JP2008234477A - 表示器一体型タッチ入力装置 - Google Patents

表示器一体型タッチ入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008234477A
JP2008234477A JP2007075472A JP2007075472A JP2008234477A JP 2008234477 A JP2008234477 A JP 2008234477A JP 2007075472 A JP2007075472 A JP 2007075472A JP 2007075472 A JP2007075472 A JP 2007075472A JP 2008234477 A JP2008234477 A JP 2008234477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
luminance
input device
display
backlight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007075472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4687674B2 (ja
Inventor
Nobuaki Koshobu
信明 小勝負
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007075472A priority Critical patent/JP4687674B2/ja
Publication of JP2008234477A publication Critical patent/JP2008234477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687674B2 publication Critical patent/JP4687674B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】 独立したタッチスイッチユニットを用いることなく、液晶ディスプレイ上のタッチ位置検出できるようにした表示器一体型タッチ入力装置を提供する。
【解決手段】 液晶ディスプレイ2のバックライト4を構成する複数の発光ダイオードの輝度を複数段階の輝度符号値により符号化するとともに、それら輝度符号値の組合せが予め定められた符号パターンに従い周期的に変化するように変調発光駆動する。タッチ操作が発生したとき、当該タッチ操作位置に対応する発光ダイオードの輝度レベルが高いほど強い反射光RLを生じ、タッチ操作がない場合と比較したときの、フォトトランジスタ5が検出する合成光SLのレベル増加代が大きくなる。そこで、輝度レベル(輝度符号値)の組み合わせが周期的に刻々変化するように上記複数の発光ダイオードを変調発光駆動し、その変調発光駆動の符号パターンと、合成光検知手段5による合成光SLの検出内容とを比較することにより、液晶ディスプレイ2上のタッチ操作位置を特定することができる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、表示器一体型タッチ入力装置に関する。
特開2007−65861号公報
近年、カーナビゲーション装置や銀行ATM装置などにおいて、液晶表示器の上にタッチスイッチユニット(いわゆるタッチパネル)を重ね配置したタッチスイッチ付液晶ディスプレイが広く使用されている(例えば特許文献1)。図8は、従来のタッチスイッチ付液晶ディスプレイ101の構造を示すもので、液晶ディスプレイ2の上に独立したタッチスイッチユニット100を積み重ねた構造となっている。タッチスイッチ101としては抵抗膜式、赤外光を用いた光学式、表面弾性波方式、静電容量検出式などの方式がある。
しかし、上記のような構造は、いずれの方式を用いても独立したタッチスイッチユニット100を液晶ディスプレイ2の上に積み重ねることには変わりはなく、タッチスイッチユニット100と、その制御回路の追加が必要となりコスト高を招く。
本発明の課題は、独立したタッチスイッチユニットを用いることなく、液晶ディスプレイ上のタッチ位置検出できるようにした表示器一体型タッチ入力装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の表示器一体型タッチ入力装置は、
液晶ディスプレイの背面に、分散配置される複数の光源からなるバックライトを配置した液晶表示器と、
各光源の輝度が複数段階の輝度符号値により符号化されるとともに、それら輝度符号値の組合せが予め定められた符号パターンに従い周期的に変化するように複数の光源を変調発光駆動するバックライト変調発光駆動手段と、
