JP2002260492A - 多方向釦スイッチ装置 - Google Patents
多方向釦スイッチ装置Info
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- JP2002260492A JP2002260492A JP2001061305A JP2001061305A JP2002260492A JP 2002260492 A JP2002260492 A JP 2002260492A JP 2001061305 A JP2001061305 A JP 2001061305A JP 2001061305 A JP2001061305 A JP 2001061305A JP 2002260492 A JP2002260492 A JP 2002260492A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 中心点とその中心点の周囲の複数点にそれぞ
れスイッチが配置された基板と、裏面に前記複数のスイ
ッチにそれぞれ対応する押圧突起が形成されたスイッチ
駆動釦とを有し、前記スイッチ駆動釦を、前記押圧突起
がそれぞれ所定の間隔を介して前記複数の各スイッチと
対向するように、かつ、スイッチ駆動釦の押圧位置に応
じて任意の方向に傾斜するように配置し、そのスイッチ
駆動釦の押圧位置に応じて、前記複数のスイッチの1つ
を前記押圧突起により押圧して、選択的に駆動する多方
向釦スイツチ装置において、押圧位置によっても複数の
スイッチが同時に駆動されることがないようにする。 【解決手段】 上中心点に配置された前記スイッチ1b
を駆動させる為に要する押圧力が、他の複数のスイッチ
1baないし1bdに比較して大きくした。
れスイッチが配置された基板と、裏面に前記複数のスイ
ッチにそれぞれ対応する押圧突起が形成されたスイッチ
駆動釦とを有し、前記スイッチ駆動釦を、前記押圧突起
がそれぞれ所定の間隔を介して前記複数の各スイッチと
対向するように、かつ、スイッチ駆動釦の押圧位置に応
じて任意の方向に傾斜するように配置し、そのスイッチ
駆動釦の押圧位置に応じて、前記複数のスイッチの1つ
を前記押圧突起により押圧して、選択的に駆動する多方
向釦スイツチ装置において、押圧位置によっても複数の
スイッチが同時に駆動されることがないようにする。 【解決手段】 上中心点に配置された前記スイッチ1b
を駆動させる為に要する押圧力が、他の複数のスイッチ
1baないし1bdに比較して大きくした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオカセットレコ
ーダなどの電子機器に使用される、比較的大きなスイッ
チ駆動釦の押圧位置に応じて、複数のスイッチの1つを
選択的に駆動する多方向釦スイッチ装置に関するもの
で、より安定な選択動作が望める具体的構成を提供する
ものである。
ーダなどの電子機器に使用される、比較的大きなスイッ
チ駆動釦の押圧位置に応じて、複数のスイッチの1つを
選択的に駆動する多方向釦スイッチ装置に関するもの
で、より安定な選択動作が望める具体的構成を提供する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3ないし図6に従来の多方向釦スイッ
チ装置の構成を示す。図3は多方向釦スイッチ装置の分
解斜視図、図4は同側断面図、図6は同要部拡大斜視図
である。これらの図において、1は四辺形状の電子回路
基板であり、その電子回路基板1上には、スイッチ1b
を中心として十字を描く位置にそれぞれスイッチ1b
a、1bb、1bc、1bdが配置されており、また、
その電子回路基板1の四隅にはそれぞれ貫通孔1cが設
けられている。なお、前記スイッチ1ba、1bb、1
bc、1bdは、スイッチを駆動させるために要する押
圧力は同一のものが使用されている。
チ装置の構成を示す。図3は多方向釦スイッチ装置の分
解斜視図、図4は同側断面図、図6は同要部拡大斜視図
である。これらの図において、1は四辺形状の電子回路
基板であり、その電子回路基板1上には、スイッチ1b
を中心として十字を描く位置にそれぞれスイッチ1b
a、1bb、1bc、1bdが配置されており、また、
その電子回路基板1の四隅にはそれぞれ貫通孔1cが設
けられている。なお、前記スイッチ1ba、1bb、1
bc、1bdは、スイッチを駆動させるために要する押
圧力は同一のものが使用されている。
【0003】2aは,略円盤状のスイッチ駆動釦2の操
作部であって、その操作部2aの裏面の中央には、前記
スイッチ1bを駆動させる駆動突起2bが形成され、そ
