JP2002275076A - 血糖上昇抑制剤および健康食品 - Google Patents

血糖上昇抑制剤および健康食品

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JP2002275076A
JP2002275076A JP2001073828A JP2001073828A JP2002275076A JP 2002275076 A JP2002275076 A JP 2002275076A JP 2001073828 A JP2001073828 A JP 2001073828A JP 2001073828 A JP2001073828 A JP 2001073828A JP 2002275076 A JP2002275076 A JP 2002275076A
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pine bark
dietary fiber
blood sugar
inhibitor
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JP2001073828A
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Kinya Takagaki
欣也 高垣
Shinjiro Maruyama
真二郎 丸山
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Toyo Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Shinyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、複数の食品素材を組み合わ
せることにより、各々の食品素材に含まれる成分が互い
に影響しあって、これらの素材単独では得ることができ
ない相乗的な血糖上昇抑制作用を備えた血糖上昇抑制剤
および健康食品を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、松樹皮抽出物と食物繊維とを
含有する血糖上昇抑制剤である。また、この血糖上昇抑
制剤を含有する健康食品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は血糖上昇抑制剤およ
び健康食品に係り、特に松樹皮抽出物と食物繊維とを含
有する血糖上昇抑制剤および健康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】健康食品がブームとなり、生活習慣病を
改善する種々の健康食品が開発されているが、その多く
は、単一の素材に賦形剤などを添加して成型したもので
ある。最近では、複数の食品素材を組み合わせて、相乗
作用を訴求したものが開発され、市販されるようになっ
てきた。例えば、ビフィズス菌と食物繊維とオリゴ糖を
配合した健康食品は、相乗的に整腸効果を奏し、それぞ
れを単独で用いた際には奏し得ない程度の高い大腸ガン
予防効果があると言われている。
【0003】しかし、このように複数の食品素材を組み
合わせた場合には、お互いの効果が逆に相殺されてしま
うこともある。したがって、食品素材を組み合わせる場
合には、各組合わせについて、効果が相殺されないかど
うか、また相乗的な効果が得られるかどうか、実験によ
り確認することが必要である。一方、飽食の時代ともい
われる現代は、糖尿病の発症頻度が歴史上最も高く、ま
た、この糖尿病が進行した神経障害,網膜症等に悩む患
者が数多い状況である。糖尿病の治療としては、食事療
法,インスリン療法,経口血糖降下剤療法が行われてい
る。また、糖尿病患者以外でも、血糖値が高めの人は、
食生活の見直しを行って、血糖値の上昇を予防可能な食
品を摂取するよう気をつけている。このような状況下
で、食事療法や経口血糖降下剤療法に用いることがで
き、また個人が自ら行う糖尿病の予防に用いることがで
きるような、より効果的な血糖上昇抑制剤の開発が望ま
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記状況に
鑑み、なされたものであり、本発明の目的は、複数の食
品素材を組み合わせることにより、各々の食品素材の持
つ成分が、互いに影響しあって、これらの素材単独では
得ることができない相乗的な血糖上昇抑制作用を備えた
血糖上昇抑制剤および健康食品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、松樹皮抽
