JP2002293560A - レーザ切断方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機器およびレーザ切断装置 - Google Patents

レーザ切断方法、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機器およびレーザ切断装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラックなどの不具合を発生させることな
く、ガラス基板、あるいはガラス基板を貼り合わせたパ
ネルを効率よく切断することのできるレーザ切断方法、
電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機器、お
よびレーザ切断装置を提案すること。 【解決手段】 電気光学装置の製造方法において、大型
パネル300などに対する切断開始位置付近ではレーザ
光L1、L2のパワーを逓増させた後、レーザ光L1、
L2のパワーをハイ状態に維持し、切断終了位置付近で
はレーザ光L1、L2のパワーを逓減させていく。ま
た、切断開始位置付近では大型パネル300の移動速度
を逓増させた後、移動速度をハイ状態に維持し、しかる
後、切断終了位置付近では大型パネル300の移動速度
を逓減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルなどに
用いるガラス基板を切断するためのレーザ切断方法、こ
のレーザ切断方法を利用した電気光学装置の製造方法、
電気光学装置、電子機器、および切断装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電機、携帯型コンピュータ、
ビデオカメラ等といった電子機器の表示部として、液晶
装置などといった電気光学装置が広く用いられている。
液晶装置では、2枚のガラス基板をシール材によって重
ねて貼り合わせて空セルと称せられる空のパネルを構成
した後、シール材で区画された領域内に電気光学物質と
しての液晶が封入される。
【0003】このような液晶装置に用いるガラス基板
は、個々のパネルに対応した大きさに切断した後、2枚
の基板を重ねて貼り合わせる場合もあるが、小型の液晶
装置を製造する場合には特に、複数のパネルを形成でき
る大きな元基板(大型のガラス基板)に対して複数の液
晶装置分の配線パターンを形成するなど、製造工程の途
中までは、大型の元基板のままで処理を行い、その後、
元基板を個々の基板に切断、分割することが多い。
【0004】これらいずれの製造方法においても、従来
は、ガラス基板の表面にダイヤモンドチップなどにより
スクライブラインを形成した後、ガラス基板の裏面側か
らブレーク用の冶具(例えば、ゴムローラ)により曲げ
応力を加え、この応力によって切断する。
【0005】しかしながら、この切断方法では、スクラ
イブによって生じた基板断面のマイクロクラックの制御
ができない為、切断が不安定となる。また、マイクロク
ラックからの多数のチッピングが基板断面から発生す
る。このようなチッピングが多数、発生すると、ガラス
基板の強度を弱めるとともに、その破片を除去するため
の洗浄を行わなければならないという問題点がある。ま
た、接触式であるため、ゴムローラに異物が付着してい
ると、ガラス基板に傷を付けてしまうおそれがある。
【0006】一方、特開平11−104869号公報な
どにおいては、ガラス基板を切断する方法としてレーザ
光を利用する方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−104869号に開示の切断方法でガラス基板を
切断すると、切断開始箇所でガラス基板が過度に過熱さ
れてクラックが入るなどの不具合が発生しやすい。そこ
で、クラックが発生しないようにレーザ光のパワーを低
下させる代わりに、ガラス基板上におけるレーザ光の照
射位置の移動速度を遅くして、ガラス基板をゆっくり加
熱しながら切断するなどの対策が検討されているが、こ
のような条件では、切断速度が遅すぎて生産性が低下し
てしまう。
【0008】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
クラックなどの不具合を発生させることなく、ガラス基
板、あるいはガラス基板を貼り合わせたパネルを効率よ
く切断することのできるレーザ切断方法、電気光学装置
の製造方法、電気光学装置、電子機器、およびレーザ切
断装置を提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ガラス基板の切断予定線に沿ってレー
ザ光を照射して当該パネルを切断するレーザ切断方法に
おいて、前記ガラス基板に対する切断開始位置から切断
終了位置までの間で前記レーザ光による切断条件を変更
することを特徴とする。
【0010】本願明細書において、ガラス基板とは、無
アルカリガラス基板に限らず、耐熱ガラス基板や石英ガ
ラス基板なども含む意味である。
【0011】本発明において、ガラス基板にレーザ光を
照射すると、レーザ光が照射された領域が温度上昇し、
その温度勾配に起因して発生する熱応力が増大する結
果、ガラス基板の厚さ方向に亀裂が発生するとともに、
レーザ光の照射位置の移動にともなって亀裂が伝播して
いくので、ガラス基板は、切断予定線に沿って高い精度
で割れる。このため、切断精度が高く、かつ、再現性に
優れている。また、非接触で切断を行うので、基板に傷
を付けるおそれがない。
【0012】ここで、ガラス基板の切断開始時には、ガ
ラス基板は冷えた状態から急激に加熱される一方、ガラ
ス基板の切断終了時には、すでに熱が切断終了位置に伝
わって加熱された状態にあるなど、ガラス基板では、切
断開始箇所から切断終了箇所までの間で温度状態が異な
る。従って、切断開始から切断終了まで一定の条件で切
断すると、ガラス基板が急速に加熱されすぎてクラック
が入ってしまう一方、ガラス基板をゆっくり加熱しなが
ら切断する方法では生産性が低下してしまう。しかるに
本発明では、ガラス基板に対する切断開始から切断終了
までの間、ガラス基板の温度状態に合わせて切断条件を
変更するため、クラックなどの不具合を発生させること
なく、一枚のガラス基板、あるいはパネル状に貼り合わ
されたガラス基板を効率よく切断することができる。
【0013】本発明では、前記ガラス基板に対する切断
結果を検査し、その検査結果を、それ以降に行うガラス
基板に対する切断条件にフィードバックすることが好ま
しい。
【0014】本発明では、例えば、前記ガラス基板に対
する切断開始位置から切断終了位置までの間で前記レー
ザ光のパワーを変化させる。
【0015】この場合、前記ガラス基板に対する切断開
始位置付近では前記レーザ光のパワーを逓増させていく
ことが好ましい。このように構成すると、切断開始位置
において、ガラス基板は冷えた状態から徐々に加熱され
るので、クラックが発生しない。また、切断が進むにつ
れてパワーを上げていくため、切断開始位置付近を過ぎ
た後は、ガラス基板上におけるレーザ光の照射位置の移
