JP2003339353A - 美容食品 - Google Patents
美容食品Info
- Publication number
- JP2003339353A JP2003339353A JP2002151358A JP2002151358A JP2003339353A JP 2003339353 A JP2003339353 A JP 2003339353A JP 2002151358 A JP2002151358 A JP 2002151358A JP 2002151358 A JP2002151358 A JP 2002151358A JP 2003339353 A JP2003339353 A JP 2003339353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- food
- dietary fiber
- beauty
- pine
- effect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
を提供すること。 【解決手段】 (A)乳酸菌、(B)食物繊維、(C)
オリゴ糖、(D)アスコルビン酸、および(E)プロア
ントシアニジンを含む、美容食品。
Description
る。より詳細には、(A)乳酸菌、(B)オリゴ糖、
(C)食物繊維、(D)アスコルビン酸、および(E)
プロアントシアニジンを含む、美容食品に関する。
り、生活習慣病の症状を改善するあるいは予防するとい
われる種々の食品が開発されている。これらの多くは、
単一の食品素材に賦形剤を添加して成形されていた。
よる相乗作用を訴求したものが開発され、市販されるよ
うになってきた。例えば、ビフィズス菌とオリゴ糖と食
物繊維とを配合した健康食品は、相乗的に整腸効果を奏
するといわれている。この整腸作用を奏する組み合わせ
に基づいて、体の内面、特に胃腸をきれいにすることに
よって、美肌づくりを目的とすることもできる。しか
し、この場合、体の内面からきれいにするといっても、
最終的には、体にとって有害な成分を除去するにとどま
り、積極的に皮膚に影響を与えるものではない。
構成成分となるような食品素材を用いた種々の健康食品
が開発されている。例えば、特開平10−165138
号公報には、ヒアルロン酸およびコンドロイチン硫酸を
含むムコ多糖類と核酸(DNAとRNA)とを含む美容
健康食品が記載されている。この美容健康食品は、皮膚
を構成するムコ多糖類を主成分とするため、肌に対する
美容効果はあると考えられるが、皮膚の構成成分を供給
するにとどまり、皮膚に活力を与えることによって、積
極的に美容効果を得るものではない。さらに、特開平8
−205835号公報には、コラーゲン粉末と杜仲茶エ
キスとを含有する飲料が記載されているが、これも皮膚
の成分を補給しているに過ぎない。
に美肌を作り出す健康食品は未だ得られていないのが現
状である。
ら積極的に美肌を作り出す美容食品の開発が望まれてい
る。
ら積極的に美肌を作り出す美容食品の開発について、鋭
意検討したところ、体の中から発生する肌に有害な成分
を除去する目的で、乳酸菌、オリゴ糖、および食物繊維
を用い、これに直接的な美肌効果のあるアスコルビン酸
を加え、さらアスコルビン酸の効果を相乗的に増強する
プロアントシアニジンを加えることにより、美肌を作り
出すことができることを見出して本発明を完成させるに
至った。
(B)オリゴ糖、(C)食物繊維、(D)アスコルビン
酸、および(E)プロアントシアニジンを含む、美容食
品を提供する。
物繊維は、水溶性食物繊維である。
(E)プロアントシアニジンの20重量%以上が、OP
C(oligomeric proantocyanidin)で構成されている。
美容食品について説明する。なお、以下に説明する構成
は、本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲
内で種々改変することができるものである。
特に限定されず、例えば、Lactobacillus acidophilu
s、Lactobacillus casei、Lactobacillus bulgaricus、
Streptococcus thermophilus、Streptococcus faecali
s、Streptococcus faecium、Bacillus coagulans、Bifi
dobacterium longum(ビフィズス菌)などが用いられ
る。乳酸菌としては、粉末または液状の形態で提供され
る食品が好ましく用いられる。乳酸菌は、例えば、適切
な培地で培養後、凍結乾燥して、加工食品に添加する
と、水分を与えられた場合に生育可能となる。
境を整備すると考えられているので、不溶性食物繊維と
同じ機能、すなわち、大腸がん予防効果、腸内環境の改
善効果などを有すると考えられる。
は、特に限定されず、例えば、ラクチュロース、パラチ
