JP2002275301A - 架橋ポリエチレン系連続気泡体の製造方法 - Google Patents
架橋ポリエチレン系連続気泡体の製造方法Info
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Abstract
生物濾過方式の汚水浄化装置に組み込む微生物付着担体
等に好適なポリエチレン系連続気泡体の製造方法を提供
する。 【構成】 ポリエチレン系樹脂に発泡剤及び架橋剤を添
加した発泡性架橋性組成物を気密でない金型中で加熱発
泡させて気泡体を生成させ、次いで機械的変形を加えて
気泡を連通化させる連続気泡体の製造方法において、上
記ポリエチレン系樹脂が、(a)酢酸ビニル含有量15
〜25重量%、メルトフローレート2.0〜3.0g/
10分のエチレン酢酸ビニル共重合体10〜30重量%
と、(b)軟化点(JIS K7206)85〜100
℃、メルトフローレート 0.8〜1.5g/10分の
高圧法低密度ポリエチレン90〜70重量%よりなるこ
とを特徴とする架橋ポリエチレン系連続気泡体の製造方
法。
Description
生物濾過方式の微生物付着担体として汚水処理に好適に
用いれる架橋ポリエチレン系連続気泡体の製造方法に関
するものである。
性、断熱性、吸音性等に優れているので、エアコン内の
断熱材、自動車のドアミラー内の吸音材、バクテリアの
担体、塗布材等の各種用途に広く利用されている。架橋
ポリオレフィン連続気泡体の製造方法としては、 (1) 密閉金型中で発泡性架橋性組成物中の発泡剤と
架橋剤を部分的に分解させ、常圧下で残存する発泡剤と
架橋剤を分解させて独立気泡体を得、次いで得られた独
立気泡体を圧縮して独立気泡を破壊する方法が提案され
ていた(特公昭59−23545号及び特開昭56−1
46732号公報参照)。 (2) 本出願人は、発泡性架橋性組成物を所望の形状
に加熱整形した後、常圧下にて加熱して架橋剤及び発泡
剤を同時進行的に分解させて気泡体を生成させ、次いで
機械的変形を加えて気泡を連通化させる方法を開発した
(特公昭62−19294号公報、特公平1−4449
9号公報)。 (3) 無架橋のポリオレフィン系樹脂連続気泡体の製
造方法としては、ポリオレフィン系樹脂に、エチレンー
メタクリル酸共重合体及び核形成剤、収縮防止剤等から
なるポリオレフィン系樹脂組成物を加熱して軟化、また
は溶融発泡させた後、揮発性発泡剤を供給混合して得ら
れる組成物を低圧域に開放する方法(特開平10−27
9724号公報参照)が提案されている。しかしなが
ら、前記(1)及び(2)の方法により得られる連続気
泡体は、エチレン酢酸ビニル共重合体を基材とする場合
は、柔軟性に優れるが、耐熱性に劣り、低密度ポリエチ
レンを基材とする場合は、耐熱性に優れるが、柔軟性に
劣ることが欠点であった。 (4) 上記問題点を解消する為に、酢酸ビニル含有量
12〜19重量%のエチレン酢酸ビニル共重合体60〜
75重量%と、ピカット軟化点103〜108℃の低密
度ポリエチレンをブレンドし、架橋剤及び発泡剤を含む
樹脂組成物を1次金型に充填し、加圧下、所定温度に加
熱した後、除圧し、1次膨張させ、生成した1次発泡体
を上記1次型から取り出す工程、該1次発泡体を2次型
内に配置し、常圧下、加熱し、2次膨張させて、生成し
た2次発泡体を上記2次型から取り出す工程、該2次発泡
体を圧縮し、連泡化する工程、からなる連泡性ポリオレ
フィン発泡体の製造方法が提案されている(特開平9−
267349号公報参照)。
は、樹脂の軟化点が高い為、1次金型に仕込む前のコン
パウンドが冷え易く、その結果、発泡体に割れが生じ易
いし、1次膨張させている為架橋が進み、連泡化し難
い。更に、エチレン酢酸ビニル共重合体の部数が多い
為、耐摩耗性に劣ることが欠点であった。本発明は、上
記従来技術の問題点を解決するものであり、特定のEV
Aと特定の高圧法低密度ポリエチレンとの特定割合の混
合物を基材とすることにより、耐熱性、回復性に優れる
架橋ポリオレフィン連続気泡体の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
ィン連続気泡体の製造方法は、ポリエチレン系樹脂に発
泡剤及び架橋剤を添加した発泡性架橋性組成物を気密で
ない金型中で加熱発泡させて気泡体を生成させ、次いで