動速度を高めることができるので、一枚のガラス基板、
あるいはパネル状に重ねて貼り合わされたガラス基板を
貼り合わせたパネルを効率よく切断することができる。
【0016】また、前記ガラス基板に対する切断終了位
置付近では前記レーザ光のパワーを逓減させていくこと
が好ましい。このように構成すると、切断終了位置で
は、それまでのレーザ照射によって発生した熱が伝わっ
てきても熱の逃げる場所がないためガラス基板の温度が
すでに上昇していたとしても、レーザ光のパワーを徐々
に低下させるため、ガラス基板が過熱状態とならないの
で、クラックが発生しない。また、切断終了位置までは
パワーが大きいので、ガラス基板上におけるレーザ光の
照射位置の移動速度を高めることができるので、一枚の
ガラス基板、あるいはパネル状に貼り合わされたガラス
基板を効率よく切断することができる。
【0017】本発明においては、前記ガラス基板に対す
る切断開始位置から切断終了位置までの間で前記ガラス
基板上における前記レーザ光の照射位置の移動速度を変
化させてもよい。
【0018】例えば、前記ガラス基板に対する切断開始
位置付近では前記ガラス基板上における前記レーザ光の
照射位置の移動速度を逓増させていく。ガラス基板に対
する切断開始位置付近においてレーザ光のパワーを下げ
ると熱量が不足する場合でも、この部分を切断している
間、ガラス基板上におけるレーザ光の照射位置の移動速
度が遅いので、熱量が不足することがない。また、切断
開始位置付近を過ぎた後は、ガラス基板上におけるレー
ザ光の照射位置の移動速度を早めるので、一枚のガラス
基板、あるいはパネル状に重ねて貼り合わされたガラス
基板を効率よく切断することができる。
【0019】また、前記ガラス基板に対する切断終了位
置付近では前記ガラス基板上における前記レーザ光の照
射位置の移動速度を逓減させてもよい。ガラス基板に対
する切断終了位置付近においてレーザ光のパワーを下げ
ると熱量が不足する場合でも、この部分を切断している
間、ガラス基板上におけるレーザ光の照射位置の移動速
度が遅いので、熱量が不足することがない。また、切断
終了位置付近までは、ガラス基板上におけるレーザ光の
照射位置の移動速度が早いので、一枚のガラス基板、あ
るいはパネル状に重ねて貼り合わされたガラス基板を効
率よく切断することができる。
【0020】本発明において、前記ガラス基板は、2枚
が重ねて貼り合わされてパネルを構成している場合があ
り、この場合には、当該パネルの表面側および裏面側の
双方に対して前記切断予定線に沿って前記レーザ光をそ
れぞれ照射して当該パネルを切断する。
【0021】パネル状に貼り合わされたガラス基板をレ
ーザ光によって切断する場合、一方の基板の側からのみ
レーザ光を照射しても適正な状態に2枚のガラス基板を
切断できないが、パネルの表面側および裏面側の双方に
対してレーザ光を照射すれば、2枚のガラス基板を適正
な状態に切断することができる。すなわち、ガラス基板
は、比較的、光吸収率が高いため、レーザ光を上側のガ
ラス基板の側からのみ照射したとき、上側のガラス基板
は加熱されるが、下側のガラス基板は加熱されない。そ
れ故、熱応力は、上側のガラス基板のみに働き、下側の
ガラス基板に働かないが、本発明を適用すれば、2枚の
ガラス基板の双方に熱応力を働かせることができる。ま
た、シール材により貼り合わされている2枚のガラス基
板を、シール材によって挟まれた領域で切断する場合、
レーザ光を上側のガラス基板の側からのみ照射しただけ
では、2枚のガラス基板が割れようとしても、下側のガ
ラス基板は、割れを抑えるように働いて、1枚の基板と
同一条件で切断を行えないが、このような問題も、本発
明を適用すれば回避することができる。さらに、レーザ
光を上側のガラス基板の側からのみ照射する場合、熱エ
ネルギーを増大させれば、上側のガラス基板が割れよう
とする力が増大するが、下側のガラス基板は、その力を
シール材を介して受けるだけである。従って、このよう
な力によって、下側のガラス基板が割れるとしても、そ
の力は、パネルの構造やシール材の接着状態等に依存
し、再現性に乏しいという問題点があるが、このような
問題も本発明を適用すれば回避することができる。
【0022】本発明において、前記ガラス基板は、液晶
などの電気光学物質を保持するための基板である。
【0023】本発明に係るレーザ切断方法は、電気光学
装置の製造方法において、電気光学物質を保持するため
のガラス基板を切断する際に用いられる。このようにし
て製造した電気光学装置については、携帯電話機、モバ
イルコンピュータなどの電子機器の表示部として用いら
れる。
【0024】本発明に係るレーザ切断方法を実施するた
めのレーザ切断装置は、レーザ光源部と、該レーザ光源
部から出射されたレーザ光の前記ガラス基板に対する照
射位置を移動させる駆動手段と、該駆動手段および前記
レーザ光源部を制御して、前記ガラス基板に対する切断
開始位置から切断終了位置までの間で前記レーザ光によ
る切断条件を変更する制御手段とを有することを特徴と
する。
【0025】本発明では、前記ガラス基板に対する切断
結果を検査し、その検査結果を、それ以降に行うガラス
基板に対する切断条件にフィードバックするための検査
手段を有していることが好ましい。
【0026】本発明において、前記制御手段は、例え
ば、前記ガラス基板に対する切断開始位置から切断終了
位置までの間で前記レーザ光のパワーを変化させる。こ
の場合、前記制御手段は、前記ガラス基板に対する切断
開始位置付近では前記レーザ光のパワーを逓増させてい
くことが好ましい。また、前記制御手段は、前記ガラス
基板に対する切断終了位置付近では前記レーザ光のパワ
ーを逓減させていくことが好ましい。
【0027】本発明において、前記制御手段は、前記ガ
ラス基板に対する切断開始位置から切断終了位置までの
間で前記ガラス基板上における前記レーザ光の照射位置
の移動速度を変化させてもよい。例えば、前記制御手段
は、前記ガラス基板に対する切断開始位置付近では前記
ガラス基板上における前記レーザ光の照射位置の移動速
度を逓増させていく。また、前記制御手段は、前記ガラ
ス基板に対する切断終了位置付近では前記ガラス基板上
における前記レーザ光の照射位置の移動速度を逓減させ
てもよい。
【0028】本発明において、2枚のガラス基板が重ね
て貼り合わされたパネルを切断する場合には、前記レー
ザ照射手段は、前記パネルの表面側および裏面側の双方
に対して前記レーザ光を照射する。
【0029】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明に係る
レーザ切断方法を、パッシブマトリクス型の電気光学装
置の製造方法に適用した例を説明する。
【0030】(全体構成)図1および図2はそれぞれ、
本発明を適用した電気光学装置の斜視図、および分解斜
視図である。図3は、本発明を適用した電気光学装置を
図1のI−I′線で切断したときのI側の端部の断面図
である。なお、図1および図2には、電極パターンおよ
び端子などを模式的に示してあるだけであり、実際の電
