JP2002266961A - 伝動構造 - Google Patents
伝動構造Info
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Abstract
で安定よく支持するとともに、加工や組付けを簡単に行
なうことができる伝動構造を提供する。 【解決手段】 プーリ30を有する回転軸31を回転可
能に軸支する支持ケース3に、ベルト張り用のプーリ5
a,6aを有する複数のタイトアーム5,6を同一軸芯
に隣設させた状態で軸支させる伝動構造にしている。
Description
転軸を軸支する支持ケースに、ベルト張り用のプーリを
有するタイトアームを簡単な構造で精度よく支持するこ
とができる伝動構造を提供するもので、特にコンバイン
用の脱穀機に適した伝導構造を提供するものである。
においては、エンジンからベルト伝動される入力プーリ
を備えた伝動ギヤケースを、脱穀機枠の側面に取付ブラ
ケットを介して取付ており、この伝動ギヤケースから2
番樋の2番プーリをベルト伝動するとともに、ギヤ噛合
により駆動される伝動軸の回転を、ベルト伝導により扱
胴を駆動するように構成している。
ーによって動力入り切りさせるテンションクラッチプー
リのタイトアームを支持する支持軸と前記2番プーリを
ベルト張りするタイトプーリのタイトアームを支持する
支持軸とは、前記脱穀機枠の側面にいずれも個別の取付
部材によってそれぞれ支持している。
入力プーリを取付けた軸を支持する支持ケースと、2番
ラセンを駆動するベルトのテンションクラッチプーリ
と、更にエンジンと伝動ギヤケースとの間のベルトのタ
イトプーリを、それぞれ脱穀機枠に対して個別の取付部
材によって取付けた伝動支持構造としている。
に、脱穀機枠側から十分な剛性を持つように補強された
構成にしなければならない等、構造が複雑でコスト高に
なるとともに、これらの組付けを精度高く組付けること
が困難で、非能率である等の課題がある。
点を解消するための本発明に係る伝動構造は次のように
構成されている。
可能に軸支する支持ケース3に、ベルト張り用のプーリ
5a,6aを有する複数のタイトアーム5,6を同一軸
芯に隣設させた状態で軸支させたことを特徴としてい
る。
を回転可能に軸支する支持ケース3を、合せ型の分割ケ
ース3a,3aを合せることにより形成するとともに、
上記支持ケースの軸支部35の外周に、ベルト張り用の
プーリ5a,6aを有するタイトアーム5,6と該タイ
トアームの抜け止めを行なわせる止め輪6pとを嵌挿さ
せるように構成したことを特徴としている。
外周に外径を異ならせて複数のタイトアーム5,6を嵌
挿せしめるタイトアーム取付部3g,3hを階段状に形
成している。また、複数のタイトアーム5,6を長さを
異ならせてタイトアーム取付部3g,3hに取付けるよ
うにしたことを特徴としている。
するとともに、該支持ケース3内で他の伝動回転軸32
とギヤ31a,32bを介して伝動可能に構成したこと
を特徴としている。
し、ギヤ31a、32bは脱穀部の伝動入力ギヤケース
であることを特徴としている。
構造につき説明する。
の機台1K(図3)に搭載される脱穀機であり、この脱
穀機1は箱型状枠体の脱穀機枠1a内に扱胴軸2によっ
て扱胴2aを回転可能に支持した扱室2bと、この扱室
2bの下方で図示しない揺動選別体を選別風路に揺動可
能に支持している。
外に排出移送する1番樋20と、2番物を揺動選別体に
移送還元する2番樋21を配設し、この1番樋20は図
3に示すように前記脱穀機枠1aの側壁に沿って上下方
向に強固に立設した揚穀筒22を連設し、移送される穀
粒(1番物)を図示しない穀粒タンク内に排出するよう
に構成している。
動構造を構成する支持ケース(伝動ギヤケース)3(図
2、4、6)の入力プーリ30に、脱穀機1の前部に設
置しているエンジン4(図3)の出力プーリ40からベ
ルト41を巻き掛け、前記2番樋21の2番螺旋軸プー
リ21aを伝動するように構成している。
扱胴プーリ23を同時に動力を分配して伝動するように
構成し、その動力の入り切りを後述するベルト張り用の
プーリ5a(図3、4に示すテンションクラッチプー
リ)をクラッチレバー5Lの入り切り操作で作動するこ
とによって行なうようにしている。
うに回転軸(入力軸)31を脱穀機枠1aに対して直交
する横方向に軸支しているとともに、伝動プーリ32a
を有する伝動回転軸32を前記脱穀機枠1aに沿わせて
前方に向けて軸支し、支持ケース3内で両軸31、32
