JP4081810B2 - 再生装置および方法、並びにプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、再生装置および方法、並びにプログラムに関し、同一素材に関する高データレート及び低データレートのデータを記録している記録媒体から各データを再生する再生装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクや磁気ディスクなどのノンリニア記録媒体に記録されている画像の高速再生は、通常、コマ落とし画像が表示されるようにして行われる。例えば、50倍速再生の場合、50フレーム毎に画像が更新される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このように高速再生用の画像としてコマ落とし画像が表示される場合、表示される画像以外の画像、例えば、50倍速再生の場合における、表示されるフレーム間の49フレームは欠落する。
【0004】
しかしながら、MPEG2(Moving Picture Experts Group-2)のように時間軸方向の相関を用いた方式で圧縮されている画像を復号する場合、前後のGOP(Group of Picture)の情報を必要とするときがあるので、高速再生時のコマ落としにより、その必要な情報が欠落してしまうと、画像が適切に更新されず、例えば、コマ落とし表示の間隔が一定でない不自然な映像となる。
【0005】
したがって、従来において、光ディスクや磁気ディスクなどのノンリニア記録媒体からビデオデータを高速再生する場合、従来のアナログVTRを高速再生したときに得られるような滑らかな再生映像を得ることができない課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、光ディスクや磁気ディスクなどのノンリニア記録媒体に記録された画像の高速再生時の再生映像を、滑らかなものとすることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の再生装置は、高速再生が要求されたとき、同一の動画像素材から生成された高データレートのビデオデータおよび低データレートのビデオデータを記録している記録媒体から、低データレートのビデオデータを読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出された、出力レート内で出力可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームの低データレートのビデオデータの一部ずつを互いに重ね合わせて構成される高速再生用の画像を、出力レートにおける1フレーム時間毎に生成する生成手段とを備え、生成手段は、N倍速再生が要求されたとき、Nフレーム毎のフレームを基準フレームとして、基準フレームを中心とする前後のN個より多いフレームの低データレートのビデオデータから、高速再生用の画像を生成することを特徴とする。
【0008】
生成手段により生成された高速再生用の画像を出力する出力手段を更に設けることができる。
【0009】
本発明の再生方法は、高速再生が要求されたとき、同一の動画像素材から生成された高データレートのビデオデータおよび低データレートのビデオデータを記録している記録媒体から、低データレートのビデオデータを読み出す読み出しステップと、読み出しステップの処理で読み出された、出力レート内で出力可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームの低データレートのビデオデータの一部ずつを互いに重ね合わせて構成される高速再生用の画像を、出力レートにおける1フレーム時間毎に生成する生成ステップとを含み、生成ステップは、N倍速再生が要求されたとき、Nフレーム毎のフレームを基準フレームとして、基準フレームを中心とする前後のN個より多いフレームの低データレートのビデオデータから、高速再生用の画像を生成することを特徴とする。
【0010】
本発明のプログラムは、高速再生が要求されたとき、同一の動画像素材から生成された高データレートのビデオデータおよび低データレートのビデオデータを記録している記録媒体から、低データレートのビデオデータを読み出す読み出しステップと、読み出しステップの処理で読み出された、出力レート内で出力可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームの低データレートのビデオデータの一部ずつを互いに重ね合わせて構成される高速再生用の画像を、出力レートにおける1フレーム時間毎に生成する生成ステップとを含み、生成ステップは、N倍速再生が要求されたとき、Nフレーム毎のフレームを基準フレームとして、基準フレームを中心とする前後のN個より多いフレームの低データレートのビデオデータから、高速再生用の画像を生成する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
本発明の再生装置及び方法、並びにプログラムにおいては、高速再生が要求されたとき、同一の動画像素材から生成された高データレートのビデオデータおよび低データレートのビデオデータを記録している記録媒体から、低データレートのビデオデータが読み出され、読み出された、出力レート内で出力可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームの低データレートのビデオデータの一部ずつを互いに重ね合わせて構成される高速再生用の画像が、出力レートにおける1フレーム時間毎に生成され、N倍速再生が要求されたとき、Nフレーム毎のフレームを基準フレームとして、基準フレームを中心とする前後のN個より多いフレームの低データレートのビデオデータから、高速再生用の画像がされる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の再生装置の利用例を示している。
【0018】
撮像装置1は、光学レンズ、その光学レンズを透過した被写体画像を取り込んで撮像信号を生成するCCDイメージセンサ、および生成された撮像信号にカメラ信号処理を施すカメラ信号処理回路等からなり、撮像の結果得られた複合画像信号や非圧縮のシリアルデジタルインターフェース(Serial Digital Interface;SDI、SMPTE259M)に基づいたD1フォーマットのビデオデータを記録装置2に供給する。
【0019】
記録装置2は、撮像装置1から供給されたビデオ信号を、高データレートでエンコードし、高データレートのビデオデータを生成する。記録装置2はまた、同一のビデオ信号を、低データレートでエンコードし、低データレートのビデオデータも生成する。すなわち、同一素材から、高データレートのビデオデータと低データレートのビデオデータが生成される。
【0020】
この例の場合、記録装置2は、高データレートのビデオデータとして、撮像装置1から供給されたビデオ信号に時間軸方向の相関を用いた圧縮を施し、放送に使用可能な最大約15MbpsのMPEG2ビデオデータ(高解像度のビデオデータ)を生成し、低データレートのビデオデータとして、ビデオ信号に、画素数変換処理やフレーム内完結の圧縮処理を施し(すなわち、時間軸方向の相関を用いた圧縮を行わずに)、約500kbpsのスタンプビデオデータ(低解像度のビデオデータ)を生成する。スタンプビデオデータは、MPEG2ビデオデータの全フレームに対応して生成される。
【0021】
記録装置2は、生成した高データレートのビデオデータ(MPEG2ビデオデータ)と低データレートのビデオデータ(スタンプビデオデータ)を、例えば、光ディスク3の別領域に記録する。
【0022】
再生装置4は、通常再生時において、光ディスク3から読み出した高データレートのビデオデータ(MPEG2ビデオデータ)を再生して、表示装置5に表示させる。
