JP2002261609A - アナログ/ディジタルコンバータ及びその信号処理方法 - Google Patents
アナログ/ディジタルコンバータ及びその信号処理方法Info
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- JP2002261609A JP2002261609A JP2001057319A JP2001057319A JP2002261609A JP 2002261609 A JP2002261609 A JP 2002261609A JP 2001057319 A JP2001057319 A JP 2001057319A JP 2001057319 A JP2001057319 A JP 2001057319A JP 2002261609 A JP2002261609 A JP 2002261609A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CPUへの割り込み処理を低減することによ
りCPUの負担を軽減できるA/Dコンバータ及びその
信号処理方法を提供すること。 【解決手段】 アナログデータのA/D変換を行うA/
D変換部12と、A/D変換により得られたディジタル
データを格納する変換結果格納レジスタ13と、CPU
20における処理の基準となる設定値を格納する比較レ
ジスタ14と、ディジタルデータと前記設定値とを比較
する比較回路15とを具備し、ディジタルデータの処理
を行うCPU20への割り込み信号を、比較回路15に
おける比較結果に応じて発生させることを特徴としてい
る。
りCPUの負担を軽減できるA/Dコンバータ及びその
信号処理方法を提供すること。 【解決手段】 アナログデータのA/D変換を行うA/
D変換部12と、A/D変換により得られたディジタル
データを格納する変換結果格納レジスタ13と、CPU
20における処理の基準となる設定値を格納する比較レ
ジスタ14と、ディジタルデータと前記設定値とを比較
する比較回路15とを具備し、ディジタルデータの処理
を行うCPU20への割り込み信号を、比較回路15に
おける比較結果に応じて発生させることを特徴としてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アナログ/ディ
ジタルコンバータ及びその信号処理方法に関するもの
で、特にアナログ/ディジタルコンバータによる変換結
果に基づいて処理を行うCPUの負荷低減の為の技術に
係るものである。
ジタルコンバータ及びその信号処理方法に関するもの
で、特にアナログ/ディジタルコンバータによる変換結
果に基づいて処理を行うCPUの負荷低減の為の技術に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アナログ/ディジタルコンバ
ータ(以下A/Dコンバータ)は各種アナログデータの
モニタの為に多くの機器に使用されている。例えばプリ
ンタではトナーの残量確認の為にA/Dコンバータが用
いられており、情報携帯機器(PDA:Personal Digit
al Assistants)ではそのバッテリの残量確認のために
A/Dコンバータが用いられている。
ータ(以下A/Dコンバータ)は各種アナログデータの
モニタの為に多くの機器に使用されている。例えばプリ
ンタではトナーの残量確認の為にA/Dコンバータが用
いられており、情報携帯機器(PDA:Personal Digit
al Assistants)ではそのバッテリの残量確認のために
A/Dコンバータが用いられている。
【0003】上記従来のA/Dコンバータの構成につい
て、図7を用いて具体的に説明する。図7はA/Dコン
バータのブロック図である。
て、図7を用いて具体的に説明する。図7はA/Dコン
バータのブロック図である。
【0004】図示するように、A/Dコンバータ100
は入力チャネル(CH)選択回路110、A/D変換部
120、(m+1)個の格納レジスタ130−1〜13
0−m、入力CHコントロール回路160、コントロー
ル回路170、及び格納レジスタ選択回路180を備え
ている。
は入力チャネル(CH)選択回路110、A/D変換部
120、(m+1)個の格納レジスタ130−1〜13
0−m、入力CHコントロール回路160、コントロー
ル回路170、及び格納レジスタ選択回路180を備え
ている。
【0005】入力CH選択回路110は、被測定対象を
測定することにより得られる複数のアナログデータがそ
れぞれ入力されるチャネルCH0〜CHnのいずれか
を、入力CHコントロール回路170の指令に基づいて
選択する。そして、選択したチャネルから入力されたア
ナログデータをA/D変換部120へ出力する。
測定することにより得られる複数のアナログデータがそ
れぞれ入力されるチャネルCH0〜CHnのいずれか
を、入力CHコントロール回路170の指令に基づいて
選択する。そして、選択したチャネルから入力されたア
ナログデータをA/D変換部120へ出力する。
【0006】A/D変換部120は、コントロール回路
170の指令に基づいて、入力CH選択回路110から
入力されたアナログデータのA/D変換を行い、アナロ
グデータをディジタルデータに変換する。
170の指令に基づいて、入力CH選択回路110から
入力されたアナログデータのA/D変換を行い、アナロ
グデータをディジタルデータに変換する。
【0007】A/D変換部120により生成されたディ
ジタルデータは、格納レジスタ選択回路180によって
選択された格納レジスタ130−1〜130−mの内の
いずれかに格納される。
ジタルデータは、格納レジスタ選択回路180によって
選択された格納レジスタ130−1〜130−mの内の
いずれかに格納される。
【0008】なお、入力CHコントロール回路160及
び格納レジスタ選択回路180も、コントロール回路1
70からの指令に基づいて入力CH及び格納レジスタ1
30−0〜130−mの選択指令を行う。
び格納レジスタ選択回路180も、コントロール回路1
70からの指令に基づいて入力CH及び格納レジスタ1
30−0〜130−mの選択指令を行う。
【0009】次に、上記構成を有するA/Dコンバータ
の処理の流れについて、図8を用いて説明する。図8は
A/Dコンバータの処理のフローチャートである。
の処理の流れについて、図8を用いて説明する。図8は
A/Dコンバータの処理のフローチャートである。
【0010】まずA/D変換の開始にあたって、コント
ロール回路170はA/D変換起動指令を行う(ステッ
プS100)。この起動指令によりA/D変換部120
は入力CH選択回路110で選択されたアナログデータ
のA/D変換を行う。そして、その変換結果を格納レジ
スタ130−1〜130−mの内のいずれかに格納する
(ステップS110)。上記プリンタの例で説明すれ
