JPH06201005A - 補機変速装置 - Google Patents
補機変速装置Info
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- JPH06201005A JPH06201005A JP10620392A JP10620392A JPH06201005A JP H06201005 A JPH06201005 A JP H06201005A JP 10620392 A JP10620392 A JP 10620392A JP 10620392 A JP10620392 A JP 10620392A JP H06201005 A JPH06201005 A JP H06201005A
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- pulley piece
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 21
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 abstract description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000002079 cooperative effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 補機と変速装置とからなるユニットのコンパ
クト化を可能とする。 【構成】 回転自在に支持された固定プーリ片及びこの
固定プーリ片と一体に回転しかつ軸方向に移動可能な可
動プーリ片を有し駆動入力を受ける駆動側プーリと、補
機の入力軸と一体に回転するよう固定された固定プーリ
片及び前記固定プーリ片と一体に回転しかつ軸方向に移
動可能な可動プーリ片とを有する従動側プーリと、前記
従動側プーリの可動プーリ片に関連して取付けられ回転
により生ずる遠心力を受けて前記可動プーリ片に軸方向
の押し力を作用する遠心力装置とを備え、軸回転速度の
変化に応じて両プーリの径を変化させて無段変速する補
機変速装置において、前記補機の入力軸はベアリングを
介してハウジングの内周面に回転可能に支持され且つそ
の端部をハウジング先端から突出させ、前記ベアリング
を介して入力軸を支持するハウジングの外周をとり囲む
空間に前記従動側プーリを配設すると共に前記入力軸の
端部に前記従動側プーリを連動連結したことを特徴とす
る。
クト化を可能とする。 【構成】 回転自在に支持された固定プーリ片及びこの
固定プーリ片と一体に回転しかつ軸方向に移動可能な可
動プーリ片を有し駆動入力を受ける駆動側プーリと、補
機の入力軸と一体に回転するよう固定された固定プーリ
片及び前記固定プーリ片と一体に回転しかつ軸方向に移
動可能な可動プーリ片とを有する従動側プーリと、前記
従動側プーリの可動プーリ片に関連して取付けられ回転
により生ずる遠心力を受けて前記可動プーリ片に軸方向
の押し力を作用する遠心力装置とを備え、軸回転速度の
変化に応じて両プーリの径を変化させて無段変速する補
機変速装置において、前記補機の入力軸はベアリングを
介してハウジングの内周面に回転可能に支持され且つそ
の端部をハウジング先端から突出させ、前記ベアリング
を介して入力軸を支持するハウジングの外周をとり囲む
空間に前記従動側プーリを配設すると共に前記入力軸の
端部に前記従動側プーリを連動連結したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の補機、例え
ば内燃機関の過給機を変速駆動する補機変速装置に関す
る。
ば内燃機関の過給機を変速駆動する補機変速装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の補機変速装置としては、例えば特
表平3−500564号公報に記載された図2に示すよ
うなものがある。
表平3−500564号公報に記載された図2に示すよ
うなものがある。
【0003】これは内燃機関の過給機3と変速駆動する
変速装置1であって、図示しない内燃機関のクランク軸
に設けた変速装置1の一次側ディスク(図示せず)から
二次側ディスク75が駆動され、この二次側ディスク7
5は電磁クラッチ77および遊星歯車装置9を介して羽
