JP2002224870A - レーザ切断方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

レーザ切断方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器

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JP2002224870A
JP2002224870A JP2001023345A JP2001023345A JP2002224870A JP 2002224870 A JP2002224870 A JP 2002224870A JP 2001023345 A JP2001023345 A JP 2001023345A JP 2001023345 A JP2001023345 A JP 2001023345A JP 2002224870 A JP2002224870 A JP 2002224870A
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electro
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルに用いるガラス基板などといった
パネル状ワークを高い精度で、かつ、効率よく切断する
ことのできるレーザ切断方法、このレーザ切断方法を利
用した電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および
電子機器を提案すること。 【解決手段】 電気光学装置を製造するにあたって、2
枚の大型基板100、200を重ねて貼り合わせた大型
パネル300の表面側および裏面側の双方にレーザ光L
1、L2を照射して短冊状パネルに切断する。この際、
大型基板100、200には、切断予定線301に沿っ
て集熱パターン45、55をそれぞれ形成しておく。こ
の集熱パターン45、55は、熱伝導性が高いので、集
熱パターン45、55に向けてレーザ光を照射すれば、
大型パネル300を切断予定線301に沿って精度よく
切断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル状ワークを
レーザ光を用いて切断するためのレーザ切断方法、この
レーザ切断方法を利用した電気光学装置の製造方法、電
気光学装置、および電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電機、携帯型コンピュータ、
ビデオカメラ等といった電子機器の表示部として、液晶
装置などといった電気光学装置が広く用いられている。
液晶装置では、2枚の基板をシール材によって重ねて貼
り合わせて空セルと称せられる空のパネルを構成した
後、シール材で区画された領域内に電気光学物質として
の液晶が封入される。
【0003】このような液晶装置に用いるパネルは、個
々のパネルに対応した2枚の基板を一枚ずつ形成して貼
り合わせる場合もあるが、小型の液晶装置を製造する場
合には特に、複数のパネルを形成できる大型基板(元基
板)に対して複数の液晶装置分の配線パターンを形成す
るなど、製造工程の途中までは、大型基板のままで処理
を行い、その後、大型基板を個々の基板に切断、分割す
ることが多い。また、2枚の大型基板を重ねて貼り合わ
せて大型パネルとした後、この大型パネルを個々のパネ
ルサイズに切断することもある。
【0004】このような切断は、従来、2枚の基板を貼
り合わせたパネルの表面にダイヤモンドチップなどによ
りスクライブラインを形成した後、パネルを裏返し、パ
ネルの裏面側からパネルに対してブレーク用の冶具(例
えば、ゴムローラ)により曲げ応力を加え、この応力に
よって切断する。
【0005】しかしながら、この切断方法では、スクラ
イブによって生じたパネル断面のマイクロクラックの制
御ができない為、切断が不安定となる。また、マイクロ
クラックからの多数のチッピングがパネル断面から発生
する。このようなチッピングが多数、発生すると、パネ
ル強度を弱めるとともに、その破片を除去するための洗
浄を行わなければならないという問題点がある。また、
接触式であるため、ゴムローラに異物が付着している
と、パネルに傷を付けてしまうおそれがある。
【0006】一方、特開平11−104869号公報な
どにおいては、ガラス基板を切断する方法としてレーザ
光を利用する方法が提案されている。この方法によれ
ば、レーザ光が照射された領域が温度上昇して、その温
度勾配に起因して発生する熱応力が増大し、基板に亀裂
が厚さ方向に発生して基板が割れる。また、非接触で切
断を行うので、基板に傷を付けるおそれがない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電気光学装置などを製
造する際には、基板を高い精度で切断する必要があり、
ここに、本願発明者は、このような要求に対応可能なレ
ーザ切断方法を提案するものである。
【0008】また、特開平11−104869号に開示
に切断方法は、あくまで一枚のガラス基板を切断するこ
とを前提にしており、これに開示の方法により、2枚の
ガラス基板を貼り合わせたパネルを切断しようとする
