JP4009955B2 - 携帯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話、PDA(Personal digital assistant)といわれる個人向け携帯型情報通信器、携帯用オーディオ装置等のような各種の切換え操作を必要とする携帯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の携帯装置は、電源スイッチは勿論のこと各種のモード切換えスイッチを有しているが、特に近時は、小型化されると同時に各種の機能が豊富に盛り込まれるようになってきている。そのため、操作すべき切換えスイッチが多数必要となってきた。
【0003】
そこで、このような携帯装置における従来技術としては、例えば下記特許文献1で示すものが提案されている。これは、回転ダイヤル4の回転動作によってカーソルを上下だけでなく、左右にも移動させるものである。そのために、別途補助キー5を設け、回転ダイヤル4だけの操作ではカーソルが上下に移動し、補助キー5の押圧操作と共に回転ダイヤル4を操作するとカーソルが左右に移動できるようにしたものである。このようにして、回転ダイヤル4は補助キー5の助けを借りて異なった動作が可能となる。
【0004】
また、回転ダイヤル4は、押圧可能になっており、押圧することによりスイッチ動作がなされる構成をとっている。この構成により、回転ダイヤル4は任意の回動位置で押圧するとトリガー信号を発生する機能を有している。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−342000号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術においては、回転ダイヤル4と補助キー5の2つの部品を異なった位置に配している。そのため、携帯装置は夫々の部品の占有体積を独立して確保し、夫々の部品間を接続するための回路を必要とすることになるので小型化に制限が生じてしまう。一方、回転ダイヤル4自体を押圧可能にしてスイッチ機能をもたせた技術にあっては、ディスプレイ上に表示した多種のメニュー画面から回転ダイヤル4の押圧操作によりクリックして所望のメニユーの選択ができる。そのため、この技術は、同一個所での同一部品での複数機能を達成するという有効な機能を有するが、ディスプレイ上での表示が必須となる。
【0007】
ところが、各種の携帯装置では、複数の回路に対応した固定接点を任意に選択して切換える必要がある。このような機能を有する携帯装置においては、上述した記複数の部品を異なる位置に配する従来技術を適用すると小型化が不可能になってしまう。また、固定接点の切換えにディスプレイの表示を用いることは、特別なソフトウェアを必要とするのでコスト的に不利となり、操作もめんどうである。そこで、本発明は、上記携帯装置において、複数の固定接点中から任意の固定接点を選択し、この選択された固定接点の切換え操作に適したものを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるPDAの構成は、本体内に設けられた複数の回路に対応した固定接点を任意に選択して切換える機能を有する携帯装置であるPDAにおいて、複数の前記固定接点をプリント基板上に一列に配して形成した固定接点部と、前記固定接点部に対向して前記固定接点の一部を臨ませる貫通孔を有し前記列方向に沿って可動する板状の絶縁材からなる第1の可動部と、前記第1の可動部を連結して前記本体の側部に設けた第1の操作部と、前記第1の可動部を挟んで前記固定接点部に対して前記列方向に沿って可動すると共に、前記貫通孔を介して前記固定接点に接する複数の可動接点を有する第2の可動部と、前記第2の可動部を連結して前記本体の側部に設けた第2の操作部とを備えてなるので、以下の効果を有する。第一に、前記PDAは、前記複数の固定接点中、一部の固定接点を選択的に貫通孔を介して臨ませ、この臨ませた固定接点についてのみ前記可動接点が接触するため、前記可動接点が前記固定接点を選択して接続することを簡単な構成で確実にできる効果がある。特に、少ない操作部で多数の機能を発揮できるのでPDAに適用して好適である。第二に、前記PDAは、板状の前記プリント基板に同じ板状の第1の可動部を重ねて設け、全体的に厚みを薄くすることによって小型化に適した構成とすることができる。第三に、前記第1の操作部と前記第2の操作部とが本体の側部に可動可能に設けられることにより、本体正面に配された表示面等の他の部品の邪魔にならない位置にあり、PDAにおいて操作性が向上したものとなる効果がある。
【0009】
