JP2003300836A - 毛髪前処理剤及び毛髪前処理方法 - Google Patents
毛髪前処理剤及び毛髪前処理方法Info
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Abstract
くことで、損傷した毛髪であってもその強度を修復する
ことができ、その後、毛髪の脱色、染毛、パーマネント
ウェーブ、縮毛矯正などの施術において、毛髪を目的の
色や形状にすることができ、しかも毛髪に損傷を与える
ことなく施術することができる毛髪前処理剤及び毛髪前
処理方法を提供することである。 【解決手段】 平均分子量1000以上の加水分解タン
パク及び/又はその誘導体を含有する第1剤と、前記加
水分解タンパク及び/又はその誘導体を変性させるため
の変性剤を含有する第2剤とからなることを特徴とする
毛髪前処理剤とする。また、平均分子量1000以上の
加水分解タンパク及び/又はその誘導体を含有する液剤
を毛髪に塗布した後に、毛髪に塗布された前記加水分解
タンパク及び/又はその誘導体を変性させることを特徴
とする毛髪前処理方法とする。
Description
髪前処理方法に関する。さらに詳しくは、毛髪の脱色、
染毛、パーマネントウェーブ、縮毛矯正などの施術前に
使用する毛髪前処理剤及び毛髪前処理方法に関し、その
目的は、毛髪に対する施術前に予め塗布しておくこと
で、損傷した毛髪であってもその強度を修復することが
でき、その後の施術において、毛髪を目的の色や形状に
することができ、しかも毛髪に損傷を与えることなく施
術することができる毛髪前処理剤及び毛髪前処理方法を
提供することにある。
毛髪を本来の色と異なった色にするために、毛髪を脱
色、或いは染毛する人が増加している。また、毛髪の形
状を変化させるために、パーマネントウェーブや縮毛矯
正を行う人も増えている。
は、一時染毛剤と、永久染毛剤に大きく分類される。一
時染毛剤は短時間の染毛に使用されるもので、無機顔料
などを樹脂類や油脂類で毛髪の表面に付着させて染毛す
る。シャンプーなどで簡単に落とすことができる。永久
染毛剤としては、酸化染料を含む第1剤と酸化剤を含む
第2剤からなる二剤式のものが主流である。アンモニア
水などのアルカリ剤を含有したアルカリタイプのもので
は毛髪に含まれるメラニンを分解しながら染色するため
に毛髪の色を明るくすることができる。一方、毛髪の色
を明るくする必要のないときは、ヘマテイン、ピロガロ
ール、タンニン酸等の鉄塩を用いて発色染毛する中性タ
イプのものが用いられる。
元剤を主成分とする第1剤と、酸化剤を主成分とする第
2剤とからなる二剤式のパーマネントウェーブ剤が広く
用いられている。第1剤を毛髪に塗布することで、還元
剤の働きにより毛髪の構成タンパク中のジスルフィド結
合を開裂させ、次に第2剤を塗布することで、酸化剤の
働きによりジスルフィド結合を再結合して毛髪にウェー
ブ等の所要の形状を形成することができる。
ーブ剤等には、上述したように、アルカリ剤、酸化剤、
還元剤などといった薬剤が含有されていることから、施
術した毛髪は少なからず損傷を受ける。損傷した毛髪
は、日常の洗髪などにより毛髪中のタンパクが溶出する
ために毛髪の保湿性が低減して、毛髪がぱさつき、ハリ
が無くなり、また枝毛や切れ毛の原因にもなる。
ある程度の期間は保持されるものの、経日とともにいず
れ退色する。また、パーマネントウェーブや縮毛矯正さ
れた毛髪の形状も、経日とともに崩れてくる。このた
め、好みの毛髪の色や形状を長期間維持しようとする
と、一定期間毎に、繰り返して同様の施術を行う必要が
あった。
た毛髪は健常の毛髪に比べて弱いために、更に染毛やパ
ーマネントウェーブ等の施術を繰り返し行うと、毛髪の
損傷が進行して断毛が生じるといった問題があった。ま
た、損傷した毛髪と健常の毛髪では染色の度合いが異な
るために、損傷した毛髪を染毛すると当初予定していた
色に染色されず、酷い場合は色ムラが生じることがあっ
た。更には、損傷した毛髪にパーマネントウェーブや縮
毛矯正の施術を行うと、健常の毛髪に施術する場合に比
