JP3535335B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3535335B2
JP3535335B2 JP02206097A JP2206097A JP3535335B2 JP 3535335 B2 JP3535335 B2 JP 3535335B2 JP 02206097 A JP02206097 A JP 02206097A JP 2206097 A JP2206097 A JP 2206097A JP 3535335 B2 JP3535335 B2 JP 3535335B2
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正志 吉田
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Shiseido Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関する技
術分野に属し、さらに詳細には使用感が良好で安全性に
も優れる保湿剤を配合した化粧料に関する技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】化粧料には、肌荒れ改善効果等を目的と
して、グリセリン,ソルビトール,マルチトール等の保
湿剤が配合されることが多い。そして、これらの保湿剤
の水溶液は、保湿能に優れ、安全性も高く、耐熱性及び
耐塩性に優れている等の特徴を有している。しかしなが
ら、これらの保湿剤を多量に配合すると、化粧料にはべ
たついた使用感を伴う傾向が強くなり、これらの保湿剤
を化粧料に多量に配合することは困難であった。
【0003】また、通常はこれらの保湿剤と共に、キサ
ンタンガム,カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分
子に代表される増粘剤を配合することにより、その化粧
料の保湿性及び使用性を維持している。しかし、従来か
ら知られている水溶性高分子であるキサンタンガムを配
合した化粧料は流動性に乏しく、耐塩性に乏しく、さら
にべたついた使用感を伴う傾向もあった。また、同じく
水溶性高分子であるカルボキシビニルポリマーも耐熱性
に乏しいという欠点があり、さらに耐塩性に極めて劣っ
ており、これを配合した化粧料は経時的安定性の面で問
題があった。特に近年は、化粧料にもより一層の品質の
向上と共に安全性の向上が期待されており、この保湿剤
と増粘剤とを組み合わせて配合した化粧料の問題点を解
決することが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、保湿剤を配合した化粧料におい
て、増粘剤を配合した場合の上記効果を維持しつつ、保
湿剤を多量に配合しても使用感が良好な化粧料を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行った結果、保湿剤を1種以上
配合した化粧料において、サクシノグリカンをこれと組
み合わせて配合することにより、保湿性を維持すること
が十分に可能で、経時的安定性も良好であると共に、か
つ保湿剤を多量に配合した場合であってもべたついた使
用感を伴わず、使用感も良好であることを見出し本発明
を完成した。
【0006】すなわち、本発明は保湿剤を配合した化粧
料において、さらにサクシノグリカンを含んでなる化粧
料を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明化粧料に配合されるサクシノグリカ
ンは、微生物に由来する多糖類の一種であり、より具体
的にはガラクトース及びグルコースから誘導される糖単
位に加え、コハク酸及びピルビン酸並びに随意成分とし
ての酢酸、又はこれらの酸の塩から誘導される単位を含
む微生物に由来する多糖類を意味する。
【0008】より具体的にはサクシノグリカンは、平均
分子量が約600万の以下の構造式を有するガラクトー
ス単位:1,グルコース単位:7,コハク酸単位:0.
8及びピルビン酸単位:1に、随意成分である酢酸単位
を含むことのある水溶性高分子である。
【0009】
【化1】 (式中、Glucはグルコース単位を,Galacはガラクトース
単位を表す。また.括弧内の表示は糖単位同士の結合様
式を表す。例えば(β1,4 )は,β1−4結合を表
す。)
【0010】このサクシノグリカンの供給源となる微生
物としては、例えばシュードモナス属,リゾビウム属,
アルカリゲネス属又はアグロバクテリウム属に属する細
菌を挙げることができる。これらの細菌の中でも、アグ
ロバクテリウム属に属する細菌であるアグロバクテリウ
ム・ツメファシエンスI−736〔ブタペスト条約に従
い1988年3月1日に微生物培養締約国収集機関(C
NCM)に寄託され、I−736の番号で公に入手し得
る。〕が特にサクシノグリカンの供給源として好まし
い。
【0011】サクシノグリカンは、これらの微生物を培
地中で培養することによって製造することができる。よ
り具体的には、概ねグルコース,蔗糖,デンプンの加水
分解物等の炭素源;カゼイン,カゼイネート,野菜粉
末,酵母エキス,コーンスティープリカー(CSL)等
の有機窒素源;金属の硫酸塩,リン酸塩,炭酸塩等の無
機塩類や随意微量元素等を含む培地で上記の微生物を培
養することによって製造することができる。
【0012】なお、本発明化粧料には、このようにして
製造したサクシノグリカンをそのまま配合し得ることは
勿論、必要に応じて酸分解,アルカリ分解,酵素分解,
超音波処理等の分解処理物も同様に配合することができ
る。サクシノグリカンは、通常の条件下では増粘剤とし
て汎用されているキサンタンガムに匹敵する流動学的性
質を示し、しかも過酷な温度,pH,塩濃度においても
その性質は極めて安定である。
【0013】本発明化粧料におけるサクシノグリカンの
配合量は、組み合わせて配合する保湿剤の種類や量に応
じて異なるものであるが、概ね化粧料全体に対して0.