出物を用いた新規素材について鋭意検討した結果、松樹
皮抽出物と食物繊維とを組み合わせることにより、血糖
上昇が抑制されることを見出して、本発明の完成に至っ
た。上記課題は、請求項1に係る発明によれば、血糖上
昇抑制剤であって、松樹皮抽出物と食物繊維とを含有す
ることにより解決される。このように、松樹皮抽出物
と、血糖上昇抑制効果を有する食物繊維とを含有するこ
とにより、血糖上昇抑制効果に優れた血糖上昇抑制剤を
得ることが可能となる。また、本発明では、松樹皮抽出
物と食物繊維とを組み合わせているので、松樹皮抽出物
が含有する成分と食物繊維が相互に増幅しあって、これ
らの物質単独では得ることができない相乗的な血糖上昇
抑制効果を備えた血糖上昇抑制剤を得ることが可能とな
る。
【0006】このとき、前記松樹皮抽出物が、OPC
(oligomeric proanthocyani
din)を、40重量%以上含有するように構成すると
好適である。このように構成されているため、本発明に
係る血糖上昇抑制剤が備える相乗的な血糖上昇抑制効果
が、高いものとなる。また、本発明に係る血糖上昇抑制
剤が、OPC特有の抗酸化作用を有し、ガン・心臓病・
脳血栓などの成人病の危険率を低下する効果、関節炎・
アトピー性皮膚炎・花粉症などのアレルギー体質の改善
効果等をも有するものとなる。
【0007】また、前記松樹皮抽出物が、カテキン(c
atechin)類を、1.0重量%以上含有すると好
適である。このように構成されているため、本発明に係
る血糖上昇抑制剤が備える相乗的な血糖上昇抑制効果
が、高いものとなる。また、本発明に係る血糖上昇抑制
剤が、カテキン類特有の発癌抑制、動脈硬化予防、脂肪
代謝異常の抑制、血圧上昇の抑制、血栓予防、抗アレル
ギー、抗ウイルス、抗菌、虫歯予防、口臭防止、腸内細
菌叢正常化などの効果をも有するものとなる。
【0008】上記課題は、請求項4に係る発明によれ
ば、血糖上昇抑制剤であって、松樹皮抽出物と、麦若葉
およびケールのうち少なくとも一方を利用して調製され
た食物繊維含有素材とを含むことにより解決される。こ
のように、松樹皮抽出物と、血糖上昇抑制効果を有する
食物繊維含有素材とを含有することにより、血糖上昇抑
制効果に優れた血糖上昇抑制剤を得ることが可能とな
る。また、本発明では、松樹皮抽出物と食物繊維含有素
材とを組み合わせているので、松樹皮抽出物が含有する
成分と食物繊維が相互に増幅しあって、これらの物質単
独では得ることができない相乗的な血糖上昇抑制効果を
備えた血糖上昇抑制剤を得ることが可能となる。また、
麦若葉およびケールは、ビタミン、ミネラル等の他の有
効成分にも富んでいるため、麦若葉を利用して調製され
た食物繊維含有素材を松樹皮抽出物と組み合わせること
により、血糖上昇抑制効果のほかにも、相乗的な血中コ
レステロール濃度の低下、血圧上昇の抑制、ストレス軽
減などの効果を併せて得ることが可能となる。また、ケ
ールは、アブラナ科植物に特有の抗潰瘍効果を有するた
め、ケールを利用して調製された食物繊維含有素材を松
樹皮抽出物と組み合わせることにより、本発明の血糖上
昇抑制効果のほかに、相乗的な抗潰瘍効果を得ることが
可能となる。
【0009】上記課題は、請求項5に係る発明によれ
ば、健康食品であって、松樹皮抽出物と食物繊維を含む
血糖上昇抑制剤を含有することにより解決される。この
ように、松樹皮抽出物と、血糖上昇抑制効果を有する食
物繊維とを含有することにより、血糖上昇抑制効果に優
れた健康食品を得ることが可能となる。また、本発明で
は、松樹皮抽出物と食物繊維とを組み合わせているの
で、松樹皮抽出物が含有する成分と食物繊維が相互に増
幅しあって、これらの物質単独では得ることができない
相乗的な血糖上昇抑制効果を備えた健康食品を得ること
が可能となる。
【0010】上記課題は、請求項6に係る発明によれ
ば、健康食品であって、松樹皮抽出物と、麦若葉および
ケールのうち少なくとも一方を利用して調製された食物
繊維含有素材とを含むことにより解決される。このよう
に、松樹皮抽出物と、血糖上昇抑制効果を有する食物繊
維含有素材とを含有することにより、血糖上昇抑制効果
に優れた健康食品を得ることが可能となる。また、本発
明では、松樹皮抽出物と食物繊維含有素材とを組み合わ
せているので、松樹皮抽出物が含有する成分と食物繊維
が相互に増幅しあって、これらの物質単独では得ること
ができない相乗的な血糖上昇抑制効果を備えた健康食品
を得ることが可能となる。また、麦若葉およびケール
は、ビタミン、ミネラル等の他の有効成分にも富んでい
るため、麦若葉を利用して調製された食物繊維含有素材
を松樹皮抽出物と組み合わせることにより、血糖上昇抑
