JP2004305067A - 釣り情報表示システム、釣り情報表示装置及び釣り用リール - Google Patents
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Abstract
【課題】釣り情報表示システム、釣り情報表示装置及び釣り用リールにおいて、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を適宜表示できるようにする。
【解決手段】電動リールの第1表示部5はセグメント方式の液晶ディスプレイであり、釣り情報表示装置60の第2表示部63はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである。釣り情報表示装置60は、各種の操作を行う操作キー部62と、各種のデータを記憶する記憶部66とを有している。電動リールの第1表示部5には、リールに関する情報の一部分の情報である水深情報を表示可能である。釣り情報表示装置60の第2表示部63には、リールに関する情報の他部分の情報である変速段数表示や文字表示やオプション情報表示等を行う。
【選択図】 図3
【解決手段】電動リールの第1表示部5はセグメント方式の液晶ディスプレイであり、釣り情報表示装置60の第2表示部63はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである。釣り情報表示装置60は、各種の操作を行う操作キー部62と、各種のデータを記憶する記憶部66とを有している。電動リールの第1表示部5には、リールに関する情報の一部分の情報である水深情報を表示可能である。釣り情報表示装置60の第2表示部63には、リールに関する情報の他部分の情報である変速段数表示や文字表示やオプション情報表示等を行う。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣り情報表示システム、釣り情報表示装置及び釣り用リール、特に、リールに関する情報を表示する釣り情報表示システム、釣り情報表示装置及び釣り用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、釣り用リールは、リール本体と、リール本体に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンドルと、リール本体の上部に装着されるカウンタケースと、カウンタケースの上面に設けられ水深表示用の表示部を有する表示装置とを備えている。表示部は、たとえば液晶ディスプレイであり、棚位置や現在の仕掛けの水深等のリールに関する情報を表示することができる。
【0003】
この種の表示装置を有する釣り用リールでは、カウンタケースの表示部にはリールに関する情報が表示される。しかし、近年、リールに関する情報が増加し、表示部に全ての情報を表示することが困難になりつつある。そこで、表示部自身を拡大して配置することが考えられるが、リールの大型化を招くおそれがある
。
【0004】
そこで、リールに関する情報を表示可能な表示部を有する釣り情報表示装置をリールの外部に設けたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。このような釣り用リールでは、表示部をリールの外部に設けリール側には表示部が設けられていないので、リールの大きさを小さく維持することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−142623号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の釣り用リールでは、表示部はリール外部の釣り情報表示装置に設けられており、リール側には表示部が設けられていない。このため、比較的多くの情報を必要としないシンプルな釣りを行うときは、釣り情報表示装置を使用しないでリール単体で釣りを行うが、ここではリール側に表示部が設けられていないので、釣り情報表示装置を取り外すとリールに関する必要最低限の情報を十分に得ることはできない。
【0007】
本発明の課題は、釣り情報表示システム、釣り情報表示装置及び釣り用リールにおいて、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を適宜表示できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る釣り情報表示システムは、リールに関する情報を表示する釣り情報表示システムであって、リールに関する情報の一部分の情報を表示可能な第1表示部を有する釣り用リールと、釣り用リールの外部に設けられリールに関する情報の他部分の情報を表示可能な第2表示部を有する釣り情報表示装置とを備えている。
【0009】
この釣り情報表示システムでは、リール側でリールに関する情報の一部分の情報を表示し、釣り情報表示装置側でリールに関する情報の他部分の情報を表示する。ここでは、たとえばリール側で棚位置や現在の仕掛けの水深等の必要最低限の表示のみを行い、釣り情報表示装置側でヘルプ機能等の付加的な表示を行うことができる。このため、釣り情報表示装置を用いずにリール単独で使用する場合には、必要最低限の表示のみ行えるので、リールに関する情報を適宜表示できる。また、釣り情報表示装置をリールに接続して使用する場合には、釣り情報表示装置側で付加的な表示を行えるので、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を大量表示できる。
【0010】
発明2に係る釣り情報表示システムは、発明1の釣り情報表示システムにおいて、第1表示部はセグメント方式の液晶ディスプレイであり、第2表示部はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである。この場合、必要最低限の表示のみ行う第1表示部をセグメント方式の液晶ディスプレイにすることにより、リールの小型化を図ることができ、付加的な表示を行う第2表示部をドットマトリックス方式の液晶ディスプレイにすることにより、リールに関する情報を大量表示できる。
【0011】
発明3に係る釣り情報表示システムは、発明1又は2の釣り情報表示システムにおいて、釣り情報表示装置は、リールに関する情報を保持可能な記憶部を有している。この場合、釣り情報表示装置にたとえば複数の誘いデータ等の各種のデータを保持する記憶部を設けることにより、リール側の記憶領域を超える付加的な情報を大量に保持することができる。また、釣り情報表示装置をリールに接続して使用するときに必要なデータを釣り情報表示装置側に保持することにより、リール単体で使用するときに不要なデータをリール側に保持する必要がなくなる。
【0012】
発明4に係る釣り情報表示システムは、発明1から3のいずれかの釣り情報表示システムにおいて、釣り情報表示装置は、釣り用リールを操作可能な操作部を有している。この場合、釣り情報表示装置にリール操作用の操作部を設けることにより、リールの操作性が向上する。
発明5に係る釣り情報表示システムは、発明1から4のいずれかの釣り情報表示システムにおいて、釣り用リールはスプールに巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を計測可能な水深計測手段をさらに有しており、リールに関する情報の一部分の情報は水深計測手段で計測された水深情報であり、リールに関する情報の他部分の情報は水深情報以外の付加情報である。この場合、リール側で必要最低限な情報である水深情報を表示し、釣り情報表示装置側で水深情報以外の付加的な情報を表示できる。
【0013】
発明6に係る釣り情報表示装置は、リールに関する情報の一部分の情報を表示可能な釣り用リールの外部に設けられた釣り情報表示装置であって、リールに関する情報の他部分の情報を表示可能な第2表示部を有する。この場合、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を大量表示できる。