また、本発明の請求項2による携帯装置にあっては、一列に配された複数の固定接点を有する固定接点部と、前記固定接点部に対向して前記固定接点の一部を臨ませる貫通孔を有し前記列方向に沿って可動する絶縁材からなる第1の可動部と、前記第1の可動部に連結された第1の操作部と、前記第1の可動部を挟んで前記固定接点部に対して前記列方向に沿って可動すると共に、前記貫通孔を介して前記固定接点に接する複数の可動接点を有する第2の可動部と、前記第2の可動部に連結された第2の操作部とを備えてなるので、前記複数の固定接点中、一部の固定接点を選択的に貫通孔を介して臨ませ、この臨ませた固定接点についてのみ前記可動接点が接触するため、前記可動接点が前記固定接点を選択して接続することを簡単な構成で確実にできる効果がある。
【0010】
また、本発明の請求項による携帯装置にあっては、請求項2のおける前記第1の操作部と前記第2の操作部とが本体の側部に設けられてなるので、本体正面に配された表示面等の他の部品の邪魔にならない位置にあり、携帯装置において操作性が向上したものとなる効果がある。
【0011】
また、本発明の請求項による携帯装置にあっては、本体内に設けられた複数の回路に対応した固定接点を任意に選択して切換える機能を有する携帯装置において、前記複数の固定接点を一列に配した固定接点部と、前記固定接点部に対向して一部の前記固定接点を臨ませる第1の貫通孔を有し前記列方向に沿って可動する絶縁材からなる第1の可動部と、前記第1の可動部を連結した第1の操作部と、前記第1の可動部を挟んで前記固定接点部に対して前記列方向に沿って可動すると共に、前記貫通孔を介して前記固定接点に接する複数の可動接点を有する第2の可動部と、前記第2の可動部を連結した第2の操作部と、前記第1の可動部と前記第2の可動部との間に少なくとも一つ以上配されて前記列方向に沿って可動すると共に、前記第1の貫通孔を介して一部の前記固定接点を臨ませる第2の貫通孔を有する絶縁材からなる第3の可動部と、前記第3の可動部を連結した第3の操作部とを備えてなるので、以下の効果を有する。前記携帯装置は、前記複数の固定接点中、一部の固定接点を選択的に貫通孔を介して臨ませ、この臨ませた固定接点についてのみ前記可動接点が接触するのであるが、複数の可動部を夫々独立に可動可能に設け、これら可動部の貫通孔の位置を種々組み合わせることができるため、前記可動接点による前記固定接点の接続状態の組み合わせを少ない部品で多くとることができる。
【0012】
また、本発明の請求項による携帯装置にあっては、請求項における前記第1の操作部、前記第2の操作部及び第3の操作部とが本体の側部に設けられてなるので、本体正面に配された表示面等の他の部品の邪魔にならない位置にあり、携帯装置において操作性が向上したものとなる効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態の第1の例を適用した携帯装置であるPDAの外観を示す斜視図、図2はその要部の断面図、図3はその要部を平面的に示した説明図である。
【0014】
図1において、1はPDAの本体であり全体的に円形となっている。本体1の側面中央部分には帯状に固定部2が設けられ、その両側には帯状の第1の操作部3と第2の操作部4とが設けられている。固定部2は本体1と一体になっており、第1の操作部3と第2の操作部4とは本体1に対して回動するようになっている。そして、これら固定部2、第1の操作部3及び第2の操作部4には夫々適宜に表示が施されている。一方、本体1の正面には液晶画面5が設けられている。
【0015】
図2、図3で示すように本体1の内部には、プリント基板6上に一列に並んで4個の固定接点7a、7b、7c、7dを配して固定接点部8が形成されている。これら固定接点7a、7b、7c、7dは回路に接続されている。固定接点部8に対向して絶縁材からなる板状の第1の可動部10が配されている。そして、この第1の可動部10には、3個の固定接点が臨まされる3個の貫通孔9a、9b、9cが形成されている。また、この第1の可動部10は第1の操作部3と連結なされ、固定接点7a、7b、7c、7dの列に沿って移動するようになっている。11a、11bは第1の接点部10を挟んで固定接点部8に対向して配された一対の可動接点であり、互いに電気的に連結されている。この可動接点11a、11bは第2の操作部4に取り付けられた第2の可動部11を形成している。そして、可動接点11a、11bは貫通孔9a、9b、9cを介して固定接点7a、7b、7c、7d中の2個の接点と接触するものである。第1の操作部3と第2の操作部4は、所定に位置でクリックストップするクリックストップ機構(図示せず)が設けられている。また、可動接点11a、11bは先端に丸みをもたせ、貫通孔9a、9b、9cはテーパ状として、可動接点11a、11bが貫通孔9a、9b、9c内への挿入、離脱を円滑にする。