バックライトの複数の光源からの合成光を検知するとともに、バックライトの液晶ディスプレイ表面側への透過光に対し、該液晶ディスプレイ表面の任意位置へのタッチ操作に由来した反射光の有無に基づき合成光の検知光量に差が生ずる位置に取り付けられた合成光検知手段と、
バックライト変調発光駆動手段による変調発光駆動の符号パターンと、合成光検知手段による合成光の検出内容との比較に基づいて、液晶ディスプレイ上のタッチ位置を特定するタッチ位置特定手段と、
特定されたタッチ位置を出力するタッチ位置出力手段と、を有することを特徴とする。
上記本発明の表示器一体型タッチ入力装置の構成によると、液晶ディスプレイのバックライトを構成する複数の光源の輝度を複数段階の輝度符号値により符号化するとともに、それら輝度符号値の組合せが予め定められた符号パターンに従い周期的に変化するように変調発光駆動する。また、該液晶ディスプレイ表面の任意位置へのタッチ操作に由来した反射光の有無に基づき合成光の検知光量に差が生ずる位置に合成光検知手段を取り付ける。タッチ操作が発生したとき、当該タッチ位置に対応する光源の輝度レベルが高いほど強い反射光を生じ、タッチ操作がない場合と比較したときの検出される合成光のレベル増加代が大きくなる。そこで、輝度レベル(輝度符号値)の組合せが周期的に刻々変化するように上記複数の光源を変調発光駆動し、その変調発光駆動の符号パターンと、合成光検知手段による合成光の検出内容とを比較することにより、液晶ディスプレイ上のタッチ位置を特定することができる。
バックライトを構成する光源は、比較的低い消費電力で高輝度を得られることから、発光ダイオードを採用すること望ましいが、これに限定されるものではない。なお、発光ダイオードを採用する場合は、液晶ディスプレイの背景色に応じて好みの発光色のものを採用することができる。
バックライト変調発光駆動手段は、光源の輝度を第一の点灯輝度と該第一の点灯輝度よりも小さい第二の点灯輝度にて二値符号変調により発光駆動するものとすることが、各光源の変調駆動のシーケンスと、合成光の検出レベルに基づくタッチ位置特定アルゴリズムとを簡略化できるので望ましい。第二の点灯輝度は例えば輝度がゼロとなる「消灯」として設定できるが、ゼロでない輝度に設定することも可能である。
バックライト変調発光駆動手段は、輝度符号値の組合せが互いに異なる複数のブロックを予め定められた順序で配列したものを変調駆動周期とする形で、当該変調駆動周期を繰り返す形で複数の光源を発光駆動するよう構成できる。このようにすれば、タッチ位置特定手段は、いずれの光源位置に対してもタッチ操作が生じていない状態での、各ブロックの合成光検知レベルを参照レベルとして、いずれのブロックにて合成光検知レベルが参照レベル以上となっているかを特定し、その特定されたブロックに対応する輝度符号値の組合せに基づいて、タッチ操作がいずれの光源位置に生じているかを簡単に特定することができる。
この場合、各ブロックは、各光源の輝度符号値の合計が互いに一致するように定めておくと、ブロック間のバックライトの輝度ムラを生じにくくなる。例えば、バックライト変調発光駆動手段が光源の輝度を、第一の点灯輝度と該第一の点灯輝度よりも小さい第二の点灯輝度にて二値符号変調により発光駆動するものである場合、各ブロックは、個々のブロックにて第一の点灯輝度となる光源の個数が互いに一致するように定めておく。また、より進んだ態様として、バックライト変調発光駆動手段は、ブロックにて光源の第一の点灯輝度となる期間のデューティ比を変更することにより、バックライトの全体輝度を調光する調光手段を有するものとして構成できる。
二値変調の場合、各光源は、ブロックの各々互いに組合せの異なる2以上の一定数の組においてのみ第一の点灯輝度となるように、各ブロックの輝度符号値の組合せを定めることができる。これにより、タッチ位置特定手段は、合成光検知レベルが参照レベル以上となっている1組のブロックを特定することにより、その特定されたブロックに共通に含まれている第一の点灯輝度の光源位置をタッチ位置として簡単に特定できる。
バックライト変調発光駆動手段は、変調駆動周期と合成光検知レベルの検知基準を与えるための全光源消灯期間とを交替させる形で複数の光源を発光駆動するように構成できる。全光源消灯期間では、全ての光源が消灯し合成光の検知レベルが最低値となることが予め知れているので、合成光検出の基準レベルを設定する上で好都合となる。また、この期間で閾値を超える合成光が検出された場合は、後続の変調駆動周期における合成光の検知情報とともに、外乱光等による誤検出の影響を受けていると判断してこれを除外することが可能である。
各光源までの距離や方向が合成光検出手段に対して全て一定であれば、点灯状態となる光源の個数が一定である限り、どのブロックにおいてもタッチ操作が生じていないときの合成光検出レベル、ひいては参照レベルは一定となるはずである。しかし、多くの場合は、合成光検出手段の設置位置は設計上の制約を受けやすく、上記の距離や方向は不定となることが多い。従って、この場合、前述の参照レベルをブロック毎に異なる固有の値に設定するように構成しておくと、ブロック毎に参照レベルが一定しない場合でも、タッチ位置を問題なく特定することができる。