根7を有する羽根軸5を駆動するようになっている。
変速装置1であって、図示しない内燃機関のクランク軸
に設けた変速装置1の一次側ディスク(図示せず)から
二次側ディスク75が駆動され、この二次側ディスク7
5は電磁クラッチ77および遊星歯車装置9を介して羽
根7を有する羽根軸5を駆動するようになっている。
【0004】前記二次側ディスク75は、遊星歯車装置
9の入力軸17にベアリング79を介して回転可能に支
持されている。そして、二次側ディスク75は電磁クラ
ッチ77によって入力軸17に連結される。
9の入力軸17にベアリング79を介して回転可能に支
持されている。そして、二次側ディスク75は電磁クラ
ッチ77によって入力軸17に連結される。
【0005】二次側ディスク75は2個の円錐ディスク
75A,75Bを有し、円錐ディスク75Bは他方の円
錐ディスク75Aに対し駆動ベルトが接触するV溝81
の有効半径が変化するよう軸方向に移動可能に構成され
ている。
75A,75Bを有し、円錐ディスク75Bは他方の円
錐ディスク75Aに対し駆動ベルトが接触するV溝81
の有効半径が変化するよう軸方向に移動可能に構成され
ている。
【0006】前記遊星歯車装置9の入力軸17は、ハウ
ジング19内周面にベアリング23を介して回転可能に
支持されている。
ジング19内周面にベアリング23を介して回転可能に
支持されている。
【0007】そしてハウジング19のボス部21からハ
ウジング19の円筒状外縁部までのボス部21の外周を
とり囲む空間は、前記電磁クラッチ77を収容するため
に使用されこれにより、二次側ディスク75、電磁クラ
ッチ77、遊星歯車装置9および過給機3からなるユニ
ットの軸方向配列となっていた。
ウジング19の円筒状外縁部までのボス部21の外周を
とり囲む空間は、前記電磁クラッチ77を収容するため
に使用されこれにより、二次側ディスク75、電磁クラ
ッチ77、遊星歯車装置9および過給機3からなるユニ
ットの軸方向配列となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に変速装置の二次側ディスクが過給機のハウジングの外
側に配設された補機変速装置において、軸方向に大型と
なっており、また電磁クラッチが無い形式のものにあっ
ては、入力軸を支持するボス部の外周をとり囲む空間が
無駄なスペースとなっていた。
に変速装置の二次側ディスクが過給機のハウジングの外
側に配設された補機変速装置において、軸方向に大型と
なっており、また電磁クラッチが無い形式のものにあっ
ては、入力軸を支持するボス部の外周をとり囲む空間が
無駄なスペースとなっていた。
【0009】そこでこの発明は、補機の入力軸をベアリ
ングを介して支持するハウジングの外周をとり囲む空間
に変速装置の従動側プーリを配設することにより、補機
と変速装置とからなるユニットをシンプルかつコンパク
トな構造にすることができる補機変速装置の提供を目的
とする。
ングを介して支持するハウジングの外周をとり囲む空間
に変速装置の従動側プーリを配設することにより、補機
と変速装置とからなるユニットをシンプルかつコンパク
トな構造にすることができる補機変速装置の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、回転自在に支持された固定プーリ
片及びこの固定プーリ片と一体に回転しかつ軸方向に移
動可能な可動プーリ片を有し駆動入力を受ける駆動側プ
ーリと、補機の入力軸と一体に回転するよう固定された
固定プーリ片及び前記固定プーリ片と一体に回転しかつ
軸方向に移動可能な可動プーリ片とを有する従動側プー
リと、前記従動側プーリの可動プーリ片に関連して取付
けられ回転により生ずる遠心力を受けて前記可動プーリ
片に軸方向の押し力を作用する遠心力装置とを備え、軸
回転速度の変化に応じて両プーリの径を変化させて無段
変速する補機変速装置において、前記補機の入力軸はベ
アリングを介してハウジングの内周面に回転可能に支持
され且つその端部をハウジング先端から突出させ、前記
ベアリングを介して入力軸を支持するハウジングの外周
をとり囲む空間に前記従動側プーリを配設すると共に前
記入力軸の端部に前記従動側プーリを連動連結したこと
を特徴とする。
に請求項1の発明は、回転自在に支持された固定プーリ
