JP2000128750A - 染毛剤組成物 - Google Patents

染毛剤組成物

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JP2000128750A
JP2000128750A JP10302120A JP30212098A JP2000128750A JP 2000128750 A JP2000128750 A JP 2000128750A JP 10302120 A JP10302120 A JP 10302120A JP 30212098 A JP30212098 A JP 30212098A JP 2000128750 A JP2000128750 A JP 2000128750A
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hair
amino
dye
hydroxyethyl
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Hirotsugu Segawa
博嗣 瀬川
Kazuhiro Nakada
一弘 中田
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SENIRU LAB KK
SENIRU LABORATORIES KK
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SENIRU LAB KK
SENIRU LABORATORIES KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪にダメージを与えることなく、染着力お
よび堅牢度に優れた染毛剤組成物を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 水と、ニトロ系染料と、ニトロ系染料を
水に溶解させるためのカチオン界面活性剤とを含むもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、毛髪にダメージ
を与えることなく、染着力および堅牢度(色持ちのこと
を指す)に優れた染毛剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の染毛剤組成物の内、酸化タイプの
染毛剤組成物は、染着力および堅牢度には優れている
が、強いアルカリ性を有するため、被施術者の毛髪およ
び頭皮や、施術者の手などにダメージを与える。
【0003】他として、酸性タイプの染毛剤組成物は、
タール系色素が用いられている。このタール系色素自体
は、その配合量が少ないと染着力が劣るため、配合量を
多くし、染着力を向上させる必要がある。しかし、配合
量を多くすると、染着力は向上するものの、毛髪からの
色落ちが激しく、数回のシャンプーにて退色してしま
う。また、コストが高くなるという問題点も生じる。そ
して、施術時に頭皮に付着すると、強く染着してしま
い、拭き取ることが非常に困難となり、使用しにくいと
いう問題点があった。
【0004】そこで、このことを解決するために従来例
として、特開平4−282307号公報に、ニトロ系染
料と、カチオン性重合体と、ベタイン型界面活性剤と、
有機溶剤とからなる染毛剤組成物が提案されている。ま
た、他の従来例として、特開平6−172146号公報
に、ニトロ系染料の酸化重合体と、カチオン界面活性剤
とからなる染毛剤組成物が提案されている。
【0005】両者とも、酸化タイプの染毛剤組成物とは
異なり、強いアルカリ性を有さず、毛髪や皮膚などに大
きなダメージを与えることなく施術を行うことができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の染毛剤組成物
は、毛髪および皮膚などに、大きなダメージを与えるこ
となく施術が行える。しかし、前者(特開平4−282
307号公報)の染毛剤組成物は、有機溶剤としてのエ
タノールやベンジルアルコールに、ニトロ系染料を溶解
させ、染着性が優れたものとしているが、染色後も、毛
髪に有機溶剤が残存し、この残存した有機溶剤に染着し
たニトロ系染料が再び移行して退色し、堅牢度が低くな
る。また、毛髪に残存した有機溶剤が、毛髪を傷めると
ともに、毛髪の臭気が悪化する原因になるという問題点
があった。
【0007】また、後者(特開平6−172146号公
報)の染毛剤組成物は、ニトロ系染料を過酸化水素にて
酸化重合体として利用しているため、染料自体の分子量
が大きくなり、毛髪に浸透されにくくなり、染着力が低
下する。そして、ほとんどの染料が毛髪に浸透すること
無く、毛髪表面への染着となるため、堅牢度が低いとい
う問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためなされたもので、毛髪にダメージを与えることな
く、染着力および堅牢度に優れた染毛剤組成物を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の染毛剤組成物は、水と、ニトロ系染料と、ニトロ系染