また、合成光検知レベルの時間的平均値を、ブロック毎に個別に算出するとともに、該算出された時間的平均値を対応するブロック固有の参照レベルとして補正設定する参照レベル補正手段を設けることもできる。このようにすると、光源の輝度が経時的に変動したり劣化したりした場合でも、その都度、時間的平均値の算出により補正でき、正確なタッチ位置特定が可能となる。
次に、液晶表示器は液晶ディスプレイとバックライトとの間には導光層を配置できる。この場合、合成光を、該導光層内を多重反射させつつ当該導光層の側面に導くことができ、合成光検知手段は、該側面にて合成光を検出することができる。これにより、バックライトに対して陰になる液晶ディスプレイ裏面側から合成光検知手段を排除でき、ひいてはバックライト輝度の面内均一性を保ちつつ合成光を検知することができる。この場合、光源の直上にて導光層と液晶ディスプレイとの接触境界面に対し、当該光源から全反射臨界角未満にて入射する光が液晶ディスプレイ側に透過光を生ずる。そして、当該光源上へのタッチ操作により導光層内に戻る反射光が合成光に重畳されることにより、合成光検知手段による該合成光の検知光量が増加することになる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の表示器一体型タッチ入力装置の外観を、側面図と平面図との組合せにより概念的に示すものである。該表示器一体型タッチ入力装置1は、液晶パネル2の背面に、分散配置される複数の光源(ここでは、各々の光源を発光ダイオードにより構成している)からなるバックライト4を配置した液晶表示器として構成されている。
液晶パネル2とバックライト4との間には、アクリル樹脂等の透明材料からなる導光層3が配置され、各発光ダイオードからの光は合成光SLとなって導光層3内を多重反射しつつ、当該導光層3の側面に導かれる。そして、該側面には、その合成光SLを検出する合成光検知手段としてのフォトトランジスタ5(他の光電変換素子であってもよい)が配置されている。導光層3は、図示しない基板の発光ダイオードの実装側表面をモールドするものであり、各発光ダイオードの背景領域は白色等に着色された反射層6にて覆われている。
各発光ダイオードLED1〜LED6は、その直上にて導光層3と液晶パネル2との接触境界面に向け全反射臨界角未満にて入射する照出光が、液晶パネル2側への透過光TLを生ずる。一方、液晶パネル2には、例えばタッチ操作ボタン等の操作部画像2bがいわゆるソフト操作部として複数表示形成される。この実施形態では、各発光ダイオードに一対一に対応して操作部画像2bが表示されており、液晶パネル2に対し、いずれかの操作部画像2bの領域に指Fによりタッチすると、そのタッチ位置に対応する発光ダイオードからの透過光TLは指Fで反射され、導光層3内に反射光RLとして戻される。この反射光RLは合成光SLに重畳され、フォトトランジスタ5の検知レベルが増大する。他方、指Fによるタッチが生じていなければこの反射光RLは生じず、透過光TLとして抜ける分だけ、フォトトランジスタ5が検知する合成光SLの検知レベルが下がる。すなわち、指Fによるタッチが生じているか否かにより、フォトトランジスタ5の検知レベルには有意な差が生じることになる。
図2に表示器一体型タッチ入力装置1の回路構成例を示す。バックライト用の各発光ダイオードLED1〜LED6は駆動電源に対し、各々電流制限抵抗R1〜R6と制御トランジスタTr1〜Tr6を介して並列に接続されている。発光ダイオードの輝度は複数段階の輝度符号値、この実施形態では二値(すなわち、点灯又は消灯)に符号化される(従って、制御トランジスタTr1〜Tr6はスイッチング用トランジスタとして機能する)。そして、それら輝度符号値の組合せが予め定められた符号パターンに従い周期的に変化するように、上記複数の発光ダイオードLED1〜LED6が、制御トランジスタTr1〜Tr6を介してバックライト変調発光駆動手段をなすCPU53により点灯駆動される。
フォトトランジスタ5による合成光SLの検知信号は、可変ゲインアンプIC1で適当な電圧まで増幅される。可変ゲインアンプIC1のゲインは、検出電圧がA/D変換器52の入力範囲を越えず、かつ十分な分解能が確保できる範囲となるようにCPU53が制御する。可変ゲインアンプIC1は、フォトトランジスタ5および可変ゲインアンプIC1のオフセットやドリフトの影響を排除するため、AC結合で信号検出と増幅を行う(符号C1は入力側の直流カットコンデンサである)。すなわち、可変ゲインアンプIC1の出力は、直流再生回路51で直流電圧レベルが確定された後、A/D変換器52で信号電圧レベルがデジタル変換されるようになっている。図3は、直流再生回路51の構成例を示すもので、可変ゲインアンプIC1のオフセットやドリフトによる直流成分をコンデンサC2でカットした後、残った交流信号の基準レベル(後述の全消灯期間での検出値として到来する)を取得するタイミングで、CPU53からの指令によりトランジスタTr8を介して出力接地することにより、該基準レベルをクランプするように動作する。