気光学装置では、より多数の電極パターンや端子が形成
されている。
【0031】図1および図2において、本形態の電気光
学装置1は、携帯電話などの電子機器に搭載されている
パッシブマトリクスタイプの液晶表示装置であり、所定
の間隙を介してシール材30によって貼り合わされた矩
形の無アルカリガラス、耐熱ガラス、石英ガラスなどの
ガラス基板からなる一対の透明基板10、20間にシー
ル材30によって液晶封入領域35が区画されていると
ともに、この液晶封入領域35内に電気光学物質として
の液晶が封入されている。
【0032】ここに示す電気光学装置1は透過型の例で
あり、第2の透明基板20の外側表面に偏光板61が貼
られ、第1の透明基板10の外側表面にも偏光板62が
貼られている。また、第2の透明基板20の外側にはバ
ックライト装置9が配置されている。
【0033】第1の透明基板10には、図3に示すよう
に、第1の電極パターン40と第2の電極パターン50
との交点に相当する領域に赤(R)、緑(G)、青
(B)のカラーフィルタ7R、7G、7Bが形成され、
これらのカラーフィルタ7R、7G、7Bの表面側に絶
縁性の平坦化膜13、第1の電極パターン40および配
向膜12がこの順に形成されている。これに対して、第
2の透明基板20には、第2の電極パターン50、オー
バーコート膜29、および配向膜22がこの順に形成さ
れている。
【0034】本形態において、電気光学装置1におい
て、第1の電極パターン40および第2の電極パターン
50はいずれも、ITO膜(Indium Tin O
xide)に代表される透明導電膜によって形成されて
いる。なお、第2の電極パターン50の下に絶縁膜を介
しパターニングされたアルミ等の膜を形成すれば、半透
過・半反射型の電気光学装置1を構成できる。また、外
部表面の偏向板61の外部に半透過反射板をラミネート
することでも可能である。また、第2の電極パターン5
0の下に形成された反射層を反射性の膜で形成すれば、
反射型の電気光学装置1を構成でき、この場合には、第
2の透明基板20の裏面側からバックライト装置9を省
略すればよい。
【0035】(電極パターンおよび端子の構成)再び図
1および図2において、本形態の電気光学装置1では、
外部からの信号入力および基板間の導通のいずれを行う
にも、第1の透明基板10および第2の透明基板20の
同一方向に位置する各基板辺101、201付近におい
て第1の透明基板10および第2の透明基板20のそれ
ぞれに形成されている第1の端子形成領域11および第
2の端子形成領域21が用いられる。従って、第2の透
明基板20としては、第1の透明基板10よりも大きな
基板が用いられ、第1の透明基板10と第2の透明基板
20とを貼り合わせたときに第1の透明基板10の基板
辺101から第2の透明基板20が張り出す部分25を
利用して、駆動用IC7をCOF実装したフレキシブル
基板90の接続などが行われる。
【0036】このため、第2の透明基板20において、
第2の端子形成領域21は、基板辺201に近い部分が
第1の透明基板10から張り出した部分25に形成さ
れ、この基板辺201に近い端子形成領域部分の表面は
開放状態にある。これに対して、第2の透明基板20に
おいて、第2の端子形成領域21の液晶封入領域35の
側に位置する部分は、第1の透明基板10の側との基板
間導通用に用いられるので、この第2の端子形成領域2
1のうち、液晶封入領域35の側に位置する部分は、第
1の透明基板10との重なり部分に形成されている。
【0037】また、第1の透明基板10において、第1
の端子形成領域11は、第2の透明基板20の側との基
板間導通に用いられるので、第2の透明基板20との重
なり部分に形成されている。
【0038】このような接続構造を構成するにあたっ
て、本形態では、第1の透明基板10において、第1の
端子形成領域11は第1の透明基板10の基板辺101
の中央部分に沿って形成され、この第1の端子形成領域
11では、基板辺101に沿って複数の第1の基板間導
通用端子60が所定の間隔をもって並んでいる。また、
第1の透明基板10では、第1の基板間導通用端子60
から対向する基板辺102に向かって複数列の液晶駆動
用の第1の電極パターン40が両側に斜めに延びた後、
液晶封入領域35内で基板辺101、102に直交する
方向に延びている。
【0039】第2の透明基板20において、第2の端子
形成領域21も基板辺201に沿って形成されている
が、この第2の端子形成領域21は、基板辺201の両
端を除く比較的広い範囲にわたって形成されている。第
2の端子形成領域21には、その中央領域で基板辺20
1に沿って所定の間隔をもって並ぶ複数の第1の外部入
力用端子81、およびこれらの第1の外部入力用端子8
1が形成されている領域の両側2箇所で基板辺201に
沿って所定の間隔をもって並ぶ複数の第2の外部入力用
端子82が形成されている。
【0040】また、第1の外部入力用端子81からは、
第1の透明基板10と第2の透明基板20とを貼り合わ
せたときに第1の基板間導通用端子60と重なる複数の
第2の基板間導通用端子70が基板辺202に向かって
直線的に延びている。
【0041】さらに、第2の透明基板20において、第
2の外部入力用端子82からは、第1の透明基板10と
第2の透明基板20とを貼り合わせたときに第1の電極
パターン40の形成領域の両側に相当する領域を回り込
むように複数列の液晶駆動用の第2の電極パターン50
が形成され、これらの第2の電極パターン50は、液晶
封入領域35内において第1の電極パターン40と交差
するように延びている。
【0042】このように構成した第1の透明基板10お
よび第2の透明基板20を用いて電気光学装置1を構成
するにあたって、本形態では、第1の透明基板10と第
2の透明基板20とをシール材30を介して貼り合わせ
る際に、シール材30にギャップ材および導通材を配合
しておくとともに、シール材30を第1の基板間導通用
端子60および第2の基板間導通用端子70が重なる領
域に形成する。ここで、シール材30に含まれる導電材
は、たとえば、弾性変形可能なプラスチックビーズの表
面にめっきを施した粒子であり、その粒径は、シール材
30に含まれるギャップ材の粒径よりもわずかに大き
い。それ故、第1の透明基板10と第2の透明基板20
とを重ねた状態でその間隙を狭めるような力を加えなが
らシール材30を溶融、硬化させると、導電材は、第1
の透明基板10と第2の透明基板20との間で押し潰さ
れた状態で第1の基板間導通用端子60と第2の基板間
導通用端子70とを導通させる。
【0043】また、第1の透明基板10と第2の透明基
板20とをシール材30を介して貼り合わせると、第1
の電極パターン40と第2の電極パターン50との交差
部分によって画素がマトリクス状に形成される。このた
め、第2の透明基板20の第2の端子形成領域21の基
板辺201側の端部に対してフレキシブル基板90を異
方性導電材などを用いて実装した後、このフレキシブル
基板90を介して第2の透明基板20の第1の外部入力
