JP2005195631A - 検出センサ及びその表示手段の表示制御方法 - Google Patents
検出センサ及びその表示手段の表示制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 階層内における設定項目の移動を認識可能な光電センサ及びその表示手段の表示制御方法を提供する。
【解決手段】 複数の機能それぞれに対応するとともに、階層構造に分類された複数の設定項目のうち1つの設定項目を選択的に7セグメントLED23,24に表示し、その現在表示されている設定項目を、それより下位階層の設定項目へジョグスイッチ18により切換表示可能とし、その操作に基づき7セグメントLED23,24に現在表示されている設定項目を切換表示する制御を行うCPU15とを備えた光電センサ10において、CPU15は、ジョグスイッチ18によって切換操作されたとき、その切換操作が中層(上位階層)の設定項目へのものか、下層(下位階層)の設定項目へのものかによって互いに異なる方向にスライド移動する表示態様を、切換表示の過程において7セグメントLED23,24に表示させる。
【選択図】 図3
Description
なお、「検出センサ」とは、物体の存在による物理量(光、磁気、熱、超音波、圧力等)変化に基いて検出動作するものをいう。また、「移動する表示態様」には、例えば、スライド移動等が含まれるものである。
本構成によれば、操作手段によって切換操作されたとき、その切換操作が上位階層の設定項目へのものか、下位階層の設定項目へのものかによって表示の変化が互いに異なる方向に移動する表示態様を、切換表示の過程において表示手段に表示させるから、設定項目が上位階層又は下位階層のいずれに移動するかを視覚的に認識することができる。
本構成によれば、切換操作前の設定項目または切換操作後の設定項目のうち少なくもいずれか一方の設定項目をスライド移動させるから、設定項目が上位階層又は下位階層のいずれに移動するかを容易に認識することができる。
本構成によれば、切換操作後の設定項目と、その上位階層の設定項目が、表示手段とサブ表示手段とにそれぞれ表示されるから、切換操作後の階層内における設定項目の位置が把握しやすくなる。
本構成によれば、サブ表示手段は、表示手段に対して表示態様の表示の変化が移動する方向に隣接配置されているから、切換操作前の設定項目と切換操作後の設定項目とが並んで表示され、階層内における設定項目の位置を視認しやすくなる。なお、操作手段により一方向へのスライド移動させるための切換操作がされたときには、切換操作前の設定項目を、表示手段からサブ表示手段へと連続的にスライド移動させて当該サブ表示手段に表示させるよう表示制御手段に制御させるようにしてもよい。
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。
1.検出センサの全体構成
本発明を適用した検出センサとしての光電センサ10のハードウエア上の構成を図1に示す。例えば順次搬送される被検出物体Wの搬送経路(同図で白抜き矢印方向)を横から挟むように投光素子11及び受光素子13とを対向配置して構成される、いわゆる透過型の光電センサである。
デジタル表示器21は、表示回路20によって駆動される4桁の7セグメントLED23,24を二つ直列に接続し、8桁の7セグメントLEDを構成するようになっている。なお、これらのうち、上4桁の7セグメントLED23が本発明の「サブ表示手段」相当し、下4桁の7セグメントLED24が本発明の「表示手段」相当する。
CPU15は、被検出物体Wの有無により変化する出力信号レベルと、検出用閾値とを大小比較し、その比較結果に応じて反転する検出信号を出力回路16に与えると共に、動作表示灯17を点灯させる。なお、本実施形態では出力信号レベルが検出用閾値を下回ったときに動作表示灯17が点灯するように構成されている。また、この検出用閾値は、例えば上記検出領域内に被検出物体Wが存在する場合と存在しない場合との出力信号レベルを取得し、それらの間(例えば中間レベル)に自動で検出用閾値を設定可能な設定項目「TEACH」のときに設定される。
以下、上位階層(下位階層)から一段下位(上位)に位置する階層に切換えた際における7セグメントLED23,24(デジタル表示器21)の表示態様を図3を用いて説明する。なお、以下では、中層の設定項目の一つである「Pro1」が表示されている際に、ジョグスイッチ18を押圧操作して、一段下位の階層である下層の設定項目「SPEd」に切換える場合を例として説明する。
