JP2002265339A - 染毛剤組成物及び染毛方法 - Google Patents
染毛剤組成物及び染毛方法Info
- Publication number
- JP2002265339A JP2002265339A JP2001061801A JP2001061801A JP2002265339A JP 2002265339 A JP2002265339 A JP 2002265339A JP 2001061801 A JP2001061801 A JP 2001061801A JP 2001061801 A JP2001061801 A JP 2001061801A JP 2002265339 A JP2002265339 A JP 2002265339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- weight
- dye composition
- dyeing
- hair dye
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 染着性、耐洗浄性、染毛後の風合いに優れ、
さらに風合いが持続する染毛剤組成物を提供する。 【解決手段】 エタノール、イソプロパノール、n−プ
ロパノール、および、tert−ブチルアルコールから
選ばれる1種あるいは2種以上を2重量%以上40重量
%以下、ベンジルアルコールを2重量%以上20重量%
以下、シリル化ペプチドを0.005重量%以上3重量
%以下、及び、酸性染料を含有する染毛剤組成物。
さらに風合いが持続する染毛剤組成物を提供する。 【解決手段】 エタノール、イソプロパノール、n−プ
ロパノール、および、tert−ブチルアルコールから
選ばれる1種あるいは2種以上を2重量%以上40重量
%以下、ベンジルアルコールを2重量%以上20重量%
以下、シリル化ペプチドを0.005重量%以上3重量
%以下、及び、酸性染料を含有する染毛剤組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染毛技術に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】染毛剤組成物には、染着性、耐洗浄性、
染毛後の風合い、さらに風合いの持続性などさまざまな
性能が求められ、日々研究によって改良が試みられては
いるが、これら全てを満足するものは得られていないの
が実状である。
染毛後の風合い、さらに風合いの持続性などさまざまな
性能が求められ、日々研究によって改良が試みられては
いるが、これら全てを満足するものは得られていないの
が実状である。
【0003】例えば特開平11−147813号公報で
はシリル化ペプチドを含有する酸性染毛料が提案されて
いる。この技術によれば、シリル化ペプチドのペプチド
部分が毛髪の損傷が回復するとともに、毛髪表面にシリ
ル化ペプチドによる皮膜が形成され、風合いが向上す
る。しかしながら、風合いの向上は持続性に乏しく、満
足できるものではなかった。このように、染着性、耐洗
浄性、染毛後の風合いに優れ、さらに風合いが持続する
染毛剤組成物が求められていた。
はシリル化ペプチドを含有する酸性染毛料が提案されて
いる。この技術によれば、シリル化ペプチドのペプチド
部分が毛髪の損傷が回復するとともに、毛髪表面にシリ
ル化ペプチドによる皮膜が形成され、風合いが向上す
る。しかしながら、風合いの向上は持続性に乏しく、満
足できるものではなかった。このように、染着性、耐洗
浄性、染毛後の風合いに優れ、さらに風合いが持続する
染毛剤組成物が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の問題点を改善する、すなわち、染着性、耐洗浄性、
染毛後の風合いに優れ、さらに風合いが持続する染毛剤
組成物を提供することを目的とする。
来の問題点を改善する、すなわち、染着性、耐洗浄性、
染毛後の風合いに優れ、さらに風合いが持続する染毛剤
組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の染毛剤組成物は
上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、エタ
ノール、イソプロパノール、n−プロパノール、およ
び、tert−ブチルアルコールから選ばれる1種また
は2種以上を2重量%以上40重量%以下、ベンジルア
ルコールを2重量%以上20重量%以下、シリル化ペプ
チドを0.005重量%以上3重量%以下、及び、酸性
染料を含有する染毛剤組成物である。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、エタ
ノール、イソプロパノール、n−プロパノール、およ