の駆動突起2bを中心とし、十字を描く位置にそれぞれ
スイッチ1ba,1bb,1bc,1bdを駆動する駆
動突起2ba,2bb,2bc,2bdが配設されてい
る。
作部であって、その操作部2aの裏面の中央には、前記
スイッチ1bを駆動させる駆動突起2bが形成され、そ
の駆動突起2bを中心とし、十字を描く位置にそれぞれ
スイッチ1ba,1bb,1bc,1bdを駆動する駆
動突起2ba,2bb,2bc,2bdが配設されてい
る。
【0004】さらに、前記操作部2aの外周には4本の
湾曲した弾性変形可能なヒンジ2cが形成されており、
その2本一組のヒンジ2cの先端には、それぞれ短冊状
の固定桟2dが互いに並行するように形成されている。
また、これらの固定桟2dの両端近傍にはそれぞれビス
孔2eが形成されている。
湾曲した弾性変形可能なヒンジ2cが形成されており、
その2本一組のヒンジ2cの先端には、それぞれ短冊状
の固定桟2dが互いに並行するように形成されている。
また、これらの固定桟2dの両端近傍にはそれぞれビス
孔2eが形成されている。
【0005】3は電子機器のフロントパネル等の筺体で
あり、この筐体3には、前記操作部2aが挿入される貫
通孔3aと、裏面にピン3b(4箇所)とボス3c(4箇
所)が形成されている。
あり、この筐体3には、前記操作部2aが挿入される貫
通孔3aと、裏面にピン3b(4箇所)とボス3c(4箇
所)が形成されている。
【0006】そして、前記筺体3の貫通孔3aにスイッ
チ駆動釦の操作部2aを貫通させ、筺体3の裏面の前記
ピン3bの2本づつに前記固定桟2dの貫通孔2eを圧
入させてスイッチ駆動釦2を筐体3に取り付ける。すな
わち、スイッチ駆動釦2の操作部2aは,ヒンジ2cに
よって前後左右上下に移動傾斜可能に筐体3に取り付け
られている。
チ駆動釦の操作部2aを貫通させ、筺体3の裏面の前記
ピン3bの2本づつに前記固定桟2dの貫通孔2eを圧
入させてスイッチ駆動釦2を筐体3に取り付ける。すな
わち、スイッチ駆動釦2の操作部2aは,ヒンジ2cに
よって前後左右上下に移動傾斜可能に筐体3に取り付け
られている。
【0007】上記筺体3にスイッチ駆動釦2を固定した
後、電子回路基板1の貫通孔1cにビス4(4箇所)を貫
通させ、筺体3の裏面のボス3c(4箇所)に電子回路基
板1を係止させる。このとき、前記駆動突起2b,2b
a、2bb、2bc、2bdの先端との間に所定の間隙
を介してそれぞれ前記スイッチ1b、1ba、1bb、
1bc、1bdが位置するように構成されている。上述
のようにして組つけ完成された後の縦断面図が図4であ
る。
後、電子回路基板1の貫通孔1cにビス4(4箇所)を貫
通させ、筺体3の裏面のボス3c(4箇所)に電子回路基
板1を係止させる。このとき、前記駆動突起2b,2b
a、2bb、2bc、2bdの先端との間に所定の間隙
を介してそれぞれ前記スイッチ1b、1ba、1bb、
1bc、1bdが位置するように構成されている。上述
のようにして組つけ完成された後の縦断面図が図4であ
る。
【0008】図5はスイッチ駆動釦2を操作面側から見
た図である。2f部、2fa部、2fb部、2fc、2
fd部はスイッチ駆動釦2の駆動突起2b、2ba、2
bb、2bc、2bdの真表に位置する部位である。
た図である。2f部、2fa部、2fb部、2fc、2
fd部はスイッチ駆動釦2の駆動突起2b、2ba、2
bb、2bc、2bdの真表に位置する部位である。
【0009】スイッチ駆動釦2を筺体3に取り付けた
後、例えば、2fa部を押すと駆動突起2baがスイッ
チ1baを押圧駆動する。以下同様に2fb部、2f
c、2fd部を押すとそれぞれに対応する駆動突起2b
b、2bc、2bdがそれぞれに対応するスイッチ1b
b、1bc、1bdを駆動する。そして、中心の2f部
を押すと駆動突起2bがスイッチ1bを駆動する。
後、例えば、2fa部を押すと駆動突起2baがスイッ
チ1baを押圧駆動する。以下同様に2fb部、2f
c、2fd部を押すとそれぞれに対応する駆動突起2b
b、2bc、2bdがそれぞれに対応するスイッチ1b
b、1bc、1bdを駆動する。そして、中心の2f部
を押すと駆動突起2bがスイッチ1bを駆動する。
【0010】このとき同時に他の4つのスイッチが駆動
する可能性があるため、図4に示すように、駆動突起2
bの先端部とスイッチ1bの先端部の距離は、他の駆動
突起1ba、1bb、1bc、1bdのそれぞれの先端
部と、それぞれに対応するスイッチ1ba、1bb、1
bc、1bdの先端部との距離よりも小さくなるよう構
成されている。
する可能性があるため、図4に示すように、駆動突起2
