JP2002324465A - 光電スイッチ - Google Patents

光電スイッチ

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JP2002324465A
JP2002324465A JP2001131256A JP2001131256A JP2002324465A JP 2002324465 A JP2002324465 A JP 2002324465A JP 2001131256 A JP2001131256 A JP 2001131256A JP 2001131256 A JP2001131256 A JP 2001131256A JP 2002324465 A JP2002324465 A JP 2002324465A
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JP2001131256A
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English (en)
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Koji Fukumura
孝二 福村
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Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の出力機能を備えた光電スイッチの動作
確認を的確に行うことのできる光電スイッチを提供す
る。 【解決手段】 左側の第1表示部17に、第1、第2し
きい値に関する余裕度がバーグラフ形式で表示され、右
側の第2表示部18に、現在の受光量が数値表示され
る。第1表示部17のバーグラフ形式にあっては、第1
表示部17の上部つまり上段に位置する8本の縦セグメ
ントが第1しきい値に関する余裕度を示すために用いら
れ、右側を原点とした表示が行われる。同様にして、第
1表示部17の下部つまり下段に位置する8本の縦セグ
メントが第2しきい値に関する余裕度を示すために用い
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の出力機能
を備えた光電スイッチに関し、特に、2つの表示部を備
えたデュアルモニタ式光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】光電スイッチは、光を使って検出物の有
無を検出するのに多用されており、この光電スイッチの
中には表示部を備えたものが知られている。この種の光
電スイッチは一つの表示部を備え、この表示部にしきい
値などを表示させながら調整できるようになっている。
【0003】ところで、光電スイッチの中には、複数の
出力機能を備えたものがある。例えば、水位の上限レベ
ル及び下限レベルを検出するのに2つのしきい値が用い
られる。また、第1のしきい値を検出物の有無の検出に
用い、他方、第2のしきい値を、光電スイッチの発する
光量の低下を監視するのに用いられる。このような複数
の出力機能を備えた光電スイッチにあっては、例えば光
電スイッチの出力にどの程度の余裕度があるかを知りた
いとき、一方のしきい値に関連する情報を表示させ、次
いで、この表示を切り替えて他方のしきい値に関連する
情報を表示させる必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光電スイッチで
は、先に説明したように、複数のしきい値を表示するの
に表示画面を切り替える必要があり、これをマニュアル
で行うのであれば、ユーザは、これを制御するスイッチ
又はキーを操作する必要があった。また、表示画面の切
り替えを自動的に行うのであれば、例えば表示内容を点
滅させてユーザの注意を促しながら画面を切り替えるこ
とが行われていた。しかし、自動及びマニュアルのいず
れにせよ、一つの表示部の画面を切り替えて、複数の互
いに関連した情報を表示するものであるため、一方のし
きい値に関連した情報に問題が無ければ、他方の情報を
確認しないで、この光電スイッチは正常に動作している
と判断しがちである。
【0005】そこで、本発明の目的は、複数の出力機能
を備えた光電スイッチの動作確認を的確に行うことので
きる光電スイッチを提供することにある。本発明の他の
目的は、少なくとも2つの出力機能を備えた光電スイッ
チの2つのしきい値の確認を的確に行うことのできる光
電スイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題を達成
すべく、本発明にあっては、基本的には、光電スイッチ
に第1、第2の2つの表示部を設け、この第1、第2の
表示部を用いて2つのしきい値に関連する情報を表示す
るようにしてある。同時に表示する2つのしきい値とし
ては、例えば、水位の上限及び下限を規定するための2
つのしきい値や、検出用しきい値と光量低下監視用しき
い値のように、互いに関連したしきい値であるのがよ
い。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一つの実施の形態にあっ
ては、少なくとも第1、第2のしきい値が設定可能な光
電スイッチであって、第1、第2の2つの表示部を備
え、前記第1表示部に第1しきい値が表示されると共
に、前記第2表示部に第2しきい値が表示される。
【0008】この実施の形態によれば、2つのしきい値
が同時に表示されるため、一方のしきい値を確認して他
方のしきい値の確認を忘れてしまうというような問題を
解消することができる。
【0009】本発明の他の実施の形態にあっては、少な
くとも第1、第2のしきい値が設定可能な光電スイッチ
であって、第1、第2の2つの表示部を備え、前記第1
表示部に第1しきい値に関連した余裕度が表示されると
共に、前記第2表示部に第2しきい値に関連した余裕度
が表示される。
【0010】この実施の形態によれば、光電スイッチの
2つの異なるしきい値に関連した出力余裕度を同時に表
