JPH08296701A - ギヤユニットの構造 - Google Patents

ギヤユニットの構造

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JPH08296701A
JPH08296701A JP10084195A JP10084195A JPH08296701A JP H08296701 A JPH08296701 A JP H08296701A JP 10084195 A JP10084195 A JP 10084195A JP 10084195 A JP10084195 A JP 10084195A JP H08296701 A JPH08296701 A JP H08296701A
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gear
output shaft
gear unit
internal gear
motor
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JP10084195A
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Hironobu Aota
洋伸 青田
Masato Nagai
将登 永井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】部品点数を削減する。組み立て精度を向上させ
る。小型化を図る。 【構成】モータ1の回転を減速して出力軸2に伝達し、
出力軸2の回転にて被駆動体を所望の動作状態に駆動す
るギヤユニットAである。モータ1の回転を減速して出
力軸2に伝達する回転伝達経路中に地板を兼ねて固定内
歯車3を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータを駆動源として
被駆動体に所定の動作を付与するギヤユニットの構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モータの回転を減速して出力軸に
伝達し、出力軸の回転にて被駆動体を所望の動作状態に
駆動するギヤユニットとして、実開平2−124348
号公報にて示されるようなものがある。このものは、モ
ータの回転を減速して出力軸に伝達する回転伝達経路中
に可動内歯車及び固定内歯車を配置し、各内歯車とは別
に中地板を配置するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、モータの回転を減速して出力軸に伝
達する回転伝達経路中に複数の内歯車及び、これらの内
歯車とは別になった中地板を必要とし、部品点数が増加
して組み立てミスが生じやすく製品品質が低下しやすい
ものであり、また、部品点数の増加によって小型化を図
ることができないという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、部品点数を削減することができると共に組み
立て精度を向上させることができ、さらに小型化を図る
ことができるギヤユニットの構造を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、モータ1の回転を減速して出力軸2に
伝達し、出力軸2の回転にて被駆動体を所望の動作状態
に駆動するギヤユニットAにおいて、モータ1の回転を
減速して出力軸2に伝達する回転伝達経路中に地板を兼
ねて固定内歯車3を配置したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】しかして、回転伝達経路中で地板を兼ねた固定
内歯車3にて各歯車の位置決めが行われることとなり、
組み立て精度を向上させることができる。また、固定内
歯車3が地板を兼ねていることによって部品点数を削減
することができ、組み立てミスを少なくしながら小型化
を図ることができると共に製品の品質向上を図ることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。本発明におけるギヤユニットAは、モータ1
の回転を減速して出力軸2に伝達し、出力軸2と連動関
係にある被駆動体を所望の動作状態に駆動させるもので
あり、例えば、弁駆動用ギヤユニットとして用いられ
る。このギヤユニットAは受箱状の本体ケース4と蓋状
の本体カバー5との間の収納空間6内において、モータ
1と出力軸2との間の回転伝達経路中に差動歯車機構を
含む回転伝達機構を設けて主体が構成されている。
【0008】図1に示されるように出力軸1aが本体ケ
ース4の上部開口側に位置するように本体ケース4内の
一端部寄りにモータ1が収納配置されており、モータ1
の出力軸1aに圧入されたピニオン7には1番歯車8が
噛合されている。この1番歯車8は断面略T字状に形成
され、ピニオン7と噛合するギア部8aと、2番歯車9
と噛合するピニオン部8bとを有しており、本体ケース
4と本体カバー5との間の収納空間6の上部に配置され
た1番車軸10に回転自在に軸支されている。
【0009】2番歯車9は1番歯車8と噛合するギア部
9aと、遊星歯車11と噛合するピニオン部9bとを有
しており、出力軸2の軸部2aに遊嵌されて回転自在に
支持されている。遊星歯車11は出力軸2の軸部2aを
中心とする円形凹部12内のホルダ13に回転自在に支
持されている。ホルダ13は遊星歯車11を支持するア
ームに相当し、出力軸2の軸部2aに遊嵌されて軸部2
aを軸受部として回転自在に配置されている。上記遊星
歯車11は歯数差3枚の固定内歯車3と同時に噛合され
ている。そして、2番歯車9のピニオン部9bを太陽歯
車とし、遊星歯車11、固定内歯車3とで差動歯車機構
を構成している。遊星歯車11は120°間隔で3個配
置されている。遊星歯車11はホルダ13の軸部13a
に支持されており、軸端を挟持するホルダカバー14に
よって抜けが防止されている。
【0010】また、出力軸2の軸部には複数のマグネッ
トを搭載したマグネットホルダ15が固定されており、
その周囲には複数のホール素子16が設置され、マグネ
ットホルダ15の動きによって複数のホール素子16を
駆動して出力軸2の回転を検出するセンサを構成してい
る。マグネットホルダ15と出力軸2の軸部2aとの固
定は軸部2aの一部とマグネットホルダ15の穴を断面
形状D形とすることによって行われている。
【0011】モータ1の回転を減速して出力軸2に伝達
する回転伝達経路中には地板を兼ねて固定内歯車3が配
置されている。この固定内歯車3は図2に示されるよう
に平板材17の略中央部に内歯車部18を設けると共
に、平板材17の周縁部の四隅より上方に向けて支持突