図4に各発光ダイオードLED1〜LED6の点灯制御に係るタイミングチャートを示す。各発光ダイオードLED1〜LED6の変調駆動は、輝度符号値の組合せが互いに異なる複数のブロックを予め定められた順序で配列したものを変調駆動周期として、これを繰り返す形で実行される。また、いずれの発光ダイオードLED1〜LED6に対してもタッチ操作が生じていない状態での、各ブロックの合成光SLの検知レベルが参照レベルとされる。そして、どのブロックにて合成光SLの検知レベルが参照レベル以上となっているかを特定することで、その特定されたブロックに対応する輝度符号値の組合せに基づき、タッチ操作がいずれの発光ダイオード位置に生じているかを特定することが可能となる。
各ブロックは、各発光ダイオードLED1〜LED6の輝度符号値の合計、すなわち個々のブロックにて点灯状態とされる発光ダイオードの個数が互いに一致するように定められている。具体的には、各発光ダイオードLED1〜LED6が、各々互いに組合せの異なる個数一定の一組のブロック(ここでは、1対のブロック)においてのみ点灯状態となるように各ブロックの輝度符号値の組合せが定められている。そして、合成光SLの検知レベルが参照レベル以上となっている1組のブロックを特定し、その特定されたブロックに共通に含まれている点灯状態の発光ダイオード位置をタッチ位置として特定することができる。
すなわち、図4では1周期が4個のブロックに分割され、各発光ダイオードLED1〜LED6がそのうち2ブロックで点灯する組合せを変えることで、6個の発光ダイオードLED1〜LED6からの光が分別される。具体的には、発光ダイオードLED1はブロック1,2で点灯(ブロック3,4が消灯)、発光ダイオードLED2はブロック1,3で点灯(ブロック2,4が消灯)、発光ダイオードLED3はブロック1,4で点灯(ブロック2,3が消灯)、発光ダイオードLED4はブロック2,3で点灯(1,4ブロックが消灯)、発光ダイオードLED5はブロック2,4で点灯(1,3ブロックが消灯)、発光ダイオードLED6はブロック3,4で点灯(1,2ブロックが消灯)となっている。すなわち、発光ダイオードLED1〜LED6は、互いに排他的な組合せとなる特定の2つブロックからなる組にて点灯状態となる。
また、上記発光ダイオードLED1〜LED6は、変調駆動周期と、検知される合成光SL(図1)の基準レベルを与えるための全発光ダイオード消灯期間とを交替させる形で発光駆動される。すなわち、外光などの影響を排除し、A/D変換器52(図2)の変換レベルを確定させるため、全発光ダイオードが消灯する全消灯期間が設けられている。この期間の検出電圧を基準レベルとして、図2の直流再生回路51が検出信号の直流電圧レベルを確定させる。また、発光ダイオード発光1周期は、バックライトのちらつきを防止するため30ms以下に設定することが望ましい。
図4のタイミングチャートの下には、フォトトランジスタ5による検出信号の変化パターンの一例を模式化して示している。上はタッチ操作が生じていない場合を、下は発光ダイオードLED2がタッチ操作により覆われた場合(図1参照)をそれぞれ示している。図1のごとく、指Fにより、発光ダイオードLED2の発光時には反射光RLが生ずるので、発光ダイオードLED2が点灯するブロック1とブロック3の検出値が基準レベルよりも高く検出されることになる。
そして、図4のごとく、各発光ダイオードLED1〜LED6は、互いに排他的な組合せとなる特定の2つのブロックにて点灯状態となるので、CPU53は、合成光Sの検出レベルが基準レベルよりも高くなっているのが上記のごとくブロック1とブロック3であれば、それらブロックのいずれにおいても点灯状態となっている発光ダイオードLED2をタッチ位置として直ちに識別できる。このように、図8の従来のタッチ入力装置のような独立したタッチスイッチユニットを使わずとも、バックライトを構成する複数の発光ダイオードLED1〜LED6の変調駆動制御と、その合成光の検出手段(フォトトランジスタ5:図1)を設けるのみで、液晶ディスプレイ2へのタッチ位置を検出することが可能となる。その結果、タッチスイッチユニットを搭載するためのスペースの確保や接続のための配線などが不要となり、省スペース化とコストダウンが可能となる。
図4に示す検出信号の変化パターンは、発光ダイオードLED1〜LED6の発光強度が同一であり、また外光の影響がなく、各発光ダイオードLED1〜LED6に由来するフォトトランジスタ5の検知強度への寄与も互いに等価と考えた場合の、模式的な内容を示すものである。例えば、図1のフォトトランジスタ5を、バックライト4の上方にて、発光ダイオードLED1〜LED6の配置の重心位置に対応する位置に配置すれば、フォトトランジスタ5から各発光ダイオードLED1〜LED6までの距離は等価に設定することができる。しかし、バックライト4の上方にフォトトランジスタ5を設けると、液晶ディスプレイ2側に透過するバックライト4の光がフォトトランジスタ5に遮られ、液晶ディスプレイ2の画面に影を落としてしまう不具合につながる。
