JP2001297657A - スイッチおよびそれを用いた電子機器 - Google Patents

スイッチおよびそれを用いた電子機器

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JP2001297657A
JP2001297657A JP2000111755A JP2000111755A JP2001297657A JP 2001297657 A JP2001297657 A JP 2001297657A JP 2000111755 A JP2000111755 A JP 2000111755A JP 2000111755 A JP2000111755 A JP 2000111755A JP 2001297657 A JP2001297657 A JP 2001297657A
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switch
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JP2000111755A
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Hideki Mitsuoka
秀樹 光岡
Tetsutaro Nasu
哲太郎 那須
Koji Tamano
浩二 玉野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器に使用されるスイッチに関し、
携帯電話等の正面の操作部を構成することができて、そ
の操作部に対し所定操作を行うことによって効率良く電
話番号を検索できる等の所定機能を作動させることがで
きるものを提供する。 【解決手段】 上面に第一および第二接点22および2
3を備えた下方絶縁基体である配線基板21に対して、
所定間隔をあけて上方絶縁基体である可撓性を備えたカ
バーフィルム28を配すると共に、このカバーフィルム
28に押圧操作力を加えていない通常状態において、上
記配線基板21の第一および第二接点22および23に
対して離れた状態で、上記カバーフィルム28の裏面に
金属板製の可動接点29を固着した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に使
用され、特に移動体通信用の携帯電話のテンキー等の操
作部、またカメラのシャッター部分等に用いられるスイ
ッチおよびそれを用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話に代表される移動体通信
用の電子機器が安定化すると共に、その機能も充実向上
しており、上記機能を使い易くするために様々な操作形
態を備えたものが普及してきた。
【0003】このような携帯電話としては、例えば図2
2の正面図に示すように、本体部1の左側面上方に操作
つまみ2の所定量が突出状態に装着され、この操作つま
み2を回転または押圧操作することにより所定機能を作
動させることができるものが知られている。
【0004】この携帯電話は、本体部1の正面が操作面
1Aとして構成され、この操作面1Aには、上方から受
話部3、表示部4、テンキーおよびファンクションキー
に割り付けられた複数のスイッチが所定の配列状態で配
置された操作部5、送話部6が配設されている。
【0005】そして、上述のごとく、上記操作面1Aと
隣接する左側面部1Bに、回転および押圧操作可能な円
板状の操作つまみ2が、所定量外方に突出状態に装着さ
れている。
【0006】また、上記操作面1Aと隣接する上面部1
Cには、アンテナ7が配されている。
【0007】次に、上記構成の携帯電話における操作形
態について、電話番号を選択・確定して発信する例を用
いて説明すると、まず、操作者は、操作部5のファンク
ションキーの電話番号呼出キー5Aを押圧操作して、表
示部4の表示内容を登録されている電話番号一覧表に切
り換える。
【0008】この電話番号一覧表は、1件ずつ登録され
た氏名および電話番号等が複数列に亘って配列されたも
のとなっており、登録された全てのものが一度に表示部
4に表示されるのではなくて、それを上下方向にスクロ
ールさせることにより、全体が確認できるようになって
いる。
【0009】操作者は、この状態で本体部1の左側面部
1Bに設けられた操作つまみ2の突出部分に対して、指
で接線方向の力を加えて図22に示すX方向に操作つま
み2を回転させる。
【0010】この操作つまみ2への回転操作に伴って、
本体部1内部の電気回路には所定の第一電気信号が生成
され、その第一電気信号を本体部1内部に配された制御
部(図示せず)が検出し、表示部4に表示された電話番
号一覧表を、その検出情報に合わせた上方または下方の
所定方向にスクロールさせる。
【0011】そして、上記操作によって希望する電話番
号の項目が、表示部4に表示された時に、操作者は、図
22に示すY方向に操作つまみ2を押圧操作する。
【0012】この操作つまみ2への押圧操作に伴って、
本体部1内部の電気回路には所定の第二電気信号が生成
され、その第二電気信号を本体部1内部に配された制御
部が検出し、その検出情報に基づいて表示部4中の選択
した電話番号が確定される。
【0013】そして、続いて操作者が、操作つまみ2に
対して再度図22に示すY方向に押圧操作を行うと、上
記確定された電話番号に対し、アンテナ7を介して発信
が行われ、相手側と交信可能状態になった時点で、受話
部3および送話部6が機能して通話可能となるものであ
った。
【0014】また、上記方法で発信する代わりに、操作
部5のテンキーを押圧操作して所定の電話番号を入力
し、その後操作部5のファンクションキーの発信キー5
Bを押圧操作して発信することもできるものであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子機器である携帯電話においては、操作部5に対
して直接押圧操作して通常の電話番号入力〜発信が行え
ると共に、操作つまみ2に対して所定の操作をすること
によって登録された複数の電話番号等を効率良く検索し
て発信できる操作性に優れたものであったが、操作つま
み2が操作部5とは別に配されているものであったた
め、コスト高になってしまうという課題があった。
【0016】さらに、上記操作つまみ2は、本体部1の
左側面部1Bのみにしか装着されていないので、携帯電
話を左手で持った場合には、親指で良好に操作つまみ2
の回転または押圧操作を行うことはできたが、右手で持
った場合には、操作つまみ2を人差し指等で操作しなけ
ればならず、操作つまみ2に対する操作性が多少悪くな
り、左右のいずれの手で持った際にも良好な操作性を備
えたものへの要望も強くなってきていた。
【0017】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、携帯電話等の正面の操作部を構成するこ
とができて、その操作部に対し所定操作を行うことによ
って効率良く電話番号を検索できる等の所定機能を作動
させることができるスイッチおよびそれを用いた電子機
器を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、上面に第一および第二接点を備えた下方絶
縁基体に対して所定間隔をあけて可撓性を備えた上方絶
縁基体を配すると共に、この上方絶縁基体に押圧操作力
を加えていない通常状態において、上記下方絶縁基体の
第一および第二接点に対して離れた状態で、上記上方絶
縁基体の裏面に金属板製の可動接点を固着したスイッチ
の構成とするものである。
【0019】これにより、このスイッチは、上方絶縁基
体に対して小さい操作力が加えられた場合でも、上方絶
縁基体が下方に撓んで、その裏面に固着された金属板製
の可動接点が下方絶縁基体側に移動して下方絶縁基体の
第一および第二接点間を導通させることができるものに
