JP2002278684A - 光電スイッチ - Google Patents
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
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- Control Of El Displays (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Abstract
ンで数多くの機能を使いこなすことのできる光電スイッ
チを提供する。 【解決手段】 基本表示画面である「受光量及び/又は
しきい値関連表示」モードから、第2群の項目を表示す
る第2表示画面である「動作機能設定」モードへの移行
の途中で、「Easy」又は「Pro」の何れかをユー
ザに選択させる選択画面が表示され、この選択画面で、
ユーザが「Easy」又は「Pro」のいずれか一方を
選択してこれを設定する。「Pro」モードでは、全て
の機能に関する設定項目を表示するが、「Easy」モ
ードは基本的な項目だけを表示する。基本表示画面は、
全ての項目を表示する全表示(Full)モードと、一
部の項目を表示する部分表示(Std)モードとに切り
替え可能である。
Description
関し、特に表示手段を備えた光電スイッチに関する。
程などで、検出物の有無を検出するのに用いられる。工
業製品の小型化あるいは製造コストの削減、品質向上な
ど、製造現場への要求は、年々厳しさを増している。こ
のような環境で、各種センサ又はスイッチに要求される
性能も高くなり、また、高機能化の要求も強くなってい
る。また、省スペースの要請は、光電スイッチにも波及
するものであり、一層の小型化が常に要請されている。
えたものが知られており、この種の光電スイッチにあっ
ては、例えばしきい値を表示させながらスイッチ又はボ
タンを押して、設定しきい値を微調整できるようになっ
ている。
調整を行うのに、これに関する情報を表示させるには、
ボタン又はスイッチを操作する回数が増大することにな
る。この問題は、小型化により隣接するボタン又はスイ
ッチの間隔が狭くなると、誤操作の問題が常に付きまと
い、一度、誤操作してしまうと、最初からやり直しとい
うことで、何回もボタン又はスイッチを反復的に押して
初期画面に戻り、更に、何回もボタン又はスイッチを押
して問題の画面表示に戻らなければならないという、極
めて煩わしい作業をユーザに強いることになる。
チ又はボタンで数多くの機能を使いこなすことのできる
光電スイッチを提供することにある。本発明の他の目的
は、多機能化に伴って表示しながら調整するのに、ボタ
ン又はスイッチの押す回数を減らすことのできる光電ス
イッチを提供することにある。本発明の別の目的は、多
機能な光電スイッチであっても、設定に関する操作の上
では、使用頻度の高い機能に限定した光電スイッチであ
るかのようにユーザに思わせることのできる光電スイッ
チを提供することにある。本発明の他の目的は、光電ス
イッチの扱いに馴れたユーザであっても馴れていないユ
ーザであっても、幅広いユーザに対して使い易い、多機
能な光電スイッチを提供することにある。
発明によれば、典型的には、表示部を備えた多機能の光
電スイッチであって、該光電スイッチに関する情報を前
記表示部に表示可能であると共に表示された内容を変更
又は調整することのできる光電スイッチにおいて、前記
表示部に表示する情報のうち、しきい値に関連した複数
の項目を含む第1群の表示を行う第1表示画面と、前記
表示部に表示する情報のうち、前記光電スイッチの機能
に関連した複数の項目を含む第2群の表示を行う第2表
示画面とを含み、所定のキー又はスイッチを操作するこ
とにより前記第1表示画面から前記第2表示画面へ切り
替え可能であり、前記第2表示画面が、第2群の表示項
目のうち一部の表示項目に限定して表示する第1モード
と、前記第2群の表示項目の全てを表示する第2モード
とに選択可能であることを特徴とする光電スイッチを提
供することにより達成される。
は、例えば、前記第1表示画面が、前記第1群の表示項
目の一部の表示項目に限定して表示する部分表示モード
と、前記第1群の表示項目の全てを表示する全表示モー
ドとに選択可能であることが好ましい。
第1モード又は第2モードを選択することができる。第
1モードを選択したときには、光電スイッチの機能の関
連した一部の表示項目だけが表示されることになる。こ
の第1モードで表示する項目としては、光電スイッチの
動作に関連した基本的な設定に関する項目及び/又は使
用頻度が比較的高い項目であるのがよい。
ての項目を表示させることもできるし、その一方で限定
した項目だけを表示させることができる。したがって、
例えば一般的なユーザは、制限した項目だけを表示させ
るようにすれば、光電スイッチは特別に設定する必要の
ない項目を表示することなく、限定的な機能しか備えて
いない光電スイッチと同等のそれほど煩わしくない操作
で、検出環境に見合った設定を完了することができる。
光電スイッチを使いこなすことのできるユーザであれ
ば、光電スイッチの表示部に全ての項目を表示させるこ
とで、多機能な光電スイッチの全ての機能を任意に設定
又は調整することができる。
ましい実施例を詳しく説明する。図1、図2は、第1実
施例の光電スイッチを示すものであり、図1は光電スイ
ッチの斜視図であり、図2は、その平面図である。図示
の光電スイッチ100は、検出物に光を当ててその反射
光を受光する形式のいわゆる反射型光電スイッチであ
る。また、この光電スイッチ100は、増幅器やCPU
などを組み込んだ本体に発光素子と受光素子を配置した
一体型の光電スイッチである。
いボックス状のケーシング11を有し、ケーシング11
の内部には、発光素子12と受光素子13(図3参照)
とが設けられ、この両素子12、13に臨む光ファイバ
14、15がケーシング11の一端面から外部に延出し
ている。光電スイッチ100への電源供給及び出力は、
ケーシング11の他端面から延出するケーブル16(図
1)を通じて行われる。
右又は横並びに隣接して配置された第1、第2の表示部
17、18が設けられている。この第1、第2の表示部
17、18は、共に、前後又は横並びに隣接して配置さ
れた4つのセクションを有し、各セクションは7セグメ
ントLEDで構成されている。すなわち、第1、第2の
表示部17、18は、数字及び/又はアルファベット文
字を横並びに4つ表示することができる。従って、例え
ば第1、第2の表示部17、18で数値を表示するとき
には、4桁の数値を表示することが可能である。7セグ
メントLEDは、これを1色LEDで構成してもよく、
また、2色LEDで構成してもよい。また、第1、第2
の表示部17、18は、白黒又はカラー液晶(LCD)
で構成されてもよい。
出力論理スイッチ19と、出力オン/オフ−インジケー
タ20と、スイング式のしきい値調整スイッチ又は上下
キースイッチ21と、しきい値設定又はしきい値セット
キースイッチ22と、表示モード切り替えキースイッチ
23(以下、Mキーという)とを有し、このケーシング
11の上面11aは、その他端にピボット軸を介して取
り付けられた片開き式の蓋24(図1)を有し、この蓋
24によって上面11aを覆うことができる。
光量としきい値の関係から、検出物の有無を検出し、出
力する状態を示す時に点灯又は消灯する。また、その点
灯や消灯と出力状態との関係の論理(オン時に点灯又は
消灯)は出力論理スイッチ19により変更できる。
は、しきい値を自動的に設定するのに用いられる。すな
わち、検出物T(図3参照)を検出エリアに配置した状
態で、しきい値設定キースイッチ22を押し、次いで、
検出エリアから検出物Tを取り除いた状態で、しきい値
設定キースイッチ22を再び押すと、検出物Tが存在し
ているときの受光量と、検出物Tを取り除いたときの受
光量との間の値がしきい値として自動的に設定される。
この設定しきい値は、後に詳しく説明するように、第1
表示部17又は第2表示部18に表示される。Mキー2
3は、後に詳しく説明するように、第1、第2の表示部
17、18の表示画面の切り替え及び表示項目の変更な
どに用いられる。
示すブロック図である。光電スイッチ100は、例えば
光ダイオードなどからなる発光素子12を発光させるた
めの駆動回路30と、モニタ用の光ダイオード31とを
有し、また、光ダイオードなどからなる受光素子13に
接続された受光回路32と、この受光回路32からの出
力信号をA/D変換するA/D変換器33と、第1、第
2の表示部17、18を制御するゲートアレイ又は制御
回路34と、この制御回路34からの信号を外部に送出
する出力回路35とを有し、先に説明したしきい値調整
スイッチやモード切り替えキースイッチなど各種スイッ
チ21〜23を含む操作部36からの信号は制御回路3
4に入力される。
光素子13が獲得した受光量をしきい値と比較し、その
大小によって検出物Tの有無を検出し、その結果を出力
するものである。例えば、受光素子13が獲得した現在
の受光量と、検出物Tの有無を検出するために設定され
ているしきい値は、上述した第1、第2の表示部17、
18に表示される。現在の受光量を左側の第1表示部1
7に表示するか右側の第2表示部18に表示するかは任
意である。すなわち、左右の表示部17、18のいずれ
