JP2714540B2 - 工業用ロボットの手首機構 - Google Patents

工業用ロボットの手首機構

Info

Publication number
JP2714540B2
JP2714540B2 JP6302917A JP30291794A JP2714540B2 JP 2714540 B2 JP2714540 B2 JP 2714540B2 JP 6302917 A JP6302917 A JP 6302917A JP 30291794 A JP30291794 A JP 30291794A JP 2714540 B2 JP2714540 B2 JP 2714540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
motor
flange
arm
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6302917A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08141968A (ja
Inventor
恭秀 永浜
光宏 東野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP6302917A priority Critical patent/JP2714540B2/ja
Publication of JPH08141968A publication Critical patent/JPH08141968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2714540B2 publication Critical patent/JP2714540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業用ロボットのアー
ムの先端に例えば回動自在に取り付けられる手首機構で
あって、この回動を含めて3自由度を有するものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の手首機構の従来例としては、図
5の模式図に示されるものが知られている(特開昭60
−197387号公報又は特開平3−208584号公
報参照)。手首機構100は工業用ロボットのアーム1
02に対してモータ103及び減速手段104を介して
矢印aのように回動自在に連結されている。この手首機
構は、アーム102に対して回動自在な回動アーム10
5と、回動アーム105に対して揺動自在に連結された
ケーシング106と、ケーシング106に対して回動自
在に連結され、図示されない工具が取り付けられるフラ
ンジ107とを有している。
【0003】ケーシング106の揺動軸108には減速
手段109とプーリ110とが連結され、回動アーム1
05内に取り付けられた回動用モータ111のプーリ1
12と前記プーリ110との間にベルト113が掛けら
れている。そして、回動用モータ111の駆動力はプー
リ112→ベルト113→プーリ110→減速手段10
9を経て回動軸108に伝達され、ケーシング106は
矢印bのように揺動自在である。
【0004】一方、フランジ107の回動軸114は減
速手段115を経て回動用モータ116に同軸に連結さ
れおり、フランジ107は矢印cのように回動自在であ
る。そして、アーム105の回動軸117とフランジ1
07の回動軸114は図5のような基本姿勢では同軸で
あり、揺動軸108はこれら回動軸114,117と同
じ平面で直交している。
【0005】これに対して、フランジ107の回動軸1
14とアーム105の回動軸117との間に間隔Mを設
け、揺動軸108がこれら回動軸114,117と直交
する図6の如き手首機構101も知られている。図5と
異なる点は、プーリ及びベルトによる伝導手段に代わ
り、ベベルギア118による伝導手段を用い、回動軸1
17と揺動軸108とを直交させる。そして、揺動軸1
08に対して片持ち状にケーシング106を連結したも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5及び図6の従来の
手首機構100,101においては、ケーシング106
を揺動させるための揺動用モータ111の駆動力が減速
手段109に至るまでに、プーリ110,112やベル
ト113によるベルト伝導手段又はベベルギア118に
よるギア伝導手段を介している。このベルト伝導手段及
びギア伝導手段は単なる中間伝導手段にすぎず、揺動用
モータ111を減速手段109に直結する場合に比較し
て、ガタや振動が発生する確率が高くなり、部品点数も
増え、組立効率が悪くなるという問題点を有していた。
