JP2005348684A - 釣り情報表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は釣り情報表示システムに関し、魚探等のデータ送信による表示が可能な環境が整っているか否かの実態に即して、最適な初期画面の表示を可能とした釣り情報表示システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 釣人に釣り情報を表示する表示器と、魚釣用リールに装着され、釣糸の繰出しや巻取りで回転する回転体の回転数と回転方向を基に糸長を計測して、当該糸長を上記表示器に表示させる糸長計測装置と、情報収集手段で得られた釣り情報に関する外部送信手段からの送信データを受信する受信手段と、外部送信手段からの信号の有無を検知する検知手段とを備えると共に、当該検知手段の検知結果に基づき、上記表示器の通電開始時の初期画面の表示形態を自動的に切り換える切換手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、魚釣用リールに備えた糸長計測装置の糸長計測値(内部釣り情報)や、釣船に艤装した魚群探知機(以下、「魚探」という)や衛星探査システム(以下、「GPS」という)等の情報収集手段で得られた外部釣り情報を表示器に表示させる釣り情報表示システムに関する。
釣果の向上を図る目的で、近年、船釣り等に使用される魚釣用リールには、回転検出手段で検出したスプール等の回転数と回転方向を基に糸長を計測表示する糸長計測装置が備えられており、釣人はリール本体の表示器に表示された糸長を基に、所定の棚位置に仕掛けを繰り出すことができるようになっている。
また、昨今、釣船には水深や水温,自船位置等の魚釣りに関する情報を収集可能な魚探やGPS等の情報収集手段が艤装されており、船頭はこれらの情報収集手段で得られた釣り情報を口頭で釣人に提供し、釣人は、船頭から提供される魚層に適合した棚位置等を魚釣用リールに設定して、実釣時の釣糸の繰出し操作のなかで仕掛けを棚位置で自動停止させたり、棚停止と共にアラーム等の報知手段を報知させている。
しかし、棚位置等の釣り情報は、魚の群れの移動や海底の起伏状態等によって刻々と変化し、この釣り情報の変化を釣人が迅速に把握することが釣果の向上を図る上で重要である。
そこで、釣り情報とその変化を釣人にタイムリーに提供すべく、本出願人は特許文献1〜3に於て、魚探やGPS等で得られた釣り情報を送信データとして外部送信手段から送信させ、この送信データを魚釣用リール側に装着した受信手段で受信してリール本体の表示器に表示させる技術を開示した。
特開2002−142623号公報 特開2003−274821号公報 特開2003−274830号公報
而して、特許文献1〜3に開示したこれらの技術によれば、魚探で得られた魚群や水深等のデータ,GPSや他の釣船からの無線連絡等による現在釣果の上がっている実績ポイント等の様々な釣り情報を表示器を介して迅速に把握することが可能になるため、釣果の上がる棚取りや釣法に素早く対応することが可能となる。
しかし、未だ実際には、魚探やGPS等の釣り情報を発信する外部送信手段を備えている釣船と備えていない釣船とが多数混在しているのが実情である。
このため、外部送信手段を備えていない釣船で実釣を行うことを想定して、特許文献1〜3の技術では、電源を接続して最初にリール本体の表示器に表示される初期画面が送信データ(外部データ)非表示の通常画面とされている。
また、外部送信手段を備えた釣船で実釣を行う場合は、折角魚探等のデータ送信による表示が可能な環境が整っていても、釣人がその都度表示画面を外部操作で切り換える必要があり、揺れる船上のように操作性の悪い場所での煩わしい作業が残る不具合が指摘されている。
更にまた、乗船時に外部送信手段の有無を船頭に確認する必要があって面倒であるといった点も指摘されていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、魚探等のデータ送信による表示が可能な環境が整っているか否かの実態に即して、最適な初期画面の表示を可能とした釣り情報表示システムを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る釣り情報表示システムは、釣人に釣り情報を表示する表示器と、魚釣用リールに装着され、釣糸の繰出しや巻取りで回転する回転体の回転数と回転方向を基に糸長を計測して、当該糸長を上記表示器に表示させる糸長計測装置と、情報収集手段で得られた釣り情報に関する外部送信手段からの送信データを受信する受信手段と、外部送信手段からの信号の有無