か一方に現在の受光量が表示され、他方にしきい値が表
示される。この実施例では、左側の第1表示部17にし
きい値を表示し、右側の第2表示部18に現在の受光量
を表示するようになっている。
スプレーに表示する情報は、大別すると次のとおりであ
る。 (A)受光量及び/又はしきい値関連 (B)動作状態の確認 (C)各種設定事項やパラメータつまり動作機能設定 (D)ディスプレー関係
に関する表示項目 現在の受光量の数値表示 しきい値の数値表示 余裕度のパーセント(%)表示 余裕度とは、しきい値に対する現在の受光量の相対値で
あり、次の式で表すことができる。 余裕度=受光量/しきい値
ト(%)表示
目 動作モードの確認 動作モードとは、実施例の光電スイッチ100で設定可
能な複数の動作又は能力に関するものであり、最適な検
出距離などによって複数の動作モードの中から一つの動
作モードを設定できるようになっている。この動作モー
ドについては、後に詳しく説明する。 タイマモードの確認 タイマモードについては、後に説明する。
動作モードから一つの動作モードを選択して使用するこ
とにより、検出環境に適合した能力で使用できるように
なっている。
タイマ値設定 タイマモードがOFFされると、光電スイッチ100が
検出物Tの存在を検出すると直ちに検出信号を出力し、
検出物Tの存在を検出している間、検出信号を出力し続
ける。これに対して、タイマモードをONすると、検出
物Tの存在を検出した後、設定した遅延時間が経過した
後に、ON信号を出力するか、又は、検出物Tの存在が
無くなったことを検出した後、設定した遅延時間が経過
した後に、OFF信号を出力する。この遅延時間(タイ
マ値)についても任意に設定することができる。
替えは、ワンショット制御を含む。ワンショット制御と
は、例えば検出物Tを検出した際、この検出物Tを検出
している期間に影響されず、検出に対応して一度だけ生
成されるON信号の立ち上がりから一定時間ON信号を
出力するものである。具体的には、検出物Tが微小物体
で実際の検出時間が短い際に、ON信号をそれよりも長
い時間に設定したい場合や、逆に実際の検出時間が長い
場合に、それよりも短いON信号出力時間を設定したい
場合に使用される。また、このON信号出力時間の長さ
はタイマ値として任意に設定することができる。
のオン/オフ切り替え ここに、APC機能とは、既知のように、発光素子12
の発光量を一定に維持するための機能であり、オンする
とAPC機能が働き、オフするとAPC機能がキャンセ
ルされる。 微分モードの切り替え この微分モードをオンすると、デジタル処理により、受
光量の微分波形が出力される。この微分モードは、検出
物Tの通過の際の信号の立ち上がり又は立ち下がりの検
出つまりエッジ検出などに用いられる。 基本表示画面である「しきい値関連表示」モードでの
表示モードの設定 光電スイッチ100にあっては、「しきい値関連表示」
に関する一部の項目だけを表示する部分表示モード
(「Std」モード)と、全ての項目を表示する全表示
モード(「Full」モード)とに選択可能である。
第1段階は、これを「ハーフ(Half)」モードと呼ぶ
が、数値などが単に例えば赤又は緑の小さなランプ状の
表示形態に変り、何らかのキーを押すと、通常の表示つ
まり数値又は文字に戻る。第2段階は、これを「オール
(All)」モードと呼ぶが、数値などが完全に消灯して
何らかのキーを押すと通常の表示に戻る。 表示値シフト切り替え 受光量の表示において、その数値をシフトさせるもので
ある。表示値シフト切り替えをオフすると、実際の受光
量に対応する数値が表示されるが、オンすると、ユーザ
が任意に設定した数値分だけ実際の数値よりも大きい又
は小さい数値が表示される。例えば、光電スイッチを4
つ並べて配置したときに、各光電スイッチ事に受光量の
表示が異なるような場合に、視覚的に、表示される数値
を統一するときに用いられる。
り、光電スイッチが益々多機能化すれば、これに伴って
表示すべき情報として別の項目が追加されることになる
であろうし、設計する光電スイッチの付加的な機能に応
じて表示項目が変更されるのは勿論である。
17、18での情報表示に関し、その概要は次のとおり
である。
てある。基本表示画面に表示される第1の情報群は、
(A)「受光量及び/又はしきい値関連」の項目と
(B)「動作状態の確認」の項目とからなる。第2の情
報群は、(C)「各種設定事項やパラメータ」に関する
項目と(D)「ディスプレー関連」の項目からなる。
してもよく、上記(A)〜(D)の項目をそのまま4つ
の群として大別するようにしてもよい。また、(A)〜
(D)に列挙した項目を別の視点から分類分けするよう
にしてもよい。
うち、ユーザの使用頻度や必要性の度合いなどを考慮に
入れて、特に使用頻度や必要性の度合いの高い項目だけ
を表示する部分表示モード(「Std」モード)と、全
ての項目を表示する全表示モード(「Full」モー
ド)とを択一的にユーザが選択できるようになってい
る。
能設定」及び「ディスプレー関連」に関するものである
が、この第2情報群に含まれる項目の中から、光電スイ
ッチ100の基本的な設定に関するもの又はユーザの使
用頻度や必要性の度合いの高い項目だけを表示する部分
表示モード(「Easy」モード)と、全ての項目を表
示する全表示モード(「Pro」モード)とを択一的に
ユーザが選択できるようになっている。勿論、動作機能
設定に関する項目とディスプレー関連の項目とを分け
て、動作機能設定に関する項目の一部を表示する第1の
モードと、動作機能設定に関する項目の全てを表示する
第2のモードと、ディスプレー関連の項目を表示する第
3のモードの3つモードに分類し、ユーザがその目的に
応じて選択できるようにしてもよい。このような分類分
けは、通常の使用状態で必要な設定項目であるか、特別
な使用状態で必要とされる設定項目であるかによって行
うようにしてもよい。
17、18での表示に関する操作については、モード切
り替えキースイッチ(Mキー)23を例えば3秒間以上
押し続ける(以下、「長押し」という)ことによって、
第1群の項目を表示する基本表示画面(「受光量及び/
又はしきい値関連表示」モード)から、第2群の項目を
表示する第2表示画面(「動作機能設定」モード)へジ
ャンプつまり移行する。すなわち、Mキー23を長押し
することを条件に、第1群の項目を表示する基本表示画
面から、第2群の項目を表示する第2表示画面へ移行す
る。勿論、この表示群の切り替えに関し、別途、そのた
めの専用のキー又はスイッチを用意するようにしてもよ
いし、光電スイッチ100に含まれる別のスイッチに、
この表示群の切り替えの機能を付加するようにしてもよ
い。また、2つのキー又はスイッチを同時に押すことに
より、基本表示画面から第2表示画面へ移行するように
してもよい。なお、上述したように3以上の表示群に大
別したとき、例えば第1群〜第3群の3つに大別したと
きには、Mキー23の長押しにより、第1群の表示画面
から第2群の表示画面及び第2群の表示画面から第3群
の表示画面へジャンプつまり移行するようにすればよ
い。
きい値関連表示」モードに関し、「Std」モードと
「Full」モードとの切り替えメニューは、これに関
する項目を基本表示画面の中に設けて、この基本表示画
面の中で、ユーザが「Std」モード又は「Full」
モードの選択できるようにしてもよい。
定」モードに関し、「Easy」モードと「Pro」モ
ードとの切り替えは、基本表示画面から第2表示画面に
移行する途中で行うようにしてもよく、また、第2表示
画面の中で、先ず実質的に「Easy」モードで表示す
る項目の一連のディスプレイを完了した後で、次に、実
質的に「Pro」モードで表示する項目へ進むか、又は
第2表示画面の表示を完了して基本表示画面へ戻るか、
をユーザに選択させるようにしてもよい。
レーに関する幾つかの具体例を説明する。第1実施例(図4〜図15) 図4は、光電スイッチ100でのディスプレーに関する
第1の例の概要を示す。第1群の項目を表示する基本表
示画面である「受光量及び/又はしきい値関連表示」モ
ードから、第2群の項目を表示する第2表示画面である
「動作機能設定」モードへの移行は、Mキー23を継続
的に3秒以上の押し続ける「長押し」により行うことが
できるが、その途中で、「Easy」又は「Pro」の
何れかをユーザに選択させる選択画面が表示され、この
選択画面で、ユーザが「Easy」又は「Pro」のい
ずれか一方を選択してこれを設定することにより、第2
表示画面での表示モードが設定される。この「Eas
y」又は「Pro」の選択つまりメニューの切り替え
は、上下キースイッチ21を操作することにより行うこ
とができ、次いで、Mキー23を、比較的短い時間押す
ことにより、選択されたモードの設定が行われると共に
第2表示画面である「動作機能設定」モードに移行す
る。そして、この第2表示画面での表示は、選択された
「Easy」又は「Pro」モードで実行される。
表示」モード(基本表示画面)(図5) 基本表示画面での表示は、(A)「受光量及び/又はし
きい値関連」及び(B)「動作状態の確認」の項目を含
む。
画面(「受光量及び/又はしきい値関連表示」モード)
のフローを示す。「受光量及び/又はしきい値関連表
示」モードの初期画面である第1画面(「しきい値(数