機械的変形を加えて気泡を連通化させる連続気泡体の製
造方法において、上記ポリエチレン系樹脂が、(a)酢
酸ビニル含有量15〜25重量%、メルトフローレート
2.0〜3.0g/10分のエチレン酢酸ビニル共重合
体10〜30重量%と、(b)軟化点(JIS K72
06)85〜100℃、メルトフローレート 0.8〜
1.5g/10分の高圧法低密度ポリエチレン90〜7
0重量%よりなることを特徴とする架橋ポリエチレン系
連続気泡体の製造方法。本発明において、酢酸ビニル含
有量が15重量%未満の場合、連続気泡体が柔軟性に劣
り、25重量%を超える場合、連続気泡体が耐熱性に劣
る。エチレン酢酸ビニル共重合体のメルトフローレート
が2.0g/10分未満の場合、樹脂の流れが悪くて発
泡に支障をきたし、3.0g/10分を超えると、連続
気泡体の耐熱性が不足する。エチレン酢酸ビニル共重合
体が10重量%未満の場合、連続気泡体の柔軟性が不足
し、30重量%を超える場合、連続気泡体の耐摩耗性、
耐熱性が不足する。本発明において、高圧法低密度ポリ
エチレンの軟化点(JIS K7206)が85℃未満
の場合、連続気泡体の耐熱性が不足し、100℃を超え
る場合、エチレン酢酸ビニル共重合体とブレンドし難く
なる。高圧法低密度ポリエチレンのメルトフローレート
が0.8g/10分未満の場合、樹脂の流れが悪く、
1.5g/10分を超えると、連続気泡体の耐熱性が不
足する。高圧法低密度ポリエチレンが90重量%を超え
る場合、連続気泡体の柔軟性が劣り、70重量%未満の
場合、連続気泡体の耐熱性が劣る。本発明は、本発明に
おいて使用する基材樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合体
+高圧法低密度ポリエチレン)中の酢酸ビニル含有量%
が、エチレン酢酸ビニル共重合体単独の酢酸ビニル含有
量%と同等である場合、本発明において製造される連続
気泡体の方が耐摩耗性、耐熱性に優れ、生物濾過方式の
微生物付着担体として長期間好適に使用出来るという到
底予想できない作用効果に着目したものである。
製造方法について、その好適な態様を具体的に説明す
る。まず、上記エチレン酢酸ビニル共重合体と高圧法低
密度ポリエチレンを混合した基材樹脂に発泡剤、架橋
剤、及び必要に応じて発泡助剤、充填剤、顔料等を添加
し、これを加熱したミキシングロール、加圧式ニーダ
ー、押出機等によって練和する。本発明において使用す
る発泡剤としては、上記の基材樹脂の流動開始温度以上
の分解温度を有するものを使用することができる。例え
ば、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレン
テトラミン等が挙げられる。また、本発明においては、
発泡剤の分解温度を下げる為に、酸化亜鉛、酸化鉛等の
金属酸化物、尿素を主成分とする化合物、低級若しくは
高級脂肪酸又は低級若しくは高級脂肪酸の金属塩等の発
泡助剤などを添加することもできる。本発明において使
用する架橋剤としては、ジクミルパーオキサイドの他、
2,5−ジメチルー2,5−ジターシャリーブチルパー
オキシヘキサン、2,3,5−ジメチルー2,5−ジタ
ーシャリーブチルパーオキシヘキサン、α、α―ジター
シャリーブチルパーオキシジイソプロピルベンゼン等を
使用することができる。また、架橋状態は、架橋剤の添
加量によっても調整することができるが、これは樹脂の
種類によって変化する為、適宜、添加量を調整する必要
がある。本発明においては、使用する組成物の物性の改
良あるいは価格の低下を目的として、架橋結合に著しい
悪影響を与えない(充填剤)、例えば酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ケイ素
等の金属酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等
の炭酸塩、あるいはパルプ等の繊維物質、または各種染
料、顔料並びに蛍光物質、その他常用のゴム配合剤等を
必要に応じて添加することができる。上記のように練和
して得られた発泡性架橋性組成物を金型に仕込み、プレ
スにて加圧下で樹脂及び架橋剤の種類に応じて110〜
155℃、好ましくは115〜140℃に加熱して整形