ノース、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ラ
フィノース、スタキオース、キシロオリゴ糖、マルトオ
リゴ糖、イソマルトオリゴ糖、トレハロース、ガラクト
オリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、ビートオリゴ
糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖などが挙げられ
る。
れており、これを補うことにより、体調を整えることが
できる。
物繊維があり、いずれも便秘改善効果のほかに、腸内環
境を整える作用を有する。本発明の美容食品には、水溶
性食物維繊維および不溶性食物繊維のいずれを用いても
よい。水溶性食物繊維として、ペクチン、グアガム、サ
イリウム、ガラクトマンナン、キシログルカン、ローカ
ストビーンガム、グルコマンナン、アルギン酸ナトリウ
ム、コンドロイチン硫酸、低分子アルギン酸、低分子グ
アガム(グアガム酵素分解物)、難消化性デキストリ
ン、プルラン、ファイパロン、コンドロイチン硫酸など
が挙げられる。不溶性食物繊維としては、セルロース、
ヘミセルロース、リグニン、寒天、キチン、コラーゲ
ン、カラギーナンなどが挙げられる。また、これらの食
物繊維の誘導体も用いることができる。食物繊維の誘導
体としては、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースのよう
なセルロースの誘導体;キチンもしくはキトサンのカル
ボキシメチル化物、リン酸化物、硫酸化物、ジヒドロキ
シプロピル化物などの誘導体;ポリデキストロースのよ
うなデンプンの誘導体が挙げられる。なお、本明細書に
おいて食物繊維というときには、特に断わりがない限
り、食物繊維の誘導体も含むものとする。
維、水溶性食物繊維、食物繊維の誘導体などの食物繊維
を豊富に含有する食品素材を用いてもよい。
えば、ジャイアントケルプを含む褐藻類の抽出物および
熱分解物;カニ、エビなどの殻の加水分解物;とうもろ
こしの外皮、米糠、米のもみがら、小麦フスマ、大豆フ
スマ、カラス麦フスマ、ハト麦フスマ、ライ麦フスマ、
オート麦フスマ、マイロ外皮、エン麦外皮などの穀類の
外皮;大豆、小豆、えんどう豆の外皮、落花生のウス皮
などの豆類の外皮;インドオオバコなどの食物種子の外
皮;コンニャク芋、コンニャク粉;糖分抽出後のビート
(甜菜糖大根);りんごなどの果実などから調製された
素材などが挙げられる。また、食物繊維として市販され
ているものを用いてもよく、こんにゃくマンナン、ビー
ル酵母食物繊維、パインファイバー、バナナ繊維、柑橘
繊維、植物種子繊維、果実野菜繊維、根菜繊維などが挙
げられる。
昇抑制作用を有することが知られている。
どが不溶性食物繊維であるため、本発明の美容食品に
は、水溶性食物繊維が好ましく用いられる。不溶性食物
繊維と水溶性食物繊維とを組み合わせて用いてもよい。
大腸がん予防効果、および腸内環境の改善効果を有する
不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維とを組み合わせるこ
とにより、コレステロールの吸収抑制、食後血糖値の上
昇抑制などの効果が高められる。
える作用、皮膚構成タンパク質であるコラーゲンの合成
を促進する作用、シミやくすみの原因の1つであるチロ
シナーゼの活性を阻害する作用、およびメラニンを無色
化する作用があることが知られている。
ン酸としては、アスコルビン酸またはその塩(例えば、
ナトリウム塩、カリウム塩など)、あるいは食用に供す
ることのできるアスコルビン酸の誘導体を用いることが
できる。アスコルビン酸を豊富に含む天然素材(例え
ば、レモン、オレンジ、アセロラなどの果実由来の天然
素材、あるいは、ブロッコリー、メキャベツ、ピーマ
ン、コマツナ、カリフラワーなどの野菜由来の天然素
材)も、本発明においてアスコルビン酸として用いるこ
とができる。
3−オールおよび/またはフラバン3,4ジオールを構
成単位とする重合度が2以上の縮重合体からなる化合物
群をいう。プロアントシアニジンは、抗酸化作用などの
種々の活性を有することが知られている。
ち、フラバン−3−オールおよび/またはフラバン−
3,4−ジオールを構成単位とする重合度が2〜4の縮
重合体を、OPC(オリゴメリック・プロアントシアニ
ジン;oligomeric proanthocyanidin)という。OPC
は、ポリフェノールの一種で、植物が作り出す強力な抗
酸化物質であり、植物の葉、樹皮、果物の皮もしくは種
の部分に集中的に含まれている。具体的には、ブドウの
種、松の樹皮、ピーナッツの薄皮、イチョウ、ニセアカ
シアの果実、コケモモなどに含まれている。また、西ア
フリカのコーラナッツ、ペルーのラタニアの根、日本の
緑茶にも、OPCが含まれることが知られている。OP
Cは、ヒトの体内では、生成することのできない物質で