び、tert−ブチルアルコールから選ばれる1種また
は2種以上を2重量%以上40重量%以下、ベンジルア
ルコールを2重量%以上20重量%以下、シリル化ペプ
チドを0.005重量%以上3重量%以下、及び、酸性
染料を含有する染毛剤組成物である。
【0006】本発明の染毛方法は請求項2に記載の通
り、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノー
ル、および、tert−ブチルアルコールから選ばれる
1種または2種以上を2重量%以上40重量%以下、ベ
ンジルアルコールを2重量%以上20重量%以下、シリ
ル化ペプチドを0.005重量%以上3重量%以下、及
び、酸性染料を含有する染毛剤組成物を毛髪に塗布し、
加熱した後、除去する染毛方法である。これらの構成に
より、染着性、耐洗浄性、染毛後の風合いに優れ、さら
にこの優れた風合いを長期間持続させることができる。
り、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノー
ル、および、tert−ブチルアルコールから選ばれる
1種または2種以上を2重量%以上40重量%以下、ベ
ンジルアルコールを2重量%以上20重量%以下、シリ
ル化ペプチドを0.005重量%以上3重量%以下、及
び、酸性染料を含有する染毛剤組成物を毛髪に塗布し、
加熱した後、除去する染毛方法である。これらの構成に
より、染着性、耐洗浄性、染毛後の風合いに優れ、さら
にこの優れた風合いを長期間持続させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の染毛剤組成物において、
エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、お
よび、tert−ブチルアルコールから選ばれる1種ま
たは2種以上が必須成分である。このようなアルコール
類の添加量としては、2重量%以上40重量%以下であ
ることが必要である。2重量%未満であると、風合いを
持続させることができず、40重量%を超となっても風
合いの持続性の向上は見られない。なお、最適な範囲は
5重量%以上25重量%以下である。
エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、お
よび、tert−ブチルアルコールから選ばれる1種ま
たは2種以上が必須成分である。このようなアルコール
類の添加量としては、2重量%以上40重量%以下であ
ることが必要である。2重量%未満であると、風合いを
持続させることができず、40重量%を超となっても風
合いの持続性の向上は見られない。なお、最適な範囲は
5重量%以上25重量%以下である。
【0008】また、本発明の染毛剤組成物には上記揮発
性を有する低級アルコールとは別にに、ベンジルアルコ
ールが含有されている必要がある。ベンジルアルコール
の添加量としては、2重量%以上20重量%以下である
ことが必要である。2重量%未満であると、染着性及び
耐洗浄性が低下し、所望の効果が得られず、20重量%
を越えて含有しても、含有量の増加に伴う染着性及び耐
洗浄性の向上が見られない。最適な範囲は5重量%以上
10重量%以下である。
性を有する低級アルコールとは別にに、ベンジルアルコ
ールが含有されている必要がある。ベンジルアルコール
の添加量としては、2重量%以上20重量%以下である
ことが必要である。2重量%未満であると、染着性及び
耐洗浄性が低下し、所望の効果が得られず、20重量%
を越えて含有しても、含有量の増加に伴う染着性及び耐
洗浄性の向上が見られない。最適な範囲は5重量%以上
10重量%以下である。
【0009】シリル化ペプチドとしては、アミノ酸側鎖
のアミノ基を含むアミノ基にケイ素原子をただ一つ含む
官能基が共有結合しているものであり、シリル化加水分
解コラーゲン(プロモイスW−52SIG(10%水溶
液):成和化成製)、シリル化加水分解シルク(プロモ
イスS−700SIG(20%水溶液):成和化成
製)、シリル化加水分解大豆たんぱく(プロモイスWS
−HSIG(20%水溶液):成和化成製)、シリル化
加水分解ケラチン(プロモイスWK−HSIG(25%
水溶液):成和化成製)などが挙げられる。
のアミノ基を含むアミノ基にケイ素原子をただ一つ含む
官能基が共有結合しているものであり、シリル化加水分
解コラーゲン(プロモイスW−52SIG(10%水溶
液):成和化成製)、シリル化加水分解シルク(プロモ
イスS−700SIG(20%水溶液):成和化成
製)、シリル化加水分解大豆たんぱく(プロモイスWS
−HSIG(20%水溶液):成和化成製)、シリル化
加水分解ケラチン(プロモイスWK−HSIG(25%
水溶液):成和化成製)などが挙げられる。
【0010】シリル化ペプチドの添加量としては、0.