と、以下のような問題が発生する。まず、ガラス基板
は、光吸収率が高いため、レーザ光を上側から照射した
とき、上側のガラス基板は加熱されるが、下側のガラス
基板は加熱されない。それ故、熱応力は、上側のガラス
基板のみに働き、下側のガラス基板に働かない。また、
上下のガラス板は、シール材により連結されており、上
側のガラス板が割れようとしても、下側のガラス基板
は、割れを抑えるように働いて、1枚の基板と同一条件
で切断を行えないという問題点がある。さらに、熱エネ
ルギーを増大させると、上側のガラス基板が割れようと
する力が増大するが、下側のガラス基板は、その力をシ
ール材を介して受けるだけである。従って、このような
力によって、下側のガラス基板が割れるとしても、その
力は、パネルの構造やシール材の接着状態等に依存し、
再現性に乏しいという問題点がある。
【0009】そこで、本願出願人は、2枚の基板を重ね
て貼り合わせたパネルの両面の各々にレーザ光を照射し
て切断する方法を案出し、特願2000−284896
号として特許出願しているが、さらに本願出願人は、2
枚の基板を重ねて貼り合わせたパネルについても、高い
精度で切断可能なレーザ切断方法を提案するものであ
る。
【0010】よって、本発明の課題は、液晶パネルに用
いるガラス基板などといったパネル状ワークを高い精度
で、かつ、効率よく切断することのできるレーザ切断方
法、このレーザ切断方法を利用した電気光学装置の製造
方法、電気光学装置、および電子機器を提案することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、パネル状ワークにレーザ光を照射して
当該パネル状ワークを切断するレーザ切断方法におい
て、前記パネル状ワークの切断予定線上に、当該パネル
状ワークの基体よりも熱伝導性の高い集熱パターンを形
成しておき、該集熱パターンに向けてレーザ光を照射す
ることにより前記パネル状ワークを切断することを特徴
とする。
【0012】本発明において、パネル状ワークにレーザ
光を照射すると、レーザ光が照射された領域が温度上昇
して、その温度勾配に起因して大きな熱応力が発生し、
パネル状ワークに亀裂が厚さ方向に入ってパネル状ワー
クが割れる。ここで、本発明では、パネル状ワークには
切断予定線上に集熱パターンが形成され、レーザ光の光
束中心と切断予定線とが完全一致していなくても、レー
ザ光の照射による加熱は、集熱パターンに集中する。し
かも、集熱パターンは、半導体プロセスなどを利用して
切断予定線上に高い位置精度をもって形成できる。それ
故、パネル状ワークを切断予定線に沿って高い精度で切
断でき、かつ、その再現性も極めて高い。さらに、本発
明では、非接触で切断を行うので、基板に傷を付けるお
それがない。
【0013】本発明において、前記パネル状ワークは、
2枚の基板を重ねて貼り合わされてなることがある。こ
のようなパネル状ワークを切断する際には、前記2枚の
基板の双方に当該パネル状ワークの切断予定線上に前記
集熱パターンを形成しておき、該集熱パターンに向けて
前記パネル状ワークの表面側および裏面側の双方にレー
ザ光を同時に照射して前記2枚の基板を同時に切断す
る。2枚の基板を重ねて貼り合わせたパネル状ワークに
表面側および裏面側の双方にレーザ光を照射すると、各
基板においてレーザ光が照射された領域が温度上昇し
て、その温度勾配に起因して大きな熱応力が発生し、各
基板に亀裂が厚さ方向に入ってパネル状ワークが割れ
る。このため、2枚の基板を重ねて貼り合わされたパネ
ル状ワークであっても、切断精度が高く、かつ、その再
現性に優れている。
【0014】本発明において、前記集熱パターンは、前
記パネル状ワークの表面に形成された他の構成要素と同
一組成の膜からなることが好ましい。このように構成す
ると、パネル状ワークの表面に他の構成要素を形成する
際、集熱パターンを同時に形成することができる。従っ
て、新たな工程を追加してパネル状ワークに集熱パター
ンを形成する必要がないので、生産性が低下しない。
【0015】本発明に係るレーザ切断方法は、電気光学
装置を製造するのに利用することができる。この場合、
電気光学物質を保持するための基板を前記パネル状ワー
クとして、あるいは、電気光学物質を保持するために2
枚の基板を重ねて貼り合わせてなるパネルを前記パネル
状ワークとして切断する。
【0016】本発明において、前記集熱パターンは、前
記基板に形成された駆動素子を構成する薄膜、あるいは
前記基板に形成された電極のいずれかと同時形成されて
なることが好ましい。すなわち、パッシブマトリクス型
の液晶装置であれば、ITO膜(Indium Tin
Oxide/透明導電膜)によって電極パターンを形
成するとき、同じITO膜によって集熱パターンを形成
することが好ましい。また、TFTアクティブマトリク
ス型、あるいはTFDアクティブマトリクス型の液晶装
置であれば、TFTあるいはTFDを構成する各薄膜、
データ線、走査線などを薄膜によって構成する際に、こ
の薄膜によって集熱パターンを形成することが好まし
い。このように構成した場合には、新たな工程を追加し
てパネル状ワークに集熱パターンを形成する必要がない
