JPH11195353A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH11195353A
JPH11195353A JP1202598A JP1202598A JPH11195353A JP H11195353 A JPH11195353 A JP H11195353A JP 1202598 A JP1202598 A JP 1202598A JP 1202598 A JP1202598 A JP 1202598A JP H11195353 A JPH11195353 A JP H11195353A
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JP
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touch
input
item
communication terminal
touch detection
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JP1202598A
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English (en)
Inventor
Norihiko Saito
齋藤憲彦
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POSEIDON TECHNICAL SYSTEMS KK
Original Assignee
POSEIDON TECHNICAL SYSTEMS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は通信端末装置において、多機能の選択
及び入力と、発呼時の操作性を向上させる。 【解決手段】直線または平面曲線もしくは空間曲線状の
所定の軌跡上に連続してタッチ検出センサーを、等間隔
もしくは不均一に分布配置したタッチ検知手段と、機能
確定用のスイッチ手段を通信端末装置に配設することに
より、連続してイベントが入力できるので、電話帳リス
トや機能項目リストが非常に大きくても選択が容易な入
力機構を備える。また、その操作があったまま選択され
た通信先に発呼出来る。これにより通信先を誤るおそれ
を低減することが可能となり、使い勝手に優れた通信端
末装置を実現することが出来る。さらに、上下方向に薄
く構成できることから左右対称の形に端末機を構成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末装置に関
し、例えば携帯電話装置に適用して好適な物である。
【0002】
【従来の技術】今日、多くの携帯電話システムが実用化
されている。これは世界中において広がりつつある技術
革新である。この進化した携帯電話システムにおいては
強力な機能強化と多機能化により多くのサービスが実現
されている。この機能を実現するために有効な入力方式
が幾つか考案されている。1つには、上下矢印キーもし
くは左右矢印キーをもちいて、複数の機能もしくはデー
タの登録してあるデータテーブルのポインタの移動を行
う物である。さらには、プッシュスイッチ付き回転操作
型電子部品(ジョグダイアル)例えば特開平8−203
387号公報等を使ってアナログ移動量を入力して、複
数の機能もしくはデータの登録してあるデータテーブル
のポインタの移動量にこれを同期させ、確定キーを使っ
て確定入力を可能とした物がある。このほかに、ジョグ
シャトル、クリック機能付きトラックボールなどを用い
た物も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】小さな筐体を用いた電
子機器に多くの機能を盛り込んで、その能力を発揮させ
ようとするとユーザーインターフェースが非常に重要な
物となる。すべての機能に一つ一つスイッチを割り当て
ていたのではスイッチの数が多すぎて機能を実行する為
に非常に大変な努力を要するのである。この為に、上下
矢印キーもしくは左右矢印キーをもちいて、複数の機能
もしくはデータの登録してあるデータテーブルの、デー
タポインタの移動を行い、その機能を選択する方式があ
る。しかし、多くの機能の中から1つを選択するために
は幾度も同じキーを押さなくては成らない。押し続ける
と自動的にポインタがインクリメントする方式もある
が、次のデータが出てくる時間まではコントロールでき
ないので100件も電話番号が登録してあった場合ずっ
と押し続ける必要があり、はなはだ不便である。プッシ
ュスイッチ付き回転操作型電子部品(ジョグダイアル)
を使ってアナログ的な移動量を入力して、複数の機能も
しくはデータの登録してあるデータテーブルのポインタ
の移動量にこれを同期させて選択する方式が考えられて
いるが、これはロータリーエンコーダやホイールという
機構部品がありメカニカル部分の故障が出てくる可能性
がある。尚かつそれを組み込んだ装置はスイッチ押下方
向に対して機構部品の構造上薄くすることが難しい。従
って、装置側面に配設せざるを得ず、右利きと左利きと
では利便性が異なってしまう。本発明は以上の点を考慮
してなされたもので、多くの機能を簡単に利用すること
が出来る良好な操作性とメンテナンス性とに優れた通信
端末装置をタッチ検知センサー及び接触操作型入力装置
を用いて提案しようとする物である。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にあっ
ては、第一の発明として、複数の項目と、それらのうち
現在どの項目が選択されているかを明示するカーソルと
を表示する表示手段を備える通信端末装置において、タ
ッチ検知センサーによって構成されたタッチ検知手段を
備え、所定操作による所定タッチ検知手段の接触点のタ
ッチ入力を検知し、当該入力に応じて任意の項目を表示
し、選択し、又は確定する入力手段を具えることによ
り、上述した課題を解決した。第二の発明として、複数
の項目と、それらのうち現在どの項目が選択されている
かを明示するカーソルとを表示する表示手段を備える通
信端末装置において、直線もしくは平面曲線もしくは空
間曲線状の所定の軌跡上に連続してタッチ位置検出セン
サーを配したタッチ位置検知手段を備え、所定操作によ
る所定タッチ位置検知手段の接触点の変移を検知し、当
該変移量に応じて任意の項目を表示し、選択する入力手
段を具えることにより、上述した課題を解決した。第三
の発明として、複数の項目と、それらのうち現在どの項
目が選択されているかを明示するカーソルとを表示する
表示手段を備える通信端末装置において、直線もしくは
平面曲線もしくは空間曲線状の所定の軌跡上に連続して
イベント発生用のタッチ検出センサーを配しタッチによ
って発生したイベント数に応じて任意の項目を表示し、
選択する入力手段を用いることにより、上述した課題を
解決した。第四の発明として、複数の項目と、それらの