を検知する検知手段とを備えると共に、当該検知手段の検知結果に基づき、上記表示器の通電開始時の初期画面の表示形態を自動的に切り換える切換手段を備えたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の釣り情報表示システムに於て、表示器の表示形態は記憶手段に複数設定,記憶されると共に、釣人の外部操作で任意に選択可能とされ、切換手段は、検知手段の検知結果に基づき、上記表示器の初期画面の表示形態を、選択された表示形態に自動的に切り換えることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の釣り情報表示システムに於て、外部送信手段からの釣り情報に関する送信データは、釣船に艤装された魚探データであることを特徴とし、請求項4に係る発明は請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の釣り情報表示システムに於て、表示器は魚釣用リールに設けられると共に、検知手段と切換手段の一方または双方は魚釣用リール、または当該魚釣用リールと別体で当該魚釣用リールに接続する部材に備えられていることを特徴とする。
各請求項に係る発明によれば、電源投入時の初期画面を受信結果に応じ自動的に切り換えるように構成したので、従来に比し実釣時の実態に即した最適な表示が可能となった。
そして、請求項2に係る発明は、初期画面の表示形態を選択,設定可能としたので、釣人の好みに対応できることは勿論、釣法や釣場の状況にも対応できる利点を有する。
また、請求項4に係る発明によれば、給電コードやバッテリ等、魚釣用リールと別体で当該魚釣用リールに接続する部材に受信部や検知手段を装着することで、魚釣用リールの大型化,重量化を防止して操作性の向上が図れると共に、スプールモータ等のモータノイズ等による受信障害を防止することが可能となる。
一方、受信部と検知手段を魚釣用リールのリール本体内に装着して、給電コードを用いずにリール本体や釣竿にバッテリを装着すれば、魚釣用リールの取り回しが容易となって操作性が向上する利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は請求項1乃至請求項4の一実施形態に係る釣り情報表示システムを備えた魚釣用電動リール(以下、「電動リール」という)とこれに接続される給電コードを示し、図1に於て、1はリール本体3のフレーム、5,7は当該フレーム1の左右に取り付く側板で、両側板5,7間にスプール軸が支持部に支持され、当該スプール軸にスプール9が回転可能に支持されている。
スプール9は、スプールモータ(図2中、符号11)の駆動やハンドル13の巻取り操作で回転して釣糸が巻回されるようになっており、スプールモータ11はスプール9前方のフレーム1に一体成形されたモータケース内に収納されている。
そして、ハンドル側の側板7の上部前方には、特許第2977978号公報で開示された電動リールと同様、スプールモータ11のモータ出力を調節するレバー形状のモータ出力調節体(以下、「パワーレバー」という)15がハンドル13と同方向へ回転操作可能に取り付けられており、当該パワーレバー15の操作で、制御ボックス17内に装着した図3のマイクロコンピュータ(制御手段)19が、モータ駆動回路21を介してスプールモータ11のモータ出力をモータ停止状態から高出力値まで連続的に増減して、スプール9の巻取り速度を制御するようになっている。
また、図1に示すようにスプール9後方の側板5,7間には、側板7内に装着したクラッチ機構を操作するクラッチレバー23が下方向へ押圧操作可能に取り付けられており、当該クラッチレバー23の押圧操作で、クラッチ機構がクラッチONからクラッチOFFに切り換わるようになっている。
そして、このクラッチOFF状態でハンドル13を巻取り方向へ回転させると、図示しない周知の復帰機構を介してクラッチ機構がクラッチONに復帰するように構成されており、このクラッチ機構のクラッチON/OFFの切換えでスプール9が釣糸巻取り状態と釣糸繰出し状態とに切り換わって、スプール9へのスプールモータ11やハンドル13の動力が伝達/遮断されるようになっている。
一方、図1中、25はスプール9の回転数とその回転方向を検出する回転検出手段で、回転検出手段25は、フレーム1に装着された一対のリードスイッチ27と、これに対向してスプール9の一端側周縁部に固着された複数のマグネット29とで構成されており、リードスイッチ27はマイクロコンピュータ19のCPUに接続されている。