でき、このスイッチを携帯電話等の電子機器の正面に所
定の配列状態で配置して操作部を構成することによっ
て、通常の操作では個別のスイッチの入力ができると共
に、上記複数のスイッチ上を順次連続的になぞる、つま
り摺動操作した場合には、上記なぞられた位置に対応す
る各々のスイッチが順次導通状態に切り換わっていくも
のにでき、その順次切り換わっていく電気信号を検出し
て摺動操作方向を特定し、上記摺動操作方向に対応させ
て表示部等に表示されている電話番号等の所定項目を移
動させて検索できる等の所定機能を備えた電子機器を得
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、上面に第一および第二接点を備えた下方絶縁基体
と、上記下方絶縁基体に対して所定間隔をあけて配され
た可撓性を備えた上方絶縁基体と、上記上方絶縁基体に
操作力を加えていない通常状態においては、上記下方絶
縁基体の第一および第二接点に対して離れた状態で、上
記上方絶縁基体の裏面に固着された金属板製の可動接点
からなるスイッチとしたものであり、上方絶縁基体に対
して小さい操作力が加えられた場合でも、上方絶縁基体
が下方に撓んで、その裏面に固着された金属板製の可動
接点が下方絶縁基体側に移動して下方絶縁基体の第一お
よび第二接点に接触し、上記可動接点を介して上記第一
および第二接点間を導通させることができるものを、簡
素な構造で安価に実現することができ、このスイッチを
携帯電話等の電子機器の正面に複数個、所定の配列状態
で配置して操作部を構成することによって、通常の操作
では個別のスイッチの入力ができると共に、上記複数の
スイッチ上を順次連続的になぞる、つまり摺動操作した
場合には、上記なぞられた位置に対応する各々のスイッ
チが順次導通状態に切り換わっていくものにでき、その
順次切り換わっていく電気信号を検出して摺動操作方向
を特定し、上記摺動操作方向に対応させて表示部等に表
示されている電話番号等の所定項目を移動させて検索で
きる等の所定機能を備えた良好な操作性を有する電子機
器を容易に実現できるという作用を有する。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、可動接点が、外形が円形ドーム状のもの
であり、その可動接点の外周下端の下方位置に、下方絶
縁基体の第一および第二接点が設けられたものであり、
請求項1記載の発明による作用に加えて、円形ドーム状
の可動接点の外周下端を下方絶縁基体の第一および第二
接点に当接させる構成であるため、その接触安定性に優
れると共に、大きい押圧操作力を加えて操作した場合に
は、可動接点が反転動作するために、節度感触も同時に
得られるものにできるという作用を有する。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
発明において、下方絶縁基体の第一および第二接点が、
可動接点の外周下端に対応するリング形状になるように
複数箇所に配されたものであり、少し傾いた操作力が加
えられて可動接点が傾いて下方に移動した場合であって
も、可動接点の外周下端がリング形状に配された第一お
よび第二接点に確実に接触するようになるため、第一お
よび第二接点間の接続安定性に優れたものにできるとい
う作用を有する。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3記載の発明において、下方絶縁基体の第一および第二
接点に加えて、下方絶縁基体に円形ドーム状の可動接点
の中央部に対応する第三接点が設けられたものであり、
小さい操作力で操作した際には、第一および第二接点間
を導通状態にでき、大きい押圧操作力で押圧操作した際
には、可動接点の反転動作に伴う節度感触が得られると
共に第一〜第三接点の間を導通状態にできるものが、簡
素な構造で安価に構成できると共に、このスイッチを複
数箇所に所定の配列状態で配することによって構成され
た操作部は、小さい操作力による所定操作で第一および
第二接点間の導通信号が、また大きい押圧操作力による
押圧操作で第一〜第三接点の間の導通信号が得られるも
のにでき、さらに上記複数のスイッチ上を順次連続的に
なぞる、つまり摺動操作した場合には、上記なぞられた
位置に対応する各々のスイッチが順次導通状態に切り換
わっていくものにでき、またこの摺動操作時に可動接点
に加わる下方への押圧力は可動接点の反転動作力よりも
小さいものであるため、そのスイッチの切り換わり状態
が容易に安定的に推移するものにできるという作用を有
する。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
発明において、第三接点が、下方絶縁基体のスルーホー
ル部を介して引き出されたものであり、第一および第二
接点をリング形状に配し易くなると共に、その中央部分
には第三接点のみを配することができるようになるた
め、外形が小型のものを容易に実現することができると
いう作用を有する。
【0025】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5記載の発明において、第三接点が、電気的独立状態の
ものが複数個配されて構成されたものであり、大きい押
圧操作力を加えた際に、可動接点の反転に伴う節度感触
が得られると共に、電気的独立状態の第三接点どうしを
も電気的に接続させることができるものが得られるとい
う作用を有する。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
発明において、第三接点が、櫛歯状に組み合わされて配
置されたものであり、可動接点を介する第三接点どうし
の電気的接続状態を容易に安定化させることができると
いう作用を有する。
【0027】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一つに記載のスイッチが複数箇所に所定の配列
状態で搭載された操作部を有し、上記操作部に対して所
定操作をすることにより、その操作位置に対応する上記
スイッチの可動接点を下方に移動させて第一および第二
接点間を導通させ、その導通信号を用いて第一機能を作
動させるようにした電子機器としたものであり、上記ス
イッチは上方絶縁基体に対して小さい操作力が加えられ
た場合でも、可動接点を介して上記第一および第二接点
間を導通させることができるものであるため、所定操作
で個別のスイッチを導通させ、それに付随する第一機能
を作動させることができると共に、上記操作部に配され
た複数のスイッチ上を順次連続的になぞる、つまりそれ
らの上面を摺動操作して、その摺動操作位置に対応する
各々のスイッチの導通状態を順次に切り換えていくこと
ができるものにでき、その順次切り換わっていく電気信
号を検出することにより、摺動操作方向を特定して、そ
の特定された情報に対して所定機能を作動させることも
可能な電子機器を容易かつ安価に実現でき、さらに上記
操作部を電子機器の本体部の正面に構成することによっ
て左右のいずれの手で持った場合にも、良好な操作性を
備えたものにできるという作用を有する。
【0028】請求項9に記載の発明は、請求項4〜7の
いずれか一つに記載のスイッチが複数箇所に所定の配列
状態で搭載された操作部を有し、上記操作部に対して所
定操作をすることにより、その操作位置に対応する上記
スイッチの可動接点を下方に移動させてその外周下端で
第一および第二接点間を導通させ、その導通信号を用い
て第一機能を作動させるか、または、上記可動接点を下
方に移動させた後に反転させ、上記可動接点を介して第
一〜第三接点間を導通させ、その導通信号を用いて第二
機能を作動させるようにした電子機器としたものであ
り、請求項8記載の発明による作用に加えて、上記所定
のスイッチに対して大きい押圧操作力を加えた際に、節
度感を持って得られる第一〜第三接点間の導通信号によ
り第二機能を作動させることができる電子機器を簡素な
