JP2002259902A - データ記録媒体及びコード読取装置 - Google Patents

データ記録媒体及びコード読取装置

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JP2002259902A
JP2002259902A JP2001060371A JP2001060371A JP2002259902A JP 2002259902 A JP2002259902 A JP 2002259902A JP 2001060371 A JP2001060371 A JP 2001060371A JP 2001060371 A JP2001060371 A JP 2001060371A JP 2002259902 A JP2002259902 A JP 2002259902A
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Seiji Tatsuta
成示 龍田
Akira Matsui
亮 松井
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Olympus Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/01Details
    • G06K7/015Aligning or centering of the sensing device with respect to the record carrier
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/06009Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code with optically detectable marking
    • G06K19/06037Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code with optically detectable marking multi-dimensional coding

Abstract

(57)【要約】 【課題】レイアウト上の制約を小さくして記録面を有効
に利用することを可能とすると共に、読み取りの高速化
を実現できるようにすること。 【解決手段】カード200には、データが光学的に読み
取ることが可能なコード201として記録され、該コー
ド201の周囲には、該コード201の読み取りにおい
て障害となる属性を有する干渉画像202の存在のみを
禁止する非干渉領域203が設けられている。コード読
取装置100のCPU112は、復元部109がメモリ
110に記憶したフレーム画像である撮像領域113中
からコードの画像を検出する際のコード検出領域114
を設定する。このコード検出領域114は、上記コード
201を撮像する撮像部と上記コード201との位置関
係を規定するスリット101の底による上記撮像部と上
記コード201との位置合わせ誤差と、上記コード20
1の仕様とに基づいて設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データが光学的に
読み取ることが可能なコードとして記録されるデータ記
録媒体、及びそのようなデータ記録媒体から上記コード
を読み取るコード読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声や、画像、その他コンピュー
タが取り扱うことの可能なテキスト等の各種の情報を1
次元や2次元のバーコード等に代表される光学的に読み
取り可能なコードとして、紙等の記録媒体に記録したも
のは、例えば、特開平6−231466号公報や同8−
171620号公報等において知られている。
【0003】これらの公報に開示されているドットコー
ドの物理フォーマット構成を図8に示す。
【0004】即ち、このドットコード1は、複数個のブ
ロック2が2次元に隣接配列されて構成されている。
【0005】そして、その各ブロック2は、記録される
音声等を含むデータの各ブロック毎に分割されたデータ
の「1」又は「0」に対応して黒ドット又は白ドット
(図8の白ドットについては記録媒体自体の色が相当す
る。)のドットイメージが所定の2次元配列にて存在す
るデータ領域3を有しており、更に、そのデータ領域3
内の各ドット(データドット4)を読み取るための読取
基準点を見つけるために使用される各ブロック2の四隅
に配置された一定の黒の連続数を有するマーカ5を含む
マーカ領域と、その読取基準点を更に精度良く見つける
ために使用されるマーカ5間に配置された孤立ドットの
集合体であるパターンドット6と、各ブロック2を識別
するために同じくマーカ5間に配置されたエラー検出又
はエラー訂正符号を含むブロックアドレスパターン7
(ブロックID領域)と、を有している。なお、マーカ
5とパターンドット6の周囲は、それらの検出を容易に
するために、全て白領域であるドット無配置エリア8と
されている。
【0006】従って、このドットコード1によれば、ド
ットコード1全体の大きさが読取装置の撮像視野9より
大きくても、換言すれば、当該ドットコード1を読取装
置によってワンショットにて撮像することができなくて
も、上記の各ブロック2に付与された各アドレスをブロ
ック内に含まれるデータドット4と共にブロック単位で
検出すれば、各ブロック2に含まれるデータを集めて元
の全体のデータを再構築することが可能となるので、紙
面に対する音声等の容量の大きなデータの記録も可能に
なり、手動による走査でも簡便に読み取ることができる
ようになっている。
【0007】また、このような特開平6−231466
号公報や同8−171620号公報に開示されたドット
コードを始めとするこの種の光学的に読み取り可能なコ
ードが記録された記録媒体から上記コードを読み取るた
めの読取装置としては、例えば、特開平11−0394
17号公報や同11−039418号公報等に、所定の
一の辺に沿って上記コードを記録した記録媒体の上記所
定の一の辺をスリット状の案内用溝部に当接させ、この
記録媒体を溝部内で上記辺方向に手動で移動させること
でコードを読み取るものが開示されている。
【0008】このような記録媒体の所定の一の辺をスリ
ット状の案内用溝部に当接させて記録媒体を手動走査す
る読取装置では、上記記録媒体の所定の一の辺に記録さ
れるコードの記録位置は、当然、上記一の辺を基準に規
定されている。そして、その規定された位置に対応する
撮像領域が得られるように、撮像部が配されている。こ
の場合、コードを確実に読み取れるようにするために、
撮像領域はコードの幅よりも大きく設定されている。こ
れは、上記コードの記録位置の誤差や上記手動走査時の
ブレを吸収するためである。しかしながら、このように
コードの幅よりも大きな撮像領域が得られるように構成
した場合、その撮像領域内にコード以外の画像(以下、
周辺画像と称する。)が含まれていると、それをコード
と誤認識してしまうおそれがある。そこで、そのような
周辺画像への対策として、コードを周辺画像から十分離
間して配置することが考えられる。これにより、有効な
データを含むブロックと、周辺画像が同時に撮像される
ことが無くなり、画像の影響によるデータ読取不良を防
止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ただ単
にコードと周辺画像が同時に撮像されないように十分離
間して配置するのでは、記録面を有効に利用することが
できず、例えば、コードを1つ記録するのにも周囲に大
量のスペースを必要とし、記録密度の低下に加え、記録
面のレイアウト上大きな制約となってしまう。
【0010】また、撮像領域内にコードのみが含まれて
いたとしても、実際に撮像された画像からコードを検出
していく際、その画像にはコード以外の冗長分が多く含
まれるため、実際のコードを検出するための処理に時間
がかかり、結果的にコードの読み取り処理を遅くさせる
という問題もある。
【0011】以上のような問題は、記録媒体の所定の一
の辺をスリット状の案内用溝部に当接させて記録媒体を
手動走査する場合だけでなく、記録媒体を自走させる機
械走査の場合、更には、例えば特開平11−16173
1号公報や同11−334253号公報に開示されてい
るように、ペン型の読取装置をガイド部に当て付けなが
ら記録媒体上のコードを手動走査する場合にも同様に発
生する。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、レイアウト上の制約を小さくして記録面を有効に利
用することを可能とすると共に、読み取りの高速化を実