ので、生産性が低下しない。また、このような薄膜は、
成膜工程、およびフォトリソグラフィ技術を利用したパ
ターニング工程によって所定のパターンに形成されるの
で、これらのパターンと集熱パターンとを同時に形成す
れば、集熱パターンを任意のパターンに高い精度で形成
することができる。
【0017】本発明において、前記基板は、例えばガラ
ス基板である。
【0018】本発明において、前記電気光学物質は、例
えば液晶である。
【0019】本発明に係る方法を利用して製造した電気
光学装置は、例えば、電子機器の表示部として利用され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明に係る
レーザ切断方法を、パッシブマトリクス型の電気光学装
置の製造方法に適用した例を説明する。
【0021】(全体構成)図1および図2はそれぞれ、
本発明を適用した電気光学装置の斜視図、および分解斜
視図である。図3は、本発明を適用した電気光学装置を
図1のI−I′線で切断したときのI側の端部の断面図
である。なお、図1および図2には、電極パターンおよ
び端子などを模式的に示してあるだけであり、実際の電
気光学装置では、より多数の電極パターンや端子が形成
されている。
【0022】図1および図2において、本形態の電気光
学装置1は、携帯電話などの電子機器に搭載されている
パッシブマトリクスタイプの液晶表示装置である。この
電気光学装置1に用いた液晶パネル1′では、所定の間
隙を介してシール材30によって貼り合わされた矩形の
ガラス基板からなる一対の透明基板10、20間にシー
ル材30によって液晶封入領域35が区画されていると
ともに、この液晶封入領域35内に電気光学物質として
の液晶が封入されている。
【0023】ここに示す電気光学装置1は透過型の例で
あり、第2の透明基板20の外側表面に偏光板61が貼
られ、第1の透明基板10の外側表面にも偏光板62が
貼られている。また、第2の透明基板20の外側にはバ
ックライト装置9が配置されている。
【0024】第1の透明基板10には、図3に示すよう
に、第1の電極パターン40と第2の電極パターン50
との交点に相当する領域に赤(R)、緑(G)、青
(B)のカラーフィルタ7R、7G、7Bが形成され、
これらのカラーフィルタ7R、7G、7Bの表面側に絶
縁性の平坦化膜13、第1の電極パターン40および配
向膜12がこの順に形成されている。これに対して、第
2の透明基板20には、第2の電極パターン50、オー
バーコート膜29、および配向膜22がこの順に形成さ
れている。
【0025】本形態の電気光学装置1において、第1の
電極パターン40および第2の電極パターン50はいず
れも、ITO膜に代表される透明電極膜によって形成さ
れている。ここで、第2の電極パターン50の下に絶縁
膜を介し、パターニングされた薄いアルミニウム膜など
といった半透過・半反射性のを形成すれば、半透過・半
反射型の電気光学装置1を構成できる。また、外部表面
の偏向板61の外部に半透過反射板をラミネートするこ
とでも可能である。また、第2の電極パターン50の下
に形成された反射層を厚いアルミニウム膜などといった
反射性の膜で形成すれば、反射型の電気光学装置1を構
成でき、この場合には、第2の透明基板20の裏面側か
らバックライト装置9を省略すればよい。
【0026】(集熱パターンの構成)本形態の電気光学
装置1に用いた液晶パネル1′は、図4、図5および図
6(A)を参照して後述するように、複数枚分の第1の
透明基板10および第2の透明基板20を各々形成でき
る大型基板100、200に対して各電極パターン4
0、50などを形成した後、大型基板100、200の
状態のまま貼り合わせて大型パネル300とし、しかる
後に、この大型パネル300をレーザ照射によって個々
のパネルサイズに切断したものである。従って、液晶パ
ネル1′において、その端縁は大型パネル300に対す
る切断箇所であり、本形態の液晶パネル1′では、第1
の透明基板10および第2の透明基板20の各々の端縁
には、大型パネル300から液晶パネル1′を切り出す
ときにその切断位置を制御する集熱パターン45、55
が形成されている。従って、集熱パターン45、55
は、図5を参照して後述するように、大型パネル300
に対する切断予定線301、401に沿って、大型基板
100、200の各々に形成されている。
【0027】集熱パターン45、55は、第1の透明基
板10(大型基板100)、および第1の透明基板20
(大型基板200)の基体であるガラスよりも熱伝導性
が高ければよい。従って、本形態では、第1の透明基板
10および第2の透明基板20に対して半導体プロセス
を利用してITO膜からなる電極パターン40、50を
それぞれ形成する際に、集熱パターン45、55をIT
O膜から同時形成したものである。
【0028】ここで、集熱パターン45、55をITO
膜などの導線膜から形成した場合、図1および図2に示
す第2の透明基板20の基板辺201において端子同士
が集熱パターン45、55によって短絡しないようにす
るには、例えば、端子81、82を第2の透明基板20
の縁からやや内側領域に形成した構成、あるいは、端子
81、82が形成されている側の基板辺201について