構成で安価に実現できるという作用を有する。
【0029】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の発明において、第一および第二接点間のみの導通状態
を検出した後の所定時間内に第一〜第三接点間の導通状
態が検出された場合に、第二機能のみを作動させる制御
手段を備えたものであり、第一および第二接点間のみの
導通タイミングに対して、第一〜第三接点間の導通タイ
ミングは、スイッチの可動接点の反転動作に起因する時
間差を持って得られるものであるため、これを補正する
ための制御手段の結果によって判別することにより、第
一または第二機能を確実に作動させることができるもの
にできるという作用を有する。
【0030】請求項11に記載の発明は、請求項8〜1
0のいずれか一つに記載の発明において、操作部に対し
て摺動操作が行われることによって得られる複数個のス
イッチからの導通信号の移動方向を検出し、その検出結
果に基づいて第三機能を作動させるようにしたものであ
り、表示部等に表示されている電話番号等の所定項目を
上記検出された摺動操作方向に対応させて移動させる等
の第三機能を備えた操作性に優れた電子機器を容易に実
現することができるという作用を有する。
【0031】請求項12に記載の発明は、請求項2また
は3記載のスイッチが複数箇所に所定の配列状態で搭載
されると共に、その下方に重ねて、押圧されて作動する
入力デバイスが配設された操作部を有し、上記操作部に
対して所定操作をすることにより、その操作位置に対応
する上記スイッチの可動接点を下方に移動させてその外
周下端で第一および第二接点間を導通させ、その導通信
号を用いて第一機能を作動させるか、または、上記可動
接点を下方に移動させた後に反転させ、上記可動接点の
中央部裏面で上記入力デバイスに押圧力を加えることに
よって上記入力デバイスを作動させ、その入力デバイス
からの出力を用いて第二機能を作動させるようにした電
子機器としたものであり、請求項8記載の発明による作
用に加えて、上記所定のスイッチに対して大きい押圧操
作力を加えた際に、節度感と共に得られる入力デバイス
からの出力信号で第二機能を作動させることができるも
のが得られると共に、所定の入力デバイスを必要に応じ
て適宜選択して組み合わせることができるため、様々な
製品構成のものを容易に実現できるという作用を有す
る。
【0032】請求項13に記載の発明は、請求項12記
載の発明において、第一および第二接点間のみの導通状
態を検出した後の所定時間内に入力デバイスからの出力
が得られた場合に、第二機能のみを作動させる制御手段
を備えたものであり、第一および第二接点間のみの導通
タイミングに対して、入力デバイスからの出力信号が得
られるタイミングは、スイッチの可動接点の反転動作等
に起因する時間差を持って得られるものであるため、こ
れを補正するための制御手段を設けることにより、所定
機能を確実に作動させることができるものが得られると
いう作用を有する。
【0033】請求項14に記載の発明は、請求項12ま
たは13記載の発明において、操作部に対して摺動操作
が行われることによって得られる複数個のスイッチから
の導通信号の移動方向を検出し、その検出結果に基づい
て第三機能を作動させるようにしたものであり、表示部
等に表示されている電話番号等の所定項目を上記検出さ
れた摺動操作方向に対応させて移動させる等の第三機能
を備えた操作性に優れた電子機器を容易に実現すること
ができるという作用を有する。
【0034】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図21を用いて説明する。
【0035】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施の形態によるスイッチの分解斜視図、図2は同図1
のX−X線における断面図、図3は同要部である接点パ
ターンの上面図である。
【0036】同図において、21は、下方絶縁基体であ
る絶縁性リジット材料または絶縁性フレキシブル材料か
らなる配線基板であり、その上面には、互いに電気的独
立状態の第一〜第三接点22〜24が配されている。
【0037】この第一〜第三接点22〜24の各々の形
状および配置状態等は、図3の接点パターンの上面図に
示すように、第一接点22は、円形に形成されている第
三接点24に対して電気的に独立状態になるように、第
三接点24の外周から所定の間隔をあけて同芯的に配さ
れた内周細幅部22Aに、所定の角度ピッチで外方に突
出形成された放射状部22Bにより構成されている。
【0038】また、第二接点23は、上記第一接点22
と電気的に独立状態になるように、第一接点22の放射
状部22Bの外周部どうしを繋ぐ円形仮想線から僅かな
間隔をあけて第三接点24に同芯的に配された外周細幅
部23Aに、上記第一接点22の放射状部22Bどうし
の間の部分に向かって延設形成された放射状部23Bに
よって構成されている。
【0039】つまり、上記第一および第二接点22およ
び23は、円形の第三接点24に対して、それぞれの放
射状部22Bおよび23Bが、互いに電気的独立状態で
かつ略リング状になるように、交互に複数個ずつ配列さ
れたものとなっている。
【0040】そして、第一接点22の引き出し部22C
は、複数の放射状部22Bの中の一つの外周部から、第
二接点23の外周細幅部23Aが形成されていない部分
を通すようにして引き出されており、また、第二接点2
3の引き出し部23Cは、放射状部23Bの中の一つの
外周部から引き出されている。
【0041】また、第一および第二接点22および23
によって周囲を囲まれている第三接点24は、円形に形
成された外周位置近傍に設けたスルーホール部24Aを
介して配線基板21の裏面側に導出されて引き出し部2
4Bにより引き出されている(図2の断面図参照)。
【0042】そして、それぞれの上記引き出し部22
C,23C,24Bは、配線基板21に形成された所定
の配線部に接続されている。
【0043】なお、図2に示すように上記第一および第
二接点22および23の最外周位置およびその引き出し
部22C,23Cの上部には絶縁レジスト25が塗布形
成されている。
【0044】なお、以後の図面も含めて、絶縁レジスト
25の図面中の記載は断面図(例えば図2の断面図)の
みとし、それ以外の図面(例えば図1の分解斜視図およ
び図3の上面図等)は、接点パターンを確認し易くする
ために絶縁レジスト25を省略して記載することとす
る。
【0045】そして、上記に説明したように第三接点2
4をスルーホール部24Aを介して配線基板21の裏面
側から引き出すようにすると、第一および第二接点22
および23が略リング状に配し易くなると共に、かつそ
の中央部分には第三接点24のみが配されるものに構成
することができるため、接点パターンの外形を容易に小
形化することができる。
【0046】また、配線基板21として多層構造のもの
を用いる場合には、第三接点24をスルーホール部24
Aを介してその中間層に導出するようにしてもよく、ま
た、第三接点24に加えて第一および第二接点22およ
び23にもスルーホール部を設けて所定層から導出する
ようにしてもよい。
【0047】そして、上記配線基板21の上方には、ス
ペーサ26が重ねて配されており、上記第一〜第三接点
22〜24からなる接点パターンと、スペーサ26に設
けられた孔26Aの位置は対応している。
【0048】このスペーサ26には、上記孔26Aに連
結している空気逃げ溝27が形成されている。
【0049】そして、このスペーサ26の上方には、上
方絶縁基材である可撓性を有する絶縁樹脂製等のカバー
フィルム28が、その裏面に形成された粘着剤28Aに
より粘着固定されてスペーサ26の孔26A等を覆って
いると共に、そのスペーサ26の孔26A内に対応する
カバーフィルム28の裏面には、円形ドーム状に形成さ