べて、その効果に劣るといった問題があった。
であって、毛髪の脱色、染毛、パーマネントウェーブ、
縮毛矯正等の施術前に毛髪に塗布することによって、損
傷した毛髪であってもその強度を修復することができ、
その後の施術において、目的の色や形状にすることがで
き、しかも毛髪に損傷を与えることなく施術することが
できる毛髪前処理剤及び毛髪前処理方法を提供すること
を課題とする。
明は、平均分子量1000以上の加水分解タンパク及び
/又はその誘導体を含有する第1剤と、前記加水分解タ
ンパク及び/又はその誘導体を変性させるための変性剤
を含有する第2剤とからなることを特徴とする毛髪前処
理剤に関する。請求項2に係る発明は、前記変性剤が酸
であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪前処理剤
に関する。請求項3に係る発明は、前記加水分解タンパ
ク及びその誘導体の含有量が、第1剤中、1〜80重量
%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪
前処理剤に関する。請求項4に係る発明は、前記加水分
解タンパクが、ケラチン加水分解タンパク及び/又はコ
ラーゲン加水分解タンパクであることを特徴とする請求
項1乃至3のいずれかに記載の毛髪前処理剤に関する。
請求項5に係る発明は、前記第1剤及び/又は第2剤
に、多価アルコールが含有されてなることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれかに記載の毛髪前処理剤に関す
る。請求項6に係る発明は、前記第1剤及び/又は第2
剤に、オルガノシロキサンが含有されてなることを特徴
とする請求項1乃至5のいずれかに記載の毛髪前処理剤
に関する。請求項7に係る発明は、平均分子量1000
以上の加水分解タンパク及び/又はその誘導体を含有す
る液剤を毛髪に塗布した後に、毛髪に塗布された前記加
水分解タンパク及び/又はその誘導体を変性させること
を特徴とする毛髪前処理方法に関する。
剤式の毛髪前処理剤であって、第1剤に平均分子量10
00以上の加水分解タンパク及び/又はその誘導体が含
有され、第2剤に前記加水分解タンパク及び/又はその
誘導体を変性させる変性剤が含有される。かかる構成を
有することで、毛髪上で加水分解タンパクを変性させる
ことにより加水分解タンパクが凝集し、毛髪表面上に十
分に強固に吸着させることができる。このため、本発明
に係る毛髪前処理剤を染毛やパーマネントウェーブ等の
施術前に毛髪に適用することで、損傷した毛髪の強度を
補修し、その後の施術により、毛髪を目的の色や形状に
することができるとともに、施術後の毛髪にあっても損
傷を与えないといった効果を奏することができる。
必須成分として、平均分子量1000以上の加水分解タ
ンパク及び/又はその誘導体が含有される。
クとしては、動植物由来のタンパクを酸性下、塩基性下
又は酵素の使用により加水分解して得られるものであ
り、例えば、ケラチン、コラーゲン、カゼイン、酵母タ
ンパク、コンキオリン、シルク、セリシン、エラスチ
ン、卵黄タンパク、大豆タンパク、小麦タンパク、酵母
タンパク等を加水分解して得られる加水分解タンパクが
挙げられる。
クの誘導体を用いることもできる。加水分解タンパクの
誘導体としては、加水分解タンパクのエステル化物や加
水分解タンパクのアルキルカチオン化物等が挙げられ
る。加水分解タンパクのエステル化物としては、加水分
解タンパクとアルキルアルコールとのエステル、具体的
には、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエス
テル、ラウリルエステル、セチルエステル、2−エチル
エステル、ステアリルエステル等を例示すことができ
る。また加水分解タンパクのアルキルカチオン化物とし
ては、加水分解タンパクの第四級アンモニウム塩が好ま
しく、具体的には、加水分解タンパクのアミノ基に、グ
リシジルアンモニウム塩、3−ハロゲン−2−ヒドロキ
