JP2002272218A - 乗用田植機 - Google Patents
乗用田植機Info
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Abstract
ッションケースから動力取り出し装置により取出し、後
方に配置した植付部の苗植え装置まで伝達するようにし
ており、該苗植え装置と前記動力取り出し装置間の動力
伝達経路の途中部には伝動ケースを介設し、該伝動ケー
スで分岐した動力を、施肥機などの作業機の駆動に用い
るようにしていたが、動力伝達構造が複雑となり、部品
点数が増加し、組み立て性、メンテナンス性が悪くな
る、という問題があった。 【解決手段】 ミッションケース6の両側面より動力取
り出し手段206である出力軸64を突出し、該出力軸
64の一側には、植付部9に連結連動する植付部駆動手
段203を設け、出力軸64の他側には、植付部9とは
別の作業機205に連結連動する駆動手段204を設け
た。
Description
り、詳しくは、ミッションケースにおける動力取り出し
構成に関する。
用の動力は、ミッションケースから動力取り出し装置に
より取出し、後方に配置した植付部の苗植え装置まで伝
達するようにしており、該苗植え装置と前記動力取り出
し装置間の動力伝達経路の途中部には伝動ケースを介設
し、該伝動ケースで分岐した動力を、施肥機などの作業
機の駆動に用いるようにしていた。
達経路途中部で動力を分岐させるため、動力伝達構造が
複雑となり、部品点数が増加し、組み立て性、メンテナ
ンス性が悪くなる、という問題があった。また、動力伝
達構造が複雑になるとレイアウトも限定されるため、設
計の自由度が低くなり、無駄なスペースの発生が避けら
れず、更には、機体の汎用化が難しくコストアップにな
る、という問題があった。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。すなわち、請求項1においては、エ
ンジンからの動力をミッションケースに入力し、該ミッ
ションケース内で変速した後、動力の一部を取り出して
作業機に出力する動力取り出し手段を設けた乗用田植機
において、該動力取り出し手段には、植付部駆動手段に
加えて、別の作業機の駆動手段を設けたものである。ま
た、請求項2においては、エンジンからの動力をミッシ
ョンケースに入力し、該ミッションケース内で変速した
後、動力の一部を取り出して作業機に出力する動力取り
出し手段を設けた乗用田植機において、ミッションケー
スの両側面より前記動力取り出し手段である出力軸を突
出し、該出力軸の一側には、植付部に連結連動する植付
部駆動手段を設け、出力軸の他側には、植付部とは別の
作業機に連結連動する駆動手段を設けたものである。請
求項3においては、前記出力軸の途中部に、クラッチ機
構を設けるものである。請求項4においては、前記出力
軸の両側に、ベベルギアを各一対配設するものである。
請求項5においては、前記出力軸は、後輪への動力を伝
達するチェーン機構のチェーン巻回経路内に配置すると
共に、出力軸の外周上には、チェーンの回動を案内する
ガイド部を設けるものである。
に示す実施例を基に説明する。図1は、本発明に係わる
乗用田植機の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は
車体フレームへとミッションケースの概略斜視図、図4
はエンジンとミッションケース間の概略斜視図、図5は
ミッションケース全体の左側面図、図6はミッションケ
ース前部の左側面図、図7はミッションケース後部の左
側面図、図8はミッションケース全体の平面展開断面
図、図9はミッションケース前部の平面展開断面図、図
10はミッションケース後部の平面展開断面図、図11
はミッションケース前部における入力軸からPTO出力
軸までの動力伝達構成を示す平面展開断面図、図12は
ミッションケース前部における副変速軸から主変速軸ま
での動力伝達構成を示す平面展開断面図、図13は作業
機への動力取り出し構成を示す平面展開断面図、図14
は動力取り出し部から側条施肥機までの動力伝達構成を
示す左側面一部断面図、図15は同じく左側面一部断面
拡大図、図16は側条施肥機の背面図、図17は施肥ユ
ニットの背面図、図18は同じく左側面一部断面図であ
る。
構成について、図1乃至図3により説明する。乗用田植
機は、走行車両1と、該走行車両1の後部に連結した植
付部9とで構成されている。そして、走行車両1の前部
及び後部にはそれぞれ前輪2と後輪3とが懸架され、車
体フレーム4の前部には動力部であるエンジン5が搭載
されている。
略中央には前後方向に長く形成したミッションケース6
が配置されており、該ミッションケース6の前部に前輪
2が支持され、後部に後輪3が支持されている。エンジ
ン5を覆うボンネット22の両側には予備苗載台90が
配設されると共に、車体カバー20によってミッション
ケース6等が覆われている。該車体カバー20の後上部
には運転席7が設けられ、車体カバー20の前部のボン
ネット22の後方には操向ハンドル8が配設されてい
る。