用端子81および第2の外部入力用端子82に信号入力
すると、第2の透明基板20に形成されている第2の電
極パターン50には第2の外部入力用端子82を介して
走査信号を直接、印加することができ、かつ、第1の透
明基板10に形成されている第1の電極パターン40に
は、第1の外部入力用端子81、第2の基板間導通用端
子70、導通材および第1の基板間導通用端子60を介
して画像データを信号入力することができる。よって、
これらの画像データおよび走査信号によって、各画素5
において第1の電極パターン40と第2の電極パターン
50との間に位置する液晶の配向状態を制御することが
できるので、所定の画像を表示することができる。
【0044】(電気光学装置1の製造方法)図4および
図5は、それぞれ電気光学装置の製造方法を示す工程
図、および説明図である。図6(A)、(B)はそれぞ
れ、大型パネルを切断する位置を示す断面図、および短
冊状パネルを単品のパネルに切断した後、基板の余剰な
部分を除去した様子を示す断面図である。
【0045】本形態の電気光学装置1を製造するにあた
って、第1の透明基板10および第2の透明基板20は
いずれも、図4および図5に示す工程(A)において、
これらの基板10、20を各々、多数枚取りできる大型
基板100、200の状態で電極パターン40、50な
どの形成工程が行われる。
【0046】そして、各大型基板100、200の各々
に対して、図4および図5に示す工程(B)において、
配向膜12、22の形成およびラビング工程を行った
後、例えば、図4および図5に示す工程(C)におい
て、第1の大型基板100にシール材30を塗布する一
方、第2の大型基板200にギャップ材28を散布す
る。
【0047】次に、図4および図5に示す工程(D)に
おいて、大型基板100、200を所定の位置関係をも
って貼り合わせて大型パネル300を形成する。
【0048】次に、図4および図5に示す工程(E)に
おいて、大型パネル300に対する切断工程(1次ブレ
イク工程)として、大型パネル300を短冊状パネルに
切断するためのスクライブライン301を大型パネル3
00の表面および裏面のそれぞれに形成した後、大型パ
ネル300の表面および裏面に対して、スクライブライ
ン301に沿ってレーザ光L1、L2を照射し、大型パ
ネル300を短冊状パネル400に切断する。
【0049】この際には、図6(A)に示すように、シ
ール材30の塗布領域に沿って大型パネル300を切断
する。すなわち、本形態によれば、シール材30の塗布
領域で切断することも可能であるため、例えば、シール
材30の塗布領域と重なる位置で大型パネル300を切
断すれば、短冊状パネル400の切断面では、液晶注入
口31を除いて基板間がシール材30で塞がれた状態と
なる。従って、後工程において、切断したパネルを洗浄
した際、シール30の塗布領域の外側で基板間に洗浄液
が溜まるなどといった事象が発生しない。
【0050】この状態で短冊状パネル400の切断部分
には、液晶注入口31(図2を参照)が開口しているの
で、図4および図5に示す工程(F)において、液晶注
入口31から液晶を注入した後、液晶注入口31を封止
材32(図2を参照)で封止する。
【0051】次に、図4および図5に示す工程(G)に
おいて、短冊状パネル400に対する切断工程(2次ブ
レイク工程)として、短冊状パネル400を各電気光学
毎の単品のパネルに切断するためのスクライブライン4
01を短冊状パネル400の表面および裏面のそれぞれ
に形成した後、短冊状パネル400の両面に対して、ス
クライブライン401に沿ってレーザ光L1、L2を照
射し、短冊状パネル100を単品のパネル1′に切断す
る。
【0052】なお、単品のパネル1′については、図1
および図2に示すように、第1の透明基板10を第2の
透明基板20よりも小さ目に仕上げて、各端子領域を露
出させる必要があるが、この場合には、単品のパネルに
対して、スクライブライン403を形成し、それにレー
ザ光Lを照射して、第2の透明基板20から端子領域を
露出させればよい(短冊からの除材工程)。この際に
も、図6(B)に示すように、シール材30の塗布領域
に沿って大型パネル300を切断する。
【0053】しかる後には、図4および図5に示す工程
(G)において、フレキシブル基板90などの実装を行
う。
【0054】(レーザ切断装置の構成)このように、電
気光学装置1を製造するには、2枚の基板を重ねて貼り
合わせた大型パネル300、あるいは短冊状パネル40
0を切断する必要があり、このような切断を行うにあた
って、本形態では、以下に説明する切断装置を用いる。
【0055】図7は、本発明を適用したレーザ切断装置
のレーザ照射装置の要部の構成を示す説明図である。図
8は、本発明を適用したレーザ切断装置に用いたパネル
支持具、およびその駆動機構の説明図である。
【0056】図7に示すように、本形態の切断装置50
0は、大型パネル300あるいは短冊状パネル400に
向けて表面側および裏面側の双方にレーザ光L1、L2
を照射するレーザ照射装置501と、大型パネル300
あるいは短冊状パネル400を移動させることにより、
レーザ照射装置501から出射されたレーザ光L1、L
2の大型パネル300あるいは短冊状パネル400に対
する照射位置を調整するとともに、その照射位置を移動
させるロボット部550(駆動手段)と、このロボット
部550およびレーザ照射装置501を制御するととも
に、大型パネル300あるいは短冊状パネル400に対
する切断開始位置から切断終了位置までの間でレーザ光
L1、L2による切断条件を変更するコントローラ54
1(制御手段)とを有している。また、切断終了後の短
冊状パネル400あるいは単品のパネルを撮像、検査
し、その撮像、検査結果をコントローラに出力して、そ
れ以降に行う大型パネル300あるいは短冊状パネル4
00に対する切断条件にフィードバックするための検査
用撮像装置560(検査手段)を有している。
【0057】コントローラ541は、まず、レーザ照射
装置501において、炭酸ガスレーザ541、542を
制御し、炭酸ガスレーザ542、543は、それぞれレ
ーザ光L1、L2を出射する。炭酸ガスレーザ542か
らのレーザ光L1は、全反射ミラー544により反射さ
れて、集光レンズ546を介して、前記した大型パネル
300あるいは短冊状パネル400の表面に照射され
る。また、炭酸ガスレーザ543からのレーザ光L2
も、レーザ光L1と同様、全反射ミラー545で反射さ
れた後、集光レンズ547を介して、大型パネル300
あるいは短冊状パネル400の裏面に照射される。
【0058】その結果、レーザ光L1、L2が照射され
た領域が温度上昇し、その温度勾配に起因して発生する
熱応力が増大し、大型パネル300および短冊状パネル
400を構成する2枚の基板の各々に亀裂が厚さ方向に
発生して、2枚の基板が各々割れる。このため、切断精
度が高く、かつ、再現性に優れている。また、非接触で
切断を行うので、大型パネル300および短冊状パネル
400に傷を付けるおそれがない。