ある。OPCを多く含むプロアントシアニジンが好適で
ある。
シアニジンとして、ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、ア
ボガドなどの果実もしくは種子の粉砕物、またはこれら
の抽出物のような食品原料を使用することができる。特
に、松樹皮の抽出物を用いることが好ましい。松樹皮
は、プロアントシアニジンの中でもOPCに富むため、
本発明においてプロアントシアニジンとして好ましく用
いられる。
を例に挙げて、プロアントシアニジンの調製方法を説明
する。
(Pinus Martima)、カラマツ、クロマツ、アカマツ、
ヒメコマツ、ゴヨウマツ、チョウセンマツ、ハイマツ、
リュウキュウマツ、ウツクシマツ、ダイオウマツ、シロ
マツ、カナダのケベック地方のアネダなどのマツ目に属
する植物の樹皮抽出物が好ましく用いられる。中でも、
フランス海岸松(Pinus Martima)の樹皮抽出物が好ま
しい。
部に生育している海洋性松をいう。このフランス海岸松
の樹皮は、プロアントシアニジン、有機酸、ならびにそ
の他の生理活性成分などを含有し、その主要成分である
フラボノイド類のプロアントシアニジンに、活性酸素を
除去する強い抗酸化作用があることが知られている。
有機溶媒で抽出して得られる。水を用いる場合には、温
水または熱水が用いられる。抽出に用いる有機溶媒とし
ては、食品あるいは薬剤の製造に許容される有機溶媒が
用いられ、例えば、メタノール、エタノール、1−プロ
パノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブ
タノール、ブタン、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、プロピレングリコール、含水エタノール、含水プロ
ピレングリコール、エチルメチルケトン、グリセリン、
酢酸メチル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジクロロ
メタン、食用油脂、1,1,1,2−テトラフルオロエ
タン、および1,1,2−トリクロロエテンが挙げられ
る。これらの水および有機溶媒は単独で用いてもよい
し、組合わせて用いてもよい。特に、熱水、含水エタノ
ール、および含水プロピレングリコールが好ましく用い
られる。
る方法は、特に制限されないが、例えば、加温抽出法、
超臨界流体抽出法などが用いられる。
(臨界温度、臨界圧力)を超えた状態の流体である超臨
界流体を用いて抽出を行う方法である。超臨界流体とし
ては、二酸化炭素、エチレン、プロパン、亜酸化窒素
(笑気ガス)などが用いられ、二酸化炭素が好ましく用
いられる。
流体によって抽出する抽出工程と、目的成分と超臨界流
体とを分離する分離工程からなる。分離工程では、圧力
変化による抽出分離、温度変化による抽出分離、または
吸着剤・吸収剤を用いた抽出分離のいずれを行ってもよ
い。
流体抽出を行ってもよい。この方法は、超臨界流体に、
例えば、エタノール、プロパノール、n−ヘキサン、ア
セトン、トルエン、その他の脂肪族低級アルコール類、
脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、またはケトン類
を2〜20W/V%程度添加し、得られた抽出流体で超
臨界流体抽出を行うことによって、OPC、カテキン類
(後述)などの目的とする抽出物の抽出溶媒に対する溶
解度を飛躍的に上昇させる、あるいは分離の選択性を増
強させる方法であり、効率的に松樹皮抽出物を得る方法
である。
作できるため、高温で変質・分解する物質にも適用でき
るという利点;抽出流体が残留しないという利点;およ
び溶媒の循環利用が可能であり、脱溶媒工程などが省略
でき、工程がシンプルになるという利点がある。
外に、液体二酸化炭素回分法、液体二酸化炭素還流法、
超臨界二酸化炭素還流法などにより行ってもよい。
み合わせてもよい。複数の抽出方法を組み合わせること
により、種々の組成の松樹皮抽出物を得ることが可能と
なる。
物は、具体的には、以下のような方法により調製される
が、これは例示であり、この方法に限定されない。
リウムの飽和溶液3Lに入れ、100℃にて30分間抽
出し、抽出液を得る(抽出工程)。その後、抽出液を濾
過し、得られる不溶物を塩化ナトリウムの飽和溶液50
0mlで洗浄し、洗浄液を得る(洗浄工程)。この抽出
液と洗浄液を合わせて、松樹皮の粗抽出液を得る。
mlを添加して分液し、酢酸エチル層を回収する工程を
5回行う。回収した酢酸エチル溶液を合わせて、無水硫
酸ナトリウム200gに直接添加して脱水する。その
後、この酢酸エチル溶液を濾過し、濾液を元の5分の1
量になるまで減圧濃縮する。濃縮された酢酸エチル溶液
を2Lのクロロホルムに注ぎ、攪拌して得られる沈殿物
を濾過により回収する。その後、この沈殿物を酢酸エチ
ル100mlに溶解した後、再度1Lのクロロホルムに