ば、アナログデータはトナー残量である。なお、この起
動指令はある一定時間毎に定期的に行われたり、A/D
コンバータが有する連続変換機能等を用いて連続的に行
われたりする。
ロール回路170はA/D変換起動指令を行う(ステッ
プS100)。この起動指令によりA/D変換部120
は入力CH選択回路110で選択されたアナログデータ
のA/D変換を行う。そして、その変換結果を格納レジ
スタ130−1〜130−mの内のいずれかに格納する
(ステップS110)。上記プリンタの例で説明すれ
ば、アナログデータはトナー残量である。なお、この起
動指令はある一定時間毎に定期的に行われたり、A/D
コンバータが有する連続変換機能等を用いて連続的に行
われたりする。
【0011】また上記コントロール回路170は、A/
D変換部120におけるA/D変換が終了する度日に、
CPU(図示せず)へ割り込み信号を出す(ステップS
120)。この割り込み信号が発生すると、CPUは格
納レジスタ130−1〜130−m内に格納されたディ
ジタルデータを読み出し(ステップS130)、予め設
定された所定の設定値との大小比較をソフトウェア上に
て行う(ステップS140)。この設定値は、例えばト
ナー残量が少なくなった場合に警告を出す目安となるト
ナー量である。
D変換部120におけるA/D変換が終了する度日に、
CPU(図示せず)へ割り込み信号を出す(ステップS
120)。この割り込み信号が発生すると、CPUは格
納レジスタ130−1〜130−m内に格納されたディ
ジタルデータを読み出し(ステップS130)、予め設
定された所定の設定値との大小比較をソフトウェア上に
て行う(ステップS140)。この設定値は、例えばト
ナー残量が少なくなった場合に警告を出す目安となるト
ナー量である。
【0012】そしてディジタルデータと設定値の比較の
結果(ステップS150)、トナー残量が設定値よりも
少なければCPUは所定の処理を行う(ステップS16
0)。この処理とは、例えば表示装置に上記比較結果を
表示したり、警告アラームを鳴らしたりする処理であ
り、これにより、トナー残量が残り少なくなった旨をプ
リンタの使用者に知らせる。他方、トナー残量が設定値
よりも多ければ、CPUはそれ以上の処理を行わず、処
理を終了する。
結果(ステップS150)、トナー残量が設定値よりも
少なければCPUは所定の処理を行う(ステップS16
0)。この処理とは、例えば表示装置に上記比較結果を
表示したり、警告アラームを鳴らしたりする処理であ
り、これにより、トナー残量が残り少なくなった旨をプ
リンタの使用者に知らせる。他方、トナー残量が設定値
よりも多ければ、CPUはそれ以上の処理を行わず、処
理を終了する。
【0013】上記のように従来は、A/Dコンバータに
よるA/D変換が終了する度に、CPUへの割り込み信
号を発生させる。そしてCPUはこの割り込み処理の中
で、A/Dコンバータ内に格納された変換結果を読み出
し、予め設定した値に対する大小判定の処理をソフトウ
ェアを用いて行っている。
よるA/D変換が終了する度に、CPUへの割り込み信
号を発生させる。そしてCPUはこの割り込み処理の中
で、A/Dコンバータ内に格納された変換結果を読み出
し、予め設定した値に対する大小判定の処理をソフトウ
ェアを用いて行っている。
【0014】しかしながら、上記のようなシステムであ
るとCPUに対する負荷が重くなるという問題があっ
た。この点について図9を用いて説明する。図9は時間
に対するCPUの通常の処理と、A/D変換による割り
込み処理の流れの関係を示す図である。
るとCPUに対する負荷が重くなるという問題があっ
た。この点について図9を用いて説明する。図9は時間
に対するCPUの通常の処理と、A/D変換による割り
込み処理の流れの関係を示す図である。
【0015】図示するように、時刻t1、t2、t3、
t4で定期的にA/D変換が行われたとする。すると、
各時刻において必ず割り込み信号が発生するため、その
度にCPUは通常の処理を一旦中止して、A/Dコンバ
ータにより生成されたディジタルデータと設定値との比
較処理を行わなければならない。
t4で定期的にA/D変換が行われたとする。すると、
各時刻において必ず割り込み信号が発生するため、その
度にCPUは通常の処理を一旦中止して、A/Dコンバ
ータにより生成されたディジタルデータと設定値との比
較処理を行わなければならない。
【0016】特に、監視機能の強化を必要とする場合
は、A/D変換を短間隔でリピートする必要がある。図
9を用いて説明すれば、時刻t1、t2、t3、t4の
各時刻間の時間間隔Δtを小さくする必要がある。そし
てその度に割り込み処理を行わねばならないため、割り
込み処理(変換結果の読み出し、比較、判定処理)のC
PUの全処理量内に占める割合が大きくなる、すなわち
割り込み処理によるCPUの負担が非常に大きくなる。
は、A/D変換を短間隔でリピートする必要がある。図
9を用いて説明すれば、時刻t1、t2、t3、t4の
各時刻間の時間間隔Δtを小さくする必要がある。そし
てその度に割り込み処理を行わねばならないため、割り
込み処理(変換結果の読み出し、比較、判定処理)のC
PUの全処理量内に占める割合が大きくなる、すなわち
割り込み処理によるCPUの負担が非常に大きくなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
A/Dコンバータは、CPUに対する監視機能の為のソ
フト処理の負荷が重く、他の処理に対するリアルタイム
性を損なうという問題があった。
A/Dコンバータは、CPUに対する監視機能の為のソ
フト処理の負荷が重く、他の処理に対するリアルタイム
性を損なうという問題があった。
【0018】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、CPUへの割り込み処理を低減する
ことによりCPUの負担を軽減できるアナログ/ディジ
タルコンバータ及びその信号処理方法を提供することに
ある。
ので、その目的は、CPUへの割り込み処理を低減する
ことによりCPUの負担を軽減できるアナログ/ディジ
タルコンバータ及びその信号処理方法を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るアナログ/ディジタルコンバータ
は、被測定対象を測定して得られるアナログデータをデ
ィジタルデータに変換するアナログ/ディジタル変換手
段と、前記アナログ/ディジタル変換手段で変換した前
記ディジタルデータを格納する変換結果格納手段と、C
PUにおける処理の基準となる設定値を格納する設定値
格納手段と、前記変換結果格納手段に格納された前記デ
ィジタルデータと、前記設定値格納手段に格納された前
記設定値とを比較する比較手段とを具備し、前記ディジ
