JPH11147813A - 酸性染毛料 - Google Patents

酸性染毛料

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JPH11147813A
JPH11147813A JP33097397A JP33097397A JPH11147813A JP H11147813 A JPH11147813 A JP H11147813A JP 33097397 A JP33097397 A JP 33097397A JP 33097397 A JP33097397 A JP 33097397A JP H11147813 A JPH11147813 A JP H11147813A
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JP
Japan
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hair
acid
dye
acidic
peptide
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JP33097397A
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English (en)
Inventor
Masato Yoshioka
正人 吉岡
Sueko Oomi
須恵子 大海
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Seiwa Kasei Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少量の酸性染料で均一に染毛でき、毛髪の損
傷が少なく、毛髪に良好な艶、潤い、櫛通り性を付与で
きる酸性染毛料を提供する。 【解決手段】 酸性染毛料に、アミノ酸側鎖のアミノ基
を含むアミノ基にケイ素原子をただ一つ含む官能基が共
有結合したシリル化ペプチドを1種以上含有させる。上
記シリル化ペプチドとしては、下記の一般式(I) 【化1】 〔R1 〜R3 のうち少なくとも一つは水酸基、残りは炭
素数1〜3のアルキル基、R4 は側鎖の末端にアミノ基
を有する塩基性アミノ酸の末端のアミノ基を除く残基、
5 はR4 以外のアミノ酸側鎖を示す。Aは、メチレ
ン、プロピレン、−CH2 OCH2 CH(OH)CH2
−または−(CH2 3 OCH2 CH(OH)CH
2 −、mは0〜200、nは0〜200、m+nは1〜
200である〕で表されるシリル化ペプチドが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸性染毛料に関
し、さらに詳しくは、少量の酸性染料で均一に染毛で
き、かつ染毛時の毛髪の損傷が少なく、しかも染毛後の
毛髪に良好な艶、潤い、櫛通り性を付与することができ
る酸性染毛料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】染毛剤には、一時染毛剤、半永久染毛
剤、永久染毛剤などがあり、いずれも美容の目的で広く
使用されている。
【0003】永久染毛剤では、酸化染料(染料中間体)
を含む第1剤と過酸化水素などの酸化剤を含む第2剤と
からなる酸化型染毛剤が、種々の色調が得られる上に、
染毛力が優れていることから、広く使用されている。
【0004】しかしながら、この酸化型染毛剤では、一
般に酸化染料の均一な浸透を助長したり、第2剤の酸化
を促進するためにアルカリ剤を含有させているので、p
Hが10以上と高く、そのため、刺激性があり、毛髪が
損傷しやすく、毛髪中のタンパク(蛋白)成分が流出し
やすいという問題があった。
【0005】また、一時染毛剤は、スティック状、ジェ
ル状、スプレー状、ムース状など種々の剤型があり、使
用法が簡単で安全性が高く、1回のシャンプーで洗い落
とすことができるという特徴から広く使用されている。
【0006】しかしながら、この一時染毛剤は、いずれ
の剤型のものでも、色持ちが悪く、雨や汗によって染色
が落ちるという問題があった。
【0007】さらに、半永久染毛剤では、アルカリ剤を
含まない酸性染料を主体とした酸性染毛料が、中高年層
の「白髪染め」や若年層のいわゆる「おしゃれ染め」と
して広く用いられている。
【0008】しかしながら、この半永久染毛剤に属する
酸性染毛料でも、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ベンジルア
ルコールなどの浸透剤を含んでいるので、この浸透剤に
より毛髪の損傷や毛髪中のタンパク成分の流出などが生
じやすく、染毛後に毛髪がパサツイたり、櫛通り性が悪