料を水に溶解させるためのカチオン界面活性剤とを含む
ものである。
【0010】また、この発明に係る請求項2の染毛剤組
成物は、請求項1において、ニトロ系染料として、2−
ニトロパラフェニレンジアミン、4−ニトロオルトフェ
ニレンジアミン、1−アミノ−2−メチル−6−ニトロ
ベンゼン、1−アミノ−2−ニトロ−4−メチルアミノ
ベンゼン、4−(2´−ヒドロキシエチル)アミノ−3
−ニトロ−メチルベンゼン、1−ビス(β−ヒドロキシ
エチル)アミノ−3−ニトロ−4−アミノベンゼン、1
−アミノ−2−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5−
ニトロベンゼン、1−ヒドロキシ−3−ニトロ−4−
(3−ヒドロキシプロピルアミノ)ベンゼン、N,N´
−ジメチル−N−ヒドロキシエチル−3−ニトロ−P−
フェニレンジアミン、1−アミノ−3−メチル−4−
(β−ヒドロキシエチル)アミノ−6−ニトロベンゼ
ン、N−メチル−2−ニトロ−P−フェニレンジアミ
ン、3−メチルアミノ−4−ニトロフェノキシエタノー
ル、2−ニトロ−5−グリセリル−メチルアニリン、1
−アミノ−3−メチル−4−(β−ヒドロキシエチル)
アミノ−6−ニトロベンゼン、のいずれかおよびいずれ
かの塩の内、1種、または、2種以上を含むものであ
る。
【0011】また、この発明に係る請求項3の染毛剤組
成物は、請求項1または請求項2において、塩基性染料
を含有するものである。
【0012】また、この発明に係る請求項4の染毛剤組
成物は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
ニトロ系染料が0.1重量%ないし3.0重量%、カチ
オン界面活性剤が0.5重量%ないし5.0重量%にて
それぞれ含まれているものである。
【0013】また、この発明に係る請求項5の染毛剤組
成物は、請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、
pHが、pH4ないしpH9にて設定されているもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態について説明する。まず本願の発明は、水
と、ニトロ系染料と、このニトロ系染料を水に溶解させ
るためのカチオン界面活性剤とを含むものが基本とな
る。この中に含まれている、ニトロ系染料にはアミノ基
が存在し、そのアミノ基により若干のカチオン性を示
す。また、このニトロ系染料は電子吸引性であるため、
電子の極在化(分極)が生じ、カチオン性を示しやすい
性質を有する。以上のことより、ニトロ系染料のカチオ
ン性を示す部分が、毛髪のアニオン性を示す部分に吸着
し、毛髪を染着するものである。
【0015】しかし、ニトロ系染料単独でのカチオン性
は小さく、毛髪への移行(すなわち染着力)、および、
水への溶解量は小さく、毛髪の染着力は弱い。このた
め、カチオン界面活性剤を添加し、全体的にカチオン性
を高くすることにより、ニトロ系染料の毛髪への移行の
促進、および、ニトロ系染料の水への溶解量の向上を補
っている。
【0016】また、ニトロ系染料の水への溶解量のみを
考慮に入れるのであれば、カチオン界面活性剤以外の、
例えば、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、および
非イオン界面活性剤の利用も考えられる。しかし、これ
らはアニオン性を有するため、ニトロ系染料のカチオン
性と結合し、ニトロ系染料の毛髪への移行を阻害する。
【0017】ニトロ系染料の配合量としては、0.01
重量%ないし5重量%で、このニトロ系染料を水に溶解
させるためのカチオン界面活性剤の配合量としては、
0.1重量%ないし20重量%が可能である。この中で
も、毛髪への適当な染着度を考慮に入れると、適当配合
量としては、ニトロ系染料の配合量としては、0.1重
量%ないし3重量%で、このニトロ系染料を水に溶解さ
せるために必要なカチオン界面活性剤の配合量として
は、0.5量%ないし5.0重量%が適当である。
【0018】また、pHの最適な値としては、pH4な
いしpH9にて設定するものである。これは、アルカリ
側および酸性側に大きく傾くことを防止するためのもの
である。これは上記示した染毛剤組成物にて染毛する場
合、酸性成分が多く存在すると、毛髪のカチオン性が高
くなり、ニトロ系染料のカチオン性が毛髪に移行しにく
く、毛髪への染着が低下する。また、アルカリ成分が多
く残存すると、毛髪のアニオン性は高まるものの、ニト
ロ系染料のカチオン性が弱まり、染毛されにくくなる。
よって、pHをpH4ないしpH9にて設定することに
より、上記現象を解消し、毛髪への染着度を保ってい
る。
【0019】以下、実施の形態1における染毛剤組成物
の実施例1ないし実施例4と、これらの発明性を確認す
るために作成した染毛剤組成物の比較例1ないし比較例
4とを比較することにより、実施の形態1における染毛
剤組成物の効果を立証する。尚、実施例1および実施例
