JP2001193807A - 可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装置 - Google Patents
可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装置Info
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動装置における運動条件の変化にも拘わら
ず、駆動要素のスリップまたはそれぞれ望ましくない強
い振動が回避される、構造に関して上述した型の簡単な
張力調整装置を提供することにある。 【解決手段】 少なくともクランク軸(K)および内燃
機関のジェネレータ(G)を接続する駆動装置(T)の
ベルトまたはチェーンのごとき柔軟な駆動要素(E)用
張力調整装置(S)において、第1テンションローラ
(R1)が初期張力により駆動要素(E)を偏向する枢
動可能に取り付けられたテンションアーム(H)上に配
置され、かつ加えて、第1テンションローラ(R1)の
レバーアーム(a)より短いレバーアーム(b)を有す
る第2テンションローラ(R2)が設けられ、そして駆
動要素(E)が、偏向力の合力(F1,F2)が引っ張
り支持構造(L)に鑑みて力の反対の偶力を結果として
生じるように両テンションローラ(R1,R2)上で偏
向される。
ず、駆動要素のスリップまたはそれぞれ望ましくない強
い振動が回避される、構造に関して上述した型の簡単な
張力調整装置を提供することにある。 【解決手段】 少なくともクランク軸(K)および内燃
機関のジェネレータ(G)を接続する駆動装置(T)の
ベルトまたはチェーンのごとき柔軟な駆動要素(E)用
張力調整装置(S)において、第1テンションローラ
(R1)が初期張力により駆動要素(E)を偏向する枢
動可能に取り付けられたテンションアーム(H)上に配
置され、かつ加えて、第1テンションローラ(R1)の
レバーアーム(a)より短いレバーアーム(b)を有す
る第2テンションローラ(R2)が設けられ、そして駆
動要素(E)が、偏向力の合力(F1,F2)が引っ張
り支持構造(L)に鑑みて力の反対の偶力を結果として
生じるように両テンションローラ(R1,R2)上で偏
向される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の駆動装
置の柔軟な駆動要素用張力調整装置、とくに、前記駆動
要素が少なくともエンジンクランク軸のプーリおよびジ
ェネレータのプーリを接続し、前記張力調整装置が枢動
支持体内で前記内燃機関で枢動可能に支持されたテンシ
ョンアーム装置および前記可撓性エンドレス駆動要素の
偏向反動力がテンションローラにおいて合力を発生して
前記枢動支持体に関連して力の反対の偶力を発生するよ
うに前記可撓性エンドレス駆動要素を偏向するための第
1および第2テンションローラからなっており、そのさ
い前記ジェネレータが選択的に作動し得るエンジンスタ
ータモータと構造的に結合され、前記ジェネレータおよ
び前記エンジンスタータモータが共通のプーリを有して
いる可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装置に関する
ものである。
置の柔軟な駆動要素用張力調整装置、とくに、前記駆動
要素が少なくともエンジンクランク軸のプーリおよびジ
ェネレータのプーリを接続し、前記張力調整装置が枢動
支持体内で前記内燃機関で枢動可能に支持されたテンシ
ョンアーム装置および前記可撓性エンドレス駆動要素の
偏向反動力がテンションローラにおいて合力を発生して
前記枢動支持体に関連して力の反対の偶力を発生するよ
うに前記可撓性エンドレス駆動要素を偏向するための第
1および第2テンションローラからなっており、そのさ
い前記ジェネレータが選択的に作動し得るエンジンスタ
ータモータと構造的に結合され、前記ジェネレータおよ
び前記エンジンスタータモータが共通のプーリを有して
いる可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関(エンジン)のベルト駆動装置
に関して、駆動要素を形成するベルトの走行内に少なく
とも1つのテンションローラを配置することが知られて
おり、これは望ましくないベルトスリップを回避するの
を助けかつベルトの延長を補償する。所望ならば、追加
の偏向ローラによって偏向されかつ追加の二次構成要素
を駆動する、少なくともジェネレータとクランク軸を接
続するベルトがテンションアームのテンションローラ上
で偏向される。前記テンションローラは引っ張り支持装
置のまわりにばねによって予め引っ張られている。クラ
ンク軸がすべての二次構成要素を駆動するとき、テンシ
ョンローラはクランク軸に向かってベルトの緩い側に適
宜に配置される。
に関して、駆動要素を形成するベルトの走行内に少なく
とも1つのテンションローラを配置することが知られて
おり、これは望ましくないベルトスリップを回避するの
を助けかつベルトの延長を補償する。所望ならば、追加
の偏向ローラによって偏向されかつ追加の二次構成要素
を駆動する、少なくともジェネレータとクランク軸を接
続するベルトがテンションアームのテンションローラ上
で偏向される。前記テンションローラは引っ張り支持装
置のまわりにばねによって予め引っ張られている。クラ
ンク軸がすべての二次構成要素を駆動するとき、テンシ
ョンローラはクランク軸に向かってベルトの緩い側に適
宜に配置される。
【0003】とくに自動車の構造技術において、通常の
ように、フライホイール上の始動モータピニオンを経由
してスタータ駆動エンジンにより内燃機関をもはや始動
しないが、ジェネレータにスタータ駆動エンジンを一体
にしかつクランク軸上のベルト駆動装置を経由して内燃
機関を始動するような新たな展開がある。
ように、フライホイール上の始動モータピニオンを経由
してスタータ駆動エンジンにより内燃機関をもはや始動
しないが、ジェネレータにスタータ駆動エンジンを一体
にしかつクランク軸上のベルト駆動装置を経由して内燃
機関を始動するような新たな展開がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】始動は、スタータ駆動
エンジンがクランク軸を引っ張るとき、ベルト駆動装置
の運動条件の変化を結果として生じる。テンションロー