005重量%以上,10.0重量%以下の範囲で配合さ
れ、好ましくは同0.05重量%以上,5.0重量%以
下の範囲で配合される。
【0014】サクシノグリカンの配合量が、化粧料全体
の0.005重量%未満であると、この化粧料において
サクシノグリカンの増粘剤としての機能が十分に発揮さ
れず好ましくなく、同10.0重量%を超えて配合する
と、この化粧料の使用性に問題が生じるため好ましくな
い。
【0015】前述のように、本発明化粧料は保湿剤を配
合することを前提とする化粧料であるが、本発明化粧料
中に配合すべき保湿剤、すなわち前記サクシノグリカン
と組み合わせて化粧料中に配合することにより、所期の
効果を発揮し得る保湿剤としては、例えば蔗糖,グルコ
ース,フルクトース,ソルビトール,マンニトール,キ
シリトール,マルチトール等の糖類;グリセリン,ジグ
リセリン,トリグリセリン,プロピレングリコール,ジ
プロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,ト
リエチレングリコール,テトラエチレングルコール,ポ
リエチレングルコール、1,2─ブチレングリコール、
1,3─ブチレングリコール、1,2─ペンタンジオー
ル,ヘキシレングリコール,エリスリトール,ポリオキ
シエチレンエチレンメチルグルコシド等の多価アルコー
ル類等を挙げることができるが、これらに限定されるも
のではない。また、これらの保湿剤のうち1種を単独で
本発明化粧料中に配合することも可能であるが、これら
を組み合わせて配合することも勿論可能である。
【0016】上記のサクシノグリカンとこれらの保湿剤
との本発明化粧料における配合比(重量比)は、概ね
「サクシノグリカン1:保湿剤50」から、「同5:
1」の範囲であり、好ましくは「サクシノグリカン1:
保湿剤20」から、「同2:1」の範囲である。
【0017】この配合比の範囲においては、いずれの場
合においても本発明化粧料の保湿能は、各々単独配合の
場合よりも相乗的に向上し、環境(温度,湿度,pH,
塩濃度等)が変化しても保湿能を安定して維持すること
ができる(例えば、グリセリンを単独で配合した場合、
高湿度下では保湿能に優れるが、低湿度下では保湿能が
低い傾向がある。)。
【0018】サクシノグリカンの配合量が相対的に過剰
になれば(具体的には、保湿剤の5倍超え)、これを配
合した化粧料の皮膚に塗布する際の使用性が著しく劣る
傾向にあり、過少になれば(具体的には、保湿剤の1/
50未満)、これを配合した化粧料の保湿機能が特に低
湿度下では低下する傾向にある。
【0019】本発明化粧料(医薬部外品を含む)は、保
湿剤の配合を前提とする化粧料であれば、その形態は特
に限定されず、化粧水,乳液,クリーム,洗顔料,ジェ
ル,エッセンス(美容液),パック等の基礎化粧品、口
紅,アイシャドウ,ファンデーション等のメーキャップ
化粧品、口腔化粧品、芳香化粧品、毛髪化粧品、ボディ
化粧品等に広く適用可能である。そして、これらの形態
に本発明化粧料の採り得る形態が限定されるものではな
い。
【0020】また、剤型も水溶液系、可溶化系、乳化
系、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、
水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型を採
り得る。
【0021】本発明化粧料においては、これらの所望す
る形態や剤型に応じて通常公知の基剤成分等を、その配
合により本発明の所期の効果を損なわない範囲で広く配
合して用いることができる。例えば、流動パラフィン,
スクワラン,ワセリン,マイクロクリスタリンワック
ス,セレシン,セチルアルコール,イソステアリルアル
コール,オレイルアルコール,2─ヘキシルデカノー
ル,2─エチルヘキサン酸セチル,パルミチン酸2─エ
チルヘキシル,ジ2─エチルヘキサン酸ネオペンチルグ
リコール,ジカプリル酸ネオペンチルグリコール,ジカ
プリン酸ネオペンチルグリコール,トリ2─エチルヘキ
サン酸グリセリン,トリイソステアリン酸グリセリン,
オリーブ油,マカデミアナッツ油,ヒマワリ油,ラノリ
ン,ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステア
リン酸,ビースワックス,キャンデリラロウ,カルナウ
バロウ,ジメチルポリシロキサン,ポリシロキサン,メ
チルフェニルポリシロキサン等の油性原料;ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル,モノイソステアリン酸ソル
ビタン,モノステアリン酸ポリエチレングリコール,ラ
ウロイルジエタノールアミド,ショ糖脂肪酸エステル,
ラウリン酸ナトリウム,ラウリル硫酸ナトリウム,ミリ
スチン酸ナトリウム,ポリオキシエチレンラウリルエー
テル硫酸ナトリウム,ステアリルトリメチルアンモニウ
ムクロライド,ポリエーテル変性シリコーン等の界面活
性剤;ニコチン酸アミド,ニコチン酸ベンジル,ビタミ
ンEアセテート,ビタミンH,センブリ抽出物,グリチ
ルレチン酸,パントテニルエチルエーテル等の薬効成
分、増粘剤、紫外線防御剤、防腐剤、酸化防止剤、無機
粉末、有機粉末、香料、色剤等を適宜本発明化粧料中に
配合することができる。本発明化粧料の具体的処方につ
いては、後述の実施例において例示する。
【0022】
【実施例】本発明化粧料につき、実施例等を挙げて本発
明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。 〔製造例〕 サクシノグリカンの製造 サクシノグリカンを、特公平6−74283号公報記載
の方法に準じて製造した。
【0023】すなわち、後述する組成の培養培地で、ア
グロバクテリウム・ツメファシエンスI−736株を用
いて醗酵を行った。すなわち、この培養培地にアグロバ
クテリウム・ツメファシエンスI−736株を接種し
て、使用容量15リットルを有する20リットルのBiol
affite(登録商標)容器中で、28℃下、Ruston(登録
商標)タイプ攪拌機を用いて400rpm の攪拌培養を行
い、培地を825リットル/時の風量で曝気した。蔗糖
の全消費乃至事実上全消費に相当する90時間の攪拌培
養後、使用蔗糖重量に関して定義されるヘテロ多糖類6
6重量%が得られた。30rpm での円筒形スピンドルN
o.4を用いたブルックフィールドLTV(登録商標)
粘度計により測定した醗酵液の粘度は6800Pa・秒
であった。
【0024】サクシノグリカンは、90℃で30分間熱
処理した上記醗酵液2kgから回収された。すなわち、こ
のようにして熱処理された醗酵液にイソプロピルアルコ
ール2300mlを加え、硫酸ナトリウム150g で沈澱
を生じさせた。次いで、この沈澱から生じた繊維をイソ
プロピルアルコール1200mlで脱水処理を2回行な
い、この脱水済繊維を加圧してばらばらに引き裂いて、
85℃のオーブンで乾燥させた。得られた乾燥物を粉砕
し、篩別した。このようにして、クリーム色のサクシノ
グリカン粉末を得た。
【0025】 培養培地の組成 培地に対する重量% CSL(コーンスティープリカー) 11.0 K2 HPO4 4.0 MSO4 ・7H2 O 0.5 蔗糖 25.0 精製水 残 量 上記により得られたサクシノグリカンを以下の実施例に
用いた。
【0026】〔化粧料の評価〕下記の各処方で調製した
化粧料の評価は、専門パネル20名により、べたついた
使用感等の使用感触について官能試験を行うことにより
行った。すなわち、各試料を適量手にとり、顔半面に塗
布し、その使用感触について評価を行った。なお、この
官能試験の評価基準は下記の通りである。
【0027】評価基準 上記の専門パネル20名のうち, 19名以上が対照よりも使用感触が良好と評価した場
合:使用感触が非常に優れている 15名〜18名が対照よりも良好と評価した場合:使用
感触が優れている 12名〜14名が対照よりも良好と評価した場合:使用
感触がやや優れている 11名以下しか対照よりも良好と判断しなかった場合:
対照との有意差なし
【0028】 〔実施例1〕 化粧水(1) 配合量 〔化粧料全体に対する重量%(以下同様)〕 (1)グリセリン 6.0 (2)ジプロピレングリコール 5.0 (3)サクシノグリカン 0.3 (4)POE(20)オレイルエーテル 0.5 (5)エタノール 10.0 (6)香料 適 量 (7)色素 適 量 (8)キレート剤 適 量 (9)退色防止剤 適 量 (10)精製水 残 余