制効果のほかにも、相乗的な血中コレステロール濃度の
低下、血圧上昇の抑制、ストレス軽減などの効果を併せ
て得ることが可能となる。また、ケールは、アブラナ科
植物に特有の抗潰瘍効果を有するため、ケールを利用し
て調製された食物繊維含有素材を松樹皮抽出物と組み合
わせることにより、本発明の血糖上昇抑制効果のほか
に、相乗的な抗潰瘍効果を得ることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
血糖上昇抑制剤について説明する。なお、以下に説明す
る構成は、本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨
の範囲内で種々改変することができるものである。 (実施の形態1)本実施の形態に係る血糖上昇抑制剤
は、松樹皮抽出物と食物繊維とを含有する。松樹皮抽出
物としては、フランス海岸松(Pinus Marti
ma)の樹皮抽出物を用いる。カラマツ,クロマツ,ア
カマツ,ヒメコマツ,ゴヨウマツ,チョウセンマツ,ハ
イマツ,リュウキュウマツ,ウツクシマツ,ダイオウマ
ツ,シロマツ,カナダのケベック地方のアネダ等の樹皮
抽出物を用いてもよい。フランス海岸松とは、南仏の大
西洋沿岸の一部に生育している海洋性松であり、プロア
ントシアニジン、有機酸並びにその他の生理活性成分等
を含有し、主要成分であるフラボノイド類のプロアント
シアニジンに、活性酸素を除去する強い抗酸化作用があ
ることが知られている。
【0012】松樹皮抽出物としては、上記松の樹皮を水
または所定の有機溶媒を用いて抽出したものを用いる。
抽出に有機溶媒を用いる場合には、メタノール,エタノ
ール,1−プロパノール,2−プロパノール,1−ブタ
ノール,2−ブタノール,ブタン,アセトン,ヘキサ
ン,シクロヘキサン,プロピレングリコール,含水エタ
ノール,含水プロピレングリコール,エチルメチルケト
ン,グリセリン,酢酸メチル,酢酸エチル,ジエチルエ
ーテル,ジクロロメタン,食用油脂,1,1,1,2−
テトラフルオロエタン,1,1,2−トリクロロエテン
等の食品に許容されるものを使用する。特に、熱水,含
水エタノール,含水プロピレングリコール等を用いると
より好ましい。
【0013】抽出は、加温抽出により行っても良いし、
超臨界抽出を行ってもよい。超臨界流体抽出とは、物質
の気液の臨界点(臨界温度,臨界圧力)を越えた状態の
流体である超臨界流体を用いて抽出を行う方法である。
超臨界流体として、本実施形態では、二酸化炭素を用い
るが、その他、エタン,エチレン,プロパン,亜酸化窒
素(笑気ガス)等を用いてもよい。また、被抽出物と親
和力が強い物質を5〜20重量%程度添加することによ
って、被抽出物の溶解度を飛躍的に上昇させたり、分離
の選択性を増強させたりするエントレーナー添加法によ
る超臨界流体抽出を行ってもよい。
【0014】超臨界流出抽出プロセスでは、目的成分を
超臨界流体によって抽出する抽出工程と、目的成分と超
臨界流体を分離する分離工程とを行う。分離工程では、
圧力変化による抽出分離,温度変化による抽出分離,吸
着剤・吸収剤を用いた抽出分離のいずれを行ってもよ
い。超臨界抽出は、比較的低い温度で操作できるため、
高温で変質・分解する物質にも適用できるという利点,
抽出流体が残留しないという利点,溶媒の循環利用が可
能であり、脱溶媒工程などが省略でき、工程がシンプル
になるという利点がある。
【0015】また、抽出は、液体二酸化炭素回分法,液
体二酸化炭素貫流法,超臨界二酸化炭素貫流法等により
行ってもよい。複数の抽出方法を組み合わせてもよい。
複数の抽出方法を組み合わせると、種々の組成の松樹皮
抽出物を得ることが可能となる。
【0016】松樹皮抽出物としては、OPC(オリゴメ
リック・プロアントシアニジン;oligomeric
proanthocyanidin)を、40重量%
以上含有するものを用いる。本明細書では、OPC(オ
リゴメリック・プロアントシアニジン)とは、フラバン
−3−オール、フラバン−3,4−ジオールを構成単位
とした2〜30量体、あるいはそれ以上の縮合重合体か
らなるプロアントシアニジンのうち、重合度が2〜4で
ある重合度の低いものをいう。このように、松樹皮抽出
物として、2〜4量体のOPCを含むものを用いている
ため、重合度の高いものを用いた場合と対比して、本実
施形態の血糖上昇抑制剤は、高い血糖上昇抑制効果を備
えたものとなる。なお、本実施形態では、松樹皮抽出物
として、フラバン−3−オール、フラバン−3,4−ジ
オールを構成単位とした2〜4量体のOPCを40重量
%以上含有するものを用いるが、2〜10量体程度の重