うち現在どの項目が選択されているかを明示するカーソ
ルとを表示する表示手段を備える通信端末装置におい
て、直線もしくは平面曲線もしくは空間曲線状の所定の
軌跡上に粗密を持って分布させたイベント発生用のタッ
チ検出センサーによってイベント入力することによりイ
ベント数に応じて任意の項目を表示し、選択する入力手
段を用いることにより、上述した課題を解決した。第五
の発明として、上記タッチ検出センサーの疎密を持った
分布は、均等に分布したタッチ検出センサー上に設定す
る手段を持つことにより、上述した課題を解決した。第
六の発明として、上記入力手段は、上記所定タッチ検知
手段に対する接触点の変移方向のうち上記項目の選択に
使用されていない変移方向への物理的な移動を検知して
上記項目の選択を確定することにより、上述した課題を
解決した。第七の発明として、上記入力手段は、上記所
定タッチ検知手段の連続する軌跡上の接触点の移動を上
記項目の選択に用い、かつ上記タッチ検知手段の配設さ
れている軌跡の接線に対して直交する方向への物理的な
移動を上記項目の確定に用いることにより、上述した課
題を解決した。第八の発明として、上記項目の選択を確
定する手段は同一タッチ位置に再タッチする事により、
上述した課題を解決した。
【0005】第九の発明として、複数の項目と、それら
のうち現在どの項目が選択されているかを明示するカー
ソルとを表示する表示手段を備える通信端末装置におい
て、キートップにタッチ検出センサーを付けたキーもし
くはプッシュボタンを備え所定操作による所定タッチ検
知手段によりキートップの接触点からの入力イベントを
検知し、タッチによって発生した入力イベントに応じて
任意の項目を表示し、選択する入力手段を用いることに
より、上述した課題を解決した。第十の発明として、複
数の項目と、それらのうち現在どの項目が選択されてい
るかを明示するカーソルとを表示する表示手段を備える
通信端末装置において、キートップにタッチ検出センサ
ーを付けたキーもしくはプッシュボタンを備え所定操作
による所定タッチ検知手段によりキートップの接触点か
らの入力イベントを検知し、タッチによって発生した入
力イベントに応じて任意の項目を表示、選択する入力手
段を持ち、キーの押下により確定入力することにより、
上述した課題を解決した。第十一の発明として、複数の
項目と、それらのうち現在どの項目が選択されているか
を明示するカーソルとを表示する表示手段を備える通信
端末装置において、接触操作型入力装置および電子部品
を備え、所定操作による所定タッチ検知手段によって任
意の項目を表示し、選択し、又は確定する入力手段を具
えることにより、上述した課題を解決した。第十二の発
明として、上記入力手段によって検出されたタッチイベ
ントと該入力時間情報により速度を計算し所定項目及び
所定情報の検索に速度情報に同期した早送り機能を具え
ることにより、上述した課題を解決した。第十三の発明
として、上記入力手段によって検出されたタッチイベン
トに同期して、スピーカーにより音声出力を、もしくは
発光素子により光出力を、行うことにより、上述した課
題を解決した。
【0006】
【作用】第一の発明により、本発明の通信端末装置にお
いて、タッチ検知センサーによって構成されたタッチ検
知手段を備え、所定操作による所定タッチ検知手段の接
触点のタッチ入力を検知する手段を備えれば、指のタッ
チ操作により、当該入力に応じて任意の項目を表示し、
選択し、又は確定する事が出来、入力できる情報及び操
作機能が飛躍的に増えてより高機能な通信端末装置がで
きる。さらに、少ない入力部品により複数の入力が行え
ることから操作性が向上し、メンテナンス性が高まる。
また、ロータリーエンコーダーを用いたホイールなどの
メカニカルな部品が無く上下方向に薄く構築できる。第
二の発明により、直線もしくは平面曲線もしくは空間曲
線状の所定の軌跡上に連続してタッチ位置検出センサー
を配したタッチ位置検知手段を備え、所定操作による所
定タッチ位置検知手段の接触点の変移を検知することに
より、指先の接触点の倣い動作に従って変移量が入力さ
れ、その変移量に従って、項目を表示し、選択する操作
が可能となる。第三の発明により、直線もしくは平面曲
線もしくは空間曲線状の所定の軌跡上に連続してイベン
ト発生用のタッチ検出センサーを配しタッチによって発
生したイベント数に応じて任意の項目を表示し、選択す
る入力手段を用いることにより、指先のタッチにより引
き起こされるイベント(本願では次の意で用いる:接点
のオンオフもしくはキー押下あるいはタッチなどにより
引き起こされるきっかけ、例えば、一つの入力もしくは
一つの機能あるいは一つの文字入力等の最小の処理単位
の誘因となる)の数に応じて、項目を表示し、選択する
操作が可能となる。ここでは、必ずしも変移量や変移距
離と入力イベント数は一致していないが、連続してタッ
チ検出センサーから多くのイベントを入力可能としてあ
る。第四の発明により、タッチ位置検出センサーは軌跡
上に粗密性を有する不均一分布にして配することによ
り、指先のタッチ位置によって発生するイベント数を可
変にし指先の繊細な入力操作を可能とさせる。このと
き、完全に変移量や変移距離と入力イベント数は一致し
ていない。第五の発明により、ハードウエアでは、軌跡
上に均等にタッチ検出センサーを分布しておき、その上
に疎密を持った分布をエミュレーションして設定するこ
とにより、第四の発明の作用をソフトウエアで可能とす
る。第六の発明では、所定タッチ検知手段が配設されて
いるのは軌跡上であるが該軌跡上と異なる方向へ、たと
えば端末装置に配設されたスイッチやボタン等を押下す
ることによりタッチ検知手段で選択された項目の確定を
行うことを可能になる。第七の発明により、所定タッチ
検知手段が配設されているのは軌跡上であるが該軌跡の
接線に対して直交する方向への物理的な移動、例えばタ
ッチ検知手段と一体化された圧力スイッチなどの押下に
よりタッチ検知手段で選択された項目の確定を行うこと
を可能になる。第八の発明にでは、項目の選択を確定す
る手段は同一タッチ位置に再タッチする事により二回目
の同一位置から発生したイベントを入力することによ
り、確定入力が認識可能となる。
【0007】第九の発明では、キートップにタッチ検出
センサーを付けたキーもしくはプッシュボタンを例えば
連続して配置することにより、キートップにタッチした
ときイベントが発生する、このことによりイベント入力
が可能となる。あるいは連続して隣り合うキートップに
タッチすることによりイベント入力が可能になる。この
イベント数に応じて任意の項目を表示し、選択する事が
可能となる。第十の発明により、例えば第九の発明で項
目の表示と選択を行った状態で指をキートップから離さ
ずに該キーを押下することにより項目の確定が可能とな
る。第十一の発明については、第一乃至第八の発明と、
第十二と、第十三と、の発明と同様の作用がある。第十
二の発明により、速度を演算することにより、例えば数
