JP2000075319A - アクティブマトリクス基板の欠陥修正方法、製造方法及び欠陥修正装置 - Google Patents
アクティブマトリクス基板の欠陥修正方法、製造方法及び欠陥修正装置Info
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- JP2000075319A JP2000075319A JP24084098A JP24084098A JP2000075319A JP 2000075319 A JP2000075319 A JP 2000075319A JP 24084098 A JP24084098 A JP 24084098A JP 24084098 A JP24084098 A JP 24084098A JP 2000075319 A JP2000075319 A JP 2000075319A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冗長構造を設けずに、アクティブマトリクス
基板の状態で欠陥修正を行う。 【解決手段】 信号配線11を覆う層間絶縁膜の所定の
部分をエッチングやレーザ照射等により除去して信号配
線の一部を露出させ、点欠陥画素の画素電極13とそれ
に信号電圧を供給する信号配線11の露出部分とにわた
って金属有機溶液37を塗布して加熱する。これによ
り、その画素電極13と信号配線11とを接続する導電
性膜を形成して両者を短絡させる。
基板の状態で欠陥修正を行う。 【解決手段】 信号配線11を覆う層間絶縁膜の所定の
部分をエッチングやレーザ照射等により除去して信号配
線の一部を露出させ、点欠陥画素の画素電極13とそれ
に信号電圧を供給する信号配線11の露出部分とにわた
って金属有機溶液37を塗布して加熱する。これによ
り、その画素電極13と信号配線11とを接続する導電
性膜を形成して両者を短絡させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンセッ
トやワードプロセッサ、コンピュータの端末表示装置等
に用いられるアクティブマトリクス基板の欠陥修正方
法、製造方法及び欠陥修正装置に関する。
トやワードプロセッサ、コンピュータの端末表示装置等
に用いられるアクティブマトリクス基板の欠陥修正方
法、製造方法及び欠陥修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置、EL(Elect
ro Luminescence)表示装置、プラズマ
表示装置等においては、マトリクス状に配置された表示
画素を選択駆動することにより画面上に表示パターンが
形成される。この表示画素の選択方式としてはアクティ
ブマトリクス駆動方式が知られている。
ro Luminescence)表示装置、プラズマ
表示装置等においては、マトリクス状に配置された表示
画素を選択駆動することにより画面上に表示パターンが
形成される。この表示画素の選択方式としてはアクティ
ブマトリクス駆動方式が知られている。
【0003】アクティブマトリクス駆動方式は、個々の
表示画素に独立した画素電極を配置し、各画素電極にス
イッチング素子を接続して選択的に駆動を行うものであ
る。
表示画素に独立した画素電極を配置し、各画素電極にス
イッチング素子を接続して選択的に駆動を行うものであ
る。
【0004】画素電極を選択駆動するスイッチング素子
としては、TFT(薄膜トランジスタ)素子、MIM
(金属−絶縁膜−金属)素子、MOS(金属−酸化膜−
シリコン)トランジスタ素子、ダイオード、バリスタ等
が一般的に使用されている。このスイッチング素子によ
り、画素電極とこれに対向する対向電極間に印加される
電圧をスイッチングし、両電極間に介在させた液晶、E
L発光層またはプラズマ発光体等の表示媒体を光学的に
変調する。これにより、この光学的変調が表示パターン
として視認される。このようなアクティブマトリクス駆
動方式によれば、高コントラストの表示が可能であり、
液晶テレビジョン、ワードプロセッサやコンピュータの
端末表示装置等に実用化されている。
としては、TFT(薄膜トランジスタ)素子、MIM
(金属−絶縁膜−金属)素子、MOS(金属−酸化膜−
シリコン)トランジスタ素子、ダイオード、バリスタ等
が一般的に使用されている。このスイッチング素子によ
り、画素電極とこれに対向する対向電極間に印加される
電圧をスイッチングし、両電極間に介在させた液晶、E
L発光層またはプラズマ発光体等の表示媒体を光学的に
変調する。これにより、この光学的変調が表示パターン
として視認される。このようなアクティブマトリクス駆
動方式によれば、高コントラストの表示が可能であり、
液晶テレビジョン、ワードプロセッサやコンピュータの
端末表示装置等に実用化されている。
【0005】ところで、この種の表示装置において、不
良を有するスイッチング素子をそのまま組み込んだ場合
には、そのスイッチング素子に接続される画素電極に本
来印加されるべき信号が入力されないことになる。この
ため、表示装置において点欠陥として認識されることに
なる。
良を有するスイッチング素子をそのまま組み込んだ場合
には、そのスイッチング素子に接続される画素電極に本
来印加されるべき信号が入力されないことになる。この
ため、表示装置において点欠陥として認識されることに
なる。
【0006】このような欠陥は、スイッチング素子が配
設されたアクティブマトリクス基板と対向基板とを貼り
合わせ、両基板間に液晶を封入して液晶表示装置(液晶
セル)を作製した後で、各画素電極に所定の電気信号を
加えて表示動作を行わせることにより、点灯欠陥を目視
により容易に検出することができる。或いはこの状態の
液晶セルをCCDカメラ等により撮像して画像処理を行
うことによっても容易に検出することができる。
設されたアクティブマトリクス基板と対向基板とを貼り
合わせ、両基板間に液晶を封入して液晶表示装置(液晶
セル)を作製した後で、各画素電極に所定の電気信号を
加えて表示動作を行わせることにより、点灯欠陥を目視
により容易に検出することができる。或いはこの状態の
液晶セルをCCDカメラ等により撮像して画像処理を行
うことによっても容易に検出することができる。
【0007】このように液晶表示装置を作製した後で検
出された点欠陥を修正する方法として、レーザ光を用い
る方法が、例えば特開平4−278926号公報の「ア
クティブマトリックス型表示装置」に開示されている。
出された点欠陥を修正する方法として、レーザ光を用い
る方法が、例えば特開平4−278926号公報の「ア
クティブマトリックス型表示装置」に開示されている。
【0008】以下に、この欠陥修正方法について、図1
5〜図17を参照しながら説明する。
5〜図17を参照しながら説明する。
【0009】図15に示した液晶表示装置は、TFTを
設けたアクティブマトリクス基板1と対向基板との間に
液晶を封入したものである。そして、アクティブマトリ
クス基板1の透明絶縁性基板26側からレーザ照射する
ことによって、画素電極13とコンタクトホール18を
介して接続されている接続電極17aの突出部20とソ
ースバスライン12とが短絡し得る冗長構造を各画素毎
に具備している。
設けたアクティブマトリクス基板1と対向基板との間に
液晶を封入したものである。そして、アクティブマトリ
クス基板1の透明絶縁性基板26側からレーザ照射する
ことによって、画素電極13とコンタクトホール18を
介して接続されている接続電極17aの突出部20とソ
ースバスライン12とが短絡し得る冗長構造を各画素毎
に具備している。
【0010】このアクティブマトリクス基板1には、透
明絶縁性基板26上に走査配線として機能する複数本の
ゲートバスライン11及び信号配線として機能する複数
本のソースバスライン12が互いに交差(ここでは直
交)して設けられている。両バスラインの近傍にはゲー
トバスライン11に接続されたゲート電極14及びソー
スバスライン12に接続されたソース電極を有するTF
T39がスイッチング素子として設けられている。そし
て、ゲートバスライン11、ソースバスライン12及び
TFT39を覆う層間絶縁膜上に画素電極13が設けら
れ、層間絶縁膜を貫くコンタクトホール18を介して接
続電極17aによりTFT39のドレイン電極と接続さ
れている。
明絶縁性基板26上に走査配線として機能する複数本の
ゲートバスライン11及び信号配線として機能する複数
本のソースバスライン12が互いに交差(ここでは直
交)して設けられている。両バスラインの近傍にはゲー
トバスライン11に接続されたゲート電極14及びソー
スバスライン12に接続されたソース電極を有するTF
T39がスイッチング素子として設けられている。そし
て、ゲートバスライン11、ソースバスライン12及び
TFT39を覆う層間絶縁膜上に画素電極13が設けら
れ、層間絶縁膜を貫くコンタクトホール18を介して接
続電極17aによりTFT39のドレイン電極と接続さ
れている。
【0011】TFT39が接続されたゲートバスライン
11と隣接するゲートバスライン11との間には、付加
容量を形成するための付加容量バスライン19がゲート
バスライン11と平行に形成されている。この付加容量
バスライン19の上にはゲート絶縁膜を挟んで付加容量
電極17bが形成されている。
11と隣接するゲートバスライン11との間には、付加
容量を形成するための付加容量バスライン19がゲート
バスライン11と平行に形成されている。この付加容量
バスライン19の上にはゲート絶縁膜を挟んで付加容量
電極17bが形成されている。
【0012】図15のF−F’線断面部分は、図16に
示すように、透明絶縁性基板26上に付加容量バスライ
ン19からTFT39と反対側に突出する付加容量バス
ライン突出部21が設けられ、その上にはゲート絶縁膜
27を介して導電体片23、24が重畳されている。導
電体片23の上には付加容量電極17bから接続電極1
7aとは反対側に突出してソースバスライン12側に屈
曲した付加容量電極突出部20が設けられている。ま
た、導電体24の上には絶縁膜30を介してソースバス
ライン12から分岐したソースバスライン突出部22が
設けられている。そして、その上に層間絶縁膜28、2
9を介して画素電極13が重畳されている。上記冗長構
造は、レーザ照射前の段階ではゲート絶縁膜により電気
的に絶縁状態となっている。
示すように、透明絶縁性基板26上に付加容量バスライ
ン19からTFT39と反対側に突出する付加容量バス
ライン突出部21が設けられ、その上にはゲート絶縁膜
27を介して導電体片23、24が重畳されている。導
電体片23の上には付加容量電極17bから接続電極1
7aとは反対側に突出してソースバスライン12側に屈
曲した付加容量電極突出部20が設けられている。ま
た、導電体24の上には絶縁膜30を介してソースバス
ライン12から分岐したソースバスライン突出部22が
設けられている。そして、その上に層間絶縁膜28、2
9を介して画素電極13が重畳されている。上記冗長構
造は、レーザ照射前の段階ではゲート絶縁膜により電気
的に絶縁状態となっている。
【0013】図15のG−G’線断面部分は、図17に
示すように、透明絶縁性基板26上にゲートバスライン
11から分岐したゲート電極14が設けられ、その上を
覆ってゲート絶縁膜27が設けられている。その上にゲ
ート電極14と重畳するようにTFTのチャンネル領域
となる半導体層40が設けられ、その中央部にチャンネ
ル保護層36が設けられている。チャンネル保護層36
の両端部及び半導体層40の上を覆い、かつ、チャンネ
ル保護層36の上で分断された状態でソース電極34及
びドレイン電極35となるn+Si層が設けられてい
る。ソース電極34である一方のn+Si層の端部上に
は、透明導電膜17cと金属層15とが設けられて2層
構造のソースバスライン12となっている。ドレイン電
極35である他方のn+Si層の端部上には、透明導電
膜17aと金属層16とが設けられ、透明導電膜17a
は延長形成されてドレイン電極35と画素電極13を接
続する接続電極17aとなり、付加容量の一方の電極で
ある付加容量電極17bに接続されている。そして、T
FT39、ゲートバスライン11、ソースバスライン1
2及び接続電極17aの上部を覆って2層の層間絶縁膜
28、29が設けられている。この層間絶縁膜29の上
には透明導電膜からなる画素電極13が設けられ、層間
絶縁膜28、29を貫くコンタクトホール18を介して
接続電極17aによりTFT39のドレイン電極35と
接続されている。
示すように、透明絶縁性基板26上にゲートバスライン
