JP2002262739A - 釣り情報伝送システム及び電動リール - Google Patents

釣り情報伝送システム及び電動リール

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JP2002262739A
JP2002262739A JP2001066431A JP2001066431A JP2002262739A JP 2002262739 A JP2002262739 A JP 2002262739A JP 2001066431 A JP2001066431 A JP 2001066431A JP 2001066431 A JP2001066431 A JP 2001066431A JP 2002262739 A JP2002262739 A JP 2002262739A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣り船で収集された釣り情報を配線の錯綜を
招くことなく釣り人に伝送できるようにする。 【解決手段】 釣り情報伝送システム60は、釣り情報
を収集可能な釣り船から電動リールERに釣り情報を伝
送するためのシステムであって、電源ケーブル56と、
情報重畳取出部55と、情報重畳取出部51と、表示部
5と、通信制御部51及び主制御部30とを備えてい
る。電源ケーブルは、電源57と電動リールとを電気的
に接続して電動リールに電源の電力を供給する。情報重
畳取出部55は、電源ケーブルの電源側に接続され、釣
り情報を電力に重畳する。情報重畳取出部51は、電源
ケーブルの電動リール側又は電動リールに設けられ、電
力に重畳された釣り情報を取り出す。表示部は、電動リ
ールに設けられ各種の情報を表示する。通信制御部及び
主制御部は、電動リールに設けられ、取り出された釣り
情報を表示部に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1又は複数の釣り
情報を収集可能な釣り船から釣り船で釣り用リールを用
いて釣りを行う釣り人に釣り情報を伝送するための釣り
情報伝送システム及びその釣り船で使用され電源から電
源ケーブルを介して供給された電力で動作する電動リー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】釣り船には、魚群探知機や全地球測位シ
ステム(GPS)等の釣りに関する情報を収集可能な情
報収集装置が搭載されている。船頭は、これらの情報収
集装置で収集した釣り情報を釣り人に口頭で提供してい
る。また、船釣りに使用される電動リールには、カウン
ターと呼ばれる水深表示用の表示装置が装着されている
ものがある。カウンターは、たとえば、液晶表示装置を
用いており、仕掛けの水深をリールに設けられた検出手
段からの情報に基づいて表示可能である。また、船頭か
ら棚位置が提供されるとそれをリールに設定し、カウン
ターに棚位置が表示される。さらにリールによっては、
仕掛けが棚位置に配置されると釣り糸の繰り出しが自動
的に停止するようになっているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】棚位置などの釣り情報
は、魚の群の移動により変化することがある。この変化
を迅速に知ることが釣果を向上させるうえで重要であ
る。しかし、前記従来の表示装置を有する電動リールで
は、表示される情報が電動リールに設けられた各種の検
出手段に基づく情報に限定される。このため、検出手段
に基づく情報以外の船頭から知らされるような釣り情報
をリアルタイムに得るのは困難である。
【0004】そこで、釣り船の情報収集装置とリールと
を配線で接続して収集された釣り情報を釣り人が釣り用
リールで確認できるようにすることが考えられる。しか
し、情報収集装置と釣り用リールとを配線により接続す
ると、電動リールの場合、電源ケーブルがすでに甲板上
に架設されているため、配線が甲板上に錯綜することに
なる。配線が甲板上に錯綜すると、配線を踏んだり引っ
掛けたりして電気的な接続が不安定なものになる。
【0005】本発明の課題は、釣り船で収集された釣り
情報を配線の錯綜を招くことなく釣り人に伝送できるよ