タルデータの処理を行う前記CPUへの割り込み信号
を、前記比較手段における比較結果に応じて発生させる
ことを特徴としている。
に、この発明に係るアナログ/ディジタルコンバータ
は、被測定対象を測定して得られるアナログデータをデ
ィジタルデータに変換するアナログ/ディジタル変換手
段と、前記アナログ/ディジタル変換手段で変換した前
記ディジタルデータを格納する変換結果格納手段と、C
PUにおける処理の基準となる設定値を格納する設定値
格納手段と、前記変換結果格納手段に格納された前記デ
ィジタルデータと、前記設定値格納手段に格納された前
記設定値とを比較する比較手段とを具備し、前記ディジ
タルデータの処理を行う前記CPUへの割り込み信号
を、前記比較手段における比較結果に応じて発生させる
ことを特徴としている。
【0020】また、この発明に係るアナログ/ディジタ
ルコンバータの信号処理方法は被測定対象を測定して得
られるアナログデータをディジタルデータに変換するス
テップと、前記ディジタルデータを変換結果格納レジス
タに格納するステップと、前記変換結果格納レジスタに
格納されたディジタルデータを設定値と比較するステッ
プと、前記ディジタルデータを前記設定値と比較した結
果を超えた又は等しい場合に、CPUへの割り込み信号
を出力するステップと、前記割り込み信号により、前記
CPUが前記ディジタルデータに応じた処理を行うステ
ップとを具備することを特徴としている。
ルコンバータの信号処理方法は被測定対象を測定して得
られるアナログデータをディジタルデータに変換するス
テップと、前記ディジタルデータを変換結果格納レジス
タに格納するステップと、前記変換結果格納レジスタに
格納されたディジタルデータを設定値と比較するステッ
プと、前記ディジタルデータを前記設定値と比較した結
果を超えた又は等しい場合に、CPUへの割り込み信号
を出力するステップと、前記割り込み信号により、前記
CPUが前記ディジタルデータに応じた処理を行うステ
ップとを具備することを特徴としている。
【0021】上記構成を有するA/Dコンバータ及びそ
の信号処理方法であると、ディジタルデータと所定の設
定値との比較をA/Dコンバータ側で行い、その結果に
応じてCPUへの割り込み信号を発生させることによ
り、本当にCPUでの処理が必要な場合にのみCPUへ
割り込みを掛けている。そのため、CPUの処理の負担
を大幅に軽減することが出来る。
の信号処理方法であると、ディジタルデータと所定の設
定値との比較をA/Dコンバータ側で行い、その結果に
応じてCPUへの割り込み信号を発生させることによ
り、本当にCPUでの処理が必要な場合にのみCPUへ
割り込みを掛けている。そのため、CPUの処理の負担
を大幅に軽減することが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、
共通する部分には共通する参照符号を付す。
を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、
共通する部分には共通する参照符号を付す。
【0023】この発明の第1の実施形態に係るA/Dコ
ンバータについて、図1を用いて説明する。図1はA/
Dコンバータを搭載したワンチップマイコンの一部ブロ
ック図であり、要部を抽出して示すものである。
ンバータについて、図1を用いて説明する。図1はA/
Dコンバータを搭載したワンチップマイコンの一部ブロ
ック図であり、要部を抽出して示すものである。
【0024】図示するようにA/Dコンバータ10は、
入力チャネル選択回路11、A/D変換部12(アナロ
グ/ディジタル変換手段)、格納レジスタ13(変換結
果格納手段、変換結果格納レジスタ)、比較レジスタ1
4(設定値格納手段、比較レジスタ)、比較回路15
(比較手段)、入力CHコントロール回路16、コント
ロール回路17(制御手段)を備えている。
入力チャネル選択回路11、A/D変換部12(アナロ
グ/ディジタル変換手段)、格納レジスタ13(変換結
果格納手段、変換結果格納レジスタ)、比較レジスタ1
4(設定値格納手段、比較レジスタ)、比較回路15
(比較手段)、入力CHコントロール回路16、コント
ロール回路17(制御手段)を備えている。
【0025】入力CH選択回路11は、被測定対象を測
定することにより得られた複数のアナログデータがそれ
ぞれ入力されるチャネルCH0〜CHnのいずれかを選
択する。この入力CHの選択は、コントロール回路17
の指令に基づく入力CHコントロール回路16の選択指
令に応じて行われる。そして、選択したチャネルから入
力されたアナログデータをA/D変換部12へ出力す
る。
定することにより得られた複数のアナログデータがそれ
ぞれ入力されるチャネルCH0〜CHnのいずれかを選
択する。この入力CHの選択は、コントロール回路17
の指令に基づく入力CHコントロール回路16の選択指
令に応じて行われる。そして、選択したチャネルから入
力されたアナログデータをA/D変換部12へ出力す
る。
【0026】A/D変換部12は、コントロール回路1
7の指令に基づいて、入力CH選択回路11から入力さ
れたアナログデータのA/D変換を行い、アナログデー
タをディジタルデータに変換する。
7の指令に基づいて、入力CH選択回路11から入力さ
れたアナログデータのA/D変換を行い、アナログデー
タをディジタルデータに変換する。
【0027】格納レジスタ13は、A/D変換部12に
より生成されたディジタルデータを格納する。
より生成されたディジタルデータを格納する。
【0028】比較レジスタ14には、被測定対象から得
られる測定値の種類に応じて予め設定された所定の設定
値が格納されている。
られる測定値の種類に応じて予め設定された所定の設定
値が格納されている。
【0029】比較回路15は、コントロール回路17か
らの指令に応答して、格納レジスタ13及び比較レジス
タ14にそれぞれ格納されているディジタルデータと設
定値とを比較する。
らの指令に応答して、格納レジスタ13及び比較レジス
タ14にそれぞれ格納されているディジタルデータと設
定値とを比較する。
【0030】コントロール回路17は、前述のように、
A/D変換部12及び比較回路15に指令を出すと共
に、比較回路15における比較結果に応じて、当該A/
Dコンバータ10と同一のチップ上に設けられたCPU
20に割り込み信号を出力する。この割り込み信号に基
づくCPU20での処理結果は、例えばスピーカ21や
表示装置22へ送られ外部に伝達される。
A/D変換部12及び比較回路15に指令を出すと共
に、比較回路15における比較結果に応じて、当該A/
Dコンバータ10と同一のチップ上に設けられたCPU
20に割り込み信号を出力する。この割り込み信号に基
づくCPU20での処理結果は、例えばスピーカ21や
表示装置22へ送られ外部に伝達される。