005重量%以上3重量%以下であることが必要であ
る。0.005重量%未満であると、毛髪の損傷部位を
保護して毛髪の表面に皮膜を形成する作用が乏しくな
り、3重量%超となっても、添加量の増加に伴う効果の
増加がほとんど認められない上、シリル化ペプチドが毛
髪に過剰に吸着して、べとつきを生じるようになる恐れ
がある。なお、最適な範囲は0.01重量%以上1.5
重量%以下である。
005重量%以上3重量%以下であることが必要であ
る。0.005重量%未満であると、毛髪の損傷部位を
保護して毛髪の表面に皮膜を形成する作用が乏しくな
り、3重量%超となっても、添加量の増加に伴う効果の
増加がほとんど認められない上、シリル化ペプチドが毛
髪に過剰に吸着して、べとつきを生じるようになる恐れ
がある。なお、最適な範囲は0.01重量%以上1.5
重量%以下である。
【0011】本発明の染毛剤組成物の染毛剤成分として
は通常染毛剤に用いられる酸性染料の中から必要な染毛
剤成分が選択される。ここで酸性染料としては、例えば
赤色102号、黄色4号、黄色5号、赤色201号、赤
色227号、だいだい色205号、褐色201号、赤色
502号、赤色503号、赤色504号、赤色506
号、だいだい色402号、黄色402号、黄色406
号、黄色407号、赤色213号、赤色214号、赤色
3号、赤色104号、赤色105号の (1)、赤色1
06号、緑色2号、緑色3号、だいだい色207号、黄
色202号の (1)、黄色202号の (2)、青色2
02号、青色205号、青色2号、黄色203号、青色
201号、緑色201号、青色1号、赤色230号の
(1)、赤色231号、赤色232号、緑色204号、
緑色205号、赤色401号、黄色403号の
(1)、緑色401号、緑色402号、黒色401号、
紫色401号などが挙げられるが、通常の化粧品等に使
用し得る水溶性酸性染料であればよく、特に限定されな
い。
は通常染毛剤に用いられる酸性染料の中から必要な染毛
剤成分が選択される。ここで酸性染料としては、例えば
赤色102号、黄色4号、黄色5号、赤色201号、赤
色227号、だいだい色205号、褐色201号、赤色
502号、赤色503号、赤色504号、赤色506
号、だいだい色402号、黄色402号、黄色406
号、黄色407号、赤色213号、赤色214号、赤色
3号、赤色104号、赤色105号の (1)、赤色1
06号、緑色2号、緑色3号、だいだい色207号、黄
色202号の (1)、黄色202号の (2)、青色2
02号、青色205号、青色2号、黄色203号、青色
201号、緑色201号、青色1号、赤色230号の
(1)、赤色231号、赤色232号、緑色204号、
緑色205号、赤色401号、黄色403号の
(1)、緑色401号、緑色402号、黒色401号、
紫色401号などが挙げられるが、通常の化粧品等に使
用し得る水溶性酸性染料であればよく、特に限定されな
い。
【0012】これら酸性染料の添加量は通常、0.05
重量%以上3重量%以下であることが好ましい。0.0
5重量%未満であると、染着性が不充分となりやすく、
3重量%超となっても、含有量の増加に伴う効果の向上
がほとんど認められない上、耐洗浄性の低下が生じる恐
れがある。
重量%以上3重量%以下であることが好ましい。0.0
5重量%未満であると、染着性が不充分となりやすく、
3重量%超となっても、含有量の増加に伴う効果の向上
がほとんど認められない上、耐洗浄性の低下が生じる恐
れがある。
【0013】本発明の染毛剤組成物は、上記の成分を適
正な配合比になるように、常法により混合することによ
り得ることができる。なお、その際、上記の必須成分の
他に、通常の化粧料や染毛料に用いられる、例えばpH
調整剤、pH安定剤、防腐剤、キレート剤、可溶化剤、
安定化剤、増粘剤、感触向上剤、香料、噴射剤等、或い
は水、溶媒等の希釈剤の配合成分を、本発明の効果を損
なわない範囲で適宜配合することができる。
正な配合比になるように、常法により混合することによ
り得ることができる。なお、その際、上記の必須成分の
他に、通常の化粧料や染毛料に用いられる、例えばpH
調整剤、pH安定剤、防腐剤、キレート剤、可溶化剤、
安定化剤、増粘剤、感触向上剤、香料、噴射剤等、或い
は水、溶媒等の希釈剤の配合成分を、本発明の効果を損
なわない範囲で適宜配合することができる。
【0014】なお、本発明の染毛組成物はpHが1.5
以上4.5以下の範囲にあることが良好な染着性を得る
ために好ましく、最適なpHの範囲は2.5以上3.5
以下である。
以上4.5以下の範囲にあることが良好な染着性を得る
ために好ましく、最適なpHの範囲は2.5以上3.5
以下である。
【0015】スチーマーや赤外線加温機を用いる場合の
温度の上限は50℃である。これ以上の高温では人体に