ラがクランク軸のベルトの緩い側に配置されかつスター
タ駆動エンジンが比較的高くかつ急激に始動するトルク
を発生するとき、望ましくないベルトスリップおよび振
動がその結果であるかも知れず、それは第1のテンショ
ンローラのみでは抑制することができない。テンション
ローラがばねによって強力に予め引っ張られるとして
も、この問題は満足のいく方法において解決されること
ができない。
エンジンがクランク軸を引っ張るとき、ベルト駆動装置
の運動条件の変化を結果として生じる。テンションロー
ラがクランク軸のベルトの緩い側に配置されかつスター
タ駆動エンジンが比較的高くかつ急激に始動するトルク
を発生するとき、望ましくないベルトスリップおよび振
動がその結果であるかも知れず、それは第1のテンショ
ンローラのみでは抑制することができない。テンション
ローラがばねによって強力に予め引っ張られるとして
も、この問題は満足のいく方法において解決されること
ができない。
【0005】本発明の目的は、構造に関して、駆動装置
における運動条件の変化にも拘わらず、駆動要素のスリ
ップまたはそれぞれ望ましくない強力な振動が回避され
る、上述した型の簡単な張力調整装置を提供することに
ある。
における運動条件の変化にも拘わらず、駆動要素のスリ
ップまたはそれぞれ望ましくない強力な振動が回避され
る、上述した型の簡単な張力調整装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、駆動装置
が、内燃機関が運転しているときクランク軸によって駆
動要素を経由してジェネレータを引っ張るか、またはエ
ンジン駆動スタータモータがエンジンを始動するように
作動されるとき前記エンジンスタータモータによって前
記駆動要素を経由して前記クランク軸を引っ張るような
2つの異なる作動モードに設計されており、クランク軸
プーリおよびジェネレータ/スタータモータプーリが前
記可撓性エンドレス駆動要素において前記クランク軸プ
ーリから前記ジェネレータ/スタータモータプーリに延
びる第1駆動要素部分および前記ジェネレータ/スター
タモータプーリから前記クランク軸プーリに延びる第2
駆動要素部分を画成し、第1および第2テンションロー
ラがそれぞれ前記第1および第2駆動要素部分において
前記可撓性エンドレス駆動要素とともに引っ張りおよび
偏向装置内に配置されていることによって提供される。
が、内燃機関が運転しているときクランク軸によって駆
動要素を経由してジェネレータを引っ張るか、またはエ
ンジン駆動スタータモータがエンジンを始動するように
作動されるとき前記エンジンスタータモータによって前
記駆動要素を経由して前記クランク軸を引っ張るような
2つの異なる作動モードに設計されており、クランク軸
プーリおよびジェネレータ/スタータモータプーリが前
記可撓性エンドレス駆動要素において前記クランク軸プ
ーリから前記ジェネレータ/スタータモータプーリに延
びる第1駆動要素部分および前記ジェネレータ/スター
タモータプーリから前記クランク軸プーリに延びる第2
駆動要素部分を画成し、第1および第2テンションロー
ラがそれぞれ前記第1および第2駆動要素部分において
前記可撓性エンドレス駆動要素とともに引っ張りおよび
偏向装置内に配置されていることによって提供される。
【0007】第2テンションローラ上には駆動要素が追
加的に安定化されかつ引っ張られる。力の偶力の反対の
運動は、第1テンションローラまたは第2テンションロ
ーラ駆動要素によって現在より強力に供給されているか
どうかに依存して相対的に変化する。両方のモーメント
が引っ張り支持装置を通るとき、両テンションローラは
互いに支持しねそれにより駆動要素の安定走行が運動駆
動条件が変化したとしても達成される。これは、とく
に、駆動装置が内燃機関を始動するためのクランク軸を
引っ張り、これに反して内燃機関の通常の運転の間中、
クランク軸が内燃機関を引っ張るので、結合されたジェ
ネレータ/スタータからなっている駆動装置に鑑みて有
用である。両テンションローラは、一方のテンションロ
ーラの解放が他方のテンションローラの引っ張り運動を
結果として生じるので、互いに助け合っている。
加的に安定化されかつ引っ張られる。力の偶力の反対の
運動は、第1テンションローラまたは第2テンションロ
ーラ駆動要素によって現在より強力に供給されているか
どうかに依存して相対的に変化する。両方のモーメント
が引っ張り支持装置を通るとき、両テンションローラは
互いに支持しねそれにより駆動要素の安定走行が運動駆
動条件が変化したとしても達成される。これは、とく
に、駆動装置が内燃機関を始動するためのクランク軸を
引っ張り、これに反して内燃機関の通常の運転の間中、
クランク軸が内燃機関を引っ張るので、結合されたジェ
ネレータ/スタータからなっている駆動装置に鑑みて有
用である。両テンションローラは、一方のテンションロ
ーラの解放が他方のテンションローラの引っ張り運動を
結果として生じるので、互いに助け合っている。
【0008】ジェネレータと構造に関して結合されかつ
ジェネレータを任意に作動し得るスタータ駆動エンジン
からなっている駆動装置において、第2テンションロー
ラは有用には、スタータ駆動エンジンのベルトの引っ張
られた側(緊張した側)上で駆動要素に配置されたスタ
ータテンションローラであり、それは、駆動要素におい
てスタータ駆動エンジンによって開始されかつクランク
軸を引っ張る高性能の場合に、駆動要素のスリップまた
はそれぞれ望ましくない強い振動を回避する。張力調整
装置はとくに、その駆動要素が少なくともV−ベルト、
溝付きベルトまたは歯付きベルトによって形成されるベ
ルト駆動装置に適している。
ジェネレータを任意に作動し得るスタータ駆動エンジン
からなっている駆動装置において、第2テンションロー
ラは有用には、スタータ駆動エンジンのベルトの引っ張
られた側(緊張した側)上で駆動要素に配置されたスタ
ータテンションローラであり、それは、駆動要素におい
てスタータ駆動エンジンによって開始されかつクランク
軸を引っ張る高性能の場合に、駆動要素のスリップまた
はそれぞれ望ましくない強い振動を回避する。張力調整
装置はとくに、その駆動要素が少なくともV−ベルト、
溝付きベルトまたは歯付きベルトによって形成されるベ
ルト駆動装置に適している。
【0009】増大する動力により駆動要素に他のテンシ
ョンローラを押し付けるように一方のテンションローラ