【0031】上記構成のワンチップマイコンの動作につ
いて図2を用いて説明する。図2は図1に示すワンチッ
プマイコンの処理の流れを示すフローチャートである。
いて図2を用いて説明する。図2は図1に示すワンチッ
プマイコンの処理の流れを示すフローチャートである。
【0032】図示するように、まずA/Dコンバータに
おいて、コントロール回路17よりA/D変換起動指令
が出力される(ステップS10)。
おいて、コントロール回路17よりA/D変換起動指令
が出力される(ステップS10)。
【0033】この起動指令によりA/D変換部12は入
力CH選択回路11で選択されたアナログデータのA/
D変換を行う。そして、その変換結果(ディジタルデー
タ)を格納レジスタ13に格納する(ステップS1
1)。プリンタの例で説明すれば、ディジタルデータは
トナー残量である。なお、この起動指令はある一定時間
毎に定期的に行われたり、またはA/Dコンバータが有
する連続変換機能等を用いて連続的に行われるものであ
る。
力CH選択回路11で選択されたアナログデータのA/
D変換を行う。そして、その変換結果(ディジタルデー
タ)を格納レジスタ13に格納する(ステップS1
1)。プリンタの例で説明すれば、ディジタルデータは
トナー残量である。なお、この起動指令はある一定時間
毎に定期的に行われたり、またはA/Dコンバータが有
する連続変換機能等を用いて連続的に行われるものであ
る。
【0034】上記A/D変換部12でのA/D変換が終
了すると、コントロール回路17は比較回路15に比較
命令を出力する。この比較命令により比較回路15は、
格納レジスタ13及び比較レジスタ14からそれぞれデ
ィジタルデータ及び設定値を取り出し、両者の比較を行
う(ステップS12)。この設定値は、例えばトナー残
量が少なくなった場合に警告を出す目安となるトナー量
である。
了すると、コントロール回路17は比較回路15に比較
命令を出力する。この比較命令により比較回路15は、
格納レジスタ13及び比較レジスタ14からそれぞれデ
ィジタルデータ及び設定値を取り出し、両者の比較を行
う(ステップS12)。この設定値は、例えばトナー残
量が少なくなった場合に警告を出す目安となるトナー量
である。
【0035】そしてディジタルデータと設定値の比較の
結果(ステップS13)、トナー残量が設定値よりも少
なければ、コントロール回路17はCPUへの割り込み
信号を出力(ステップS14)し、CPUは所定の処理
を行う(ステップS15)。この処理によってシステム
側は、例えばスピーカ21により警告アラームを鳴らし
たり、表示装置22に上記比較結果を表示したりするこ
とでトナー残量が残り少なくなった旨を使用者に知らせ
る。他方、トナー残量が設定値よりも多ければ(ステッ
プS13)、CPUへの割り込み信号は発生せず、CP
Uは通常の処理を継続する。
結果(ステップS13)、トナー残量が設定値よりも少
なければ、コントロール回路17はCPUへの割り込み
信号を出力(ステップS14)し、CPUは所定の処理
を行う(ステップS15)。この処理によってシステム
側は、例えばスピーカ21により警告アラームを鳴らし
たり、表示装置22に上記比較結果を表示したりするこ
とでトナー残量が残り少なくなった旨を使用者に知らせ
る。他方、トナー残量が設定値よりも多ければ(ステッ
プS13)、CPUへの割り込み信号は発生せず、CP
Uは通常の処理を継続する。
【0036】なおCPU20への割り込み信号は、上記
説明のようにコントロール回路17が比較回路15に出
力しても良いし、比較回路15がその比較結果に応じて
自らCPU20へ出力しても良いし、または割り込み信
号発生用の専用回路を新たに設けても良い。
説明のようにコントロール回路17が比較回路15に出
力しても良いし、比較回路15がその比較結果に応じて
自らCPU20へ出力しても良いし、または割り込み信
号発生用の専用回路を新たに設けても良い。
【0037】上記のような構成及び動作を有するA/D
コンバータによれば、ディジタルデータと所定の設定値
との比較をA/Dコンバータ側で行っている。そして、
その結果に応じてCPUへの割り込み信号を発生させる
ことにより、本当にCPUでの処理が必要な場合にのみ
CPUへの割り込みを掛けている。そのため、CPUの
処理の負担を大幅に軽減することが出来る。図3は時間
に対するCPUの通常の処理と、A/D変換による割り
込み処理の流れの関係を示す図である。
コンバータによれば、ディジタルデータと所定の設定値
との比較をA/Dコンバータ側で行っている。そして、
その結果に応じてCPUへの割り込み信号を発生させる
ことにより、本当にCPUでの処理が必要な場合にのみ
CPUへの割り込みを掛けている。そのため、CPUの
処理の負担を大幅に軽減することが出来る。図3は時間
に対するCPUの通常の処理と、A/D変換による割り
込み処理の流れの関係を示す図である。
【0038】図示するように、時刻t1、t2、t3、
t4で定期的にA/D変換が行われたとする。そして、
上記プリンタの例で言えば、時刻t3の時点でのみトナ
ー残量が設定値よりも少なくなったと仮定する。する
と、その他の時刻t1、t2、t4ではCPUへの割り
込み信号が発生しないので、CPUは通常の処理を継続
することが出来る。そして割り込み処理はトナー残量が
少なくなった時刻t3でのみ行えば済む。すなわち、従
来は全ての時刻t1、t2、t3、t4で割り込み処理
を行う必要があったものが、本実施形態によれば時刻t
3の時点で行えば足りる。具体的には上記理由によりC
PUの処理の負担を軽減できるのである。
t4で定期的にA/D変換が行われたとする。そして、
上記プリンタの例で言えば、時刻t3の時点でのみトナ
ー残量が設定値よりも少なくなったと仮定する。する
と、その他の時刻t1、t2、t4ではCPUへの割り
込み信号が発生しないので、CPUは通常の処理を継続
することが出来る。そして割り込み処理はトナー残量が
少なくなった時刻t3でのみ行えば済む。すなわち、従
来は全ての時刻t1、t2、t3、t4で割り込み処理
を行う必要があったものが、本実施形態によれば時刻t
3の時点で行えば足りる。具体的には上記理由によりC
PUの処理の負担を軽減できるのである。
【0039】更に、監視機能を強化する、すなわちA/
D変換を行う時間間隔を小さくした場合には更に本実施
形態の効果は顕著となる。同じく図3を用いて説明すれ
ば、例えばA/D変換を行う時間間隔を1/2にした場
合を考える。すると、従来の方式では時刻t1〜t4ま
での間にCPUは7回の割り込み処理を行わねばならな
い。しかし本実施形態によれば、CPUが割り込み処理
を行うのはやはりトナー残量が少なくなった時刻t3に
おいてのみである。このように、CPUの負担を増加さ
せずに監視機能を強化することが可能である。