【0016】
次に、本発明の実施の形態の第1の例における動作を図4〜図6を用いて説明するが、各構成部品は説明の便宜上直線的に示す。
【0017】
図4、図5に基づいて、第1の切換え動作である固定端子7a、7b、7c間での切換えについて説明をする。まず、第1の操作部3を操作することよって第1の可動部10を移働させ、3個の貫通孔9a、9b、9cを固定接点7a、7b、7c上に位置させる。次に、第2の操作部4を回動操作して可動接点11a、11bを図4で示すとおり、貫通孔9a、9b上に位置させれば、可動接点11a、11bは、固定接点7a、7bを短絡させて、図5で示すように第1の回路12aと第2の回路12bとを接続する。更に、第2の操作部4を操作することにより可動接点11a、11bを貫通孔9b、9c上に位置させれば、図5において点線で示すように可動接点11a,11bga固定接点7b、7cを短絡させて第2の回路12bと第3の回路12cとを接続させる。固定接点7dは第1の可動部10によりマスクされており、仮に、その位置に可動接点11a、11bが移動しても接触せず電気的な接続関係が得られない。従って、第1の切換え動作では固定接点7a、7b、7c間だけの切換え接続がなされる。
【0018】
図6、図7に基づいて、第2の切換え動作である固定接点7b、7c、7d間での切換えについて説明をする。まず、第1の操作部3を操作することによって第1の可動部10を移動させ、3個の貫通孔9a、9b、9cを固定接点7b、7c、7d上に位置させる。次に、第2の操作部4を操作して可動接点11a、11bを図6で示すとおり、貫通孔9a、9b上に位置されれば、可動接点11a,11bは固定接点7b、7cを短絡させて、図7で示すように第2の回路12bと第3の回路12cとを接続することになる。更に、第2の操作部4を操作して可動接点11a、11bを貫通孔9c、9d上に位置させれば、可動接点11a,11bが固定接点7c、7dを短絡させて、点線で示すように第3の回路12cと第4の回路12dとを接続することになる。固定接点7aは第1の可動部10によりマスクされており、仮に、その位置に可動接点11a、11bが移動しても接触せず電気的な接続関係が得られない。従って、第2の切換え動作は固定接点7b、7c、7d間だけの切換え接続がなされる。
【0019】
上述した本発明の第1の実施例による構成によれば、回路12a〜12dから例えば、回路12a、12b、12cを選択してこの間で切換えを行うことは、第1の可動部10と第2の可動部11との所定位置への移動によって達成できる。切換えを必要としない回路11dにあっては、その固定接点7dは絶縁材からなる第1の可動部10によってマスクされる。従って、可動接点11a11bが固定接点7dの前方に移動されても接点同士が接触されない。一方、回路12b、12c、12dを選択してこの間で切換えを行う場合は、第1の可動部10を移動して固定接点12aをマスクすることにより達成できる。そして、第1の操作部3と第2の操作部4の2つの操作で多くの異なる機能を選択できる。
【0020】
本発明の実施の形態における第2の例について説明する。図8はその要部の断面図、図9は要部を平面的に示した説明図であるが、説明の便宜上前述した第1の実施例と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】
第1の回動部10には、固定接点7a〜7d中少なくとも3個が臨まされる長溝状の貫通孔13が形成されている。本体1には第3の操作部14が可動可能に設けられている。この第3の操作部14には絶縁材からなる板状の第3の可動部15が連結されている。この第3の可動部15は第1の可動部10に形成された貫通孔13と同一形状の貫通孔16が形成されている。そして、第2の可動部11の可動接点11a、11bは第3の可動部15の貫通孔16と第1の可動部10の貫通孔13を介して固定接点7a〜7dに接触し得るようになっている。同時に、これら第1の可動部10、第3の可動部15は夫々独立に第1の操作部3、第3の操作部14によって移動され、固定接点7a〜7dを選択的に臨ますようになっている。
【0022】
次に、本発明の実施の形態の第2の例における動作を図10〜図19を用いて説明するが、各構成部材は説明の便宜上直線的に示す。
【0023】