高温が掛かることになり現実的でない。このときの適切
な加熱時間は5分以上40分未満である。5分未満であ
ると染着性、耐洗浄性、風合いの持続性が不充分とな
り、40分超となっても、時間の増加に伴う風合いの持
続性効果の向上は殆ど認められない。
温度の上限は50℃である。これ以上の高温では人体に
高温が掛かることになり現実的でない。このときの適切
な加熱時間は5分以上40分未満である。5分未満であ
ると染着性、耐洗浄性、風合いの持続性が不充分とな
り、40分超となっても、時間の増加に伴う風合いの持
続性効果の向上は殆ど認められない。
【0016】また、ドライヤーやアイロン等の、毛髪の
みを加熱できる器具を用いる場合の上限は200℃であ
る。200℃を越えると毛髪の損傷につながる恐れがあ
る。ドライヤーやアイロンを用いる場合の適切な加熱時
間は1秒以上20秒未満である。1秒未満であると染着
性、耐洗浄性、風合いの持続性が不充分となり、20秒
超となっても時間の増加に伴う風合いの持続性効果の向
上がほとんど認められない。
みを加熱できる器具を用いる場合の上限は200℃であ
る。200℃を越えると毛髪の損傷につながる恐れがあ
る。ドライヤーやアイロンを用いる場合の適切な加熱時
間は1秒以上20秒未満である。1秒未満であると染着
性、耐洗浄性、風合いの持続性が不充分となり、20秒
超となっても時間の増加に伴う風合いの持続性効果の向
上がほとんど認められない。
【0017】さらに水洗などによって毛髪に付着した薬
剤を除去した後、再度加熱することにより、本発明の優
れた効果をさらに高めることができる。スチーマーや赤
外線加温機を用いる場合の適切な加熱時間は5分以上4
0分未満である。5分未満であると風合いの持続性効果
の向上は不充分であり、40分超となっても、時間の増
加に伴う風合いの持続性効果の向上は殆ど認められな
い。
剤を除去した後、再度加熱することにより、本発明の優
れた効果をさらに高めることができる。スチーマーや赤
外線加温機を用いる場合の適切な加熱時間は5分以上4
0分未満である。5分未満であると風合いの持続性効果
の向上は不充分であり、40分超となっても、時間の増
加に伴う風合いの持続性効果の向上は殆ど認められな
い。
【0018】また、ドライヤーやアイロン等を用いる場
合の適切な加熱時間は1秒以上20秒未満である。1秒
未満であると風合いの持続性効果の向上は不充分とな
り、20秒超となっても時間の増加に伴う風合いの持続
性効果の向上がほとんど認められない。
合の適切な加熱時間は1秒以上20秒未満である。1秒
未満であると風合いの持続性効果の向上は不充分とな
り、20秒超となっても時間の増加に伴う風合いの持続
性効果の向上がほとんど認められない。
【0019】
【実施例】以下に本発明の染毛剤組成物について具体的
に説明する。エタノール、イソプロパノール、n−プロ
パノール、tert−ブチルアルコールから選ばれるア
ルコールとしてエタノールを、シリル化ペプチドとして
シリル化加水分解コラーゲン、シリル化加水分解シル
ク、シリル化加水分解大豆たんぱくを、酸性染料として
黒色401号、紫色401号、だいだい色205号を、
その他pH調整剤として乳酸及び乳酸ナトリウムを、増
粘剤としてヒドロキシエチルセルロースを、エタノー
ル、イソプロパノール、n−プロパノール、および、t
ert−ブチルアルコールから選ばれるアルコール以外
の揮発性を有する有機溶剤としてN−メチルピロリドン
(常圧での沸点:80℃)を、揮発性を有さない有機溶
剤としてプロピレングリコール(常圧での沸点:188
℃)を選択し、精製水を用いて全量を100重量%に調
整し、表1〜表3に示す配合比(重量%)を有する22
種類の染毛剤組成物A〜Vを得た。
に説明する。エタノール、イソプロパノール、n−プロ
パノール、tert−ブチルアルコールから選ばれるア
ルコールとしてエタノールを、シリル化ペプチドとして
シリル化加水分解コラーゲン、シリル化加水分解シル
ク、シリル化加水分解大豆たんぱくを、酸性染料として
黒色401号、紫色401号、だいだい色205号を、
その他pH調整剤として乳酸及び乳酸ナトリウムを、増
粘剤としてヒドロキシエチルセルロースを、エタノー
ル、イソプロパノール、n−プロパノール、および、t
ert−ブチルアルコールから選ばれるアルコール以外
の揮発性を有する有機溶剤としてN−メチルピロリドン
(常圧での沸点:80℃)を、揮発性を有さない有機溶
剤としてプロピレングリコール(常圧での沸点:188
℃)を選択し、精製水を用いて全量を100重量%に調
整し、表1〜表3に示す配合比(重量%)を有する22
種類の染毛剤組成物A〜Vを得た。
【0020】これら22種類の染毛剤組成物A〜Vにつ
いてそれぞれ2gを、5重量%のポリオキシエチレンラ
