JP2002224871A - レーザ切断方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機器およびレーザ切断装置 - Google Patents

レーザ切断方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機器およびレーザ切断装置

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JP2002224871A
JP2002224871A JP2001023346A JP2001023346A JP2002224871A JP 2002224871 A JP2002224871 A JP 2002224871A JP 2001023346 A JP2001023346 A JP 2001023346A JP 2001023346 A JP2001023346 A JP 2001023346A JP 2002224871 A JP2002224871 A JP 2002224871A
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/07Cutting armoured, multi-layered, coated or laminated, glass products
    • C03B33/076Laminated glass comprising interlayers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の基板を貼り合わせたパネルを精度よ
く、かつ、効率よく切断することのできるレーザ切断方
法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機
器、およびレーザ切断装置を提案すること。 【解決手段】 電気光学装置の製造方法において、2枚
の基板がシール材で重ねて貼り合わされた大型パネル3
00をパネル支持具650で吸着、支持した状態で、大
型パネル300の表面側からレーザ光L1を照射する一
方、パネル支持具650に形成されている開口655を
利用して、大型パネル300の裏面側にもレーザ光L2
を照射して、大型パネル300を切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルのよう
に2枚の基板が重ねて貼り合わされたパネルを切断する
ためのレーザ切断方法、このレーザ切断方法を利用した
電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機器、お
よび切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電機、携帯型コンピュータ、
ビデオカメラ等といった電子機器の表示部として、液晶
装置などといった電気光学装置が広く用いられている。
液晶装置では、2枚の基板をシール材によって重ねて貼
り合わせて空セルと称せられる空のパネルを構成した
後、シール材で区画された領域内に電気光学物質として
の液晶が封入される。
【0003】このような液晶装置に用いるパネルは、個
々のパネルに対応した2枚の基板を一枚ずつ形成して貼
り合わせる場合もあるが、小型の液晶装置を製造する場
合には特に、複数のパネルを形成できる大きな元基板に
対して複数の液晶装置分の配線パターンを形成するな
ど、製造工程の途中までは、大型の元基板のままで処理
を行い、その後、元基板を個々の基板に切断、分割する
ことが多い。
【0004】このような切断は、従来、2枚の基板を貼
り合わせたパネルの表面にダイヤモンドチップなどによ
りスクライブラインを形成した後、パネルを裏返し、パ
ネルの裏面側からパネルに対してブレーク用の冶具(例
えば、ゴムローラ)により曲げ応力を加え、この応力に
よって切断する。
【0005】しかしながら、この切断方法では、スクラ
イブによって生じたパネル断面のマイクロクラックの制
御ができない為、切断が不安定となる。また、マイクロ
クラックからの多数のチッピングがパネル断面から発生
する。このようなチッピングが多数、発生すると、パネ
ル強度を弱めるとともに、その破片を除去するための洗
浄を行わなければならないという問題点がある。また、
接触式であるため、ゴムローラに異物が付着している
と、パネルに傷を付けてしまうおそれがある。さらに、
ゴムローラによる破壊力は小さいので、シール材を含め
て切断することができず、切断箇所は、シール材を避け
なければならない。このため、液晶を封入した後、付着
した液晶を洗浄液で洗い落とす際、シール材が塗布され
ている領域の外側において基板間に洗浄液が残ってしま
う。ここで、このような洗浄に用いられる洗浄液は、液
晶パネルに形成した配線パターンと反応するため、ここ
に残った洗浄液については、多大な手間をかけて除去し
なければならないという問題点がある。
【0006】一方、特開平11−104869号公報な
どにおいては、ガラス基板を切断する方法としてレーザ
光を利用する方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−104869号に開示に切断方法は、あくまで一
枚のガラス基板を切断することを前提にしており、これ
に開示の方法により、2枚のガラス基板を貼り合わせた
パネルを切断しようとすると、以下のような問題が発生
する。
【0008】まず、ガラス基板は、光吸収率が高いた
め、レーザ光を上側から照射したとき、上側のガラス基
板は加熱されるが、下側のガラス基板は加熱されない。
それ故、熱応力は、上側のガラス基板のみに働き、下側
のガラス基板に働かない。
【0009】また、上下のガラス板は、シール材により
連結されており、上側のガラス板が割れようとしても、
下側のガラス基板は、割れを抑えるように働いて、1枚
の基板と同一条件で切断を行えないという問題点があ