示することで、ユーザは、光電スイッチの検出動作の安
定度を的確に把握することができる。
【0011】本発明の別の実施の形態によれは、少なく
とも第1、第2の2つのしきい値が設定可能な光電スイ
ッチであって、共に複数の7セグメントLEDで構成さ
れた第1、第2の2つの表示部を備え、前記第1表示部
に前記第1、第2のしきい値に関連した余裕度がグラフ
形式で表示されると共に前記第2表示部に現在の受光量
が数値表示され、前記第1表示部では、7セグメントL
EDの上部に位置する縦セグメントを用いたバーグラフ
形式で前記第1のしきい値に関連した余裕度が表示さ
れ、7セグメントLEDの下部に位置する縦セグメント
を用いたバーグラフ形式で前記第2のしきい値に関連し
た余裕度が表示される。
【0012】この実施の形態によれば、現在の受光量を
表示しながら、2つのしきい値に関連した余裕度が同時
に表示されることから、ユーザは、光電スイッチの検出
動作の安定度を一層的確に且つ容易に把握することがで
きる。本発明の上記の目的、その作用効果並びに他の他
の実施の形態は、以下に詳しく説明する本発明の好まし
い実施例の説明から明らかになろう。
【0013】
【実施例】以下に、添付した図面に基づいて本発明の好
ましい実施例を詳しく説明する。図1、図2は、本発明
を適用した複数の出力機能を備えた光電スイッチを示す
ものであり、図1は光電スイッチの斜視図であり、図2
は、その平面図である。図示の光電スイッチ100は、
検出物に光を当ててその反射光を受光する形式のいわゆ
る反射型光電スイッチである。また、この光電スイッチ
100は、増幅器やCPUなどを組み込んだ本体に発光
素子と発光素子を配置した一体型の光電スイッチであ
る。
【0014】光電スイッチ100は、幅狭の比較的細長
いボックス状のケーシング11を有し、ケーシング11
の内部には、発光素子12と受光素子13(図3参照)
とが設けられ、この両素子12、13に臨む光ファイバ
14、15がケーシング11の一端面から外部に延出し
ている。光電スイッチ100への電源供給及び出力は、
ケーシング11の他端面から延出するケーブル16(図
1)を通じて行われる。
【0015】図2に最もよく示すように、このケーシン
グ11の比較的細長い略矩形の上面11aには、その長
手方向に左右又は横並びに隣接して配置された第1、第
2の表示部17、18が同一平面上に配置されている。
図2から理解できるように、ケーシング11の幅は、第
1、第2表示部17、18の幅方向(上下方向)の寸法
とほぼ同じである。この第1、第2の表示部17、18
は、共に、横並びに隣接して配置された4つセクション
を有し、各セクションは7セグメントLEDで構成され
ている。
【0016】すなわち、第1、第2の表示部17、18
は、数字及び/又はアルファベット文字を横並びに4つ
表示することができる。従って、例えば第1、第2の表
示部17、18で数値を表示するときには、4桁の数値
を表示することが可能である。7セグメントLEDは、
これを白黒のLEDで構成してもよく、また、カラーL
EDで構成してもよい。また、第1、第2の表示部1
7、18は、ドットマトリックス表示手段、例えば白黒
又はカラー液晶(LCD)で構成されてもよい。
【0017】ケーシング11の上面11aには、また、
出力論理スイッチ19と、出力オン/オフ・インジケー
タ20と、スイング式のしきい値調整スイッチ(上下キ
ー)21と、しきい値設定スイッチつまりセットキー2
2と、モード切り替えキースイッチ23(以下、Mキー
という)とを有し、このケーシング11の上面11a
は、その他端にピボット軸を介して取り付けられた片開
き式の蓋24(図1)を有し、この蓋24によって上面
11aを覆うことができる。
【0018】ケーシング11に設けられた3つのスイッ
チ又はキーの配置について詳しく説明すると、しきいセ
ットキー22は、ケーシング11の長手方向一端部に配
置され、他方、上下キー21及びMキー23は、ケーシ
ング11の長手方向他端部に配置されている。すなわ
ち、横並びに互いに隣接して配置された2つの表示部1
7、18に関し、その一側(第1表示部17の左側)に
しきい値セットキー22が配置され、他側(第2表示部
18の右側)に上下キー21及びMキー23が配置され
ている。また、上下キー21とMキー23の配置は、右
側の第2表示部18に隣接して上下キー21が配置さ
れ、Mキー23は第2表示部18から離れてケーシング
11の右側端に配置されている。
【0019】以上のように、左右の2つの表示部17、
18が横並びに隣接して配置されているため、後に説明
するように、しきい値と受光量などの2つの情報を横並
びで表示することができ、ユーザは、目線を移動させる
ことなく2つの情報を読みとることができるので都合が
よい。
【0020】出力オン/オフ・インジケータ20は、受
光量としきい値の関係から、検出物T(図3)の有無を
判定し、出力する状態を示す時に点灯又は消灯する。ま
た、その点灯や消灯と出力状態との関係を決定する論理
(オン時に点灯又は消灯)は出力論理スイッチ19によ
り変更できる。上下キー21は、後に説明するしきい値
の微調整に用いられる。スイング式の上下キー21は、
選択的に一方側又は他方側を押し下げることにより、し
きい値を調整することができる。
【0021】しきい値セットスイッチ22は、しきい値
を自動的に設定するのに用いられる。すなわち、検出物
T(図3参照)を検出エリアに配置した状態で、しきい
値セットキー22を押し、次いで、検出エリアから検出
物Tを取り除いた状態で、しきい値セットキー22を再
び押すと、検出物Tが存在しているときの受光量と、検
出物Tを取り除いたときの受光量との間の値がしきい値
として自動的に設定される。この設定しきい値は、後に
詳しく説明するように、第1表示部17又は第2表示部
18に表示される。Mキー23は、後に詳しく説明する
ように、左右の第1、第2の表示部17、18の画面を
切り替えるのに用いられる。
【0022】図3は、光電スイッチ100の内部構造を