シプロピルアンモニウム塩、3−ハロゲンプロピルアン
モニウム塩等を反応させて得られるものを例示すること
ができる。
の誘導体の一種を単独で用いてもよく、二種以上を混合
して用いても構わない。用いられる加水分解タンパク又
はその誘導体の分子量としては、平均分子量が1000
以上のものが用いられ、好ましくは、平均分子量が14
00以上、より好ましくは、4000以上、さらに好ま
しくは4000〜10000のものが用いられる。この
理由は、平均分子量が1000未満の場合には、加水分
解タンパク又はその誘導体が十分に変性せずに、毛髪表
面上に十分吸着することができないために、好ましくな
いからである。
解タンパク又はその誘導体は、平均分子量が1000以
上のものであれば、いずれの加水分解タンパク又はその
誘導体を用いることもできるが、ケラチン又はコラーゲ
ンの加水分解物を用いることが好ましい。また、加水分
解タンパクの誘導体としては、これらのアルキルカチオ
ン化物が好ましい。
又は液状のものを用いることができるが、ハンドリング
特性の観点から水溶液としたものを用いることが好まし
い。また加水分解タンパク又はその誘導体の含有量は、
第1剤中、1〜80重量%とされ、好ましくは、5〜6
0重量%とされる。この理由は、加水分解タンパク又は
その誘導体の含有量が1重量%未満の場合、毛髪表面へ
の加水分解タンパクの吸着量が少なすぎて十分な効果が
望めないために、また、80重量%を超えると、加水分
解タンパクの吸着量が多くなりすぎて毛髪表面に均一に
付着しないうえ、指通り性が悪くなるために、いずれの
場合も好ましくないからである。
パク又はその誘導体の市販品としては、例えば、プロモ
イスWK−GB(平均分子量10000、成和化成社
製)、プロモイスWK−HCAQ(平均分子量140
0、成和化成社製)、プロモイスW−4000(平均分
子量4000、成和化成社製)等を例示することができ
る。
が含有される。変性剤としては、第1剤に含有される加
水分解タンパク又はその誘導体を変性させることができ
るものであれば特に限定されることなく使用することが
でき、例えば酸、アルカリ剤などを例示することがで
き、酸を用いるのが好ましい。
用いられるものであればいずれでも良いが、例えば、ク
エン酸、リン酸、乳酸、酢酸、リンゴ酸、プロピオン
酸、カプリン酸、安息香酸、コハク酸、アジピン酸等が
挙げられ、クエン酸、リン酸、乳酸等の有機酸を用いる
ことが好ましい。
加水分解タンパク又はその誘導体を凝集させることでき
る量であれば特に限定されないが、0.01〜10重量
%の範囲で含有され、0.1〜5重量%とすることが好
ましく、1〜5重量%とすることがより好ましい。この
理由は、含有量が0.01重量%未満の場合には、加水
分解タンパク又はその誘導体を効果的に凝集させること
ができず、効果に劣るために、また、10重量%を超え
て含有すると、皮膚刺激が生じる場合があるために、い
ずれの場合も好ましくないからである。
や指通り性を向上させるために、第1剤又は第2剤、或
いは両剤に、多価アルコールやオルガノシロキサンを含
有することができる。
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコール等のアルキレングリコール;ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の
ポリアルキレングリコール;グリセリン;ジグリセリ
ン、トリグリセリン、ペンタグリセリン、デカグリセリ
ン等のポリグリセリン;グルコース、マルトース、マル
チトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール等
の糖類などが例示でき、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール等のアルキ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール等のポリアルキレングリコール、ジグリ