くなるといった問題があり、しかも酸性染毛料がアニオ
ン性の染料を主体として処方設計されているため、コン
ディショニング剤として一般的に使用されるカチオン性
成分を配合することが難しいことから、染毛後の毛髪の
パサツキや櫛通り性の悪化を改善できないという問題が
あった。
【0009】さらに、酸性染毛料で、鮮やかな色調に表
現するため、染毛前に毛髪中のメラニンを破壊してブリ
ーチ(漂白)処理する場合には、より一層毛髪が損傷し
やすくなり、毛髪の光沢が失われ、櫛通り性が悪くなる
という問題があった。
【0010】そこで、それらの問題を解決し、かつ染毛
剤の均染効果を高める目的で、染毛剤に蛋白質加水分解
物(ペプチド)やその誘導体を含有させたり、シリコー
ンを含有させることが提案されている(たとえば、特開
昭61−55887号公報、特公平3−63528号公
報、特公平4−4289号公報、特開平5−27104
0号公報など)。
【0011】しかし、上記の蛋白質加水分解物やその誘
導体は、損傷した毛髪によく収着するので毛髪に潤いを
付与することはできるものの、毛髪の艶や櫛通り性の改
善の点では、充分に満足できるほどのものではなかっ
た。
【0012】また、シリコーンは、毛髪上に被膜を形成
するため、表面上のパサツキ感を軽減し、毛髪に艶を付
与することはできるものの、毛髪中からのタンパク成分
の溶出による毛髪の損傷に対する回復作用がなく、また
毛髪に潤いを付与することもできず、しかも、毛髪上に
形成されたシリコーン被膜のため、毛髪がブリーチや染
毛などの化学的処理を受けにくくなるという問題があっ
た。さらに、シリコーンは一般に疎水性物質で、水溶性
の染毛剤では、シリコーンが分離してくるため、配合し
にくいという問題もあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の問題点を解決し、少量の酸性染料でも均一
に染毛でき、かつ染毛時の毛髪の損傷が少なく、しかも
毛髪に良好な艶、潤い、櫛通り性などを付与することが
できる酸性染毛料を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、酸性染料を含有
する組成物中に、アミノ酸側鎖のアミノ基を含むペプチ
ドのアミノ基にケイ素原子をただ一つ含む官能基が共有
結合したシリル化ペプチドを1種以上含有させるとき
は、少量の酸性染料で均一に染色でき、かつ染毛時の毛
髪の損傷が少なく、しかも毛髪に良好な艶、潤い、櫛通
り性などを付与することができる酸性染毛料が得られる
ことを見出し、本発明を完成するにいたった。
【0015】すなわち、本発明の酸性染毛料によれば、
含有させたシリル化ペプチドがそのペプチド部分に基づ
いて毛髪の表面に被膜を形成するので、酸性染料の毛髪
への沈着率が高くなり、従来より少ない量の酸性染料で
充分な染毛効果が得られるようになる。また、毛髪には
傷んだ部分と健常な部分とが存在し、従来の酸性染毛料
では、それらの部分への酸性染料の浸透速度に相違が生
じて、染毛時に色むらを生じていたが、本発明の酸性染
毛料では、シリル化ペプチドのペプチド部分が毛髪の損
傷部分を保護し、毛髪全体の表面にシリル化ペプチドが
被膜を形成するので、色むらの発生が防止され、均一に
染毛することができる。従って、本発明の酸性染毛料に
よれば、少量の酸性染料でも均一に染毛でき、かつシリ
ル化ペプチドによる毛髪の保護作用により、染毛時の毛
髪の損傷が低減される。
【0016】さらに、本発明の酸性染毛料では、シリル
化ペプチドが毛髪に収着し、そのペプチド部分が毛髪に
良好な艶、潤いなどを付与すると共に、シリル官能基部
分もペプチド部分を介して毛髪に収着するので、毛髪の
表面をなめらかにし、毛髪に良好な艶や光沢、良好な櫛
通り性を付与することができる。また、このシリル化ペ
プチドは、通常のペプチドの収着機構で毛髪に収着する
ので、高分子シリコーンのように染毛処理を妨げること
なく、所望どおりの染毛をすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明において、酸性染毛料に含
有させるアミノ酸側鎖のアミノ基を含むアミノ基にケイ
素原子をただ一つ含む官能基が共有結合したシリル化ペ
プチドとしては、たとえば、下記の一般式(I)
【0018】
【化2】
【0019】〔式中、R1 、R2 、R3 のうち少なくと
も一つは水酸基を示し、残りは炭素数1〜3のアルキル
基を示す。R4 は側鎖の末端にアミノ基を有する塩基性
アミノ酸の末端のアミノ基を除く残基を示し、R5 はR
4 以外のアミノ酸側鎖を示す。Aは結合手で、メチレ
ン、プロピレン、−CH2 OCH2 CH(OH)CH2