【0007】また、図5及び図6のいずれの手首機構1
00,101も回動用モータ116がケーシング106
内に取り付けられている。ケーシング106の大部分の
重量がこの回動用モータ116で占められ、ケーシング
106の揺動時のバランスを考えると、図示のように回
動用モータ116の中程に位置するように揺動軸108
を設けることになる。すると、ケーシング106の反フ
ランジ107方向への突出長さNが長くなり、この突出
部分でケーシング106上を渡る溶接用ケーブル・ホー
ス等が挟まれ易いという問題点があった。
【0008】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、手首機構における回動用モータ及び揺動用モー
タの両方とも中間伝導手段を用いることなく直結可能と
し、ケーシングの反フランジ方向の空間を大きくしケー
ブルが挟まれにくくした工業用ロボットの手首機構を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1の工業用ロボットの手首機構は、工具が取り付けら
れるフランジ4と、該フランジ4を回動自在に支持する
ケーシング3と、前記フランジ4を回動させる回動用モ
ータ32と、該ケーシング3を揺動自在に支持するアー
ム2と、前記ケーシング3を揺動させる揺動用モータ3
1とを有してなる工業用ロボットの手首機構であって、
前記回動用モータ32は前記ケーシング3内に取り付け
られると共に、減速手段44を介して前記フランジ4の
回動軸49と略同軸に連結され、前記揺動用モータ31
は前記ケーシング3内に取り付けられると共に、減速手
段34を介して前記アーム2の揺動軸38と略同軸に連
結され 前記回動軸49と前記揺動軸38とは同一平面
上で直交し、前記ケーシング3内の前記回動用モータ3
2と前記揺動用モータ31とは前記同一平面上で干渉し
ないように取り付けられたことを要旨とするものであ
る。
【0010】請求項2の工業用ロボットの手首機構は、
工具が取り付けられるフランジ4と、該フランジ4を回
動自在に支持するケーシング3と、前記フランジ4を回
動させる回動用モータ32と、該ケーシング3を揺動自
在に支持するアーム2と、前記ケーシング3を揺動させ
る揺動用モータ31とを有してなる工業用ロボットの手
首機構であって、 前記回動用モータ32は前記ケーシン
グ3内に取り付けられると共に、減速手段44を介して
前記フランジ4の回動軸49と略同軸に連結され、 前記
揺動用モータ31は前記ケーシング3内に取り付けられ
ると共に、減速手段34を介して前記アーム2の揺動軸
38と略同軸に連結され、 前記回動軸49と前記揺動軸
38とは間隔Hを有して直交し、前記ケーシング3内の
前記回動用モータ32と前記揺動用モータ32とは前記
間隔Hの方向から見て重なるように取り付けられたこと
を要旨とするものである。
【0011】
【作用】請求項1において、前記回動用モータは前記ケ
ーシング内に取り付けられると共に、減速手段を介して
前記フランジの回動軸と略同軸に連結され、同様に、前
記揺動用モータは前記ケーシング内に取り付けられると
共に、減速手段を介して前記アームの揺動軸と略同軸に
連結されているため、回動用モータと揺動用モータの駆
動力は中間伝導手段を介することなく、減速手段を介し
て回動軸又は揺動軸に直結できる。そして、前記回動軸
と前記揺動軸とは同一平面上で直交し、前記ケーシング
内の前記回動用モータと前記揺動用モータとは前記同一
平面上で干渉しないように取り付けると、アームの回動
軸とフランジの回動軸と揺動軸とが一点に交わるタイプ
の手首機構になる。
【0012】請求項2において、前記回動用モータは前
記ケーシング内に取り付けられると共に、減速手段を介
して前記フランジの回動軸と略同軸に連結され、同様
に、前記揺動用モータは前記ケーシング内に取り付けら
れると共に、減速手段を介して前記アームの揺動軸と略
同軸に連結されているため、回動用モータと揺動用モー
タの駆動力は中間伝導手段を介することなく、減速手段
を介して回動軸又は揺動軸に直結できる。そして、前記
回動軸と前記揺動軸とは間隔を有して直交し、前記ケー
シング内の前記回動用モータと前記揺動用モータとは前
記間隔方向から見て重なるように取り付けると、アーム
の回動軸とフランジの回動軸とが離れ、フランジの回動
軸と揺動軸とが直交するタイプの手首機構になる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。図1は本発明の第1実施例に係る手首機構の横方
向断面図であり、図2は本発明の第1実施例に係る手首
機構の側面図である。
【0014】図1において、手首機構1は、固定アーム
11に対して回動自在な回動アーム2と、この回動アー