にそれぞれ設けたギヤ31a,32bを噛合させてい
る。
プーリ30と、その外側にやや小径の出力プーリ33の
2つのプーリを軸着し、この出力プーリ33は前記2番
螺旋軸プーリ21aにベルト34を巻き掛けるととも
に、このベルト34の下側に後述するベルト張り用のプ
ーリ(タイトプーリ)6aを設けている。
で示すように上下に2分割した対称形状の合せ型(割り
型)の分割ケース3a,3aに形成している。この構造
は鋳造工程を簡単で廉価に行なうようにしたものであ
り、これらの分割ケース3a,3aには図6に示すよう
に、それぞれ固定孔3bと左右の取付孔3c,3cを開
孔し、各孔に固定ネジ3dと取付ネジ3eをそれぞれ挿
通して(図5)結着固定することにより、合せ型の支持
ケース3を構成している。
れ揚穀筒22側から突設した取付ブラケット22a(図
4)上に、脱穀機枠1a側から突設した取付ブラケット
1c(図2)を重ね、両者を共締めすることによって簡
潔な構成により揚穀筒22に安定よく支持している。
a,3aの端部に位置する軸支部35の外周には、タイ
トアーム5の端部の取付孔に貫通する大径の円周面のタ
イトアーム取付部3gと、同様にタイトアーム6の端部
の取付孔を貫通する小径の外周面のタイトアーム取付部
3hとを、外径を異ならせて階段状に形成している。
は、嵌挿されたタイトアーム6の軸方向への移動をガタ
つきなく阻止しながら抜け止めを行なうC型リング等の
止め輪6pを係脱可能に係合させる止め溝3mを共に形
成することによって複数のタイトアーム5,6を、支持
ケース3の端部の軸支部35に円滑に回動自在に支持で
きるように精度よく加工できるように形成している。
支持構造により、先ずタイトアーム5を大径のタイトア
ーム取付部3gに嵌挿する。次いで別のタイトアーム6
を小径のタイトアーム取付部3hに嵌挿し、そして止め
輪6pを係合させると、両タイトアーム5、6は同一軸
芯に,隣設した状態で回動可能に支持されることにな
る。
g上でタイトアーム6との間の小間隙分だけ軸方向に自
由になってその回動を円滑に行なうことができる。ま
た、タイトアーム6はタイトアーム取付部3h上で段部
と止め輪6p間で挟持状に規制状態で支持され、ガタつ
きのない回動を可能にして両タイトアーム5、6の位置
決めと抜け止めを確実に行なうことができる。
2に強固に支持されるとともに、回転軸31や伝動軸3
2等を軸支する支持ケース3の軸支部35に、タイトア
ーム取付部3g,3hを段付き状に軸支している。
タイトアーム取付部3g,3hの取付と支持する部材に
兼用することができる。そのために、両タイトアーム
5、6を安定よく軸支することができる。
で、部品点数も少なくなり伝動構造の構成を簡潔で廉価
なものにすることができ、脱穀機1の軽量化を図ること
ができる等の利点がある。
れるタイトアーム5,6は、図3に示すように支持ケー
ス3の下方でアーム長さを異ならせ、方向を異ならせた
経路を有する両側のベルト41,34間に位置させ、こ
れらの両ベルト41,34を簡単な構成によりベルト張
りを行ない、伝動を良好に行なうことができる。
した先端部にテンションクラッチプーリ5aを軸支し、
ベルト41の緩み側の中途部を接離可能に転接するよう
にしているとともに、クラッチレバー5Lのベルト張り
用のスプリング50の設置代を十分にとることができる
ように、タイトアーム5の形状は半月状に形成してい
る。
0を係止させてクラッチレバー5Lの操作リンク51と
連結させることにより、図3、4の実線で示すクラッチ
入り状態から、クラッチレバー5Lの矢印方向への切り
操作によって、同図の点線状態にスプリング50を緩め
てクラック切り作動させるようにしている。
5aは切り方向に自重を利用して確実に退動させること
ができるようにしている。
で示すようにタイトアーム5の半分程度の長さに短くし
たタイトアーム6の先端部に、前記テンションクラッチ
プーリ5aの移動する範囲を越える長さの支軸6bによ
って、ベルト34の張り側を巻き掛け角を大きくするよ
うに軸支している。
に取付ブラケット22bを突設し、この取付ブラケット
22bに調節ネジ51を設け、これの下端にベルト張り
用のスプリング52を支持し、このスプリング52の下
端を前記タイトアーム6に連結して前記スプリング52
の張り長さを調節可能にしている。
ネジ51は、揚穀筒22を強固な取付部材としてコンパ
クトに設置することができ、更にタイトプーリ6aをベ
ルト34の張り方向に適正に張圧してベルト伝動を良好
