JP2002275244A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物Info
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- JP2002275244A JP2002275244A JP2001078184A JP2001078184A JP2002275244A JP 2002275244 A JP2002275244 A JP 2002275244A JP 2001078184 A JP2001078184 A JP 2001078184A JP 2001078184 A JP2001078184 A JP 2001078184A JP 2002275244 A JP2002275244 A JP 2002275244A
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Abstract
て優れた難燃効果を発現させると共に、電気積層板の耐
湿性および密着性に優れるエポキシ樹脂組成物を提供す
ること。 【解決手段】 アルキルホスフィン酸、および/
または、アルキルホスホン酸から誘導されるリン含有エ
ポキシ樹脂(A)、フェノール骨格とトリアジン骨格と
を有する化合物(B)を必須成分とすることを特徴とす
るエポキシ樹脂組成物。
Description
難燃性組成物として有用な難燃エポキシ樹脂組成物に関
し、具体的には、ハロゲンフリー難燃組成物として、積
層部品材料、半導体封止材料、電気絶縁材料、繊維強化
複合材料、塗装材料、成型材料、接着剤材料などに有用
であり、特に積層板(プリント配線板)として難燃効果の
みならず、密着性、耐熱性および耐湿性に優れた積層板
を提供し得るエポキシ樹脂組成物に関する。
気特性(絶縁性)ゆえに電気電子材料部品を中心に幅広
く使用されている。
シ積層板やIC封止材に代表される様に高い難燃性(U
L−94:V−0)が求められる為、通常ハロゲン化さ
れたエポキシ樹脂が用いられている。例えば、ガラスエ
ポキシ積層板では、難燃化されたFR−4グレードとし
て、一般に臭素で置換されたエポキシ樹脂を主成分と
し、これに種々のエポキシ樹脂を混合したエポキシ樹脂
と、エポキシ樹脂硬化剤とを配合して用いられている。
キシ樹脂の使用は、近年のダイオキシンに代表される環
境問題の一因となっている他、高温環境下でのハロゲン
の解離による電気的な長期信頼性への悪影響などから、
ハロゲンの使用量を低減するか、ハロゲンに代替えでき
る他の化合物を使用した難燃剤、あるいは他の難燃処方
が強く求められている。
る技術として、例えばリン酸エステル系化合物などを添
加系難燃剤として使用する技術が種々検討されている
が、このような技術はいずれも成形品の耐熱性や耐水性
の低下、更にとりわけ電気積層板用途における密着性を
低下させるものであった。そこで、リン系化合物を使用
しながらも、成形品の耐熱性、耐水性等を改善したもの
として、たとえば、特開平11−60689号公報およ
び特開平11−279258号公報には、エポキシ樹脂
に特定のリン化合物を反応させて、成形品の耐熱性や耐
湿性の改善を図った技術が開示されている。
11−60680号公報の発明は、リンの含有率が少な
いジフェニルホスフィン酸またはフェニルホスホン酸を
用いるため、エポキシ樹脂に難燃性を付与するためには
リン化合物を多量に用いなければならず、耐湿性の改善
効果が十分ではなかった。また、特開平11−2792
58号公報の発明は、難燃性と耐熱性を付与するため多
官能のノボラック型エポキシ樹脂と2官能のリン化合物
との反応による多官能型のエポキシ樹脂を用いるため、
耐熱性には優れるものの、架橋密度が高くなり、電気積
層板に用途において、マトリックス樹脂と銅箔および基
材間の密着性に劣るものであった。
ロゲン難燃処方として極めて優れた難燃効果を発現させ
ると共に、電気積層板の耐湿性および密着性に優れるエ
ポキシ樹脂組成物を提供することにある。
を解決すべく鋭意検討した結果、アルキルホスフィン
酸、および/または、アルキルホスホン酸から誘導され
るリン含有エポキシ樹脂(A)、フェノール骨格とトリ
アジン骨格とを有する化合物(B)を用いることによ
り、ハロゲンフリーの難燃処方として極めて優れた難燃
効果を発現すると共に、電気積層板用途において極めて
優れた耐湿性および密着性を発現することを見いだし、
本発明を完成するに至った。
よび/または、アルキルホスホン酸から誘導されるリン
含有エポキシ樹脂(A)、フェノール骨格とトリアジン
骨格とを有する化合物(B)を必須成分とすることを特
徴とするエポキシ樹脂組成物を提供する。
ン酸、および/または、アルキルホスホン酸から誘導さ
れるリン含有エポキシ樹脂(A)〔以下、リン含有エポ
キシ樹脂(A)と記す。〕は、アルキルホスフィン酸、
