JPH11240824A - 酸性染毛料用組成物 - Google Patents

酸性染毛料用組成物

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JPH11240824A
JPH11240824A JP2041698A JP2041698A JPH11240824A JP H11240824 A JPH11240824 A JP H11240824A JP 2041698 A JP2041698 A JP 2041698A JP 2041698 A JP2041698 A JP 2041698A JP H11240824 A JPH11240824 A JP H11240824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】強酸性領域(pH1.5〜4.0)であって
も、安定であり,流動性に富み、さらに使用感触に優
れ,かつ使用後の洗い落としに手間がかからない増粘手
段を施した酸性染毛料用組成物の提供。 【解決手段】微生物に由来する多糖類であるサクシノグ
リカンを含んでなる酸性染毛料用組成物を含む酸性染毛
料用組成物は、強酸性領域であっても、安定性に優れ、
適当な粘度を得て特異臭もなく、頭髪からの垂れ落ちも
なく、染着性と均染性に優れ、色持ちに優れ、べたつい
た使用感も認められず、さらに洗い落としが容易である
酸性染毛料用組成物であり、上記の課題を解決し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染毛料用組成物,
特に酸性染毛料用組成物に関する技術分野の発明であ
る。
【0002】
【従来の技術】毛髪を染色するための染毛料は、例えば
「白髪染め」や「おしゃれ染め」として広く用いられて
いる。この染毛料には、当然毛髪を所望の色彩に染める
ための色剤が配合されているが、この色剤として、酸性
領域でその染毛効果を最もよく発揮する「酸性染料」
は、染毛料の色剤として優れた安全性を有する、という
点において最も好適なものの一つである。特に、半永久
的に染毛効果を持続させることを企図する「半永久染毛
料」の色剤としては、主にアゾ系の酸性染料が用いられ
ており、染毛料における酸性染料の必要性は大きい。こ
の酸性染料を色剤として用いる染毛料である「酸性染毛
料」は、使用時にpH領域を1.5〜4.5という強酸
性の領域に調整する必要があり、この強酸性の染毛料が
使用時にたれ落ちて毛髪以外のものに接触しないよう
に、増粘剤を配合することが一般に行われている。
【0003】しかしながら、この強酸性領域のpHにお
いて使用可能な増粘剤はかなり限定され、しかも強酸性
領域で使用可能といわれている増粘剤でも染毛料に配合
する増粘剤としては必ずしも全面的に満足し得るもので
はない。すなわち、現在酸性染毛料において用いられて
いる主な増粘剤としては、キサンタンガム(特公平2─
32253号公報)が挙げられ、更にキサンタンガムに
加え改良剤として、ベントナイト及び/又は架橋性ポリ
アクリル酸ナトリウムを併用する系(特公平2─322
53号公報)が用いられてきた。
【0004】しかし、従来知られているキサンタンガム
配合の染毛料は、pH4.0〜5.0付近では確かに安
定であるが、染色効果を発揮するpH1.5〜4.0の
強酸性領域では粘度が著しく変化し、安定性面に問題が
あった。また、流動性に乏しいことも否定できず、手に
とってから頭に塗布する際に、一塊となってたれ落ちた
り、毛髪において延ばしにくい傾向もあった。さらに
は、べたついた使用感を伴い、使用感触においても満足
できるものではなかった。そこで、ベントナイト及び/
又は架橋性ポリアクリル酸ナトリウムをキサンタンガム
と併用する系が見出されて、上記の流動性に関して改良
がなされたが、未だ安定性の点で問題が残り、さらに使
用後の洗い落としに手間がかかる等の問題点も生じてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
すべき課題は、染色効果を発揮する強酸性領域(pH
1.5〜4.0)であっても、安定であり,流動性に富
み、さらに使用感触に優れ,かつ使用後の洗い落としに
手間がかからない増粘手段を施した酸性染毛料用組成物
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討した結果、サクシノグリカンを配
合した酸性染毛料用組成物は、上記の強酸性領域でも酸
性染料の種類に関係せず、流動性に富み,安定であり、
さらに使用感触に優れ,かつ使用後の洗い落としに手間
がかからないことを見出し本発明を完成するに至った。
さらにはこの染毛料組成物は、染着性と均染性に優れ、
色持ち効果が高いことをも見出した。
【0007】すなわち、本発明はサクシノグリカンを含
む酸性染毛料用組成物を提供する。
【0008】本発明において「酸性染毛料用組成物」と
は、酸性領域(pH4.0以下)でその染色効果を最も
良好に発揮する「酸性染料」を色剤として用いた染毛料
用組成物を意味するものである。なお、この「酸性染毛
料用組成物」は主に半永久染毛料として用いられるが、
「白髪染め」用か「おしゃれ染め」用か等を問うもので
はない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明酸性染毛料用組成物に配合されるサ
クシノグリカンは、微生物に由来する多糖類の一種であ
り、ガラクトース及びグルコースから誘導される糖単位
に加え、コハク酸及びピルビン酸並びに随意成分として
の酢酸、又はこれらの酸の塩から誘導される単位を含む
微生物に由来する多糖類を意味する。
【0010】より具体的にはサクシノグリカンは、平均
分子量が約600万の以下の構造式を有するガラクトー
ス単位:1,グルコース単位:7,コハク酸単位:0.