値)」&「現在の受光量(数値)」)は、Mキー23を
比較的短い時間押すことによって、しきい値に関連した
第2〜第5の画面に順次切り替わり、更に、Mキー23
を比較的短い時間押すと、動作モードなどの現在の設定
状態を示す第6画面に変わり、更に、Mキー23を比較
的短い時間押すと、第1画面に戻る。つまり、基本表示
画面の「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードで
は、Mキー23を反復的に押すことによって、第1画面
から、順次、第2〜第6の画面に切り替わり、再び第1
画面に戻る全表示のループ又はサイクルを形成する。
ーは、図5に破線で示されている。図5から理解できる
ように、この「Std」モードでは、Mキー23を比較
的短い時間押すと、初期画面である第1画面から第2画
面に切り替わり、次いで、第2画面から第6画面に切り
替わり、更に、Mキー23を比較的短い時間押すと、第
1画面に戻る。すなわち、「Std」モードでは、Mキ
ー23を押すことによって、第1画面から第2画面に切
り替わり、更にMキー23を押すことによって、第3〜
5画面を経由することなく、この第3〜5画面をバイパ
スして第6画面に移行し、この第6画面から再び第1画
面に戻る部分表示のループ又はサイクルを形成する。
れ、第2表示部18に現在の受光量(現在値)が数値表
示される。
れ、第2表示部18に現在の受光量が数値表示される。
ここに、余裕度とは、先に説明したように、しきい値に
対する現在の受光量の相対値である。
パーセントで表示していることを明示するために、第2
画面での第1表示部17には、数値に次に、パーセント
を意味する「P」の文字が付記される。
示され、第2表示部18に現在の受光量が数値表示され
る。第1表示部17でのバー形式の余裕度表示に関し、
図6に示すように、4つの7セグメント71〜74のう
ち、これを左右に2つに分けて、右側の2つの7セグメ
ント71、72については、下部(又は上部)に位置す
る4本の縦セグメント71a、71b、72a、72b
を用い、左側の2つの7セグメント73、74について
は、上部(又は下部)に位置する4本の縦セグメント7
3a、73b、74a、74bを用いてバー表示が行わ
れる。
右側の縦セグメント73aから始まって、余裕度が増加
するに従って、順次左側に位置する縦セグメントを発光
させることにより、余裕度の大小を知ることができる。
また、途中からつまり中間部分の2つの7セグメント7
2、73のうち、右側の7セグメント72の左に位置す
る縦セグメント72bと、左側の7セグメント73の右
に位置する縦セグメント73aとが上下に離れているこ
とから、この間にしきい値が存在していることをユーザ
は認識することになる。すなわち、右側の2つの7セグ
メント71、72の下部の縦セグメントと、左側の2つ
の7セグメント73、74の上部の縦セグメントを用い
ることで、余裕度を示すバーが右から左に向けて延びる
途中で段差が現れ、この段差がしきい値のレベルである
ことをユーザに教えることができる。
%に設定した場合、4つの7セグメント71〜74(4
桁表示)に含まれる上部及び下部の縦セグメントは、夫
々、8本が横並びに配置していることから、右から4本
目の縦セグメント72bと、右から5本目の縦セグメン
ト73aとの間にしきい値レベルを設定すれば、このし
きい値レベルを挟んで、プラス/マイナス20%の範囲
で余裕度を示すことができる。
に向けて余裕度が大きくなるように表示してもよく、ま
た、4つの7セグメント71〜74に制限されず、例え
ば5つの5セグメント(5桁表示)であってもよい。ま
た、しきい値レベルから左側に位置する7セグメント7
3、74の下部に位置する縦セグメント、右側に位置す
る7セグメント71、72の上部に位置する縦セグメン
トを用いてバー表示を行うようにしてもよい。
が、夫々、第1表示部17と第2表示部18とに表示さ
れる。図示の第4画面において、左側の第1表示部17
の「PhLd」はPeak Holdの略記つまり最大値を意味
するであり、一方、右側の第2表示部18の「bhL
d」はBottom Holdの略記つまり最小値を意味する。
7、18に「PhLd」、「bhLd」の文字が0.25秒
間だけ表示された後、次いで、自動的に、表示が切り替
わり、左側の第1表示部17に最大値の数値が表示さ
れ、右側の第2表示部18に最小値の数値が表示され、
この数値表示を1秒間継続した後、自動的に、「PhL
d」、「bhLd」の文字表示に戻り、以後、これが反
復される。
した数値が第1表示部17及び第2表示部18に表示さ
れる。ここに最大値の余裕度は、次の式で表される。最
大値の余裕度=最大値/しきい値
る。最小値の余裕度=最小値/しきい値
いても、先ず、第1、第2表示部17、18に「PhL
d」、「bhLd」の文字が0.25秒間だけ表示された
後、次いで、自動的に、表示が切り替わり、第1表示部
17に最大値の余裕度(%)の数値が表示され、第2表
示部18に最小値の余裕度(%)の数値が表示され、こ
の数値表示を1秒間継続した後、自動的に、「PhL
d」、「bhLd」の文字表示に戻り、以後、これが反
復される。なお、第1、第2表示部17、18の最大
値、最小値に関する余裕度の数値がパーセントで表示し
ていることを明示するために、この第5画面での数値表
示には、余裕度を示す数値の次に、パーセントを意味す
る「P」の文字が付記される。
て、スイング式しきい値調整スイッチつまり上下キース
イッチ21をアップ又はダウン方向に操作することによ
り、設定されているしきい値を調整することができ、こ
の上下キースイッチ21の操作を止めた時点のしきい値
が新たなしきい値として設定される。ここに、第3〜第
5の画面で上下キースイッチ21の操作を開始すると、
瞬時に第1画面に自動的に切り替わり、この上下キース
イッチ21を操作している間、第1画面が維持され、キ
ースイッチ21の操作を止めると、元の第3〜第5の画
面に戻る。
行われる。光電スイッチ100の動作モードを確認する
ための図示の第6画面にあっては、左側の第1表示部1
7の「Lon」は、Light-ONの略記であり、入光時に光
電スイッチがONすることを意味する。また、右側の第
2表示部18の表示文字「FInE」が、現在設定され
ている動作モードを示している。
われる。図示の第6画面で、左側の第1表示部17の
「on−d」は、光電スイッチ100が受光を検知して
から、外部機器にON信号を送出するまでの遅延時間が
設定されていることを意味する。つまり光電スイッチ1
00が受光を検出した時から外部機器へ出力信号を送出
するまで遅延時間を設定してあることを意味する。この
遅延時間は、右側の第2表示部18に数値表示される。
このタイマモードの設定については後に詳しく説明す
る。
を示す表示を1.5秒間行い、次いで、タイマ設定の有
無を示す表示を1.5秒間行って、再び動作モードの設
定状態を示す表示に戻り、以後、これが反復される。
比較的短い時間押すことにより、順次切り替わり、第6
画面から第1画面に戻って、以後、これが反復される。
り変わりは、「Full」モードが設定されているとき
であり、「Std」モードが設定されているときには、
第2画面から第6画面に移行する。つまり、「Std」
モードでは、第3〜第5画面への移行がキャンセルされ
る。
表示」モードでの表示項目の切り替えに関するフローを
示す。いま、第1、第2の表示部17、18の表示が、
第1画面(しきい値&現在の受光量)であるとして(ス
テップS1)、Mキー23を比較的短い時間押すと、ス
テップS2からステップS3に移行して、第2画面(余
裕度の%表示&現在の受光量)に切り替わる。更に、こ
の第2画面において、Mキー23を押すと、ステップS
4からステップS5に移行して、この受光量及び/又は
しきい値関連表示に関する「Std」モードが設定され
ているかの判定が行われ、YES(設定が「Std」モ
ード)であれば、ステップS6〜S11の工程に進むの
をキャンセルして、ステップS12の動作モードの表示
に移行する。他方、ステップS5でNO(設定が「Fu
ll」モード)であれば、ステップS6に移行して余裕
度のバー表示などが行われる。
Mキー22を長押しすると、先に説明した「Easy」
又は「Pro」を選択するための選択画面に切り替わる
(図4)。
を「Easy」モードで実行するか、又は、「Pro」
モードで実行するかをユーザに選択させるための選択画
面を示す。また、図9、図10は、「Easy」又は
「Pro」の選択に関連したフローの概要を示す。図9
は「Full」モードに関連し、図10は「Std」モ
ードに関連した図である。これら図9、図10から理解
できるように、「受光量及び/又はしきい値関連表示」
モードでは、表示されている画面が第1〜第6のいずれ
の画面であっても、Mキー22を長押しすることによ
り、「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードを完
了させて、光電スイッチ100の動作モードの選択工程
(図8)に入ることができる。
選択に関連した詳細なフローチャートである。この図1
1を参照して、基本表示画面(図5参照)における第1
〜第6画面のいずれかの表示モードで、Mキー22を長
押しする(ステップS20)と、この基本表示画面であ