11から分岐したゲート電極14が設けられ、その上を
覆ってゲート絶縁膜27が設けられている。その上にゲ
ート電極14と重畳するようにTFTのチャンネル領域
となる半導体層40が設けられ、その中央部にチャンネ
ル保護層36が設けられている。チャンネル保護層36
の両端部及び半導体層40の上を覆い、かつ、チャンネ
ル保護層36の上で分断された状態でソース電極34及
びドレイン電極35となるn+Si層が設けられてい
る。ソース電極34である一方のn+Si層の端部上に
は、透明導電膜17cと金属層15とが設けられて2層
構造のソースバスライン12となっている。ドレイン電
極35である他方のn+Si層の端部上には、透明導電
膜17aと金属層16とが設けられ、透明導電膜17a
は延長形成されてドレイン電極35と画素電極13を接
続する接続電極17aとなり、付加容量の一方の電極で
ある付加容量電極17bに接続されている。そして、T
FT39、ゲートバスライン11、ソースバスライン1
2及び接続電極17aの上部を覆って2層の層間絶縁膜
28、29が設けられている。この層間絶縁膜29の上
には透明導電膜からなる画素電極13が設けられ、層間
絶縁膜28、29を貫くコンタクトホール18を介して
接続電極17aによりTFT39のドレイン電極35と
接続されている。
【0014】この液晶表示装置において点欠陥が発見さ
れると、図15の破線で示す領域25に対して図16に
示すように1回目のレーザ光31照射を行い、付加容量
バスライン突出部21の基端部を切断する。次に、付加
容量バスライン突出部21と付加容量電極突出部20と
の重畳部に2回目のレーザ光32照射を行い、両突出部
20、21を熔融させて両者を電気的に接続する。続い
て、付加容量バスライン突出部21とソースバスライン
突出部22との重畳部に3回目のレーザ光33照射を行
い、両突出部21、22を熔融させて両者を電気的に接
続する。その後、図15に示すTFT39のゲート電極
14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。以上
によりソースバスライン12と画素電極13とが短絡さ
れる。
れると、図15の破線で示す領域25に対して図16に
示すように1回目のレーザ光31照射を行い、付加容量
バスライン突出部21の基端部を切断する。次に、付加
容量バスライン突出部21と付加容量電極突出部20と
の重畳部に2回目のレーザ光32照射を行い、両突出部
20、21を熔融させて両者を電気的に接続する。続い
て、付加容量バスライン突出部21とソースバスライン
突出部22との重畳部に3回目のレーザ光33照射を行
い、両突出部21、22を熔融させて両者を電気的に接
続する。その後、図15に示すTFT39のゲート電極
14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。以上
によりソースバスライン12と画素電極13とが短絡さ
れる。
【0015】ここで、画素欠陥の無い正常な画素では、
ゲートバスラインの選択時間内に供給されたソース信号
のみが充電され、充電された電荷を1周期分、即ち、次
の選択期間が来るまでの間保持することになる。一方、
上述のようなレーザ光の照射により画素電極とソースバ
スラインとが短絡された画素では、ゲートバスラインの
選択、非選択にかかわらず、常にソース信号が入力され
て充電されることになる。従って、1周期を通じて見る
と、その間に入力されたソース信号の実効値が液晶に印
加されることになる。その結果、不良画素は、その不良
画素に対応するソースバスラインに接続された全ての画
素の平均的な明るさに点灯することになる。これは、不
良画素が完全な輝点でも黒点でもなく、中間的な輝度で
点灯することを意味する。従って、画素電極とソースバ
スラインとが短絡された画素は、正常に動作しているわ
けではないが、点欠陥として極めて確認されにくい状態
になり、点欠陥が実質的に修復されたと言える状態にな
る。
ゲートバスラインの選択時間内に供給されたソース信号
のみが充電され、充電された電荷を1周期分、即ち、次
の選択期間が来るまでの間保持することになる。一方、
上述のようなレーザ光の照射により画素電極とソースバ
スラインとが短絡された画素では、ゲートバスラインの
選択、非選択にかかわらず、常にソース信号が入力され
て充電されることになる。従って、1周期を通じて見る
と、その間に入力されたソース信号の実効値が液晶に印
加されることになる。その結果、不良画素は、その不良
画素に対応するソースバスラインに接続された全ての画
素の平均的な明るさに点灯することになる。これは、不
良画素が完全な輝点でも黒点でもなく、中間的な輝度で
点灯することを意味する。従って、画素電極とソースバ
スラインとが短絡された画素は、正常に動作しているわ
けではないが、点欠陥として極めて確認されにくい状態
になり、点欠陥が実質的に修復されたと言える状態にな
る。
【0016】さらに、図18に示すように、TFT39
がゲートバスライン11上に形成された液晶表示装置に
ついても、同様に、23、24、25に順次レーザ光を
照射することにより、欠陥を修正することが可能であ
る。
がゲートバスライン11上に形成された液晶表示装置に
ついても、同様に、23、24、25に順次レーザ光を
照射することにより、欠陥を修正することが可能であ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにアクティブマトリクス基板と対向基板とを貼り
合わせて液晶を注入した後で、その液晶セル(液晶パネ
ル状態)にレーザ光を用いた欠陥修正を行う場合、アク
ティブマトリクス基板に冗長構造を必要とする。また、
レーザ光照射によって液晶セル中に導電体の飛散屑が残
って対向電極と画素電極との間にリークが生じたり、液
晶セル中に気泡が残って光漏れが発生したりすることが
ある。その結果、欠陥を修正できなくなって製品を廃棄
せざるを得ず、歩留りが低下して製造コストが高くなる
という問題があった。
たようにアクティブマトリクス基板と対向基板とを貼り
合わせて液晶を注入した後で、その液晶セル(液晶パネ
ル状態)にレーザ光を用いた欠陥修正を行う場合、アク
ティブマトリクス基板に冗長構造を必要とする。また、
レーザ光照射によって液晶セル中に導電体の飛散屑が残
って対向電極と画素電極との間にリークが生じたり、液
晶セル中に気泡が残って光漏れが発生したりすることが
ある。その結果、欠陥を修正できなくなって製品を廃棄
せざるを得ず、歩留りが低下して製造コストが高くなる
という問題があった。
【0018】本発明はこのような従来技術の課題を解決
すべくなされたものであり、冗長構造を必要とせず、ア
クティブマトリクス基板の状態で欠陥修正を行うことが
可能であり、液晶層に影響を与えることなく表示品位を
良好に保って点欠陥を修正しすることができるアクティ
ブマトリクス基板の欠陥修正方法、アクティブマトリク
ス基板の製造段階で欠陥修正を行うことが可能であり、
液晶層間絶縁膜に影響を与えることなく表示品位を良好
に保って点欠陥を修正することができるアクティブマト
リクス基板の製造方法、及び点欠陥を修正する際に用い
られる欠陥修正装置を提供することを目的とする。
すべくなされたものであり、冗長構造を必要とせず、ア
クティブマトリクス基板の状態で欠陥修正を行うことが
可能であり、液晶層に影響を与えることなく表示品位を
良好に保って点欠陥を修正しすることができるアクティ
ブマトリクス基板の欠陥修正方法、アクティブマトリク
ス基板の製造段階で欠陥修正を行うことが可能であり、
液晶層間絶縁膜に影響を与えることなく表示品位を良好
に保って点欠陥を修正することができるアクティブマト
リクス基板の製造方法、及び点欠陥を修正する際に用い
られる欠陥修正装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス基板の欠陥修正方法は、互いに交差する複数の走
査配線及び複数の信号配線と、両配線で区切られた領域
毎に設けられ、該走査配線に入力される走査信号により
オン・オフされるスイッチング素子と、該信号配線に入
力される信号電圧が該スイッチング素子を介して供給さ
れる画素電極とを有するアクティブマトリクス基板の点
欠陥を修正する方法であって、該信号配線を覆う絶縁膜
の所定の部分を除去して該信号配線の一部を露出させ、
点欠陥画素の画素電極とそれに信号電圧を供給する信号
配線の露出部分とにわたって金属有機溶液を塗布して加
熱することにより、点欠陥画素の画素電極と該当する信
号配線とを接続する導電性膜を形成し、そのことにより
上記目的が達成される。
リクス基板の欠陥修正方法は、互いに交差する複数の走
査配線及び複数の信号配線と、両配線で区切られた領域
毎に設けられ、該走査配線に入力される走査信号により
オン・オフされるスイッチング素子と、該信号配線に入
力される信号電圧が該スイッチング素子を介して供給さ
れる画素電極とを有するアクティブマトリクス基板の点
欠陥を修正する方法であって、該信号配線を覆う絶縁膜
の所定の部分を除去して該信号配線の一部を露出させ、
点欠陥画素の画素電極とそれに信号電圧を供給する信号
配線の露出部分とにわたって金属有機溶液を塗布して加
熱することにより、点欠陥画素の画素電極と該当する信
号配線とを接続する導電性膜を形成し、そのことにより
上記目的が達成される。
【0020】前記絶縁膜の所定の部分をエッチングによ
り除去して、各画素毎に信号配線の一部を露出させても
よく、前記絶縁膜の所定の部分をYAGレーザを用いて
トリミングして、点欠陥画素に信号電圧を供給する信号
配線の一部を露出させてもよい。
り除去して、各画素毎に信号配線の一部を露出させても
よく、前記絶縁膜の所定の部分をYAGレーザを用いて
トリミングして、点欠陥画素に信号電圧を供給する信号
配線の一部を露出させてもよい。
【0021】前記金属有機溶液の加熱を、基板全体の加
熱、又はレーザによる局所加熱により行ってもよい。
熱、又はレーザによる局所加熱により行ってもよい。
【0022】前記走査配線及び前記信号配線を一部覆う
ように設けられた有機絶縁膜上に前記画素電極が設けら
れているアクティブマトリクス基板に対して点欠陥の修
正を行ってもよい。
ように設けられた有機絶縁膜上に前記画素電極が設けら
れているアクティブマトリクス基板に対して点欠陥の修
正を行ってもよい。
【0023】前記金属有機溶液として、金属錯体を含む
溶液、又はAu、Ag、Pd及びAlのうちの少なくと
も一種類の金属微粒子を含む溶液を用いてもよい。
溶液、又はAu、Ag、Pd及びAlのうちの少なくと
も一種類の金属微粒子を含む溶液を用いてもよい。
【0024】さらに、前記スイッチング素子のゲート電
極と前記走査配線との接続部をレーザ光照射により切断
するか、又は該スイッチング素子のドレイン電極と前記
画素電極との接続部をレーザ光照射により切断する工程
を含んでいてもよい。
極と前記走査配線との接続部をレーザ光照射により切断
するか、又は該スイッチング素子のドレイン電極と前記
画素電極との接続部をレーザ光照射により切断する工程
を含んでいてもよい。
【0025】本発明のアクティブマトリクス基板の製造
方法は、互いに交差する複数の走査配線及び複数の信号
配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、該走査
配線に入力される走査信号によりオン・オフされるスイ
ッチング素子と、該信号配線に入力される信号電圧が該
スイッチング素子及びそのドレイン電極に接続された接
続電極を介して供給される画素電極とを有するアクティ
ブマトリクス基板を製造する方法であって、該走査配
線、該信号配線、該スイッチング素子及び該接続電極を
形成する工程と、点欠陥画素に信号電圧を供給する信号
配線と点欠陥画素のスイッチング素子のドレイン電極に
接続された接続電極とにわたって金属有機溶液を塗布し
て加熱することにより、該当する信号配線と接続電極と
を接続する導電性膜を形成する工程と、少なくとも該信
号配線を覆う絶縁膜及び該画素電極を形成する工程とを
含み、そのことにより上記目的が達成される。
方法は、互いに交差する複数の走査配線及び複数の信号
配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、該走査
配線に入力される走査信号によりオン・オフされるスイ
ッチング素子と、該信号配線に入力される信号電圧が該
スイッチング素子及びそのドレイン電極に接続された接
続電極を介して供給される画素電極とを有するアクティ
ブマトリクス基板を製造する方法であって、該走査配