発明7に係る釣り情報表示装置は、発明6の釣り情報表示装置において、第2表示部はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである。この場合、付加的な表示を行う第2表示部をドットマトリックス方式の液晶ディスプレイにすることにより、リールに関する情報を大量表示できる。
【0014】
発明8に係る釣り情報表示装置は、発明6又は7の釣り情報表示装置において、リールに関する情報を保持可能な記憶部をさらに有している。この場合、リール側の記憶領域を超える付加的な情報を大量に保持することができる。
発明9に係る釣り情報表示装置は、発明6から8のいずれかの釣り情報表示装置において、釣り用リールを操作可能な操作部をさらに有している。この場合、リールの操作性が向上する。
【0015】
発明10に係る釣り情報表示装置は、発明6から9のいずれかの釣り情報表示装置において、釣り用リールはスプールに巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を計測可能な水深計測手段をさらに有しており、リールに関する情報の一部分の情報は水深計測手段で計測された水深情報であり、リールに関する情報の他部分の情報は水深情報以外の付加情報である。この場合、リール側で必要最低限な情報である水深情報を表示し、釣り情報表示装置側で水深情報以外の付加的な情報を表示できる。
【0016】
発明11に係る釣り用リールは、リールに関する情報の他部分の情報を表示可能な第2表示部を有する釣り情報表示装置が外部に設けられる釣り用リールであって、リールに関する情報の一部分の情報を表示可能な第1表示部を有する。この場合、リールの第1表示部では、水深等の必要最低限のリールに関する情報のみをシンプルに表示できるとともに、リール全体をコンパクトにすることができる。また、釣り情報表示装置の第2表示部では、自動しゃくり動作等の付加的なリールに関する情報を大きな画面に詳細かつ大量に表示できる。ここでは、第1表示部及び第2表示部のそれぞれの効果を同時に実現することができる。
【0017】
発明12に係る釣り用リールは、発明11の釣り用リールにおいて、第1表示部はセグメント方式の液晶ディスプレイである。この場合、必要最低限の表示のみを行う第1表示部をセグメント方式の液晶ディスプレイにすることにより、リールの小型化を図ることができる。
発明13に係る釣り用リールは、発明11又は12の釣り用リールにおいて、スプールに巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を計測可能な水深計測手段をさらに備え、リールに関する情報の一部分の情報は水深計測手段で計測された水深情報であり、リールに関する情報の他部分の情報は水深情報以外の付加情報である。この場合、リール側で必要最低限な情報である水深情報を表示し、釣り情報表示装置側で水深情報以外の付加的な情報を表示できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を採用した電動リールは、図1に示すように、釣竿Rに装着されるリール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、リール本体1の上部に設けられたケース部材4とを備えている。
【0019】
リール本体1は、釣竿Rに装着されるものであり、左右1対の側板7a、7bとそれらを連結する複数の連結部8とからなるフレーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カバー9a、9bとを有している。ハンドル2側の側カバー9bには、ハンドル2の図示しない回転軸が回転自在に支持されている。
リール本体1の内部には、ハンドル2に連結されたスプール10が回転自在に支持されている。スプール10の内部には、スプール10を糸巻き上げ方向に回転駆動するモータ12が配置されている。また、側カバー9bのハンドル2側側面には図示しないクラッチ機構を操作するためのクラッチレバー11が配置されている。後部の連結部8の側板7a側には図示しない外部電源及び別体で設けられた後述する釣り情報表示装置60を接続するためのリールコード19が装着されている。
【0020】
ケース部材4は、図1に示すように、リール本体1の上部に配置されたアルミニウム合金製のケースであり、内部の空間に各種の電気部品が収納されている。ケース部材4の上面には、透明樹脂製の表示窓を介して仕掛けの水深や棚位置を水面からと底からとの2つの基準でリールに関する情報を表示するための液晶ディスプレイからなる第1表示部5と、第1表示部5の周囲に配置された操作キー部6とが設けられている。操作キー部6は、後述する釣り情報表示装置60の第2表示部63の表示制御等の各種の制御を行うスイッチとしても機能する。
【0021】
第1表示部5は、図2に示すように、セグメント方式の液晶ディスプレイであり、中央に配置された4桁の7セグメント表示の水深表示領域5aと、その下方に配置された3桁の底水深表示領域5bとを有している。第1表示部5には、リールに関する情報の一部分の情報である水深情報が表示される。この水深情報は、後述するリール制御部30(図3参照)の演算により算出され、スプール10に巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を表す情報である。
【0022】
操作キー部6は、第1表示部5の図2右側に上下に並べて配置された変速キーSK及びモータキーPWと、図2左側に上下に並べて配置された底メモキーSM及びモードキーMDとを有している。
モータキーPWは、モータ12をオン、オフするとともに、オン時間によりモータ12を増速するためのトグルスイッチである。
【0023】
変速キーSKは、駆動されたモータ12を増減速するためのキーであり、上下の2つのスイッチ(上スイッチSK1及び下スイッチSK2)と中立位置とを有するシーソー型のスイッチである。上スイッチSK1を押すと増速し、下スイッチSK2を押すと減速する。また、モータ12を駆動していないときに上スイッチSK1を所定時間以上押すと表示モードを「上から」と「底から」との間で切り換えできる。また、下スイッチSK2を所定時間以上押すと糸送りモード(繰り出し時にクラッチを切った状態でモータ12を駆動させて糸送り速度を速くするモード)をオン、オフできる。
【0024】
底メモキーSMは、仕掛けが底に到達したときに押されるスイッチであり、そのときの水深が底として設定される。この底メモキーSMを所定時間以上押すと、釣り糸が切れたときになどに水深表示の0点を新たな位置にセットできる。
モードキーMDは、5種の糸巻モードを設定するためのスイッチであり、たとえばこれを1回押すと学習モードに設定され、2回連続して押すと指定モード、3回連続して押すと下巻モード、4回連続して押すと修正モード、5回連続して押すと入力モードにそれぞれ糸巻モードが設定される。
【0025】
操作キー部6は、後述する釣り情報表示装置60の第2表示部63の表示制御等を行うことも可能である。たとえば操作キー部6を操作することにより、第2表示部63に表示されるメニュー等を選択できる。
ケース部材4の内部には、図3に示すように、水深表示制御やモータ駆動制御等を行うCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェイス等を含むマイクロコンピュータからなるリール制御部30を有している。リール制御部30には、操作キー部6の各種キー、スプール10の回転位置及び方向を検出するためのスプールセンサ41、スプールセンサ41からの所定パルス毎に値が変化するスプールカウンタ42が接続されている。また、リール制御部30には、各種の警報を出力するためのブザー43、各種の表示を行うための第1表示部5、各種のデータを記憶する記憶部45、モータ12をPWM駆動するFETを含むPWM駆動回路44、及び他の入出力部が接続されている。さらに、リール制御部30には、リールに関する情報を外部に送信したり、釣り情報表示装置60からのリールに関する情報を受信するための情報通信部50が接続されている。