そこで、図1の構成であれば、フォトトランジスタ5は導光層3の側面に取り付けられているのでこのような問題は生じない。しかしながら、この場合は、各発光ダイオードLED1〜LED6は、合成光検出用のフォトトランジスタ5までの距離が各々異なるものとなる。その結果、図5に示すように、タッチ操作が生じていないときの合成光の検知レベル、すなわち参照レベルは、個々のブロックにて点灯状態となる発光ダイオードの個数が同じであるにも拘わらずブロック毎に異なる固有の値となり、階段状の検出電圧となる(非操作時検出出力)。図5では、フォトトランジスタ5までの距離が最も近いLED3ないしLED6を含むブロックの参照レベルが高くなっていることがわかる。しかし、タッチ位置に対応する発光ダイオード(ここでは、LED2)を含むブロックの合成光検出レベルが参照レベルよりも増大する点に何ら変わりはなく、ブロック毎の参照レベルとの比較により同様にタッチ位置を特定できる。
この場合、合成光SLの検知レベルの時間的平均値をブロック毎に個別に算出し、該算出された時間的平均値を対応するブロック固有の参照レベルとして補正設定することができる。このようにすると、発光ダイオードLED1〜LED6の輝度が経時的に変動したり劣化したりした場合でも、その都度、時間的平均値の算出により補正でき、正確なタッチ位置特定が可能となる。
図5に、この場合の検出動作に係るフローチャートを示す。S1にて、CPU53は初期化後に各ブロック検出電圧の平均値を算出し、各ブロックの判定基準となる初期平均値を算出後、S2以下の通常検出動作に移行する。S2では各ブロックの合成光の検出値を確認し、S3で上記の平均値と比較する。そして、既定の誤差範囲以内であればそのブロックはタッチ検出判定がNoとなる。この場合は、その検出値を加えてそのブロックの平均値を更新する(S5)。他方、誤差範囲以外であればそのブロックはタッチ検出判定がYesとなる(S4)。この動作を上記4つのブロックの全てについて行ない、各タッチ検出判定の結果に基づいてタッチ位置を判定する(S6)。タッチ操作が検出された場合は次の機能処理へ移行する(S7→S8)。このような処理を行えば複数のフォトトランジスタを使わなくても、設置位置に多少配慮すれば検出動作が可能となることがわかる。
また、上記実施形態では、バックライト用発光ダイオードが6個であったが、発光ダイオードの数は当然これに限定されるものではなく、例えばタッチスイッチとしてより多くの入力数を必要とする場合、発光ダイオードの個数を増加することができる。この場合、1周期のブロック数を増加することにより、発光ダイオードに割り当てるコード数を増やすことができる。例えば6ブロックに分けた場合、3ブロックに点灯を割り当てると20個の発光ダイオードに対応可能となる。8ブロックに分けた場合は、4ブロックに点灯を割り当てることで70個の発光ダイオードまで対応可能になる(一般に、ブロック数を2nとし、その半分に点灯を割り当てる場合に対応可能な発光ダイオードの数は、2nにて与えられる)。この場合、発光ダイオードまでの距離が過度に大きくならないように、合成光を、互いに位置の異なる複数個のフォトトランジスタにて検出する態様も考えられる。基本的な処理方式は同様である。
また、図7に示すように、各ブロックにて点灯状態となる発光ダイオードの点灯時間デューティ比ηを変更することにより、バックライト4の全体輝度を調光することができる。図7上に示すように、η=100%の輝度を得る場合は各点灯ブロックを全期間点灯とする。また、η=50%の輝度に減光する場合は、図7下に示すように、各ブロックの半分の期間を点灯させる。なお、減光による検出信号の低下は、図2の可変ゲインアンプIC1のゲイン調整により補うことができる。
本発明の表示器一体型タッチ入力装置の一例を示す概念図。 図1の装置の回路構成の一例を示す図。 直流再生回路の構成例を示す図。 図1の装置の動作タイミングチャートと合成光の検出パターンを示す図。 同じくその第二例を示す図。 基準レベルを平均更新する処理の流れを示すフローチャート。 図4ないし図5において、調光動作を組み合わせた場合の例を示す動作タイミングチャート。 表示器一体型タッチ入力装置の例を示す図。
符号の説明
1 表示器一体型タッチ入力装置
2 液晶ディスプレイ
3 導光層
4 バックライト
LED1〜LED6 発光ダイオード(光源)
5 フォトトランジスタ(合成光検知手段)
53 CPU(バックライト変調発光駆動手段、タッチ位置特定手段、タッチ位置出力手段)

Claims (13)

  1. 液晶ディスプレイの背面に、分散配置される複数の光源からなるバックライトを配置した液晶表示器と、