ウリル硫酸ナトリウム水溶液を用いて洗浄した白髪混じ
りの毛束(長さ10cm、1g)に、均一になるよう刷
毛を用いて塗布した。塗布終了後直ちに40℃で15分
間加熱し、次いでシャンプーを併用して充分に水洗し、
薬剤を除去したのち、水分をふき取って、その後室温で
放置して乾燥した。
いてそれぞれ2gを、5重量%のポリオキシエチレンラ
ウリル硫酸ナトリウム水溶液を用いて洗浄した白髪混じ
りの毛束(長さ10cm、1g)に、均一になるよう刷
毛を用いて塗布した。塗布終了後直ちに40℃で15分
間加熱し、次いでシャンプーを併用して充分に水洗し、
薬剤を除去したのち、水分をふき取って、その後室温で
放置して乾燥した。
【0021】染着性及び染毛後の風合いについては5名
のパネラーが評価を行った。耐洗浄性及び風合いの持続
性については、おのおのの毛束を5重量%のポリオキシ
エチレンラウリル硫酸ナトリウム水溶液で7回洗浄した
後、5名のパネラーが評価を行った。
のパネラーが評価を行った。耐洗浄性及び風合いの持続
性については、おのおのの毛束を5重量%のポリオキシ
エチレンラウリル硫酸ナトリウム水溶液で7回洗浄した
後、5名のパネラーが評価を行った。
【0022】それぞれの評価においては非常に良好な結
果のときを4、良好なときを3、悪いときを2、非常に
劣った場合に1として評価し、5名のパネラーの評価結
果を平均し、小数点以下を四捨五入して、4を「◎」、
3を「○」、2を「△」、1を「×」とした。これら結
果を表1〜表3に併せて示す。
果のときを4、良好なときを3、悪いときを2、非常に
劣った場合に1として評価し、5名のパネラーの評価結
果を平均し、小数点以下を四捨五入して、4を「◎」、
3を「○」、2を「△」、1を「×」とした。これら結
果を表1〜表3に併せて示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】表1〜表3により、本発明に係る染毛剤組
成物は、染着性、耐洗浄性、染色後の風合い及び風合い
の持続性ともに優れていることが判る。次に染毛剤組成
物塗布後の加熱、及び、除去後の加熱の効果について検
討を行った。
成物は、染着性、耐洗浄性、染色後の風合い及び風合い
の持続性ともに優れていることが判る。次に染毛剤組成
物塗布後の加熱、及び、除去後の加熱の効果について検
討を行った。
【0027】染毛剤組成物としてAを用い、塗布後に1
5分間の40℃での加熱を行った場合を「40℃」、加
熱を行わなかった場合を「室温」とし、シャンプーを併
用した水洗後に15分間の40℃での加熱を行った場合
を同様に「40℃」、加熱を行わなかった場合、すなわ
ち、水分をふき取った後室温で放置して乾燥した場合を
「なし」とし、そのときの染色後の毛髪の評価を上記と
同様に行った。結果を表4に示す。
5分間の40℃での加熱を行った場合を「40℃」、加
熱を行わなかった場合を「室温」とし、シャンプーを併
用した水洗後に15分間の40℃での加熱を行った場合
を同様に「40℃」、加熱を行わなかった場合、すなわ
ち、水分をふき取った後室温で放置して乾燥した場合を
「なし」とし、そのときの染色後の毛髪の評価を上記と
同様に行った。結果を表4に示す。
【0028】
【表4】
【0029】表4により、染毛剤組成物塗布後の加熱を
行わないと、本発明の染毛剤組成物を用いても、その優
れた効果が充分には得られないこと、また染毛剤組成物
塗布後の加熱を行った上、染毛剤組成物除去後に再度加
熱処理を行うことにより、さらに優れた効果が得られる
ことが判る。
行わないと、本発明の染毛剤組成物を用いても、その優
れた効果が充分には得られないこと、また染毛剤組成物
塗布後の加熱を行った上、染毛剤組成物除去後に再度加
熱処理を行うことにより、さらに優れた効果が得られる
ことが判る。
【0030】
【発明の効果】本発明の染毛剤組成物は、エタノール、
イソプロパノール、n−プロパノール、および、ter
t−ブチルアルコールから選ばれる1種あるいは2種以
上を2重量%以上40重量%以下、ベンジルアルコール
を2重量%以上20重量%以下、シリル化ペプチドを
0.005重量%以上3重量%以下、及び、酸性染料を
含有する構成を有し、この構成により、優れた染着性及
び耐洗浄性が得られ、さらに持続する優れた風合いが得
られる。
イソプロパノール、n−プロパノール、および、ter
t−ブチルアルコールから選ばれる1種あるいは2種以
上を2重量%以上40重量%以下、ベンジルアルコール
を2重量%以上20重量%以下、シリル化ペプチドを
0.005重量%以上3重量%以下、及び、酸性染料を
含有する構成を有し、この構成により、優れた染着性及
び耐洗浄性が得られ、さらに持続する優れた風合いが得