百から一千にのぼる様な多くの選択項目から一つを選択
する場合などで早送りする事が可能となる。第十三の発
明により、タッチによって引き起こされるイベントが実
際には装置に幾つ入力されたかを目で見る、もしくは音
で聞く、事が可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を次の目次の順に説明する。 (1)本発明の通信端末機(携帯電話)の一実施例 (2)タッチ検知手段の構成 (3)タッチ検知スイッチ(接触操作型入力装置及び電
子部品)の例 (4)タッチ検知センサー及びタッチ検知スイッチを応
用した携帯電話の他実施形態例 (5)キートップにタッチ検知部を持つ単独キーの例 (6)単独キーの集合体による入力部の実施形態例 (7)本発明の通信端末機(携帯電話)のオペレーショ
ン例
【0009】(1)本発明の通信端末機(携帯電話)の
一実施例 図1は本発明の機能を実現する通信端末機である携帯電
話機1の一例についての外観図である。この図1(a)
において、受話部2と送話部3とアンテナ4が設けられ
る。また装置の下部には、電話番号を指示する「0〜
9」の数字と「*」および「#」からなる操作キー5が
設けられる。この操作キー5は機能の切換によって仮名
及びアルファベットのキー入力手段に兼用される。なお
後述するリダイヤルキーを使って濁音・半濁音や「,
・.」の入力も行える。さらに操作キー5の上にリダイ
ヤル、メモリ、クリア等の操作キー6と、液晶ディスプ
レイ7が設けられる。又、液晶ディスプレイのすぐ下に
コール(短縮ダイヤル呼び出し)、オンフック(発呼)
及びオフフック(終話)の操作キー8が設けられる。装
置右側面図1(c)に見えているように「仮名/英字」
切換キー10と[F(機能)」切換キー9が設けられて
いる。そして左側面図(b)上部に以下で説明する接触
操作型入力装置であるタッチ検知スイッチ11が設けら
れており図1(a)に有るような矢印にあわせて操作す
る。タッチ検知手段は図1の(a)の様に装置本体の側
面かつ受話器近傍に設けてもよいし、本体の前面に設け
てもよい。
【0010】図2は本発明による接触操作型入力手段を
適用した携帯電話装置の一例の回路構成を示すブロック
図である。この図2において、アンテナ4が送受信回路
12に接続される。又この送受信回路12に送話部3と
受話部2が接続される。これによって送話部3からの音
声信号が送受信回路12で所定の送信信号に変換され
て、アンテナ4を通じて送信される。またアンテナ4か
らの受信信号が送受信回路12で音声信号に変換され
て、受話部2に供給される。さらに送受信回路12には
CPU13が接続されており、ROM14に記憶されて
いるプログラムや、RAM15に読み込んだデータに基
づいてプログラム処理が行われる。この処理は例えば送
受信回路12において発呼の処理等である。またこのC
PU13にはLCDドライバ16を通じてLCD(液晶
ディスプレイ)7が接続されCPU13での処理の結果
等の表示が行われる。さらにCPU13には操作キー装
置17が接続されて、電話番号の指示等の所望の操作の
指示が入力される。そしてタッチ検知スイッチ11の中
のタッチ検出センサー19からのタッチイベントを接触
操作型入力装置18として受けCPU13に伝えタッチ
検知スイッチ押下によりキー入力としてこれもCPU1
3に伝えることにより連続するイベントを携帯電話機の
中に入力する。
【0011】本実施例の機能について更に詳細を述べれ
ば、通話中には、表示画面上でのカーソルの移動を指示
する操作がなされたとき受話音量の増減を指示する制御
手段を具えてもよい。電話帳機能を持たせ、その電話帳
のリストが表示されている画面上で通信先が選択された
後、タッチ検知スイッチもしくは確定スイッチによる所
定の操作がされたとき、当該通信先への発呼を開始する
制御手段を備えてもよい。指先の倣い操作のイベント入
力時、指先の速度を演算し速度につれてカーソルの移動
個数を可変にする機能を持たせてもよい。このことによ
り数百から数千に昇る電話番号リストから一つを選択す
る事が容易になる。速度に対して所定の敷居値を設けて
これを越えた場合早送りをさせても良い。電話帳リスト
はテンキーに割り付けられている通信先を昇順に表示す
る第1のリスト画面と、通信先をアルファベットの昇順
に表示する第2のリスト画面とで構成してもよい。この
第1のリスト画面は第2のリスト画面より前の頁に表示
させてもよい。第一のリスト画面が表示されている状態
でテンキーが押下された場合には押下されたテンキーに
対応する通信先にカーソルを移動させ、第二のリスト画
面が表示されている状態でアルファベットが割り付けら
れているテンキーによって所定のアルファベットが指定
された場合には当該アルファベットを頭文字とする通信
先又は当該アルファベットに近い通信先にカーソルを移
動させてもよい。発呼開始の操作は送信キーの押下操作
であってもよいし、所定時間に亘る所定キーの押し操作
であってもよいし、所定時間に亘るテンキーの押し操作
であってもよい。電話帳リストが表示されている画面上
での通信先の選択時、選択が確定された項目について詳
細情報を続けて表示してもよい。電話帳リストに表示さ
れる通信先はトグル状に表示させてもよい。詳細情報が
表示されている状態において、画面上上方の項目へのカ
ーソルの移動が指示された場合には、詳細項目を閉じて
上位階層のリスト画面に戻り、かつカーソルを当該詳細
項目が表示されていた項目に対して上方に位置する項目
に移動させてもよい。電話帳リストが表示されている状
態で所定時間の間なんらの入力がなかった場合、電話帳
リストを閉じて表示画面上に初期画面を表示させてもよ
い。登録されている通信先をテンキーに対応する番号と
共に表示する電話帳リストの登録画面の時、未登録のテ
ンキーについては登録内容の表示欄を空白表示としても
よい。
【0012】(2)タッチ検知手段の構成 指先の物理的な移動の検知手段として、直線もしくは平
面曲線もしくは空間曲線状の所定の軌跡上に連続してタ
ッチ位置検出センサーを配したタッチ位置検知手段と、
該タッチ位置検出センサーの用いられる軌跡上で指が移
動する方向以外の物理的な移動または押下により接点の
オン又はオフを行うスイッチ手段とを有し、前記タッチ
位置検知手段による軌跡上のタッチ位置の状態と、前記
スイッチ手段による接点の状態とを検知するための具体
的なタッチ検知センサーを用いたタッチイベント検知手
段とその回路構成については以下のようなものがある。
すなわち、主に接触及び感圧によってそのタッチ位置に
見合った信号もしくは電圧を出力する回路である。以下
にその具体的な構成について詳細に説明する。
【0013】タッチ検出センサー部のタッチ位置検知手
段として静電誘導式検知手段(静電容量タイプ)を使用
した構成について説明すれば、これは指等の接触を検知
するためにガラス等の不導体を介して複数個のコンデン
サーC1,C2,C3,・・・を配置し、接触および接