示すブロック図である。光電スイッチ100は、例えば
発光ダイオードLED又は半導体レーザLDなどからな
る発光素子12を発光させるための駆動回路30と、モ
ニター用の光ダイオード31とを有し、また、光ダイオ
ードなどからなる受光素子13に接続された受光回路3
2と、この受光回路32からの出力信号をA/D変換す
るA/D変換器33と、第1、第2の表示部17、18
を制御するゲートアレイ又は制御回路34と、この制御
回路34からの信号を外部に送出する出力回路35とを
有し、先に説明したしきい値調整スイッチやモード切り
替えキースイッチなど各種スイッチ21〜23を含む操
作部36からの信号は制御回路34に入力される。
【0023】光電スイッチ100は、既知のように、受
光素子13が獲得した受光量をしきい値と比較し、その
大小によって、検出物Tの有無を検出し、その結果を出
力するものである。受光素子13が獲得した現在の受光
量と、検出物Tの有無を検出するために設定されている
しきい値は、上述した第1、第2の表示部17、18に
表示される。現在の受光量を第1表示部17に表示する
か第2表示部18に表示するかは任意である。すなわ
ち、第1、第2の表示部17、18のいずれか一方に現
在の受光量が表示され、他方にしきい値が表示される。
光電スイッチ100は、また、センサ光量の低下を監視
するための第2にしきい値を有する。
【0024】基本表示モード 図4は、検出物Tの有無を検出するためのしきい値に関
連したディスプレーに関連しており、Mキー23を操作
することによって、左右の第1、第2表示部17、18
の表示画面が第1画面から第5画面に順に切り替わるこ
とを説明するための図である。
【0025】第1画面 第1画面は、左側の第1表示部17にしきい値が数値表
示され、右側の第2表示部18に現在の受光量(現在
値)が数値表示される。この第1画面は、Mキー23を
押すことにより次の第2画面に切り替わる。
【0026】第2画面 第2画面は、左側の第1表示部17に余裕度が数値表示
され、右側の第2表示部18に現在の受光量が数値表示
される。ここに、余裕度とは、しきい値に対する現在の
受光量の相対値であり、次の式で表すことができる。余
裕度=現在の受光量/しきい値
【0027】なお、この第2画面では、余裕度がパーセ
ントで表示される。つまり、第2表示部18に表示され
る余裕度は、次の式で表すことができる。 余裕度(%)=(現在の受光量/しきい値)×100
【0028】なお、第2表示部18の数値(余裕度)が
パーセントで表示していることを明示するために、第2
画面での第1表示部17には、数値に次に、パーセント
を意味する「P」の文字が付記される。この第2画面
は、Mキー23を押すことにより次の第3画面に切り替
わる。
【0029】第3画面 第3画面は、左側の第1表示部17に余裕度がグラフ形
式で表示され、右側の第2表示部18に現在の受光量が
数値表示される。第1表示部17の具体的なグラフ表示
は、4本の縦セグメントと3本の横セグメントから構成
される各7セグメントLEDにおいて、4本の縦セグメ
ントのうち、上部つまり上段の2本の縦セグメントをバ
ーグラフ形式的に活用することによって、バーグラフ形
式の表示を行う。本実施例においては、第1表示部17
は、4つの7セグメントLEDで構成されているため、
合計8つの縦セグメントを、右側を原点としてバーグラ
フ形式の表示を行うことができる。変形例としては、最
上位に位置する横セグメントを用いてグラフ形式の表示
を行うようにしてもよい。
【0030】更に、本実施例では、図4に示すように、
4本の縦セグメントのうち、下部つまり下段の2本の縦
セグメントを、しきい値のレベルとして表示し、表示さ
れる余裕度が、設定されているしきい値に対しての大き
さを概略感覚的に把握できるようにしている。言うまで
もなく、仮にしきい値が調整変更された場合は、第3画
面でのしきい値の位置を表す位置は変化せず(第1表示
部17の横方向において略中央の位置に固定)、しきい
値に対する余裕度の表示が変化するようになっている。
この第3画面は、Mキー23を押すことにより次の第4
画面に切り替わる。
【0031】第4画面 一定期間内の受光量の最大値と最小値とが、夫々、第1
表示部17と第2表示部18とに表示される。図示の第
4画面での第1表示部17の「PhLd」はPeak Hold
の略記つまり最大値を意味するであり、一方、右側の第
2表示部18の「bhLd」はBottom Holdの略記つま
り最小値を意味する。
【0032】第4画面では、先ず、第1、第2表示部1
7、18に「PhLd」、「bhLd」の文字が0.25秒
間だけ表示された後、次いで、自動的に、表示が切り替
わり、第1表示部17に最大値の数値が表示され、第2
表示部18に最小値の数値が表示され、この数値表示を
1秒間継続した後、自動的に、「PhLd」、「bhL
d」の文字表示に戻り、以後、これが反復される。この
第4画面は、Mキー23を押すことにより次の第5画面
に切り替わる。
【0033】第5画面 上記の最大値及び最小値を余裕度に換算した数値が第1
表示部17及び第2表示部18に表示される。ここに最
大値の余裕度は、次の式で表される。 最大値の余裕度=最大値/しきい値
【0034】また、最小値の余裕度は、次の式で表され
る。 最小値の余裕度=最小値/しきい値
【0035】なお、この第5画面では、余裕度がパーセ
ントで表示される。つまり、右側の第2表示部18に表
示される余裕度は、次の式で表すことができる。 最大値の余裕度(%)=(最大値/しきい値)×100 最小値の余裕度(%)=(最小値/しきい値)×100
【0036】上述した第4画面と同様に、第5画面にお
いても、先ず、第1、第2表示部17、18に「PhL
d」、「bhLd」の文字が0.25秒間だけ表示された
後、次いで、自動的に、表示が切り替わり、左側の第1
表示部17に最大値の余裕度(%)の数値が表示され、
右側の第2表示部18に最小値の余裕度(%)の数値が
表示され、この数値表示を1秒間継続した後、自動的