および/または、アルキルホスホン酸から誘導されるエ
ポキシ樹脂であり、このエポキシ樹脂(A)と硬化剤と
して化合物(B)を用いた場合、相乗的な効果によって
難燃性が飛躍的に高まる他、マトリックス樹脂と銅箔お
よび基材間の密着性が改善される。
(A)を得る方法は、特に制限されるものではないが、
例えば、エポキシ樹脂(a1)とアルキルホスフィン
酸(a2)および/またはアルキルホスホン酸(a3)
とを反応させる方法、エピクロルヒドリンとアルキル
ホスフィン酸(a2)および/またはアルキルホスホン
酸(a3)とを反応させる方法等が挙げられる。の場
合、具体的には20℃〜200℃の温度で撹拌混合する
ことで得ることができる。この場合、有機溶剤や触媒を
用いてもかまわない。またの場合、NaOH水溶液等
用いる公知慣例の方法で行ってもよいが、リン化合物の
加水分解が防止できることから、非水系で反応させるこ
とが好ましい。
るものではないが、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等のアルカリ金属水酸化物、トリエチルアミ
ン、ベンジルジメチルアミン等の第三級アミン、テトラ
メチルアンモニウムクロライド等の第4級アンモニウム
塩、イミダゾール化合物、トリフェニルホスフィン等が
挙げられる。
和、水洗して塩類などの不純物を除去する。ただし触媒
にアミン類を使用した場合にはこの工程は必要ない。
ノール類、溶媒等を常圧蒸留、真空蒸留等の常法にした
がって除去する。この時、本発明の樹脂の特徴である未
反応のアルデヒド類とメチロール基を実質的に含まない
樹脂を得るためには120℃以上の加熱処理を必要とす
る。120℃以下の加熱処理ではメチロール基を実質的
に消失させることは困難である。また120℃以上の温
度であれば充分に時間をかけることによりメチロール基
を消失させることができるが、効率的に消失させるには
より高い温度、好ましくは150℃以上の加熱処理を行
うことが好ましい。この時高温においてはノボラック型
フェノール樹脂を得るときの常法にしたがい、加熱とと
もに蒸留することが好ましい。またこの時同時に未反応
一官能性のフェノール単量体類を3重量%以下にするこ
とが好ましい。
存在下で行うことができる。この際、使用し得る有機溶
剤としては、特に制限がないが、例えば、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノ
ール、メトキシプロパノール、メチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブ、エチルカルビトール、酢酸エチル、キシ
レン、トルエン、シクロヘキサノン、またはN,N−ジ
メチルホルムアミド等が好ましい。
れないが、本発明がハロゲンフリーであっても優れた難
然効果を発現することからハロゲン原子非含有のエポキ
シ樹脂が好ましい。ここで、ハロゲン原子非含有のエポ
キシ樹脂とは、エポキシ樹脂を製造する際、エピクロロ
ヒドリンと反応させる原料フェノール樹脂中にハロゲン
原子が含まれていないか或いはハロゲン原子で実質的に
変性されていないエポキシ樹脂である。即ち、通常のエ
ピクロルヒドリンの使用により混入される塩素分は含ん
でいてもよく、具体的にはハロゲン原子量5000pp
m以下であることが好ましい。
例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ
樹脂、テトラメチルビスフェノールA型エポキシ樹脂、
ビスフェノールS型エポキシ樹脂等のビスフェノール型
エポキシ樹脂;レゾルシノールジグリシジルエーテル、
ジメチルビスフェノールCジグリシジルエーテル等のそ
の他の2官能型エポキシ樹脂;1,6−ジヒドロキシナ
フタレンのジグリシジルエーテル、1,6−ジグリシジ
ルオキシナフタレン型エポキシ樹脂、1−(2,7−ジ
グリシジルオキシナフチル)−1−(2−グリシジルオ
キシナフチル)メタン、1,1−ビス(2,7−ジグリ
シジルオキシナフチル)メタン、1,1−ビス(2,7
−ジグリシジルオキシナフチル)−1−フェニル−メタ
ン等の縮合環骨格を有するエポキシ樹脂;フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹
脂、ビスフェノールADノボラック樹脂等のノボラック
型エポキシ樹脂;フェノール−p−キシレングリコール
ジメチルエーテル重縮合体のポリグリシジルエーテル等
のフェノールアラルキル型エポキシ樹脂;シクロヘキセ
ンオキサイド基を有するエポキシ樹脂、トリシクロデセ
ンオキサイド基を有するエポキシ樹脂、シクロペンテン
オキサイド基を有するエポキシ樹脂、ジシクロペンタジ
エンのエポキシ化物等の環式脂肪族骨格を有するエポキ
シ樹脂;フタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒドロ
フタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒドロフタル酸
ジグリシジルエステル、ジグリシジル−p−オキシ安息
香酸、ダイマー酸グリシジルエステル、トリグリシジル
エステル等のグリシジルエステル型エポキシ樹脂;ジグ
リシジルアニリン、テトラグリシジルアミノジフェニル
メタン、トリグリシジル−p−アミノフェノール、テト
ラグリシジルメタキシリレンジアミン、ジグリシジルト
ルイジン、テトラグリシジルビスアミノメチルシクロヘ
キサン等のグリシジルアミン型エポキシ樹脂;ジグリシ
ジルヒダントイン、グリシジルグリシドオキシアルキル
ヒダントイン等のヒダントイン型エポキシ樹脂、トリア
リルイソシアヌレート、トリグリシジルイソシアヌレー
ト等の複素環式エポキシ樹脂;フロログリシノールトリ
グリシジルエーテル、トリヒドロキシビフェニルトリグ
リシジルエーテル、トリヒドロキシフェニルメタントリ
グリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテ
ル、2−[4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニ
ル]−2−[4−[1,1−ビス[4−(2,3−エポ
キシプロポキシ)フェニル]エチル]フェニル]プロパ
ン、1,3−ビス[4−[1−[4−(2,3−エポキ
シプロポキシ)フェニル]−1−[4−[1−[4−
(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]−1−メチ
ルエチル]フェニル]エチル]フェノキシ]−2−プロ
パノール等の3官能型エポキシ樹脂;テトラヒドロキシ
フェニルエタンテトラグリシジルエーテル、テトラグリ
シジルベンゾフェノン、ビスレゾルシノールテトラグリ
シジルエーテル、テトラグリシドキシビフェニル等の4
官能型エポキシ樹脂などが挙げられる。これらのエポキ
シ樹脂は、その使用にあたって1種類のみに限定される
ものではなく、2種類以上の併用または、各種変性され
たものでも使用可能である。
的な硬化物の耐熱性が飛躍的にあがることから、フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキ
シ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂が好ましい。
導するアルキルホスフィン酸(a2)としては、特に制
限はないが、例えば、下記一般式(1)で表されるジメ
チルホスフィン酸、メチルエチルホスフィン酸、ジ−s
ec−ブチルホスフィン酸などが挙げられる。また、ア
ルキルホスホン酸(a3)としては、特に制限がない
が、例えば、下記一般式(2)で表される、エチルホス
ホン酸、ブチルホスホン酸、イソプロピルホスホン酸、
ターシャリーブチルホスホン酸などが挙げられる。
5のアルキル基を表す。)
キルホスホン酸(a3)の中でも、最終的な硬化物の難
燃性が飛躍的に上がり、且つ耐熱性に優れることから炭
素数5以下、更に好ましくは3以下アルキル基をもつも
のが好ましい。
(A)は、エポキシ当量200〜600グラム/当量
(以下、g/eqと記す。)なる範囲が好ましいが、な
かでも積層板用途に用いた場合、密着性と耐熱性のバラ
ンスに優れることから、200〜350g/eqである
ことが更に好ましい。
有量は、特に制限されるものでないが、例えば、難燃性
の改善効果が顕著となる点から、組成物中の全エポキシ
樹脂中のリン原子含有量として1重量%以上が好まし
く、また耐湿性が良好となる点から、組成物中の全エポ
キシ樹脂中のリン原子含有量として6重量%以下が好ま
しい。更に、1〜3重量%であることが難燃性、耐湿性
および耐熱性に優れることから好ましい。
を有する化合物(B)は、特に制限されるものではない
が、トリアジン化合物と、フェノール類と、アルデヒド
類とを縮合反応させて得られる種々の化合物の混合物
(以下、混合物(B’)と略す)して用いることが好ま
しい。
に起因するフェノール構造部位を示し、また、トリアジ
ン骨格とはトリアジン化合物に起因するトリアジン構造
部位を示す。
特に限定されるものではなく、例えば、フェノール、o
−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、キシ
レノール、エチルフェノール、ブチルフェノール、ノニ
ルフェノール、オクチルフェノール等のアルキルフェノ
ール類、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフ
ェノールS、ビスフェノールAD、テトラメチルビスフ
ェノールA、レゾルシン、カテコール等の多価フェノー
ル類、モノヒドロキシナフタレン、ジヒドロキシナフタ