−または−(CH2 3 OCH2 CH(OH)CH2
で示される基であり、mは0〜200、nは0〜20
0、m+nは1〜200である(ただし、mおよびnは
アミノ酸の数を示すのみで、アミノ酸配列の順序を示す
ものではない)〕で表されるシリル化ペプチドが代表的
なものとして挙げられる。
【0020】上記一般式(I)で表されるシリル化ペプ
チドは、たとえば、特開平8−59424号公報や特開
平8−67618号公報に開示の方法に従って、下記の
一般式(II)
【0021】
【化3】
【0022】〔式中、R6 、R7 、R8 のうち少なくと
も一つは炭素数1〜3のアルコキシ基、水酸基またはハ
ロゲン原子を示し、残りは炭素数1〜3のアルキル基、
炭素数1〜3のアルコキシ基、水酸基またはハロゲン原
子を示し、aは1または3の整数を示し、XはCl、B
r、F、Iなどのハロゲン原子を示す〕で表されるシリ
ル化合物や、下記の一般式(III )
【0023】
【化4】
【0024】〔式中、R6 、R7 、R8 のうち少なくと
も一つは炭素数1〜3のアルコキシ基、水酸基またはハ
ロゲン原子を示し、残りは炭素数1〜3のアルキル基、
炭素数1〜3のアルコキシ基、水酸基またはハロゲン原
子を示し、aは1または3の整数を示す〕で表されるシ
リル化合物と、下記の一般式(IV)
【0025】
【化5】
【0026】〔式中、R4 は側鎖の末端にアミノ基を有
する塩基性アミノ酸のアミノ基を除く残基を示し、R5
はR4 以外のアミノ酸側鎖を示し、mは0〜200、n
は0〜200、m+nは1〜200である〕で表される
ペプチド類とを、縮合反応させることによって得られ
る。
【0027】一般式(I)で表されるシリル化ペプチド
は、その化学構造式からも明らかなように、それぞれ一
般式(II)で表されるシリル化合物または一般式(III
)で表されるシリル化合物に基づくケイ素原子を含む
シリル官能基部分と、一般式(IV)で表されるペプチド
類に基づくペプチド部分を有するので、これを酸性染毛
料に配合すると、シリル官能基部分の有する伸展性、摩
擦低減性、艶や光沢の付与作用、撥水性の付与作用など
と、ペプチド部分の有する毛髪への収着作用、保護作
用、保湿作用などを同時に発揮させることができる。
【0028】従って、このシリル化ペプチドを酸性染毛
料に含有させると、染毛時の毛髪の損傷を防止し、毛髪
に艶や潤いを付与し、毛髪をなめらかにし、かつ毛髪の
櫛通り性を良好にし、枝毛、切毛の発生を防止する。
【0029】一般式(I)で表されるシリル化ペプチド
において、R1 、R2 、R3 を前記のように特定してい
るのは、一般式(I)で表されるシリル化ペプチドが、
水溶性を有し、酸性染毛料中で良好な保存安定性を保つ
ためである。
【0030】一般式(I)で表されるシリル化ペプチド
において、R4 は側鎖の末端にアミノ基を有する塩基性
アミノ酸の末端アミノ基を除く残基であるが、上記のよ
うな側鎖の末端にアミノ基を有する塩基性アミノ酸とし
ては、たとえば、リシン、アルギニン、ヒドロキシリシ
ンなどが挙げられる。また、R5 はR4 以外のアミノ酸
の側鎖を示すが、そのようなアミノ酸としては、たとえ
ば、グルタミン酸、アスパラギン酸、アラニン、セリ
ン、トレオニン、バリン、メチオニン、ロイシン、イソ
ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、プロリン、ヒ
ドロキシプロリンなどが挙げられる。
【0031】一般式(I)で表されるシリル化ペプチド
または一般式(II)で表されるシリル化ペプチドにおい
て、mは0〜200、好ましくは0より大きく50以下
(0<m≦50)、より好ましくは0より大きく10以
下(0<m≦10)であり、nは0〜200、好ましく
は1〜100、より好ましくは2〜40であり、m+n
は1〜200、好ましくは2〜100、より好ましくは
3〜50である。
【0032】すなわち、mが上記範囲より大きくなる
と、側鎖のアミノ基に結合するシリル官能基が増え、ペ
プチド本来の毛髪への収着作用が減少し、nが上記範囲
より大きくなると、ペプチド部分に対するシリル官能基
部分の割合が少なくなって、シリル官能基部分が有する
特性を充分に発揮することができなくなり、m+nが上
記範囲より大きくなると、ペプチドとしての毛髪への収
着性や浸透性が低分子量のペプチドに比べて減少する上
に、保存中に凝集しやすくなり、保存安定性が低下す
る。なお、上記のm、nやm+nは、理論的には整数で
あるが、ペプチド部分が加水分解ペプチドである場合
は、該加水分解ペプチドが分子量の異なるものの混合物
として得られるため、測定値は平均値になる。
【0033】上記一般式(IV)で表されるペプチド類に