而して、CPUは、後述する「外部信号受信モード」と「外部信号非受信モード」に於て、特開平5−103567号公報で開示された魚釣用リールの糸長計測プログラムと同様、リードスイッチ27から出力されるスプール9の正転,逆転の判定信号を取り込んで釣糸の繰出しか巻取りかを判定すると共に、リードスイッチ27から取り込むスプール9の回転パルス信号をカウントして、この計数値を基にマイクロコンピュータ19のROMに記憶された糸長計算式を演算実行するようになっている。
そして、図2に示すようにCPUは、表示駆動回路31を介してその演算結果(糸長計測値)を制御ボックス17の操作パネル33上に設けた表示器35に表示させるが、表示器35はドットマトリックス方式のカラーTFT液晶ディスプレイで構成されている。
而して、図4は「外部信号非受信モード」に於ける表示器35の一表示形態を示し、表示器35の中央の上カラ表示部37と棚カラ表示部39に、夫々、水面からの仕掛けの水深と棚からの仕掛けの距離が上下2段に並列して表示されるようになっている。
ここで棚位置の設定について説明すると、上述したようにCPUは、リードスイッチ27からの回転パルス信号を基に糸長を計測して上カラ表示部37に表示させるが、図1に示すように表示器35に隣接してハンドル側の操作パネル33上にリセットスイッチ41と棚メモスイッチ43が上下に装着されると共に、反ハンドル側の操作パネル33上に、後述する拡大/通常切換スイッチ45とモードスイッチ47,コマセスイッチ49が表示器35に隣接して上下に装着されており、図3の如くこれらはマイクロコンピュータ19に接続されている。
そして、実釣の開始時に釣糸が竿先から水面まで繰り出された処で釣人がリセットスイッチ41を操作すると、上カラ表示部37の表示値が「0.0」にリセットされるようになっている。
この後、釣人が釣糸を繰り出していくと、CPUで演算,計測された糸長が上カラ表示部37に表示され、釣糸が例えば95.5m繰り出された処で釣人が棚メモスイッチ43を操作すると、棚カラ表示部39に「0.0」が表示されて棚位置が設定され、以後、図4に示すように棚位置から例えば15mの釣糸の巻取りに伴う仕掛けの距離と水面からの繰出し量(水深)が、夫々、棚カラ表示部39と上カラ表示部37に表示されるようになっている。
また、図4に示すように表示器35には、更にデジタル文字によるデジタル表示部51と、当該デジタル表示部51を囲む8片のセグメント53とで構成された周知のタイマ表示部55が設けられており、上述したコマセスイッチ49を操作すると、マイクロコンピュータ19のタイマが作動し、計時された時間がタイマ表示部55に表示されてコマセの詰替え時期が確認できるようになっている。
一方、図2に示すようにリール全体の保持性を向上させるため、電動リール57には、下方へ突出する突出部59が反ハンドル側の側板5の下部に設けられている。
そして、突出部59の底部に、給電コード61を接続するレセプタクル(給電接続部)63が装着されており、当該レセプタクル63に給電コード61のコネクタ65を接続して、給電コード61の鰐口クリップ67,69を図示しないバッテリ(外部電源)に接続すると、スプールモータ11が駆動可能になると共に、図5に示すようにマイクロコンピュータ19は、この初期通電状態で「外部信号受信判定モード」になるように設定されている。
尚、図2中、71はコネクタ65の外周に刻設したねじ部に相対回転可能、且つ長手方向に移動可能に螺合する周知の締付具で、当該締付具71がレセプタクル63の外周に設けられたねじ部に螺合して、レセプタクル63に接続したコネクタ65の脱落防止を図っている。
次に、「外部信号受信モード」,「外部信号非受信モード」及び「外部信号受信判定モード」について説明すると、図3に示すように釣人が乗船する釣船73には、魚探75と、GPS衛星77からの電波を受信するGPS受信機79が艤装されている。そして、GPS受信機79が魚探75に接続されてGPS情報が魚探75上で確認できるようになっているが、更に釣船73には送信機81が装備され、当該送信機81に魚探75が接続されている。
そして、送信機81内にはマイクロコンピュータ83が組み込まれており、送信機81は、マイクロコンピュータ83で処理した魚探75やGPS衛星77の釣り情報に関する送信データを無線信号で外部に送信するようになっている。この送信データが、前記「外部信号受信モード」,「外部信号非受信モード」,「外部信号受信判定モード」に於ける「外部信号」であり、釣船73に艤装された魚探75やGPS受信機79,送信機81,マイクロコンピュータ83等を総称して「外部送信手段」という。