【0059】なお、全反射ミラー544、545は、そ
の反射角度および取り付け位置が任意に調整できるよう
に支持されており、レーザ光L1が炭酸ガスレーザ54
3に到達しないよう、かつ、レーザ光L2が炭酸ガスレ
ーザ542に到達しないよう、レーザ光L1、L2が大
型パネル300あるいは短冊状パネル400に対して所
定の傾きをもって斜めに入射するようになっている。
【0060】ここで、大型パネル300および短冊状パ
ネル400は、パネル支持具600により支持され、こ
のパネル支持具600は、コントローラ541の制御の
下で動作するロボット部550によりその位置が制御さ
れる。ロボット部550は、X方向スライド機構551
およびY方向スライド機構552から構成されている。
【0061】図8において、X方向スライド機構551
には、Xステージ553と、パルスモータ554と、こ
のパルスモータ554により駆動されるシャフト(図示
せず)とが装備されている。このシャフトの外表面には
ネジが切られており、パネル支持具600に連結されて
いる連結部材549と螺合して、シャフトを回転させる
ことにより、連結部材549を移動させて、パネル支持
具600をX方向に移動させる。また、Y方向スライド
機構552には、Yステージ556と、パルスモータ5
57と、このパルスモータにより駆動されるシャフト
(図示せず)とが装備されている。このシャフトの外表
面にもネジが切られており、Xステージ553の裏側に
形成されている連結部材(図示せず)と螺合して、シャ
フトをさせることにより、連結部材を移動させる。その
結果、Xステージ553がY方向に移動し、パネル支持
具600がY方向に移動する。
【0062】このように構成したレーザ切断装置500
では、まず、せん断予定箇所にスクライブラインが形成
された大型パネル300あるいは短冊状パネル400を
パネル支持具600に保持させる。
【0063】そして、コントローラ541により、炭酸
ガスレーザ542、543を制御して、レーザ光L1、
L2を出射する。炭酸ガスレーザ542、543からの
レーザ光L1、L2は、全反射ミラー544、545に
より反射され、集光レンズ546、547を介して、大
型パネル300あるいは短冊状パネル400の表面側お
よび裏面側の各々に照射される。
【0064】このようにしてレーザ光L1、L2を照射
するとともに、ロボット部550は、コントローラ54
1の制御の下、パネル支持具600をX方向およびY方
向に移動させることにより、レーザ光L1、L2を大型
パネル300あるいは短冊状パネル400上の所定位置
に照射させるとともに、その照射位置を切断予定線に沿
って移動させる。その結果、レーザ光L1、L2の照射
位置の移動にともって亀裂が伝播していくので、切断箇
所の直線性などといった精度が高い。
【0065】なお、パネル300、400については固
定しておき、レーザ光L1、L2の方を移動させてもよ
い。
【0066】ここで、パネル支持具600は、大型パネ
ル300、および複数枚の短冊状パネル400を保持す
る矩形の開口601を有するとともに、この矩形の開口
601の内側には、大型パネル300および短冊状パネ
ル400を載せる段差部分602が形成されている。従
って、開口601の内側に大型パネル300あるいは短
冊状パネル400を載せた状態において、大型パネル3
00あるいは短冊状パネル400の表面側および裏面側
のいずれもが、完全に開放状態にある。それ故、大型パ
ネル300あるいは短冊状パネル400の表面側および
裏面側にレーザ光L1、L2を同時に照射するのに支障
がない。それ故、複雑な機構を採用しなても簡単な構成
でレーザ切断装置500を構成でき、このレーザ切断装
置500によれば、大型パネル300あるいは短冊状パ
ネル400を効率よく切断することができる。
【0067】[別のパネル支持具の構成]図9(A)、
(B)、(C)はそれぞれ、本発明を適用した別のレー
ザ切断装置において大型パネルを支持するためのパネル
支持具の平面図、そのII−II′断面図、およびII
I−III′断面図である。図10(A)、(B)、
(C)はそれぞれ、本発明を適用した別のレーザ切断装
置において短冊状パネルを支持するためのパネル支持具
の平面図、そのIV−IV′断面図、およびV−V′断
面図である。
【0068】パネル300、400の表面側および裏面
側にレーザ光L1、L2を照射してパネル300、40
0を切断するにあたって、図9(A)、(B)、
(C)、および図10(A)、(B)、(C)に示すよ
うな吸着ヘッドからなるパネル支持具650を用いても
よい。図9(A)、(B)、(C)、および図10
(A)、(B)、(C)に示すパネル支持具650は、
いずれも中空のブロック651の上面に多数の孔652
が形成されており、このブロック651の表面にパネル
300、400を載置した状態で、ブロック651内を
真空引きすると、上面で開口する多数の孔652からパ
ネル300、400が真空吸着される。また、ブロック
651の表面には、パネル300、400の縁に当接し
て、これらのパネル300、400をブロック651上
の所定の位置に位置決めするためのノックピン653が
所定位置に形成されている。さらに、ブロック651の
側面には、ブロック内を真空引きするための管を接続す
るためのジョイント654が形成されている。
【0069】ここで、ブロック651には、吸着、保持
したパネル300、400の切断予定線301、401
に相当する位置に長孔からなる開口655が形成されて
いる。
【0070】すなわち、図9(A)、(B)、(C)に
示すパネル支持具650のブロック651では、大型パ
ネル300を短冊状パネル400に切断するための切断
予定線301に沿って8列の開口655が形成され、こ
れらの開口655の間に吸着用の孔652が並んでい
る。このため、ブロック651上に大型パネル300を
載せ、この状態で大型パネル300をブロック651が
吸着すると、大型パネル300は、ブロック651上に
保持されるが、パネル表面側は完全開放状態にある一
方、その裏面側は、少なくとも切断予定線301に相当
する部分が開口655を介して開放状態にある。従っ
て、大型パネル300をパネル支持具650のブロック
651上に保持した状態のまま、大型パネル300の表
面側および裏面側の双方にレーザ光L1、L2を同時に
照射することができる。
【0071】また、図10(A)、(B)、(C)に示
すパネル支持具650のブロック651では、短冊状パ
ネル400を単品のパネル1′に切断するための切断予
定線401に沿って4列の開口655が形成され、これ
らの開口655の間に吸着用の孔652が並んでいる。
このため、ブロック651上に短冊状パネル400を載
せ、この状態で短冊状パネル400をブロック651が
吸着すると、短冊状パネル400は、ブロック651上
に保持されるが、パネル表面側は完全開放状態にある一
方、その裏面側は、少なくとも切断予定線401に相当
する部分が開口655を介して開放状態にある。従っ
て、短冊状パネル400をパネル支持具650のブロッ