ム2に対して揺動自在なケーシング3と、このケーシン
グ3に対して回動自在なフランジ4の3つの部分からな
っている。この手首機構1の回動アーム2は固定アーム
11に回動自在に支持され、回動アーム2と固定アーム
11で工業用ロボットの水平アームを形成する。この水
平アームは更に図示されない傾動アームである垂直アー
ムに傾動自在に支持される。またこの垂直アームは基台
に対して旋回自在な旋回台に傾動自在に支持される。こ
のタイプの工業用ロボットは、垂直アームの旋回(S
1)、垂直アームの傾動(S2)、水平アームの傾動
(S3)、手首機構1の回動アーム2の回動(S4)、
手首機構1のケーシング3の揺動(S5)と手首機構1
のフランジ4の回動(S6)の6自由度を有している。
【0015】回動アーム2は固定アーム11に対してモ
ータ12、減速手段13及び回動軸14を介して直結状
態で回動自在に支持されている。この回動アーム2の根
本15は円筒状であるが、根本から先はコの字状に裂け
て左右のハウジング部16a,16bを形成している。
ハウジング部16aの円筒部17aには軸受18aが嵌
められており、ハウジング部16bにはスリーブ17b
が回転摺動自在に嵌入され、このスリーブ17bに軸受
18bが嵌められている。スリーブ17bとハウジング
部16bとは摩擦板19を介してボルト20で固定され
ている。スリーブ17bのボルト20に対する孔は円弧
状長孔となっており、過大な力によって、スリーブ17
bがハウジング部16bに対して滑るようになってい
る。なお、21,22は点検の為の蓋体である。
【0016】ケーシング3は、軸受18a,18bによ
って回転自在に支持される第1円筒部25と、この第1
円筒部25に対して直角に突き出る第2円筒部26とか
らなり、内部にモータ収納空間を形成している。第2円
筒部26の先端に軸受27が押さえ板28で保持されて
いる。そして、フランジ4はこの軸受27によって回動
自在に支持されている。
【0017】つぎに、ケーシング3のモータ収納空間内
に取り付けられた揺動用モータ31と回動用モータ32
の駆動構造を説明する。揺動用モータ31は第1円筒部
25の側板部25bにボルト33で固定されている。そ
して、揺動用モータ31の出力軸に減速手段であるハー
モニック減速機のウエーブ・ジェネレータ34が嵌入さ
れており、このウエーブ・ジェネレータ34によりフレ
クスプライン39が楕円状にたわめられ、スリーブ17
bの内周側に配設されたサーキュラ・スプライン35に
噛み合っており、さらに、このフレクスプライン39が
ケーシング3の側板部25bに配設されたサーキュラ・
スプライン36に噛み合っている。揺動用モータ31の
駆動力は、ウエーブ・ジェネレータ34とサーキュラ・
スプライン36の間のフレクスプライン39の公転運動
に変換され、フレクスプライン39の公転運動がサーキ
ュラ・スプライン35を経て回動アーム2に伝達され、
その結果、相対的にケーシング3が揺動する。すなわ
ち、ウエーブ・ジェネレータ34、フレクスプライン3
9、サーキュラ・スプライン35、サーキュラ・スプラ
イン36が減速手段を構成する。尚、減速手段は、ハー
モニック減速機構に限らず、遊星減速機構やサイクロ減
速機構であっても良い。また、符号38が揺動軸となっ
ており、揺動軸38と同軸に上記減速手段34・39・
35・36と揺動用モータ31が取り付けられている。
【0018】一方、揺動用モータ32は第2円筒部26
に設けられたリング部41にボルト42で固定されてい
る。そして、揺動用モータ32の出力軸に減速手段であ
るハーモニック減速機のウエーブ・ジェネレータ44が
嵌入されており、このウエーブ・ジェネレータ44によ
りフレクスプライン50が楕円状にたわめられ、サーキ
ュラ・スプライン45・46に噛み合っている。揺動用
モータ32の駆動力は、ウエーブ・ジェネレータ44と
サーキュラ・スプライン45の間のフレクスプライン5
0の公転運動に変換され、フレクスプライン50の公転
運動がサーキュラ・スプライン46を経てフランジ4に
伝達され、その結果、相対的にフランジ4が回転する。
すなわち、ウエーブ・ジェネレータ44、フレクスプラ
イン50、サーキュラ・スプライン45、サーキュラ・
スプライン46が減速手段を構成する。尚、減速手段
は、ハーモニック減速機構に限らず、遊星減速機構やサ
イクロ減速機構であっても良い。
【0019】また、回動アーム2の中には何も無いた
め、根本15に近い所に壁29が形成されている。図2
に示されるように、壁29は傾斜部29aと垂直部29
bとからなり、回動軸14の上下対称形状になってい
る。そして、図示のように、ケーシング3は40°〜3
20°までの範囲Aで制御された揺動が可能である。
【0020】つぎに、上述した手首機構1の作動を以下