する。この加熱整形工程において、発泡性架橋性組成物
をゲル分率ゼロの状態に維持して整形することが、連続
気泡率100%に近い連続気泡体を得る条件である。
尚、この整形工程において、非常に微量の発泡剤が初期
分解を生じ、整形品を金型から取り出した場合に2倍程
度まで膨張しうるが、これは発泡という概念からは程遠
く、本発明にとって何ら差し支えない。上記のようにし
て整形された発泡性架橋性組成物は、次いで、常圧下に
て加熱することによって、架橋剤及び発泡剤の分解を同
時進行的に行なわしめられる。この発泡・架橋工程は、
例えば整形されたポリエチレン系樹脂組成物を所望の断
面形状、寸法を有する気密でない、即ち密閉されていな
い金型中に入れ、該金型の金属板を外部から加熱するこ
とによって上記組成物を間接的に加熱せしめる。間接的
に加熱せしめる方法としては、例えば、金属板外表面に
ヒーターを密着させて加熱するか、あるいは金属板に熱
媒の流路を設け、ジャケット方式で蒸気、加熱オイル等
によって加熱する方法がある。あるいは、整形されたポ
リオレフィン樹脂組成物を気密でない開閉式の金型に入
れ、ローゼ合金、ウッド合金等を用いるメタルバスやオ
イルバス中、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、亜硝酸カ
リウム等の1種又は2種以上の溶融塩を用いる塩浴中、
もしくは窒素気流中で、あるいは伸張(ないし拡張)可
能な鉄板等により覆われた状態で直接加熱せしめる。所
定時間加熱した後、冷却して気泡体を得る。加熱温度
は、使用する樹脂の種類に応じて140〜210℃、好
ましくは150℃〜190℃の範囲に設定する。加熱時間
は、好ましくは30〜150分、さらに好ましくは50〜
120分である。このようにして、機械的変形を付与す
ることによって容易に破壊しうる気泡膜を有し、かつ従
来の気泡体と同程度の架橋度(ゲル分率95%程度ま
で)を有する気泡体が得られる。以上のようにして得ら
れた気泡体(いわゆる独立気泡体)は、次いで例えば等
速二本ロール等により圧縮変形を加えることによって気
泡膜は破壊され、気泡が連通化されて連続気泡体が得ら
れる。等速二本ロールの表面に無数の小さい針を設ける
か、又は等速二本ロールの前及び/又は後に無数の小さ
い針を設けたロールを配置して、該気泡体の表面に無数
の小孔を開けることによって、気泡の連通化を促進させ
ることができる。この方法によって得られる連続気泡体
は、ASTM−D2856に準拠した空気比較式比重計
1000型(東京サイエンス(株)製)を用いて測定し
た連続気泡率100%又は100%に近いものである。
本発明の方法によって得られる連続気泡体表面の架橋度
を高くし、耐熱性を5〜10℃向上させることができ
る。電子線照射の条件は、例えば、室温で変圧器整流型
電子線加速器により、800Kev,6mA,2.1x
106rad/秒の電子線を10Mrad照射する。
説明するが、本発明は下記実施例により何等限定される
ものではない。 実施例1 エチレン酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量20重
量%、メルトフローレート2.5g/10分)20重量
部と高圧法低密度ポリエチレン(軟化点(JIS K
7206)91℃、メルトフローレート1.1g/10
分、密度0.920g/cm3)80重量部よりなる混
合樹脂100重量部に、アゾジカルボンアミド7.5重
量部、活性亜鉛華0.035重量部、ステアリン酸亜鉛
0.035重量部、ジクミルパーオキサイド0.7重量
部からなる樹脂組成物を85℃のミキシングロールにて
練和し、125℃に加熱されたプレス内の金型(400
x200x40mm)に上記練和物を充填し、60分間
加圧下で加熱し、発泡性架橋性シートを整形した。該発
泡性架橋性シートのゲル分率0であった。次いで、得ら
れた発泡性架橋性シートを既に155℃に加熱されてい
る気密でない開閉式の金型(1000x500x100
mm)に入れ、ジャケット方式により155℃の蒸気で
150分間加熱し、冷却後取出し、発泡体を得た。得ら
れた発泡体をロール間隔20mmに設定した等速二本ロ
ールの間を5回通過させて気泡膜を破壊させ、気泡の連
通化を行った。得られた連続気泡体は、見掛け密度0.
