JP3701049B2 - ベルト伝動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、脱穀機等に設けられるベルト伝動装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、この種ベルト伝動装置は、駆動プーリと従動プーリとの間に伝動ベルトを懸回し、該伝動ベルトの弛み側を、テンションアームに設けられるテンションプーリで押圧すべく構成されている。しかるに従来では、専用の支軸を用いて前記テンションアームを支持するようにしていたため、部品点数の増加や構造の複雑化を招き、しかも、前記支軸を適宜位置に取付けるには、支軸取付位置に予め取付孔等を加工する必要がある許りでなく、支軸自体の取付工程も必要になるため、工程数の増加に伴いコストアップを招来しているのが実状であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することができるベルト伝動装置を提供することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、駆動プーリと従動プーリとの間に伝動ベルトを懸回し、該伝動ベルトの弛み側を、テンションアームに設けられるテンションプーリで押圧してなるベルト伝動装置において、前記テンションアームのボス部を、駆動プーリ軸もしくは従動プーリ軸で支持するにあたり、テンションアームのボス部は、駆動プーリ軸もしくは従動プーリ軸のケーシング支持位置と駆動プーリもしくは従動プーリとのあいだに位置してケーシング17から突出する駆動プーリ軸または従動プーリ軸に支持されていることを特徴とするベルト伝動装置である。
そして本発明は、この構成によって、ベルト伝動装置において、部品点数の削減、構造の簡略化、工程の削減等を計り、延てはコストダウンを可能にすることができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】
次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1はコンバイン等に設けられる脱穀部であって、該脱穀部1に形成される扱室2には、茎稈から穀粒を脱穀する扱胴3が内装されている。そして扱胴3は、外周面に扱歯(図示せず)を備える円筒形部材で構成されるが、本実施例の扱胴3は、前後の扱胴3a、3bに分割されると共に、それぞれが独立的に回転せしめられるようになっている。
【0005】
4は前記扱室2の前面に設けられる扱胴用ギヤケースであって、該扱胴用ギヤケース4は、従動プーリ5が設けられる従動プーリ軸6から動力を入力し、この動力を、ギヤ7、8を経由して前側扱胴軸9に伝動すると共に、ギヤ10、11を経由して後側扱胴軸12に伝動するが、本実施例の扱胴用ギヤケース4は、後述する中間プーリ軸13にアーム14を介して上下揺動自在に支持されている。そして、常時は、ストッパフック15のストッパピン16に対する係合に基づいて扱胴用ギヤケース4を通常位置に係止するが、ストッパフック15の係合を解除した状態では、扱胴用ギヤケース4および扱胴3を含む脱穀部アッシを上方に退避回動させることができるようになっている。即ち、脱穀部アッシを上方に回動させることにより、脱穀部1の下方に構成される選別部のメンテナンスを容易に行うことが可能になる。
【0006】
一方、17は前記扱胴用ギヤケース4の側方下方位置に配設される中継用ギヤケースであって、該中継用ギヤケース17は、入力プーリ軸18から入力した動力をベベルギヤ19、20を経由して駆動プーリ軸21に伝動するが、該駆動プーリ軸21の突出端部に設けられる駆動プーリ22と前述の従動プーリ5との間に伝動ベルト23を懸回してベルト伝動装置を構成し、該ベルト伝動装置を介して中継用ギヤケース17から扱胴用ギヤケース4への動力伝動を行うようになっている。そして、前記駆動プーリ22は、正面視で反時計回りに回転するため、正面視で伝動ベルト23の左側半部が張り側、右側半部が弛み側となるが、張り側は、前記中間プーリ軸13に設けられる中間プーリ24で案内される一方、弛み側は、テンションプーリ25の押圧力を受けて適正なベルト張力を維持するようになっている。
【0007】
ところで、本実施例のベルト伝動装置は、並列する一対の伝動ベルト23を用いて動力伝動を行うため、駆動プーリ22、従動プーリ5および中間プーリ24には、一対のベルト懸回溝を形成する一方、テンションプーリ25には、幅広なベルト押圧面を形成しているが、ベルト押圧面の左右両端部および中間部には、それぞれ凸部25aを形成し、各凸部25a間に形成される一対の溝部で一対の伝動ベルト23を別々に押圧するようになっている。即ち、左右両端部の凸部25aは、伝動ベルト23がテンションプーリ25から外れることを規制する一方、中間部の凸部25aは、一対の伝動ベルト23が一側方に片寄ることを規制するため、テンションプーリ25がガイドプーリとしても機能し、その結果、伝動ベルト23の片寄りに伴うプーリ5、22との芯ズレにより伝動ベルト23が損傷する等の不具合を回避することができ、また、プーリ軸6、21に多少の傾きがあったとしても、伝動ベルト23の片寄りを規制するため、プーリ軸6、21の傾き許容値を拡大することができるようになっている。
【0008】
26はテンションアームであって、該テンションアーム26の先端部に突設されるプーリ支軸26aには、軸受27を介して前記テンションプーリ25が装着される一方、テンションアーム26の基端部にはボス部26bが形成され、該ボス部26bを支点とするテンションアーム26の回動に基づいてテンションプーリ25を伝動ベルト23に接当させるが、前記ボス部26bは、軸受28を介して駆動プーリ軸21に支持されている。つまり、テンションアーム26を支持する専用の支軸を殊更設ける必要がないうえに、支軸取付位置に予め取付孔等を加工する工程や、支軸自体を取付ける工程も不要にするようになっている。しかもテンションアーム26のボス部26bは、図3から明らかなように、ギアケース17による駆動プーリ軸21の支持位置と駆動プーリ22とのあいだの位置で駆動プーリ軸21に支持されている。