線、該信号配線、該スイッチング素子及び該接続電極を
形成する工程と、点欠陥画素に信号電圧を供給する信号
配線と点欠陥画素のスイッチング素子のドレイン電極に
接続された接続電極とにわたって金属有機溶液を塗布し
て加熱することにより、該当する信号配線と接続電極と
を接続する導電性膜を形成する工程と、少なくとも該信
号配線を覆う絶縁膜及び該画素電極を形成する工程とを
含み、そのことにより上記目的が達成される。
【0026】本発明のアクティブマトリクス基板の製造
方法は、互いに交差する複数の走査配線及び複数の信号
配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、該走査
配線に入力される走査信号によりオン・オフされるスイ
ッチング素子と、該信号配線に入力される信号電圧が該
スイッチング素子を介して供給される画素電極とを有す
るアクティブマトリクス基板を製造する方法であって、
該走査配線、該信号配線、該スイッチング素子を形成す
る工程と、点欠陥画素のスイッチング素子のソース電極
とドレイン電極とにわたって金属有機溶液を塗布して加
熱することにより、点欠陥画素のスイッチング素子のソ
ース電極とドレイン電極とを接続する導電性膜を形成す
る工程と、少なくとも該信号配線を覆う絶縁膜及び該画
素電極を形成する工程とを含み、そのことにより上記目
的が達成される。
方法は、互いに交差する複数の走査配線及び複数の信号
配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、該走査
配線に入力される走査信号によりオン・オフされるスイ
ッチング素子と、該信号配線に入力される信号電圧が該
スイッチング素子を介して供給される画素電極とを有す
るアクティブマトリクス基板を製造する方法であって、
該走査配線、該信号配線、該スイッチング素子を形成す
る工程と、点欠陥画素のスイッチング素子のソース電極
とドレイン電極とにわたって金属有機溶液を塗布して加
熱することにより、点欠陥画素のスイッチング素子のソ
ース電極とドレイン電極とを接続する導電性膜を形成す
る工程と、少なくとも該信号配線を覆う絶縁膜及び該画
素電極を形成する工程とを含み、そのことにより上記目
的が達成される。
【0027】本発明のアクティブマトリクス基板の製造
方法は、互いに交差する複数の走査配線及び複数の信号
配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、該走査
配線に入力される走査信号によりオン・オフされるスイ
ッチング素子と、該信号配線に入力される信号電圧が該
スイッチング素子を介して供給される画素電極とを有す
るアクティブマトリクス基板を製造する方法であって、
該走査配線、該信号配線、該スイッチング素子を形成
し、少なくとも該信号配線を覆う絶縁膜を形成すると共
に該絶縁膜の所定の部分を除去して該信号配線の一部を
露出させる工程と、該画素電極を形成する工程と、点欠
陥画素の画素電極とそれに信号電圧を供給する信号配線
の露出部分とにわたって金属有機溶液を塗布して加熱す
ることにより、点欠陥画素の画素電極と該当する信号配
線とを接続する導電性膜を形成する工程とを含み、その
ことにより上記目的が達成される。
方法は、互いに交差する複数の走査配線及び複数の信号
配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、該走査
配線に入力される走査信号によりオン・オフされるスイ
ッチング素子と、該信号配線に入力される信号電圧が該
スイッチング素子を介して供給される画素電極とを有す
るアクティブマトリクス基板を製造する方法であって、
該走査配線、該信号配線、該スイッチング素子を形成
し、少なくとも該信号配線を覆う絶縁膜を形成すると共
に該絶縁膜の所定の部分を除去して該信号配線の一部を
露出させる工程と、該画素電極を形成する工程と、点欠
陥画素の画素電極とそれに信号電圧を供給する信号配線
の露出部分とにわたって金属有機溶液を塗布して加熱す
ることにより、点欠陥画素の画素電極と該当する信号配
線とを接続する導電性膜を形成する工程とを含み、その
ことにより上記目的が達成される。
【0028】前記金属有機溶液の加熱を、基板全体の加
熱、又はレーザによる局所加熱により行ってもよい。
熱、又はレーザによる局所加熱により行ってもよい。
【0029】前記走査配線及び前記信号配線を一部覆う
ように有機絶縁膜を形成し、該有機絶縁膜上に前記画素
電極を形成してもよい。
ように有機絶縁膜を形成し、該有機絶縁膜上に前記画素
電極を形成してもよい。
【0030】前記金属有機溶液として、金属錯体を含む
溶液、又はAu、Ag、Pd及びAlのうちの少なくと
も一種類の金属微粒子を含む溶液を用いてもよい。
溶液、又はAu、Ag、Pd及びAlのうちの少なくと
も一種類の金属微粒子を含む溶液を用いてもよい。
【0031】さらに、前記スイッチング素子のゲート電
極と前記走査配線との接続部をレーザ光照射により切断
するか、又は該スイッチング素子のドレイン電極と前記
画素電極との接続部をレーザ光照射により切断する工程
を含んでいてもよい。
極と前記走査配線との接続部をレーザ光照射により切断
するか、又は該スイッチング素子のドレイン電極と前記
画素電極との接続部をレーザ光照射により切断する工程
を含んでいてもよい。
【0032】本発明のアクティブマトリクス基板の欠陥
修正装置は、互いに交差する複数の走査配線及び複数の
信号配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、該
走査配線に入力される走査信号によりオン・オフされる
スイッチング素子と、該信号配線に入力される信号電圧
が該スイッチング素子を介して供給される画素電極とを
有するアクティブマトリクス基板の点欠陥を修正するた
めに用いられる欠陥修正装置であって、修正基板を搭載
するXYステージと、該ステージ上方部に配置されたレ
ーザ発振器と、該レーザ発振器から発振されたレーザ光
の照射領域を制御する制御手段と、該制御手段を通過し
たレーザ光を拡大又は縮小するための集光手段とを少な
くとも備え、該レーザ光の照射パルスに同期して該XY
ステージを制御することにより、該レーザ光を直線状又
は曲線状に任意に走査して該修正基板に照射し、そのこ
とにより上記目的が達成される。
修正装置は、互いに交差する複数の走査配線及び複数の
信号配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、該
走査配線に入力される走査信号によりオン・オフされる
スイッチング素子と、該信号配線に入力される信号電圧
が該スイッチング素子を介して供給される画素電極とを
有するアクティブマトリクス基板の点欠陥を修正するた
めに用いられる欠陥修正装置であって、修正基板を搭載
するXYステージと、該ステージ上方部に配置されたレ
ーザ発振器と、該レーザ発振器から発振されたレーザ光
の照射領域を制御する制御手段と、該制御手段を通過し
たレーザ光を拡大又は縮小するための集光手段とを少な
くとも備え、該レーザ光の照射パルスに同期して該XY
ステージを制御することにより、該レーザ光を直線状又
は曲線状に任意に走査して該修正基板に照射し、そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0033】前記修正基板に導電性材料を含む金属有機
溶液を塗布する塗布手段を備えていてもよい。
溶液を塗布する塗布手段を備えていてもよい。
【0034】前記レーザ発振器は、基本波である赤外
波、第2高長波及び第4高長波を発振可能であってもよ
い。
波、第2高長波及び第4高長波を発振可能であってもよ
い。
【0035】以下、本発明の作用について説明する。
【0036】本発明にあっては、アクティブマトリクス
基板に対して、エッチングやレーザ照射等によって信号
配線を覆う絶縁膜の所定の部分を除去して信号配線の一
部を露出させる。そして、点欠陥画素の画素電極とそれ
に信号電圧を供給する信号配線の露出部分とにわたって
金属有機溶液を塗布して加熱することにより、その画素
電極と信号配線とを接続する導電性膜を形成する。
基板に対して、エッチングやレーザ照射等によって信号
配線を覆う絶縁膜の所定の部分を除去して信号配線の一
部を露出させる。そして、点欠陥画素の画素電極とそれ
に信号電圧を供給する信号配線の露出部分とにわたって
金属有機溶液を塗布して加熱することにより、その画素
電極と信号配線とを接続する導電性膜を形成する。
【0037】或いは、アクティブマトリクス基板の製造
において、点欠陥画素のスイッチング素子のドレイン電
極と画素電極とを接続するための接続電極と、点欠陥画
素に信号電圧を供給する信号配線とにわたって金属有機
溶液を塗布して加熱することにより、その接続電極と信
号配線とを接続する導電性膜を形成し、その後で層間絶
縁膜や画素電極を形成する。又は、点欠陥画素のスイッ
チング素子のソース電極とドレイン電極とにわたって金
属有機溶液を塗布して加熱することにより、そのソース
電極とドレイン電極とを接続する導電性膜を形成し、そ
の後で層間絶縁膜や画素電極を形成する。或いは、点欠
陥画素の画素電極とそれに信号電圧を供給する信号配線
の露出部分とにわたって金属有機溶液を塗布して加熱す
ることにより、その画素電極と信号配線とを接続する導
電性膜を形成し、その後で層間絶縁膜や画素電極を形成
する。
において、点欠陥画素のスイッチング素子のドレイン電
極と画素電極とを接続するための接続電極と、点欠陥画
素に信号電圧を供給する信号配線とにわたって金属有機
溶液を塗布して加熱することにより、その接続電極と信
号配線とを接続する導電性膜を形成し、その後で層間絶
縁膜や画素電極を形成する。又は、点欠陥画素のスイッ
チング素子のソース電極とドレイン電極とにわたって金
属有機溶液を塗布して加熱することにより、そのソース
電極とドレイン電極とを接続する導電性膜を形成し、そ
の後で層間絶縁膜や画素電極を形成する。或いは、点欠
陥画素の画素電極とそれに信号電圧を供給する信号配線
の露出部分とにわたって金属有機溶液を塗布して加熱す
ることにより、その画素電極と信号配線とを接続する導
電性膜を形成し、その後で層間絶縁膜や画素電極を形成
する。
【0038】その修正画素では、画素電極と信号配線と
が短絡されることになり、走査配線(ゲートバスライ
ン)の選択・非選択にかかわらず、常に信号(ソース信
号)が入力されて充電される。従って、1周期を通じて
見ると、その間に入力されたソース電圧の実効値が液晶
に印加されて、その画素に対応する信号配線に接続され
た全ての画素の平均的な明るさに点灯する。これは、不
良画素が完全な輝点でも黒点でもなく、中間的な輝度で
点灯することを意味する。従って、このような修正が施
された画素は、正常に動作しているわけではないが、点
欠陥として極めて確認されにくい状態になり、点欠陥が
実質的に修復されたと言える状態になる。このように対
向基板と貼り合わせて液晶を注入する前のアクティブマ
トリクス基板の状態で修正を行うことができるので、表
示装置の歩留り向上及び製造コストの低減を図ることが
可能である。
が短絡されることになり、走査配線(ゲートバスライ
ン)の選択・非選択にかかわらず、常に信号(ソース信
号)が入力されて充電される。従って、1周期を通じて
見ると、その間に入力されたソース電圧の実効値が液晶
に印加されて、その画素に対応する信号配線に接続され
た全ての画素の平均的な明るさに点灯する。これは、不
良画素が完全な輝点でも黒点でもなく、中間的な輝度で
点灯することを意味する。従って、このような修正が施
された画素は、正常に動作しているわけではないが、点
欠陥として極めて確認されにくい状態になり、点欠陥が
実質的に修復されたと言える状態になる。このように対
向基板と貼り合わせて液晶を注入する前のアクティブマ
トリクス基板の状態で修正を行うことができるので、表
示装置の歩留り向上及び製造コストの低減を図ることが
可能である。
【0039】絶縁膜の所定の部分を除去する場合、各画
素毎に信号配線の一部を露出させてもよく、点欠陥画素
に信号電圧を供給する信号配線の一部のみを露出させて
もよい。例えば、エッチングにより各画素毎に信号配線
の一部を露出させることができる。この工程は、画素電
極の形成後に行ってもよいが、画素電極とスイッチング
素子とを接続するためのコンタクトホールを層間絶縁膜
に形成する工程と同時に行うこともできる。或いはレー
ザトリミングにより点欠陥画素に信号電圧を供給する信
号配線の一部のみを制御性良く露出させることができ
る。