図10、図11に基づいて、第1の切換え動作である固定端子7a、7b、7c間での切換えについて説明する。まず、第1の操作部3を操作することによって第1の可動部10を移働させ、図10で示すように、貫通孔13が固定接点7a、7b、7cを臨ませるように位置させる。次に、第3の操作部14を操作することによって第3の可動部15を移動させ、貫通孔16が貫通孔13に一致されて固定接点7a、7b、7c全てを臨ませるように位置させる。この状態で、第2の操作部4を操作することによって可動接点11a、11bを固定接点7a、7b上に一致させれば、可動接点11a、11bは、図11で示すように固定接点7a、7bに接触して第1の回路12aと第2の回路12bとを接続させることになる。また、この状態で、第2の操作部4を操作することによって可動接点11a、11bを固定接点7b、7c上に一致させれば、可動接点11a、11bは、図11の点線で示すように固定接点7b、7cに接触して第1の回路12bと第2の回路12cとを接続させることになる。固定接点7dは第1の可動部10によりマスクされており、仮に、その位置に可動接点11a、11b、11cが移動しても接触せず電気的な接続関係が得られない。従って、第1の切換え動作では固定接点7a、7b、7c間だけでの切換え接続がなされる。
【0024】
図12、図13に基づいて、第2の切換え動作である固定接点7a、7b間での切換えについて説明をする。第1の可動部10はそのままで、図12で示すように、第3の操作部13を操作することによって第3の可動部15を上方に可動させ、固定接点7a、7bが臨ませされるように位置させる。この状態で、第2の操作部4を操作することによって可動接点11a、11bを固定接点7a、7b上に一致させれば、可動接点11a、11bは、図13で示すように固定接点7a、7bに接触して第1の回路12aと第2の回路12bとのオン、オフの切換えを行う。可動接点11a、11bはこれ以外に移動しても第1の可動部10、第2の可動部15によりマスクされており、他の回路間の接続がなされない。従って、第2の切換え動作では固定接点7a、7b間だけでの切換え接続がなされる。
【0025】
図14、図15に基づいて、第3の切換え動作である固定接点7b、7c間での切換えについて説明をする。第1の可動部10はそのままで、図14で示すように、第3の操作部13によって第3の可動部15を下方に移動させ、固定接点7b、7cが臨ませされるように位置させる。この状態で、第2の操作部4を操作することによって可動接点11a、11bを固定接点7b、7c上に一致させれば、可動接点11a、11bは、図14で示すように固定接点7b、7cに接触して第2の回路12bと第3の回路12cとのオン、オフの切換えを行う。可動接点11a、11bはこれ以外であると第1の可動部10、第2の可動部15によりマスクされており、他の回路間の接続がなされない。従って、第3の切換え動作では固定接点7b、7c間だけでの接続がなされ。
【0026】
図16、図17に基づいて、第4の切換え動作である固定接点7b、7c、7d間での切換えについて説明をする。まず、第1の操作部3によって第1の可動部10を移働させ、図16で示すように、貫通孔13が固定接点7b、7c、7dを臨ませるように位置させる。次に、第3の操作部13を操作することによって第3の可動部15を移動させ、貫通孔16が貫通孔13に一致されて固定接点7b、7c、7d全てを臨ませるように位置させる。この状態で、第2の操作部4を操作することによって可動接点11a、11bを固定接点7b、7c上に一致させれば、可動接点11a、11bは、図17で示すように固定接点7b、7cに接触して第2の回路12bと第3の回路12cとを接続させることになる。また、この状態で第2の操作部4を操作することによって可動接点11a、11bを固定接点7c、7d上に一致させれば、可動接点11a、11bは、図17の点線で示すように固定接点7c、7dに接触して第3の回路12cと第4の回路12dとを接続させることになる。固定接点7aは第1の可動部10によりマスクされており、仮に、その位置に可動接点11a、11bが移動しても接触せず電気的な接続関係が得られない。従って、第4の切換え動作では固定接点7b、7c、7d間だけでの切換え接続がなされる。
【0027】
図18、図19に基づいて、第5の切換え動作である固定接点7c、7d間での切換えについて説明をする。まず、第1の可動部10はそのままで、図18で示すように、第3の操作部13によって第3の可動部15を下方に移動させ、固定接点7c、7dが臨ませされるように位置させる。この状態で、第2の操作部4を操作することによって可動接点11a、11bを固定接点7c、7d上に一致させれば、可動接点11a、11bは、図19で示すように固定接点7c、7dに接触して第3の回路12cと第4の回路12dとのオン、オフの切換えを行う。可動接点11a、11bはこれ以外であると第1の可動部10、第2の可動部15によりマスクされており、他の回路間の接続がなされない。従って、第5の切換え動作では固定接点7c、7d間だけでの接続がなされる。
【0028】