は、アミノ酸、ペプチド、アミノ酸またはペプチドのエ
ステルが含まれる。上記のアミノ酸としては、たとえ
ば、アラニン、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイ
シン、プロリン、フェニルアラニン、チロシン、セリ
ン、トレオニン、メチオニン、アルギニン、ヒスチジ
ン、リシン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミ
ン、グルタミン酸、シスチン、システイン、システイン
酸、トリプトファン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシ
リシン、O−ホスホセリン、シトルリンなどが挙げられ
る。
【0034】上記ペプチドは、天然ペプチド、合成ペプ
チド、タンパク質(蛋白質)を酸、アルカリ、酵素また
はそれらの併用により部分的に加水分解して得られる加
水分解ペプチドなどである。
【0035】天然ペプチドとしては、たとえば、グルタ
チオン、バシトラシンA、インシュリン、グルカゴン、
オキシトシン、バソプレシンなどが挙げられ、合成ペプ
チドとしては、たとえば、ポリグリシン、ポリリシン、
ポリグルタミン酸、ポリセリンなどが挙げられる。
【0036】加水分解ペプチドとしては、コラーゲン
(その変成物であるゼラチンも含む)、ケラチン、絹フ
ィブロイン(シルク)、セリシン、カゼイン、コンキオ
リン、エラスチン、鶏、あひるなどの卵の卵黄タンパ
ク、卵白タンパク、大豆タンパク、小麦タンパク、トウ
モロコシタンパク、米(米糠)タンパク、ジャガイモタ
ンパクなどの動植物由来のタンパク、あるいは、サッカ
ロミセス属、カンディダ属、エンドミコプシス属の酵母
菌や、いわゆるビール酵母、清酒酵母といわれる酵母菌
より分離した酵母タンパク、キノコ類(担子菌)より抽
出したタンパク、クロレラより分離したタンパクなどの
微生物由来のタンパクを酸、アルカリ、酵素またはそれ
らの併用により部分的に加水分解して得られるペプチド
などが挙げられる。
【0037】加水分解ペプチドは、毛髪への収着性およ
び造膜作用の点を考慮して、数平均分子量が150〜5
000のものが好ましく、特に200〜3000のもの
が好ましい。すなわち、加水分解ペプチドの数平均分子
量が上記範囲より小さい場合は、毛髪への浸透作用は大
きいものの、毛髪上での造膜作用が乏しく、また、加水
分解ペプチドの数平均分子量が上記範囲より大きい場合
は、造膜作用は強いものの、浸透作用が低下し、毛髪の
損傷部位の保護・回復作用が充分に発揮されなくなるお
それがある。
【0038】また、上記のアミノ酸またはペプチドのエ
ステルとしては、上記アミノ酸またはペプチドのカルボ
キシル基における炭素数1〜20の炭化水素アルコール
とのエステル、たとえば、メチルエステル、エチルエス
テル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ラウ
リルエステル、セチルエステル、2−エチルヘキシルエ
ステル、2−ヘキシルデシルエステル、ステアリルエス
テルなどが挙げられる。
【0039】シリル化ペプチドは、それぞれ単独で用い
てもよいし、また2種以上を併用してもよい。そして、
シリル化ペプチドの酸性染毛料中の含有量(酸性染毛料
への配合量)としては、0.1〜15重量%、特に0.
5〜10重量%が好ましい。すなわち、シリル化ペプチ
ドの酸性染毛料中の含有量が上記範囲より少ない場合
は、毛髪の損傷部位を保護して毛髪の表面に被膜を形成
する作用が乏しくなり、従って、少量の酸性染料で均一
に染毛することができなくなるおそれがあり、また、シ
リル化ペプチドの酸性染毛料中の含有量が上記範囲より
多くなっても、含有量の増加に伴う効果の増加がほとん
ど認められない上に、シリル化ペプチドが毛髪に過剰に
収着してべとつきを生じるようになるおそれがある。
【0040】上記酸性染毛料に用いる酸性染料として
は、人体に対して無害な酸性染料であれば特に限定され
ることなく各種のものを用い得るが、それらを例示する
と、たとえば、赤色2号、3号、102号、104号の
(1)、106号、201号、227号、230号の
(1)、230号の(2)、231号、232号、40
1号、502号、503号、504号、506号、黄色
4号、5号、202号の(1)、202号の(2)、2
03号、402号、403号の(1)、406号、40
7号、緑色3号、201号、205号、401号、40
2号、青色1号、2号、202号、203号、205
号、橙色205号、207号、402号、褐色201
号、紫色401号、黒色401号などが挙げられる。本
発明の酸性染毛料には、この酸性染料を0.01〜10