に説明する。モータ12の制御された駆動によって、回
動アーム2は回動軸14を中心とした所定の回動(S
4)が可能である。そして、揺動用モータ31の制御さ
れた駆動によって、ケーシング3の揺動軸38を中心と
した所定の揺動(S5)が減速手段34,35,36を
介するだけの直結状態で行われる。また、回動用モータ
32の制御された駆動によって、フランジ4の回動軸4
8を中心とした所定の回動(S6)が減速手段44,4
5,46を介するだけの直結状態で行われる。結局、手
首機構1はモータとの直結状態で3自由度を有するもの
となり、モータから減速手段に至るまでの中間伝導手段
がない。この中間伝導手段の不存在によって、中間伝導
手段に起因するガタや振動が無くなり、部品点数が減っ
て組立工数も短縮される。
【0021】また、回動アーム2の回動軸14とフラン
ジ4の回動軸49は図1のような基本姿勢では同じ直線
上に位置し、更に揺動軸38はこれら回動軸14,49
と同一平面で直交しており、ストレート形状であってコ
ンパクトな手首機構1となる。また、ケーシング3内に
回動用モータ32と揺動用モータ31とがT字状に配設
されているため、回動アーム2内には何も無く、ケーシ
ング3の第1円筒部25と壁29との間には充分な空間
が確保されている。そのため、ケーシング3上を渡る溶
接用ケーブル・ホース等がケーシング3の揺動によって
回動アーム2との間で挟まれる可能性が少なくなる。
【0022】次に本発明の第2実施例を図面を参照しつ
つ説明する。図3は本発明の第2実施例に係る手首機構
の外形図であり、図4は本発明の第2実施例に係る手首
機構の要部断面図である。なお、図1及び図2の第1実
施例と異なる部分を主として説明する。
【0023】図3(a)は手首機構10の側面図であ
り、同3(b)は同3(a)のX矢視図である。また、
図4(a)は図3(a)のY−Y断面図であり、図4
(b)は図3(a)のZ−Z断面図である。図におい
て、回動アーム2は長くなっており、回動アーム2の揺
動軸38とフランジ4の回動軸49とは間隔Hを有して
直交に設けられている。そして、ケーシング2内の揺動
用モータ31と回動用モータ32が間隔Hの間で上下方
向に重ねられて配置されている。これによって、ケーシ
ング3の上下方向の厚みは増すものの、長さが短くな
る。
【0024】すなわち、ケーシング3は回動用モータ3
1を収める第1円筒部51の上に、揺動用モータ32を
収める第2円筒部52とを上下にずらしてその中心が直
交するようにした形状となっており、内部は連続した空
間となっている。そして、回動用モータ32がフランジ
4を回動させる機構は図1で説明したものと同様であ
り、揺動用モータ31がケーシング3を揺動させる機構
も図1で説明したものと同様である。したがって、回動
用モータ32に加えて揺動用モータ31を直結構造にす
る有利な点はこの手首機構10においても発揮される。
このように、回動アーム2の揺動軸38とフランジ4の
回動軸49とは間隔Hを有して直交に設けられているタ
イプにも本発明が適用可能である。このタイプの手首機
構10はフランジ4の部分を小径にし、小さな工具をフ
ランジ4に取り付けて、狭い場所で作業する工業用ロボ
ットの手首機構として最適である。
【0025】また、図4に示されるように、回動アーム
2には円錐窪み状の壁53が設けられており、この壁5
3とケーシング3との間には充分な空間があり、ケーシ
ング3上を渡る溶接用ケーブル・ホース等が回動アーム
2との間で挟まれる可能性は少ない。
【0026】
【発明の効果】請求項1の工業用ロボットの手首機構
は、フランジの回動用モータとケーシングの揺動用モー
タの両方をケーシング内に取り付けたので、揺動軸38
の線上に回動アーム2に対して外部へ突出せず、さらに
回動用モータと揺動用モータは中間伝導手段を介するこ
となく回動軸と揺動軸に連結でき、中間伝導手段に起因
するガタや振動を無くし、部品点数を減らして組立工数
も削減することができる。また、ケーシングに回動用モ
ータ及び揺動用モータを取り付けたので、ケーシングを
揺動自在に支持するアームにはモータが存在せず、ケー
シングの反フランジ側とアームとの空間を大きくした
り、ケーシングの反フランジ側の形状を丸めたりして、
ケーシング上を渡る溶接用ケーブル・ホース等がケーシ
ングとアームとの間で挟まれるのを防止することが可能
になる。また、アームの回動軸とフランジの回動軸と揺
動軸とが一点に交わるタイプの手首機構としたので、ス
トレートでコンパクトな手首機構となる。
【0027】請求項2の工業用ロボットの手首機構は、
フランジの回動用モータとケーシングの揺動用モータの
両方をケーシング内に取り付けたので、揺動軸38の線
上に回動アーム2に対して外部へ突出せず、さらに回動