レン等のナフトール類、その他フェニルフェノール、ア
ミノフェノール等が挙げられる。これらのフェノール類
は、単独又は2種類以上併用で使用可能であるが、最終
的な硬化物が難燃性に優れ、且つアミノ基含有トリアジ
ン化合物との反応性に優れる点からフェノールが好まし
い。
は、特に限定されるものではなく、トリアジン環を有す
るものが何れも使用可能であるが、縮合反応物を得る際
の反応性に優れることから、メラミン、アセトグアナミ
ン、ベンゾグアナミンが好ましい。
みに限定されるものではなく2種以上を併用することも
可能である。
のではないが、取扱いの容易さの点からホルムアルデヒ
ドが好ましい。ホルムアルデヒドとしては、限定するも
のではないが、代表的な供給源としてホルマリン、パラ
ホルムアルデヒド等が挙げられる。
ロール基および未反応アルデヒドを実質的に含まない樹
脂をいう。これらメチロール基および未反応アルデヒド
は若干含まれていてもよいが、最終的に得られる硬化物
が熱安定性に優れることから、メチロール基および未反
応アルデヒドの含有量が1重量%以下であることが好ま
しい。
官能性フェノールの単量体の量は特に制限されるもので
はないが、得られる硬化物が熱安定性、耐湿性に優れる
ことから3重量%以下であることが好ましい。
の縮合物、 (B2)トリアジン類とアルデヒド類との縮合物 (B3)フェノール類とアルデヒド類との縮合反応物、 (B4)フェノール類、 (B5)トリアジン類 の混合物からなり、且つ該縮合物(B1)および該縮合
物(B2)の中に、一般式(3)で表される構造単位M
と一般式(4)で表される構造単位Nがモル比率でN/
M≧1.5となる割合で含有するものがエポキシ樹脂
(A)との相溶性に優れる点から好ましい。
ル類の残基を示す。)
とのモル比率は、核磁気共鳴スペクトル(以下13C−N
MRという)のチャートから求めることができる。すな
わち測定溶媒としてジメチルスルフォキシド(以下DM
SOという)や重アセトン(CD3COCD3)を用い、
基準物質としてテトラメチルシランを用い、常法の測定
条件にしたがって測定すると、構成単位Bのピークは13
C−NMRチャートの42.5〜45ppmに現れ、構
成単位Mのピークは47〜48.5ppmに現れ、両者
のピーク積分値の比率を算出することにより構成単位M
と構成単位Nとのモル比率を求めることができる。
ン骨格を有する化合物(B)中の、フェノール類、トリ
アジン類とアルデヒド類との縮合物(B−1)及びトリ
アジン類とアルデヒド類との縮合物(B−2)中のトリ
アジン類のモル比率は、特に制限ないが、耐熱性や耐湿
性が良好である点から、全トリアジン類の30%以上で
あることが好ましい。
及び構成単位Bと同様、13C−NMRスペクトルから求
めることができる。すなわち13C−NMRスペクトルの
167.2〜167.4ppmに現れるシャープなピー
クは未反応のトリアジン類に帰属され、そのピーク積分
値をTmとし、163〜167.2ppmに現れるブロ
ードなピークはホルムアルデヒドと反応したトリアジン
類に帰属され、そのピーク積分値をTrとすると、フェ
ノール類、トリアジン類とアルデヒド類との縮合物(B
−1)及びトリアジン類とアルデヒド類との縮合物(B
−2)からなる反応したトリアジン類の全トリアジン類
中に占めるモル比率が算出でき、その値は、トリアジン
類の反応率を表す。下記数式(1)にトリアジン類の反
応率を表す。
の方法には特に制限はないが、例えば、前記したフェノ
ール類とアルデヒド類とトリアジン環を有する化合物と
を系のpH4〜10好ましくはpH5〜9の条件下で反
応させ得ることができる。この時、触媒を用いても、用
いなくても良い。触媒の種類は特に限定されるものでは
ないが、トリアジン環を含む化合物の多くが塩基性溶液
に容易に溶解することから塩基性触媒を使用することが
好ましい。塩基性触媒としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化バリウム等のアルカリ金属
およびアルカリ土類金属の水酸化物、およびこれらの酸
化物、アンモニア、1〜3級アミン類、ヘキサメチレン
テトラミン、炭酸ナトリウム等が挙げられる。これらの
塩基性触媒のうち、電気電子材料用のエポキシ樹脂用硬
化剤として使用する場合には、金属などの無機物が触媒
残として残ることは好ましくないことから、アミン類を
使用するのが好ましい。
く、フェノール類、アルデヒド類をまず反応させてから
トリアジン環を有する化合物を加えても、逆にトリアジ
ン環を有する化合物とアルデヒド類を反応させてからフ
ェノール類を加えても、同時に全ての原料を加えて反応
させても良い。この時、フェノール類とトリアジン環を
有する化合物に対するアルデヒド類のモル比は特に限定
されるものではないが、(フェノール類):(トリアジ
ン環を有する化合物)=1.0:0.2〜1.0:0.