8及びピルビン酸単位:1に、随意成分である酢酸単位
を含むことのある水溶性高分子である。
【0011】
【化1】 (式中、Glucはグルコース単位を,Galacはガラクトース
単位を表す。また.括弧内の表示は糖単位同士の結合様
式を表す。例えば(β1,4 )は,β1−4結合を表
す。)
【0012】このサクシノグリカンの供給源となる微生
物としては、例えばシュードモナス属,リゾビウム属,
アルカリゲネス属又はアグロバクテリウム属に属する細
菌を挙げることができる。これらの細菌の中でも、アグ
ロバクテリウム属に属する細菌であるアグロバクテリウ
ム・ツメファシエンスI−736〔ブタペスト条約に従
い1988年3月1日に微生物培養締約国収集機関(C
NCM)に寄託され、I−736の番号で公に入手し得
る。〕が特にサクシノグリカンの供給源として好まし
い。
【0013】サクシノグリカンは、これらの微生物を培
地中で培養することによって製造することができる。よ
り具体的には、概ねグルコース,蔗糖,デンプンの加水
分解物等の炭素源;カゼイン,カゼイネート,野菜粉
末,酵母エキス,コーンスティープリカー(CSL)等
の有機窒素源;金属の硫酸塩,リン酸塩,炭酸塩等の無
機塩類や随意微量元素等を含む培地で上記の微生物を培
養することによって製造することができる。
【0014】また、一般にこの培養は1〜4バールの圧
力下、25〜35℃で、攪拌培養等の好気条件に設定し
て行うことが好ましい。また、培地のpHは5〜9,好
ましくは6〜8である。培養終了後、培養培地を熱処理
後、これをイソプロパノール等の有機溶媒と連続的に接
触させることにより、サクシノグリカンを単離すること
ができる。サクシノグリカンを培養培地から単離する際
に、好ましくはこれを濾過し、遠心分離を施し、加圧
し、乾燥することにより、本発明酸性染毛料用組成物に
配合するサクシノグリカンを得ることができる。
【0015】なお、本発明酸性染毛料用組成物には、こ
のようにして製造したサクシノグリカンをそのまま配合
し得ることは勿論、必要に応じて酸分解,アルカリ分
解,酵素分解,超音波処理等の分解処理物も同様に配合
することができる。本発明酸性染毛料用組成物における
サクシノグリカンの配合量は、概ね組成物全体に対して
0.001重量%以上,50.0重量%以下の範囲で配
合され、好ましくは同0.005重量%以上,10.0
重量%以下の範囲で配合され,特に好ましくは同0.1
重量%以上,5.0重量%以下の範囲で配合される。
【0016】サクシノグリカンの配合量が、組成物全体
の0.001重量%未満であると、サクシノグリカンの
増粘剤としての機能が十分に発揮されなくなり好ましく
なく、同50.0重量%を超えると染毛料用組成物の流
動性が乏しくなる傾向が強くなり好ましくない。
【0017】サクシノグリカンは、通常の条件下では増
粘剤として汎用されているキサンタンガムに匹敵する流
動学的性質を示し、しかも過酷な温度,pH,塩濃度に
おいてもその性質は極めて安定である。
【0018】このサクシノグリカンを配合した本発明酸
性染毛料用組成物は、驚くべきことに、経時でpHが変
化しても粘度変化,着色や匂いの劣化等の分解挙動が起
こらず、安定である。また、この本発明酸性染毛料用組
成物は、チキソトロピー性を有することから、垂れ落ち
ることのない粘度を系に持たせても、伸展性,塗布性,
均染性及び染着性、さらには色持ちにも優れるものであ
る。
【0019】さらに驚くべきことに、本発明酸性染毛料
用組成物は、従来の酸性染毛料用組成物と比較して使用
時のべたついた使用感がなく、さっぱりとした使用感触
を有するものである。さらに、使用後の洗い落としが容
易であるという特徴も備えている。
【0020】なお、本発明酸性染毛料用組成物にさらに
シリコーン類を配合することにより、この酸性染毛料用
組成物の使用感を大幅に向上させることができる。この
ため、特に本発明酸性染毛料用組成物が一剤型の形態を
採る場合には、シャンプー後のリンス・染毛兼用染毛料
としての形態を採ることも可能である。
【0021】ここで、本発明酸性染毛料用組成物中に配
合されうるシリコーン類としては、例えばジメチルポリ
シロキサン,メチルフェニルポリシロキサン,ポリエー
テル変性ポリシロキサン,アミノ変性ポリシロキサン,
フッ素変性ポリシロキサン,アルコール変性ポリシロキ
サン等を挙げることができる。
【0022】本発明酸性染毛料用組成物におけるこれら
のシリコーン類の配合量は、組成物全体に対して0.0
1重量%以上,5.0重量%以下が好ましい。組成物全
体に対して0.01重量%未満の配合量では、所望の使
用感向上効果が得られず、同5.0重量%を超えて配合
すると、かえってべたついた使用感が生じて本発明酸性
染毛料用組成物の使用感が悪くなる傾向にあり好ましく
ない。
【0023】本発明酸性染毛料組成物には、サクシノグ
リカン以外に、このシリコーン類に加え、通常酸性染毛
料に用いられる他の成分も本発明の所期の効果を妨げな
い限り、適宜配合することができる。すなわち、例えば
酸性染料,アルコール,有機溶剤及びpH調整用酸等が
必要に応じて適宜配合され得る。
【0024】本発明酸性染毛料用組成物に配合される酸
性染料としては、人体に対して有害な作用を示さない医
薬品,医薬部外品及び化粧品の着色に使用することが許