添加して沈殿させる操作を2回繰り返す洗浄工程を行
う。この方法により、例えば、2〜4量体のOPCを2
0重量%以上含み、かつカテキン類を5重量%以上含有
する、約5gの松樹皮抽出物が得られる。
アントシアニジンとして代表的に用いられる、上記の原
料植物からの抽出物、特に松樹皮抽出物には、プロアン
トシアニジン、すなわち、フラバン−3−オールおよび
/またはフラバン−3,4−ジオールを構成単位とする
重合度が2以上の縮重合体が含まれている。重合度の低
い縮重合体が多く含まれるものが好ましく用いられる。
重合度の低い縮重合体としては、重合度が2〜30の縮
重合体(2〜30量体)が好ましく、重合度が2〜10
の縮重合体(2〜10量体)がより好ましく、重合度が
2〜4の縮重合体(2〜4量体;すなわち、OPC)が
さらに好ましい。
ため、ガン・心臓病・脳血栓などの成人病の危険率を低
下する効果、関節炎・アトピー性皮膚炎・花粉症などの
アレルギー体質の改善効果なども有する。
内のバクテリア増殖を抑制してプラーク(歯こう)を減
少させる効果;血管の弾力性を回復させる効果;血液中
でのリポたんぱくが活性酸素によりダメージを受けるの
を防止して、損傷した脂肪が血管の内壁に凝集し、コレ
ステロールが付着することを防止する効果;活性酸素に
よって分解されたビタミンEを再生させる効果;ビタミ
ンEの増強剤としての効果等を有することが知られてい
る。
上含有するプロアントシアニジンが好ましく用いられ
る。より好ましくは30重量%以上である。このような
プロアントシアニジンとして、松樹皮抽出物が好ましく
用いられる。
重合度の高いものを用いた場合と対比して、優れた美容
効果が得られる。
ン、特に植物抽出物には、OPCとともにカテキン(ca
techin)類が含まれている。カテキン類とは、ポリヒド
ロキシフラバン−3−オールの総称であり、狭義のカテ
キンといわれている(+)−カテキンのほか、ガロカテ
キン、アフゼレキン、(+)−カテキンまたはガロカテ
キンの3−ガロイル誘導体が、天然物から単離されてい
る。カテキン類としては、(+)−カテキン、(−)−
エピカテキン、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガ
ロカテキン、エピガロカテキンガレート、エピカテキン
ガレートなどが知られている。カテキン類には、発癌抑
制、動脈硬化予防、脂肪代謝異常の抑制、血圧上昇の抑
制、血栓予防、抗アレルギー、抗ウイルス、抗菌、虫歯
予防、口臭防止、腸内細菌叢正常化効果、活性酸素やフ
リーラジカルの消去作用、抗酸化作用などがあることが
知られている。また、カテキン類には、血糖の上昇を抑
制する抗糖尿病効果があることが知られている。また、
カテキン類は、OPCの存在下で水溶性が増すと同時
に、活性化する性質がある。
重量%以上含有されていることが好ましい。より好まし
くは、OPCを20重量%以上含有する原料植物抽出物
に、カテキン類が5重量%以上含有されるように調製さ
れる。例えば、松樹皮抽出物のカテキン類含量が5重量
%未満の場合、カテキン類含量が5重量%以上となるよ
うに添加してもよい。カテキン類を5重量%以上含有
し、かつOPCを20重量%以上含有する松樹皮抽出物
を用いることが最も好ましい。
0.2〜10重量部、(B)オリゴ糖を10〜1000
重量部、(C)食物繊維を100重量部、(D)アスコ
ルビン酸を0.2〜10重量部、および(E)プロアン
トシアニジンを0.2〜10重量部の割合で含むことが
好ましい。
の各成分を含み、必要に応じて、通常食品に用いられる
種々の添加剤を含む。このような添加剤としては、賦形
剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、
食品添加物が挙げられる。例えば、栄養補助剤として、
ローヤルゼリー、ビタミン、プロテイン、キトサン、レ
シチンなどが添加され、さらに糖液や調味料を加えて、
味を整えることができる。これらは、必要に応じて、ハ
ードカプセル、ソフトカプセルのようなカプセル剤、錠
剤、もしくは丸剤の形状に成形され、または粉末状、顆
粒状、飴状などの形態にされ得る。これらは、その形状
または好みに応じて、そのまま食しても良いし、水、
湯、牛乳などに溶いて飲んでも良い。
くは、(A)乳酸菌が0.01〜5g、より好ましくは
0.05〜3gであり、(B)オリゴ糖が0.1〜30
g、より好ましくは0.2〜20gであり、(C)食物
繊維が1〜10g、より好ましくは3〜7g、(D)ア
スコルビン酸が50〜1000mg、および(E)プロ
アントシアニジンが20〜1000mg、より好ましく
は50mg以上、さらに好ましくは100mg以上であ
る。本発明の美容食品は、1日当たり、総量で、10〜
50g摂取することが好ましく、20〜30gを摂取す
ることがより好ましい。(E)プロアントシアニジン
は、(D)アスコルビン酸に対して、0.2〜10倍重