合度のプロアントシアニジンを用いてもよい。
【0017】プロアントシアニジンとは、ポリフェノー
ルの一種で、植物が作り出す強力な抗酸化物質であり、
植物の葉,樹皮,果物の皮や種の部分に集中的に含まれ
ている。具体的には、ブドウの種,松の樹皮,ピーナッ
ツの皮,イチョウ,ニセアカシアの果実,コケモモなど
に含まれている。また、西アフリカのコーラナッツ,ペ
ルーのラタニアの根,日本の緑茶にも、OPCが含まれ
ることが知られている。OPCは、ヒトの体内では、生
成することのできない物質である。
【0018】OPCは、抗酸化物質であるため、ガン・
心臓病・脳血栓などの成人病の危険率を低下する効果,
関節炎・アトピー性皮膚炎・花粉症などのアレルギー体
質の改善効果等を有する。OPCは、抗酸化作用のほ
か、口腔内のバクテリア増殖を抑制してプラーク(歯こ
う)を減少させる効果,血管の弾力性を回復させる効
果,血液中でのリポたんぱくが活性酸素によりダメージ
を受けるのを防止して、損傷した脂肪が血管の内壁に凝
集し、コレステロールが付着することを防止する効果,
活性酸素によって分解されたビタミンEを再生させる効
果,ビタミンEの増強剤としての効果等を有することが
知られている。
【0019】また、松樹皮抽出物としては、カテキン
(catechin)類を、1.0重量%以上含有する
ものを用いる。カテキン類とは、ポリヒドロキシフラバ
ン−3−オールの総称であり、狭義のカテキンといわれ
ている(+)−カテキンのほか、ガロカテキン,アフゼ
レキン,(+)−カテキンまたはガロカテキンの3−ガ
ロイル誘導体が、天然物から単離されている。カテキン
類としては、(+)−カテキン,(−)−エピカテキ
ン,(+)−ガロカテキン,(−)−エピガロカテキ
ン,エピガロカテキンガレート,エピカテキンガレート
などが知られている。カテキン類には、発癌抑制,動脈
硬化予防,脂肪代謝異常の抑制,血圧上昇の抑制,血栓
予防,抗アレルギー,抗ウイルス,抗菌,虫歯予防,口
臭防止,腸内細菌叢正常化効果,活性酸素やフリーラジ
カルの消去作用,抗酸化作用等があることが知られてい
る。また、カテキン類には、血糖の上昇を抑制する抗糖
尿病効果があることが知られている。カテキン類は、O
PCの存在下で水溶性が増すと同時に、活性化する性質
がある。
【0020】松樹皮抽出物は、具体的には、以下のよう
な方法により調製される。フランス海岸松の樹皮1kg
を、塩化ナトリウムの飽和溶液3Lで、100℃にて3
0分間、抽出する抽出工程を行う。その後、抽出工程に
より得られる不溶物を、塩化ナトリウムの飽和溶液50
0mlで洗う洗い工程を行う。次いで、この洗い工程に
より得た溶液と、先の抽出工程で得た抽出液とを合わせ
たものを、松樹皮の粗抽出液とする。
【0021】次いで、この粗抽出液に酢酸エチル250
mlを添加して分液し、酢酸エチル層を回収する酢酸エ
チル層回収工程を5回行う。なお、この酢酸エチル層回
収工程では、酢酸エチル層を、無水硫酸ナトリウム20
0gに直接回収する。その後、この酢酸エチル層を濾過
し、濾液を元の5分の1量になるまで減圧濃縮する。濃
縮された酢酸エチル層を2リットルのクロロホルムに注
ぎ、攪拌して得られる沈殿物を濾過により回収する。そ
の後、この沈殿物を酢酸エチル100mlに溶解した
後、再度1Lのクロロホルムに添加して沈殿させる操作
を2回繰り返す洗い工程を行う。以上の方法により、約
5gの松樹皮抽出物が得られる。
【0022】本実施の形態では、OPCを40重量%以
上含み、かつカテキン類を1.0重量%以上含む松樹皮
抽出物を用いるが、これに限定されず、OPCを40重
量%以上含み、カテキン類含量が1.0重量%未満の松
樹皮抽出物を用いてもよい。また、カテキン類を1.0
重量%以上含み、かつOPCは40重量%未満の松樹皮
抽出物を用いてもよい。
【0023】本実施形態では、食物繊維として、セルロ
ース,ヘミセルロース,リグニン,寒天,キチン,コラ
ーゲン,カラギーナンなどの不溶性繊維およびペクチ
ン,グアガム,サイリウム,ガラクトマンナン,キシロ
グルカン,ローカストビーンガム,グルコマンナン,ア
ルギン酸ナトリウム,コンドロイチン硫酸,低分子アル
ギン酸,低分子グアガム,難消化性デキストリン,プル
ラン,ファイパロン,コンドロイチン硫酸などの水溶性
繊維のいずれを用いてもよい。また、これらの食物繊維
の誘導体も用いることができる。食物繊維の誘導体とし
ては、例えば、メチルセルロース,ヒドロキシプロピル
セルロース,カルボキシメチルセルロースのようなセル
ロースの誘導体,キチンもしくはキトサンのカルボキシ
メチル化物,リン酸化物,硫酸化物,ジヒドロキシプロ