重量%、好ましくは0.1〜10重量%含有させること
ができるが、本発明は、後記の実施例でも明らかにして
いるように、従来の酸性染毛料における酸性染料の使用
量の60〜80%程度の使用で毛髪を均一に染毛するこ
とができるという特徴を有している。
【0041】本発明の酸性染毛料は、シリル化ペプチド
を含有させることと、それによって酸性染料の使用量を
低減することができるという以外は、従来と同様の構成
を採用することができる。従って、本発明の酸性染毛料
においては、シリル化ペプチド以外の成分に関して、酸
性染毛料に使用可能なものであれば、いずれも使用する
ことができる。そして、本発明の酸性染毛料の調製は、
既に調製済みの酸性染毛料にシリル化ペプチドを添加す
ることによって行ってもよいし、また、酸性染毛料の調
製時にシリル化ペプチドを他の成分と一緒に加えて調製
してもよい。
【0042】本発明の酸性染毛料は、上記のシリル化ペ
プチドと酸性染料を配合することによって構成される
が、さらに、蛋白質加水分解物のアシル化誘導体または
その塩を含有させるときは、蛋白質加水分解物のアシル
化誘導体またはその塩が、それ自体均染作用や毛髪保護
作用を有する上に、界面活性作用や乳化作用を有するの
で、酸性染料を染毛料中に均一に溶解、分散させる作用
を発揮し、より均一な染毛効果を得ることができる。
【0043】そのような蛋白質加水分解物のアシル化誘
導体またはその塩としては、たとえば、上記蛋白質加水
分解物のアミノ基に炭素数8〜32のアルキル基または
炭素数8〜32のアルケニル基(上記アルキル基やアル
ケニル基は直鎖状のものでもよいし、また分岐鎖状のも
のでもよい)を有する高級脂肪酸、または樹脂酸などの
脂環構造の酸を縮合させたものまたはその塩が挙げられ
る。
【0044】それらの酸の具体例としては、たとえば、
カプリル酸、カプリン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘニン
酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、ウンデシレ
ン酸、オレイン酸、ミリストレイン酸、エライジン酸、
エルカ酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ヤ
シ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、ラノリン脂肪酸、樹脂酸(ア
ビエチン酸)などが挙げられる。
【0045】そして、蛋白質加水分解物をアシル化する
一般的な方法としては、ショッテン−バウマン(Sch
otten−Baumann)反応を挙げることができ
る。
【0046】この反応は、蛋白質加水分解物の水溶液
に、縮合させる高級脂肪酸の酸クロライド誘導体をpH
8〜10のアルカリ条件下で攪拌しながら加える反応で
あり、反応終了後、反応物を塩酸、硫酸などの強酸の水
溶液に放出して遊離物を浮遊沈殿として採取し、これを
水洗して精製した後、遊離のまま、あるいはナトリウ
ム、カリウムなどのアルカリ金属、アンモニウムまたは
モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−ア
ミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールなどの有
機アミンで中和して塩の形にし、水またはアルコール、
プロピレングリコール、流動パラフィン、高級脂肪酸、
脂肪酸エステルなどの溶剤に溶かして溶液状にするか、
あるいは乾燥して粉末状にした状態で得ることができ
る。
【0047】そして、この蛋白質加水分解物のアシル化
誘導体またはその塩の酸性染毛料中の含有量(酸性染毛
料への配合量)としては、0.1〜10重量%、特に
0.5〜5重量%が好ましい。すなわち、蛋白質加水分
解物のアシル化誘導体またはその塩の酸性染毛料中の含
有量が上記範囲より少ない場合は、酸性染料を乳化する
作用が低くなり、その目的を充分に達成できなくなるお
それがあり、また、蛋白質加水分解物のアシル化誘導体
またはその塩の酸性染毛料中の含有量が上記範囲より多
くなっても、含有量の増加に伴う効果の増加がほとんど
認められない上に、蛋白質加水分解物のアシル化誘導体
またはその塩が毛髪に過剰に収着してべとつきを生じる
ようになるおそれがある。
【0048】本発明の酸性染毛料は、その効果を損なわ
ない範囲内において、従来同様に、たとえば、非イオン
性界面活性剤、アニオン性界面活性剤などの界面活性
剤、グリセリン、プロピレングリコールなどの溶解剤、