【0023】
再生装置4はまた、高速再生時において、詳細は後述するが、光ディスク3から読み出した再生レート内で再生可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームの低データレートのビデオデータ(スタンプビデオデータ)の一部づつを互いに重ね合わせて構成される高速再生用の画像を、再生レートにおける1フレーム時間毎に生成する。再生装置4は、生成した高速再生用の画像を、表示装置5に供給して表示させる。
【0024】
例えば、5倍速再生の場合、5フレーム分のスタンプビデオデータが、レベルが1/5にされてフレーム単位で加算され、その5フレームに対応する画像が重ね合わされて表示される高速再生用の画像(1フレーム)が生成される。すなわち、5個のフレームに対応する画像が重ね合わされた画像が更新されて表示されるものが、再生映像となる。
【0025】
高速再生に利用される低データレートのスタンプビデオデータは、記録装置2により、フレーム内完結の圧縮処理が施され、MPEG2ビデオデータのように時間軸方向の相関を用いずにエンコードされているので、その高速再生時の再生映像は、MPEG2ビデオデータを用いて高速再生した場合のように不自然なものとはならず、滑らかなものになる。また、所定数のフレームを構成するスタンプビデオデータに対応する画像が重ね合わされた画像が表示されるので、ユーザは、その画像(通常再生時のものとは異なる画像)から、高速再生がなされていることを認識することができる。
【0026】
図2は、記録装置2の構成例を示している。記録装置2には、撮像装置1から供給される複合画像信号、またはD1フォーマットのビデオデータが供給される。
【0027】
複合画像信号は、記録装置2の入力端子11を介してY/C分離回路12に入力され、そこで輝度信号Yとクロマ信号Cに分離され、コンポーネントデコーダ13に供給される。そして、そこで4:2:2のベースバンドコンポーネントデータY,Cb,Crに変換される。変換されたベースバンドコンポーネントデータY,Cb,Crは、タイムベースコレクタ17に供給される。
【0028】
D1フォーマットのビデオデータは、入力端子14を介してシリアル/パラレル(S/P)変換回路15に入力され、そこでパラレルデータに変換され、D1デコーダ16に供給される。そして、そこで誤り訂正等の処理が施されてデコードされ、4:2:2のベースバンドコンポーネントビデオデータY,Cb,Crに変換される。変換された4:2:2のベースバンドコンポーネントビデオデータY,Cb,Crは、タイムベースコレクタ17に供給される。
【0029】
タイムベースコレクタ17は、内蔵するバッファを用いて、コンポーネントデコーダ13またはD1デコーダ16から供給されたベースバンドコンポーネントビデオデータY,Cb,Crの時間軸を調整する。
【0030】
タイムベースコレクタ17は、時間軸が調整したベースバンドコンポーネントビデオデータを、MPEG2エンコーダ18、およびスタンプビデオエンコーダ19のそれぞれに供給する。
【0031】
MPEG2エンコーダ18は、タイムベースコレクタ17から供給されたベースバンドコンポーネントビデオデータに対して、動き補償予測、DCT、量子化、可変長符号化といった、時間軸方向の相関を用いた圧縮処理を施し、放送に使用可能な高解像度のMPEG2ビデオデータを生成する。例えば、MPEG2MP@ML(Main Profile/Main Level)のプロファイルのビデオデータが生成される。
【0032】
このMPEG2ビデオデータは、最大で15Mbpsという高データレートでメディアコントローラ20に供給される。
【0033】
スタンプビデオエンコーダ19は、タイムベースコレクタ17から供給されたベースバンドコンポーネントビデオデータ、つまりMPEG2エンコーダ18に入力された同じソース(同一素材)からのコンポーネントビデオデータに対して、時間軸方向の相関を用いずに、画素数変換処理や、フレーム内完結の圧縮処理を施してデータ量を落とし、MPEG2ビデオデータよりも低データレートのスタンプビデオデータを生成する。このスタンプビデオデータは、MPEG2ビデオデータよりも低解像度のビデオデータであり、約500kbpsという低データレートでメディアコントローラ20に供給される。
【0034】
メディアコントローラ20は、MPEG2エンコーダ18から供給されたMPEG2ビデオデータと、スタンプビデオエンコーダ19から供給されたスタンプビデオデータとに、誤り検出符号を付加したり、所定の書き込み処理を施して、それらのデータを、光ディスク3への記録に適したデータに変換し、記録用ドライバ21に供給する。
【0035】
記録用ドライバ21は、図3に示すように、MPEG2ビデオデータを、光ディスク3の最外周の高品質記録エリアARHに記録するとともに、スタンプビデオデータを、その高品質記録エリアARHの内周側の低品質記録エリアARLに記録する。光ディスク3の最内周側の管理エリアARMには、ディスク管理情報やシステム情報が格納される。
【0036】
なお、記録用ドライバ21は、半導体レーザから出射されたレーザ光を各種レンズやビームスプリッタ等の光学部品や対物レンズを介して光ディスク3に照射してデータを記録する光学ヘッド、その光学ヘッドを光ディスク3の半径方向に移動するスレッド機構、対物レンズのフォーカスやトラッキングを制御するサーボ系、レーザ光を記録用の各データに応じて変調する記録データ変調系、記録用のレーザ光をモニタする系、並びに光ディスク3を回転駆動する駆動系などからなる。
【0037】
システムコントローラ22は、ユーザインタフェース(I/F)23からのユーザコマンドに応じてメディアコントローラ20を制御し、MPEG2ビデオデータ、スタンプビデオデータ、ディスク管理情報やシステム情報の光ディスク3への記録動作を制御する。
【0038】
次に、記録装置2のMPEG2エンコーダ18およびスタンプビデオエンコーダ19を詳細に説明する。
【0039】
MPEG2エンコーダ18は、時間軸方向の相関を用い、動き補償予測による時間方向の冗長度の除去を行って、4:2:2のベースバンドコンポーネントビデオデータY,Cb,Crを圧縮する。フレーム内だけで符号化されるフレーム内符号化画像のIピクチャ、過去の画面から現在を予測することによって符号化されるフレーム間順方向予測符号化画像のPピクチャ、過去および未来の両方向の画像から現在を予測することによって符号化される双方向予測符号化画像のBピクチャを用いてビデオ情報を圧縮符号化している。Iピクチャを1つ含むピクチャのまとまりがGOPである。
【0040】
図4は、GOP内のピクチャ枚数N=15、I又はPが現れる周期M=3のGOP構造を示している。この例では時間軸に沿って、IBBPBBPBBPBBPBBが割り当てられる。
【0041】
スタンプビデオエンコーダ19は、図5に示すように、帯域制限ローパスフィルタ(LPF)31、画素間引き処理部32、およびフレーム内圧縮部33から構成されている。
【0042】
帯域制限ローパスフィルタ31は、タイムベースコレクタ17から供給される4:2:2ベースバンドコンポーネントビデオデータの高域成分を除去して、画素間引き処理部32に供給する。画素間引き処理部32は、H方向およびV方向の画素をそれぞれ、例えば1/6に間引きし、フレーム内圧縮部33に供給する。
【0043】
フレーム内圧縮部33は、フレーム内で完結できる圧縮アルゴリズムを用い、画素間引き処理部32からの画素間引きされたコンポーネントビデオデータをさらに圧縮する。
【0044】