ピル化物等の誘導体,ポリデキストロースのようなデン
プンの誘導体が挙げられる。なお、本明細書において食
物繊維というときには、特に断わらない限り、食物繊維
の誘導体も含むものとする。
【0024】また、食物繊維として、上記不溶性繊維,
水溶性繊維,食物繊維の誘導体等の食物繊維を含有する
食品素材を用いてもよい。食物繊維を含有する食品素材
としては、例えば、ジャイアントケルプを含む褐藻類の
抽出物および熱分解物,カニ,エビなどの殻の加水分解
物,とうもろこしの外皮,米糠,米のもみがら,小麦フ
スマ,大豆フスマ,カラス麦フスマ,ハト麦フスマ,ラ
イ麦フスマ,オート麦フスマ,マイロ外皮,エン麦外皮
などの穀類の外皮,大豆,小豆,えんどう豆の外皮,落
花生のウス皮などの豆類の外皮,インドオオバコなどの
食物種子の外皮,コンニャク芋,コンニャク粉,糖分抽
出後のビート(甜菜糖大根),りんごなどの果実などか
ら調製されるもの,こんにゃくマンナン,ビール酵母食
物繊維,パインファイバー,バナナ繊維,柑橘繊維,植
物種子繊維,果実野菜繊維,根菜繊維等が挙げられる。
【0025】また、食物繊維を含有する素材として、麦
若葉およびケールのうち少なくとも一方を利用して調製
された食物繊維含有素材としての麦若葉末またはケール
乾燥粉末を用いるとさらに好適である。麦若葉末とは、
大麦、小麦、えん麦などの麦類の若葉を乾燥粉末化した
ものをいう。麦若葉末は、例えば、以下の製法により調
製される。すなわち、分けつ開始期から出穂開始期(背
丈が20cm〜40cm程度)に収穫した麦若葉を水等
で洗い、適切な長さ(例えば、10cm)に切断した
後、必要に応じて、素材の変質(緑色の褪色や風味の変
化)を防ぐために、ブランチング(熱水)処理、マイク
ロウェーブ処理、水蒸気処理からなる群のうち少なくと
も一の処理を施した後、水分含量が5%以下となるよう
に乾燥し、粉末化する製法により得られる。栄養保持の
点から、ブランチング処理の時間は、短時間が好まし
く、また、乾燥は凍結乾燥か、あるいは70℃以下の低
温加熱乾燥(例えば、温風乾燥)であることが好まし
い。この麦若葉末は、麦若葉を搾汁して麦若葉にふくま
れる大部分の食物繊維が除去された麦若葉エキスとは異
なり、麦若葉をそのまま粉末化しているために、豊富な
食物繊維(セルロース、ヘミセルロース、リグニン等)
を含んでおり、本発明の食物繊維として好適に用いるこ
とができる。また、この麦若葉は、ビタミン、ミネラル
等の他の有効成分にも富んでいるため、松樹皮抽出物と
組み合わせることにより、本発明の血糖上昇抑制効果の
ほかにも相乗的な血中コレステロール濃度の低下、血圧
上昇の抑制、ストレス軽減などの効果が得られる。
【0026】ケールは、アブラナ科の一種であり、ビタ
ミンU、C等のビタミン類、ミネラル類のほか食物繊維
(セルロース、ペクチン等)を豊富に含み、健康食品の
素材として注目を浴びている素材である。ケール乾燥粉
末は、麦若葉末と同様の製法により調製される。ケール
は、アブラナ科植物に特有の抗潰瘍効果を有するため、
松樹皮抽出物と組み合わせることにより、本発明の血糖
上昇抑制効果のほかに、相乗的な抗潰瘍効果が得られ
る。また、食物繊維として、麦若葉末、ケールのみなら
ず、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、紫キャベ
ツ、大根(ラディッシュ)、カイワレ、わさび、白菜、
カブ、小松菜、高菜、芽キャベツなどのアブラナ科植物
を加工して得た食物繊維を含む食品素材を用いてもよ
い。
【0027】食物繊維は、コレステロールの吸収抑制,
摂取ナトリウムの体外排泄,糖質の消化吸収抑制,腸内
有用細菌の増殖効果,便秘の改善,血圧の正常化,美
肌,虫歯予防,大腸ガンや憩室症の予防効果等を奏し、
血糖上昇抑制効果を有することが知られており、糖尿病
の食事療法にも、一般的に用いられている。
【0028】上記の食物繊維を含む食品素材のうち、褐
藻類の抽出物および熱分解物は、例えば、褐藻類を炭酸
ナトリウム水溶液で抽出した後、塩酸または塩化カルシ
ウムで沈殿させることにより得られるアルギン酸画分と
して得られる。さらに、このアルギン酸画分を、酵素分
解,酸加水分解,加圧熱分解,熱分解などして、低分子
量化したものを用いてもよい。上記の食物繊維を含む食
品素材のうち、カニ、エビなどの殻の加水分解物から調
製される食品素材は、カニ、エビなどの殻を、塩酸を用
いて脱灰した後、カセイソーダを用いて脱タンパクして
得られるキチン画分として得られる。具体的には、塩酸
を用いた脱灰は、CaCO3の分解除去であり、例えば
2NのHClで常温2日処理して行う。また、カセイソ
