JPH0612272Y2 - 無段変速装置 - Google Patents

無段変速装置

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JPH0612272Y2
JPH0612272Y2 JP8272286U JP8272286U JPH0612272Y2 JP H0612272 Y2 JPH0612272 Y2 JP H0612272Y2 JP 8272286 U JP8272286 U JP 8272286U JP 8272286 U JP8272286 U JP 8272286U JP H0612272 Y2 JPH0612272 Y2 JP H0612272Y2
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JP
Japan
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housing
pulley
rotary shaft
fixed
continuously variable
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JP8272286U
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昭治 中島
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は無段変速装置に係り、特にプーリの回転速度
検出機構の回転側部材をハウジング外面に隣接させて設
けることにより、ハウジングの剛性を向上させ、ハウジ
ングが作動油圧で突出変形するのを防止し得る無段変速
装置に関する。
〔従来の技術〕
車両において、内燃機関と駆動車輪間に変速機を介在し
ている。この変速機は、広範囲に変化する車両の走行条
件に合致させて駆動車輪の駆動力と走行速度とを変更
し、内燃機関の性能を充分に発揮させている。変速機に
は、回転軸に固定された固定プーリ部片とこの固定プー
リ部片に接離可能に回転軸に装着された可動プーリ部片
とを有するプーリの両プーリ部片間に形成される溝部の
幅を増減することによりプーリに巻掛けられたベルトの
回転半径を増減させ動力を伝達し、変速比を変える無段
変速装置がある。無段変速装置としては、例えば実開昭
57−139760号公報に開示されている。この装置
は、油圧シリンダ端部に1以上の歯を有するフランジ状
部を設け、このフランジ状部と対応位置に電磁ピックア
ップを取付けてなる入力軸又は出力軸の回転数検出装置
を備えた構成である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、無段変速装置においては、オーバドライブ時
の回転比を維持するためには、駆動側プーリの可動プー
リ部片を移動させるべく作動油圧を高くし、ベルトにク
ランプ力を大きく付与させる必要がある。しかし、一般
に、オーバドライブの際に作動油圧が低く、この低圧の
作動油で大なるクランプ力を与えるためには、駆動側プ
ーリの油圧室の一壁を形成するハウジングの径を大きく
する必要がある。このようにハウジングの径を大きくす
ると、ハウジングの剛性が低下するので、ハウジングが
作動油圧で回転軸の軸方向に突出変形する欠点がある。
この欠点を解消するために、ハウジングを厚肉部材で形
成していたが、プーリの重量の増加を招くとともに材料
費が嵩み高価になる不都合があった。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、上述の不都合を除去し、プー
リの回転速度検出機構の回転側部材をハウジング外面に
隣接させて設けることにより、ハウジングの剛性を向上
させ、ハウジングを薄肉部材で形成してプーリの重量の
軽減化を図るとともに廉価とし得る無段変速装置を実現
するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、回転軸に固定さ
れた固定プーリ部片とこの固定プーリ部片に接離可能に
前記回転軸に装着された可動プーリ部片とを有するプー
リの前記両プーリ部片間に形成される溝部の幅を増減す
ることにより前記プーリに巻掛けられたベルトの回転半
径を増減させ動力を伝達する無段変速装置において、前
記可動プーリ部片とハウジングとにより前記可動プーリ
部片を前記回転軸の軸方向に移動する作動油の油圧室を
設け、前記プーリの回転速度検出機構の回転側部材を前
記回転軸に固定するとともに前記ハウジングの変形を防
止すべく前記ハウジング外面に隣接させて設けたことを
特徴とする。
〔作用〕
この考案の構成によれば、プーリの回転速度検出機構の
回転側部材は、回転軸に固定されるとともにハウジング
外面に隣接している。従って、ハウジングの剛性が向上
するので、ハウジングを薄肉部材で形成することがで
き、プーリの重量の軽減化を図るとともに廉価とする。
また、回転側部材を回転速度検出機構とハウジングの補
強材とに共用することにより、部品点数を低減し、構成