【0026】
情報通信部50は、図1及び図3に示すように、リールコード19を介した有線通信によって、釣り情報表示装置60に設けられた情報通信部51に接続されている。
釣り情報表示装置60は、図1に示すように、本体部材64と、本体部材64に装着され各種の情報を表示可能な第2表示部63と、第2表示部63の周囲に配置され各種の操作を行う操作キー部62と、本体部材64の内部に配置され各種のデータを記憶する記憶部66とを有している。
【0027】
本体部材64は、図1に示すように、各種の電気部品が収納される金属製の第1部材64bと、第2表示部63が設けられる合成樹脂製の第2部材64aとを有している。
釣り情報表示装置60の内部には、図3に示すように、表示制御等を行うCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェイス等を含むマイクロコンピュータからなる情報表示制御部61を有している。情報表示制御部61には、情報通信部51、操作キー部62の各種キー、各種の表示を行うための第2表示部63、各種のデータを記憶する記憶部66が接続されている。記憶部66には、たとえば複数の誘いデータ等の各種のデータが保持され、これらのデータを元に釣人が釣り情報表示装置60の操作キー部62を操作することにより、情報通信部51、情報通信部50、リール制御部30を介してリールの制御である棚停止機能、誘い機能や自動しゃくり機能等の制御を行うことができる。
【0028】
情報通信部51は、図3に示すように、リールに設けられた情報通信部50と有線通信可能である。リールと釣り情報表示装置60とは、ソケット式のリールコード19により連結され電力及び情報を送受信できる。また、釣り情報表示装置60と図示しない外部電源とは、鰐口式のコードにより連結され、これにより電力が供給されている。
【0029】
操作キー部62は、第2表示部63の表示制御等の各種の制御を行うスイッチである。操作キー部62は、釣り情報表示装置60側の制御だけでなく、リール側の制御を行うことができる。たとえば操作キー部62の操作により、棚停止等の制御を行ったり、モータ12の回転制御等を行うことができる。
第2表示部63は、図7及び図8に示すように、ドットマトリックス方式の液晶ディスプレイであって、たとえばカラーTFT方式の液晶ディスプレイである。第2表示部63は、第1表示部5で表示可能な水深情報と、第1表示部5で表示可能な水深情報以外のリールに関する情報の他部分の情報との両方の情報が表示可能である。第2表示部63は、図7に示す釣りモードと、図8に示す情報モードとの複数パターンの表示が可能である。
【0030】
第2表示部63は、釣りモードのときは、図7に示すように、中央に配置された4桁のドット数字表示の水深表示領域63aと、その下方に配置されたドット数字表示の底水深表示領域63bと、水深表示領域63aの右側に配置された変速段数表示領域63cとを有している。また、第2表示部63には、「底から」、「学習」、「指定」、「下巻」、「修正」、「入力」、「糸送止」、「0セット」の8つの文字を切り換えてドット表示可能である。「底から」の文字は、水深表示モードが底からモードの時に表示される。底からモードとは、仕掛けの水深を底基準で表示するモードである。なお、通常は、仕掛けの水深は水面基準(上からモード)で表示される。また、「学習」から「入力」までの文字は、糸巻モードの種類を示しており、いずれかが択一的に選択されると選択された糸巻モードの文字が表示される。
【0031】
また、第2表示部63は、情報モードのときは、図8に示すように、ヘルプ表示や、誘いデータに関する設定や、各種の設定を行うためのオプション情報が表示可能である。このオプション情報表示画面では、水深情報以外の付加的な情報を表示したり、各種の設定を行うことができる。
次に、リール制御部30によって行われるリールの主な制御処理を図4以降に示す制御フローチャートに従って説明する。
【0032】
電動リールに外部電源が接続されると、図4に示すステップS1において初期設定が行われる。ここでは、各種のフラグをリセットしたり、表示モードを釣りモードに設定する等の処理を実行する。
ステップS2では、第1表示部5及び第2表示部63に対する表示処理を行う。ここでは、第2表示部63において表示モードが釣りモードのときには、図7に示すように、算出された水深表示や速度表示を行う。また、第2表示部63において通信モードのときには、図8に示すように、オプション情報表示画面を表示する。
【0033】
ステップS3では、操作キー部6の各種キーの操作によるキー入力の割り込みがなされたか否かを判断する。ステップS3においてキー入力がなされると、ステップS6に移行し、キー入力処理を行う。
ステップS4では、スプール10が回転したか否かを判断する。この判断は、スプールセンサ41の出力により判断する。スプール10が回転していると判断すれば、ステップS4からステップS7に移行する。ステップS7では、通信モードであるか否かの判断を行い、通信モードのときにはステップS8に移行して、表示モードを通信モードから釣りモードに切り換える。通信モードではないとき、及びステップS8の処理が終了すると、ステップS9の各動作モード処理に移行する。
【0034】
ステップS5では、その他の指令がなされたか否かを判断する。その他の指令がなされるとステップS5からステップS10に移行し、指令に応じたその他の処理を行う。
ステップS6のキー入力処理では、図5のステップS11でモードキーMDが操作されたか否かを判断する。ステップS12では、変速キーSK又はモータキーPWが操作されたか否かを判断する。ステップS13では他のキーが操作されたか否かを判断する。
【0035】
モードキーMDが操作されたと判断するとステップS11からステップS15に移行し、表示モードが釣りモードか否かを判断する。釣りモードのときにはステップS16に移行し、表示モードを通信モードに切り換える。通信モードのときにはステップS17に移行し表示モードを釣りモードに切り換える。表示モードが通信モードに切り換えられると、情報通信部50を制御して釣り情報表示装置60との通信が可能になる。
【0036】
変速キーSK又はモータキーPWが操作されるとステップS12からステップS18に移行する。ステップS18では、表示モードが釣りモードか否かを判断する。釣りモードと判断するとステップS19に移行し、変速キーSK又はモータキーPWの操作されたキーに応じたモータ制御処理を行う。たとえば、モータキーPWが押圧操作されるとモータ12をオン、オフする。変速キーSKにおいては、上スイッチSK1を押圧操作されると増速処理し、下スイッチSK2が押圧操作されると減速処理する。
【0037】
通信モードのときには、ステップS20に移行し、カーソルの移動によりメニューを制御するメニュー制御処理を実行する。
ステップS20のメニュー制御処理では、上スイッチSK1又は下スイッチSK2により第1表示部5上でカーソルの移動を行い、中央のスイッチの押圧によりメニューの選択を行う。たとえば、上スイッチSK1又は下スイッチSK2を押すと、カーソルがメニューの項目を上下に移動して中央のスイッチの押圧操作によりメニューが選択され、情報通信部50から情報が受信され、次の処理に移る。そして、上スイッチSK1又は下スイッチSK2によりカーソルを上下に移動していくつかの選択処理を行うと、さらに詳細なオプション情報表示画面を表示可能になる。
【0038】