量の範囲内で添加されることが好ましい。
菌、(B)オリゴ糖、および(C)食物繊維の組み合わ
せは、腸内環境を整える。すなわち、乳酸菌の添加によ
り、腸内の善玉菌を供給し、オリゴ糖により、善玉菌を
資化し、一方で、食物繊維により、腸の中を掃除し、悪
玉菌が繁殖するのを抑え、腸内環境を整えることができ
る。これにより、悪玉菌が生成する有害ガスや有害物質
を生成を抑えると同時に、腸内で食物のかすが腐敗する
のを防ぎ、美肌にとって害となる要素を除去することが
できる。
害ガスや有害物物質を除去するのと同時に、抗酸化作用
を有する(D)アスコルビン酸および(E)プロアント
シアニジンを用いると、皮膚細胞へのストレスがかかり
にくく、より優れた美肌作用が得られる。
本発明がこの実施例により制限されないことはいうまで
もない。
ンガム;森永乳業株式会社)、(B)オリゴ糖(ガラク
トオリゴ糖;日新製糖株式会社)、(C)食物繊維(難
消化性デキストリン;松谷化学工業株式会社)、(D)
アスコルビン酸(武田薬品工業株式会社)、および
(E)プロアントシアニジン(松樹皮抽出物;東洋新薬
株式会社)を、表1に記載の割合で混合して、粉末状の
食品を調製した。
1回当たり3gの量で、1日3回、1カ月間摂取させ
た。その後、以下の表2に示す項目について聞き取り調
査した。表2に結果を示す。表2に示す数字は、「そう
思う」と答えた人数である。
ることにより、肌の状態が改善され、っして体調が良好
になった人が多いことがわかった。すなわち、本発明の
食品は、美容効果および体調などを整える健康効果の両
方において優れた効果を示した。これは、便秘が改善さ
れていること、および肌質が改善されていることから、
乳酸菌、オリゴ糖、および食物繊維による便秘改善効果
と、アスコルビン酸およびプロアントシアニジンによる
相乗的な美肌作用によるものであると考えられる。
オリゴ糖、(D)アスコルビン酸、および(E)プロア
ントシアニジンを組み合わせた食品を摂取することによ
り、便秘の改善などによって体調を整え、アスコルビン
酸およびプロアントシアニジンによる美肌効果に加え
て、さらに相乗的な美肌作用が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)乳酸菌、(B)オリゴ糖、(C)
食物繊維、(D)アスコルビン酸、および(E)プロア
ントシアニジンを含む、美容食品。 - 【請求項2】 前記(C)食物繊維が、水溶性食物繊維
である、請求項1に記載の美容食品。 - 【請求項3】 前記(E)プロアントシアニジンの20
重量%以上が、OPC(oligomeric proantocyanidin)
で構成されている、請求項1に記載の美容食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002151358A JP2003339353A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 美容食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002151358A JP2003339353A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 美容食品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003339353A true JP2003339353A (ja) | 2003-12-02 |
JP2003339353A5 JP2003339353A5 (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=29768978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002151358A Pending JP2003339353A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 美容食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003339353A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005122794A1 (ja) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | Toyo Shinyaku Co., Ltd. | 植物抽出物と乳由来原料とを含有する組成物 |
JP2006014730A (ja) * | 2004-05-31 | 2006-01-19 | Toyo Shinyaku:Kk | 食品 |
JP2006067946A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Ito En Ltd | ヘスペリジン含有飲料 |