ーダを用いた脱タンパクは、例えば1NのNaOHで1
00℃、36時間処理して行う。
【0029】上記の食物繊維を含む食品素材のうち、穀
類の外皮,豆類の外皮など食物種子の外皮から調製され
る食品素材は、酵素処理,化学的処理,物理的処理のい
ずれか、またはこれらの処理を適宜組み合わせた処理が
行われたものが用いられる。酵素処理は、例えばα−ア
ミラーゼ,グルコアミラーゼなどのデンプン分解酵素,
プロテアーゼなどのタンパク質分解酵素,リパーゼなど
の脂質分解酵素,セルラーゼなどの繊維素分解酵素を、
pH3〜9,温度30〜100℃の条件下で、食物種子
の外皮に添加し、作用させることにより行われる。ま
た、化学的処理は、例えば、上記食物種子の外皮に、鉱
酸、有機酸の水溶液を添加し、pH2〜5の条件下で加
熱処理することにより行われる。また、上記食物種子の
外皮に食品用界面活性剤を添加し、pH3〜8の条件下
で熱処理することにより行ってもよい。物理的処理は、
例えば、上記食物種子の外皮をホモジナイザー,ハンマ
ーミルなどの粉砕機で粉砕した後、篩別することにより
行われる。
【0030】上記の食物繊維を含む素材のうち、コンニ
ャク芋、コンニャク粉から調製されるものは、コンニャ
ク芋の細片またはコンニャク粉そのままでもよいが、さ
らにこれらのコンニャク芋の細片またはコンニャク粉を
原料として、水またはアルコールで分離精製して得たも
のを用いてもよい。上記の食物繊維を含む素材のうち、
糖分抽出後のビート(甜菜糖大根)から調製されるもの
は、糖分抽出後のビートコゼットを脱水、乾燥した後、
粉砕加工することにより調製される。また、糖分抽出後
のビートコゼットを、加水下で、剪断力を利用してコロ
イド状に摩砕することにより調製してもよい。上記の食
物繊維を含む素材のうち、りんごなどの果実から調製さ
れるものは、リンゴなどの果実から果汁を搾汁した後に
得られる副生物を、乾燥、粉末化することにより調製さ
れる。
【0031】本実施の形態に係る血糖上昇抑制剤は、松
樹皮抽出物と食物繊維とが、1重量部(乾燥重量換算)
の松樹皮抽出物に対して、食物繊維が1〜10000重
量部、好ましくは5重量部以上となるように配合されて
いる。ただし、松樹皮抽出物と食物繊維との配合比率
は、これに限定されるものでなく、他の配合比としても
よい。松樹皮抽出物と食物繊維とを組み合わせて、本発
明の血糖上昇抑制効果を得るには、松樹皮抽出物が1日
あたり50mg〜2000mg、好ましくは100mg
〜1000mg摂取されるように、ヒトに投与するとよ
い。
【0032】本実施形態に係る血糖上昇抑制剤は、OP
Cを40重量%以上含有し、カテキン類を1.0重量%
以上含有する松樹皮抽出物と、食物繊維とを配合し、賦
形剤等を加えて、錠剤もしくは丸剤等の形状に成形した
ものである。また、本実施形態では、錠剤もしくは丸剤
等の形状に成形しているが、成形せずに、散剤の形態
や、その他の形態としてもよいことは当然である。ま
た、増量剤,結合剤,増粘剤,乳化剤,着色料,香料,
食品添加物,調味料等と混合したものとしてもよい。ハ
ードカプセル,ソフトカプセルなどのカプセル剤,粉末
状,顆粒状,茶状,ティーバック状,飴状,液体,ペー
スト状などの形態としたものとしてもよい。そしてさら
に、例えば、ローヤルゼリー,ビタミン,プロテイン,
卵殻カルシウム等のカルシウム,キトサン,レシチン,
クロレラ末,アシタバ末,モロヘイヤ末などの栄養成分
を添加することもできる。ステビア末,抹茶パウダー,
レモンパウダー,はちみつ,還元麦芽糖,乳糖,糖液や
調味料等を加えて味を整えてもよい。そして、本実施形
態に係る血糖上昇抑制剤は、その形状または好みに応じ
て、そのまま飲食しても良いし、あるいは水,お湯,牛
乳などに溶いて飲んでも良いし、成分を浸出させたもの
を飲んでも良い。
【0033】本実施形態では、松樹皮抽出物と、血糖上
昇抑制効果を有する食物繊維とを含有することにより、
血糖上昇抑制効果に優れた血糖上昇抑制剤を得ることが
可能となる。また、本発明では、松樹皮抽出物と食物繊
維とを組み合わせているので、松樹皮抽出物が含有する
成分と食物繊維が相互に増幅しあって、これらの物質単
独では得ることができない相乗的な血糖上昇抑制効果を
備えた血糖上昇抑制剤を得ることが可能となる。さら
に、本実施形態に係る血糖上昇抑制剤を各種の飲食品に
配合し、飲食に供するための請求項4に係る健康食品と
してもよい。
【0034】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明がこの実施例により制限されないことはいうまで
もない。 (実施例1)