可されている「医薬品等に使用する事のできるタール色
を定める省令」に列挙される法定色素が極めて有効で、
その配合量は組成物全体に対して0.01重量%以上,
2.0重量%以下が好ましい。また、本発明染毛料用組
成物をリンス兼用酸性染毛料として使用する場合には、
組成物全体に対して0.01重量%以上,0.1重量%
以下が好ましい。
【0025】また、本発明酸性染毛料用組成物に配合さ
れる有機溶剤類としては、通常酸性染毛料に配合され
る,脂肪族アルコール,芳香族アルコール,多価アルコ
ール,環状ケトン類やエーテル類等を挙げることが可能
である。具体的には、例えばn−ブチルアルコール,se
c-ブチルアルコール,シクロヘキサノール,ベンジルア
ルコール,2−フェノキシエタノール,フェニルエタノ
ール,テトラヒドロフルフリルアルコール,N−メチル
ピロリドン,エチレンカーボネイト,メチルセロロル
ブ,エチルセロソルブ,ブチルセロソルブ,メチルカル
ビトール,エチルカルビトール、1,3−ブチレングリ
コール,ジプロピレングリコール,プロピレングリコー
ル等が挙げられ、これらの有機溶剤の群より選ばれる少
なくとも1種の有機溶剤を、概ね組成物全体に対して
5.0重量%以上,50.0重量%以下程度配合する。
【0026】また、本発明酸性染毛料用組成物に配合さ
れるpH調整用の酸としては、例えばクエン酸,リンゴ
酸,酢酸,乳酸,しゅう酸,酒石酸,ぎ酸,レブリン
酸,グリコール酸等の有機類や、リン酸,塩酸,硫酸,
硝酸等の無機酸が挙げられ、配合量は系のpHが1.5
〜4.0,好ましくはpH1.5〜3.0の強酸性領域
になるように配合する。
【0027】さらにこれらに加え、例えばグリセリン,
1,3−ブチレングリコール,ヘキシレンジグリコー
ル,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,
ポリエチレングリコール,コンドロイチン硫酸塩,ヒア
ルロン酸塩,ジグリセリン、ソルビトール,マルチトー
ル,ピロリドンカルボン酸,ラクトース,オリゴ糖等の
保湿剤を本発明酸性染毛料用組成物に配合することがで
きる。
【0028】また,例えばラノリン,スクワラン,流動
パラフィン,ワセリン,高級脂肪酸,トリグリセライ
ド,エステル油等の油性成分も本発明酸性染毛料用組成
物に配合することができる。
【0029】また、分散,可溶化剤として、両親媒性物
質や界面活性剤を本発明染毛料用組成物に配合すること
が可能で、例えば塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム,グリセリンモノステアレート等を本発明酸性染毛料
用組成物に配合することができる。
【0030】また、例えばラウリン酸ジエタノールアミ
ド,カルボキシメチルセルロース,カルボキシビニルポ
リマー,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロ
ピルセルロース,メチルセルロース,キサンタンガム,
カラギーナン,アルギン酸塩,ペクチン,ファーセラ
ン,アラビアガム,ガツチガム,カラヤガム,トラガカ
ントガム,カンテン末,ベントナイト,架橋性ポリアク
リル酸塩等の増粘剤も本発明酸性染毛料用組成物に配合
することができる。ただし、これらの増粘剤は、その配
合によって本発明の所期の効果を損なうことのないよ
う、特に留意して配合する必要がある。
【0031】また、コラーゲン加水分解物,ケラチン加
水分解物,シルクプロテイン加水分解物,エラスチン加
水分解物,大豆蛋白加水分解物等の蛋白質加水分解物及
びこれらの四級化塩も本発明酸性染毛料用組成物に配合
することができる。
【0032】また、上述した分散,可溶化以外の目的で
あっても、一般的に酸性染毛料用組成物に配合される界
面活性剤を配合することができる。例えばポリオキシエ
チレンアルキルエーテル,ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル,ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分
エステル,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体等の
ポリオキシエチレン系界面活性剤、例えばオクチルポリ
グリコシド等のアルキルポリグリコシド類、例えばポリ
グリセリン脂肪酸エステル,ポリグリセリンアルキルエ
ーテル等のポリグリセリン系界面活性剤類、マルチトー
ルヒドロキシアルキルエーテル,ソルビトールアルキル
エーテル等の糖アルコールエーテル類、脂肪酸ジエタノ
ールアミド類等の非イオン界面活性剤;高級脂肪酸塩
類,リン酸エステル類,アルキル硫酸塩類,ポリオキシ
エチレンアルキル硫酸塩,アルキル硫酸エステル塩類等
のアニオン界面活性剤;アミノ酸類,アルキルトリメチ
ルアンモニウム塩,ジアルキルジメチルアンモニウム
塩,アルキルジメチルアミンオキサイド等のカチオン活
性剤;やその他の界面活性剤を適宜本発明酸性染毛料用
組成物に配合することができる。
【0033】また、上述した「有機溶剤」以外にも、例
えばエタノール,プロパノール,イソプロパノール等の
アルコール類や、例えば2−エチルヘキシルアルコー
ル,2−ヘキシルデシルアルコール,2−デシルテトラ