に、「PhLd」、「bhLd」の文字表示に戻り、以
後、これが反復される。なお、第1、第2表示部17、
18の最大値、最小値に関する余裕度の数値がパーセン
トで表示していることを明示するために、この第5画面
での数値表示には、余裕度を示す数値の次に、パーセン
トを意味する「P」の文字が付記される。この第5画面
は、Mキー23を押すことにより上述した第1画面に戻
る。
【0037】第1〜第5画面と、各モードで第1表示部
17と第2表示部18に表示される内容の一覧は次のと
おりである。
【0038】 第1表示部17 第2表示部18 第1画面 しきい値の数値 現在の受光量 第2画面 余裕度(%) 現在の受光量 第3画面 余裕度のグラフ表示 現在の受光量 第4画面 最大値の数値 最小値の数値 第5画面 最大値の余裕度(%) 最小値の余裕度(%)
【0039】上述した第1画面〜第5画面の全ての画面
で、スイング式上下キー21を操作することにより、設
定されているしきい値を調整することができ、この調整
スイッチ21の操作を止めた時点のしきい値が新たなし
きい値として設定される。ここに、第3〜第5の画面で
上下キー21の操作を開始すると、瞬時に第1画面に自
動的に切り替わり、この上下キー21を操作している
間、第1画面が維持され、上下キー21の操作を止める
と、元の第3〜第5の画面に戻る。
【0040】以上、第1〜第5の画面が順に切り替わる
ようにしたが、切り替える順番は任意である。例えば、
第3画面を省いて、第2画面から第4画面に切り替わる
ようにしてもよい。また、第5画面を省いて、第2画面
と第4画面とを交互に切り替えるようにしてもよい。同
様に、第1画面と第2画面とを交互に切り替えるように
してもよい。また、Mキー23の押し動作が短時間の場
合には、第1〜第3の画面を循環し、Mキー23の押し
動作が長時間(例えば、継続して3秒間押し続ける)の
場合には、直ちに、第4又は第5の画面に切り替わるよ
うにしてもよい。
【0041】第1、第2の表示部17、18の少なくと
もいずれか一方を2色LEDで構成したときには、上述
した光電スイッチが検出スイッチとして機能するのに性
能限界に近い状態にある事実を、第1、第2の表示部1
7、18の少なくともいずれか一方を通常とは異なる色
で表示することにより作業者に積極的に教えるようにし
てもよい。
【0042】光電スイッチ100の表示に関し、例え
ば、図4の第1〜第5の画面の全てを順次表示する全表
示モード(「Full」モード)と、図4の仮想線で囲
んだ第1画面と第2画面だけを表示する部分表示モード
(「Std」モード)とに切り替え可能にするようにし
てもよい。
【0043】図4において、ユーザが全表示モード
(「Full」)を選択すると、Mキー23を押すこと
により、第1画面から第2画面に、また、第2画面から
第3画面に、・・・・というように第5画面まで進み、
更に、Mキー23を押すことにより第1画面に戻る全表
示ループ又はサイクルを形成する。
【0044】他方、ユーザが部分表示モード(「St
d」)を選択すると、Mキー23を押すことにより、第
1画面から第2画面に、また、第2画面から第1画面に
戻る。
【0045】部分表示ループ又はサイクルを形成するこ
の部分表示モード(「Std」)と、全表示モード
(「Full」)との選択つまり切り替えは、専用のス
イッチをケーシングの上面11aに設けてもよいが、第
1表示部17及び第2表示部18に選択画面を表示させ
て、この選択画面上でユーザに選択させるようにしても
よい。
【0046】光電スイッチ100は、先に述べたよう
に、複数の出力機能を具備するものであるが、説明を簡
略化するために、2つの出力機能を備えたものとして以
下に説明する。したがって、3以上の出力機能を備えた
ものにあっては、これに関連した3以上のしきい値を任
意に組み合わせた2つのしきい値に関連した情報を第
1、第2表示部17、18に表示するものとして理解さ
れたい。図5〜図12に示す画面のうち一つ又は複数
を、上述した基本表示モードの中に組み込んでもよく、
或いは、別の2出力表示モードとして、上述した基本表
示モードから独立させてもよい。
【0047】図5〜図12の画面の一つ又は任意の組み
合わせの複数の画面又は全ての画面を、先の基本表示モ
ードから独立した2出力表示モードとして設定したとき
には、例えば、基本表示モードを表示中にMキー23を
3秒以上押し続けた(長押し)ときに、基本表示モード
から2出力表示モードに切り替わるようにすればよく、
この2出力表示モードでは、先の基本表示モードと同様
に、Mキーを操作することで、第1、第2表示部17、
18に表示される画面が切り替わるようにすればよい。
【0048】図5は、第1しきい値を第1表示部17に
表示し、第2しきい値を第2表示部18に表示して、第
1、第2しきい値を同時に表示した例を示す。勿論、第
1しきい値を第2表示部18に表示し、第2しきい値を
第1表示部17に表示してもよい。第1しきい値が検出
物Tの有無を検出するためのしきい値であり、第2しき
い値がセンサ光量の低下を監視するためのしきい値であ
れば、これら第1、第2しきい値の間には、設備保守管
理上、密接な関係がある。したがって、第1、第2しき
い値を同時に並べて表示することにより、ユーザは、第
1しきい値と第2しきい値とを見比べることができしき
い値調整に好都合である。第1、第2しきい値は、水位
などを検出するための上限、下限を規定するものであっ
てもよい。
【0049】図6は、第1しきい値及び第2しきい値に
関連した余裕度をパーセント表示した例を示すものであ
り、検出物Tを検出するための第1しきい値に関連した
余裕度が第1表示部17に表示され、センサ光量の低下
を監視するための第2しきい値に関連した余裕度が第2
表示部18に表示されているが、第1しきい値に関連し
た余裕度を第2表示部18に表示し、第2しきい値に関
連した余裕度を第1表示部17に表示してもよい。図5
の表示と同様に、第1、第2しきい値は、水位などを検
出するための上限、下限を規定するものであってもよ
い。