る。
【0010】さらに、熱エネルギーを増大させると、上
側のガラス基板が割れようとする力が増大するが、下側
のガラス基板は、その力をシール材を介して受けるだけ
である。従って、このような力によって、下側のガラス
基板が割れるとしても、その力は、パネルの構造やシー
ル材の接着状態等に依存し、再現性に乏しいという問題
点がある。
【0011】そこで、本願出願人は、2枚の基板を貼り
合わせたパネルの両面の各々にレーザ光を照射して切断
する方法を案出し、特願2000−284896号とし
て特許出願している。さらに、本願出願人は、この出願
に係る発明をレーザ切断装置として機械化、自動化する
ための構成を提案するものである。
【0012】すなわち、本発明の課題は、2枚の基板を
貼り合わせたパネルを精度よく、かつ、効率よく切断す
ることのできるレーザ切断方法、電気光学装置の製造方
法、電気光学装置、電子機器、およびレーザ切断装置を
提案することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、2枚の基板を重ねて貼り合わせたパネ
ルにレーザ光を照射して当該パネルを切断するレーザ切
断方法であって、前記パネルの表面側および裏面側の双
方において少なくとも切断予定線に相当する部分を開放
状態にして前記パネルをパネル支持具で保持し、この状
態で、前記パネルの表面側および裏面側の双方に対して
前記切断予定線に沿ってレーザ光をそれぞれ照射して当
該パネルを切断することを特徴とする。
【0014】本発明において、2枚の基板を重ねて貼り
合わせたパネルにレーザ光を照射すると、レーザ光が照
射された領域が温度上昇し、その温度勾配に起因して発
生する熱応力が増大し、各基板に亀裂が厚さ方向に発生
して割れる。このため、切断精度が高く、かつ、再現性
に優れている。また、非接触で切断を行うので、基板に
傷を付けるおそれがない。さらに、本発明では、パネル
を支持するにあたって、パネルの表面側および裏面側の
双方において少なくとも切断予定線に相当する部分を開
放状態にしてパネルを支持するので、レーザ切断装置な
どにおいてパネルをパネル支持具に支持させた状態で、
パネルの表面側および裏面側にレーザ光を同時に照射す
ることができる。それ故、本発明に係るレーザ切断方法
をレーザ切断装置において、機械化、自動化して、効率
よく実施することができる。
【0015】本発明において、前記パネル支持具は、例
えば、前記パネルの表面側および裏面側を略全面開放の
状態で当該パネルを保持する。より具体的には、例え
ば、前記パネル支持具は、前記パネルの両端部の各々を
裏面側から支持する。
【0016】本発明において、前記パネル支持具は、前
記パネルの裏面側を吸着保持するとともに、当該パネル
の切断予定線に沿って、前記パネルの裏面側にレーザ光
を照射するための開口が形成されていることが好まし
い。このように構成すると、パネル支持具は、パネルを
吸着により支持するので、パネルを確実に支持できる。
従って、レーザ切断装置において、パネル支持具上でパ
ネルを精度よく位置決めしたまま、パネルを搬送するこ
とができる。
【0017】本発明において、前記パネルの表面側およ
び裏面側に対して切断予定線に沿ってスクライブライン
を予め形成しておき、該スクライブラインに沿ってレー
ザ光を走査させることが好ましい。このように構成する
と、スクライブラインを発生点にして亀裂を厚さ方向に
発生させることができるので、切断箇所の直線性などと
いった精度が向上する。
【0018】本発明において、前記レーザ光の走査は、
前記パネルの側、および前記レーザ光の側のうちの少な
くとも一方を移動させることにより行う。このように構
成すると、レーザ光の照射位置の移動にともって亀裂が
伝播していくので、切断箇所の直線性などといった精度
が向上する。
【0019】本発明に係るレーザ切断方法は、電気光学
装置の製造方法に利用できる。この場合、前記パネルと
して、前記2枚の基板を貼り合わせるシール材の塗布領
域の内側に電気光学物質が保持されたパネルを切断す
る。
【0020】ここで、前記切断予定線は、少なくとも一
部が前記シール材の塗布領域と平面的に重なる位置を通
っていてもよい。本発明によれば、シール材の塗布領域
で切断することも可能であるため、例えば、シール材の
塗布領域と重なる位置でパネルを切断すれば、パネルの
切断面でも基板間がシール材で塞がれた状態となる。従
って、切断したパネルを洗浄した際、シールの塗布領域
の外側で基板間の洗浄液が溜まるなどといった事象が発
生しない。
【0021】本発明において、前記電気光学物質は、例
えば、液晶である。
【0022】本発明においては、例えば、前記2枚の基
板のうちの少なくとも一方は、ガラス基板である。
【0023】本発明に係る方法を利用して製造した電気
光学装置は、例えば、電子機器の表示部として利用され
る。
【0024】本発明に係る切断方法を実施するためのレ
ーザ切断装置は、2枚の基板を重ねて貼り合わせたパネ
ルの表面側および裏面側において少なくとも切断予定線
に相当する部分を開放状態にして当該パネルを保持する
パネル支持具と、該パネル支持具に保持された前記パネ
ルの表面側および裏面側の双方の所定位置に対してレー
ザ光をそれぞれ照射するレーザ照射装置とを有している
ことを特徴とする。
【0025】本発明において、さらに、前記レーザ照射
装置から前記パネルに向かうレーザ光、および前記パネ
ル支持具のうちの少なくとも一方を移動させて前記パネ
ルの切断予定線に沿ってレーザ光を走査させる駆動機構
とを有していることが好ましい。
【0026】本発明に係るレーザ切断装置において、前
記パネル支持具は、前記パネルの表面側および裏面側を
略全面開放の状態で当該パネルを保持する構成、例え
ば、前記パネルの両端部の各々を裏面側から支持する構
成を採用できる。
【0027】本発明に係るレーザ切断装置において、前
記パネルの裏面側を吸着保持するものを用いた場合に