【0029】<製法>精製水の一部を取り、キレート剤
を溶解し、これに増粘剤であるサクシノグリカンを混
合、撹拌し、粘稠液を調製した。精製水の残部に保湿
剤、退色防止剤等を加えて室温下で溶解し、これに前述
の粘稠液を加え、均一な水溶液を得た。また、エタノー
ルに界面活性剤及び香料を加え、アルコール溶液とし、
これを前述の水溶液に添加混合して可溶化を行った。こ
れを色剤で調色後、ろ過して所望する化粧水を得た。
【0030】また、同様の方法で、上記実施例1の化粧
水の処方においてサクシノグリカンに代えて精製水
(0.3重量%追加)を配合した化粧水(他の成分の配
合量は実施例1の処方と同じ:比較例1)及び上記実施
例1の化粧水の処方においてサクシノグリカンに代え
て,キサンタンガムを0.3重量%配合した化粧水(他
の成分の配合量は実施例1の処方と同じ:比較例2)を
それぞれ調製した。
【0031】上記の官能試験をこれらの化粧水について
行ったところ、実施例1の化粧水のの方が、比較例の化
粧水よりも、べたついた使用感を伴わないと評価した人
が、比較例1では20名のパネル中19名、比較例2で
は20名のパネル中20名全員であった。なお、比較例
1における残りの1名は、両者の化粧水の使用感触は同
程度と評価した。
【0032】なお、比較例2の化粧水と同様に、実施例
1の化粧水の処方におけるサクシノグリカンに代えて、
キサンタンガム以外の天然水溶性高分子であるローカス
トビーンガム(0.3重量%)を配合した化粧水〔比較
例3〕及びカラギーナン(0.3重量%)を配合した化
粧水〔比較例4〕について、上記の官能試験を行った結
果、比較例3では20名のパネル中18名,比較例4で
は20名のパネル中19名がサクシノグリカンを配合し
た実施例1の化粧水の方が、べたついた使用感を伴わな
いと評価した。
【0033】さらに、実施例1,比較例2〜4の化粧水
の経時安定性についての評価を行った。その結果、実施
例1の化粧水は、50℃で1ヵ月保存した場合でも粘度
が安定していた。これに対して比較例3,4は、同条件
で著しく増粘し、不安定であった。また、比較例2の化
粧水も同条件で若干の増粘を伴った。
【0034】以下、種々の処方の本発明化粧料を実施例
として列挙する。なお、各実施例の本発明化粧料につい
て上記官能試験を行ったところ、いずれの実施例につい
ても、それぞれの実施例のサクシノグリカンを同重量の
精製水,キサンタンガム,ローカストビーンガム又はカ
ラギーナンに代えて処方した比較例と比べて、べたつい
た使用感を伴わず、使用感触に優れていた。また、50
℃で1ヵ月保存して経時的安定性の検討をした結果、い
ずれの実施例についても増粘等の変質を伴わず経時的安
定性が認められた。
【0035】 〔実施例2〕 化粧水(2) 配合量(重量%) (1)グリセリン 5.0 (2)ソルビトール 2.0 (3)サクシノグリカン 0.2 (4)POE(20)オレイルエーテル 0.4 (5)スルフォ石炭酸亜鉛 0.2 (6)クエン酸 0.1 (7)エタノール 13.0 (8)香料 適 量 (9)色素 適 量 (10)精製水 残 余 <製法>実施例1の方法に準じて化粧水を得た。
【0036】 〔実施例3〕 化粧水(3) 配合量(重量%) (1)グリセリン 7.0 (2)ポリエチルグリコール 6.0 (3)サクシノグリカン 0.4 (4)POE(20)2−オクチルドデシルエーテル 0.5 (5)エタノール 6.0 (6)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05 (7)香料 適 量 (8)色素 適 量 (9)精製水 残 余 <製法>実施例1の方法に準じて化粧水を得た。
【0037】 (実施例4〕 化粧水(4) 配合量(重量%) (1)グリセリン 5.0 (2)マルチトール 2.0 (3)サクシノグリカン 0.5 (4)POE(20)2−オクチルドデシルエーテル 0.3 (5)エタノール 3.0 (6)グリチルリチン酸ジカリウム 0.03 (7)香料 適 量 (8)色素 適 量 (9)精製水 残 余 <製法>実施例1の方法に準じて化粧水を得た。