保湿剤、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロースなどの粘度調整剤、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステルなどの重合体やそれらと他の単量
体との共重合体、N,N−ジメチルアミノエチルメタク
リレートのモノクロル酢酸アミン塩変成物とメタクリル
酸エステルとの共重合体、ビニルピロリドンと酢酸ビニ
ルとの共重合体などのポリマー類、ベンジルアルコール
などの浸透剤、動植物抽出物、動植物または微生物由来
の蛋白質加水分解物、低級アルコール類、pH調整剤、
香料などの物質を必要に応じて含有させることができ
る。
【0049】
【発明の効果】本発明の酸化染毛料は、シリル化ペプチ
ドが毛髪の表面に被膜を形成するので、酸性染毛料の毛
髪への沈着率が高くなり、従来より少ない量の酸性染料
の使用で充分な染毛作用を発揮させることができる上
に、色むらがなく均一に染毛することができる。また、
染毛時の毛髪の損傷が少なく、さらに、シリル化ペプチ
ドが毛髪に収着し、そのペプチド部分が染毛後の毛髪に
良好な艶、潤いなどを付与するとともに、シリル官能基
部分もペプチド部分を介して毛髪に収着するので、毛髪
の表面をなめらかにし、毛髪に艶や光沢、良好な櫛通り
性を付与する。
【0050】さらに、蛋白質加水分解物のアシル化物ま
たはその塩を併用すると、蛋白質加水分解物のアシル化
誘導体またはその塩の界面活性作用や乳化作用により、
酸性染料を染毛料中に均一に溶解、分散させる作用を発
揮し、より均一な染毛効果を得ることができる。
【0051】
【実施例】つぎに実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限定
されるものではない。なお、以下の実施例および比較例
において、表中に記載の各成分の含有量を示す数値の単
位は重量部であり、特に括弧内に濃度を示したもの以外
は、純分としての含有量を示し、また、濃度を示す%は
重量%である。
【0052】実施例1〜6および比較例1 表1〜表2に示す組成の酸性染毛料を調製し、得られた
実施例1〜6および比較例1の酸性染毛料のそれぞれで
重さ1gで長さ10cmの毛束を染毛した。使用したシ
リル化ペプチドの詳細については表2の後でまとめて説
明する。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】実施例1では、一般式(I)において、R
1 がCH3 、R2 およびR3 がOH、結合手Aがプロピ
レン基で、mの平均値=0.7、nの平均値=9.3、
m+nの平均値=10のシリル化加水分解コラーゲンを
用い、実施例2では、一般式(I)において、R1 がC
3 、R2 およびR3 がOH、結合手Aがプロピレン基
で、mの平均値=2、nの平均値=8、m+nの平均値
=10のシリル化加水分解ケラチンを用い、実施例3で
は、一般式(I)において、R1 がCH3 、R2 および
3 がOH、結合手Aが−(CH2 3 OCH2 CH
(OH)CH2 −基で、mの平均値=0.5、nの平均
値=9.5、m+nの平均値=10のシリル化加水分解
シルクを用い、実施例4では、R1 がCH3 、R2 およ
びR3 がOH、結合手Aがプロピレン基で、mの平均値
=1、nの平均値=7、m+nの平均値=8のシリル化
加水分解小麦タンパクを用いている。また、実施例5で
は、一般式(I)において、R1 、R2 、R3 のすべて
がOH、結合手Aが−(CH2 3 OCH2 CH(O
H)CH2 −基で、mの平均値=0.5、nの平均値=
5.5、m+nの平均値=6のシリル化加水分解大豆タ
ンパクを用い、実施例6では、一般式(I)において、
1 とR2 がCH3 、R3 がOHで、結合手Aがメチレ
ン基で、mの平均値=1.2、nの平均値=6.8、m
+nの平均値=8のシリル化加水分解酵母タンパクを用
いている。
【0056】染毛に先立ち、毛束を2%ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル水溶液で洗浄した後、水洗
し、脱色および損傷度を均一にするため、5%の過酸化
水素水を含む5%アンモニア水溶液に毛束を5分間浸漬
してブリーチ処理を行い、水洗後、乾燥して染毛処理試
験に供した。
【0057】染毛処理は、上記実施例1〜6および比較
例1の酸性染毛料2gずつをそれぞれの毛束に塗布し、
15分間放置後、市販のシャンプーで洗浄し、さらに温
水ですすいだ後、ヘアドライヤーで乾燥することによっ
て行った。
【0058】実施例1〜6の酸性染毛料で染毛した毛束
の色の濃さ(染色度)、均染性、毛髪の耐かさつき感、
艶、潤いおよび櫛通り性について5人のパネラーに比較
例1の酸性染毛料で染毛した毛束と比較評価させた。評