2ではpH調整剤として、乳酸が2.2重量%、およ
び、トリエタノールアミンが2.0重量%それぞれ添加
され、pHを7に調整している。また、実施例3は乳酸
によりpHが3となるように、また、実施例4はトリエ
タノールアミンによりpHが9.5となるようにそれぞ
れ調整されている。
【0020】尚、ここでは酸性剤およびアルカリ剤とし
て、乳酸およびトリエタノールアミンをそれぞれ使用し
たが、これらに限られることはなく、毛髪および頭皮な
どにダメージを与えることのない物であればよい。ま
た、比較例3および比較例4はpHとしては6.5程度
を有するものである。
【0021】この際の評価方法としては、やくの毛束約
1gに、それぞれの染毛剤組成物を約2g塗布する。そ
して、その後臭気の評価を行い、40℃にて15分間放
置後、通常のシャンプー剤にて洗浄し、乾燥後に、染着
性、および感触の評価を行った。その後、上記にて使用
した同様のシャンプー剤にて洗浄乾燥の工程を5回繰り
返した後、堅牢度の評価を行った。
【0022】下記表1に、各染毛剤組成物それぞれの成
分構成および配合量と、それぞれに対する評価を示す。
【0023】
【表1】
【0024】上記表1の評価の欄の、◎の記載は優れて
いるを、○の記載は良いを、△の記載はやや劣っている
を、×の記載は劣っているをそれぞれ示すものである。
【0025】上記表1から明らかなように、実施例1な
いし実施例4と、比較例1および比較例2との成分の差
は、実施例1ないし実施例4がニトロ系染料を水に溶解
させるために、カチオン界面活性剤を使用しているのに
対し、比較例1および比較例2はニトロ系染料を水に溶
解させるために、アニオン界面活性剤(ラウイル硫酸塩
を指す)および非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレ
ンセチルエーテルを指す)を使用している点にある。こ
れらの評価を比較することにより、上記にて示した、カ
チオン界面活性剤がアニオン界面活性剤および両性界面
活性剤より、ニトロ系染料の毛髪への移行を促進するこ
とに貢献していることが確認できる。また、カチオン界
面活性剤を用いることにより、毛髪の感触が優れている
ことが確認できる。
【0026】次に、実施例1および実施例2と、実施例
3および実施例4との成分の差は、実施例1および実施
例2がpH7.0に調整されているのに対し、実施例3
および実施例4はpHをpH3.0およびpH9.5に
調整した点にある。これらの評価を比較することによ
り、上記にて示した、酸性成分およびアルカリ成分が多
く存在させるより、酸性成分およびアルカリ成分が残存
しない実施例1および実施例2の方が毛髪への染着性に
優れていることが確認できる。
【0027】次に、実施例1ないし実施例4と、比較例
3との成分の差は、比較例3は有機溶剤としてエタノー
ルおよびベンジルアルコールを使用して、カチオン界面
活性剤を用いない点にある。これらの評価を比較するこ
とにより、上記にて示した、有機溶剤の未使用方が、堅
牢度、毛髪の感触、および臭気に優れていることが確認
できる。
【0028】次に、実施例1ないし実施例4と、比較例
4との成分の差は、比較例4はニトロ系染料を重合体に
して利用する点にある。これらの評価を比較することに
より、上記にて示したニトロ系染料の重合体化による分
子量の増加を行わない方が、染着性、堅牢度、および感
触に優れていることが確認できる。
【0029】上記実施例1ないし実施例4にて記載した
以外の色にて染色する場合の実施例について、以下数例
の実施例をあげて示す。
【0030】 実施例5. (重量%) 2−ニトロパラフェニレンジアミン 0.2 4−ニトロオルトフェニレンジアミン 0.05 塩化セチルトリメチルアンモニウム 1.0 セトステアリルアルコール 4.0 pH調整剤にて 7.0に調整 精製水で 100.0 上記のように作成された染毛剤組成物は、栗色にて染毛
することができる。そして、評価としては上記実施例1
および実施例2と同様の評価を得ることができる。
【0031】 実施例6. (重量%) 4−ニトロオルトフェニレンジアミン 0.05 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 セトステアリルアルコール 4.0 pH調整剤にて 7.0に調整 精製水で 100.0 上記のように作成された染毛剤組成物は、こがね色にて
染毛することができる。そして、評価としては上記実施
例1および実施例2と同様の評価を得ることができる。
【0032】また、上記示した各実施例では、染料とし
てニトロ系染料のみを使用しているため、こげ茶色や黒
などの暗色の染毛剤組成物を作成することができなかっ
た。そこで、塩基性染料を併用することにより、暗色な
どの色を作成することができる。その例として、以下の
実施例を示す。
【0033】 実施例7. (重量%) Basic Blue99(C.I.56059) 0.1 2−ニトロパラフェニレンジアミン 0.3 4−ニトロオルトフェニレンジアミン 0.2 臭化セチルトリメチルアンモニウム 1.0 セトステアリルアルコール 4.0 pH調整剤にて 7.0に調整 精製水で 100.0 上記のように作成された染毛剤組成物は、こげ茶色にて
