JP2003156127A - オイルポンプの支持構造 - Google Patents

オイルポンプの支持構造

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JP2003156127A
JP2003156127A JP2001355045A JP2001355045A JP2003156127A JP 2003156127 A JP2003156127 A JP 2003156127A JP 2001355045 A JP2001355045 A JP 2001355045A JP 2001355045 A JP2001355045 A JP 2001355045A JP 2003156127 A JP2003156127 A JP 2003156127A
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oil pump
sprocket
pump
input shaft
holding portion
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JP2001355045A
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Hiroshi Sugano
拓 菅野
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JATCO Ltd
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JATCO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルポンプを入力軸から離間させて配置
し、入力軸側とオイルポンプのスプロケット間をチェー
ンで連結して駆動する自動変速機において、簡素な構成
で両スプロケットの軸間距離を適正に保持できるように
する。 【解決手段】 オイルポンプ50がその本体部51を変
速機ケースの底壁2に固定されている。オイルポンプの
延長筒部53の外径と整合する穴13を備えるポンプ保
持部12を、入力軸側のスプロケット22の近傍で入力
軸8を支持するカバー10Aのベース部11から延ばし
て設ける。延長筒部53をポンプ保持部12の穴13に
挿通させることにより、延長筒部に支持されるスプロケ
ット57と入力軸側のスプロケット22間の軸間距離が
固定されるから、オイルポンプを含む両スプロケット間
の連結経路における累積誤差の影響を受けない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機におけ
る主軸から離間して配置したオイルポンプの支持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両の多くの自動変速機では変速機構の
主軸である入力軸の例えばトルクコンバータ直後にオイ
ルポンプを付設し、入力軸と同軸に延びるコンバータシ
ェルの延長部で直接オイルポンプを駆動する構成となっ
ている。これに対して、例えば無段変速機(以下、CV
Tと呼ぶ)などでは、レイアウトの制限のために、図3
に示すように、オイルポンプ50を入力軸8から離間さ
せて配置し、入力軸8とオイルポンプ50の間をチェー
ン24で連結して駆動する構成が採用される。
【0003】ここで、縦断面図の図4に示されるよう
に、変速機ケース1には、トルクコンバータ2のステー
タ4を保持するステータシャフト20を固定的に支持す
るカバー10が取り付けられている。ステータシャフト
20上にはコンバータシェル3により回転駆動されるス
プロケット22が回転可能に支持される。
【0004】さらに、ステータシャフト20には入力軸
8が支持され、この入力軸8の軸線上には締結機構16
に並んでプライマリプーリ18が設けられる。このプラ
イマリプーリ18に隣接して不図示のセカンダリプーリ
が配置され、両プーリ間がベルトで連結される。なお、
図3に示すように、カバー10の下側にはコントロール
バルブ30が設置され、変速機ケース1の下面には、コ
ントロールバルブ30を収容して図示省略のオイルパン
が取り付けられる。
【0005】オイルポンプ50は、ポンプギヤ54を収
容する本体部51とこれに順次軸方向に重ねられた中間
部52および延長筒部53を結合してユニット化されて
いる。内方端がポンプギヤ54に連結した駆動軸55
が、延長筒部53先端のベアリング56に支持され、延
長筒部53から突出して、この突出端にスプロケット5
7が固定されている。オイルポンプ50はその本体部5
1が、変速機ケース1のプライマリプーリ18を収容す
る空間の外方に延びる底壁1aに、ボルト59で取り付
けられている。オイルポンプ50のスプロケット57と
ステータシャフト20上のスプロケット22がチェーン
24で連結されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオイルポンプの支持構造では、ステータシャフト2
0上に支持されたスプロケット22と、オイルポンプ5
