JP2002277860A - 液晶パネルおよびその製造方法 - Google Patents

液晶パネルおよびその製造方法

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JP2002277860A
JP2002277860A JP2001074618A JP2001074618A JP2002277860A JP 2002277860 A JP2002277860 A JP 2002277860A JP 2001074618 A JP2001074618 A JP 2001074618A JP 2001074618 A JP2001074618 A JP 2001074618A JP 2002277860 A JP2002277860 A JP 2002277860A
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electrode substrate
crystal panel
electrode
polarizing plate
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Koichi Yoshioka
浩一 吉岡
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、異型であっても高品質な液晶パネル
を容易に製造することができる製造方法、および、例え
ば、異型であっても高品質な液晶パネルを提供する。 【解決手段】 電極基板が複数形成されるプラスチック
製の電極基板部材1・2を互いに対向させて貼り合わせ
た後、上記電極基板部材1の端部を、ダイシングまたは
カッターで切断ライン6に沿って切断して端子部4を設
ける。次に、電極基板部材1・2の互いの背向面に電極
基板部材1・2とほぼ同じ大きさの偏光板9・10を貼
り合わせる。その後、偏光板9・10と電極基板部材1
・2とを、例えば、所定形状の刃を備えたトムソンプレ
ス等の打ち抜き分断装置により切断ライン18に沿って
一括切断することで液晶パネル19を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、テレビや
パーソナルコンピュータ等の電化製品の表示部として用
いられる、プラスチック製の電極基板を用いた液晶パネ
ルおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶パネルの製造方法について簡
単に説明する。
【0003】まず、一対の電極基板部材(電極基板の集
合体)上に、ITO(Indium ThinOxide)等の透明電極
からなる電極パターンを形成した後、ポリイミド等から
なる配向膜を上記透明電極上に形成する。そして、上記
電極基板部材の所定位置にエポキシ系樹脂等からなるシ
ール材で枠を形成した後、互いに対向させて貼り合わせ
る。その後、上記枠を形成するシール材の縁に沿って一
対の電極基板部材を切断した後、得られた電極基板の端
部を切断することにより端子部を形成する。
【0004】そして、上記電極基板間に液晶を注入・封
止した後に、各電極基板の背向面に偏光板を貼り合わ
せ、さらに、上記端子部に駆動回路を接続する。これに
より、液晶パネルが製造される。
【0005】製造する液晶パネルのサイズが大きい場合
には、上記方法のように、枠であるシール材の縁に沿っ
て電極基板毎に切断してから液晶を注入する。しかし、
液晶パネルのサイズが2インチ程度と小さい場合には、
液晶パネルになるべき複数個の電極基板が連なった短冊
形態の電極基板部材を互いに貼り合わせて、液晶を注入
した後、切断する方法が採用されている。
【0006】上記方法について図6を参照しながら説明
する。
【0007】まず、図6(a)、(b)に示すように、
液晶パネルとなるべき複数個の電極基板が形成される短
冊形態の電極基板部材41・42を互いに貼り合わせた
後、液晶を注入する。そして、切断ライン48に沿って
切断して個々の電極基板51・52を得る。次に、端子
部を形成するための切断ライン46に沿って上側の電極
基板51を切断し(図6(c))、不要部55を除去す
ることにより端子部44を形成する(図6(d))。そ
の後、図6(e)に示すように、偏光板53・54を上
記電極基板51・52の互いの背向面に貼り合わせるこ
とにより液晶パネルを得ることができる。