なお、フレーム内で完結できる圧縮アルゴリズムとして、例えば、フルフレーム、1/10JPEG圧縮が用いられる。すなわち例えば、H(120)×V(80/96)、フレームレート=Full,4:2:2、8bit、1/10JPEG圧縮データのようなスタンプビデオデータ(約500kbps)が生成される。
【0045】
また、デジタルビデオデータのデータ量を約1/5にまで圧縮するためのもので、家庭用デジタルビデオ装置や業務用のデジタルビデオ装置の一部に用いられているDV規格に準拠した圧縮アルゴリズムを用いることもできる。このDV規格によれば、離散コサイン変換(DCT)と可変長符号化(VLC)を組み合わせることにより、ビデオデータの効率的な圧縮を実現することができる。
【0046】
図6は、再生装置4の構成例を示している。
【0047】
再生用ドライバ41は、メディアコントローラ42からの指示に従い、光ディスク3の管理エリアARM(図3)を参照して、MPEG2ビデオデータを高品質記録エリアARHから読み出し、またはスタンプビデオデータを低品質記録エリアARLから読み出し、メディアコントローラ42に供給する。
【0048】
メディアコントローラ42は、ユーザが通常再生を選択したときのシステムコントローラ53の制御に従って、再生用ドライバ41を介して光ディスク3からMPEG2ビデオデータを読み出すとともに、それに誤り検出符号を用いた誤り訂正処理を施して、MPEG2デコーダ43に供給する。
【0049】
メディアコントローラ42はまた、ユーザが高速再生を選択したときのシステムコントローラ53の制御に従って、再生用ドライバ41を介して光ディスク3からスタンプビデオデータを読み出すとともに、それに誤り検出符号を用いた誤り訂正処理を施して、スタンプビデオデコーダ44に供給する。
【0050】
MPEG2デコーダ43は、メディアコントローラ42から供給されたMPEG2ビデオデータ(最大15Mbpsで供給されるMPEG2フォーマットでエンコードされたデータ)をデコードし、その結果得られた4:2:2で高解像度のビデオデコード出力を再生切換コントローラ46に供給する。
【0051】
スタンプビデオデコーダ44は、ユーザが高速再生を選択したときのシステムコントローラ53の制御に従って、メディアコントローラ42から供給されたスタンプビデオデータをデコードするとともに、再生レート内で再生可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームのデコードされたスタンプビデオデータ(例えば、レベルが1/5にされた5フレーム分のスタンプビデオデータ)を、フレーム単位で、メモリ45に重ねて記憶し(加算し)、そのスタンプビデオデータに対応する画像が重ね合わされて表示される高速再生用の画像を生成する。スタンプビデオデコーダ44は、生成した高速再生用の画像を、画素補間等を行った後、再生切替コントローラ46に供給する。
【0052】
メモリ45は、図7に示すように、2つのバンク71Aおよびバンク71B(以下、個々に区別する必要がない場合、単に、バンク71と称する。他の場合についても同様である)を有している。
【0053】
再生切替コントローラ46は、ユーザが通常再生を選択したときのシステムコントローラ53の制御により通常再生モードに設定され、このときMPEG2デコーダ43から供給されるデコードされたMPEG2ビデオデータを、ビデオプロセスコントローラ47に供給する。
【0054】
再生切替コントローラ46はまた、ユーザが高速再生を選択したときのシステムコントローラ53の制御により高速再生モードに設定され、このときスタンプビデオデコーダ44から供給されるデコードされたスタンプビデオデータを、ビデオプロセスコントローラ47に供給する。
【0055】
ビデオプロセスコントローラ47は、再生切替コントローラ46から供給されたMPEG2ビデオデータまたはスタンプビデオデータに、ノイズ低減処理や、画質補正処理等の所定の映像処理を施して、コンポジットエンコーダ48またはD1エンコーダ50に供給する。
【0056】
コンポジットエンコーダ48は、ビデオプロセスコントローラ47からのデータをコンポジットデータにエンコードし、出力端子49を介して表示装置5に出力する。
【0057】
D1エンコーダ50は、ビデオプロセスコントローラ47からのデータにD1フォーマットに従ったエンコード処理を施し、パラレル/シリアル(P/S)変換回路51に供給する。パラレル/シリアル変換回路51は、SDIフォーマットに従ったシリアルデジタルビデオデータを生成し、出力端子52を介して表示装置5に出力する。
【0058】
システムコントローラ53は、ユーザインタフェース54からのユーザコマンドに応じてメディアコントローラ42、スタンプビデオデコーダ44、および再生切替コントローラ46を制御して、通常再生や後述する高速再生を実行させる。
【0059】
次に、再生装置4のMPEG2デコーダ43、スタンプビデオデコーダ44、および再生切換コントローラ46を詳細に説明する。
【0060】
MPEG2デコーダ43は、可変長復号部、逆量子化部、加算器、逆離散コサイン部、フレームメモリ部、動き補償部、および離散コサイン変換部(いずれも図示せず)とからなる、例えば、MPEG2MP@ML(Main Profile /Main Level)デコーダである。
【0061】
なお、記録装置1で用いられているMPEG2エンコーダ18に対応してMPEG2デコーダ43を設けたが、記録装置1にて他の形態の高解像度ビデオデータ生成装置(エンコーダ)を用いているのであれば、それにした対応したデコーダを用いることができる。
【0062】
スタンプビデオデコーダ44は、図7に示すように、伸張部61、メモリコントローラ/演算処理部62、および画素補間部63からなる。
【0063】
伸張部61は、メディアコントローラ42から、約500Kbpsで供給される4:2:2のスタンプビデオデータを、4:2:2のベースバンドコンポーネントビデオデータY,Cb,Crにデコードし、メモリコントローラ/演算処理部62に供給する。
【0064】
メモリコントローラ/演算処理部62は、再生レート内で再生可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームのデコードされたスタンプビデオデータ(例えば、レベルが1/5にされた5フレーム分のスタンプビデオデータ)を、フレーム単位で、メモリ45のバンク71に記憶して(加算して)、高速再生用の画像を生成する。メモリコントローラ/演算処理部62は、生成した高速再生用の画像を、所定のタイミングで画素補間部63に供給する。
【0065】
画素補間部63は、記録装置2のスタンプビデオエンコーダ19(画素間引き部32)の間引き処理に対応して、メモリコントローラ/演算処理部62から供給された高速再生用の画像のH方向およびV方向の画素をそれぞれ6倍し、再生切替コントローラ46に供給する。
【0066】
次に、高速再生を行う場合の再生装置4の動作を、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは5倍速再生を行うものとする。
【0067】
ユーザによって5倍速再生がユーザインタフェース54を介して選択されると、ステップS1において、システムコントローラ53は、再生切替コントローラ46を高速再生モードに設定するとともに、後述するようなパラメータP,N,R,F,Jに所定の値を初期設定する。
【0068】
パラメータPには、高速再生が要求される直前に、通常再生や停止処理により出力されていたフレームのフレーム番号(表示の順番を表す番号)が初期設定される。この例の場合、フレーム番号が3番のフレームが、高速再生が要求される直前に出力されており、パラメータPには、3が初期設定されるものとする。なお、パラメータPで示されるフレームは、高速再生用の画像を構成するスタンプビデオデータを決定する際の基準となるので、適宜、基準フレームと称する。