に供給されたより強い力の作用は種々の幾何学的概念に
より達成される。テンションローラの軸は引っ張り支持
構造を通る直線またはそれぞれの軸と引っ張り支持構造
との間の角度を相互に囲んでいる接続線上で、引っ張り
支持構造の同一側または反対側に配置され得る。しかし
ながら、選ばれたジオメトリは、駆動装置において、か
つまた張力調整装置がより少ない空間を必要としかつ最
適な位置において駆動装置の内部に配置され得るという
事実に鑑みて、駆動要素の走行に適合されねばならな
い。
ョンローラを押し付けるように一方のテンションローラ
に供給されたより強い力の作用は種々の幾何学的概念に
より達成される。テンションローラの軸は引っ張り支持
構造を通る直線またはそれぞれの軸と引っ張り支持構造
との間の角度を相互に囲んでいる接続線上で、引っ張り
支持構造の同一側または反対側に配置され得る。しかし
ながら、選ばれたジオメトリは、駆動装置において、か
つまた張力調整装置がより少ない空間を必要としかつ最
適な位置において駆動装置の内部に配置され得るという
事実に鑑みて、駆動要素の走行に適合されねばならな
い。
【0010】これに関連して、第1テンションローラ
は、駆動要素の長さ変更を補償しかつまた第2テンショ
ンローラの解放から結果として生じる長さの増加を吸収
するように高い引っ張り容量を有することが重要であ
る。例えば、第1テンションローラが駆動要素の延長の
5.5mmを補償するならば、第2テンションローラは
本質的により短い長さ、例えば、1mmのみに持ち来す
べきである。第1テンションローラの引っ張り容量は、
好ましくは、1:4より小さくなくすべきである。これ
はテンションローラのレバーアームを調整することによ
り構造に関して簡単な方法において達成されることがで
き、それによりレバーアームは少なくとも1:4、適宜
には約1:5.5の比にすべきである。かくして、第1
テンションローラの上述した高い引っ張り容量が保証さ
れ得る。
は、駆動要素の長さ変更を補償しかつまた第2テンショ
ンローラの解放から結果として生じる長さの増加を吸収
するように高い引っ張り容量を有することが重要であ
る。例えば、第1テンションローラが駆動要素の延長の
5.5mmを補償するならば、第2テンションローラは
本質的により短い長さ、例えば、1mmのみに持ち来す
べきである。第1テンションローラの引っ張り容量は、
好ましくは、1:4より小さくなくすべきである。これ
はテンションローラのレバーアームを調整することによ
り構造に関して簡単な方法において達成されることがで
き、それによりレバーアームは少なくとも1:4、適宜
には約1:5.5の比にすべきである。かくして、第1
テンションローラの上述した高い引っ張り容量が保証さ
れ得る。
【0011】両テンションローラに関してほぼ同一の作
用直径を設けかつまた、ほぼ同一の巻き付けが両テンシ
ョンローラに設けられるような方法において、張力調整
装置を通して駆動要素を通すのが好都合である。
用直径を設けかつまた、ほぼ同一の巻き付けが両テンシ
ョンローラに設けられるような方法において、張力調整
装置を通して駆動要素を通すのが好都合である。
【0012】駆動要素の振動を効果的に吸収するため
に、かつまたスリップを回避することに鑑みて、引っ張
り理支持構造におけるまたはそれぞれテンションレバー
に関する回転吸収が好都合であるかも知れない。
に、かつまたスリップを回避することに鑑みて、引っ張
り理支持構造におけるまたはそれぞれテンションレバー
に関する回転吸収が好都合であるかも知れない。
【0013】除外され得ない、極端な条件の発生時に駆
動装置の損傷を回避するために、テンションアームは、
その作動サイクルを実施することができる、制限された
全体の枢動角度を有すべきである。約30°の全体の枢
動角度が好都合である。全体の枢動角度が取り付けられ
たストッパによって解放された枢動方向において制限さ
れるならば、駆動要素は容易に取り付けられるかまたは
取り外され得る。
動装置の損傷を回避するために、テンションアームは、
その作動サイクルを実施することができる、制限された
全体の枢動角度を有すべきである。約30°の全体の枢
動角度が好都合である。全体の枢動角度が取り付けられ
たストッパによって解放された枢動方向において制限さ
れるならば、駆動要素は容易に取り付けられるかまたは
取り外され得る。
【0014】本発明の主題の実施例を図面によって説明
する。
する。
【0015】
【実施の形態】図1、図2および図3の張力調整装置
S、代表的には、クリメティック(気候条件による)コ
ンプレッサ、水ポンプ、ジェネレータ等のごとき幾つか
の二次的構成要素をクランク軸を経由して駆動する、内
燃機関のベルト駆動用ベルト張力調整装置は固定引っ張
り支持構造Lに枢動可能に支持されているテンションア
ームHに基礎を置いている。テンションアームHには第
1テンションローラR1が軸X上に配置されかつ第2テ
ンションローラR2が軸Y上に配置されている。軸Xの
レバーアームaは、各々引っ張り支持構造Lに対して、
軸Yのレバーアームbよりかなり長い。軸Xと引っ張り
支持構造Lとの間の接続線cは、90°に近いかも知れ
ない、軸Yと引っ張り支持構造Lとの間の接続線dとと
もに鋭角αを囲んでいる。
S、代表的には、クリメティック(気候条件による)コ
ンプレッサ、水ポンプ、ジェネレータ等のごとき幾つか
の二次的構成要素をクランク軸を経由して駆動する、内
燃機関のベルト駆動用ベルト張力調整装置は固定引っ張
り支持構造Lに枢動可能に支持されているテンションア
ームHに基礎を置いている。テンションアームHには第
1テンションローラR1が軸X上に配置されかつ第2テ
ンションローラR2が軸Y上に配置されている。軸Xの
レバーアームaは、各々引っ張り支持構造Lに対して、
軸Yのレバーアームbよりかなり長い。軸Xと引っ張り
支持構造Lとの間の接続線cは、90°に近いかも知れ
ない、軸Yと引っ張り支持構造Lとの間の接続線dとと
もに鋭角αを囲んでいる。
【0016】両テンションローラR1,R2は同一の駆
動要素E、例えば、ベルトまたはチェーンによって供給
され、それにより駆動要素Eは適切な方法において両テ
ンションローラR1,R2上にほぼ同一の巻き付けを有
している。第1テンションローラR1、例えば、図1に
示されないクランク軸のベルトZK の引っ張られる側
(緊張される側)に配置されかつ引っ張り支持構造Lの