一方、図2に示すように給電コード61には、コネクタ65側にボックス状のケーシング85が取り付き、当該ケーシング85内に、釣船73側(送信機81)から送信された送信データを受信してこれを電動リール57へ伝送する受信伝送部(図3中、符号87)が収容されている。
而して、給電コード61は、図示しない絶縁被覆材で導電線が被覆された電力供給線としての2本の±のリード線89,91が、鰐口クリップ67,69側の先端を除き外皮93で覆われ、リード線89,91の一端側に既述したコネクタ65が取り付き、他端側に2つの鰐口クリップ67,69が取り付けられているが、更に受信伝送部87とコネクタ65との間に、絶縁被覆材で被覆された3本の情報通信線(図3中、符号95,97,99)がリード線89,91と共に外皮93で覆われて配線されている。
そして、図6及び図7に示すように電動リール57のレセプタクル63内には、+端子101と−端子103に加えて3本の接続端子105,107,109が配設され、他方、図8に示すように給電コード61のコネクタ65には、+端子101と−端子103の接続孔111,113と共に、前記接続端子105,107,109に対応して3個の接続孔115,117,119が設けられており、接続孔111,113に夫々リード線89,91が接続し、3個の接続孔115,117,119に、夫々、3本の情報通信線95,97,99が接続されている。
従って、コネクタ65を介して給電コード61をレセプタクル63に接続すると、受信伝送部87と電動リール57のマイクロコンピュータ19が、3本の情報通信線95,97,99を介して電気的に接続されることとなる。
尚、本実施形態では、斯様に3本の情報通信線95,97,99をリード線89,91と共に外皮93に内装したが、情報通信線95,97,99に代えて電力供給線を使用し、釣り情報をこれに重畳して伝送させるように給電コードを構成してもよく、この給電コードによれば、既述した3本の接続端子105,107,109や3個の接続孔115,117,119が不要となる。
而して、斯様に構成された給電コード61を介して電動リール57をバッテリに接続すると、既述したようにマイクロコンピュータ19のCPUは、この初期通電状態で「外部信号受信判定モード」となるように設定されている。
即ち、今日、多くの釣船には上述の如き外部送信手段が備えられているが、実際にはこのような外部送信手段を備えている釣船と備えていない釣船とが多数混在しているのが実情であり、特許文献1〜3の技術は、外部送信手段を備えていない釣船で実釣を行うことを想定して、バッテリを接続した最初の表示器の初期画面は外部データ非表示の通常画面となっていた。
このため、外部送信手段を備えた釣船で実釣を行う場合は、釣人がその都度表示画面を切り換えなければならず、乗船時には外部送信手段の有無を船頭に確認する等の煩わしさがあった。
そこで、本実施形態は斯かる実情に鑑み、図5のステップS1に示すように初期通電状態でCPUは「外部信号受信判定モード」となり、この「外部信号受信判定モード」でCPUは、釣船73の送信機81から魚探75やGPS衛星77の送信データが送信されて、これを受信伝送部87が受信しているか否かを判定するようになっている(ステップS2)。
そして、このステップS2で「無線信号あり」と判定すると、CPUはステップS3の「外部信号受信モード」に切り換わり、また、「無線信号なし」と判定すると、CPUはステップS4の「外部信号非受信モード」に切り換わるようになっている。
而して、斯様に「外部信号受信モード」に切り換わると、CPUは操作パネル33上の表示器35に「外部信号受信モード」の初期画面を表示させ、また、「外部信号非受信モード」に切り換わると、CPUは表示器35に「外部信号非受信モード」の初期画面を表示させるようになっている。
図9は「外部信号受信モード」に於ける表示器35の一表示形態を示し、この「外部信号受信モード」に於て、CPUは、表示駆動回路31を介して表示器35の中央を魚探データ表示部121として、当該魚探データ表示部121上に、受信伝送部87で受信されて情報通信線95,97,99により伝送された釣船73からの魚探データを表示させるようになっている。
而して、魚探データ表示部121には、釣人が乗っている釣船73の位置がポインタ123で表示され、更にポインタ125,127によって糸長計測で得られた仕掛けの位置と魚探75で得られた魚群の位置が表示されると共に、海底の地形129や設定された棚位置131が実線や破線で表示され、更にまた、それらの水深がポインタ125,127と棚位置131の近傍に表示されるようになっている。