【0008】特に、ガラス製の電極基板(以下、ガラス
基板と記載)からなる液晶パネルの場合には、上記ガラ
ス基板の切断はスクレーパーを用い、偏光板はトムソン
プレス等で切断するため、その切断方式が異なる。その
ため、図6に示す方法が一般的である。
【0009】しかし、プラスチック製の電極基板(以
下、プラスチック基板と記載)からなる液晶パネルの場
合には、上記プラスチック基板と偏光板との切断をトム
ソンプレスやカッターで、一括して行なうことができ
る。
【0010】上記プラスチック基板からなる液晶パネル
の切断方法は、例えば、特公平7−9513号公報に開
示されている。この公報では、フィルム基板に偏光板を
貼り合わせた後に、上記フィルム基板と偏光板とを一括
して切断する方法が提案されている。特に、実施例に
は、フィルム基板を切断することで端子用の開口部を設
けた後に、二枚のフィルム基板を互いに貼り合わせ、さ
らに、フィルム基板の背向面に偏光板を貼り合わせる方
法が開示されている。
【0011】また、特開平9−90309号公報には、
複数個の液晶パネルを製造するときの偏光板の一括貼り
合わせ方法および切断方法が開示されている。この公報
では、まず、端子部が設けられているフィルム基板に、
端子部用の開口部を設けたフィルム基板(対向側フィル
ム基板)を貼り合わせる。次に、貼り合わされた一対の
フィルム基板の背向面に偏光板を貼り合わせる。このと
き、端子部用の開口部を設けた偏光板と、開口部を設け
た対向側フィルム基板とを、開口部の位置合わせを行い
ながら貼り合わせている。そして、上記開口部に沿って
一括切断する方法が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記両
公報に記載した構成では、例えば、プラスチック製の矩
形ではない(異型の)液晶パネルの製造が困難であると
いう問題点が生じる。これは、予め端子部を電極基板に
設けた上で(先行加工)、偏光板を貼り合わせるためで
ある。
【0013】例えば、従来用いられている接着力の高い
熱硬化型シール材でプラスチック基板を貼り合わせる場
合には、プラスチック基板の一部に切欠き等の加工穴が
あると、加熱したときにプラスチックの膨張に伴う応力
が加工穴に集中してしまう。そのため、プラスチック基
板が異様な反りを起こし、プラスチック基板の平滑性が
維持できなくなる。従って、高品質な異型の液晶パネル
の製造が困難であるという問題点が生じる。
【0014】このように、異型加工が容易であるプラス
チック基板を用いた液晶パネルであっても、プラスチッ
ク基板に切欠き(端子部用の開口部)を入れた状態で
は、一対のプラスチック基板を互いに貼り合わせことは
非常に困難である。それゆえ、異型の液晶パネルの製造
が困難となる。
【0015】また、端子部に対応する位置に端子部用の
開口部を有するプラスチック基板と、上記同様の開口部
を有する偏光板とを貼り合わせることは、位置ずれ等を
防止するために非常に高い貼り合わせ精度が要求され
る。そして、上記貼り合わせ精度が液晶パネルの切断精
度にも影響を及ぼすため、不良の液晶パネルの発生が懸
念される。それゆえ、異型の液晶パネルの製造が困難と
なる。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、例えば、異型であっても高品質
な液晶パネルを容易に製造することができる製造方法、
および、例えば、異型であっても高品質な液晶パネルを
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶パネルの製
造方法は、上記の課題を解決するために、液晶パネルと
なるべきプラスチック製の電極基板が複数形成される一
対の電極基板部材を互いに対向させて貼着した後、一方
の電極基板部材の端部を切断することによって端子部を
一度に設けることを特徴としている。
【0018】上記の構成によれば、一対の電極基板部材
を互いに対向させて貼着した後に、一方の電極基板部材
の端部を切断することによって端子部を一度に設ける。
従って、一方の電極基板部材に端子部用の切欠き(加工
穴)を設けた状態で、他方の電極基板部材と貼り合わせ
る必要がなくなる。そのため、例えば、熱硬化型シール
材等を用いてプラスチック製の電極基板(以下、プラス
チック基板と記載)を貼り合わせる場合においても、加
熱によって生じるプラスチックの膨張に伴う応力が特定
の箇所(例えば、加工穴)に集中しなくなる。従って、