【0035】次に説明するように、本発明の一実施例で
ある試験例1,2に係る血糖上昇抑制剤、従来例である
対比例1〜3に係る血糖上昇抑制剤を調製し、試験例
1,2、対比例1〜3に係る血糖上昇抑制剤の血糖上昇
抑制効果を対比する実験を行った。 1.試験例1の調製 松樹皮抽出物の一例であるOPC含量40重量%以上の
松樹皮抽出物(OPC−85:INC社製)0.1g
と、食物繊維の一例であるアルギン酸ナトリウム5g
と、基本飼料95gとを混合し、本発明の一実施例であ
る試験例1に係る血糖上昇抑制剤を調製した。基本飼料
は、牛乳カゼイン25重量%、コーンオイル5重量%、
ミネラル混合物4重量%、ビタミン混合物1重量%、塩
化コリン0.2重量%およびショ糖64.8重量%を混
合したものとした。 2.試験例2の調製 松樹皮抽出物の一例であるOPC含量40重量%以上の
松樹皮抽出物(OPC−85:INC社製)0.1g
と、食物繊維の一例である結晶セルロース5gと、基本
飼料95gとを混合し、本発明の一実施例である試験例
1に係る血糖上昇抑制剤を調製した。基本飼料は、試験
例1で配合したものと同様である。
【0036】3.対比例1の調製 松樹皮抽出物の一例であるOPC含量40重量%以上の
松樹皮抽出物(OPC−85:INC社製)0.1g
と、基本飼料95gとを混合し、本発明の一実施例であ
る試験例1に係る血糖上昇抑制剤を調製した。基本飼料
は、試験例1で配合したものと同様である。 4.対比例2の調製 食物繊維の一例であるアルギン酸ナトリウム5gと、基
本飼料95gとを混合し、本発明の一実施例である試験
例1に係る血糖上昇抑制剤を調製した。基本飼料は、試
験例1で配合したものと同様である。 5.対比例3の調製 食物繊維の一例である結晶セルロース5gと、基本飼料
95gとを混合し、本発明の一実施例である試験例1に
係る血糖上昇抑制剤を調製した。基本飼料は、試験例1
で配合したものと同様である。 6.対照の調製 試験例1で配合したものと同様の基本飼料100gを、
対照とした。
【0037】7.血糖上昇抑制効果の評価 試験例1,2および対比例1〜3および対照を4週齢の
幼若ラットに2週間自由摂取させた後、12時間絶食
し、グルコース負荷試験を行った。グルコース負荷試験
は、20%グルコース溶液を用いて、グルコースが25
0mg/100g・体重となるように強制経口投与して
行った。グルコース負荷の直前の血糖値の測定結果と、
60分後の血糖値の測定結果を、表1
【0038】
【表1】
【0039】に示す。表1の結果では、グルコース負荷
直前は、血糖値が145〜154(mg/dl)であ
り、試験例1,2と対照と対比例1〜3の間で差がなか
った。それに対し、グルコース負荷60分後には、対比
例1〜3および対照の血糖値が199〜211(mg/
dl)であったのに対し、試験例1,2の血糖値は、1
67〜173(mg/dl)であり、対比例1〜3およ
び対照の血糖値よりも極端に低くなっていた。また、基
本飼料に松樹皮抽出物のみを配合した対比例1,基本飼
料に食物繊維のみを配合した対比例2および3は、いず
れも基本飼料のみの対照よりも、ラットの血糖値が低く
なっており、松樹皮抽出物のみ、または食物繊維のみを
配合した場合でも、血糖上昇抑制作用があることが分か
ったが、基本飼料に松樹皮抽出物および食物繊維を配合
した試験例1,2では、松樹皮抽出物または食物繊維の
いずれか一方のみを配合した対比例1〜3よりも大幅に
ラットの血糖値が低くなっていた。基本飼料に松樹皮抽
出物および食物繊維を配合したものは、基本飼料に松樹
皮抽出物または食物繊維のいずれか一方のみを配合した
場合では得られない相乗的な血糖上昇抑制作用を奏する
ことが分かった。以上より、松樹皮抽出物と食物繊維と
を組み合わせることにより、それぞれ松樹皮抽出物また
は食物繊維単独で摂取した際には得られない、食後血糖
値の上昇抑制効果が得られることが分かった。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の血糖上昇抑制剤に
よれば、松樹皮抽出物と、血糖上昇抑制効果を有する食
物繊維とを含有することにより、血糖上昇抑制効果に優
れた血糖上昇抑制剤を得ることが可能となる。また、本
発明では、松樹皮抽出物と食物繊維とを組み合わせてい
るので、松樹皮抽出物が含有する成分と食物繊維が相互
に増幅しあって、これらの物質単独では得ることができ
ない相乗的な血糖上昇抑制効果を備えた血糖上昇抑制剤