1や複数の植付爪93等から構成されており、前高後低
に配設した苗載台91を、下部レール95及びガイドレ
ール96を介して植付伝動フレーム92に左右往復摺動
自在に支持させると共に、ロータリケースの回転により
先端が楕円状軌跡を描く植付爪93を、植付伝動フレー
ム92の後部に配設している。従って、前輪2及び後輪
3を走行駆動して移動させるとともに、左右に往復摺動
可能な苗載台91から1株分の苗を植付爪93によって
取り出し、連続的に苗植え作業が行えるようになってい
る。
ング支点軸17を介してヒッチ94が設けられ、該ヒッ
チ94は、ヒッチ94上部に枢支されているトップリン
ク11と、ヒッチ94下部に枢支されているロワーリン
ク12とを含む昇降リンク機構10を介して走行車両1
の後部に連結されている。
字状のリアフレーム43の上部に軸支される一方、ロワ
ーリンク12は、前部に側面視三角状の支持体12aを
有し、該支持体12aの前部が、前記リアフレーム43
の下部に軸支されると共に、支持体12aの上部には、
昇降リンク機構10を昇降駆動させる昇降シリンダー1
5が連結されている。そして、リアフレーム43は、前
記ミッションケース6の後部に一体的に設けられている
リアアクスルケース38に、取付プレート39を介して
連結されている。
0昇降可能な平行リンクが形成されており、圃場の凹凸
に合わせて昇降させても、植付けられた苗の植付け姿勢
が変わらないようにしている。さらに、前記リアフレー
ム43は昇降リンク機構10の支持部としても兼用され
ており、植付部9の安定した昇降、部品点数の削減、構
成のシンプル化が図られているのである。なお、前記支
持体12aの上部とロワーリンク12の後端部との間に
は補強アーム12bが連結されており、ロワーリンク1
2の剛性を高めるようにしている。
20には、主変速レバー75、苗継ぎレバー76、副変
速レバー72、植付昇降レバー77、主クラッチペダル
74、ブレーキペダル73等が配設され、植付部9の下
部には、植付部9を一定の高さに保持する均平用のセン
ターフロート97とサイドフロート98・99が配設さ
れている。前記センターフロート97は、走行車両1の
左右中心線上に配置され、センターフロート97の左右
対称位置にサイドフロート98・99が配設されて、植
付部9の左右のバランスを良好に保ち、植え付け姿勢を
安定させて、正確に植え付けができるようにしている。
植機において、ミッションケース6に係わる各部の構成
について説明する。まず、ミッションケース6の走行車
両1への取付け構成について、図1乃至図4により説明
する。ミッションケース6を取り付ける前記車体フレー
ム4は、平面視拡開した略U字状をなすフロントフレー
ム40と、ミッションケース6と平行に前後方向に形成
された左右一対のサイドフレーム41・42と、前記リ
アフレーム43とから構成されている。そして、サイド
フレーム41・42の前端部は、フロントフレーム40
背面に連結されると共に、サイドフレーム41・42の
前後方向略中央部41a・42aより後方側は、上方に
向かって屈曲形成された上、該サイドフレーム41・4
2の後端部には、前記リアフレーム43の閉塞側上部が
連結されている。
も後方には、センター連結フレーム46が横架され、前
後方向略中央部41a・42aよりも前方には、フロン
ト連結フレーム45が横架されており、該フロント連結
フレーム45の両側端部と前記フロントフレーム40の
両側端部との間には、平面視L字状に曲げたステー29
が介設固定されている。そして、該ステー29の外側に
は角パイプ状の保持部28が固定され、該保持部28に
前記予備苗載台90の支柱90aが嵌入して固定される
ようにしている。
フレーム41・42より両側方への延出部には、補強板
47が設けられており、該補強板47により、前記保持
部28とサイドフレーム41・42との間は強固に連結
され、予備苗載台90の支柱90aを確実に支持固定で
きるようにしている。
り後下方に向かって平板状の支持部材50が略水平に延
設され、該支持部材50上に前記エンジン5が載置固定
されている。そして、支持部材50の後端部は前記連結
フレーム45によって支持されると共に、支持部材50
には、前から順に開口部50a・50bが穿設されてい
る。
軽量化を図るとともに、エンジン5の放熱効果を促進す
るためのものである。また、この支持部材50は平板状
であるため、エンジン5下部の保護カバーとしても利用
でき、別途保護カバーを設ける場合に比べて、部品点数
の削減、軽量化することができ、さらには組立工数を減
らすこともでき、コストダウンが図れるようになってい
る。
ス6の前端部は、前記支持部材50の後端部上面に設け
られた取付部材49に連結されると共に、ミッションケ
ース6の前後途中部は、前記センター連結フレーム46
の機体幅方向略中央に設けられた取付部材48の下部に
連結されている。なお、該取付部材48の上部には、前
記植付部9を昇降させる油圧式の昇降シリンダー15の
基部が連結されている。さらに、前述の如く、ミッショ
ンケース6の後部は、一体的に設けられたリアアクスル