まわりに反時計回りに巻き付け合力F1を供給する。し
かしながら、第2テンションローラR2は、例えば、図
1に示されないスタータ/ジェネレータのベルトZS
の引っ張られた側に配置されかつ引っ張り支持構造Lの
まわりに反時計回りに巻き付け合力F2を供給する。合
力F1,F2は力の反対の偶力を形成している。
動要素E、例えば、ベルトまたはチェーンによって供給
され、それにより駆動要素Eは適切な方法において両テ
ンションローラR1,R2上にほぼ同一の巻き付けを有
している。第1テンションローラR1、例えば、図1に
示されないクランク軸のベルトZK の引っ張られる側
(緊張される側)に配置されかつ引っ張り支持構造Lの
まわりに反時計回りに巻き付け合力F1を供給する。し
かしながら、第2テンションローラR2は、例えば、図
1に示されないスタータ/ジェネレータのベルトZS
の引っ張られた側に配置されかつ引っ張り支持構造Lの
まわりに反時計回りに巻き付け合力F2を供給する。合
力F1,F2は力の反対の偶力を形成している。
【0017】テンションアームHは引っ張り支持構造L
のまわりに反時計回りにばね予備緊張装置Vによって供
給される。所望ならば、回転吸収が、さらに、引っ張り
支持構造Lに設けられる。レバーアームb:aの比は少
なくともほぼ1:4にすべきであり、適切にはほぼ1:
5.5または少なくとも1:4.5および1:6.5の
間の範囲内にある。
のまわりに反時計回りにばね予備緊張装置Vによって供
給される。所望ならば、回転吸収が、さらに、引っ張り
支持構造Lに設けられる。レバーアームb:aの比は少
なくともほぼ1:4にすべきであり、適切にはほぼ1:
5.5または少なくとも1:4.5および1:6.5の
間の範囲内にある。
【0018】第1テンションローラR1が駆動要素Eの
伸張を補償すべきであるならば、テンションアームHは
最初の張力により反時計回りに枢動される。第2テンシ
ョンローラR2は前記運動に追随する。しかしながら、
レバーアームbは本質的にレバーアームaより短く、前
記運動の間中駆動要素において第2テンションローラR
2によって解放された長さは第1テンションローラR1
によって補償された伸張より本質的に短い。したがっ
て、第1テンションローラR1は大きな引っ張り容量を
有している。第1テンションローラR1がクランク軸の
ベルトZK の引っ張られる側の瞬間的に増加する引っ
張れ力によって反時計回りに移動されるならば、第1テ
ンションローラはばねの最初の張力によってかつ駆動要
素E上の第2テンションローラR2を経由して支持され
る
伸張を補償すべきであるならば、テンションアームHは
最初の張力により反時計回りに枢動される。第2テンシ
ョンローラR2は前記運動に追随する。しかしながら、
レバーアームbは本質的にレバーアームaより短く、前
記運動の間中駆動要素において第2テンションローラR
2によって解放された長さは第1テンションローラR1
によって補償された伸張より本質的に短い。したがっ
て、第1テンションローラR1は大きな引っ張り容量を
有している。第1テンションローラR1がクランク軸の
ベルトZK の引っ張られる側の瞬間的に増加する引っ
張れ力によって反時計回りに移動されるならば、第1テ
ンションローラはばねの最初の張力によってかつ駆動要
素E上の第2テンションローラR2を経由して支持され
る
【0019】逆の場合において、巻き付け合力F2はス
タータ/ジェネレータのベルトの引っ張られる側の瞬間
的に増加する引っ張り力により大きくなりそしてテンシ
ョンアームHは反時計回りに枢動しようとする。第1テ
ンションローラR1はそれにより駆動要素によって増加
して支持される。かくして、テンションアームHの適度
な遊び運動が駆動装置の運動条件が変化する場合に保証
され、それにより第1テンションローラの高い引っ張り
容量が常に維持されかつ駆動要素Eは引っ張られる。
タータ/ジェネレータのベルトの引っ張られる側の瞬間
的に増加する引っ張り力により大きくなりそしてテンシ
ョンアームHは反時計回りに枢動しようとする。第1テ
ンションローラR1はそれにより駆動要素によって増加
して支持される。かくして、テンションアームHの適度
な遊び運動が駆動装置の運動条件が変化する場合に保証
され、それにより第1テンションローラの高い引っ張り
容量が常に維持されかつ駆動要素Eは引っ張られる。
【0020】図2に示される張力調整装置の実施例にお
いて、両方の軸X,Yは、引っ張り支持構造Lの同一側
で、引っ張り支持構造Lを同様に通る、相互の直線上に
配置されており、それによりレバーアームaおよびbは
明らかにたがいに異なっている。図2に示されるよう
に、両テンションローラR1,R2上の巻き付けは図1
におけるより長い。巻き付き合力F1,F2は引っ張り
支持構造Lに鑑みて力またはモーメントの反対の偶力を
形成している。
いて、両方の軸X,Yは、引っ張り支持構造Lの同一側
で、引っ張り支持構造Lを同様に通る、相互の直線上に
配置されており、それによりレバーアームaおよびbは
明らかにたがいに異なっている。図2に示されるよう
に、両テンションローラR1,R2上の巻き付けは図1
におけるより長い。巻き付き合力F1,F2は引っ張り
支持構造Lに鑑みて力またはモーメントの反対の偶力を
形成している。
【0021】図3に示される張力調整装置Sにおいて、
テンションローラR1,R2の軸XおよびYは引っ張り
支持構造Lの反対側に位置決めされている。軸X,Yの
レバーアームは明らかに互いに異なっている。引っ張り
支持構造Lとの軸X,Yの接続線は、例えば、鈍角βを
囲んでいる。引っ張り支持構造Lを通る直線上で引っ張
り支持構造Lの反対側に位置決めされた軸X,Yを配置
することを考えることもできる。
テンションローラR1,R2の軸XおよびYは引っ張り
支持構造Lの反対側に位置決めされている。軸X,Yの
レバーアームは明らかに互いに異なっている。引っ張り
支持構造Lとの軸X,Yの接続線は、例えば、鈍角βを
囲んでいる。引っ張り支持構造Lを通る直線上で引っ張
り支持構造Lの反対側に位置決めされた軸X,Yを配置
することを考えることもできる。
【0022】図4による断面において見られ得ること
は、第1および第2テンションローラR1,R2の軸
X,Yが互いに平行でありかつまた引っ張り支持構造L
によって画成されたテンションアームHの軸線に対して