に行なうことができる。
トアーム取付部3hに止め輪6pによってガタつきなく
支持されているので、タイトプーリ6aを常時張圧して
も、その振動や揺れ等を抑制することができる等の特徴
がある。
ー5Lの支持構造等について説明する。
エンジン4の前方側で機台1Kから立上げ、後方側に向
けてL形に屈曲させたレバーフレーム7を取付部材とし
て、このレバーフレーム7の後部に突設したレバー軸7
0に回動可能に軸支し、このレバー5Lの位置を図示し
ないレバーガイドによって切り換えて位置決めして係止
するようになっている。
ーム7の後部を揚穀筒22に着脱可能に設けた杆状の連
結部材71と連結して補強支持するとともに、レバーフ
レーム7と連結部材71と揚穀筒22と、更に機台1K
とによって閉成した方形状の枠体を形成する剛体枠構造
にしている。
ット1cを連結すると支持ケース3をより安定状態で支
持することができる。 従って、この構成によれば揚穀
筒22と連結したレバーフレーム7は、杆状の枠体で十
分な剛性を有しながら簡潔な構成で、振動等による揺れ
等を抑制することができ、クラッチレバー5Lを安定よ
く支持することができる。
を行なうとき、テンションクラッチプーリ5aのベルト
張り力やスプリング50の引張り力がレバーフレーム7
に繰返し荷重として加えられるが、これらの力を連結部
材71(図3、4)が分担して支持するので、支持ケー
ス3とクラッチレバー5Lとの芯間の変動や狂いを長期
間にわたって的確に防止でき、その結果、クラッチ操作
を良好に行なうことができるとともに、ベルト張り力を
一定に維持することができ、ベルト伝動を良好に行なう
ことができる等の特徴がある。
結部材71を介して連結することにより枠体を構成する
部材を小分化できるので、枠体の加工や組付け等の作業
を簡単にすることができる等の利点がある。
のではなく、レバーフレーム7と連結部材71とは一体
的な枠体に形成してもよいものである。
転軸32を介して扱胴2aを回転駆動するベルト伝動構
造について説明する。
方に位置する扱胴プーリ23との間にベルト8を巻き掛
けるとともに、このベルト8の内側と外側にそれぞれ脱
穀機枠1aに軸支したタイトプーリ80,81,82を
設けてベルトラインを形成し、図1に示すように伝動プ
ーリ32aと扱胴プーリ23との巻き掛け角を適正に維
持することにより、支持ケース3から扱胴2aへの伝動
を的確に行なうことができるようにしている。
チレバー5Lを図3の反矢印方向のクラッチ操作で実線
位置にすると、テンションクラッチプーリ5aをベルト
41に押接して、エンジン4から支持ケース3に軸支さ
れている回転軸31に入力する。そして出力プーリ33
と入力プーリ30を同時に駆動し、更に伝動回転軸32
と伝動プーリ32aと、ベルト8を介して扱胴2aを円
滑に駆動して脱穀作業を行なうことができる。
立設した揚穀筒22に、プーリ30を有する回転軸31
を軸支した支持ケース3を取付けた構成とし、脱穀機枠
1aに強固に立設している揚穀筒22を、支持ケース3
の取付部材として兼用しているので、この支持ケース3
を安定よく支持することができるとともに、支持構造を
簡単な構成とすることができる。
かじめ部品組みした状態で脱穀機枠1aに組付けること
もできるので、支持ケース3及び、この支持ケース3に
取付けられるテンションクラッチプーリ5a、並びにタ
イトプーリ6a等の組立性も向上させることができる。
ラッチ作動させるクラッチレバー5Lを、揚穀筒22と
連結したレバーフレーム7からなる剛体枠構造に支持さ
せているので、テンションクラッチプーリ5aのクラッ
チ操作やタイトプーリ6aによるベルト張り等を円滑に
行なうことができる等の特徴がある。
を有する回転軸31を回転可能に軸支する支持ケース3
に、ベルト張り用のプーリ5a,6aを有する複数のタ
イトアーム5,6を同一軸芯に隣設させた状態で軸支さ
せている。
支持ケース3を、複数のタイトアーム5、6を省スペー
スで安定よく支持する支持部材として使用できる。
ているので、タイトアーム取付部の加工を精度よく簡単
に行なうことができるから、これらのタイトアーム5、
6を有する伝動構造を簡潔で廉価な構成にすることがで
きる。
転可能に軸支する支持ケース3を、合せ型の分割ケース
3a,3aを合せることにより形成するとともに、上記
支持ケース3の軸支部35の外周に、ベルト張り用のプ
ーリ5a,6aを有するタイトアーム5,6と、このタ
イトアーム5、6の抜け止めを行なわせる止め輪6pと
