JPH11139940A - 染毛用前処理剤 - Google Patents
染毛用前処理剤Info
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- JPH11139940A JPH11139940A JP31618897A JP31618897A JPH11139940A JP H11139940 A JPH11139940 A JP H11139940A JP 31618897 A JP31618897 A JP 31618897A JP 31618897 A JP31618897 A JP 31618897A JP H11139940 A JPH11139940 A JP H11139940A
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Abstract
を速くし、かつ均一に染色させ、染色毛髪の耐シャンプ
ー性を向上させ、さらに、染毛時の毛髪の損傷を少なく
し、かつ染毛後の毛髪に艶や潤いを付与できるようにさ
せ、また、酸性染毛料に対しては、少量の染料でも均一
に染色させ、染毛時の毛髪の損傷を少なくし、かつ染毛
後の毛髪に艶や潤いを付与できるようにさせる染毛用前
処理剤を提供する。 【解決手段】 ケラチン加水分解物またはその誘導体を
0.1重量%以上と、ケラチン以外の動植物由来または
微生物由来の蛋白質加水分解物またはその誘導体の1種
以上を、ケラチン加水分解物またはその誘導体との合計
量で0.2〜40重量%含有させて染毛用前処理剤を構
成する。
Description
関し、さらに詳しくは、酸化型染毛剤に対しては、染色
の立ち上がりを速くし、かつ均一に染色させ、染色毛髪
の耐シャンプー性を向上させ、さらに、染毛時の毛髪の
損傷を少なくし、かつ染毛後の毛髪に艶や潤いを付与で
きるようにさせ、また、酸性染毛料に対しては、少量の
染料でも均一に染色させ、染毛時の毛髪の損傷を少なく
し、かつ染毛後の毛髪に艶や潤いを付与できるようにさ
せる染毛用前処理剤に関するものである。
どがあり、いずれも美容の目的で広く使用されている。
を含む第1剤と過酸化水素などの酸化剤を含む第2剤と
からなる酸化型染毛剤が、種々の色調が得られる上に、
染毛力が優れていることから、広く使用されている。
一時染毛剤は、1回のシャンプーで洗い落とすことがで
きるので、いわゆる「おしゃれ染め」として広く使用さ
れている。
での酸化型染毛剤では、染毛に時間がかかり、毛髪によ
っては均一に染色できず色むらが生じるという問題があ
り、また、染毛時に毛髪の損傷が激しく、染毛後の毛髪
がパサついたり、櫛通り性が悪くなるという問題があっ
た。
染料の均一な浸透を助長するためにアルカリ剤を含有さ
せているので、pHが10以上と高く、そのため、刺激
性があり、毛髪が損傷しやすく、毛髪中のタンパク(蛋
白)成分が流出しやすいという問題があった。
料を使用することも行われているが、この酸性染毛料
も、染毛時に毛髪中のメラニンを破壊してブリーチ(漂
白)するための酸化を行うと、上記酸化型染毛剤ほどで
はないにしても、毛髪が損傷しやすく、毛髪の光沢が失
われ、櫛通り性が悪くなるという問題があり、また、一
時染毛剤の多くは、染料を毛小皮に吸着させて染色する
ので、染色効果を上げる必要から、染料濃度を高くした
り、展着剤や高分子樹脂などを多量に添加しているた
め、染毛後の毛髪が硬くなり、櫛通り性が悪くなって、
毛髪が損傷を受けやすいという問題があった。
剤の均染効果を高める目的で、タンパク加水分解物(ペ
プチド)やその誘導体、シリコーンなどを染毛剤に含有
させることが提案されている(たとえば、特開昭61−
55887号公報、特公平3−63528号公報、特公
平4−4289号公報、特開平5−271040号公報
など)。
やその誘導体は、損傷した毛髪に収着して毛髪に潤いや
艶を付与することができるものの、染毛時の均染性や染
毛毛髪の耐シャンプー性に関しては充分に満足できるも
のとはいえなかった。
は、染色の立ち上がりを速くし、かつ均一に染色させ、
染色毛髪の耐シャンプー性を向上させ、さらに、染毛時
の毛髪の損傷を少なくし、かつ染毛後の毛髪に艶や潤い
を付与でき、また、酸性染毛料に対しては、少量の染料
でも均一に染色させ、過剰の染料の毛髪への浸透による
毛髪のゴワツキを防止し、染毛時の毛髪の損傷を少なく
し、かつ染毛後の毛髪に艶や潤いを付与できるようにさ
せる染毛用前処理剤を提供することを目的とする。
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ケラチン加水分
解物またはその誘導体を0.1重量%以上と、ケラチン
以外の動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物