平行であるということである。テンションアームHは張
力調整装置ハウジング11上にブッシュ10により回転
可能に取り付けられており、それによりテンションアー
ムベアリング12が相互に接続されている。ばね予備緊
張装置Vはハウジング11とブッシュ10との間の中空
空間に配置され得る。ベアリング12は回転アブソーバ
として設計されてもよい。張力調整装置Sは内燃機関の
前面にかつ図5に略示される駆動装置T、この場合に、
ベルト駆動装置の内部に適宜に配置される。
は、第1および第2テンションローラR1,R2の軸
X,Yが互いに平行でありかつまた引っ張り支持構造L
によって画成されたテンションアームHの軸線に対して
平行であるということである。テンションアームHは張
力調整装置ハウジング11上にブッシュ10により回転
可能に取り付けられており、それによりテンションアー
ムベアリング12が相互に接続されている。ばね予備緊
張装置Vはハウジング11とブッシュ10との間の中空
空間に配置され得る。ベアリング12は回転アブソーバ
として設計されてもよい。張力調整装置Sは内燃機関の
前面にかつ図5に略示される駆動装置T、この場合に、
ベルト駆動装置の内部に適宜に配置される。
【0023】図5の駆動装置Tは幾つかのベルトプーリ
およびプーリを接続する駆動要素Eとしてのベルからな
っている。ベルトプーリ1は内燃機関のクランク軸Kと
接続され、それによって回転方向は矢印5によって指示
されている。ベルトプーリ1上の強力な巻き付けを得る
ために、偏向ローラ2がベルトプーリ1に近接して設け
られる。他のベルトプーリ3は、例えば、水ポンプWP
の1部分を形成し、一方、他のベルトプーリ4はスター
タ駆動エンジン(SG)と構造に関して結合されている
ジェネレータの1部分を形成している。ベルトプーリ4
の回転方向は矢印6によって指示されている。駆動要素
Eにおいて、ベルトZK の引っ張られた側は、クラン
ク軸Kが駆動しているならば、ベルトプーリ1の下側か
らベルトプーリ4の上側に延びる。しかしながら、スタ
ータ駆動エンジンが運転しているならば、駆動要素のベ
ルトZS の引っ張られた側はベルトプーリ4の下側か
らベルトプーリ1の上側に延びている。
およびプーリを接続する駆動要素Eとしてのベルからな
っている。ベルトプーリ1は内燃機関のクランク軸Kと
接続され、それによって回転方向は矢印5によって指示
されている。ベルトプーリ1上の強力な巻き付けを得る
ために、偏向ローラ2がベルトプーリ1に近接して設け
られる。他のベルトプーリ3は、例えば、水ポンプWP
の1部分を形成し、一方、他のベルトプーリ4はスター
タ駆動エンジン(SG)と構造に関して結合されている
ジェネレータの1部分を形成している。ベルトプーリ4
の回転方向は矢印6によって指示されている。駆動要素
Eにおいて、ベルトZK の引っ張られた側は、クラン
ク軸Kが駆動しているならば、ベルトプーリ1の下側か
らベルトプーリ4の上側に延びる。しかしながら、スタ
ータ駆動エンジンが運転しているならば、駆動要素のベ
ルトZS の引っ張られた側はベルトプーリ4の下側か
らベルトプーリ1の上側に延びている。
【0024】張力調整装置Sは、第1テンションローラ
R1がクランク軸KのベルトZKの下側にかつ第2テン
ションローラR2がスタータ駆動エンジンのベルトZS
の引っ張られた側に配置され、それにより駆動要素Eは
ほぼ等しく両テンションローラR1,R2に巻き付いて
いる。図5においてテンションアームHはその公称の位
置において延長された線で示されている。それは、好ま
しくは、第1テンションローラR1の鎖線輪郭によって
強調されている制限された枢動角度を有している。例え
ば、ほぼ30°である前記全体の枢動角度は、図示され
ないストッパ、例えば、取り付け位置I用の取り付けス
トッパおよび最終位置II用の最終ストッパによって制
限されてもよい。テンションアームHが取り付け位置I
に持ち来されるならば、駆動要素Eは恐らく、これが問
題なく取り外され得るように解放される。図5における
張力調整装置Sは図1における第1実施例の張力調整装
置に本質的に対応している。
R1がクランク軸KのベルトZKの下側にかつ第2テン
ションローラR2がスタータ駆動エンジンのベルトZS
の引っ張られた側に配置され、それにより駆動要素Eは
ほぼ等しく両テンションローラR1,R2に巻き付いて
いる。図5においてテンションアームHはその公称の位
置において延長された線で示されている。それは、好ま
しくは、第1テンションローラR1の鎖線輪郭によって
強調されている制限された枢動角度を有している。例え
ば、ほぼ30°である前記全体の枢動角度は、図示され
ないストッパ、例えば、取り付け位置I用の取り付けス
トッパおよび最終位置II用の最終ストッパによって制
限されてもよい。テンションアームHが取り付け位置I
に持ち来されるならば、駆動要素Eは恐らく、これが問
題なく取り外され得るように解放される。図5における
張力調整装置Sは図1における第1実施例の張力調整装
置に本質的に対応している。
【0025】図6による駆動装置Tにおいて、張力調整
装置Sは図2の実施例による張力調整装置にほぼ対応し
ている。ず6による駆動装置Tにおいて、駆動要素Eの
走行の他のジオメトリが選択された。例えば、クランク
軸Kの反時計回りに回転するベルトプーリ1によって、
駆動要素Eは、クリメティクコンプレッサMの、例え
ば、ベルトプーリ7を経由して引っ張られ、そして第1
テンションローラR1はスタータ/ジェネレータSGの
ベルトプーリ4から引っ張られる。スタータ/ジェネレ
ータSGが運転しているならば、駆動要素はベルトプー
リ4から水ポンプWPの、例えば、ベルトプーリ3を介
して引っ張られ、そして第2テンションローラR2はク
ランク軸Kのベルトプーリ1から引っ張られる。テンシ
ョンアームHは懸架方法において取り付けられ、それに
より引っ張り支持構造Lは上方に向かって位置決めされ
かつ軸X,Yはその下に横たわっている。この駆動装置
TにおけるテンションローラR1,R2上の巻き付きは
明らかに図5の駆動装置におけるより高い。
装置Sは図2の実施例による張力調整装置にほぼ対応し
ている。ず6による駆動装置Tにおいて、駆動要素Eの
走行の他のジオメトリが選択された。例えば、クランク
軸Kの反時計回りに回転するベルトプーリ1によって、
駆動要素Eは、クリメティクコンプレッサMの、例え