ステップS9の各動作モード処理では、図6のステップS41でスプール10の回転方向が糸繰り出し方向か否かを判断する。この判断は、スプールセンサ41のいずれのリードスイッチが先にパルスを発したか否かにより判断する。スプール10の回転方向が糸繰り出し方向と判断するとステップS41からステップS42に移行する。
【0039】
ステップS42では、スプールセンサ41の所定パルス毎に減少するスプールカウンタ42の値から記憶部45に記憶されたデータを読み出し、繰り出された糸長を算出しさらに糸長から水深LXを算出する。この得られた水深LXがステップS2の表示処理で表示される。このときの第1表示部5の画面例を図2に、第2表示部63の画面例を図7に示す。この釣りモードの各動作モード処理では、第1表示部5及び第2表示部63に仕掛けの水深や棚位置やスプール10の速度などの情報が表示される。
【0040】
ステップS43では、得られた水深LXが棚位置に一致したか、つまり、仕掛けが棚に到達したか否かを判断する。ステップS44では、他の釣りモードか否かを判断する。他の釣りモードではない場合には、各動作モード処理を終わりメインルーチンに戻る。
水深が棚位置に一致するとステップS43からステップS45に移行し、仕掛けが棚に到達したことを報知するためにブザー43を鳴らす。他の釣りモードの場合には、ステップS44からステップS46に移行し、指定された他の釣りモードを実行する。
【0041】
スプール10の回転が糸巻き取り方向と判断するとステップS41からステップS49に移行する。ステップS49では、スプールセンサ41の所定パルス毎に増加するスプールカウンタ42の値から記憶部45に記憶されたデータを読み出し、繰り出された糸長を算出しさらに糸長から水深LXを算出する。この得られた水深LXもステップS2の表示処理で表示される。
【0042】
ステップS50では、水深が船縁停止位置に一致したか否かを判断する。船縁停止位置まで巻き取っていない場合にはメインルーチンに戻る。
船縁停止位置に到達するとステップS50からステップS51に移行する。ステップS51では、仕掛けが船縁にあることを報知するためにブザー43を鳴らす。ステップS44では、モータ12をオフする。これにより魚が釣れたときに取り込みやすい位置に魚が配置される。この船縁停止位置は、たとえば水深6m以内で所定時間以上スプール10が停止しているとセットされる。
【0043】
この電動リールでは、リール側で水深情報を表示し、釣り情報表示装置60側で変速段数表示や文字表示やオプション情報表示等を行う。ここでは、リール側で必要最低限の水深表示のみを行い、釣り情報表示装置60側でオプション情報表示等の付加的な表示を行うことができる。このため、釣り情報表示装置60を用いずにリール単独で使用する場合には、必要最低限の水深表示を行えるので、リールに関する情報を適宜表示できる。また、釣り情報表示装置60をリールに接続して使用する場合には、釣り情報表示装置60側でオプション情報表示等の付加的な表示を行えるので、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を大量表示することができる。
【0044】
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、釣り用リールとして電動リールを例に説明したが、これに限定されず、手巻きのカウンタリール等であってもよい。
(b) 図9に示すように、情報通信部51と通信可能な釣り船の情報収集手段として魚群探知機53やGPS54を接続し、これらの情報を付加的な情報として第2表示部63に表示させるようにしてもよい。また、魚群探知機53やGPS54以外に、たとえば、釣り船がインターネット情報を収集できる機能を有している場合には、得られたインターネット情報を表示できるようにしてもよいし、釣り船が海底などの地形情報を収集できる場合には、得られた地形情報を表示するようにしてもよい。
【0045】
(c) 電動リールと釣り情報表示装置60との接続方法は、前記実施形態に限定されず、図10に示すように、釣り情報表示装置60にアンテナ部65を設け電動リールと無線通信するようにしてもよい。無線通信の方法は、BluetoothやWi−Fi等の無線通信技術に限定されず、赤外線通信や他の通信プロトコルを用いてもよい。
【0046】
(d) 前記実施形態では、釣り情報表示装置60は外部電源から給電されていたが、内部電池により給電するようにしてもよい。また、電動リールと釣り情報表示装置60とがリールコード19により接続されていたが、電動リールと外部電源とを直接的に接続してもよい。また、コードのコネクタの形状は、ソケット式及び鰐口式に限定されるものではない。
【0047】
(e) 前記実施形態では、釣り情報表示装置60は、電動リールの外部に離反して設けられていたが、電動リールのケース部材4の前部又は上部に着脱可能に装着できる構成にしてもよい。
(f) 前記実施形態では、電動リールの操作キー部6によって釣り情報表示装置60を制御可能、かつ釣り情報表示装置60の操作キー部62によって電動リールを制御可能であったが、双方向の制御でなくいずれかの方向の制御のみ可能な構成であってもよい。
【0048】
(g) 前記実施形態では、第1表示部5及び第2表示部63に表示されるリールに関する情報はこれらの組み合わせに限定されない。たとえば第1表示部5にリールに関する情報の一部分の情報として変速段数表示や必要最低限の文字表示をしたり、あるいは第2表示部63に水深情報を非表示にしたりしてもよい。
また、オプション情報表示の内容も他の付加的な情報を切り換えて表示できるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、リール側でリールに関する情報の一部分の情報を表示し、釣り情報表示装置側でリールに関する情報の他部分の情報を表示するので、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を適宜表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電動リールの斜視図。
【図2】前記電動リールの平面一部拡大図。
【図3】前記電動リールの制御ブロック図。
【図4】メインルーチンの処理の内容を示すフローチャート。
【図5】キー入力処理の内容を示すフローチャート。
【図6】各動動作モード処理の内容を示すフローチャート。
【図7】釣り情報表示装置の表示画面の一例を示す図。
【図8】前記釣り情報表示装置の別の表示画面の一例を示す図。
【図9】他の実施形態の図3に相当する図。
【図10】他の実施形態の図1に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体
5 第1表示部
6 操作キー部
10 スプール
30 リール制御部
50、51 情報通信部
60 釣り情報表示装置
61 情報表示制御部
62 操作キー部
63 第2表示部
64 本体部材
66 記憶部
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣り情報表示システム、釣り情報表示装置及び釣り用リール、特に、リールに関する情報を表示する釣り情報表示システム、釣り情報表示装置及び釣り用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、釣り用リールは、リール本体と、リール本体に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンドルと、リール本体の上部に装着されるカウンタケースと、カウンタケースの上面に設けられ水深表示用の表示部を有する表示装置とを備えている。表示部は、たとえば液晶ディスプレイであり、棚位置や現在の仕掛けの水深等のリールに関する情報を表示することができる。
【0003】