近によってこのそれぞれのコンデンサーC1,C2,C
3,・・・の容量が変化する事を検知する方式である。
ここではコンデンサーC1,C2,C3,・・・は連続
してキートップに配置する。図3に示すように、連続し
て配置したコンデンサーC1,C2,C3,・・・に対
してパルス発生回路20より、デコーダとカウンタを内
蔵したスキャンドライブ回路21を介して順番に電圧を
かけることによりCR移相発信回路22より発生した周
波数信号を周波数比較回路23へ送り、この信号と、予
め前記パルス発生回路20よりコントロール回路25を
介して周波数比較回路23へ送られた基準信号とを比較
し、さらに周波数比較回路23からの信号と前記コント
ロール回路24からの基準信号とを判定回路25に同時
に送りそこで両信号を判定することにより接触によって
変わったコンデンサー容量を検知して指のタッチ位置を
検知するのである。
【0014】タッチ検出センサー部のタッチ位置検知手
段として光学式検知手段(赤外線検出タイプ)を使用し
た構成について説明すれば、これは指等のタッチ検知を
行うキートップの下部に図4に示すような1対1で対応
する関係で例えば赤外線発光ダイオード(LED)等の
発光素子26と、例えばフォトトランジスター等の受光
素子27とを一組ずつキートップに連続して配設し、こ
の受光素子27をデマルチプレクサ28によって順番に
発光させ、発光した光をマルチプレクサ29により同期
して受光素子27で受ける方式である。この時、受光素
子27で受けた光の受光レベルを判定回路30により検
出し、光のレベルの判定を行うことで指のタッチ位置を
検知するのである。31はコントロール回路であり、前
記デマルチプレクサ28、マルチプレクサ29、判定回
路30に接続され、それぞれの回路機能を制御してい
る。また、図4の点線で囲んだ部分であるAD変換器3
2を前記マルチプレクサ29と判定回路30との間に介
設させれば、接触点に対してアナログ値の検出を行うこ
とができ、更に検知精度を向上させることが出来る。光
学式検知手段の他の例としては図5に示すように、受光
素子27と発光素子26との相互をタッチ位置の下部に
設ける方式や、図6に示すように、受光素子27と発光
素子26との相互をタッチ部の両側に設ける方式もあ
り、尚かつ受光素子27と発光素子26との間にクリッ
クスイッチ部33を配しても良い。
【0015】タッチ検出センサー部のタッチ位置検知手
段として抵抗膜式検知手段(抵抗膜電極タイプ)を使用
した構成について説明すれば、図7に示すように、これ
は電極Aと電極Bとを均質な抵抗膜34を挟んでこれに
駆動電圧と接地電圧をかけて電位分布Qを発生させるも
のである。そして、図8に示すように、この抵抗膜34
に導体から成る電極35を抵抗膜34と平行して上部も
しくは下部に配設し、指等のタッチにより抵抗膜34
と、平行した電極35とを接触導通させ、その接触によ
り変化した電圧を電圧測定器36でもって測定すること
により接触点の位置を検出するものである。以上説明し
たように各種の検知手段によれば、接触点をその軌跡に
1対1に対応させた1次元座標上の位置データとして出
力されるものであり、特にアナログ式に十分近い場合で
は指先の動きでもって方向が容易に認識出来ると共に、
デジタル式でもポイント数が多い場合には認識可能とな
るものである。
【0016】タッチ検出センサー部のタッチ位置検知手
段として可動電極式検知手段(可動電極スイッチタイ
プ)を使用した構成について説明すれば、図9(a)に
示すように、これは軌跡上に連続して配設した例えば直
線上の電極と、スペーサ37を介して間隔をあけて断続
して配設した電極との内いずれか一方を可動電極38と
し且つ他方を固定電極39とし、指等による圧潰力でも
ってこの可動電極38を固定電極側に湾曲接続させその
接点の通電位置と時間から指の接触点を検出するものと
してある。図9(b)ではコントロール回路40により
カウンタ41を起動し、デコーダ42からは順番に接点
S1,S2,S3,・・・と検知して行く。この時オン
された接点の部分で電圧がLOWになり接触点が検知で
きるのである。また、この可動電極式とほぼ同じ方式と
なるが2つの電極を下部の基板側に固定して、上部のフ
ィルム状シートである可動部分に配設された可動接触子
を用いて接点を短絡する構造もとれる。
【0017】タッチ検出センサー部のタッチ位置検知手
段として直流抵抗検知方式を使用した構成について説明
すれば、これは指等のタッチ検知を行うキートップに金
属接点を付設し、図10に示すような検出回路に示すご
とく、例えば入力動作抵抗が2MΩであって金属接触接
点スイッチSW1〜SW7間を跨って接触した指等の高
抵抗を検出し、高抵抗検出電子スイッチモジュールSM
を介して出力レベルOUT1〜OUT7をHIGH,L
OWの2値に変動させる物としてあり、主として金属に
触れたことを検出するスイッチとして用いられている物
である。その他、電磁誘導方式、超音波検知方式等のタ
ッチ検知方式を用いても良い。
【0018 】(3)タッチ検知スイッチ(接触操作型
入力装置及び電子部品)の例 続けて図面によって、タッチ検知手段とスイッチ手段と
を実現するタッチ検知スイッチ(接触操作型入力装置及
びその電子部品)について実施例を示す。図11のごと
く直線上又は曲線上に連続して配置したタッチ位置検知
センサー43をもつタッチ位置検出部44を所定の範囲
で水平に動き得るように保持し、このタッチ位置検出部
44とセンサーからの電気信号又は電圧を伝える導電路
となるピン48を接点付き取付基板49に配設し、タッ
チ位置検出部44を通常状態で水平一定方向へ押しつけ
るバネ体46と、バネ体の付勢力に抗して前記タッチ位
置入力部を押すことにより動作するよう接点付き取付基
板49の上にプッシュスイッチ部45を設けたもの。図
12(a)に示したスイッチでは直線上又は曲線上に連
続したタッチ位置検知部43に指先をタッチさせること
により該タッチ位置検知部43に応じた電気信号または
電圧を発生するタッチ位置入力部44を設け、該タッチ
位置入力部44を一定方向に付勢または押し付けるため
の部材にワンウェイプッシュ機構50を使用して接点5
1のオンまたはオフを行うものとしてある。タッチ検知
に関わる導電路としてはケーブル52を用いても良い
し、プッシュ機構内部を通しても良い。(b)はタッチ
検知センサーを連続して2つ付設した場合、(c)はタ
ッチ検知センサーを連続して3つ付設した場合のスイッ
チ形態例である。
【0019】図13(a)に示したスイッチ機構では、
タッチ位置検知部43と導電路のためのケーブル52を
設けた該タッチ位置入力部44および上方から操作する
プッシュスイッチ部45を上面に配した取付基板49の
夫々を電子機器筐体54に配設し、タッチ位置入力部4
4と一体化した弾性を持つ樹脂部55を上部筐体54よ
り垂設された保持部53により筐体に係合し、該タッチ
位置入力部44を一定方向に付勢または押し付け、弾性