D変換を行う時間間隔を小さくした場合には更に本実施
形態の効果は顕著となる。同じく図3を用いて説明すれ
ば、例えばA/D変換を行う時間間隔を1/2にした場
合を考える。すると、従来の方式では時刻t1〜t4ま
での間にCPUは7回の割り込み処理を行わねばならな
い。しかし本実施形態によれば、CPUが割り込み処理
を行うのはやはりトナー残量が少なくなった時刻t3に
おいてのみである。このように、CPUの負担を増加さ
せずに監視機能を強化することが可能である。
【0040】また本実施形態は従来のA/Dコンバータ
の回路構成に比較レジスタと比較回路を加えるのみで実
現でき、回路面積の増加を極僅かに抑えることが出来
る。
の回路構成に比較レジスタと比較回路を加えるのみで実
現でき、回路面積の増加を極僅かに抑えることが出来
る。
【0041】なお、A/Dコンバータが使用されるのは
その機能によって次の2つに大別できる。
その機能によって次の2つに大別できる。
【0042】(1)変換結果そのものの値を使用するも
の。
の。
【0043】例えば温度モニタ等がこの例である。すな
わち、変換結果そのものを外部に伝達する必要があるた
め、A/D変換を行う度にCPUでの処理が必要とな
る。
わち、変換結果そのものを外部に伝達する必要があるた
め、A/D変換を行う度にCPUでの処理が必要とな
る。
【0044】(2)変換結果より、被測定対象がある閾
値を超えたか否かを監視するため使用するもの。
値を超えたか否かを監視するため使用するもの。
【0045】例えば前述のプリンタのトナー残量チェッ
クや、電源モニタ等がこの例に相当する。すなわち、変
換結果そのものの値が特別な意味を有するのではなく、
その値がある閾値に対してどのような関係を有している
のかを問題とするものである。
クや、電源モニタ等がこの例に相当する。すなわち、変
換結果そのものの値が特別な意味を有するのではなく、
その値がある閾値に対してどのような関係を有している
のかを問題とするものである。
【0046】本実施形態で行った説明は、上記(2)の
機能に着目したものである。しかし、当然ながらA/D
コンバータは上記(1)と(2)の機能を共に具備する
必要があることが通常である。言い換えれば、入力CH
選択回路によって選択されたチャネルから入力される信
号の性質によって、上記(1)と(2)の機能を切り替
える必要がある。よって、その変換結果そのものの値を
使用する場合には、A/D変換の度にCPUへの割り込
み信号を掛けることが出来るようにしておくことが重要
である。
機能に着目したものである。しかし、当然ながらA/D
コンバータは上記(1)と(2)の機能を共に具備する
必要があることが通常である。言い換えれば、入力CH
選択回路によって選択されたチャネルから入力される信
号の性質によって、上記(1)と(2)の機能を切り替
える必要がある。よって、その変換結果そのものの値を
使用する場合には、A/D変換の度にCPUへの割り込
み信号を掛けることが出来るようにしておくことが重要
である。
【0047】その場合の処理の流れを、図4のフローチ
ャートに示す。図示するように、比較回路15による比
較ステップS12の前に、当該測定対象により得られた
測定値の変換結果そのものが、外部に伝達する必要のあ
る信号であるか否か、またはCPUにおいて処理の必要
な信号であるか否かを、例えばコントロール回路17が
判定する(ステップS16)。但し、一般的にA/Dコ
ンバータでは、ソフトウェアによって入力信号は各信号
毎に各チャネルCHに割り当てられている。そして、入
力CH選択回路16によってチャネルCHを選択した時
には、コントロール回路17は既にその信号を比較回路
15に送るべきか、またはその信号をCPU20で処理
させるかを認識しているのが通常である。
ャートに示す。図示するように、比較回路15による比
較ステップS12の前に、当該測定対象により得られた
測定値の変換結果そのものが、外部に伝達する必要のあ
る信号であるか否か、またはCPUにおいて処理の必要
な信号であるか否かを、例えばコントロール回路17が
判定する(ステップS16)。但し、一般的にA/Dコ
ンバータでは、ソフトウェアによって入力信号は各信号
毎に各チャネルCHに割り当てられている。そして、入
力CH選択回路16によってチャネルCHを選択した時
には、コントロール回路17は既にその信号を比較回路
15に送るべきか、またはその信号をCPU20で処理
させるかを認識しているのが通常である。
【0048】そして、例えば温度モニタにおける温度デ
ータ等、CPUにおける処理の必要な信号であった場合
には、設定値との比較ステップS12を省略して、コン
トロール回路17は無条件でCPUへの割り込み信号を
出力する。この割り込み信号によって、CPU20は例
えば格納レジスタ13からデータを読み出して、当該デ
ータを外部に伝達する。
ータ等、CPUにおける処理の必要な信号であった場合
には、設定値との比較ステップS12を省略して、コン
トロール回路17は無条件でCPUへの割り込み信号を
出力する。この割り込み信号によって、CPU20は例
えば格納レジスタ13からデータを読み出して、当該デ
ータを外部に伝達する。
【0049】また、ある特定の場合にのみ、例えばある
閾値を超えた、又は等しくなったときのみCPUでの処
理を行う必要がある信号であった場合には、設定値との
比較ステップS12に進む。
閾値を超えた、又は等しくなったときのみCPUでの処
理を行う必要がある信号であった場合には、設定値との
比較ステップS12に進む。
【0050】上記のような処理フローによって、上記
(1)、(2)の両者のケースに対応することが出来
る。
(1)、(2)の両者のケースに対応することが出来
る。
【0051】次にこの発明の第2の実施形態に係るA/
Dコンバータについて図5を用いて説明する。図5はA
/Dコンバータを搭載したワンチップマイコンの一部領
域のブロック図であり、特に要部を抽出して示すもので
ある。
Dコンバータについて図5を用いて説明する。図5はA
/Dコンバータを搭載したワンチップマイコンの一部領
域のブロック図であり、特に要部を抽出して示すもので
ある。
【0052】図示するように本実施形態は上記第1の実
施形態において、複数((m+1)個)の格納レジスタ
13−0〜13−m(変換結果格納レジスタ)を設け、
更にこの格納レジスタ13−0〜13−mの内のいずれ
かを、コントロール回路17からの指令によって選択す
る格納レジスタ選択回路18(格納レジスタと共に、変
換結果格納手段となる)を新たに設けたものである。
施形態において、複数((m+1)個)の格納レジスタ
13−0〜13−m(変換結果格納レジスタ)を設け、
更にこの格納レジスタ13−0〜13−mの内のいずれ
かを、コントロール回路17からの指令によって選択す