WO2007009187A1 (en) * | 2005-07-22 | 2007-01-25 | Tarac Technologies Pty Ltd | Polyphenol and probiotic containing nutritional supplement |
JP2008500032A (ja) * | 2004-05-25 | 2008-01-10 | コグニス・アイピー・マネージメント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 経口および/または局所用組成物 |
JP2009240285A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 落花生種皮加工物を有効成分とする食品組成物 |
JP2010178736A (ja) * | 2009-01-06 | 2010-08-19 | Zenyaku Kogyo Kk | 肌美容改善剤、抗酸化剤、肌美容改善用組成物、又は美容用飲食品 |
JP2011246372A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Shiseido Co Ltd | 首の皮膚の老化現象を改善するための美容セット及びこれを使用する美容方法 |
JP2017002010A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | 株式会社東洋新薬 | 美容組成物 |
JP2020196770A (ja) * | 2020-09-16 | 2020-12-10 | 株式会社東洋新薬 | 血流改善剤 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000060482A (ja) * | 1998-06-11 | 2000-02-29 | Fancl Corp | 食品組成物 |
JP2000069938A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Bizen Kasei Kk | 経口摂取用美白剤およびその利用 |
JP2000125823A (ja) * | 1998-10-16 | 2000-05-09 | Fiburo Seiyaku Kk | 赤ぶどうエキス末、ぶどう種子エキス末、ガラクトオリゴ糖を主成分とする飲料の製造方法および該方法に使用する赤ぶどうエキス末並びにぶどう種子エキス末 |
JP2000245393A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Toyo Shinyaku:Kk | 健康食品 |
JP2002017297A (ja) * | 2001-07-10 | 2002-01-22 | Toyo Shinyaku:Kk | キャベツ発酵エキスの製造方法 |
-
2002
- 2002-05-24 JP JP2002151358A patent/JP2003339353A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000060482A (ja) * | 1998-06-11 | 2000-02-29 | Fancl Corp | 食品組成物 |
JP2000069938A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Bizen Kasei Kk | 経口摂取用美白剤およびその利用 |
JP2000125823A (ja) * | 1998-10-16 | 2000-05-09 | Fiburo Seiyaku Kk | 赤ぶどうエキス末、ぶどう種子エキス末、ガラクトオリゴ糖を主成分とする飲料の製造方法および該方法に使用する赤ぶどうエキス末並びにぶどう種子エキス末 |
JP2000245393A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Toyo Shinyaku:Kk | 健康食品 |
JP2002017297A (ja) * | 2001-07-10 | 2002-01-22 | Toyo Shinyaku:Kk | キャベツ発酵エキスの製造方法 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008500032A (ja) * | 2004-05-25 | 2008-01-10 | コグニス・アイピー・マネージメント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 経口および/または局所用組成物 |
JP2006014730A (ja) * | 2004-05-31 | 2006-01-19 | Toyo Shinyaku:Kk | 食品 |