素毎に信号配線の一部を露出させてもよく、点欠陥画素
に信号電圧を供給する信号配線の一部のみを露出させて
もよい。例えば、エッチングにより各画素毎に信号配線
の一部を露出させることができる。この工程は、画素電
極の形成後に行ってもよいが、画素電極とスイッチング
素子とを接続するためのコンタクトホールを層間絶縁膜
に形成する工程と同時に行うこともできる。或いはレー
ザトリミングにより点欠陥画素に信号電圧を供給する信
号配線の一部のみを制御性良く露出させることができ
る。
【0040】上記金属有機溶液としては、金属錯体を含
む溶液、又はAu、Ag、Pd及びAlのうちの少なく
とも一種類の金属微粒子を含む溶液等を用いることがで
きる。これらの金属有機溶液は、例えばレーザ光を用い
て局所加熱するか、又は基板全体を加熱することによ
り、容易に画素電極と信号配線との短絡を行うことがで
きる。また、従来の欠陥修正方法のように導電体が飛散
することはなく、画素電極と信号配線とを接続するため
の導電体片を予め設けておく必要もない。また、これら
の金属有機溶液は描画距離が長く、細線描画を行うのが
容易である。さらに、この金属有機溶液を用いて配線の
断線修復を行うことも可能であるので、欠陥修正工程の
簡略化を図ることができる。
む溶液、又はAu、Ag、Pd及びAlのうちの少なく
とも一種類の金属微粒子を含む溶液等を用いることがで
きる。これらの金属有機溶液は、例えばレーザ光を用い
て局所加熱するか、又は基板全体を加熱することによ
り、容易に画素電極と信号配線との短絡を行うことがで
きる。また、従来の欠陥修正方法のように導電体が飛散
することはなく、画素電極と信号配線とを接続するため
の導電体片を予め設けておく必要もない。また、これら
の金属有機溶液は描画距離が長く、細線描画を行うのが
容易である。さらに、この金属有機溶液を用いて配線の
断線修復を行うことも可能であるので、欠陥修正工程の
簡略化を図ることができる。
【0041】本発明にあっては、走査配線及び信号配線
を一部覆うように設けられた有機絶縁膜上に画素電極を
設けた、所謂POP構造のアクティブマトリクス基板に
おける点欠陥の修正を行うこともできる。
を一部覆うように設けられた有機絶縁膜上に画素電極を
設けた、所謂POP構造のアクティブマトリクス基板に
おける点欠陥の修正を行うこともできる。
【0042】さらに、スイッチング素子のゲート電極と
走査配線との接続部をレーザ光照射により切断してもよ
い。TFTのチャンネル部のリークが大きく、ゲート電
極とドレイン電極とがリークしている場合、修正による
ソースバスラインと画素電極との短絡でソースバスライ
ンとゲートバスラインとがショートしてしまい、別の欠
陥を発生させてしまうおそれがあるが、ゲート電極の基
端部を切断することでゲートバスラインとソースバスラ
インとのショートを防ぐことができる。或いは、TFT
のドレイン電極と画素電極との接続部(接続電極で接続
されている場合には接続電極の一部)をレーザ光照射に
より切断してもよい。特に、ゲートバスライン上にTF
Tを有する場合には、この方法によりソースバスライン
とゲートバスラインとのショートを防ぐことができる。
走査配線との接続部をレーザ光照射により切断してもよ
い。TFTのチャンネル部のリークが大きく、ゲート電
極とドレイン電極とがリークしている場合、修正による
ソースバスラインと画素電極との短絡でソースバスライ
ンとゲートバスラインとがショートしてしまい、別の欠
陥を発生させてしまうおそれがあるが、ゲート電極の基
端部を切断することでゲートバスラインとソースバスラ
インとのショートを防ぐことができる。或いは、TFT
のドレイン電極と画素電極との接続部(接続電極で接続
されている場合には接続電極の一部)をレーザ光照射に
より切断してもよい。特に、ゲートバスライン上にTF
Tを有する場合には、この方法によりソースバスライン
とゲートバスラインとのショートを防ぐことができる。
【0043】本発明のアクティブマトリクス基板の欠陥
修正装置にあっては、XYステージと、レーザ発振器
と、電動スリット等の制御手段と、集光レンズ等の集光
手段とを備えている。これにより、レーザ光の照射パル
スに同期してXYステージを制御し、レーザ光を直線状
又は曲線状に任意に走査して、被修正基板の欠陥画素に
精度良くレーザ光を照射することができる。
修正装置にあっては、XYステージと、レーザ発振器
と、電動スリット等の制御手段と、集光レンズ等の集光
手段とを備えている。これにより、レーザ光の照射パル
スに同期してXYステージを制御し、レーザ光を直線状
又は曲線状に任意に走査して、被修正基板の欠陥画素に
精度良くレーザ光を照射することができる。
【0044】この欠陥修正装置に導電性材料を含む金属
有機溶液を塗布する塗布手段を設け、XYステージを制
御することにより、欠陥画素に細線描画を行って精度良
くペーストを塗布することができる。
有機溶液を塗布する塗布手段を設け、XYステージを制
御することにより、欠陥画素に細線描画を行って精度良
くペーストを塗布することができる。
【0045】さらに、基本波である赤外波、第2高長波
及び第4高長波を発振可能なレーザ発振器を搭載するこ
とにより、赤外波により金属有機溶液を硬化させること
ができ、第4高長波により層間絶縁膜を除去することが
でき、第2高調波により絶縁膜及び導電膜(金属膜)を
トリミングすることができるので、欠陥修正のためのレ
ーザトリミングと金属有機溶液の硬化とを同一の欠陥修
正装置で行うことができる。
及び第4高長波を発振可能なレーザ発振器を搭載するこ
とにより、赤外波により金属有機溶液を硬化させること
ができ、第4高長波により層間絶縁膜を除去することが
でき、第2高調波により絶縁膜及び導電膜(金属膜)を
トリミングすることができるので、欠陥修正のためのレ
ーザトリミングと金属有機溶液の硬化とを同一の欠陥修
正装置で行うことができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0047】(実施形態1)図1は実施形態1のアクテ
ィブマトリクス基板の欠陥修正方法を説明するための平
面図である。なお、この図及び以下の図において、従来
技術と同様の機能を有する部分には同じ番号を付して説
明を行う。
ィブマトリクス基板の欠陥修正方法を説明するための平
面図である。なお、この図及び以下の図において、従来
技術と同様の機能を有する部分には同じ番号を付して説
明を行う。
【0048】このアクティブマトリクス基板1は、対向
基板との間に液晶を封入した表示装置に用いられるもの
であり、透明絶縁性基板26上に、走査配線として機能
する複数本のゲートバスライン11及び信号配線として
機能する複数本のソースバスライン12が互いに交差し
て設けられている。これらのゲートバスライン11とソ
ースバスライン12とは、その一部が画素電極13の外
周部分とオーバーラップして設けられている。このゲー
トバスライン11から分岐してスイッチング素子である
TFT39のゲート電極14が設けられ、ゲート電極1
4に入力される走査信号によってTFT39がオン・オ
フ駆動される。また、TFT39のソース電極は金属層
15と透明導電膜17cの2層構造のソースバスライン
12に接続され、データ信号(ソース信号)が入力され
る。さらに、TFT39のドレイン電極は接続電極17
aによりコンタクトホール18を介して画素電極13と
接続されており、接続電極17aは付加容量の一方の電
極である付加容量電極17bとも接続されている。
基板との間に液晶を封入した表示装置に用いられるもの
であり、透明絶縁性基板26上に、走査配線として機能
する複数本のゲートバスライン11及び信号配線として
機能する複数本のソースバスライン12が互いに交差し
て設けられている。これらのゲートバスライン11とソ
ースバスライン12とは、その一部が画素電極13の外
周部分とオーバーラップして設けられている。このゲー
トバスライン11から分岐してスイッチング素子である
TFT39のゲート電極14が設けられ、ゲート電極1
4に入力される走査信号によってTFT39がオン・オ
フ駆動される。また、TFT39のソース電極は金属層
15と透明導電膜17cの2層構造のソースバスライン
12に接続され、データ信号(ソース信号)が入力され
る。さらに、TFT39のドレイン電極は接続電極17
aによりコンタクトホール18を介して画素電極13と
接続されており、接続電極17aは付加容量の一方の電
極である付加容量電極17bとも接続されている。
【0049】TFT39は、図1のA−A’線部分の断
面図である図2に示すように、透明絶縁性基板26上に
ゲート電極14が設けられ、その上を覆ってゲート絶縁
膜27が設けられている。ゲート絶縁膜27の上にはゲ
ート電極14と重畳するように半導体層40が設けら
れ、その中央部にチャンネル保護層36が設けられてい
る。このチャンネル保護層36の両端部及び半導体層4
0の一部を覆ってチャンネル保護層間絶縁膜36の上で
2つに分断された状態で、ソース電極34及びドレイン
電極35となるn+Si層が設けられている。ソース電
極34である一方のn+Si層の上には透明導電膜17
cと金属層15が設けられて2層構造のソースバスライ
ン12となっている。また、ドレイン電極35である他
方のn+Si層の上には透明導電膜からなる接続電極1
7aと金属層16とが設けられ、透明導電膜17aは延
長形成されてドレイン電極35と画素電極13を接続す
る接続電極17aとなり、付加容量の一方の電極である
付加容量電極17bに接続されている。そして、TFT
39、ゲートバスライン11、ソースバスライン12及
び接続電極17aの上部を覆って2層の層間絶縁膜2
8、29が設けられている。この層間絶縁膜29の上に
は透明導電膜からなる画素電極13が設けられ、層間絶
縁膜28、29を貫くコンタクトホール18を介して接
続電極17aによりTFT39のドレイン電極35と接
続されている。この画素電極13は、TFT39を覆
い、ゲートバスライン11及びソースバスライン12と
一部重畳するように設けられている。
面図である図2に示すように、透明絶縁性基板26上に
ゲート電極14が設けられ、その上を覆ってゲート絶縁
膜27が設けられている。ゲート絶縁膜27の上にはゲ
ート電極14と重畳するように半導体層40が設けら
れ、その中央部にチャンネル保護層36が設けられてい
る。このチャンネル保護層36の両端部及び半導体層4
0の一部を覆ってチャンネル保護層間絶縁膜36の上で
2つに分断された状態で、ソース電極34及びドレイン
電極35となるn+Si層が設けられている。ソース電
極34である一方のn+Si層の上には透明導電膜17
cと金属層15が設けられて2層構造のソースバスライ
ン12となっている。また、ドレイン電極35である他
方のn+Si層の上には透明導電膜からなる接続電極1
7aと金属層16とが設けられ、透明導電膜17aは延
長形成されてドレイン電極35と画素電極13を接続す
る接続電極17aとなり、付加容量の一方の電極である
付加容量電極17bに接続されている。そして、TFT
39、ゲートバスライン11、ソースバスライン12及
び接続電極17aの上部を覆って2層の層間絶縁膜2
8、29が設けられている。この層間絶縁膜29の上に
は透明導電膜からなる画素電極13が設けられ、層間絶
縁膜28、29を貫くコンタクトホール18を介して接
続電極17aによりTFT39のドレイン電極35と接
続されている。この画素電極13は、TFT39を覆
い、ゲートバスライン11及びソースバスライン12と
一部重畳するように設けられている。
【0050】TFT39が接続されたゲートバスライン
11と隣接するゲートバスライン11との間には、付加
容量を形成するための付加容量バスライン19がゲート
バスライン11と平行に形成されている。この付加容量
バスライン19の上にはゲート絶縁膜を挟んで付加容量
電極17bが形成されている。この付加容量電極17b
は層間絶縁膜28、29に設けられたコンタクトホール
18を介して画素電極13と接続されている。
11と隣接するゲートバスライン11との間には、付加
容量を形成するための付加容量バスライン19がゲート
バスライン11と平行に形成されている。この付加容量
バスライン19の上にはゲート絶縁膜を挟んで付加容量
電極17bが形成されている。この付加容量電極17b
は層間絶縁膜28、29に設けられたコンタクトホール
18を介して画素電極13と接続されている。
【0051】このアクティブマトリクス基板1におい
て、不良状態のスイッチング素子をそのまま組み込んだ
場合にはスイッチング素子に接続される画素電極に本来