は、パネル支持具には、当該パネルの切断予定線に沿っ
て前記パネルの裏面側にレーザ光を照射するための開口
を形成しておく。
【0028】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明に係る
レーザ切断方法を、パッシブマトリクス型の電気光学装
置の製造方法に適用した例を説明する。
【0029】(全体構成)図1および図2はそれぞれ、
本発明を適用した電気光学装置の斜視図、および分解斜
視図である。図3は、本発明を適用した電気光学装置を
図1のI−I′線で切断したときのI側の端部の断面図
である。なお、図1および図2には、電極パターンおよ
び端子などを模式的に示してあるだけであり、実際の電
気光学装置では、より多数の電極パターンや端子が形成
されている。
【0030】図1および図2において、本形態の電気光
学装置1は、携帯電話などの電子機器に搭載されている
パッシブマトリクスタイプの液晶表示装置であり、所定
の間隙を介してシール材30によって貼り合わされた矩
形のガラス基板からなる一対の透明基板10、20間に
シール材30によって液晶封入領域35が区画されてい
るとともに、この液晶封入領域35内に電気光学物質と
しての液晶が封入されている。
【0031】ここに示す電気光学装置1は透過型の例で
あり、第2の透明基板20の外側表面に偏光板61が貼
られ、第1の透明基板10の外側表面にも偏光板62が
貼られている。また、第2の透明基板20の外側にはバ
ックライト装置9が配置されている。
【0032】第1の透明基板10には、図3に示すよう
に、第1の電極パターン40と第2の電極パターン50
との交点に相当する領域に赤(R)、緑(G)、青
(B)のカラーフィルタ7R、7G、7Bが形成され、
これらのカラーフィルタ7R、7G、7Bの表面側に絶
縁性の平坦化膜13、第1の電極パターン40および配
向膜12がこの順に形成されている。これに対して、第
2の透明基板20には、第2の電極パターン50、オー
バーコート膜29、および配向膜22がこの順に形成さ
れている。
【0033】本形態において、電気光学装置1におい
て、第1の電極パターン40および第2の電極パターン
50はいずれも、ITO膜(Indium Tin O
xide)に代表される透明導伝膜によって形成されて
いる。なお、第2の電極パターン50の下に絶縁膜を介
しパターニングされたアルミ等の膜を形成すれば、半透
過・半反射型の電気光学装置1を構成できる。また、外
部表面の偏向板61の外部に半透過反射板をラミネート
することでも可能である。また、第2の電極パターン5
0の下に形成された反射層を反射性の膜で形成すれば、
反射型の電気光学装置1を構成でき、この場合には、第
2の透明基板20の裏面側からバックライト装置9を省
略すればよい。
【0034】(電極パターンおよび端子の構成)再び図
1および図2において、本形態の電気光学装置1では、
外部からの信号入力および基板間の導通のいずれを行う
にも、第1の透明基板10および第2の透明基板20の
同一方向に位置する各基板辺101、201付近におい
て第1の透明基板10および第2の透明基板20のそれ
ぞれに形成されている第1の端子形成領域11および第
2の端子形成領域21が用いられる。従って、第2の透
明基板20としては、第1の透明基板10よりも大きな
基板が用いられ、第1の透明基板10と第2の透明基板
20とを貼り合わせたときに第1の透明基板10の基板
辺101から第2の透明基板20が張り出す部分25を
利用して、駆動用IC7をCOF実装したフレキシブル
基板90の接続などが行われる。
【0035】このため、第2の透明基板20において、
第2の端子形成領域21は、基板辺201に近い部分が
第1の透明基板10から張り出した部分25に形成さ
れ、この基板辺201に近い端子形成領域部分の表面は
開放状態にある。これに対して、第2の透明基板20に
おいて、第2の端子形成領域21の液晶封入領域35の
側に位置する部分は、第1の透明基板10の側との基板
間導通用に用いられるので、この第2の端子形成領域2
1のうち、液晶封入領域35の側に位置する部分は、第
1の透明基板10との重なり部分に形成されている。
【0036】また、第1の透明基板10において、第1
の端子形成領域11は、第2の透明基板20の側との基
板間導通に用いられるので、第2の透明基板20との重
なり部分に形成されている。
【0037】このような接続構造を構成するにあたっ
て、本形態では、第1の透明基板10において、第1の
端子形成領域11は第1の透明基板10の基板辺101
の中央部分に沿って形成され、この第1の端子形成領域
11では、基板辺101に沿って複数の第1の基板間導
通用端子60が所定の間隔をもって並んでいる。また、
第1の透明基板10では、第1の基板間導通用端子60
から対向する基板辺102に向かって複数列の液晶駆動
用の第1の電極パターン40が両側に斜めに延びた後、
液晶封入領域35内で基板辺101、102に直交する
方向に延びている。
【0038】第2の透明基板20において、第2の端子
形成領域21も基板辺201に沿って形成されている
が、この第2の端子形成領域21は、基板辺201の両
端を除く比較的広い範囲にわたって形成されている。第
2の端子形成領域21には、その中央領域で基板辺20
1に沿って所定の間隔をもって並ぶ複数の第1の外部入
力用端子81、およびこれらの第1の外部入力用端子8
1が形成されている領域の両側2箇所で基板辺201に
沿って所定の間隔をもって並ぶ複数の第2の外部入力用
端子82が形成されている。
【0039】また、第1の外部入力用端子81からは、
第1の透明基板10と第2の透明基板20とを貼り合わ
せたときに第1の基板間導通用端子60と重なる複数の
第2の基板間導通用端子70が基板辺202に向かって
直線的に延びている。
【0040】さらに、第2の透明基板20において、第
2の外部入力用端子82からは、第1の透明基板10と