を得ることが可能となる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月13日(2001.11.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】次に説明するように、本発明の一実施例で
ある試験例1,2に係る血糖上昇抑制剤、従来例である
対比例1〜3に係る血糖上昇抑制剤を調製し、試験例
1,2、対比例1〜3に係る血糖上昇抑制剤の血糖上昇
抑制効果を対比する実験を行った。 1.試験例1の調製 松樹皮抽出物の一例であるOPC含量40重量%以上の
松樹皮抽出物(OPC−85:INC社製)0.1g
と、食物繊維の一例であるアルギン酸ナトリウム5g
と、基本飼料95gとを混合し、本発明の一実施例であ
る試験例1に係る血糖上昇抑制剤を調製した。基本飼料
は、牛乳カゼイン25重量%、コーンオイル5重量%、
ミネラル混合物4重量%、ビタミン混合物1重量%、塩
化コリン0.2重量%およびショ糖64.8重量%を混
合したものとした。 2.試験例2の調製 松樹皮抽出物の一例であるOPC含量40重量%以上の
松樹皮抽出物(OPC−85:INC社製)0.1g
と、食物繊維の一例である結晶セルロース5gと、基本
飼料95gとを混合し、本発明の一実施例である試験例
に係る血糖上昇抑制剤を調製した。基本飼料は、試験
例1で配合したものと同様である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】3.対比例1の調製 松樹皮抽出物の一例であるOPC含量40重量%以上の
松樹皮抽出物(OPC−85:INC社製)0.1g
と、基本飼料95gとを混合し、対比例1に係る血糖上
昇抑制剤を調製した。基本飼料は、試験例1で配合した
ものと同様である。 4.対比例2の調製 食物繊維の一例であるアルギン酸ナトリウム5gと、基
本飼料95gとを混合し、対比例2に係る血糖上昇抑制
剤を調製した。基本飼料は、試験例1で配合したものと
同様である。 5.対比例3の調製 食物繊維の一例である結晶セルロース5gと、基本飼料
95gとを混合し、対比例3に係る血糖上昇抑制剤を調
製した。基本飼料は、試験例1で配合したものと同様で
ある。 6.対照の調製 試験例1で配合したものと同様の基本飼料100gを、
対照とした。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 1/00 A61P 1/00 1/02 1/02 3/02 3/02 3/06 3/06 3/10 3/10 7/02 7/02 9/00 9/00 9/10 101 9/10 101 9/12 9/12 19/02 19/02 31/04 31/04 31/12 31/12 35/00 35/00 37/00 37/00 39/06 39/06 Fターム(参考) 4B018 MD08 MD47 MD48 MD49 MD53 MD60 ME03 4C086 AA01 AA02 BA08 MA01 MA34 MA52 NA14 ZA02 ZA36 ZA42 ZA45 ZA67 ZA72 ZA96 ZB13 ZB26 ZB33 ZB35 ZC02 ZC33 4C088 AB03 AB15 AB74 BA07 BA08 BA09 BA14 CA03 CA10 ZA02 ZA36 ZA42 ZA45 ZA67 ZA73 ZA96 ZB13 ZB26 ZB33 ZB35 ZC02 ZC33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 松樹皮抽出物と食物繊維とを含有するこ
    とを特徴とする血糖上昇抑制剤。
  2. 【請求項2】 前記松樹皮抽出物が、OPC(olig
    omeric proanthocyanidin)
    を、40重量%以上含有することを特徴とする請求項1
    記載の血糖上昇抑制剤。
  3. 【請求項3】 前記松樹皮抽出物が、カテキン(cat
    echin)類を、1.0重量%以上含有することを特
    徴とする請求項1記載の血糖上昇抑制剤。
  4. 【請求項4】 松樹皮抽出物と、麦若葉およびケールの
    うち少なくとも一方を利用して調製された食物繊維含有
    素材とを含むことを特徴とする血糖上昇抑制剤。
  5. 【請求項5】 松樹皮抽出物と食物繊維を含む血糖上昇
    抑制剤を含有することを特徴とする健康食品。
  6. 【請求項6】 松樹皮抽出物と、麦若葉およびケールの
    うち少なくとも一方を利用して調製された食物繊維含有
    素材とを含む血糖上昇抑制剤を含有することを特徴とす
    る健康食品。
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