れた金属薄板製の可動接点29の中央頂点部29Bおよ
びその近傍が粘着剤28Aにより固着されている。
【0050】そして、図2の断面図に示すように、この
可動接点29は、上記配線基板21上に略リング状に配
列されている第一および第二接点22および23の放射
状部22Bおよび23Bの幅方向の中間位置に外周下端
29Aが対応するように、かつその放射状部22Bおよ
び23Bと外周下端29Aとは、上下方向に所定の間隔
をあけるようにして、カバーフィルム28に固着されて
スペーサ26の孔26A内に収容されている。
【0051】また、この可動接点29の反転動作力は、
カバーフィルム28が上記スペーサ26の孔26A内に
撓む力に対して非常に大きいものが使用されており、上
記カバーフィルム28の撓み力が0.1Nのものに対し
て、可動接点29の反転動作力は1.6Nのものが配さ
れている。
【0052】なお、このカバーフィルム28は、スペー
サ26の孔26A内に、可動接点29が固着されている
部分およびその近傍がたるまないようにしてスペーサ2
6上に粘着固定されている。
【0053】本実施の形態によるスイッチは、上記のご
とく構成されるものであり、次にその動作について説明
する。
【0054】まず、カバーフィルム28の上方から可動
接点29に対して、可動接点29の反転動作力より弱い
所定の操作力(例えば0.1Nよりも大きく1.6N未
満の操作力)を加えると、図4の断面図に示すように、
カバーフィルム28が少し撓んで可動接点29全体が下
方に移動し、その外周下端29Aが、第一および第二接
点22および23の放射状部22Bおよび23Bに当接
して、第一接点22と第二接点23との間を電気的に接
続させ、図4には図示していないそれぞれの引き出し部
22Cおよび23Cの間を導通させる。
【0055】このときに、可動接点29の外周下端29
Aは、第一および第二接点22および23の放射状部2
2Bおよび23Bの幅方向の中間位置に対応していると
共に、放射状部22Bおよび23Bは、可動接点29の
外周下端29Aに対応する略リング状になるように複数
箇所に配されているために、少し傾いて可動接点29が
下方に移動した場合を含んで、外周下端29Aは確実に
放射状部22Bと23Bとの両者に接触するようにでき
て、第一接点22と第二接点23との間を確実に電気的
に接続する。
【0056】なお、上記動作時においては、所定の弱い
押圧力であっても、可動接点29の外周下端29Aのエ
ッジ部分が、第一および第二接点22および23に対し
て食い込むように当接することとなるため、電気的接続
状態は安定したものとなる。
【0057】そして、その押圧力を除くと、カバーフィ
ルム28の自らの復元力によってカバーフィルム28は
元の位置および状態に戻ると共に、その裏面に固着され
た可動接点29は第一および第二接点22および23か
ら離れ、第一接点22と第二接点23とが電気的独立状
態である図2の断面図に示す状態に戻る。
【0058】一方、カバーフィルム28の上方から可動
接点29に対して、可動接点29の反転動作力より大き
い押圧操作力(例えば1.6Nよりも大きい押圧操作
力)を加えると、まずカバーフィルム28が撓んで可動
接点29全体が下方に移動してその外周下端29Aが第
一および第二接点22および23に当接した後、可動接
点29が節度感を発しつつ反転動作して、その中央頂点
部29B裏面が第三接点24に当接した図5の断面図に
示す状態となる。
【0059】同図に示す状態においては、可動接点29
を介して第一〜第三接点22〜24の間が全て電気的に
接続され、図5には図示していない第一および第二接点
22および23の引き出し部22Cおよび23C、なら
びに第三接点24の引き出し部24Bの全ての間が導通
する。
【0060】なお、上記動作の際には、まずは第一接点
22と第二接点23とが可動接点29を介して導通し、
その後可動接点29が反転して第三接点24も導通する
ものであるため、それらの導通タイミングに僅かな時間
的なずれが発生することとなるが、これを使用する電子
機器側でこれを補正する制御手段を設けるようにすれば
よい。
【0061】例えば、この制御手段としては、時間測定
手段と、第一および第二接点22および23間のみの導
通状態を検出する第一検出手段と、第一〜第三接点22
〜24間の導通状態を検出する第二検出手段とを備え、
第一検出手段により第一および第二接点22および23
間のみの導通状態が検出された際に、時間測定手段が作
動し、あらかじめ設定された所定時間内に第二検出手段
で第一〜第三接点22〜24間が導通状態になるか否か
を確認できるものであればよい。
【0062】この第二検出手段の検出結果に基づいて、
いずれの操作状態かを判別することにより、誤動作を容
易に低減させることができる。
【0063】さらに、このような制御手段は簡単な構成
の電気回路で容易に形成することが可能である。
【0064】そして、上記押圧操作力を除くと、可動接
点29が元の形状に戻ると共に、カバーフィルム28も
自らの復元力によって元の位置および状態に戻り、可動
接点29が第一〜第三接点22〜24から離れている状
態、すなわち第一〜第三接点22〜24が互いに電気的
独立状態である図2の断面図に示す状態に戻る。
【0065】このように本実施の形態によるスイッチ
は、操作する際の力の大きさによって、二通りの回路の
接続状態を使い分けて得ることができるものである。
【0066】また、大きい押圧操作力での操作時には、
節度感触も得られるため、良好な操作フィーリングを有
するものである。
【0067】なお、上記の操作時には、スペーサ26の
孔26A内の空気も圧縮されることとなるが、圧縮され
る空気は孔26Aに連結形成された空気逃げ溝27を介
して出入り可能であるため、空気の圧縮等による操作性
の劣化は発生し難いものである。
【0068】また、上記操作時の操作力および操作スト
ロークは、スペーサ26の孔26Aの径およびスペーサ
26の厚み等によって容易に調節することができ、上記
孔26Aを大径とすれば、操作されるカバーフィルム2
8の部分は撓み易くなるため、微弱な操作力でスイッチ
ングできるものとなり、またスペーサ26を厚いものと
すると、操作ストロークの長いものに構成することがで
きる。
【0069】以上のごとく本実施の形態によるスイッチ
は、簡素な構造のものであるために、部品点数少なく、
簡単かつ安価に構成することができ、しかも、操作力の
大きさによって、二通りの回路の接続状態を得ることが
できるものである。
【0070】なお、配線基板21とスペーサ26との位
置決め固定方法としては、接着・粘着・溶着・ダボカシ
メ等を用いればよい。
【0071】また、カバーフィルム28と可動接点29
の固着方法も、粘着固定以外の接着・溶着等の方法を用
いてもよい。
【0072】さらに、上記にはスペーサ26が配設され
たものを説明したが、配線基板21とカバーフィルム2
8とが、スペーサ26がなくとも所定間隔を保って対向
状態に配されたものであってもよい。
【0073】また、上記には上方絶縁基体としてカバー
フィルム28のみを用いるものを説明したが、図6
(a)の分解斜視図および同図(b)の断面図に示すよ
うに、貫通孔30が設けられたカバーフィルム31を、
その貫通孔30とスペーサ26の孔26Aとを対応させ
てスペーサ26上に貼り合せ等で固定すると共に、防塵
用フィルム32を上記貫通孔30を塞ぐように裏面の粘
着剤32Aで貼り付け、この防塵用フィルム32裏面の
粘着剤32Aで可動接点29を保持させるようにしても
同様の効果が得られるものとなる。
【0074】さらに、上記には両面にパターンが形成さ
れた配線基板21を用いた場合を例として説明したが、
図7の接点パターンの上面図に示すように、第一および
第二接点33および34を、共に円弧状で、かつ両者で
図7には図示していない可動接点29の外周下端29A
に対応する一つの略リング形状を形成するように互いに