デシルアルコール,イソステアリルアルコール,セトス
テアリルアルコール,ラウリルアルコール,オレイルア
ルコール,ミリスチルアルコール,パルミチルアルコー
ル,ステアリルアルコール,セチルアルコール等の高級
アルコールも本発明酸性染毛料用組成物に配合すること
ができる。
【0034】また,例えばフェナセチン,ヒドロキシエ
タンジホスホン酸及びその塩,EDTA及びその塩,パ
ラベン類,スズ酸塩類等の金属イオン封鎖剤及び防腐剤
や、例えばポリ(ジメチルアリルアンモニウムハライ
ド)型カチオン性高分子,ポリエチレングリコール,エ
ピクロルヒドリン,プロピレンアミン及び牛脂脂肪酸よ
り得られるタロイルアミンの縮合生成物型であるカチオ
ン高分子,ポリエチレングリコール,エピクロルヒドリ
ン,プロピレンアミン,ヤシ油脂肪より得られるココイ
ルアミンの縮合生成物型であるカチオン高分子,ビニル
ピロリドン,ジメチルアミノメタアクリレート共重合体
型カチオン高分子,第4級窒素含有セルロースエーテル
型カチオン高分子等のカチオン高分子類,pH調整剤,
香料,各種の薬効成分,水等を本発明染毛用組成物に配
合することができる。上記した各成分は、必要に応じ適
宜選択されて本発明酸性染毛料用組成物に配合される
が、これらの成分に、配合可能な他の成分が限定される
ものではない。
【0035】本発明酸性染毛料用組成物は、酸性染毛料
用組成物が一般的に採り得るあらゆる形態に用いること
ができる。例えば、半永久染毛料,一時染毛料,白髪染
め用染毛料,おしゃれ染め用染毛料,リンス・染毛兼用
染毛料等の形態を採ることができる。
【0036】またさらに、所望する形態に応じた剤型に
適宜調製することとができる。例えば、液状,クリーム
状,ジェル状,スプレー,ムース,スティック,一剤
型,二剤型等の形態を採り得る。本発明酸性染毛料用組
成物の具体的処方は、後述する実施例において例示す
る。
【0037】
【実施例】以下、実施例等を挙げて本発明について具体
的に説明する。尚、本発明はこれに限定されるものでは
ない。 〔製造例〕 サクシノグリカンの製造 サクシノグリカンを特公平6−74283号の記載に従
い製造した。すなわち、後述する組成の培養培地で、ア
グロバクテリウム・ツメファシエンスI−736株を用
いて醗酵を行った。すなわち、この培養培地にアグロバ
クテリウム・ツメファシエンスI−736株を接種し
て、使用容量15リットルを有する20リットルのBiol
affite(登録商標)容器中で、28℃下、Ruston(登録
商標)タイプ攪拌機を用いて400rpm の攪拌培養を行
い、培地を825リットル/時の風量で曝気した。蔗糖
の全消費乃至事実上全消費に相当する90時間の攪拌培
養後、使用蔗糖重量に関して定義されるヘテロ多糖類6
6重量%が得られた。30rpm での円筒形スピンドルN
o.4を用いたブルックフィールドLTV(登録商標)
粘度計により測定した醗酵液の粘度は6800Pa・秒
であった。
【0038】サクシノグリカンは、90℃で30分間熱
処理した上記醗酵液2kgから回収された。すなわち、こ
のようにして熱処理された醗酵液にイソプロピルアルコ
ール2300mlを加え、硫酸ナトリウム150g で沈澱
を生じさせた。次いで、この沈澱から生じた繊維をイソ
プロピルアルコール1200mlで脱水処理を2回行な
い、この脱水済繊維を加圧してばらばらに引き裂いて、
85℃のオーブンで乾燥させた。得られた乾燥物を粉砕
し、篩別した。このようにして、クリーム色のサクシノ
グリカン粉末を得た。
【0039】 培養培地の組成 培地に対する重量% CSL(コーンスティープリカー) 11.0 K2 HPO4 4.0 MgSO4 ・7H2 O 0.5 蔗糖 25.0 イオン交換水 残 量 上記により得られたサクシノグリカンを以下の実施例に
用いた。
【0040】〔酸性染毛料用組成物の評価〕下記の各処
方で調製した酸性染毛料用組成物の評価は、安定性試
験,染毛・タレ落ち試験及び使用感(べたついた使
用感)・洗い落とし試験を通じて行った。安定性試験 各染毛料用組成物を0℃,室温,M1サイクル(1ヵ月
のサイクルで45℃〜−5℃まで変温)及び50℃で1
ヵ月保管した後、系のpH及び粘度を測定し、安定性を
評価した。
【0041】染毛・タレ落ち試験 各染毛料用組成物をパネル20人が使用し、頭髪への伸
展性,タレ落ち,均染性,染着性の評価をした。
【0042】使用感・洗い落とし試験 各染毛料用組成物をパネル20人が使用し、頭髪に塗布
した際のべたついた使用感の程度と、塗布した染毛料用
組成物自体の洗い落としの容易性の評価をした。
【0043】 〔実施例1〕 酸性染毛料 配合量 〔組成物全体に対する重量%(以下同様)〕 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.3 (4)ベンジルアルコール 4.0 (5)サクシノグリカン 2.0 (6)N−メチルピロリドン 11.0 (7)クエン酸(これを用いてpH2.5に調整した) 4.0 (8)大豆蛋白加水分解物 0.1 (9)香料 適 量 (10)イオン交換水 残 量
【0044】<製法>N−メチルピロリドンとベンジル
アルコールの混合物にサクシノグリカン及び大豆蛋白加
水分解物を添加し、イオン交換水を加えて粘稠液を調製
