JP2002271746A - データ記録装置および方法 - Google Patents

データ記録装置および方法

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JP2002271746A
JP2002271746A JP2001067915A JP2001067915A JP2002271746A JP 2002271746 A JP2002271746 A JP 2002271746A JP 2001067915 A JP2001067915 A JP 2001067915A JP 2001067915 A JP2001067915 A JP 2001067915A JP 2002271746 A JP2002271746 A JP 2002271746A
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JP2001067915A
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Toshiharu Ueno
寿治 上野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオ・カメラのハードディスク14の残記録
領域が少なくなった場合でも,ハードディスク14を取り
替えることなく記録を続行する。 【構成】 動画の記録を行っていて,ハードディスク14
の残記録領域が少なくなると,動画を構成する一駒一駒
の静止画像の撮像間隔を長くする。また,すでにハード
ディスク14に記録されている動画データによって表され
る動画を構成する一駒一駒の静止画の撮像間隔も長くな
るように静止画像を間引く。ハードディスク14に記録で
きる領域が増えるので,記録を続行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,連続して与えられるデータ
(画像データ,音データなどを含む)を入力して,ラン
ダム・アクセス可能な記録媒体にデータを記録する装置
および方法に関する。
【0002】
【発明の背景】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラな
どは,周期的に(たとえば,1/60秒周期)被写体を撮
像し,被写体像を表す画像データを圧縮してハードディ
スクなどの記録媒体に記録する。記録媒体の容量は固定
であるため一定時間の画像データしか記録できない。記
録媒体の容量が一杯となった後に被写体の記録を続行さ
せる場合には,新たな記録媒体に取り替えなければなら
ない。新たな記録媒体が無い場合には,記録媒体に記録
されている画像データを一定時間の間連続して消去しな
ければ記録を続行できない。
【0003】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラによ
っては,フレーム・レート(単位時間あたりの撮像枚数
をいう)の変更,圧縮率の変更などができるものがあ
る。しかしながら,このようなディジタル・ムービ・ビ
デオ・カメラでは記録媒体に記録できる総時間が長くな
るにすぎない。記録媒体の残容量が少なくなった場合に
は,やはり,新しい記録媒体に取り替えるか,記録媒体
にすでに記録されている画像データを一定時間の間連続
して消去しなければならない。
【0004】
【発明の開示】この発明は,記録媒体の残容量が少なく
なった場合であっても記録媒体を取り替えることなく,
記録媒体への記録を続行できるようにすることを目的と
する。
【0005】この発明によるデータ記録装置は,連続し
て与えられるデータを入力する入力手段,上記入力手段
から入力したデータをランダム・アクセス可能な記録媒
体に記録する記録制御手段,上記記録媒体へのデータの
記録を続行できるかどうかを判定する判定手段,上記判
定手段によりデータの記録を続行できないと判定された
ことに応じて,データ量が少なくなるように上記記録媒
体にすでに記録されているデータを再構築する再構築手
段,および上記判定手段によりデータの記録を続行でき
ないと判定されたことに応じて,上記入力手段から連続
して入力するデータを減少させるデータ量減少手段を備
えていることを特徴とする。
【0006】この発明は,上記装置に適した方法も提供
している。すなわち,連続して与えられるデータを入力
し,入力したデータをランダム・アクセス可能な記録媒
体に記録し,上記記録媒体へのデータの記録を続行でき
るかどうかを判定し,データの記録を続行できないと判
定されたことに応じて,データ量が少なくなるように上
記記録媒体にすでに記録されているデータを再構築し,
データの記録を続行できないと判定されたことに応じ
て,連続して入力するデータを減少させるものである。
【0007】この発明によると,データ(画像を表す画
像データ,音を表す音データなどを含む)が連続して与
えられる。与えられたデータは,ランダム・アクセス可
能な記録媒体に記録される。データの記録を続行できる
かどうかが判定される。
【0008】記録媒体の残容量が少ない,記録媒体の記
録領域のうちデータを記録する所定の記録領域の残容量
が少ないなどにより与えられるデータの続行ができない
と判定されると,データ量が少なくなるように,記録媒
体にすでに記録されているデータが再構築される。たと
えば,記録媒体に記録されているデータが動画を表す画
像データであるとすると,フレーム・レートが落とされ
て,すなわち,撮影周期が遅くなるように一駒一駒の画
像が間引かれる。また,画像データが記録媒体に圧縮さ
れて記録されている場合には,伸長され,すでに記録さ
れた画像データの圧縮率よりも高い圧縮率で再圧縮され
る。圧縮率が高くなるので,圧縮後の画像データ量が少
なくなる。記録媒体に記録されているデータのデータ量
が少なくなるので,データを記録できる領域が増える。
与えられるデータの記録を続行できる。また,連続して
入力するデータもそのデータ量が少なくなるようにデー
タ量が減少させられる。
【0009】上記再構築手段によるデータの再構築を停
止する再構築停止手段をさらに備えてもよい。記録媒体
にすでに記録されているデータを高品質の状態で保存で
きる。
【0010】上記記録媒体に記録されるデータのうち再
構築を禁止するデータを指定する再構築禁止データ指定
手段,および上記再構築禁止データ指定手段により再構
築の禁止が指定されたデータの再構築を禁止するように
上記再構築手段を制御する再構築禁止制御手段をさらに
備えることが好ましい。
【0011】上記記録媒体にすでに記録されているデー
タによっては,重要な場合がある。そのようなデータの
品質を再構築により悪くすることは好ましくないことが
ある。たとえば,画像データであればフレーム・レート
を落としたり,画質を低下させたり,音データであれ
ば,音質を落としたりすることは好ましくないことがあ
る。このような場合には,データの再構築を禁止し,す
でに記録されているデータの状態で保存できる。重要な
データの質を低下することなく,記録を維持できる。
【0012】再構築を禁止するデータが連続していると
きに,その連続したデータの先頭データと最終データと
を特定するデータを上記記録媒体に記録する特定データ
記録制御手段をさらに備えることもできる。
【0013】再構築を禁止するデータの先頭と最終とが
わかるので,その間のデータについては一つ一つチェッ
クすることなく,再構築を禁止することができる。再構
築禁止のチェック時間を短縮できる。
【0014】上述したように,データが画像データであ
れば,上記入力手段に入力するデータは,一駒分の画像
を表わす画像データが周期的に連続して与えられる画像
データ(動画データ)となろう。
【0015】たとえば,上記入力手段には,被写体を周
期的に撮像し,被写体像を表す画像データを周期的に出
力する撮像手段がある。
【0016】上記撮像手段から出力された画像データを
圧縮するデータ圧縮手段をさらに備えている場合には,
上記記録制御手段は,上記データ圧縮手段によりデータ
圧縮された画像データを上記記録媒体に記録するものと
なり,上記再構築手段は,上記記録媒体にすでに圧縮さ
れて記録されている画像データを読み取り,上記判定手
段によりデータの記録を続行できないと判定される前の
圧縮率よりも高い圧縮率により上記圧縮手段を用いて再
圧縮して上記記録媒体に書き込むことによりデータ量を
減少する。
【0017】上記撮像手段から出力された画像データの
圧縮間隔内に上記再圧縮が終了しないときに,上記撮像
手段から出力された画像データと一時的に記憶する記憶
手段をさらに備えてもよい。この場合,上記再構築手段
は上記再圧縮が終了したことにより上記記憶手段から一
時的に記憶された画像データを読み取り圧縮するものと
なろう。
【0018】上記記録媒体に,アドレスが与えられるこ
とにより特定される画像データを記録する複数の記録領
域と上記アドレスを管理する管理領域とを含ませること
ができる。この場合,上記記録制御手段は,複数の記録
領域のそれぞれの記録領域ごとに一駒分の画像データを
記録するものとなり,上記データ量減少手段は,上記ア
ドレスを管理する管理領域から画像データに対応するア
ドレスを削除することによりデータ量を減少させるもの
となろう。
【0019】記録領域にすでに記録されている画像デー
タのうち,削除されたアドレスによって特定される記録
領域に記録されている画像データに,新たな画像データ
がたとえば上書きされることとなる。アドレスを削除す
るだけで,実質的に1または複数駒分の画像データを削
除できるようになる。
【0020】また,上記記録媒体にはアドレスが与えら
れることにより特定される画像データを記録する複数の
記録領域と上記アドレスを管理する管理領域とが含まれ
ている場合に,上記記録制御手段を,一駒分の画像デー