電気的独立状態に配したものとすることにより、その中
に配された第三接点35の引き出し部35Aを、第一お
よび第二接点33および34の配されていない角度範囲
部分から導出できるものにでき、片面のみに所定パター
ンが配された配線基板を用いることも可能となる。
【0075】なお、この場合には、上記第三接点35の
引き出し部35Aと、図7には図示していない可動接点
29の外周下端29Aとの不要な接触を防止するため
に、その外周下端29A位置に対応する引き出し部35
A上を絶縁層36で覆う等の電気的絶縁手段を講じるこ
とが肝要である。
【0076】また、接点パターンとしても、円形ドーム
状に形成された可動接点29を用いる場合は、第三接点
を中心として、その可動接点29の外周下端29Aに対
応する位置に、第一および第二接点が形成されたもので
あればよく、第一〜第三接点の形状、またその引き出し
部の形成箇所等は、必要に応じて適宜設定すればよい。
【0077】例えば、図8(a)の上面図に示すよう
に、上記に説明した第一および第二接点22および23
の放射状部22Bおよび23Bの数を増やして配したも
のとすると電気的接続安定性を容易に向上させることが
できる。
【0078】また同図(b)に示すように、第一および
第二接点37および38の各々が、それぞれが独立した
複数個ずつの島状に形成されて略リング状に交互に配さ
れると共に、それらの一つずつに引き出し部37Aおよ
び38Aが形成されたものとしても同様の効果を期待す
ることができる。
【0079】さらに、円形ドーム状に形成された可動接
点29を用いる代わりに、図9の分解斜視図に示すよう
に、第三接点24に対応する中央平板部39Aの外周位
置から下方に垂下するように外周縁部39Bが延出形成
された円形キャップ状の可動接点39を用いて、その外
周縁部39B下端を第一および第二接点22および23
に所定間隔を開けて対向状態に配するものとしてもよ
く、この場合には、可動接点39のカバーフィルム28
に対する固着面積が広く取れるようになるため、両者の
固着状態の安定化を容易に図ることができる。
【0080】また、可動接点としても、上記形状以外の
外形のもの、例えば楕円形、十字型、三角形等に形成さ
れたものを用いてもよい。
【0081】さらに、本実施の形態におけるスイッチに
おいては、配線基板上に第一および第二接点のみが配さ
れたもの、または第一および第三接点のみが配されたも
のとして一つの回路が断接できるものを構成してもよ
い。
【0082】この場合には、可動接点を金属平板で構成
することも可能となり、非常に薄いスイッチを得ること
ができる。
【0083】(実施の形態2)図10は、本発明の第2
の実施の形態によるスイッチの分解斜視図、図11は、
同要部である接点パターンの上面図であり、同図に示す
ように、本実施の形態によるものは、実施の形態1によ
るスイッチとは、第三接点41のみの構成が異なるもの
であり、円形ドーム状の可動接点29の外周下端29A
に対応する略リング状に配された第一および第二接点2
2および23の放射状部22Bおよび23Bの中央に配
された第三接点41は、櫛歯状部41Aと41Bとが、
互いに電気的に独立している状態でその櫛歯どうしを入
れ子状に組み合わされて構成されたものとなっている。
【0084】そして、この二つの櫛歯状部41Aおよび
41Bは、各々に設けられたスルーホール部41Cおよ
び41Dで配線基板42の裏面に導出され、そこに各々
の引き出し部(図示せず)が設けられている。
【0085】上記以外の部分は、実施の形態1によるも
のと同じであるために説明を省略する。
【0086】そして、カバーフィルム28の上方から可
動接点29の反転動作力より弱い所定の操作力を加えた
場合の動作についても、実施の形態1によるものの場合
と同じであるために説明を省略する。
【0087】また、上記可動接点29の反転動作力より
強い押圧力を加えた際の動作も、殆ど実施の形態1によ
るものと同じであるために詳細な説明は省略するが、本
実施の形態によるものは、円形ドーム状の可動接点29
が反転動作した状態において、その中央頂点部29B裏
面が、上記第三接点41を構成する二つの櫛歯状部41
Aおよび41Bに接触することとなり、第一および第二
接点22および23、ならびに第三接点41を構成する
櫛歯状部41A、41Bの全ての間が電気的に接続され
るものとなる。
【0088】このとき、櫛歯状部41Aおよび41Bが
入れ子状に組み合わされて構成されている第三接点41
と可動接点29の裏面とは、多点での接触になるため
に、安定した電気的接続状態が得られる。
【0089】また、この際の可動接点29の外周下端2
9Aと第一および第二接点22および23との接触状態
も、安定した電気的接続状態になることは実施の形態1
によるものの場合と同じである。
【0090】このように本実施の形態によるものは、実
施の形態1によるものと同様に異なる操作力の操作によ
って二通りの回路の接続状態が得られるものであると共
に、その可動接点29の反転時には、配線基板42の四
つの配線部分を導通状態にすることができるものであ
る。
【0091】なお、上記には第三接点41を櫛歯状部4
1Aと41Bとで構成したものを例として説明したが、
反転した可動接点29裏面の接触面積の広さ等を考慮し
て、それ以外の形状のものとしてもよく、さらには、二
つ以上の複数のもので第三接点を構成するようにしても
よい。
【0092】(実施の形態3)本実施の形態は、実施の
形態1によるスイッチを用いた電子機器について、従来
と同様に携帯電話を例として説明するものである。
【0093】図12は、本実施の形態による携帯電話の
正面図である。
【0094】同図において、51は、携帯電話の本体部
であり、この本体部51の正面が操作面51Aとして構
成され、上方から受話部52、表示部53、テンキーお
よびファンクションキー等が所定の配列状態で配置され
た操作部54、送話部55が配されている。
【0095】また、上記操作面51Aと隣接する上面部
51Bには、アンテナ56が配されていることは、従来
の技術によるものの場合と同じである。
【0096】そして、上記操作部54は、図13の断面
図および図14の分解斜視図に示すように、実施の形態
1によるスイッチが所定の配列状態で配された部分を含
むものとなっている。
【0097】すなわち、57は、下方絶縁基体としての
配線基板であり、その上面には一組が第一〜第三接点5
8〜60で構成される接点パターンが、互いに所定間隔
をあけて三列五行に形成されている。
【0098】この第一〜第三接点58〜60の各々の形
状および配置状態、ならびに引き出し部の引き出し方等
は、実施の形態1によるものと同じであるため説明を省
略する。
【0099】そして、この配線基板57の上方には、上
記それぞれの接点パターンに孔61Aの位置を対応させ
るようにしてスペーサ61が粘着固定され、そのスペー
サ61上面に、上方絶縁基体であるカバーフィルム62
が裏面の粘着剤62Aによって、たるまないように粘着
固定されている。
【0100】そして、29は、カバーフィルム62の裏
面の粘着剤62Aで中央頂点部29Bおよびその近傍が
固着されて、それぞれのスペーサ61の孔61A内に収
容されている円形ドーム状の可動接点であり、この可動
接点29は、実施の形態1にも説明したように、外周下
端29Aが、略リング状に構成された第一および第二接
点58および59の放射状部58Aおよび59Aの幅方
向の中間位置に対応するように、かつその外周下端29
Aと放射状部58Aおよび59Aとの間に所定の間隔を
保つようにカバーフィルム62に固着されている。
【0101】また、上記状態で第三接点60と可動接点
29の中央頂点部29B裏面とは、対向する位置間係と
なっている。
【0102】そして、63は、上記スイッチの上方に重
ねて配された可撓性を有するゴム製または樹脂製のキー
トップシートで、上記それぞれのスイッチの可動接点2