この種の表示装置を有する釣り用リールでは、カウンタケースの表示部にはリールに関する情報が表示される。しかし、近年、リールに関する情報が増加し、表示部に全ての情報を表示することが困難になりつつある。そこで、表示部自身を拡大して配置することが考えられるが、リールの大型化を招くおそれがある
。
【0004】
そこで、リールに関する情報を表示可能な表示部を有する釣り情報表示装置をリールの外部に設けたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。このような釣り用リールでは、表示部をリールの外部に設けリール側には表示部が設けられていないので、リールの大きさを小さく維持することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−142623号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の釣り用リールでは、表示部はリール外部の釣り情報表示装置に設けられており、リール側には表示部が設けられていない。このため、比較的多くの情報を必要としないシンプルな釣りを行うときは、釣り情報表示装置を使用しないでリール単体で釣りを行うが、ここではリール側に表示部が設けられていないので、釣り情報表示装置を取り外すとリールに関する必要最低限の情報を十分に得ることはできない。
【0007】
本発明の課題は、釣り情報表示システム、釣り情報表示装置及び釣り用リールにおいて、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を適宜表示できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る釣り情報表示システムは、リールに関する情報を表示する釣り情報表示システムであって、リールに関する情報の一部分の情報を表示可能な第1表示部を有する釣り用リールと、釣り用リールの外部に設けられリールに関する情報の他部分の情報を表示可能な第2表示部を有する釣り情報表示装置とを備えている。
【0009】
この釣り情報表示システムでは、リール側でリールに関する情報の一部分の情報を表示し、釣り情報表示装置側でリールに関する情報の他部分の情報を表示する。ここでは、たとえばリール側で棚位置や現在の仕掛けの水深等の必要最低限の表示のみを行い、釣り情報表示装置側でヘルプ機能等の付加的な表示を行うことができる。このため、釣り情報表示装置を用いずにリール単独で使用する場合には、必要最低限の表示のみ行えるので、リールに関する情報を適宜表示できる。また、釣り情報表示装置をリールに接続して使用する場合には、釣り情報表示装置側で付加的な表示を行えるので、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を大量表示できる。
【0010】
発明2に係る釣り情報表示システムは、発明1の釣り情報表示システムにおいて、第1表示部はセグメント方式の液晶ディスプレイであり、第2表示部はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである。この場合、必要最低限の表示のみ行う第1表示部をセグメント方式の液晶ディスプレイにすることにより、リールの小型化を図ることができ、付加的な表示を行う第2表示部をドットマトリックス方式の液晶ディスプレイにすることにより、リールに関する情報を大量表示できる。
【0011】
発明3に係る釣り情報表示システムは、発明1又は2の釣り情報表示システムにおいて、釣り情報表示装置は、リールに関する情報を保持可能な記憶部を有している。この場合、釣り情報表示装置にたとえば複数の誘いデータ等の各種のデータを保持する記憶部を設けることにより、リール側の記憶領域を超える付加的な情報を大量に保持することができる。また、釣り情報表示装置をリールに接続して使用するときに必要なデータを釣り情報表示装置側に保持することにより、リール単体で使用するときに不要なデータをリール側に保持する必要がなくなる。
【0012】
発明4に係る釣り情報表示システムは、発明1から3のいずれかの釣り情報表示システムにおいて、釣り情報表示装置は、釣り用リールを操作可能な操作部を有している。この場合、釣り情報表示装置にリール操作用の操作部を設けることにより、リールの操作性が向上する。
発明5に係る釣り情報表示システムは、発明1から4のいずれかの釣り情報表示システムにおいて、釣り用リールはスプールに巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を計測可能な水深計測手段をさらに有しており、リールに関する情報の一部分の情報は水深計測手段で計測された水深情報であり、リールに関する情報の他部分の情報は水深情報以外の付加情報である。この場合、リール側で必要最低限な情報である水深情報を表示し、釣り情報表示装置側で水深情報以外の付加的な情報を表示できる。
【0013】
発明6に係る釣り情報表示装置は、リールに関する情報の一部分の情報を表示可能な釣り用リールの外部に設けられた釣り情報表示装置であって、リールに関する情報の他部分の情報を表示可能な第2表示部を有する。この場合、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を大量表示できる。
発明7に係る釣り情報表示装置は、発明6の釣り情報表示装置において、第2表示部はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである。この場合、付加的な表示を行う第2表示部をドットマトリックス方式の液晶ディスプレイにすることにより、リールに関する情報を大量表示できる。
【0014】
発明8に係る釣り情報表示装置は、発明6又は7の釣り情報表示装置において、リールに関する情報を保持可能な記憶部をさらに有している。この場合、リール側の記憶領域を超える付加的な情報を大量に保持することができる。
発明9に係る釣り情報表示装置は、発明6から8のいずれかの釣り情報表示装置において、釣り用リールを操作可能な操作部をさらに有している。この場合、リールの操作性が向上する。
【0015】
発明10に係る釣り情報表示装置は、発明6から9のいずれかの釣り情報表示装置において、釣り用リールはスプールに巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を計測可能な水深計測手段をさらに有しており、リールに関する情報の一部分の情報は水深計測手段で計測された水深情報であり、リールに関する情報の他部分の情報は水深情報以外の付加情報である。この場合、リール側で必要最低限な情報である水深情報を表示し、釣り情報表示装置側で水深情報以外の付加的な情報を表示できる。
【0016】
発明11に係る釣り用リールは、リールに関する情報の他部分の情報を表示可能な第2表示部を有する釣り情報表示装置が外部に設けられる釣り用リールであって、リールに関する情報の一部分の情報を表示可能な第1表示部を有する。この場合、リールの第1表示部では、水深等の必要最低限のリールに関する情報のみをシンプルに表示できるとともに、リール全体をコンパクトにすることができる。また、釣り情報表示装置の第2表示部では、自動しゃくり動作等の付加的なリールに関する情報を大きな画面に詳細かつ大量に表示できる。ここでは、第1表示部及び第2表示部のそれぞれの効果を同時に実現することができる。
【0017】
発明12に係る釣り用リールは、発明11の釣り用リールにおいて、第1表示部はセグメント方式の液晶ディスプレイである。この場合、必要最低限の表示のみを行う第1表示部をセグメント方式の液晶ディスプレイにすることにより、リールの小型化を図ることができる。