【0069】
パラメータNには、再生レートにおける1フレーム時間に再生させるべきフレーム数(高速再生の再生速度(何倍速か))を示す情報が設定される。この例の場合のように5倍速が要求されたとき、パラメータNには、5が初期設定される。
【0070】
パラメータRは、高速再生用の画像(正確には、高速再生用の画像の1フレーム)を生成するためのデータとして最初に読み出されるスタンプビデオデータを検出するときに用いられるパラメータであり、それには、最初に読み出されるスタンプビデオデータが、パラメータPで示されるフレーム番号の基準フレームに対して何個前のフレームのものかを表す情報が設定される。この例の場合、2が初期設定され、基準フレームに対して2個前のフレームを構成するスタンプビデオデータが、高速再生用の画像を生成するためのデータとして最初に読み出される。
【0071】
パラメータFは、高速再生用の画像(1フレーム)を生成するためのデータとして最後に読み出されるスタンプビデオデータを検出するときに用いられるパラメータであり、それには、最後に読み出されるスタンプビデオデータが、基準フレームに対して何個後のフレームのものかを示す情報が設定される。この例の場合、2が初期設定され、基準フレームに対して2個後のフレームを構成するスタンプビデオデータが、高速再生用の画像を生成するためのデータとして最後に読み出される。
【0072】
パラメータJには、高速再生用の画像を生成するためのデータとして読み出されるスタンプビデオデータのフレーム間隔を示す情報が設定される。この例の場合、1が初期設定され、高速再生用の画像として最初に読み出されるスタンプビデオデータから、最後に読み出されるスタンプビデオデータまでのスタンプビデオデータより構成されるフレームが1つずつ読み出される。
【0073】
次に、ステップS2において、システムコントローラ53は、高速再生用の画像(1フレーム)を構成するスタンプビデオデータのフレーム(加算されるスタンプビデオデータのフレーム)の数Dを、下記の式に従って算出する。
D=int(N/J)
【0074】
この例の場合、N=5,J=1であるので、D=5(=int(5/1))となる。
【0075】
システムコントローラ53はまた、メモリ45の書き込みバンクをバンク71Aまたは71Bのいずれかに設定する。
【0076】
いまの場合、書き込みバンクはバンク71Aに設定される。
【0077】
ステップS3において、システムコントローラ53は、高速再生用の画像(1フレーム)を生成するためのデータとして最初に読み出されるスタンプビデオデータのフレームを決定する。具体的には、下記の式に従って算出されたパラメータTで示されるフレーム番号のフレームとされる。
T=P−R
【0078】
いまの場合、P=3,R=2であるので、高速再生用の画像を生成するためのデータとして最初に読み出されるスタンプビデオデータのフレームは、フレーム番号が1番のフレーム(3番の基準フレームの2個前のフレーム)とされる。なお、基準フレームが、1番または2番のフレームの場合、T=−1(=1−2),0(=2−2)となるが、このときも1番のフレームが最初に読み出されるフレームとなるものとする。
【0079】
次に、ステップS4において、システムコントローラ53は、メディアコントローラ42およびスタンプビデオデコーダ44に、スタンプビデオデータのメモリ45への書き込みを指令する。
【0080】
その指令により、メディアコントローラ42は、ステップS3で決定されたフレーム(フレーム番号がT番のフレーム)を構成するスタンプビデオデータを、再生用ドライバ41を介して光ディスク3から読み出すとともに、それに誤り符号を用いた誤り訂正処理を施して、スタンプビデオデコーダ44に供給する。
【0081】
スタンプビデオデコーダ44の伸張部61は、メディアコントローラ42から供給されたスタンプビデオデータをデコードし、メモリコントローラ/演算処理部62に供給する。メモリコントローラ/演算処理部62は、伸張部61からのデコードされたスタンプビデオデータのレベルを、1/D(D=int(N/J))にして、メモリ45のステップS2で書き込みバンクに決定されたバンク71に書き込む。
【0082】
いまの場合、1番のフレームを構成するスタンプビデオデータがデコードされ、そのレベルが1/5にされるとともに、メモリ45のバンク71Aに書き込まれる。
【0083】
ステップS5において、システムコントローラ53は、ステップS4の処理で、スタンプビデオデータのメモリ45への書き込みが完了するまで待機し、書き込みが完了したとき、ステップS6に進む。
【0084】
ステップS6において、システムコントローラ53は、次に読み出すスタンプビデオデータのフレームを決定する。具体的には、下記の式に従ってパラメータTを更新し、そのパラメータTで示されるフレーム番号のフレームが次の読み出しフレームとされる。
T=T+J
【0085】
いまの場合、2(=1+1)番のフレームが次の読み出しフレームとなる。
【0086】
次に、ステップS7において、システムコントローラ53は、ステップS4の場合と同様に、メディアコントローラ42およびスタンプビデオデコーダ44に対し、スタンプビデオデータのメモリ45への書き込みを指令する。
【0087】
その結果いまの場合、2番のフレームを構成するスタンプビデオデータがデコードされ、そのレベルが1/5にされるとともに、メモリ45のバンク71Aに、先に記憶された1番のフレームを構成するスタンプビデオデータに加算されて記憶される。すなわちここで、1番のフレームに対応する画像と2番のフレームに対応する画像が重ね合わされた画像が生成される。
【0088】
ステップS8において、システムコントローラ53は、ステップS7での処理で、スタンプビデオデータのメモリ45への書き込みが完了するまで待機し、書き込みが完了したとき、ステップS9に進む。
【0089】
ステップS9において、システムコントローラ53は、高速再生用の画像(1フレーム)を生成するためのデータとして最後に読み出されるスタンプビデオデータがメモリ45に書き込まれたか否かを判定する。具体的には、下記の式が成り立つか否かが判定される。
T>=P+F
【0090】
ステップS9で、スタンプビデオデータがまだメモリ45に書き込まれていないと判定されたとき、ステップS6に戻り、次に読み出されるフレームが決定される。
【0091】
いまの場合、2(=T)<3(=P)+2(=F)であるので、上記式が成り立たず、ステップS6に戻り、3(=2+1)番のフレームが次の読み出しフレームとされる。
【0092】
すなわち、ステップS9で、高速再生用の画像を生成するためのデータとして最後に読み出されるスタンプビデオデータがメモリ45に書き込まれるまで(T>=P+Fが成り立つまで)、ステップS6乃至ステップS9の処理が繰り返し実行される。その結果、いまの場合、レベルがそれぞれ1/5にされた、1番のフレーム乃至5番のフレームを構成するスタンプビデオデータが、メモリ45のバンク71Aに加算されて記憶され、1番のフレーム乃至5番のフレームに対応する画像が重ね合わされた画像(高速再生用の画像の1フレーム)が生成される。
【0093】
ステップS9で、スタンプビデオデータがメモリ45に書き込まれたと判定されたとき、処理はステップS10に進む。
【0094】
いまの場合、5番のフレームを構成するスタンプビデオデータがメモリ45のバンク71Aに書き込まれたと判定されたとき(5=3+2)、ステップS10に進む。
【0095】
ステップS10において、システムコントローラ53は、メモリ45の読み出しバンクを書き込みバンクと同じに設定する。
【0096】
いまの場合、バンク71Aが、読み出しバンクとされる。
【0097】