タを,複数の記録領域にわたって記録するものとし,複
数の記録領域にわたって記録されている一駒分の画像デ
ータのデータ量を上記記録制御手段により減少させて上
記複数の記録領域の数よりも少ない数の領域にわたって
記録するものとしてもよい。
【0021】1駒分の画像データが複数の記録領域にわ
たって記録されている場合にも,実質的に画像データを
削除できるようになる。
【0022】上記再構築手段は,たとえば,上記判定手
段により画像データの記録を続行できないと判定された
ことに応じて,上記記録媒体にすでに記録されている画
像データによって表される画像の画質を低下させること
によりデータ量を少なくするものである。この場合,上
記データ量減少手段は,上記判定手段により画像データ
の記録を続行できないと判定されたことに応じて,上記
低下した画質となるように上記入力手段から連続して入
力する画像データのデータ量を減少させるものとなろ
う。
【0023】画質を低下させるには,一駒分の画素の画
素数の低下,画像の間引き,圧縮率をあげることなどが
ある。
【0024】上記入力手段に入力するデータは,たとえ
ば,第1の周期で一駒分の画像を表す画像データが連続
して与えられる画像データである。上記記録制御手段
は,上記入力手段から第1の周期で入力した画像データ
をランダム・アクセス可能な記録媒体に記録する。上記
判定手段は,第1の周期によって上記記録媒体への画像
データの記録を続行できるかどうかを判定する。上記再
構築手段は,上記判定手段により画像データの記録を続
行できないと判定されたことに応じて,上記第1の周期
よりも遅い第2の周期をもつように,上記記録媒体にす
でに記録されている第1の周期の画像データのうち所定
の画像データを消去する。上記制御手段が,上記判定手
段により画像データの記録を続行できないと判定された
ことに応じて,上記入力手段から入力する画像データを
上記第2の周期で上記記録媒体に記録するように上記記
録制御手段を制御する。
【0025】この場合,上記第2の周期は,上記第1の
周期の1/n(nは自然数)またはm/n(mは1を除
くn未満の自然数)である。
【0026】動画再生をしたときに次の駒に切り替わる
までの時間に関するデータを,対応する画像データに関
連づけて上記記録媒体に記録する関連データ記録制御手
段をさらに備えてもよい。次の駒に切り替わるまでの時
間がわかるので,切り換え時間(撮影周期)が変化した
場合に,再生の制御が容易となる。また,切り換え時間
が変化しない場合であっても,再生制御が比較的容易と
なるのはいうまでもない。
【0027】上記判定手段には,たとえば,上記記録媒
体の記録領域に含まれる所定の記録領域へのデータの記
録を続行できるかどうかを判定するものがある。
【0028】上記記録媒体の所定の記録領域以外の領域
を,確保することができる。所定の領域以外の領域に特
定のデータを格納できる。
【0029】上述したように,上記入力手段に入力する
データには連続して与えられる音データがある。
【0030】入力したデータが音データの場合には,上
記再構築手段およびデータ量減少手段の少なくとも一方
が,上記音データのサンプリング周波数の変更,上記音
データの量子化ビットの削除または上記音データの非知
覚周波数成分に相当するデータの削除により上記音デー
タのデータ量を少なくすることができる。
【0031】
【実施例の説明】(1)第1実施例 この実施例におけるディジタル・ムービ・ビデオ・カメ
ラは,被写体像を表す動画データをハードディスクに記
録するものである。動画は,一駒一駒の静止画の集まり
である。静止画の撮像間隔が短いほど滑らかな動画を表
示できる。しかしながら,静止画の撮像間隔が短いほど
動画データとしてのデータ量は多くなるため,ハードデ
ィスクに記録できるデータ量は少なくなる。これに対し
て,静止画の撮像間隔が長いほど動画データとしてのデ
ータ量が少なくなるために,ハードディスクに記録でき
るデータ量は多くなる。しかしながら,静止画の撮像間
隔が長いため動画の動きがぎこちなくなる。
【0032】この実施例においては,ハードディスクに
残容量が十分にあるときには,撮像間隔が短くなるよう
に動画データをハードディスクに記録し,ハードディス
クの残容量が不十分になったときには,撮像間隔が長く
なるようにするものである。これにより,ハードディス
クに記録できる時間を実質的に長くすることができる。
また,すでにハードディスクに記録されている撮像間隔
が短い動画データについても撮像間隔が長くなるよう
に,動画データを構成する各駒の静止画データの間引き
等が行われる。より詳細は,以下の説明によって明らか
となろう。
【0033】図1は,この発明の実施例を示すもので,
ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの電気的構成を示
すブロック図である。
【0034】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの全
体の動作は,制御装置12によって統括される。
【0035】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラに
は,保護モード設定スイッチ1が設けられている。上述
したように,ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラにお
いては,ハードディスク(カメラに着脱自在なカードに
内蔵されている)14の残容量が不十分になったときに
は,ハードディスク14にすでに記録されている動画デー
タを構成する各駒の静止画データの間引きが行われる
が,高品質の動画を保存しておきたいこともある。高品
質の動画として保存しておきたいときには,保護モード
を設定する。保護モードが設定されたときに撮像して得
られる動画データについては,その動画データを構成す
る各駒の静止画データの間引きは禁止される。高品質の
動画を表す動画データを保存できる。このような保護モ
ードを設定するスイッチが保護モード設定スイッチ1で
ある。保護モード設定スイッチ1の設定の有無はスイッ
チ動作検出回路5によって検出される。スイッチ動作検
出回路5の検出結果を示す信号は,制御装置12に入力す
る。
【0036】記録/停止スイッチ2は,撮像した動画を
表す動画データのハードディスク14への記録の開始およ
び停止を設定するものである。記録/停止スイッチ2の
第1回目の押下(記録/停止スイッチ・オン)に応じて
動画の記録が開始され,記録/停止スイッチ2の第2回
目の押下(記録/停止スイッチ・オフ)に応じて動画の
記録が停止する。記録/停止スイッチ2のオン,オフ
は,スイッチ動作検出回路6によって検出される。スイ
ッチ動作検出回路6から出力される検出信号は,制御装
置12に入力する。
【0037】上述したようにハードディスク14の残容量
が十分かどうかに応じて,撮像条件が変更され,動画を
構成する各駒の撮像間隔が変更される。撮像条件を設定
するのが,条件選択/決定スイッチ3である。条件選択
/決定スイッチ3の設定を示す信号は,スイッチ動作検
出回路7に入力する。スイッチ動作検出回路7から出力
される検出信号も制御装置12に入力する。
【0038】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラに
は,電源スイッチ4も設けられている。電源スイッチ4
により,ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの電源の
オン,オフが制御される。電源スイッチ4のオン,オフ
を示す信号は,電源8に与えられる。電源スイッチ4に
より電源がオンされることにより,電源8からムービ・
ビデオ・カメラを構成する各回路に電源の供給が開始さ
れることとなる。
【0039】制御装置12には,条件選択/決定スイッチ
3により設定された撮像条件その他のデータを記憶する
ためのメモリ13が接続されている。
【0040】さらに,撮像装置10に撮像クロック・パル
ス等を与えるためのタイミング・ジェネレータ11が制御
装置12によって制御される。
【0041】撮像装置10には,CCDなどのような固体
電子撮像素子(図示略)が含まれている。撮像レンズ9
によって,固体電子撮像素子の受光面上に被写体像が結
像する。固体電子撮像素子によって所定の撮像間隔で被
写体が連続して撮像される。被写体像を表す映像信号が
撮像間隔で得られ,アナログ/ディジタル変換などの所
定の撮像処理が行われる。被写体像を表す画像データが
撮像間隔周期で制御装置12に入力する(動画データ)。
動画データは,表示装置15に与えられる。すると,表示
装置15の表示画面上に被写体像が動画で表示されること
となる。
【0042】記録/停止スイッチ2がオンされると,動
画データが制御装置12からハードディスク14に与えら
れ,記録される。たとえば,図2に示すように1/20秒
の撮像間隔で被写体が連続して撮像され,画像1,画像
2,画像3というように静止画画像を表す画像データが
得られ,ハードディスク14に記録される。これらの画像
データが読み出され,1/20秒の間隔で各駒が切り替わ
ることにより,動画が表示されるようになる。
【0043】図3(A)は,ハードディスク14の記録領
域に含まれるアドレス・データ記録領域を示し,図3
(B)は,ハードディスク14の記録領域に含まれる画像
データ記録領域を示している。
【0044】図3(A)を参照して,アドレス・データ
記録領域には,リンク・アドレス,次画像アドレス,モ
ード番号およびデータ・アドレスの各データが記録され
ている。
【0045】リンク・アドレスは,アドレス・データ記
録領域自体のアドレスを示している。次画像アドレス
は,動画を構成する静止画の次の静止画の画像を表す画