を持つ樹脂部55の弾発付勢力に抗してタッチ位置検知
部44に十分な圧力が加えられたときにプッシュスイッ
チ部45を押下するものとしてある。図13(b)に示
したスイッチ機構では、直線上又は曲線上に連続したタ
ッチ位置検知部43に指先をタッチさせることにより該
タッチ位置検知部43に応じた電気信号または電圧を発
生するタッチ位置入力部44を設け、該タッチ位置入力
部44が押下するための固定接点47と、上方から操作
するプッシュスイッチ部45と、タッチ位置入力部44
を保持するために垂設した軸受け56と、を上面に配し
た取付基板49を有し、この軸受けにより軸57でタッ
チ位置入力部44を左右に揺動可能に保持させ、左右に
切片状の突起部より成る作動体58を設け一対にしてシ
ーソー型に形成しておき夫々作動体58Aによりスイッ
チ45Aが、58Bによりスイッチ45Bが押下される
ので2つのプッシュスイッチで二種類の入力が可能であ
る。図14(a),(b)に示すように、直線上または
曲線上に連続して配置したタッチ位置検知部43に指先
をタッチさせることにより該タッチ位置検知部43に応
じた電気信号または電圧を発生するタッチ位置入力部4
4を設け、該タッチ位置入力部44が押下するための固
定接点47と、上方から操作するプッシュスイッチ部4
5とを上面に有する取付基板49を設け、該取付基板4
9に設けた支持部59によって、固定接点47に対応し
た接点60を下面に有するタッチ位置入力部44を保持
した蝶番型の揺動部材61を揺動可能に保持させ、該揺
動部材61の揺動によって先端でプッシュスイッチ部4
5を駆動するように該揺動部材61の周囲の一部に設け
られた切片状の突起の作動体58を形成し、タッチ位置
検知部43のある部材に十分な圧力が加えられたときに
プッシュスイッチ部45を押下するものである。
【0020】図15(a)に示したスイッチでは、タッ
チ位置検知部43と導電路のためのケーブル52を設け
た該タッチ位置入力部44および上方から操作するプッ
シュスイッチ部45を上面に配した取付基板49とを有
し、該タッチ位置検知部43の両端側に垂設された支持
部62が取付基板49上に設けたガイド用軸穴63に嵌
挿されて昇降可能となるように案内支持され且つタッチ
位置入力部44側を取付基板49上方の係止部49A側
へ常時弾発付勢すべくタッチ位置入力部44と取付基板
49との間に弾性体として例えばコイル状のバネ体64
を介設させ、該バネ体64の弾発付勢力に抗してタッチ
位置検知部43に十分な圧力が加えられたときに中央下
部側に垂設された突起65によりプッシュスイッチ部4
5を押下するものとしてある。また、図15(b)は、
タッチ位置検知部をプッシュボタン形状に形成し、タッ
チ位置検知部43の下部側の支持部62が取付基板49
上に設けた筒状のガイド用軸穴63に嵌挿されて昇降可
能となるように案内支持され、タッチ位置入力部44と
取付基板49との間にコイル状のバネ体64を介設させ
たものである。なお、スイッチ部66のみを押下するこ
とによって単にスイッチのオンオフだけを行うこともで
きる。図15(c)のスイッチ部66も同様である。
【0021】さらに図16(a),(b)で示すように
ゴム状の弾性体67を用いてプッシュスイッチ45Bと
45Cと2つを押下する装置、(c),(d),(e)
で示すように、上下方向にバネ体64で付勢し、左右方
向に板バネ68A,68Bで付勢して、3つのプッシュ
スイッチ45A,45B,45Cを押下出来るもの、図
17では、円形の軌跡上に展開したタッチ検知部69を
スカート状のラバー体70を用いて可動接触子70を接
点72側に押下できるようにし複数接点のスイッチ部を
持たせたもの、図18に示すように同じくスカート状の
ラバー体70を用いたものなどがある。図19はタッチ
検知部43を光透過可能なものとしたときの下部に入力
イベントと同期した発光素子を設けたものである。図1
2(a),(b)に示すのは指先がタッチ位置検知部4
3にタッチせずにスイッチ部47のみのオンまたはオフ
を行い、尚かつ該スイッチ部の押下に連動して同時にタ
ッチ位置検知部が押下されるよう常時タッチ位置検知部
43とスイッチ押下部74が連接してあっても良いし、
(c),(d),(e)にしめすように、タッチ位置検
知部43にタッチせずにスイッチ部47のみのオンまた
はオフを行い、尚かつタッチ位置検知部を押下した場合
はスイッチ押下部74と連接して同時に押下されるよう
にしても良い。
【0022】(4)タッチ検知センサー及びタッチ検知
スイッチを応用した携帯電話の他実施形態例 上記に例示したようなタッチ検知スイッチ(接触操作型
入力装置及び電子部品)は全て本発明の構成部品とな
る。またタッチ検知センサーと独立したスイッチ部の組
み合わせにより、図21(a)で示すようにタッチ検知
部43が配置されている位置とは離隔した反対側の位置
にプッシュスイッチ部45を配してあったり、図21
(b)乃至(d)に示すようにタッチ検知部43の近傍
に隣接配置してあったりするもの、(e),(f)に示
すように、円形または矩形のタッチ位置入力部43の中
央にプッシュスイッチ部45が設けられたもの、(g)
は、円形のタッチ位置入力部43と一体化したスイッチ
部が中央部を押下することによりタッチ位置入力部43
と同時に円形の穴75に押し入れることによりオンオフ
する機構を用いて本発明の入力部としても良い。図22
にタッチ検知センサー及びタッチ検知スイッチを携帯電
話に配設した例を示す。図22(a)は携帯電話の前面
に横一直線の軌跡にタッチ検知センサーを配設した例で
ある。(b)は前面に縦に直線状に配置した例である
が、このときには、携帯電話を右手で持っても、左手で
持っても全く同一の入力操作が可能となる。例えば、そ
の他の(a)や(c)乃至(f)さらにはプッシュスイ
ッチ付き回転操作型電子部品(ジョグダイヤル)等が設
定切換なしに右手左手で同一操作が出来ない事と比較す
ると右利き左利きの使用者共に同一の機会を提供するこ
とが出来るので、より汎用性のある有効な携帯電話が構
成できるわけである。特に、側面に配置したプッシュス
イッチ付き回転操作型電子部品では、スイッチを反対側
側面に付け替えることはユーザーには不可能である。
(c)は前面に円弧状にタッチ検知センサー43を配設
した例である。この時スイッチ部45はこの円周の内側
に位置し、指を円の中心側にスライドさせて確定入力を
行うことが出来る。(d)は円弧状のタッチ検知センサ
ー43を左側面に配置した例である。(e)は図18の
タッチ位置検知スイッチを左側面に使用した例である。
(f)は左側面に縦に直線上にタッチ検知センサー43
を配設しそれと平行してほぼ同一の長さを持つスイッチ
45を設け指をスライドさせて確定入力を可能とした例
である。
【0023】(5)キートップにタッチ検知部を持つ単
独キーの例 キートップにタッチ検出センサーを付設し、物理的な移
動または押下により接点のオンまたはオフを行うスイッ