は集熱パターン45、55の形成を省略した構成を採用
すればよい。
【0029】(電極パターンおよび端子の構成)再び図
1および図2において、本形態の電気光学装置1では、
外部からの信号入力および基板間の導通のいずれを行う
にも、第1の透明基板10および第2の透明基板20の
同一方向に位置する各基板辺101、201付近におい
て第1の透明基板10および第2の透明基板20のそれ
ぞれに形成されている第1の端子形成領域11および第
2の端子形成領域21が用いられる。従って、第2の透
明基板20としては、第1の透明基板10よりも大きな
基板が用いられ、第1の透明基板10と第2の透明基板
20とを貼り合わせたときに第1の透明基板10の基板
辺101から第2の透明基板20が張り出す部分25を
利用して、駆動用IC7をCOF実装したフレキシブル
基板90の接続などが行われる。
【0030】このため、第2の透明基板20において、
第2の端子形成領域21は、基板辺201に近い部分が
第1の透明基板10から張り出した部分25に形成さ
れ、この基板辺201に近い端子形成領域部分の表面は
開放状態にある。これに対して、第2の透明基板20に
おいて、第2の端子形成領域21の液晶封入領域35の
側に位置する部分は、第1の透明基板10の側との基板
間導通用に用いられるので、この第2の端子形成領域2
1のうち、液晶封入領域35の側に位置する部分は、第
1の透明基板10との重なり部分に形成されている。
【0031】また、第1の透明基板10において、第1
の端子形成領域11は、第2の透明基板20の側との基
板間導通に用いられるので、第2の透明基板20との重
なり部分に形成されている。
【0032】このような接続構造を構成するにあたっ
て、本形態では、第1の透明基板10において、第1の
端子形成領域11は第1の透明基板10の基板辺101
の中央部分に沿って形成され、この第1の端子形成領域
11では、基板辺101に沿って複数の第1の基板間導
通用端子60が所定の間隔をもって並んでいる。また、
第1の透明基板10では、第1の基板間導通用端子60
から対向する基板辺102に向かって複数列の液晶駆動
用の第1の電極パターン40が両側に斜めに延びた後、
液晶封入領域35内で基板辺101、102に直交する
方向に延びている。
【0033】第2の透明基板20において、第2の端子
形成領域21も基板辺201に沿って形成されている
が、この第2の端子形成領域21は、基板辺201の両
端を除く比較的広い範囲にわたって形成されている。第
2の端子形成領域21には、その中央領域で基板辺20
1に沿って所定の間隔をもって並ぶ複数の第1の外部入
力用端子81、およびこれらの第1の外部入力用端子8
1が形成されている領域の両側2箇所で基板辺201に
沿って所定の間隔をもって並ぶ複数の第2の外部入力用
端子82が形成されている。
【0034】また、第1の外部入力用端子81からは、
第1の透明基板10と第2の透明基板20とを貼り合わ
せたときに第1の基板間導通用端子60と重なる複数の
第2の基板間導通用端子70が基板辺202に向かって
直線的に延びている。
【0035】さらに、第2の透明基板20において、第
2の外部入力用端子82からは、第1の透明基板10と
第2の透明基板20とを貼り合わせたときに第1の電極
パターン40の形成領域の両側に相当する領域を回り込
むように複数列の液晶駆動用の第2の電極パターン50
が形成され、これらの第2の電極パターン50は、液晶
封入領域35内において第1の電極パターン40と交差
するように延びている。
【0036】このように構成した第1の透明基板10お
よび第2の透明基板20を用いて電気光学装置1を構成
するにあたって、本形態では、第1の透明基板10と第
2の透明基板20とをシール材30を介して貼り合わせ
る際に、シール材30にギャップ材および導通材を配合
しておくとともに、シール材30を第1の基板間導通用
端子60および第2の基板間導通用端子70が重なる領
域に形成する。ここで、シール材30に含まれる導電材
は、たとえば、弾性変形可能なプラスチックビーズの表
面にめっきを施した粒子であり、その粒径は、シール材
30に含まれるギャップ材の粒径よりもわずかに大き
い。それ故、第1の透明基板10と第2の透明基板20
とを重ねた状態でその間隙を狭めるような力を加えなが
らシール材30を溶融、硬化させると、導電材は、第1
の透明基板10と第2の透明基板20との間で押し潰さ
れた状態で第1の基板間導通用端子60と第2の基板間
導通用端子70とを導通させる。
【0037】また、第1の透明基板10と第2の透明基
板20とをシール材30を介して貼り合わせると、第1
の電極パターン40と第2の電極パターン50との交差
部分によって画素がマトリクス状に形成される。このた
め、第2の透明基板20の第2の端子形成領域21の基
板辺201側の端部に対してフレキシブル基板90を異
方性導電材などを用いて実装した後、このフレキシブル
基板90を介して第2の透明基板20の第1の外部入力
用端子81および第2の外部入力用端子82に信号入力
すると、第2の透明基板20に形成されている第2の電
極パターン50には第2の外部入力用端子82を介して