9(モル比)が好ましく、さらに、(フェノール類):
(トリアジン環を有する化合物)=1.0:0.4〜
1.0:0.8(モル比)がとくに好ましい。
有する化合物との重量比は特に制限するものではない
が、例えば、本発明の混合物(B’)の樹脂化が容易に
なる点から、フェノール類とトリアジン環を有する化合
物の合計100重量部に対してフェノール類が10重量
部であることが好ましく、また本発明の組成物が充分な
難燃効果を得ることができる点からフェノール類とトリ
アジン環を有する化合物の合計100重量部に対してフ
ェノール類が98重量部以下であることが好ましい。中
でも、フェノール類とトリアジン環を有する化合物の合
計100重量部に対して、フェノール類が30重量部〜
70重量部の範囲であることが好ましい。
反応を行うこともできる。この際溶媒としては、特に限
定されないが、例えば、アセトン、MEK、トルエン、
キシレン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、N,N−ジメチル
ホルムアミド、メタノール、エタノール等が挙げられ
る。これらの溶剤は、単独または適宜に2種以上の混合
溶剤として使用することができる。
物(B’)との配合割合は、(A)中のエポキシ基と、
化合物(B’)中の水酸基との当量比、エポキシ基/水
酸基=1.0/0.5〜2.0/1.0を満たす範囲で
あることが硬化物、積層板の耐湿性、機械強度の点から
好ましい。
硬化促進剤(D)が使用でき、それらは、従来公知のも
のでよく、例えば、ベンジルジメチルアミンの如き3級
アミン類、各種イミダゾール類、3級ホスフィン類また
は各種金属化合物などの公知慣用化合物が適用できる。
ずれも使用できるが、例えば、ベンジルジメチルアミン
等の第3級アミン、イミダゾール、有機酸金属塩、ルイ
ス酸、アミン錯塩等が挙げられ、これらは単独のみなら
ず2種以上の併用も可能である。
に加え、更に有機溶剤を使用してもよく、特に電気積層
板用組成物としては、この有機溶剤は必須の成分とな
る。ここで、使用し得る有機溶媒は、特に限定されるも
のではないが、例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブタノール、メトキ
シプロパノール、メチルセロソルブ、エチルカルビトー
ル、酢酸エチル、キシレン、トルエン、シクロヘキサノ
ール、N,N−ジメチルホルムアミドなどが挙げられ、
これらの溶剤は、適宜に2種または、それ以上の混合溶
剤として使用することも可能である。
必要に応じて種々の添加剤、難燃剤、充填剤等を適宜配
合することが出来る。
着剤、注型、塗料等の各種用途に使用できるが、耐熱性
を低下させることなく、非ハロゲン系の難燃性硬化物を
得られることから、封止、積層、塗料などの用途特にガ
ラスエポキシ積層板やIC封止材用に適し、さらに金属
密着性に優れるのでレジストや塗料用途にも適する被覆
用エポキシ樹脂組成物を提供することが出来る。また、
電気積層板用としては銅箔との密着性に優れる点から樹
脂付き銅箔等のいわゆるビルドアップ積層板用組成物と
して特に有用である。
物から積層板を製造する方法としては、特に制限されな
く、公知慣用の方法によって製造することができるが、