ク651上に保持した状態のまま、短冊状パネル400
の表面側および裏面側の双方にレーザ光L1、L2を同
時に照射することができる。
【0072】(レーザ切断条件の詳細)図11(A)、
(B)はそれぞれ、本発明を適用したレーザ切断方法に
おけるレーザ光L1、L2のパワー、およびレーザ光L
1、L2の照射位置の移動速度を示す説明図である。
【0073】図7から図10を参照して説明したレーザ
切断装置500において、本形態では、コントローラ5
41は、2枚の基板を重ねて貼り合わせた大型パネル3
00、あるいは短冊状パネル400に対する切断開始位
置から切断終了位置までの間でレーザ光による切断条件
(レーザ光のパワー、大型パネル300あるいは短冊状
パネル400におけるレーザ光の照射位置の移動速度)
を、図11(A)、(B)に示すように変更する。
【0074】すなわち、図11(A)に示すように、コ
ントローラ541は、レーザ照射装置501を制御し
て、大型パネル300あるいは短冊状パネル400に対
する切断開始位置付近(期間T1)ではレーザ光L1、
L2のパワーを逓増させた後、定常状態になっている期
間T2では、レーザ光L1、L2のパワーをハイ状態に
維持し、しかる後、大型パネル300あるいは短冊状パ
ネル400に対する切断終了位置付近(期間T3)では
レーザ光L1、L2のパワーを逓減させていく。
【0075】また、図11(B)に示すように、コント
ローラ541は、ロボット部550を制御して、大型パ
ネル300あるいは短冊状パネル400に対する切断開
始位置付近(期間T1)では大型パネル300あるいは
短冊状パネル400の移動速度(大型パネル300ある
いは短冊状パネル400上におけるレーザ光L1、L2
の照射位置の移動速度)を逓増させた後、定常状態にな
っている期間T2では、大型パネル300あるいは短冊
状パネル400の移動速度をハイ状態に維持し、しかる
後、大型パネル300あるいは短冊状パネル400に対
する切断終了位置付近(期間T3)では大型パネル30
0あるいは短冊状パネル400の移動速度を逓減させて
いく。
【0076】また、本形態では、切断終了後の短冊状パ
ネル400や単品のパネルを検査用撮像装置560によ
って撮像、検査し、その撮像、検査結果をコントローラ
に出力して、それ以降に行う大型パネル300あるいは
短冊状パネル400に対する切断条件にフィードバック
する。
【0077】このように、本形態では、大型パネル30
0あるいは短冊状パネル400に対する切断開始位置付
近(期間T1)ではレーザ光L1、L2のパワーを逓増
させるため、大型パネル300あるいは短冊状パネル4
00において、各ガラス基板は冷えた状態から徐々に加
熱されるので、クラックが発生しない。また、切断が進
むにつれてパワーを上げていくため、後は、大型パネル
300あるいは短冊状パネル400上におけるレーザ光
L1、L2の照射位置の移動速度を高めることができる
ので、大型パネル300あるいは短冊状パネル400を
効率よく切断することができる。
【0078】また、大型パネル300あるいは短冊状パ
ネル400に対する切断開始位置付近(期間T1)では
大型パネル300あるいは短冊状パネル400の移動速
度を逓増させるため、大型パネル300あるいは短冊状
パネル400に対する切断開始位置付近において、レー
ザ光のパワーを下げた場合に熱量が不足する場合でも、
この部分を切断している間、大型パネル300あるいは
短冊状パネル400上におけるレーザ光L1、L2の照
射位置の移動速度が遅いので、熱量が不足することがな
い。また、切断開始位置付近を過ぎた後は、大型パネル
300あるいは短冊状パネル400の移動速度を早める
ので、大型パネル300あるいは短冊状パネル400を
効率よく切断することができる。
【0079】さらに、本形態では、大型パネル300あ
るいは短冊状パネル400に対する切断終了位置付近
(期間T3)ではレーザ光L1、L2のパワーを逓減さ
せていくため、それまでのレーザ照射によって発生した
熱が伝わってきても熱の逃げる場所がない切断終了位置
付近で大型パネル300あるいは短冊状パネル400の
ガラス基板の温度がすでに上昇していたとしても、ガラ
ス基板が過熱状態とならないので、クラックが発生しな
い。
【0080】さらにまた、大型パネル300あるいは短
冊状パネル400に対する切断終了位置付近(期間T
3)では大型パネル300あるいは短冊状パネル400
の移動速度を逓減させているので、大型パネル300あ
るいは短冊状パネル400に対する切断終了位置付近に
おいて、レーザ光L1、L2のパワーを下げた場合に熱
量が不足する場合でも、この部分を切断している間、大
型パネル300あるいは短冊状パネル400の移動速度
が遅いので、熱量が不足することがない。また、切断終
了位置付近までは、大型パネル300あるいは短冊状パ
ネル400の移動速度を早めるので、大型パネル300
あるいは短冊状パネル400を効率よく切断することが
できる。
【0081】さらにまた、本形態では、切断終了後の短
冊状パネル400や単品のパネルを検査用撮像装置56
0によって撮像、検査し、その撮像、検査結果をコント
ローラに出力して、それ以降に行う大型パネル300あ
るいは短冊状パネル400に対する切断条件にフィード
バックするため、歩留まりを向上することができる。
【0082】(その他の実施の形態)上記形態では、工
程(G)において、短冊状パネ400から単品の液晶パ
ネル1´を切り出し、その後、第2の透明基板20から
端子領域を露出させたが、図12に示す構造の場合にお
いて、前記の工程(G)では、短冊状パネル400の状
態で第2の透明基板20の端子領域に相当する部分を露
出させるようにして単品の液晶パネル1´を切り出すと
ともに、端材を除去するのに本発明を適用しても良い。
すなわち、図12に示すように、図4に示した工程
(G)では、短冊状パネル400において、第1の透明
基板10の切断予定線403、および第2の透明基板2
0の切断予定線402に沿ってレーザ光を照射する。こ
れにより、短冊状パネル400は張り出し領域25が露
出した状態で個々の液晶パネルに分割される。この場
合、個々の液晶パネルには端材60が残るので、切断予
定線401に沿ってレーザ光を照射することにより、分
割と端材60の除去を同時に行ってもよい。
【0083】また、上記形態では、2枚のガラス基板を
貼り合わせたパネルをレーザ光によって切断する際に本
発明を適用したが、1枚のガラス基板をレーザ光によっ
て切断する際に本発明を適用してもよい。
【0084】さらに、上記実施形態では、パッシブマト
リクス型の電気光学装置1の製造に本発明を適用した例
を説明したが、能動素子としてTFD素子を用いたアク
ティブマトリクス方式の液晶装置1、あるいは能動素子
として薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス
方式の液晶装置等々、各種の電気光学装置の製造に本発
明を適用してもよい。
【0085】(電子機器の実施形態)図13は、本発明