またはその誘導体の1種以上を、ケラチン加水分解物ま
たはその誘導体との合計量で0.2〜40重量%含有す
る染毛用前処理剤で毛髪を前処理した後、染毛処理を行
うと、酸化型染毛剤においては、染色の立ち上がりが速
く、かつ均一に染色でき、染色毛髪の耐シャンプー性が
向上し、さらに、染毛時の毛髪の損傷が少なくなり、染
毛後の毛髪に艶や潤いを付与することができ、また、酸
性染毛料においては、少量の染料でも均一に染色でき、
染毛時の毛髪の損傷が少なく、染毛後の毛髪にゴワツキ
感がなく、染毛後の毛髪に艶や潤いを付与することがで
きることを見出し、本発明を完成するにいたった。
分とが存在し、これが染毛時の色むらの原因の一つにな
ると言われているが、染料が毛髪に接触する前に上記ケ
ラチン加水分解物またはその誘導体とケラチン以外の動
植物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物またはそ
の誘導体とで毛髪の損傷部位を保護し、毛髪全体の表面
に上記ケラチン加水分解物またはその誘導体とケラチン
以外の動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物
またはその誘導体との被膜を形成することによって、色
むらがなく、酸化型染毛剤においては、染色の立ち上が
りが速くなり、また、酸性染毛料においては、少量の染
料でも均一に染色でき、両者とも毛髪の損傷が少なくな
り、染毛後の毛髪に艶や潤いを付与することができるよ
うになるのである。
の立ち上がりを速くさせ、また、酸性染毛料に対して少
量の染料でも均一に染色させることができるようになる
のは、染毛用前処理剤による前処理によって上記ケラチ
ン加水分解物またはその誘導体とケラチン以外の動植物
由来または微生物由来の蛋白質加水分解物またはその誘
導体とが毛髪の表面に均一に収着するので、染毛剤中の
染料が速くかつ均一に浸透しやすくなるためであると推
測される。
は、シスチンを多量に含有していて、そのシスチンの有
するジスルフィド結合の作用によって毛髪に収着しやす
く、かつ損傷した毛髪の修復作用が高いので、まず、ケ
ラチン加水分解物またはその誘導体が毛髪に収着して、
染毛後の色むらを少なくすると共に染毛処理による毛髪
の損傷を防止し、そのケラチン加水分解物またはその誘
導体からなる被膜上にケラチン以外の動植物由来または
微生物由来の蛋白質加水分解物またはその誘導体が被膜
を形成し、それによって、均染効果などをより一層高め
るものと考えられる。従って、染毛用前処理剤に含有さ
せる蛋白質加水分解物またはその誘導体中にケラチン加
水分解物またはその誘導体が含まれていると、上記のよ
うな酸化型染毛剤に対して染色の立ち上がりを速くさ
せ、また、酸性染毛料に対して少量の染料でも均一に染
色させるという作用がより一層顕著に発揮される。ま
た、その際、併用するケラチン以外の動植物由来または
微生物由来の蛋白質加水分解物またはその誘導体とし
て、コラーゲン加水分解物またはその誘導体を使用する
と染毛後の毛髪に艶や良好な感触を付与し、絹フィブロ
イン加水分解物またはその誘導体を使用すると光沢、良
好な櫛通り性を付与する作用がさらに顕著に発揮される
ようになる。
解物としては、ケラチンを酸、アルカリ、酵素またはそ
れらの併用により部分的に加水分解して得られるケラチ
ンの加水分解物が用いられる。
性および毛髪上での造膜性を考慮して、その数平均分子
量が150〜5000であることが好ましく、より好ま
しくは200〜3000である。すなわち、ケラチン加
水分解物の数平均分子量が150より小さくなると、毛
髪への浸透作用は優れているものの、毛髪上での造膜作
用が低下し、また、ケラチン加水分解物の数平均分子量
が5000より大きくなると、造膜作用は強くなるもの
の、浸透性が弱く、損傷部分への補充作用が充分に発揮
されなくなるおそれがある。
は、ケラチン加水分解物のエステル、ケラチン加水分解
物の第4級アンモニウム誘導体、ケラチン加水分解物の
シリル化誘導体、ケラチン加水分解物のアシル化誘導体
またはその塩などが挙げられる。
は、上記ケラチン加水分解物のカルボキシル基における
炭素数1〜20の炭化水素アルコールとのエステル、た
とえば、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエ
ステル、イソプロピルエステル、ラウリルエステル、セ
チルエステル、2−エチルヘキシルエステル、2−ヘキ
シルデシルエステル、ステアリルエステルなどが挙げら
れる。
ウム塩としては、たとえば、上記ケラチン加水分解物の
アミノ基に下記一般式(I)
のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、またはR
1 〜R2 のうち1個もしくは2個が炭素数8〜20のア