プラスチック基板が異様な反りを起こすことがない。ま
た、端子部を設けるための切断により生じる切断くずが
液晶パネル内部に混入することがなくなる。さらに、個
々の電極基板毎に端子部を設ける必要がないので、端子
部を設けるための切断回数を削減できることになる。そ
れゆえ、高品質な液晶パネルを容易に製造することがで
きる。
【0019】本発明の液晶パネルの製造方法は、上記の
課題を解決するために、液晶パネルとなるべきプラスチ
ック製の電極基板が複数形成される一対の電極基板部材
を互いに対向させて貼着するとともに、上記電極基板部
材の互いの背向面に偏光板を貼着した後、一方の電極基
板部材の端部を偏光板とともに切断することによって端
子部を一度に設けることを特徴としている。
【0020】上記の構成によれば、一対の電極基板部材
を互いに対向させて貼着した後、偏光板に端子部用の切
欠き(加工穴)を予め設けることなく、電極基板部材の
互いの背向面に偏光板を貼り合わせることができる。従
って、上記貼り合わせを行なうときに、高い位置合わせ
精度が要求されない。また、端子部を設けるための切断
により生じる切断くずが液晶パネル内部に混入すること
がなくなる。さらに、個々の電極基板毎に端子部を設け
る必要がないので、端子部を設けるための切断回数を削
減できることになる。それゆえ、高品質な液晶パネルを
容易に製造することができる。
【0021】本発明の液晶パネルの製造方法は、上記構
成に加えて、電極基板部材の大きさと偏光板の大きさと
が等しいことを特徴としている。
【0022】上記の構成によれば、液晶パネルとなるべ
きそれぞれの電極基板毎に、該電極基板と同形状・大き
さの偏光板とを貼り合わせる必要がなくなる。例えば、
異型の液晶パネルを製造する場合においては、従来では
異型の電極基板に同形状(異型)・大きさの偏光板を貼
り合わせる必要があった。しかし、上記構成によれば、
電極基板部材と同じ大きさの偏光板とを貼り合わせるだ
けでよく、偏光板を予め加工する必要がない。それゆ
え、異型であっても高品質な液晶パネルを容易に製造す
ることができる。
【0023】本発明の液晶パネルの製造方法は、上記構
成に加えて、一対の電極基板部材を、偏光板とともに一
括して切断することによって電極基板を形成することを
特徴としている。
【0024】上記の構成によれば、電極基板部材の切断
面と偏光板の切断面とが一致するため、電極基板部材と
偏光板との位置ずれがなくなる。そのため、電極基板部
材と偏光板との貼り合わせに高い精度を必要としない。
それゆえ、高品質な液晶パネルを容易に製造することが
できる。
【0025】本発明の液晶パネルは、上記記載のいずれ
かの方法を用いて製造されていることを特徴としてい
る。
【0026】上記の構成によれば、高品質な液晶パネル
を容易に得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の一実施
の形態について図1〜図4に基づいて説明すれば、以下
の通りである。
【0028】まず、本実施の形態に係るプラスチック製
の電極基板部材で構成される液晶パネルの製造方法の説
明に先だって、液晶パネルの構成について図2を参照し
ながら説明する。
【0029】本実施形態の液晶パネルは、プラスチック
製の電極基板21・22を、当該電極基板21・22の
周縁に沿って額縁状に配置したシール材3を介して貼り
合わせ、その間に液晶を充填して液晶層7とした構造を
備えている。さらに、上記電極基板21・22における
液晶層7とは反対側の面には、偏光板9・10が粘着剤
を介して、それぞれの電極基板21・22に貼り合わさ
れている。
【0030】次に、本実施の形態の液晶パネルの製造方
法を、図1,3,4に基づいて説明する。但し、図1,
3,4では、液晶層は省略している。なお、以下の説明
においては、矩形ではない(異型の)液晶パネルを例に
挙げることとする。
【0031】図1に示すように、まず、シール材3で構
成される異型(いわゆるハート型)の枠(以下、異型枠
と記載)を介して、電極基板が複数形成される電極基板
部材1・2を互いに対向させて貼り合わせた後、注入口
5から液晶を注入する(図1(a)、(g))。
【0032】次に、上記注入口5と反対側の位置にある
電極基板部材1の端部を、ダイシングまたはカッターで
切断ライン6に沿って切断することで、不要部11を除
去して端子部4を形成する(図1(b)、(h))。