る「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードが終了
して、光電スイッチ100の動作モードの選択工程に入
り、左側の第1表示部17に「Easy」の文字が表示
される(ステップS21、図8)。
イッチ21を押すことにより、「Pro」の文字に変わ
る(図8参照)。ユーザは、第1表示部17に「Eas
y」の文字が表示されているときにMキー23を比較的
短い時間押すことにより(ステップS22)、「Eas
y」モードを設定することができ、第2表示画面である
「動作機能設定」モードに入る(ステップS23)。こ
の「Easy」モードでは、図12に示すフローで各項
目が表示される。
が表示されているときにMキー23を比較的短い時間押
すことにより(ステップS22)、「Pro」モードを
設定することができ、「動作機能設定」モードに入る
(ステップS24)。この「Pro」モードでは、図1
5に示すフローで各項目が表示される。
5) 図15は、光電スイッチ100が備える機能に関連した
全ての項目を表示する「Pro」モードでの表示項目及
びフローを示す。
り、次の順序で表示が切り替わる。 (1)動作モードの切り替え (2)タイマモードの切り替え及びタイマ値設定 (3)APC機能のON/OFF切り替え (4)微分モードの切り替え (5)ディスプレーモード、つまり「受光量及び/又は
しきい値関連表示」モードでの表示モードの切り替え
(「Std」又は「Full」) (6)エコノミーモードの切り替え (7)表示値シフトの切り替え及びシフト量の設定
ドとしてファインモードを有し、これに加えて更に5つ
の動作モードを有する。すなわち、付加的な動作モード
として、ターボモード、スーパーターボモード、ウルト
ラターボモード、ハイスピードモード、スーパーファイ
ンモードを有する。
であり、検出距離つまり発光素子12から検出物Tまで
の距離が、例えば或るファイバセンサヘッド装着時、1
00mmで最適能力を発揮するように光電スイッチの発
光量が設定されている。このファインモードは、例えば
ベアリングの刻印の有無を検出するのに適している。微
小な刻印の有無による僅かな光量変化を的確に判別する
ことができる。
なっており、検出距離が200mmのときに最適能力を
発揮するように発光量が設定されている。このターボモ
ードは、例えば台紙上のシールの検出するのに適してい
る。
る設定になっており、検出距離が300mmのときに最
適能力を発揮するように発光量が設定されている。この
スーパーターボモードは、例えば発光素子又は発光素子
からの光を導くファイバ及び/又は受光素子又は受光素
子に光を導くファイバと検出物Tとを離間させた状態で
検出物Tの有無を検出するのに適している。
が増大する設定になっており、検出距離が400mmの
ときに最適能力を発揮するように発光量が設定されてい
る。このウルトラターボモードは、例えば、スーパータ
ーボよりも遠く離れた検出物Tの有無を検出する、或い
は、埃、汚れなどの多い悪環境下で検出物Tを検出する
際に用いるのに適している。
りも応答速度を高める設定になっており、比較的早く通
過する検出物Tを検出するのに適している。
ドとは異なり、光電スイッチの投光と受光の間隔を近づ
けても光量が飽和しないモードであり、微小物を透過型
の光電スイッチで検出するのに適している。
番目の表示項目である「動作モード切り替え」のメニュ
ーを示しており、上下キースイッチ21をアップ操作す
ることにより、第1表示部17に、順次右方向に表示さ
れるメニューの変遷を示す。上下キースイッチ21をダ
ウン操作することにより第1表示部17の表示は逆方向
(左方向)に順次変わる。
あるファインモードを意味する。「turb」はターボ
モードを意味する。「SuPr」はスーパーターボモー
ドを意味する。「ULtr」はウルトラターボモードを
意味する。「hSPd」はハイスピードモードを意味す
る。「SFIn」はスーパーファインモードを意味す
る。ユーザは、所望の動作モードが表示されたら、Mキ
ー22を比較的短い時間押すことにより、これを設定し
て、第2番目の「タイマ」モード切り替え表示項目に移
ることができる。ここで設定された動作モードは、基本
表示画面の中の第6画面で表示される(図5)。
の「Easy」モードでは、光電スイッチ100の基本
的な設定である上述の(1)動作モードの切り替え及び
(2)タイマモードの切り替え及びタイマ値設定に限定
して表示され、Mキー23を押すことにより、「動作モ
ードの切り替え」表示を「タイマモードの切り替え」表
示に変えることができ、更に、Mキー23を押すと、
「タイマモードの切り替え」表示から、基本表示画面で
ある「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードに戻
る。すなわち、「タイマモードの切り替え」表示のとき
に、Mキー23を押すと、「動作機能設定」モードを脱
出して、先に説明した基本表示画面である「受光量及び
/又はしきい値関連表示」モードに戻る。
ドの切り替え」表示に関し、ユーザが選択可能な動作モ
ードつまり選択可能なメニューがファインモード
(「FInE」)とターボモード(「turb」)と
スーパーターボモード(「SuPr」)の3種類の動
作モードに制限されており、この中からユーザが上下キ
ー21を操作して選択した後にMキー23を押すことに
より所望の動作モードを設定することができる。
一般的に使われる3つの動作モードに制限してあるが、
例えば、前回「Pro」モードで、「Easy」モード
では含まれていないスーパーファインモード(「SFI
n」)が選択された後で、この「Easy」モードに切
り替えられた場合には、「動作モードの切り替え」のメ
ニュー表示の中に[SFIn]を加えて、この「Eas
y」モードでも特別に現在設定されている動作モードを
表示するのが好ましい。この場合、特別に表示する「S
FIn」の文字を「動作モードの切り替え」表示の先頭
画面に設定して、「動作モードの切り替え」表示に入る
と同時に、現在設定されているスーパーファインモード
をユーザに認識させるのが最も好ましい。そして、ユー
ザが、「動作モードの切り替え」のメニュー表示の中か
ら、この本来「Easy」モードで選択可能な例えばス
ーパーターボモード(「SuPr」)を選択した場合に
は、次回に「Easy」モードに入ったときに、スーパ
ーファインモード(「SFIn」)がメニューから消失
させるのがよい。
し、これが例えばスーパーターボモード(「tur
b」)のように本来的に「Easy」モードで選択可能
な動作モードであるような場合であっても、「動作モー
ドの切り替え」表示に入ると同時に、現在設定されてい
る動作モードを先頭画面で表示するのが好ましい。これ
により、ユーザは、先頭画面の表示を見ることで、現在
設定されている動作モードを確認することができる。同
様のことが選択メニューを備えた表示項目にも言える。
すなわち、現在設定されている事項を先頭画面つまり初
期画面に表示させることで、ユーザは、この初期画面を
見ることで、現在設定されている内容を確認することが
できる。
モードの切り替え」表示に関するフローチャートであ
る。基本表示画面である「受光量及び/又はしきい値関
連表示」モードでMキー23の長押し(図9、図10)
があったことを検出すると(図13のステップS3
1)、「Easy」又は「Pro」の選択工程(図8)
に入る。この選択工程で、ユーザが上下キー21を操作
して「Pro」を選択した後でMキー23を押すと、ス
テップS32からステップS33に移行して、第2表示
画面である「動作機能設定」モードは「Pro」モード
で実行される(図15)。
ー21を操作して「Easy」を選択した後でMキー2
3を押すと、ステップS32からステップS34に進ん
で、現在設定されている動作モードの判定が行われる。
の中で設定可能な動作モードは、ファインモード(「F
InE」)、ターボモード(「turb」)、スーパー
ターボモード(「SuPr」」の三種類である。
作モードが、「Easy」モードで設定可能な三種類の
動作モードであると判定したときには、ステップS35
に進んで、第2表示画面である「動作機能設定」モード
を「Easy」モードで実行すると共に、「動作モード
の切り替え」の初期画面に現在設定されている動作モー
ドを表示する。
る動作モードが、「Easy」モードで設定可能な三種
類の動作モードではなく「Pro」モードだけで設定可
能な動作モードであると判定したときには、ステップS
36に進んで、第2表示画面である「動作機能設定」モ
ードを「Easy」モードで実行すると共に、「動作モ
ードの切り替え」の初期画面に現在設定されている動作
モードを意味する文字(例えば、「SFIn」)を表示
する。
示及び設定に関連した内容を説明するためのフローチャ
ートである。先の図13のフローチャートで説明した工
程が完了すると、図14のステップS41で「Eas
y」モードで「動作機能設定」モードが実行される(図
12)。「Easy」モードの初期画面では、「動作モ
ード切り替え」に関する項目が表示される。動作モード
の切り替えが必要で有れば、所望の動作モードを選択し
てMキー23を押すと、ステップS42からステップS
43に移行して、ディスプレーは「タイマモード切り替