bの先端部とスイッチ1bの先端部の距離は、他の駆動
突起1ba、1bb、1bc、1bdのそれぞれの先端
部と、それぞれに対応するスイッチ1ba、1bb、1
bc、1bdの先端部との距離よりも小さくなるよう構
成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の構造にお
いて、スイッチ駆動釦2上の2f部、2fa部、2fb
部、2fc、2fd部のうちの一つを選択的に押圧する
と、それぞれに対応するスイッチ1b、1ba、1b
b、1bc、1bdのうちの一つが選択的に押圧され
て、そのスイッチを選択的に駆動することが可能であ
る。しかし、例えば、図3の中央部の2f部と2fa部
の中間部に位置する2ga部を押圧した場合、図6のよ
うにスイッチ1bとスイッチ1baが同時に押圧駆動さ
れるという問題があった。また、押圧の位置によっては
3つ以上のスイッチが同時に駆動される問題があった。
いて、スイッチ駆動釦2上の2f部、2fa部、2fb
部、2fc、2fd部のうちの一つを選択的に押圧する
と、それぞれに対応するスイッチ1b、1ba、1b
b、1bc、1bdのうちの一つが選択的に押圧され
て、そのスイッチを選択的に駆動することが可能であ
る。しかし、例えば、図3の中央部の2f部と2fa部
の中間部に位置する2ga部を押圧した場合、図6のよ
うにスイッチ1bとスイッチ1baが同時に押圧駆動さ
れるという問題があった。また、押圧の位置によっては
3つ以上のスイッチが同時に駆動される問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の多方向釦スイッチは、中心点に配置された
スイッチを駆動させる為に要する押圧力を、その周囲に
配置された他の複数のスイッチに比較して大きいことを
特徴とする多方向釦スイッチ装置であり、この構成によ
れば、前記スイッチ駆動釦の中心点とその周囲の押すべ
き位置との中間を押した場合に、たとえ中心点のスイッ
チとその周囲のスイッチとが同時に駆動突起により押さ
れるようなことがあっても、スイッチを駆動するに要す
る押圧力が異なるため、先に周囲のスイッチが駆動する
こととなり、複数個のスイッチが同時に押圧駆動される
という問題を解決できるものである。
に、本発明の多方向釦スイッチは、中心点に配置された
スイッチを駆動させる為に要する押圧力を、その周囲に
配置された他の複数のスイッチに比較して大きいことを
特徴とする多方向釦スイッチ装置であり、この構成によ
れば、前記スイッチ駆動釦の中心点とその周囲の押すべ
き位置との中間を押した場合に、たとえ中心点のスイッ
チとその周囲のスイッチとが同時に駆動突起により押さ
れるようなことがあっても、スイッチを駆動するに要す
る押圧力が異なるため、先に周囲のスイッチが駆動する
こととなり、複数個のスイッチが同時に押圧駆動される
という問題を解決できるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の多方向
釦スイッチ装置は、中心点とその中心点の周囲の複数点
にそれぞれ押圧することにより駆動されるスイッチが配
置された基板と、裏面に前記複数のスイッチにそれぞれ
対応する押圧突起が形成されたスイッチ駆動釦とを有
し、前記スイッチ駆動釦を、前記押圧突起がそれぞれ所
定の間隔を介して前記複数の各スイッチと対向するよう
に、かつ、スイッチ駆動釦の押圧位置に応じて任意の方
向に傾斜するように、前記複数のスイッチを覆うように
配置し、そのスイッチ駆動釦の押圧位置に応じて、前記
複数のスイッチの1つを前記押圧突起により押圧して、
そのスイッチを選択的に駆動する多方向釦スイツチ装置
において、前記基板上中心点に配置されたスイッチを駆
動させる為に要する押圧力を、他の複数のスイッチに比
較して大きくしたことを特徴とする多方向釦スイッチ装
置であり、たとえ、スイッチ駆動釦の中心点とその周囲
の押すべき位置との中間を押した場合において、中心点
のスイッチとその周囲のスイッチとが同時に駆動突起に
より押されるようなことがあっても、スイッチを駆動す
るに要する押圧力が異なるため、先に周囲のスイッチか
駆動することとなり、複数個のスイッチが同時に押圧駆
動されるという問題を解決できるものである。
釦スイッチ装置は、中心点とその中心点の周囲の複数点
にそれぞれ押圧することにより駆動されるスイッチが配
置された基板と、裏面に前記複数のスイッチにそれぞれ
対応する押圧突起が形成されたスイッチ駆動釦とを有
し、前記スイッチ駆動釦を、前記押圧突起がそれぞれ所
定の間隔を介して前記複数の各スイッチと対向するよう