印加されるべき信号が入力されないため、表示装置上に
おいて点欠陥として認識されることになる。従って、こ
のような点欠陥が生じた場合には、以下のようにして欠
陥修正を行う。
て、不良状態のスイッチング素子をそのまま組み込んだ
場合にはスイッチング素子に接続される画素電極に本来
印加されるべき信号が入力されないため、表示装置上に
おいて点欠陥として認識されることになる。従って、こ
のような点欠陥が生じた場合には、以下のようにして欠
陥修正を行う。
【0052】まず、図1のB−B’線部分を示す断面図
である図3に示すように、画素電極13の形成後、各画
素毎に層間絶縁膜28、29の一部38を除去してこれ
らを貫くコンタクトホールを形成し、ソースバスライン
12を一部露出させる。このコンタクトホールの形成
は、画素電極13の形成前に層間絶縁膜にコンタクトホ
ール18を形成する際に同時に行うこともできる。
である図3に示すように、画素電極13の形成後、各画
素毎に層間絶縁膜28、29の一部38を除去してこれ
らを貫くコンタクトホールを形成し、ソースバスライン
12を一部露出させる。このコンタクトホールの形成
は、画素電極13の形成前に層間絶縁膜にコンタクトホ
ール18を形成する際に同時に行うこともできる。
【0053】次に、画素欠陥を検出する手段にて画素欠
陥を検出する。例えば、ゲートバスライン及びソースバ
スラインに所定の電圧を印加してTFTをON状態に
し、画素電極に電位をチャージさせる。そして、電気光
学素子を画素電極に対向するように設置して容量(C)
を測定し、欠陥状態か正常状態がを判断する。
陥を検出する。例えば、ゲートバスライン及びソースバ
スラインに所定の電圧を印加してTFTをON状態に
し、画素電極に電位をチャージさせる。そして、電気光
学素子を画素電極に対向するように設置して容量(C)
を測定し、欠陥状態か正常状態がを判断する。
【0054】続いて、図1のB−B’線部分を示す断面
図である図4に示すように、検出された欠陥画素部分の
露出したソースバスライン12と画素電極13とにわた
って金属有機溶液37を塗布し、これを加熱することに
よりソースバスライン12と画素電極13とを短絡させ
る導電性膜を析出させる。
図である図4に示すように、検出された欠陥画素部分の
露出したソースバスライン12と画素電極13とにわた
って金属有機溶液37を塗布し、これを加熱することに
よりソースバスライン12と画素電極13とを短絡させ
る導電性膜を析出させる。
【0055】この金属有機溶液としては、金属錯体(P
d、Au、Pt等の錯体)を有機溶媒に溶解させた溶液
や、Au、Ag、Pd及びAlのうちの少なくとも一種
類の金属超微粒子に添加剤(界面活性剤等)を加えた溶
液等を用いることができる。
d、Au、Pt等の錯体)を有機溶媒に溶解させた溶液
や、Au、Ag、Pd及びAlのうちの少なくとも一種
類の金属超微粒子に添加剤(界面活性剤等)を加えた溶
液等を用いることができる。
【0056】そして、導電性膜を形成するための加熱
は、金属有機溶液を塗布した部分の周辺にレーザ光を照
射してもよく、基板全体を焼成してもよい。この実施形
態では、金属有機溶液として金属超微粒子Au又はAg
を溶媒に溶解させた溶液を用い、赤外レーザ光(波長1
064nm)を照射することにより画素電極13とソー
スバスライン12とを短絡させる導電性膜を形成した。
は、金属有機溶液を塗布した部分の周辺にレーザ光を照
射してもよく、基板全体を焼成してもよい。この実施形
態では、金属有機溶液として金属超微粒子Au又はAg
を溶媒に溶解させた溶液を用い、赤外レーザ光(波長1
064nm)を照射することにより画素電極13とソー
スバスライン12とを短絡させる導電性膜を形成した。
【0057】さらに、図1に示したTFT39のゲート
電極14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。
電極14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。
【0058】その結果、画素電極13とソースバスライ
ン12とが導電性膜により短絡された画素では、ゲート
バスライン11の選択・非選択にかかわらず、常にソー
ス信号が入力され、1周期の間にソース電圧の実効値が
液晶に印加されることになる。従って、その不良画素に
対応するソースバスライン12に接続された全ての画素
の平均的な明るさに点灯し、点欠陥が実質的に修復され
る。
ン12とが導電性膜により短絡された画素では、ゲート
バスライン11の選択・非選択にかかわらず、常にソー
ス信号が入力され、1周期の間にソース電圧の実効値が
液晶に印加されることになる。従って、その不良画素に
対応するソースバスライン12に接続された全ての画素
の平均的な明るさに点灯し、点欠陥が実質的に修復され
る。
【0059】なお、この金属有機溶液を硬化させるため
のレーザ光の照射、及びTFTのゲート電極の基端部4
1を切断するためのレーザ光の照射は、例えば、図5に
示すような欠陥修正装置を用いて行うことができる。
のレーザ光の照射、及びTFTのゲート電極の基端部4
1を切断するためのレーザ光の照射は、例えば、図5に
示すような欠陥修正装置を用いて行うことができる。
【0060】この図5において、51はYAGレーザ発
振器、52は波長変更素子、53はエネルギー減衰フィ
ルター、54はハーフミラー、55及び56はレーザ光
の照射スポットを写すための光源及びCCDカメラ、5
7はレーザ光の照射領域を制御するための電動スリッ
ト、58は照射されたレーザ光の強度を検出するパワー
検出器、59は照射されたレーザ光を拡大又は縮小する
ための集光レンズ、60は金属有機溶液を塗布するため
のガラスピペット、61はガラスピペットを保持し、そ
の位置決めを行うマニピュレータ、62は互いに直交す
る2方向への移動が可能なXYステージ、63はインタ
ーフェイス、64は制御部、65は外部コントローラ、
66はモニタ、67は被検査体(被修正基板)、68は
バックライトである。
振器、52は波長変更素子、53はエネルギー減衰フィ
ルター、54はハーフミラー、55及び56はレーザ光
の照射スポットを写すための光源及びCCDカメラ、5
7はレーザ光の照射領域を制御するための電動スリッ
ト、58は照射されたレーザ光の強度を検出するパワー
検出器、59は照射されたレーザ光を拡大又は縮小する
ための集光レンズ、60は金属有機溶液を塗布するため
のガラスピペット、61はガラスピペットを保持し、そ
の位置決めを行うマニピュレータ、62は互いに直交す
る2方向への移動が可能なXYステージ、63はインタ
ーフェイス、64は制御部、65は外部コントローラ、
66はモニタ、67は被検査体(被修正基板)、68は
バックライトである。
【0061】この欠陥修正装置において、YAGレーザ
発振器51は被修正基板を搭載したXYステージ62の
上に配置され、YAGレーザ発振器51から発振された
1064nm(YAGレーザの基本波長)のレーザ光
は、波長変更素子52を介してYAGレーザの第2高長
波及び第4高長波に変換される。この変換されたレーザ
光は、エネルギー減衰フィルター63によってその強度
が調節される。例えば、金属有機溶液を硬化させる際に
は基本波長(赤外波)のレーザ光を発振し、TFT39
のゲート電極14の基端部41を切断する際には第2高
調波のレーザ光を発振する。
発振器51は被修正基板を搭載したXYステージ62の
上に配置され、YAGレーザ発振器51から発振された
1064nm(YAGレーザの基本波長)のレーザ光
は、波長変更素子52を介してYAGレーザの第2高長
波及び第4高長波に変換される。この変換されたレーザ
光は、エネルギー減衰フィルター63によってその強度
が調節される。例えば、金属有機溶液を硬化させる際に
は基本波長(赤外波)のレーザ光を発振し、TFT39
のゲート電極14の基端部41を切断する際には第2高
調波のレーザ光を発振する。
【0062】このYAGレーザ発振器51、波長変換素
子52、エネルギー減衰フィルター53、光源55、C
CDカメラ56、電動スリット57、パワー検出器5
8、集光レンズ59、マニピュレータ61及びXYステ
ージ62は、インターフェイス63を介してCPUやR
OM、RAMを備えた制御部64に接続されており、外
部コントローラ65の命令を受けて動作する。これによ
り、レーザ光の照射パルスに同期してXYステージ62
を制御してレーザ光を直線状又は曲線状に任意に走査し
て被修正基板に照射することができる。また、CCDカ
メラ66が撮像したレーザ照射スポットの様子はモニタ
に映し出される。
子52、エネルギー減衰フィルター53、光源55、C
CDカメラ56、電動スリット57、パワー検出器5
8、集光レンズ59、マニピュレータ61及びXYステ
ージ62は、インターフェイス63を介してCPUやR
OM、RAMを備えた制御部64に接続されており、外
部コントローラ65の命令を受けて動作する。これによ
り、レーザ光の照射パルスに同期してXYステージ62
を制御してレーザ光を直線状又は曲線状に任意に走査し
て被修正基板に照射することができる。また、CCDカ
メラ66が撮像したレーザ照射スポットの様子はモニタ
に映し出される。
【0063】この欠陥修正装置において、材料の粘度や
マニピュレータ61のギャッピング等の制御を行うこと
により、10μmまでの細線描画を行うことが可能であ
る。
マニピュレータ61のギャッピング等の制御を行うこと
により、10μmまでの細線描画を行うことが可能であ
る。
【0064】このようにして欠陥を修正したアクティブ
マトリクス基板1に配向膜を形成後、対向電極やカラー
フィルタ等が設けられた対向基板と貼り合わせ、両基板
の間隙に液晶を注入することにより液晶表示装置が完成
する。
マトリクス基板1に配向膜を形成後、対向電極やカラー
フィルタ等が設けられた対向基板と貼り合わせ、両基板
の間隙に液晶を注入することにより液晶表示装置が完成
する。
【0065】このように本実施形態1においては、液晶
注入前のアクティブマトリクス基板の状態で画素欠陥の
修正を行うことができる。従って、従来のように冗長構
造に設けた導電体をレーザで熔融する必要もなく、液晶
内に導電性ダストが溜まることがないので、画素電極と
対向電極とのリーク不良や配向不良による光漏れも発し
エッチングしない。さらに、上記金属有機溶液は熱熔融
でほとんど飛散しないので、従来に比べて導電体の飛散
を少なくすることができる。さらに、上記金属有機溶液
は描画距離が長く、10μmまでの細線を描画可能であ
るので、確実に画素欠陥の修正を行うことが可能であ
る。
注入前のアクティブマトリクス基板の状態で画素欠陥の
修正を行うことができる。従って、従来のように冗長構
造に設けた導電体をレーザで熔融する必要もなく、液晶
内に導電性ダストが溜まることがないので、画素電極と
対向電極とのリーク不良や配向不良による光漏れも発し
エッチングしない。さらに、上記金属有機溶液は熱熔融
でほとんど飛散しないので、従来に比べて導電体の飛散
を少なくすることができる。さらに、上記金属有機溶液
は描画距離が長く、10μmまでの細線を描画可能であ
るので、確実に画素欠陥の修正を行うことが可能であ
る。
【0066】さらに、上記欠陥修正装置により、欠陥修
正のための金属有機溶液の硬化及びTFTのゲート電極
の基端部の切断を精度良く行って欠陥修正の信頼性を向
上させることができる。
正のための金属有機溶液の硬化及びTFTのゲート電極
の基端部の切断を精度良く行って欠陥修正の信頼性を向
上させることができる。
【0067】(実施形態2)本実施形態2においては、
図1に示した構造のアクティブマトリクス基板1の欠陥
修正を以下のようにして行った。
図1に示した構造のアクティブマトリクス基板1の欠陥
修正を以下のようにして行った。
【0068】まず、画素電極13の形成後、実施形態1
と同様にして画素欠陥を検出する。
と同様にして画素欠陥を検出する。
【0069】次に、図1のB−B’線部分を示す断面図
である図6に示すように、検出された欠陥画素にデータ
信号を供給するソースバスライン12上の層間絶縁膜2
8、29の一部38をYAGレーザの第4高長波を用い
てトリミングしてソースバスライン12を一部露出させ
る。
である図6に示すように、検出された欠陥画素にデータ
信号を供給するソースバスライン12上の層間絶縁膜2
8、29の一部38をYAGレーザの第4高長波を用い
てトリミングしてソースバスライン12を一部露出させ
る。
【0070】続いて、図1のB−B’線部分を示す断面