の簡素化を図るとともに重量の軽減化を図り得る。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。
第1、2図はこの考案の実施例を示すものである。図に
おいて、2はプーリたる駆動側プーリであり、この駆動
側プーリ2は伝達手段を介して被駆動側プーリ(図示せ
ず)に連結される。駆動側プーリ2は、回転軸4に固定
された固定プーリ部片6と回転軸4の軸方向に移動可能
且つ回転不可能に前記回転軸4に装着された可動プーリ
部片8とを有する。固定プーリ部片6と可動プーリ部片
8との間には、V溝部10が形成されている。このV溝
部10には伝達手段のベルトであるVベルト12が巻掛
けられ、このVベルト12の一側面が固定プーリ部片6
のV溝側壁14に接するとともにVベルト12の他側面
が可動プーリ部片8のV溝側壁16に接する。
前記回転軸4には、有底筒状のハウジング18が嵌合し
て固定されている。即ち、回転軸4外周の一部は、例え
ば軸方向に平行に削除されて切欠部位を有し、またハウ
ジング18の中央部位には切欠部位の回転軸4に嵌合す
る嵌合孔部18aが形成されている。従って、回転軸4
の切欠部位にハウジング18の嵌合孔部18aを嵌合す
ることにより、ハウジング18が回転軸4に固定され
る。また、回転軸4には、駆動側プーリ2の回転速度検
出機構20の回転側部材である外周部位が歯状に形成さ
れた検出用歯車22の嵌合孔部22aが嵌合される。こ
のとき、ハウジング18の基部18bは、検出用歯車2
2の基部22bに重合している。また、これ等基部18
b、22bは、回転軸4の段差部4aに当接した内側保
持体24と基部22b外側に当接する外側保持体26と
によって挾持されている。更に、駆動側プーリ2側に折
曲した検出用歯車22の当接部22cは、ハウジング1
8の段差中央部18cに隣接している。つまり、この実
施例においては、当接部22cが段差中央部18cに当
接するとともに、溶接等の固着手段によって固定され
る。検出用歯車22は、ハウジング18が後述する油圧
室40内の作動油圧によって回転軸4の軸方向に突出変
形するのを防止すべく補強材の機能を有している。
また、外側保持体26の外側には軸受28が接し、この
軸受28の外面に支持ナット30が配置されている。従
って、内側保持体24とハウジング18の基部18bと
検出用歯車22の基部22bと外側保持体26と軸受2
8とは、支持ナット30によって一体的に堅固に支持さ
れている。軸受28には固定用カバー32が装着され、
またこの固定用カバー32には、複数の取付具34によ
って側面固定カバー36が装着されている。
ハウジング18は可動プーリ部片8側に開口しており、
開口端側に回転軸4の軸方向に指向するシリンダ部18
dを有している。このシリンダ部18dは、可動プーリ
部片8の摺動部8aと摺動可能に装着されている。ま
た、可動プーリ部片8の摺動部8aとハウジング18の
シリンダ部18dとの液密は、Oリング38により保持
される。一方、ハウジング18と回転軸4との液密は、
ハウジング18を回転軸4に内側保持体24を介して装
着することにより保持される。ハウジング18を回転軸
4に固定することにより、可動プーリ部片8を一壁とし
て油圧室40が形成される。この油圧室40内の作動油
圧状態により、可動プーリ部片8は回転軸4の軸方向に
移動してピストンとしての機能を果している。
また、前記回転軸4には、図示しない油圧制御装置から
の作動油を導入する油通路42が軸中心に穿設されてい
る。この油通路42は、径方向の外方に指向する油連通
路44、可動プーリ部片8に形成した環状溝46及び連
通孔48を経て前記油圧室40に連通している。なお、
符号50は検出用歯車22外周の歯の位置に対応して配
設された電磁ピックアップである。
以下、この実施例の作用を説明する。
固定プーリ部片6及び可動プーリ部片8を装着した回転
軸4には、まず内側保持体24を嵌合して段差部4aに
当接し、次いでハウジング18を嵌合する。このとき、
ハウジング18のシリンダ部18dの内周面には、可動
プーリ部片8の摺動部8a外周を摺動可能に設ける。ま
た、回転軸4には、ハウジング18の外側から検出用歯
車22を嵌合する。このとき、ハウジング18の段差中
央部18cの外面には検出用歯車22の当接部22cを
当接し、この当接部位を溶接等の固着手段によって固着
し、堅固とする。更に、回転軸4には、外側保持体2
6、軸受28を嵌合して前記各部材を支持ナット30で
堅固に固定する。これにより、ハウジング18は、外面
が検出用歯車22によって支持され、軸方向に突出変形
することがない。
このように構成された駆動側プーリ2は、作動油が油圧
制御装置から油通路42、油連通路44、環状溝46、
そして連通孔48を経て油圧室40に送給され、この油
圧室40の作動油圧状態により可動プーリ部片8が回転
軸4の軸方向に移動し、Vベルト12の回転半径を変え
るように作動する。例えば、油圧室40の作動油圧が高
くなると、可動プーリ部片8が固定プーリ部片6側に回
転軸4上を移動し、これに相俟って、Vベルト12が移
動して回転半径を大きく変え、被駆動プーリへの伝達動