え及びタイマ値設定」に関する項目に切り替わる(図1
2)。
定」での表示について説明すると、図12の「toF
F」は、タイマモード「オフ」を意味する。したがっ
て、この「toFF」を選択すると上述したタイマモー
ドに関する制御はキャンセルされ、光電スイッチ100
が検出物Tを検出すると直ちに検出信号を出力する。M
キー23を押すと、次の表示に切り替わる。
光電スイッチ100がオン信号を外部機器に送出すると
きの遅延時間に関することを表示するものであり、右側
の数字「40」は、設定されている遅延時間(秒)を表
示している。
で囲まれているが、この楕円は、「on−d」の文字が
点滅表示されることを意味しており、上下キー21をア
ップ又はダウン操作することにより他の表示に切り替わ
る又は数値を変更できることを視覚的に主張している。
このことは、図12に限らず他の図面でも同様であり、
これら図面において、第1又は第2の表示部17、18
に楕円が付加されているものは、点滅表示されることを
意味すると共に上下キー21をアップ又はダウン操作す
ることにより他の表示に切り替わる又は数値を変更でき
ることを視覚的に主張している。なお、このような表示
形式は、点滅表示に限られず、通常とは異なる色で表示
するなど、ユーザが目で識別可能な方法で、この種の主
張を行わせるようにしてもよい。
で、上下キー21をアップ操作すると、第1表示部17
は「offd」の文字に変わり、また、「Shot」の
文字に変わり、再び「on−d」に変わる。
フ信号を外部機器に送出するときの遅延時間に関するこ
とを表示するものであり、図示を省略したが、第2表示
部18には、遅延時間に相当する数字が表示される。
「Shot」は、上述したワンショット制御に関するこ
とを表示するものであり、図示を省略したが、第2表示
部18には、遅延時間に相当する数字が表示される。
あれば、図121から理解できるように、「offd」
が点滅表示されている状態でMキー23を押すことによ
り(図14のステップS44)、第2表示部18の数字
が点滅表示に切り替わる(ステップS45)。この状態
で、上下キー21を操作することにより、表示されてい
る数字を増減することができ(ステップS46)、所望
の数字が表示されたら上下キー21の操作を止めて、M
キー23を押すことにより(ステップS47)、表示さ
れている数字に対応する秒数だけ、光電スイッチ100
のオフ信号の出力を遅延させることができる。オフ信号
の遅延やワンショット信号の遅延についても、同様の操
作で設定することができる。
又は設定がMキー23を押すことで完了する(ステップ
S48)と、「Easy」モードによる「動作機能設
定」モードが完了して、基本表示画面(図5)に戻る。
設定に関する表示の一覧を示す。「Pro」モードで
は、動作モード切り替えから、Mキー23を押すことに
より、タイマモード切り替え、APC切り替え、微分モ
ード切り替え、基本画面である「受光量及び/又はしき
い値関連表示」モードでの表示モード切り替え、エコモ
ード切り替え、表示値シフト切り替えの各項目に切り替
わり、更に、Mキー23を押すことにより、この「動作
機能設定」モードが終了して、基本表示画面である「受
光量及び/又はしきい値関連表示」モード(図5)に戻
る。
ード切り替えやタイマモード切り替えなどの各表示項目
におけるメニューの選択及び数値の増減を、上下キー2
1を操作することにより行うのは「Easy」モードと
同じである。
ある表示値シフト切り替えについて説明すると、第1表
示部17の「ShFt」の文字は、「shift(シフト)」
の略記であり、現在、表示値シフト切り替えモードにあ
ることを示している。第2表示部18の「oFF」は、
表示値シフト切り替え制御のオフを意味し、Mキー23
を押すと、表示値シフト切り替え制御オフが設定され
て、受光量に関する表示値は実際の受光量に対応した数
値が基本表示画面である「受光量及び/又はしきい値関
連表示」モードで表示される(図5参照)。
第2表示部18が「on」の文字に切り替わる。この
「on」は、表示値シフト切り替え制御のオンを意味
し、この状態で、Mキー23を押すと、右側の第2表示
部18に、シフト後の受光量が数値表示される(図示の
例では「1224」)。他方、第1表示部17は、シフ
ト量(図示の例では「10」)が1秒間表示され、つい
で、「ShFt」の文字が0.25秒間表示され、以
後、これが繰り返される。
に表示される「ShFt」の文字とシフト量の数値とを
見つつ、右側の表示部18に表示されるシフト後の受光
量の数値を見て、適当なシフト量を設定することができ
る。上下キー21をアップ操作することによりシフト量
の数値を増大することができ、その結果は、右側の第2
表示部18に直ちに反映される。逆に、上下キー21を
ダウン操作することによりシフト量の数値を減少するこ
とができ、その結果は、右側の第2表示部18に直ちに
反映される。
「Easy」モードと「Pro」モードとの選択画面
(図8の第1表示部17)や動作モード切り替え画面
(図12、図15)、ディスプレー表示モード切り替え
画面(図15)など幾つかの選択肢から一つを選択して
これを設定するまでの表示に関し、前回選択した事項を
先頭画面つまり初期画面として表示するようにするのが
好ましい。例えば、図8において、前回「Pro」モー
ドを選択した場合には、次に、動作モード設定モードに
入ったら、「Pro」の文字が最初に表示されるように
するのがよい。
「Easy」モードに含まれる2つの項目、つまり、
動作モード切り替え及びタイマモード切り替え及びタ
イマ値設定で十分であり、この2つの項目に関する設定
で光電スイッチ100の基本的な動作を十分に確保する
ことができる。したがって、通常の使用態様であれば、
「Easy」モードを選択することで、不必要な項目の
表示無しに設定操作を完了することができる。このこと
は、部分的な表示を行う「Std」モードと全ての表示
を行う「Full」モードとを選択可能にした、基本表
示画面である「受光量及び/又はしきい値関連表示」モ
ードについても言える。
とで、表示項目を必要最小限に絞り込むことができ、こ
れにより設定操作に伴うMキー23の入力回数を大幅に
減らすことができる。換言すれば、通常の使用態様では
初期設定で十分な項目までもが表示され、誤って設定を
変えてしまう虞が無い。また、仮に「Easy」モード
の表示項目の中で、誤った設定を行ったとしても、この
誤設定の項目に戻るのに必要なMキー23の入力回数を
大幅に減じることができ、再設定のための煩雑さを解消
することができる。
o」モードを選択して自らにとって合理的なパラメータ
を設定すればよい。このようなユーザにとっては、光電
スイッチ100の全ての機能の設定が変更可能又は切り
替え可能であることが重要であり、光電スイッチ100
の取り扱いにも精通していることが多い。したがって、
誤った設定を行ってしまう虞は小さい。むしろ、「Pr
o」という文字表示を見せて、これを選択させること
で、これ以降の操作に注意を促すことができるため、マ
ンマシンインターフェースとしては好ましいものとな
る。
ードを選択した場合には、次に、動作モード設定モード
に入ったら「Pro」の文字が最初に表示されるように
する機能を含む場合には、この「Pro」の文字を呼び
出すために上下キー21を操作する必要がないため、M
キー23を押すだけで「Pro」モードに入ることがで
きるため、例えば、「Pro」モードで表示される項目
に誤設定をしてしまい、再度「Pro」モードに入らな
ければならない場合に、「Easy」モードとの選択工
程を設けたことによりキー又はスイッチ操作が煩雑にな
ってしまう、という問題の発生を回避することができ
る。
る第2の例の概要を示す。この第2の実施例では、上述
の第1実施例とは異なり、基本表示画面である「受光量
及び/又はしきい値関連表示」モードの中に、ディスプ
レーに関する「Std」モード又は「Full」モード
の選択工程を含む。
ドでの受光量及び/又はしきい値関連表示のフローを示
す。図18は、部分表示を行う「Std」モードでの受
光量及び/又はしきい値関連表示のフローを示す。この
基本表示画面での第1画面(しきい値の数値表示:現在
の受光量(現在値))から、現在設定されている動作モ
ードの表示などを行う第6画面は、上述した第1実施例
(図5)と同様である。
例にあっても、第1〜第5の全ての画面で、スイング式
しきい値調整スイッチつまり上下キースイッチ21を操
作することにより、設定されているしきい値を調整する
ことができ、この上下キースイッチ21の操作を止めた
時点のしきい値が新たなしきい値として設定される。
第2実施例にあっても、第3〜第5画面でキースイッチ
21の操作を開始すると、瞬時に第1画面に自動的に切
り替わり、このキースイッチ21を操作している間、第
1画面が維持され、キースイッチ21の操作を止める
と、元の第3〜第5画面に戻る。
解できるように、動作状態を表示する第6画面からMキ
ー23を比較的短い時間押すと、第7画面に移り、左側
の第1表示部17に「diSP」の文字が表示され、右
側の第2表示部18に「Std」などの文字が表示され
る。
に、「display」の略であり、しきい値値関連表示モー
ドでの表示方法を設定する意味を有する。この第7画面
で、ユーザが選択可能なメニューは3つである。すなわ