056g/cm3,連続気泡率100%、耐熱性、圧縮
後の回復性、耐摩耗性に優れて、生物濾過方式の汚水浄
化装置に組み込む微生物付着担体として好適であった。 比較例1 実施例1において、エチレン酢酸ビニル共重合体を50
重量%、高圧法低密度ポリエチレンを50重量%に変え
た以外は、実施例1と同じ配合及び同じ条件で連続気泡
体を得た。得られた連続気泡体は、実施例1と同じみか
け密度であったが、耐摩耗性に劣り、生物濾過方式の汚
水浄化装置に組み込む微生物付着担体として不適切であ
った。 比較例2 実施例1において、エチレン酢酸ビニル共重合体を5重
量%、高圧法低密度ポリエチレンを95重量%に変えた
以外は、実施例1と同じ配合及び同じ方法で連続気泡体
を得た。得られた連続気泡体は、実施例1と同じみかけ
密度であったが、柔軟性に劣り、生物濾過方式の汚水浄
化装置に組み込む微生物付着担体として不適切であっ
た。
チレン酢酸ビニル共重合体と特定の高圧法低密度ポリエ
チレンとを特定の割合でブレンドして連続気泡体を製造
することにより、耐熱性が高く、かつ耐摩耗性、圧縮後
の回復性、弾力性に優れる連続気泡体が得られる。得ら
れる連続気泡体は、生物濾過方式の汚水浄化装置に組み
込む微生物付着担体等に好適である。
生物濾過方式の微生物付着担体として汚水処理に好適に
用いれる架橋ポリエチレン系連続気泡体の製造方法に関
するものである。
性、断熱性、吸音性等に優れているので、エアコン内の
断熱材、自動車のドアミラー内の吸音材、バクテリアの
担体、塗布材等の各種用途に広く利用されている。
としては、 (1)密閉金型中で発泡性架橋性組成物中の発泡剤と架
橋剤を部分的に分解させ、常圧下で残存する発泡剤と架
橋剤を分解させて独立気泡体を得、次いで得られた独立
気泡体を圧縮して独立気泡を破壊する方法が提案されて
いた(特公昭59−23545号及び特開昭56−14
6732号公報参照)。 (2) 本出願人は、発泡性架橋性組成物を所望の形状
に加熱整形した後、常圧下にて加熱して架橋剤及び発泡
剤を同時進行的に分解させて気泡体を生成させ、次いで
機械的変形を加えて気泡を連通化させる方法を開発した
(特公昭62−19294号公報、特公平1−4449
9号公報)。 (3) 無架橋のポリオレフィン系樹脂連続気泡体の製
造方法としては、ポリオレフィン系樹脂に、エチレンー
メタクリル酸共重合体及び核形成剤、収縮防止剤等から
なるポリオレフィン系樹脂組成物を加熱して軟化、また
は溶融発泡させた後、揮発性発泡剤を供給混合して得ら
れる組成物を低圧域に開放する方法(特開平10−27
9724号公報参照)が提案されている。
法により得られる連続気泡体は、エチレン酢酸ビニル共
重合体を基材とする場合は、柔軟性に優れるが、耐熱性