ルキル基もしくはアルケニル基で、残りは炭素数1〜3
のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基も
しくはベンジル基であり、XはCl、Br、F、I、N
O3 、1/2SO4 、R4 OSO3 またはR4 SO
3 (R4 は低級アルキル基を示す)を示す〕で表される
グリシジルアンモニウム塩、または下記一般式(II)
のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、またはR
1 〜R2 のうち1個もしくは2個が炭素数8〜20のア
ルキル基もしくはアルケニル基で、残りは炭素数1〜3
のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基も
しくはベンジル基であり、XはCl、Br、F、I、N
O3 、1/2SO4 、R4 OSO3 またはR4 SO
3 (R4 は低級アルキル基を示す)を示し、YはCl、
Br、F、Iなどのハロゲン原子を示す〕で表される3
−ハロゲン−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム塩、
または下記一般式(III)
のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、またはR
1 〜R2 のうち1個もしくは2個が炭素数8〜20のア
ルキル基もしくはアルケニル基で、残りは炭素数1〜3
のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基も
しくはベンジル基であり、XはCl、Br、F、I、N
O3 、1/2SO4 、R4 OSO3 またはR4 SO
3 (R4 は低級アルキル基を示す)を示し、YはCl、
Br、F、Iなどのハロゲン原子を示す〕で表される3
−ハロゲンプロピルアンモニウム塩のいずれかを反応さ
せることによって得られるものが挙げられる。
としては、たとえば、下記一般式(IV)
も一つは水酸基を示し、残りは炭素数1〜3のアルキル
基を示す。R8 は側鎖の末端にアミノ基を有する塩基性
アミノ酸の末端アミノ基を除く残基を示し、R9 はR8
以外のアミノ酸側鎖を示す。Aは結合手で、メチレン、
プロピレン、−CH2 OCH2 CH(OH)CH2 −ま
たは−(CH2 )3 OCH2 CH(OH)CH3 −で示
される基であり、mは0〜20、nは1〜50、m+n
は2〜50である(ただし、mおよびnはアミノ酸の数
を示すのみで、アミノ酸配列の順序を示すものではな
い)〕で表されるケラチン加水分解物のアミノ酸側鎖の
アミノ基を含むアミノ基にケイ素原子をただ一つ含む官
能基が結合したシリル化加水分解ケラチンが挙げられ、
このようなシリル化加水分解ケラチンは、たとえば、ケ
ラチン加水分解物と下記一般式(V)
も一つは炭素数1〜3のアルコキシ基、水酸基またはハ
ロゲン原子を示し、残りは炭素数1〜3のアルキル基、
炭素数1〜3のアルコキシ基、水酸基またはハロゲン原
子を示し、aは1または3の整数を示し、XはCl、B
r、F、Iなどのハロゲン原子を示す〕で表されるシリ
ル化合物、または下記一般式(VI)
も一つは炭素数1〜3のアルコキシ基、水酸基またはハ
ロゲン原子を示し、残りは炭素数1〜3のアルキル基、
炭素数1〜3のアルコキシ基、水酸基またはハロゲン原
子を示し、bは1または3の整数を示す〕で表されるシ
リル化合物とを縮合反応させることによって得られる。
またはその塩としては、たとえば、ケラチン加水分解物
のN末端アミノ基または塩基性アミノ酸の側鎖のアミノ
基に、炭素数8〜32の直鎖または分岐鎖の飽和または
不飽和の脂肪酸や樹脂酸などを縮合させたN−アシル化
加水分解ケラチンまたはその塩が挙げられる。
しては、たとえば、ケラチン加水分解物のラウリン酸縮
合物、ミリスチン酸縮合物、ヤシ油脂肪酸縮合物、イソ
ステアリン酸縮合物、ウンデシレン酸縮合物、ラノリン
脂肪酸縮合物、樹脂酸縮合物などや、それらの酸縮合物
のカリウム塩、ナトリウム塩、トリエタノールアミン
塩、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル塩などが挙げられる。
は、いずれも染毛用前処理剤に含有させると、酸化型染
毛剤に対しては、染色の立ち上がりを速くし、かつ均一
に染色させ、染色毛髪の耐シャンプー性を向上させ、さ
らに、染毛時の毛髪の損傷を少なくし、かつ染毛後の毛
髪に艶や潤いを付与できるようにさせ、また、酸性染毛
料に対しては、少量の染料でも均一に染色させ、染毛時
の毛髪の損傷を少なくし、染毛後の毛髪のゴワツキ感を
なくさせ、かつ染毛後の毛髪に艶や潤いを付与できるよ
うにさせるが、特にケラチン加水分解物の第4級アンモ
ニウム誘導体はその効果が優れている。
は、それぞれ単独で用いてもよいし、また2種以上を併