尚、図16において、第1の可動部10はそのままで第3の操作部13によって第3の可動部15を下方に可動させ、固定接点7b、7cが臨ませされるように位置させた状態は、図14で示した状態と同一である。従って、第3の切換え動作と同じ固定接点7b、7c間での接続がなされる。
【0029】
上述した本発明の第2の実施例による構成によれば、回路12a〜12dから切換え接続をしたい任意の回路を選択する場合は、第1の可動部10と第3の可動部15との所定位置への移動によって達成できる。切換えを必要としない回路にあっては、その固定接点は絶縁材からなる第1の可動部10と第3の可動部15によってマスクされる。従って、可動接点11a11bは切換えを必要としない固定接点の前方に移動されても接点同士が接触されない。そして、これら回路12a〜12d間で行う切換え操作は、第1の操作部3、第2の操作部4及び第3の操作部14を操作して第1の可動部10、第2の可動部11及び第3の可動部15を移動させることにより、5種の切換え接続を達成できる。
【0030】
尚、本発明の実施の形態の夫々の例では、固定接点は4個であるが、これに限定されずその個数を増減させるようにしてもよい。そして、切換えモードの必要に応じて貫通孔9a、9b、9cの個数を増減させるようにしてもよく、長溝状の貫通孔13、16の長さを増減させるようにしてもよいことは勿論である。
【0031】
尚又、本発明の実施の形態の夫々の例では、第1の可動部、第2の可動部及び第3の可動部は回動するものであるが直線的に移動するようにしてもよい。
【0032】
尚更に、本発明の実施の形態の第1の例では、第1の可動部10に円形の貫通孔9a、9b、9cを形成したが,その形状は単一の長溝状であってもよい。一方、第2の例では長溝状の貫通孔13、16を形成したが、その形状を複数の貫通孔で形成してもよく、また、夫々の貫通孔を切り欠き状にしてもいことは勿論である。
【0033】
尚更に又、本発明の実施の形態の第2の例では、可動部は2個であるが3個以上であってもよく、その形状も板状に限定されることなく種々変更してもよい。
【発明の効果】
【0034】
以上説明したように、本発明の請求項1によるPDAによれば、第一に、PDAは、複数の固定接点中、一部の固定接点を選択的に貫通孔を介して臨ませ、この臨ませた固定接点についてのみ可動接点が接触するため、可動接点が固定接点を選択して接続することを簡単な構成で確実にできる効果がある。特に、少ない操作部で多数の機能を発揮できるのでPDAに適用して好適である。第二に、PDAは、板状のプリント基板に同じ板状の第1の可動部を重ねて設け、全体的に厚みを薄くすることによって小型化に適した構成とすることができる。第三に、第1の操作部と第2の操作部とが本体の側部に可動可能に設けられることにより、本体正面に配された表示面等の他の部品の邪魔にならない位置にあり、PDAにおいて操作性が向上したものとなる効果がある。
【0035】
また、本発明の請求項2による携帯装置は、複数の固定接点中、一部の固定接点を選択的に貫通孔を介して臨ませ、この臨ませた固定接点についてのみ可動接点が接触するため、可動接点が固定接点を選択して接続することを簡単な構成で確実にできる効果がある。
【0036】
また、本発明の請求項による携帯装置は、第1の操作部と第2の操作部とが本体正面に配された表示面等の他の部品の邪魔にならない位置にあり、携帯装置において操作性が向上したものとなる効果がある。
【0037】
また、本発明の請求項による携帯装置は、複数の固定接点中、一部の固定接点を選択的に貫通孔を介して臨ませ、この臨ませた固定接点についてのみ可動接点が接触するのであるが、複数の可動部を夫々独立に可動可能に設け、これら可動部の貫通孔の位置を種々組み合わせることができるため、可動接点による固定接点の接続状態の組み合わせを少ない部品で多くとることができる。
【0038】
また、本発明の請求項による携帯装置は、第1の操作部、第2の操作部及び第3の操作部が本体正面に配された表示面等の他の部品の邪魔にならない位置にあり、携帯装置において操作性が向上したものとなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】 本発明の実施の形態の第1の例を適用した携帯装置であるPDAの外観を示す斜視図である。
【図2】 図1における要部の断面図である。
【図3】 図2において各構成部材の相対関係を平面的に示した説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態の第1の例における第1の切換え動作を説明するための各構成部材の相対関係を平面的に示した説明図である。
【図5】 図4における電気的な接続関係を示す回路図である。