に係る電気光学装置(液晶装置)を各種の電子機器の表
示装置として用いる場合の一実施形態を示している。こ
こに示す電子機器は、表示情報出力源70、表示情報処
理回路71、電源回路72、タイミングジェネレータ7
3、そして液晶装置74を有する。また、液晶装置74
は、液晶表示パネル75及び駆動回路76を有する。液
晶装置74および液晶パネル75としては、前述した電
気光学装置1、および単品のパネル1′を用いることが
できる。
【0086】表示情報出力源70は、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random
Access Memory)等といったメモリ、各種
ディスク等といったストレージユニット、デジタル画像
信号を同調出力する同調回路等を備え、タイミングジェ
ネレータ73によって生成された各種のクロック信号に
基づいて、所定フォーマットの画像信号等といった表示
情報を表示情報処理回路71に供給する。
【0087】表示情報処理回路71は、シリアル−パラ
レル変換回路や、増幅・反転回路、ローテーション回
路、ガンマ補正回路、クランプ回路等といった周知の各
種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、そ
の画像信号をクロック信号CLKと共に駆動回路76へ
供給する。駆動回路76は、図1における走査線駆動回
路57やデータ線駆動回路58、検査回路等を総称した
ものである。また、電源回路72は、各構成要素に所定
の電圧を供給する。
【0088】図14は、本発明に係る電子機器の一実施
形態であるモバイル型のパーソナルコンピュータを示し
ている。ここに示すパーソナルコンピュータ80は、キ
ーボード86を備えた本体部87と、液晶表示ユニット
88とを有する。液晶表示ユニット88は、前述した電
気光学装置1を含んで構成される。
【0089】図15は、本発明に係る電子機器の他の実
施形態である携帯電話機を示している。ここに示す携帯
電話機90は、複数の操作ボタン91と、液晶装置から
なる電気光学装置1を有している。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ガラ
ス基板にレーザ光を照射すると、レーザ光が照射された
領域が温度上昇し、その温度勾配に起因して発生する熱
応力が増大する結果、ガラス基板の厚さ方向に亀裂が発
生するとともに、レーザ光の照射位置の移動にともなっ
て亀裂が伝播していくので、ガラス基板は、切断予定線
に沿って高い精度で割れる。このため、切断精度が高
く、かつ、再現性に優れている。また、非接触で切断を
行うので、基板に傷を付けるおそれがない。また、ガラ
ス基板の切断開始時には、ガラス基板は冷えた状態から
急激に加熱される一方、ガラス基板の切断終了時には、
すでに熱が切断終了位置に伝わって加熱された状態にあ
るなど、ガラス基板では、切断開始箇所から切断終了箇
所までの間で温度状態が異なる。従って、切断開始から
切断終了まで一定の条件で切断すると、ガラス基板が急
速に加熱されすぎてクラックが入ってしまうなどの不具
合が発生するが、本発明では、ガラス基板に対する切断
開始から切断終了までの間、ガラス基板の温度状態に合
わせて切断条件を変更するため、クラックなどの不具合
を発生させることなく、一枚のガラス基板、あるいはパ
ネル状に重ねて貼り合わされたガラス基板を貼り合わせ
たパネルを効率よく切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電気光学装置の斜視図であ
る。
【図2】図1に示す電気光学装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示す電気光学装置を図1のI−I′線で
切断したときのI側の端部の断面図である。
【図4】図1に示す電気光学装置の製造方法を示す工程
図である。
【図5】図1に示す電気光学装置の製造方法を示す説明
図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、大型パネルを切断
する位置を示す断面図、および短冊状パネルを単品のパ
ネルに切断した後、基板の余剰な部分を除去した様子を
示す断面図である。
【図7】本発明を適用したレーザ切断装置のレーザ照射
装置の要部の構成を示す説明図である。
【図8】本発明を適用したレーザ切断装置のパネル支持
具およびその駆動機構の説明図である。
【図9】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明を
適用した別のレーザ切断装置において大型パネルを支持
するためのパネル支持具の平面図、そのII−II′断
面図、およびIII−III′断面図である。
【図10】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明
を適用した別のレーザ切断装置において短冊状パネルを
支持するためのパネル支持具の平面図、そのIV−I
V′断面図、およびV−V′断面図である。
【図11】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用し
たレーザ切断方法におけるレーザ光のパワー、およびレ
ーザ光の照射位置の移動速度を示す説明図である。
【図12】本発明において、別構造の短冊状パネルを単
品のパネルに切断する様子を示す説明図である。
【図13】本発明に係る液晶装置を用いた各種電子機器
の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明に係る液晶装置を用いた電子機器の一
実施形態としてのモバイル型のパーソナルコンピュータ
を示す説明図である。
【図15】本発明に係る液晶装置を用いた電子機器の一
実施形態としての携帯電話機の説明図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置 10 第1の透明基板 20 第2の透明基板 30 シール材 35 液晶封入領域(画像表示領域) 40 第1の電極パターン 50 第2の電極パターン 100、200 大型基板 300 大型パネル 301、401 スクライブライン 400 短冊状パネル 500 レーザ切断装置 501 レーザ照射装置(レーザ照射手段) 541 コントローラ(制御手段) 550 ロボット部(駆動手段) 560 検査用撮像装置(検査手段) 600、650 パネル支持具 L1、L2 レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1333 500 G02F 1/1333 500 // B23K 101:36 B23K 101:36 Fターム(参考) 2H088 FA11 HA01 HA28 MA20 2H090 JB02 JC11 JC13 JC18 LA16 4E068 AE01 CA02 CA15 DB13 4G015 FA06 FB02 FC02 FC14

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板の切断予定線に沿ってレーザ