した。この粘稠液に染料の黒色401号,紫色401
号,黄色4号及び香料を加え、クエン酸で系のpHを
2.5に調整し、均一な粘稠液を得た。
【0045】また、同様の方法で、上記実施例1の酸性
染毛料の処方において、サクシノグリカンに代えてキサ
ンタンガムを2.0重量%配合した酸性染毛料用組成物
〔他の成分の配合量は、実施例1の処方と同じ:比較例
(pH2.5に調整)〕及び上記実施例1の酸性染毛
料の処方において、サクシノグリカンに代えてキサンタ
ンガム,ベントナイト及び架橋性ポリアクリル酸ナトリ
ウムを配合した比較例2(具体的処方を下記する)をそ
れぞれ調製した。
【0046】 〔比較例2〕 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.3 (4)ベンジルアルコール 5.0 (5)キサンタンガム 1.0 (6)架橋性ポリアクリル酸ナトリウム 0.5 (7)N−メチルピロリドン 10.0 (8)ベントナイト 0.5 (9)クエン酸(これを用いてpH2.5に調整した) 4.0 (10)大豆蛋白加水分解物 0.1 (11)香料 適 量 (12)イオン交換水 残 量
【0047】これらの実施例1及び比較例1と比較例2
について、上記の試験を行った。安定性試験 実施例1及び比較例1と比較例2の酸性染毛料組成物に
ついて安定性試験(1ヵ月間における粘度変化の有無)
を行った結果を、第1表に示す。
【0048】
【表1】
【0049】実施例1の酸性染毛料用組成物は,上記の
各温度状態において保存しても粘度変化が認められなか
ったが,比較例1及び2の酸性染毛料用組成物では,M
1サイクル経時及び50℃経時で粘度変化が認められ、
特に50℃では著しい粘度変化が認められた。
【0050】また、実施例1の酸性染毛料用組成物は、
調製直後のpHと各温度状態を経たpHとは殆ど同値で
あった。以上の結果から、本発明酸性染毛料用組成物は
従来の酸性染毛料用組成物に比べ、pH安定性,化学的
安定性及び粘度安定性に優れることがわかった。
【0051】染毛・タレ落ち試験 実施例1及び比較例1と比較例2の酸性染毛料用組成物
について染毛・タレ落ち試験を行った結果を、第2表
(タレ落ち・伸展性)及び第3表(染着性・均染性)に
示す。
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】 A:均一に染まり、ムラがない。 B:やや均一に染まり、ムラがない。 C:ややムラが認められ、不均一である。 D:ムラが認められ、不均一である。 ΔE(染色前後の色差):染色条件:30℃,5〜20
分染色,シャンプー2回,リンス1回処理した後の測色
値である。ΔEが大きければ、染着性は大きく、結果と
して色持ちが良好であることを意味する。
【0054】第2表及び第3表からわかるように、本発
明酸性染毛料用組成物は、従来の酸性染毛料用組成物に
比べてタレ落ちがなく,延ばし易く,染着性に優れ,均
一に染まり,さらに色持ちにも優れていることが明らか
になった。
【0055】使用感・洗い落とし試験 実施例1及び比較例1と比較例2の酸性染毛料用組成物
について、使用感(べたついた使用感)・洗い落とし試
験を行った結果を、第4表に示す。なお、使用感と洗い
落としの評価は、以下の基準に従った。
【0056】使用感の評価 ◎:べたついた使用感が認められなかった(べたつくと
評価したパネルが,4名以下である)。 ○:べたついた使用感が多少認められるが,染毛料とし
ての許容範囲内にある(べたつくと評価したパネルが,
5名〜8名である)。 ×:染毛料としての許容範囲を逸脱するほど,べたつき
が著しかった(べたつくと評価したパネルが,9名以上
である)。
【0057】洗い落としの容易性の評価 ◎:洗い落としが良好であった(洗い落としがよくない
と評価したパネルが,4名以下である)。 ○:洗い落としにやや問題があるが,染毛料としての許
容範囲内にある(洗い落としがよくないと評価したパネ
ルが,5名〜8名である)。 ×:洗い落としが悪く,染毛料としての許容範囲を逸脱
する(洗い落としがよくないと評価したパネルが,9名
以上である)。
【0058】
【表4】
【0059】この第4表に示した結果より、本発明酸性
染毛料用組成物は、従来品に比べて使用感をさらに向上
させ、かつ洗い落としも極めて容易であることが明らか
になった。
【0060】以下、種々の処方の本発明酸性染毛料用組
成物を実施例として列挙する。なお、各実施例の本発明
酸性染毛料用組成物について上記各試験を行ったとこ
ろ、いずれの実施例についても、それぞれの実施例のサ
クシノグリカンに代えて、上記のごとくキサンタンガム
又はキサンタンガム,ベントナイト及び架橋性ポリアク
リル酸ナトリウムを配合した比較例と比べて、際立って
優れていた。
【0061】 〔実施例2〕 酸性染毛料(2) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)ベンジルアルコール 5.0 (5)サクシノグリカン 2.0 (6)キサンタンガム 1.5 (7)架橋性ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 (8)1,3─ブチレングリコール 10.0 (9)コラーゲン加水分解物 0.2 (10)クエン酸 4.0 (11)香料 適 量 (12)イオン交換水 残 量