起19を突設して主体が構成されている。各支持突起1
9の上端からは上方に向けて連結突起20が突設されて
いる。図示された実施例にあっては、一端部側に位置す
る支持突起19が他端部側に位置する支持突起19より
も大径である場合を示しているが、このもののみに限定
されるものではなく、全ての支持突起19を太い径にし
たり、細い径にしたりしてもよく、また、各支持突起1
9の径をそれぞれ異ならせるようにしてもよいものであ
る。
【0012】平板材17の一端部寄りには連結穴21が
設けられている。この連結穴21は図2(c)に示され
るように上部側に位置する大径穴21aと、大径穴21
aよりも小径となった小径穴21bとで構成されてお
り、大径穴21aには1番車軸10が挿入配置されるよ
うになっている。また、平板材17の下面側の適宜の位
置には連結穴22が凹設されており、この連結穴22内
に本体ケース4の内部に突設された支持突起23の連結
突部24を挿入係止することで固定内歯車3が本体ケー
ス4内に位置決めされた状態で設置されている。この固
定内歯車3に設けられた連結穴21の大径穴21aには
1番歯車8を回転自在に支持する1番車軸10の下部が
挿入配置されるようになっており、1番車軸10の上部
は本体カバー5に設けられた支持凹部24内に挿入配置
されるようになっている。ここで、1番車軸10は本体
ケース4内の略中間部分に配置された地板を兼ねた固定
内歯車3と本体カバー5との間に設置されるようになっ
ていることから、その長さ寸法を短いものとすることが
でき、このように1番車軸10を短いものとすることが
できることによって1番車軸10の立ち精度の誤差を極
めて少なくすることができると共に部材のコストを下げ
ることができるようになっている。
【0013】本体ケース4の上部開口に被着される本体
カバー5の内面側の適宜の位置には上記した支持凹部2
5とは別に複数の支持凹部26が設けられており、この
支持凹部26内には固定内歯車3より突設された支持突
起19の連結突起20が挿入配置されるようになってい
る。本体カバー5の下面側にはプリント基板27が配置
されるものであるが、このプリント基板27には複数の
連結穴27aが設けられており、この連結穴27aに固
定内歯車3の支持突起19より突設された連結突起20
を挿入し、連結穴27aより突出する連結突起20を本
体カバー5の支持凹部26内に挿入配置するようになっ
ている。つまり、プリント基板27は固定内歯車3の支
持突起19と本体カバー5との間に挟持固定されるよう
になっており、プリント基板27の固定は取付ネジや熱
溶着等を使わずに簡単且つ確実に固定することができる
ようになっている。
【0014】しかして、モータ1の出力は、ピニオン7
→1番歯車8→2番歯車9→遊星歯車11→固定内歯車
3→出力軸2へと伝達されて出力軸2の回転となって出
力される。そして、本体ケース4内に収納配置されるモ
ータ1、出力軸2、遊星歯車11、2番歯車9、マグネ
ットホルダ15、1番車軸10、1番歯車8、プリント
基板27等の各部品はそれぞれ本体ケース4に対して上
部側より順次積み重ねるようにして配置することができ
るものであり、組み立てやすくすることができ、このよ
うに組み立てやすいということは組み立てミスが少なく
なり、品質を確保することができるものである。また、
1番車軸10が固定内歯車3に圧入されているために1
番歯車8の位置決めを容易に行うことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、モータの回転を減速して出力
軸に伝達し、出力軸の回転にて被駆動体を所望の動作状
態に駆動するギヤユニットにおいて、モータの回転を減
速して出力軸に伝達する回転伝達経路中に地板を兼ねて
固定内歯車を配置してあるので、回転伝達経路中で地板
を兼ねた固定内歯車にて各歯車の位置決めが行われるこ
ととなり、組み立て精度を向上させることができるもの
であり、また、固定内歯車が地板を兼ねていることによ
って部品点数を削減することができ、組み立てミスを少
なくしながら小型化を図ることができると共に製品の品
質向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】固定内歯車を示すものであり、(a)は平面
図、(b)は断面図、(c)は(a)におけるイ部の部
分拡大断面図である。
【図3】本体ケース及び各部品を示す分解断面図であ
る。
【図4】(a)は正面図、(b)は(a)の左側面図、
(c)は(a)の右側面図、(d)は(a)の下面図、
(e)は内部構成を示す一部破断した平面図である。
【符号の説明】
A ギヤユニット 1 モータ 2 出力軸 3 固定内歯車
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、モータの回転を減速して出力軸に伝
達する回転伝達経路中に複数の内歯車及び、これらの内
歯車とは別になった中地板を必要とし、部品点数が増加
して組み立てミスが生じやすくまた、部品点数の増加
によって小型化を図ることができないという問題があっ
た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、出力軸2の軸部には1個又は複数の
マグネットを搭載したマグネットホルダ15が固定され
ており、その周囲には複数のホール素子16が設置さ
れ、マグネットホルダ15の動きによって複数のホール
素子16を駆動して出力軸2の回転を検出するセンサを
構成している。マグネットホルダ15と出力軸2の軸部
2aとの固定は軸部2aの一部とマグネットホルダ15
の穴を断面形状D形とすることによって行われている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転を減速して出力軸に伝達
    し、出力軸の回転にて被駆動体を所望の動作状態に駆動
    するギヤユニットにおいて、モータの回転を減速して出
    力軸に伝達する回転伝達経路中に地板を兼ねて固定内歯
    車を配置したことを特徴とするギヤユニットの構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010110392A (ko) * 2001-11-26 2001-12-13 김상민 서보모터의 감속기어 조립체
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JP5932095B1 (ja) * 2015-04-06 2016-06-08 三菱電機株式会社 レンジ切り替え装置

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