    光を照射して当該パネルを切断するレーザ切断方法であ
    って、 前記ガラス基板に対する切断開始位置から切断終了位置
    までの間で前記レーザ光による切断条件を変更すること
    を特徴とするレーザ切断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ガラス基板に対
    する切断結果を検査し、その検査結果を、それ以降に行
    うガラス基板に対する切断条件にフィードバックするこ
    とを特徴とするレーザ切断方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ガラス
    基板に対する切断開始位置から切断終了位置までの間で
    前記レーザ光のパワーを変化させることを特徴とするレ
    ーザ切断方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ガラス基板に対
    する切断開始位置付近では前記レーザ光のパワーを逓増
    することを特徴とするレーザ切断方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記ガラス
    基板に対する切断終了位置付近では前記レーザ光のパワ
    ーを逓減することを特徴とするレーザ切断方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記ガラス基板に対する切断開始位置から切断終了位置
    までの間で前記ガラス基板上における前記レーザ光の照
    射位置の移動速度を変化させることを特徴とするレーザ
    切断方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ガラス基板に対
    する切断開始位置付近では前記ガラス基板上における前
    記レーザ光の照射位置の移動速度を逓増することを特徴
    とするレーザ切断方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、前記ガラス
    基板に対する切断終了位置付近では前記ガラス基板上に
    おける前記レーザ光の照射位置の移動速度を逓減するこ
    とを特徴とするレーザ切断方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
    2枚の前記ガラス基板を重ねて貼り合わせることでパネ
    ルが構成され、 当該パネルの表面側および裏面側の双方に対して前記切
    断予定線に沿って前記レーザ光をそれぞれ照射して当該
    パネルを切断することを特徴とするレーザ切断方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、前記ガラス基板は、電気光学物質を保持するための
    基板であることを特徴とするレーザ切断方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記電気光学物
    質は、液晶であることを特徴とするレーザ切断方法。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に規定するレー
    ザ切断方法を用いて、電気光学物質を保持するためのガ
    ラス基板を切断することを特徴とする電気光学装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に規定する方法により製造
    されたことを特徴とする電気光学装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に規定する電気光学装置を
    表示部として備えていることを特徴とする電子機器。
  15. 【請求項15】 ガラス基板の切断予定線に沿ってレー
    ザ光を照射して当該ガラス基板を切断するレーザ切断装
    置であって、 レーザ照射手段と、該レーザ照射手段から出射されたレ
    ーザ光の前記ガラス基板に対する照射位置を移動させる
    駆動手段と、該駆動手段および前記レーザ照射手段を制
    御して、前記ガラス基板に対する切断開始位置から切断
    終了位置までの間で前記レーザ光による切断条件を変更
    する制御手段とを有していることを特徴とするレーザ切
    断装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記ガラス基板
    に対する切断結果を検査し、その検査結果を、それ以降
    に行うガラス基板に対する切断条件にフィードバックす
    るための検査手段を有していることを特徴とするレーザ
    切断装置。
  17. 【請求項17】 請求項15または16において、前記
    制御手段は、前記ガラス基板に対する切断開始位置から
    切断終了位置までの間で前記レーザ光のパワーを変化さ
    せることを特徴とするレーザ切断装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記制御手段
    は、前記ガラス基板に対する切断開始位置付近では前記
    レーザ光のパワーを逓増することを特徴とするレーザ切
    断装置。
  19. 【請求項19】 請求項17または18において、前記
    制御手段は、前記ガラス基板に対する切断終了位置付近
    では前記レーザ光のパワーを逓減することを特徴とする
    レーザ切断装置。
  20. 【請求項20】 請求項15ないし19のいずれかにお
    いて、前記制御手段は、前記ガラス基板に対する切断開
    始位置から切断終了位置までの間で前記ガラス基板上に
    おける前記レーザ光の照射位置の移動速度を変化させる
    ことを特徴とするレーザ切断装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記制御手段
    は、前記ガラス基板に対する切断開始位置付近では前記
    ガラス基板上における前記レーザ光の照射位置の移動速
    度を逓増することを特徴とするレーザ切断装置。
  22. 【請求項22】 請求項20または21において、前記
    制御手段は、前記ガラス基板に対する切断終了位置付近
    では前記ガラス基板上における前記レーザ光の照射位置
    の移動速度を逓減することを特徴とするレーザ切断装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項15ないし22のいずれかにお
    いて、2枚の前記ガラス基板を重ねて貼り合わされるこ
    とでパネルが構成され、 前記レーザ照射手段は、前記パネルの表面側および裏面
    側の双方に対して前記レーザ光を照射することを特徴と
    するレーザ切断装置。
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