チ手段を持つキーは、例えば図23(a)のようにキー
トップにタッチ検出センサー76を付設し、1つのタッ
チを検知する手段を持たせたもの、または図23(b)
の様にキートップに複数のタッチ検出センサー76A、
76B、・・・を付設し、タッチを検知する手段を持た
せたもの、または図23(c)の様にキートップにタッ
チパット77を付設し、タッチを検知する手段を持たせ
たものを用いる。このとき、タッチ検出センサー付設部
78を押下することにより通常のキー入力を行う。導電
路については、キー自身の内部を通すもの、ケーブルで
中を通すもの、接触ピンを用いるもの、弾性接点脚を用
いるもの、(d)のようにケーブルで外を這わすもの、
ばね接点そのものを用いるもの、弾性体自身を導体で構
成し導電路として用いるもの等によって、構成できる。
図24に示したものはキートップにタッチ検知センサー
を持ったキーの一例であり、可動接触子79を用いて接
点80Aと接点80Bを導通させスイッチ手段をオンさ
せるもので、タッチ検知部78の保持と付勢をする為に
ゴム状の弾性体70を用いている。
【0024】(6)単独キーの集合体による入力部の実
施形態例 図25で示したものは、キートップにタッチ検知センサ
ーを付設したものを軌跡上に配置し、指先を各キートッ
プ間を跨って滑らせるように移動し、軌跡上のタッチイ
ベントもしくは移動距離を入力させる形態を持つ通信端
末機の実施例である。。図19(a)は装置前面のボタ
ン上に縦一列の軌跡上に配設、(b)は縦一列と交わる
横一列に配設、(c)は縦三列に配設したものである。
図25(d)は折り畳み式の機構を持つ携帯電話である
がここでは装置前面のボタン上に縦一列にタッチ検知セ
ンサー76を配設している。(e)はこの折り畳み式機
構の折り畳み部分を閉じた状態の図であるが、タッチ検
知部のみを露出しており閉じた状態でも電話番号等の選
択や発呼が出来るように構成している。
【0025】(7)本発明の通信端末機(携帯電話)の
オペレーション説明による操作機能例 まず、本発明の通信端末機の最大の特徴は、操作時に手
指などからのタッチによって引き起こされた状態変化を
検出することにより、タッチイベントを発生させこのタ
ッチイベントに同期して端末機内部の機能やデータを選
択し、入力することにある。したがって、ここでは、そ
の特徴によって必要とされる操作の基本部分の説明を行
う。次に示すのは本発明の通信端末機に対して適用した
プログラム制御手段の一例ということでもある。この携
帯電話機に26件の電話番号が登録されているとき、タ
ッチ入力待ち受け状態で26件の電話番号(件1から件
26までとしてヤマダ、タナカ、サトウ、・・・、ササ
キ、フジタ)の選択待ちの状態である。この時、件16
の電話番号サイトウ(0123−45−6789)を選
択するための操作方法を説明する。図26の如く左手で
握りしめて親指をタッチ検知部43の左側から右側にか
けてタッチしつつ倣って行く、するとカーソル83は画
面上で下方に移動する。ここで選択する電話番号は件1
6のサイトウであるので、カーソル83を更に下方に送
るため、図27の(a)の如く親指をいったんタッチ検
知部43から離して左に移動する。そして、改めて親指
をタッチ検知部43に触れて倣いながら右に移動する。
こうすることによりカーソルは継続して下方に送られて
行く。もし行き過ぎた場合は親指をタッチ検知部43に
触れたまま右から左に倣って移動する。件16の電話番
号サイトウにカーソルが移動したとき図28の(a)の
如く、親指を下方に滑らせて確定スイッチ45を押下す
ると電話番号の持ち主の名称サイトウと0123−45
−6789番が表示される。ここで更にもう一度図28
の(b)の如く確定スイッチ45を押下するとサイトウ
に対して発呼される。電話番号の選択・発呼ではなく複
数機能項目の選択・起動の場合も上記と同様な操作で使
用する。ここで、一件送られるごとに音を発生させても
良いし、LED等により光を発生させる構造にすること
もできる。また、指先の倣い動作を速く行うとカーソル
は電話番号件数が複数個づつ進むようにしてあってもよ
い。
【0026】以上の例では左から右に倣うことでカーソ
ルを下に移動させたが、右から左に向かって倣うように
逆方向に設定しても良いし、カーソルを下から上に移動
するように設定しても良いし、タッチ検知センサーを疎
密を持って配設し指が触れる場所によってカーソルの移
動個数が変わるように配置しても良い。この疎密を持た
せた場合は、指先の移動量に応じて項目選択イベントが
入力されるわけではなく、あくまで指先が触れた場所に
配置してあるセンサーのタッチイベント数によりカーソ
ルは移動することになる。これは移動量に応じて項目選
択イベント入力を受け付けるのではなく、タッチイベン
ト数に応じて項目選択イベント入力を受け付けると言う
ことである。図1に示したようなスイッチと一体化した
接触検知入力装置及び該電子部品を用いればタッチ検知
部から指を離さずにそのまま押下することにより発呼出
来る。図29の例は図23・図24に示したようなキー
トップにタッチ検知センサーをつけたキーを直線上に配
設した携帯電話機である。図29(b)、(c)のよう
に上から下に親指をキートップにタッチさせながら移動
すると、カーソルは下に向かって繰り返し移動する。カ
ーソルが目的の機能もしくは電話番号に移動したとき図
29の(d)のように、そのままタッチしているキーを
押下する。これにより目的の機能もしくは電話番号が選
択発行される。機能の確定及び発呼は他のプッシュスイ
ッチを用いる方式もとれる。電話番号リストや、表示に
関わる機能リストなどのデータテーブルリストはテーブ
ルの先頭と終わりがあるが、最後のデータを越えるとま
た先頭から始まるようにサイクリックに制御してもよい
し、データポインタの移動を止めてカーソルの移動を行
わないようにしても良い。また、両端のある図22の
(b)の様なタッチ検知部を持たせた場合は同一方向に
連続して指を持ち上げながら繰り返し倣うことによりデ
ータポインタが送られるし、図21の(e)のようにタ
ッチ検知部が閉じた軌跡上になっている場合は、データ
のみ成らず入力の倣い動作もサイクリックに継続して同
一方向に回し続けることができるようにしても良い。幾
つかの例示的な例について本発明を説明したが、本発明
の精神と範囲を逸脱することなく修正を行えることを、
当業者なら理解するであろう。上記の実施例は、例とし
て示したものにすぎず、特許請求の範囲を制限するもの
として解釈すべきではない。
【0027】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、タッチ検
出手段あるいは接触操作型入力装置および該電子部品を
設けた通信端末機を構成することにより、非常に多くの
機能や電話番号の選択を行ったり、連続した多くの項目
と、データと、機能と、を搭載することが可能となり、
多くの機能を簡単に利用することが出来る、良好な操作