像データが記録されている領域を示すデータ・アドレス
に対応するリンク・アドレスを指定するものである。モ
ード番号は,後述のように撮像条件を特定するためのも
のである。データ・アドレスは,画像データ記録領域に
記録されている画像データのアドレスを指定するもので
ある。
【0046】図3(B)を参照して,画像データ記録領
域には,データ・アドレスおよび画像データが記録され
ている。
【0047】たとえば,リンク・アドレスが「ad0」
であると,そのリンク・アドレス「ad0」によって指
定されるデータ・アドレスは「AD1」である。データ
・アドレス「AD1」によって指定される画像データ記
録領域に記録されている画像データは,「画像1」のも
のである。リンク・アドレス「ad0」に対応する次画
像アドレスは「ad1」であるから,「ad1」をもつ
リンク・アドレスを探すと,リンク・アドレス「ad
1」におけるデータ・アドレスは,「AD2」である。
データ・アドレス「AD2」によって特定される画像デ
ータは,「画像2」であるから,「画像1」の次の画像
は「画像2」であることがわかる。このように,アドレ
ス・データ記録領域に記録されているデータおよび画像
データ記録領域に記録されているデータを参照すること
により,動画を構成する各静止画のリンクがわかるよう
になる。各静止画のリンクがわかるので,それらの静止
画を撮像間隔で表示を切り換えることにより,動画表示
できるようになる。
【0048】図4は,モード・テーブルの一例を示して
いる。
【0049】モード・テーブルには,動画を構成する各
静止画の画像の水平方向画素数,垂直方向画素数,画像
圧縮方式および画質ならびに各静止画の撮像周期および
その静止画が保護モードのもとで記録されているものか
(○印が保護モードのもとで記録されていることを示
し,×印が保護モードのもとでは記録されていない,す
なわち,非保護モードのもとで記録されていることを示
す),撮像条件の変更方法を示すデータがモード番号に
対応して記録されている。モード番号が特定されること
により,動画を構成する各静止画の画素数,圧縮方式,
画質,撮像周期,保護モードの有無および撮像条件の変
更方法がわかることとなる。モード・テーブルもハード
ディスク14に記録されている。
【0050】図5(A)から図5(E)および図6
(A)から図6(C)は,ハードディスク14に動画を構
成する静止画が記録される様子を示している。図7
(A)から図7(E)および図8(A)から図8(C)
は,ハードディスク14に動画を構成する静止画が記録さ
れるときに,アドレス・データ記録領域に記録されてい
る各データが変更される様子を示している。ただし,図
7(A)から図7(E)および図8(A)から図8
(C)においては,データ・アドレスについては図示を
省略している。図9から図11は,ディジタル・ムービ・
ビデオ・カメラの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0051】上述したように,条件選択/決定スイッチ
3により,第1の撮像条件,撮像条件を変更するときの
第2の撮像条件(第1の撮像条件により動画を記録した
ときよりも記録時間が長くなる撮像条件),第3の撮像
条件(第1の撮像条件により動画を記録したときよりも
記録時間が長くなり,かつ第2の撮像条件により動画を
記録したときよりも記録時間が短くなる撮像条件),ハ
ードディスク14の残容量が少なくなったときに第1の撮
像条件から第2の撮像条件に変更して動画の記録を続行
するかどうか等の設定が行われる。設定された条件等を
示すデータがメモリ13に記憶される(図9ステップ2
1)。
【0052】ユーザにより記録/停止スイッチ2がオン
されると(図9ステップ22でYES),設定された第1
の撮像条件で撮像されるようにタイミング・ジェネレー
タ11および制御装置12がそれぞれ設定される(図9ステ
ップ23)。
【0053】つづいて,第1の撮像条件により得られる
動画データの記録を続行できるほどハードディスク14の
画像データ記録領域に記録容量が残っているかどうかが
確認される(図9ステップ24)。たとえば,第1の撮像
条件により得られる動画データの記録があと十数分程度
できれば,第1の撮像条件により得られる動画データの
記録を続行できると判定されよう。
【0054】記録を続行できると判定されると(図9ス
テップ24でYES),保護モード設定スイッチ1がオン
かどうかが確認される(図9ステップ25)。
【0055】保護モード設定スイッチ1がオフであれば
(図9ステップ25でNO),非保護モードでの被写体の
撮像が行われ,得られた動画データがハードディスク14
に記録される(図9ステップ26)。保護モード設定スイ
ッチ1がオンであれば(図9ステップ25でYES),保
護モードでの被写体の撮像が行われ,得られた動画デー
タがハードディスク14に記録される(図9ステップ2
7)。具体的には,保護モード設定スイッチ1がオフで
あれば,設定された第1の撮像条件をもち,かつモード
・テーブルの保護モードが×印となるモード番号がアド
レス・データ記録領域の対応するモード番号記録領域に
記録される。保護モード設定スイッチ1がオンであれ
ば,設定された第1の撮像条件をもち,かつモード・テ
ーブルの保護モードが○印となるモード番号がアドレス
・データ記録領域の対応するモード番号に記録される。
【0056】記録/停止スイッチ2がオフとされるまで
(図9ステップ28でYES),図5(A)および(B)
に示すように,第1の撮像条件での撮像および記録が続
行される。また,図7(A)および図7(B)に示すよ
うに,アドレス・データ記録領域にデータが記録されて
いく。
【0057】第1の撮像条件での記録ができるほどにハ
ードディスク14の残容量がない場合には(図9ステップ
24でNO),撮像条件を変更して記録を続行する設定と
なっているかどうかが確認される(図10ステップ29)。
撮像条件を変更して記録を続行する設定となっていなけ
れば(図10ステップ29でNO),被写体の記録は,中止
される。必要に応じて,新たなハードディスク14に取り
替えられることとなろう。
【0058】撮像条件を変更して記録を続行する設定と
なっていると(図10ステップ29でYES),第2の撮像
条件で被写体を撮像するようにタイミング・ジェネレー
タ11および制御装置12が設定される(図10ステップ3
0)。第2の撮像条件の設定が終了すると,第2の撮像
条件での動画の撮像をできるほど十分な記録容量がハー
ドディスク14に残っているかどうかが確認される(図10
ステップ31)。残っていなければ(図10ステップ31でN
O),記録は中止される。
【0059】第2の撮像条件での動画の撮像をできるほ
ど十分な記録容量がハードディスク14に残っていると
(図10ステップ31でYES),保護モード設定スイッチ
1がオンとされているかどうがが確認される(図10ステ
ップ32)。
【0060】保護モード設定スイッチ1がオフであれば
(図10ステップ32でNO),第2の撮像条件のもとで非
保護モードで撮像され,かつ撮像により得られた画像デ
ータが記録される(図10ステップ33)。
【0061】保護モード設定スイッチ1がオンであれば
(図10ステップ32でYES),さらに,第3の撮像条件
での動画の撮像をできるほど十分な記録容量がハードデ
ィスク14に残っているかどうかが確認される(図10ステ
ップ34)。
【0062】保護モード設定スイッチ1がオンとなって
いるということは,高品質な動画を表す動画データを保
存しておきたいということである。このために,第3の
撮像条件での動画の撮像ができる場合には,その第3の
撮像条件にタイミング・ジェネレータ11および制御装置
12が設定される(図10ステップ35)。第3の撮像条件の
もとで動画の撮像ができる場合には(図10ステップ34で
YES),その第3の撮像条件で被写体が撮像され,動
画データがハードディスク14に記録される(図10ステッ
プ36)。上述したように第3の撮像条件のもとでの撮像
により得られる動画データは,第2の撮像条件のもとで
の撮像により得られる動画データよりも高品質であるの
で,比較的画質のよい動画を保存できる。第3の撮像条
件での記録ができるほど残領域が十分でなければ(ステ
ップ34でNO),第2の撮像条件のもとで被写体が撮像
され,ハードディスク14に記録される。
【0063】図5(E)ならびに図6(A),(B)お
よび(C)に示すように,第2の撮像条件のもとで(第
1の撮像条件よりも撮像間隔が長い)被写体を撮像する
ことにより得られた画像を表す画像データがハードディ
スク14に記録される(保護モードが設定され,かつ第3
の撮像条件での撮像および記録が可能であれば第3の撮
像条件での撮像および記録が行われるのはいうまでもな
い)。また,第2の撮像条件のもとで得られた画像デー
タがハードディスク14に記録されるにともない,図7
(E)ならびに図8(A),(B)および(C)に示す
ように,第2の撮像条件に対応するデータがアドレス・
データ記録領域に記録される。
【0064】記録/停止スイッチ2がオフとされるまで
(図10ステップ37でNO),ステップ31からステップ36
までの処理が繰り返される。
【0065】また,図10ステップ31から図10ステップ36
までの処理と平行して図11に示す処理が実行される。図
11に示す処理は,すでにハードディスク14に記録されて
いる画像データを,あたかも第2の撮像条件により最初
から記録された画像データのように画像の間引きを行う
ものである。
【0066】ハードディスク14にすでに記録されている
画像データのうち,削除可能な画像データがあるかどう
かが判定される(図11ステップ41)。具体的には,アド
レス・データ記録領域に記録されているモード番号によ