9の中央頂点部29B上の位置に対応するように、下面
に設けられた各々の突出部63Aがカバーフィルム62
上に当接状態もしくは僅かに隙間をあけるようにして配
されている。
【0103】また、このキートップシート63には、そ
れぞれの突出部63Aに対応する上面位置に、それぞれ
操作ボタン部63Bが設けられている。
【0104】このように、操作部54は、上記所定パタ
ーンに配列された実施の形態1によるスイッチおよびキ
ートップシート63によって構成されている。
【0105】そして、図13に図示する64は、これら
のスイッチおよびキートップシート63等を位置決め収
容する外装ケースであり、上記キートップシート63の
操作ボタン部63Bは、この外装ケース64の上方開口
部64Aから外方に突出または露出状態になるように配
されている。
【0106】なお、図14の分解斜視図については、外
装ケース64の記載は省略する。
【0107】次に、このように構成された本実施の形態
による携帯電話の動作について説明する。
【0108】まず、操作部54の一つの操作ボタン部6
3Bに対して、0.1Nよりも大きく1.6N未満の小
さい操作力を加えると、キートップシート63の当該操
作ボタン部63B並びに薄肉に形成されたそれの連結部
分が撓んで、操作された操作ボタン部63Bは下方に移
動し、その下面の突出部63Aが、カバーフィルム62
を介してスイッチの可動接点29の中央頂点部29B上
を押圧し、カバーフィルム62を撓ませつつ可動接点2
9を全体的に下方に移動させる。
【0109】そして、可動接点29の外周下端29A
が、配線基板57上の第一および第二接点58および5
9の放射状部58Aおよび59Aに接触して、両者間が
電気的に接続され(図15の断面図参照)、携帯電話
は、その電気的接続状態を判別して所定の第一機能を作
動させる。
【0110】なお、この操作力は、可動接点29の反転
動作力よりも小さいものであるため、可動接点29が反
転することはなく、上記状態で安定する。
【0111】そして、その操作力を除くと、カバーフィ
ルム62およびキートップシート63は自らの復元力で
元の位置並びに状態に戻り、可動接点29はカバーフィ
ルム62の復元に伴って第一および第二接点58および
59から離れ、第一機能は停止する。
【0112】次に、操作部54の一つの操作ボタン部6
3Bに対して、可動接点29の反転動作力である1.6
Nよりも大きい押圧操作力を加えると、その押圧操作力
で可動接点29は全体的に下方に移動して外周下端29
Aが第一および第二接点58および59に当接した後に
節度感を持って反転し、図16の断面図に示すように、
中央頂点部29B裏面が第三接点60に当接した状態と
なり、可動接点29を介して第一〜第三接点58〜60
間が全て導通する。
【0113】そして、この第一〜第三接点58〜60間
の導通状態を判別して、携帯電話は所定の第二機能を作
動させる。
【0114】なお、上記状態の時に、第二機能を確実に
作動させるためには、実施の形態1に詳述したように所
定の制御手段を設けることが肝要である。
【0115】そして、上記押圧操作力を除くと、可動接
点29、カバーフィルム62およびキートップシート6
3は自らの復元力で元の位置および状態に戻り、可動接
点29は第一〜第三接点58〜60から離れ、第二機能
は停止する。
【0116】このように、本実施の形態による携帯電話
は、操作力の大小によって、二種類の機能を作動させる
ことができるものである。
【0117】さらに、これに加えて、本実施の形態によ
る携帯電話は、図17に示すように、操作部54の上
面、つまり複数のスイッチ上を指等で摺動操作して所定
の第三機能を作動させることもできるものであり、以下
にその動作について説明する。
【0118】つまり、同図に示すように、外装ケース6
4の上方開口部64Aから突出または露出させて三列五
行に配列されている操作ボタン部63Bに対して、その
上面を指等で順次連続的になぞる、つまりそれらの上面
を所定方向に向けて摺動操作すると、摺動された操作ボ
タン部63Bには小さい操作力が加わることとなり、キ
ートップシート63およびカバーフィルム62の当該部
分は少し下方に撓んで、カバーフィルム62の裏面に粘
着固定された可動接点29は全体的に下方に移動して外
周下端29Aが上記第一および第二接点58および59
に接触し、それらの間を電気的に接続する。
【0119】そして、指の摺動移動に伴って、上記操作
力が加わるスイッチの位置は順次換わっていくため、摺
動操作位置にあるスイッチが順次オン状態に切り換わっ
ていくようになる。
【0120】そして、上記複数のスイッチの切り換わり
状態を判別することにより、携帯電話は操作部54に対
しての摺動操作方向を特定し、その特定された摺動操作
方向に対応する所定の第三機能を作動させる。
【0121】なお、このときも、単独のスイッチが所定
の操作力で操作された際に作動する第一および第二機能
との判別手段を講じる必要があるが、その判別手段とし
ては、例えば、一つのスイッチの第一および第二接点5
8および59間が導通した後、所定時間を区切って、そ
の後その周辺に位置するスイッチが切り換わっていくか
否かを検出することにより判別することができる。
【0122】また、この摺動操作時においては、可動接
点29に下方に向かう力が加わるが、その力よりも大き
い反転動作力を有する可動接点29を配しておくことに
より、上記摺動操作時の可動接点29の反転は容易に防
止することができ、安定的に摺動操作できるものが得ら
れる。
【0123】上記のごとく本実施の形態による携帯電話
は、三種類のそれぞれの操作法によって、所定の第一〜
第三機能を作動させることができるものである。
【0124】次に、本実施の形態による携帯電話の操作
形態について、従来の技術の場合と同様に電話番号を選
択・確定して発信する例を用いて説明する。
【0125】まず、操作者は、ファンクションキーに割
り当てられた所定の操作ボタン部63Bを操作して、表
示部53の表示内容を、登録されている電話番号一覧表
に切り換える。
【0126】この電話番号一覧表は、従来の技術のもの
と同じ配列状態のものとなっており、表示部53に表示
された項目を所定方向にスクロールさせて全体が確認で
きるようになっている。
【0127】なお、このときに上記操作部54に配され
たスイッチは、上述のごとく下方に向かう所定の操作力
で異なる導通状態が得られるものであるため、上記ファ
ンクションキーに割り当てられた一つの操作ボタン部6
3Bに対して弱い操作力で操作して希望する機能項目を
表示部53に表示させ、その確認を行った後に、強く押
圧操作してその機能を決定・確定させるようにしてもよ
い。
【0128】そして、上記電話番号一覧表が表示部53
に表示された状態で操作者は、複数の操作ボタン部63
B上面を、電話番号一覧表を移動させたい方向に合わせ
て摺動操作する。
【0129】この摺動操作に伴って、摺動操作位置にあ
るスイッチには、可動接点29を反転させない小さい操
作力が加わり、上述したように、それに対応する可動接
点29が全体的に下方に移動して、その外周下端29A
が第一および第二接点58および59に接触し、指がそ
の上面から移動すると両者間が離間した状態に順次切り
換わっていく。
【0130】携帯電話は、これらのスイッチの状態を検
出することにより、摺動操作方向を割り出し、表示部5
3に表示された電話番号一覧表を、上記摺動操作方向に
対応させてスクロールさせる。
【0131】そして、上記操作によって希望する電話番
号の項目が表示された時に、操作者は、ファンクション
キーの確定・発信ボタンに割り当てられた操作ボタン部
63Bを大きい操作力で押圧操作して、その電話番号を
確定させる。
【0132】この状態で操作者が、再度上記確定・発信
ボタンに割り当てられた操作ボタン部63Bに大きい操
作力を加えて押圧操作すると、上記確定された電話番号