ち、第7画面には、(1)この「受光量及び/又はしき
い値関連表示」のうち制限された項目を表示する「St
d」モード選択メニューと(2)全ての項目を表示する
「Full」モード選択メニューとを含み、更に、
(3)ディスプレー機能設定モード(図20)への移行
(表示「Func」)を含む。
に「diSP」の文字が表示される。他方、右側の第1
表示部18は、上下キー21をアップ操作することによ
り、「Std」から順に「Full」、「Func」に
変化し、再び、「Std」に戻る。逆に、上下キー21
をダウン操作することにより、第2表示部17の表示内
容が、「Func」から「Full」へ、また、「Fu
ll」から「Std」へと逆に変化する。
が表示されているときにMキー23を比較的短い時間押
すことにより「Std」モードを設定することができ
る。これにより、「受光量及び/又はしきい値関連表
示」モードでのディスプレーは、「Std」モード(図
18、図19の左側のループ)に切り替わる。
字が表示されているときにMキー23を比較的短い時間
押すことにより「Full」モードを設定することがで
きる。これにより、「受光量及び/又はしきい値関連表
示」モードでのディスプレーは、全ての項目を表示する
「Full」モード(図17、図19の全体)になる。
字が表示されているときにMキー23を押すことによ
り、「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードから
離れて、図21に示す「ディスプレー機能設定」モード
に移る。ここに、「ディスプレー機能設定」モードへ移
行するためのMキー23の押し動作は、比較的短い時間
であってもよく、長押しであってもよい。
図21から理解できるように、(1)エコモード切り替
えと、(2)表示値シフト切り替えの2つの項目を有
し、Mキー23を押すと「エコモード切り替え」から
「表示値シフト切り替え」に移り、「表示値シフト切り
替え」でMキー23を押すと「受光量及び/又はしきい
値関連表示」モードに戻る。
いた「ディスプレー」が、この第2実施例にあっては
「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードに加えら
れているので、第2実施例の「Pro」モードから「デ
ィスプレー」項目が省かれている。同様に、第1実施例
で「Pro」モードに含まれていた「エコモード切り替
え」及び「表示値シフト切り替え」が、この第2実施例
にあっては、「受光量及び/又はしきい値関連表示」モ
ード及び「動作機能」モードとは別に、独立した「ディ
スプレー機能設定」モードで行うようになっていること
から、第2実施例の「Pro」モードから「エコモード
切り替え」及び「表示値シフト切り替え」項目が省かれ
ている。
ドから「ディスプレー」に関する項目を省いて、この
「ディスプレー」に関する項目を「Pro」モードから
切り離したため、「Pro」モードでの表示項目を削減
することができ、「Pro」モードでのキー又はスイッ
チの操作の煩雑さを低減することができる。また、「P
ro」モードを選択する程の光電スイッチ100に関す
る知識が無い者であっても、ディスプレーに関する設定
変更を行いたいときには、「Pro」モードから独立し
た別のループである「ディスプレー」モードに入ること
で、詳細な動作機能設定に関する「Pro」モードに入
ることなく、これを行うことができる。
例との比較で、第2表示画面である「動作機能設定」モ
ードにおいて、「Easy」モード又は「Pro」モー
ドという切り替え可能な表示群を有していない。この第
3実施例にあっては、「動作機能設定」モードにおい
て、先ず、使用頻度の多い表示項目を表示し、次いで、
比較的使用頻度の少ない表示項目の表示へ進むか、それ
とも、基本表示画面である「受光量及び/又はしきい値
関連表示」モードに戻るかをユーザが選択する工程を含
んでいる。以下の第3実施例の説明において、基本表示
画面である「受光量及び/又はしきい値関連表示」モー
ドに関しては、上述した第1実施例及び第2実施例と同
様であるので、この「受光量及び/又はしきい値関連表
示」モードに関する説明は省略する。
ローの概要を示す。例えば図23の「Std」モード
で、基本表示画面である「受光量及び/又はしきい値関
連表示」モードの何れかの項目を表示しているときにM
キー23を長押しすると、図22から理解できるよう
に、第2表示画面である「動作機能設定」モードに切り
替わる。この「動作機能設定」モードでは、先ず、単数
又は複数の使用頻度の高い項目(前述の「Easy」モ
ードと同じ項目)を順次表示するようになっている(M
キー23を押すと項目が順次切り替わる)。この使用頻
度の高い例えば2つの項目の表示が完了すると、第3番
目の表示項目に移り、この「動作機能設定」に関連する
更に他の項目の表示を選択するか、それとも基本表示画
面(「受光量及び/又はしきい値関連表示」モード)に
戻るかの選択メニューが表示される。
とを望むのであれば、「進む又は入る(Ent)」を選
択することにより、更なる項目の表示が行われる。他
方、これ以上の設定項目の表示が不要であれば、「進ま
ない(PASS)」を選択することで、この第2表示画
面である「動作機能設定」モードを完了し、これに伴
い、第1表示部17及び第2表示部18の表示は、基本
表示画面(「受光量及び/又はしきい値関連表示」モー
ド)に戻る。
設定」のフローを示す。また、図25は、その詳細なフ
ローを示す。Mキー23の長押しにより基本表示画面
(「受光量及び/又はしきい値関連表示」モード)から
第2表示画面(「動作機能設定」モード)に移行する
と、先ず、動作モード切り替えに関する表示が行われる
(ステップS51)。この動作モード切り替えに関して
は、先に説明したように、ユーザが上下キー21を操作
することにより6つのメニューを順次表示させて、所望
の動作モードが第1表示部17に表示されたときにMキ
ー21を押すことにより、この表示されている動作モー
ドを設定することができる。つまり、この第3実施例の
第2表示画面では、例えば第1実施例の「Pro」モー
ドと同様に、動作モード切り替えメニューは6種類用意
されている。
及び18の表示は、第2番目のタイマモード切り替え表
示に切り替わる(ステップS52)。このタイマモード
切り替え表示に関し、先に第1実施例で説明したよう
に、ユーザが上下キー21を使ってメニューや数値を変
化させて、所望のメニューや数値が表示されたときにM
キー21を押すことにより、この表示されている内容で
タイマに関する設定を行うことができる。
了すると、第3番目のファンクションモード切り替え画
面つまり更に進むか否かを選択するための画面表示に切
り替わる(ステップS53)。この表示は、図25に示
すように、左側の第1表示部17に「Func」の文字
が表示され、また、右側の第2表示部18に「PAS
S」の文字が表示される。この「PASS」の文字は、
動作機能設定モードから脱出することを意味する。第2
表示部18の「PASS」の文字は、上下キー21を操
作すると、「Ent」の文字に切り替わる。この「En
t」の文字は、動作機能設定モードを更に続けるという
意味である。
ているときに、Mキー23を押すと、第2表示画面
(「動作機能設定」モード)が終了し、基本表示画面
(「受光量及び/又はしきい値関連表示」モード)に戻
る。他方、第1表示部18に「Ent」が表示されてい
るときに、Mキー23を押すと、「動作機能設定」モー
ドが続行され、先の実施例で「Pro」モードとして説
明した例えばAPC切り替えなどの詳細な動作機能設定
項目の表示が行われる。
定」モードに関し、光電スイッチ100の基本動作に関
する項目又は使用頻度の高い項目を最初に表示して、特
別な設定項目の表示に入る前に、「Func」表示によ
り注意を促すことから、基本動作の設定だけで足りるユ
ーザであれば、この時点で「動作機能設定」モードから
脱出することで、それ以降の煩雑なキー又はスイッチ操
作を省くことができる。
「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードと、第2
表示画面である「動作機能設定」モードと、第3表示画
面である「ディスプレー関係設定」モードとに大別さ
れ、「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードでM
キー23を長押しすると、例示としての「Std」モー
ドの「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードを示
す図27及び図26から理解できるように、第2表示画
面である「動作機能設定」と第3表示画面である「ディ
スプレー関係設定」との選択工程に入る。
先に説明した「Easy」と「Pro」の選択肢を有す
る。したがって、ユーザは、「受光量及び/又はしきい
値関連表示」モードでMキー23を長押すると、「Ea
sy」、「Pro」、「ディスプレー関係設定」の中か
ら任意のメニューを選択することができる。
び/又はしきい値関連表示」モードでMキー23を長押
した後で最初に表示部17、18に現れる表示を示す。
第1表示部17には、先ず「Easy」の文字が現れ、
上下キー21をアップ操作することで第1表示部17に
