JP4115632B2 - 毛髪改質剤およびこれを含有した毛髪化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な毛髪改質剤およびこれを含有した毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーマ、ヘアカラー等の普及、また洗髪及びブラッシングの回数の増加等毛髪にダメージを与える機会が増加し、そのためダメージヘア(損傷毛)に悩む消費者が増えている。
【0003】
このような消費者の悩みに対応すべく、毛髪の成分に類似していること、さらに毛髪の保護と損傷した毛髪を再生する作用を有することからケラチンやコラーゲン等の蛋白質を加水分解して得られるポリペプタイドを含有した毛髪化粧料が市販されている。
【0004】
しかしながら、上記ポリペプチドを含有した製品は、消費者の損傷毛に対する悩みを解消できる程満足できるものではなく、さらなる改善が要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的は、損傷した毛髪の再生に優れた毛髪改質剤およびこれを含有した毛髪化粧料を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、(1)卵白の固形分100部に対し脂肪酸が5〜30部である複合体であって、該複合体の乾燥物に対して10倍量のクロロホルム/メタノール=2/1(容量比)で3回処理し脂肪酸を抽出したときに得られる脂肪酸量を(A)、該複合体の乾燥物に対して10倍量のn−ヘキサンで3回処理し脂肪酸を抽出したときに得られる脂肪酸量を(B)としたとき、(A)から(B)を差し引いた値(C)が、(A)に対して80%以上である複合体からなる毛髪改質剤、(2)(1)の毛髪改質剤を含有する毛髪化粧料、(3)(1)の毛髪改質剤を全体に対し0.01〜5.0%含有する(2)の毛髪化粧料、を提供することである。
【0007】
以下本発明を説明する。なお、本発明において「%」は「重量%」であり、また、「部」は「重量部」を意味する。
本発明において「毛髪改質剤」とは、一般的な毛髪改質剤と同様、損傷した毛髪を再生する作用、つまり、健状な毛髪は、その表面に位置するキューティクル同士が毛髪の根元から毛先方向へ、うろこのような状態で接着しているのに対し、損傷した毛髪は、このキューティクルが剥離したり、更に損傷が激しい場合はキューティクルが欠落した状態にあり、このような損傷した状態にある毛髪を健常な毛髪へ修復していく作用を有するものである。毛髪改質作用を有するかどうかを知る方法としては、例えば、後述に示すような毛先から根元への動摩擦係数を測定することにより知ることが出来る。キューティクルが剥離した状態では高い値の動摩擦係数を示し、健常な毛髪のようにキューティクル同士がうろこ状に接着した状態では低い値を示す。また、損傷毛が修復されたかどうかを視角的に知るには、例えば、毛髪のツヤ、枝毛等により判る。
【0008】
本発明に用いる卵白としては、特に限定するものではないが、例えば、卵を割卵して卵黄と分離した生卵白、冷凍した冷凍卵白、濃縮した濃縮卵白、スプレードライやフリーズドライ等で乾燥した乾燥卵白等が挙げられる。さらに、本発明においては、卵白中の一成分、例えば、糖分やリゾチーム等を除去したいわゆる脱糖卵白、脱リゾ卵白と称されるもの、上述の各種卵白を加水分解したもの、耐熱性を付与したもの、あるいはこれらの処理を組み合わせて得られたもの等も本発明に用いる卵白に含まれる。耐熱性を付与した卵白は、例えば、特開昭57−29270号公報記載の卵白を加水希釈し、攪拌して凝集物を除去することより、あるいは特開昭64−31800号公報記載の卵白を加水希釈し、アルカリ域で加熱処理することより得られる。
【0009】
また、シャンプーのように毛髪化粧料の中には70℃程度の加熱工程を経て製するものがあり、耐熱性を有しない原料を用いた場合、添加工程を別途設ける必要があり、工程が煩雑となる。そのため、用いる原料としては耐熱性を有した原料が好ましく、本発明の毛髪改質剤も同様である。本発明の毛髪改質剤に耐熱性を付与する一方法としては、耐熱性を有した原料を用いるとよく、このようなことから、上述の卵白の内、耐熱性を付与した卵白が好ましい。ここにおいて、耐熱性とは、生卵白と同程度の蛋白含量、具体的には10%程度としたものを試験管に入れ80℃の湯浴で10分間加熱してもゲル化しないことをいう。
【0010】