に劣り、低密度ポリエチレンを基材とする場合は、耐熱
性に優れるが、柔軟性に劣ることが欠点であった。
ビニル含有量12〜19重量%のエチレン酢酸ビニル共
重合体60〜75重量%と、ピカット軟化点103〜1
08℃の低密度ポリエチレンをブレンドし、架橋剤及び
発泡剤を含む樹脂組成物を1次金型に充填し、加圧下、
所定温度に加熱した後、除圧し、1次膨張させ、生成し
た1次発泡体を上記1次型から取り出す工程、該1次発
泡体を2次型内に配置し、常圧下、加熱し、2次膨張さ
せて、生成した2次発泡体を上記2次型から取り出す工
程、該2次発泡体を圧縮し、連泡化する工程、からなる
連泡性ポリオレフィン発泡体の製造方法が提案されてい
る(特開平9−267349号公報参照)。
は、樹脂の軟化点が高い為、1次金型に仕込む前のコン
パウンドが冷え易く、その結果、発泡体に割れが生じ易
いし、1次膨張させている為架橋が進み、連泡化し難
い。更に、エチレン酢酸ビニル共重合体の部数が多い
為、耐摩耗性に劣ることが欠点であった。
るものであり、特定のEVAと特定の高圧法低密度ポリ
エチレンとの特定割合の混合物を基材とすることによ
り、耐熱性、回復性に優れる架橋ポリオレフィン連続気
泡体の製造方法を提供することを目的とする。
ィン連続気泡体の製造方法は、ポリエチレン系樹脂に発
泡剤及び架橋剤を添加した発泡性架橋性組成物を気密で
ない金型中で加熱発泡させて気泡体を生成させ、次いで
機械的変形を加えて気泡を連通化させる連続気泡体の製
造方法において、上記ポリエチレン系樹脂が、(a)酢
酸ビニル含有量15〜25重量%、メルトフローレート
2.0〜3.0g/10分のエチレン酢酸ビニル共重合
体10〜30重量%と、(b)軟化点(JIS K72
06)85〜100℃、メルトフローレート 0.8〜
1.5g/10分の高圧法低密度ポリエチレン90〜7
0重量%よりなることを特徴とする架橋ポリエチレン系
連続気泡体の製造方法。
重量%未満の場合、連続気泡体が柔軟性に劣り、25重
量%を超える場合、連続気泡体が耐熱性に劣る。エチレ
ン酢酸ビニル共重合体のメルトフローレートが2.0g
/10分未満の場合、樹脂の流れが悪くて発泡に支障を
きたし、3.0g/10分を超えると、連続気泡体の耐
熱性が不足する。エチレン酢酸ビニル共重合体が10重
量%未満の場合、連続気泡体の柔軟性が不足し、30重
量%を超える場合、連続気泡体の耐摩耗性、耐熱性が不
足する。
ンの軟化点(JIS K7206)が85℃未満の場
合、連続気泡体の耐熱性が不足し、100℃を超える場
合、エチレン酢酸ビニル共重合体とブレンドし難くな
る。高圧法低密度ポリエチレンのメルトフローレートが
0.8g/10分未満の場合、樹脂の流れが悪く、1.