価結果を表3に示すが、その評価値は5人の平均値であ
る。そして、評価基準は下記の通りである。
【0059】評価基準 +3 : 比較例1に比べて非常に良い +2 : 比較例1に比べて良い +1 : 比較例1に比べてやや良い 0 : 比較例1と同じ −1 : 比較例1と比べてやや悪い −2 : 比較例1と比べて悪い −3 : 比較例1と比べて非常に悪い
【0060】
【表3】
【0061】表3に示す結果から明らかなように、実施
例1〜6の酸性染毛料は、いずれの項目においても+
(プラス)値であって、比較例1の酸性染毛料に比べ
て、酸性染料(黒色401号)の含有量が20%少ない
(表1および表2参照)にもかかわらず、染毛後の毛髪
の色が濃く、均一に染まり、また、毛髪のかさつき感が
少なく、毛髪の艶、潤い、櫛通り性においても評価値が
高く、シリル化加水分解コラーゲン、シリル化加水分解
ケラチン、シリル化加水分解シルク、シリル化加水分解
小麦タンパク、シリル化加水分解大豆タンパク、シリル
化加水分解酵母タンパクなどのシリル化ペプチドを含有
させた効果が明らかであった。
【0062】実施例7〜10および比較例2 表4に示す組成の酸性染毛料を調製し、得られた実施例
7〜10および比較例2の酸性染毛料のそれぞれで重さ
1gで長さ10cmの毛束を上記実施例1の場合と同様
に洗浄、ブリーチ処理後に塗布し、15分間放置後、市
販のシャンプーで洗浄し、さらに温水ですすいだ後、ヘ
アドライヤーで乾燥した。
【0063】
【表4】
【0064】実施例7では、一般式(I)において、R
1 がCH3 、R2 およびR3 がOH、結合手Aが−(C
2 3 OCH2 CH(OH)CH2 −基で、mの平均
値=0.4、nの平均値=4.6、m+nの平均値=5
のシリル化加水分解コラーゲンを用い、実施例8では、
実施例7で用いたものと同様のシリル化加水分解コラー
ゲンとペプチドの数平均分子量が250の加水分解コラ
ーゲンのイソステアリン酸縮合物(イソステアロイル加
水分解コラーゲン)を用いている。また、実施例9で
は、一般式(I)において、R1 がCH3 、R2 および
3 がOHで、結合手Aがメチレン基で、mの平均値=
1、nの平均値=4、m+nの平均値=5のシリル化加
水分解ケラチンを用い、実施例10では、実施例9で用
いたものと同様のシリル化加水分解ケラチンと実施例8
で用いたものと同様のペプチドの数平均分子量が250
の加水分解コラーゲンのイソステアリン酸縮合物(イソ
ステアロイル加水分解コラーゲン)を用いている。
【0065】上記のようにして調製した実施例7〜10
の酸性染毛料で染毛した毛束の色の濃さ(染色度)、均
染性、毛髪の耐かさつき感、艶、潤いおよび櫛通り性に
ついて前記実施例1と同様に5人のパネラーに比較例2
の酸性染毛料で染毛した毛束と比較評価させた。それら
の結果を表5に示すが、評価基準は上記実施例1の場合
と同じであり、評価値は5人の平均値である。
【0066】
【表5】
【0067】表5に示す結果から明らかなように、実施
例7〜10の酸性染毛料は、いずれの項目においても+
(プラス)値であって、比較例2の酸性染毛料に比べ
て、酸性染料(黒色401号と橙色205号)の含有量
が30%少ない(表4参照)にもかかわらず、染毛後の
毛髪の色が濃く、均一に染まり、また、毛髪の耐かさつ
き感が改善され、艶、潤いも評価値が高かった。
【0068】また、染毛後の毛髪の色の濃さや均染性、
耐かさつき感に関しては、シリル化加水分解コラーゲン
とイソステアロイル加水分解コラーゲンを含有させた実
施例8やシリル化加水分解ケラチンとイソステアロイル
加水分解コラーゲンを含有させた実施例10が、それぞ
れシリル化ペプチドを単独で使用した実施例7や実施例
9に比べて評価値が高く、蛋白質加水分解物のアシル化
誘導体をシリル化ペプチドと併用すると、シリル化ペプ
チドを単独で使用するよりも、酸性染料による染毛作用
をより高めるのに有効であることが明らかであった。
【0069】実施例11〜13および比較例3 表6に示す組成の酸性染毛料を調製し、得られた実施例
11〜13および比較例3の酸性染毛料のそれぞれで重
さ1gで長さ10cmの毛束を上記実施例1の場合と同
様に洗浄、ブリーチ処理後に塗布し、20分間放置後、
市販のシャンプーで洗浄し、さらに温水ですすいだ後、
ヘアドライヤーで乾燥した。
【0070】
【表6】
【0071】実施例11では、実施例4で用いたものと
同様のシリル化加水分解小麦タンパクと数平均分子量4
00の加水分解コラーゲンのヤシ油脂肪酸縮合物のカリ
ウム塩(ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム)を
用い、実施例12では、実施例4で用いたものと同様の