用モータと揺動用モータは中間伝導手段を介することな
く回動軸と揺動軸に連結でき、中間伝導手段に起因する
ガタや振動を無くし、部品点数を減らして組立工数も削
減することができる。また、ケーシングに回動用モータ
及び揺動用モータを取り付けたので、ケーシングを揺動
自在に支持するアームにはモータが存在せず、ケーシン
グの反フランジ側とアームとの空間を大きくしたり、ケ
ーシングの反フランジ側の形状を丸めたりして、ケーシ
ング上を渡る溶接用ケーブル・ホース等がケーシングと
アームとの間で挟まれるのを防止することが可能にな
る。 また、アームの回動軸とフランジの回動軸とが離
れ、フランジの回動軸と揺動軸とが直交するタイプの手
首機構としたので、フランジの部分を小径にし、小さな
工具を取り付けて、狭い場所で作業する工業用ロボット
の手首機構として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る手首機構の横方向断
面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る手首機構の側面図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例に係る手首機構の外形図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例に係る手首機構の要部断面
図である。
【図5】第1従来例に係る手首機構の模式図である。
【図6】第2従来例に係る手首機構の模式図である。
【符号の説明】
1,10 手首機構 2 回動アーム(アーム) 3 ケーシング 4 フランジ 11 固定アーム 14 回動軸 31 揺動用モータ 32 回動用モータ 34 ウエーブ・ジェネレータ 35 サーキュラ・スプライン 36 サーキュラ・スプライン 38 揺動軸 44 ウエーブ・ジェネレータ 45 サーキュラ・スプライン 46 サーキュラ・スプライン 49 回動軸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具が取り付けられるフランジ4と、該
    フランジ4を回動自在に支持するケーシング3と、前記
    フランジ4を回動させる回動用モータ32と、該ケーシ
    ング3を揺動自在に支持するアーム2と、前記ケーシン
    グ3を揺動させる揺動用モータ31とを有してなる工業
    用ロボットの手首機構であって、 前記回動用モータ32は前記ケーシング3内に取り付け
    られると共に、減速手段44を介して前記フランジ4の
    回動軸49と略同軸に連結され、 前記揺動用モータ31は前記ケーシング3内に取り付け
    られると共に、減速手段34を介して前記アーム2の揺
    動軸38と略同軸に連結され 前記回動軸49と前記揺動軸38とは同一平面上で直交
    し、前記ケーシング3内の前記回動用モータ32と前記
    揺動用モータ31とは前記同一平面上で干渉しないよう
    に取り付けられた ことを特徴とする工業用ロボットの手
    首機構。
  2. 【請求項2】 工具が取り付けられるフランジ4と、該
    フランジ4を回動自在に支持するケーシング3と、前記
    フランジ4を回動させる回動用モータ32と、該ケーシ
    ング3を揺動自在に支持するアーム2と、前記ケーシン
    グ3を揺動させる揺動用モータ31とを有してなる工業
    用ロボットの手首機構であって、 前記回動用モータ32は前記ケーシング3内に取り付け
    られると共に、減速手段44を介して前記フランジ4の
    回動軸49と略同軸に連結され、 前記揺動用モータ31は前記ケーシング3内に取り付け
    られると共に、減速手段34を介して前記アーム2の揺
    動軸38と略同軸に連結され、 前記回動軸49と前記揺動軸38とは間隔Hを有して直
    交し、前記ケーシング3内の前記回動用モータ32と前
    記揺動用モータ32とは前記間隔Hの方向から見て重な
    るように取り付けられたことを特徴とする 工業用ロボッ
    トの手首機構。
JP6302917A 1994-11-10 1994-11-10 工業用ロボットの手首機構 Expired - Lifetime JP2714540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6302917A JP2714540B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 工業用ロボットの手首機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6302917A JP2714540B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 工業用ロボットの手首機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08141968A JPH08141968A (ja) 1996-06-04