【0050】第1しきい値に関連した余裕度及び第2し
きい値に関連した余裕度を同時に表示することにより、
光電スイッチが動作している間、安定した検出が行われ
ているかを確認するのが容易になる。すなわち、一方の
余裕度のみを表示している場合は、他方の余裕度の確認
が疎かになりがちであり、また、検出の不安定さを見逃
すこともあるが、これら2つの余裕度を同時に表示する
ことで、このような見落としを防止することができ、こ
れにより、光電スイッチの動作不良による不慮のトラブ
ルの発生を未然に防止することができる。
【0051】図7は、第1しきい値及び第2しきい値に
関連した余裕度をバーグラフ形式で表示した例を示すも
のであり、検出物Tを検出するための第1しきい値に関
連した余裕度が第1表示部17に表示され、センサ光量
の低下を監視するための第2しきい値に関連した余裕度
が第2表示部18に表示されているが、第1しきい値に
関連した余裕度を第2表示部18に表示し、第2しきい
値に関連した余裕度を第1表示部17に表示してもよ
い。図5の表示と同様に、第1、第2しきい値は、水位
などを検出するための上限、下限を規定するものであっ
てもよい。また、この図7の表示方法に関する変形例と
して、第1、第2のしきい値に関連する余裕度を、表示
部17、18の横セグメントを用いてグラフ形式で表示
するようにしてもよい。
【0052】第1表示部17及び第2表示部18でのバ
ーグラフ形式の表示は、先に説明した第3画面(図4)
の第1表示部17におけるバーグラフ形式の表示と同一
である。すなわち、各表示部17、18が、夫々、4つ
の7セグメントにて構成されているため、2つの表示部
17、18の合算した、横方向に並んで位置する8本の
縦セグメントを、右側を原点としてバーグラフ形式の表
示を行うものである。そして、各表示部17、18に対
する縦方向の部位を構成する4本の縦セグメントのう
ち、下部に設けられる2本の縦セグメントを、しきい値
のレベルとして表示し、表示される余裕度が、設定され
ているしきい値に対しての大きさを概略感覚的に把握で
きるようになっている。
【0053】図8は、左右に並んだ第1、第2の2つの
表示部17、18が一体となって、第1しきい値及び第
2しきい値の余裕度をバーグラフ形式で表示する例を示
すものであり、上部が第1しきい値に関連した余裕度を
示し、下部が第2しきい値に関連した余裕度を示す。す
なわち、横並びの2つの表示部17、18は合計8つの
7セグメントLEDで構成されているため、2つの表示
部17、18の合算した横方向に並ぶ16本の縦セグメ
ントを、右側を原点としてバーグラフ形式の表示を行う
ものである。そして、左右の表示部17、18の境界が
しきい値のレベルを表示するようになっている。したが
って、左右の表示部17、18の境界が意味する設定し
きい値に対して、表示される余裕度の高低の概略を感覚
的に把握することができる。
【0054】図9は、図8の変形例であり、図8と同様
に、左右に並んだ第1、第2の2つの表示部17、18
が一体となって、第1しきい値及び第2しきい値の余裕
度をグラフ形式で表示する例を示すものであり、上部が
第1しきい値に関連した余裕度を示し、下部が第2しき
い値に関連した余裕度を示す。この図9の表示にあって
は、2つの表示部17、18の合算した、横方向に並ん
で位置する8本の横セグメント又は水平セグメントを、
右側を原点として横方向に延びるグラフ形式の表示を行
うものである。そして、左右の表示部17、18の境界
がしきい値のレベルを表示するようになっている。した
がって、左右の表示部17、18の境界が意味する設定
しきい値に対して、表示される余裕度の大きさを概略感
覚的に把握することができる。
【0055】図10は、左側の第1表示部17に、第
1、第2のしきい値に関する余裕度をバーグラフ形式で
表示し、右側の第2表示部18に、現在の受光量を数値
表示する例を示すものである。左側の第1表示部17
に、現在の受光量を数値表示し、右側の第2表示部18
に、第1、第2しきい値に関する余裕度をバーグラフ形
式で表示するようにしてもよい。また、第1又は第2の
単一の表示部に、第1、第2のしきい値に関する余裕度
をグラフ形式で表示するのに、最上位及び最下位に位置
する横セグメントを用いて行うようにしてもよい。
【0056】縦セグメントを用いたバーグラフ形式の表
示に関しては、先に図7を参照して説明した表示形式と
実質的に同一であるが、この図10の表示形式にあって
は、第1表示部17の上部に位置する8本の縦セグメン
トを第1しきい値に関する余裕度を示すために用いて、
右側を原点としてバーグラフ形式の表示を行うものであ
る。そして、第1表示部17の下部に位置する8本の縦
セグメントを第2しきい値に関する余裕度を示すために
用いて、右側を原点としてバーグラフ形式の表示を行う
ものである。なお、第1、第2しきい値のレベルは、例
えば、第1表示部17の横方向の中間部分に矢印マーク
をケース11に印刷するなどによって印を付記すること
で表すようにしてもよい。
【0057】図11は、第1表示部17に、しきい値を
数値表示し、第2表示部18に、現在の受光量を数値表
示する例を示すものである。第1表示部17には、例え
ば0.25秒毎に、第1しきい値と第2しきい値とが自動的
に交互に表示される。変形例として、第1表示部17に
おける第1しきい値と第2しきい値との切り替えを、例
えば上下キー21を操作することにより行うようにして
もよい。これによれば、第1、第2のしきい値を現在の
受光量との対比で同時に確認することができるという利
点がある。なお、第1表示部17の表示内容が切り替え
可能であることを知らせるために、表示している数値を
短い周期で点滅させるようにしてもよい。
【0058】図12は、第1表示部17に、余裕度のパ
ーセントで表示し、第2表示部18に、現在の受光量を
数値表示する例を示すものである。第1表示部17に
は、例えば0.25秒毎に、第1しきい値に関する余裕度
と、第2しきい値に関する余裕度とが自動的に交互に表