うにすることにある。本発明の別の課題は、表示手段を
有する電動リールにおいて、釣り船に搭載された情報収
集手段からの釣り情報を迅速に得られるようにすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係る釣り情報伝
送システムは、1又は複数の釣り情報を収集可能な釣り
船から釣り船で釣り用リールを用いて釣りを行う釣り人
に釣り情報を伝送するためのシステムであって、電源ケ
ーブルと、情報重畳手段と、情報取出手段と、表示手段
と、情報表示手段とを備えている。電源ケーブルは、釣
り用リールに電力を供給するための電源と釣り用リール
とを電気的に接続して釣り用リールに電源の電力を供給
するものである。情報重畳手段は、電源ケーブルの電源
側に接続され、釣り情報を電源ケーブルから釣り用リー
ルに供給される電力に重畳するための手段である。情報
取出手段は、電源ケーブルの釣り用リール側又は釣り用
リールに設けられ、電力に重畳された釣り情報を取り出
す手段である。表示手段は、釣り用リール又は釣り用リ
ールの近傍に設けられ各種の情報を表示可能な手段であ
る。情報表示手段は、情報取出手段で取り出された釣り
情報を表示手段に表示させる手段である。
【0007】この釣り情報伝送システムでは、電源ケー
ブルが情報重畳手段に接続され、釣り船で収集された釣
り情報は、情報重畳手段により電源ケーブルの電力に重
畳される。この釣り情報が電源ケーブルを介して情報取
出手段に送られ、そこで釣り情報が取り出される。取り
出された釣り情報は情報表示手段により表示手段に表示
される。ここでは、電源ケーブルから供給される電力に
釣り情報を重畳して釣り用リールに伝送しているので、
電源ケーブル以外に余分な配線が不要になる。このた
め、釣り船で収集された釣り情報を配線の錯綜を招くこ
となく釣り人に伝送できるようになる。
【0008】発明2に係る釣り情報伝送システムは、発
明1に記載のシステムにおいて、情報表示手段は、複数
の釣り情報のいずれかを選択する選択手段を有する。こ
の場合には、複数の釣り情報のいずれかを選択できるの
で、釣り情報を的確に知ることができる。
【0009】発明3に係る釣り情報伝送システムは、発
明1又は2に記載のシステムにおいて、複数の釣り情報
は、釣り船に搭載された魚群探知機から得られる魚の棚
位置、魚種、サイズ、群の状況、及び群の移動方向を示
す第1釣り情報と、釣り船に搭載された全地球測位シス
テムから得られる現在位置及び釣り場所を示す第2釣り
情報であり、選択手段は、第1釣り情報と第2釣り情報
とのいずれかを選択可能である。この場合には、魚群探
知機で収集された魚に関する第1釣り情報と、GPSか
ら得られた位置に関する第2釣り情報とを選択して表示
することができる。
【0010】発明4に係る電動リールは、1又は複数の
釣り情報を収集可能な情報収集手段を有する釣り船で使
用され、電源から電源ケーブルを介して供給され釣り情
報が重畳された電力で動作する電動リールであって、リ
ール本体と、スプールと、モータと、表示手段と、情報
取出手段と、情報表示手段とを備えている。スプール
は、リール本体に回転自在に装着された糸巻用のもので
ある。モータは、電源ケーブルから供給された電力で動
作し、スプールを回転駆動するものである。表示手段
は、リール本体に装着され、各種の情報を表示可能な手
段である。情報取出手段は、情報収集手段で収集され電
力に重畳された釣り情報を取り出す手段である。情報表
示手段は、情報獲得手段で獲得された1又は複数の釣り
情報を表示手段に表示させる手段である。
【0011】この電動リールでは、電源ケーブルを介し
て送られた電力に重畳された釣り情報が情報取出手段に
より取り出される。取り出された釣り情報は情報表示手
段により表示手段に表示される。ここでは、釣り情報が
重畳された電力から釣り情報を取り出すようにしたの
で、電源ケーブル以外に余分な配線が不要になるととも
に、釣り船の情報収集手段で収集された釣り情報が表示
手段に表示されるので、釣り船に搭載された情報収集手
段からの釣り情報を迅速に得ることができる。
【0012】発明5に係る電動リールは、発明4に記載
のリールにおいて、情報取出手段は、リール本体から延