JP2714540B2 true JP2714540B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=17914677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6302917A Expired - Lifetime JP2714540B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 工業用ロボットの手首機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2714540B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5387264B2 (ja) * 2009-09-16 2014-01-15 株式会社安川電機 産業用ロボット
CN102049783A (zh) * 2009-11-10 2011-05-11 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 机器人结构
JP2012121135A (ja) * 2012-02-02 2012-06-28 Yaskawa Electric Corp 産業用ロボットの手首機構
CN104325465B (zh) * 2014-10-31 2015-12-02 济南大学 一种工业机器人腕部结构及安装方法
JP5980984B1 (ja) 2015-04-02 2016-08-31 ファナック株式会社 アームを揺動させるモータを備えたロボットの関節構造
CN105945989A (zh) * 2015-12-08 2016-09-21 北京航空航天大学 一种基于液压摆动缸驱动关节的机器人液压机械臂
CN110228081A (zh) * 2019-06-28 2019-09-13 吴芳 一种机器人电机直驱减速机手腕

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS646450U (ja) * 1987-06-30 1989-01-13
JPH0729273B2 (ja) * 1990-01-10 1995-04-05 株式会社神戸製鋼所 工業用ロボットの保護装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08141968A (ja) 1996-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4787262A (en) Wrist device of robot
JP2591968B2 (ja) 産業用ロボットの手首
KR101248627B1 (ko) 산업용 로봇
KR920006657B1 (ko) 다관절(多關節)로보트
US4703668A (en) Wrist mechanism for a robot arm
JP2020138319A (ja) ロボットの手首構造およびロボット
JPH03154791A (ja) ロボット用多関節アーム
JPH0957678A (ja) ロボット等の旋回部構造
JP5270449B2 (ja) ロボットの関節構造、及びそれを備えるロボット
JPH09272094A (ja) 産業用ロボットの手首機構
EP3470704B1 (en) Link operating device
JP5408840B2 (ja) 2軸回転型ポジショナー
JP2714540B2 (ja) 工業用ロボットの手首機構
JP2000343477A (ja) ロボットの関節部構造
JPH0732996B2 (ja) 工業用ロボットの手首装置
JP2827166B2 (ja) 遊星歯車減速機
JP2001113488A (ja) 産業用ロボット
JPS63109994A (ja) 工業用ロボツトの手首機構
KR19980701448A (ko) 다관절 로봇의 손목기구
JP2773448B2 (ja) 産業用ロボットの手首機構
JPH04300190A (ja) 産業用ロボットの手首装置
JPH02152788A (ja) 工業用ロボット
JPH06155365A (ja) 工業用ロボット
KR102120791B1 (ko) 로봇 암의 하박 구조체
JP2003136464A (ja) スカラ型ロボット