例えばガラスクロス等の基板に本発明のエポキシ樹脂組
成物を樹脂量30〜70重量%となる割合で含浸してプ
リプレグとし、次いでこのプリプレグの1〜10枚を加
熱プレスして得る方法が挙げられる。
より具体的に説明する。尚、例中において「部」および
「%」は特に断りのない限りすべて重量基準である。
尚、リン含有量は、以下の方法にて測定した。
ml及び過塩素酸10mlを加えて内容物を5〜10m
lになるまで加熱分解しこの液を1000mlメスフラ
スコに蒸留水で希釈する。この試料液10mlを100ml
メスフラスコに入れ、硝酸10ml、0.25%バナジン
酸アンモニウム溶液を10ml及び5%モリブデン酸ア
ンモニウム溶液10mlを加えた後、蒸留水で標線まで
希釈しよく振り混ぜ、放置するこの発色液を石英セルに
入れ、分光光度計を用いて波長440nmの条件でブラ
ンク液を対照にして試料およびリン標準液の吸光度を測
定する。リン標準液はリン酸カリウムを蒸留水でP=
0.1mg/mlとして調整した液を100mlメスフ
ラスコ10ml入れて蒸留水で希釈する。
/試料(g)
脂(EPICLON830S:大日本インキ化学工業株
式会社製)を172部、メチルホスホン酸18部を発熱
に注意しながら30分かけて仕込んだ。仕込み後、90
℃に昇温し、トリフェニルホスフィン0.02部添加し
て130℃にて5時間反応させて、リン含有量3.1重
量%でエポキシ当量が250g/eqである目的樹脂を
得た。以下、これを樹脂(A−1)と略記する。
シ樹脂(EPICLON N770:大日本インキ化学
工業株式会社製)188部をメチルエチルケトン 81
部に溶解し、50℃に昇温した。次いでメチルエチルホ
スフィン酸18部を発熱に注意しながら30分かけて仕
込んだ。仕込み後、70℃に昇温し、70℃にて5時間
反応させて、リン含有量2.5重量%でエポキシ当量
(固形分値)が247g/eqである目的樹脂を得た。
以下、これを樹脂(A−2)と略記する。
シ樹脂(EPICLON 660:大日本インキ化学工
業株式会社製)を206部、次いで、メチルエチルホス
フィン酸 22部を発熱に注意しながら30分かけて仕
込んだ。仕込み後、90℃に昇温し、トリフェニルホス
フィン0.01部添加して130℃にて5時間反応させ
て、リン含有量2.8重量%でエポキシ当量が255g
/eqである目的樹脂を得た。以下、これを樹脂(A−
3)と略記する。
シ樹脂(EPICLON N770:大日本インキ化学
工業株式会社製)188部、次いでジフェニルホスフィ
ン酸 50部を仕込んだ。仕込み後、140℃に昇温
し、140℃にて5時間反応させてから、リン含有量
3.0重量%でエポキシ当量が310のg/eqである
目的樹脂を得た。以下、これを樹脂(A−4)と略記す
る。
ナンスレン−10−オキサイド 39g、トルエン 8
3gを仕込み後、撹拌しながら70℃に加熱した。そこ
へ、1,4−ナフトキノン 25gを発熱に注意しなが
ら分割添加した。反応後、エポキシ当量が188のフェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂(EPICLON N
−770:大日本インキ化学工業株式会社製)を188
部を仕込み90℃に昇温、トリフェニルホスフィン0.