本発明に用いる脂肪酸としては、化粧品原料として用いられているものであれば何れのものでもよく、例えば、炭素数10〜24の飽和あるいは不飽和のアルキル基を有する脂肪酸、具体的には、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸等が挙げられる。また、本発明においては、これらの1種または2種以上の脂肪酸混合物、あるいは動植物油脂をリパーゼで処理した遊離脂肪酸を含有したものを用いてもよく、ナトリウム塩やカリウム塩等の脂肪酸塩を用いてもよい。
【0011】
本発明の毛髪改質剤は、上述の卵白と脂肪酸との複合体からなる。本発明において複合体とは、卵白と脂肪酸とが静電気的、疎水的親和力と思われる物理的親和力により結合したものであり、具体的には、乾燥させた複合体からその10倍量のクロロホルム/メタノール=2/1(容量比)で3回処理し全脂肪酸を抽出したときのその量に対し、同様にn−ヘキサンで脂肪酸を抽出したとき約8割の脂肪酸が抽出されない状態にあるものをいう。
なお、卵白と脂肪酸とが共有結合したものは、その製造の際、反応性の高い脂肪酸塩化物を使うため、未反応物が残留した場合、毒性が危惧されることから、本発明には含まれない。
【0012】
本発明の毛髪改質剤は、卵白の固形分100部に対し脂肪酸が5部以上である複合体が好ましい。後述の試験例で示すとおり脂肪酸が5部より少ないと十分な毛髪改善効果が得られず好ましくない。本発明では脂肪酸の上限量を卵白の固形分100部に対し30部と規定しているが、これは30部より多くしたとしてもそれ以上の効果が得られず経済的でないためである。
【0013】
次に本発明の毛髪改質剤の代表的な製造方法について説明する。まず蛋白質濃度が1〜30%程度の液状の卵白を用意する。この卵白を攪拌させながら卵白の固形分100部に対し5〜30部となるように脂肪酸を添加する。添加方法は任意であるが、一般的に脂肪酸は水に溶解し難いことから、アルコール、含水アルコールあるいはアルカリ水溶液に溶解してから添加するとよい。アルコールあるいは含水アルコールを用いる場合は、アルコール濃度50〜100容量%のものを脂肪酸1部に対し4〜5部、アルカリ水溶液を用いる場合は、アルカリ濃度0.1〜3mol/Lのものを脂肪酸1部に対し8〜10部を目安にするとよい。また、脂肪酸の添加、その後の均質化処理の際、この液状の卵白を35〜55℃に加温しておくと脂肪酸が分散し易いことから好ましい。次に、脂肪酸を添加したものをホモミキサー、超音波発生機、高圧ホモゲナイザー等により均質化処理を施し、卵白と脂肪酸との複合体を形成させ本発明の毛髪改質剤を製造する。具体的には、例えば、ホモミキサーを用い1時間程度混合するとよい。さらに耐熱性を有した毛髪改質剤を製造するには、耐熱性を付与した卵白を用いるか、あるいは卵白と脂肪酸との複合体に耐熱化処理を施すとよい。複合体に耐熱化処理を施すには、例えば、卵白蛋白10%程度の液状の複合体に清水を0.5〜3倍量加水し、この溶液をpH9以上に調整後、85〜100℃で加熱処理するとよい。以上の方法で得られた毛髪改質剤はいずれも液状であるが、取扱い、保存上の点からスプレードライ、フリーズドライ等で乾燥させたものでもよい。
【0014】
本発明の毛髪化粧料とは、毛髪に用いるものであればいずれでもよく、例えば、シャンプー、リンス、ヘアーコンディショナー、ヘアートリートメント、ヘアーパック、ヘアーリキッド、ヘアートニック、パーマネントウェーブ剤、ヘアーカラー等が挙げられる。
【0015】
本発明の毛髪化粧料は、毛髪改質剤の含有量を0.01%以上とすることが好ましく、さらに0.1%以上がより好ましい。後述の試験例で示すとおり毛髪改質剤の含有量を0.01%より少ないと十分な毛髪改善効果が得られず好ましくない。本発明では毛髪改質剤の上限量を5%と規定しているが、これは5%より多くしたとしてもそれ以上の効果が得られず経済的でないためである。
【0016】
なお、本発明の毛髪用化粧料には、毛髪改質剤の他に上述の毛髪化粧料の原料として一般的に使用されている陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、油性成分、多価アルコール、低級アルコール、防腐剤、キレート剤、酸化防止剤、ビタミン等の薬剤、香料等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜選択し配合することができる。また、本発明の毛髪化粧料は、常法に則り製造することにより得られる。
【0017】
【作用】