【0062】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0063】 〔実施例3〕 酸性染毛料(3) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)2−フェノキシエタノール 5.0 (5)オクチルポリグリコシド 1.0 (6)サクシノグリカン 2.5 (7)ベントナイト 1.7 (8)ジプロピレングリコール 12.0 (9)クエン酸 3.0 (10)ケラチン加水分解物 0.1 (11)香料 適 量 (12)イオン交換水 残 量
【0064】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0065】 〔実施例4〕 酸性染毛料(4) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)ベンジルアルコール 5.0 (5)サクシノグリカン 2.0 (6)タマリンドガム 2.5 (7)ベントナイト 3.2 (8)ジメチルポリシロキサン 0.5 (9)N−メチルピロリドン 10.0 (10)クエン酸 4.0 (11)グリセリン 0.5 (12)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (13)シルクプロテイン加水分解物 0.1 (14)香料 適 量 (15)イオン交換水 残 量
【0066】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0067】 〔実施例5〕 酸性染毛料(5) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)ベンジルアルコール 5.0 (5)サクシノグリカン 1.5 (6)ジメチルポリシロキサン 0.5 (7)N−メチルピロリドン 13.5 (8)リン酸 0.8 (9)グリセリン 0.5 (10)エラスチン加水分解物 0.2 (11)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 量
【0068】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0069】 〔実施例6〕 酸性染毛料(6) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)2−フェノキシエタノール 5.0 (5)サクシノグリカン 1.0 (6)ジメチルポリシロキサン 0.5 (7)1,3─ブチレングリコール 9.5 (8)クエン酸 4.0 (9)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (10)コラーゲン加水分解物四級化塩 0.1 (11)香料 適 量 (12)イオン交換水 残 量
【0070】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0071】 〔実施例7〕 酸性染毛料(7) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)ベンジルアルコール 7.0 (5)サクシノグリカン 2.0 (6)メチルフェニルポリシロキサン 0.5 (7)N−メチルピロリドン 12.0 (8)クエン酸 4.0 (9)グリセリン 0.5 (10)ケラチン加水分解物四級化塩 0.1 (11)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 量
【0072】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0073】 〔実施例8〕 酸性染毛料(8) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)ベンジルアルコール 5.0 (5)サクシノグリカン 2.0 (6)架橋性ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 (7)ポリエーテル変性ポリシロキサン 0.5 (8)1,3─ブチレングリコール 10.0 (9)クエン酸 4.0 (10)グリセリン 0.5 (11)大豆蛋白加水分解物四級化塩 0.2 (12)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (13)香料 適 量 (14)イオン交換水 残 量
【0074】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0075】 〔実施例9〕 酸性染毛料(9) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)ベンジルアルコール 7.0 (5)サクシノグリカン 2.0 (6)架橋性ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 (7)ポリエーテル変性ポリシロキサン 0.5 (8)ジプロピレングリコール 13.0 (9)グリコール酸 2.0 (10)1,3─ブチレングリコール 0.5 (11)コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.1 (12)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (13)エラスチン加水分解物 0.1 (14)香料 適 量 (15)イオン交換水 残 量