る格納レジスタ選択回路18(格納レジスタと共に、変
換結果格納手段となる)を新たに設けたものである。
【0053】前述のように、A/Dコンバータは複数の
種類の対象を測定することが通常であり、且つそれらの
ディジタルデータを保持しておく必要がある場合等も考
えられるため、ディジタルデータを格納する格納レジス
タを複数個有しているのが一般的である。それが本実施
形態の場合である。
種類の対象を測定することが通常であり、且つそれらの
ディジタルデータを保持しておく必要がある場合等も考
えられるため、ディジタルデータを格納する格納レジス
タを複数個有しているのが一般的である。それが本実施
形態の場合である。
【0054】このような場合には、入力CH選択回路に
よって選択された信号をどの格納レジスタに格納するか
を、コントロール回路17が格納レジスタ選択回路18
に命ずる。この指令に基づいて格納レジスタ選択回路1
8が、当該A/D変換によって生成されたディジタルデ
ータを格納する格納レジスタを選択する。そして、上記
(2)のケースにあたるような場合には、比較回路15
によって、当該格納レジスタに格納されたディジタルデ
ータと比較レジスタに格納されている設定値との比較を
行い、その結果に基づいて、コントロール回路17がC
PU20への割り込み信号を発生する。この場合の処理
の流れについては第1の実施形態で説明した図2または
図4と同様であるので説明は省略する。
よって選択された信号をどの格納レジスタに格納するか
を、コントロール回路17が格納レジスタ選択回路18
に命ずる。この指令に基づいて格納レジスタ選択回路1
8が、当該A/D変換によって生成されたディジタルデ
ータを格納する格納レジスタを選択する。そして、上記
(2)のケースにあたるような場合には、比較回路15
によって、当該格納レジスタに格納されたディジタルデ
ータと比較レジスタに格納されている設定値との比較を
行い、その結果に基づいて、コントロール回路17がC
PU20への割り込み信号を発生する。この場合の処理
の流れについては第1の実施形態で説明した図2または
図4と同様であるので説明は省略する。
【0055】上記のように、複数の格納レジスタを有す
るような場合においても、本発明を適用することが可能
である。
るような場合においても、本発明を適用することが可能
である。
【0056】次にこの発明の第3の実施形態に係るA/
Dコンバータについて図6を用いて説明する。図6はA
/Dコンバータを搭載したワンチップマイコンの一部領
域のブロック図であり、特に要部を抽出して示すもので
ある。
Dコンバータについて図6を用いて説明する。図6はA
/Dコンバータを搭載したワンチップマイコンの一部領
域のブロック図であり、特に要部を抽出して示すもので
ある。
【0057】図示するように本実施形態は上記第2の実
施形態において、複数((l+1)個)の比較レジスタ
14−0〜14−mを設け、更にこの比較レジスタ14
−0〜14−lの内のいずれかを、コントロール回路1
7からの指令によって選択する比較レジスタ選択回路1
9(比較レジスタと共に設定値格納手段となる)を新た
に設けたものである。
施形態において、複数((l+1)個)の比較レジスタ
14−0〜14−mを設け、更にこの比較レジスタ14
−0〜14−lの内のいずれかを、コントロール回路1
7からの指令によって選択する比較レジスタ選択回路1
9(比較レジスタと共に設定値格納手段となる)を新た
に設けたものである。
【0058】第1の実施形態で説明した(2)のケース
においては、場合によっては複数の種類の被測定対象か
らの測定値について、各々異なった設定値との比較を要
求されることが考えられる。例えば、複数のバッテリを
有する携帯機器において、1つのA/Dコンバータを用
いて各バッテリの残量を異なる閾値により残量確認する
ような場合が考えられる。このような場合においても対
応可能な例が本実施形態である。
においては、場合によっては複数の種類の被測定対象か
らの測定値について、各々異なった設定値との比較を要
求されることが考えられる。例えば、複数のバッテリを
有する携帯機器において、1つのA/Dコンバータを用
いて各バッテリの残量を異なる閾値により残量確認する
ような場合が考えられる。このような場合においても対
応可能な例が本実施形態である。
【0059】図5において、入力CH選択回路11で選
択したチャネルに入力されるアナログデータが、比較レ
ジスタ14−0〜14−l内の設定値との比較が必要と
なる種の信号であった場合、コントロール回路17はア
ナログデータ(被測定対象)の性質、言い換えれば種類
に応じて比較レジスタ選択回路19に指令を出し、比較
レジスタ選択回路19により当該ディジタルデータとの
比較対象となる設定値を選択する。
択したチャネルに入力されるアナログデータが、比較レ
ジスタ14−0〜14−l内の設定値との比較が必要と
なる種の信号であった場合、コントロール回路17はア
ナログデータ(被測定対象)の性質、言い換えれば種類
に応じて比較レジスタ選択回路19に指令を出し、比較
レジスタ選択回路19により当該ディジタルデータとの
比較対象となる設定値を選択する。
【0060】勿論、変換結果そのものの値を使用する場
合には、A/D変換の度にCPUへの割り込み信号を出
力出来るようにしておくことも可能である。
合には、A/D変換の度にCPUへの割り込み信号を出
力出来るようにしておくことも可能である。
【0061】本実施形態によれば、複数の種類の信号、
または1つの信号を異なる2種類以上の設定値で比較す
るようなA/Dコンバータにおいても本発明を適用する
ことが出来る。
または1つの信号を異なる2種類以上の設定値で比較す
るようなA/Dコンバータにおいても本発明を適用する
ことが出来る。
【0062】上記のように、本発明に係る第1乃至第3
の実施形態によれば、CPUへの割り込み処理を、実際
にCPUでの処理が必要なときにのみ行わせ、それによ
りCPUの負担を低減できるA/Dコンバータを実現で
きる。
の実施形態によれば、CPUへの割り込み処理を、実際
にCPUでの処理が必要なときにのみ行わせ、それによ
りCPUの負担を低減できるA/Dコンバータを実現で
きる。
【0063】なお、本願発明は上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構
成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が
解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発
明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合に
は、この構成要件が削除された構成が発明として抽出さ
れうる。