    各前記光源の輝度が複数段階の輝度符号値により符号化されるとともに、それら輝度符号値の組合せが予め定められた符号パターンに従い周期的に変化するように前記複数の光源を変調発光駆動するバックライト変調発光駆動手段と、
    前記バックライトの前記複数の光源からの合成光を検知するとともに、前記バックライトの前記液晶ディスプレイ表面側への透過光に対し、該液晶ディスプレイ表面の任意位置へのタッチ操作に由来した反射光の有無に基づき前記合成光の検知光量に差が生ずる位置に取り付けられた合成光検知手段と、
    前記バックライト変調発光駆動手段による前記変調発光駆動の前記符号パターンと、前記合成光検知手段による合成光の検出内容との比較に基づいて、前記液晶ディスプレイ上のタッチ位置を特定するタッチ位置特定手段と、
    特定されたタッチ位置を出力するタッチ位置出力手段と、
    を有することを特徴とする表示器一体型タッチ入力装置。
  2. 前記光源が発光ダイオードにて構成されてなる請求項1記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  3. 前記バックライト変調発光駆動手段は、前記光源の輝度を第一の点灯輝度と該第一の点灯輝度よりも小さい第二の点灯輝度にて二値符号変調により発光駆動するものである請求項1又は請求項2に記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  4. 前記バックライト変調発光駆動手段は、前記輝度符号値の組合せが互いに異なる複数のブロックを予め定められた順序で配列したものを変調駆動周期とする形で、当該変調駆動周期を繰り返す形で前記複数の光源を発光駆動するものであり、
    前記タッチ位置特定手段は、いずれの光源位置に対しても前記タッチ操作が生じていない状態での、各前記ブロックの合成光検知レベルを参照レベルとして、いずれのブロックにて前記合成光検知レベルが前記参照レベル以上となっているかを特定し、その特定されたブロックに対応する前記輝度符号値の組合せに基づいて、前記タッチ操作がいずれの光源位置に生じているかを特定するものである請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  5. 各前記ブロックは、各前記光源の前記輝度符号値の合計が互いに一致するように定められている請求項4記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  6. 前記バックライト変調発光駆動手段は、前記光源の輝度を、第一の点灯輝度と該第一の点灯輝度よりも小さい第二の点灯輝度にて二値符号変調により発光駆動するものであり、
    各前記ブロックは、個々のブロックにて第一の点灯輝度となる前記光源の個数が互いに一致するように定められている請求項5記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  7. 前記バックライト変調発光駆動手段は、前記ブロックにて前記光源の前記第一の点灯輝度となる期間のデューティ比を変更することにより、前記バックライトの全体輝度を調光する調光手段を有してなる請求項6記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  8. 各前記光源が、前記ブロックの各々互いに組合せの異なる2以上の一定数の組においてのみ前記第一の点灯輝度となるように、各前記ブロックの前記輝度符号値の組合せが定められてなり、
    前記タッチ位置特定手段は、前記合成光検知レベルが前記参照レベル以上となっている前記ブロックの組を特定するとともに、その特定された前記ブロックに共通に含まれている前記第一の点灯輝度となる光源の位置を前記タッチ位置として特定するものである請求項6又は請求項7に記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  9. 前記バックライト変調発光駆動手段は、前記変調駆動周期と前記合成光検知レベルの検知基準を与えるための全光源消灯期間とを交替させる形で前記複数の光源を発光駆動する請求項4ないし請求項8のいずれか1項に記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  10. 前記参照レベルが、前記ブロック毎に異なる固有の値に設定される請求項4ないし請求項9のいずれか1項に記載の補正する表示器一体型タッチ入力装置。
  11. 前記合成光検知レベルの時間的平均値を、前記ブロック毎に個別に算出するとともに、該算出された時間的平均値を対応する前記ブロック固有の参照レベルとして補正設定する前記参照レベル補正手段を有する請求項10記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  12. 前記合成光検知レベル平均算出手段は、前記液晶ディスプレイへのタッチ操作の発生と無関係に前記合成光検知レベルの平均値を随時更新しつつ算出するものである請求項11記載の表示器一体型タッチ入力装置。