WO2005122794A1 (ja) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | Toyo Shinyaku Co., Ltd. | 植物抽出物と乳由来原料とを含有する組成物 |
JP2006067946A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Ito En Ltd | ヘスペリジン含有飲料 |
WO2007009187A1 (en) * | 2005-07-22 | 2007-01-25 | Tarac Technologies Pty Ltd | Polyphenol and probiotic containing nutritional supplement |
JP2009240285A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | 落花生種皮加工物を有効成分とする食品組成物 |
JP2010178736A (ja) * | 2009-01-06 | 2010-08-19 | Zenyaku Kogyo Kk | 肌美容改善剤、抗酸化剤、肌美容改善用組成物、又は美容用飲食品 |
JP2011246372A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Shiseido Co Ltd | 首の皮膚の老化現象を改善するための美容セット及びこれを使用する美容方法 |
JP2017002010A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | 株式会社東洋新薬 | 美容組成物 |
JP2020196770A (ja) * | 2020-09-16 | 2020-12-10 | 株式会社東洋新薬 | 血流改善剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4470212B2 (ja) | 皮膚改善剤 | |
WO2004091642A1 (ja) | 関節炎の予防または治療剤 | |
JP2002275076A (ja) | 血糖上昇抑制剤および健康食品 | |
US20070264368A1 (en) | Carbohydrase inhibitors derived from fagaceous plants and use thereof | |
JP2003325135A (ja) | 健康食品 | |
JP2005170837A (ja) | 海藻抽出物およびそれを含む糖質加水分解酵素阻害剤 | |
JP2003339353A (ja) | 美容食品 | |
TWI430754B (zh) | 高γ-胺基丁酸含有物之製造方法 | |
JP4352029B2 (ja) | 健康食品 | |
JP2003146898A (ja) | 高脂血症改善剤 | |
JP2006160685A (ja) | 経口用皮膚老化予防・改善剤 | |
JP2007308373A (ja) | 腸内菌叢改善剤 | |
JP2005350453A (ja) | バナバ葉の水難溶性成分 | |
JP2011178730A (ja) | メイラード反応阻害剤およびAGEs生成抑制剤 | |
FR3001633A1 (fr) | Combinaison cosmetique d'actifs nutritionnels pour maintenir un bon etat esthethique de la peau et favoriser une perte de poids | |
JP2010159283A (ja) | プロアントシアニジン含有組成物 | |
JP2006045213A (ja) | 特定のキナ酸誘導体を含有する経口用組成物 | |
JP5114625B2 (ja) | γ−アミノ酪酸高含有物の製造方法 | |
JP2003334022A (ja) | 持久力向上用食品組成物 | |
JP2004049135A (ja) | 健康食品 | |
JP2005170836A (ja) | 海藻抽出物およびそれを含むリパーゼ阻害剤 | |
JP2005237291A (ja) | 健康食品 | |
JP2005278654A (ja) | 関節炎改善用食品 | |
JP2003325136A (ja) | 関節炎改善用食品 | |
JP2003146899A (ja) | 皮膚改善剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050413 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070508 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070925 |