0の延長筒部53先端のスプロケット57との間の軸間
距離に必要な精度が得られない。すなわち、両スプロケ
ット22、57の間の連結経路には、ステータシャフト
20からカバー10、変速機ケース1(底壁1a)、オ
イルポンプ50の本体部51、中間部52、延長筒部5
3、そしてベアリング56が順次並ぶので、大きな累積
誤差の発生を避けられない。そのため、両スプロケット
22、57間を連結するチェーン24には許容範囲外の
たるみや突っ張りが生じる。
【0007】また、観点を変えれば、駆動時のチェーン
24の張力により、オイルポンプ50のスプロケット5
7を入力軸8方向へ引張る力が作用することになるが、
オイルポンプ50は変速機ケース1の底壁1aにのみ固
定されており、この底壁1aから延長筒部53先端まで
の長さが大きいため、オイルポンプ50が言わば片持ち
梁となっている。この結果、静的な状態でチェーン24
の張りが適正でも、運転時にはたるみが大きくなってし
まうおそれもある。
【0008】これらの対策として、チェーン24に対す
るテンショナを設置したり、あるいは軸間距離調整機構
を設置することが考えられるが、構造が複雑となり、コ
ストの増大も招くこととなる。したがって本発明は、上
記問題点に鑑み、簡素な構造で、両スプロケットの軸間
距離を適正に保持できるようにしたオイルポンプの支持
構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の本
発明は、オイルポンプを変速機構の主軸から離間させて
配置し、主軸まわりに回転する第1のスプロケットとオ
イルポンプの回転軸に取り付けられた第2のスプロケッ
トの間がチェーンで連結されて、第1のスプロケットの
回転によりオイルポンプが駆動される自動変速機におい
て、オイルポンプを第2のスプロケット取り付け側から
離間した部位で固定側に結合するとともに、第1のスプ
ロケットの近傍で主軸を支持する隔壁部材に、オイルポ
ンプ方向に延びるポンプ保持部を設け、該ポンプ保持部
によりオイルポンプの第2のスプロケット取り付け側を
位置決め保持したものとした。第1のスプロケットの近
傍とオイルポンプの第2のスプロケット取り付け側とが
ポンプ保持部で位置決め保持されるので、第1、第2の
スプロケットの軸間距離が設定値に保持される。
【0010】請求項2の発明は、とくにポンプ保持部が
隔壁部材と一体に形成されているものである。請求項3
の発明は、ポンプ保持部が、オイルポンプの第2のスプ
ロケット取り付け側の外径に整合する穴を備え、該穴に
オイルポンプの当該外径部を挿通させて位置決め保持し
ているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は実施の形態にかかるスプロケットま
わりの正面図、図2は縦断面図である。変速機ケース1
には、トルクコンバータ2のステータ4を保持するステ
ータシャフト20を固定的に支持するカバー10Aが取
り付けられ、カバー10Aの下側にはコントロールバル
ブ30が設置されている。ステータシャフト20上には
コンバータシェル3により回転駆動されるスプロケット
22が回転可能に支持される。ステータシャフト20に
は入力軸8が支持され、この入力軸8の軸線上にプライ
マリプーリ18が設けられる。
【0012】入力軸8の斜め上方にオイルポンプ50が
設置されて、オイルポンプ50のスプロケット57とス
テータシャフト20上のスプロケット22がチェーン2
4で連結されている。オイルポンプ50は変速機ケース
1の底壁に、本体部51がボルト59で取り付けられて
いる。以上の構成は、カバー10がカバー10Aに代わ
っている点を除き、図3、図4に示したものと同じであ
る。
【0013】カバー10Aは、入力軸8を中心とする略
円形状のベース部11からオイルポンプ50方向へ延び
るポンプ保持部12を有している。オイルポンプ50の
延長筒部53の外形は、直径一定の直筒部53aと先端
に向かって縮径する先細部53bとを有している。ポン
プ保持部12はベース部11の周縁部の壁面をそのまま
平板上に延ばした形で形成され、先端部に直筒部53a
の外径と整合する穴13を備えて、オイルポンプ50の
延長筒部53をこの穴に挿通させている。その他の構成
は、図3、図4に示したものと同じである。
【0014】実施の形態は以上のように構成され、カバ
ー10Aから延ばしたポンプ保持部12の穴13にオイ
ルポンプ50の延長筒部53を挿通させているので、本
体部51を変速機ケース1の底壁1aに固定されただけ
であっても、オイルポンプ50はその延長筒部53先端
の位置が固定される。したがって、ステータシャフト2
0上のスプロケット22から延長筒部53先端に支持さ
れたスプロケット57までの部材の連結経路に多数の結
合部があって誤差が累積するおそれがある場合にも、ス
プロケット57とスプロケット22の軸間距離が設定値
に保持される。
【0015】また、延長筒部53がスプロケット57直
近でポンプ保持部12により保持されるので、ポンプ駆
動時のチェーン24による張力が作用しても、それによ
ってオイルポンプ50が撓んでスプロケット57の位置
が変化することもない。これにより、テンショナや軸間