シリル化加水分解小麦タンパクと数平均分子量400の
加水分解大豆タンパクのヤシ油脂肪酸縮合物のナトリウ
ム塩(ヤシ油脂肪酸加水分解大豆タンパクナトリウム)
を用い、実施例13では、実施例4で用いたものと同様
のシリル化加水分解小麦タンパクと数平均分子量350
の加水分解シルクのヤシ油脂肪酸縮合物のナトリウム塩
(ヤシ油脂肪酸加水分解シルクナトリウム)を用いてい
る。
【0072】上記のようにして調製した実施例11〜1
3の酸性染毛料で染毛した毛束の色の濃さ(染色度)、
均染性、毛髪の耐かさつき感、艶、潤いおよび櫛通り性
について前記実施例1と同様に5人のパネラーに比較例
3の酸性染毛料で染毛した毛束と比較評価させた。それ
らの結果を表7に示すが、評価基準は上記実施例1の場
合と同じである。
【0073】
【表7】
【0074】表7に示す結果から明らかなように、実施
例11〜13の酸性染毛料は、いずれの項目においても
+(プラス)値であって、比較例3の酸性染毛料に比べ
て、酸性染料(黒色401号)の含有量が20%少ない
(表6参照)にもかかわらず、染毛後の毛髪の色が濃
く、均一に染まり、また、毛髪の耐かさつき感が大幅に
改善され、艶、潤いも評価値が高かった。
【0075】この実施例11〜13では、併用する蛋白
質加水分解物のアシル化誘導体の塩を種々に変えたが、
染毛後の色の濃さ、均染性、櫛通り性に関しては、配合
した、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム、ヤシ
油脂肪酸加水分解大豆タンパクナトリウム、ヤシ油脂肪
酸加水分解シルクナトリウムの間で大差はなかった。し
かし、染毛後の毛髪の艶に関しては、ヤシ油脂肪酸加水
分解シルクナトリウムを配合した実施例13が最も良
く、ついでヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウムを
配合した実施例11、ヤシ油脂肪酸加水分解大豆タンパ
クナトリウムを配合した実施例12の順になり、また、
染毛後の毛髪の潤いに関しては、ヤシ油脂肪酸加水分解
大豆タンパクナトリウムを配合した実施例12が最もよ
く、ついでヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウムを
配合した実施例11、ヤシ油脂肪酸加水分解シルクナト
リウムを配合した実施例13の順となり、蛋白質加水分
解物のアシル化誘導体の塩をシリル化ペプチドと併用す
ると、シリル化ペプチドそのものの有する性質に蛋白質
加水分解物のアシル化誘導体の塩が有する性質を付加す
ることができ、シリル化ペプチドを単独で使用するより
も、酸性染料による染毛作用をより高めるのに有効であ
ることが明らかであった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性染料を含有する組成物中に、アミノ
    酸側鎖のアミノ基を含むアミノ基にケイ素原子をただ一
    つ含む官能基が共有結合したシリル化ペプチドを1種以
    上含有させたことを特徴とする酸性染毛料。
  2. 【請求項2】 シリル化ペプチドが、下記の一般式
    (I) 【化1】 〔式中、R1 、R2 、R3 のうち少なくとも一つは水酸
    基を示し、残りは炭素数1〜3のアルキル基を示す。R
    4 は側鎖の末端にアミノ基を有する塩基性アミノ酸の末
    端のアミノ基を除く残基を示し、R5 はR4 以外のアミ
    ノ酸側鎖を示す。Aは結合手で、メチレン、プロピレ
    ン、−CH2 OCH2 CH(OH)CH2 −または−
    (CH2 3 OCH2 CH(OH)CH2 −で示される
    基であり、mは0〜200、nは0〜200、m+nは
    1〜200である(ただし、mおよびnはアミノ酸の数
    を示すのみで、アミノ酸配列の順序を示すものではな
    い)〕で表されるシリル化ペプチドである請求項1記載
    の酸性染毛料。
  3. 【請求項3】 蛋白質加水分解物のアシル化誘導体また
    はその塩を含有させた請求項1または2記載の酸性染毛
    料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265339A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Takara Belmont Co Ltd 染毛剤組成物及び染毛方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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