ケース38を介して、取付プレート39によってリアフ
レーム43下端に連結されている。
ース6の前、後、中央を連結することにより、ミッショ
ンケース6を、車体フレーム4と共に田植機の有効な強
度補強部材として機能させ、車体フレーム4の水平、垂
直、ねじり方向の剛性及び強度を大きく向上するように
しているのである。
いて、図1、図5乃至図10により説明する。ミッショ
ンケース6の前部には、各種変速機構が内設される変速
室60が形成され、該変速室60の左右両側面にはフロ
ントアクスルケース37が一体的に固設されている。該
フロントアクスルケース37の左右端部より下方に向か
っては、車軸ケースが固設され、該車軸ケースの下端部
に前輪2を固設する前車輪軸66が軸支されている。
後端部には、軸芯を左右方向に持つ筒状のリアアクスル
ケース38が一体的に形成され、該リアアクスルケース
38内には、前から順に、サイドクラッチ機構79、中
間軸31が設けられている。該中間軸31の左右両端部
には減速ギア32が固設され、該減速ギア32は減速ギ
ア33に噛合され、該減速ギア33は、前記後輪3を外
側端部に固設した後車輪駆動軸69の内側端部に固設さ
れている。そして、これら減速ギア32・33の外側に
は、後車輪駆動軸69を軸支するファイナルケース16
が覆設されている。
とリアアクスルケース38とをミッションケース6に一
体的に設けると、ミッションケース6により前後車輪2
・3を支持することができ、前述のように機体強度補強
部材としてのフレームの一部を担うことができるので、
車体フレーム4への負担を軽減することができる。
伝達室34が形成され、該植付伝達室34の後部には前
後方向に軸芯を有する植付PTO軸65が軸支されてお
り、該植付PTO軸65後端は、図示せぬPTO伝動軸
等を介して前記植付部9に連結され、苗植え装置駆動の
ための動力を伝達するようにしている。同様にして、変
速室60の左側部にも、作業伝達室201が形成され、
該作業伝達室201の後部に前後方向に軸芯を有する作
業PTO軸202が軸支され、該作業PTO軸202後
端は、変速機等を介して、運転席7後方の側条施肥機2
05に連結され、該側条施肥機205駆動のための動力
を伝達するようにしている。但し、本実施例では側条施
肥機205を駆動する構成としているが、その他の作業
機を駆動することも可能であり、限定するものではな
い。このように、植付PTO軸65・作業PTO軸20
2は、いずれもミッションケース6の側面から後方に向
かって延出されているため、植付部9を昇降させたとき
にも干渉されることがなく、動力を安定して伝達するこ
とができる。
の動力入力構成について、図1、図3、図4により説明
する。前記支持部材50上にはエンジン5が載置固定さ
れると共に、該エンジン5から左側方には出力軸52が
突出され、該出力軸52上に、一対の皿状の円錐プーリ
からなる駆動プーリ53が固設されている。
入力軸56が側方に突出され、該入力軸56にも、同様
にして一対の皿状の円錐プーリからなる従動プーリ55
が取り付けられると共に、該従動プーリ55と前記駆動
プーリ53との間にはベルト54が巻回されて、ベルト
式無段変速機構13が形成されている。
いて、前記円錐プーリ間に形成される溝幅を変更するこ
とにより、各プーリ53・55の有効径を自在に変化さ
せ、ミッションケース6内へ、エンジン5からの動力を
変速して入力できるようにしている。
伝達構成ついて、図4乃至図6、図9乃至図12により
説明する。図4乃至図6、図11に示すように、前記変
速室60においては、入力軸56の斜め下後方に、副変
速軸63、主変速軸61が順に平行に軸支され、さら
に、このうちの副変速軸63の後方には、後進軸67、
株間変速軸68、PTO出力軸64も順に平行に軸支さ
れている。
く、ベルト式無段変速機構13を介してエンジン5の出
力軸52に連結連動されており、該エンジン5側の駆動
プーリ53とミッションケース6側の従動プーリ55と
は略直線上に配設され、前輪2及び後輪3に動力を伝達
する動力伝達経路が省スペースで効率のよい配置構成と
なっている。
ース6より右外側方に突出され、該突出部にはクラッチ
機構14が設けられる一方、入力軸56上の左右略中央
には、大径ギア121a・小径ギア121bからなる二
連の遊嵌ギア121が配置されており、後で詳述するク
ラッチ機構14により、入力軸56から遊嵌ギア121
までの動力伝達が断接できるようにしている。
ョンケース6に入力し、該ミッションケース6内で変速
して前輪2と後輪3に動力を伝達する乗用田植機におい
て、ミッションケース6の一側面より入力軸56となる
伝達軸を突出し、該伝達軸の突出部にクラッチ機構14
を設けたので、該クラッチ機構14に外部から容易にア
クセスすることができ、クラッチ機構をミッションケー
ス6内部に設けた場合に比べ、製造時の組み立て性、点
検時のメンテナンス性が向上する。
ケース6に入力し、該ミッションケース6内で変速して
前輪2と後輪3に動力を伝達する乗用田植機において、
ミッションケース6の両側面より入力軸56を突出し、