  13. 前記液晶表示器は前記液晶ディスプレイと前記バックライトとの間に導光層が配置されたものであり、前記合成光は該導光層内を多重反射しつつ当該導光層の側面に導かれるものであり、前記合成光検知手段は、前記側面にて前記合成光を検出するものである請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の表示器一体型タッチ入力装置。
JP2007075472A 2007-03-22 2007-03-22 表示器一体型タッチ入力装置 Expired - Fee Related JP4687674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007075472A JP4687674B2 (ja) 2007-03-22 2007-03-22 表示器一体型タッチ入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007075472A JP4687674B2 (ja) 2007-03-22 2007-03-22 表示器一体型タッチ入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008234477A true JP2008234477A (ja) 2008-10-02
JP4687674B2 JP4687674B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=39907153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007075472A Expired - Fee Related JP4687674B2 (ja) 2007-03-22 2007-03-22 表示器一体型タッチ入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4687674B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011152621A2 (en) * 2010-06-03 2011-12-08 Lg Electronics Inc. Multi display apparatus
WO2012014817A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 シャープ株式会社 表示装置
JP2012506586A (ja) * 2008-10-24 2012-03-15 テクノロジアン ツッキムスケスクス ブイティティ タッチスクリーン用の配列および関連する製造法
US9098146B2 (en) 2009-06-16 2015-08-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Multi-touch sensing apparatus using rear view camera of array type
CN104932126A (zh) * 2015-06-30 2015-09-23 合肥京东方显示光源有限公司 一种治具
CN109417129A (zh) * 2016-03-24 2019-03-01 陶氏环球技术有限责任公司 光电装置和使用方法
JP2021149038A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005295399A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Smk Corp タッチパネル入力装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005295399A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Smk Corp タッチパネル入力装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012506586A (ja) * 2008-10-24 2012-03-15 テクノロジアン ツッキムスケスクス ブイティティ タッチスクリーン用の配列および関連する製造法
US9870100B2 (en) 2009-06-16 2018-01-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Multi-touch sensing apparatus using rear view camera of array type