用してもよい。つまり、ケラチン加水分解物とその誘導
体を併用してもよいし、またケラチン加水分解物内でた
とえば分子量の異なるものを2種以上併用してもよい
し、その誘導体内で2種以上を併用してもよい。そし
て、ケラチン加水分解物またはその誘導体の染毛用前処
理剤中の含有量(染毛用前処理剤への配合量)として
は、0.1重量%以上を必須とし、ケラチン以外の動植
物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物またはその
誘導体との合計量が0.2〜40重量%になるように染
毛用前処理剤中に含有させるが、このケラチン加水分解
物またはその誘導体だけでの含有量としては、0.1〜
30重量%が好ましく、特に0.5〜20重量%が好ま
しい。すなわち、ケラチン加水分解物またはその誘導体
の染毛用前処理剤中での含有量が上記範囲より少ない場
合は、ケラチン加水分解物またはその誘導体と、ケラチ
ン以外の動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分解
物またはその誘導体とを併用することによる効果、すな
わち、酸化型染毛剤に対して染色の立ち上がりを速くす
る効果や染毛時の損傷を少なくする効果および酸性染毛
料に対して少量の染料でも均一に染色させ、染毛時の毛
髪の損傷を少なくする効果などが充分に発現しなくなる
おそれがあり、また、ケラチン加水分解物またはその誘
導体の染毛用前処理剤中での含有量が上記範囲より多く
なっても、含有量の増加に見合う効果の増加がほとんど
認められなくなる。
生物由来の蛋白質加水分解物としては、たとえば、コラ
ーゲン(その変成物であるゼラチンも含む)、絹フィブ
ロイン、セリシン、カゼイン、コンキオリン、エラスチ
ン、鶏やあひるなどの卵の卵黄タンパク、卵白タンパ
ク、大豆タンパク、小麦タンパク、トウモロコシタンパ
ク、米(米糠)タンパク、ジャガイモタンパクなどの動
植物由来のタンパク、あるいは、サッカロミセス属、カ
ンディダ属、エンドミコプシス属の酵母菌や、いわゆる
ビール酵母、清酒酵母といわれる酵母菌より分離した酵
母タンパク、キノコ類(担子類)より抽出したタンパ
ク、クロレラより分離したタンパクなどの微生物由来の
タンパクを酸、アルカリ、酵素またはそれらの併用によ
り部分的に加水分解して得られるペプチドが挙げられ
る。
水分解物の場合と同様に、毛髪への収着性および毛髪上
での造膜性を考慮して、その数平均分子量が150〜5
000であることが好ましく、より好ましくは200〜
3000である。すなわち、タンパク質加水分解物の数
平均分子量が150より小さくなると、毛髪への浸透作
用は優れているものの、毛髪上での造膜作用が低下し、
また、蛋白質加水分解物の数平均分子量が5000より
大きくなると、造膜作用は強くなるものの、浸透性が弱
く、損傷部分への補充作用が充分に発揮できなくなるお
それがある。
は微生物由来の蛋白質加水分解物の誘導体としては、上
記ケラチン以外の動植物由来または微生物由来の蛋白質
加水分解物のエステル、上記ケラチン以外の動植物由来
または微生物由来の蛋白質加水分解物の第4級アンモニ
ウム誘導体、上記ケラチン以外の動植物由来または微生
物由来の蛋白質加水分解物のシリル化誘導体、上記ケラ
チン以外の動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分
解物のアシル化誘導体またはその塩などが挙げられる。
物由来の蛋白質加水分解物のエステルとしては、前記ケ
ラチン加水分解物の場合と同様に、上記ケラチン以外の
動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物のカル
ボキシル基における炭素数1〜20の炭化水素アルコー
ルとのエステル、たとえば、メチルエステル、エチルエ
ステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ラ
ウリルエステル、セチルエステル、2−エチルヘキシル
エステル、2−ヘキシルデシルエステル、ステアリルエ
ステルなどが挙げられる。
物由来の蛋白質加水分解物の第4級アンモニウム塩とし
ては、たとえば、前記ケラチン加水分解物の第4級アン
モニウム誘導体に関して例示したように、上記ケラチン
以外の動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物
のアミノ基に前記一般式(I)で表されるグリシジルア
ンモニウム塩、または前記一般式(II)で表される3−
ハロゲン−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム塩、ま
たは前記一般式(III)で表される3−ハロゲンプロピル
アンモニウム塩のいずれかを反応させることによって得