現できるデータ記録媒体及びコード読取装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるコード読取装置は、データが光学的
に読み取ることが可能なコードとして記録され、前記コ
ードの周囲には、該コードの読み取りにおいて障害とな
る属性を有する干渉画像の存在のみを禁止する非干渉領
域が設けられているデータ記録媒体から前記コードを読
み取るコード読取装置において、前記コードを撮像する
撮像手段と、前記撮像手段で得られた撮像画面中にコー
ド検出領域を設定して、その内部から前記コードの少な
くとも一部を検出するコード検出手段と、前記コード検
出手段で検出された前記コードの少なくとも一部の検出
位置に基づいて、前記撮像画面中から前記コードを特定
し、前記コードに記録されたデータを復元する復元手段
と、前記撮像手段と前記コードとの位置関係を規定する
ガイド手段とを具備し、前記コード検出領域は、前記ガ
イド手段による前記撮像手段と前記コードとの位置合わ
せ誤差と、前記コードの仕様とに基づいて設定されるこ
とを特徴とする。
【0014】即ち、本発明のコード読取装置によれば、
ガイド手段によって撮像手段とコードの位置関係を規定
することにより、このときの位置合わせ誤差とコードの
仕様(コード自体の位置ずれ許容性能)とに基づいて、
撮像画面中から必要最小限のコード検出領域を設定する
ことができ、高速化、省メモリ化に効果がある。
【0015】また、本発明によるコード読取装置は、デ
ータが光学的に読み取ることが可能なコードとして記録
されたデータ記録媒体から前記コードを読み取るコード
読取装置において、前記データ記録媒体は、前記コード
の近傍に前記コードと所定(既知)の位置関係を有する
所定(既知)の画像が設けられており、前記読取装置
は、コードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段で得ら
れた撮像画面中から前記所定の画像を検出する画像検出
手段と、前記画像検出手段で検出された所定の画像の検
出位置に基づいて、前記撮像画面中から前記コードを特
定し、前記コードに記録されたデータを復元する復元手
段とを具備していることを特徴とする。
【0016】即ち、本発明のコード読取装置によれば、
所定の画像がコードと所定の位置関係で記録されている
ことにより、画像検出手段で該画像を検出することで、
該画像とコードとの既知の位置関係に基づいてコードの
位置を特定することができ、コードの読み取りを容易に
することが可能となる。また、コードとの位置関係が既
知であれば、コード近傍に所定の画像を配置しても当該
コードの読み取りが妨げられることなく、確実にデータ
を再生することが可能となるため、コード近傍にマーク
等を入れたり、レイアウトの自由度が増し、記録面を有
効に利用することが可能となる。
【0017】また、本発明によるデータ記録媒体は、デ
ータが光学的に読み取ることが可能なコードとして記録
され、前記コードの周囲には、該コードの読み取りにお
いて障害となる属性を有する干渉画像の存在のみを禁止
する非干渉領域が設けられているデータ記録媒体におい
て、コードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段で得ら
れた撮像画面中にコード検出領域を設定して、その内部
から前記コードの一部を検出するコード検出手段と、前
記コード検出手段で検出された前記コードの一部の検出
位置に基づいて、前記撮像画面中から前記コードを特定
し、前記コードに記録されたデータを復元する復元手段
と、前記撮像手段と前記コードの位置関係を規定するガ
イド手段とを有するコード読取装置で、前記コードが読
み取られる記録媒体であって、前記非干渉領域は、前記
コード検出領域と、前記ガイド手段による前記撮像手段
と前記コードとの位置合わせ誤差と、前記コードの仕様
とに基づいて設定されることを特徴とする。
【0018】即ち、本発明のデータ記録媒体によれば、
ガイド手段によって撮像手段とコードの位置関係を規定
することにより、このときの位置合わせ誤差とコードの
仕様(コード自体の位置ずれ許容性能)、及びコード検
出領域に基づいて、必要最小限の非干渉領域を設定し
て、読取対象コード周辺に存在する画像の干渉によって
当該コードの読み取りが妨げられることなく、確実にデ
ータを再生することが可能となる。また、干渉画像でな
ければ、コード近傍に自由に配置することができるた
め、絵や文字を入れて記録面を有効に利用することも可
能となる。
【0019】また、本発明によるデータ記録媒体は、デ
ータが光学的に読み取ることが可能なコードとして記録
されたデータ記録媒体において、コードを撮像する撮像
手段と、前記撮像手段で得られた撮像画面中から前記所
定の画像を検出する画像検出手段と、前記画像検出手段
で検出された所定の画像の検出位置に基づいて、前記撮
像画面中から前記コードを特定し、前記コードに記録さ
れたデータを復元する復元手段とを有するコード読取装
置によって、前記コードが読み取られるデータ記録媒体
であって、前記コードの近傍に前記コードと所定(既
知)の位置関係を有する所定(既知)の画像が設けられ
ていることを特徴とする。
【0020】即ち、本発明のデータ記録媒体によれば、
所定の画像がコードと所定の位置関係で記録されている
ことにより、画像検出手段で該画像を検出することで、
既知の位置関係に基づいてコードの位置を特定すること
ができ、コードの読み取りを容易にすることが可能とな
る。また、コードとの位置関係が既知であれば、コード
近傍に所定の画像を配置しても当該コードの読み取りが
妨げられることなく、確実にデータを再生することが可
能となるため、コード近傍にマーク等を入れたり、レイ
アウトの自由度が増し、記録面を有効に利用することが
可能となる。
【0021】また、本発明によるデータ記録媒体は、文
字、記号、図形、絵柄、又は写真画像等の可読画像を記
録すると共に、任意の一の切断辺に沿うようにデータを
光学的に読み取り可能なコードとして記録したカード状
のデータ記録媒体において、前記コードから前記一の切
断辺までの余白長さ(非干渉領域の幅)を、同コードか
ら当該コードに隣接配置される前記可読画像までの余白
長さ(非干渉領域の幅)よりも長くしたことを特徴とす
る。
【0022】即ち、本発明のデータ記録媒体によれば、
通常その他の画像が記録されることのない切断辺側に余
白を多く取ることにより、反対側の余白を小さくするこ
とが可能となり、デザインの自由度が大きくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0024】[第1の実施の形態]図1の(A)及び
(B)は、本発明の第1の実施の形態に係るコード読取
装置100の外観斜視図及びブロック構成図である。
【0025】即ち、本実施の形態に係るコード読取装置
100は、所定の一の辺に沿って光学的に読み取り可能
なコード201を記録した記録媒体であるカード200
を、その上記所定の一の辺を走査ガイドであるスリット
101に挿入し、このカード200の上記所定の一の辺
を含む記録媒体位置合わせ部を上記スリット内で、走査
ガイドの底面、即ちガイド位置合わせ部に当て付けなが
ら、上記辺方向に手動で移動させることで、上記コード
201を読み取るものである。
【0026】ここで、カード200には、図1の(C)
に示すように、各種のデータを処理して得られる光学的
に読み取り可能なコード201と、該コードの読み取り
において障害となる属性を有する干渉画像202として
の文字(テキスト)、記号、図形、絵柄、又は写真画像
等の可読画像とが配置されている。
【0027】コード読取装置100では、上記スリット
内に配された不図示の開口部を介して撮像部によって上
記コード201を読み取り(撮像し)、その読み取った
画像データを処理して上記コード201として記録され
た元のマルチメディアデータを復元し、LCD等の表示
部102やスピーカ103から出力するようになってい
る。
【0028】即ち、走査ガイドたるスリット101に隣
接して、コード201を撮像するための撮像部として、
結像レンズ104と撮像素子(CCD)105、及びコ
ード201を照明するための照明106が配されてい
る。上記撮像素子105で撮像されたコード画像は、A
/D変換回路107によってA/D変換された後、2値
化回路108によって2値化され、その2値化画像が復
元部109内に構成されたメモリ110に格納される。
そして、復元部109では、そのメモリ110に格納さ
れたコードの2値化画像から少なくともコードの一部を
検出し、その位置に基づいてコードを検出して、そのコ
ード化されたデータを元のマルチメディアデータに復元
し、その復元されたマルチメディアデータは上記表示部
102やスピーカ103である出力部111によって出
力される。それら撮像素子105、照明106、A/D
変換回路107、2値化回路108、復元部109、メ
モリ110、及び出力部111は、制御手段としてのC
PU112によって制御される。
【0029】ここで、メモリ110に格納される2値化
画像は、図1の(D)に示すように、前述した撮像領域
9に相当する撮像素子105が撮像した撮像領域(撮像
画面)113内の全画像であり、CPU112は、この
撮像領域113中に詳細は後述するようなコード検出領
域114を設定して、そのコード検出領域114内部か
ら上記コードの少なくとも一部を検出する。コードの全
部がコード検出領域114内に入っていなくても、コー
ドの少なくとも一部が検出できれば、画面上でのコード
の位置を特定することができるので、ここでは必ずしも
コードの全部がコード検出領域114内にある必要はな
い。そして、復元部109は、その検出されたコードの
検出位置に基づいて、上記撮像領域中から上記コードを
特定し、そのコードに記録されたデータを復元するよう
になっている。
【0030】なお、この構成は、撮像素子105として
CCDを用いた場合であり、CMOSセンサ等の2次元
読み出しが可能なX−Yアドレス方式のセンサを用いた
場合には、そのセンサから一部の必要な領域を読み出す
ことができるため、CPU112は、コード検出領域1
14をそのセンサ上で設定することが可能となり、撮像
領域113の画像を全てメモリ110に一旦格納すると
いう処理は不要となる。
【0031】ここで、上記コード検出領域114の設定
方法を詳細に説明する。上記記録媒体としてのカード2
00上のコード201の記録位置は、走査ガイドとして
のスリット101の底面に接触する該カード200の一
の辺を含む記録媒体位置合わせ部を基準に予め決められ
ており、コード読取装置100の読取部の位置は、それ
に応じて規定されている。従って、理想的には、図2の
(A)に示すように、コードの画像201Aは、その撮
像領域113の下端から所定の距離Cvの位置に撮像さ
れるはずである。しかしながら、実際には、図2の
(B)に示すように、その距離Cvから、最大で、±Dt
のずれを持って撮像されることが想定される。このずれ
は、カード200を走査する時の読み取り位置の位置合
わせ誤差によって生じるものであり、その位置合わせ誤
差は、カード位置合せ部に対するコードの記録位置誤差
(カードの切断誤差とも言える。)、ガイド位置合わせ
部に対する撮像部の組み付け誤差、カード位置合わせ部
とガイド位置合わせ部との接触誤差、等により決定され
る。
【0032】即ち、図2の(C)に示すように、カード
200の切断面からコード201が実際に配置される位
置までの距離はT1で規定されているが、実際には、そ
の切断の誤差により、±Δt1だけずれてしまう。この
±Δt1が上記カード位置合わせ部に対するコードの記
録位置誤差に対応する。
【0033】また、図2の(D)に示すように、上記撮
像領域113に対応する撮像素子105の撮像視野10
5Aが、カード200の端面、即ち位置合わせ部を当て
付けて走査する上記スリット101の底面、即ちガイド
位置合わせ部から所定の距離T2となるように、上記撮
像素子105の組み付け位置が規定されているが、実際
には誤差を持って組み付けられてしまう。即ち、その撮
像素子105と走査ガイド101Aとの相対的な組み付
け誤差±Δt2が、上記接触面に対する撮像部の組み付
け誤差に対応する。
【0034】更に、同図に示すように、カード200の
位置合わせ部を走査ガイド101Aに当て付けて手動走
査する時の隙間T3が規定される。これは、カード20
0の端面を走査ガイド101Aに接触させながら走査す
るのが基本であるので、通常は0である。しかし、例え
ば手動走査時にカード200の端面が上記走査ガイド1
01Aからずれてしまうことがあり、それによる誤差Δ
3が、上記ガイド位置合わせ部と記録媒体位置合わせ
部との接触誤差に相当する。この誤差Δt3は、通常は
浮く方向しかないので+Δt3であるが、カード200
を自走させて走査する場合は、メカのがたつきがあるの
で、±Δt3となる。
【0035】このように、コードを撮像するまでにはΔ
1,Δt2,Δt3の誤差が生じるものであり、上記最
大のずれDtは、これら誤差Δt1,Δt2,Δt3を加算
した値となる。即ち、 Dt=Δt1+Δt2+Δt3 である。
【0036】つまり、誤差Δt1,Δt2,Δt3が全て
0である理想的な状態では、図2の(A)に示すように
コード画像201Aが撮像されるものであるが、誤差Δ
1,Δt2,Δt3が共にマイナス側に生じた場合、図
2の(B)において下方に最大でDtだけずれたコード
画像201Aが撮像され、それら誤差が共にプラス側に
生じた場合には、上方に最大でDtだけずれたコード画
像201Aが撮像されることになる。よって、撮像領域
113は、何れの場合でも確実にコード画像201Aが
撮像されるような大きさにする必要があり、その条件を
満たすように上記結像レンズ104及び撮像素子105
は構成されている。
【0037】従来は、このような大きさの撮像領域11
3全体からコードを検出するようにしているため、実際
にはコード画像201Aが得られない部分についてもコ
ードの有無を検出する処理を実行する結果、その分の処
理時間やメモリ容量が無駄となっていた。
【0038】また、データ記録媒体としてのカード20
0に記録されるコード201の周りに、コードの読み取
りに影響を及ぼす干渉画像202の記録を禁止する非干
渉領域203(図1の(C)参照)を設定し、カード2
00に干渉画像202を記録する際、その非干渉領域2
03外となるようレイアウトして記録するようにしてい
る。従来は、撮像領域113全体からコードを検出する
ようにしているため、コード画像201Aが図2の
(B)に示すようにずれて得られた時でも干渉画像20
2が撮像領域113内に撮像されないようにするため、
コード201の上下には十分広い幅の非干渉領域203
を設けなければならず、記録面に無駄な余白領域を多く
必要すると共にレイアウト上の制約も与えていた。
【0039】そこで、本実施の形態では、CPU112
により、図2の(E)に示すように、撮像領域113内
にコード検出領域114を設定する。
【0040】即ち、ここでは、このコード検出領域11
4は、コード画像201Aが最大限ずれた場合でもその
全てが含まれるような領域として設定される。なお、既
述の如く、コードの一部からコードの位置を特定できる
ので、コード検出領域を、検出対象とするコードの一部
が最大限ずれても確実に検出できるように設定しても良
い。
【0041】こうして、復元部109では、このコード
検出領域114のみをコードの検出の対象として処理す
る。こうすることにより、撮像領域113の中から必要
最低限の領域を処理することで、省メモリ化、高速化を
図ることができる。
【0042】一方、このようなコード検出領域114を
設定して読み取るようなコード読取装置100において
読み取られるデータ記録媒体としてのカード200にあ
っては、図3の(A)に示すように、コード201の周
りの非干渉領域203が規定される。
【0043】即ち、非干渉領域203のコード201上
下方向それぞれの幅W11は、コード画像201Aが最大
のずれを持って撮像された場合であっても、コード検出
領域114内に干渉画像202が入らないような幅であ
り、これは、上記ずれDtの2倍、即ち、 W11=2Dt となる。
【0044】なお、コード検出領域114を設定しない
場合における非干渉領域203’では、同じくコード2
01の上下方向それぞれの幅Wは、撮像領域113の上
端又は下端まで干渉画像202が入ってはいけないの
で、上記ずれDtと、コード201が理想的に撮像され
た場合の撮像領域113下端までの距離Cvとを加算し
た値、即ち、 W=Dt+Cv となる。
【0045】よって、 W11<W となり、コード検出領域114を設定したことによっ
て、データ記録媒体としてのカード200の非干渉領域
203を小さくすることができ、記録面を有効に使うこ
とが可能となる。
【0046】なお、非干渉領域203は、どのような可
読画像も配置してはいけない領域というわけではなく、
コードの読み取りに影響を与えない非干渉画像であれば
配置することは可能である。例えば、コード読取装置1
00が、上記照明106として赤色LEDを使用して読
み取りを行うよう構成されている場合、赤色の画像は検
出できないので、赤色の文字や記号等の可読画像はコー
ドの読み取りに影響を与えない。よって、そのような赤
色の可読画像(非干渉画像)を非干渉領域203に配置
しても問題はない。また、コード201として、例えば
前述したようなドットコード1を用い、コードの検出を
上記マーカ5を検出することにより行うようなコード読
取装置では、そのようなマーカ5と同程度の大きさの可
読画像はコードの読み取りに影響を与えるが、マーカ5
よりも非常に小さい可読画像では、マーカ5として検出
されることがないので、非干渉画像である。このよう
に、何を検出対象とするかによって、非干渉画像は変わ
るものであるが、そのような非干渉画像を非干渉領域2
03に配置しても問題とはならない。
【0047】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。
【0048】ここで、本第2の実施の形態は、上記第1
の実施の形態が、コード201の全体がコード検出領域
114に入るよう設定されるものを中心に説明したのに
対し、コード201の一部が入るようにコード検出領域
114を設定する例である。
【0049】例えば、コード201として前述したよう
なドットコード1を用いる場合、マーカ5が検出できれ
ば、その検出したマーカ5の位置と先見情報とにより、
ドットコード1の画像が撮像領域113のどこにあるか
が推定できる。
【0050】即ち、ドットコード1の場合、そのドット
コード1の内の何れか一つのマーカ5が検出できれば良
いので、上記第1の実施の形態で説明したような誤差Δ
1,Δt2,及びΔt3が生じたとき、撮像領域113
では、コード画像201Aは、最大で、図3の(B)に
示すようにずれる。そこで、コード検出領域114は、
この撮像領域113内に有効なブロック2がどこに入っ
た場合でも少なくとも一つのマーカ5が検出できる領域
として設定される。
【0051】このようにコード検出領域114を設定し
た場合、データ記録媒体としてのカード200側の非干
渉領域203は、次のようにして決まる。
【0052】即ち、図4の(A)に示すように、誤差Δ
1,Δt2,Δt3が共にプラス側となり、撮像領域1
13の上側にコード画像201Aが撮像された場合に
は、コード検出領域114に周辺の干渉画像202が入
らないようにするためには、W 21で示されるだけ、ドッ
トコード1の下側に余白が必要となる。
【0053】また逆に、図4の(B)に示すように、誤
差Δt1,Δt2,Δt3が共にマイナス側となり、撮像
領域113の下側にコード画像201Aが撮像された場
合には、コード検出領域114内に周辺の干渉画像20
2が撮像されないようにするためには、W21だけドット
コード1の上側に余白が必要となる。
【0054】従って、その時のデータ記録媒体側の非干
渉領域203は、図4の(C)に示すように、コード2
01の上下にW21だけの幅が必要となる。
【0055】なお、ドットコード1の場合、コードの特
徴部はマーカ5であるが、他のコード、例えば、図3の
(C)に示すようなPDF417コードでは、コーナや
エッジとなる。また、QRコードの場合は、コードの特
徴部は四角いマークとなる。従って、コード検出領域1
14は、コードの特徴部として検出するものやそのコー
ド上での位置、即ち、コードの仕様に基づいて決定され
る。
【0056】この例では、確実にマーカを検出するため
にコード検出領域を大きめに設定しているためにΔt1
+Δt2+Δt3=W21とならないが、そのような余裕を
持たせたエリアが無ければ、Δt1+Δt2+Δt3=W
21となる。
【0057】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態を、図5の(A)乃至(C)を参照して説
明する。
【0058】即ち、本第3の実施の形態では、コード読
取装置100の復元部109は、上記第2の実施の形態
のようにして設定されたコード検出領域114内をある
特定の方向にコードの一部を検出していき、それが検出
された時点でコード検出処理を終了するよう構成したも
のである。
【0059】例えば、ドットコード1の場合、図5の
(A)に実線の矢印で示すようなマーカ検出方向115
にマーカ5を検出していき、マーカ5を検出した時点
で、その他のマーカの位置が先見情報から判るので、そ
の時点で、このコード検出処理を終了する。
【0060】この場合、コードの一部を検出した時点
で、コード検出領域114のその部分より上のエリアは
コード検出処理を行わないので、その上のエリアに干渉
画像202が撮像されていたとしても特に問題とはなら
ない。即ち、図5の(B)に示すように、撮像領域11
3に、コード画像が下側にΔt1+Δt2+Δt3だけず
れて撮像された時に、コード検出領域114内に干渉画
像202が入っても、マーカ5をコード検出領域114
の下側から検出していくと、マーカ5Aが検出された時
点で、このコード検出領域114内のコード検出を終了
するので、この干渉画像202はコードの読み取りに影
響を与えることはないことになる。
【0061】その結果、データ記録媒体としてのカード
200の非干渉領域203は、図5の(C)に示すよう
に、コード201の上下(又は左右)の一方の側の幅W
22を狭くすることができる。なお、この幅W22は、マー
カを確実に検出するために設けられた幅である。
【0062】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態を、図6の(A)乃至(D)を参照して説
明する。
【0063】今、図6の(A)に示すように、コード2
01を走査したとき、走査開始で撮像された撮像領域を
第1撮像領域113−1、それ以降に撮像された撮像領
域を第2撮像領域113−2と定義する。これら第1及
び第2撮像領域113−1,113−2では、図6の
(B)及び(C)に示すようにコード画像201Aが撮
像される。ここでは、既述の例において、Δt1,Δt2
に比べてΔt3が十分に小さい場合を例に説明する。
【0064】一般に、コード201を走査して複数回の
撮像を行ったとき、走査開始で撮像された第1撮像領域
113−1中のコード画像201Aの位置と、それ以降
に撮像された第2撮像領域113−2中のコード画像2
01Aの位置とは、走査ガイドによって撮像領域113
中でのコードの撮像位置が規定されるため、大きくずれ
ることはない。
【0065】そこで、本実施の形態では、CPU112
は、まず走査開始で撮像された第1撮像領域113−1
においては、図6の(B)に示すように、例えば上記第
1の実施の形態のようにして幅L1Hの第1コード検出
領域114−1を設定し、コードの一部が検出されたな
らば、次の第2撮像領域113−2からは、図6の
(C)に示すように、上記第1コード検出領域114−
1で検出されたコード画像201Aの中心軸を中心とす
る、上記第1コード検出領域114−1の幅L1Hより
も狭い幅L2Hを持つ第2コード検出領域114−2を
設定して、その範囲でのみコード検出を行うようにす
る。
【0066】即ち、上記記録媒体位置合わせ部に対する
コードの記録位置誤差Δt1、ガイド位置合わせ部に対
する撮像部の組み付け誤差Δt2、記録媒体位置合わせ
部とガイド位置合わせ部との接触誤差Δt3により、図
6の(B)に示すようにコード画像201Aが上側にず
れた場合、第1コード検出領域114−1内の上側でコ
ードが検出される。そして、この時点で、Δt2のおお
よその大きさが特定できるので、それ以降に撮像される
第2撮像領域113−2では、そのコードの位置から上
下に走査時の、上記記録媒体位置合わせ部に対するコー
ドの記録位置誤差Δt1及び記録媒体位置合わせ部とガ
イド位置合わせ部との接触誤差Δt3による幅Dt’を考
慮した幅L2Hを持つ第2コード検出領域114−2を
設定する。
【0067】このようにすることで、コード読取装置1
00側では、更にコード検出領域が狭くなることで、高
速化とメモリの少量化が図れる。
【0068】一方、コード読取装置100をこのように
構成した場合には、データ記録媒体としてのカード20
0側では、図6の(D)に示すように、非干渉領域20
3は、コード201の走査開始端側で上記L1Hの幅を
持ち、それ以外の部分ではそれよりも狭い上記L2H
幅を持つ領域となり、記録面をより有効に利用すること
が可能となる。
【0069】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態を説明する。
【0070】前述したように、非干渉領域203内に
は、コード201の読み取りに影響を与える可読画像を
配置できないが、例えば、図7の(A)に示すように、
マーカ5と同様の黒丸の画像や、バー状の画像を既知画
像204として配置することもできる。但しこれは、そ
の既知画像204の形状と、上記コード201との位置
関係とが予め当該コードを読み取るコード読取装置10
0側で既知の場合である。
【0071】即ち、既知画像204がコード201と所
定の位置関係で記録されていることにより、コード読取
装置100側では、コード検出領域114中からこの既
知画像204を検出することで、その既知の位置関係に
基づいてコード201の位置を特定することができ、コ
ード201の読み取りを容易にすることが可能となる。
【0072】また、コード201との位置関係が既知で
あれば、コード近傍の非干渉領域203内に既知画像2
04を配置しても当該コード201の読み取りが妨げら
れることなく、確実にデータを再生することが可能とな
るため、コード近傍にマーク等を入れたり、レイアウト
の自由度が増し、記録面を有効に利用することが可能と
なる。
【0073】なお、この場合、上記既知画像204を、
図7の(B)に示すように、隣接するコード201の一
部(例えば、マーカ5)とすることもできる。
【0074】このようにした場合、当該コード201の
読み取りが妨げられることなく、近傍に他のコードを配
置することができるため、記録面を有効に利用すること
が可能となる。
【0075】また、更に、ドットコード1の場合には、
図7の(C)に示すように、隣接するドットコードとマ
ーカ5を兼用とすることもできる。
【0076】即ち、既知画像204としてのマーカを検
出したとき、そのマーカを含むブロック2は、今ドット
コード1Aを読み取ろうとしている時には読み取らな
い。これは、ブロックに方向性があるからであるが、ブ
ロックのアドレスで分離しても良い。そして、この既知
画像204としてのマーカと該ドットコード1Aとの位
置関係は既知である、即ち、そのマーカと対になるマー
カがどの位置にあるかは判っているので、既知画像20
4としてのマーカの位置からドットコード1Aの位置は
一義的に決定される。よって、このようにマーカを兼用
させてもドットコード1Aの読み取りには支障が無い。
勿論、ドットコード1Bを読み取るときにも問題はな
い。
【0077】[第6の実施の形態]次に、本発明の第6
の実施の形態を説明する。
【0078】前述の第1の実施の形態では、非干渉領域
203のコード201の上下の幅W 11は同じに設定して
いる。
【0079】一方、データ記録媒体としてのカード20
0は、大きな用紙にカード複数枚分の記録を一度に行
い、それを切断することで各カードを形成するのが一般
的である。
【0080】そこで、図7の(D)に示すように、コー
ド201を任意の一の切断辺205に沿うように記録
し、それに隣接配置して可読画像たる干渉画像202を
記録する場合、そのコード201から上記一の切断辺ま
での非干渉領域203の幅W31を、同コード201から
上記干渉画像202までの非干渉領域203の幅W32
りも長くする。
【0081】このように、その他の画像が記録されるこ
とのない切断辺側に余白を多く取ることにより、反対側
の余白を小さくすることが可能となり、デザインの自由
度が大きくなると共に、切断の誤差によってコードや、
一緒に記録される絵柄が切断されてしまうのを防ぐこと
ができる。
【0082】例えば、上記幅W31は、上記記録媒体位置
合わせ部に対するコードの記録位置誤差Δt1、上記ガ
イド位置合わせ部に対する撮像部の組み付け誤差Δ
2、及び上記記録媒体位置合わせ部とガイド位置合わ
せ部との接触誤差Δt3に基づいて決定することがで
き、また、切断されることのない側の幅W32は、上記誤
差Δt 1を除いた、上記誤差Δt2と誤差Δt3とに基づ
いて決定することができる。
【0083】なお、このような切断辺側に余白を多く取
った非干渉領域203は、上記第1の実施の形態以外の
実施の形態にも同様に適用可能である。
【0084】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能なことは勿論である。
【0085】例えば、上記実施の形態は、記録媒体の所
定の一の辺をスリット状の案内用溝部に当接させて記録
媒体を手動走査する場合を例に説明したが、本発明は、
記録媒体を自走させる機械走査、更には、例えば特開平
11−161731号公報や同11−334253号公
報に開示されているように、ペン型の読取装置をガイド
部に当て付けながら記録媒体上のコードを手動走査する
場合にも、同様に適用可能である。
【0086】ここで、本発明の要旨をまとめると以下の
ようになる。
【0087】(1) データが光学的に読み取ることが
可能なコードとして記録され、前記コードの周囲には、
該コードの読み取りにおいて障害となる属性を有する干
渉画像の存在のみを禁止する非干渉領域が設けられてい
るデータ記録媒体から前記コードを読み取るコード読取
装置において、前記コードを撮像する撮像手段と、前記
撮像手段で得られた撮像画面中にコード検出領域を設定
して、その内部から前記コードの少なくとも一部を検出
するコード検出手段と、前記コード検出手段で検出され
た前記コードの少なくとも一部の検出位置に基づいて、
前記撮像画面中から前記コードを特定し、前記コードに
記録されたデータを復元する復元手段と、前記撮像手段
と前記コードとの位置関係を規定するガイド手段と、を
具備し、前記コード検出領域は、前記ガイド手段による
前記撮像手段と前記コードとの位置合わせ誤差と、前記
コードの仕様とに基づいて設定されることを特徴とする
コード読取装置。
【0088】即ち、ガイド手段によって撮像手段とコー
ドの位置関係を規定することにより、このときの位置合
わせ誤差とコードの仕様(コード自体の位置ずれ許容性
能)とに基づいて、撮像画面中から必要最小限のコード
検出領域を設定することができ、高速化、省メモリ化に
効果がある。
【0089】(2) 前記ガイド手段は、その一部をガ
イド位置合わせ部として前記記録媒体の一部である記録
媒体位置合わせ部に接触させることにより前記撮像手段
と当該コードとの位置関係を規定することを特徴とする
(1)に記載のコード読取装置。
【0090】即ち、ガイド手段の一部をデータ記録媒体
に当て付けることにより、容易に撮像手段の位置をコー
ドに合わせることが可能となる。
【0091】(3) 前記ガイド手段は、スリットであ
り、前記データ記録媒体は、カード状で、前記スリット
に前記カード状のデータ記録媒体を挿入することにより
前記撮像手段と当該コードとの位置関係を規定すること
を特徴とする(2)に記載のコード読取装置。
【0092】即ち、スリットとカードの組み合わせによ
り、位置合わせと共に、カードの浮き、傾きを抑制し、
確実にデータを再生することが可能となる。
【0093】(4) 前記位置合わせ誤差は、前記ガイ
ド位置合わせ部におけるガイド手段と記録媒体との接触
誤差により決定されることを特徴とする(2)に記載の
コード読取装置。
【0094】即ち、位置合わせ誤差をガイド手段と記録
媒体との接触状態に起因する誤差から見積もることで、
必要最小限のコード検出領域を設定することが可能とな
る。
【0095】(5) 前記位置合わせ誤差は、前記ガイ
ド位置合わせ部に対する前記撮像手段の組付誤差により
決定されることを特徴とする(2)に記載のコード読取
装置。
【0096】即ち、位置合わせ誤差をガイド位置合わせ
部に対する撮像手段の組付誤差から見積もることで、必
要最小限のコード検出領域を設定することが可能とな
る。
【0097】(6) 前記位置合わせ誤差は、前記記録
媒体位置合わせ部に対する前記コードの記録位置誤差に
より決定されることを特徴とする請求項2に記載のコー
ド読取装置。
【0098】即ち、位置合わせ誤差を記録媒体位置合わ
せ部に対するコードの記録位置誤差から見積もること
で、必要最小限のコード検出領域を設定することが可能
となる。
【0099】(7) 前記非干渉領域は、前記コードの
上下(又は左右)の一方の側に広く設定され、前記コー
ド検出手段は、前記非干渉領域の広い側から検出を開始
し、コードの一部を検出した時点で検出処理を終了する
ことを特徴とする(1)に記載のコード読取装置。
【0100】即ち、コード検出手段が検出を開始する側
ではコード周辺部に対してコード検出処理をする可能性
があるが、コードの一部が検出された時点で検出処理を
終了するように構成することで、検出の進む側ではコー
ド周辺部を処理することはなく、非干渉領域が狭く設定
されていても確実にデータを再生することが可能とな
る。
【0101】(8) 前記コードが複数のブロックから
構成され、このブロックのそれぞれが、前記データを分
割してなる分割データを含むデータ領域と、当該ブロッ
クを認識するためのマーカを含むマーカ領域と、当該ブ
ロックを個々に識別するためのブロックID情報を含む
ブロックID領域と、を所定の位置関係に従って配置し
たものであり、前記コード検出手段が検出する前記コー
ドの少なくとも一部は、前記マーカであり、前記復元手
段は、前記撮像画面中から前記コードをブロック単位に
特定し、前記分割データを復元することを特徴とする