【0033】そして、電極基板部材1・2の互いの背向
面に電極基板部材1・2とほぼ同じ大きさの偏光板9・
10を貼り合わせて、液晶パネル部材15を作成する
(図1(c)、(i))。その後、点灯治具14にて端
子部4の点灯検査を行ない(図1(d)、(j))、上
記液晶パネル部材15、つまり、偏光板9・10と電極
基板部材1・2とを、例えば、所定形状の刃12(図
3)を備えたトムソンプレス等の打ち抜き分断装置によ
り切断ライン18に沿って一括切断する(図1(e)、
(k))。図3(a)、(b)に示すように、上記刃1
2は、木材、金属、樹脂等からなるベース13に埋め込
まれており、所望する液晶パネルの形状に合致するよう
に配されている。
【0034】上記刃12で切断することにより、図1
(f)に示すような、異型の液晶パネル19を得ること
ができる。
【0035】本実施の形態においては、刃12によって
電極基板部材1・2と偏光板9・10とを一括切断する
ため、例えば、図4に示すような六角形等の異型加工が
なされた液晶パネルを製造することが可能となってい
る。上記切断により、電極基板部材1・2の切断面31
・32と、偏光板9・10の切断面33・34とが一致
することになる。このため、偏光板9・10と電極基板
部材1・2との位置ずれが生じないので、電極基板部材
1・2と偏光板9・10との貼り合わせ精度は問われな
いことになる。なお、液晶パネルの形状は、上記六角形
に限定されるものではなく、楕円形、いわゆる星型、多
角形、その他規則性のない形状などの各種形状であって
もよい。また、上記点灯治具14による点灯検査は偏光
板9・10を電極基板部材1・2に貼り合わせる前に行
なっても構わない。
【0036】本発明に係る液晶パネルの製造方法は、一
対の電極基板部材1・2を互いに対向させて貼着した後
に、一方の電極基板部材1の端部を切断することによっ
て端子部4を一度に設ける構成である。
【0037】上記構成によれば、電極基板部材1に端子
部4用の切欠き等の加工を予め行なう必要がなくなる。
そのため、電極基板部材1・2を貼り合わせるときに、
上記切欠き等が原因で生じる反りを防止することができ
る。つまり、平滑性を維持することができる。
【0038】例えば、従来用いられている接着力の高い
熱硬化型シール材でプラスチック製の電極基板(以下、
プラスチック基板と記載)を貼り合わせる場合には、プ
ラスチック基板の一部に切欠き等の加工穴があると、加
熱したときにプラスチックの膨張に伴う応力が加工穴に
集中してしまう。そのため、プラスチック基板が異様な
反りを起こしてしまう。
【0039】しかし、上記構成によれば、電極基板部材
1・2の異様な反りを防止することができる。このた
め、上記電極基板部材1・2の平滑性が維持されるの
で、偏光板9・10を貼り合わせてなる液晶パネル部材
15の平滑性も維持することができる。従って、高品質
な液晶パネルを容易に製造することができる。
【0040】また、上記電極基板部材1・2を貼り合わ
せた後に、切断ライン6に沿って不要部11を切断する
ので、切断くずが液晶パネル内部に混入することを防止
することができる。
【0041】さらに、本発明に係る電極基板部材1・2
は液晶パネルとなるべき電極基板21・22が一方向に
複数配列された、いわゆる短冊形態の電極基板部材であ
る。このため、上記電極基板部材1・2を互いに貼り合
わせた後、一方の電極基板部材1の端部(長辺側)を切
断することによって端子部4を一度に設けることができ
る。従って、電極基板部材間に液晶を注入後、切断ライ
ンに沿って切断して電極基板を得た後、個々の電極基板
をさらに切断することによって端子部を設けるという、
複数回の切断を伴う複雑な工程を削減することができ
る。つまり、一度に複数の電極基板に対して端子部を設
けることができるため、切断回数を大幅に減少させるこ
とができることになる。このため、高品質な液晶パネル
を効率よく製造することができる。
【0042】また、電極基板部材2上に設けられた端子
部4は、一方向に配列されているため、複数の電極基板
21・22について、同時に点灯検査することができ
る。
【0043】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図5に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、実施の形態1の説明で用いた部材と同様の機