ば、ベルトプーリ7を経由して引っ張られ、そして第1
テンションローラR1はスタータ/ジェネレータSGの
ベルトプーリ4から引っ張られる。スタータ/ジェネレ
ータSGが運転しているならば、駆動要素はベルトプー
リ4から水ポンプWPの、例えば、ベルトプーリ3を介
して引っ張られ、そして第2テンションローラR2はク
ランク軸Kのベルトプーリ1から引っ張られる。テンシ
ョンアームHは懸架方法において取り付けられ、それに
より引っ張り支持構造Lは上方に向かって位置決めされ
かつ軸X,Yはその下に横たわっている。この駆動装置
TにおけるテンションローラR1,R2上の巻き付きは
明らかに図5の駆動装置におけるより高い。
【0026】張力調整装置の具体的な実施例において、
第1テンションローラのレバーアームは約88mmの長
さであり、一方第2のテンションローラR2のレバーア
ームは単に16mmの長さであり、その結果5.5:1
の最適な比が達成される。前記形状において第1テンシ
ョンローラR1が5.5mmのベルト延長を補償するな
らば、第2テンションローラR2はおよそ1.0mmを
超えて動き、その結果実際にほぼ4.5mmが続いて引
っ張られる。
第1テンションローラのレバーアームは約88mmの長
さであり、一方第2のテンションローラR2のレバーア
ームは単に16mmの長さであり、その結果5.5:1
の最適な比が達成される。前記形状において第1テンシ
ョンローラR1が5.5mmのベルト延長を補償するな
らば、第2テンションローラR2はおよそ1.0mmを
超えて動き、その結果実際にほぼ4.5mmが続いて引
っ張られる。
【0027】すべての実施例においてかつ運転している
スタータ駆動エンジンにより、駆動要素にその場合に開
始された高性能が、第2テンションローラR2が次いで
駆動要素Eに押圧された第1テンションローラR1によ
って支持されるので、ベルトプーリ4またはベルトプー
リ1上に困難なくかつ際立ったスリップなしに第2テン
ションローラR2を介して転送される。逆の場合に、ク
ランク軸Kが駆動しているとき、第1テンションローラ
R1はばねの初期の張力に加えて第2テンションローラ
R2によって支持される。
スタータ駆動エンジンにより、駆動要素にその場合に開
始された高性能が、第2テンションローラR2が次いで
駆動要素Eに押圧された第1テンションローラR1によ
って支持されるので、ベルトプーリ4またはベルトプー
リ1上に困難なくかつ際立ったスリップなしに第2テン
ションローラR2を介して転送される。逆の場合に、ク
ランク軸Kが駆動しているとき、第1テンションローラ
R1はばねの初期の張力に加えて第2テンションローラ
R2によって支持される。
【0028】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明は、内燃機関の駆
動装置の柔軟な駆動要素用張力調整装置であって、前記
駆動要素が少なくともエンジンクランク軸のプーリおよ
びジェネレータのプーリを接続し、前記張力調整装置が
枢動支持体内で前記内燃機関で枢動可能に支持されたテ
ンションアーム装置および前記可撓性エンドレス駆動要
素の偏向反動力がテンションローラにおいて合力を発生
して前記枢動支持体に関連して力の反対の偶力を発生す
るように前記可撓性エンドレス駆動要素を偏向するため
の第1および第2テンションローラからなっており、そ
のさい前記ジェネレータが構造的に選択的に作動し得る
エンジンスタータモータと結合され、前記ジェネレータ
および前記エンジンスタータモータが共通のプーリを有
している、可撓性エンドレス駆動要素要張力調整装置に
おいて、前記駆動装置が、前記内燃機関が運転している
とき前記クランク軸によって前記駆動要素を経由して前
記ジェネレータを引っ張るか、または前記エンジン駆動
スタータモータが前記エンジンを指導するように作動さ
れるとき前記エンジンスタータモータによって前記駆動
要素を経由して前記クランク軸を引っ張るような2つの
異なる作動モードに設計されており、前記クランク軸プ
ーリおよび前記ジェネレータ/スタータモータプーリが
前記可撓性エンドレス駆動要素において前記クランク軸
プーリから前記ジェネレータ/スタータモータプーリに
延びる第1駆動要素部分および前記ジェネレータ/スタ
ータモータプーリから前記クランク軸プーリに延びる第
2駆動要素部分を画成し、前記第1および第2テンショ
ンローラがそれぞれ前記第1および第2駆動要素部分に
おいて前記可撓性エンドレス駆動要素とともに引っ張り
および偏向装置内に配置されている構成としたので、駆
動装置の運動条件の変化に拘わらず、駆動要素のスリッ
プまたはそれぞれ望ましくない強い振動が回避される上
述した型の簡単な張力調整装置を提供することができ
る。
動装置の柔軟な駆動要素用張力調整装置であって、前記
駆動要素が少なくともエンジンクランク軸のプーリおよ
びジェネレータのプーリを接続し、前記張力調整装置が
枢動支持体内で前記内燃機関で枢動可能に支持されたテ
ンションアーム装置および前記可撓性エンドレス駆動要
素の偏向反動力がテンションローラにおいて合力を発生
して前記枢動支持体に関連して力の反対の偶力を発生す
るように前記可撓性エンドレス駆動要素を偏向するため
の第1および第2テンションローラからなっており、そ
のさい前記ジェネレータが構造的に選択的に作動し得る
エンジンスタータモータと結合され、前記ジェネレータ
および前記エンジンスタータモータが共通のプーリを有
している、可撓性エンドレス駆動要素要張力調整装置に
おいて、前記駆動装置が、前記内燃機関が運転している
とき前記クランク軸によって前記駆動要素を経由して前
記ジェネレータを引っ張るか、または前記エンジン駆動
スタータモータが前記エンジンを指導するように作動さ
れるとき前記エンジンスタータモータによって前記駆動
要素を経由して前記クランク軸を引っ張るような2つの
異なる作動モードに設計されており、前記クランク軸プ
ーリおよび前記ジェネレータ/スタータモータプーリが
前記可撓性エンドレス駆動要素において前記クランク軸
プーリから前記ジェネレータ/スタータモータプーリに
延びる第1駆動要素部分および前記ジェネレータ/スタ
ータモータプーリから前記クランク軸プーリに延びる第
2駆動要素部分を画成し、前記第1および第2テンショ
ンローラがそれぞれ前記第1および第2駆動要素部分に
おいて前記可撓性エンドレス駆動要素とともに引っ張り