出されたケーブルの先端に装着されており、電源ケーブ
ルを接続可能なコネクタ部を有している。この場合に
は、情報取出手段をリール本体の外部に設けたので、リ
ールをコンパクトに維持できるとともに、情報取出手段
の装着が容易である。
【0013】発明6に係る電動リールは、発明5に記載
のリールにおいて、情報取出手段は、釣り竿に係止可能
な釣り竿係止部を有している。この場合には、情報取出
手段をリール本体の外部に設けても情報収集手段が釣り
を行う動作の邪魔になりにくい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の一実施形
態による釣り用リールである電動リールERは、表示部
5を有するリールである。電動リールERは、リール本
体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転
用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置
されたドラグ調整用のスタードラグ3と、リール本体1
の上部に設けられた開閉式の表示装置4とを主に備えて
いる。
【0015】リール本体1は、釣り竿に装着されるもの
であり、左右1対の側板7a、7bとそれらを連結する
複数の連結部8とからなるフレーム7と、フレーム7の
左右を覆う左右の側カバー9a、9bとを有している。
ハンドル2側の側カバー9bには、ハンドル2の回転軸
(図示せず)が回転自在に支持されている。
【0016】後部の連結部8の側板7a側には外部電源
接続用のコネクタコード19が設けられている。コネク
タコード19は、たとえば1mくらいの長さを有してお
り、先端に情報重畳取出部51が装着されている。コネ
クタコード19は、電源57(図2)から供給される電
力をリール内部に供給可能であるとともに、釣り情報や
各種の情報を表示装置4と情報重畳取出部51と送受信
可能なコードである。情報重畳取出部51は、電源ケー
ブル56(図2)から供給される電力に重畳された釣り
情報を取り出すとともに、電動リールER側から各種の
情報を釣り船側の情報収集装置に送るために電力にその
情報を重畳可能なものである。なお、ここでいう釣り情
報とは、図2に示すような釣り船に搭載された魚群探知
機52やGPS53等の情報収集装置で収集された情報
である。情報重畳取出部51には電源ケーブル56を接
続するためのコネクタ19aが設けられている。また、
情報重畳取出部51には、釣り竿に固定するための釣り
竿係止手段としての固定バンド51aが装着されてい
る。下部の連結部8には釣り竿装着用の竿取付脚8aが
取り付けられている。
【0017】リール本体1の内部には、ハンドル2に連
結されたスプール10が回転自在に支持されている。ス
プール10の内部には、スプール10を糸巻き上げ方向
に回転駆動するモータ12が配置されている。また、側
カバー9bのハンドル2側側面には図示しないクラッチ
機構を操作するためのクラッチレバー11とモータ12
のオンオフや変速や各種の通信操作等を行うための4方
向スイッチ及びプッシュスイッチ付きのジョイスティッ
ク13とが配置されている。ジョイスティック13は、
通常は中心のプッシュスイッチに位置している。ジョイ
スティック13は、後述する釣りモードのときには、モ
ータ12のオンオフや速度の増減の操作のために使用さ
れる。また通信モードのときには、カーソルの移動によ
るメニューの選択及び選択項目の確定の際に使用され
る。
【0018】表示装置4は、リール本体1の上部に開閉
自在に配置されたカウンターケース4aを有している。
カウンターケース4aは、図1に示すように、アルミニ
ウム合金製のケースであり、内部の空間に各種の電気部
品が収納されている。
【0019】表示装置4は、図2に示すように、水深表
示制御やモータ駆動制御等を行うCPU,RAM,RO
M,I/Oインターフェイス等を含むマイクロコンピュ
ータからなる主制御部30を有している。主制御部30
には、ジョイスティック13、操作キー部6の各種キ
ー、スプール10の回転位置及び方向を検出するための
スプールセンサ41、スプールセンサ41の所定パルス
毎に値が変化するスプールカウンタ42、及び情報重畳
取出部51を制御するための通信制御部50が接続され
