態3を説明する。
図7は、積層工法によって構成されるラチェット22を表した斜視図である。図8は、積層工法によって構成されるポール30を表した斜視図である。
図7で示すラチェット22においては、まず、同じ外形状で、かつ、個々に取付け孔23および開口部24が打ち抜かれた複数枚のプレート素材22Aをプレス成形する。個々のプレート素材22Aは、その肉厚が薄く、これらを複数枚(図7では7枚)積層してレーザー溶接などを利用して相互に結合する。これにより、本来の必要な板厚を有するラチェット22が得られる。なお、7枚のプレート素材22Aのうち、4枚のプレート素材22Aの開口部24内周には内歯24aが形成されており、残り3枚のプレート素材22Aの開口部24内周は摺接面24bとなる。
図8で示すポール30においても、同じ外形状で、個々に外歯30a、内側面30b、脚部30cを有する複数枚のプレート素材30Aをプレス成形する。また、カム突起31(カム突起32)についても、同じ形状をした複数枚のプレート素材31A(プレート素材32A)をプレス成形する。そして、図8では6枚のプレート素材30Aおよび4枚のプレート素材31A,32Aを積層してレーザー溶接などにより相互に結合することにより、本来の板厚を有するポール30が得られる。
このように、板厚の薄い素材をプレス成形する場合、内歯24aあるいは外歯30aが打ち抜かれるときのエッジ部の変形(いわゆるダレ)が抑えられる。また、板厚が薄いことから、プレス成形のための材質規制が緩和され、例えば成形後の熱処理を必要としない材料を選定することも可能となる。
なお、ラチェット22については、バックフレーム15にボルトなどによって結合されるので、それによっても各プレート素材22Aは積層状態に保たれる。したがって、各プレート素材22Aのレーザー溶接に際しては、これらのプレート素材22Aが互いにずれ動くのを抑える程度に接合すれば足りる。
以上は本発明の好ましい実施の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えば、連結部材26をガイド基板25とは別体に形成し、ガイド基板25に予め形成されている貫通孔に連結部材26を挿通して結合することも可能である。また、連結部材26にボルトを用い、その先端をプレート状基板27に挿通させて外側からナットを締め付ける構成とすれば、連結部材26のカシメ加工を省略することができる。
車両用シートの概略を表した側面図 リクライニング装置の内部を表した側面図 リクライニング装置の縦断面図 リクライニング装置を分解して表した斜視図 リクライニング装置の両支持部材のみを表した斜視図 リクライニング装置の両支持部材を表した斜視図(実施の形態2) 積層工法によって構成されるラチェットを表した斜視図(実施の形態3) 積層工法によって構成されるポールを表した斜視図(実施の形態3)
符号の説明
20 リクライニング装置
22 ラチェット
24 開口部
24a 内歯
25 ガイド基板(支持部材)
26 各連結部材
27 プレート状基板(支持部材)
30 ポール

Claims (4)

  1. 両側面にわたって貫通した円形の開口部を備え、この開口部の内周に内歯が形成されたラチェットと、このラチェットを挟んで開口部の両側に配置され、かつ、ラチェットに対して相対的に回転可能な状態で、互いに連結される一対の支持部材と、ラチェットの開口部と両支持部材とによって構成される空間内において、両支持部材の一方に対して一体的に回転し、かつ径方向へ摺動できるように収容されたポールとを備え、ポールを径方向へ摺動させてラチェットの内歯に噛み合わせることで、ラチェットと両支持部材との相対的な回転を規制し、噛み合いを解除することで、ラチェットと両支持部材との相対的な回転を可能とするリクライニング装置であって、前記両支持部材のいずれか一方に連結部材が設けられ、この連結部材がラチェットの開口部を通じて両支持部材の他方に結合されることで、両支持部材が互いに連結されているリクライニング装置。
  2. 請求項1に記載されたリクライニング装置であって、連結部材は、両支持部材のいずれか一方から他方に向けて突出させ、かつ、この連結部材の先端部を両支持部材の他方に形成されている貫通孔に挿通させてカシメ付けているリクライニング装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたリクライニング装置であって、連結部材は、両支持部材のいずれか一方に対し、ラチェット開口部の範囲内において、両支持部材の外周寄りに配置されているリクライニング装置。
  4. 請求項3に記載されたリクライニング装置であって、連結部材は、両支持部材のいずれか一方の内側面から一体に突出させているリクライニング装置。
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