該入力軸56の一側には、前記エンジン5との間の変速
機構であるベルト式無段変速機構13を設け、他側に
は、クラッチ機構14を設けたので、機体の左右バラン
スが良くなり走行安定性が向上し、また、機体幅を狭く
して小型化を図ることができる。更には、前記変速機構
の仕様変更、例えば、ベルト式無段変速機構13から油
圧式無段変速機構への変更に対しては、クラッチ機構1
4はそのままで変速機構の変更のみで対応でき、クラッ
チ機構の共有化による部品コストの低減を図ることがで
きる。
3上には、右側から順に、前記遊嵌ギア121に噛合可
能でスプライン嵌合した二連の摺動ギア120と、固定
ギア118と、大径ギア119a・小径ギア119bか
らなる固定ギア119とが配置され、そのうちの摺動ギ
ア120には、シフトフォーク101が嵌合されてい
る。該シフトフォーク101はフォーク軸102に固設
され、該フォーク軸102は前記副変速レバー72に連
結連動している。
aと高速ギア120bとから構成されており、副変速レ
バー72を操作して摺動ギア120を右方に摺動し、摺
動ギア120の低速ギア120aを前記遊嵌ギア121
の小径ギア121bと噛合させることにより、低速伝達
可能としている。逆に、摺動ギア120を左方に摺動
し、摺動ギア120の高速ギア120bを前記遊嵌ギア
121の大径ギア121aと噛合させることにより、高
速伝達可能として、副変速機構70を構成している。
に、主変速軸61上の左右略中央には、ギア122aと
駆動スプロケット122bからなる動力分岐ギア122
が固設されており、該動力分岐ギア122の左側には前
記固定ギア119に噛合可能な二連の摺動ギア124が
配置されている。該摺動ギア124にもシフトフォーク
103が嵌合され、該シフトフォーク103はフォーク
軸104に固設され、該フォーク軸104は前記主変速
レバー75に連結連動されている。さらに、主変速軸6
1の右側端部にはブレーキ機構78が設けられており、
該ブレーキ機構78により、主変速軸61を制動して駐
車ブレーキの役目を果たしている。
aと高速ギア124bとから構成されており、主変速レ
バー75を操作して摺動ギア124を右方に摺動し、摺
動ギア124の高速ギア124bを、前記固定ギア11
9の大径ギア119aと噛合させることにより、高速伝
達可能としている。逆に、摺動ギア124を左方に摺動
し、摺動ギア124の低速ギア124aを前記固定ギア
119の小径ギア119bと噛合させることにより、低
速伝達可能として、主変速機構71を構成しているので
ある。
ト122bとミッションケース6後部の従動スプロケッ
ト126との間には、チェーン張り86により張設され
たチェーン80が巻回され、主変速軸61の駆動力が後
車輪駆動軸69に伝達できるようにする一方、主変速軸
61上のギア122aには、左右の前車輪駆動軸62を
駆動する差動装置81のリングギア123が噛合されて
おり、動力分岐ギア122を用いて動力を前後2方向に
分岐するようにしている。
側部にはデフロック機構84が配置されている。該デフ
ロック機構84においては、リングギア123の側端部
にロック用のギア123aが形成され、該ギア123a
に前車輪駆動軸62上にスプライン係合されているロッ
ク体136側面の噛合歯136aが係合可能となってい
る。該ロック体136はバネ85によって外側に付勢さ
れ、前車輪駆動軸62の段差部に当接するように付勢さ
れている。この位置では、リングギア123のギア12
3aとロック体136側面の噛合歯136aとが係合さ
れない非係合位置となっており、左右の前車輪駆動軸6
2・62が差動される。
36bが形成され、ミッションケース6に枢支したロッ
ク操作ピン137先部が係合されている。該ロック操作
ピン137先部には、片側を半円状にした当接部137
aが形成される一方、逆側は凹状部137bが形成さ
れ、さらに、ロック操作ピン137基部にはアーム13
8が突設されている。
は、ロック操作ピン137の当接部137aがロック体
136の溝136bに位置し、ロック体136をリング
ギア123に対して非係合位置に位置させている。そし
て、アーム138が、図示せぬデフロック操作レバーに
連動して回動され、ロック操作ピン137が回転される
と、当接部137aでロック体136を押して、噛合歯
136aとギア123aとが係合される。この係合によ
って、リングギア123がロック体136を介して前車
輪駆動軸62に係合された、いわゆる「差動装置81の
ロック状態」となり、左右の前車輪駆動軸62・62が
差動されないデフロック機構84が構成されている。
軸67上の左半分には、中間ギア127が固設され、該
中間ギア127は、前記副変速軸63上の固定ギア11
8と常時噛合する入力ギア127aと、大径ギア127
b・小径ギア127dと、逆転ギア127cとからな
り、該逆転ギア127cは、前記主変速軸61上の低速
ギア124aと噛合可能である。
変速軸61の低速ギア124aを副変速軸63の固定ギ
ア119から離脱させて更に左方に摺動させると、この
主変速軸61の低速ギア124aは、後進軸67の逆転