ている。また、主制御部30には、各種の警報を出力す
るためのブザー43、各種の表示を行うための表示部
5、各種のデータを記憶する記憶部45、モータ12を
PWM駆動するFET等を含むPWM駆動回路44、及
び他の入出力部が接続されている。スプールセンサ41
は、スプール10の回転方向に並んで配置された2つの
リードスイッチを有しており、リードスイッチのパルス
によりスプール回転位置及び速度を検出し、いずれのリ
ードスイッチが先にパルスを発したかにより回転方向を
検出可能である。
【0020】通信制御部50には、情報重畳取出部51
が接続されており、通信制御部50は情報重畳取出部5
1を制御して電力から取り出された釣り情報を表示部5
で表示できるようにする。
【0021】釣り船に搭載された魚群探知機52及びG
PS53は、釣り船側の通信制御部54に接続されてお
り、通信制御部54は、釣り船側の情報重畳取出部55
に接続されている。通信制御部54は、魚群探知機52
及びGPS53で収集された釣り情報を情報重畳取出部
55に送る。また、情報重畳取出部55で取り出された
電動リールERからの情報により選択された釣り情報を
情報重畳取出部55に送る。情報重畳取出部55は、電
源57に接続されており、電源57から供給される電力
に通信制御部54から送信された釣り情報を重畳して電
動リールERに送信する。この結果、魚群探知機52や
GPS53で得られた釣り情報のデータを電動リールE
Rに取り込むことができる。これらの通信制御部50,
54、情報重畳取出部51,55、電源ケーブル56、
表示部5及び主制御部30により釣り情報伝送システム
60が構成されている。
【0022】表示部5は、仕掛けの水深や棚位置等の情
報に加えて外部から取り込んだ情報を表示するためのド
ットマトリックス方式のカラーTFT液晶ディスプレイ
(LCD)により構成されている。表示部5は、カウン
ターケース4aの閉じたとき隠れる裏面から視認可能な
位置に配置されており、外側に透明樹脂製の図示しない
レンズカバーを有している。表示部5には、後述する通
信モードのときには、図3に示すように、通信モード時
のメニューやメニュー操作に基づく釣り情報が表示され
る。
【0023】操作キー部6は、カウンターケース4aの
裏面において表示部5の下方に配置されている。操作キ
ー部6は、は図1右側に配置されたモード切換キーCO
Mと、上下に2段に分けて配置された10個のテンキー
TNとを有している。モード切換キーCOMは、表示モ
ードを通信モードと釣りモードとに切り換える。ここ
で、通信モードとは、接続された情報重畳取出部51を
介して釣り船からの釣り情報を獲得するときに使用され
るモードであり、釣りモードはとは、釣りをするときに
水深表示やスプール10の速度表示等の各種の情報を表
示するモードである。
【0024】テンキーTNは、釣りモードのときには、
棚メモ設定や各種の学習モードの切り換え等の操作に使
用され、通信モードときには、魚群探知機52やGPS
53からの釣り情報を獲得するときに使用される数字、
文字、記号の入力等の操作に使用される。
【0025】次に、主制御部30によって行われる主な
制御処理を図4以降に示す制御フローチャートに従って
説明する。電動リールERに電源57が接続されると、
図4に示すステップS1において初期設定が行われる。
ここでは各種のフラグをリセットや表示モードを釣りモ
ードに設定する。
【0026】ステップS2では、表示部5に対する表示
処理を行う。ここでは、表示モードに応じて釣りモード
のときには、算出された水深表示や速度表示を行う。ま
た、通信モードのときには、図3(a)に示すように、
通信モードの初期画面を表示する。この通信モードの初
期画面では、通信メニューとして、たとえば「魚群探知
機情報」,「GPS情報」の2つのメニューが表示され
る。これらの2つの釣り情報をジョイスティック13の
操作により選択可能である。
【0027】ここで、魚群探知機情報とは、魚群探知機
52から得られる釣り情報の処理を行うものである。G
PS情報とは、GPS53から得られる位置情報の表示
を行うものである、ここから図3(b)に示すように、
釣りを行う場所の魚群の情報や水温などの釣り情報を釣