本発明の毛髪改質剤は如何なる理由により損傷した毛髪の再生に優れているかは不明であるが、後述の試験例より、本発明の毛髪改質剤はケラチンペプタイドに比べ、毛髪への吸着量は少ないものの、動摩擦係数が有意に低いことから、ケラチンペプタイドは損傷過程で溶出した蛋白質を補充する作用しか有していないのに対し、本発明の毛髪改質剤はキューティクルの剥離した部分に選択的に吸着するばかりでなく強い接着性を有するため優れた効果を奏するのではないかと推察される。
【0018】
次に、本発明を実施例及び試験例に基づき、さらに詳細に説明する。
【実施例】
実施例1
卵白液(キユーピー(株)製)1kgに酵母2gを添加して35℃で脱糖処理を行った。この脱糖卵白(固形分10%)をホモミキサーで攪拌させながら0.4mol/L水酸化ナトリウム水溶液90gにオレイン酸10g溶解させたものを注加し、さらに1時間攪拌して卵白と脂肪酸とを複合化させた。次に、この複合体に清水2kgを添加し、水酸化ナトリウム水溶液でpH10に調整後、攪拌しながら約95℃で10分間加熱し耐熱処理を施した。次に、この処理液を弱酸性陽イオン交換樹脂で脱塩してpH7とした後、フリーズドライで乾燥し、毛髪改質剤を製造した。
得られた毛髪改質剤は、卵白固形分100部に対し脂肪酸を10部含有したものであり、10倍量のクロロホルム/メタノール=2/1(容量比)で3回処理して脂肪酸を抽出したところ、殆どの脂肪酸が抽出されたのに対し、同様にn−ヘキサンで抽出したところ、約3%しか抽出されず、このことから、複合体を形成していることが判った。
また、得られた毛髪改質剤を蛋白含量が10%となるように加水後、均一に溶解させ、この溶解液5mLを試験管(内径15mm)に採取し、これを80℃の湯浴中で10分間加熱したが、ゲル化しないことから、耐熱性を有していることが判った。
【0019】
実施例2
卵白液(キユーピー(株)製)1kgに酵母2gを添加して35℃で脱糖処理を行った。この脱糖卵白(固形分10%)に蛋白質分解酵素(天野製薬製、「プロテアーゼP(アマノ)」)4gを添加して50℃で24時間加水分解を行った。次に、この加水分解物をホモミキサーで攪拌させながら、80容量%含水エタノール40gにオレイン酸10g溶解したものを注加し、超音波発生機で10分間処理して卵白と脂肪酸とを複合化させた。次に、80℃で30分間加熱し酵素を失活させた後、濾過した。この濾液を水酸化ナトリウム水溶液でpH7に調整した後、フリーズドライで乾燥し、毛髪改質剤を製造した。
得られた毛髪改質剤は、卵白固形分100部に対し脂肪酸を10部含有したものであり、実施例1と同様な方法で複合体の形成及び耐熱性を調べたところ、n−ヘキサンで約5%しか脂肪酸は抽出されず、また、ゲル化しないことから、得られた毛髪改質剤は、複合体を形成し、耐熱性を有していることが判った。
また、後述の試験例1に示す方法で動摩擦係数を測定したところ、0.125であり、健常毛と同程度の値を示した。
【0020】
実施例3(パールシャンプー)
<処方>
<製法>
A相及びB相をそれぞれ加熱溶解し70℃まで昇温させた。次に、A相とB相を混合し均一とした後、攪拌させながら冷却した。なお、香料は冷却途中で添加した。
【0021】
【試験例】
試験例1
まず、実施例1で得られた毛髪改質剤及びケラチンペプチド[(株)成和化成製:商品名「プロモイスWK−HP」]の5%濃度の水溶液を用意した。そして、後述の方法により損傷毛及び前記の各水溶液で処理した吸着毛を作成し、この吸着毛の動摩擦係数及び吸着量を測定した。
【0022】
(1) 損傷毛の作成
根元を束ねた約20gの健常毛[(株)ビューラックス扱い:約30cmの根元毛先揃え黒髪]を6%過酸化水素水とアンモニア水(試薬特級)との50対1(容量比)の混合液に1時間浸漬後、水洗いしブリーチ処理毛を得た。このブリーチ処理毛をアンモニア水でpH9.3とした5W/V%チオグリコール酸アンモニウム水溶液に20分間浸漬した後、水洗いし、次に3W/V%臭素酸ナトリウム水溶液に5分間浸漬した後、水洗いし、さらに同様にしてチオグリコール酸アンモニウム水溶液及び臭素酸ナトリウム水溶液での処理を2回繰り返した後、風乾してウェーブ処理を行った。以上の処理を施した処理毛を約10gずつ4束に分け、各束を5分間水浸漬後、ドライヤーをあてながら乾くまで(10分程度)ブラッシングを行った。この水浸漬とブラッシングを行いながらのドライヤーによる乾燥操作を10回繰り返した。次に得られた処理毛(約30cm)の中央部分約12cmを切り出し、約1gずつ根元側を束ねた後、シリカゲル入り減圧デシケーター中で5時間乾燥して損傷毛を作成し、その重量を測定した。