次に、ステップS11において、システムコントローラ53は、スタンプビデオデコーダ44に、高速再生用の画像の出力を指令する。その指令により、スタンプビデオデコーダ44のメモリコントローラ/演算処理部62は、ステップS10で読み出しバンクとして設定されたメモリ45のバンク71から、そこに記憶されている画像(高速再生用の画像(1フレーム))を読み出し、画素補間部63に供給する。画素補間部63は、メモリコントローラ/演算処理部62から供給された画像のH方向およびV方向の画素をそれぞれ6倍し、再生切替コントローラ46に供給する。
【0098】
再生切替コントローラ46はこのとき、ステップS1で高速再生モードに設定されているので、スタンプビデオデコーダ44から供給されたスタンプビデオデータを、ビデオプロセスコントローラ47に供給する。
【0099】
いまの場合、メモリ45のバンク71Aから、そこに記憶されているビデオデータ(高速再生用の画像の1フレームとしての、レベルがそれぞれ1/5とされた1番のフレーム乃至5番のフレームを構成するスタンプビデオデータが加算されたビデオデータ)が読み出され、そのH方向およびV方向の画素がそれぞれ6倍されて、再生切替コントローラ46に供給される。再生切替コントローラ46に供給されたビデオデータは、ビデオプロセスコントローラ47に供給される。
【0100】
なお、ビデオプロセスコントローラ47に供給されたビデオデータは、上述したように、そこで、ノイズ低減処理や、画質補正処理等の所定の画像処理が施された後、コンポジットエンコーダ48、またはD1エンコーダ50およびパラレル/シリアル変換回路51を介して、表示装置5に出力され、高速再生用の画像として表示される。すなわちいまの場合、1番のフレーム乃至5番のフレームに対応する画像がそれぞれ重ね合わされた画像が、高速再生用の画像として表示される。
【0101】
スタンプビデオデコーダ44乃至P/S変換回路51における高速再生用の画像の出力処理は、再生信号に同期して行われる。
【0102】
次に、ステップS12において、システムコントローラ53は、ユーザインタフェース54から、高速再生を終了するユーザコマンドが入力されたか否かを判定し、そのコマンドが入力されていないと判定した場合、ステップS13に進み、パラメータPを下記の式に従って更新する。すなわち、Nフレーム毎のフレームが基準フレームとされる。
P=P+N
【0103】
システムコントローラ53はまた、メモリ45の書き込みバンクを下記の式に従って変更する。すなわち、いま書き込みバンクとされていないバンク71が書き込みバンクとされる。
バンク71=not(バンク71)
【0104】
いまの場合、パラメータPは、8(=3+5)となり、書き込みバンクは、バンク71Bとなる。
【0105】
その後、処理は、ステップS3に戻り、それ以降の処理が行われる。すなわち、その結果、今度は、レベルがそれぞれ1/5にされた、6番のフレーム乃至10番のフレームを構成するスタンプビデオデータが加算されて高速再生用の画像のビデオデータが生成され、いま表示されている1番のフレーム乃至5番のフレームに対応する画像が重ね合わされた画像に代えて、6番のフレーム乃至10番のフレームに対応する画像が重ね合わされた画像が、表示装置5に表示される。
【0106】
ステップS12で、ユーザインタフェース54から、高速再生を終了するユーザコマンドが入力されたと判定されたとき、システムコントローラ53は、高速再生処理を終了する。なお、このとき、例えば、基準フレーム以降のMPEG2ビデオデータの通常再生が開始される。
【0107】
以上のようにして高速再生処理が行われる。
【0108】
なお、以上においては、5倍速で高速再生する場合を例として説明したが、2倍速、3倍速、または7倍速などで高速再生する場合においても、パラメータN,R,F,Jを以下のように設定することで、5倍速の場合と基本的には同様の高速再生用の画像を表示させることができる。
2倍速再生の場合は、N=2、R=0、F=1、J=1となり
3倍速再生の場合は、N=3、R=1、F=1、J=1となり、
7倍速再生の場合は、N=7、R=3、F=3、J=1となる。
【0109】
すなわち、2倍速再生の場合、レベルが1/2(2=int(2/1))とされた2個のフレームのスタンプビデオデータが、3倍速再生の場合、レベルが1/3とされた3個のフレームのスタンプビデオデータが、そして7倍速再生の場合、レベルが1/7とされた7個のフレームのスタンプビデオデータがそれぞれ加算されて高速再生用の画像(1フレーム)が、再生レートにおける1フレーム時間毎に生成される。
【0110】
また、再生レート内で再生可能なスタンプビデオデータのフレーム数を越える倍速であっても、同様にして高速再生用の画像を表示させることができる。
【0111】
例えば、再生レート内で7フレーム分のスタンプビデオデータを再生することができる場合において14倍速再生が要求されたとき、パラメータN,R,F,Jは、以下のように設定される。
N=14,R=6,F=6,J=2
【0112】
例えば、パラメータP=7とされたとき、このときの高速再生用の画像は、それぞれレベルが1/7(7=int(14/2))とされた、1(=7−6)番のフレーム、3(=1+2)番のフレーム、5番のフレーム、7番のフレーム、9番のフレーム、11番のフレーム、および13番のフレームを構成するスタンプビデオデータが加算された画像、そして15番のフレーム、17番のフレーム、19番のフレーム、21番のフレーム、23番のフレーム、25番のフレーム、および27番のフレームを構成するスタンプビデオデータが加算された画像等が、高速再生用の画像として表示される。
【0113】
また、以上においては、再生速度Nと加算フレーム数Dが同じであったが、再生速度Nと加算フレーム数Dを、異なる値にすることもできる。なお、この場合、加算フレーム数Dは、パラメータR,F,Jの合計の値となる。
【0114】
例えば、5倍速再生の場合であって、パラメータを、N=5,R=2,F=4,J=1に設定すると、レベルがそれぞれ1/7(7=int((2+4+1)/1)))にされた、7個の1番のフレーム乃至7番のフレームを構成する7個のスタンプビデオデータが加算された画像、レベルがそれぞれ1/7にされた、6番のフレーム乃至12番のフレームが加算された画像等が、高速再生用の画像として表示される。
【0115】
このようにすれば、高速再生時により進んだ画像を早いタイミングで表示させることができるので、ユーザが高速再生から通常再生または停止モードに切り換えるタイミングの遅れを防止することができる。
【0116】
また、以上においては、スタンプビデオデータのレベルを均等に加算して高速再生用の画像を生成したが、加算に際し重み付けをすることも可能である。例えば、5倍速再生の場合において、加算される5個のフレームのうち、最初に書き込まれるフレームのレベルを1/10にし、次に書き込まれるフレームのレベルを2/10にし、次に書き込まれるフレームのレベルを4/10にし、次に書き込まれるフレームのレベルを2/10にし、そして最後に書き込まれるフレームを1/10とすることができる。
【0117】
図9は、本発明の他の再生装置の利用例を示している。
【0118】
再生装置101は、図1の再生装置4と同様に、通常再生時において、光ディスク3から読み出した高データレートのビデオデータ(MPEG2ビデオデータ)を再生して、表示装置5を介して表示する。
【0119】
一方、高速再生時において再生装置101は、詳細は後述するが、光ディスク3から読み出した再生レート内で再生可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームの低データレートのビデオデータ(スタンプビデオデータ)のそれぞれが1つのフレーム内の所定の表示位置に位置する高速再生用の画像を、再生レートにおける1フレーム時間毎に生成する。再生装置101は、生成した高速再生用の画像を、表示装置5に供給して表示させる。