更に、図9に示すようにCPUは、魚探データ表示部121の表示と同時に、表示器35の右側上部を新たに上カラ表示部37-1と棚カラ表示部39-1として、これらに仕掛けの水面からの水深と仕掛けの棚からの距離を上下2段に表示させると共に、表示器35の左側上部をGPSデータ表示部133として、当該GPSデータ表示部133に、GPS情報として日付と時刻,釣船73の現在位置(経度と緯度)を表示させるようになっている。
尚、この表示形態に於て、釣船75にGPSが装備されていない場合、上記GPSデータ表示部133にはGPSデータが表示されない構造となっている。
そして、マイクロコンピュータのROMには、図4,図9の表示形態を含めた「外部信号受信モード」と「外部信号非受信モード」に於ける複数の表示形態の初期画面が予め設定,記憶されている。
以下、これを詳述すると、ROMには先ず、「外部信号受信モード」の初期画面として、
[1]魚探データのみ
[2]GPSデータのみ
[3]糸長計測による水深データと魚探データの併記
[4]水深データとGPSデータの併記
[5]水深データと魚探データ,GPSデータの全ての表示(図9に該当)
の5種類の表示形態の初期画面が予め設定,記憶されている。
また、ROMには「外部信号非受信モード」の初期画面として、
[6]水深データの繰出しデータ(図4の上カラ表示部37の表示)のみ
[7]水深データの表示(図4の上カラ表示部37と底カラ表示部39の併記)
[8]繰出しデータとタイマ表示(図4のタイマ表示部55の表示)の併記
[9]水深データとタイマの全ての表示(図4に該当)
の4種類の表示形態の初期画面が予め設定,記憶されている。
而して、工場出荷段階では、予め上記[5]と[9]の表示形態の組合せがマイクロコンピュータ19のRAMに設定,記憶されており、既述したように図5のステップS2で「無線信号あり」と判定されてステップS3の「外部信号受信モード」に切り換わると、CPUは表示器35に上記[5]の表示形態の初期画面を表示し、また、「無線信号なし」と判定されてステップS4の「外部信号非受信モード」に切り換わると、CPUは表示器35に上記[9]の表示形態の初期画面を表示させるようになっている。
そして、表示形態[1],[2],[3],[4],[5]間の変更と、表示形態[6],[7],[8],[9]間の変更は、以下の手順で行えるようになっている。
図10に示すようにCPUが「外部信号受信モード」または「外部信号非受信モード」の何れかの状態にあるとき(ステップS7)、即ち、電動リール57がバッテリに接続されて通電状態にあるときにモードスイッチ47を操作すると(ステップS8)、CPUは「表示形態変更モード」に移行するようになっている(ステップS9)。
そして、CPUが例えば「外部信号受信モード」から「表示形態変更モード」に移行した場合、図示しないが表示器35の中央に、既述した[1]〜[5]の記述とポインタが表示されるようになっており、斯かる状態でパワーレバー15を前後方向へ回動操作すると、ポインタが[1]〜[5]間を順次移動するようになっている。そして、パワーレバー15の操作で釣人が任意の表示形態を選択してリセットスイッチ41を操作すると、表示形態[1]〜[5]の中から選択した新たな表示形態の初期画面がマイクロコンピュータ19のRAMに設定,記憶され(ステップS10)、以後、図5のステップS5でこの選択した表示形態の初期画面が、初期通電時に表示器35に表示されるようになっている。
また、斯様にリセットスイッチ41を操作せずに、パワーレバー15の操作で釣人が任意の表示形態[1]〜[5]の中から一つを選択してモードスイッチ47を操作すると(ステップS11)、選択した新たな「外部信号受信モード」の表示形態の初期画面がRAMに設定,記憶された後、CPUは、ステップS10に戻って「外部信号非受信モード」の初期画面を選択する「表示形態変更モード」となる。
而して、この「表示形態変更モード」では、表示器35の中央に既述した[6]〜[9]の記述とポインタが表示されるようになっており、斯かる状態でパワーレバー15を同じく操作すると、ポインタが[6]〜[9]間を順次移動する。そして、任意の表示形態を釣人が選択してリセットスイッチ41を操作すると(ステップS12)、表示形態[6]〜[9]の中から選択した新たな表示形態の初期画面がRAMに設定,記憶され、以後、図5のステップS6でこの選択した表示形態の初期画面が表示されるようになっている。
そして、斯様にリセットスイッチ41が操作されると、CPUは当初の「外部信号受信モード」または「外部信号非受信モード」に戻るようになっている(ステップS13)。