り人が得ることができる。
【0028】ステップS3では、操作キー部6の各種キ
ー及びジョイスティック13の操作によるキー入力の割
り込みがなされたか否かを判断する。ステップS3にお
いてキー入力がなされると、ステップS6に移行し、キ
ー入力処理を行う。
【0029】ステップS4では、スプール10が回転し
たか否かを判断する。この判断は、スプールセンサ41
の出力により判断する。スプール10が回転していると
判断すれば、ステップS4からステップS7に移行す
る。ステップS7では、通信モードであるか否かの判断
を行い、通信モードのときにはステップS8に移行し
て、表示モードを通信モードから釣りモードに切り換え
る。通信モードではないとき、及びステップS8の処理
が終了すると、ステップS9の各動作モード処理に移行
する。
【0030】ステップS5では、その他の指令がなされ
たか否かを判断する。その他の指令がなされるとステッ
プS5からステップS10に移行し、指令に応じたその
他の処理を行う。
【0031】ステップS6のキー入力処理では、図5の
ステップS11でモード切換キーCOMが操作されたか
否かを判断する。ステップS12では、ジョイスティッ
ク13が操作されたか否かを判断する。ステップS13
では他のキーが操作されたか否かを判断する。
【0032】モード切換キーCOMが操作されと判断す
るとステップS11からステップS15に移行し、表示
モードが釣りモードか否かを判断する。釣りモードのと
きにはステップS16に移行し、表示モードを通信モー
ドに切り換える。通信モードのときにはステップS17
に移行し表示モードを釣りモードに切り換える。表示モ
ードが通信モードに切り換えられると、通信制御部50
により情報重畳取出部51を制御して釣り船との通信が
可能になり、図4のステップS2での表示処理で図3
(a)に示す初期画面が表示される。
【0033】ジョイスティック13が操作されるとステ
ップS12からステップS18に移行する。ステップS
18では、表示モードが釣りモードか否かを判断する。
釣りモードと判断するとステップS19に移行し、ジョ
イスティック13の操作されたキーに応じたモータ制御
処理を行う。たとえば,ジョイスティック13が中心に
押圧操作されるとモータ12をオンオフし、前側に倒さ
れるとその間だけ増速処理し、後側に倒されるとその間
だけ減速処理する。ここでは左右のスイッチは無効にな
る。
【0034】通信モードのときには、ステップS20に
移行し、カーソルの移動によりメニューを制御するメニ
ュー制御処理を実行する。ステップS20のメニュー制
御処理では、ジョイスティック13の4方向のスイッチ
により表示部5上でカーソルの移動を行い、中央のスイ
ッチの押圧によりメニューの選択を行う。たとえば、図
3(a)の通信メニューでは、ジョイスティック13を
上下に倒すと、カーソルがメニューの項目を上下に移動
して中央のスイッチの押圧操作によりメニューが選択さ
れ、通信制御部50を介して情報重畳取出部51から釣
り情報が取り出され、次の処理に移る。そして、ジョイ
スティック13によりカーソルを上下左右に移動してい
くつかの選択処理を行うと、図3(b)に示すような釣
り場での魚群探知機からの釣り情報を表示可能になる。
【0035】ステップS9の各動作モード処理では、図
7のステップS41でスプール10の回転方向が糸繰り
出し方向か否かを判断する。この判断は、スプールセン
サ41のいずれのリードスイッチが先にパルスを発した
か否かにより判断する。スプール10の回転方向が糸繰
り出し方向と判断するとステップS41からステップS
42に移行する。
【0036】ステップS42では、スプールセンサ41
の所定パルス毎に減少するスプールカウンタ42の値か
ら記憶部45に記憶されたデータを読み出し、繰り出さ
れた糸長を算出しさらに糸長から水深LXを算出する。
この得られた水深LXがステップS2の表示処理で表示
される。このときの表示部5の画面例を図6に示す。こ
の釣りモードの各動作モード処理では、表示部5に仕掛
けの水深や棚位置やスプール10の速度などの情報が表
示される。また、表示部5の右部に縦に並べられた12
個の四角で表示されたスプール速度は、たとえば、高速