【0120】
図10および図11は、ここで生成される5倍速再生時の高速再生用の画像の表示例を示している。例えば、図10に示すようにフレームA乃至フレームEを構成するスタンプビデオデータに対応する画像が並んで表示される(表示装置5の画面の領域DR1乃至DR5に表示される)画像が高速再生用の画像として表示され、次にフレームF乃至フレームJを構成するスタンプビデオデータに対応する画像が並んで表示される画像が高速再生用の画像として表示される。すなわち、5個のフレームに対応する画像が並ぶ画像が更新されて表示されるものが、再生映像となる。
【0121】
この例の場合も、高速再生に利用される低データレートのスタンプビデオデータは、記録装置2により、時間軸方向の相関を用いずにエンコードされているので、高速再生の再生映像は、MPEG2ビデオデータを用いて高速再生する場合のように不自然なものとならず、滑らかなものになる。また、所定数のフレームを構成するスタンプビデオデータに対応する画像が並んだものが高速再生用の画像として表示されるので、ユーザは、その画像(通常再生と異なる画像)から高速再生がなされていることを認識することができる。
【0122】
図12は、再生装置101の構成例を示している。すなわち、この再生装置には、図6のスタンプビデオデコーダ44、メモリ45、およびシステムコントローラ53に代えて、スタンプビデオデコーダ111、メモリ112、およびシステムコントローラ113が設けられている。
【0123】
スタンプビデオデコーダ111は、ユーザが高速再生を選択したときのシステムコントローラ113の制御に従って、メディアコントローラ42から供給されたスタンプビデオデータをデコードするとともに、再生レート内で再生可能なデコードされたスタンプビデオデータを、フレーム単位で、メモリ112の所定メモリ領域MRに記憶して、そのスタンプビデオデータに対応する画像が並んで表示される高速再生用の画像を生成する。スタンプビデオデコーダ111は、生成した高速再生用の画像を、再生切替コントローラ46に供給する。
【0124】
メモリ112は、図13に示すように、2つのバンク131Aおよびバンク131Bを有している。バンク131Aおよびバンク131Bのそれぞれには、表示装置5の画面の表示領域DRに対応したメモリ領域MRが設けられている。
【0125】
例えば、メモリ112のバンク131には、図10および図11に示す表示領域DR1乃至DR5のそれぞれに対応したメモリ領域MR1乃至MR5(図示せず)が設けられている。
【0126】
システムコントローラ113は、ユーザインタフェース54からのユーザコマンドに応じてメディアコントローラ42、スタンプビデオデコーダ111、および再生切替コントローラ46を制御して、通常再生や後述するような高速再生を実行させる。
【0127】
図13は、スタンプビデオデコーダ111の構成例を示している。
【0128】
伸張部121は、メディアコントローラ42から約500Kbpsで供給される4:2:2のスタンプビデオデータを、4:2:2のベースバンドコンポーネントビデオデータY,Cb,Crにデコードし、メモリコントローラ122に供給する。
【0129】
メモリコントローラ122は、再生レート内で再生可能なデコードされたスタンプビデオデータを、フレーム単位で、メモリ112のバンク131の所定のメモリ領域MRに記憶して、高速再生用の画像を生成する。メモリコントローラ122は、所定のタイミングで、生成した高速再生用の画像を再生切替コントローラ46に供給する。
【0130】
次に、高速再生を行う場合の再生装置101の動作を、図14のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでも5倍速再生を行う場合を例として説明する。
【0131】
ユーザによって5倍速再生がユーザインタフェース54を介して選択されると、ステップS21において、システムコントローラ113は、再生切替コントローラ46を高速再生モードに設定するとともに、図1の例の場合と同様の意味を有するパラメータP,N,R,F,Jに所定の値を初期設定する。
【0132】
パラメータPには、高速再生が要求される直前に、通常再生や停止処理により出力されていたフレームのフレーム番号が設定される。この例の場合、フレーム番号が3番のフレームが、高速再生が要求される直前に出力されており、パラメータPには、3が初期設定されるものとする。
【0133】
パラメータNには、この例の場合も5倍速が要求されているので、5が初期設定される。
【0134】
パラメータRには、この例の場合も、2が初期設定され、パラメータPで示されるフレーム番号の基準フレームに対して2個前のフレームを構成するスタンプビデオデータが、高速再生用の画像(1フレーム)を生成するためのデータとして最初に読み出される。
【0135】
パラメータFには、この例の場合も、2が初期設定され、基準フレームに対して2個後のフレームを構成するスタンプビデオデータが、高速再生用の画像(1フレーム)を生成するためのデータとして最後に読み出される。
【0136】
パラメータJには、この例の場合も、1が設定され、高速再生用の画像として最初に読み出されるスタンプビデオデータから、最後に読み出されるスタンプビデオデータまでのスタンプビデオデータより構成されるフレームが1つずつ読み出される。
【0137】
次に、ステップS22において、システムコントローラ113は、メモリ112への書き込みバンクをバンク131Aまたはバンク131Bのいずれかに設定する。
【0138】
いまの場合、書き込みバンクはバンク131Aに設定される。
【0139】
ステップS23において、システムコントローラ113は、メモリ112のバンク131Aおよびバンク131Bをクリアにする旨を、スタンプビデオデコーダ111に指令する。その指令によりスタンプビデオデコーダ111(メモリコントローラ122)は、メモリ112のバンク131Aおよびバンク131Bをクリアにする。
【0140】
次に、ステップS24において、システムコントローラ113は、ステップS23の処理でメモリ112のバンク131がクリアにされるまで待機し、クリアにされたとき、ステップS25に進む。
【0141】
ステップS25において、システムコントローラ113は、高速再生用の画像(1フレーム)を生成するためのデータとして最初に読み出されるスタンプビデオデータのフレームを決定する。具体的には、下記の式に従って算出されたパラメータTで示されるフレーム番号のフレームとされる。
T=P−R
【0142】
いまの場合、P=3,R=2であるので、高速再生用の画像を生成するためのデータとして最初に読み出されるスタンプビデオデータのフレームは、フレーム番号が1番のフレームとされる。
【0143】
システムコントローラ113はまた、パラメータMRに1を設定し、データが書き込まれるメモリ112の書き込みバンクとされたバンク131のメモリ領域を、メモリ領域MR1とする。
【0144】
いまの場合、メモリ112のバンク131Aのメモリ領域がメモリ領域MR1とされる。
【0145】
次に、ステップS26において、システムコントローラ113は、メディアコントローラ42およびスタンプビデオデコーダ111に、スタンプビデオデータのメモリ112への書き込みを指令する。
【0146】
その指令により、メディアコントローラ42は、ステップS25で決定されたフレーム(フレーム番号がT番のフレーム)を構成するスタンプビデオデータを、再生用ドライバ41を介して光ディスク3から読み取るとともに、それに誤り符号を用いた誤り訂正処理を施して、スタンプビデオデコーダ111に供給する。
【0147】