って指定されるモード番号によって特定される保護モー
ドが×印となっている画像データがあるかどうかが確認
される。保護モードが×印となっていると,対応する画
像データの消去が許されるものであるから,図5(C)
から図5(E)ならびに図6(A),(B)および
(C)に示すように,あたかも第2の撮像条件で撮像さ
れたかのように第2の撮像条件での撮像により得られる
べき画像データ以外の画像データが消去される。また,
第2の撮像条件で撮像されたかのようにアドレス・デー
タ記録領域が変更される(図7(C)から図7(E)な
らびに図8(A),(B)および(C)参照)。
【0067】図9ステップ26またはステップ27における
記録処理が終了するまで図10ステップ41および42の処理
が繰り返される(図10ステップ43)。記録処理が終了す
ると(図11ステップ43でYES),図9ステップ26また
はステップ27における記録処理の終了後も記録済み画像
データの静止画像単位の間引き処理を続行する設定とな
っているかどうかが確認される(図11ステップ44)。間
引き処理を続行する設定となっていると(図11ステップ
44でYES),ハードディスク14に記録されている画像
データのすべてについてステップ41から44の処理が繰り
返される。ハードディスク14に記録されている画像デー
タのデータ量が少なくなるので,記録できる時間が長く
なる。
【0068】上述した実施例においてはすでにハードデ
ィスクに記録した画像が1/nとなるように間引きされ
ているが,m/n(mは1を除くn未満の自然数)とな
るように間引きしてもよい。
【0069】図12(A)はアドレス・データ記録領域を
示し,図12(B)は,画像保護を開始するリンク・アド
レスと終了リンク・アドレスとを示す保護画像リンク・
アドレス・テーブルである。
【0070】上述したように,すでにハードディスクに
記録された画像データが削除されないようにする場合に
は保護のための○印がモード・テーブルに記録されてい
るが,保護すべき画像が連続している場合には,保護画
像の最初のリンク・アドレスと最終リンク・アドレスを
記憶しておく。最初のリンク・アドレスによって特定さ
れる画像と最終リンク・アドレスによって特定される画
像との間の画像はすべて保護すべき画像であるため,一
駒一駒ずつ保護すべき画像かどうかを確認する手間を省
くことができる。保護画像のチェックを迅速にできるよ
うになる。
【0071】(2)第2実施例 上述した第1実施例においては,動画を構成する静止画
を間引くことによりハードディスク14に記録される動画
データのデータ量を少なくしているが,第2実施例にお
いては圧縮率を高くすることによりハードディスク14に
記録される動画データのデータ量を少なくするものであ
る。
【0072】図13は,ディジタル・ムービ・ビデオ・カ
メラの電気的構成を示すブロック図である。この図にお
いて図1に示すものと同一物には同一符号を付して説明
を省略する。
【0073】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラは,
画像データを圧縮することができる。このために画像圧
縮回路16が制御装置12に接続されている。また,圧縮さ
れた画像を解凍(伸長)するための画像解凍回路17も制
御装置12に接続されている。このように,画像圧縮回路
16および画像解凍回路17が設けられている点で図1に示
すディジタル・ムービ・ビデオ・カメラと異なる。
【0074】図14(A)から(D)は,第2実施例にお
いてハードディスク14に記録される動画データのデータ
量を少なくするやり方を示している。
【0075】図14(A)に示すように,第1の撮像条件
(低圧縮率)の撮像周期で被写体が連続的に撮像される
ことにより,多数の静止画が撮像周期に応じて得られ
る。これらの多数の静止画を表す画像データが動画デー
タとして,ハードディスク14に記録されていく。記録/
停止スイッチ2がオンとされている間,第1の撮像条件
のもとでの撮像の続行ができないほどの十分な領域が無
くなるまで,第1の撮像条件での撮像およびその撮像に
より得られた画像データの記録が続けられる。
【0076】図14(B)を参照して,第1の撮像条件で
の撮像を続けるほどの記録領域がハードディスク14に無
くなると,すでにハードディスク14に圧縮して記録され
ている画像データが解凍され,第1の撮像条件における
圧縮率よりも高い圧縮率で再圧縮される。再圧縮後の画
像データのデータ量は,第1の撮像条件における圧縮率
により圧縮された画像データのデータ量よりも少なくな
る。このような再圧縮処理がハードディスク14に記録さ
れているすべての画像データについて行われる(図14
(C)および(D)参照)。再圧縮前にハードディスク
14に記録されていた画像データについては,消去され
る。
【0077】ハードディスク14に記録される動画データ
のデータ量が少なくなるので,新たに記録できる領域で
増えることとなる。ハードディスク14を取り替えること
なく,しかも以前に記録した動画データを保存しつつ,
被写体の撮像および撮像により得られた動画データの記
録を続行できる。
【0078】一駒分の静止画像を解凍して再圧縮するこ
とにより複数駒分の静止画像を表す画像データの記録領
域を確保できることもあるし,複数駒分の静止画像を表
す画像データを解凍して再圧縮することにより一駒分の
静止画像を表す画像データの記録領域を確保できること
もあろう。
【0079】図15(A),(B)および(C)から図17
(A),(B)および(C)は,ハードディスク14に含
まれる記録領域を示している。図15(A),(B)およ
び(C)から図17(A),(B)および(C)におい
て,それぞれ(A)が第1のアドレス・データ記録領
域,(B)が第2のアドレス・データ記録領域,(C)
が画像データ記録領域である。
【0080】第2実施例においては,図15(C)に示す
ように,画像データ記録領域に記録されている画像デー
タは,第2リンク・アドレスによって特定される。第2
実施例においては,一駒の画像を表す画像データは複数
の部分画像を表す部分画像データに分けられている。複
数の部分画像データが第2リンク・アドレスによって特
定される。たとえば,第2リンク・アドレス「AD0」
から第2リンク・アドレス「AD4」までのアドレスに
よって特定される画像データ記録領域に画像No.0の画
像データが分割されて記録されている。
【0081】図15(B)を参照して,第2のアドレス・
データ記録領域には,どの部分画像データから一駒の画
像を構成するかのリンクを示す第2リンク・アドレスと
その第2リンク・アドレスによって特定される部分画像
データの次の部分画像データを特定するための第2リン
ク・アドレスを指定する次の第2リンク・アドレスが格
納されている。
【0082】図15(A)を参照して,第1のアドレス・
データ記録領域には,第1リンク・アドレス,次の第1
リンク・アドレス,モード番号および先頭の第2リンク
・アドレスが格納されている。
【0083】第1リンク・アドレスは,第1のアドレス
・データ記録領域に記録されているデータを特定するた
めのアドレスであり,一駒の静止画像ごとに対応してい
る。次の第1リンク・アドレスは,第1リンク・アドレ
スによって特定される一駒の静止画像の次の静止画像を
特定するために第1リンク・アドレスを示すものであ
る。先頭の第2リンク・アドレスは,一駒の画像を構成
する部分画像データをそれぞれ特定する第2リンク・ア
ドレスのうち,先頭のものを示している。
【0084】第1アドレス・データ記録領域に記録され
ている第1リンク・アドレスが指定されることにより,
その第1リンク・アドレスによって特定される先頭の代
2リンク・アドレスがわかる。先頭の第2リンク・アド
レスがわかることにより,一駒の画像を構成する部分画
像データの先頭の部分画像データがわかる。また,先頭
の第2リンク・アドレスがわかると,第2のアドレス・
データ記録領域を参照して,一駒の画像を構成する部分
画像データを特定するための第2リンク・アドレスがわ
かる。結果的に,一駒を構成するすべての部分画像デー
タを読み取ることができるようになる。
【0085】図16(C)に示す画像データ記録領域に
は,5つの画像データ記録領域を用いて一駒分の画像デ
ータを記録しているが,再圧縮することにより一駒分の
画像データのデータ量を少なくすることができる。たと
えば,一駒分の画像データを記録するのに5つの画像デ
ータ記録領域が必要であったのが,4つ以下の画像デー
タ記録領域で済むようになる。
【0086】図16(C)を参照して,第2リンク・アド
レス「AD0」から「AD4」に記録されている画像N
o.0の画像データをすべて読み取り解凍する。解凍され
た画像No.0の画像データが再圧縮される。再圧縮によ
りデータ量が少なくなる。第2リンク・アドレス「AD
5M+5」から「AD5M+7」によって特定される画
像データ記録領域に記録できるようになる。一駒分の画
像データを記録するのに必要な画像データ記録領域の量
が少なくなり,ハードディスク14の記録容量が実質的に
増加することとなる。
【0087】第2リンク・アドレス「AD0」から「A
D4」によって特定される画像データ領域に記録されて
いた画像No.0の画像データは,消去され,新たな画像
データが記録されることになるのはいうまでもない。た
とえば,図17(C)に示すように画像No.(M+1)の
画像データが記録されるようになる。
【0088】図18から図20は,ディジタル・ムービ・ビ
デオ・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
この処理は,図9から図11の処理に対応するもので,図
9から図11の処理と同一の処理については,同一符号を
付して説明を省略する。