セリン、トリグリセリン、ペンタグリセリン、デカグリ
セリン等のポリグリセリンやグリセリンを用いることが
好ましい。
第2剤中、0.1〜10重量%とすることが好ましく、
1〜8重量%とすることがより好ましい。この理由は、
含有量が0.1重量%未満の場合には、配合の効果が望
めないために、また、10重量%を超えて含有すると、
毛髪の強度補修効果が小さくなるために、いずれの場合
にも好ましくないからである。
メチルポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサ
ン、アミノ変性ポリシロキサン等を例示することがで
き、ジメチルポリシロキサンを用いることが好ましい。
又は第2剤中、0.1〜5重量%とすることが好まし
く、0.5〜2重量%とすることがより好ましい。この
理由は、含有量が0.1重量%未満の場合には、配合の
効果が望めないために、また、5重量%を超えて含有す
ると、毛髪の強度補修効果が小さくなるために、いずれ
の場合も好ましくないからである。
2剤には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上
記した成分の他、ポリエチレングリコール、高重合ポリ
エチレングリコール、非イオン界面活性剤、カチオン界
面活性剤、エタノール、精製水、香料、防腐剤、pH調
整剤等を目的に応じて適宜配合しても良い。
対する施術、例えば毛髪脱色剤、染毛剤、パーマネント
ウェーブ剤、縮毛矯正剤などによる施術前に使用され
る。
方法の一例について説明すると、例えば、毛髪をシャン
プーした後、或いは、軽くぬるま湯で濯いだ後に、本発
明に係る二剤式の毛髪前処理剤の第1剤の適量を毛髪に
均一に塗布して0〜10分間放置する。次に、第2剤を
更に均一に塗布して0〜10分間放置した後、軽くぬる
ま湯で濯ぐ。その後、目的とする染毛やパーマネントウ
ェーブ等の施術を行う方法を例示することができる。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。尚、含有量は、重量%である。
剤及び第2剤を用い、下記評価に供した。
は加水分解ケラチンが20重量%、「商品名:プロモイ
スWK−HCAQ」にはアルキルカチオン化加水分解ケ
ラチンが30重量%、「商品名:プロモイスW−400
0」には加水分解コラーゲンが20重量%、それぞれ含
まれている。
分解ケラチンが25重量%、「商品名:プロモイスW
S」には加水分解大豆が25重量%、「商品名:プロモ
イスWG」には加水分解小麦が25重量%、それぞれ含
まれている。
cm、重さ2gの毛束を毛髪脱色剤(商品名:ギャツビ
ーEXハイブリーチ、マンダム社製)にて下から7cm
以下の部分を30℃で30分間脱色した。その後、スト
レートパーマ剤(商品名:ルシードエルハイストレート
パーマ、マンダム社製)の第1剤及び第2剤で各60分
間処理し、水洗し乾燥して損傷毛モデルを作成した。こ
れに実施例1〜6及び比較例1〜9の各試料の第1剤1
gを均一に塗布して1分間放置し、続いてそれぞれの第
2剤1gを均一に塗布し1分間放置後、水洗して乾燥し
た。処理後の毛束より、直径が約100μmの毛髪を各
8本採取し、引張り強度試験に供した。引張り強度試験
は、毛髪の末端から1cmから10cmの部分を切り取
り、引張り強度試験機〔不動工業(株)製、レオメー
タ〕で測定した。尚、比較対照(比較例10)として
は、上記いずれの試料も塗布していない上記損傷毛モデ
ルを用いた。得られた引張り強度を下記の評価基準に従
い評価した。結果を表3〜4に記す。
験の後、各毛髪のハリについて、専門パネラー5名によ
り下記評価基準に従い評価した。結果を表3〜4に記
す。
例1の試験の後、得られた各毛束を、酸化染毛剤(商品
名:ギャツビーナチュラルブリーチカラーアッシュブラ
ウン、マンダム社製)で染色し、試験例1と同様の操作
により引張り強度を試験して同様に評価した。尚、比較
対照(比較例10)としては、上記損傷毛モデルをその
まま染色したものを用いた。結果を表3〜4に記す。
験例3の試験の後、各毛髪のハリについて、試験例2と