能を有する部材については、同一の符号を付記し、その
説明を省略する。
【0044】本実施の形態の液晶パネルの製造方法にお
いては、図5に示すように、まず、シール材3で構成さ
れる異型枠を介して、電極基板が複数形成される一対の
電極基板部材1・2を互いに対向させて貼り合わせた
後、注入口5から液晶を注入する。(図5(a)、
(g))。
【0045】次に、電極基板部材1・2の互いの背向面
に電極基板部材1・2とほぼ同じ大きさの偏光板9・1
0を貼り合わせて、液晶パネル部材15を作成する(図
5(b)、(h))。そして、電極基板部材1における
上記注入口5に対して反対側に位置する端部(長辺側)
を、トムソンプレスやカッターで切断ライン6に沿っ
て、上記偏光板9とともに一括して切断する。そして、
不要部11を除去して端子部4を形成する(図5
(c)、(i))。
【0046】その後、点灯治具14にて点灯検査を行な
い(図5(d)、(j))、上記液晶パネル部材15、
つまり、偏光板9・10と電極基板部材1・2とを切断
ライン18に沿って一括切断する(図5(e)、
(k))。これにより、図5(f)に示すような、異型
の液晶パネル19を得ることができる。
【0047】本発明に係る液晶パネルの製造方法は、電
極基板部材1の端部を、偏光板9とともに一括して切断
することによって端子部4を一度に設ける構成である。
【0048】上記構成によれば、一対の電極基板部材1
・2を貼り合わせた後、偏光板9に端子部4用の切欠き
等の加工を予め行なうことなく、電極基板部材1・2の
背向面に偏光板9・10を貼り合わせることができる。
そのため、上記貼り合わせを行なうときに、高い位置合
わせ精度が要求されない。また、偏光板9に端子部4用
の切欠き等の加工を予め行なう工程を削減することがで
きる。そのため、高品質な液晶パネルを容易に製造する
ことができる。
【0049】さらに、実施の形態1と同様に、電極基板
部材1・2は液晶パネルとなるべき電極基板21・22
が一方向に複数配列された、いわゆる短冊形態の電極基
板部材である。そのため、一度に複数の電極基板21に
対して端子部4を設けることができ、切断回数を大幅に
減少させることができる。
【0050】また、電極基板部材1・2を互いに貼り合
わせ、該電極基板部材1・2の互いの背向面に偏光板9
・10を貼り合わせた後に、切断ライン6に沿って不要
部11を切断するので、切断くずが液晶パネル内部に混
入することを防止することができる。
【0051】さらに、本発明では、液晶パネル部材15
を作成するとき、つまり、電極基板部材1・2に偏光板
9・10を貼り合わせるときは、偏光板9・10の大き
さを電極基板部材1・2の大きさと等しい大きさにして
貼り合わせるだけでよい。
【0052】これにより、例えば、異型の液晶パネルと
なるべきそれぞれの電極基板に、上記電極基板と同形状
・大きさの偏光板を貼り合わせる必要がなくなる。つま
り、電極基板部材1・2と同じ大きさの偏光板9・10
を貼り合わせるだけでよいので、異型の偏光板を製造し
た後、貼り合わせる必要がなくなり、高品質な液晶パネ
ルを容易に製造することができる。
【0053】また、本発明では、一対の電極基板部材1
・2を、偏光板9・10とともに一括して切断すること
によって、液晶パネルを製造することができる。
【0054】これにより、電極基板部材の切断面と偏光
板の切断面とが一致するため、結果として、電極基板部
材1・2と偏光板9・10との位置ずれがなくなる。そ
のため、電極基板部材1・2と偏光板9・10との貼り
合わせに高い精度を必要としなくなり、高品質な液晶パ
ネルを容易に製造することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の液晶パネルの製造方法は、以上
のように、液晶パネルとなるべきプラスチック製の電極
基板が複数形成される一対の電極基板部材を互いに対向
させて貼着した後、一方の電極基板部材の端部を切断す
ることによって端子部を一度に設ける構成である。
【0056】これにより、一方の電極基板部材に端子部
用の切欠き(加工穴)を設けることなく、他方の電極基
板部材と貼着することができる。そのため、貼り合わせ
のときに、加工穴が原因で生じる電極基板部材の異様な
反りを防止することができる。それゆえ、高品質な液晶
パネルを容易に製造することができるという効果を奏す
る。
【0057】本発明の液晶パネルの製造方法は、以上の