【0089】図18を参照して,第1の撮像条件での記録
ができるほどハードディスク14の残領域があれば(ステ
ップ24でYES),保護モードの設定の有無に関わらず
(ステップ25),第1の撮像条件によって決定される圧
縮率により(すなわち,高画質となるような低圧縮率に
より)撮像によって得られた画像データが圧縮される
(ステップ26A,27A)。
【0090】また,図19を参照して,第2の撮像条件で
の記録ができるほどハードディスク14の残領域があれば
(ステップ31),保護モード設定スイッチ1がオフのと
きには(ステップ32でNO),第2の撮像条件によって
決定される高圧縮率で画像データが圧縮される(ステッ
プ33A)。
【0091】保護モード設定スイッチ1がオンのときで
あって(ステップ32でYES),第3の撮像条件によっ
て決定される中位の圧縮率(第1の撮像条件によって定
まる低圧縮率と第2の撮像条件によって決定される高圧
縮率との間の圧縮率)での記録ができるほどハードディ
スク14の残領域があれば,その第3の撮像条件によって
決定される中位の圧縮率で画像データが圧縮される(ス
テップ36A)。第3の撮像条件によって決定される中位
の圧縮率での記録ができるほどの残領域がハードディス
ク14には無ければ(ステップ34でNO),第2の撮像条
件によって定まる高圧縮率で画像データが圧縮される
(ステップ36A)。
【0092】図20を参照して,圧縮された新規画像デー
タの記録処理と平行して,すでにハードディスク14に記
録されている圧縮画像データについて解凍および再圧縮
処理が行われる。
【0093】まず,ハードディスク14に再圧縮可能な画
像データが記録されているかどうかが確認される(ステ
ップ51)。再圧縮可能な画像データがハードディスク14
に記録されていると(ステップ51でYES),画像デー
タ記録領域に記録されている圧縮画像データのうち再圧
縮可能な圧縮画像データが読み取られる。読み取られた
圧縮画像データが画像解凍回路17において解凍される。
解凍された画像データは,画像圧縮回路16において与え
られ,第3の撮像条件によって決定される高圧縮率で再
圧縮される(ステップ52)。
【0094】上述したように,再圧縮された画像データ
がハードディスク14の画像データ記録領域に記録される
(ステップ53)。
【0095】再圧縮される前の画像データがハードディ
スク14の画像データ記録領域から削除され,かつ第1お
よび第2のアドレス・データ記録領域の内容が変更され
る(ステップ54)。
【0096】再圧縮により圧縮率が高くなっているの
で,上述したように一駒分の画像データを記録するのに
必要な領域が少なくなる。ハードディスク14の記録可能
領域を増加させることができ,記録時間を実質的に長く
できる。
【0097】図21ならびに図22(A),(B)および
(C)は,変形例を示している。
【0098】図21は,連続した撮像により得られた動画
を模式的に示している。
【0099】動画は,区間1から区間NまでにN分割す
ることができる。この区間ごとの動画を単位として画像
データ記録領域に記録する。
【0100】図22(C)を参照して,区間1の動画デー
タが画像データ記録領域内の5つの記録領域に分割され
て記録されている。このように,動画を区間ごとに分割
して,それぞれの区間の動画を単位とした場合でも,圧
縮率を高くすることにより動画データのデータ量を少な
くでき,記録を続行することができるようになる。
【0101】たとえば,第2リンク・アドレス「AD
0」から「AD4」の5つの記録領域に記録されている
動画データを読み出して,解凍し,高い圧縮率により再
圧縮する。5つの記録領域が必要であったものが,たと
えば,4つまたはそれ以下の記録領域で済むようにな
る。
【0102】区間ごとの動画を単位として画像データ記
録領域に記録した場合も,図22(A)に示すように,第
1のアドレス・データ記録領域に記録されているデータ
および図22(B)に示すように,第2のアドレス・デー
タ記録領域に記録されているデータにより,画像データ
記録領域に記録されているデータをアクセスすることが
できる。画像データ記録領域に記録されている区間ごと
の動画データを,再圧縮等により変更した場合には,第
1のアドレス・データ記録領域に記録されているデータ
および第2のアドレス・データ記録領域に記録されてい
るデータが変更されるのはいうまでもない。
【0103】(3)第3実施例 図23から図26は,第3実施例を示すものである。
【0104】図23は,ディジタル・ムービ・ビデオ・カ
メラの電気的構成を示すブロック図である。この図にお
いて図1または図13に示すものと同一物には同一符号を
付して説明を省略する。
【0105】図23に示すディジタル・ムービ・ビデオ・
カメラにおいては,ハードディスク14のほかに一次記録
装置18が設けられている。
【0106】新規の撮像により得られた画像データの圧
縮と上述したようにハードディスク14にすでに記録され
ている画像データの再圧縮とは,同一の画像圧縮回路16
により行われる。新規画像データの圧縮とすでに記録さ
れている画像データの圧縮とが同時に行われないよう
に,画像圧縮回路16により,すでに記録されている画像
データを再圧縮するときには,新規の撮像により得られ
た画像データが一時的に記録される。このように,新規
の撮像により得られた画像データを一時的に記録するも
のが,一次記録装置18である。
【0107】図24は,新規の撮像により得られた画像デ
ータの圧縮とすでに記録された画像データの圧縮との関
係を示すタイム・チャートである。
【0108】時刻t11から時刻t12の間で被写体が第1
回目の撮像がされる。その後,時刻t12から時刻t13の
間に,動画データが画像圧縮回路16に与えられ,圧縮さ
れる。すでに記録された画像データは,時刻t13から時
刻t15の間に画像解凍回路17に与えられ,解凍される。
解凍された画像データが画像圧縮回路17に与えられ,解
凍される。時刻t15から時刻t18の間にすでに記録され
ている画像データの再圧縮が画像圧縮回路17において行
われる。
【0109】第1回目の新規の撮像により得られた画像
データの圧縮は時刻t12から時刻t13の間において行わ
れ,再圧縮は時刻t15から時刻t18の間に行われるか
ら,同時に圧縮されることはない。このため第1回目の
新規の撮像により得られた画像データは一次記録装置18
には記録されない。
【0110】時刻t14から時刻t16の間で第2回目の新
規の撮像が行われる。第2回目の新規の撮像直後の時刻
t16から,新規の撮像により得られた画像データを圧縮
すると,新規の撮像により得られた画像データと再圧縮
のための画像データとが動じに画像圧縮回路17に入力す
ることとなる。このために,画像データのコンフリクト
が生じるおそれがあるので,この実施例においては,新
規の撮像により得られた画像データは,一次記録装置18
に一時的に記録される(時刻t16から時刻t17)。
【0111】再圧縮が終了した時刻t18の時点から一次
記録装置18に記録されている画像データが読み出され,
画像圧縮回路17に入力し,圧縮処理が実行される。新規
の撮像により得られた画像データと再圧縮のための画像
データとが同時に画像圧縮回路16に入力することがない
ので,画像データのコンフリクトを未然に防止できる。
【0112】図25および図26は,ディジタル・ムービ・
ビデオ・カメラの処理手順を示すフローチャートの一部
である。図25および図26は,図10および図11にそれぞれ
対応するもので,図10および図11と同じ処理については
同じ符号を付して説明を省略する。
【0113】第2の撮像条件での記録ができるほどハー
ドディスク14の画像データ記録領域に残容量がある場合
には(ステップ31でYES),保護モード設定スイッチ
1のオン,オフに関わらず画像圧縮回路17を使用できる
かどうかが確認される(ステップ61)。
【0114】画像圧縮回路17において,すでに記録され
ている画像データの再圧縮処理が行われていなければ画
像圧縮回路17の使用ができる(ステップ61)。このため
に新規の撮像により得られた画像データは,画像圧縮回
路17に転送され,圧縮される(ステップ63)。画像圧縮
回路17において,すでに記録されている画像データの再
圧縮処理が行われてれば,新規の撮像により得られた画
像データを画像圧縮回路17に与えることができない。こ
のために,新規の撮像により得られた画像データは,一
次記録装置18に与えられ,記録される(ステップ62)。
【0115】図26を参照して,画像データの圧縮,一次
記録装置18への画像データの記録などと平行して,一次
記録装置18に記録されている画像データの圧縮処理等が
実行される。
【0116】まず,一次記録装置18に画像データが記録
されているかどうかが確認される(ステップ64)。画像
データが記録されていると(ステップ64でYES),一
次記録装置18からその画像データが読み出され,画像圧
縮回路17に与えられる。画像圧縮回路17において,新規
の撮像により得られた画像データが圧縮される(ステッ
プ65)。
【0117】圧縮された画像データが,画像圧縮回路16
からハードディスク14に与えられ,記録される(ステッ
プ66)。
【0118】もちろん,一次記録装置18から画像圧縮回
路16に画像データを与えるときに,画像圧縮回路16にお
いて画像データの圧縮処理がされているかどうかを確認
し,圧縮処理がされていないときに,画像データが画像
圧縮回路16に与えられるのはいうまでもない。
【0119】(4)第4実施例 図27から図34は,第4実施例を示している。
【0120】上述した実施例は,画像データについての
ものであるが,画像データだけでなく,音声データにつ
いても適用することができる。第4実施例は,音声デー