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構
成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が
解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発
明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合に
は、この構成要件が削除された構成が発明として抽出さ
れうる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、CPUへの割り込み処理を低減することによりCP
Uの負担を軽減できるA/Dコンバータ及びその信号処
理方法を提供できる。
ば、CPUへの割り込み処理を低減することによりCP
Uの負担を軽減できるA/Dコンバータ及びその信号処
理方法を提供できる。
【図1】この発明の第1の実施形態に係るワンチップマ
イコンのブロック図。
イコンのブロック図。
【図2】この発明の第1の実施形態に係るワンチップマ
イコンの処理の流れを示すフローチャート。
イコンの処理の流れを示すフローチャート。
【図3】この発明の第1の実施形態に係るワンチップマ
イコンに搭載されるCPUの処理の流れを示す図。
イコンに搭載されるCPUの処理の流れを示す図。
【図4】この発明の第1の実施形態の変形例に係るワン
チップマイコンの処理の流れを示すフローチャート。
チップマイコンの処理の流れを示すフローチャート。
【図5】この発明の第2の実施形態に係るワンチップマ
イコンのブロック図。
イコンのブロック図。
【図6】この発明の第3の実施形態に係るワンチップマ
イコンのブロック図。
イコンのブロック図。
【図7】従来のA/Dコンバータのブロック図。
【図8】従来のA/Dコンバータの処理の流れを示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図9】従来のワンチップマイコンに搭載されるCPU
の処理の流れを示す図。
の処理の流れを示す図。
10、100…A/Dコンバータ 11、110…入力CH選択回路 12、120…A/D変換部 13、13−0〜13−m、130−0〜130−m…
格納レジスタ 14、14−0〜14−l…比較レジスタ 15…比較回路 16、160…入力CHコントロール回路 17、170…コントロール回路 18…格納レジスタ選択回路 19…比較レジスタ選択回路 20…CPU 21…スピーカ 22…表示装置
格納レジスタ 14、14−0〜14−l…比較レジスタ 15…比較回路 16、160…入力CHコントロール回路 17、170…コントロール回路 18…格納レジスタ選択回路 19…比較レジスタ選択回路 20…CPU 21…スピーカ 22…表示装置
Claims (7)
- 【請求項1】 被測定対象を測定して得られるアナログ
データをディジタルデータに変換するアナログ/ディジ
タル変換手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段で変換した前記ディ
ジタルデータを格納する変換結果格納手段と、 CPUにおける処理の基準となる設定値を格納する設定
値格納手段と、 前記変換結果格納手段に格納された前記ディジタルデー
タと、前記設定値格納手段に格納された前記設定値とを
比較する比較手段と を具備し、前記ディジタルデータの処理を行う前記CP
Uへの割り込み信号を、前記比較手段における比較結果
に応じて発生させることを特徴とするアナログ/ディジ
タルコンバータ。 - 【請求項2】 前記CPUへの割り込み信号を発生させ
る制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載
のアナログ/ディジタルコンバータ。 - 【請求項3】 前記制御手段は、 前記被測定対象が、前記CPUによる当該ディジタルデ
ータの処理を逐次必要とする種のものである場合には、 前記アナログ/ディジタル変換後に、無条件で前記CP
Uへの割り込み信号を発生させ、 前記被測定対象が、当該ディジタルデータが特定の閾値
を超えた又は等しいときにのみ前記CPUによる当該デ
ィジタルデータの処理を必要とする種のものである場合
には、 前記アナログ/ディジタル変換後に、前記比較手段にお
ける前記ディジタルデータと前記設定値との比較を行
い、該比較結果に応じて前記CPUへの割り込み信号を
発生させることを特徴とする請求項2記載のアナログ/
ディジタルコンバータ。 - 【請求項4】 前記変換結果格納手段は、複数の変換結
果格納レジスタと、 前記ディジタルデータを格納する前記変換結果格納レジ
スタを選択する格納レジスタ選択回路とを備えることを
特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のアナログ
/ディジタルコンバータ。 - 【請求項5】 前記設定値格納手段は、相異なる複数の
設定値をそれぞれ格納する複数の比較レジスタと、 前記ディジタルデータの種類によって前記比較レジスタ
を選択する比較レジスタ選択回路とを備え、前記比較手
段は、前記ディジタルデータと、前記比較レジスタ選択
回路で選択された前記比較レジスタに格納されている前
記設定値とを比較することを特徴とする請求項1乃至4
いずれか1項記載のアナログ/ディジタルコンバータ。 - 【請求項6】 被測定対象を測定して得られるアナログ
データをディジタルデータに変換するステップと、 前記ディジタルデータを変換結果格納レジスタに格納す
るステップと、 前記変換結果格納レジスタに格納されたディジタルデー
タを設定値と比較するステップと、 前記ディジタルデータを前記設定値と比較した結果を超
えた又は等しい場合に、CPUへの割り込み信号を出力
するステップと、 前記割り込み信号により、前記CPUが前記ディジタル
データに応じた処理を行うステップとを具備することを
特徴とするアナログ/ディジタルコンバータの信号処理
方法。 - 【請求項7】 前記ディジタルデータを前記設定値と比
較するステップの前に、 前記被測定対象が、前記CPUによる当該ディジタルデ
ータの処理を逐次必要とする種のものであるか、当該デ
ィジタルデータが特定の閾値を超えた又は等しいときに
のみ前記CPUによる当該ディジタルデータの処理を必
要とする種のものであるか、を判断するステップを更に
備え、該ステップにおいて、 前記被測定対象が、前記CPUによる当該ディジタルデ
ータの処理を逐次必要とする種のものと判断された場合
には、 前記変換結果格納レジスタに格納されたディジタルデー
タを設定値と比較するステップを省略して、無条件で前
記CPUへの割り込み信号を出力するステップに進み、 前記被測定対象が、当該ディジタルデータが特定の閾値