および偏向装置内に配置されている構成としたので、駆
動装置の運動条件の変化に拘わらず、駆動要素のスリッ
プまたはそれぞれ望ましくない強い振動が回避される上
述した型の簡単な張力調整装置を提供することができ
る。
【図1】張力調整装置の第1実施例を示す概略図であ
る。
る。
【図2】張力調整装置の第2実施例を示す概略図であ
る。
る。
【図3】張力調整装置の第3実施例を示す概略図であ
る。
る。
【図4】張力調整装置の引っ張り支持構造を示す軸方向
断面図である。
断面図である。
【図5】駆動装置がクランク軸とスタータ駆動エンジン
と構造に関して結合された少なくともジェネレータを接
続しかつ図1の第1実施例の張力調整装置が駆動装置と
一体にされている、内燃機関の駆動装置を示す概略図で
ある。
と構造に関して結合された少なくともジェネレータを接
続しかつ図1の第1実施例の張力調整装置が駆動装置と
一体にされている、内燃機関の駆動装置を示す概略図で
ある。
【図6】同様にスタータ/ジェネレータおよび図2によ
る第2実施例の張力調整装置からなっている、他の実施
例の駆動装置を示す概略図である。
る第2実施例の張力調整装置からなっている、他の実施
例の駆動装置を示す概略図である。
1 ベルトプーリ 2 偏向ローラ 3 他のベルトプーリ 4 他のベルトプーリ 7 クリメティックコンプレッサのベルトプーリ 10 ブッシュ 11 張力調整装置ハウジング 12 テンションアームベアリング a レバーアーム b レバーアーム E 駆動要素(ベルトまたはチェーン) F1 巻き付け合力 F2 巻き付け合力 H テンションアーム K クランク軸 L 引っ張り支持構造 M クリメティックコンプレッサ R1 第1テンションローラ R2 第2テンションローラ S 張力調整装置 T 駆動装置 SG スタータ駆動エンジン WP 水ポンプ ZK クランク軸のベルト ZS スタータ/ジェネレータのベルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月12日(2001.1.1
2)
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 可撓性エンドレス駆動要素用張力調
整装置
整装置
Claims (19)
- 【請求項1】 内燃機関の駆動装置のエンドレス駆動要
素用張力調整装置であって、前記駆動要素が少なくとも
エンジンクランク軸のプーリおよびジェネレータのプー
リを接続し、前記張力調整装置が枢動支持体内で前記内
燃機関で枢動可能に支持されたテンションアーム装置お
よび前記可撓性エンドレス駆動要素の偏向反動力がテン
ションローラにおいて合力を発生して前記枢動支持体に
関連して力の反対の偶力を発生するように前記可撓性エ
ンドレス駆動要素を偏向するための第1および第2テン
ションローラからなっており、 前記ジェネレータが構造的に選択的に作動し得るエンジ
ンスタータモータと結合され、前記ジェネレータおよび
前記エンジンスタータモータが共通のプーリを有してい
る、可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装置におい
て、 前記駆動装置が、前記内燃機関の運転時、前記クランク
軸によって前記駆動要素を経由して前記ジェネレータを
引っ張るか、または前記エンジン駆動スタータモータが
前記エンジンを始動するように作動されるとき前記エン
ジンスタータモータによって前記駆動要素を経由して前
記クランク軸を引っ張るような2つの異なる作動モード
に設計されており、前記クランク軸プーリおよび前記ジ
ェネレータ/スタータモータプーリが前記可撓性エンド
レス駆動要素において前記クランク軸プーリから前記ジ
ェネレータ/スタータモータプーリに延びる第1駆動要
素部分および前記ジェネレータ/スタータモータプーリ
から前記クランク軸プーリに延びる第2駆動要素部分を
画成し、前記第1および第2テンションローラがそれぞ
れ前記第1および第2駆動要素部分において前記可撓性
エンドレス駆動要素とともに引っ張りおよび偏向装置内
に配置されていることを特徴とする可撓性エンドレス駆
動要素用張力調整装置。 - 【請求項2】 前記テンションアーム装置が、各々前記
共通の枢動支持体に対してレバーアームを有する前記第
1および第2テンションローラを支持しており、前記レ
バーアームが互いに異なっていることを特徴とする請求
項1に記載の可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装
置。 - 【請求項3】 前記テンションアーム装置が、各々前記
共通の枢動支持体に対してレバーアームを有する前記第
1および第2テンションローラを支持し、前記レバーア
ームが互いに異なっており、前記駆動要素第1部分に係
合する前記第1テンションアームの前記レバーアームが
前記駆動要素第2部分に係合する前記第2テンションロ
ーラの前記レバーアームより長いことを特徴とする請求
項1に記載の可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装
置。 - 【請求項4】 前記可撓性エンドレス駆動要素が動力伝
達ベルトであり、前記プーリがベルトプーリであること
を特徴とする請求項1に記載の可撓性エンドレス駆動要
素用張力調整装置。 - 【請求項5】 前記可撓性エンドレス駆動要素が動力伝
達チェーンであり、前記プーリがチェーンスプロケット
であることを特徴とする請求項1に記載の可撓性エンド
レス駆動要素用張力調整装置。 - 【請求項6】 前記第1および第2テンションローラが
前記テンションアーム装置上のそれぞれの軸によって支
持され、前記軸が前記枢動支持体の同一側に配置されて
いることを特徴とする請求項1に記載の可撓性エンドレ
ス駆動要素用張力調整装置。 - 【請求項7】 前記第1および第2テンションローラが
前記テンションアーム装置上のそれぞれの軸によって支
持され、前記軸が前記枢動支持体の反対側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の可撓性エンドレス駆
動要素用張力調整装置。 - 【請求項8】 前記第1および第2テンションローラが
前記テンションアーム装置上のそれぞれの軸によって支
持され、前記軸が前記枢動支持体を通っている直線上に
配置されることを特徴とする請求項1に記載の可撓性エ