図である図7に示すように、検出された欠陥画素部分の
露出したソースバスライン12と画素電極13とにわた
って金属有機溶液37を塗布し、これを加熱することに
よりソースバスライン12と画素電極13とを短絡させ
る導電性膜を析出させる。
図である図7に示すように、検出された欠陥画素部分の
露出したソースバスライン12と画素電極13とにわた
って金属有機溶液37を塗布し、これを加熱することに
よりソースバスライン12と画素電極13とを短絡させ
る導電性膜を析出させる。
【0071】この金属有機溶液としては、実施形態1と
同様なものを用いることができ、実施形態1と同様に加
熱することにより導電性膜を形成することができる。こ
の実施形態では、金属有機溶液として金属超微粒子Au
又はAgを溶媒に溶解させた溶液を用い、赤外レーザ光
(波長1064nm)を照射することにより画素電極1
3とソースバスライン12とを短絡させる導電性膜を形
成した。
同様なものを用いることができ、実施形態1と同様に加
熱することにより導電性膜を形成することができる。こ
の実施形態では、金属有機溶液として金属超微粒子Au
又はAgを溶媒に溶解させた溶液を用い、赤外レーザ光
(波長1064nm)を照射することにより画素電極1
3とソースバスライン12とを短絡させる導電性膜を形
成した。
【0072】さらに、図1に示したTFT39のゲート
電極14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。
電極14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。
【0073】その結果、画素電極13とソースバスライ
ン12とが導電性膜により短絡された画素では、ゲート
バスライン11の選択・非選択にかかわらず、常にソー
ス信号が入力され、1周期の間にソース電圧の実効値が
液晶に印加されることになる。従って、その不良画素に
対応するソースバスライン12に接続された全ての画素
の平均的な明るさに点灯し、点欠陥が実質的に修復され
る。
ン12とが導電性膜により短絡された画素では、ゲート
バスライン11の選択・非選択にかかわらず、常にソー
ス信号が入力され、1周期の間にソース電圧の実効値が
液晶に印加されることになる。従って、その不良画素に
対応するソースバスライン12に接続された全ての画素
の平均的な明るさに点灯し、点欠陥が実質的に修復され
る。
【0074】なお、この金属有機溶液を硬化させるため
のレーザ光の照射、及びTFTのゲート電極の基端部4
1を切断するためのレーザ光の照射は、実施形態1にお
いて図5に示した欠陥修正装置を用いて行うことができ
る。
のレーザ光の照射、及びTFTのゲート電極の基端部4
1を切断するためのレーザ光の照射は、実施形態1にお
いて図5に示した欠陥修正装置を用いて行うことができ
る。
【0075】このようにして欠陥を修正したアクティブ
マトリクス基板1に配向膜を形成後、対向電極やカラー
フィルタ等が設けられた対向基板と貼り合わせ、両基板
の間隙に液晶を注入することにより液晶表示装置が完成
する。
マトリクス基板1に配向膜を形成後、対向電極やカラー
フィルタ等が設けられた対向基板と貼り合わせ、両基板
の間隙に液晶を注入することにより液晶表示装置が完成
する。
【0076】このように本実施形態2においても、実施
形態1と同様に、液晶注入前のアクティブマトリクス基
板の状態で画素欠陥の修正を行うことができる。従っ
て、従来のように冗長構造に設けた導電体をレーザで熔
融する必要もなく、液晶内に導電性ダストが溜まること
がないので、画素電極と対向電極とのリーク不良や配向
不良による光漏れも発しエッチングしない。さらに、上
記金属有機溶液は熱熔融でほとんど飛散しないので、従
来に比べて導電体の飛散を少なくすることができる。さ
らに、上記金属有機溶液は描画距離が長く、10μmま
での細線を描画可能であるので、確実に画素欠陥の修正
を行うことが可能である。
形態1と同様に、液晶注入前のアクティブマトリクス基
板の状態で画素欠陥の修正を行うことができる。従っ
て、従来のように冗長構造に設けた導電体をレーザで熔
融する必要もなく、液晶内に導電性ダストが溜まること
がないので、画素電極と対向電極とのリーク不良や配向
不良による光漏れも発しエッチングしない。さらに、上
記金属有機溶液は熱熔融でほとんど飛散しないので、従
来に比べて導電体の飛散を少なくすることができる。さ
らに、上記金属有機溶液は描画距離が長く、10μmま
での細線を描画可能であるので、確実に画素欠陥の修正
を行うことが可能である。
【0077】本実施形態2においては、実施形態1と同
様に上記欠陥修正装置により、欠陥修正のための金属有
機溶液の硬化及びTFTのゲート電極の基端部の切断を
精度良く行って欠陥修正の信頼性を向上させることがで
きる。さらに、層間絶縁膜のトリミングについても、欠
陥修正装置により欠陥画素のみ制御性良く行うことがで
きるので、さらに欠陥修正の信頼性を向上させることが
できる。
様に上記欠陥修正装置により、欠陥修正のための金属有
機溶液の硬化及びTFTのゲート電極の基端部の切断を
精度良く行って欠陥修正の信頼性を向上させることがで
きる。さらに、層間絶縁膜のトリミングについても、欠
陥修正装置により欠陥画素のみ制御性良く行うことがで
きるので、さらに欠陥修正の信頼性を向上させることが
できる。
【0078】(実施形態3)本実施形態3においては、
図1に示した構造のアクティブマトリクス基板1の製造
工程において、層間絶縁膜及び画素電極の形成前に欠陥
修正を以下のようにして行った。
図1に示した構造のアクティブマトリクス基板1の製造
工程において、層間絶縁膜及び画素電極の形成前に欠陥
修正を以下のようにして行った。
【0079】まず、図8、図8のC−C’線部分の断面
図である図9、及び図8のD−D’線部分の断面図であ
る図10に示すように、ゲートバスライン11、ソース
バスライン12、付加容量バスライン19、TFT3
9、接続電極17a及び付加容量電極17bを形成した
アクティブマトリクス基板1に対して、画素欠陥を検出
する手段にて画素欠陥を検出する。この画素欠陥の検出
は、実施形態1と同様にして行うことができる。
図である図9、及び図8のD−D’線部分の断面図であ
る図10に示すように、ゲートバスライン11、ソース
バスライン12、付加容量バスライン19、TFT3
9、接続電極17a及び付加容量電極17bを形成した
アクティブマトリクス基板1に対して、画素欠陥を検出
する手段にて画素欠陥を検出する。この画素欠陥の検出
は、実施形態1と同様にして行うことができる。
【0080】次に、図8のC−C’線部分を示す断面図
である図11に示すように、検出された欠陥画素にデー
タ信号を供給するソースバスライン12と接続電極17
aとにわたって金属有機溶液37を塗布し、これを加熱
することによりソースバスライン12と接続電極17a
とを短絡させる導電性膜を析出させる。
である図11に示すように、検出された欠陥画素にデー
タ信号を供給するソースバスライン12と接続電極17
aとにわたって金属有機溶液37を塗布し、これを加熱
することによりソースバスライン12と接続電極17a
とを短絡させる導電性膜を析出させる。
【0081】この金属有機溶液としては、実施形態1と
同様なものを用いることができ、実施形態1と同様に加
熱することにより導電性膜を形成することができる。こ
の実施形態では、金属有機溶液として金属超微粒子Au
又はAgを溶媒に溶解させた溶液を用い、赤外レーザ光
(波長1064nm)を照射することにより接続電極1
7aとソースバスライン12とを短絡させる導電性膜を
形成した。
同様なものを用いることができ、実施形態1と同様に加
熱することにより導電性膜を形成することができる。こ
の実施形態では、金属有機溶液として金属超微粒子Au
又はAgを溶媒に溶解させた溶液を用い、赤外レーザ光
(波長1064nm)を照射することにより接続電極1
7aとソースバスライン12とを短絡させる導電性膜を
形成した。
【0082】さらに、図1に示したTFT39のゲート
電極14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。
電極14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。
【0083】その後、図1に示した層間絶縁膜28、2
9を形成してコンタクトホール18を設け、その上にT
FT39を覆い、ゲートバスライン11及びソースバス
ライン12と一部重畳するように画素電極13を形成す
る。
9を形成してコンタクトホール18を設け、その上にT
FT39を覆い、ゲートバスライン11及びソースバス
ライン12と一部重畳するように画素電極13を形成す
る。
【0084】その結果、画素電極13とソースバスライ
ン12とが接続電極17aを介して導電性膜により短絡
され、その画素では、ゲートバスライン11の選択・非
選択にかかわらず、常にソース信号が入力され、1周期
の間にソース電圧の実効値が液晶に印加されることにな
る。従って、その不良画素に対応するソースバスライン
12に接続された全ての画素の平均的な明るさに点灯
し、点欠陥が実質的に修復される。
ン12とが接続電極17aを介して導電性膜により短絡
され、その画素では、ゲートバスライン11の選択・非
選択にかかわらず、常にソース信号が入力され、1周期
の間にソース電圧の実効値が液晶に印加されることにな
る。従って、その不良画素に対応するソースバスライン
12に接続された全ての画素の平均的な明るさに点灯
し、点欠陥が実質的に修復される。
【0085】なお、この金属有機溶液を硬化させるため
のレーザ光の照射、及びTFTのゲート電極の基端部4
1を切断するためのレーザ光の照射は、実施形態1にお
いて図5に示した欠陥修正装置を用いて行うことができ
る。
のレーザ光の照射、及びTFTのゲート電極の基端部4
1を切断するためのレーザ光の照射は、実施形態1にお
いて図5に示した欠陥修正装置を用いて行うことができ
る。
【0086】このようにして欠陥を修正したアクティブ
マトリクス基板1に配向膜を形成後、対向電極やカラー
フィルタ等が設けられた対向基板と貼り合わせ、両基板
の間隙に液晶を注入することにより液晶表示装置が完成
する。
マトリクス基板1に配向膜を形成後、対向電極やカラー
フィルタ等が設けられた対向基板と貼り合わせ、両基板
の間隙に液晶を注入することにより液晶表示装置が完成
する。
【0087】このように本実施形態3においても、実施
形態1及び実施形態2と同様に、液晶注入前のアクティ
ブマトリクス基板の状態で画素欠陥の修正を行うことが
できる。従って、従来のように冗長構造に設けた導電体
をレーザで熔融する必要もなく、液晶内に導電性ダスト
が溜まることがないので、画素電極と対向電極とのリー
ク不良や配向不良による光漏れも発しエッチングしな
い。さらに、上記金属有機溶液は熱熔融でほとんど飛散
しないので、従来に比べて導電体の飛散を少なくするこ
とができる。さらに、上記金属有機溶液は描画距離が長
く、10μmまでの細線を描画可能であるので、確実に
画素欠陥の修正を行うことが可能である。
形態1及び実施形態2と同様に、液晶注入前のアクティ
ブマトリクス基板の状態で画素欠陥の修正を行うことが
できる。従って、従来のように冗長構造に設けた導電体
をレーザで熔融する必要もなく、液晶内に導電性ダスト
が溜まることがないので、画素電極と対向電極とのリー
ク不良や配向不良による光漏れも発しエッチングしな
い。さらに、上記金属有機溶液は熱熔融でほとんど飛散
しないので、従来に比べて導電体の飛散を少なくするこ
とができる。さらに、上記金属有機溶液は描画距離が長
く、10μmまでの細線を描画可能であるので、確実に
画素欠陥の修正を行うことが可能である。
【0088】本実施形態3においても、実施形態1及び
実施形態2と同様に上記欠陥修正装置により、欠陥修正
のための金属有機溶液の硬化及びTFTのゲート電極の
基端部の切断を精度良く行って欠陥修正の信頼性を向上
させることができる。
実施形態2と同様に上記欠陥修正装置により、欠陥修正
のための金属有機溶液の硬化及びTFTのゲート電極の
基端部の切断を精度良く行って欠陥修正の信頼性を向上
させることができる。
【0089】(実施形態4)本実施形態4においては、
図1に示した構造のアクティブマトリクス基板1の製造
工程において、層間絶縁膜及び画素電極の形成前に欠陥
修正を以下のようにして行った。
図1に示した構造のアクティブマトリクス基板1の製造
工程において、層間絶縁膜及び画素電極の形成前に欠陥
修正を以下のようにして行った。