ギア127cと噛合するようになり、入力軸56から副
変速軸63まで伝達されてきた駆動力は、副変速軸63
→固定ギア118→入力ギア127a→後進軸67→逆
転ギア127c→低速ギア124a→主変速軸61のよ
うに伝達される。つまり、駆動力はそのまま主変速軸6
1には伝達されず、後進軸67で一旦回転方向が逆転さ
れた後、逆転の駆動力として主変速軸61に伝達される
のである。
68上の右半分には、第一ギア131a・第二ギア13
1b・第三ギア131cからなる固定ギア131が配置
され、左半分には、株間変速用の爪式クラッチ82が設
けられている。該爪式クラッチ82においては、株間変
速軸68上に、内側面に噛合歯を固設した高速クラッチ
ギア129と低速クラッチギア130とが遊嵌され、そ
のうち高速クラッチギア129は前記大径ギア127b
に、低速クラッチギア130は前記小径ギア127dに
常時噛合されている。さらに、この高速クラッチギア1
29と低速クラッチギア130との間には、左右両側面
に噛合歯を固設した摺動クラッチ爪128がスプライン
嵌合されると共に、該摺動クラッチ爪128には、シフ
トフォーク106が嵌合され、該シフトフォーク106
は、フォーク軸107上を移動可能に外嵌され、図示せ
ぬ操作手段に連結連動されている。
チ爪128を右方に摺動し、摺動クラッチ爪128の噛
合歯を高速クラッチギア129の噛合歯に係合させるこ
とにより、前記後進軸67に入力された駆動力は、大径
ギア127b→高速クラッチギア129→摺動クラッチ
爪128→株間変速軸68→固定ギア131のようにし
て高速伝達可能としている。逆に、摺動クラッチ爪12
8を左方に摺動し、摺動クラッチ爪128の噛合歯を低
速クラッチギア130の噛合歯に係合させることによ
り、前記後進軸67に入力された駆動力は、小径ギア1
27d→低速クラッチギア130→摺動クラッチ爪12
8→株間変速軸68→固定ギア131のように低速伝達
可能としている。
出力軸64の右半分には筒体108が遊嵌され、該筒体
108の外周には、スプライン嵌合した摺動ギア132
と、前記第三ギア131cに常時噛合する遊嵌ギア13
3とが外嵌されている。該摺動ギア132にはシフトフ
ォーク105が嵌合されており、該シフトフォーク10
5は、前記フォーク軸107上を左右動可能に外嵌され
ると共に、図示せぬ操作手段に連結連動されている。
力軸64への駆動力の断接を行うPTOクラッチ83が
設けられている。該PTOクラッチ83においては、右
側面に噛合歯を固設した摺動クラッチ爪134が、PT
O出力軸64にスプライン嵌合された上、押圧バネ11
1により、筒体108の左側端に固設したクラッチギア
135の噛合歯に係合する方向に付勢されており、さら
に、摺動クラッチ爪134には、フォーク109が嵌合
され、該フォーク109はミッションケース6に軸支さ
れる操作軸110に連結されている。そして、該操作軸
110には、PTOクラッチレバーを兼用する前記植付
昇降レバー77が連結連動されている。
て、摺動ギア132の左側面からの突出部132aを、
遊嵌ギア133に開口した受け孔部133aに係合する
と、それまで小径の前記第一ギア131aまたは第二ギ
ア131b→摺動ギア132→筒体108と伝達されて
きた駆動力は、大径の第三ギア131c→遊嵌ギア13
3→摺動ギア132→筒体108の順で伝達されるよう
になり、筒体108の回転速度を変速することができ
る。
動クラッチ爪134を左方に摺動させることにより、該
摺動クラッチ爪134の噛合歯と前記筒体108のクラ
ッチギア135の噛合歯との係合を解除して、筒体10
8→クラッチギア135→摺動クラッチ爪134→PT
O出力軸64という動力伝達経路を切断可能として、P
TOクラッチ83を形成している。
機への動力取り出し構成、および取り出した動力による
側条施肥機205の駆動構成について、図1、図6、図
7、図11、図13乃至図18により詳細に説明する。
前述したように、図11、図13に示すように、変速室
60の右側部に植付伝達室34を形成し、該植付伝達室
34の後部に前後方向に軸芯を有する植付PTO軸65
を軸支する構成に加えて、変速室60の左側部にも作業
伝達室201を形成し、該作業伝達室201の後部に、
前後方向に軸芯を有する作業PTO軸202を軸支し
て、前記側条施肥機205に、駆動のための動力を伝達
するようにしている。
TO出力軸64右端部に固設されたベベルギア64a
と、植付PTO軸65前端部に固設されたベベルギア6
5aとが噛合しており、同様に、作業伝達室201にお
いても、PTO出力軸64左端部に固設されたベベルギ
ア64bと、作業PTO軸202前端部に固設されたベ
ベルギア202aとが噛合し、それぞれ、植付駆動用出
力系203と施肥駆動用出力系204とを構成し、これ
ら各出力系203・204、及び前記PTOクラッチ8
3などより動力取り出し機構206が形成されている。
6から取り出される動力は、動力取り出し機構206内
の各出力系203・204において分岐され、この分岐
された動力は、経路途中において再分岐されることな