示される。変形例として、第1表示部17における第1
しきい値に関連した余裕度と第2しきい値に関連した余
裕度とを、例えば上下キー21を操作することにより切
り替えるようにしてもよい。これによれば、第1、第2
のしきい値の余裕度つまり出力余裕度を現在の受光量と
の対比して同時に確認することができるという利点があ
る。
【0059】このことは、検出物Tの有無、受光量の低
下などを含めて光電スイッチの動作の全般を確認するこ
とができ、また、第1、第2のしきい値に対する出力余
裕度を確認できることで、光電スイッチの検出動作の安
定性を容易に知ることができる。
【0060】図13は、バーグラフ形式の表示に関する
変形例を例示するものであり、この図13のバーグラフ
形式の表示は、例えば、図5に示す第3画面の第1表示
部17でのバーグラフ形式の表示や図7での第1、第2
表示部17、18でのバーグラフ形式の表示に関して効
果的である。
【0061】図13に示すように、4つの7セグメント
LED31〜34のうち、これを左右に2つに分けて、
右側の2つの7セグメントLED31、32について
は、下部(又は上部)に位置する4本の縦セグメント3
1a、31b、32a、32bを用い、左側の2つの7
セグメントLED33、34については、上部(又は下
部)に位置する4本の縦セグメント33a、33b、3
4a、34bを用いて、余裕度をバーグラフ表示するよ
うにしてもよい。
【0062】図13のバーグラフ表示形式を用いた場
合、例えば右側の縦セグメント73aから始まって、余
裕度が増加するに従って、順次左側に位置する縦セグメ
ントを発光させることにより、余裕度の大小を知ること
ができる。また、途中からつまり中間部分の2つの7セ
グメントLED32、33のうち、右側の7セグメント
32の左に位置する縦セグメント32bと、左側の7セ
グメント33の右に位置する縦セグメント33aとが上
下に離れていることから、この間にしきい値レベルが存
在していることをユーザは認識することになる。
【0063】すなわち、右側の2つの7セグメントLE
D31、32の下部の縦セグメントと、左側の2つの7
セグメントLED33、34の上部の縦セグメントを用
いることで、余裕度を示すバーグラフが右から左に向け
て延びる途中で段差が現れ、この段差がしきい値のレベ
ルであることをユーザに知らせることができる。
【0064】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明にあっては、例えば図4に例示したしきい値関連表示
モードにおいて、この表示モードを2つ用意し、第1の
しきい値関連表示モードでは、第1のしきい値に関連す
る表示を行い、第2のしきい値関連表示モードでは、第
2のしきい値に関連する表示を行うようにしてもよい。
【0065】この場合、第1しきい値に関連した第1の
しきい値関連表示モードでは、図4を参照して、第1画
面に第1しきい値を数値で表示し、第2画面に、この第
1しきい値に基づく余裕度を表示するようにし、他方、
第2しきい値に関連した第2のしきい値関連表示モード
では、第1画面に第2しきい値を数値で表示し、第2画
面に、この第2しきい値に基づく余裕度を表示するよう
にすればよい。
【0066】第1、第2のしきい値関連表示モードの切
替のために、この切替のための専用のスイッチ又はボタ
ンを光電スイッチ100の操作部36に設けてもよいこ
とは勿論であるが、例えば、Mキー23と上下キー21
とを同時に継続して3秒以上押し続けることによって第
1、第2のしきい値関連表示モードの切替を行うように
してもよい。
【0067】この切替は、第1、第2のしきい値関連表
示モードにおいて、図4の第1画面〜第5画面の任意の
画面から行うことができるようにするのが都合がよい。
切替後の初期画面について、切替前のしきい値関連表示
モードが例えば第5画面であったとしても、切替後のし
きい値関連表示モードの初期画面が第1画面(しきい値
&現在の受光量)から始まるようにしてもよく、又は、
切替前と同じ画面つまり、切替前が第2画面(余裕度&
現在の受光量)であれば、切替後の初期画面がこの第2
画面(余裕度&現在の受光量)から始まるようにしても
よい。
【0068】後者の場合、つまり切替後の初期画面を切
替前の画面と同じ画面から始めるようにした場合には、
切替前後で同じレベルでの画面の対比や確認が容易にな
るという利点がある。
【0069】第1、第2のしきい値関連表示モードのい
ずれにおいても、図4を参照して先に説明したように、
第1〜第5画面から第1画面に戻るようにサイクル的に
表示させるようにすればよいし、また、全表示モード
(「Full」モード)と部分表示モード(「Std」
モード)とに切替可能であるのがよい。
【0070】第1、第2のしきい値関連表示モードでの
しきい値の調整については、図4の第1画面〜第5画面
の全ての画面、又は、しきい値に直接的に関連する少な
くとも第1〜第3画面でスイング式上下キー21を操作
することにより、設定されているしきい値を調整するこ
とができるようにするのがよい。
【0071】また、例えば、余裕度のバーグラフ表示を
行う第3画面や、他に、第4、第5の画面で、しきい値
調整のために、上下キー21の操作を開始すると、瞬時
に第1画面に自動的に切り替わり、この上下キー21を
操作している間、第1画面が維持され、上下キー21の
操作を止めると、元の第3〜第5の画面に戻るようにし
てもよい。
【0072】図14は、先に説明した図4の変形例であ
る。図14のしきい値関連表示では、Mキー23を押す
ことにより、第1画面〜第9画面がサイクル的に表示さ
れる。この第1画面〜第9画面のうち、全表示モード
(「Full」モード)が設定されているときには、第
1画面〜第9画面の全ての表示が行われるが、簡易表示
モード(「Std」モード)では、第1画面〜第4画面
がサイクル的に表示される。
【0073】図14のしきい値関連表示では、第1画面
において第1しきい値が左側表示部17に数値表示さ
れ、次の第2画面において第2しきい値が左側表示部1