発明13に係る釣り用リールは、発明11又は12の釣り用リールにおいて、スプールに巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を計測可能な水深計測手段をさらに備え、リールに関する情報の一部分の情報は水深計測手段で計測された水深情報であり、リールに関する情報の他部分の情報は水深情報以外の付加情報である。この場合、リール側で必要最低限な情報である水深情報を表示し、釣り情報表示装置側で水深情報以外の付加的な情報を表示できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を採用した電動リールは、図1に示すように、釣竿Rに装着されるリール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、リール本体1の上部に設けられたケース部材4とを備えている。
【0019】
リール本体1は、釣竿Rに装着されるものであり、左右1対の側板7a、7bとそれらを連結する複数の連結部8とからなるフレーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カバー9a、9bとを有している。ハンドル2側の側カバー9bには、ハンドル2の図示しない回転軸が回転自在に支持されている。
リール本体1の内部には、ハンドル2に連結されたスプール10が回転自在に支持されている。スプール10の内部には、スプール10を糸巻き上げ方向に回転駆動するモータ12が配置されている。また、側カバー9bのハンドル2側側面には図示しないクラッチ機構を操作するためのクラッチレバー11が配置されている。後部の連結部8の側板7a側には図示しない外部電源及び別体で設けられた後述する釣り情報表示装置60を接続するためのリールコード19が装着されている。
【0020】
ケース部材4は、図1に示すように、リール本体1の上部に配置されたアルミニウム合金製のケースであり、内部の空間に各種の電気部品が収納されている。ケース部材4の上面には、透明樹脂製の表示窓を介して仕掛けの水深や棚位置を水面からと底からとの2つの基準でリールに関する情報を表示するための液晶ディスプレイからなる第1表示部5と、第1表示部5の周囲に配置された操作キー部6とが設けられている。操作キー部6は、後述する釣り情報表示装置60の第2表示部63の表示制御等の各種の制御を行うスイッチとしても機能する。
【0021】
第1表示部5は、図2に示すように、セグメント方式の液晶ディスプレイであり、中央に配置された4桁の7セグメント表示の水深表示領域5aと、その下方に配置された3桁の底水深表示領域5bとを有している。第1表示部5には、リールに関する情報の一部分の情報である水深情報が表示される。この水深情報は、後述するリール制御部30(図3参照)の演算により算出され、スプール10に巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を表す情報である。
【0022】
操作キー部6は、第1表示部5の図2右側に上下に並べて配置された変速キーSK及びモータキーPWと、図2左側に上下に並べて配置された底メモキーSM及びモードキーMDとを有している。
モータキーPWは、モータ12をオン、オフするとともに、オン時間によりモータ12を増速するためのトグルスイッチである。
【0023】
変速キーSKは、駆動されたモータ12を増減速するためのキーであり、上下の2つのスイッチ(上スイッチSK1及び下スイッチSK2)と中立位置とを有するシーソー型のスイッチである。上スイッチSK1を押すと増速し、下スイッチSK2を押すと減速する。また、モータ12を駆動していないときに上スイッチSK1を所定時間以上押すと表示モードを「上から」と「底から」との間で切り換えできる。また、下スイッチSK2を所定時間以上押すと糸送りモード(繰り出し時にクラッチを切った状態でモータ12を駆動させて糸送り速度を速くするモード)をオン、オフできる。
【0024】
底メモキーSMは、仕掛けが底に到達したときに押されるスイッチであり、そのときの水深が底として設定される。この底メモキーSMを所定時間以上押すと、釣り糸が切れたときになどに水深表示の0点を新たな位置にセットできる。
モードキーMDは、5種の糸巻モードを設定するためのスイッチであり、たとえばこれを1回押すと学習モードに設定され、2回連続して押すと指定モード、3回連続して押すと下巻モード、4回連続して押すと修正モード、5回連続して押すと入力モードにそれぞれ糸巻モードが設定される。
【0025】
操作キー部6は、後述する釣り情報表示装置60の第2表示部63の表示制御等を行うことも可能である。たとえば操作キー部6を操作することにより、第2表示部63に表示されるメニュー等を選択できる。
ケース部材4の内部には、図3に示すように、水深表示制御やモータ駆動制御等を行うCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェイス等を含むマイクロコンピュータからなるリール制御部30を有している。リール制御部30には、操作キー部6の各種キー、スプール10の回転位置及び方向を検出するためのスプールセンサ41、スプールセンサ41からの所定パルス毎に値が変化するスプールカウンタ42が接続されている。また、リール制御部30には、各種の警報を出力するためのブザー43、各種の表示を行うための第1表示部5、各種のデータを記憶する記憶部45、モータ12をPWM駆動するFETを含むPWM駆動回路44、及び他の入出力部が接続されている。さらに、リール制御部30には、リールに関する情報を外部に送信したり、釣り情報表示装置60からのリールに関する情報を受信するための情報通信部50が接続されている。
【0026】
情報通信部50は、図1及び図3に示すように、リールコード19を介した有線通信によって、釣り情報表示装置60に設けられた情報通信部51に接続されている。
釣り情報表示装置60は、図1に示すように、本体部材64と、本体部材64に装着され各種の情報を表示可能な第2表示部63と、第2表示部63の周囲に配置され各種の操作を行う操作キー部62と、本体部材64の内部に配置され各種のデータを記憶する記憶部66とを有している。
【0027】
本体部材64は、図1に示すように、各種の電気部品が収納される金属製の第1部材64bと、第2表示部63が設けられる合成樹脂製の第2部材64aとを有している。
釣り情報表示装置60の内部には、図3に示すように、表示制御等を行うCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェイス等を含むマイクロコンピュータからなる情報表示制御部61を有している。情報表示制御部61には、情報通信部51、操作キー部62の各種キー、各種の表示を行うための第2表示部63、各種のデータを記憶する記憶部66が接続されている。記憶部66には、たとえば複数の誘いデータ等の各種のデータが保持され、これらのデータを元に釣人が釣り情報表示装置60の操作キー部62を操作することにより、情報通信部51、情報通信部50、リール制御部30を介してリールの制御である棚停止機能、誘い機能や自動しゃくり機能等の制御を行うことができる。
【0028】
情報通信部51は、図3に示すように、リールに設けられた情報通信部50と有線通信可能である。リールと釣り情報表示装置60とは、ソケット式のリールコード19により連結され電力及び情報を送受信できる。また、釣り情報表示装置60と図示しない外部電源とは、鰐口式のコードにより連結され、これにより電力が供給されている。
【0029】
操作キー部62は、第2表示部63の表示制御等の各種の制御を行うスイッチである。操作キー部62は、釣り情報表示装置60側の制御だけでなく、リール側の制御を行うことができる。たとえば操作キー部62の操作により、棚停止等の制御を行ったり、モータ12の回転制御等を行うことができる。