第2の透明基板20とを貼り合わせたときに第1の電極
パターン40の形成領域の両側に相当する領域を回り込
むように複数列の液晶駆動用の第2の電極パターン50
が形成され、これらの第2の電極パターン50は、液晶
封入領域35内において第1の電極パターン40と交差
するように延びている。
【0041】このように構成した第1の透明基板10お
よび第2の透明基板20を用いて電気光学装置1を構成
するにあたって、本形態では、第1の透明基板10と第
2の透明基板20とをシール材30を介して貼り合わせ
る際に、シール材30にギャップ材および導通材を配合
しておくとともに、シール材30を第1の基板間導通用
端子60および第2の基板間導通用端子70が重なる領
域に形成する。ここで、シール材30に含まれる導電材
は、たとえば、弾性変形可能なプラスチックビーズの表
面にめっきを施した粒子であり、その粒径は、シール材
30に含まれるギャップ材の粒径よりもわずかに大き
い。それ故、第1の透明基板10と第2の透明基板20
とを重ねた状態でその間隙を狭めるような力を加えなが
らシール材30を溶融、硬化させると、導電材は、第1
の透明基板10と第2の透明基板20との間で押し潰さ
れた状態で第1の基板間導通用端子60と第2の基板間
導通用端子70とを導通させる。
【0042】また、第1の透明基板10と第2の透明基
板20とをシール材30を介して貼り合わせると、第1
の電極パターン40と第2の電極パターン50との交差
部分によって画素がマトリクス状に形成される。このた
め、第2の透明基板20の第2の端子形成領域21の基
板辺201側の端部に対してフレキシブル基板90を異
方性導電材などを用いて実装した後、このフレキシブル
基板90を介して第2の透明基板20の第1の外部入力
用端子81および第2の外部入力用端子82に信号入力
すると、第2の透明基板20に形成されている第2の電
極パターン50には第2の外部入力用端子82を介して
走査信号を直接、印加することができ、かつ、第1の透
明基板10に形成されている第1の電極パターン40に
は、第1の外部入力用端子81、第2の基板間導通用端
子70、導通材および第1の基板間導通用端子60を介
して画像データを信号入力することができる。よって、
これらの画像データおよび走査信号によって、各画素5
において第1の電極パターン40と第2の電極パターン
50との間に位置する液晶の配向状態を制御することが
できるので、所定の画像を表示することができる。
【0043】(電気光学装置1の製造方法)図4および
図5は、それぞれ電気光学装置の製造方法を示す工程
図、および説明図である。図6(A)、(B)はそれぞ
れ、大型パネルを切断する位置を示す断面図、および短
冊状パネルを単品のパネルに切断した後、基板の余剰な
部分を除去した様子を示す断面図である。
【0044】本形態の電気光学装置1を製造するにあた
って、第1の透明基板10および第2の透明基板20は
いずれも、図4および図5に示す工程(A)において、
これらの基板10、20を各々、多数枚取りできる大型
基板100、200の状態で電極パターン40、50な
どの形成工程が行われる。
【0045】そして、各大型基板100、200の各々
に対して、図4および図5に示す工程(B)において、
配向膜12、22の形成およびラビング工程を行った
後、例えば、図4および図5に示す工程(C)におい
て、第1の大型基板100にシール材30を塗布する一
方、第2の大型基板200にギャップ材28を散布す
る。
【0046】次に、図4および図5に示す工程(D)に
おいて、大型基板100、200を所定の位置関係をも
って貼り合わせて大型パネル300を形成する。
【0047】次に、図4および図5に示す工程(E)に
おいて、大型パネル300に対する切断工程(1次ブレ
イク工程)として、大型パネル300を短冊状パネルに
切断するためのスクライブライン301を大型パネル3
00の表面および裏面のそれぞれに形成した後、大型パ
ネル300の表面および裏面に対して、スクライブライ
ン301に沿ってレーザ光L1、L2を照射し、大型パ
ネル300を短冊状パネル400に切断する。
【0048】この際には、図6(A)に示すように、シ
ール材30の塗布領域に沿って大型パネル300を切断
する。すなわち、本形態によれば、シール材30の塗布
領域で切断することも可能であるため、例えば、シール
材30の塗布領域と重なる位置で大型パネル300を切
断すれば、短冊状パネル400の切断面では、液晶注入
口31を除いて基板間がシール材30で塞がれた状態と
なる。従って、後工程において、切断したパネルを洗浄
した際、シール30の塗布領域の外側で基板間の洗浄液
が溜まるなどといった事象が発生しない。
【0049】この状態で短冊状パネル400の切断部分
には、液晶注入口31(図2を参照)が開口しているの
で、図4および図5に示す工程(F)において、液晶注
入口31から液晶を注入した後、液晶注入口31を封止
材32(図2を参照)で封止する。
【0050】次に、図4および図5に示す工程(G)に
おいて、短冊状パネル400に対する切断工程(2次ブ
レイク工程)として、短冊状パネル400を各電気光学
毎の単品のパネルに切断するためのスクライブライン4
01を短冊状パネル400の表面および裏面のそれぞれ
に形成した後、短冊状パネル400の両面に対して、ス
クライブライン401に沿ってレーザ光L1、L2を照
射し、短冊状パネル100を単品のパネル1′に切断す
る。
【0051】なお、単品のパネル1′については、図1
および図2に示すように、第1の透明基板10を第2の
透明基板20よりも小さ目に仕上げて、各端子領域を露
出させる必要があるが、この場合には、単品のパネルに
対して、スクライブライン403を形成し、それにレー
ザ光Lを照射して、第2の透明基板20から端子領域を
露出させればよい(短冊からの除材工程)。この際に
も、図6(B)に示すように、シール材30の塗布領域