タについてのものである。音声データについても音声デ
ータのデータ量を少なくすることにより,ハードディス
ク14に記録する実質的なデータ量を多くすることができ
る。
【0121】図27は,録音装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【0122】録音装置の全体の動作は,制御装置81によ
って統括される。
【0123】録音装置には,上述したように保護すべき
音データを設定するための保護モード設定スイッチ71が
含まれている。保護モード設定スイッチ71により設定を
示す信号は,スイッチ動作検出回路74に入力する。スイ
ッチ動作検出回路74において検出された信号が制御装置
81に入力する。
【0124】また,録音装置には録音の開始および終了
を設定する録音/停止スイッチ72が設けられている。録
音/停止スイッチ72の第1回目の押下により録音が開始
され,第2回目の押下により録音が終了する。録音/停
止スイッチ72の押下を示す信号は,スイッチ動作検出回
路75に入力する。スイッチ動作検出回路75から,録音/
停止スイッチ72の押下の検出を示す信号が出力され,制
御装置81に入力する。
【0125】さらに,録音装置には,電源スイッチ73が
設けられている。電源スイッチ73の押下を示す信号も電
源76に与えられる。電源76から,録音装置を構成する各
回路に電源が供給される。
【0126】制御装置81には,所定のデータを記憶する
メモリ85が接続されている。
【0127】また,タイミング・ジェネレータ80が録音
装置に含まれており,録音装置の各回路にタイミング・
パルスが与えられる。
【0128】音声は,マイクロフォン77に入力し,音声
を表すアナログ音声信号に変換される。アナログ音声信
号は,アナログ・フィルタ78において雑音成分が除去さ
れる。アナログ・フィルタ78から出力されたアナログ映
像信号は,アナログ/ディジタル変換回路79に入力す
る。アナログ/ディジタル変換回路79においてアナログ
音声信号がディジタル音声データに変換される。
【0129】ディジタル音声データは,制御装置81によ
りハードディスク86に与えられる。録音/停止スイッチ
72により録音に設定されていると,ディジタル音声デー
タがハードディスク86に記録されることとなる。
【0130】録音装置には,スピーカ87も設けられてい
る。ディジタル音声データが制御装置81からスピーカ87
に与えられることにより,音声出力されることとなる。
【0131】録音装置には,補間回路82,フィルタ回路
83および再サンプリング回路84からなる圧縮回路が含ま
れている。これらの補間回路82,フィルタ回路83および
再サンプリング回路84は,制御装置81に接続されてい
る。圧縮回路の詳しい動作は,後述する。
【0132】図28は,音声データについてのモード・テ
ーブルの一例である。
【0133】モード・テーブルには,上述した画像デー
タについてのモード・テーブルと同様に,モード番号に
対応して,サンプリング周波数,量子化ビット数,音声
圧縮方式,ビットレートおよび保護の有無を示すデータ
が格納されている。モード番号が特定されることによ
り,どのような状態で記録された音声データかどうかが
わかる。
【0134】図29は,フィルタ回路83の電気的構成を示
すブロック図である。
【0135】フィルタ回路83には,第1の遅延素子91か
ら第Nの遅延素子9Nが従属接続されている。第1の遅延
素子91に音声データが入力する。第1の遅延素子91にお
いて遅延させられた音声データは,次段の第2の遅延素
子92に入力し,さらに遅延させられて出力される。同様
に他の遅延素子においてもその出力が次段の遅延素子に
入力する。
【0136】また,遅延素子から出力された音声データ
は,乗算器にも入力する。乗算器は,遅延素子に対応し
て第1の乗算器101 から第Nの乗算器10N まで設けられ
ている。さらに,第1の乗算器101 から第Nの乗算器10
N に対応して,所定のフィルタ係数が記憶されている第
1の記憶素子111 から第Nの記憶素子11N が設けられて
いる。第1の記憶素子111 から第Nの記憶素子11N に記
憶されているフィルタ係数は,対応する第1の乗算器10
1 から第Nの乗算器10N に与えられる。
【0137】第1の乗算器101 から第Nの乗算器10N の
出力が,従属接続されている加算器122 から12N のそれ
ぞれに与えられる。一の加算器において加算された結果
を示すデータが次段の加算器に入力する。最終段の加算
器12N の出力がフィルタ回路83の出力となる。
【0138】次に音声データのデータ量の減少処理につ
いて説明する。音声データのデータ量を減少させる方法
として,サンプリング周波数を落とす方法がある。
【0139】図30(A)〜(E)は,横軸を時間軸とし
た場合に,サンプリング周波数を落とすことにより,デ
ータ量を減少させる様子を示している。図31(A)〜
(F)は,横軸を周波数とした場合に,サンプリング周
波数を落とすことにより,データ量を減少させる様子を
示している。
【0140】図30(A)および図31(A)に示すよう
に,圧縮対象のアナログ音声信号が入力する。
【0141】入力したアナログ音声信号についてサンプ
リング周期によってサンプリングされる。サンプリング
周期をTsとすると,サンプリング周波数Fs=1/T
sである。
【0142】アナログ音声信号に含まれる周波数成分F
max がサンプリング周波数Fsの半分以下であれば,デ
ィジタル音声データからアナログ音声信号を復元でき
る。このことからサンプリング周波数Fsが決定され
る。アナログ音声信号に含まれる周波数成分Fmax がサ
ンプリング周波数Fs半分よりも高い場合には,ディジ
タル音声データからアナログ音声信号を完全に復元する
ことはできず,折り返し歪みが発生する(サンプリング
定理)。この折り返し歪みの発生を未然に防止するため
に,アナログ/ディジタル変換前に,サンプリング周波
数の半分以上の成分を遮断するフィルタを利用してもよ
い。
【0143】いずれにしても,図30(B)および図31
(B)に示すように,アナログ音声信号がサンプリング
されると,サンプリングされたデータ間のデータが補間
回路82により補間される。補間により図30(C)および
図31(C)に示すように,データ量が多くなる。
【0144】補間されたディジタル音声データについ
て,たとえば,図31(D)に示すフィルタ形状をもつ低
域通過フィルタ(フィルタ回路83)を用いてフィルタ処
理が実行される(図30(D)および図31(E)参照)。
低域通過フィルタは,高周波数成分を遮断しつつ,低周
波数成分を通過するものである。これにより,折り返し
歪みの発生を防止できる。
【0145】このようにしてデータ量が多くされたディ
ジタル音声データについて,最初のサンプリング後のデ
ィジタル音声データのデータ量よりも少なくなるように
再サンプリング回路84により間引き処理が実行される。
図30(E)および図31(F)に示すようにデータ量が少
なくなったディジタル音声データが得られる。
【0146】サンプリング周波数の変換前の周波数をF
s,サンプリング周波数の変換後の周波数をFtとする
と,Fs:Ft=M:Lとなるように,MおよびLを設
定する。ただし,Mは,1/Mで表される間引き率であ
り,M点ごとに(M−1)個のデータを削除する場合の
値である。また,Lは,補間に用いられる値であり,L
倍の補間,すなわちデータ間に(L−1)個のデータを
挿入するものである。
【0147】Fs:Ft=M:Lの関係において,補間
処理,フィルタ処理および間引き処理を行うことにより
サンプリング周波数の変換を行うことができるようにな
る。
【0148】たとえば,サンプリング周波数を48kHz
から32kHzに変換する場合,L=2倍の補間処理,M
=3の間引き処理,16kHz以上を遮断帯域とする低域
通過フィルタを使用することとなる。また,サンプリン
グ周波数を48kHzから24kHzに変換する場合,補間
は必要せず,M=2の間引き処理,12kHz以上を遮断
帯域とする低域通過フィルタを使用することとなる。
【0149】図32から図34は,録音装置の処理手順を示
すフローチャートである。
【0150】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラのと
きと同様にして,第1の録音条件,第1の録音条件で録
音したときよりも音声データのデータ量が少なくなる
(音質が悪くなる)第2の録音条件および録音条件を変
更して録音を続行するかどうかが録音条件設定スイッチ
(図示略)によって設定され,その設定条件がメモリ85
に格納される(図32ステップ131 )。ユーザによって録
音/停止スイッチ72が押されると(図32ステップ132 で
YES),第1の録音条件で録音されるように,タイミ
ング・ジェネレータ80および制御装置81が設定される
(図32ステップ133)。
【0151】ハードディスク14に第1の録音条件で録音
を続行できるほどの十分な記録領域が残っているかどう
かが判定される(図32ステップ134 )。
【0152】十分な記録領域が残っていれば(図32ステ
ップ134 ),マイクロフォン77から出力されたアナログ
音声信号がディジタル音声データに変換される(図32ス
テップ135 )。アナログ/ディジタル変換により得られ
たディジタル音声データがハードディスク86に与えら
れ,記録される(図32ステップ136 )。録音/停止スイ
ッチ72が再度押下されるまでステップ134から136の処理
が繰り返される(図32ステップ137 )。
【0153】第1の録音条件で録音ができるほどの残領
域がハードディスク86に無ければ(図32ステップ134 で
NO),録音条件を変更しても録音を続行する設定とな