に対してアンテナ56を介して発信が行われ、相手側と
交信可能状態になった時点で、受話部52等が機能して
通話可能となる。
【0133】なお、このとき、上記確定・発信ボタンに
割り当てられた操作ボタン部63B、つまりそれに対応
するスイッチに対して小さい操作力で操作した際に、電
話番号を決定・確定させ、次に大きい押圧操作力を加え
た場合に発信させるようにしてもよい。
【0134】また、上記方法で発信する代わりに、操作
部54のテンキーを構成している操作ボタン部63B部
分を直接操作して電話番号等を入力し、上述の発信手順
として発信することも可能である。
【0135】なお、この場合の入力操作時に、所定のス
イッチに対する小さい操作力、つまり可動接点29の反
転動作を伴わない第一および第二接点58および59間
のみの導通信号を用いて電話番号等が入力可能であるよ
うに構成しておくと、軽いタッチでの入力が可能とな
り、操作速度が速く入力できるものにできる。
【0136】このように本実施による携帯電話は、電話
番号等の希望項目を効率良く検索することを含んで、本
体部51の正面に構成された操作部54の操作ボタン部
63Bに対する所定操作のみで、所定項目を選択〜決定
ならびに確定させることができるものにでき、しかも、
その操作時においては、左右のいずれの手で持った場合
でも使い勝手が変わらないようにできるものが得られ
る。
【0137】また、その操作部分としては上記操作部5
4を構成するスイッチ以外の別部品を必要としないた
め、表示部53の面積を大きくすることも容易にできて
視認性に優れたものを容易かつ安価に実現することがで
きるものである。
【0138】(実施の形態4)図18は、本発明の第4
の実施の形態による電子機器であるカメラのシャッター
部の部分断面図、図19は同分解斜視図である。
【0139】同図に示すように、本カメラのシャッター
部に用いられているスイッチ71は、可撓性を有する上
方絶縁基体72と、下方絶縁基体73とがスペーサ74
を介して対向状態に配され、その上方絶縁基体72裏面
の粘着剤72Aで円形ドーム状に形成された可動接点7
5の中央部75B上面およびその近傍が粘着固定され、
上記状態で可動接点75の外周下端75Aと下方絶縁基
体73上に略リング状になるように形成されている第一
および第二接点76および77とは、所定の間隔を保っ
た対向状態となっていることは実施の形態1によるスイ
ッチの場合と同じである。
【0140】しかし、この可動接点75の中央部には、
下方に突出する突起部75Cが形成されていると共に、
それと対向する下方絶縁基体73の位置、つまり第一お
よび第二接点76および77で構成されるリングの中央
部分には貫通孔73Aが設けられたものが用いられてい
る。
【0141】そして、78は、筐体(図示せず)の外方
に突出する操作部78Aを備えた操作部材であり、操作
部78Aの下面に設けられた突出部78Bで、上記スイ
ッチ71の可動接点75の中央部75Bの位置に対応す
る上方絶縁基体72部分を上方から押圧可能なように配
されている。
【0142】また、79は、上方から押圧操作された際
に、それに対応する出力が導出される入力デバイスとし
てのメンブレンスイッチであり、このメンブレンスイッ
チ79は、所定間隔をあけて保持された一対の対向基板
79A、79Bのそれぞれの対向面側に対向接点79
C、79Dが設けられていると共に、その上方側に位置
する対向基板79Aは可撓性を有する材質のもので構成
されている。
【0143】そして、上記スイッチ71と上記メンブレ
ンスイッチ79とは、上記可動接点75の中央部75B
裏面に配された突起部75Cの位置と、対向基板79
A、79Bの対向接点79C、79Dとの位置を合わせ
るようにして、スイッチ71の下方にメンブレンスイッ
チ79が重ねて配されている。
【0144】なお、入力デバイスとして、上記のメンブ
レンスイッチ79以外に、単体スイッチ、感圧ゴム等を
用いた感圧素子、歪みゲージ等を配してもよい。
【0145】次に、上記のように構成されたカメラのシ
ャッター部の動作について説明する。
【0146】まず、操作者は、被写体に対してカメラを
向けて、ファインダ(図示せず)をのぞきつつ操作部材
78の操作部78Aを軽く押圧操作する。
【0147】この操作により、操作部材78の操作部7
8Aが少し下方に移動し、スイッチ71の上方絶縁基体
72の所定位置を押圧して上方絶縁基体72を下方に撓
ませ、その裏面に固着された円形ドーム状の可動接点7
5の外周下端75Aを、下方絶縁基体73上に形成され
た第一および第二接点76および77に当接させ、それ
らの間を電気的に接続する(図20の部分断面図参
照)。
【0148】なお、このとき、メンブレンスイッチ79
の状態は変わらないため、メンブレンスイッチ79から
は所定の出力は導出されない。
【0149】そして、カメラは、このスイッチ71から
の導通信号を検出することにより、被写体に対してピン
ト等を合わせる機能を作動させる。
【0150】続いて、操作者は、上記ファインダ内の画
像状態を確認した上で、上記操作部78Aを可動接点7
5の反転動作力よりも大きい操作力で押圧操作する。
【0151】これによって、スイッチ71の可動接点7
5は、節度感を持って反転動作し、その中央部75B裏
面に配された突起部75Cが貫通孔73Aを挿通して下
方絶縁基体73よりも下方に突出してメンブレンスイッ
チ79の上方に位置する対向基板79Aを押圧する。
【0152】その押圧力で、メンブレンスイッチ79の
上方側に配された対向基板79Aは、押圧された部分を
中心に下方に撓み、対向接点79Cと79Dとの間が接
触状態となる(図21の部分断面図参照)。
【0153】このメンブレンスイッチ79からの導通信
号を検出すると、カメラはシャッターを切る機能を作動
させる。
【0154】そして、操作部材78の操作部78Aに加
えた押圧力を除くと、スイッチ71およびメンブレンス
イッチ79は、それぞれの復元力で元の状態に戻り、図
18に示す操作前の状態に戻る。
【0155】上記に説明したように、本実施の形態に用
いたスイッチ71は、下方絶縁基体73に、可動接点7
5の中央部75Bに対応するスイッチ用の接点を設けて
いないものではあるが、他の入力デバイスと組み合わせ
て用いることにより、二種類の操作状態で各々所定機能
を作動させるものにできる。
【0156】なお、上記可動接点75は、導電性が必要
な部分としては外周下端75Aのみでよいものであるた
めに、その他の部分を絶縁材料で形成してもよい。
【0157】また、突起部75Cも可動接点75に一体
形成したものを説明したが、別部材を固着したものとし
てもよい。
【0158】さらに、この突起部75Cを設けておくこ
とにより、可動接点75の反転動作時に入力デバイスを
押圧する位置が明確になると共に、その押圧力が集中す
るようになるため、入力デバイスの作動状態が安定する
ものにできるが、それを設けずとも入力デバイスを作動
させることは可能である。
【0159】また、下方絶縁基体を、可動接点の反転動
作力と同等もしくはそれよりも少し大きい力が加わると
撓む材質のもので構成するようにすると、下方絶縁基体
の貫通孔を形成せずとも上記と同一の作動状態が得られ
るものに構成することができる。
【0160】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、異なる操
作力で操作した際に、各々所定の導通状態に切り換わる
簡素な構造のスイッチを安価に実現することができ、こ
のスイッチを所定の配列パターンで搭載して操作部等を
構成することにより、押圧操作または摺動操作のそれぞ
れに対応する機能を作動させることができる操作性の良
好な電子機器を容易に実現することができるという効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるスイッチの分
解斜視図
【図2】同図1のX−X線における断面図