5g/10分を超えると、連続気泡体の耐熱性が不足す
る。高圧法低密度ポリエチレンが90重量%を超える場
合、連続気泡体の柔軟性が劣り、70重量%未満の場
合、連続気泡体の耐熱性が劣る。
脂(エチレン酢酸ビニル共重合体+高圧法低密度ポリエ
チレン)中の酢酸ビニル含有量%が、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体単独の酢酸ビニル含有量%と同等である場
合、本発明において製造される連続気泡体の方が耐摩耗
性、耐熱性に優れ、生物濾過方式の微生物付着担体とし
て長期間好適に使用出来るという到底予想できない作用
効果に着目したものである。
製造方法について、その好適な態様を具体的に説明す
る。
高圧法低密度ポリエチレンを混合した基材樹脂に発泡
剤、架橋剤、及び必要に応じて発泡助剤、充填剤、顔料
等を添加し、これを加熱したミキシングロール、加圧式
ニーダー、押出機等によって練和する。
上記の基材樹脂の流動開始温度以上の分解温度を有する
ものを使用することができる。例えば、アゾジカルボン
アミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン等が挙げ
られる。また、本発明においては、発泡剤の分解温度を
下げる為に、酸化亜鉛、酸化鉛等の金属酸化物、尿素を
主成分とする化合物、低級若しくは高級脂肪酸又は低級
若しくは高級脂肪酸の金属塩等の発泡助剤などを添加す
ることもできる。
ジクミルパーオキサイドの他、2,5−ジメチルー2,
5−ジターシャリーブチルパーオキシヘキサン、2,
3,5−ジメチルー2,5−ジターシャリーブチルパー
オキシヘキサン、α、α―ジターシャリーブチルパーオ
キシジイソプロピルベンゼン等を使用することができ
る。また、架橋状態は、架橋剤の添加量によっても調整
することができるが、これは樹脂の種類によって変化す
る為、適宜、添加量を調整する必要がある。
の改良あるいは価格の低下を目的として、架橋結合に著
しい悪影響を与えない(充填剤)、例えば酸化亜鉛、酸
化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ケ
イ素等の金属酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウ
ム等の炭酸塩、あるいはパルプ等の繊維物質、または各
種染料、顔料並びに蛍光物質、その他常用のゴム配合剤
等を必要に応じて添加することができる。
性組成物を金型に仕込み、プレスにて加圧下で樹脂及び
架橋剤の種類に応じて110〜155℃、好ましくは1
15〜140℃に加熱して整形する。この加熱整形工程
において、発泡性架橋性組成物をゲル分率ゼロの状態に
維持して整形することが、連続気泡率100%に近い連
続気泡体を得る条件である。尚、この整形工程におい
て、非常に微量の発泡剤が初期分解を生じ、整形品を金
型から取り出した場合に2倍程度まで膨張しうるが、こ
れは発泡という概念からは程遠く、本発明にとって何ら
差し支えない。
組成物は、次いで、常圧下にて加熱することによって、
架橋剤及び発泡剤の分解を同時進行的に行なわしめられ
る。この発泡・架橋工程は、例えば整形されたポリエチ
レン系樹脂組成物を所望の断面形状、寸法を有する気密
でない、即ち密閉されていない金型中に入れ、該金型の
金属板を外部から加熱することによって上記組成物を間
接的に加熱せしめる。間接的に加熱せしめる方法として
は、例えば、金属板外表面にヒーターを密着させて加熱
するか、あるいは金属板に熱媒の流路を設け、ジャケッ
ト方式で蒸気、加熱オイル等によって加熱する方法があ
る。あるいは、整形されたポリオレフィン樹脂組成物を
気密でない開閉式の金型に入れ、ローゼ合金、ウッド合
金等を用いるメタルバスやオイルバス中、硝酸ナトリウ
ム、硝酸カリウム、亜硝酸カリウム等の1種又は2種以
上の溶融塩を用いる塩浴中、もしくは窒素気流中で、あ
るいは伸張(ないし拡張)可能な鉄板等により覆われた
状態で直接加熱せしめる。所定時間加熱した後、冷却し
て気泡体を得る。
140〜210℃、好ましくは150℃〜190℃の範囲
に設定する。加熱時間は、好ましくは30〜150分、
さらに好ましくは50〜120分である。このようにし
て、機械的変形を付与することによって容易に破壊しう
る気泡膜を有し、かつ従来の気泡体と同程度の架橋度
(ゲル分率95%程度まで)を有する気泡体が得られ