性とメンテナンス性とに優れた通信端末装置を提案しよ
うとする物である。尚かつ上記機能を組み込んだ装置は
スイッチ押下方向に対して機構部品の構造上薄くするこ
とが可能なので、右利きと左利きとで利便性が異ならな
い左右対称の操作性を持つ装置を提案している。プッシ
ュスイッチ付き接触操作型電子部品を用いたときには電
話番号の選択と発呼を一体化させた同一部品で行えるた
め発呼時の操作性に優れた通信端末機を実現することが
出来る。さらにはセンサータッチのイベント数により入
力を行うタッチ検知スイッチを用いた場合には、イベン
ト入力数を人間の指の感覚でもって自在に調節させ、指
を当てる場所に応じてイベント数を変更させることによ
り操作性と多機能性を向上することが出来る。また、テ
ンキーとタッチ検知部を設けたキーを兼用させる構成に
して部品点数の削減と操作機能の向上を図ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における通信端末機である
携帯電話端末の一例を示すものであり、(a)は正面
図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。
【図2】本発明の実施の形態における携帯電話端末の回
路構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における静電誘導式のタッ
チ検知手段の一例の回路構成図である。
【図4】本発明の実施の形態における光学式のタッチ検
知手段の一例の回路構成図である。
【図5】本発明の実施の形態における光学式のタッチ検
知手段を示す発光素子と受光素子との配置図であり、
(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図6】本発明の実施の形態における光学式のタッチ検
知手段を示す発光素子と受光素子との他の配置図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態における抵抗膜式のタッチ
検知手段の概念構成図であり、(a)は抵抗膜の配置
図、(b)は電圧分布を説明する説明図である。
【図8】同じく抵抗膜式のタッチ検知手段の回路図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態における可動電極式のタッ
チ検知手段を示す発光素子と受光素子との配置図であ
り、(a)は回路構成図、(b)は断面図である。
【図10】本発明の実施の形態における直流抵抗検知方
式のタッチ検知手段の一例の回路構成図である。
【図11】本発明の実施の形態において付設する横スラ
イド式プッシュスイッチ付きの接触操作型電子部品の一
例を示す図である。
【図12】同じくプッシュスイッチ付きの接触操作型電
子部品の更に他の例の斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態において付設するプッシ
ュスイッチ付きの接触操作型機構の一例を示す(a)断
面図、(b)2スイッチ式の断面図である。
【図14】本発明の実施の形態において付設するプッシ
ュスイッチ付きの接触操作型電子部品の蝶番型の例であ
り、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
【図15】同じくプッシュスイッチ付きの接触操作型電
子部品の他構造の断面図であり、(a)は平面型電子部
品、(b)および(c)はボタン型電子部品を示す。
【図16】同じくプッシュスイッチ付きの接触操作型電
子部品の他の例の図である。(a)、(b)は二点式、
(c),(d),(e)は三点式である。
【図17】同じくプッシュスイッチ付きの接触操作型電
子部品の他の例の図で、円形の軌跡上に配置したタッチ
検知部を持ちスイッチ部複数を持つもので概略図であ
る。
【図18】本発明の実施の形態において付設するスイッ
チ手段を示すもので、(a)は断面図、(b)は平面図
である。
【図19】本発明の実施の形態において用いるタッチ検
知部の直下にもうけた発光部を示す断面図である。
【図20】本発明の実施の形態において付設するスイッ
チ手段を示し、スイッチのみの押下状態とタッチ位置検
知部中心部の押下状態とを説明する概念図である。
【図21】本発明の実施の形態において付設するタッチ
検知部およびスイッチ手段の配置例の概略図である。
【図22】本発明の実施の形態において、接触操作型入
力装置あるいは、タッチ検出センサーとスイッチ手段と
を付設した携帯電話端末の概略図である。
【図23】本発明の実施の形態において付設するキート
ップにタッチ検知部の設けられたキースイッチの斜視図
である。(a)キートップのセンサーの付いたもの、
(b)複数のセンサーの付いたもの、(c)、(d)タ
ッチ検知手段あるいはタッチパットの付いたものであ
る。
【図24】本発明の実施の形態において付設するキート
ップにタッチ検知部の設けられたキースイッチの一例の
断面図である。
【図25】本発明の実施の形態において、キートップに
タッチ検知部の設けられたキースイッチを付設した携帯
電話端末の図である。(a)は直線上に並べたものの正
面図、(b)は交差する軌跡上に並べたものの正面図、
(c)は三列に並べたものの正面図、(d)は折り畳み
式のケースを設けたものの斜視図、(e)ケースを閉じ
てタッチ検知部のみを露出させた状態の正面図である。
【図26】本発明の実施の形態において、電話番号リス
トを表示した携帯電話端末の正面図(a)と電話番号リ
ストをカーソルが指し示したリストをその右側に示す。
図(b)は操作において右方向に指を倣った状態のカー
ソルを示した説明図である。
【図27】更にもう一度左から右に指を倣った操作状態
の説明図である。
【図28】選択した電話番号を確定するスイッチ手段の
押下操作の説明図(a)、確定した相手先に発呼してい
る状態の操作図である。
【図29】本発明の実施の形態において、キートップに
タッチ検知部の設けられたキースイッチを付設した携帯
電話端末の操作図である。
【符号の説明】
1…携帯電話機 2…受話部 3…送話部 4…アンテナ 5…操作キー 6…操作キー 7…液晶ディスプレイ 8…操作キー 9…[F(機能)」切換キー 10…「仮名/英字」
切換キー 11…タッチ検知スイッチ(プッシュスイッチ付き接触
操作型電子部品) 12…送受信回路 13…CPU 14…ROM 15…RAM 16…LCDドライバ 17…操作キー装置 18…接触操作型入力装置 19…タッチ検出セン
サー 20…パルス発生回路 21…スキャンドライ
ブ回路 22…CR移相発信回路 23…周波数比較回路 24…コントロール回路 25…判定回路 26…発光素子 27…受光素子 28…デマルチプレクサ 29…マルチプレクサ 30…判定回路 31…コントロール回
路 32…AD変換器 33…クリックスイッ
チ部 34…抵抗膜 35…電極 36…電圧測定器 37…スペーサ 38…可動電極 39…固定電極 40…コントロール回路 41…カウンタ 42…デコーダ 43…タッチ位置検知