に、かつ、スイッチ駆動釦の押圧位置に応じて任意の方
向に傾斜するように、前記複数のスイッチを覆うように
配置し、そのスイッチ駆動釦の押圧位置に応じて、前記
複数のスイッチの1つを前記押圧突起により押圧して、
そのスイッチを選択的に駆動する多方向釦スイツチ装置
において、前記基板上中心点に配置されたスイッチを駆
動させる為に要する押圧力を、他の複数のスイッチに比
較して大きくしたことを特徴とする多方向釦スイッチ装
置であり、たとえ、スイッチ駆動釦の中心点とその周囲
の押すべき位置との中間を押した場合において、中心点
のスイッチとその周囲のスイッチとが同時に駆動突起に
より押されるようなことがあっても、スイッチを駆動す
るに要する押圧力が異なるため、先に周囲のスイッチか
駆動することとなり、複数個のスイッチが同時に押圧駆
動されるという問題を解決できるものである。
【0014】次に、本発明の請求項2に記載の多方向釦
スイッチ装置は、前記スイッチ駆動釦の、前記基板上の
中心点に配置したスイッチに対応する押圧突起の先端を
略半球状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の
多方向釦スイッチ装置であり、前述のように、スイッチ
駆動釦の中心点とその周囲の押すべき位置との中間を押
した場合において、中心点のスイッチとその周囲のスイ
ッチとが同時に駆動突起により接触するようなことがあ
っても、スイッチを駆動するに要する押圧力が異なり、
かつ、、中心点に配置したスイッチを押圧する駆動突起
の先端が略半球状に形成されているため、中心点に配置
したスイッチが駆動する前に、前記略半球状部位が支点
となって、前記スイッチ駆動釦全体が滑らかに傾斜し
て、周囲の他のスイッチを駆動することとなり、同時に
複数のスイッチが駆動されることはないものである。
スイッチ装置は、前記スイッチ駆動釦の、前記基板上の
中心点に配置したスイッチに対応する押圧突起の先端を
略半球状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の
多方向釦スイッチ装置であり、前述のように、スイッチ
駆動釦の中心点とその周囲の押すべき位置との中間を押
した場合において、中心点のスイッチとその周囲のスイ
ッチとが同時に駆動突起により接触するようなことがあ
っても、スイッチを駆動するに要する押圧力が異なり、
かつ、、中心点に配置したスイッチを押圧する駆動突起
の先端が略半球状に形成されているため、中心点に配置
したスイッチが駆動する前に、前記略半球状部位が支点
となって、前記スイッチ駆動釦全体が滑らかに傾斜し
て、周囲の他のスイッチを駆動することとなり、同時に
複数のスイッチが駆動されることはないものである。
【0015】(実施の形態)本発明の請求項1に記載さ
れた発明の実施の形態について、図1を用いて説明す
る。なお、本実施の形態においてもスイッチ駆動釦2の
構成を始め、スイッチ1b、1ba、1bb、1bc、
1bdの各配置など前述した従来例と同一であり、各部
品については同一の符号を付している。
れた発明の実施の形態について、図1を用いて説明す
る。なお、本実施の形態においてもスイッチ駆動釦2の
構成を始め、スイッチ1b、1ba、1bb、1bc、
1bdの各配置など前述した従来例と同一であり、各部
品については同一の符号を付している。
【0016】本実施の形態において、前述の従来例と異
なる点は、電子回路基板1上の中央に位置するスイッチ
1bのスイッチを駆動させる為に要する押圧力が、他の
周囲のスイッチ1ba、1bb、1bc、1bdに比較
して大きな押圧力が必要なように設定されていることで
ある。
なる点は、電子回路基板1上の中央に位置するスイッチ
1bのスイッチを駆動させる為に要する押圧力が、他の
周囲のスイッチ1ba、1bb、1bc、1bdに比較
して大きな押圧力が必要なように設定されていることで
ある。
【0017】このことによって、例えば、図5に示す操
作部2aの中央部の2f部と2fa部の中間部に位置す
る2ga部を押圧した場合、図1に示すようにスイッチ
1bとスイッチ1baがほぼ同時に押圧される状態にな
るが、前述のようにスイッチ1baはスイッチ1bより
軽い力で駆動されるので、スイッチ1bより優先して駆
動されることとなり、同時には駆動されない。スイッチ
1baが駆動された後、さらにより強い力で2ga部を
押圧した場合、スイッチ1bも駆動されるが、スイッチ
1baが駆動された後、スイッチ1bが駆動するまでに
は時間的遅延があるため、スイッチ1baが駆動した時
点で、続いて起こるスイッチ1bの駆動を認識させない