【0023】
(2) 吸着毛の作成
実施例1で得られた毛髪改質剤及びケラチンペプチド[(株)成和化成製:商品名「プロモイスWK−HP」]の5%濃度の水溶液を30℃に加温した。この各水溶液に1gずつ束ねた前記損傷毛を30分間浸漬し、水を切った後、蒸留水で軽くすすいだ。この水切りとすすぎを更に2回繰り返した後、シリカゲル入り減圧デシケーター中で5時間乾燥して吸着毛を作成し、その重量を測定した。
【0024】
(3) 吸着毛の動摩擦係数の測定
前記吸着毛を1本取出し、その両端に15gの重りを付けた後、摩擦係数計NRF型[日本レオロジー機器(株)製]を用い毛先から根元方向の動摩擦係数を測定した。これを一検体に付き10本測定し動摩擦係数の平均値を求めた。なお、動摩擦係数は、プーリー(直径30mm、アルミニウム製)を1.2rpmで回転させたときの2分後の値である。
【0025】
(4)吸着量の測定
吸着毛の重量から損傷毛の重量を引き、各検体の損傷毛1gに対する吸着量を算出した。これを一検体に付き2回測定し吸着量の平均値を求めた。
【0026】
【表1】
【0027】
表1より、本発明の毛髪改質剤は損傷毛への吸着量がケラチンペプチドに比べ少ないものの、動摩擦係数は有意に低く、その値は健常毛と同程度であることから、本発明の毛髪改質剤は損傷毛の再生に優れた効果を有することが理解される。
【0028】
試験例2
実施例1において、毛髪改質剤の卵白固形分と脂肪酸の重量比が表2に示す比率となるようにオレイン酸の添加量を変えて毛髪改質剤を製し、得られた毛髪改質剤に付いて試験例2に準じ動摩擦係数を測定した。
なお、1%水酸化ナトリウムとオレイン酸の重量比は実施例1と同様の比率として毛髪改質剤を製した。
【0029】
【表2】
【0030】
表2より、毛髪改質剤において卵白固形分100部に対し脂肪酸を5部以上とした複合体が優位に動摩擦係数を下げ、毛髪改質剤として好ましいことが理解される。また、脂肪酸30部より多くしたとしてもそれ以上の効果が得られないことも理解される。
【0031】
試験例3
まず、下記のパールシャンプーを用意した。各シャンプーを枝毛等の損傷毛で悩む20代の女性20名に1ヶ月間使用させ、枝毛及びツヤの改善について評価させた。
本発明品:実施例3で得られたパールシャンプー
対照品1:実施例3において毛髪改質剤を配合していないパールシャンプー
対照品2:実施例3の製法に準じ下記処方のパールシャンプーを製した。なお、処方中の「卵白」とは、実施例1において「0.4mol/L水酸化ナトリウム水溶液90gにオレイン酸10g溶解させたもの」を添加せずに製した耐熱性卵白である。
<処方>
【0032】
【表3】
【0033】
枝毛及びツヤの改善評価
・改善された :A
・やや改善された :B
・改善されていない:C
【0034】
表3より、卵白と脂肪酸との複合体からなる毛髪改質剤を配合したものは毛髪改善効果に優れていることが理解される。
【0035】
実施例3において、毛髪改質剤の含有量を表4に示す量としたパールシャンプーを製し、試験例3と同様な方法で枝毛及びツヤの改善について評価した。
【0036】
【表4】
【0037】
表4より、毛髪改質剤を全体に対し0.01%以上含有したシャンプーが毛髪改善効果に優れ好ましく、0.1%以上含有したものがより好ましいことが理解される。また、5.0%より多く配合したとしてもそれ以上の効果が得られないことも理解される。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の毛髪改質剤は、従来品に比べ損傷毛の再生に優れた効果を奏するものであり、これを含有した毛髪化粧料も毛髪改善効果に優れている。
Claims (3)
- 卵白の固形分100部に対し脂肪酸が5〜30部である複合体であって、該複合体の乾燥物に対して10倍量のクロロホルム/メタノール=2/1(容量比)で3回処理し脂肪酸を抽出したときに得られる脂肪酸量を(A)、該複合体の乾燥物に対して10倍量のn−ヘキサンで3回処理し脂肪酸を抽出したときに得られる脂肪酸量を(B)としたとき、(A)から(B)を差し引いた値(C)が、(A)に対して80%以上である複合体からなる毛髪改質剤。
- 請求項1記載の毛髪改質剤を含有する毛髪化粧料。
- 請求項1記載の毛髪改質剤を全体に対し0.01〜5.0%含有する請求項2記載の毛髪化粧料。
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