スタンプビデオデコーダ111の伸張部121は、メディアコントローラ42から供給されたスタンプビデオデータをデコードし、メモリコントローラ122に供給する。メモリコントローラ122は、伸張部121からのデコードされたビデオデータを、メモリ112のステップS22で書き込みバンクとされたバンク131のステップS25で設定されたメモリ領域MR1に書き込む。
【0148】
いまの場合、1番のフレームを構成するスタンプビデオデータがデコードされ、メモリ112のバンク131Aのメモリ領域MR1に書き込まれる。
【0149】
ステップS27において、システムコントローラ113は、ステップS26での処理でスタンプビデオデータのメモリ112への書き込みが完了するまで待機し、書き込みが完了したとき、ステップS28に進む。
【0150】
ステップS28において、システムコントローラ113は、次に読み出すスタンプビデオデータのフレームを決定する。具体的には、下記の式に従ってパラメータTを更新し、そのパラメータTで示されるフレーム番号のフレームが次の読み出しフレームとされる。
T=T+J
【0151】
システムコントローラ113はまた、スタンプビデオデータが書き込まれるメモリ領域MRを変更する。具体的には、下記の式に従ってパラメータMRを更新し、そのパラメータMRで示されるメモリ領域MRがスタンプビデオデータを記憶するメモリ領域とされる。
MR=MR+1
【0152】
いまの場合、2(=1+1)番のフレームが次の読み出しフレームとなり、メモリ領域MR2(=1+1)がスタンプビデオデータを記憶するメモリ領域とされる。
【0153】
次に、ステップS29において、システムコントローラ113は、高速再生用の画像(1フレーム)を生成するためのデータとして最後に読み出されるスタンプビデオデータがメモリ112に書き込まれたか否かを判定する。具体的には、下記の式が成り立つか否かが判定される。
T>P+F
【0154】
ステップS29で、スタンプビデオデータがまだメモリ112に書き込まれていないと判定されたとき、ステップ26に戻り、それ以降の処理が行われる。
【0155】
いまの場合、2<3+2であるので、ステップS26に戻り、2番のフレームを構成するスタンプビデオデータがデコードされ、メモリ112のバンク131Aのメモリ領域MR2に書き込まれる。
【0156】
すなわち、ステップS29で、高速再生用の画像を生成するためのデータとして最後に読み出されるスタンプビデオデータがメモリ112に書き込まれるまで(T>P+Fが成り立つまで)、ステップS26乃至ステップS29の処理が繰り返し実行される。その結果、いまの場合、1番のフレーム乃至5番のフレームを構成するスタンプビデオデータが、メモリ112のバンク131Aのメモリ領域MR1乃至MR5にそれぞれ記憶される。
【0157】
ステップS29で、スタンプビデオデータがメモリ112に書き込まれたと判定されたとき、処理はステップS30に進む。
【0158】
いまの場合、ステップS26の処理で5番のフレームを構成するスタンプビデオデータがメモリ112のバンク131Aのメモリ領域MR5に書き込まれたときのステップS29の判定により(6>3+2)、ステップS30に進む。
【0159】
ステップS30において、システムコントローラ113は、メモリ112の読み出しバンクを書き込みバンクと同じに設定する。
【0160】
いまの場合、バンク131Aが、読み出しバンクとされる。
【0161】
次に、ステップS31において、システムコントローラ113は、スタンプビデオデコーダ111に高速再生用の画像の出力を指令する。
【0162】
その指令により、スタンプビデオデコーダ111のメモリコントローラ122は、ステップS30で読み出しバンクとして設定されたメモリ112のバンク131から、そこに記憶されている画像(高速再生用の画像の1フレーム)を読み出し、再生切替コントローラ46に供給する。
【0163】
再生切替コントローラ46はこのとき、ステップS21で高速再生モードに設定されているので、スタンプビデオデコーダ111から供給されたスタンプビデオデータを、ビデオプロセスコントローラ47に供給する。
【0164】
いまの場合、メモリ112のバンク131Aから、そこに記憶されているビデオデータ(高速再生用の画像の1フレームとしての、メモリ領域MR1乃至MR5に配置された1番のフレーム乃至5番のフレームを構成するスタンプビデオデータ)が読み出され、再生切替コントローラ46に供給される。再生切替コントローラ46に供給されたビデオデータは、ビデオプロセスコントローラ47に供給される。
【0165】
なお、ビデオプロセスコントローラ47に供給されたビデオデータは、そこで、ノイズ低減処理や、画質補正処理等の所定の画像処理が施された後、コンポジットエンコーダ48、またはD1エンコーダ50およびパラレル/シリアル変換回路51を介して、表示装置5に出力され、高速再生用の画像として表示される。すなわちいまの場合、図10に示すように表示装置5の表示領域DR1乃至DR5に表示された1番のフレーム乃至5番のフレームに対応する画像が、再生映像として表示される。
【0166】
次に、ステップS32において、システムコントローラ113は、ユーザインタフェース54から、高速再生を終了するユーザコマンドが入力されたか否かを判定し、そのコマンドが入力されていないと判定した場合、ステップS33に進み、パラメータPを下記の式に従って更新する。
P=P+N
【0167】
システムコントローラ113はまた、メモリ112の書き込みバンクを下記の式に従って変更する。すなわち、いま書き込みバンクとされていないバンク131が書き込みバンクとされる。
バンク131=not(バンク131)
【0168】
いまの場合、パラメータPは、8(=3+5)となり、書き込みバンクは、バンク131Bとなる。
【0169】
その後、処理は、ステップS25に戻り、それ以降の処理が行われる。すなわち、その結果、今度は、6番のフレーム乃至10番のフレームを構成するスタンプビデオデータが、メモリ112のバンク131Bのメモリ領域MR1乃至MR5にそれぞれ記憶されて高速再生用の画像が生成される。そしていま表示されている1番のフレーム乃至5番のフレームに対応する画像が並ぶ画像に代えて、6番のフレーム乃至10番のフレームに対応する画像が並ぶ画像が、表示装置5に表示される。
【0170】
ステップS32で、ユーザインタフェース54から、高速再生を終了するユーザコマンドが入力されたと判定されたとき、システムコントローラ113は、高速再生処理を終了する。
【0171】
なお、以上においては、5倍速で高速再生する場合を例として説明したが、2倍速、3倍速、または7倍速などで高速再生する場合においても、パラメータN,R,F,Jを以下のように設定することで、5倍速の場合と基本的には同様の高速再生用の画像を表示させることができる。
2倍速再生の場合は、N=2、R=0、F=1、J=1となり
3倍速再生の場合は、N=3、R=1、F=1、J=1となり、
7倍速再生の場合は、N=7、R=3、F=3、J=1となる。
【0172】
すなわち、2倍速再生の場合、2個のフレームのスタンプビデオデータに対応する画像が、図15に示すように、表示装置5の表示領域DR1とDR2に表示され、3倍速再生の場合、3個のフレームに対応する画像が、図16に示すように、表示装置5の表示領域DR1,2,3に表示され、7倍速再生の場合、7個のフレームに対応する画像が、図17に示すように、表示装置5の表示領域DR1,2,3,4,5,6,7に表示される。
【0173】
また、再生レート内で再生可能なスタンプビデオデータのフレーム数を越える倍速であっても、同様にして高速再生用の画像を表示させることができる。
【0174】