に沿って大型パネル300を切断する。
【0052】しかる後には、図4および図5に示す工程
(G)において、フレキシブル基板90などの実装を行
う。
【0053】(レーザ切断装置の構成)このように、電
気光学装置1を製造するには、2枚の基板を重ねて貼り
合わせた大型パネル300、あるいは短冊状パネル40
0を切断する必要があり、このような切断を行うにあた
って、本形態では、以下に説明する切断装置を用いる。
【0054】図7は、本発明を適用したレーザ切断装置
のレーザ照射装置の要部の構成を示す説明図である。図
8は、本発明を適用したレーザ切断装置に用いたパネル
支持具、およびその駆動機構の説明図である。
【0055】図7に示すように、切断装置500のレー
ザ照射装置501は、コントローラ541を備えてお
り、このコントローラ541は、炭酸ガスレーザ54
1、542を制御し、炭酸ガスレーザ542、543
は、それぞれレーザ光L1、L2を出射する。炭酸ガス
レーザ542からのレーザ光L1は、全反射ミラー54
4により反射されて、集光レンズ546を介して、前記
した大型パネル300あるいは短冊状パネル400の表
面に照射される。また、炭酸ガスレーザ543からのレ
ーザ光L2も、レーザ光L1と同様、全反射ミラー54
5で反射された後、集光レンズ547を介して、大型パ
ネル300あるいは短冊状パネル400の裏面に照射さ
れる。
【0056】その結果、レーザ光L1、L2が照射され
た領域が温度上昇し、その温度勾配に起因して発生する
熱応力が増大し、大型パネル300および短冊状パネル
400を構成する2枚の基板の各々に亀裂が厚さ方向に
発生して、2枚の基板が各々割れる。このため、切断精
度が高く、かつ、再現性に優れている。また、非接触で
切断を行うので、大型パネル300および短冊状パネル
400に傷を付けるおそれがない。
【0057】なお、全反射ミラー544、545は、そ
の反射角度および取り付け位置が任意に調整できるよう
に支持されており、レーザ光L1が炭酸ガスレーザ54
3に到達しないよう、かつ、レーザ光L2が炭酸ガスレ
ーザ542に到達しないよう、レーザ光L1、L2が大
型パネル300あるいは短冊状パネル400に対して所
定の傾きをもって斜めに入射するようになっている。
【0058】ここで、大型パネル300および短冊状パ
ネル400は、パネル支持具600により支持され、こ
のパネル支持具600は、ロボット部550(駆動機
構)によりその位置が制御される。ロボット部550
は、X方向スライド機構551およびY方向スライド機
構552から構成されている。
【0059】図8は、このロボット機構550の具体例
を示す説明図である。
【0060】図8において、X方向スライド機構551
には、Xステージ553と、パルスモータ554と、こ
のパルスモータ554により駆動されるシャフト(図示
せず)とが装備されている。このシャフトの外表面には
ネジが切られており、パネル支持具600に連結されて
いる連結部材549と螺合して、シャフトを回転させる
ことにより、連結部材549を移動させて、パネル支持
具600をX方向に移動させる。また、Y方向スライド
機構552には、Yステージ556と、パルスモータ5
57と、このパルスモータにより駆動されるシャフト
(図示せず)とが装備されている。このシャフトの外表
面にもネジが切られており、Xステージ553の裏側に
形成されている連結部材(図示せず)と螺合して、シャ
フトをさせることにより、連結部材を移動させる。その
結果、Xステージ553がY方向に移動し、パネル支持
具600がY方向に移動する。
【0061】このように構成したレーザ切断装置500
では、まず、せん断予定箇所にスクライブラインが形成
された大型パネル300あるいは短冊状パネル400を
パネル支持具600に保持させる。
【0062】そして、コントローラ541により、炭酸
ガスレーザ542、543を制御して、レーザ光L1、
L2を出射する。炭酸ガスレーザ542、543からの
レーザ光L1、L2は、全反射ミラー544、545に
より反射され、集光レンズ546、547を介して、大
型パネル300あるいは短冊状パネル400の表面側お
よび裏面側の各々に照射される。
【0063】このようにしてレーザ光L1、L2を照射
するとともに、ロボット部550は、パネル支持具60
0をX方向およびY方向に移動させることにより、レー
ザ光L1、L2を大型パネル300あるいは短冊状パネ
ル400上で走査させる。その結果、レーザ光L1、L
2の照射位置の移動にともって亀裂が伝播していくの
で、切断箇所の直線性などといった精度が高い。
【0064】なお、パネル300、400については固
定しておき、レーザ光L1、L2の方を移動させてもよ
い。
【0065】ここで、パネル支持具600は、大型パネ
ル300、および複数枚の短冊状パネル400を保持す
る矩形の開口601を有するとともに、この矩形の開口
601の内側には、大型パネル300および短冊状パネ
ル400を載せる段差部分602が形成されている。従
って、開口601の内側に大型パネル300あるいは短
冊状パネル400を載せた状態において、大型パネル3
00あるいは短冊状パネル400の表面側および裏面側
のいずれもが、完全に開放状態にある。それ故、大型パ
ネル300あるいは短冊状パネル400の表面側および
裏面側にレーザ光L1、L2を同時に照射するのに支障
がない。それ故、複雑な機構を採用しなても簡単な構成
でレーザ切断装置500を構成でき、このレーザ切断装
置500によれば、大型パネル300あるいは短冊状パ
ネル400を効率よく切断することができる。
【0066】[その他の実施の形態]図9(A)、
(B)、(C)はそれぞれ、本発明を適用した別のレー
ザ切断装置において大型パネルを支持するためのパネル
支持具の平面図、そのII−II′断面図、およびII
I−III′断面図である。図10(A)、(B)、
(C)はそれぞれ、本発明を適用した別のレーザ切断装