・中速・低速で異なる色で表示されている。
【0037】ステップS43では、得られた水深LXが
棚位置に一致したか、つまり、仕掛けが棚に到達したか
否かを判断する。ステップS44では、他の釣りモード
か否かを判断する。他の釣りモードではない場合には、
各動作モード処理を終わりメインルーチンに戻る。
【0038】水深が棚位置に一致するとステップS43
からステップS45に移行し、仕掛けが棚に到達したこ
とを報知するためにブザー43を鳴らす。他の釣りモー
ドの場合には、ステップS44からステップS46に移
行し、指定された他の釣りモードを実行する。
【0039】スプール10の回転が糸巻取り方向と判断
するとステップS41からステップS49に移行する。
ステップS49では、スプールセンサ41の所定パルス
毎に増加するスプールカウンタ42の値から記憶部45
に記憶されたデータを読み出し、繰り出された糸長を算
出しさらに糸長から水深LXを算出する。この得られた
水深LXもステップS2の表示処理で表示される。
【0040】ステップS50では、水深が船縁停止位置
に一致したか否かを判断する。船縁停止位置まで巻き取
っていない場合にはメインルーチンに戻る。船縁停止位
置に到達するとステップS50からステップS51に移
行する。ステップS51では、仕掛けが船縁にあること
を報知するためにブザー43を鳴らす。ステップS44
では、モータ12をオフする。これにより魚が釣れたと
きに取り込みやすい位置に魚が配置される。この船縁停
止位置は、たとえば水深6m以内で所定時間以上スプー
ル10が停止しているとセットされる。
【0041】ここでは、通信モードのときには、ジョイ
スティック13の操作により魚群探知機52やGPS5
3から獲得された釣り情報を電源ケーブル56を介して
表示部5に表示させることができる。また、釣りモード
のときには、表示部5にリールに設けられた検出手段か
らの情報により仕掛けの水深や棚位置やスプールの速度
などを情報を表示できる。このように、電源ケーブル5
6により釣り船に搭載された情報収集装置との通信を可
能にして収集された釣り情報を表示手段に表示可能にし
たので、電動リールERに設けられたスプールセンサ4
1などの検出手段に基づく情報以外の情報収集装置から
の釣り情報を迅速に得ることができる。また、有線で情
報を伝達する場合に、甲板上に配線が錯綜せずに容易に
釣り情報を得ることができる。
【0042】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、電源ケーブル56を介して
電動リールER側からも情報を伝送する双方向の情報伝
送を行ったが、情報収集装置側からの釣り情報を一方向
に伝送するようにしてもよい。
【0043】(b) 前記実施形態では、カラーTFT
方式のLCDを表示部5に使用したが、モノクロLCD
を使用してもよい。 (c) 前記実施形態では、釣り船の情報収集手段とし
て魚群探知機やGPSを示したが、たとえば、釣り船が
インターネット情報を収集できる機能を有している場合
には、得られたインターネット情報を表示できるように
してもよい。たとえば、潮位、気象情報などの釣り情報
をインターネットで収集し、それらを表示するようにし
てもよい。また、釣り船が海底などの地形情報や水温や
潮流の方向などを収集できる場合には、得られた地形情
報や水温や潮流の方向などを表示するようにしてもよ
い。
【0044】(d) 前記実施形態では、魚群探知機5
2からの釣り情報とGPS53からの釣り情報とを表示
部5に選択的に表示するようにしたが、2つの情報を表
示部5に一画面で表示するようにしてもよい。
【0045】(e) 仕掛けに音波反射部材を装着し、
仕掛けの位置を通信モード時に画面上に表示できるよう
にしてもよい。 (f) 前記実施形態では、電動リールを例に説明した
が、手巻きのリールに電源ケーブルを接続して釣り情報
を表示するようにしてもよい。また、釣り用リールとは
別に表示手段を設け、それを釣り用リールの近傍に配置
し、その表示手段に電源ケーブルを接続して釣り情報を
表示するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、電源ケーブルから供給