7に数値表示される。すなわち、この図14のしきい値
関連表示では、Mキー23を押すだけで、第1、第2の
しきい値が連続的表示されるようになっている。同じよ
うに、第3画面では、第1しきい値に基づいて算出した
余裕度のパーセント表示が行われ、次の第4画面では、
第2しきい値に基づく余裕度のパーセント表示が行われ
る。
【0074】図14のしきい値関連表示において、全表
示モード(「Full」モード)のときには、第4画面
から第5画面に移行することになるが、この第5画面で
は、第1しきい値に基づく余裕度のバーグラフ表示が行
われ、次の第6画面では、第2しきい値に基づく余裕度
のバーグラフ表示が行われる。
【0075】図14の第1画面〜第6画面で、しきい値
に関連した表示を行っているときに、上下キー21を操
作することにより、表示されているしきい値、つまり対
応する第1又は第2のしきい値を調整することができ
る。
【0076】更に、第7画面では、先に説明したピーク
ホールド及びボトムホールドの受光量が数値表示される
が、次の第8画面では、第1しきい値に基づくピークホ
ールド値及びボトムホールド値の余裕度が横並びの2つ
の表示部17、18を用いて同時にパーセント表示され
る。そして、次の第9画面では、第2しきい値に基づく
ピークホールド値及びボトムホールド値の余裕度が横並
びの2つの表示部17、18を用いて同時にパーセント
表示される。
【0077】図15は、図14で説明したしきい値関連
表示の変形例である。この図15のしきい値関連表示に
おいても、図14などのしきい値関連表示と同様に、M
キー23を押すことにより、第1画面〜第9画面がサイ
クル的に表示される。この第1画面〜第9画面のうち、
全表示モード(「Full」モード)が設定されている
ときには、第1画面〜第9画面の全ての表示が行われる
が、簡易表示モード(「Std」モード)では、第1画
面〜第4画面がサイクル的に表示される。
【0078】図15のしきい値関連表示では、図14と
対比すると直ちに分かるように、第2画面において、第
1しきい値に基づく余裕度のパーセント表示が行われ、
次の第3画面で、第2しきい値の数値表示が行われ、ま
た、次の第4画面で、この第2しきい値に基づく余裕度
のパーセント表示が行われる。
【0079】図16、図17は、図14又は図15のし
きい値関連表示の変形例を示す。先に説明したように、
図14、図15のしきい値関連表示では、全表示モード
(「Full」モード)と簡易表示モード(「Std」
モード)を予め設定して、択一的に、全表示モードでし
きい値関連表示を行うか、簡易表示モードでしきい値関
連表示を行うようになっていたが、このしきい値関連表
示の基本画面として、図14又は図15の第1画面から
第4画面をMキー23を押すことによりサイクル的に表
示するようにし、これら第1〜第4の画面のうち現在表
示されている画面で、Mキー23を長押し(例えば3秒
以上押し続ける)することにより、図16又は図17の
表示モードに移行するようにしてもよい。
【0080】図16は、基本画面で第1しきい値に関連
した表示が行われているときに、Mキー23の長押しが
行われたときの表示モードを示す。具体的には、図14
の第1画面又は第3画面或いは図15の第1画面又は第
2画面でMキー23を長押しすると、図16の表示モー
ドに移行する。この図16では、第5画面で第1しきい
値に基づく余裕度がバーグラフ形式で表示され、また、
第7画面では、第1しきい値に基づいて算出したピーク
ホールド値及びボトムホールド値の余裕度が、第1表示
部17及び第2表示部18を用いてパーセント表示され
る。
【0081】図17は、基本画面で第2しきい値に関連
した表示が行われているときに、Mキー23の長押しが
行われたときの表示モードを示す。具体的には、図14
の第2画面又は第4画面或いは図15の第3画面又は第
4画面でMキー23を長押しすると、図17の表示モー
ドに移行する。この図17では、第5画面で第2しきい
値に基づく余裕度がバーグラフ形式で表示され、また、
第7画面では、第2しきい値に基づいて算出したピーク
ホールド値及びボトムホールド値の余裕度が、第1表示
部17及び第2表示部18を用いてパーセント表示され
る。
【0082】これら図16、図17の表示モードを行う
場合、Mキー23を押すと第5画面から第6画面に切り
替わり、また、第6画面から第7画面に切り替わり、更
に、第7画面から基本画面に戻るようになっているが、
この基本画面に戻ったときに、何時でも第1画面から開
始させるようにしてもよいが、例えば、図16の第1し
きい値に関する表示モードが完了したときには、基本画
面の初期画面を第2しきい値に関連する表示に設定する
ようにしてもよい。同じように、図17の第2しきい値
に関する表示モードが完了したときには、基本画面の初
期画面を第1しきい値に関連する表示に設定するように
してもよい。
【0083】例えば、図16の第1しきい値に関する表
示モードが完了したら、基本画面の初期画面を図14の
第2画面又は図15の第3画面に設定するようにしても
よい。
【0084】以上、光ファイバ14、15を備えた反射
型且つ一体型の光電スイッチ100を例示して本発明を
説明したが、本発明は、デュアル表示部を備えた任意の
光電スイッチに適用可能である。
【0085】本発明は、図8を参照して説明した例を除
いて、例えば2つの表示部を上下に配置したデュアルモ
ニタ式光電スイッチにも適用可能である。
【0086】光電スイッチとしては、ケーシングの一端
面に発光素子と受光素子を設け、この発光素子から発せ
られた光を検出物に当て、反射した光を受光素子で直接
的に受ける形式の光電スイッチであってもよい。発光素
子として、レーザ半導体素子を採用したものであっても
よい。
【0087】また、光電スイッチとして、発光素子と受
光素子を備えたヘッドユニットと、アンプやCPUなど
を内蔵した本体ユニットとを含み、これらをケーブルに
よって接続した、いわゆる反射型且つ別体型の光電スイ
ッチであってもよい。また、光電スイッチとして、透過