置において短冊状パネルを支持するためのパネル支持具
の平面図、そのIV−IV′断面図、およびV−V′断
面図である。
【0067】パネル300、400の表面側および裏面
側にレーザ光L1、L2を照射してパネル300、40
0を切断するにあたって、図9(A)、(B)、
(C)、および図10(A)、(B)、(C)に示すよ
うな吸着ヘッドからなるパネル支持具650を用いても
よい。図9(A)、(B)、(C)、および図10
(A)、(B)、(C)に示すパネル支持具650は、
いずれも中空のブロック651の上面に多数の孔652
が形成されており、このブロック651の表面にパネル
300、400を載置した状態で、ブロック651内を
真空引きすると、上面で開口する多数の孔652からパ
ネル300、400が真空吸着される。また、ブロック
651の表面には、パネル300、400の縁に当接し
て、これらのパネル300、400をブロック651上
の所定の位置に位置決めするためのノックピン653が
所定位置に形成されている。さらに、ブロック651の
側面には、ブロック内を真空引きするための管を接続す
るためのジョイン654が形成されている。
【0068】ここで、ブロック651には、吸着、保持
したパネル300、400の切断予定線301、401
に相当する位置に長孔からなる開口655が形成されて
いる。
【0069】すなわち、図9(A)、(B)、(C)に
示すパネル支持具650のブロック651では、大型パ
ネル300を短冊状パネル400に切断するための切断
予定線301に沿って8列の開口655が形成され、こ
れらの開口655の間に吸着用の孔652が並んでい
る。このため、ブロック651上に大型パネル300を
載せ、この状態で大型パネル300をブロック651が
吸着すると、大型パネル300は、ブロック651上に
保持されるが、パネル表面側は完全開放状態にある一
方、その裏面側は、少なくとも切断予定線301に相当
する部分が開口655を介して開放状態にある。従っ
て、大型パネル300をパネル支持具650のブロック
651上に保持した状態のまま、大型パネル300の表
面側および裏面側の双方にレーザ光L1、L2を同時に
照射することができる。
【0070】また、図10(A)、(B)、(C)に示
すパネル支持具650のブロック651では、短冊状パ
ネル400を単品のパネル1′に切断するための切断予
定線401に沿って4列の開口655が形成され、これ
らの開口655の間に吸着用の孔652が並んでいる。
このため、ブロック651上に短冊状パネル400を載
せ、この状態で短冊状パネル400をブロック651が
吸着すると、短冊状パネル400は、ブロック651上
に保持されるが、パネル表面側は完全開放状態にある一
方、その裏面側は、少なくとも切断予定線401に相当
する部分が開口655を介して開放状態にある。従っ
て、短冊状パネル400をパネル支持具650のブロッ
ク651上に保持した状態のまま、短冊状パネル400
の表面側および裏面側の双方にレーザ光L1、L2を同
時に照射することができる。
【0071】図11は、本発明を適用したさらに別のレ
ーザ切断装置において大型パネルあるいは短冊状パネル
を支持するためのパネル支持具の説明図である。
【0072】図11に示すように、パネル300、40
0の表面側および裏面側を略全面開放の状態でパネル3
00、400を保持可能なパネル支持具660として、
パネル300、400の両端部の各々を裏面側から支持
する1対の無端ベルト661、662を用いてもよい。
【0073】このような無端ベルト661、662を備
えたパネル支持具660であれば、無端ベルト661、
662であれば、これをローラ663、664によって
駆動すれば、パネル300、400の移動に用いること
ができる。また、ベルト661、662は、パネル30
0、400の両端部を支持しているので、パネル30
0、400の表面側および裏面側は、略全面開放状態に
あるので、大型パネル300や短冊状パネル400の表
面側および裏面側の双方にレーザ光L1、L2を同時に
照射することができる。
【0074】さらに、上記形態では、工程(G)におい
て、短冊状パネル400から単品の液晶パネル1´を切
り出し、その後、第2の透明基板20から端子領域を露
出させたが、図12に示す構造の場合において、前記の
工程(G)では、短冊状パネル400の状態で第2の透
明基板20の端子領域に相当する部分を露出させるよう
にして単品の液晶パネル1´を切り出すとともに、端材
を除去するのに本発明を適用しても良い。すなわち、図
12に示すように、図4に示した工程(G)では、短冊
状パネル400において、第1の透明基板10の切断予
定線403に沿って形成された集熱パターン45、およ
び第2の透明基板20の集熱パターン55に沿ってレー
ザ光を照射する。これにより、短冊状パネル400は張
り出し領域25が露出した状態で個々の液晶パネルに分
割される。この場合、個々の液晶パネルには端材60が
残るので、切断予定線401に沿って形成された集熱パ
ターン45に沿ってもレーザ光を照射することにより、
分割と端材60の除去を同時に行ってもよい。
【0075】なお、上記実施形態では、パッシブマトリ
クス型の電気光学装置1の製造に本発明を適用した例を
説明したが、能動素子としてTFD素子を用いたアクテ
ィブマトリクス方式の液晶装置1、あるいは能動素子と
して薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス方
式の液晶装置等々、各種の電気光学装置の製造に本発明
を適用してもよい。
【0076】(電子機器の実施形態)図13は、本発明
に係る電気光学装置(液晶装置)を各種の電子機器の表
示装置として用いる場合の一実施形態を示している。こ
こに示す電子機器は、表示情報出力源70、表示情報処
理回路71、電源回路72、タイミングジェネレータ7
3、そして液晶装置74を有する。また、液晶装置74