られるものが挙げられる。
物由来の蛋白質加水分解物のシリル化誘導体としては、
たとえば、前記ケラチン加水分解物のシリル化誘導体に
関して例示したように、上記ケラチン以外の動植物由来
または微生物由来の蛋白質加水分解物のアミノ酸側鎖の
アミノ基を含むアミノ基に前記一般式(V)で表される
シリル化合物、または前記一般式(VI)で表されるシリ
ル化合物を縮合反応させることによって得られる前記一
般式(VI)と同様の構造式を有するケラチン以外の動植
物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物のシリル化
誘導体が挙げられる。
物由来の蛋白質加水分解物のアシル化誘導体またはその
塩としては、たとえば、前記ケラチン加水分解物のアシ
ル化誘導体またはその塩に関して例示したものと同様
に、たとえば、ケラチン以外の動植物由来または微生物
由来の蛋白質加水分解物のラウリン酸縮合物、ミリスチ
ン酸縮合物、ヤシ油脂肪酸縮合物、イソステアリン酸縮
合物、ウンデシレン酸縮合物、ラノリン脂肪酸縮合物、
樹脂酸縮合物などや、それらの酸縮合物のカリウム塩、
ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩、2−アミノ−
2−メチル−1,3−プロパンジオール塩など、上記ケ
ラチン以外の動植物由来または微生物由来の蛋白質加水
分解物のN末端アミノ基または塩基性アミノ酸の側鎖の
アミノ基に、炭素数8〜32の直鎖または分岐鎖の飽和
または不飽和の脂肪酸や樹脂酸などを縮合させたN−ア
シル化加水分解タンパクまたはその塩が挙げられる。
分解物またはその誘導体と、ケラチン以外の動植物由来
または微生物由来の蛋白質加水分解物またはその誘導体
とを含有させることによって構成されるが、ケラチン以
外の動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分解物ま
たはその誘導体は、そのタンパク起源や誘導体の種類に
かかわらず、いずれを染毛用前処理剤に含有させても、
酸化型染毛剤に対しては、染色の立ち上がりを速くし、
かつ均一に染色させ、染色毛髪の耐シャンプー性を向上
させ、さらに、染毛時の毛髪の損傷を少なくし、かつ染
毛後の毛髪に艶や潤いを付与できるようにさせ、また、
酸性染毛料に対しては、少量の染料でも均一に染色さ
せ、染毛時の毛髪の損傷を少なくし、染毛後の毛髪のゴ
ワツキ感をなくし、かつ染毛後の毛髪に艶や潤いを付与
できるようにさせるが、特にコラーゲン加水分解物(加
水分解コラーゲン)や絹フィブロイン加水分解物(加水
分解フィブロイン)、さらには、コラーゲン加水分解物
の第4級アンモニウム誘導体、コラーゲン加水分解物の
アシル化誘導体またはその塩、絹フィブロイン加水分解
物の第4級アンモニウム誘導体などはその効果が優れて
いる。
物由来の蛋白質加水分解物またはその誘導体は、それぞ
れ単独で用いてもよいし、また2種以上を併用してもよ
い。そして、このケラチン以外の動植物由来または微生
物由来の蛋白質加水分解物またはその誘導体の染毛用前
処理剤中の含有量(染毛用前処理剤への配合量)として
は、ケラチン加水分解物またはその誘導体との合計で
0.2〜40重量%にすることが必要であり、このケラ
チン以外の動植物由来または微生物由来の蛋白質加水分
解物またはその誘導体だけでの含有量としては、0.1
〜30重量%が好ましく、特に0.5〜20重量%が好
ましい。すなわち、ケラチン加水分解物またはその誘導
体とケラチン以外の動植物由来または微生物由来の蛋白
質加水分解物またはその誘導体との染毛用前処理剤中で
の含有量が上記範囲より少ない場合は、毛髪の損傷部位
を保護して毛髪上で造膜する作用が低下し、従って、染
毛時の染料の均一な浸透や付着が少なくなって、均染効
果を充分に発現することができなくなり、また、ケラチ
ン加水分解物またはその誘導体とケラチン以外の動植物
由来または微生物由来の蛋白質加水分解物またはその誘
導体との染毛用前処理剤中での含有量が上記範囲より多
くなっても、含有量の増加に見合う効果の増加がほとん
ど認められない。
ン加水分解物またはその誘導体とケラチン以外の動植物
由来または微生物由来の蛋白質加水分解物またはその誘
導体以外にも、その効果を損なわない範囲において、た
とえば、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤などの界面
活性剤、グリセリン、プロピレングリコールなどの溶解
剤、保湿剤、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロースなどの粘度調整剤、その他、pH調整
剤、香料などを適宜含有させることができる。
毛髪に適用し、櫛やブラシ、手などによって毛髪に均一
に塗布し、そのまま、あるいは毛髪を温水で軽くすすい