【図3】同要部である接点パターンの上面図
【図4】同操作状態を示す断面図
【図5】同操作状態を示す断面図
【図6】(a)同カバーフィルムと防塵用フィルムとを
別部材で構成したものを示す分解斜視図 (b)同図6(a)のX−X線における断面図
【図7】同要部である他の接点パターンの上面図
【図8】(a)同要部である他の接点パターンの上面図 (b)同要部である他の接点パターンの上面図
【図9】同他の構成を説明する分解斜視図
【図10】本発明の第2の実施の形態によるスイッチの
分解斜視図
【図11】同要部である接点パターンの上面図
【図12】本発明の第3の実施の形態による電子機器で
ある携帯電話の正面図
【図13】同要部である操作部の断面図
【図14】同要部である操作部の分解斜視図
【図15】同要部である操作部が操作された状態を示す
断面図
【図16】同要部である操作部が操作された状態を示す
断面図
【図17】同携帯電話に対して摺動操作をする状態を示
す図
【図18】本発明の第4の実施の形態による電子機器で
あるカメラのシャッター部の部分断面図
【図19】同分解斜視図
【図20】同操作状態を説明する部分断面図
【図21】同操作状態を説明する部分断面図
【図22】従来の電子機器である携帯電話の正面図
【符号の説明】
21、42、57 配線基板 22、33、37、58、76 第一接点 22A 内周細幅部 22B、23B、58A、59A 放射状部 22C、23C、24B、35A、37A、38A 引
き出し部 23、34、38、59、77 第二接点 23A 外周細幅部 24、35、41、60 第三接点 24A、41C、41D スルーホール部 25 絶縁レジスト 26、61、74 スペーサ 26A、61A 孔 27 空気逃げ溝 28、62 カバーフィルム 28A、32A、62A、72A 粘着剤 29、39、75 可動接点 29A、75A 外周下端 29B 中央頂点部 30 貫通孔 31 カバーフィルム 32 防塵用フィルム 36 絶縁層 39A 中央平板部 39B 外周縁部 41A、41B 櫛歯状部 51 本体部 51A 操作面 51B 上面部 52 受話部 53 表示部 54、78A 操作部 55 送話部 56 アンテナ 63 キートップシート 63A、78B 突出部 63B 操作ボタン部 64 外装ケース 64A 上方開口部 71 スイッチ 72 上方絶縁基体 73 下方絶縁基体 73A 貫通孔 75B 中央部 75C 突起部 78 操作部材 79 メンブレンスイッチ 79A、79B 対向基板 79C、79D 対向接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/23 H04M 1/23 D (72)発明者 玉野 浩二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA02 AB25 BA01 BA02 BB03 CD05 FB04 FB19 FB33 5K023 AA07 BB11 GG04 GG05 GG08 LL01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に第一および第二接点を備えた下方
    絶縁基体と、上記下方絶縁基体に対して所定間隔をあけ
    て配された可撓性を備えた上方絶縁基体と、上記上方絶
    縁基体に操作力を加えていない通常状態においては、上
    記下方絶縁基体の第一および第二接点に対して離れた状
    態で、上記上方絶縁基体の裏面に固着された金属板製の
    可動接点からなるスイッチ。
  2. 【請求項2】 可動接点が、外形が円形ドーム状のもの
    であり、その可動接点の外周下端の下方位置に、下方絶
    縁基体の第一および第二接点が設けられた請求項1記載
    のスイッチ。
  3. 【請求項3】 下方絶縁基体の第一および第二接点が、
    可動接点の外周下端に対応するリング形状になるように
    複数箇所に配された請求項2記載のスイッチ。
  4. 【請求項4】 下方絶縁基体の第一および第二接点に加
    えて、下方絶縁基体に円形ドーム状の可動接点の中央部
    に対応する第三接点が設けられた請求項2または3記載
    のスイッチ。
  5. 【請求項5】 第三接点が、下方絶縁基体のスルーホー
    ル部を介して引き出された請求項4記載のスイッチ。
  6. 【請求項6】 第三接点が、電気的独立状態のものが複
    数個配されて構成された請求項4または5記載のスイッ
    チ。
  7. 【請求項7】 第三接点が、櫛歯状に組み合わされて配
    置された請求項6記載のスイッチ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一つに記載のス
    イッチが複数箇所に所定の配列状態で搭載された操作部
    を有し、上記操作部に対して所定操作をすることによ
    り、その操作位置に対応する上記スイッチの可動接点を
    下方に移動させて第一および第二接点間を導通させ、そ
    の導通信号を用いて第一機能を作動させるようにした電
    子機器。
  9. 【請求項9】 請求項4〜7のいずれか一つに記載のス
    イッチが複数箇所に所定の配列状態で搭載された操作部
    を有し、上記操作部に対して所定操作をすることによ
    り、その操作位置に対応する上記スイッチの可動接点を
    下方に移動させてその外周下端で第一および第二接点間
    を導通させ、その導通信号を用いて第一機能を作動させ
    るか、または、上記可動接点を下方に移動させた後に反
    転させ、上記可動接点を介して第一〜第三接点間を導通
    させ、その導通信号を用いて第二機能を作動させるよう
    にした電子機器。
  10. 【請求項10】 第一および第二接点間のみの導通状態
    を検出した後の所定時間内に第一〜第三接点間の導通状
    態が検出された場合に、第二機能のみを作動させる制御
    手段を備えた請求項9記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 操作部に対して摺動操作が行われるこ
    とによって得られる複数個のスイッチからの導通信号の
    移動方向を検出し、その検出結果に基づいて第三機能を
    作動させるようにした請求項8〜10のいずれか一つに
    記載の電子機器。
  12. 【請求項12】 請求項2または3記載のスイッチが複
    数箇所に所定の配列状態で搭載されると共に、その下方
    に重ねて、押圧されて作動する入力デバイスが配設され
    た操作部を有し、上記操作部に対して所定操作をするこ
    とにより、その操作位置に対応する上記スイッチの可動
    接点を下方に移動させてその外周下端で第一および第二
    接点間を導通させ、その導通信号を用いて第一機能を作
    動させるか、または、上記可動接点を下方に移動させた
    後に反転させ、上記可動接点の中央部裏面で上記入力デ
    バイスに押圧力を加えることによって上記入力デバイス
    を作動させ、その入力デバイスからの出力を用いて第二
    機能を作動させるようにした電子機器。
  13. 【請求項13】 第一および第二接点間のみの導通状態
    を検出した後の所定時間内に入力デバイスからの出力が
    得られた場合に、第二機能のみを作動させる制御手段を
    備えた請求項12記載の電子機器。
  14. 【請求項14】 操作部に対して摺動操作が行われるこ
    とによって得られる複数個のスイッチからの導通信号の
    移動方向を検出し、その検出結果に基づいて第三機能を
    作動させるようにした請求項12または13記載の電子
    機器。
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