【0090】まず、図12及び図12のE−E’線部分
の断面図である図13に示すように、ゲートバスライン
11、ソースバスライン12、付加容量バスライン1
9、TFT39、接続電極17a及び付加容量電極17
bを形成したアクティブマトリクス基板1に対して、実
施形態3と同様にして画素欠陥を検出する。
の断面図である図13に示すように、ゲートバスライン
11、ソースバスライン12、付加容量バスライン1
9、TFT39、接続電極17a及び付加容量電極17
bを形成したアクティブマトリクス基板1に対して、実
施形態3と同様にして画素欠陥を検出する。
【0091】次に、図12のE−E’線部分を示す断面
図である図14に示すように、検出された欠陥画素のT
FT39のソース電極34とドレイン電極35とにわた
って金属有機溶液37を塗布し、これを加熱することに
よりソース電極34とドレイン電極35とを短絡させる
導電性膜を析出させる。
図である図14に示すように、検出された欠陥画素のT
FT39のソース電極34とドレイン電極35とにわた
って金属有機溶液37を塗布し、これを加熱することに
よりソース電極34とドレイン電極35とを短絡させる
導電性膜を析出させる。
【0092】この金属有機溶液としては、実施形態1と
同様なものを用いることができ、実施形態1と同様に加
熱することにより導電性膜を形成することができる。こ
の実施形態では、金属有機溶液として金属超微粒子Au
又はAgを溶媒に溶解させた溶液を用い、赤外レーザ光
(波長1064nm)を照射することによりソース電極
34とドレイン電極35とを短絡させる導電性膜を形成
した。
同様なものを用いることができ、実施形態1と同様に加
熱することにより導電性膜を形成することができる。こ
の実施形態では、金属有機溶液として金属超微粒子Au
又はAgを溶媒に溶解させた溶液を用い、赤外レーザ光
(波長1064nm)を照射することによりソース電極
34とドレイン電極35とを短絡させる導電性膜を形成
した。
【0093】さらに、図1に示したTFT39のゲート
電極14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。
電極14の基端部41にレーザ光を照射して切断する。
【0094】その後、図1に示した層間絶縁膜28、2
9を形成してコンタクトホール18を設け、その上にT
FT39を覆い、ゲートバスライン11及びソースバス
ライン12と一部重畳するように画素電極13を形成す
る。
9を形成してコンタクトホール18を設け、その上にT
FT39を覆い、ゲートバスライン11及びソースバス
ライン12と一部重畳するように画素電極13を形成す
る。
【0095】その結果、画素電極13とソースバスライ
ン12とがTFT39のソース電極34及びドレイン電
極35を短絡する導電性膜により短絡され、その画素で
は、ゲートバスライン11の選択・非選択にかかわら
ず、常にソース信号が入力され、1周期の間にソース電
圧の実効値が液晶に印加されることになる。従って、そ
の不良画素に対応するソースバスライン12に接続され
た全ての画素の平均的な明るさに点灯し、点欠陥が実質
的に修復される。
ン12とがTFT39のソース電極34及びドレイン電
極35を短絡する導電性膜により短絡され、その画素で
は、ゲートバスライン11の選択・非選択にかかわら
ず、常にソース信号が入力され、1周期の間にソース電
圧の実効値が液晶に印加されることになる。従って、そ
の不良画素に対応するソースバスライン12に接続され
た全ての画素の平均的な明るさに点灯し、点欠陥が実質
的に修復される。
【0096】なお、この金属有機溶液を硬化させるため
のレーザ光の照射、及びTFTのゲート電極の基端部4
1を切断するためのレーザ光の照射は、実施形態1にお
いて図5に示した欠陥修正装置を用いて行うことができ
る。
のレーザ光の照射、及びTFTのゲート電極の基端部4
1を切断するためのレーザ光の照射は、実施形態1にお
いて図5に示した欠陥修正装置を用いて行うことができ
る。
【0097】このようにして欠陥を修正したアクティブ
マトリクス基板1に配向膜を形成後、対向電極やカラー
フィルタ等が設けられた対向基板と貼り合わせ、両基板
の間隙に液晶を注入することにより液晶表示装置が完成
する。
マトリクス基板1に配向膜を形成後、対向電極やカラー
フィルタ等が設けられた対向基板と貼り合わせ、両基板
の間隙に液晶を注入することにより液晶表示装置が完成
する。
【0098】このように本実施形態4においても、実施
形態1から実施形態3と同様に、液晶注入前のアクティ
ブマトリクス基板の状態で画素欠陥の修正を行うことが
できる。従って、従来のように冗長構造に設けた導電体
をレーザで熔融する必要もなく、液晶内に導電性ダスト
が溜まることがないので、画素電極と対向電極とのリー
ク不良や配向不良による光漏れも発しエッチングしな
い。さらに、上記金属有機溶液は熱熔融でほとんど飛散
しないので、従来に比べて導電体の飛散を少なくするこ
とができる。さらに、上記金属有機溶液は描画距離が長
く、10μmまでの細線を描画可能であるので、確実に
画素欠陥の修正を行うことが可能である。
形態1から実施形態3と同様に、液晶注入前のアクティ
ブマトリクス基板の状態で画素欠陥の修正を行うことが
できる。従って、従来のように冗長構造に設けた導電体
をレーザで熔融する必要もなく、液晶内に導電性ダスト
が溜まることがないので、画素電極と対向電極とのリー
ク不良や配向不良による光漏れも発しエッチングしな
い。さらに、上記金属有機溶液は熱熔融でほとんど飛散
しないので、従来に比べて導電体の飛散を少なくするこ
とができる。さらに、上記金属有機溶液は描画距離が長
く、10μmまでの細線を描画可能であるので、確実に
画素欠陥の修正を行うことが可能である。
【0099】本実施形態4においても、実施形態1から
実施形態3と同様に上記欠陥修正装置により、欠陥修正
のための金属有機溶液の硬化及びTFTのゲート電極の
基端部の切断を精度良く行って欠陥修正の信頼性を向上
させることができる。
実施形態3と同様に上記欠陥修正装置により、欠陥修正
のための金属有機溶液の硬化及びTFTのゲート電極の
基端部の切断を精度良く行って欠陥修正の信頼性を向上
させることができる。
【0100】なお、上記実施形態では図1に示したよう
なゲートバスライン11の分岐部にTFT39のゲート
電極14を形成した構造のアクティブマトリクス基板1
に本発明を適用したが、TFTがゲートバスラインの上
に形成されたアクティブマトリクス基板についても本発
明は適用可能である。この場合、TFTのドレイン電極
と画素電極との接続部(接続電極で接続されている場合
には接続電極の一部)をレーザ光照射により切断して、
ソースバスラインとゲートバスラインとのショートを防
いでもよい。
なゲートバスライン11の分岐部にTFT39のゲート
電極14を形成した構造のアクティブマトリクス基板1
に本発明を適用したが、TFTがゲートバスラインの上
に形成されたアクティブマトリクス基板についても本発
明は適用可能である。この場合、TFTのドレイン電極
と画素電極との接続部(接続電極で接続されている場合
には接続電極の一部)をレーザ光照射により切断して、
ソースバスラインとゲートバスラインとのショートを防
いでもよい。
【0101】さらに、上記実施形態ではTFT39、ゲ
ートバスライン11及びソースバスライン12を覆う層
間絶縁膜28、29上に画素電極13を形成してゲート
バスライン11及びソースバスライン12と一部重畳さ
せる、所謂POP(Pixel on Passiva
tion)構造のアクティブマトリクス基板1に本発明
を適用したが、本発明はこのような層間絶縁膜28、2
9を設けずにTFTのドレイン電極に画素電極を一部重
畳させ、ゲートバスライン及びソースバスラインで区切
られた領域よりも内側に画素電極を設けた構造のアクテ
ィブマトリクス基板についても適用可能である。
ートバスライン11及びソースバスライン12を覆う層
間絶縁膜28、29上に画素電極13を形成してゲート
バスライン11及びソースバスライン12と一部重畳さ
せる、所謂POP(Pixel on Passiva
tion)構造のアクティブマトリクス基板1に本発明
を適用したが、本発明はこのような層間絶縁膜28、2
9を設けずにTFTのドレイン電極に画素電極を一部重
畳させ、ゲートバスライン及びソースバスラインで区切
られた領域よりも内側に画素電極を設けた構造のアクテ
ィブマトリクス基板についても適用可能である。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による場合
には、冗長構造を設けなくても、対向基板と貼り合わせ
て液晶を注入する前のアクティブマトリクス基板の状態
で精度良く欠陥修正を行うことができる。従って、液晶
に影響を与えることなく画素欠陥の修正を行って、表示
装置の製造歩留りを向上し、大幅なコストダウンを図る
ことができる。
には、冗長構造を設けなくても、対向基板と貼り合わせ
て液晶を注入する前のアクティブマトリクス基板の状態
で精度良く欠陥修正を行うことができる。従って、液晶
に影響を与えることなく画素欠陥の修正を行って、表示
装置の製造歩留りを向上し、大幅なコストダウンを図る
ことができる。
【図1】実施形態1のアクティブマトリクス基板の欠陥
修正方法を説明するための平面図である。
修正方法を説明するための平面図である。
【図2】実施形態1のアクティブマトリクス基板の欠陥
修正方法を説明するための図1のA−A’線部分の断面
図である。
修正方法を説明するための図1のA−A’線部分の断面
図である。
【図3】実施形態1のアクティブマトリクス基板の欠陥
修正方法を説明するための図1のB−B’線部分の断面
図である。
修正方法を説明するための図1のB−B’線部分の断面
図である。
【図4】実施形態1のアクティブマトリクス基板の欠陥
修正方法を説明するための図1のB−B’線部分の断面
図である。
修正方法を説明するための図1のB−B’線部分の断面
図である。
【図5】実施形態1の欠陥修正装置の構成を示す図であ
る。
る。
【図6】実施形態2のアクティブマトリクス基板の欠陥
修正方法を説明するための図1のB−B’線部分の断面
図である。
修正方法を説明するための図1のB−B’線部分の断面
図である。
【図7】実施形態2のアクティブマトリクス基板の欠陥
修正方法を説明するための図1のB−B’線部分の断面
図である。
修正方法を説明するための図1のB−B’線部分の断面
図である。
【図8】実施形態3のアクティブマトリクス基板の製造
方法を説明するための平面図である。
方法を説明するための平面図である。
【図9】実施形態3のアクティブマトリクス基板の製造
方法を説明するための図8のC−C’線部分の断面図で
ある。
方法を説明するための図8のC−C’線部分の断面図で
ある。
【図10】実施形態3のアクティブマトリクス基板の製
造方法を説明するための図8のD−D’線部分の断面図
である。
造方法を説明するための図8のD−D’線部分の断面図
である。
【図11】実施形態3のアクティブマトリクス基板の製
造方法を説明するための図8のC−C’線部分の断面図
である。
造方法を説明するための図8のC−C’線部分の断面図
である。
【図12】実施形態4のアクティブマトリクス基板の製
造方法を説明するための平面図である。
造方法を説明するための平面図である。
【図13】実施形態4のアクティブマトリクス基板の製
造方法を説明するための図8のE−E’線部分の断面図
である。
造方法を説明するための図8のE−E’線部分の断面図
である。
【図14】実施形態4のアクティブマトリクス基板の製
造方法を説明するための図8のE−E’線部分の断面図
である。
造方法を説明するための図8のE−E’線部分の断面図
である。
【図15】従来の表示装置の欠陥修正方法を説明するた
めの平面図である。
めの平面図である。
【図16】従来の表示装置の欠陥修正方法を説明するた
めの図15のF−F’線部分の断面図である。
めの図15のF−F’線部分の断面図である。
【図17】従来の表示装置の欠陥修正方法を説明するた
めの図15のG−G’線部分の断面図である。
めの図15のG−G’線部分の断面図である。
【図18】従来の他の表示装置の欠陥修正方法を説明す
るための平面図である。
るための平面図である。