【0038】 〔実施例5〕 乳液 配合量(重量%) (1)セタノール 1.0 (2)ミツロウ 0.5 (3)ワセリン 2.0 (4)スクワラン 6.0 (5)ジメチルポリシロキサン 2.0 (6)エタノール 5.0 (7)グリセリン 4.0 (8)POE(10)オレイル酸エステル 1.0 (9)モノステアリン酸グリセロール 1.0 (10)サクシノグリカン 1.0 (11)香料 適 量 (12)色素 適 量 (13)精製水 残 余
【0039】<製法>精製水に保湿剤及び色剤を加えて
70℃に加熱調製した。また、油分に界面活性剤を加
え、70℃に加熱調製した。これを先の水相に加え、予
備乳化を行った。ここにサクシノグリカン及びエタノー
ルを加えて攪拌した。攪拌後、これをホモミキサーで乳
化粒子を均一にしたのち脱気、冷却して、所望する乳液
を得た。
【0040】 〔実施例6〕 クレンジングローション 配合量(重量%) (1)ステアリルアルコール 0.5 (2)硬化パーム油 3.0 (3)流動パラフィン 35.0 (4)ジプロピレングリコール 6.0 (5)ポリエチレングリコール 4.0 (6)POE(20)オレイルアルコールエーテル 2.4 (7)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 1.6 (8)サクシノグリカン 1.0 (9)水酸化カリウム 0.1 (10)キレート剤 適 量 (11)香料 適 量 (12)精製水 残 余
【0041】<製法>精製水に保湿剤及びキレート剤を
加えて70℃に加熱調製した。また、油分に界面活性剤
及び防腐剤を加えて70℃に加熱調製した。これを先の
水相に加え、予備乳化を行った。ここにサクシノグリカ
ン水溶液を加え、アルカリ水溶液を加え、攪拌した。攪
拌後、ホモミキサーで乳化粒子を均一にしたのち脱気、
冷却して、所望するクレンジングローションを得た。
【0042】 〔実施例7〕 クリーム 配合量(重量%) (1)ステアリルアルコール 6.0 (2)ステアリン酸 2.0 (3)水添ラノリン 4.0 (4)スクワラン 9.0 (5)2─オクチルドデカノール 10.0 (6)ポリエチレングルコール1500 4.0 (7)サクシノグリカン 1.0 (8)POE(25)セチルエーテル 3.0 (9)モノステアリン酸グリセロール 2.0 (10)香料 適 量 (11)色素 適 量 (12)精製水 残 余
【0043】<製法>精製水に保湿剤を加え、70℃に
加熱調製した。また、油分を加熱溶解後、界面活性剤、
色素、香料を加えて70℃に加熱調製した。これを先の
水相に加えて、ホモミキサーで乳化粒子を均一にしたの
ち脱気、ろ過、冷却して、所望するクリームを得た。
【0044】 〔実施例8〕 マッサージクリーム 配合量(重量%) (1)固形パラフィン 5.0 (2)ミツロウ 10.0 (3)ワセリン 15.0 (4)流動パラフィン 40.0 (5)1,3─ブチレングリコール 4.0 (6)モノステアリン酸グリセリン 2.0 (7)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 (8)ホウ砂 0.2 (9)サクシノグリカン 1.0 (10)防腐剤 適 量 (11)酸化防止剤 適 量 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余
【0045】<製法>精製水に保湿剤及びホウ砂を加
え,70℃に加熱調製した(水相)。また,油分を加熱
溶解後,界面活性剤,防腐剤,酸化防止剤及び香料を加
えて70℃に加熱調製した。これを先に調製した水相に
加えて,ホモミキサーで乳化粒子を均一にした後,脱
気,濾過及び冷却を行って,所望するマッサージクリー
ムを得た。
【0046】 〔実施例9〕 パック 配合量(重量%) (1)ポリビニルアルコール 15.0 (2)サクシノグリカン 2.0 (3)1,3─ブチレングリコール 6.0 (4)エタノール 12.0 (5)POE(20)オレイルエーテル 0.5 (6)香料 適 量 (7)防腐剤 適 量 (8)精製水 残 余
【0047】<製法>精製水に保湿剤を添加後、70〜
80℃に加熱した。ここに、サクシノグリカン及びポリ
ビニルアルコールを添加し、攪拌溶解を行った。そし
て、エタノールに香料,防腐剤及び界面活性剤を添加溶