片及びこの固定プーリ片と一体に回転しかつ軸方向に移
動可能な可動プーリ片を有し駆動入力を受ける駆動側プ
ーリと、補機の入力軸と一体に回転するよう固定された
固定プーリ片及び前記固定プーリ片と一体に回転しかつ
軸方向に移動可能な可動プーリ片とを有する従動側プー
リと、前記従動側プーリの可動プーリ片に関連して取付
けられ回転により生ずる遠心力を受けて前記可動プーリ
片に軸方向の押し力を作用する遠心力装置とを備え、軸
回転速度の変化に応じて両プーリの径を変化させて無段
変速する補機変速装置において、前記補機の入力軸はベ
アリングを介してハウジングの内周面に回転可能に支持
され且つその端部をハウジング先端から突出させ、前記
ベアリングを介して入力軸を支持するハウジングの外周
をとり囲む空間に前記従動側プーリを配設すると共に前
記入力軸の端部に前記従動側プーリを連動連結したこと
を特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、補機の入力軸に固定された
固定プーリ片と、前記固定プーリ片と一体に回転しかつ
軸方向に移動可能な可動プーリ片とを有する従動側プー
リが、補機の入力軸を支持するハウジングの外周をとり
囲む空間に配設されているため、補機と変速装置とから
なるユニットの軸方向寸法をコンパントに構成すること
ができる。
固定プーリ片と、前記固定プーリ片と一体に回転しかつ
軸方向に移動可能な可動プーリ片とを有する従動側プー
リが、補機の入力軸を支持するハウジングの外周をとり
囲む空間に配設されているため、補機と変速装置とから
なるユニットの軸方向寸法をコンパントに構成すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0013】図1はこの発明の一実施例に係る補機変速
装置の断面図を示すものである。図2と同様の構成部分
は同符号を付し、重複した説明は省略する。
装置の断面図を示すものである。図2と同様の構成部分
は同符号を付し、重複した説明は省略する。
【0014】この実施例の補機変速装置1は、例えば補
機として内燃機関の過給機3を変速駆動するものであ
る。
機として内燃機関の過給機3を変速駆動するものであ
る。
【0015】前記過給機3は羽根軸5を介して駆動され
る羽根7を有しており、羽根軸5は増速歯車装置として
使用される遊星歯車装置9を介して駆動される。遊星歯
車装置9は内歯歯車11、遊星歯車13および太陽歯車
15からなり、内歯歯車11には補機の入力軸17が一
体的に設けられ、太陽歯車15に前記羽根軸5が取付け
られている。入力軸17は遊星歯車装置9を内装するハ
ウジング19の一部として構成される軸方向に突出した
ボス部21に一対のベアリング23を介して回転可能に
支持されている。
る羽根7を有しており、羽根軸5は増速歯車装置として
使用される遊星歯車装置9を介して駆動される。遊星歯
車装置9は内歯歯車11、遊星歯車13および太陽歯車
15からなり、内歯歯車11には補機の入力軸17が一
体的に設けられ、太陽歯車15に前記羽根軸5が取付け
られている。入力軸17は遊星歯車装置9を内装するハ
ウジング19の一部として構成される軸方向に突出した
ボス部21に一対のベアリング23を介して回転可能に
支持されている。
【0016】前記補機変速装置1は、図示しない内燃機
関のクランク軸から図示しないベルト伝動装置を介して
入力を受ける駆動側プーリ25と過給機3の入力軸17
に装着された従動側プーリ27と、両プーリ25,27
間に掛け回したVベルト29とから構成されている。
関のクランク軸から図示しないベルト伝動装置を介して
入力を受ける駆動側プーリ25と過給機3の入力軸17
に装着された従動側プーリ27と、両プーリ25,27
間に掛け回したVベルト29とから構成されている。
【0017】前記駆動側プーリ25は固定プーリ片31
と可動プーリ片33とを有している。固定プーリ片31
はその円筒部35が前記ハウジング19と一体の支持フ
レーム37に複数のボルトナット39等により固定され
た中間軸41に一対のベアリング43を介して回転可能
に支持されている。この実施例において前記中間軸41
は駆動軸を構成する。
と可動プーリ片33とを有している。固定プーリ片31
はその円筒部35が前記ハウジング19と一体の支持フ
レーム37に複数のボルトナット39等により固定され