1 アクティブマトリクス基板 11 ゲートバスライン 12 ソースバスライン 13 画素電極 14 ゲート電極 15、16 金属層 17a 接続電極 17b 付加容量電極 17c 透明導電膜 18 コンタクトホール 19 付加容量バスライン 26 透明絶縁性基板 27 ゲート絶縁膜 28、29 層間絶縁膜 30 絶縁膜 34 ソース電極 35 ドレイン電極 36 チャンネル保護膜 37 金属有機溶液 38 層間絶縁膜の除去部分 39 TFT 40 半導体層 41 TFTのゲート電極の基端部
Claims (17)
- 【請求項1】 互いに交差する複数の走査配線及び複数
の信号配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、
該走査配線に入力される走査信号によりオン・オフされ
るスイッチング素子と、該信号配線に入力される信号電
圧が該スイッチング素子を介して供給される画素電極と
を有するアクティブマトリクス基板の点欠陥を修正する
方法であって、 該信号配線を覆う絶縁膜の所定の部分を除去して該信号
配線の一部を露出させ、点欠陥画素の画素電極とそれに
信号電圧を供給する信号配線の露出部分とにわたって金
属有機溶液を塗布して加熱することにより、点欠陥画素
の画素電極と該当する信号配線とを接続する導電性膜を
形成するアクティブマトリクス基板の欠陥修正方法。 - 【請求項2】 前記絶縁膜の所定の部分をエッチングに
より除去して、各画素毎に信号配線の一部を露出させる
請求項1に記載のアクティブマトリクス基板の欠陥修正
方法。 - 【請求項3】 前記絶縁膜の所定の部分をYAGレーザ
を用いてトリミングして、点欠陥画素に信号電圧を供給
する信号配線の一部を露出させる請求項1に記載のアク
ティブマトリクス基板の欠陥修正方法。 - 【請求項4】 前記金属有機溶液の加熱を、基板全体の
加熱、又はレーザによる局所加熱により行う請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載のアクティブマトリクス基
板の欠陥修正方法。 - 【請求項5】 前記走査配線及び前記信号配線を一部覆
うように設けられた有機絶縁膜上に前記画素電極が設け
られているアクティブマトリクス基板に対して点欠陥の
修正を行う請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のア
クティブマトリクス基板の欠陥修正方法。 - 【請求項6】 前記金属有機溶液として、金属錯体を含
む溶液、又はAu、Ag、Pd及びAlのうちの少なく
とも一種類の金属微粒子を含む溶液を用いる請求項1乃
至請求項5のいずれかに記載のアクティブマトリクス基
板の欠陥修正方法。 - 【請求項7】 さらに、前記スイッチング素子のゲート
電極と前記走査配線との接続部をレーザ光照射により切
断するか、又は該スイッチング素子のドレイン電極と前
記画素電極との接続部をレーザ光照射により切断する工
程を含む請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のアク
ティブマトリクス基板の欠陥修正方法。 - 【請求項8】 互いに交差する複数の走査配線及び複数
の信号配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、
該走査配線に入力される走査信号によりオン・オフされ
るスイッチング素子と、該信号配線に入力される信号電
圧が該スイッチング素子及びそのドレイン電極に接続さ
れた接続電極を介して供給される画素電極とを有するア
クティブマトリクス基板を製造する方法であって、 該走査配線、該信号配線、該スイッチング素子及び該接
続電極を形成する工程と、 点欠陥画素に信号電圧を供給する信号配線と点欠陥画素
のスイッチング素子のドレイン電極に接続された接続電
極とにわたって金属有機溶液を塗布して加熱することに
より、該当する信号配線と接続電極とを接続する導電性
膜を形成する工程と、 少なくとも該信号配線を覆う絶縁膜及び該画素電極を形
成する工程とを含むアクティブマトリクス基板の製造方
法。 - 【請求項9】 互いに交差する複数の走査配線及び複数
の信号配線と、両配線で区切られた領域毎に設けられ、
該走査配線に入力される走査信号によりオン・オフされ
るスイッチング素子と、該信号配線に入力される信号電
圧が該スイッチング素子を介して供給される画素電極と
を有するアクティブマトリクス基板を製造する方法であ
って、 該走査配線、該信号配線、該スイッチング素子を形成す
る工程と、 点欠陥画素のスイッチング素子のソース電極とドレイン
電極とにわたって金属有機溶液を塗布して加熱すること
により、点欠陥画素のスイッチング素子のソース電極と
ドレイン電極とを接続する導電性膜を形成する工程と、 少なくとも該信号配線を覆う絶縁膜及び該画素電極を形
成する工程とを含むアクティブマトリクス基板の製造方
法。 - 【請求項10】 互いに交差する複数の走査配線及び複
数の信号配線と、両配線で区切られた領域毎に設けら
れ、該走査配線に入力される走査信号によりオン・オフ
されるスイッチング素子と、該信号配線に入力される信
号電圧が該スイッチング素子を介して供給される画素電
極とを有するアクティブマトリクス基板を製造する方法
であって、 該走査配線、該信号配線、該スイッチング素子を形成
し、少なくとも該信号配線を覆う絶縁膜を形成すると共
に該絶縁膜の所定の部分を除去して該信号配線の一部を
露出させる工程と、 該画素電極を形成する工程と、 点欠陥画素の画素電極とそれに信号電圧を供給する信号
配線の露出部分とにわたって金属有機溶液を塗布して加
熱することにより、点欠陥画素の画素電極と該当する信
号配線とを接続する導電性膜を形成する工程とを含むア
クティブマトリクス基板の製造方法。 - 【請求項11】 前記金属有機溶液の加熱を、基板全体
の加熱、又はレーザによる局所加熱により行う請求項8
乃至請求項10のいずれかに記載のアクティブマトリク
ス基板の製造方法。 - 【請求項12】 前記走査配線及び前記信号配線を一部
覆うように有機絶縁膜を形成し、該有機絶縁膜上に前記
画素電極を形成する請求項8乃至請求項11のいずれか
に記載のアクティブマトリクス基板の製造方法。 - 【請求項13】 前記金属有機溶液として、金属錯体を
含む溶液、又はAu、Ag、Pd及びAlのうちの少な
くとも一種類の金属微粒子を含む溶液を用いる請求項8
乃至請求項12のいずれかに記載のアクティブマトリク
ス基板の製造方法。 - 【請求項14】 さらに、前記スイッチング素子のゲー
ト電極と前記走査配線との接続部をレーザ光照射により
切断するか、又は該スイッチング素子のドレイン電極と
前記画素電極との接続部をレーザ光照射により切断する
工程を含む請求項8乃至請求項13のいずれかに記載の
アクティブマトリクス基板の製造方法。 - 【請求項15】 互いに交差する複数の走査配線及び複
数の信号配線と、両配線で区切られた領域毎に設けら
れ、該走査配線に入力される走査信号によりオン・オフ
されるスイッチング素子と、該信号配線に入力される信
号電圧が該スイッチング素子を介して供給される画素電
極とを有するアクティブマトリクス基板の点欠陥を修正
するために用いられる欠陥修正装置であって、 修正基板を搭載するXYステージと、 該ステージ上方部に配置されたレーザ発振器と、 該レーザ発振器から発振されたレーザ光の照射領域を制
御する制御手段と、 該制御手段を通過したレーザ光を拡大又は縮小するため
の集光手段とを少なくとも備え、 該レーザ光の照射パルスに同期して該XYステージを制
御することにより、該レーザ光を直線状又は曲線状に任
意に走査して該修正基板に照射するアクティブマトリク
ス基板の欠陥修正装置。 - 【請求項16】 前記修正基板に導電性材料を含む金属
有機溶液を塗布する塗布手段を備えている請求項15に
記載のアクティブマトリクス基板の欠陥修正装置。 - 【請求項17】 前記レーザ発振器は、基本波である赤
外波、第2高長波及び第4高長波を発振可能である請求
項15又は請求項16に記載のアクティブマトリクス基
板の欠陥修正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24084098A JP2000075319A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | アクティブマトリクス基板の欠陥修正方法、製造方法及び欠陥修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24084098A JP2000075319A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | アクティブマトリクス基板の欠陥修正方法、製造方法及び欠陥修正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000075319A true JP2000075319A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17065493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24084098A Withdrawn JP2000075319A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | アクティブマトリクス基板の欠陥修正方法、製造方法及び欠陥修正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000075319A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030069953A (ko) * | 2003-08-04 | 2003-08-27 | 이시형 | 평판표시소자의 결함수정 장치 |
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JP2010145875A (ja) * | 2008-12-20 | 2010-07-01 | Videocon Global Ltd | 液晶表示装置及びその製造方法 |
WO2011046012A1 (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-21 | シャープ株式会社 | トランジスタ評価装置の製造方法およびトランジスタ評価装置 |
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JP2015200901A (ja) * | 2005-01-31 | 2015-11-12 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置 |
CN111505881A (zh) * | 2013-06-12 | 2020-08-07 | 唯景公司 | 用于改进的电接触的透明导电氧化物(tco)薄膜的预处理 |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP24084098A patent/JP2000075319A/ja not_active Withdrawn
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US11910676B2 (en) | 2005-01-31 | 2024-02-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device |
US10573705B2 (en) | 2005-01-31 | 2020-02-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device with defective pixel correction |
US10700156B2 (en) | 2005-01-31 | 2020-06-30 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device |
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US12072599B2 (en) | 2013-06-12 | 2024-08-27 | View, Inc. | Pretreatment of transparent conductive oxide (TCO) thin films for improved electrical contact |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |