JP2000251584A - 回転・押圧操作型電子部品およびそれを用いた電子機器 - Google Patents

回転・押圧操作型電子部品およびそれを用いた電子機器

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JP2000251584A
JP2000251584A JP11052184A JP5218499A JP2000251584A JP 2000251584 A JP2000251584 A JP 2000251584A JP 11052184 A JP11052184 A JP 11052184A JP 5218499 A JP5218499 A JP 5218499A JP 2000251584 A JP2000251584 A JP 2000251584A
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昌樹 澤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の選択項目を有するメニューの中から所
定の項目を選択して使用する電子機器において、一つの
操作つまみで、メニューを異なる方向に移動させて、希
望する項目を簡単かつ迅速に選択・決定することができ
る回転・押圧操作型電子部品を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 使用電子機器の配線基板24および上ケ
ース23により回動可能に支持された四角形の枠体25
内に、回転可能に装着された円柱状操作つまみ26の一
端の放射状接点板38および弾性接点39A,39B,
39Cからなる回転型エンコーダ28と、円柱状操作つ
まみ26の両端部近傍を押圧すると個別に操作でき、中
間部26Bを押圧すると同時に操作できるように配線基
板24上に配された二つのプッシュオンスイッチ30
A,30Bにより構成された回転・押圧操作型電子部品
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として携帯電話装
置等の電子機器に使用され、機器の操作面から露出した
円形操作つまみの先端部を接線方向に回転操作および回
転中心に向けて押圧操作する回転・押圧操作型電子部品
およびそれを用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転・押圧操作型電子部
品としては、図17の外観斜視図に示すようなプッシュ
オンスイッチ付回転型エンコーダ1が知られている。
【0003】このプッシュオンスイッチ付回転型エンコ
ーダ1は、図17および図18の側面断面図に示すよう
に、接点付取付基板2に回転操作部品部としての回転型
エンコーダ3と押圧操作部品部としてのプッシュオンス
イッチ4が配置され、回転型エンコーダ3は一定の範囲
で上下方向(図17および図18に示す矢印V方向)に
移動できるように、プッシュオンスイッチ4は動かない
ように固定されている。
【0004】そして、回転型エンコーダ3は図17およ
び図18に示すように、接点付取付基板2により一定の
範囲で上下方向(矢印V方向)に動きうるように保持さ
れたスライド接点体5とその中央に固定された軸部6に
より回転可能に保持された回転体7と、この回転体7を
回転操作できるように軸部6を介して取り付けられた円
形操作つまみ8とにより構成され、スライド接点体5の
下端から突出した板ばね9が接点付取付基板2前面のピ
ン状突起10に弾接することにより、通常状態において
回転型エンコーダ3がプッシュオンスイッチ4から離れ
た位置にあるように上方に付勢している。
【0005】また、プッシュオンスイッチ4は図18に
示すように、その操作釦11が回転型エンコーダ3の軸
部6の後方の押圧部6Aに当接するように、接点付取付
基板2の回転型エンコーダ3とは反対側の面に固定され
ている。
【0006】このように構成された従来のプッシュオン
スイッチ付回転型エンコーダ1の動作は、まず円形操作
つまみ8の外周面上部8Aに接線方向(図17に示す矢
印H方向)の力を加えて円形操作つまみ8を回転させる
ことにより、回転体7が軸部6を中心として回転して回
転型エンコーダ3としての電気信号を発生し、また回転
型エンコーダ3を押し上げている板ばね9の付勢力に逆
らって、円形操作つまみ8の外周面上部8Aにその中心
に向かう下方向(矢印V方向)の押し力を加えて回転型
エンコーダ3全体を動かすことにより、軸部6の押圧部
6Aで操作釦11を押してプッシュオンスイッチ4を動
作させて電気信号を発生させ、円形操作つまみ8に加え
ていた押し力を除くと、板ばね9の弾性復元力によって
回転型エンコーダ3が押し戻されて元の状態に復帰する
ものであった。
【0007】そして、このプッシュオンスイッチ付回転
型エンコーダ1が携帯電話装置12に使用される場合に
は、図19の携帯電話装置の外観斜視図に示すように、
別の二回路プッシュオンスイッチ13と組み合せて使用
されることが多い。
【0008】この二回路プッシュオンスイッチ13は図
20の部分断面の正面図に示すように、スイッチ基板1
4の上に所定の間隔をあけて配設された二つの自力復帰
型のプッシュオンスイッチ15A,15Bが、スイッチ
基板14中央の支持部14Aで回動可能に支持された操
作キー16の上面を押圧操作することにより、それぞれ
個別に動作するように構成されたものである。
【0009】次に、図19に示す携帯電話装置12の使
用方法について説明すると、携帯電話装置12の使用開
始時にその操作面12Aの液晶表示部17に複数の機能
項目メニューが所定の配列関係で表示された状態におい
て、まずプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の
円形操作つまみ8の外周面上部8Aの操作面12Aから
露出した部分に接線方向の力を加え、前方側または手前
側に回転させることにより回転型エンコーダ3から発せ
られた信号により、表示画面(図示せず)中の機能項目
メニューを希望する項目のある行まで前後方向に移動さ
せ、次に二回路プッシュオンスイッチ13の操作キー1
6の左上面16Aまたは右上面16Bを押圧操作してプ
ッシュオンスイッチ15Aまたは15Bを動作させるこ
とにより、表示画面(図示せず)中の機能項目メニュー
を目的とする項目のある列まで左右方向に移動させて目
的の項目を選択し、例えば“発信”の位置で、今度はプ
ッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の円形操作つ
まみ8の外周面上部8Aを押圧操作して決定し、次に液
晶表示部17には複数の発信相手先メニューが所定の配
列順序で表示され、再度プッシュオンスイッチ付回転型
エンコーダ1の円形操作つまみ8の外周面上部8Aに接
線方向の力を加えて前方側または手前側に回転させるこ
とにより発信相手先メニューを希望する相手先の位置ま
で前後方向に移動させて選択し、目的とする相手先の位
置で、再度プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1
の円形操作つまみ8の外周面上部8Aを押圧操作して決
定し、この後、相手先に対して発呼信号を送るものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
回転・押圧操作型電子部品としてのプッシュオンスイッ
チ付回転型エンコーダ1を二回路プッシュオンスイッチ
13と共に携帯電話装置12等に使用し、所定の配列関
係で包含された複数の選択項目からなるメニューを異な
る二方向に移動させて目的の選択項目を選択する場合
に、操作する人は、プッシュオンスイッチ1の円形操作
つまみ8と二回路プッシュオンスイッチ13の操作キー
16の間を指を大きく移動させながら操作しなければな
らないので、操作性が悪いという課題があった。
【0011】また、携帯電話装置12等の小形化された
電子機器においては、その操作面12Aに機能項目の選
択用に二つの電子部品を配することは、操作面の配置設
計において不利であるという課題もあった。
【0012】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、複数の選択項目を有するメニューの中か
ら所定の選択項目を選択して使用する電子機器におい
て、一つの操作つまみで、複数の選択項目からなるメニ
ューを異なる方向に移動させて、希望する項目を簡単か
つ迅速に選択・決定することができる操作性の優れた回
転・押圧操作型電子部品を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の回転・押圧操作型電子部品は、使用電子機器
の配線基板および上ケースにより所定の範囲で上下動可
能に支持された一辺を支持軸として回動可能な四角形の
枠体内に、回転可能に装着された円柱状操作つまみの一
端の可動接点およびこの可動接点と係合するように枠体
に配設された固定接点からなり、円柱状操作つまみの回
転により電気信号を発する回転操作部品部と、枠体の回
動により動作するように枠体の下方の配線基板上に所定
の間隔をあけて配設された二つの自力復帰型の押圧操作
部品部により構成され、円柱状操作つまみの外周上面の
両端部近傍を押圧操作することにより各押圧操作部品部
を個別に操作できると共に、円柱状操作つまみの外周面
上部の中央を押圧操作することにより二つの押圧操作部
品部を同時に操作できるようにするものである。
【0014】これにより、複数の選択項目を有するメニ
ューの中から所定の選択項目を選択して使用する電子機
器において、一つの操作つまみで、複数の選択項目から
なるメニューを二つの異なる方向に移動させて、希望す
る項目を簡単かつ迅速に選択・決定することができて操
作性に優れると共に、使用電子機器と一体になった安価
でコンパクトな回転・押圧操作型電子部品を得ることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、使用電子機器の下ケースに保持された配線基板およ
びその上部を覆う上ケースにより一辺を所定の範囲で上
下動可能に支持され、この一辺を支点として回動可能な
四角形の枠体と、この枠体内に上記の一辺に平行な支持
軸を中心として回転可能に保持されて、外周面上部を操
作されるように上記使用電子機器の上ケースの開口部か
ら露出させた円柱状操作つまみと、この円柱状操作つま
みの一端に連結された可動接点およびこの可動接点と係
合するように上記枠体に配設された固定接点からなり、
上記円柱状操作つまみの回転により電気信号を発する回
転操作部品部と、上記四角形の枠体の一辺を支点とする
回動により動作するように、枠体の上記の一辺と対向す
る辺の両端部近傍下方の上記配線基板上に所定の間隔を
あけて配設された同一ストローク・同一動作力の二つの
自力復帰型の押圧操作部品部により構成され、上記円柱
状操作つまみの外周面上部の両端部近傍の所定の範囲を
下方に押圧操作することにより上記各押圧操作部品部を
個別に操作できると共に、上記円柱状操作つまみの外周
面上部の中央の所定の範囲を下方に押圧操作することに
より上記二つの押圧操作部品部を同時に操作できるもの
で、複数の選択項目を有するメニューの中から所定の選
択項目を選択して使用する電子機器において、一つの操
作つまみで、複数の選択項目からなるメニューを二つの
異なる方向に移動させて、希望する項目を簡単かつ迅速
に選択・決定することができて操作性に優れると共に、
使用電子機器と一体になっているので安価でコンパクト
であり、さらに四角形の枠体を支持する配線基板は下ケ
ースに保持されているので、操作つまみを介して枠体に
大きな力を加えても耐えることができる回転・押圧操作
型電子部品を実現できるという作用を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、使用電子機器の上ケースから下方に突出
した二つの支持ピンを、四角形の枠体の回動時の支点と
なる一辺に設けた、上方が大径で下方が上記二つの支持
ピンと係合する径となった二つの孔にそれぞれ挿入する
と共に、この一辺にその下面の長手方向に沿って設けた
突出部の円形先端面を配線基板上に載せることにより、
四角形の枠体を保持するようにしたものであり、請求項
1に記載の発明による作用に加えて、使用電子機器の上
ケースの開口部とここから露出する円柱状操作つまみの
外周面上部との間の位置ずれを規制することができるの
で、円柱状操作つまみの外周面上部をスムースに操作で
きると共に外観上の見映えも良く、また四角形の枠体の
一辺に設けた円形先端面により、枠体を回動させる際の
動作が安定しているという作用を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
発明において、使用電子機器の上ケースから下方に突出
した二つの支持ピンを、四角形の枠体の回動時の支点と
なる一辺に設けた、上方が大径で下方が上記二つの支持
ピンと係合する径となった二つの貫通孔にそれぞれ挿入
・貫通させ、その下方の配線基板に設けた二つの係合孔
に挿入するようにしたものであり、請求項2に記載の発
明による作用に加えて、四角形の枠体と使用電子機器の
配線基板の間の位置ずれを規制することができるので、
円柱状操作つまみの外周面上部を押圧操作する際に、四
角形の枠体の下面の押圧用突部と配線基板上の押圧操作
部品部の間に位置ずれを規制して、押圧操作部品部を設
定どおりに確実に操作することができるという作用を有
する。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明において、四角形の枠体の回動時の支点
となる一辺の下面に設けた突出部の両端部間の寸法が、
配線基板上に配設された二つの押圧操作部品部の間隔と
同等以上であるようにしたものであり、円柱状操作つま
みの外周面上部を押圧操作する際の動作が安定し、特に
円柱状操作つまみの外周面上部の中央の所定の範囲を押
圧操作して二つの押圧操作型部品部を確実に同時に動作
させることができるという作用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の発明において、四角形の枠体が、
対向する辺の一方が回動時の支点となる一辺であるコの
字形体とコの字形体の開口部を塞ぐ板状体を組合わせて
構成され、この板状体に回転操作部品部の固定接点が配
されたものであり、回転操作部品部の組立てが容易で、
組立時の品質劣化も少ないという作用を有する。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、通常状態におい
て、四角形の枠体の回動時の支点となる一辺がその上下
動可能範囲の下端にあるように、この一辺を押圧操作部
品部の動作力よりも小さい力で下方に付勢するばね体を
上ケースと上記枠体の間に配したものであり、四角形の
枠体および円柱状操作つまみのガタツキがなく、良好な
操作感触の回転・押圧操作型電子部品を実現できるとい
う作用を有する。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか一つに記載の発明において、二つの押圧操作部
品部を同時に押圧操作できる範囲を指示するように、円
柱状操作つまみの外周面の中間部を両側部よりも窪ませ
たものであり、この回転・押圧操作型電子部品を操作す
る人が、円柱状操作つまみの外周上面の所定の位置を押
圧操作して、容易に所定の押圧操作部品部を動作させる
ことができるという作用を有する。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一つに記載の発明において、円柱状操作つまみ
の回転操作時に節度感を発生するものであり、円柱状操
作つまみを回転操作して回転操作型部品部を操作する際
に、所定の回転位置で確実に停止させることができると
共に、同操作つまみを押して押圧操作型部品部を操作す
る際に、同操作つまみが回転することを防止できるとい
う作用を有する。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか一つに記載の発明において、回転操作部品部が
回転方向により異なる信号を発生する回転型エンコーダ
で、押圧操作部品部がプッシュオンスイッチであるもの
であり、近年の通信端末機器等に多用化されているマイ
クロコンピュータ等のデジタル回路に信号を直接入力す
ることができ、機器制御を簡素化できるという作用を有
する。
【0024】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の発明において、プッシュオンスイッチが配線基板上に
設けられた固定接点の上に弾性金属薄板製のドーム状可
動接点を配し、その上面を下面に粘着剤を塗布した可撓
性フィルムで覆ったものであり、プッシュオンスイッチ
を、安価で高さ寸法が小さく、しかも防塵性能が優れた
ものとすることができるという作用を有する。
【0025】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0のいずれか一つに記載の発明において、回転操作部品
部の固定接点と一体に形成された金属薄板製の連結板で
導通連結された接続用の接点ブロックを、使用電子機器
の上ケースにより押圧して配線基板上の被接続接点部に
弾接接続させたものであり、回転操作部品部の電気信号
を摺動接点を使用しないで使用電子機器の配線基板に伝
えるので、高い接触信頼性が得られると共に、省スペー
ス化が図れるという作用を有する。
【0026】請求項12に記載の発明は、請求項11記
載の発明において、下面に二つまたは一直線上にない三
つの接続用接点を設けた接点ブロックを、弾性材を介し
てその二つまたは三つの接続用接点の中心部を押圧して
配線基板上の被接続用接点に接続させたものであり、接
点ブロックを使用電子機器の上ケースで押圧して、接続
用接点を配線基板上の被接続接点部に接続させる際に、
各接続用接点にほぼ均等な接触圧力が加わるという作用
を有する。
【0027】請求項13に記載の発明は、請求項11ま
たは12に記載の発明において、円柱状操作つまみの外
周面上部と回転操作部品部の活電部の間をシールドする
シールド板を使用電子機器のアース回路に接続する接点
を、回転操作部品部の二つまたは三つの接続用接点より
も突出しないように接点ブロック下面に連結させたもの
であり、シールド端子と回転操作部品部の電気信号を使
用電子機器の配線基板に伝えるための接点ブロックを共
用することができるので、部品点数を少なくして、小形
化を図れるという作用を有する。
【0028】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
3のいずれか一つに記載の発明において、円柱状操作つ
まみの両端を使用電子機器の上ケースと一体に形成した
カバーで覆ったものであり、使用電子機器内への塵埃等
の侵入を防ぐことができると共に、同機器の操作面の見
栄えが良くなるという作用を有する。
【0029】請求項15に記載の発明は、請求項1〜1
4のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品が
使用電子機器内に組み込まれた後の四角形の枠体の上下
動および回動動作を妨げないように、少なくとも上記四
角形の枠体の回動時の支点となる一辺を仮保持する弾性
脚部を上ケースに設けた電子機器としたものであり、回
転・押圧操作型電子部品を用いた電子機器を組み立てる
際に、あらかじめ上ケースに四角形の枠体を仮保持させ
て配線基板および下ケースと組み合わせることができる
ので、回転・押圧操作型電子部品を用いた電子機器を効
率よく組み立てることができるという作用を有する。
【0030】請求項16に記載の発明は、請求項1〜1
5のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品
と、この回転・押圧操作型電子部品の円柱状操作つまみ
の外周面上部を押圧操作して一定時間内に二つの押圧操
作部品部が操作された時に、どちらの押圧操作部品部が
操作された時の電気信号とも異なる電気信号として処理
するための時間測定手段を用いたスイッチング認識手段
を備えた電子機器としたものであり、回転・押圧操作型
電子部品の円柱状操作つまみの回転操作による二種類の
電気信号に加えて、同操作つまみの外周上面を押圧操作
する位置を変えることによって三つの電気信号を検知し
て出力することができる電子機器を実現できるという作
用を有する。
【0031】請求項17に記載の発明は、請求項16記
載の発明において、本体表示部に表示された複数の選択
項目を所定の配列関係で包含するメニューに対して、回
転または回動中心軸が操作面に対して平行な円柱状操作
つまみの外周面上部に接線方向の力を加え、前方側また
は手前側に回転または回動操作することにより、上記複
数の選択項目を所定の方向に移動させるように第一また
は第二の電気信号を発生し、かつ上記円柱状操作つまみ
の外周面上部の左側部または右側部の所定の範囲を下方
に押圧操作して二つの押圧操作部品部のいずれか一方の
みを操作することにより、上記複数の選択項目を上記の
移動方向に対して直交する方向に移動させるように第三
および第四の電気信号を発生し、また上記円柱状操作つ
まみの外周面上部の中央の所定の範囲を下方に押圧操作
して上記二つの押圧操作部品部を同時に操作して、上記
移動後の選択項目の決定を行なうように第五の電気信号
を発生させるようにしたものであり、円柱状操作つまみ
を回転操作することによる第一または第二の電気信号
と、同操作つまみの外周面上部の左側部または右側部の
押圧操作による第三および第四の電気信号および同操作
つまみの外周面上部中央の押圧操作による第五の電気信
号により、一つの操作つまみで、複数の選択項目からな
るメニューを二つの異なる方向に移動させて、希望する
項目を簡単かつ迅速に選択・決定して使用することがで
きる操作性の優れた電子機器を実現することができると
いう作用を有する。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0033】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態による回転・押圧操作型電子部品としてのプッ
シュオンスイッチ付回転型エンコーダの部分断面の正面
図、図2は同分解斜視図である。
【0034】同図に示すように、本プッシュオンスイッ
チ付回転型エンコーダ21は、使用電子機器の下ケース
22に保持された配線基板24およびその上部を覆う上
ケース23により、一辺25Aを支点として回動可能に
支持された四角形の枠体25と、この枠体25内に回転
可能に保持された円柱状操作つまみ26と、この円柱状
操作つまみ26の一端と四角形の枠体25の一つの辺で
ある板状体27の間で構成される回転操作型部品部とし
ての回転型エンコーダ28と、この回転型エンコーダ2
8の信号を配線基板に伝達するように枠体25に連結さ
れた接点ブロック29と、配線基板24上に形成された
二つの押圧操作型部品部としてのプッシュオンスイッチ
30A,30Bからなるものであり、円柱状操作つまみ
26の外周面は中間部26Bが両側部26A,26Cよ
りも窪んだ細径部となっている。
【0035】なお、44は接点ブロック29を配線基板
24上の被接続用接点45に弾接させるためのばね材で
ある。
【0036】そして、四角形の枠体25は、図1のE−
E線における断面図である図3に示すように、その一辺
25Aの下面に長手方向に沿って設けた突出部31の円
形先端面が、使用電子機器の下ケース22に保持された
配線基板24上に載ると共に、この一辺25Aの上面に
設けた、上方が大径となった二つの孔33A,33Bの
下方細径部に、使用電子機器の上ケース23から下方に
突出した二つの円形支持ピン32を係合させることによ
って上ケース23に対して位置決めされ、円形支持ピン
32の段部32Aと一辺25Aの上面とのギャップ分だ
け上下動可能で、上記の一辺25Aの下面の突出部31
の円形先端面を支点として回動可能となっている。
【0037】なお、この枠体25の一辺25Aに設けた
二つの孔33A,33Bは、一方の孔33Aを長円形と
することによって、二つの支持ピン32の間隔と二つの
孔33A,33Bの間隔の寸法誤差を吸収するようにな
っている。
【0038】次に、この四角形の枠体25と、この中に
回転可能に保持された円柱状操作つまみ26の構成につ
いて説明すると、図3のG−G線における断面図である
図4、および回転型エンコーダ部の分解斜視図である図
5に示すように、上記の一辺25Aとこれに対向する辺
である辺25Bおよびこれらを連結する中央の辺25C
からなるコの字形体34と、その開口部を塞ぐ板状体2
7を組み合わせて止め金具35で固定することによって
四角形の枠体25が形成され、このコの字形体34の中
央の辺25Cと板状体27の孔により回転しないように
保持された金属製の支持軸36に、円柱状操作つまみ2
6が対向する辺25A,25Bと平行で回転可能に保持
されている。
【0039】そして、この円柱状操作つまみ26は、そ
の外周面上部を操作されるように、使用電子機器の上ケ
ース23の開口部23Aから露出させている。
【0040】また、円柱状操作つまみ26の板状体27
側の端部は中空となっていて、その開口部を塞ぐように
回転体37がはめ込まれており、この回転体37の外側
面には可動接点としての放射状接点板38が配設される
と共に、これに対向する板状体27から固定接点として
のコモン弾性接点39Aと僅かに長さの異なる二つの信
号用弾性接点39B,39Cが伸ばされて放射状接点板
38に弾接しており、円柱状操作つまみ26の回転に伴
って回転体37が回転することによって、放射状接点板
38上を三つの弾性接点が弾接摺動し、コモン弾性接点
39Aと二つの信号用弾性接点39B,39Cとの間で
回転方向に合わせた二種類の電気信号(パルス信号)を
発生する回転型エンコーダ28を構成している。
【0041】さらに、回転体37の内側面には、外側面
の放射状接点板38に対応した放射状凹凸部40が設け
られて、この上に支持軸36に固定された節度ばね41
の先端のダボ41Aが弾接しており、上記の円柱状操作
つまみ26の回転に伴う電気信号の発生に合わせた節度
感を発生すると共に、円柱状操作つまみ26すなわち回
転体37が回転しない時には、節度ばね41のダボ41
Aが放射状凹凸部40の凹部にはまり込んでおり、円柱
状操作つまみ26が誤って回転されて誤信号を発生する
ことを防止している。
【0042】そして、上記の可動接点である放射状接点
板38と固定接点であるコモン弾性接点39Aおよび二
つの信号用弾性接点39B,39Cの間で発生した電気
信号は、図4に示すように、各弾性接点と一帯の金属薄
板で形成された可撓性を有する連結板42Aおよび42
B,42Cを経て、接点ブロック29下面の三つの接続
用接点43Aおよび43B,43Cに導かれるように構
成されている。
【0043】そして、図1および図2に示すように、接
点ブロック29は、下面の三つの接続用接点43Aおよ
び43B,43Cの中心部の上面に設けられた球状突部
29Aを、使用電子機器の上ケース23に保持されたば
ね材44が押すことによって、三つの接続用接点43A
および43B,43Cが配線基板24上にパターン形成
された被接続用接点45(45Aおよび45B,45
C)に均等な接触圧力で弾接接続して、使用電子機器の
回路に接続されている。
【0044】一方、上記の四角形の枠体25の回動時の
支点となる一辺25Aと対向する辺25Bの下面の両端
部近傍には、二つの押圧用突部46A,46Bが設けら
れ、その下方の配線基板24上には、二つの押圧操作部
品部としてのプッシュオンスイッチ30A,30Bが配
設されている。
【0045】この二つのプッシュオンスイッチ30A,
30Bは、図6のプッシュオンスイッチ部の分解斜視図
に示すように、配線基板24上に所定の間隔をあけてパ
ターン形成された二組の固定接点47A,47Bおよび
47C,47Dの上に、弾性金属薄板からなるほぼ同一
反転ストローク・同一反転動作力のドーム状可動接点4
8A,48Bを載せ、その上部を下面に粘着剤を塗布し
た可撓性フィルム49A,49Bで覆って、二つの自力
復帰型のプッシュオンスイッチ30A,30Bとして形
成したものであり、各プッシュオンスイッチ30A,3
0Bの固定接点47A,47Bおよび47C,47Dは
それぞれ使用電子機器の回路に接続されている。
【0046】そして、上記の四角形の枠体25の辺25
B下面の二つの押圧用突部46A,46Bは、通常状態
において、二つのプッシュオンスイッチ30A,30B
のドーム上可動接点48A,48Bの中央頂点部上に、
それぞれ可撓性フィルム49A,49Bを介して当接し
ている。
【0047】そして、このプッシュオンスイッチ30
A,30Bの間隔は、前記の四角形の枠体25の一辺2
5Aの下面の突出部31の両端間の寸法よりも狭い間隔
となっていて、円柱状操作つまみ26の外周面の中間部
26Bを押圧操作して、上記の一辺25Aを支点として
四角形の枠体25を回動させる際に、二つのプッシュオ
ンスイッチ30A,30Bが確実に同じに動作するよう
に構成されている。
【0048】また、円柱状操作つまみ26の外周面は、
前述のように、その中間部26Bが両方の側部26A,
26Cよりも窪んだ細径部となっていて、このプッシュ
オンスイッチ付回転型エンコーダ21を操作する人が、
容易に中間部26Bを下方に押圧操作して、上記のよう
に、二つのプッシュオンスイッチ30A,30Bを同時
に動作させることができるように配慮されている。
【0049】さらに、図1および図4に示すように、本
実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコ
ーダ21を使用電子機器に装着した状態において、円柱
状操作つまみ26はその円柱形状の上半側分が電子機器
の上ケース23から突出していると共に、その両端部を
電子機器の上ケース23と一帯に形成した半球形のカバ
ー部50で覆われている。
【0050】これにより、円柱状操作つまみ26の操作
性がよくなると共に、電子機器の上ケース23の高さ寸
法を小さくすることができ、また、円柱状操作つまみ2
6の端部から電子機器内への塵埃などの侵入を防ぐこと
もでき、さらに電子機器の操作面である上ケース23の
上面の見栄えもよいものとなっている。
【0051】本実施の形態による回転・押圧操作型電子
部品は以上のように構成されるものであり、次にその動
作について説明する。
【0052】まず、図1および図3において、電子機器
の上ケース23上面の操作面から突出した円柱状操作つ
まみ26の外周面の窪んだ細径部となった中間部26B
の上端部分に接線方向(図1および図3に示す矢印H方
向)の力を加えて回転させることによって、この円柱状
操作つまみ26の端部に結合されている回転体37が回
転し(図4参照)、その外側面に配設された放射状接点
板38上を四角形の枠体25の板状体27から伸ばされ
たコモン弾性接点39Aと二つの信号用弾性接点39
B,39Cが弾接摺動して、円柱状操作つまみ26の回
転方向に合わせた回転型エンコーダ部28としての電気
信号(パルス信号)を発生すると共に、回転体37の内
側面の放射状凹凸部40上を支持軸36に固定された節
度ばね41先端のダボ41Aが弾接摺動して、電気信号
の発生に合わせた節度感を発生し、円柱状操作つまみ2
6の回転が止まると放射状凹凸部40の凹部内にはまり
込んで停止する。
【0053】そして、発生した電気信号は、各弾性接点
39A,39B,39Cから各連結板42A,42B,
42Cおよび接点ブロック29の各接続用接点43A,
43B,43Cを経由して、配線基板24の被接続用接
点45(45A,45B,45C)に伝えられて使用電
子機器の回路に伝達される。
【0054】次に、図1と図3、および本実施の形態に
よるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの上ケー
スを除いた状態の上面図である図7において、電子機器
の上ケース23上面の操作面から突出した円柱状操作つ
まみ26の外周面の一方の側部26Aの上端部分に矢印
V1方向(図1および図8の本実施の形態によるプッシ
ュオンスイッチ付回転型エンコーダの動作状態を示す部
分断面の正面図、参照)の押圧力を加えると、その押圧
力により円柱状操作つまみ26を保持した四角形の枠体
25がその一辺25A下面の突出部31(図4参照)の
円形先端面を支点とする回動により揺動し、この一辺2
5Aに対向する辺25B下面の両端部近傍の押圧用突部
46A,46Bが配線基板24上の二つのプッシュオン
スイッチ30A,30Bを押して動作させようとする
が、矢印V1方向への押圧力は二つのプッシュオンスイ
ッチ30A,30Bのうち、押圧位置である円柱状操作
つまみ26の外周面の一側部26Aに近いプッシュオン
スイッチ30Aに大きく作用するために、このプッシュ
オンスイッチ30Aのドーム状可動接点48Aが押し下
げられて下方に撓むと共に、四角形の枠体25は一辺2
5A下面の突出部31の一方の端部31A(図4参照)
と他方のプッシュオンスイッチ30Bを結ぶ線を支軸と
して傾き、押圧力が大きくなるとドーム状可動接点48
Aは反転動作して、図8に示すように、固定接点47A
と47B(図6参照)の間を短絡してプッシュオンスイ
ッチ30Aをオン状態とする。
【0055】この時、四角形の枠体25は、その一辺2
5A下面の突出部31の他方の端部31B(図4参照)
が上方に浮き上がるが、その動きはプッシュオンスイッ
チ30Aの動作ストロークにほぼ等しい。
【0056】そして、円柱状操作つまみ26の外周の一
方の側部26Aの上端部分に加える押圧力を除くと、プ
ッシュオンスイッチ30Aのドーム状可動接点48Aは
自身の弾性復元力によって元のドーム形状に戻り、固定
接点47Aと47Bの間は元のオフ状態になると共に、
四角形の枠体25およびこれに保持された円柱状操作つ
まみ26も元の図1に示す通常の位置に戻る。
【0057】このように、円柱状操作つまみ26の一方
の側部26Aの上端部分を押圧操作すると、左側のプッ
シュオンスイッチ30Aを動作させることができる。
【0058】同様に、円柱状操作つまみ26の他方の側
部26Cの上端部分を押圧操作することにより、右側の
プッシュオンスイッチ30Bを動作させることができ
る。
【0059】次に、円柱状操作つまみ26の外周の窪ん
で細径となった中間部26Bの上端部分に矢印V2方向
(図1および図9の本実施の形態によるプッシュオンス
イッチ付回転型エンコーダの動作状態を示す正面図、参
照)の押圧力を加えると、その押圧力により円柱状操作
つまみ26を保持した四角形の枠体25がその一辺25
A下面の突出部31(図4参照)の円形先端面を支点と
する回動により揺動して、この一辺25Aに対向する辺
25B下面の押圧用突部46A,46Bが配線基板24
上の二つのプッシュオンスイッチ30A,30Bを押し
て動作させようとするが、矢印V2方向への押圧力は二
つのプッシュオンスイッチ30A,30Bにほぼ均等に
作用するため、二つのプッシュオンスイッチ30A,3
0Bのドーム状可動接点48Aおよび48Bがほぼ同時
に撓むと共に、四角形の枠体25はその一辺25A下面
の突出部31の円形先端面を支点として回動し、押圧力
が大きくなると二つのドーム状可動接点48A,48B
がほぼ同時に反転動作して、図9に示すように、それぞ
れの固定接点47Aと47Bの間および47Cと47D
の間(図6参照)を短絡してプッシュオンスイッチ30
Aおよび30Bを共にオン状態とする。
【0060】そして、円柱状操作つまみ26の細径の中
間部26Bの上端部分に加える押圧力を除くと、プッシ
ュオンスイッチ30Aおよび30Bのドーム状可動接点
48Aおよび48Bが自身の弾性復元力によって元のド
ーム形状に戻り、各プッシュオンスイッチ30A,30
Bはいずれもオフの状態になると共に、四角形の枠体2
5およびこれに保持された円柱状操作つまみ26も元の
図1に示す通常の状態に戻る。
【0061】従って、この二つのプッシュオンスイッチ
30A,30Bを使用する電子機器において、二つのプ
ッシュオンスイッチ30A,30Bが共にオン状態とな
る時に、そのオンになるタイミングが一定の時間内であ
れば、どちらのプッシュオンスイッチ30Aまたは30
Bがオン状態になった時の電気信号とも異なる他の電気
信号として処理するための時間測定手段を用いたスイッ
チング認識手段を設けておくと、円柱状操作つまみ26
の押圧操作により三種類の電気信号による操作ができる
電子機器とすることができるものである。
【0062】そして、この円柱状操作つまみ26の押圧
操作時において、回転型エンコーダ28の回転体37は
その内側面の放射状凹凸部40の凹部内に節度ばね41
先端のダボ41Aがはまり込んでいるため回転せず、そ
の接点部で誤信号を発生することはなく、また、この操
作つまみ26の押圧操作時の四角形の枠体25の揺動に
伴う回転型エンコーダ28の上下方向の動きは、板状体
27から導出された可撓性を有する連結板42A,42
B,42Cが撓むことにより吸収するので、接点ブロッ
ク29には伝わらない。
【0063】以上のように本実施の形態によれば、一つ
の円柱状操作つまみ26を回転操作する方向により二種
類の電気信号を、また押圧操作する位置を変えることに
よって三種類の電気信号をそれぞれ発生するので、一つ
の操作つまみにより合わせて五種類の電気信号による操
作を簡単かつ迅速にできる、操作性の優れた回転・押圧
操作型電子部品を実現できるものである。
【0064】なお、上記の説明では、回転操作部品部が
円柱状操作つまみ26の回転方向により異なる電気信号
を発生する回転型エンコーダ28である場合について述
べたが、これは円柱状操作つまみ26を所定の角度だけ
回動させると回動させた方向の接点が動作する回動型ス
イッチであっても、上記の内容が適用できる。
【0065】また、配線基板24の上面に配設された固
定接点47A,47Bおよび47C,47Dの上にドー
ム状可動接点48Aおよび48Bを載せてプッシュオン
スイッチ30A,30Bを形成する場合について説明し
たが、これはあらかじめ完成された二つのプッシュオン
スイッチを配線基板24の上に配設してもよく、さらに
そのプッシュオンスイッチが一回路タイプでなく、二回
路タイプ等の多回路のプッシュオンスイッチであると、
より多くの回路を接・断操作して多くの電気信号を発生
することができる。
【0066】(実施の形態2)図10は本発明の第2の
実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコ
ーダの正面断面図、図11は図10のH−H線における
断面図であり、上記の第1の実施の形態によるプッシュ
オンスイッチ付回転型エンコーダ21に対して、このプ
ッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ51は、操作す
る人が円柱状操作つまみ26の外周面上部に手や指を触
れた際に発生する静電気に対する対策としてアース板5
2を配している点と、使用電子機器の上ケース53から
下方に突出した二つの円形支持ピン54が、四角形の枠
体55の一辺55Aの二つの孔56を貫通して、その先
端が下方の配線基板57の孔57Aに挿入されている
点、およびこの四角形の枠体55の一辺55Aの中央部
を下方の配線基板57に向けて付勢するばね体58を上
ケース53と枠体55の間に配している点が異なってい
る。
【0067】そして、これ以外の部分は上記第1の実施
の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ
21と同じ構成であるため、第1の実施の形態によるも
のと同一の部分には同一符号を付して説明を省略し、異
なる点について詳細に説明する。
【0068】まず、アース板52は、円柱状操作つまみ
26の外周部の上側半分に近接する板状体60の、上端
部を含む外周端部に露出するようにインサート成形され
て配設されており、回転型エンコーダ28の活電部材で
ある可動接点部(放射状接点38)や固定接点部(コモ
ン弾性接点39Aおよび信号用弾性接点39B,39
C)よりも円柱状操作つまみ26の外周に近く配されて
いる。
【0069】そして、図12の板状体および接点ブロッ
クの断面図に示すように、このアース板52は、アース
板52と一体の金属薄板で形成された可撓性を有する連
結板42Dを経て接点ブロック59の下面に、上記の固
定接点部用の三つの接続用接点43Aおよび43B,4
3Cに並べて設けられた接続用接点43Dに導かれ、配
線基板57上にパターン形成された被接続用接点を介し
て、使用電子機器のアース回路に接続されるように構成
されている。
【0070】なお、接点ブロック59の下面に設けられ
た上記のアース板52用の接続用接点43Dは、これと
並べて設けられた三つの固定接点部用の接続用接点43
Aおよび43B,43Cよりも突出しないように、下方
の被接続用接点との間にギャップをあけて配設されてい
るが、静電気はこのギャップ部分で放電してアース回路
へ流れるので、問題ないものである。
【0071】次に、四角形の枠体55は、その一辺55
Aの長手方向に沿って設けた突出部61の円形先端面が
使用電子機器の配線基板57上に載ると共に、この一辺
55Aの上面から下面に貫通して設けた上方が大径とな
った二つの貫通孔56に対して、上ケース53から下方
に突出した二つの円形支持ピン54が上面から挿入さ
れ、各貫通孔56の下方細径部に係合すると共に、下面
側へ突出したその先端部54Aは下方の配線基板57に
あけられた位置決め用の孔57Aに挿入されている。
【0072】そして、この四角形の枠体55が二つの円
形支持ピン54の段部54Bと上記の一辺55Aの上面
とのギャップ分だけ上下動可能で、上記の一辺55Aの
下面の突出部61の円形先端面を支点として回動可能と
なっていることは、実施の形態1の場合と同様である。
【0073】このような構成とすることによって、四角
形の枠体55と配線基板57の間の位置ずれを規制する
ことができるので、円柱状操作つまみ26を押圧操作す
る際に、四角形の枠体55の一辺55Aと対向した辺5
5B下面の押圧用突部62A,62Bと配線基板57上
の押圧操作部品部であるプッシュオンスイッチ30A,
30Bの間の位置ずれを規制して、プッシュオンスイッ
チ30A,30Bを設定通りの条件で確実に操作するこ
とができるものである。
【0074】また、四角形の枠体55の一辺55Aの中
央部と上ケース53の間に配されたばね体58は、プッ
シュオンスイッチ30Aおよび30Bの動作力よりも小
さい力で上記の一辺55Aを下方に付勢して、その下面
の突出部61が配線基板57に当接するように押し付け
ているものである。
【0075】これにより、通常状態において、上記の二
つの円形支持ピン54の段部54Bと上記の一辺55A
の上面とのギャップによる、四角形の枠体55および円
柱状操作つまみ26のガタツキがなくなると共に、ばね
体58の付勢力がプッシュオンスイッチ30Aおよび3
0Bの動作力よりも小さいので、円柱状操作つまみ26
を押圧操作する際のプッシュオンスイッチ30Aおよび
30Bの動作に影響しないものである。
【0076】そして、本実施の形態による回転・押圧操
作型電子部品51の動作は、実施の形態1の場合と同様
であるのでその説明を省略する。
【0077】以上のように本実施の形態によれば、本プ
ッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ51を装着した
電子機器において、操作部として外部に露出する部分で
ある円柱状操作つまみ26の外周面の上端部分に触れて
操作する際に静電気が発生しても、その静電気は円柱状
操作つまみ26の表面に最も近い導電部であるアース板
52の露出部に放電し、連結板42Dおよび接続用接点
43Dから電子機器のアース回路に流れ、回転型エンコ
ーダ部28や電子機器の回路に流入することがないと共
に、プッシュオンスイッチ30Aおよび30Bを個別に
または同時に、確実に安定して動作させることができ、
さらに四角形の枠体55および円柱状操作つまみ26の
ガタツキがない良好な操作感触とすることができるもの
である。
【0078】(実施の形態3)図13は本発明の第3の
実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコ
ーダの側面断面図、図14は同分解斜視図であり、この
プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ63は、これ
を用いた電子機器を組み立てる際の構成部材の取扱いを
容易にするものであり、これ以外の部分は前記第1の実
施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコー
ダ21と同じ構成であるため、第1の実施の形態による
ものと同一の部分には同一符号を付して説明を省略し、
異なる点について詳細に説明する。
【0079】図13および図14に示すように、この使
用電子機器の上ケース64から下方に、二つの円形支持
ピン65に加えて、その開口部64Aを挟むように二つ
の弾性脚部66A,67Aが突出している。
【0080】この二つの弾性脚部66A,67Aは両者
の間に、円柱状操作つまみ26等を装着した四角形の枠
体25を挟み込み、図15の断面図に示すように、その
先端部内側の抜け止め用の爪部66B,67Bで仮保持
するものである。
【0081】なお、この状態において、上記の二つの円
形支持ピン65は、四角形の枠体25の一辺25Aの二
つの孔33A,33Bに挿入されている。
【0082】このようにして、円柱状操作つまみ26を
備えた四角形の枠体25を仮保持した上ケース64を、
配線基板24を保持した下ケース22と組み合せること
によって、本プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ
63を用いた電子機器を効率よく組み立てることができ
るものである。
【0083】そして、使用電子機器の上ケース64に設
ける二つの弾性脚部66A,67Aは、組み立て後の電
子機器において、円柱状操作つまみ26の操作による四
角形の枠体25の上下動および回動動作を妨げないよう
に設定されていることは勿論である。
【0084】また、使用電子機器の上ケース64に設け
る二つの弾性脚部66A,67Aは、必ずしも二つに設
ける必要はなく、一方の弾性脚部66Aと二つの円形支
持ピン65によって、四角形の枠体25を上ケース64
に仮保持させることも可能である。
【0085】そして、本実施の形態によるプッシュオン
スイッチ付回転型エンコーダ63の動作は、実施の形態
1の場合と同様であるのでその説明を省略する。
【0086】なお、以上の説明は、本実施の形態の内容
を実施の形態1によるプッシュオンスイッチ付回転型エ
ンコーダに適用する場合について述べたが、実施の形態
2によるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダに対
しても同様に適用できる。
【0087】(実施の形態4)図16は本発明の第1の
実施の形態による回転・押圧操作型電子部品としてのプ
ッシュオンスイッチ付回転型エンコーダを装着した、本
発明の第4の実施の形態による電子機器としての携帯電
話装置の外観斜視図である。
【0088】同図に示すように、携帯電話装置68の上
面の操作面68Aには、液晶表示部17とテンキー69
の間に、前記実施の形態1において説明したプッシュオ
ンスイッチ付回転型エンコーダ21の円柱状操作つまみ
26の円柱形状の上半分が露出するように配設されてい
る。
【0089】この携帯電話装置68の使用方法について
説明すると、使用開始時に、その操作面68Aの液晶表
示部17に複数の機能項目メニューが所定の配列関係で
表示された状態において、まず操作面68Aから露出し
た円柱状操作つまみ26の外周の窪んで細径となった中
間部26Bの上端部分に接線方向の力を加え、前方側ま
たは手前側に回転させることにより回転型エンコーダ2
8から発せられた信号によって、表示画面(図示せず)
中の機能項目メニューを希望する項目のある行まで前後
方向に移動させ、次に円柱状操作つまみ26の左方の側
部26Aまたは右方の側部26Cの上端部分を押圧操作
してプッシュオンスイッチ30Aまたは30Bを動作さ
せることにより、表示画面(図示せず)中の機能項目メ
ニューを目的とする項目のある列まで左右方向に移動さ
せて目的の項目を選択し、例えば「発信」の位置で、今
度は円柱状操作つまみ26の中間部26Bの上端部分を
押圧操作して二つのプッシュオンスイッチ30A,30
Bをほぼ同時に動作させて決定し、次に液晶表示部17
には複数の発信相手先のメニューが所定の配列順序で表
示され、再び円柱状操作つまみ26の中間部26Bの上
端部分に接線方向の力を加えて前方側または手前側に回
転させることにより、発信相手先メニューを希望する相
手先の位置まで前後方向に移動させて選択し、目的とす
る相手先の位置で、再び円柱状操作つまみ26の中間部
26Bの上端部分を押圧操作して決定し、この後、相手
先に発呼信号を送るものである。
【0090】なお、上記のプッシュオンスイッチ付回転
型エンコーダ21の操作において、円柱状操作つまみ2
6の外周の窪んで細径となった中間部26Bの上端部分
を押圧操作して、二つのプッシュオンスイッチ30Aお
よび30Bが共にオン状態になる時には、そのオンにな
るタイミングが一定の時間内であれば、どちらのプッシ
ュオンスイッチ30Aまたは30Bがオン状態になった
時の電気信号とも異なる他の電気信号として処理するた
めの時間測定手段を用いたスイッチング認識手段を用い
て、電気信号を出力するものである。
【0091】以上のように本実施の形態によれば、一つ
の操作つまみである円柱状操作つまみ26の上面の操作
する位置を変えるだけで、複数の選択項目を有するメニ
ューの中から希望する選択項目を簡単かつ迅速に決定す
ることができる操作性の優れた電子機器としての携帯電
話装置を提供することができる。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の選
択項目を有するメニューの中から所定の選択項目を選択
して使用する電子機器において、一つの操作つまみで、
複数の選択項目からなるメニューを二つの異なる方向に
移動させて、希望する項目を簡単かつ迅速に選択・決定
することができて操作性に優れると共に、使用電子機器
と一体になった安価でコンパクトな回転・押圧操作型電
子部品を実現することができるという有利な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転・押圧操
作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エ
ンコーダの部分断面の正面図
【図2】同分解斜視図
【図3】図1のE−E線における断面図
【図4】図3のG−G線における断面図
【図5】同回転型エンコーダ部の分解斜視図
【図6】同プッシュオンスイッチ部の分解斜視図
【図7】同プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの
上ケースを除いた状態の上面図
【図8】同円柱状操作つまみの外周の一方の側部上面を
押圧操作する場合の動作状態を説明する部分断面の正面
【図9】同円柱状操作つまみの外周の中間部上面を押圧
操作する場合の動作状態を説明する部分断面の正面図
【図10】本発明の第2の実施の形態によるプッシュオ
ンスイッチ付回転型エンコーダの正面断面図
【図11】図10のH−H線における断面図
【図12】同要部である板状体および接点ブロックの断
面図
【図13】本発明の第3の実施の形態によるプッシュオ
ンスイッチ付回転型エンコーダの側面断面図
【図14】同分解斜視図
【図15】同上ケースの弾性脚部で四角形の枠体を仮保
持した状態を説明する断面図
【図16】本発明の第4の実施の形態による電子機器と
しての携帯電話装置の外観斜視図
【図17】従来の回転・押圧操作型電子部品としてのプ
ッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図
【図18】同側面断面図
【図19】同プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ
を使用した携帯電話装置の外観斜視図
【図20】二回路プッシュオンスイッチの部分断面の正
面図
【符号の説明】
17 液晶表示部 21,51,63 プッシュオンスイッチ付回転型エン
コーダ 22 下ケース 23,53,64 上ケース 23A 開口部 24,57 配線基板 25,55 枠体 25A,55A 一辺 25B,25C,55B 辺 26 円柱状操作つまみ 26A,26C 側部 26B 中間部 27,60 板状体 28 回転型エンコーダ 29,59 接点ブロック 29A 球状突部 30A,30B プッシュオンスイッチ 31,61 突出部 31A,31B 端部 32,54,65 円形支持ピン 32A,54B 段部 33A,33B,57A 孔 34 コの字形体 35 止め金具 36 支持軸 37 回転体 38 放射状接点板 39A コモン弾性接点 39B,39C 信号用弾性接点 40 放射状凹凸部 41 節度ばね 41A ダボ 42A,42B,42C,42D 連結板 43A,43B,43C,43D 接続用接点 44 ばね材 45,45A,45B,45C 被接続用接点 46A,46B,62A,62B 押圧用突部 47A,47B,47C,47D 固定接点 48A,48B ドーム状可動接点 49A,49B 可撓性フィルム 50 カバー部 52 アース板 54A 先端部 56 貫通孔 58 ばね体 64A 開口部 66A,67A 弾性脚部 66B,67B 爪部 68 携帯電話装置 68A 操作面 69 テンキー

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用電子機器の下ケースに保持された配
    線基板およびその上部を覆う上ケースにより一辺を所定
    の範囲で上下動可能に支持され、この一辺を支点として
    回動可能な四角形の枠体と、この枠体内に上記の一辺に
    平行な支持軸を中心として回転可能に保持されて、外周
    面上部を操作されるように上記使用電子機器の上ケース
    の開口部から露出させた円柱状操作つまみと、この円柱
    状操作つまみの一端に連結された可動接点およびこの可
    動接点と係合するように上記枠体に配設された固定接点
    からなり、上記円柱状操作つまみの回転により電気信号
    を発する回転操作部品部と、上記四角形の枠体の一辺を
    支点とする回動により動作するように、枠体の上記の一
    辺と対向する辺の両端部近傍下方の上記配線基板上に所
    定の間隔をあけて配設された同一ストローク・同一動作
    力の二つの自力復帰型の押圧操作部品部により構成さ
    れ、上記円柱状操作つまみの外周面上部の両端部近傍の
    所定の範囲を下方に押圧操作することにより上記各押圧
    操作部品部を個別に操作できると共に、上記円柱状操作
    つまみの外周面上部の中央の所定の範囲を下方に押圧操
    作することにより上記二つの押圧操作部品部を同時に操
    作できる回転・押圧操作型電子部品。
  2. 【請求項2】 使用電子機器の上ケースから下方に突出
    した二つの支持ピンを、四角形の枠体の回動時の支点と
    なる一辺に設けた、上方が大径で下方が上記二つの支持
    ピンと係合する径となった二つの孔にそれぞれ挿入する
    と共に、この一辺にその下面の長手方向に沿って設けた
    突出部の円形先端面を配線基板上に載せることにより、
    四角形の枠体を保持する請求項1記載の回転・押圧操作
    型電子部品。
  3. 【請求項3】 使用電子機器の上ケースから下方に突出
    した二つの支持ピンを、四角形の枠体の回動時の支点と
    なる一辺に設けた、上方が大径で下方が上記二つの支持
    ピンと係合する径となった二つの貫通孔にそれぞれ挿入
    ・貫通させ、その下方の配線基板に設けた二つの係合孔
    に挿入するようにした請求項2記載の回転・押圧操作型
    電子部品。
  4. 【請求項4】 四角形の枠体の回動時の支点となる一辺
    の下面に設けた突出部の両端部間の寸法が、配線基板上
    に配設された二つの押圧操作部品部の間隔と同等以上で
    ある請求項2または3に記載の回転・押圧操作型電子部
    品。
  5. 【請求項5】 四角形の枠体が、対向する辺の一方が回
    動時の支点となる一辺であるコの字形体とコの字形体の
    開口部を塞ぐ板状体を組合わせて構成され、この板状体
    に回転操作部品部の固定接点が配された請求項1〜4の
    いずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  6. 【請求項6】 通常状態において、四角形の枠体の回動
    時の支点となる一辺がその上下動可能範囲の下端にある
    ように、この一辺を押圧操作部品部の動作力よりも小さ
    い力で下方に付勢するばね体を上ケースと上記枠体の間
    に配した請求項1〜5のいずれか一つに記載の回転・押
    圧操作型電子部品。
  7. 【請求項7】 二つの押圧操作部品部を同時に押圧操作
    できる範囲を指示するように、円柱状操作つまみの外周
    面の中間部を両側部よりも窪ませた請求項1〜6のいず
    れか一つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  8. 【請求項8】 円柱状操作つまみの回転操作時に節度感
    を発生する請求項1〜7のいずれか一つに記載の回転・
    押圧操作型電子部品。
  9. 【請求項9】 回転操作部品部が回転方向により異なる
    信号を発生する回転型エンコーダで、押圧操作部品部が
    プッシュオンスイッチである請求項1〜8のいずれか一
    つに記載の回転・押圧操作型電子部品。
  10. 【請求項10】 プッシュオンスイッチが配線基板上に
    設けられた固定接点の上に弾性金属薄板製のドーム状可
    動接点を配し、その上面を下面に粘着剤を塗布した可撓
    性フィルムで覆ったものである請求項9記載の回転・押
    圧操作型電子部品。
  11. 【請求項11】 回転操作部品部の固定接点と一体に形
    成された金属薄板製の連結板で導通連結された接続用の
    接点ブロックを、使用電子機器の上ケースにより押圧し
    て配線基板上の被接続接点部に弾接接続させた請求項1
    〜10のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部
    品。
  12. 【請求項12】 下面に二つまたは一直線上にない三つ
    の接続用接点を設けた接点ブロックを、弾性材を介して
    その二つまたは三つの接続用接点の中心部を押圧して配
    線基板上の被接続用接点に接続させた請求項11記載の
    回転・押圧操作型電子部品。
  13. 【請求項13】 円柱状操作つまみの外周面上部と回転
    操作部品部の活電部の間をシールドするシールド板を使
    用電子機器のアース回路に接続する接点を、回転操作部
    品部の二つまたは三つの接続用接点よりも突出しないよ
    うに接点ブロック下面に設けた請求項11または12に
    記載の回転・押圧操作型電子部品。
  14. 【請求項14】 円柱状操作つまみの両端を使用電子機
    器の上ケースと一体に形成したカバーで覆った請求項1
    〜13のいずれか一つに記載の回転・押圧操作型電子部
    品。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか一つに記載
    の回転・押圧操作型電子部品が使用電子機器内に組み込
    まれた後の四角形の枠体の上下動および回動動作を妨げ
    ないように、少なくとも上記四角形の枠体の回動時の支
    点となる一辺を仮保持する弾性脚部を上ケースに設けた
    電子機器。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか一つに記載
    の回転・押圧操作型電子部品と、この回転・押圧操作型
    電子部品の円柱状操作つまみの外周面上部を押圧操作し
    て一定時間内に二つの押圧操作部品部が操作された時
    に、どちらの押圧操作部品部が操作された時の電気信号
    とも異なる電気信号として処理するための時間測定手段
    を用いたスイッチング認識手段を備えた電子機器。
  17. 【請求項17】 本体表示部に表示された複数の選択項
    目を所定の配列関係で包含するメニューに対して、回転
    または回動中心軸が操作面に対して平行な円柱状操作つ
    まみの外周面上部に接線方向の力を加え、前方側または
    手前側に回転或いは回動操作することにより、上記複数
    の選択項目を所定の方向に移動させるように第一または
    第二の電気信号を発生し、かつ上記円柱状操作つまみの
    外周面上部の左側部または右側部の所定の範囲を下方に
    押圧操作して二つの押圧操作部品部のいずれか一方のみ
    を操作することにより、上記複数の選択項目を上記の移
    動方向に対して直交する方向に移動させるように第三お
    よび第四の電気信号を発生し、また上記円柱状操作つま
    みの外周面上部の中央の所定の範囲を下方に押圧操作し
    て上記二つの押圧操作部品部を同時に操作して、上記移
    動後の選択項目の決定を行なうように第五の電気信号を
    発生させるようにした請求項16記載の電子機器。
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