く、そのまま植付部9と側条施肥機205とに伝達され
る。
ョンケース6に入力し、該ミッションケース6内で変速
した後、動力の一部を取り出して作業機に出力する動力
取り出し手段である動力取り出し機構206を設けた乗
用田植機において、該動力取り出し機構206には、植
付部駆動手段である植付駆動用出力系203に加えて、
別の作業機である側条施肥機205の駆動手段にあたる
施肥駆動用出力系204を設けたので、従来のように、
単一の駆動手段から延出された動力伝達経路の途中部で
動力を分岐させる必要がなく、動力伝達構造を簡素化で
きるため、部品点数を減少させ、組み立て性、メンテナ
ンス性を大きく向上させることができる。
力取り出し機構206の出力軸であるPTO出力軸64
を突出し、該PTO出力軸64の一側には、植付部9に
連結連動する植付部駆動手段の植付駆動用出力系203
を設け、PTO出力軸64の他側には、植付部9とは別
の作業機である側条施肥機205に連結連動する駆動手
段の施肥駆動用出力系204を設けたので、植付部駆動
手段と別作業機の駆動手段をミッションケース6を挟ん
で別個に配設することができ、これらの各駆動手段をミ
ッションケース6側面と機体構成体、例えばサイドフレ
ーム41間の空いた空間に収納することができ、機体の
コンパクト化が図れる。また、植付部9とは別の作業機
の有無にかかわらず、植付部駆動のための部品を変更す
る必要がなく、部品コストの低減を図ることができるの
である。
構206に入力された動力は、PTOクラッチ83を経
てPTO出力軸64に伝達され、該PTO出力軸64両
側の植付駆動用出力系203と施肥駆動用出力系204
とに同時に伝達されると共に、この伝達される動力は、
伝達経路途中に設けたPTOクラッチ83により自在に
断接可能な構成としている。
に、クラッチ機構であるPTOクラッチ83を設けるの
で、植付部駆動手段である植付駆動用出力系203の断
接と、別の作業機である側条施肥機205の駆動手段に
あたる施肥駆動用出力系204の断接とを同期させ、植
付部9の駆動の「入切」と別の作業機の駆動の「入切」
とを連動させることができるため、各駆動手段毎に別々
のクラッチを設ける場合に比べ、PTOクラッチの構造
や制御が簡単になり、部品数が少なくして、製造コスト
の低減や機体の軽量化を図ることができるのである。
て、右端部には、一対のベベルギア(以下「ベベルギア
対」とする)64a・65aを介して、植付PTO軸6
5前端部が連結されると共に、植付PTO軸65はミッ
ションケース6右側面に平行に後方に延出される。一
方、PTO出力軸64左端部には、一対のベベルギア6
4b・202aを介して、作業PTO軸202前端部が
連結されるとともに、作業PTO軸202はミッション
ケース6左側面に平行に後方に延出されている。
にも、各々に伝達カバー246・247が着脱自在に覆
設されており、該伝達カバー246・247自体はもち
ろん、収納されているベベルギア対64a・65a、6
4b・202aの交換も自在に行えるようにしている。
の両側に、ベベルギアを各一対64a・65a、及び6
4b・202a配設するので、このベベルギア対間の噛
合角度を変更するだけで、植付PTO軸65や作業PT
O軸202による出力方向を、PTO出力軸64の出力
方向とは異なる方向に向けることができるため、植付P
TO軸65・作業PTO軸202以降の駆動系の配設位
置の自由度が大きく増加する。さらに、ベベルギア対間
のギア比を変更するだけで、植付PTO軸65や作業P
TO軸202の回転数を自在に変更することができ、各
作業機に適切な回転数で作業ができるため、作業の効率
や精度を高めることができるのである。
前記駆動スプロケット122bやチェーン80などか
ら、主変速軸61の駆動力を後車輪駆動軸69に伝達す
るチェーン機構248が形成され、該チェーン機構24
8における、駆動スプロケット122bと従動スプロケ
ット126との間の巻回範囲内に、PTO出力軸64が
配置されると共に、該PTO出力軸64に遊嵌された前
記筒体108の外周には、糸巻き状のガイド部249が
設けられており、該ガイド部249の凹部内壁面間に前
記チェーン80が案内されるようにしている。なお、こ
のガイド部249は、筒体108自体に形成しても、カ
ラーなどで別体として設けて筒体108に外嵌固定して
もよく、チェーン80を所定の位置に維持できるもので
あれば、特には限定されない。
は、後輪3への動力を伝達するチェーン機構248のチ
ェーン80巻回経路内に配置すると共に、PTO出力軸
64の外周上には、チェーン80の回動を案内するガイ
ド部249を設けたので、チェーン80巻回経路内の空
いた空間にPTO出力軸64を配置することができ、機
体のコンパクト化が図れると共に、ガイド部249が、
回動時のチェーン80の揺動、特に左右方向の揺動を抑
えることができ、他部材との干渉を防止することができ
るのである。
PTO軸のうちの作業PTO軸202は、ミッションケ
ース6左側面に平行に後方へ延出され、該作業PTO軸
202後端部には、リングコーン式の無段変速装置20