解後、この水相に添加して可溶化した。次に、この可溶
化物を脱気、ろ過、冷却して、所望するパックを得た。
【0048】 〔実施例10〕 乳化型ファンデーション 配合量(重量%) (1)セリサイト 5.4 (2)カオリン 4.0 (3)二酸化チタン 9.0 (4)ベンガラ 0.4 (5)黄酸化鉄 0.8 (6)黒酸化鉄 0.1 (7)流動パラフィン 5.0 (8)デカメチルシクロペンタシロキサン 12.0 (9)POE変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (10)1,3─ブチレングリコール 5.0 (11)サクシノグリカン 0.5 (12)香料 適 量 (13)防腐剤 適 量 (14)精製水 残 余
【0049】<製法>粉末(1)〜(6)及びシリコー
ン油(8)(9)の混合物を加熱調製した。さらに,別
途に精製水,増粘剤,保湿剤,香料及び防腐剤を加熱混
合した。この加熱混合物と上記加熱調製物を混合して,
加熱融解した後,ホモミキサーで均一に分散させ,所望
する乳化型ファンデーションを得た。
【0050】 〔実施例11〕 乳化タイプ口紅 配合量(重量%) (1)二酸化チタン 4.5 (2)赤色201号 0.5 (3)赤色202号 2.0 (4)セレシン 4.0 (5)キャンデリラロウ 8.0 (6)カルナウバロウ 2.0 (7)ヒマシ油 30.0 (8)ジイソステアリン酸グリセロール 40.0 (9)POE(25)POP(20)2−デシル 1.0 テトラデシルエーテル (10)グリセリン 2.0 (11)プロピレングリコール 1.0 (12)サクシノグリカン 0.1 (13)香料 適 量 (14)精製水 残 余
【0051】<製法>二酸化チタン,赤色201号及び
赤色202号をヒマシ油の一部に加え、ローラーで処理
した(顔料部)。また、赤色223号をヒマシ油に溶解
した(塗料部)。さらに、精製水,グリセリン及びプロ
ピレングリコールを80℃で均一に溶解した(水相)。
また、他の成分を混合して加熱融解した後、上記顔料部
及び塗料部を加え、ホモミキサーで均一に分散した。そ
の後、この分散物に水相を加え、ホモミキサーで乳化分
散後、型に流し込んで急冷し、スティック状として、所
望する乳化タイプ口紅を得た。
【0052】
【発明の効果】本発明により、使用感が良好で安全性に
も優れる保湿剤を配合した化粧料が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−74402(JP,A) 特開 平5−85925(JP,A) 特開 平10−25234(JP,A) 特開 平9−143024(JP,A) 特開 平9−30927(JP,A) 特開 平8−301904(JP,A) 特開 平8−299782(JP,A) 特開 平8−245357(JP,A) 特開 平7−187984(JP,A) 特開 平5−331038(JP,A) 特開 昭63−66111(JP,A) 特開 昭63−64913(JP,A) 特開 昭61−289011(JP,A) 特公 平6−74283(JP,B2) 特公 昭42−7277(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 CA(STN) JICSTファイル(JOIS) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保湿剤を配合した皮膚化粧料において、さ
    らにサクシノグリカンを含んでなる、皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】サクシノグリカンの供給微生物が、シュー
    ドモナス属、リゾビウム属、アルカリゲネス属又はアグ
    ロバクテリウム属に属する微生物である、請求項1記載
    の皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】サクシノグリカンの供給微生物が、アグロ
    バクテリウム・ツメファシエンスI―736である、請
    求項1記載の皮膚化粧料。
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