【図6】 本発明の実施の形態の第1の例における第2の切換え動作を説明するための各構成部材の相対関係を平面的に示した説明図である。
【図7】 図6における電気的な接続関係を示す回路図である。
【図8】 本発明の実施の形態の第2の例を適用した携帯装置であるPDAの要部を示す断面図である。
【図9】 図8において各構成部材の相対関係を平面的に示した説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態の第2の例における第1の切換え動作を説明するための各構成部材の相対関係を平面的に示した説明図である。
【図11】 図10における電気的な接続関係を示す回路図である。
【図12】 本発明の実施の形態の第2の例における第2の切換え動作を説明するための各構成部材の相対関係を平面的に示した説明図である。
【図13】 図12における電気的な接続関係を示す回路図である。
【図14】 本発明の実施の形態の第2の例における第3の切換え動作を説明するための各構成部材の相対関係を平面的に示した説明図である。
【図15】 図14における電気的な接続関係を示す回路図である。
【図16】 本発明の実施の形態の第2の例における第4の切換え動作を説明するための各構成部材の相対関係を平面的に示した説明図である。
【図17】 図16における電気的な接続関係を示す回路図である。
【図18】 本発明の実施の形態の第2の例における第5の切換え動作を説明するための各構成部材の相対関係を平面的に示した説明図である。
【図19】 図18における電気的な接続関係を示す回路図である。
【符号の説明】
【0040】
1 本体
2 固定部
3 第1の操作部
4 第2の操作部
6 プリント基板
7a、7b、7c、7d
固定接点
8 固定接点部
9a、9b、9c
貫通孔
10 第1の可動部
11a、11b
可動接点
11 第2の可動部
13、16 貫通孔
14 第3の操作部
15 第3の可動部

Claims (5)

  1. 本体内に設けられた複数の回路に対応した固定接点を任意に選択して切換える機能を有する携帯装置であるPDAにおいて、複数の前記固定接点をプリント基板上に一列に配して形成した固定接点部と、前記固定接点部に対向して前記固定接点の一部を臨ませる貫通孔を有し前記列方向に沿って可動する板状の絶縁材からなる第1の可動部と、前記第1の可動部を連結して前記本体の側部に設けた第1の操作部と、前記第1の可動部を挟んで前記固定接点部に対して前記列方向に沿って可動すると共に、前記貫通孔を介して前記固定接点に接する複数の可動接点を有する第2の可動部と、前記第2の可動部を連結して前記本体の側部に設けた第2の操作部とを備えてなることを特徴とする携帯装置であるPDA。
  2. 本体内に設けられた複数の回路に対応した固定接点を任意に選択して切換える機能を有する携帯装置において、前記複数の固定接点を一列に配した固定接点部と、前記固定接点部に対向して前記固定接点の一部を臨ませる貫通孔を有し前記列方向に沿って可動する絶縁材からなる第1の可動部と、前記第1の可動部を連結した第1の操作部と、前記第1の可動部を挟んで前記固定接点部に対して前記列方向に沿って可動すると共に、前記貫通孔を介して前記固定接点に接する複数の可動接点を有する第2の可動部と、前記第2の可動部を連結した第2の操作部とを備えてなることを特徴とする携帯装置。
  3. 前記第1の操作部と前記第2の操作部とが本体の側部に設けられてなることを特徴とする請求項2に記載の携帯装置。
  4. 本体内に設けられた複数の回路に対応した固定接点を任意に選択して切換える機能を有する携帯装置において、前記複数の固定接点を一列に配した固定接点部と、前記固定接点部に対向して一部の前記固定接点を臨ませる第1の貫通孔を有し前記列方向に沿って可動する絶縁材からなる第1の可動部と、前記第1の可動部を連結した第1の操作部と、前記第1の可動部を挟んで前記固定接点部に対して前記列方向に沿って可動すると共に、前記貫通孔を介して前記固定接点に接する複数の可動接点を有する第2の可動部と、前記第2の可動部を連結した第2の操作部と、前記第1の可動部と前記第2の可動部との間に少なくとも一つ以上配されて前記列方向に沿って可動すると共に、前記第1の貫通孔を介して一部の前記固定接点を臨ませる第2の貫通孔を有する絶縁材からなる第3の可動部と、前記第3の可動部を連結した第3の操作部とを備えてなることを特徴とする携帯装置。
  5. 前記第1の操作部、前記第2の操作部及び第3の操作部とが本体の側部に設けられてなることを特徴とする請求項に記載の携帯装置。
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