「Pro」の文字が現れ、更に、上下キー21をアップ
操作することで第1表示部17に「diSP」の文字が
現れる。この「diSP」の文字は、「display」の略
であり、「ディスプレー関係設定」モードを意味する。
更に、上下キー21をアップ操作することで第1表示部
17は、「Easy」の文字表示に戻る。逆に、上下キ
ー21をダウン操作すると、上述した順とは逆方向に表
示内容が変化する。
示されているときにMキー23を押すと、第2表示画面
である「動作機能設定」モードの表示として「Eas
y」モードが選択される(図29)。この第4実施例で
の「Easy」モードは、先に第1実施例で説明したの
と実質的に同じであるので、図11の説明を参照された
い。
されているときにMキー23を押すと、第2表示画面で
ある「動作機能設定」モードの表示として「Pro」モ
ードが選択される(図29)。この第4実施例での「P
ro」モードは、先に第2実施例で説明したのと実質的
に同じであるので、図20の説明を参照されたい。
示されているときにMキー23を押すと、図31に示す
第3表示画面である「ディスプレー関係設定」モードに
移る。この「ディスプレー関係設定」モードでは、Mキ
ー23を押すことで、(1)基本表示画面である「受光
量及び/又はしきい値関連表示」モードにおける「St
d」又は「Full」の表示モードの選択、(2)エコ
モード切り替え、(3)表示値シフト切り替えの3つの
項目を表示し、更に、Mキー23を押すことで、基本表
示画面である「受光量及び/又はしきい値関連表示」モ
ードに戻る。
8を備えたデュアルモニタ式光電スイッチ100を例に
説明した。このデュアルモニタ式光電スイッチ100に
おいて、「受光量及び/又はしきい値関連表示」モード
において、如上のように、第2表示メニュー及び第4表
示メニューで、余裕度と現在の受光量とを同時に表示す
るようにしてあるため、これらの表示を見ながらしきい
値の調整を行うことができる。ユーザは、検出環境に応
じてしきい値を微調整するときに、例えば受光量が極端
に小さいことを視認することで、光電スイッチが検出ス
イッチとして機能するのに性能限界に近い状態にあるこ
とを直ちに知ることができる。したがって、このしきい
値の調整作業を行っている最中に、検出環境の見直し、
その改善を直ちに行うことができる。したがって、従来
では、何回も試行錯誤して始めてしきい値の最適化が可
能であったが、実施例の光電スイッチ10によれば、効
率良く検出環境の改善としきい値の最適化を実現するこ
とができる。
もいずれか一方を2色LEDで構成したときには、上述
した光電スイッチが検出スイッチとして機能するのに性
能限界に近い状態にある事実を、第1、第2の表示部1
7、18の少なくともいずれか一方を通常とは異なる色
で表示することによりユーザに積極的に教えるようにし
てもよい。
示」モードにおいて、第5、第6表示メニューで、受光
量の最大値と最小値とを同時に表示することから、検出
物が高速に動く検出環境であっても、検出物の有無を検
出するのに、受光量の差が十分であるか否か視認するこ
とができる。
長押しすることで、設定変更に関する「Easy」又は
「Proモード」との選択画面が表示される。ユーザ
は、光電スイッチの基本的な設定だけを変更又はチェッ
クすればよいのであれば、「Easy」モードを選択す
ればよい。これにより、必要最小限の設定つまり光電ス
イッチの基本的な設定であり使用頻度の高い項目に絞り
込んで表示されるため、数多くの機能を備えた光電スイ
ッチであったとしても、全ての項目が次々と画面に現れ
て、これをジャンプするのに度重なる煩わしいキー操作
を不要にすることができる。また、この不要な表示をジ
ャンプするつもでキー操作したはずが、誤った操作であ
ったときの不要な設定変更に煩わされることもない。
多く機能を使うユーザであれば、「Pro」モードを選
択することで、全機能に関する設定の変更を行うことが
でき、多機能化した光電スイッチを検出環境に応じて適
切に使用することができる。
関連表示」モードに関しても、使用頻度の高い幾つかの
項目だけを循環して表示する「Std」(スタンダー
ド)表示モードと、全ての項目を循環して表示する全表
示モードとに切り替えることができるため、ユーザが例
えば数値だけを見て修正するのであれば、「Std」表
示モードを設定することで、循環して表示される項目の
数を絞り込むことができ、全ての項目が次々と画面に現
れて、これをジャンプするのに度重なる煩わしいキー操
作を不要にすることができる。
関する設定項目を、「動作機能設定」モードから切り離
し、「動作機能設定」モードに入ることなく、基本画面
である「受光量及び/又はしきい値関連表示」モードか
ら直接的に「ディスプレイ機能設定」モード(図26)
に入ることができる。換言すれば、「動作機能設定」モ
ードからディスプレイ機能設定に関する項目を取り除い
たため、「動作機能設定」モードでの表示項目の数を減
少させることができ、Mキー23の操作回数を少なくす
ることができる。
レイ表示に関する設定だけを変更したいユーザであって
も、表示項目の多い「Pro」モードに入り込んで数多
くのキー操作を繰り返すことで始めてディスプレイ表示
の設定を変更できたのであるが、基本画面である「受光
量及び/又はしきい値関連表示」モードの中で、ディス
プレイ表示に関する設定を変更することができるという
利点がある。
によって「Easy」モードと「Pro」モードとを用
意し、これをユーザに選択させるようにしたが、この第
3実施例では、設定変更の必要性に応じてユーザが自ら
の意志で機能設定メニューの中に入り込むか、これをキ
ャンセルするかを選択させるようにしてある。したがっ
て、通常の使用状態では、「動作機能設定」に関する項
目で、殆どの項目を経由することなく使用することがで
きる。勿論、多岐にわたって設定が必要なときには、詳
細な動作機能設定に関する項目群の中に入り込むため
に、「Ent」(図25)を選択すればよい。
り2つの画面を備えたデュアルモニタ式光電スイッチを
例に説明した。光電スイッチの中は、一つの表示部つま
り単一画面しか有していないものも多い。本発明は、こ
のシングルモニタ式光電スイッチに対しても適用可能で
あり、その一例をこの第5実施例として説明する。この
第5実施例は、基本的には、第1実施例と実質的に同じ
コンセプトに基くものである。しかし、シングルモニタ
式光電スイッチに関する本発明の適用は、この第5実施
例に限定されるものではなく、上述した他の実施例と実
質的に同じコンセプトに基づくものであってもよい。
2実施例と同様に、「受光量及び/又はしきい値関連表
示」モード(図32)と、「動作機能設定」モード(図
33、図34)との間に、「Easy」モード(図3
3)又は「Pro」モード(図35)を一般的に選択す
る工程(図32)を含む。図31〜図34は、各モード
でシングルモニタ式光電スイッチの表示画面を示すもの
であるが、先のデュアル式モニタの第1、第2表示部1
7、18と区別するために、シングルモニタ式光電スイ
ッチの表示画面を参照符号60で示してある。
実施例においても、「受光量及び/又はしきい値関連表
示」モード(図31)では、「Std」モードと「Fu
ll」モードとに切り替えることができ、この設定は、
「Pro」モードの「DiSP」(基本表示画面の表示
モード切り替え)項目で行うことができる(図35)。
解できるように、単一画面を備えた光電スイッチにおい
て、上述した第1〜第4実施例の第1、第2の表示部1
7、18を備えたデュアルモニタ式光電スイッチ100
と同じコンセプトに基づいて各種の項目表示を行い得る
ことが理解できたであろう。
型且つ一体型の光電スイッチ100を例示して本発明を
説明したが、本発明は、特にこの形式の光電スイッチに
限定されるものではない。例えば、図36〜図40の形
式の光電スイッチにも適用可能である。図35〜図38
に図示の光電スイッチにおいて、前述した光電スイッチ
100に含まれる要素と同様の要素には同じ参照符号を
付してある。
素子12と受光素子13を設け(図36には、作図の関
係上、図面に現れていない)、この発光素子12から発
せられた光を検出物Tに当て、反射した光を受光素子1
3で直接的に受ける形式の光電スイッチ200を示すも
のである。この光電スイッチ200は、発光素子12と
して半導体レーザ発光素子が採用されている。
の上面11aには、第1表示部17と第2表示部18と
が上下に隣接して配置されている。また、このケーシン
グ11の上面11aには、バーLEDモニタ40と、発
光インジケータ41と、第1、第2の2つのホールドモ
ードインジケータ42、43とが設けられている。ま
た、第1実施例に含まれる上述のスイング式しきい値調
整スイッチ21は、アップキースイッチ44とダウンキ
ースイッチ45との2つの独立したキースイッチで構成
されている。
受光量に対応する電流値が、所定の値(しきい値レベ
ル)から±20%の範囲内に存在していることを表示す
る。図37は、バーLEDモニタ40の部分を拡大して
示す図である。同図から理解できるように、バーLED
モニタ40は、各段毎に8本の縦LEDを上下2段に配
置した構成を有する。この構成は、図6を参照して説明
した余裕度のバー形式の表示と実質的に同じである。
Dとの間にしきい値レベルを設定し、1本の縦LEDが