走査信号を直接、印加することができ、かつ、第1の透
明基板10に形成されている第1の電極パターン40に
は、第1の外部入力用端子81、第2の基板間導通用端
子70、導通材および第1の基板間導通用端子60を介
して画像データを信号入力することができる。よって、
これらの画像データおよび走査信号によって、各画素5
において第1の電極パターン40と第2の電極パターン
50との間に位置する液晶の配向状態を制御することが
できるので、所定の画像を表示することができる。
【0038】(電気光学装置1の製造方法)図4および
図5はそれぞれ、電気光学装置1の製造方法を示す工程
図、および説明図である。図6(A)は、電気光学装置
1の製造工程において大型パネル300を切断する様子
を示す説明図である。
【0039】本形態の電気光学装置1を製造するにあた
って、第1の透明基板10および第2の透明基板20は
いずれも、図4および図5に示す工程(A)において、
これらの基板10、20を各々、多数枚取りできる大型
基板100、200の状態で電極パターン40、50な
どの形成工程が行われる。
【0040】そして、大型基板100、200の各々に
対して、図4および図5に示す工程(B)において、配
向膜12、22の形成およびラビング工程を行った後、
例えば、図4および図5に示す工程(C)において、第
1の大型基板100にシール材30を塗布する一方、第
2の大型基板200にギャップ材28を散布する。
【0041】次に、図4および図5に示す工程(D)に
おいて、大型基板100、200を所定の位置関係をも
って貼り合わせて大型パネル300を形成する。
【0042】次に、図4および図5に示す工程(E)に
おいて、大型パネル300に対する切断工程(1次ブレ
イク工程)として、大型パネル300の表面側および裏
面側の双方に対して、切断予定線301に沿ってレーザ
光L1、L2を照射し、大型パネル300を短冊状パネ
ル400に切断する。
【0043】このとき、大型パネル300を構成する大
型基板100、200には、図6(A)に示すように、
切断予定線301上に集熱パターン45、55が形成さ
れている。従って、レーザ光L1、L2の光束中心と切
断予定線301とが完全一致していなくても、レーザ光
の照射による加熱は、集熱パターン45、55に集中す
る。しかも、集熱パターン45、55は、半導体プロセ
スなどを利用して切断予定線301上に高い位置精度を
もって形成できている。それ故、大型パネル300を切
断予定線301に沿って高い精度で短冊状パネル400
に切断でき、かつ、その再現性も極めて高い。
【0044】なお、大型パネル300に対する切断を行
う際、その切断位置は、集熱パターン45、55で制御
できるが、切断予定線301にスクライブラインを形成
した後、レーザ光L1、L2を照射する方法を採用して
もよい。
【0045】このように切り出した短冊状パネル400
の切断部分には、液晶注入口31(図2を参照)が開口
している。従って、図4および図5に示す工程(F)に
おいて、液晶注入口31から液晶を注入した後、液晶注
入口31を封止材32(図2を参照)で封止する。
【0046】次に、図4および図5に示す工程(G)に
おいて、短冊状パネル400を各電気光学装置1毎の単
品の液晶パネル1′に切断するための切断工程(2次ブ
レイク工程)として、短冊状パネル400の表面側およ
び裏面側の双方に対して、切断予定線401に沿ってレ
ーザ光L1、L2を照射し、短冊状パネル100を単品
の液晶パネル1′に切断する。
【0047】このとき、短冊状パネル400には、切断
予定線401上に集熱パターン45、55が形成されて
いる。従って、レーザ光L1、L2の光束中心と切断予
定線401とが完全一致していなくても、レーザ光の照
射による加熱は、集熱パターン45、55に集中する。
しかも、集熱パターン45、55は、半導体プロセスな
どを利用して切断予定線401上に高い位置精度をもっ
て形成されている。それ故、短冊状パネル400を切断
予定線401に沿って高い精度で単品の液晶パネル1′
に切断でき、かつ、その再現性も極めて高い。
【0048】なお、短冊状パネル400に対する切断を
行う際も、その切断位置は、集熱パターン45、55で
制御できるが、切断予定線401にスクライブラインを
形成した後、レーザ光L1、L2を照射する方法を採用
してもよい。
【0049】次に、単品の液晶パネル1′については、
図1および図2に示すように、第1の透明基板10を第
2の透明基板20よりも小さ目に仕上げて、各端子領域
を露出させる必要があるので、短冊状パネル400から
切り出した単品の液晶パネル1′に対して、スクライブ
ライン403を形成し、それにレーザ光Lを照射して、
第2の透明基板20から端子領域を露出させる(短冊か
らの除材工程)。
【0050】しかる後に、図4および図5に示す工程
(H)において、フレキシブル基板90などの実装を行
う。
【0051】(レーザ切断装置)以上説明したレーザ切
断方法を実施するにあたって、本形態では、以下に説明
するレーザ切断装置を用いる。
【0052】図7は、本発明を適用したレーザ切断方法
を実施するためのレーザ切断装置の基本構成を模式的に
示す説明図である。図8(A)、(B)、(C)はそれ