染毛することができる。そして、評価としては上記実施
例1および実施例2と同様の評価を得ることができる。
【0034】 実施例8. (重量%) Basic Brown16(C.I.12250) 0.1 Basic Violet10(C.I.45170) 0.05 2−ニトロパラフェニレンジアミン 0.2 4−ニトロオルトフェニレンジアミン 0.2 塩化セチルトリメチルアンモニウム 1.0 セトステアリルアルコール 4.0 pH調整剤にて 6.5に調整 精製水で 100.0 上記のように作成された染毛剤組成物は、黒色にて染毛
することができる。そして、評価としては上記実施例1
および実施例2と同様の評価を得ることができる。
【0035】上記示した各実施例においては、セトステ
アリルアルコールを使用することにより、粘度を持たせ
るように調整している。これは、施術者が毛髪に塗布し
易いように設定されているもので、2000センチポワ
ズないし10000センチポワズ(B型粘度計を用い、
25℃にて測定した際の値)にて調整されている。尚、
ここでは、セトステアリルアルコールを用いることによ
り、粘度調整を行ったが、同様の粘度にて調整できるも
ので、染毛を阻害するもので無ければよいことは言うま
でもない。
【0036】また、ニトロ系染料としては上記示したも
のおよびそれ以外の、例えば、2−ニトロパラフェニレ
ンジアミン、4−ニトロオルトフェニレンジアミン、1
−アミノ−2−メチル−6−ニトロベンゼン、1−アミ
ノ−2−ニトロ−4−メチルアミノベンゼン、4−(2
´−ヒドロキシエチル)アミノ−3−ニトロ−メチルベ
ンゼン、1−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3
−ニトロ−4−アミノベンゼン、1−アミノ−2−(β
−ヒドロキシエチル)アミノ−5−ニトロベンゼン、1
−ヒドロキシ−3−ニトロ−4−(3−ヒドロキシプロ
ピルアミノ)ベンゼン、N,N´−ジメチル−N−ヒド
ロキシエチル−3−ニトロ−P−フェニレンジアミン、
1−アミノ−3−メチル−4−(β−ヒドロキシエチ
ル)アミノ−6−ニトロベンゼン、N−メチル−2−ニ
トロ−P−フェニレンジアミン、3−メチルアミノ−4
−ニトロフェノキシエタノール、2−ニトロ−5−グリ
セリル−メチルアニリン、1−アミノ−3−メチル−4
−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−6−ニトロベンゼ
ン、のいずれかおよびいずれかの塩の内、1種、また
は、2種以上を含むものであれば、上記実施の形態1と
同様の効果を奏することはいうまでもない。
【0037】上記示した塩の例としては、例えば、2−
ニトロパラフェニレンジアミン硫酸塩、2−ニトロパラ
フェニレンジアミン塩酸塩、4−ニトロオルトフェニレ
ンジアミン硫酸塩などがあげられる。
【0038】また、カチオン界面活性剤としては、アル
キル四級アンモニウム塩、ペプチド型四級アンモニウム
塩、環式四級アンモニウム塩、エーテル型四級アンモニ
ウム塩、アミド型四級アンモニウム塩等の1種または2
種以上の利用が考えられ、上記実施の形態1と同様の効
果を奏することは言うまでもない。
【0039】また、塩基性染料としては、例えばBas
ic Red(C.I.12250)、Basic B
rown16(C.I.12250)、Basic B
rown17(C.I.12251)、Basic Y
ellow(C.I.12719)、Basic Vi
olet(C.I.45170)、Basic Blu
e(C.I.56059)等を用いることができ、上記
実施の形態1と同様の効果を奏することは言うまでもな
い。
【0040】また、上記実施の形態1には特に記載しな
いが、高級アルコール、脂肪酸、シリコン、ペプチド、
アミノ酸、糖類、養毛成分、香料等の毛髪および操作性
に優れた効果を奏するものを添加することが考えられる
ことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、水と、ニトロ系染料と、ニトロ系染料を水に溶解
させるためのカチオン界面活性剤とを含むので、毛髪に
ダメージを与えることなく、染着力および堅牢度に優れ
た染毛剤組成物を提供することが可能となる。
【0042】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、ニトロ系染料として、2−ニトロパラフ
ェニレンジアミン、4−ニトロオルトフェニレンジアミ
ン、1−アミノ−2−メチル−6−ニトロベンゼン、1
−アミノ−2−ニトロ−4−メチルアミノベンゼン、4
−(2´−ヒドロキシエチル)アミノ−3−ニトロ−メ
チルベンゼン、1−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミ
ノ−3−ニトロ−4−アミノベンゼン、1−アミノ−2