08部添加して160℃にて7時間反応させてから、リ
ン含有量2.2重量%でエポキシ当量が380g/eq
である目的樹脂を得た。以下、これを樹脂(A−5)と
略記する。
格を有する化合物の製造) フェノール94部、ベンゾグアナミン12部に41.5
%ホルマリン45部、およびトリエチルアミン0.4部
を加え、系のpHを8.2に調整し、発熱に注意しなが
ら徐々に100℃まで昇温した。100℃にて5時間反
応させた後、常圧下にて水を除去しながら120℃まで
2時間かけて昇温した。次に還流下にて3時間反応させ
た後、常圧下にて水を除去しながら160℃まで2時間
かけて昇温した。さらに還流下で3時間反応させた後、
常圧下にて水を除去しながら180℃まで2時間かけて
昇温した。次に減圧下にて未反応のフェノールを除去
し、軟化点111℃のフェノール樹脂を得た。以下この
樹脂を「B’―1」と略記する。
格を有する化合物の製造) フェノール94部、メラミン18部に41.5%ホルマ
リン45部、およびトリエチルアミン0.4部を加え、
系のpHを8.2に調整し、発熱に注意しながら徐々に
100℃まで昇温した。100℃にて5時間反応させた
後、常圧下にて水を除去しながら120℃まで2時間か
けて昇温した。次に還流下にて3時間反応させた後、常
圧下にて水を除去しながら140℃まで2時間かけて昇
温した。還流下で3時間反応させた後、常圧下にて水を
除去しながら160℃まで2時間かけて昇温した。さら
に還流下で3時間反応させた後、常圧下にて水を除去し
ながら180℃まで2時間かけて昇温した。次に減圧下
にて未反応のフェノールを除去し、軟化点128℃のフ
ェノール樹脂を得た。フェノールとメラミンの重量比
率、未反応ホルムアルデヒド量、メチロール基の存在の
有無、構成単位A、構成単位Bのモル比率、未反応フェ
ノールモノマー量、及びトリアジン類反応率を、合成例
1と同様に求め、結果を表1にまとめて示した。以下こ
の樹脂を(B’−2)と略記する。
ン類との重量比率、未反応ホルムアルデヒド量、メチロ
ール基の存在の有無、構成単位A、構成単位Bのモル比
率、未反応フェノールモノマー量、及びトリアジン類反
応率は次のように求めた。
ナミン)の重量比率>上記記載の180℃、減圧下にて
反応系外に除去した流出物中のフェノール含量をガスク
ロマトラフィから算出し、仕込みのフェノール部数から
引いて樹脂中のフェノール存在量とした。ベンゾグアナ
ミンは仕込み量がそのまま樹脂中に含まれることとし
た。両者の比率を存在比とした。 カラム:30%セライト545カルナバワックス2m×
3mmΦ カラム温度:170℃ 注入口温度:230℃ 検出器:FID キャリアガス:N2ガス 1.0kg/cm2 測定法:内部標準法
gに細かく粉砕した樹脂5gを加え、室温で24時間保
持した。pH計にセットし、1/10Nの塩酸を加えて
pH=4.0に調整した。これにpH=4.0に調整し
た7%ヒドロキシルアミン水溶液50mlを加え、アル
ミ箔等で密封して30分放置した。その後pH計にセッ
トし、1Nの水酸化ナトリウム溶液でpH=4.0にな
るまで滴定する。次式により未反応の遊離ホルムアルデ
ヒド量を決定した。
Rを用いて樹脂N1中に存在するメチロール基を測定し
た。 装置:日本電子(株)製 GSX270プロトン:27
0MHZ 測定溶媒:DMSO 基準物質:テトラメチルシラン 測定条件パルス条件:45゜×10000timesパルス
間隔:2秒得られたチャートの60〜70ppmにピー
クが現れ、ノイズと明確に区別され得るピークを用いて
判定した。ピークが認められた場合を「有」、認められ
ない場合を「無」とした。
チロール基測定と同一条件で測定した13C−NMRスペ
クトルを用いて算出した。測定した13C−NMRスペク
トルの42.5〜45ppmに現れるピークの積分値を
Np、47〜48.5ppmに現れるピークの積分値を
Mpとし、次式によりモル比率を求めた。 構成単位N/構成単位M=Np/Mp
たガスクロマトグラフィと同様の測定条件において流出
物中のフェノールモノマー含量を測定した。
を測定したのと同一条件で測定した13C−NMRスペク
トルを用いて算出した。スペクトルの167.2〜16
7.4ppmに現れるシャープなピークの積分値をT
m、163〜167.2ppmに現れるブロードなピー
クのピーク積分値をTrとし、前記数式(1)により反
応率を求めた。このようにして求められた各成分量の結
果は表1に示す。
1)、(A−2)、(A−3)、(B’−1)および
(B’−2)を、表2に示すように配合し、各別にメチ
ルエチルケトンを加え、不揮発分(NV)が60%なる
混合溶液を調製した。次いで予めメチルセロソルブに溶
解させておいた硬化促進剤2エチル4メチルイミダゾー
ルを加えて、不揮発分(NV)が58%なる混合溶液を
調製した。この際の硬化剤の量としてはエポキシ樹脂中
のエポキシ基に対して水酸基当量が1.0当量となるよ