ように、液晶パネルとなるべきプラスチック製の電極基
板が複数形成される一対の電極基板部材を互いに対向さ
せて貼着するとともに、上記電極基板部材の互いの背向
面に偏光板を貼着した後、一方の電極基板部材の端部を
偏光板とともに切断することによって端子部を一度に設
ける構成である。
【0058】これにより、一対の電極基板部材を互いに
対向させて貼着した後、偏光板に端子部用の切欠き(加
工穴)を予め設けることなく、電極基板部材の互いの背
向面に偏光板を貼り合わせることができる。そのため、
上記貼り合わせを行なうときに、高い位置合わせ精度が
要求されない。それゆえ、高品質な液晶パネルを容易に
製造することができるという効果を奏する。
【0059】本発明の液晶パネルの製造方法は、上記構
成に加えて、電極基板部材の大きさと偏光板の大きさと
が等しい構成である。
【0060】これにより、液晶パネルとなるべきそれぞ
れの電極基板毎に、該電極基板と同形状・大きさの偏光
板を貼り合わせる必要がなくなる。つまり、電極基板部
材と同じ大きさの偏光板を貼り合わせるだけでよく、偏
光板を予め加工する必要がない。それゆえ、高品質な液
晶パネルを容易に製造することができるという効果を奏
する。
【0061】本発明の液晶パネルの製造方法は、上記構
成に加えて、一対の電極基板部材を、偏光板とともに一
括して切断することによって電極基板を形成する構成で
ある。
【0062】これにより、電極基板部材の切断面と偏光
板の切断面とが一致するため、電極基板部材と偏光板と
の位置ずれがなくなる。そのため、電極基板部材と偏光
板との貼り合わせに高い精度を必要としない。それゆ
え、高品質な液晶パネルを容易に製造することができる
という効果を奏する。
【0063】本発明の液晶パネルは、上記記載のいずれ
かの方法を用いて製造されている構成である。
【0064】これにより、高品質な液晶パネルを容易に
得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る液晶パネルの製造
工程を説明するものであり、(a)〜(f)は平面図、
(g)〜(k)は断面図である。
【図2】上記液晶パネルを示す断面図である。
【図3】上記液晶パネルを切断する異型の刃を説明する
ものであり、(a)は側面図、(b)は(a)のA−
A’線矢視断面図である。
【図4】刃により切断された液晶パネルを示す斜面図で
ある。
【図5】本発明の実施の他の形態に係る液晶パネルの製
造過程を説明するものであり、(a)〜(f)は平面
図、(g)〜(k)は断面図である。
【図6】従来の液晶パネルの製造工程を説明するもので
あり、(a)、(b)は平面図、(c)〜(e)は断面
図である。
【符号の説明】
1 電極基板部材 2 電極基板部材 4 端子部 9 偏光板 10 偏光板 15 液晶パネル部材 21 電極基板 22 電極基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶パネルとなるべきプラスチック製の電
    極基板が複数形成される一対の電極基板部材を互いに対
    向させて貼着した後、 一方の電極基板部材の端部を切断することによって端子
    部を一度に設けることを特徴とする液晶パネルの製造方
    法。
  2. 【請求項2】液晶パネルとなるべきプラスチック製の電
    極基板が複数形成される一対の電極基板部材を互いに対
    向させて貼着するとともに、上記電極基板部材の互いの
    背向面に偏光板を貼着した後、 一方の電極基板部材の端部を偏光板とともに切断するこ
    とによって端子部を一度に設けることを特徴とする液晶
    パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】電極基板部材の大きさと偏光板の大きさと
    が等しいことを特徴とする請求項2記載の液晶パネルの
    製造方法。
  4. 【請求項4】一対の電極基板部材を、偏光板とともに一
    括して切断することによって電極基板を形成することを
    特徴とする請求項2または3記載の液晶パネルの製造方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法
    を用いて製造されていることを特徴とする液晶パネル。
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