9の入力軸210が連結されると共に、該無段変速装置
209の出力軸211には、非常用クラッチ装置(トル
クリミッタ)212が連結されている。
前記出力軸211後端部にクラッチ215の前部が連結
固定され、該クラッチ215の後部には、クラッチ21
5と同軸上で回動可能な中間軸214の前部が内挿され
ると共に、該中間軸214の外周面には加圧体216が
スプライン嵌合されている。そして、該加圧体216
と、前記中間軸214の後部に設けたバネ受け217と
の間にはクラッチバネ213が介設されており、通常
は、該クラッチバネ213の弾性力によって、加圧体2
16をクラッチ215の方に押し付け連結させ、クラッ
チ215を中間軸214と連結連動するようにして、非
常用クラッチ装置212を「入」の状態としている。
施肥機205で肥料の目詰まりなどが発生すると、動力
伝達経路に過大なトルクがかかるようになり、該トルク
が前記クラッチバネ213の弾性力を上回ると、加圧体
216がクラッチ215上を滑るようになる。すると、
クラッチ215から中間軸214に動力が伝達されなく
なり、非常用クラッチ装置212が「切」の状態に移行
して、過負荷による動力伝達経路内の部材破損を防止で
きるようにしている。
前記中間軸214の後端部には、一対のベベルギア21
4a・218aを介して変速出力軸218が連結連動さ
れ、該変速出力軸218は、回転軸219を介して、施
肥機205の左右略中央に配設した駆動ケース223よ
り突設した繰出入力軸220に連結連動されると共に、
該繰出入力軸220には、一対のベベルギア221を介
して、機体左右方向に延設された繰出駆動軸222が連
結連動されている。このような構成により、エンジン5
からの出力で側条施肥機205の駆動を行うと共に、前
記無段変速装置209の変速操作により、繰り出される
肥料の繰出量を調整するようにしている。
施肥機205には、肥料を入れる施肥ホッパー226
と、肥料を供給する肥料繰出部である肥料繰出ケース2
24と、フロート97・98・99の側条作溝器208
にフレキシブル型搬送ホース207を介して肥料を排出
させるターボブロワ型の送風機227と、円筒形のエア
タンク228とを備えると共に、該エアタンク228右
側に前記送風機227を取り付け、四条分四組の肥料繰
出ケース224・224・・・をエアタンク228上に
配設している。そして、前記施肥ホッパー226、肥料
繰出ケース224、及び搬送ホース207などから施肥
ユニット225が構成され、該施肥ユニット225は機
体左右方向に並設して配置されている。
ット225においては、前記肥料繰出ケース224の上
面前側の取入口229には、前記施肥ホッパー226の
下部出口230を嵌着させる一方、肥料繰出ケース22
4の下面には、前傾状(上端側が前、下端側が後方向に
傾斜)の底蓋231を着脱自在に固定させている。該底
蓋231は、硬質合成樹脂製で漏斗型(逆円錐型)に形
成されると共に、底蓋231下部には、ジョイント部2
32が一体成形されており、底蓋231とジョイント部
232は小さな口面積の出口233を介して連通されて
いる。
前記エアタンク228に前端部を嵌着させる接合パイプ
234後端部に連結接続されると共に、ジョイント部5
5後端部には、前記搬送ホース207が嵌着されてお
り、前記送風機227からの空気をエアタンク228か
らジョイント部232及び搬送ホース207に吹き出さ
せ、底蓋231の出口233からジョイント部232中
間に落下する肥料を、搬送ホース207を介して側条作
溝器208位置まで空気搬送するように構成している。
6と、同一円周上に複数の繰出口237・237・・を
有する繰出板238と、排出口239を有する出口板2
40とを備え、略円形平板状の前記各板236・238
・240を肥料繰出ケース224と底蓋231との間に
前傾且つ多層状に配設させている。
繰出軸241を前傾姿勢で回転自在に軸支させ、各板2
36・238・240の中央部に繰出軸241下端側を
貫通させ、入口板236と出口板240を肥料繰出ケー
ス224に係止させ、各板236・240に対して繰出
軸241を遊転させると共に、繰出板238を繰出軸2
41に係合軸支させ、繰出軸241によって繰出板23
8を強制的に回転させて、取入口235から繰出口23
7に入った肥料を排出口239に移動させて出口233
方向に落下させるように構成している。また、肥料繰出
ケース224前部には残留肥料取出口242を開設して
おり、図示せぬ残留肥料排出機構を介して、肥料繰出ケ
ース224内の残留肥料を外部に確実に排出除去するよ
うにしている。
222より伝達されてきた動力が、一対のベベルギア2
43を介して、前記繰出軸241を駆動すると、施肥ホ
ッパー226内の肥料は所定の繰出量だけジョイント部
232中間に落下し、落下した肥料は、そのまま搬送ホ
ース207を介して側条作溝器208位置まで空気搬送
される。なお、繰出駆動軸222は複数の軸222a・
222b・222c・・・から成り、これらは連結具2
44により連結されるとともに、隣接する施肥ユニット