同様に評価した。結果を表3〜4に記す。
3の試験の後、染色された毛束の色調を標準毛束と比較
して、その染毛効果を下記評価基準に従い評価した。
尚、標準毛束は、脱色処理を行っていない未処理毛束
を、酸化染毛剤(商品名:ギャツビーナチュラルブリー
チカラーアッシュブラウン、マンダム社製)で染色した
ものを用いた。結果を表3〜4に記す。
剤式の毛髪前処理剤を損傷毛に適用すると、「引張り強
度1」及び「毛髪のハリ1」の試験結果から明らかな如
く、毛髪の強度が修復されることが分かる。また、本発
明に係る二剤式の毛髪前処理剤の適用後に染毛処理をす
ると、毛髪に損傷を与えずに染毛することができ、しか
も、未処理毛束と同等の染毛効果を発揮することが分か
る。
毛髪前処理剤を調製した。
剤の第1剤及び第2剤を塗布後、毛髪脱色剤(商品名;
ギャツビーEXハイブリーチ、マンダム社製)で処理し
た。その結果、毛髪の損傷が防止され、ハリと潤いを与
えることができた。
毛髪前処理剤を調製した。
ティアウェーブエッジ−P、ピアセラボ社製)で処理し
て調製した縮毛モデルに、上記実施例8の毛髪前処理剤
の第1剤及び第2剤を塗布後、縮毛矯正剤(商品名:ル
シードエルハイストレートパーマ、マンダム社製)で処
理した。その結果、毛髪は損傷することなくストレート
に矯正され、ハリと潤いを与えることができた。
処理剤及び毛髪前処理方法は、平均分子量1000以上
の加水分解タンパク及び/又はその誘導体を含有する第
1剤を毛髪上で加水分解タンパクを変性させることによ
りタンパクが凝集し、毛髪表面上に十分に強固に吸着さ
せることができる。これにより、染毛やパーマネントウ
ェーブ等の施術前に毛髪に適用することで、損傷した毛
髪の強度を補修し、その後の施術で毛髪を目的の色や形
状にすることができるとともに、施術後の毛髪にあって
も損傷を与えないといった効果を奏することができる。
また本発明に係る毛髪前処理剤の第1剤及び/又は第2
剤に多価アルコール又はオルガノシロキサンが含有され
ることにより、毛髪の艶や指通り性を向上することがで
きる。
Claims (7)
- 【請求項1】 平均分子量1000以上の加水分解タン
パク及び/又はその誘導体を含有する第1剤と、前記加
水分解タンパク及び/又はその誘導体を変性させるため
の変性剤を含有する第2剤とからなることを特徴とする
毛髪前処理剤。 - 【請求項2】 前記変性剤が酸であることを特徴とする
請求項1に記載の毛髪前処理剤。 - 【請求項3】 前記加水分解タンパク及びその誘導体の
含有量が、第1剤中、1〜80重量%であることを特徴
とする請求項1又は2に記載の毛髪前処理剤。 - 【請求項4】 前記加水分解タンパクが、ケラチン加水
分解タンパク及び/又はコラーゲン加水分解タンパクで
あることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
の毛髪前処理剤。 - 【請求項5】 前記第1剤及び/又は第2剤に、多価ア
ルコールが含有されてなることを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載の毛髪前処理剤。 - 【請求項6】 前記第1剤及び/又は第2剤に、オルガ
ノシロキサンが含有されてなることを特徴とする請求項
1乃至5のいずれかに記載の毛髪前処理剤。 - 【請求項7】 平均分子量1000以上の加水分解タン
パク及び/又はその誘導体を含有する液剤を毛髪に塗布
した後に、毛髪に塗布された前記加水分解タンパク及び
/又はその誘導体を変性させることを特徴とする毛髪前
処理方法。
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-
2002
- 2002-04-12 JP JP2002111039A patent/JP3774165B2/ja not_active Expired - Fee Related
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