5%の増加分又は減少分に設定すれば、しきい値レベル
から±20%の余裕度の増減を表示することができる。
また、しきい値レベルを挟んで右側に位置する4本の縦
セグメントに関しては下部の縦LEDを用い、左側に位
置する4本の縦セグメントに関しては上部の縦LEDを
用いれば、右から4本目の下部に位置する縦セグメント
と5本目の上部に位置する縦セグメントとの間の点灯位
置の相違によって、しきい値レベルをユーザに教えるこ
とができる。
ら光が発せられているときに点灯され、発光素子12の
発光が停止されているときに消灯される。第1のホール
ドモードインジケータ42は、受光素子13が受け取っ
た受光量の最大値を保持する第1保持モードが選択され
たときに点灯される。第2のホールドモードインジケー
タ43は、受光素子13が受け取った受光量の最小値を
保持する第2保持モードが選択されたときに点灯され
る。
200の回路図である。この第2実施例の光電スイッチ
200は、レーザ発光素子を採用していることから、電
源回路46及び可変電源回路47を備え、また、上述し
たバーLEDモニタ40のための発光回路48を備えて
いる。
す。この光電スイッチ300は、発光素子と受光素子を
備えたヘッドユニット51と、アンプやCPUなどを内
蔵した本体ユニット52とを含み、これらはケーブル5
3によって接続されている。この反射型且つ別体型の光
電スイッチ300にあっては、本体ユニット52に上述
した第1、第2の表示部17、18や操作部36が設け
られている。
であり、ヘッドユニット51にも第1、第2の表示部1
7、18を設けた例を示すものであるが、ヘッドユニッ
ト51にも、任意であるが、操作部36を付加的に設け
てもよい。
説明したが、発光部と受光部とが分離され、検出物を通
過した光を発光部で受光する透過型の光電スイッチに対
しても適用可能であることは言うまでもない。この透過
型光電スイッチにあっても、受光部ユニット及び発光部
ユニットのいずれか一方に第1、第2の表示部17、1
8又は一つの表示部60を設けてもよく、受光部ユニッ
ト及び発光部ユニットの両者に、第1、第2の表示部1
7、18又は一つの表示部60を設けてもよい。また、
各種スイッチからなる操作部36は、受光部ユニット及
び/又は発光部ユニットに設ければよい。
のであり、デュアルモニタ式の反射型光電スイッチの斜
視図である。
項目のフローを示す図である。
裕度をバー形式で表示する例を説明するための図であ
る。
ド(「Full」モード)に関するフローチャートであ
る。
う工程での表示画面を説明するための図である。
表示画面の表示モードの選択工程に移行し、この選択工
程で選択されたモードで第2表示画面が表示されるまで
の流れを説明するための図である。
2表示画面の表示モードの選択工程に移行し、この選択
工程で選択されたモードで第2表示画面が表示されるま
での流れを説明するための図である。
ードの選択工程に移行し、この選択工程で選択されたモ
ードで第2表示画面が表示されるまでのフローチャート
である。
形態及び表示項目のフローを示す図である。
項目での流れを説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
態及び表示項目のフローを示す図である。
る。
モード表示)で表示される項目の流れを説明するための
フローチャートである。
ード表示)で表示される項目の流れを説明するためのフ
ローチャートである。
表示項目のフローを示す図である。
設定モードでの表示形態及び表示項目のフローを示す図
である。
レー機能設定モードでの表示形態及び表示項目のフロー
を示す図である。
る。
画面である動作機能設定モードへ直接的に切り替わるこ
とを説明するための図である。
動作機能設定モードの各項目の表示フローの途中に、更
に動作機能設定モードでの項目表示を進めるか否かの選
択工程を含むことを説明するための図である。
定モードでの表示形態及び表示項目のフローを示す図で
ある。
る。
(「Std」モード)から選択工程に移行し、この選択
工程で選択されたモードで第2表示画面又は第3表示画
面が表示されるまでの流れを説明するための図である。
画面を説明するための図である。
sy」モードでの表示形態及び表示項目のフローを示す
図である。
o」モードでの表示形態及び表示項目のフローを示す図
である。
スプレー」モードでの表示形態及び表示項目のフローを
示す図である。
を説明するための具体例の基本表示画面での表示形態及
び表示項目のフローを示す図である。
第2表示画面での表示に関するモード選択を行う工程で
の表示画面を説明するための図である。
「Easy」モードにおける表示形態及び表示項目のフ
ローを示す図である。
「Pro」モードにおける表示形態及び表示項目のフロ
ーを示す図である。
チの斜視図である。
バーLEDモニタの部分を拡大して示す図である。
る。
視図である。
ットの斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 表示部を備えた多機能の光電スイッチで
あって、該光電スイッチに関する情報を前記表示部に表
示可能であると共に表示された内容を変更又は調整する
ことのできる光電スイッチにおいて、 前記表示部に表示する情報のうち、しきい値に関連した
複数の項目を含む第1群の表示を行う第1表示画面と、 前記表示部に表示する情報のうち、前記光電スイッチの
機能に関連した複数の項目を含む第2群の表示を行う第
2表示画面とを含み、 所定のキー又はスイッチを操作することにより前記第1
表示画面から前記第2表示画面へ切り替え可能であり、 前記第2表示画面が、第2群の表示項目のうち一部の表
示項目に限定して表示する第1モードと、前記第2群の
表示項目の全てを表示する第2モードとに選択可能であ
ることを特徴とする光電スイッチ。 - 【請求項2】 前記第1表示画面が、前記第1群の表示
項目の一部の表示項目に限定して表示する部分表示モー
ドと、前記第1群の表示項目の全てを表示する全表示モ
ードとに選択可能であることを特徴とする請求項1の光
電スイッチ。 - 【請求項3】 前記第1モードと前記第2モードとを選
択するための選択画面が、前記第1表示画面から前記第
2表示画面へ切り替える途中に表示されることを特徴と
する請求項1又は2の光電スイッチ。 - 【請求項4】 前記第1群に、前記部分表示モードと前
記全表示モードとを選択するための表示モード選択項目
を含むことを特徴とする請求項2の光電スイッチ。 - 【請求項5】 表示部を備えた多機能の光電スイッチで
あって、該光電スイッチに関する情報を前記表示部に表
示可能であると共に表示された内容を変更又は調整する
ことのできる光電スイッチにおいて、 前記表示部に表示する情報のうち、しきい値に関連した
複数の項目を含む第1群の表示を行う第1表示画面と、 前記表示部に表示する情報のうち、前記光電スイッチの
機能に関連した複数の項目を含む第2群の表示を行う第
2表示画面と、 前記表示部に表示する情報のうち、前記表示部の表示に
関連した複数の項目を含む第3群の表示を行う第3表示
画面とを有し、 前記第1表示画面から前記第2表示画面又は第3表示画
面へ切り替え可能であることを特徴とする光電スイッ
チ。 - 【請求項6】 前記第1表示画面が、前記第1群の表示
項目の一部の表示項目に限定して表示する部分表示モー
ドと、前記第1群の表示項目の全てを表示する全表示モ
ードとに選択可能であることを特徴とする請求項1の光
電スイッチ。 - 【請求項7】 前記第3群に、前記部分表示モードと前
記全表示モードとを選択するための表示モード選択項目
を含むことを特徴とする請求項5の光電スイッチ。 - 【請求項8】 前記第2表示画面が、第2群の表示項目
のうち一部の表示項目に限定して表示する第1モード
と、前記第2群の表示項目の全てを表示する第2モード
とに選択可能であることを特徴とする請求項5〜7のい
ずれか一項の光電スイッチ。 - 【請求項9】 前記第1モードと前記第2モードとを選
択するための選択画面が、前記第1表示画面から前記第
2表示画面へ切り替える途中に表示され、該選択画面に
は、更に、前記第3表示画面への移行が選択可能である
ことを特徴とする請求項8の光電スイッチ。 - 【請求項10】 表示部を備えた多機能の光電スイッチ
であって、該光電スイッチに関する情報を前記表示部に
表示可能であると共に表示された内容を変更又は調整す
ることのできる光電スイッチにおいて、 前記表示部に表示する情報のうち、しきい値に関連した
複数の項目を含む第1群の表示を行う第1表示画面と、
前記表示部に表示する情報のうち、前記光電スイッチの
機能に関連した複数の項目を含む第2群の表示を行う第
2表示画面とが切り替え可能であり、 前記第2の群の表示項目が、前記光電スイッチの基本的
な動作設定に関連する項目と、比較的使用頻度の少ない
項目に分類され、 前記第2表示画面は、前記光電スイッチの基本的な動作
設定に関連する項目を表示した後に表示される選択画面
を含み、該選択画面において、前記第2表示画面を完了
して前記第1表示画面に戻るか前記比較的使用頻度の少
ない項目の表示に進行するかが選択可能であることを特
徴とする光電スイッチ。
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