また、既述したように電動リール57の操作パネル33上には拡大/通常切換スイッチ45が装着されているが、上述の如き表示形態の選択時にこの拡大/通常切換スイッチ45を操作すると、各表示形態[1]〜[5],[6]〜[9]の通常表示と拡大表示が選択できるようになっている。
尚、既述した表示形態[1]〜[5],[6]〜[9]に加え、更に表示内容や表示図形等を簡略化した簡易表示の形態を加えてこれを更に選択,設定可能とする等、選択可能な表示形態の初期画面のバリエーションは仕様に応じて適宜設定可能である。
また、給電機能と釣り情報伝送機能を持った本実施形態の給電コード61に代え、給電機能のみを持った通常の給電コードを接続する場合には、図示しないアダプタを別途用いてこれを電動リール57に接続することで「外部信号非受信モード」での釣りが可能となり、給電コードの使い分けで「外部信号受信モード」と「外部信号非受信モード」の選択使用が可能である。更にまた、通常の給電コードのコネクタに、+端子101と−端子103の接続孔と、接続端子105,107,109に対応して3個の単なる挿入孔を設けておけば、斯様にアダプタを別途用いる必要がなくなる。
本実施形態に係る釣り情報表示システムはこのように構成されているから、給電コード61を介して電動リール57をバッテリに接続すると、図5に示すようにマイクロコンピュータ19のCPUはこの初期通電状態で「外部信号受信判定モード」となって(ステップS1)、外部送信手段からの送信データがあるか否か、即ち、斯かる送信データを受信伝送部87が受信しているか否かを判定する(ステップS2)。
そして、ステップS2で「無線信号あり」と判定すると、CPUは「外部信号受信モード」に切り換わって(ステップS3)、工場出荷段階で予め設定された前記[5]の表示形態が変更されていない場合、斯かる表示形態[5]の初期画面を表示器35に表示させる(ステップS5)。
従って、以後、実釣時の釣糸の繰出しやハンドル13,パワーレバー15の操作による釣糸の巻取りに伴い、糸長が計測されて図9の如く糸長が表示器35の上カラ表示部37-1と棚カラ表示部39-1に表示される。
一方、受信伝送部87では、送信機81から送信された魚探75やGPS衛星77の魚探データとGPSデータを受信して、電動リール57のマイクロコンピュータ19に伝送する。
そして、CPUは、図9に示すように魚探データを基に表示器35の魚探データ表示部121にポインタ123で釣船73の位置を、ポインタ125,127で仕掛けの位置と魚群の位置を表示し、更に、設定された棚位置131を破線で表示させると共に、それらの水深を各ポインタ125,127と棚位置131の近接に表示し、魚探75で得られた海底の地形129を表示させていく。また、CPUは、表示器35の左側上部のGPSデータ表示部133に、GPSデータの日付と時刻,釣船73の現在位置を表示させていく。
また、図5のステップS2で「無線信号なし」と判定すると、CPUは「外部信号非受信モード」に切り換わって(ステップS4)、工場出荷段階で予め上記[9]の表示形態が変更されていない場合、斯かる表示形態[9]の初期画面を表示器35に表示させる(ステップS6)。
従って、以後、実釣時の釣糸の繰出しやハンドル13,パワーレバー15の操作による釣糸の巻取りに伴い、計測された糸長が図4の如く上カラ表示部37と棚カラ表示部39に表示されると共に、コマセスイッチ49の操作に応じてタイマが作動し、計時された時間がタイマ表示部55に表示されていく。
そして、既述した図10の手順により、「外部信号受信モード」と「外部信号非受信モード」の初期画面の表示形態[1]〜[5],[6]〜[9]が適宜選択,設定されると共に、拡大/通常切換スイッチ45の操作で、各表示形態[1]〜[5],[6]〜[9]の通常表示と拡大表示が選択できることとなる。
このように本実施形態に係る釣り情報表示システムは、初期通電状態でマイクロコンピュータ19のCPUが外部送信手段からの送信データの有無を検知して、外部信号ありと判定すると、自動的に送信データが表示可能な前記[1]〜[5]の表示形態のうち、予め設定された[5]の表示形態の初期画面、或いは釣人によって選択された[1]〜[5]の中の一つの表示形態の初期画面を表示器35に表示させ、また、外部信号なしと判定すると、自動的に送信データが非表示な前記[6]〜[9]の表示形態のうち、予め設定された[9]の表示形態の初期画面、或いは釣人によって選択された[6]〜[9]の中の一つの表示形態の初期画面を表示器35に表示させるように構成して、電源投入時の初期画面を受信結果に応じ自動的に切り換えるようにしたので、特許文献1〜4の技術に比し、実釣時の実態に即した最適な表示が可能となった。