このように、上位の階層(中層)から下位の階層(下層)に移動する場合には、表示されていた上位の階層(中層)の設定項目を左側にスライド移動させ、一方、下位の階層(下層)から上位の階層(中層)に移動する場合には表示されていた上位の階層(中層)の設定項目を右側にスライド移動させるようにしておけば、作業者は上位階層又は下位階層のいずれに移動したのかを視覚的に認識することが容易になる。また、下層の設定項目「SPEd」を同層(下層)の他の設定項目に切り換える場合には、スライド移動しないので、同層(下層)に移動したことが認識できる。
このようにすれば、上4桁の7セグメントLED23が必要ないから、部品点数を削減することができる。
前記実施形態1では、上位の層(中層)の設定項目「Pro1」(切換操作前の設定項目)をスライド移動させる表示態様としたが、本実施形態では、図4,図5に示すように、下位の層(下層)の設定項目「SPEd」(切換操作後の設定項目)をスライド移動させる表示態様とするものである。前記実施形態1と同一の構成については、同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。なお、以下の説明においては、8桁の7セグメントLED23,24を用いること及び4桁の7セグメントLED24を用いて下4桁のみを表示してもよい。したがって、以下の図では上4桁の7セグメントLED23が点線で表示されている。
実施形態1,2では、上位の層(中層)の設定項目又は、下位の層(下層)の設定項目をスライド移動させる表示態様としたが、本実施形態は、図6に示すように、設定項目をスライド移動させるのではなく、セグメントの表示態様により階層の移動方向を認識できるようにしたものである。
実施形態1,2では、7セグメントLEDの表示を横(左右)方向にスライド移動させたが、本実施形態は、7セグメントLEDの表示を縦(上下)方向にスライド移動させるものである。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
15…CPU(表示制御手段)
18…ジョグスイッチ
19…スイッチ入力回路
20…表示回路
21…デジタル表示器
22…モードキー
23…上4桁の7セグメントLED(サブ表示手段)
24…下4桁の7セグメントLED(表示手段)
Claims (5)
- 複数の機能のそれぞれに対応するとともに、階層構造に分類された複数の設定項目を1つずつ表示可能な表示手段と、
前記表示手段に現在表示されている設定項目をそれより上位階層または下位階層の設定項目へ切換表示させるための操作手段とを備えた検出センサの表示手段の表示制御方法において、
前記操作手段によって切換操作されたとき、その切換操作が前記上位階層の設定項目へのものか、前記下位階層の設定項目へのものかによって表示の変化が互いに異なる方向に移動する表示態様を、前記切換表示の過程において前記表示手段に表示させることを特徴とする検出センサの表示手段の表示制御方法。 - 複数の機能のそれぞれに対応するとともに、階層構造に分類された複数の設定項目を1つずつ表示可能な表示手段と、
前記表示手段に現在表示されている設定項目をそれより上位階層または下位階層の設定項目へ切換表示させるための操作手段と、
前記操作手段による操作に基づき前記表示手段に現在表示されている設定項目を前記切換表示する制御を行う表示制御手段とを備えた検出センサにおいて、
前記表示制御手段は、前記操作手段によって切換操作されたとき、その切換操作が前記上位階層の設定項目へのものか、前記下位階層の設定項目へのものかによって表示の変化が互いに異なる方向に移動する表示態様を、前記切換表示の過程において前記表示手段に表示させることを特徴とする検出センサ。 - 前記表示態様は、前記切換操作前の設定項目または前記切換操作後の設定項目のうち少なくともいずれか一方の設定項目をスライド移動させることを特徴とする請求項2記載の検出センサ。
- 前記表示手段に表示される前記切換操作後の設定項目よりも一段上位階層の設定項目が表示されるサブ表示手段が設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の検出センサ。
- 前記サブ表示手段は、前記表示手段に対して前記表示態様の表示の変化が移動する方向に隣接配置されていることを特徴とする請求項4記載の検出センサ。
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