だ後、酸化型染毛剤や酸性染毛料で染毛処理を行うこと
によって前記の効果を生じるが、染毛用前処理剤を毛髪
に塗布後、毛髪をヘアーアイロンなどを用いて60〜2
00℃で加熱処理し、染毛用前処理剤中の成分を毛髪に
固定してから染毛処理を施すと、均染効果や毛髪への艶
の付与効果が一層顕著に発現する。
剤の使用前に使用すると、酸化型染毛剤に対して、染色
の立ち上がりを速くし、かつ均一に染色させ、染色毛髪
の耐シャンプー性を向上させ、さらに、染毛時の毛髪の
損傷を少なくし、かつ染毛後の毛髪に艶や潤いを付与で
きるようにさせる。また、酸性染毛料の使用前に使用す
ると、酸性染毛料に対して、少量の染料でも均一に染色
させ、染毛時の毛髪の損傷を少なくし、染毛後の毛髪の
ゴワツキ感を防止し、かつ染毛後の毛髪に艶や潤いを付
与できるようにさせる。
処理した後に染毛処理すると、染毛剤中に蛋白質加水分
解物やその誘導体を配合した染毛剤のような染毛剤中で
の染料と蛋白質加水分解物やその誘導体との会合が生じ
ることがないので、酸化型染毛剤や酸性染毛料などの有
する染毛作用をほぼそのまま発揮させることができ、所
望どおりの染毛が行えるようになる。
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
中の各成分の配合量を示す数値の単位は重量部であり、
配合量が固形分量でないものについては、成分名の後に
括弧書きで固形分濃度を示している。また、濃度を示す
%は重量%であり、蛋白質加水分解物は誘導体化した場
合に加水分解ケラチンや加水分解コラーゲンなどのよう
に加水分解の後に蛋白質源名を付加した表現にするの
で、それにあわせて誘導体化していない蛋白質加水分解
物もそのように表現する。これらは、以後の実施例、比
較例でも同様である。
は1000であり、塩化N−〔2−ヒドロキシ−3−
(トリメチルアンモニオ)プロピル〕加水分解ケラチン
における加水分解ケラチンの数平均分子量は1000
で、塩化N−〔2−ヒドロキシ−3−(ステアリルジメ
チルアンモニオ)プロピル〕加水分解ケラチンにおける
加水分解ケラチンの数平均分子量も1000で、加水分
解コラーゲンの数平均分子量も1000であった。
前処理剤を用いて、それぞれ重さ1gで長さ10cmの
毛束を前処理したが、染毛用前処理剤での前処理に先立
ち、各毛束は2%ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル水溶液で洗浄した後、水洗し、脱色および毛髪の
損傷度合いを均一にするために、5%の過酸化水素水を
含む5%アンモニア水に5分間浸漬してブリーチ処理を
行い、水洗後、乾燥して試験に供した。
毛束を実施例1〜3および比較例1の染毛用前処理剤1
0gに5分間浸漬した後ドライヤーで毛束を乾燥するこ
とによって行った。その後、各毛束は下記の組成の酸化
型染毛剤で染毛処理したが、染毛剤は、実施例1〜3お
よび比較例1とも共通である。ただし、各成分の配合量
を示す数値の単位は重量部である。
第2剤とを同量ずつ混合し、その混合物2gずつをそれ
ぞれの毛束に塗布した後、20分間放置し、お湯ですす
ぎ、ついで2%ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル水溶液で洗浄し、ドライヤーで毛束を乾燥すること
によって行った。
の染毛用前処理剤で前処理した各毛束について、5人の
パネラーに、最も濃く染まっているものを1位とし、以
下、濃く染まっている順に2位、3位とし、最も染まり
の悪いものを4位として順位をつけさせた。
髪の均染性、潤い、艶および櫛通り性について下記の評
価基準で比較例1と比較評価させた。
の染毛用前処理剤で前処理後に染毛した毛髪を2%ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル水溶液で洗浄、
水洗、ドライヤー乾燥を5回繰り返し、洗浄後の毛髪の
色の濃さ、潤い、艶および櫛通り性について、前記染毛
後の均染性などと同様の評価基準で比較例1と比較評価
することによって、耐シャンプー性を評価した。それら
の結果を表2に示すが、評価値は5人のパネラーの平均
値で示す。
による色の濃さに関しては、実施例1〜3はいずれも比
較例1より、順位が高く(つまり、順位を示す数値が小
さく)、実施例1〜3の染毛用前処理剤が毛髪を濃く染
めるのに寄与することが明らかにされていた。
ドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕加
水分解ケラチンと加水分解コラーゲンを含有させた実施
例2が最も良く、ついで塩化N−〔2−ヒドロキシ−3
−(ステアリルジメチルアンモニオ)プロピル〕加水分
解ケラチンと加水分解コラーゲンを含有させた実施例3
が良く、そのつぎに加水分解ケラチンと加水分解コラー