【0009】
26cは前記ボス部26bから一側方に突設される連結アームであって、該連結アーム26cに連結されるロッド29は、脱穀部フレーム1aに固設されるブラケット30を貫通する姿勢で配設されるが、ロッド29の先端部に設けられる止め輪29aとブラケット30との間には、ロッド29を下方に向けて付勢するテンション弾機31が圧縮状態で介装されている。即ち、テンション弾機31の付勢力を連結ロッド29を介してテンションアーム26に伝達すべく構成されるが、テンション弾機31の付勢方向Aは、駆動プーリ軸21が受けるベルト張力の作用方向Bとは反対方向となるよう設定されており、このため、駆動プーリ軸21が受けるベルト張力をテンション弾機31の付勢力で軽減することができ、さらに本実施例では、駆動プーリ軸21に作用するテンション弾機31の付勢荷重がベルト張力と略同じ、もしくはベルト張力よりも大きくなるようテンション弾機31の付勢力および連結アーム26cのアーム長Lを設定しているため、駆動プーリ軸21に作用するベルト張力を略相殺して駆動プーリ軸21に生じる曲げモーメントを可及的に小さくすることができるようになっている。
【0010】
叙述の如く構成された本発明の実施例において、駆動プーリ22と従動プーリ5との間に懸回された伝動ベルト23の弛み側に、テンションアーム26に設けられるテンションプーリ25を弾圧状に接当させるものであるが、前記テンションアーム26のボス部26bは、軸受28を介して駆動プーリ軸21に支持されている。従って、テンションアーム26を支持する専用の支軸が不要になる許りでなく、支軸取付位置に予め取付孔等を加工する工程や、支軸自体を取付ける工程も不要にし、その結果、部品点数の削減、構造の簡略化、工程数の削減等を計り、延てはコストダウンに寄与することができる。
【0011】
しかも、テンション弾機31の付勢方向Aは、駆動プーリ軸21が受けるベルト張力の作用方向Bとは反対方向となるよう設定されるため、駆動プーリ軸21が受けるベルト張力をテンション弾機31の付勢力で軽減することができ、その結果、駆動プーリ軸21の小径化を可能にする許りでなく、それに付随して軸受やケースの小型化も計ることができる。
【0012】
さらに、本実施例では、駆動プーリ軸21に作用するテンション弾機31の付勢荷重がベルト張力と略同じ、もしくはベルト張力よりも大きくなるようテンション弾機31の付勢力および連結アーム26cのアーム長Lを設定しているため、駆動プーリ軸21に作用するベルト張力を略相殺して駆動プーリ軸21に生じる曲げモーメントを可及的に小さくすることができ、その結果、駆動プーリ軸21の小径化等をさらに促進することができる。
【0013】
また、本実施例のテンションプーリ25においては、ベルト押圧面の左右両端部および中間部に、それぞれ凸部25aを形成し、各凸部25a間に形成される一対の溝部で一対の伝動ベルト23を別々に押圧するため、左右両端部の凸部25aは、伝動ベルト23がテンションプーリ25から外れることを規制する一方、中間部の凸部25aは、一対の伝動ベルト23が一側方に片寄ることを規制することになる。従って、テンションプーリ25がガイドプーリとしても機能し、その結果、伝動ベルト23の片寄りに伴うプーリ5、22との芯ズレにより伝動ベルト23が損傷する等の不具合を回避することができ、また、プーリ軸6、21に多少の傾きがあったとしても、伝動ベルト23の片寄りを規制するため、プーリ軸6、21の傾き許容値を拡大することができる。
【0014】
尚、本発明は、前記実施例に限定されないものであることは勿論であって、例えば、前記テンションアーム26のボス部26bを、従動プーリ軸6で支持するようにしてもよい。
【0015】
【作用効果】
以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたものであるから、駆動プーリと従動プーリとの間に伝動ベルトを懸回し、該伝動ベルトの弛み側を、テンションアームに設けられるテンションプーリで押圧するものであるが、前記テンションアームのボス部を、駆動プーリ軸もしくは従動プーリ軸で支持するようにしたため、テンションアームを支持する専用の支軸が不要になるうえに、支軸取付位置に予め取付孔等を加工する工程や、支軸自体を取付ける工程も不要になり、この結果、部品点数の削減や構造の簡略化を計ることができる許りでなく、工程数も削減してコストダウンに貢献することができる。
【0016】
また、テンションアームを付勢する弾機の付勢方向を、テンションアーム支持側のプーリ軸が受けるベルト張力に反する方向に設定した場合には、テンションアーム支持側のプーリ軸が受けるベルト張力を弾機の付勢力で軽減もしくは相殺することができるため、小径のプーリ軸を採用することが可能になり、延ては、プーリ軸を軸承する軸受やケースの小型化も計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀部の側面断面図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】テンションアームの支持構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 脱穀部
4 扱胴用ギヤケース
5 従動プーリ
6 従動プーリ軸
17 中継用ギヤケース
21 駆動プーリ軸
22 駆動プーリ
23 伝動ベルト
25 テンションプーリ
26 テンションアーム
31 テンション弾機

Claims (1)

  1. 駆動プーリと従動プーリとの間に伝動ベルトを懸回し、該伝動ベルトの弛み側を、テンションアームに設けられるテンションプーリで押圧してなるベルト伝動装置において、前記テンションアームのボス部を、駆動プーリ軸もしくは従動プーリ軸で支持するにあたり、テンションアームのボス部は、駆動プーリ軸もしくは従動プーリ軸のケーシング支持位置と駆動プーリもしくは従動プーリとのあいだに位置してケーシング17から突出する駆動プーリ軸または従動プーリ軸に支持されていることを特徴とするベルト伝動装置。
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