力を変更して変速比を変える。
この結果、ハウジング18が油圧室40内の作動油圧の
影響で回転軸4の軸方向に突出変形することがないの
で、作動油の圧力が徒に変動せず、駆動側プーリ2の機
能が担保される。また、ハウジング18を薄肉部材によ
って形成することができるので、駆動側プーリ2の重量
の軽減化を図るとともに材料費を低減して廉価とし得
る。更に、検出用歯車22をハウジング18の補強材と
回転速度検出機構20の回転側部材とに共用することが
でき、部品点数を低減し、構成の簡素化を図るとともに
重量の軽減化を図り得る。
なお、この考案は上述の実施例に限定されず、種々応用
改変が可能であることは勿論である。
例えば、第3図に示す如く、ハウジング18の段差中央
部18c外面には締めしろを有する深さSの係止溝60
を形成し、この係止溝60に検出用歯車22の当接部2
2cを嵌着することも可能である。この構成によれば、
ハウジング18と検出用歯車22とを簡便且つ堅固に接
合することができ、溶接等の固着手段を不要とし、製作
を容易に果し得る。
また、ハウジングと検出用歯車とを、固定具によって固
定することも可能である。
更に、検出用歯車の当接部をハウジングの段差中央部に
極小離間して隣接させ、ハウジングの変形を防止するこ
とも可能である。
更にまた、プーリとして駆動側プーリの構成について述
べたが、図示しない被駆動側プーリをも同様に構成する
ことが可能である。
〔考案の効果〕
以上詳細な説明から明らかなようにこの考案によれば、
プーリの回転速度検出機構の回転側部材を回転軸に固定
するとともにハウジング外面に隣接させて設けたことに
より、回転側部材がハウジングの剛性を向上させる。こ
れにより、ハウジングを薄肉部材で形成し得て、プーリ
の重量の軽減化を図るとともに材料費を低減して廉価と
し得る。また、回転側部材を回転速度機構とハウジング
の補強材とに共用することができ、部品点数を低減し、
構成の簡素化を図るとともに重量の軽減を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1、2図はこの考案の実施例を示し、第1図は無段変
速装置の一部概略縦断面図、第2図は第1図の要部拡大
図である。 第3図はこの考案の他の実施例を示し、無段変速装置の
一部拡大図である。 図において、2は駆動側プーリ、4は回転軸、6は固定
プーリ部片、8は可動プーリ部片、18はハウジング、
18cは段差中央部、20は回転速度検出機構、22は
検出用歯車、そして22cは当接部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に固定された固定プーリ部片とこの
    固定プーリ部片に接離可能に前記回転軸に装着された可
    動プーリ部片とを有するプーリの前記両プーリ部片間に
    形成される溝部の幅を増減することにより前記プーリに
    巻掛けられたベルトの回転半径を増減させ動力を伝達す
    る無段変速装置において、前記可動プーリ部片とハウジ
    ングとにより前記可動プーリ部片を前記回転軸の軸方向
    に移動する作動油の油圧室を設け、前記プーリの回転速
    度検出機構の回転側部材を前記回転軸に固定するととも
    に前記ハウジングの変形を防止すべく前記ハウジング外
    面に隣接させて設けたことを特徴とする無段変速装置。
JP8272286U 1986-05-31 1986-05-31 無段変速装置 Expired - Lifetime JPH0612272Y2 (ja)

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JP8272286U JPH0612272Y2 (ja) 1986-05-31 1986-05-31 無段変速装置

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JPS62194234U JPS62194234U (ja) 1987-12-10
JPH0612272Y2 true JPH0612272Y2 (ja) 1994-03-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127709A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Honda Motor Co Ltd 無段変速機におけるセンサ用プレートの支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127709A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Honda Motor Co Ltd 無段変速機におけるセンサ用プレートの支持構造

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JPS62194234U (ja) 1987-12-10

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