た中間軸41に一対のベアリング43を介して回転可能
に支持されている。この実施例において前記中間軸41
は駆動軸を構成する。
【0018】前記可動プーリ片33は固定プーリ片31
の円筒部35に嵌合され、固定プーリ片31と一体で回
転可能に、かつ軸方向に移動可能に装着されている。
の円筒部35に嵌合され、固定プーリ片31と一体で回
転可能に、かつ軸方向に移動可能に装着されている。
【0019】また、可動プーリ片33の背面側の円筒部
35にはスプリング受け45が固設されており、このス
プリング受け45と可動プーリ片33との間に可動プー
リ片33を固定プーリ片31側へ付勢するスプリング4
7が介装されている。そして、両プーリ片31,33の
それぞれの円錐傾斜面31a,33aによってV溝49
が形成されている。
35にはスプリング受け45が固設されており、このス
プリング受け45と可動プーリ片33との間に可動プー
リ片33を固定プーリ片31側へ付勢するスプリング4
7が介装されている。そして、両プーリ片31,33の
それぞれの円錐傾斜面31a,33aによってV溝49
が形成されている。
【0020】前記従動側プーリ27は固定プーリ片51
と可動プーリ片53とを有している。
と可動プーリ片53とを有している。
【0021】固定プーリ片51は、円筒状のボス部55
を前記ハウジング19のボス部21上に配置され、前記
入力軸17に圧入されキー52により回り止めされてい
る。従って、固定プーリ片51は入力軸17と一体に回
転可能に装着されている。
を前記ハウジング19のボス部21上に配置され、前記
入力軸17に圧入されキー52により回り止めされてい
る。従って、固定プーリ片51は入力軸17と一体に回
転可能に装着されている。
【0022】可動プーリ片53は、固定プーリ片51の
ボス部55に嵌合され、固定プーリ片51と一体で回転
可能に、かつ軸方向に移動可能に装着されている。そし
て、両プーリ片51,53のそれぞれの円錐傾斜面51
a,53aによってV溝59が形成されている。
ボス部55に嵌合され、固定プーリ片51と一体で回転
可能に、かつ軸方向に移動可能に装着されている。そし
て、両プーリ片51,53のそれぞれの円錐傾斜面51
a,53aによってV溝59が形成されている。
【0023】また、可動プーリ片53の円錐傾斜面53
aの存在する壁部は所定の肉厚を有し、該円錐傾斜面5
3aの背面側には、遠心力装置60が設けられている。
すなわち、円錐傾斜面53aの背面にはガイドカム面6
1が形成されると共に外周縁に円筒部63が形成されて
いる。前記円筒部63の内周には、基部が入力軸17に
固定され、可動プーリ片53のガイドカム面61と対向
するガイドカム面65を有するカム板67の外周縁が0
リング69を介して接している。
aの存在する壁部は所定の肉厚を有し、該円錐傾斜面5
3aの背面側には、遠心力装置60が設けられている。
すなわち、円錐傾斜面53aの背面にはガイドカム面6
1が形成されると共に外周縁に円筒部63が形成されて
いる。前記円筒部63の内周には、基部が入力軸17に
固定され、可動プーリ片53のガイドカム面61と対向
するガイドカム面65を有するカム板67の外周縁が0
リング69を介して接している。
【0024】また、カム板67には可動プーリ片53側
へ軸方向に中間突出部71が形成されており、この中間
突出部71上においてカム板67のガイドカム面65と
可動プーリ片53のガイドカム面61との間に複数個の
フライウエイト73が配設されている。
へ軸方向に中間突出部71が形成されており、この中間
突出部71上においてカム板67のガイドカム面65と
可動プーリ片53のガイドカム面61との間に複数個の
フライウエイト73が配設されている。
【0025】このように、従動側プーリ27はハウジン
グ19のボス部21からハウジング19の円筒状外周縁
部までのボス部21の外周をとり囲む空間部に収容され
ている。
グ19のボス部21からハウジング19の円筒状外周縁
部までのボス部21の外周をとり囲む空間部に収容され
ている。
【0026】上記のように構成される補機変速装置1の
作用を説明すると、内燃機関の駆動力は駆動側プーリ2
5に伝達され、Vベルト29を介して従動側プーリ27
を経て入力軸17に伝達され、さらに、入力軸17から
遊星歯車装置9を介して羽根7を有する羽根軸5に伝達
される。
作用を説明すると、内燃機関の駆動力は駆動側プーリ2
5に伝達され、Vベルト29を介して従動側プーリ27
を経て入力軸17に伝達され、さらに、入力軸17から
遊星歯車装置9を介して羽根7を有する羽根軸5に伝達
される。
【0027】このとき、低回転時はフライウエイト73
が中間突出部71上にあり、駆動側プーリ25の可動プ
ーリ片33がスプリング47の付勢力によって押され、
固定プーリ片31にほぼ圧接されているので駆動側プー
リ25のプーリ径は大きく、従動側プーリ27のプーリ
径は小さい。
が中間突出部71上にあり、駆動側プーリ25の可動プ
ーリ片33がスプリング47の付勢力によって押され、
固定プーリ片31にほぼ圧接されているので駆動側プー
リ25のプーリ径は大きく、従動側プーリ27のプーリ
径は小さい。
【0028】駆動側プーリ25の回転数が上っていく
と、Vベルト29によって従動側プーリ27の回転数も
上っていくので、フライウエイト73に作用する遠心力
も増大する。この結果、フライウエイト73が半径方向
に移動し、この移動につれて可動プーリ片53とガイド
板67とのそれぞれのガイドカム面61,65の協働作
用により可動プーリ片53とガイド板67とを押し広げ
ようとする。このとき、ガイド板67は入力軸17に固
定されているので、可動プーリ片53が軸方向に移動さ
れ固定プーリ片51に近づけられる。この結果、従動側
プーリ27のプーリ径が拡大し、駆動側プーリ25に対
して減速するよう作用する。
と、Vベルト29によって従動側プーリ27の回転数も
上っていくので、フライウエイト73に作用する遠心力
も増大する。この結果、フライウエイト73が半径方向
に移動し、この移動につれて可動プーリ片53とガイド
板67とのそれぞれのガイドカム面61,65の協働作
用により可動プーリ片53とガイド板67とを押し広げ
ようとする。このとき、ガイド板67は入力軸17に固
定されているので、可動プーリ片53が軸方向に移動さ
れ固定プーリ片51に近づけられる。この結果、従動側
プーリ27のプーリ径が拡大し、駆動側プーリ25に対
して減速するよう作用する。
【0029】このように作用する補機変速装置1におい
て、この実施例では従動側プーリ27を過給機3の入力
軸17を支持するハウジング19の軸方向に突出したボ
ス部21から前記ハウジング19の円筒状外周縁部まで
のボス部21外周をとり囲む空間部に収容しているので
入力軸17を軸方向に延長し、この延長軸上で従動側プ
ーリ27全体を取り付け支持するスペースが不要であ
り、Vベルト29より固定プーリ片51と可動プーリ片
53とを介して従動側プーリ27で受ける軸荷重を従動
側プーリ27を支持する為の専用のベアリングを設ける
ことなく入力軸17をベアリング21を介して支持する
ハウジング19で受けることができるので入力軸17に
生じる曲げ変形を防止することができる。よって構造が
シンプルで軸方向の寸法が小さくなり、コンパクトにま
とめることができる。
て、この実施例では従動側プーリ27を過給機3の入力
軸17を支持するハウジング19の軸方向に突出したボ
ス部21から前記ハウジング19の円筒状外周縁部まで
のボス部21外周をとり囲む空間部に収容しているので
入力軸17を軸方向に延長し、この延長軸上で従動側プ
ーリ27全体を取り付け支持するスペースが不要であ
り、Vベルト29より固定プーリ片51と可動プーリ片
53とを介して従動側プーリ27で受ける軸荷重を従動
側プーリ27を支持する為の専用のベアリングを設ける
ことなく入力軸17をベアリング21を介して支持する
ハウジング19で受けることができるので入力軸17に
生じる曲げ変形を防止することができる。よって構造が
シンプルで軸方向の寸法が小さくなり、コンパクトにま
とめることができる。
【0030】なお、遠心力装置60としては、オイルを
用い、このオイルが遠心力で外周側へ移動したとき、そ
の力を流体の性質を利用して軸方向の力としてとらえ、
可動プーリ片53を移動させるようにしてもよい。
用い、このオイルが遠心力で外周側へ移動したとき、そ
の力を流体の性質を利用して軸方向の力としてとらえ、
可動プーリ片53を移動させるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、この発
明の構成によれば、補機の入力軸を支持するために設け
られたハウジングの外周縁部まで外周をとり囲む空間部
に従動側プーリを収容し、入力軸の端部に従動側プーリ
を連動連結しているので、構造がシンプルで軸方向の寸
法を小さくすることができ、スペース的に有利である。
明の構成によれば、補機の入力軸を支持するために設け
られたハウジングの外周縁部まで外周をとり囲む空間部
に従動側プーリを収容し、入力軸の端部に従動側プーリ
を連動連結しているので、構造がシンプルで軸方向の寸
法を小さくすることができ、スペース的に有利である。
【図1】一実施例に係る補機変速装置の断面図である。
【図2】従来例の補機変速装置の断面図である。
1 補機変速装置 3 過給機(補機) 17 入力軸 19 ハウジング 21 ボス部 25 駆動側プーリ 27 従動側プーリ 29 ベルト 31 固定プーリ片 33 可動プーリ片 51 固定プーリ片 53 可動プーリ片 60 遠心力装置
Claims (1)
- 【請求項1】 回転自在に支持された固定プーリ片及び
この固定プーリ片と一体に回転しかつ軸方向に移動可能
な可動プーリ片を有し駆動入力を受ける駆動側プーリ
と、補機の入力軸と一体に回転するよう固定された固定
プーリ片及び前記固定プーリ片と一体に回転しかつ軸方
向に移動可能な可動プーリ片とを有する従動側プーリ
と、前記従動側プーリの可動プーリ片に関連して取付け
られ回転により生ずる遠心力を受けて前記可動プーリ片
に軸方向の押し力を作用する遠心力装置とを備え、軸回
転速度の変化に応じて両プーリの径を変化させて無段変
速する補機変速装置において、前記補機の入力軸はベア
リングを介してハウジングの内周面に回転可能に支持さ
れ且つその端部をハウジング先端から突出させ、前記ベ
アリングを介して入力軸を支持するハウジングの外周を
とり囲む空間に前記従動側プーリを配設すると共に前記
入力軸の端部に前記従動側プーリを連動連結したことを
特徴とする補機変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10620392A JPH06201005A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 補機変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10620392A JPH06201005A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 補機変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06201005A true JPH06201005A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=14427611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10620392A Pending JPH06201005A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 補機変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06201005A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100635968B1 (ko) * | 2004-07-09 | 2006-10-20 | 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 | V 벨트식 무단 변속기 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10620392A patent/JPH06201005A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100635968B1 (ko) * | 2004-07-09 | 2006-10-20 | 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 | V 벨트식 무단 변속기 |
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