(1)に記載のコード読取装置。
【0102】即ち、コードをブロック分割記録し、読取
装置ではブロック毎に読取処理を行うことで、1撮像画
面に入りきらないデータ量を有するコードについても確
実にデータを再生することが可能となる。
【0103】(9) 前記コードは、前記撮像手段に対
して相対的に走査することによって読み取られ、前記非
干渉領域は、前記コードの走査開始端よりもそれ以外の
部分で狭く設定され、前記コード検出手段は、前記走査
において、初めてコードの一部を検出するにあたって設
定するコード検出領域よりも、その後設定するコード検
出領域を狭く設定することを特徴とする(8)に記載の
コード読取装置。
【0104】即ち、コード検出手段にて一旦コードの一
部を検出した後、以降の検出処理では、ガイド手段によ
って撮像画面中でのコードの撮像位置が規定されている
ため、コード検出領域を狭く設定することができる。従
って、コードの走査開始端に対して、それ以外の部分で
は非干渉領域が狭く設定されていても確実にデータを再
生することが可能となる。
【0105】(10) データが光学的に読み取ること
が可能なコードとして記録されたデータ記録媒体から前
記コードを読み取るコード読取装置において、前記デー
タ記録媒体は、前記コードの近傍に前記コードと所定
(既知)の位置関係を有する所定(既知)の画像が設け
られており、前記読取装置は、コードを撮像する撮像手
段と、前記撮像手段で得られた撮像画面中から前記所定
の画像を検出する画像検出手段と、前記画像検出手段で
検出された所定の画像の検出位置に基づいて、前記撮像
画面中から前記コードを特定し、前記コードに記録され
たデータを復元する復元手段と、を具備していることを
特徴とするコード読取装置。
【0106】即ち、所定の画像がコードと所定の位置関
係で記録されていることにより、画像検出手段で該画像
を検出することで、既知の位置関係に基づいてコードの
位置を特定することができ、コードの読み取りを容易に
することが可能となる。また、コードとの位置関係が既
知であれば、コード近傍に所定の画像を配置しても当該
コードの読み取りが妨げられることなく、確実にデータ
を再生することが可能となるため、コード近傍にマーク
等を入れたり、レイアウトの自由度が増し、記録面を有
効に利用することが可能となる。
【0107】(11) 前記所定の画像は、隣接するコ
ードの一部であることを特徴とする(10)に記載のコ
ード読取装置。
【0108】即ち、当該コードの読み取りが妨げられる
ことなく、近傍に他のコードを配置することができるた
め、記録面を有効に利用することが可能となる。
【0109】(12) データが光学的に読み取ること
が可能なコードとして記録され、前記コードの周囲に
は、該コードの読み取りにおいて障害となる属性を有す
る干渉画像の存在のみを禁止する非干渉領域が設けられ
ているデータ記録媒体において、コードを撮像する撮像
手段と、前記撮像手段で得られた撮像画面中にコード検
出領域を設定して、その内部から前記コードの一部を検
出するコード検出手段と、前記コード検出手段で検出さ
れた前記コードの一部の検出位置に基づいて、前記撮像
画面中から前記コードを特定し、前記コードに記録され
たデータを復元する復元手段と、前記撮像手段と前記コ
ードの位置関係を規定するガイド手段とを有するコード
読取装置によって、前記コードが読み取られる記録媒体
であって、前記非干渉領域は、前記コード検出領域と、
前記ガイド手段による前記撮像手段と前記コードとの位
置合わせ誤差と、前記コードの仕様とに基づいて設定さ
れることを特徴とするデータ記録媒体。
【0110】即ち、ガイド手段によって撮像手段とコー
ドの位置関係を規定することにより、このときの位置合
わせ誤差とコードの仕様(コード自体の位置ずれ許容性
能)、及びコード検出領域に基づいて、必要最小限の非
干渉領域を設定して、読取対象コード周辺に存在する画
像の干渉によって当該コードの読み取りが妨げられるこ
となく、確実にデータを再生することが可能となる。ま
た、干渉画像でなければ、コード近傍に自由に配置する
ことができるため、絵や文字を入れて記録面を有効に利
用することも可能となる。
【0111】(13) 前記データ記録媒体は、その一
部を記録媒体位置合わせ部として前記ガイド手段の一部
であるガイド位置合わせ部に接触させることにより前記
撮像手段と当該コードとの位置関係を規定することを特
徴とする(12)に記載のデータ記録媒体。
【0112】即ち、データ記録媒体の一部をガイド手段
に当て付けることにより、容易に撮像手段の位置をコー
ドに合わせることが可能となる。
【0113】(14) 前記ガイド手段は、スリットで
あり、前記データ記録媒体は、カード状で、前記スリッ
トに前記カード状のデータ記録媒体を挿入することによ
り前記撮像手段と当該コードとの位置関係を規定するこ
とを特徴とする(13)に記載のデータ記録媒体。
【0114】即ち、スリットとカードの組み合わせによ
り、位置合わせと共に、カードの浮き、傾きを抑制し、
確実にデータを再生することが可能となる。
【0115】(15) 前記位置合わせ誤差は、前記記
録媒体位置合わせ部における記録媒体とガイド手段との
接触誤差により決定されることを特徴とする(13)に
記載のデータ記録媒体。
【0116】即ち、位置合わせ誤差をガイド手段と記録
媒体との接触状態に起因する誤差から見積もることで、
必要最小限の非干渉領域を設定することが可能となる。
【0117】(16) 前記位置合わせ誤差は、前記ガ
イド位置合わせ部に対する前記撮像手段の組付誤差によ
り決定されることを特徴とする(13)に記載のデータ
記録媒体。
【0118】即ち、位置合わせ誤差をガイド位置合わせ
部に対する撮像手段の組付誤差から見積もることで、必
要最小限の非干渉領域を設定することが可能となる。
【0119】(17) 前記位置合わせ誤差は、前記記
録媒体位置合わせ部に対する前記コードの記録位置誤差
により決定されることを特徴とする(13)に記載のデ
ータ記録媒体。
【0120】即ち、位置合わせ誤差を記録媒体位置合わ
せ部に対するコードの記録位置誤差から見積もること
で、必要最小限の非干渉領域を設定することが可能とな
る。
【0121】(18) 前記コード検出手段が前記コー
ド検出領域内において所定の位置から検出処理を開始
し、コードの一部を検出した時点で検出処理を終了する
コード読取装置で読み取られるデータ記録媒体であっ
て、前記非干渉領域は、前記コードの上下の前記コード
検出手段が検出を開始する何れか一方の側を広く設定す
ることを特徴とする(12)に記載のデータ記録媒体。
【0122】即ち、コード検出手段が検出を開始する側
ではコード周辺部に対してコード検出処理をする可能性
があるが、コードの一部が検出された時点で検出処理を
終了するように構成することで、検出の終了側ではコー
ド周辺部を処理する可能性が無くなるため、非干渉領域
を狭く設定することで、記録媒体の記録面を有効に利用
することが可能となる。
【0123】(19) 前記コードが複数のブロックか
ら構成され、このブロックのそれぞれが、前記データを
分割してなる分割データを含むデータ領域と、当該ブロ
ックを認識するためのマーカを含むマーカ領域と、当該
ブロックを個々に識別するためのブロックID情報を含
むブロックID領域と、を所定の位置関係に従って配置
したものであることを特徴とする(12)に記載のデー
タ記録媒体。
【0124】即ち、コードをブロック分割記録し、コー
ド読取装置ではブロック毎に読取処理を行うことで大量
のデータをコードとして記録することが可能となる。
【0125】(20) 前記コード読取装置は、前記コ
ードを前記撮像手段に対して相対的に走査することによ
って読み取り、前記コード検出手段は、前記走査におい
て、初めてコードの一部を検出するにあたって設定する
コード検出領域よりも、その後設定するコード検出領域
を狭く設定するコード読取装置で読み取られるデータ記
録媒体であって、前記非干渉領域は、前記コードの走査
開始端よりもそれ以外の部分で狭く設定されることを特
徴とする(19)に記載のデータ記録媒体。
【0126】即ち、コード検出手段にて一旦コードの一
部が検出できれば、以降の検出処理では、ガイド手段に
よって撮像画面内でのコードの撮像位置が制限されてい
るため、コード検出領域を狭く設定することができる。
従って、コードの走査開始端に対して、それ以外の部分
では非干渉領域を狭く設定することができ、記録媒体の
記録面を有効に利用することが可能となる。
【0127】(21) データが光学的に読み取ること
が可能なコードとして記録されたデータ記録媒体におい
て、コードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段で得ら
れた撮像画面中から前記所定の画像を検出する画像検出
手段と、前記画像検出手段で検出された所定の画像の検
出位置に基づいて、前記撮像画面中から前記コードを特
定し、前記コードに記録されたデータを復元する復元手
段とを有するコード読取装置で、前記コードが読み取ら
れるデータ記録媒体であって、前記コードの近傍に前記
コードと所定(既知)の位置関係を有する所定(既知)
の画像が設けられていることを特徴とするデータ記録媒
体。
【0128】即ち、所定の画像がコードと所定の位置関
係で記録されていることにより、画像検出手段で該画像
を検出することで、既知の位置関係に基づいてコードの
位置を特定することができ、コードの読み取りを容易に
することが可能となる。また、コードとの位置関係が既
知であれば、コード近傍に所定の画像を配置しても当該
コードの読み取りが妨げられることなく、確実にデータ
を再生することが可能となるため、コード近傍にマーク
等を入れたり、レイアウトの自由度が増し、記録面を有
効に利用することが可能となる。
【0129】(22) 前記所定の画像は、隣接するコ
ードの一部であることを特徴とする(21)に記載のデ
ータ記録媒体。
【0130】即ち、当該コードの読み取りが妨げられる
ことなく、近傍に他のコードを配置することができるた
め、記録面を有効に利用することが可能となる。
【0131】(23) 文字、記号、図形、絵柄、又は
写真画像等の可読画像を記録すると共に、任意の一の切
断辺に沿うようにデータを光学的に読み取り可能なコー
ドとして記録したカード状のデータ記録媒体において、
前記コードから前記一の切断辺までの非干渉領域の幅
(余白長さ)を、同コードから当該コードに隣接配置さ
れる前記可読画像までの非干渉領域の幅(余白長さ)よ
りも広くしたことを特徴とするデータ記録媒体。
【0132】即ち、その他の画像が記録されることのな
い切断辺側に余白を多く取ることにより、反対側の余白
を小さくすることが可能となり、デザインの自由度が大
きくなる。
【0133】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
レイアウト上の制約を小さくして記録面を有効に利用す
ることを可能とすると共に、読み取りの高速化を実現で
きるデータ記録媒体及びコード読取装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第1の実
施の形態に係るコード読取装置の外観斜視図及びブロッ
ク構成図、(C)はデータ記録媒体としてのカードを示
す図であり、(D)は撮像領域とコード検出領域を示す
図である。
【図2】(A)は理想的にコードが撮像された場合の撮
像領域におけるコード画像を示す図、(B)は最大限ず
れてコードが撮像された場合の撮像領域におけるコード
画像を示す図、(C)は記録媒体位置合わせ部に対する
コードの記録位置誤差を説明するための図、(D)はガ
イド位置合わせ部に対する撮像部の組み付け誤差及び記
録媒体位置合わせ部とガイド位置合わせ部との接触誤差
を説明するための図であり、(E)は第1の実施の形態
におけるコード検出領域の設定方法を説明するための図
である。
【図3】(A)は第1の実施の形態に係るデータ記録媒
体における非干渉領域の大きさを説明するための図で、
(B)はドットコードの場合のコード画像のずれを説明
するための図であり、(C)は他のコードの例としてP
DF417コードを示す図である。
【図4】(A)は本発明の第2の実施の形態に係るコー
ド読取装置におけるコード検出領域と撮像領域の下側に
ずれて撮像されたコード画像との関係を示す図、(B)
は同じく撮像領域の上側にずれて撮像されたコード画像
との関係を示す図であり、(C)は本発明の第2の実施
の形態に係るデータ記録媒体における非干渉領域の大き
さを説明するための図である。
【図5】(A)は本発明の第3の実施の形態に係るコー
ド読取装置におけるコード検出領域内のマーカ検出方法
を説明するための図、(B)はコード検出領域と撮像領
域の下側にずれて撮像されたコード画像との関係を示す
図であり、(C)は本発明の第3の実施の形態に係るデ
ータ記録媒体における非干渉領域の大きさを説明するた
めの図である。
【図6】(A)は第1及び第2撮像領域を説明するため
の図、(B)及び(C)はそれぞれ第1及び第2撮像領
域に撮像されたコード画像を示す図であり、(D)は本
発明の第4の実施の形態に係るデータ記録媒体における
非干渉領域の大きさを説明するための図である。
【図7】(A)は本発明の第5の実施の形態に係るデー
タ記録媒体における非干渉領域と既知画像との関係を説
明するための図、(B)は既知画像が他のコードの一部
である場合を示す図、(C)はマーカを2つのドットコ
ードで兼用した場合を示す図であり、(D)は本発明の
第6の実施の形態に係るデータ記録媒体における非干渉
領域の大きさを説明するための図である。
【図8】ドットコードの物理フォーマット構成を示す図
である。
【符号の説明】
1,1A,1B ドットコード 2 ブロック 3 データ領域 4 データドット 5,5A マーカ 6 パターンドット 7 ブロックアドレスパターン 8 ドット無配置エリア 9,113 撮像領域 100 コード読取装置 101 スリット 101A 走査ガイド 102 表示部 103 スピーカ 104 結像レンズ 105 撮像素子 105A 撮像視野 106 照明 107 A/D変換回路 108 2値化回路 109 復元部 110 メモリ 111 出力部 112 CPU 113−1 第1撮像領域 113−2 第2撮像領域 114 コード検出領域 114−1 第1コード検出領域 114−2 第2コード検出領域 115 マーカ検出方向 200 カード 201 コード 201A コード画像 202 干渉画像 203 非干渉領域 204 既知画像 205 切断辺

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが光学的に読み取ることが可能な
    コードとして記録され、前記コードの周囲には、該コー
    ドの読み取りにおいて障害となる属性を有する干渉画像
    の存在のみを禁止する非干渉領域が設けられているデー
    タ記録媒体から前記コードを読み取るコード読取装置に
    おいて、 前記コードを撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で得られた撮像画面中にコード検出領域を
    設定して、その内部から前記コードの少なくとも一部を
    検出するコード検出手段と、 前記コード検出手段で検出された前記コードの少なくと
    も一部の検出位置に基づいて、前記撮像画面中から前記
    コードを特定し、前記コードに記録されたデータを復元
    する復元手段と、 前記撮像手段と前記コードとの位置関係を規定するガイ
    ド手段と、 を具備し、 前記コード検出領域は、前記ガイド手段による前記撮像
    手段と前記コードとの位置合わせ誤差と、前記コードの
    仕様とに基づいて設定されることを特徴とするコード読
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段は、その一部をガイド位
    置合わせ部として前記記録媒体の一部である記録媒体位
    置合わせ部に接触させることにより前記撮像手段と当該
    コードとの位置関係を規定することを特徴とする請求項
    1に記載のコード読取装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段は、スリットであり、 前記データ記録媒体は、カード状で、前記スリットに前
    記カード状のデータ記録媒体を挿入することにより前記
    撮像手段と当該コードとの位置関係を規定することを特
    徴とする請求項2に記載のコード読取装置。
  4. 【請求項4】 前記位置合わせ誤差は、前記ガイド位置
    合わせ部におけるガイド手段と記録媒体との接触誤差に
    より決定されることを特徴とする請求項2に記載のコー
    ド読取装置。
  5. 【請求項5】 前記位置合わせ誤差は、前記ガイド位置
    合わせ部に対する前記撮像手段の組付誤差により決定さ
    れることを特徴とする請求項2に記載のコード読取装
    置。
  6. 【請求項6】 前記位置合わせ誤差は、前記記録媒体位
    置合わせ部に対する前記コードの記録位置誤差により決
    定されることを特徴とする請求項2に記載のコード読取
    装置。
  7. 【請求項7】 前記非干渉領域は、前記コードの上下の
    一方の側に広く設定され、 前記コード検出手段は、前記非干渉領域の広い側から検
    出を開始し、コードの一部を検出した時点で検出処理を
    終了することを特徴とする請求項1に記載のコード読取
    装置。
  8. 【請求項8】 前記コードが複数のブロックから構成さ
    れ、 このブロックのそれぞれが、 前記データを分割してなる分割データを含むデータ領域
    と、 当該ブロックを認識するためのマーカを含むマーカ領域
    と、 当該ブロックを個々に識別するためのブロックID情報
    を含むブロックID領域と、 を所定の位置関係に従って配置したものであり、 前記コード検出手段が検出する前記コードの少なくとも
    一部は、前記マーカであり、 前記復元手段は、前記撮像画面中から前記コードをブロ
    ック単位に特定し、前記分割データを復元することを特
    徴とする請求項1に記載のコード読取装置。
  9. 【請求項9】 前記コードは、前記撮像手段に対して相
    対的に走査することによって読み取られ、 前記非干渉領域は、前記コードの走査開始端よりもそれ
    以外の部分で狭く設定され、 前記コード検出手段は、前記走査において、初めてコー
    ドの一部を検出するにあたって設定するコード検出領域
    よりも、その後設定するコード検出領域を狭く設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載のコード読取装置。
  10. 【請求項10】 データが光学的に読み取ることが可能
    なコードとして記録されたデータ記録媒体から前記コー
    ドを読み取るコード読取装置において、 前記データ記録媒体は、前記コードの近傍に前記コード
    と所定の位置関係を有する所定の画像が設けられてお
    り、 前記読取装置は、 コードを撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で得られた撮像画面中から前記所定の画像
    を検出する画像検出手段と、 前記画像検出手段で検出された所定の画像の検出位置に
    基づいて、前記撮像画面中から前記コードを特定し、前
    記コードに記録されたデータを復元する復元手段と、 を具備していることを特徴とするコード読取装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の画像は、隣接するコードの
    一部であることを特徴とする請求項10に記載のコード
    読取装置。
  12. 【請求項12】 データが光学的に読み取ることが可能
    なコードとして記録され、前記コードの周囲には、該コ
    ードの読み取りにおいて障害となる属性を有する干渉画
    像の存在のみを禁止する非干渉領域が設けられているデ
    ータ記録媒体において、 コードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段で得られた
    撮像画面中にコード検出領域を設定して、その内部から
    前記コードの一部を検出するコード検出手段と、前記コ
    ード検出手段で検出された前記コードの一部の検出位置
    に基づいて、前記撮像画面中から前記コードを特定し、
    前記コードに記録されたデータを復元する復元手段と、
    前記撮像手段と前記コードの位置関係を規定するガイド
    手段とを有するコード読取装置によって、前記コードが
    読み取られる記録媒体であって、 前記非干渉領域は、前記コード検出領域と、前記ガイド
    手段による前記撮像手段と前記コードとの位置合わせ誤
    差と、前記コードの仕様とに基づいて設定されることを
    特徴とするデータ記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記データ記録媒体は、その一部を記
    録媒体位置合わせ部として前記ガイド手段の一部である
    ガイド位置合わせ部に接触させることにより前記撮像手
    段と当該コードとの位置関係を規定することを特徴とす
    る請求項12に記載のデータ記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記ガイド手段は、スリットであり、 前記データ記録媒体は、カード状で、前記スリットに前
    記カード状のデータ記録媒体を挿入することにより前記
    撮像手段と当該コードとの位置関係を規定することを特
    徴とする請求項13に記載のデータ記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記位置合わせ誤差は、前記記録媒体
    位置合わせ部における記録媒体とガイド手段との接触誤
    差により決定されることを特徴とする請求項13に記載
    のデータ記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記位置合わせ誤差は、前記ガイド位
    置合わせ部に対する前記撮像手段の組付誤差により決定
    されることを特徴とする請求項13に記載のデータ記録
    媒体。
  17. 【請求項17】 前記位置合わせ誤差は、前記記録媒体
    位置合わせ部に対する前記コードの記録位置誤差により
    決定されることを特徴とする請求項13に記載のデータ
    記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記コード検出手段が前記コード検出
    領域内において所定の位置から検出処理を開始し、コー
    ドの一部を検出した時点で検出処理を終了するコード読
    取装置で読み取られるデータ記録媒体であって、 前記非干渉領域は、前記コードの上下の前記コード検出
    手段が検出を開始する何れか一方の側を広く設定するこ
    とを特徴とする請求項12に記載のデータ記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記コードが複数のブロックから構成
    され、 このブロックのそれぞれが、 前記データを分割してなる分割データを含むデータ領域
    と、 当該ブロックを認識するためのマーカを含むマーカ領域
    と、 当該ブロックを個々に識別するためのブロックID情報
    を含むブロックID領域と、 を所定の位置関係に従って配置したものであることを特
    徴とする請求項12に記載のデータ記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記コード読取装置は、前記コードを
    前記撮像手段に対して相対的に走査することによって読
    み取り、前記コード検出手段は、前記走査において、初
    めてコードの一部を検出するにあたって設定するコード
    検出領域よりも、その後設定するコード検出領域を狭く
    設定するコード読取装置で読み取られるデータ記録媒体
    であって、 前記非干渉領域は、前記コードの走査開始端よりもそれ
    以外の部分で狭く設定されることを特徴とする請求項1
    9に記載のデータ記録媒体。
  21. 【請求項21】 データが光学的に読み取ることが可能
    なコードとして記録されたデータ記録媒体において、 コードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段で得られた
    撮像画面中から前記所定の画像を検出する画像検出手段
    と、前記画像検出手段で検出された所定の画像の検出位
    置に基づいて、前記撮像画面中から前記コードを特定
    し、前記コードに記録されたデータを復元する復元手段
    とを有するコード読取装置で、前記コードが読み取られ
    るデータ記録媒体であって、 前記コードの近傍に前記コードと所定の位置関係を有す
    る所定の画像が設けられていることを特徴とするデータ
    記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記所定の画像は、隣接するコードの
    一部であることを特徴とする請求項21に記載のデータ
    記録媒体。
  23. 【請求項23】 文字、記号、図形、絵柄、又は写真画
    像等の可読画像を記録すると共に、任意の一の切断辺に
    沿うようにデータを光学的に読み取り可能なコードとし
    て記録したカード状のデータ記録媒体において、 前記コードから前記一の切断辺までの非干渉領域の幅
    を、同コードから当該コードに隣接配置される前記可読
    画像までの非干渉領域の幅よりも広くしたことを特徴と
    するデータ記録媒体。
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