距離調整機構を要せず、構成簡単、低コストで、両スプ
ロケット22、57間を連結するチェーン24に適正な
張りが確保される。
【0016】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、主軸まわりに
回転する第1のスプロケットとオイルポンプの回転軸に
取り付けた第2のスプロケットの間をチェーンで連結し
た自動変速機において、オイルポンプをその第2のスプ
ロケット取り付け側から離間した部位で固定側に結合す
るとともに、第1のスプロケットの近傍で主軸を支持す
る隔壁部材にオイルポンプ方向に延びるポンプ保持部を
設けて、オイルポンプの第2のスプロケット取り付け側
を位置決め保持するものとしたので、第1、第2のスプ
ロケットの軸間距離を容易に設定値に保持することがで
きる。したがって、構成簡単、低コストでチェーンに適
正な張りが確保される。
【0017】とくにポンプ保持部は隔壁部材と一体に形
成することにより、部品点数および組み付けの工数が一
層低減する。さらに、ポンプ保持部が、オイルポンプの
第2のスプロケット取り付け側の外径に整合する穴を備
え、該穴にオイルポンプの当該外径部を挿通させて位置
決め保持することにより、簡単な穴への挿通作業だけで
位置決め保持が完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】実施の形態の縦断面図である。
【図3】従来例を示す正面図である。
【図4】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 変速機ケース 1a 底壁 2 トルクコンバータ 3 コンバータシェル 4 ステータ 8 入力軸(主軸) 10、10A カバー(隔壁部材) 11 ベース部 12 ポンプ保持部 13 穴 16 締結機構 18 プライマリプーリ 20 ステータシャフト 22 スプロケット(第1のスプロケット) 24 チェーン 30 コントロールバルブ 50 オイルポンプ 51 本体部 52 中間部 53 延長筒部 53a 直筒部 53b 先細部 54 ポンプギヤ 55 駆動軸 56 ベアリング 57 スプロケット(第2のスプロケット)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルポンプを変速機構の主軸から離間
    させて配置し、主軸まわりに回転する第1のスプロケッ
    トとオイルポンプの回転軸に取り付けられた第2のスプ
    ロケットの間がチェーンで連結されて、第1のスプロケ
    ットの回転によりオイルポンプが駆動される自動変速機
    において、前記オイルポンプを前記第2のスプロケット
    取り付け側から離間した部位で固定側に結合するととも
    に、前記第1のスプロケットの近傍で前記主軸を支持す
    る隔壁部材に、前記オイルポンプ方向に延びるポンプ保
    持部を設け、該ポンプ保持部によりオイルポンプの第2
    のスプロケット取り付け側を位置決め保持したことを特
    徴とするオイルポンプの支持構造。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ保持部が、前記隔壁部材と一
    体に形成されていることを特徴とする請求項1記載のオ
    イルポンプの支持構造。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ保持部は、前記オイルポンプ
    の第2のスプロケット取り付け側の外径に整合する穴を
    備え、該穴にオイルポンプの当該外径部を挿通させて前
    記位置決め保持していることを特徴とする請求項1また
    は2記載のオイルポンプの支持構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1630458A2 (en) 2004-08-31 2006-03-01 JATCO Ltd Oil pump supporting structure of automatic transmission
EP1650478A2 (en) 2004-08-27 2006-04-26 JATCO Ltd Connection structure of oil passage
DE102005042934A1 (de) * 2005-09-09 2007-03-22 Zf Friedrichshafen Ag Hydraulikpumpe für ein Getriebe eines Kraftfahrzeugs
US7686137B2 (en) 2004-09-21 2010-03-30 Jatco Ltd Oil separating structure of automatic transmission
US7984791B2 (en) 2004-09-09 2011-07-26 Jatco Ltd Oil discharge structure of baffle plate

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