225間には、軸間にクラッチ装置245が介設されて
おり、図示せぬ操作手段によって、各施肥ユニット22
5を選択的に駆動可能な構成としている。
は、変速後に前記動力取り出し機構206によって分岐
して取り出され、植付部9と側条施肥機205とに伝達
されることにより、植付部9で苗植え作業が行われると
同時に、側条施肥機205からは所定量の肥料が植付位
置近傍に供給されるのである。
ような効果を奏する。すなわち、請求項1のように、エ
ンジンからの動力をミッションケースに入力し、該ミッ
ションケース内で変速した後、動力の一部を取り出して
作業機に出力する動力取り出し手段を設けた乗用田植機
において、該動力取り出し手段には、植付部駆動手段に
加えて、別の作業機の駆動手段を設けたので、従来のよ
うに、単一の駆動手段から延出された動力伝達経路の途
中部で動力を分岐させる必要がなく、動力伝達構造を簡
素化できるため、部品点数を減少させ、組み立て性、メ
ンテナンス性を大きく向上させることができる。
ミッションケースに入力し、該ミッションケース内で変
速した後、動力の一部を取り出して作業機に出力する動
力取り出し手段を設けた乗用田植機において、ミッショ
ンケースの両側面より前記動力取り出し手段である出力
軸を突出し、該出力軸の一側には、植付部に連結連動す
る植付部駆動手段を設け、出力軸の他側には、植付部と
は別の作業機に連結連動する駆動手段を設けたので、植
付部駆動手段と別作業機の駆動手段をミッションケース
を挟んで別個に配設することができ、これらの各駆動手
段をミッションケース側面と機体構成体、例えばサイド
フレーム間の空いた空間に収納することができ、機体の
コンパクト化が図れる。また、植付部とは別の作業機の
有無にかかわらず、植付部駆動のための部品を変更する
必要がなく、部品コストの低減を図ることができるので
ある。
の途中部に、クラッチ機構を設けるので、植付部駆動手
段の断接と、別の作業機の駆動手段の断接とを同期さ
せ、植付部の駆動の「入切」と別の作業機の駆動の「入
切」とを連動させることができるため、各駆動手段毎に
別々のクラッチを設ける場合に比べ、PTOクラッチの
構造や制御が簡単になり、部品数が少なくして、製造コ
ストの低減や機体の軽量化を図ることができる
項3記載の出力軸の両側に、ベベルギアを各一対配設す
るので、このベベルギア対間の噛合角度を変更するだけ
で、植付PTO軸や作業PTO軸による出力方向を、P
TO出力軸の出力方向とは異なる方向に向けることがで
きるため、植付PTO軸・作業PTO軸以降の駆動系の
配設位置の自由度が大きく増加する。さらに、ベベルギ
ア対間のギア比を変更するだけで、植付PTO軸や作業
PTO軸の回転数を自在に変更することができ、各作業
機に適切な回転数で作業ができるため、作業の効率や精
度を高めることができるのである。
又は請求項4記載の出力軸は、後輪への動力を伝達する
チェーン機構のチェーン巻回経路内に配置すると共に、
出力軸の外周上には、チェーンの回動を案内するガイド
部を設けるので、チェーン巻回経路内の空いた空間にP
TO出力軸を配置することができ、機体のコンパクト化
が図れると共に、ガイド部が、回動時のチェーンの揺
動、特に左右方向の揺動を抑えることができ、他部材と
の干渉を防止することができる。
る。
図である。
ある。
る。
る。
る。
TO出力軸までの動力伝達構成を示す平面展開断面図で
ある。
主変速軸までの動力伝達構成を示す平面展開断面図であ
る。
断面図である。
達構成を示す左側面一部断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンからの動力をミッションケース
に入力し、該ミッションケース内で変速した後、動力の
一部を取り出して作業機に出力する動力取り出し手段を
設けた乗用田植機において、該動力取り出し手段には、
植付部駆動手段に加えて、別の作業機の駆動手段を設け
たことを特徴とする乗用田植機。 - 【請求項2】 エンジンからの動力をミッションケース
に入力し、該ミッションケース内で変速した後、動力の
一部を取り出して作業機に出力する動力取り出し手段を
設けた乗用田植機において、ミッションケースの両側面
より前記動力取り出し手段である出力軸を突出し、該出
力軸の一側には、植付部に連結連動する植付部駆動手段
を設け、出力軸の他側には、植付部とは別の作業機に連
結連動する駆動手段を設けたことを特徴とする乗用田植
機。 - 【請求項3】 前記出力軸の途中部に、クラッチ機構を
設けることを特徴とする請求項2記載の乗用田植機。 - 【請求項4】 前記出力軸の両側に、ベベルギアを各一
対配設することを特徴とする請求項2又は請求項3記載
の乗用田植機。 - 【請求項5】 前記出力軸は、後輪への動力を伝達する
チェーン機構のチェーン巻回経路内に配置すると共に、
出力軸の外周上には、チェーンの回動を案内するガイド
部を設けることを特徴とする請求項2又は請求項3又は
請求項4記載の乗用田植機。
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