型光電スイッチにも本発明を適用できることは言うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一体型光電スイッチの斜視図である。
【図2】図1の光電スイッチの平面図である。
【図3】図1の光電スイッチのブロック図である。
【図4】しきい値関連表示に関する画面の切り替えを説
明するための図である。
【図5】2つの表示部を用いて2つのしきい値を数値表
示する例を示す図である。
【図6】2つの表示部を用いて2つのしきい値に関連し
た余裕度をパーセント表示する例を示す図である。
【図7】2つの表示部を用いて2つのしきい値に関連し
た余裕度をバーグラフ形式で表示する例を示す図であ
る。
【図8】横並びの2つの表示部を一体的に用いて2つの
しきい値に関連した余裕度をバーグラフ形式で表示する
例を示す図である。
【図9】図8に関連した変形例を示すものであり、横並
びの2つの表示部を一体的に用いて2つのしきい値に関
連した余裕度をグラフ形式で表示する他の例を示す図で
ある。
【図10】2つの表示部を用いて、2つのしきい値に関
連したバーグラフ形式の表示と、現在の受光量の数値表
示とを行う例を示す図である。
【図11】2つの表示部を用いて、2つのしきい値の夫
々の数値と現在の受光量の数値とを表示する例を示す図
である。
【図12】2つの表示部を用いて、2つのしきい値に関
連した夫々の余裕度のパーセント表示と、現在の受光量
の数値表示とを行う例を示す図である。
【図13】バーグラフ表示に関する変形例を示す図であ
る。
【図14】図4のしきい値関連表示の変形例を示す図で
ある。
【図15】図4のしきい値関連表示の他の変形例を示す
図である。
【図16】図14又は図15の更なる変形例を示す図で
あり、基本画面において第1しきい値に関連する表示を
行っているときにMキーの長押しによって切り替えるこ
とのできる表示モードを例示するものである。
【図17】図16と同様に、図14又は図15の更なる
変形例を示す図であり、基本画面において第2しきい値
に関連する表示を行っているときにMキーの長押しによ
って切り替えることのできる表示モードを例示するもの
である。
【符号の説明】
100 光電スイッチ 12 発光素子 13 受光素子 17 第1表示部 18 第2表示部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1、第2のしきい値が設定
    可能な光電スイッチであって、 第1、第2の2つの表示部を備え、 前記第1表示部に第1しきい値が表示されると共に前記
    第2表示部に第2しきい値が表示されることを特徴とす
    る光電スイッチ。
  2. 【請求項2】 少なくとも第1、第2のしきい値が設定
    可能な光電スイッチであって、 第1、第2の2つの表示部を備え、 前記第1表示部に第1しきい値に関連した余裕度が表示
    されると共に前記第2表示部に第2しきい値に関連した
    余裕度が表示されることを特徴とする光電スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2のしきい値に関連した余
    裕度がパーセント表示されることを特徴とする請求項2
    の光電スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2のしきい値に関連した余
    裕度がグラフ形式で表示されることを特徴とする請求項
    2の光電スイッチ。
  5. 【請求項5】 少なくとも第1、第2の2つのしきい値
    が設定可能な光電スイッチであって、 共に複数の7セグメントLEDで構成された第1、第2
    の2つの表示部を備え、 前記第1表示部に前記第1、第2のしきい値に関連した
    余裕度がグラフ形式で表示されると共に前記第2表示部
    に現在の受光量が数値表示され、 前記第1表示部では、7セグメントLEDの上部に位置
    する縦セグメントで前記第1のしきい値に関連した余裕
    度が表示され、7セグメントLEDの下部に位置する縦
    セグメントで前記第2のしきい値に関連した余裕度が表
    示されることを特徴とする光電スイッチ。
  6. 【請求項6】 少なくとも第1、第2のしきい値が設定
    可能な光電スイッチであって、 互いに横並びに配置された第1、第2の2つの表示部を
    有し、 該第1、第2の表示部の各々が、横並びに配置された複
    数の7セグメントLEDで構成され、 前記第1、第2の表示部を構成する7セグメントLED
    の上部に位置する縦又は横セグメントで前記第1のしき
    い値に関連した余裕度がグラフ形式で表示され、 前記第1、第2の表示部を構成する7セグメントLED
    の下部に位置する縦又は横セグメントで前記第2のしき
    い値に関連した余裕度がグラフ形式で表示され、 前記第1及び第2のしきい値レベルが、前記第1、第2
    の表示部の境界に設定されていることを特徴とする光電
    スイッチ。
  7. 【請求項7】 少なくとも第1、第2の2つのしきい値
    が設定可能な光電スイッチであって、 第1、第2の2つの表示部を備え、 前記第1表示部にしきい値が数値表示され、 前記第2表示部に現在の受光量が数値表示され、 前記第1表示部が、第1のしきい値の表示と、第2のし
    きい値の表示とに切り替え可能であることを特徴とする
    光電スイッチ。
  8. 【請求項8】 少なくとも第1、第2の2つのしきい値
    が設定可能な光電スイッチであって、 第1、第2の2つの表示部を備え、 前記第1表示部にしきい値に関連した余裕度が表示さ
    れ、 前記第2表示部に現在の受光量が数値表示され、 前記第1表示部が、第1のしきい値に関連した余裕度の
    表示と、第2のしきい値に関連した余裕度の表示とに切
    り替え可能であることを特徴とする光電スイッチ。
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