【0076】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0077】 〔実施例10〕 酸性染毛料(10) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)ベンジルアルコール 5.0 (5)サクシノグリカン 3.0 (6)アミノ変性ポリシロキサン 0.5 (7)N−メチルピロリドン 12.0 (8)クエン酸 4.0 (9)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.5 (10)シルクプロテイン加水分解物 0.1 (11)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 量
【0078】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0079】 〔実施例11〕 酸性染毛料(11) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)ベンジルアルコール 5.0 (5)サクシノグリカン 2.0 (6)ジメチルポリシロキサン 0.5 (7)テトラヒドロフルフリルアルコール 13.0 (8)クエン酸 3.0 (9)プロピレングリコール 5.0 (10)ケラチン蛋白加水分解物 0.1 (11)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 量
【0080】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0081】 〔実施例12〕 酸性染毛料(12) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)黄色─4号 0.1 (4)ベンジルアルコール 8.0 (5)サクシノグリカン 5.0 (6)ポリエーテル変性ポリシロキサン 0.5 (7)ジメチルポリシロキサン 0.5 (8)テトラヒドロフルフリルアルコール 12.0 (9)クエン酸 3.0 (10)グリセリン 0.5 (11)カルボキシメチルセルロース 0.1 (12)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (13)ケラチン蛋白加水分解物 0.2 (14)香料 適 量 (15)イオン交換水 残 量
【0082】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0083】 〔実施例13〕 酸性染毛料(13) 配合量 (1)黒色─401号 0.2 (2)紫色─401号 0.3 (3)だいだい色─205号 0.2 (4)ベンジルアルコール 8.0 (5)サクシノグリカン 10.0 (6)イソプロピルアルコール 21.6 (7)ヘキシレンジグリコール 4.5 (8)リン酸 0.8 (9)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (10)ケラチン蛋白加水分解物 0.2 (11)香料 適 量 (12)イオン交換水 残 量
【0084】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0085】 〔実施例14〕 酸性染毛料(14) 配合量 (1)だいだい色─205号 0.2 (2)赤色─227号 0.1 (3)紫色─401号 0.05 (4)緑色─204号 0.05 (5)ベンジルアルコール 10.0 (6)サクシノグリカン 2.3 (7)エタノール 16.0 (8)1,3−ブチレングリコール 5.0 (9)リン酸 1.0 (10)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 1.0 (11)ケラチン蛋白加水分解物 0.1 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 量
【0086】上記処方で常法により製造した酸性染毛料
は、安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭
髪からの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持
ちに優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い
落としが容易であるという特徴があった。
【0087】 〔実施例15〕 カラーリンスタイプの染毛料(1) 配合量 (1)黒色─401号 0.02 (2)紫色─401号 0.03 (3)黄色─4号 0.01 (4)ベンジルアルコール 3.0 (5)サクシノグリカン 0.005 (6)ポリエーテル変性ポリシロキサン 0.6 (7)1,3─ブチレングリコール 9.5 (8)クエン酸 0.6 (9)グリセリン 0.5 (10)オクタメチルシクロテトラシロキサン 3.0 (11)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 0.7 (12)1,3─ブチレングリコール 15.0 (13)四級化コラーゲン蛋白加水分解物 0.2 (14)香料 適 量 (15)イオン交換水 残 量