を嵌挿させるように構成している。
た状態でタイトアーム5、6と止め輪6pを嵌めること
で、分割ケース3a,3aの開きを防止して支持ケース
3を簡単に形成することができる。
5、6を支持する支持部材に兼用することができて、ベ
ルトの巻掛けを良好に行なうことができる伝動構造を提
供することができる。
に、外径を異ならせて複数のタイトアーム5,6を嵌挿
させるタイトアーム取付部3g,3hを階段状に形成し
ているので複数のタイトアーム5、6の取付けを簡単に
することができるとともに、複数のタイトアーム5、6
の誤組付けを生ずることがない。
異ならせてタイトアーム取付部3g,3hに取付けるよ
うにしたことにより、各タイトアーム5、6に支持され
るプーリ5a、6aの干渉を防止することができる。ま
た、支持ケース3を脱穀部1に装着するとともに、この
支持ケース3内で他の伝動ケースと、ギヤ31a,32
bを介して伝動可能に構成したことにより、支持ケース
3を揚穀筒22に安定よく取付けることができるととも
に、他方への伝動も行なって脱穀部の伝動構造を簡潔で
廉価な構成にすることができる。
る。
る。
部 3g,3h タイトアーム取付部 4 エンジン 5 タイトアーム 5a プーリ(テンションク
ラッチプーリ) 5L クラッチレバー 6 タイトアーム 6a プーリ(タイトプーリ) 6p 止め輪
7 レバーフレーム 22 揚穀筒 22a,22b 取付ブラケッ
ト(取付部材) 30 プーリ(入力プーリ) 31 回転軸
Claims (5)
- 【請求項1】 プーリ30を有する回転軸31を回転可
能に軸支する支持ケース3に、ベルト張り用のプーリ5
a,6aを有する複数のタイトアーム5,6を同一軸芯
に隣設させた状態で軸支させる伝動構造。 - 【請求項2】 プーリ30を有する回転軸31を回転可
能に軸支する支持ケース3を、合せ型の分割ケース3
a,3aを合せるように形成するとともに、上記支持ケ
ース3の軸支部35の外周に、ベルト張り用のプーリ5
a、6aを有するタイトアーム5,6と、該タイトアー
ム5、6の抜け止めを行なわせる止め輪6pとを嵌挿さ
せる伝動構造。 - 【請求項3】 支持ケース3の軸支部35の外周に、外
径を異ならせて複数のタイトアーム5,6を嵌挿させる
ためのタイトアーム取付部3g,3hを階段状に形成し
た請求項1又は2記載の伝動構造。 - 【請求項4】 複数のタイトアーム5,6を長さを異な
らせてタイトアーム取付部3g,3hに取付けるように
構成した請求項1、又は3に記載の伝動構造。 - 【請求項5】 支持ケース3を脱穀部に装着し、ギヤ3
1a、32bは脱穀部の伝動入力ギヤケースであること
を特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の伝動構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001062849A JP4544766B2 (ja) | 2001-03-07 | 2001-03-07 | 伝動構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001062849A JP4544766B2 (ja) | 2001-03-07 | 2001-03-07 | 伝動構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002266961A true JP2002266961A (ja) | 2002-09-18 |
JP4544766B2 JP4544766B2 (ja) | 2010-09-15 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007074901A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-29 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
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-
2001
- 2001-03-07 JP JP2001062849A patent/JP4544766B2/ja not_active Expired - Fee Related
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