第2表示部63は、図7及び図8に示すように、ドットマトリックス方式の液晶ディスプレイであって、たとえばカラーTFT方式の液晶ディスプレイである。第2表示部63は、第1表示部5で表示可能な水深情報と、第1表示部5で表示可能な水深情報以外のリールに関する情報の他部分の情報との両方の情報が表示可能である。第2表示部63は、図7に示す釣りモードと、図8に示す情報モードとの複数パターンの表示が可能である。
【0030】
第2表示部63は、釣りモードのときは、図7に示すように、中央に配置された4桁のドット数字表示の水深表示領域63aと、その下方に配置されたドット数字表示の底水深表示領域63bと、水深表示領域63aの右側に配置された変速段数表示領域63cとを有している。また、第2表示部63には、「底から」、「学習」、「指定」、「下巻」、「修正」、「入力」、「糸送止」、「0セット」の8つの文字を切り換えてドット表示可能である。「底から」の文字は、水深表示モードが底からモードの時に表示される。底からモードとは、仕掛けの水深を底基準で表示するモードである。なお、通常は、仕掛けの水深は水面基準(上からモード)で表示される。また、「学習」から「入力」までの文字は、糸巻モードの種類を示しており、いずれかが択一的に選択されると選択された糸巻モードの文字が表示される。
【0031】
また、第2表示部63は、情報モードのときは、図8に示すように、ヘルプ表示や、誘いデータに関する設定や、各種の設定を行うためのオプション情報が表示可能である。このオプション情報表示画面では、水深情報以外の付加的な情報を表示したり、各種の設定を行うことができる。
次に、リール制御部30によって行われるリールの主な制御処理を図4以降に示す制御フローチャートに従って説明する。
【0032】
電動リールに外部電源が接続されると、図4に示すステップS1において初期設定が行われる。ここでは、各種のフラグをリセットしたり、表示モードを釣りモードに設定する等の処理を実行する。
ステップS2では、第1表示部5及び第2表示部63に対する表示処理を行う。ここでは、第2表示部63において表示モードが釣りモードのときには、図7に示すように、算出された水深表示や速度表示を行う。また、第2表示部63において通信モードのときには、図8に示すように、オプション情報表示画面を表示する。
【0033】
ステップS3では、操作キー部6の各種キーの操作によるキー入力の割り込みがなされたか否かを判断する。ステップS3においてキー入力がなされると、ステップS6に移行し、キー入力処理を行う。
ステップS4では、スプール10が回転したか否かを判断する。この判断は、スプールセンサ41の出力により判断する。スプール10が回転していると判断すれば、ステップS4からステップS7に移行する。ステップS7では、通信モードであるか否かの判断を行い、通信モードのときにはステップS8に移行して、表示モードを通信モードから釣りモードに切り換える。通信モードではないとき、及びステップS8の処理が終了すると、ステップS9の各動作モード処理に移行する。
【0034】
ステップS5では、その他の指令がなされたか否かを判断する。その他の指令がなされるとステップS5からステップS10に移行し、指令に応じたその他の処理を行う。
ステップS6のキー入力処理では、図5のステップS11でモードキーMDが操作されたか否かを判断する。ステップS12では、変速キーSK又はモータキーPWが操作されたか否かを判断する。ステップS13では他のキーが操作されたか否かを判断する。
【0035】
モードキーMDが操作されたと判断するとステップS11からステップS15に移行し、表示モードが釣りモードか否かを判断する。釣りモードのときにはステップS16に移行し、表示モードを通信モードに切り換える。通信モードのときにはステップS17に移行し表示モードを釣りモードに切り換える。表示モードが通信モードに切り換えられると、情報通信部50を制御して釣り情報表示装置60との通信が可能になる。
【0036】
変速キーSK又はモータキーPWが操作されるとステップS12からステップS18に移行する。ステップS18では、表示モードが釣りモードか否かを判断する。釣りモードと判断するとステップS19に移行し、変速キーSK又はモータキーPWの操作されたキーに応じたモータ制御処理を行う。たとえば、モータキーPWが押圧操作されるとモータ12をオン、オフする。変速キーSKにおいては、上スイッチSK1を押圧操作されると増速処理し、下スイッチSK2が押圧操作されると減速処理する。
【0037】
通信モードのときには、ステップS20に移行し、カーソルの移動によりメニューを制御するメニュー制御処理を実行する。
ステップS20のメニュー制御処理では、上スイッチSK1又は下スイッチSK2により第1表示部5上でカーソルの移動を行い、中央のスイッチの押圧によりメニューの選択を行う。たとえば、上スイッチSK1又は下スイッチSK2を押すと、カーソルがメニューの項目を上下に移動して中央のスイッチの押圧操作によりメニューが選択され、情報通信部50から情報が受信され、次の処理に移る。そして、上スイッチSK1又は下スイッチSK2によりカーソルを上下に移動していくつかの選択処理を行うと、さらに詳細なオプション情報表示画面を表示可能になる。
【0038】
ステップS9の各動作モード処理では、図6のステップS41でスプール10の回転方向が糸繰り出し方向か否かを判断する。この判断は、スプールセンサ41のいずれのリードスイッチが先にパルスを発したか否かにより判断する。スプール10の回転方向が糸繰り出し方向と判断するとステップS41からステップS42に移行する。
【0039】
ステップS42では、スプールセンサ41の所定パルス毎に減少するスプールカウンタ42の値から記憶部45に記憶されたデータを読み出し、繰り出された糸長を算出しさらに糸長から水深LXを算出する。この得られた水深LXがステップS2の表示処理で表示される。このときの第1表示部5の画面例を図2に、第2表示部63の画面例を図7に示す。この釣りモードの各動作モード処理では、第1表示部5及び第2表示部63に仕掛けの水深や棚位置やスプール10の速度などの情報が表示される。
【0040】
ステップS43では、得られた水深LXが棚位置に一致したか、つまり、仕掛けが棚に到達したか否かを判断する。ステップS44では、他の釣りモードか否かを判断する。他の釣りモードではない場合には、各動作モード処理を終わりメインルーチンに戻る。
水深が棚位置に一致するとステップS43からステップS45に移行し、仕掛けが棚に到達したことを報知するためにブザー43を鳴らす。他の釣りモードの場合には、ステップS44からステップS46に移行し、指定された他の釣りモードを実行する。
【0041】
スプール10の回転が糸巻き取り方向と判断するとステップS41からステップS49に移行する。ステップS49では、スプールセンサ41の所定パルス毎に増加するスプールカウンタ42の値から記憶部45に記憶されたデータを読み出し、繰り出された糸長を算出しさらに糸長から水深LXを算出する。この得られた水深LXもステップS2の表示処理で表示される。
【0042】
ステップS50では、水深が船縁停止位置に一致したか否かを判断する。船縁停止位置まで巻き取っていない場合にはメインルーチンに戻る。
船縁停止位置に到達するとステップS50からステップS51に移行する。ステップS51では、仕掛けが船縁にあることを報知するためにブザー43を鳴らす。ステップS44では、モータ12をオフする。これにより魚が釣れたときに取り込みやすい位置に魚が配置される。この船縁停止位置は、たとえば水深6m以内で所定時間以上スプール10が停止しているとセットされる。
【0043】