る。
る独立気泡体)は、次いで例えば等速二本ロール等によ
り圧縮変形を加えることによって気泡膜は破壊され、気
泡が連通化されて連続気泡体が得られる。等速二本ロー
ルの表面に無数の小さい針を設けるか、又は等速二本ロ
ールの前及び/又は後に無数の小さい針を設けたロール
を配置して、該気泡体の表面に無数の小孔を開けること
によって、気泡の連通化を促進させることができる。
ASTM−D2856に準拠した空気比較式比重計10
00型(東京サイエンス(株)製)を用いて測定した連
続気泡率100%又は100%に近いものである。
表面の架橋度を高くし、耐熱性を5〜10℃向上させる
ことができる。電子線照射の条件は、例えば、室温で変
圧器整流型電子線加速器により、800Kev,6m
A,2.1x106rad/秒の電子線を10Mrad
照射する。
説明するが、本発明は下記実施例により何等限定される
ものではない。
量%、メルトフローレート2.5g/10分)20重量
部と高圧法低密度ポリエチレン(軟化点(JIS K
7206)91℃、メルトフローレート1.1g/10
分、密度0.920g/cm3)80重量部よりなる混
合樹脂100重量部に、アゾジカルボンアミド7.5重
量部、活性亜鉛華0.035重量部、ステアリン酸亜鉛
0.035重量部、ジクミルパーオキサイド0.7重量
部からなる樹脂組成物を85℃のミキシングロールにて
練和し、125℃に加熱されたプレス内の金型(400
x200x40mm)に上記練和物を充填し、60分間
加圧下で加熱し、発泡性架橋性シートを整形した。該発
泡性架橋性シートのゲル分率0であった。次いで、得ら
れた発泡性架橋性シートを既に155℃に加熱されてい
る気密でない開閉式の金型(1000x500x100
mm)に入れ、ジャケット方式により155℃の蒸気で
150分間加熱し、冷却後取出し、発泡体を得た。
定した等速二本ロールの間を5回通過させて気泡膜を破
壊させ、気泡の連通化を行った。得られた連続気泡体
は、見掛け密度0.056g/cm3,連続気泡率10
0%、耐熱性、圧縮後の回復性、耐摩耗性に優れて、生
物濾過方式の汚水浄化装置に組み込む微生物付着担体と
して好適であった。
重量%、高圧法低密度ポリエチレンを50重量%に変え
た以外は、実施例1と同じ配合及び同じ条件で連続気泡
体を得た。
かけ密度であったが、耐摩耗性に劣り、生物濾過方式の
汚水浄化装置に組み込む微生物付着担体として不適切で
あった。
量%、高圧法低密度ポリエチレンを95重量%に変えた
以外は、実施例1と同じ配合及び同じ方法で連続気泡体
を得た。
かけ密度であったが、柔軟性に劣り、生物濾過方式の汚
水浄化装置に組み込む微生物付着担体として不適切であ
った。
チレン酢酸ビニル共重合体と特定の高圧法低密度ポリエ
チレンとを特定の割合でブレンドして連続気泡体を製造
することにより、耐熱性が高く、かつ耐摩耗性、圧縮後
の回復性、弾力性に優れる連続気泡体が得られる。得ら
れる連続気泡体は、生物濾過方式の汚水浄化装置に組み
込む微生物付着担体等に好適である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエチレン系樹脂に発泡剤及び架橋剤
を添加した発泡性架橋性組成物を気密でない金型中で加
熱発泡させて気泡体を生成させ、次いで機械的変形を加
えて気泡を連通化させる連続気泡体の製造方法におい
て、上記ポリエチレン系樹脂が、(a)酢酸ビニル含有
量15〜25重量%、メルトフローレート2.0〜3.
0g/10分のエチレン酢酸ビニル共重合体10〜30
重量%と、(b)軟化点(JIS K7206)85〜
100℃、メルトフローレート0.8〜1.5g/10
分の高圧法低密度ポリエチレン90〜70重量%よりな
ることを特徴とする架橋ポリエチレン系連続気泡体の製
造方法。 - 【請求項2】 生物濾過方式の汚水浄化装置に組み込み
微生物付着担体として使用する請求項1記載の架橋ポリ
エチレン系連続気泡体の製造方法。
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JP2001080709A JP2002275301A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 架橋ポリエチレン系連続気泡体の製造方法 |
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