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平海 隆子 大阪府大阪市中央区東心斎橋2丁目1番1 号 タカラベルモント株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AC101 AC102 AC122 AC151 AC302 AC792 AC852 AD282 AD411 AD412 AD432 AD452 BB21 CC36 DD23 DD27 EE26
Claims (3)
- 【請求項1】 エタノール、イソプロパノール、n−プ
ロパノール、および、tert−ブチルアルコールから
選ばれる1種または2種以上を2重量%以上40重量%
以下、ベンジルアルコールを2重量%以上20重量%以
下、シリル化ペプチドを0.005重量%以上3重量%
以下、及び、酸性染料を含有することを特徴とする染毛
剤組成物。 - 【請求項2】 エタノール、イソプロパノール、n−プ
ロパノール、および、tert−ブチルアルコールから
選ばれる1種または2種以上を2重量%以上40重量%
以下、ベンジルアルコールを2重量%以上20重量%以
下、シリル化ペプチドを0.005重量%以上3重量%
以下、及び、酸性染料を含有する染毛剤組成物を毛髪に
塗布し、加熱した後、除去することを特徴とする染毛方
法。 - 【請求項3】 上記染毛剤組成物の除去後、再度加熱す
ることを特徴とする請求項2に記載の染毛方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001061801A JP2002265339A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 染毛剤組成物及び染毛方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001061801A JP2002265339A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 染毛剤組成物及び染毛方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002265339A true JP2002265339A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18921033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001061801A Pending JP2002265339A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 染毛剤組成物及び染毛方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002265339A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006525977A (ja) * | 2003-05-09 | 2006-11-16 | ロレアル | 熱を加えることによりケラチン繊維をトリートメントするための方法 |
WO2016037806A1 (de) * | 2014-09-09 | 2016-03-17 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Oxidationsfärbemittel mit protein-siloxan-polymeren |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09249538A (ja) * | 1996-03-18 | 1997-09-22 | Lion Corp | 染毛剤組成物 |
JPH1149652A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-02-23 | Kao Corp | 永久又は半永久染毛剤組成物 |
JPH11147813A (ja) * | 1997-11-14 | 1999-06-02 | Seiwa Kasei Kk | 酸性染毛料 |
JPH11240824A (ja) * | 1997-01-21 | 1999-09-07 | Shiseido Co Ltd | 酸性染毛料用組成物 |
JP2000302648A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-10-31 | Seiwa Kasei:Kk | 毛髪化粧料 |
-
2001
- 2001-03-06 JP JP2001061801A patent/JP2002265339A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09249538A (ja) * | 1996-03-18 | 1997-09-22 | Lion Corp | 染毛剤組成物 |