は、液晶表示パネル75及び駆動回路76を有する。液
晶装置74および液晶パネル75としては、前述した電
気光学装置1、および単品のパネル1′を用いることが
できる。
【0077】表示情報出力源70は、ROM(Read Onl
y Memory)、RAM(Random Access Memory)等といっ
たメモリ、各種ディスク等といったストレージユニッ
ト、デジタル画像信号を同調出力する同調回路等を備
え、タイミングジェネレータ73によって生成された各
種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像
信号等といった表示情報を表示情報処理回路71に供給
する。
【0078】表示情報処理回路71は、シリアル−パラ
レル変換回路や、増幅・反転回路、ローテーション回
路、ガンマ補正回路、クランプ回路等といった周知の各
種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、そ
の画像信号をクロック信号CLKと共に駆動回路76へ
供給する。駆動回路76は、図1における走査線駆動回
路57やデータ線駆動回路58、検査回路等を総称した
ものである。また、電源回路72は、各構成要素に所定
の電圧を供給する。
【0079】図14は、本発明に係る電子機器の一実施
形態であるモバイル型のパーソナルコンピュータを示し
ている。ここに示すパーソナルコンピュータ80は、キ
ーボード86を備えた本体部87と、液晶表示ユニット
88とを有する。液晶表示ユニット88は、前述した電
気光学装置1を含んで構成される。
【0080】図15は、本発明に係る電子機器の他の実
施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯
電話機90は、複数の操作ボタン91と、液晶装置から
なる電気光学装置1を有している。
【0081】
【発明の効果】本発明において、2枚の基板を重ねて貼
り合わせたパネルにレーザ光を照射すると、レーザ光が
照射された領域が温度上昇し、その温度勾配に起因して
発生する熱応力が増大し、各基板に亀裂が厚さ方向に発
生して割れる。このため、切断精度が高く、かつ、再現
性に優れている。また、非接触で切断を行うので、基板
に傷を付けるおそれがない。さらに、本発明では、パネ
ル支持具がパネルを支持するにあたって、パネルの表面
側および裏面側の双方において少なくとも切断予定線に
相当する部分を開放状態にしてパネルを支持するので、
レーザ切断装置などにおいてパネルをパネル支持具に支
持させた状態で、パネルの表面側および裏面側にレーザ
光を同時に照射することができる。それ故、本発明に係
るレーザ切断方法をレーザ切断装置において、機械化、
自動化して、効率よく実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電気光学装置の斜視図であ
る。
【図2】図1に示す電気光学装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示す電気光学装置を図1のI−I′線で
切断したときのI側の端部の断面図である。
【図4】図1に示す電気光学装置の製造方法を示す工程
図である。
【図5】図1に示す電気光学装置の製造方法を示す説明
図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、大型パネルを切断
する位置を示す断面図、および短冊状パネルを単品のパ
ネルに切断した後、基板の余剰な部分を除去した様子を
示す断面図である。
【図7】本発明を適用したレーザ切断装置のレーザ照射
装置の要部の構成を示す説明図である。
【図8】本発明を適用したレーザ切断装置のパネル支持
具およびその駆動機構の説明図である。
【図9】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明を
適用した別のレーザ切断装置において大型パネルを支持
するためのパネル支持具の平面図、そのII−II′断
面図、およびIII−III′断面図である。
【図10】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明
を適用した別のレーザ切断装置において短冊状パネルを
支持するためのパネル支持具の平面図、そのIV−I
V′断面図、およびV−V′断面図である。
【図11】本発明を適用したさらに別のレーザ切断装置
において大型パネルあるいは短冊状パネルを支持するた
めのパネル支持具の説明図である。
【図12】本発明において、別構造の短冊状パネルを単
品のパネルに切断する様子を示す説明図である。
【図13】本発明に係る液晶装置を用いた各種電子機器
の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明に係る液晶装置を用いた電子機器の一
実施形態としてのモバイル型のパーソナルコンピュータ
を示す説明図である。
【図15】本発明に係る液晶装置を用いた電子機器の一
実施形態としての携帯電話機の説明図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置 10 第1の透明基板 20 第2の透明基板 30 シール材 35 液晶封入領域(画像表示領域) 40 第1の電極パターン 50 第2の電極パターン 100、200 大型基板 300 大型パネル 301、401 スクライブライン 400 短冊状パネル 500 レーザ切断装置 501 レーザ照射装置 550 ロボット部(駆動機構) 600、650、660 パネル支持具 655 開口 L1、L2 レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 338 G09F 9/00 338 // B23K 101:36 B23K 101:36 (72)発明者 吉村 和人 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H090 JB02 JC11 JC13 JC19 LA16 MB01 4E068 AE00 CA14 CD02 CE01 DA09 DB13 4G015 FA01 FA06 FB01 FC01 5G435 AA17 BB12 EE33 KK05 KK10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基板を重ねて貼り合わせたパネル