ンドレス駆動要素用張力調整装置。 - 【請求項9】 前記第1および第2テンションローラ
が、前記第1テンションローラの前記軸と前記枢動支持
体との間の接続線および前記枢動支持体の同一側に位置
決めされた前記第2テンションローラの軸と前記枢動支
持体との間の他の接続線がともにほぼ90°に近い鋭角
を形成していることを特徴とする請求項1に記載の可撓
性エンドレス駆動要素用張力調整装置。 - 【請求項10】 前記第1および第2テンションローラ
が前記テンションアーム装置においてかつ前記枢動支持
体の同一側においてそれぞれの軸上に支持され、前記第
1テンションローラの軸と前記枢動支持体との間の接続
線および前記第2テンションローラの軸と前記枢動支持
体との間の接続線がともに180°より小さい鈍角を囲
んでいることを特徴とする請求項1に記載の可撓性エン
ドレス駆動要素用張力調整装置。 - 【請求項11】 前記枢動支持体のまわりの前記第1テ
ンションローラの引っ張り容量と前記第2テンションロ
ーラの引っ張り容量との間の関係が少なくとも1:4で
あることを特徴とする請求項1に記載の可撓性エンドレ
ス駆動要素用張力調整装置。 - 【請求項12】 前記枢動支持体のまわりの前記第1テ
ンションローラの引っ張り容量と前記第2テンションロ
ーラの引っ張り容量との間の関係が1:4.5から1:
6.5の間であることを特徴とする請求項11に記載の
可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装置。 - 【請求項13】 前記枢動支持体のまわりの前記第1テ
ンションローラの引っ張り容量と前記第2テンションロ
ーラの引っ張り容量との間の関係がほぼ1:5.5であ
ることを特徴とする請求項11に記載の可撓性エンドレ
ス駆動要素用張力調整装置。 - 【請求項14】 前記第1テンションローラが前記枢動
支持体に関連してレバーアームを有し、前記第2テンシ
ョンローラが前記枢動支持体に関連して他のレバーアー
ムを有しており、前記第2テンションローラレバーアー
ムと前記第1テンションローラレバーアームとの間の関
係が1:4から1:6.5の間に設定されていることを
特徴とする請求項1に記載の可撓性エンドレス駆動要素
用張力調整装置。 - 【請求項15】 前記第1テンションローラが前記枢動
支持体に関連してレバーアームを有し、前記第2テンシ
ョンローラが前記枢動支持体に関連して他のレバーアー
ムを有しており、前記第2テンションローラレバーアー
ムと第1テンションローラレバーアームとの間の関係が
1:5.5の間に設定されていることを特徴とする請求
項1に記載の可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装
置。 - 【請求項16】 前記テンションアーム装置が前記第1
テンションローラによって前記駆動要素の前記第1部分
を引っ張るようにばね力により旋回方向に予め負荷され
ていることを特徴とする請求項1に記載の可撓性エンド
レス駆動要素用張力調整装置。 - 【請求項17】 前記両方向回転減衰装置が前記テンシ
ョンアーム装置と前記枢動支持体との間に一体にされる
ことを特徴とする請求項1に記載の可撓性エンドレス駆
動要素用張力調整装置。 - 【請求項18】 前記枢動支持体のまわりのかつ通常の
作動位置からの前記テンションアーム装置の旋回範囲が
最大ストッパおよび組み立てストッパによって制限さ
れ、前記公称の位置が前記第1および第2テンションロ
ーラのほぼ等しい偏向によって定義されることを特徴と
する請求項1に記載の可撓性エンドレス駆動要素用張力
調整装置。 - 【請求項19】 合計旋回範囲がほぼ30°に制限され
ることを特徴とする請求項18に記載の可撓性エンドレ
ス駆動要素用張力調整装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10000970A DE10000970A1 (de) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | Spannvorrichtung für ein biegsames Antriebselement |
DE10000970.0 | 2000-01-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001193807A true JP2001193807A (ja) | 2001-07-17 |
JP3540749B2 JP3540749B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=7627276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001003908A Expired - Fee Related JP3540749B2 (ja) | 2000-01-12 | 2001-01-11 | 可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6506137B2 (ja) |
EP (1) | EP1122464B1 (ja) |
JP (1) | JP3540749B2 (ja) |
CA (1) | CA2330891A1 (ja) |
DE (1) | DE10000970A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP6026058B1 (ja) * | 2015-05-08 | 2016-11-16 | バンドー化学株式会社 | ベルト伝動システム |
KR20170009862A (ko) | 2014-05-22 | 2017-01-25 | 반도 카가쿠 가부시키가이샤 | 벨트 전동 시스템 |
US11174921B2 (en) | 2016-09-13 | 2021-11-16 | Litens Automotive Partnership | V tensioner and endless drive arrangement |
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---|---|---|---|---|
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