−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5−ニトロベンゼ
ン、1−ヒドロキシ−3−ニトロ−4−(3−ヒドロキ
シプロピルアミノ)ベンゼン、N,N´−ジメチル−N
−ヒドロキシエチル−3−ニトロ−P−フェニレンジア
ミン、1−アミノ−3−メチル−4−(β−ヒドロキシ
エチル)アミノ−6−ニトロベンゼン、N−メチル−2
−ニトロ−P−フェニレンジアミン、3−メチルアミノ
−4−ニトロフェノキシエタノール、2−ニトロ−5−
グリセリル−メチルアニリン、1−アミノ−3−メチル
−4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−6−ニトロベ
ンゼン、のいずれかおよびいずれかの塩の内、1種、ま
たは、2種以上を含むので、確実に染毛することができ
る染毛剤組成物を提供することが可能となる。
【0043】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、塩基性染料を含有するの
で、所望の色彩を得ることができる染毛剤組成物を提供
することが可能となる。
【0044】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1ないし請求項3のいずれかにおいて、ニトロ系染料
が0.1重量%ないし3.0重量%、カチオン界面活性
剤が0.5重量%ないし5.0重量%にてそれぞれ含ま
れているので、確実に染毛することができる染毛剤組成
物を提供することが可能となる。
【0045】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1ないし請求項4のいずれかにおいて、pHが、pH
4ないしpH9にて設定されているので、確実に染毛す
ることができる染毛剤組成物を提供することが可能とな
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC072 AC182 AC692 AC731 AC732 AC782 AC842 BB06 CC36 DD23 DD27 EE05 EE26 EE29 4H057 AA01 BA03 BA22 CA12 CB22 CC01 DA02 DA21 DA33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と、ニトロ系染料と、上記ニトロ系染
    料を上記水に溶解させるためのカチオン界面活性剤とを
    含むことを特徴とする染毛剤組成物。
  2. 【請求項2】 ニトロ系染料として、2−ニトロパラフ
    ェニレンジアミン、4−ニトロオルトフェニレンジアミ
    ン、1−アミノ−2−メチル−6−ニトロベンゼン、1
    −アミノ−2−ニトロ−4−メチルアミノベンゼン、4
    −(2´−ヒドロキシエチル)アミノ−3−ニトロ−メ
    チルベンゼン、1−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミ
    ノ−3−ニトロ−4−アミノベンゼン、1−アミノ−2
    −(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5−ニトロベンゼ
    ン、1−ヒドロキシ−3−ニトロ−4−(3−ヒドロキ
    シプロピルアミノ)ベンゼン、N,N´−ジメチル−N
    −ヒドロキシエチル−3−ニトロ−P−フェニレンジア
    ミン、1−アミノ−3−メチル−4−(β−ヒドロキシ
    エチル)アミノ−6−ニトロベンゼン、N−メチル−2
    −ニトロ−P−フェニレンジアミン、3−メチルアミノ
    −4−ニトロフェノキシエタノール、2−ニトロ−5−
    グリセリル−メチルアニリン、1−アミノ−3−メチル
    −4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−6−ニトロベ
    ンゼン、のいずれかおよびいずれかの塩の内、1種、ま
    たは、2種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載
    の染毛剤組成物。
  3. 【請求項3】 塩基性染料を含有することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の染毛剤組成物。
  4. 【請求項4】 ニトロ系染料が0.1重量%ないし3.
    0重量%、カチオン界面活性剤が0.5重量%ないし
    5.0重量%にてそれぞれ含まれていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の染毛剤組
    成物。
  5. 【請求項5】 pHが、pH4ないしpH9にて設定さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれかに記載の染毛剤組成物。
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