例えば、再生レート内で7フレーム分のスタンプビデオデータを再生することができる場合において14倍速再生が要求されたとき、パラメータN,R,F,Jは、以下のように設定される。なお、この場合、メモリ112のバンク131には、7個のメモリ領域MR1乃至MR7が設けられている。
N=14,R=6,F=6,J=2
【0175】
例えば、パラメータP=7とされたとき、このときの高速再生用の画像は、1(=7−6)番のフレーム、3番のフレーム、5番のフレーム、7番のフレーム、9番のフレーム、11番のフレーム、および13番のフレームに対応する画像が表示装置5の表示領域DR1乃至DR7(例えば、図17)に表示されるような画像、および15番のフレーム、17番のフレーム、19番のフレーム、21番のフレーム、23番のフレーム、25番のフレーム、および27番のフレームに対応する画像が表示装置5の表示領域DR1乃至DR7に表示されるような画像等が、高速再生用の画像となる。
【0176】
また、以上においては、パラメータR,F,Jの値を大きくすることで、基準フレームに対してより進んだ画像とより遅れた画像を表示させることができ、これにより、ユーザが高速再生から通常再生や停止モードに切り換えるときのタイミング遅れを防止することができる。
【0177】
例えば、5倍速再生の場合において、パラメータN=5,R=8,F=8,J=4すると、パラメータP=9のとき、1(=9−8)番のフレーム、5番のフレーム、9番のフレーム、13番のフレーム、および17番のフレームに対応する画像が所定の領域に表示される高速再生用の画像が生成される。
【0178】
また、スタンプビデオデータを拡大または画素補間する機能を備えるようにすれば、図18のようにスタンプビデオデータに対応する画像を拡大して表示したり、図19に示すように、基準フレームを構成するスタンプビデオデータに対応する画像を中央に拡大して表示することもできる。
【0179】
【発明の効果】
第1の本発明によれば、高速再生するときに滑らかな再生映像を得ることができる。
【0180】
第2の本発明によれば、高速再生するときに滑らかな再生映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生装置の利用例を示す図である。
【図2】図1の記録装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の光ディスクの各記録エリアを示す図である。
【図4】MPEG2ビデオデータのGOP構造を示す図である。
【図5】図2のスタンプビデオエンコーダ19の構成例を示すブロック図である。
【図6】図1の再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図7】図6のスタンプビデオデコーダの構成例を示すブロック図である。
【図8】高速再生を行う場合の図1の再生装置の動作を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の他の再生装置の利用例を示す図である。
【図10】高速再生用の画像の表示例を示す図である。
【図11】高速再生用の画像の他の表示例を示す図である。
【図12】図9の再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図13】図12のスタンプビデオデコーダの構成例を示すブロック図である。
【図14】高速再生を行う場合の図9の再生装置の動作を説明するフローチャートである。
【図15】高速再生用の画像の他の表示例を示す図である。
【図16】高速再生用の画像の他の表示例を示す図である。
【図17】高速再生用の画像の他の表示例を示す図である。
【図18】高速再生用の画像の他の表示例を示す図である。
【図19】高速再生用の画像の他の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 撮像装置, 2 記録装置, 3 光ディスク, 4 再生装置, 5 表示装置, 41 再生用ドライバ, 42 メディアコントローラ, 44 スタンプビデオデコーダ, 45 メモリ, 46 再生切替コントローラ, 53 システムコントローラ, 54 ユーザインタフェース, 61 伸張部, 62 メモリコントローラ/演算処理部, 63 画素補間部, 101 再生装置, 111 スタンプビデオデコーダ, 112 メモリ, 113 システムコントローラ, 121 伸張部, 122 メモリコントローラ
Claims (4)
- 高速再生が要求されたとき、同一の動画像素材から生成された高データレートのビデオデータおよび低データレートのビデオデータを記録している記録媒体から、前記低データレートのビデオデータを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段により読み出された、出力レート内で出力可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームの前記低データレートのビデオデータの一部ずつを互いに重ね合わせて構成される高速再生用の画像を、前記出力レートにおける1フレーム時間毎に生成する生成手段と
を備え、
前記生成手段は、N倍速再生が要求されたとき、Nフレーム毎のフレームを基準フレームとして、前記基準フレームを中心とする前後のN個より多いフレームの前記低データレートのビデオデータから、前記高速再生用の画像を生成する
ことを特徴とする再生装置。 - 前記生成手段により生成された前記高速再生用の画像を出力する出力手段
を更に備える請求項1に記載の再生装置。 - 高速再生が要求されたとき、同一の動画像素材から生成された高データレートのビデオデータおよび低データレートのビデオデータを記録している記録媒体から、前記低データレートのビデオデータを読み出す読み出しステップと、
前記読み出しステップの処理で読み出された、出力レート内で出力可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームの前記低データレートのビデオデータの一部ずつを互いに重ね合わせて構成される高速再生用の画像を、前記出力レートにおける1フレーム時間毎に生成する生成ステップと
を含み、
前記生成ステップは、N倍速再生が要求されたとき、Nフレーム毎のフレームを基準フレームとして、前記基準フレームを中心とする前後のN個より多いフレームの前記低データレートのビデオデータから、前記高速再生用の画像を生成する
ことを特徴とする再生方法。 - 高速再生が要求されたとき、同一の動画像素材から生成された高データレートのビデオデータおよび低データレートのビデオデータを記録している記録媒体から、前記低データレートのビデオデータを読み出す読み出しステップと、
前記読み出しステップの処理で読み出された、出力レート内で出力可能な複数フレームのうちの少なくとも2個以上のフレームの前記低データレートのビデオデータの一部ずつを互いに重ね合わせて構成される高速再生用の画像を、前記出力レートにおける1フレーム時間毎に生成する生成ステップと
を含み、
前記生成ステップは、N倍速再生が要求されたとき、Nフレーム毎のフレームを基準フレームとして、前記基準フレームを中心とする前後のN個より多いフレームの前記低データレートのビデオデータから、前記高速再生用の画像を生成する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002212708A JP4081810B2 (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | 再生装置および方法、並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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