ぞれ、本発明を適用したレーザ切断装置において大型パ
ネルを支持するためのパネル支持具の平面図、そのII
−II′断面図、およびIII−III′断面図であ
る。なお、レーザ切断装置の基本的な構成は、大型パネ
ル300を切断するための構成と、短冊状パネル400
を切断するための構成とが共通しているので、大型パネ
ル300を切断するための構成を例に説明し、短冊状パ
ネル400を切断するための構成については省略する。
【0053】図7に示すように、本形態のレーザ切断装
置500は、大型パネル300(パネル状ワーク)に向
けて表面側および裏面側の双方にレーザ光L1、L2を
照射するレーザ照射装置501を有している。レーザ照
射装置501は、光源コントローラ541を備えてお
り、この光源コントローラ541は、炭酸ガスレーザ5
41、542を制御し、炭酸ガスレーザ542、543
は、それぞれレーザ光L1、L2を出射する。炭酸ガス
レーザ542からのレーザ光L1は、全反射ミラー54
4により反射されて、集光レンズ546を介して、前記
した大型パネル300の表面に照射される。また、炭酸
ガスレーザ543からのレーザ光L2も、レーザ光L1
と同様、全反射ミラー545で反射された後、集光レン
ズ547を介して、大型パネル300の裏面に照射され
る。
【0054】その結果、レーザ光L1、L2が照射され
た領域が温度上昇し、その温度勾配に起因して発生する
熱応力が増大し、大型パネル300を構成する2枚の基
板100、200の各々に亀裂が厚さ方向に発生して、
2枚の基板が各々割れる。このため、切断精度が高く、
かつ、再現性に優れている。また、非接触で切断を行う
ので、大型パネル300などといったパネル状ワークに
傷を付けるおそれがない。
【0055】なお、全反射ミラー544、545は、そ
の反射角度および取り付け位置が任意に調整できるよう
に支持されており、レーザ光L1が炭酸ガスレーザ54
3に到達しないよう、かつ、レーザ光L2が炭酸ガスレ
ーザ542に到達しないよう、レーザ光L1、L2が大
型パネル300に対して所定の傾きをもって斜めに入射
するようになっている。
【0056】また、レーザ切断装置500において、大
型パネル300は、パネル支持具650により支持さ
れ、このパネル支持具650は、ロボット部550によ
りその位置が制御される。
【0057】ここで、パネル支持具650は、大型パネ
ル300などといったパネル状ワークの表面側および裏
面側の双方にレーザ光L1、L2を照射可能なように、
図8(A)、(B)、(C)に示すように構成されてい
る。
【0058】図8(A)、(B)、(C)において、パ
ネル支持具650は、中空のブロック651の上面に多
数の孔652が形成されており、このブロック651の
表面に大型パネル300を載置した状態で、ブロック6
51内を真空引きすると、上面で開口する多数の孔65
2から大型パネル300が真空吸着される。また、ブロ
ック651の表面には、大型パネル300の縁に当接し
て、それをブロック651上の所定の位置に位置決めす
るためのノックピン653が所定位置に形成されてい
る。さらに、ブロック651の側面には、ブロック内を
真空引きするための管を接続するためのジョイント65
4が形成されている。
【0059】ここで、ブロック651には、吸着、保持
した大型パネル300の切断予定線301に相当する位
置に長孔からなる開口655が形成されている。
【0060】このため、ブロック651上に大型パネル
300を載せ、この状態で大型パネル300をブロック
651が吸着すると、大型パネル300は、ブロック6
51上に保持されるが、パネル表面側は完全開放状態に
ある一方、その裏面側は、少なくとも切断予定線301
に相当する部分が開口655を介して開放状態にある。
従って、大型パネル300をパネル支持具650のブロ
ック651上に保持した状態のまま、大型パネル300
の表面側および裏面側の双方にレーザ光L1、L2を同
時に照射することができる。
【0061】このように構成したレーザ切断装置500
を用いて大型パネル300を切断するには、まず、パネ
ル支持具650によって大型パネル300を支持した状
態で、大型パネル300の切断予定線301に対してレ
ーザ光L1、L2を照射し、この状態で、大型パネル3
00を移動させて、レーザ光L1、L2を切断予定線に
沿って走査させる。その結果、大型パネル300を構成
する2枚の基板は、レーザ光L1、L2によって同時に
切断される。
【0062】[その他の実施の形態]上記実施形態にお
いては、工程(G)において、短冊状パネル400から
単品の液晶パネル1´を切り出し、その後、第2の透明
基板20から端子領域を露出させたが、図6(B)に示
す構造の場合には、前記の工程(G)において、短冊状
パネル400の状態で第2の透明基板20の端子領域に
相当する部分を露出させるようにして単品の液晶パネル
1´を切り出し、その後、端材を除去するようにしても
良い。
【0063】すなわち、図6(B)に示すように、図4
に示した工程(G)では、短冊状パネル400におい
て、第1の透明基板10の切断予定線403に沿って形
成された集熱パターン45、および第2の透明基板20