ようにするのは論理回路によって容易である。
作部2aの中央部の2f部と2fa部の中間部に位置す
る2ga部を押圧した場合、図1に示すようにスイッチ
1bとスイッチ1baがほぼ同時に押圧される状態にな
るが、前述のようにスイッチ1baはスイッチ1bより
軽い力で駆動されるので、スイッチ1bより優先して駆
動されることとなり、同時には駆動されない。スイッチ
1baが駆動された後、さらにより強い力で2ga部を
押圧した場合、スイッチ1bも駆動されるが、スイッチ
1baが駆動された後、スイッチ1bが駆動するまでに
は時間的遅延があるため、スイッチ1baが駆動した時
点で、続いて起こるスイッチ1bの駆動を認識させない
ようにするのは論理回路によって容易である。
【0018】このようにして、スイッチ駆動釦上の任意
の一点を選択的に押圧しても複数のスイッチが同時に駆
動することを回避できるものである。
の一点を選択的に押圧しても複数のスイッチが同時に駆
動することを回避できるものである。
【0019】ここでのスイッチは、例えば、電子回路で
一般的に使用されるダイヤフラム接点を使用したタクト
スイッチ等であり、この場合ダイヤフラムの厚さや形状
を調整することで、駆動に必要な押圧力を調整すること
が可能である。また、シリコン等のラバーに塗布された
炭素等を接点とするスイッチでも駆動に必要な押圧力を
調整することで同様の効果を得ることができるものであ
る。
一般的に使用されるダイヤフラム接点を使用したタクト
スイッチ等であり、この場合ダイヤフラムの厚さや形状
を調整することで、駆動に必要な押圧力を調整すること
が可能である。また、シリコン等のラバーに塗布された
炭素等を接点とするスイッチでも駆動に必要な押圧力を
調整することで同様の効果を得ることができるものであ
る。
【0020】図2は本発明の請求項2に記載された発明
の実施の形態を示すもので、前述したの構成において、
さらに、中央のスイッチ1bに対応する駆動突起2bの
先端を略半球状にしたものである。このことによって、
2ga部を押圧した場合、駆動突起2bの先端部の略半
球状部位がスイッチ1b先端に接触して後、スイッチ1
bが駆動する前に、略半球状部位が支点となって、前記
スイッチ駆動釦全体が図1の場合より滑らかに傾斜し
て、スイッチ1baをより滑らかに駆動できるものであ
る。
の実施の形態を示すもので、前述したの構成において、
さらに、中央のスイッチ1bに対応する駆動突起2bの
先端を略半球状にしたものである。このことによって、
2ga部を押圧した場合、駆動突起2bの先端部の略半
球状部位がスイッチ1b先端に接触して後、スイッチ1
bが駆動する前に、略半球状部位が支点となって、前記
スイッチ駆動釦全体が図1の場合より滑らかに傾斜し
て、スイッチ1baをより滑らかに駆動できるものであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、中心点と
その中心点の周囲の複数点にそれぞれ押圧することによ
り駆動されるスイッチが配置された基板と、裏面に前記
複数のスイッチにそれぞれ対応する押圧突起が形成され
たスイッチ駆動釦とを有し、前記スイッチ駆動釦を、前
記押圧突起がそれぞれ所定の間隔を介して前記複数の各
スイッチと対向するように、かつ、スイッチ駆動釦の押
圧位置に応じて任意の方向に傾斜するように、前記複数
のスイッチを覆うように配置し、そのスイッチ駆動釦の
押圧位置に応じて、前記複数のスイッチの1つを前記押
圧突起により押圧して、そのスイッチを選択的に駆動す
る多方向釦スイツチ装置において、押圧位置に置いて同
時に複数のスイッチを駆動摺るというようなことは軽減
除去されるものである。
その中心点の周囲の複数点にそれぞれ押圧することによ
り駆動されるスイッチが配置された基板と、裏面に前記
複数のスイッチにそれぞれ対応する押圧突起が形成され
たスイッチ駆動釦とを有し、前記スイッチ駆動釦を、前
記押圧突起がそれぞれ所定の間隔を介して前記複数の各
スイッチと対向するように、かつ、スイッチ駆動釦の押
圧位置に応じて任意の方向に傾斜するように、前記複数
のスイッチを覆うように配置し、そのスイッチ駆動釦の
押圧位置に応じて、前記複数のスイッチの1つを前記押
圧突起により押圧して、そのスイッチを選択的に駆動す
る多方向釦スイツチ装置において、押圧位置に置いて同
時に複数のスイッチを駆動摺るというようなことは軽減
除去されるものである。
【図1】本発明の実施の形態における多方向釦スイッチ
装置の動作状態を示す側断面図
装置の動作状態を示す側断面図
【図2】本発明の他の実施の形態における多方向釦スイ