    にレーザ光を照射して当該パネルを切断するレーザ切断
    方法であって、 前記パネルの表面側および裏面側の双方において少なく
    とも切断予定線に相当する部分を開放状態にして前記パ
    ネルをパネル支持具で保持し、この状態で、前記パネル
    の表面側および裏面側の双方に対して前記切断予定線に
    沿ってレーザ光をそれぞれ照射して当該パネルを切断す
    ることを特徴とするレーザ切断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記パネル支持具
    は、前記パネルの表面側および裏面側を略全面開放の状
    態で当該パネルを保持することを特徴とするレーザ切断
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記パネル支持具
    は、前記パネルの両端部の各々を裏面側から支持するこ
    とを特徴とするレーザ切断方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記パネル支持具
    は、前記パネルの裏面側を吸着保持するとともに、当該
    パネルの切断予定線に沿って、前記パネルの裏面側にレ
    ーザ光を照射するための開口が形成されていることを特
    徴とするレーザ切断方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記パネルの表面側および裏面側に対して切断予定線に
    沿ってスクライブラインを予め形成しておき、該スクラ
    イブラインに沿ってレーザ光を走査させることを特徴と
    するレーザ切断方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記レーザ光の走査は、前記パネルの側、および前記レ
    ーザ光の側のうちの少なくとも一方を移動させることに
    より行うことを特徴とするレーザ切断方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに規定する
    レーザ切断方法を用いることにより、前記2枚の基板を
    貼り合わせるシール材の塗布領域の内側に電気光学物質
    が保持された前記パネルを切断することを特徴とする電
    気光学装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記切断予定線は、
    少なくとも一部が前記シール材の塗布領域と平面的に重
    なる位置を通っていることを特徴とする電気光学装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8において、前記電気光
    学物質は液晶であることを特徴とする電気光学装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかにおい
    て、前記2枚の基板のうちの少なくとも一方は、ガラス
    基板であることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし10のいずれかに規定
    する方法により製造されたことを特徴とする電気光学装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11に規定する電気光学装置を
    表示部として備えていることを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】 2枚の基板を重ねて貼り合わせたパネ
    ルの表面側および裏面側において少なくとも切断予定線
    に相当する部分を開放状態にして当該パネルを保持する
    パネル支持具と、該パネル支持具に保持された前記パネ
    ルの表面側および裏面側の双方の所定位置に対してレー
    ザ光をそれぞれ照射するレーザ照射装置とを有している
    ことを特徴とするレーザ切断装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、さらに、前記レ
    ーザ照射装置から前記パネルに向かうレーザ光、および
    前記パネル支持具のうちの少なくとも一方を移動させて
    前記パネルの切断予定線に沿ってレーザ光を走査させる
    駆動機構とを有していることを特徴とするレーザ切断装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記パネル支持
    具は、前記パネルの表面側および裏面側を略全面開放の
    状態で当該パネルを保持することを特徴とするレーザ切
    断装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記パネル支持
    具は、前記パネルの両端部の各々を裏面側から支持する
    ことを特徴とするレーザ切断装置。
  17. 【請求項17】 請求項14において、前記パネル支持
    具は、前記パネルの裏面側を吸着保持するとともに、当
    該パネルの切断予定線に沿って前記パネルの裏面側にレ
    ーザ光を照射するための開口が形成されていることを特
    徴とするレーザ切断装置。
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