の集熱パターン55に沿ってレーザ光を照射する。これ
により、短冊状パネル400は張り出し領域25が露出
した状態で個々の液晶パネルに分割されるが、個々の液
晶パネルには端材60が残るので、切断予定線401に
沿ってレーザ光を照射もしくはスクライブラインを形成
することによって、端材60を除去する。また、個々の
液晶パネルに分割する際に、切断予定線401に沿って
形成された集熱パターン45に沿ってもレーザ光を照射
し、分割と端材60の除去を同時に行うことも可能であ
る。
【0064】上記実施形態では、2枚の基板によって液
晶を保持するパネル(大型パネル300および短冊状パ
ネル400)をパネル状ワークとして切断したが、1枚
の基板をパネル状ワークとして切断する場合も本発明を
適用できる。この場合には、基板の表面側あるいは裏面
側の一方にレーザ光を照射すればよい点を除けば、上記
実施形態と同様であるため、それらの説明を省略する。
【0065】なお、上記実施形態では、パッシブマトリ
クス型の電気光学装置1の製造に本発明を適用した例を
説明したが、能動素子としてTFD素子を用いたアクテ
ィブマトリクス方式の液晶装置、あるいは能動素子とし
てTFTを用いたアクティブマトリクス方式の液晶装置
等々、各種の電気光学装置の製造に本発明を適用しても
よく。このような電気光学装置に本発明を適用する場
合、集熱パターンは、TFTあるいはTFDを構成する
各薄膜、データ線、走査線などを薄膜によって構成する
際に、この薄膜によって集熱パターンを形成すればよ
い。
【0066】(電子機器の実施形態)図9は、本発明に
係る電気光学装置(液晶装置)を各種の電子機器の表示
装置として用いる場合の一実施形態を示している。ここ
に示す電子機器は、表示情報出力源70、表示情報処理
回路71、電源回路72、タイミングジェネレータ7
3、そして液晶装置74を有する。また、液晶装置74
は、液晶表示パネル75及び駆動回路76を有する。液
晶装置74および液晶パネル75としては、前述した電
気光学装置1、および単品のパネル1′を用いることが
できる。
【0067】表示情報出力源70は、ROM(Read Onl
y Memory)、RAM(Random Access Memory)等といっ
たメモリ、各種ディスク等といったストレージユニッ
ト、デジタル画像信号を同調出力する同調回路等を備
え、タイミングジェネレータ73によって生成された各
種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像
信号等といった表示情報を表示情報処理回路71に供給
する。
【0068】表示情報処理回路71は、シリアル−パラ
レル変換回路や、増幅・反転回路、ローテーション回
路、ガンマ補正回路、クランプ回路等といった周知の各
種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、そ
の画像信号をクロック信号CLKと共に駆動回路76へ
供給する。駆動回路76は、走査線駆動回路やデータ線
駆動回路、検査回路等を総称したものである。また、電
源回路72は、各構成要素に所定の電圧を供給する。
【0069】図10は、本発明に係る電子機器の一実施
形態であるモバイル型のパーソナルコンピュータを示し
ている。ここに示すパーソナルコンピュータ80は、キ
ーボード86を備えた本体部87と、液晶表示ユニット
89とを有する。液晶表示ユニット89は、前述した電
気光学装置1を含んで構成される。
【0070】図11は、本発明に係る電子機器の他の実
施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯
電話機90は、複数の操作ボタン91と、液晶装置から
なる電気光学装置1を有している。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において、
パネル状ワークにレーザ光を照射すると、レーザ光が照
射された領域が温度上昇し、その温度勾配に起因して発
生する熱応力が増大し、パネル状ワークに亀裂が厚さ方
向に発生してパネル状ワークが割れる。また、パネル状
ワークには、切断予定線上に集熱パターンが形成され、
レーザ光の光束中心と集熱パターンの中心とが完全一致
していなくても、レーザ光の照射による加熱は、集熱パ
ターンに集中する。しかも、集熱パターンは、半導体プ
ロセスなどを利用して切断予定線上に高い位置精度をも
って形成できる。それ故、パネル状ワークを切断予定線
に沿って高い精度で切断でき、かつ、その再現性も極め
て高い。さらに、本発明では、非接触で切断を行うの
で、基板に傷を付けるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電気光学装置の斜視図であ
る。
【図2】図1に示す電気光学装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示す電気光学装置を図1のI−I′線で
切断したときのI側の端部の断面図である。
【図4】図1に示す電気光学装置の製造方法を示す工程
図である。
【図5】図1に示す電気光学装置の製造方法を示す説明