ッチ装置の動作状態を示す側断面および一部拡大側面図
ッチ装置の動作状態を示す側断面および一部拡大側面図
【図3】従来の多方向釦スイッチ装置の分解斜視図
【図4】同従来の多方向釦スイッチ装置の非動作状態に
おける側面図
おける側面図
【図5】同従来の多方向釦スイッチ装置の要部拡大斜視
図
図
【図6】同従来の多方向釦スイッチ装置の動作状態にお
ける側面図
ける側面図
1 電子回路基板 1b、1ba、1bb、1bc、1bd スイッチ 1c 貫通孔 2 スイッチ駆動釦 2a スイッチ駆動釦の操作部 2b,2ba,2bb,2bc,2bd 駆動突起 2c ヒンジ 2d 固定桟 2e 貫通孔 3 筺体 3a 貫通孔 3b ピン 3c ボス 4 ビス
Claims (2)
- 【請求項1】 中心点とその中心点の周囲の複数点にそ
れぞれ押圧することにより駆動されるスイッチが配置さ
れた基板と、裏面に前記複数のスイッチにそれぞれ対応
する押圧突起が形成されたスイッチ駆動釦とを有し、前
記スイッチ駆動釦を、前記押圧突起がそれぞれ所定の間
隔を介して前記複数の各スイッチと対向するように、か
つ、スイッチ駆動釦の押圧位置に応じて任意の方向に傾
斜するように、前記複数のスイッチを覆うように配置
し、そのスイッチ駆動釦の押圧位置に応じて、前記複数
のスイッチの1つを前記押圧突起により押圧して、その
スイッチを選択的に駆動する多方向釦スイツチ装置にお
いて、前記基板上中心点に配置されたスイッチを駆動さ
せる為に要する押圧力を、他の複数のスイッチに比較し
て大きくしたことを特徴とする多方向釦スイッチ装置。 - 【請求項2】 前記スイッチ駆動釦の、前記基板上の中
心点に配置したスイッチに対応する押圧突起の先端を略
半球状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の多
方向釦スイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001061305A JP2002260492A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 多方向釦スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001061305A JP2002260492A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 多方向釦スイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002260492A true JP2002260492A (ja) | 2002-09-13 |
Family
ID=18920618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001061305A Pending JP2002260492A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 多方向釦スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002260492A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006179397A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd | 多方向押圧型スイッチ |
EP1953074A1 (en) * | 2007-01-30 | 2008-08-06 | CAMPAGNOLO S.r.l. | Human-bicycle interaction device |
US7436391B2 (en) | 2002-10-09 | 2008-10-14 | Siemens Aktiengesellschaft | Navigation switch |
US8217627B2 (en) | 2007-04-12 | 2012-07-10 | Campagnolo S.R.L. | System and method for managing power to an electronic apparatus on-board a bicycle |
-
2001
- 2001-03-06 JP JP2001061305A patent/JP2002260492A/ja active Pending
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