っているかどうかが確認される(図33ステップ138 )。
【0154】録音条件を変更しても録音を続行する設定
となっていると(図33ステップ139),第2の録音条件
にタイミング・ジェネレータ80および制御装置81が設定
される(図33ステップ139 )。
【0155】その後,第2の録音条件での記録ができる
ほどの残領域がハードディスク86に残っているかどうか
が判定される(図33ステップ140 )。残領域が無ければ
(図33ステップ140 でNO),録音処理は終了する。必
要に応じて新たなハードディスク86が録音装置に装填さ
れよう。残領域が有れば(図33ステップ140 でYE
S),マイクロフォン77から出力された音声信号がアナ
ログ/ディジタル変換回路79において変換される(図33
ステップ141 )。変換されたディジタル音声データがハ
ードディスク86に記録される(図33ステップ142 )。録
音/停止スイッチ72が再度押されるまでステップ140か
ら143の処理が繰り返される(図33ステップ143 )。
【0156】第2の録音条件でのディジタル音声データ
の記録と平行して,すでにハードディスク86に記録され
ているディジタル音声データのデータ量減少処理が実行
される。
【0157】まず,第1の録音条件で記録されたディジ
タル音声データがハードディスク86に残っているかどう
かが確認される(図34ステップ144 )。残っていれば
(図34ステップ144 でYES),ハードディスク86に記
録されているディジタル音声データが読み出され,上述
したようにサンプリング周波数の変換などによりデータ
量の減少処理が行われる。データ量が減少させられたデ
ィジタル音声データがハードディスク86に記録される
(図34ステップ145 )。再記録に応じて,対応するディ
ジタル音声データのモード番号が書き換えられる(図34
ステップ146 )(記録領域および圧縮方式の書き換
え)。
【0158】平行に行われている,マイクロフォン77に
音声が入力したことにより得られる音声データのハード
ディスク86への処理が終了したかどうかが確認される
(図34ステップ147 )。終了していなければ(図34ステ
ップ147 でNO),ステップ144から146の処理が繰り返
される。終了していると(図34ステップ147 でYE
S),録音の終了後のすでにハードディスク86に記録さ
れている音声データの再録音を続行する設定となってい
るかどうかが判定される(図34ステップ148 )。続行す
る設定となっていると(図34ステップ148 でYES),
ステップ144から147の処理が繰り返される。
【0159】ハードディスク86の残容量が少なくなって
も,ハードディスク86を取り替えることなく,録音を続
行することができるようになる。
【0160】上述した実施例においては,サンプリング
周波数を変換することにより,ディジタル音声データの
データ量を少なくしているが,量子化ビット幅を減らす
ことによりデータ量を少なくしてもよいし,人間の聴覚
特性を利用してデータ量を少なくしてもよい。
【0161】たとえば,量子化ビット幅を減らす場合に
は,次のようにして行う。アナログ信号のとりうる範囲
をいくつかの区間に分割し,それらの区間ごとにディジ
タル・データを対応させ,アナログ/ディジタル変換時
のアナログ信号の値に含まれる期間に対応するディジタ
ル・データをアナログ/ディジタル変換時の出力とす
る。このように,連続的な値を離散的な値に変換するこ
とを量子化というが,分割区間の数が多いほど誤差の少
ないディジタル・データが得られる。1点のデータを表
すために使用するビット数をNとすると,(2のN乗)
個の区間に分割できる。Nビットのデータから下位のP
ビット(Pは,1以上N未満の自然数)を削除すること
により,データ量を削減することができる。
【0162】人間の聴覚特性を利用するものとしてMP
3(MPEG-I Audio Layer 3),ATRAC(adaptive t
ransform acoustic coding)などがある。DCT(disc
retecosin transform)などを利用して,音声データを
時間軸上の表現から周波数軸上の表現に変換し,人間の
聴覚特性に応じて,知覚されにくい部分の周波数成分を
除去して記録する。このように,音声データを時間軸上
の表現のまま記録せずに周波数表現に変換して記録する
ことで,データ量を圧縮できる。圧縮符号化と組み合わ
せることでさらに圧縮することもできる。再生時には,
圧縮時の逆変換であるIDCT(逆離散コサイン変換)
等によって時間軸上のデータに変換して信号波形を再生
できる。MP3,ATRACなどの規格を使用する場
合,サンプリング周波数を変換する装置の補間装置,フ
ィルタ装置および間引き装置の代わりにそれぞれ規格に
あった圧縮装置および解凍装置を利用することとなろ
う。
【0163】(5)第5実施例 図35は第5実施例を示すもので,ハードディスク・ビデ
オ・レコーダの電気的構成を示すブロック図である。図
35において図1に示すものと同一物には,同一符号を付
して説明を省略する。
【0164】入力端子151 にテレビジョン電波が入力
し,チューナ152 に与えられる。チューナ152 において
テレビジョンの映像信号が得られる。得られたテレビジ
ョン映像信号が制御装置12に入力する。制御装置12にお
いて上述のように動画データに変換されてハードディス
ク14に記録される。
【0165】ハードディスク14に記録された動画データ
がハードディスク14から読み出され,出力端子153 に与
えられる。出力端子153 にテレビジョン装置(図示略)
が接続されることにより,ハードディスク14に記録され
た動画データによって表される動画が表示される。
【0166】このようなハードディスク・ビデオ・レコ
ーダにおいても上述したように,ハードディスク14の残
容量が少なくなったことに応じてハードディスク14に記
録される実質的な動画データのデータ量を少なくさせる
ことができる。また,ハードディスク14の残容量が少な
くなった場合に,上述したようにハードディスク14に記
録される動画データが少なくなるようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの電気的
構成を示すブロック図である。
【図2】静止画を連続撮像することにより動画が得られ
る様子を示している。
【図3】(A)は,アドレス・データ記録領域を,
(B)は,画像データ記録領域を示している。
【図4】モード・テーブルを示している。
【図5】(A)から(E)は,画像が記録される様子を
示している。
【図6】(A)から(C)は,画像が記録される様子を
示している。
【図7】(A)から(E)は,アドレス・データ記録領
域に記録されるデータが変更される様子を示している。
【図8】(A)から(C)は,アドレス・データ記録領
域に記録されるデータが変更される様子を示している。
【図9】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの処理手
順を示すフローチャートである。
【図10】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの処理
手順を示すフローチャートである。
【図11】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの処理
手順を示すフローチャートである。
【図12】(A)は,アドレス・データ記録領域を,
(B)は,保護画像リンク・アドレスを示している。
【図13】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの電気
的構成を示すブロック図である。
【図14】(A)から(D)は,再圧縮により動画デー
タのデータ量が少なくなる様子を示している。
【図15】(A)は,第1のアドレス・データ記録領域
を,(B)は,第2のアドレス・データ記録領域を,
(C)は,画像データ記録領域をそれぞれ示している。
【図16】(A)は,第1のアドレス・データ記録領域
を,(B)は,第2のアドレス・データ記録領域を,
(C)は,画像データ記録領域をそれぞれ示している。
【図17】(A)は,第1のアドレス・データ記録領域
を,(B)は,第2のアドレス・データ記録領域を,
(C)は,画像データ記録領域をそれぞれ示している。
【図18】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの処理
手順を示すフローチャートである。
【図19】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの処理
手順を示すフローチャートである。
【図20】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの処理
手順を示すフローチャートである。
【図21】連続撮像されて記録されている動画を模式的
に示している。
【図22】(A)は,第1のアドレス・データ記録領域
を,(B)は,第2のアドレス・データ記録領域を,
(C)は,画像データ記録領域をそれぞれ示している。
【図23】新規の撮像と記録済み画像データの再圧縮処
理を示すタイム・チャートである。
【図24】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの電気
的構成を示すブロック図である。
【図25】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの処理
手順を示すフローチャートである。
【図26】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの処理