【0088】上記処方で常法により製造したカラーリン
スタイプの酸性染毛料は、安定性に優れ、適当な粘度を
得て特異臭もなく、頭髪からの垂れ落ちもなく、染着性
と均染性に優れ、色持ちに優れ、べたついた使用感も認
められず、さらに洗い落としが容易であるという特徴が
あった。
【0089】 〔実施例16〕 カラーリンスタイプの染毛料(2) 配合量 (1)黒色─401号 0.02 (2)紫色─401号 0.03 (3)黄色─4号 0.01 (4)ベンジルアルコール 3.0 (5)サクシノグリカン 0.1 (6)ポリエーテル変性ポリシロキサン 0.2 (7)ジメチルポリシロキサン 0.5 (8)テトラヒドロフルフリルアルコール 8.7 (9)クエン酸 0.6 (10)グリセリン 0.5 (11)オクタメチルシクロテトラシロキサン 3.0 (12)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 0.7 (13)1,3─ブチレングリコール 15.0 (14)キサンタンガム 0.5 (15)ベントナイト 0.3 (16)四級化シルクプロテイン加水分解物 0.2 (17)香料 適 量 (18)イオン交換水 残 量
【0090】上記処方で常法により製造したカラーリン
スタイプの酸性染毛料は、安定性に優れ、適当な粘度を
得て特異臭もなく、頭髪からの垂れ落ちもなく、染着性
と均染性に優れ、色持ちに優れ、べたついた使用感も認
められず、さらに洗い落としが容易であるという特徴が
あった。
【0091】 〔実施例17〕 カラーリンスタイプの染毛料(3) 配合量 (1)黒色─401号 0.02 (2)紫色─401号 0.03 (3)黄色─4号 0.01 (4)ベンジルアルコール 3.0 (5)サクシノグリカン 0.5 (6)ポリエーテル変性ポリシロキサン 0.2 (7)アミノ変性ポリシロキサン 0.5 (8)テトラヒドロフルフリルアルコール 8.5 (9)クエン酸 0.6 (10)グリセリン 0.5 (11)オクタメチルシクロテトラシロキサン 3.0 (12)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.1 (13)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 0.7 (14)1,3─ブチレングリコール 15.0 (15)キサンタンガム 0.5 (16)ケラチン蛋白加水分解物 0.2 (17)架橋型ポリアクリル酸ナトリウム 0.3 (18)香料 適 量 (19)イオン交換水 残 量
【0092】上記処方で常法により製造したカラーリン
スタイプの酸性染毛料は、安定性に優れ、適当な粘度を
得て特異臭もなく、頭髪からの垂れ落ちもなく、染着性
と均染性に優れ、色持ちに優れ、べたついた使用感も認
められず、さらに洗い落としが容易であるという特徴が
あった。
【0093】 〔実施例18〕 カラーリンスタイプの染毛料(4) 配合量 (1)黒色─401号 0.02 (2)紫色─401号 0.03 (3)黄色─4号 0.01 (4)ベンジルアルコール 4.5 (5)サクシノグリカン 0.5 (6)アミノ変性ポリシロキサン 0.6 (7)テトラヒドロフルフリルアルコール 8.0 (8)クエン酸 0.6 (9)グリセリン 0.5 (10)オクタメチルシクロテトラシロキサン 3.0 (11)ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油エステル 0.7 (12)1,3─ブチレングリコール 15.0 (13)ベントナイト 0.3 (14)大豆蛋白加水分解物 0.1 (15)香料 適宜 (16)イオン交換水 残部
【0094】上記処方で常法により製造したカラーリン
スタイプの酸性染毛料は、安定性に優れ、適当な粘度を
得て特異臭もなく、頭髪からの垂れ落ちもなく、染着性
と均染性に優れ、色持ちに優れ、べたついた使用感も認
められず、さらに洗い落としが容易であるという特徴が
あった。
【0095】
【発明の効果】本発明により、強酸性領域であっても、
安定性に優れ、適当な粘度を得て特異臭もなく、頭髪か
らの垂れ落ちもなく、染着性と均染性に優れ、色持ちに
優れ、べたついた使用感も認められず、さらに洗い落と
しが容易である酸性染毛料用組成物が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サクシノグリカンを含む酸性染毛料用組成
    物。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002265339A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Takara Belmont Co Ltd 染毛剤組成物及び染毛方法
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