を超えた又は等しいときにのみ前記CPUによる当該デ
ィジタルデータの処理を必要とする種のものであると判
断された場合には、 前記変換結果格納レジスタに格納されたディジタルデー
タを設定値と比較するステップに進むことを特徴とする
請求項6記載のアナログ/ディジタルコンバータの信号
処理方法。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP2001057319A JP2002261609A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | アナログ/ディジタルコンバータ及びその信号処理方法 |
TW091103109A TW544994B (en) | 2001-03-01 | 2002-02-22 | A/D converter |
KR1020020010843A KR20020070860A (ko) | 2001-03-01 | 2002-02-28 | 아날로그/디지털 변환기, 그것의 신호 처리 방법 및마이크로컴퓨터 |
CNB021221855A CN1190900C (zh) | 2001-03-01 | 2002-02-28 | 模/数转换器 |
US10/085,028 US20020121998A1 (en) | 2001-03-01 | 2002-03-01 | Analog-to-digital converter that generates interrupt signal based on comparison results of comparator |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001057319A JP2002261609A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | アナログ/ディジタルコンバータ及びその信号処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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KR (1) | KR20020070860A (ja) |
CN (1) | CN1190900C (ja) |
TW (1) | TW544994B (ja) |
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US7046184B2 (en) | 2003-11-18 | 2006-05-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Analog/digital converter for detecting coincidence or non-coincidence between data and a micro-computer including the analog/digital converter |
JP2009514067A (ja) * | 2005-09-09 | 2009-04-02 | クイックフィルター・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | 直列周辺インターフェースを使用するマルチチャンネルデータ転送のためのデータ構造及び回路 |
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KR100885183B1 (ko) * | 2006-09-14 | 2009-02-23 | 삼성전자주식회사 | 유입전류의 영향을 차단하는 전자회로 및 아날로그 디지털변환 회로 |
US7768432B2 (en) * | 2008-06-05 | 2010-08-03 | Mediatek Inc. | Analog-to-digital conversion devices and analog-to-digital conversion stages thereof |
US9312876B1 (en) | 2014-09-24 | 2016-04-12 | Intel Corporation | Asynchronous low-power analog-to-digital converter circuit with configurable thresholds |
US11016453B2 (en) * | 2018-04-05 | 2021-05-25 | General Electric Technology Gmbh | Systems and methods for controlling a power generation unit |
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JPH069106A (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-18 | Nec Eng Ltd | 紙葉類の重送検出回路 |
KR19980053904U (ko) * | 1996-12-31 | 1998-10-07 | 추호석 | 연삭기의 지석파괴 보호장치 및 방법 |
JP2000046665A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Smc Corp | 多チャンネル圧力センサコントローラ |
KR20000015337U (ko) * | 1998-12-31 | 2000-07-25 | 추호석 | 트롤리 바의 카본브러쉬 수명검출장치 |
-
2001
- 2001-03-01 JP JP2001057319A patent/JP2002261609A/ja active Pending
-
2002
- 2002-02-22 TW TW091103109A patent/TW544994B/zh not_active IP Right Cessation
- 2002-02-28 KR KR1020020010843A patent/KR20020070860A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-02-28 CN CNB021221855A patent/CN1190900C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-03-01 US US10/085,028 patent/US20020121998A1/en not_active Abandoned
Cited By (3)
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