ゲンを含有させた実施例1が良かった。
誘導体をまったく含有させていない染毛用前処理剤で前
処理した場合(つまり、実質的な前処理をしていない場
合)には、一般に染毛剤を毛髪に塗布した後30分間放
置して発色を完結させるため、上記の試験のように染毛
剤塗布後20分の放置では染料が充分に発色していない
と考えられるが、実施例1〜3の染毛用前処理剤で前処
理した毛髪は、いずれも20分間の放置で比較例1の染
毛用前処理剤で前処理した毛髪より濃く染まっていて、
ケラチン加水分解物またはその第4級アンモニウム誘導
体と加水分解コラーゲンを含有する染毛用前処理剤で染
毛前に前処理すると、染毛剤の染色時間を短縮できるこ
とが明らかにされていた。
櫛通り性については、ケラチン加水分解物またはその第
4級アンモニウム誘導体と加水分解コラーゲンとで前処
理して染毛した実施例1〜3はいずれも比較例1に比べ
てプラス(+)の評価値であって、染毛前にケラチン加
水分解物またはその第4級アンモニウム誘導体と加水分
解コラーゲンとで毛髪を前処理しておくと、その後の染
毛処理において、毛髪を均一に染毛し、染毛時の毛髪を
保護して染毛による毛髪の損傷を防止する効果を有する
(これは櫛通り性が良好なことから判断できる)ことが
明らかにされていた。
例1〜3の染毛用前処理剤で前処理後に染毛した毛髪
は、いずれも比較例1の染毛用前処理剤で前処理後に染
毛した毛髪に比べて色が濃く、また、毛髪の潤い、艶、
櫛通り性のいずれの項目においても実施例1〜3は比較
例1より優れていて、ケラチン加水分解物またはその第
4級アンモニウム誘導体と加水分解コラーゲンとを含有
する染毛用前処理剤で染毛前に前処理しておくと、染毛
後の毛髪の耐シャンプー性が向上することが明らかにさ
れていた。
前処理剤で前処理した毛髪を後記の酸化型染毛剤で染毛
し、染毛処理時間による染色度の違いを評価した。
した加水分解ケラチンの数平均分子量は400で、加水
分解フィブロインの数平均分子量は1000で、加水分
解小麦タンパクの数平均分子量は700、加水分解カゼ
インの数平均分子量は600であった。
に事前にブリーチ処理して各毛束の脱色および毛髪の損
傷の度合いを均一にした毛束を、実施例4〜6用に各5
束と比較例2用に1束用意し、それぞれの毛束を実施例
4〜6および比較例2の染毛用前処理剤10gに5分間
浸漬した後ドライヤーで毛束を乾燥した。その後、各毛
束は下記組成の酸化型染毛剤で染毛処理した。上記のよ
うに、実施例4〜6用に用意する毛束数と比較例2用に
用意する毛束数とが異なっているのは、実施例4〜6で
は後記のように染毛剤の塗布後の放置時間を10分、1
5分、20分、25分、30分と5段階にするのに対
し、比較例2では染毛剤の塗布後の放置時間を30分間
のみにしているからである。
も共通で、下記の組成によるものである。ただし、各成
分の配合量を示す数値の単位は重量部である。
第2剤とを同量ずつ混合し、その混合物2gずつをそれ
ぞれ実施例4〜6の染毛用前処理剤で前処理した毛束に
塗布し、塗布後の放置時間を10分、15分、20分、
25分および30分とし、各放置時間の終了後直ちに毛
束をぬるま湯ですすぎ、2%ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル水溶液で洗浄し、ぬるま湯ですすいだ
後、ヘアードライヤーで乾燥した。そして、比較例2の
場合は、前処理後の毛束に染毛剤を塗布後30分間放置
し、上記実施例4などと同様に毛束をぬるま湯ですす
ぎ、2%ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル水
溶液で洗浄し、ぬるま湯ですすいだ後、ヘアードライヤ
ーで乾燥した。
前処理後に染毛した毛束の色の濃さと比較例2の染毛用
前処理剤で前処理後に染毛した毛束の色の濃さとを、1
0人のパネラーに比較評価させた。実施例4の評価結果
を表4に示し、実施例5の評価結果を表5に示し、実施
例6の評価結果を表6に示すが、それらの評価結果は、
比較例2より色が濃いと答えた人数、比較例2より色が
薄いと答えた人数、色の濃さはほぼ同じと答えた人数で
示す。なお、表4〜表6中の処理時間とは、染毛剤塗布
後の放置時間である。
に、加水分解ケラチンとケラチン以外の加水分解タンパ
クを含有する染毛用前処理剤で前処理後に染毛した実施
例4〜6は、比較例2に比べて、処理時間が2/3の2
0分でパネラーの多くが色の濃さはほぼ同じか比較例2
より濃いと答えていて、加水分解ケラチンとそれ以外の
加水分解タンパクを含有する染毛用前処理剤で毛髪を前
処理しておくと、染毛処理時間を短縮できることが明ら
かにされていた。なお、処理時間が10分の段階で比較
例2の方が色が濃いと答えた人数が多い(すなわち、表
4〜表6中の「比較例2より色が薄いと答えた人数」が