センサー43 44…タッチ位置検出部 45…プッシュスイッ
チ部 46…バネ体 47…可動接点 48…ピン 49…取付基板 50…ワンウェイプッシュ機構 51…接点 52…ケーブル 53…保持部 54…筐体 55…弾性を持つ樹脂
部 56…軸受け 57…軸 58…作動体 59…支持部 60…接点 61…揺動部材 62…支持部 63…ガイド用軸穴 64…バネ体 65…突起 66…スイッチ部 67…ゴム状の弾性体 68…板バネ 69…タッチ検知部 70…ラバー体 71…接点 72…接点 73…LED 74…スイッチ押下部 75…円形の穴 76…タッチ検出センサー 77…タッチパット 78…タッチ検出センサー付設部79…可動接触子 80…接点 81…ケーブルソケッ
ト 83…カーソル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 1/27 H04B 7/26 109T

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の項目と、それらのうち現在どの項目
    が選択されているかを明示するカーソルとを表示する表
    示手段を備える通信端末装置において、タッチ検知セン
    サーによって構成されたタッチ検知手段を備え、所定操
    作による所定タッチ検知手段の接触点のタッチ入力を検
    知し、当該入力に応じて任意の項目を表示し、選択し、
    又は確定する入力手段を具えることを特徴とする通信端
    末装置。
  2. 【請求項2】複数の項目と、それらのうち現在どの項目
    が選択されているかを明示するカーソルとを表示する表
    示手段を備える通信端末装置において、直線もしくは平
    面曲線もしくは空間曲線状の所定の軌跡上に連続してタ
    ッチ位置検出センサーを配したタッチ位置検知手段を備
    え、所定操作による所定タッチ位置検知手段の接触点の
    変移を検知し、当該変移量に応じて任意の項目を表示
    し、選択する入力手段を具えることを特徴とする通信端
    末装置。
  3. 【請求項3】複数の項目と、それらのうち現在どの項目
    が選択されているかを明示するカーソルとを表示する表
    示手段を備える通信端末装置において、直線もしくは平
    面曲線もしくは空間曲線状の所定の軌跡上に連続してイ
    ベント発生用のタッチ検出センサーを配しタッチによっ
    て発生したイベント数に応じて任意の項目を表示し、選
    択する入力手段を用いることを特徴とする通信端末装
    置。
  4. 【請求項4】複数の項目と、それらのうち現在どの項目
    が選択されているかを明示するカーソルとを表示する表
    示手段を備える通信端末装置において、直線もしくは平
    面曲線もしくは空間曲線状の所定の軌跡上に粗密を持っ
    て分布させたイベント発生用のタッチ検出センサーによ
    ってイベント入力することによりイベント数に応じて任
    意の項目を表示し、選択する入力手段を用いることを特
    徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】上記タッチ検出センサーの疎密を持った分
    布は、均等に分布したタッチ検出センサー上に設定する
    手段を持つことを特徴とする請求項4に記載の通信端末
    装置。
  6. 【請求項6】上記入力手段は、上記所定タッチ検知手段
    に対する接触点の変移方向のうち上記項目の選択に使用
    されていない変移方向への物理的な移動を検知して上記
    項目の選択を確定することを特徴とする請求項1乃至請
    求項5に記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】上記入力手段は、上記所定タッチ検知手段
    の連続する軌跡上の接触点の移動を上記項目の選択に用
    い、かつ上記タッチ検知手段の配設されている軌跡の接
    線に対して直交する方向への物理的な移動を上記項目の
    確定に用いることを特徴とする請求項1乃至請求項5に
    記載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】上記項目の選択を確定する手段は同一タッ
    チ位置に再タッチする事によることを特徴とする請求項
    1乃至請求項5に記載の通信端末装置。
  9. 【請求項9】複数の項目と、それらのうち現在どの項目
    が選択されているかを明示するカーソルとを表示する表
    示手段を備える通信端末装置において、キートップにタ
    ッチ検出センサーを付けたキーもしくはプッシュボタン
    を備え所定操作による所定タッチ検知手段によりキート
    ップの接触点からの入力イベントを検知し、タッチによ
    って発生した入力イベントに応じて任意の項目を表示
    し、選択する入力手段を用いることを特徴とする通信端
    末装置。
  10. 【請求項10】複数の項目と、それらのうち現在どの項
    目が選択されているかを明示するカーソルとを表示する
    表示手段を備える通信端末装置において、キートップに
    タッチ検出センサーを付けたキーもしくはプッシュボタ
    ンを備え所定操作による所定タッチ検知手段によりキー
    トップの接触点からの入力イベントを検知し、タッチに
    よって発生した入力イベントに応じて任意の項目を表
    示、選択する入力手段を持ち、キーの押下により確定入
    力することを特徴とする通信端末装置。
  11. 【請求項11】複数の項目と、それらのうち現在どの項
    目が選択されているかを明示するカーソルとを表示する
    表示手段を備える通信端末装置において、接触操作型入
    力装置および電子部品を備え、所定操作による所定タッ
    チ検知手段によって任意の項目を表示し、選択し、又は
    確定する入力手段を具えることを特徴とする通信端末装
    置。
  12. 【請求項12】上記入力手段によって検出されたタッチ
    イベントと該入力時間情報により速度を計算し所定項目
    及び所定情報の検索に速度情報に同期した早送り機能を
    具えることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいず
    れか記載の通信端末装置。
  13. 【請求項13】上記入力手段によって検出されたタッチ
    イベントに同期して、スピーカーにより音声出力を、も
    しくは発光素子により光出力を、行うことを特徴とする
    請求項1乃至請求項11のいずれか記載の通信端末装
    置。
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