うな割合にし、また、硬化促進剤量はプリプレグのゲル
タイムが170℃で120秒になる割合にした。しかる
のち、それぞれの混合溶液を用い、基材であるガラスク
ロスWEA 7628 H258N〔日東紡(株)製〕
に含浸させ、160℃3分乾燥させて樹脂分40%のプ
リプレグを作製した。次いで、得られたプリプレグを8
枚重ね合わせ、圧力3.9MN/m2、加熱温度170
℃、加熱時間120分の条件で硬化させて積層板を作製
した。
度、層間剥離強度、難燃性、Tg(ガラス転移温度)、
PCT吸水率、耐ハンダ性の各物性を試験した。その結
果を第2表に示す。尚、各試験は以下の方法に従った。 [ピール強度] JIS−K6481に準拠した。 [層間剥離強度] JIS−K6481に準拠した。 [難燃性] UL規格に準拠 [Tg(ガラス転移温度)]DMA法にて測定。昇温ス
ピード3℃/min[吸水率;PCT(プレッシャーク
ッカー試験)にて121℃/湿度100%で処理した前
後の重量変化(wt%)を吸水率として測定] [耐ハンダ性;常態およびPCT処理後の積層板を26
0℃のハンダ浴に30秒浸せきさせてその状態変化を観
察した] 判定基準:◎:外観変化なし、△:ミーズリングあり、
×:フクレ発生
5)を、メチルエチルケトンで溶解させ、次いで予めメ
チルセロソルブ、ジメチルホルムアミドに溶解させてお
いた硬化剤としてジシアンジアミドと硬化促進剤として
2−エチル−4−メチルイミダゾールを加えて、不揮発
分(NV)が58%なる混合溶液を調製した。この際の
硬化剤の量としてはエポキシ樹脂中のエポキシ基に対し
て活性水素当量が0.5当量となるような割合にした以
外は、実施例1〜4と同様にしてワニスを作製し、評価
を行った。得られた結果を表2に示す。
として極めて優れた難燃効果を発現させると共に、電気
積層板の密着性に優れるエポキシ樹脂組成物を提供でき
る。
着剤、注型、塗料等種々の分野に使用出来るものの、と
りわけ電気積層用途において有用である。
Claims (7)
- 【請求項1】 アルキルホスフィン酸、および/また
は、アルキルホスホン酸から誘導されるリン含有エポキ
シ樹脂(A)、フェノール骨格とトリアジン骨格とを有
する化合物(B)を必須成分とすることを特徴とするエ
ポキシ樹脂組成物。 - 【請求項2】 リン含有エポキシ樹脂(A)を誘導する
アルキルホスフィン酸およびアルキルホスホン酸が、炭
素原子数5以下のリン化合物である請求項1記載のエポ
キシ樹脂組成物。 - 【請求項3】 エポキシ樹脂(A)が、ノボラック型エ
ポキシ樹脂を一般式(1)で表されるホスフィン酸、お
よび/または、一般式(2)で表されるホスホン酸で反
応させたものである請求項1、2記載のエポキシ樹脂組
成物。 【化1】 (式中、R1、R2及びR3はそれぞれ独立に炭素数1〜
5のアルキル基を表す。) - 【請求項4】 エポキシ樹脂(A)のエポキシ当量が2
00〜600グラム/当量(g/eq)である請求項
1、2または3に記載の組成物。 - 【請求項5】 フェノール骨格とトリアジン骨格とを有
する化合物(B)が、トリアジン化合物と、フェノール
類と、アルデヒド類とを縮合反応した構造を有するもの
である請求項1〜4のいずれか1つに記載の組成物。 - 【請求項6】 フェノール骨格とトリアジン骨格とを有
する化合物(B)がフェノール類とトリアジン類とアル
デヒド類との縮合物(B1)、トリアジン類とアルデヒ
ド類との縮合物(B2)フェノール類とアルデヒド類と
の縮合反応物(B3)、フェノール類(B4)、トリア
ジン類(B5)の混合物からなり、且つ該縮合物(B
1)および該縮合物(B2)の中に、一般式(3)で表
される構造単位(M)と一般式(4)で表される構造単
位(N)がモル比率でN/M≧1.5となる割合でなる
混合物である請求項1〜5のいずれか1つに記載の組成
物。 【化2】 (式中、Xはトリアジン類の残基を示し、Yはフェノー
ル類の残基を示す。) - 【請求項7】 リン含有エポキシ樹脂(A)及びフェノ
ール骨格とトリアジン骨格とを有する化合物(B)に加
え、硬化促進剤(C)及び有機溶剤(D)を含有する請
求項1〜6のいずれか1つに記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001078184A JP2002275244A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | エポキシ樹脂組成物 |
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- 2001-03-19 JP JP2001078184A patent/JP2002275244A/ja active Pending
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