多い)のは、比較例2では染毛剤の塗布後30分間放置
していて、染毛剤の塗布後の放置時間が長いことによる
ものである。
施例7〜9および比較例3の染毛用前処理剤のそれぞれ
で重さ1gで長さ10cmの毛束を前処理し、その後、
後記の酸性染毛料で染毛した。
は400であり、塩化N−〔2−ヒドロキシ−3−(ト
リメチルアンモニオ)プロピル〕加水分解ケラチンにお
ける加水分解ケラチンの数平均分子量は400で、加水
分解大豆タンパクの数平均分子量は700で、加水分解
フィブロインの数平均分子量は1000で、加水分解コ
ラーゲンの数平均分子量は800で、イソステアロイル
加水分解コラーゲン・アミノメチルプロパンジオール塩
における加水分解コラーゲン部分の数平均分子量は25
0であった。
に事前にブリーチ処理して各毛束の脱色および毛髪の損
傷度合いを均一にした毛束を試験に供し、実施例7〜9
および比較例3の染毛用前処理液10gに5分間浸漬
し、ドライヤーで乾燥した。
性染毛料で染毛処理した。酸性染毛料は、実施例7〜9
は共通であるが、比較例3は染料のみ配合量が異なる。
9用および比較例3用の酸性染毛料2gずつを塗布し、
15分放置後、市販のシャンプーで洗浄し、さらに温水
ですすいだ後、ヘアドライヤーで乾燥することによって
行った。
束の色の濃さ(染色度)、均染性、毛髪の耐かさつき
感、艶および潤いについて5人のパネラーに前記実施例
1と同様の評価基準で比較例3の毛束と比較評価させ
た。評価結果を表9に示すが、その評価値は5人の平均
値である。
例7〜9の染毛用前処理剤で前処理後に酸性染毛料で染
毛した毛束は、いずれの項目においても+(プラス)値
であって、比較例3の毛束に比べて、染毛時の酸性染料
(黒色401号)の含有量が30%少ないにもかかわら
ず(表7参照)、染毛後の毛髪の色が濃く、均一に染色
でき、毛髪のかさつき感が少なく、また毛髪の艶、潤い
においても評価値が高く、ケラチン加水分解物またはそ
の第4級アンモニウム誘導体とケラチン以外の加水分解
タンパクを含有させた染毛用前処理剤で前処理すると、
酸性染毛料において、少量の染料でも均一に染色でき、
染毛後の毛髪に艶や潤いを付与することが明らかにされ
ていた。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケラチン加水分解物またはその誘導体を
0.1重量%以上と、ケラチン以外の動植物由来または
微生物由来の蛋白質加水分解物またはその誘導体の1種
以上を、ケラチン加水分解物またはその誘導体との合計
量で0.2〜40重量%含有してなることを特徴とする
染毛用前処理剤。 - 【請求項2】 ケラチン加水分解物の誘導体が、ケラチ
ン加水分解物の第4級アンモニウム誘導体である請求項
1記載の染毛用前処理剤。 - 【請求項3】 ケラチン以外の動植物由来または微生物
由来の蛋白質加水分解物またはその誘導体が、コラーゲ
ン加水分解物またはその誘導体および絹フィブロイン加
水分解物またはその誘導体よりなる群から選ばれる少な
くとも1種である請求項1記載の染毛用前処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31618897A JPH11139940A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 染毛用前処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31618897A JPH11139940A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 染毛用前処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139940A true JPH11139940A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18074285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31618897A Pending JPH11139940A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 染毛用前処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11139940A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-10-31 JP JP31618897A patent/JPH11139940A/ja active Pending
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