JPH11240824A (ja) * | 1997-01-21 | 1999-09-07 | Shiseido Co Ltd | 酸性染毛料用組成物 |
JPH1149652A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-02-23 | Kao Corp | 永久又は半永久染毛剤組成物 |
JPH11147813A (ja) * | 1997-11-14 | 1999-06-02 | Seiwa Kasei Kk | 酸性染毛料 |
JP2000302648A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-10-31 | Seiwa Kasei:Kk | 毛髪化粧料 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006525977A (ja) * | 2003-05-09 | 2006-11-16 | ロレアル | 熱を加えることによりケラチン繊維をトリートメントするための方法 |
WO2016037806A1 (de) * | 2014-09-09 | 2016-03-17 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Oxidationsfärbemittel mit protein-siloxan-polymeren |
US10117825B2 (en) | 2014-09-09 | 2018-11-06 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Oxidation coloring composition with protein-siloxane polymers |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2842621B2 (ja) | パーマネントヘアカラーとパーマネントウエーブ又は縮毛矯正を同時に施すための毛髪処理剤組成物とその施術方法 | |
JP3619988B2 (ja) | 酸性染毛料組成物 | |
WO1998015256A1 (fr) | Composition de traitement capillaire | |
JP2002265339A (ja) | 染毛剤組成物及び染毛方法 | |
TW201909882A (zh) | 毛髮強化劑 | |
KR20130060594A (ko) | 환원당을 함유하는 헤어 트리트먼트 조성물 | |
JP3571733B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JPH0987152A (ja) | 頭髪用組成物および染毛方法 | |
JPH11217319A (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP4352362B2 (ja) | 毛髪用染毛料組成物 | |
JP2886283B2 (ja) | 毛髪処理剤 | |
JP2000128750A (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP3243401B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
TWI607763B (zh) | 半永久性的毛髮染料組合物 | |
JP2000128747A (ja) | 毛髪染毛剤組成物 | |
JPH10175824A (ja) | 毛髪修復剤組成物およびそれを用いた毛髪化粧料並びに毛髪強化剤 | |
JP2699133B2 (ja) | 角質繊維染色剤組成物 | |
WO2019167111A1 (ja) | 毛髪処理剤および毛髪処理方法 | |
JP3406342B2 (ja) | シャンプー組成物 | |
KR101510308B1 (ko) | 트랜스글루타미나제 및 천초목 추출물을 함유하는 손상 모발 회복 조성물 | |
JPH10120533A (ja) | 2剤式毛髪処理剤組成物 | |
JP3811087B2 (ja) | ヒト毛髪の染色方法 | |
JPH02212410A (ja) | アルカリ処理毛髪のコンディショニング組成剤 | |
JP3568237B2 (ja) | 頭髪処理剤組成物 | |
JP3709370B2 (ja) | 染毛料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101005 |