この電動リールでは、リール側で水深情報を表示し、釣り情報表示装置60側で変速段数表示や文字表示やオプション情報表示等を行う。ここでは、リール側で必要最低限の水深表示のみを行い、釣り情報表示装置60側でオプション情報表示等の付加的な表示を行うことができる。このため、釣り情報表示装置60を用いずにリール単独で使用する場合には、必要最低限の水深表示を行えるので、リールに関する情報を適宜表示できる。また、釣り情報表示装置60をリールに接続して使用する場合には、釣り情報表示装置60側でオプション情報表示等の付加的な表示を行えるので、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を大量表示することができる。
【0044】
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、釣り用リールとして電動リールを例に説明したが、これに限定されず、手巻きのカウンタリール等であってもよい。
(b) 図9に示すように、情報通信部51と通信可能な釣り船の情報収集手段として魚群探知機53やGPS54を接続し、これらの情報を付加的な情報として第2表示部63に表示させるようにしてもよい。また、魚群探知機53やGPS54以外に、たとえば、釣り船がインターネット情報を収集できる機能を有している場合には、得られたインターネット情報を表示できるようにしてもよいし、釣り船が海底などの地形情報を収集できる場合には、得られた地形情報を表示するようにしてもよい。
【0045】
(c) 電動リールと釣り情報表示装置60との接続方法は、前記実施形態に限定されず、図10に示すように、釣り情報表示装置60にアンテナ部65を設け電動リールと無線通信するようにしてもよい。無線通信の方法は、BluetoothやWi−Fi等の無線通信技術に限定されず、赤外線通信や他の通信プロトコルを用いてもよい。
【0046】
(d) 前記実施形態では、釣り情報表示装置60は外部電源から給電されていたが、内部電池により給電するようにしてもよい。また、電動リールと釣り情報表示装置60とがリールコード19により接続されていたが、電動リールと外部電源とを直接的に接続してもよい。また、コードのコネクタの形状は、ソケット式及び鰐口式に限定されるものではない。
【0047】
(e) 前記実施形態では、釣り情報表示装置60は、電動リールの外部に離反して設けられていたが、電動リールのケース部材4の前部又は上部に着脱可能に装着できる構成にしてもよい。
(f) 前記実施形態では、電動リールの操作キー部6によって釣り情報表示装置60を制御可能、かつ釣り情報表示装置60の操作キー部62によって電動リールを制御可能であったが、双方向の制御でなくいずれかの方向の制御のみ可能な構成であってもよい。
【0048】
(g) 前記実施形態では、第1表示部5及び第2表示部63に表示されるリールに関する情報はこれらの組み合わせに限定されない。たとえば第1表示部5にリールに関する情報の一部分の情報として変速段数表示や必要最低限の文字表示をしたり、あるいは第2表示部63に水深情報を非表示にしたりしてもよい。
また、オプション情報表示の内容も他の付加的な情報を切り換えて表示できるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、リール側でリールに関する情報の一部分の情報を表示し、釣り情報表示装置側でリールに関する情報の他部分の情報を表示するので、リールの大きさを小さく維持しながら、リールに関する情報を適宜表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電動リールの斜視図。
【図2】前記電動リールの平面一部拡大図。
【図3】前記電動リールの制御ブロック図。
【図4】メインルーチンの処理の内容を示すフローチャート。
【図5】キー入力処理の内容を示すフローチャート。
【図6】各動動作モード処理の内容を示すフローチャート。
【図7】釣り情報表示装置の表示画面の一例を示す図。
【図8】前記釣り情報表示装置の別の表示画面の一例を示す図。
【図9】他の実施形態の図3に相当する図。
【図10】他の実施形態の図1に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体
5 第1表示部
6 操作キー部
10 スプール
30 リール制御部
50、51 情報通信部
60 釣り情報表示装置
61 情報表示制御部
62 操作キー部
63 第2表示部
64 本体部材
66 記憶部
Claims (13)
- リールに関する情報を表示する釣り情報表示システムであって、
前記リールに関する情報の一部分の情報を表示可能な第1表示部を有する釣り用リールと、
前記釣り用リールの外部に設けられ、前記リールに関する情報の他部分の情報を表示可能な第2表示部を有する釣り情報表示装置と、を備えた釣り情報表示システム。 - 前記第1表示部はセグメント方式の液晶ディスプレイであり、
前記第2表示部はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである、請求項1に記載の釣り情報表示システム。 - 前記釣り情報表示装置は、前記リールに関する情報を保持可能な記憶部を有している、請求項1又は2に記載の釣り情報表示システム。
- 前記釣り情報表示装置は、前記釣り用リールを操作可能な操作部を有している、請求項1から3のいずれかに記載の釣り情報表示システム。
- 前記釣り用リールはスプールに巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を計測可能な水深計測手段をさらに有しており、
前記リールに関する情報の一部分の情報は、前記水深計測手段で計測された水深情報であり、
前記リールに関する情報の他部分の情報は、前記水深情報以外の付加情報である、請求項1から4のいずれかに記載の釣り情報表示システム。 - リールに関する情報の一部分の情報を表示可能な釣り用リールの外部に設けられた釣り情報表示装置であって、
前記リールに関する情報の他部分の情報を表示可能な第2表示部を有する、釣り情報表示装置。 - 前記第2表示部はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである、請求項6に記載の釣り情報表示装置。
- 前記リールに関する情報を保持可能な記憶部をさらに有している、請求項6又は7に記載の釣り情報表示装置。
- 前記釣り用リールを操作可能な操作部をさらに有している、請求項6から8のいずれかに記載の釣り情報表示装置。
- 前記釣り用リールはスプールに巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を計測可能な水深計測手段をさらに有しており、
前記リールに関する情報の一部分の情報は、前記水深計測手段で計測された水深情報であり、
前記リールに関する情報の他部分の情報は、前記水深情報以外の付加情報である、請求項6から9のいずれかに記載の釣り情報表示装置。 - リールに関する情報の他部分の情報を表示可能な第2表示部を有する釣り情報表示装置が外部に設けられる釣り用リールであって、
前記リールに関する情報の一部分の情報を表示可能な第1表示部を有する、釣り用リール。 - 前記第1表示部はセグメント方式の液晶ディスプレイである、請求項11に記載の釣り用リール。
- スプールに巻き付けられる釣り糸に連結された仕掛けの水深を計測可能な水深計測手段をさらに備え、
前記リールに関する情報の一部分の情報は、前記水深計測手段で計測された水深情報であり、
前記リールに関する情報の他部分の情報は、前記水深情報以外の付加情報である、請求項11又は12に記載の釣り用リール。
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JP (1) | JP2004305067A (ja) |
-
2003
- 2003-04-04 JP JP2003101426A patent/JP2004305067A/ja active Pending
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