US9098146B2 (en) 2009-06-16 2015-08-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Multi-touch sensing apparatus using rear view camera of array type
WO2011152621A3 (en) * 2010-06-03 2012-02-02 Lg Electronics Inc. Multi display apparatus
WO2011152621A2 (en) * 2010-06-03 2011-12-08 Lg Electronics Inc. Multi display apparatus
WO2012014817A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 シャープ株式会社 表示装置
US8816285B2 (en) 2010-07-26 2014-08-26 Sharp Kabushiki Kaisha Display device
CN104932126A (zh) * 2015-06-30 2015-09-23 合肥京东方显示光源有限公司 一种治具
CN104932126B (zh) * 2015-06-30 2018-01-30 合肥京东方显示光源有限公司 一种治具
CN109417129A (zh) * 2016-03-24 2019-03-01 陶氏环球技术有限责任公司 光电装置和使用方法
JP2019516164A (ja) * 2016-03-24 2019-06-13 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 光電子デバイス及び使用方法
JP2021149038A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
JP7443111B2 (ja) 2020-03-23 2024-03-05 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4687674B2 (ja) 2011-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4687674B2 (ja) 表示器一体型タッチ入力装置
US10359830B2 (en) Optical touch input device and driving method thereof
JP4893600B2 (ja) 面状発光型照明装置
JP5911282B2 (ja) 表示装置用ウィンドウ部材及びこれを含む表示装置
US20110102390A1 (en) Display device and method of controlling display device
US20150323670A1 (en) Optical sensor
US20100020008A1 (en) Liquid crystal display apparatus
JP2009528566A (ja) 発光装置及び発光装置駆動方法
JP4891606B2 (ja) バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置
JP2009513011A5 (ja)
TWI592846B (zh) 具雙面發光設計之顯示模組
US9618609B2 (en) Optical sensor and electronic device
US20110292090A1 (en) Display apparatus
WO2017118164A1 (zh) 调制背光源的方法及装置、灯条、背光模组、显示装置
JP2005295399A (ja) タッチパネル入力装置
JP2011243894A (ja) 有機el照明装置
US20120280938A1 (en) Touch type electrophoretic display apparatus
WO2019029388A1 (zh) 显示装置及其亮度调节方法
KR20100130553A (ko) 액정 표시 장치, 백라이트 제어 방법 및 프로그램
TWI506510B (zh) OLED touch device
KR20150079324A (ko) 양면 발광 투명 표시 장치 및 양면 발광 투명 표시 장치의 제어 방법
TW201436641A (zh) 牆壁開關
KR20120083005A (ko) 오류 감지 장치 및 방법
KR20230104289A (ko) 백라이트 회로의 제어 방법, 백라이트 회로 및 lcd 디스플레이
US20140158861A1 (en) Photosensitive input device and photosensitive input panel

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees