JP2020060280A - トランスミッション構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】トランスミッション駆動時の振動による騒音を抑制することのできるトランスミッション構造を提供する。【解決手段】トルクコンバータ12を収容するトルクコンバータハウジング14と、変速機16を収容するミッションケースと、トルクコンバータハウジング14とミッションケースとの間に設けられ、トルクコンバータハウジング14とミッションケースとを接続する支持部材18とを備えるトランスミッション構造10であって、支持部材18は、トルクコンバータハウジング14よりも剛性の大きい部材からなる。【選択図】図1
Description
本発明は、トランスミッション構造に関するものである。
従来、トルクコンバータを有する車両用のトランスミッションにおいて、トルクコンバータのハウジングがアルミ合金製のものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、トルクコンバータのハウジングの壁が薄いと、トランスミッション駆動時の振動による騒音が大きいという問題があった。これについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
図2は、従来のFF(フロントエンジン・フロントドライブ)式自動車に用いられるトランスミッション構造の要部断面図である。この図に示すように、トルクコンバータ1を収容するトルクコンバータハウジング2と、変速機3を収容する図外のミッションケースとが、フロントサポート4を介して接続している。トルクコンバータハウジング2の側壁部5は薄肉に形成されている。このようにトルクコンバータハウジング2の側壁部5が薄い構造の場合は、トランスミッション駆動時の共振によってトルクコンバータハウジング2の振動が大きくなり、ギヤノイズやポンプノイズなどの騒音が大きくなるおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、トランスミッション駆動時の振動による騒音を抑制することのできるトランスミッション構造を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るトランスミッション構造は、トルクコンバータを収容するトルクコンバータハウジングと、変速機を収容するミッションケースと、前記トルクコンバータハウジングと前記ミッションケースとの間に設けられ、前記トルクコンバータハウジングと前記ミッションケースとを接続する支持部材とを備えるトランスミッション構造であって、前記支持部材は、前記トルクコンバータハウジングよりも剛性の大きい部材からなることを特徴とする。
本発明に係るトランスミッション構造によれば、振動源であるトルクコンバータハウジングには剛性の小さい部材(例えば、アルミ合金)を用い、支持部材にはトルクコンバータハウジングよりも剛性の大きい部材(例えば、鉄)を用いることができるので、トランスミッション駆動時に、トルクコンバータハウジングの振動および騒音を低減することができる。
以下に、本発明に係るトランスミッション構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るトランスミッション構造10は、トルクコンバータ12を収容するトルクコンバータハウジング14と、自動変速機16を収容する図外のミッションケースと、ミッションケースに固定されたフロントサポート18(支持部材)とを備えており、FF式自動車に搭載される。トルクコンバータハウジング14とフロントサポート18は、ドライブスプロケット20を間に挟んで互いに対向配置される。
トルクコンバータハウジング14は、トルクコンバータ12の径方向(図1の上下方向)に延在する側壁部22を有している。側壁部22は、径方向外側(図1の下側)に位置する薄肉部24と、径方向内側(図1の上側)に位置する厚肉部26とを備えている。厚肉部26は薄肉部24に比べて壁厚が厚くなっている。厚肉部26のフロントサポート18側の端面26Aには、ドライブスプロケット20を配置するための凹部28が径方向内側の部分に形成されている。厚肉部26のフロントサポート18側の端面26Aは、この凹部28を除いた径方向外側の部分でフロントサポート18のフランジ30の端面30Aに密着している。トルクコンバータハウジング14は、アルミ合金で構成されている。
フロントサポート18は、図示しないミッションケースに複数のボルトを介して締結されている。フロントサポート18は、トルクコンバータハウジング14よりも剛性の大きい鉄で構成されている。
フロントサポート18は、トルクコンバータ12の径方向に延在するフランジ30と、フランジ30の内周端から自動変速機16側に向けて軸方向(図1の左右方向)に延びる円筒状のボス32と、トルクコンバータハウジング14側に向けて軸方向に延びる円筒状のボス34とを有する。フランジ30のトルクコンバータハウジング14側の端面30Aには、ドライブスプロケット20を配置するための凹部36が径方向内側の部分に形成されている。フランジ30のトルクコンバータハウジング14側の端面30Aは、この凹部36を除いた径方向外側の部分でトルクコンバータハウジング14の厚肉部26の端面26Aに密着している。上述したように、トルクコンバータハウジング14の厚肉部26の端面26Aにも、ドライブスプロケット20を配置するための凹部28が形成されているので、ドライブスプロケット20は双方の凹部28、36に囲まれた部分に収容配置される態様となる。
フランジ30、ボス32、34により形成される貫通孔38には、自動変速機16の入力軸40を回転自在に支持するステータシャフト42が圧入固定されている。これにより、自動変速機16の入力軸40がステータシャフト42を介してフロントサポート18、すなわち図示しないミッションケースに支持される。なお、自動変速機16の入力軸40の内部には、図示しない油圧制御装置に接続される油路44が形成されている。
ドライブスプロケット20は、外周に複数のギヤ歯を有する環状のギヤ部材であり、図示しないチェーンが掛け回されている。このドライブスプロケット20は、オイルポンプにエンジンからの動力を伝達するチェーン駆動機構の一部を構成する。ドライブスプロケット20は、図示しない軸受を介してフロントサポート18のボス34により回転自在に支持される。ドライブスプロケット20の軸方向両面には、環状のワッシャ46、48が当接配置される。ワッシャ46は、フロントサポート18のフランジ30に固定されており、ワッシャ48は、トルクコンバータハウジング14の厚肉部26に固定されている。
ドライブスプロケット20には、インペラハブ50が連結される。インペラハブ50は、トルクコンバータ12の図示しないポンプインペラに固定される環状部52と、環状部52の内周端から軸方向に延出された筒状部54とを有する。この筒状部54は、ドライブスプロケット20のボスに嵌合している。すなわち、ドライブスプロケット20は、インペラハブ50の筒状部54に相対回転不能に嵌合される。また、インペラハブ50の筒状部54は、外周側に配置された軸受56を介してトルクコンバータハウジング14の厚肉部26の内周面により回転自在に支持される。これにより、トルクコンバータ12のポンプインペラは、インペラハブ50および軸受56を介してトルクコンバータハウジング14により回転自在に支持されることになる。
本実施の形態によれば、振動源であるトルクコンバータハウジング14は剛性の小さい部材で構成され、フロントサポート18はトルクコンバータハウジング14よりも剛性の大きい部材で構成される。これらは、厚肉部26とフランジ30の部分で密着配置されるので、トルクコンバータハウジング14の振動は上記の従来の構造に比べて低減し、騒音も低減する。したがって、本実施の形態によれば、トランスミッション駆動時に、トルクコンバータハウジング14の振動および騒音を低減することができる。
上記の実施の形態において、厚肉部26とフランジ30の間に制振材料を挟み込んだ構造とし、振動を減衰するようにしてもよい。このようにすれば、トルクコンバータハウジング14の振動および騒音をより一層低減することができる。
10 トランスミッション構造
12 トルクコンバータ
14 トルクコンバータハウジング
16 自動変速機(変速機)
18 フロントサポート(支持部材)
20 ドライブスプロケット
22 側壁部
24 薄肉部
26 厚肉部
26A,30A 端面
28,36 凹部
30 フランジ
32,34 ボス
38 貫通孔
40 入力軸
42 ステータシャフト
44 油路
46,48 ワッシャ
50 インペラハブ
52 環状部
54 筒状部
56 軸受
12 トルクコンバータ
14 トルクコンバータハウジング
16 自動変速機(変速機)
18 フロントサポート(支持部材)
20 ドライブスプロケット
22 側壁部
24 薄肉部
26 厚肉部
26A,30A 端面
28,36 凹部
30 フランジ
32,34 ボス
38 貫通孔
40 入力軸
42 ステータシャフト
44 油路
46,48 ワッシャ
50 インペラハブ
52 環状部
54 筒状部
56 軸受
Claims (1)
- トルクコンバータを収容するトルクコンバータハウジングと、変速機を収容するミッションケースと、前記トルクコンバータハウジングと前記ミッションケースとの間に設けられ、前記トルクコンバータハウジングと前記ミッションケースとを接続する支持部材とを備えるトランスミッション構造であって、
前記支持部材は、前記トルクコンバータハウジングよりも剛性の大きい部材からなることを特徴とするトランスミッション構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018193448A JP2020060280A (ja) | 2018-10-12 | 2018-10-12 | トランスミッション構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018193448A JP2020060280A (ja) | 2018-10-12 | 2018-10-12 | トランスミッション構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020060280A true JP2020060280A (ja) | 2020-04-16 |
Family
ID=70218938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018193448A Pending JP2020060280A (ja) | 2018-10-12 | 2018-10-12 | トランスミッション構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020060280A (ja) |
-
2018
- 2018-10-12 JP JP2018193448A patent/JP2020060280A/ja active Pending
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