而も、上述したように表示させる「外部信号受信モード」と「外部信号非受信モード」の初期画面の表示形態を選択,設定可能としたので、釣人の好みに対応できることは勿論、釣法や釣場の状況にも対応できる利点を有する。
尚、上記実施形態では、給電コード61に受信伝送部87を装着して、魚釣用リール57側のマイクロコンピュータ19のCPUを、外部信号の有無を検知する検知手段としたが、外部送信手段からの受信部と信号の有無を検知する検知手段を魚釣用リールのリール本体内に装着して、給電コードを用いずにリール本体や釣竿にバッテリを装着すれば、魚釣用リールの取り回しが容易となって操作性が向上する。
一方、給電コードや外部電源たるバッテリに受信伝送部と検知手段を装着して、給電コードを介して魚釣用リール側に受信信号を送信させるように構成してもよく、斯様に給電コードやバッテリに受信伝送部と検知手段を装着することで、魚釣用リールの大型化,重量化を防止して操作性の向上が図れると共に、スプールモータ等のモータノイズ等による受信障害を防止することが可能となる。
請求項1乃至請求項4の一実施形態に係る釣り情報表示システムを備えた電動リールの平面図である。 請求項1乃至請求項4の一実施形態に係る釣り情報表示システムを備えた電動リールとこれに接続された給電コードの側面図である。 請求項1乃至請求項4の一実施形態に係る釣り情報表示システムの制御ブロック図である。 外部信号非受信モードに於ける表示器の一表示形態の説明図である。 初期画面表示の工程を示すフローチャートである。 レセプタクルの平面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 コネクタの平面図である。 初期画面の変更手順を示すフローチャートである。 外部信号受信モードに於ける表示器の一表示形態の説明図である。
符号の説明
3 リール本体
9 スプール
11 スプールモータ
13 ハンドル
15 パワーレバー
19,83 マイクロコンピュータ
23 クラッチレバー
25 回転検出手段
27 リードスイッチ
33 操作パネル
35 表示器
37,37-1 上カラ表示部
39,39-1 棚カラ表示部
41 リセットスイッチ
43 棚メモスイッチ
45 拡大/通常切換スイッチ
47 モードスイッチ
49 コマセスイッチ
55 タイマ表示部
57 電動リール
59 突出部
61 給電コード
63 レセプタクル
65 コネクタ
73 釣船
75 魚探
77 GPS衛星
79 GPS受信機
81 送信機
85 ケーシング
87 受信伝送部
89,91 リード線
95,97,99 情報通信線
121 魚探データ表示部
133 GPSデータ表示部

Claims (4)

  1. 釣人に釣り情報を表示する表示器と、
    魚釣用リールに装着され、釣糸の繰出しや巻取りで回転する回転体の回転数と回転方向を基に糸長を計測して、当該糸長を上記表示器に表示させる糸長計測装置と、
    情報収集手段で得られた釣り情報に関する外部送信手段からの送信データを受信する受信手段と、
    外部送信手段からの信号の有無を検知する検知手段とを備えると共に、
    当該検知手段の検知結果に基づき、上記表示器の通電開始時の初期画面の表示形態を自動的に切り換える切換手段を備えたことを特徴とする釣り情報表示システム。
  2. 表示器の表示形態は記憶手段に複数設定,記憶されると共に、釣人の外部操作で任意に選択可能とされ、
    切換手段は、検知手段の検知結果に基づき、上記表示器の初期画面の表示形態を、選択された表示形態に自動的に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の釣り情報表示システム。
  3. 外部送信手段からの釣り情報に関する送信データは、釣船に艤装された魚探データであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の釣り情報表示システム。
  4. 表示器は魚釣用リールに設けられると共に、検知手段と切換手段の一方または双方は魚釣用リール、または当該魚釣用リールと別体で当該魚釣用リールに接続する部材に備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の釣り情報表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016106568A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社シマノ 電動リールシステム

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