される電力に釣り情報を重畳して釣り用リールに伝送し
ているので、電源ケーブル以外に余分な配線が不要にな
る。このため、釣り船で収集された釣り情報を配線の錯
綜を招くことなく釣り人に伝送できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電動リールの斜視
図。
【図2】電動リールの制御ブロック図。
【図3】通信モード時の表示画面の一例を示す図。
【図4】メインルーチンの処理の内容を示すフローチャ
ート。
【図5】キー入力処理の内容を示すフローチャート。
【図6】釣りモード時の表示画面の一例を示す図。
【図7】各動動作モード処理の内容を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 リール本体 4 水深表示装置 5 表示部 10 スプール 30 主制御部 50,54 通信制御部 51,55 情報重畳取出部 51 固定バンド 52 魚群探知機 53 GPS 56 電源ケーブル 57 電源 60 釣り情報伝送システム ER 電動リール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1又は複数の釣り情報を収集可能な釣り船
    から前記釣り船で釣り用リールを用いて釣りを行う釣り
    人に前記釣り情報を伝送するための釣り情報伝送システ
    ムで あって、前記釣り用リールに電力を供給するための電源
    と前記釣り用リールとを電気的に接続して前記釣り用リ
    ールに前記電源の電力を供給する電源ケーブルと、 前記電源ケーブルの前記電源側に接続され、前記釣り情
    報を前記電源ケーブルから前記釣り用リールに供給され
    る電力に重畳するための情報重畳手段と、 前記電源ケーブルの前記釣り用リール側又は前記釣り用
    リールに設けられ、前記電力に重畳された前記釣り情報
    を取り出す情報取出手段と、 前記釣り用リール又は前記釣り用リールの近傍に設けら
    れ各種の情報を表示可能な表示手段と、 前記情報取出手段で取り出された釣り情報を前記表示手
    段に表示させる情報表示手段と、を備えた釣り情報伝送
    システム。
  2. 【請求項2】前記情報表示手段は、前記複数の釣り情報
    のいずれかを選択する選択手段を有する、請求項1に記
    載の釣り情報伝送システム。
  3. 【請求項3】前記複数の釣り情報は、前記釣り船に搭載
    された魚群探知機から得られる魚の棚位置、魚種、サイ
    ズ、群の状況、及び群の移動方向を示す第1釣り情報
    と、前記釣り船に搭載された全地球測位システムから得
    られる現在位置及び釣り場所を示す第2釣り情報であ
    り、 前記選択手段は、前記第1釣り情報と第2釣り情報との
    いずれかを選択可能である、請求項2に記載の釣り情報
    伝送システム。
  4. 【請求項4】1又は複数の釣り情報を収集可能な情報収
    集手段を有する釣り船で使用され、電源から電源ケーブ
    ルを介して供給され前記釣り情報が重畳された電力で動
    作する電動リールであって、 リール本体と、 前記リール本体に回転自在に装着された糸巻用のスプー
    ルと、 前記電源ケーブルから供給された電力で動作し、前記ス
    プールを回転駆動するモータと、 前記リール本体に装着され、各種の情報を表示可能な表
    示手段と、 前記情報収集手段で収集され前記電力に重畳された前記
    釣り情報を取り出す情報取出手段と、 前記情報獲得手段で獲得された前記1又は複数の釣り情
    報を前記表示手段に表示させる情報表示手段と、を備え
    た電動リール。
  5. 【請求項5】前記情報取出手段は、前記リール本体から
    延出されたケーブルの先端に装着されており、前記電源
    ケーブルを接続可能なコネクタ部を有している、請求項
    4に記載の電動リール。
  6. 【請求項6】前記情報取出手段は、釣り竿に係止可能な
    釣り竿係止部を有している、請求項5に記載の電動リー
    ル。
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