手順を示すフローチャートである。
【図27】ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラの電気
的構成を示すブロック図である。
【図28】モード・テーブルの一例である。
【図29】フィルタ回路の電気的構成を示すブロック図
である。
【図30】(A)から(E)は,音声データのサンプリ
ング周波数の変換処理を示している。
【図31】(A)から(F)は,音声データのサンプリ
ング周波数の変換処理を示している。
【図32】録音装置の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図33】録音装置の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図34】録音装置の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図35】ハードディスク・ビデオ・レコーダの電気的
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 保護モード設定スイッチ 2 記録/停止スイッチ 3 条件選択/決定スイッチ 10 撮像回路 12 制御装置 14 ハードディスク 15 表示装置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して与えられるデータを入力する入
    力手段,上記入力手段から入力したデータをランダム・
    アクセス可能な記録媒体に記録する記録制御手段,上記
    記録媒体へのデータの記録を続行できるかどうかを判定
    する判定手段,上記判定手段によりデータの記録を続行
    できないと判定されたことに応じて,データ量が少なく
    なるように上記記録媒体にすでに記録されているデータ
    を再構築する再構築手段,および上記判定手段によりデ
    ータの記録を続行できないと判定されたことに応じて,
    上記入力手段から連続して入力するデータのデータ量を
    減少させるデータ量減少手段,を備えたデータ記録装
    置。
  2. 【請求項2】 上記再構築手段によるデータの再構築を
    停止する再構築停止手段をさらに備えた請求項1に記載
    のデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 上記記録媒体に記録されるデータのうち
    再構築を禁止するデータを指定する再構築禁止データ指
    定手段,および上記再構築禁止データ指定手段により再
    構築の禁止が指定されたデータの再構築を禁止するよう
    に上記再構築手段を制御する再構築禁止制御手段,をさ
    らに備えた請求項1に記載のデータ記録装置。
  4. 【請求項4】 再構築を禁止するデータが連続している
    ときに,その連続したデータの先頭データと最終データ
    とを特定するデータを上記記録媒体に記録する特定デー
    タ記録制御手段をさらに備えた請求項3に記載のデータ
    記録装置。
  5. 【請求項5】 上記入力手段に入力するデータが,一駒
    分の画像を表わす画像データが周期的に連続して与えら
    れる画像データである,請求項1に記載の請求項1に記
    載のデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 上記入力手段が,被写体を周期的に撮像
    し,被写体像を表す画像データを周期的に出力する撮像
    手段である,請求項1に記載のデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 上記撮像手段から出力された画像データ
    を圧縮するデータ圧縮手段をさらに備え,上記記録制御
    手段は,上記データ圧縮手段によりデータ圧縮された画
    像データを上記記録媒体に記録するものであり,上記再
    構築手段は,上記記録媒体にすでに圧縮されて記録され
    ている画像データを読み取り,上記判定手段によりデー
    タの記録を続行できないと判定される前の圧縮率よりも
    高い圧縮率により上記圧縮手段を用いて再圧縮して上記
    記録媒体に書き込むことによりデータ量を減少するもの
    である,請求項6に記載のデータ記録装置。
  8. 【請求項8】 上記撮像手段から出力された画像データ
    の圧縮間隔内に上記再圧縮が終了しないときに,上記撮
    像手段から出力された画像データを一時的に記憶する記
    憶手段をさらに備え,上記再構築手段は,上記再圧縮が
    終了したことにより上記記憶手段から一時的に記憶され
    た画像データを読み取り圧縮するものである,請求項7
    に記載のデータ記録装置。
  9. 【請求項9】 上記記録媒体にはアドレスが与えられる
    ことにより特定される画像データを記録する複数の記録
    領域と上記アドレスを管理する管理領域とが含まれてお
    り,上記記録制御手段は,複数の記録領域のそれぞれの
    記録領域ごとに一駒分の画像データを記録するものであ
    り,上記データ量減少手段は,上記アドレスを管理する
    管理領域から画像データに対応するアドレスを削除する
    ことによりデータ量を減少させるものである,請求項6
    に記載のデータ記録装置。
  10. 【請求項10】 上記記録媒体にはアドレスが与えられ
    ることにより特定される画像データを記録する複数の記
    録領域と上記アドレスを管理する管理領域とが含まれて
    おり,上記記録制御手段は,一駒分の画像データを,複
    数の記録領域にわたって記録するものであり,複数の記
    録領域にわたって記録されている一駒分の画像データの
    データ量を上記記録制御手段により減少させて上記複数
    の記録領域の数よりも少ない数の記録領域にわたって記
    録するものである,請求項6に記載のデータ記録装置。
  11. 【請求項11】 上記再構築手段が,上記判定手段によ
    り画像データの記録を続行できないと判定されたことに
    応じて,上記記録媒体にすでに記録されている画像デー
    タによって表される画像の画質を低下させることにより
    データ量を少なくするものであり,上記データ量減少手
    段が,上記判定手段により画像データの記録を続行でき
    ないと判定されたことに応じて,上記低下した画質とな
    るように上記入力手段から連続して入力する画像データ
    のデータ量を減少させるものである,請求項6に記載の
    データ記録装置。
  12. 【請求項12】 上記入力手段に入力するデータが,第
    1の周期で一駒分の画像を表す画像データが連続して与
    えられる画像データであり,上記記録制御手段が,上記
    入力手段から第1の周期で入力した画像データをランダ
    ム・アクセス可能な記録媒体に記録するものであり,上
    記判定手段が,第1の周期によって上記記録媒体への画
    像データの記録を続行できるかどうかを判定するもので
    あり,上記再構築手段が,上記判定手段により画像デー
    タの記録を続行できないと判定されたことに応じて,上
    記第1の周期よりも遅い第2の周期をもつように,上記
    記録媒体にすでに記録されている第1の周期の画像デー
    タのうち所定の画像データを消去するものであり,上記
    制御手段が,上記判定手段により画像データの記録を続
    行できないと判定されたことに応じて,上記入力手段か
    ら入力する画像データを上記第2の周期で上記記録媒体
    に記録するように上記記録制御手段を制御するものであ
    る,請求項1に記載のデータ記録装置。
  13. 【請求項13】 上記第2の周期が上記第1の周期の1
    /n(nは自然数)またはm/n(mは1を除くn未満
    の自然数)である,請求項12に記載のデータ記録装置。
  14. 【請求項14】 動画再生をしたときに次の駒に切り替
    わるまでの時間に関するデータを,対応する画像データ
    に関連づけて上記記録媒体に記録する関連データ記録制
    御手段をさらに備えた請求項12に記載のデータ記録装
    置。
  15. 【請求項15】 上記判定手段が,上記記録媒体の記録
    領域に含まれる所定の記録領域へのデータの記録を続行
    できるかどうかを判定できるものである,請求項1に記
    載のデータ記録装置。
  16. 【請求項16】 上記入力手段に入力するデータが連続
    して与えられる音データである,請求項1に記載のデー
    タ記録装置。
  17. 【請求項17】 上記再構築手段およびデータ量減少手
    段の少なくとも一方が,上記音データのサンプリング周
    波数の変更,上記音データの量子化ビットの削除または
    上記音データの非知覚周波数成分に相当するデータの削
    除により上記音データのデータ量を少なくするものであ
    る,請求項16に記載のデータ記録装置。
  18. 【請求項18】 連続して与えられるデータを入力し,
    入力したデータをランダム・アクセス可能な記録媒体に
    記録し,上記記録媒体へのデータの記録を続行できるか
    どうかを判定し,データの記録を続行できないと判定さ
    れたことに応じて,データ量が少なくなるように上記記
    録媒体にすでに記録されているデータを再構築し,デー
    タの記録を続行できないと判定されたことに応じて,連
    続して入力するデータを減少させる,データ記録方法。
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