図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す電気光
学装置の製造工程のうち、大型パネルを切断する様子を
示す説明図、およびその変形例を示す説明図である。
【図7】本発明に係るレーザ切断方法を実施するための
レーザ切断装置の基本構成を示す説明図である。
【図8】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明を
適用したレーザ切断装置において大型パネルを支持する
ためのパネル支持具の平面図、そのII−II′断面
図、およびIII−III′断面図である。
【図9】本発明に係る電気光学装置を用いた各種電子機
器の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明に係る電気光学装置を用いた電子機器
の一実施形態としてのモバイル型のパーソナルコンピュ
ータを示す説明図である。
【図11】本発明に係る電気光学装置を用いた電子機器
の一実施形態としての携帯電話機の説明図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置 10 第1の透明基板 20 第2の透明基板 30 シール材 35 液晶封入領域(画像表示領域) 40 第1の電極パターン 45、55 集熱パターン 50 第2の電極パターン 100、200 大型基板 300 大型パネル 301、401 切断予定線 400 短冊状パネル 500 レーザ切断装置 501 レーザ照射装置 510 位置調整装置 542、533 炭酸ガスレーザ 550 ロボット部 650 パネル支持具 655 パネル支持具の開口 L1、L2 レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23K 101:36 B23K 101:36

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル状ワークにレーザ光を照射して当
    該パネル状ワークを切断するレーザ切断方法であって、 前記パネル状ワークの切断予定線上に、当該パネル状ワ
    ークの基体よりも熱伝導性の高い集熱パターンを形成し
    ておき、該集熱パターンに向けてレーザ光を照射するこ
    とにより前記パネル状ワークを切断することを特徴とす
    るレーザ切断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記パネル状ワーク
    は、2枚の基板を重ねて貼り合わされてなり、 前記パネル状ワークを切断する際には、前記2枚の基板
    の双方に当該パネル状ワークの切断予定線上に前記集熱
    パターンを形成しておき、該集熱パターンに向けて前記
    パネル状ワークの表面側および裏面側の双方にレーザ光
    を同時に照射して前記2枚の基板を同時に切断すること
    を特徴とするレーザ切断方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記集熱パ
    ターンは、前記パネル状ワークの表面に形成された他の
    構成要素と同一組成の膜からなることを特徴とするレー
    ザ切断方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に規定するレーザ切断
    方法を用いることにより、電気光学物質を保持するため
    の基板を前記パネル状ワークとして切断することを特徴
    とする電気光学装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に規定するレーザ切断
    方法を用いることにより、電気光学物質を保持するため
    に2枚の基板を重ねて貼り合わせてなるパネルを前記パ
    ネル状ワークとして切断することを特徴とする電気光学
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、前記集熱パ
    ターンは、前記基板に形成された駆動素子を構成する薄
    膜、あるいは前記基板に形成された電極のいずれかと同
    時形成されてなることを特徴とする電気光学装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項4または5において、前記基板
    は、ガラス基板であることを特徴とする電気光学装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4ないし7のいずれかにおいて、
    前記電気光学物質は液晶であることを特徴とする電気光
    学装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項4ないし8のいずれかに規定する
    方法により製造されたことを特徴とする電気光学装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に規定する電気光学装置を表
    示部として備えていることを特徴とする電子機器。
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