JP2000052068A - 2次元情報の印字方法及び2次元情報が印字された板状金属製品 - Google Patents

2次元情報の印字方法及び2次元情報が印字された板状金属製品

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JP2000052068A
JP2000052068A JP10227279A JP22727998A JP2000052068A JP 2000052068 A JP2000052068 A JP 2000052068A JP 10227279 A JP10227279 A JP 10227279A JP 22727998 A JP22727998 A JP 22727998A JP 2000052068 A JP2000052068 A JP 2000052068A
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Masashi Nishida
真史 西田
Masato Ushikusa
昌人 牛草
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状金属製品の表面に、該表面を撮像手段に
より画像を入力するとノイズの原因となるような凹凸が
発生している場合でも、その表面に印字されている2次
元情報を確実に読み取ることができるようにする。 【解決手段】 金属板Mをエッチングしてシャドーマス
ク(板状金属製品)を製造する際、その表面の一部をエ
ッチングにより平滑化し、その平滑部WaにCCDカメ
ラ(撮像手段)10により画像認識する2次元コード
(情報)を、レーザマーカ14により直接印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、板状金属製品の一
部に直接印字した2次元情報を撮像手段により確実に画
像認識し、情報を読み取ることができる2次元情報の印
字方法及び2次元情報が印字された板状金属製品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製品の表面に文字、図形、2
次元コード等の2次元情報を印字し、それを後の工程等
においてCCDカメラ等の撮像手段により画像として取
り込み、その画像データから印字されている情報を読み
取ることが行われている。
【0003】図3は、板状金属製品Wの表面にレーザマ
ーカにより直接印字されている2次元コードを、2次元
コードリーダが有するCCDカメラ10により、画像と
して取り込んでいる状態を概念的に示しており、この画
像取り込みに際しては、該製品Wの表面に蛍光灯等の照
明装置12により照明している。
【0004】この図3に示した方法で、板状金属製品W
の金属表面上にレーザマーキング(レーザマーカにより
印字)された2次元コードをCCDカメラ10により安
定して画像認識するためには、極力ノイズがないように
する必要があるため、S/Nを高くすることが重要であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、板状金
属製品は、その精製工程において圧延されているため、
その表面には圧延ローラによる微細な凹凸が多く発生し
ていることがある。図4は、このような凹凸が発生して
いる板状金属製品Wの表面を拡大した状態を概念的に示
した平面図とそのAA′位置における断面図である。な
お、この平面図は平坦部が白になるように処理した2値
化画像に相当する。
【0006】このような凹凸が発生している板状金属製
品Wの表面に2次元コードをレーザマーキングすると、
照明条件を最適にして前記CCDカメラ10により該2
次元コードを画像として取り込んだとしても、これら凹
凸がノイズ源となって入力した画像データから該コード
を認識できないことが起こるという問題がある。
【0007】図5は、このようなCCDカメラ10によ
り撮像した上記図4に相当する入力画像の一例を概念的
に示したもので、点在する黒部分がノイズNであり、破
線Cが2次元コードを表している。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、製造工程等で板状金属製品の表面
に、該表面を撮像手段により画像入力すると、ノイズの
原因となるような凹凸が発生している場合でも、その表
面に印字されている2次元情報を確実に読み取ることが
できる、2次元情報の印字方法及び2次元情報が印字さ
れた板状金属製品を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状金属製品
の表面の一部を平滑化し、その平滑部に撮像手段により
画像認識する2次元情報を、レーザマーカにより直接印
字することにより、前記課題を解決したものである。
【0010】本発明は、又、板状金属製品の表面の一部
を平滑化し、その平滑部に撮像手段により画像認識する
2次元情報が、レーザマーカにより直接印字されている
ようにしたことにより、同様に前記課題を解決したもの
である。
【0011】即ち、本発明においては、撮像手段により
画像入力するとノイズの原因となるような凹凸が存在す
る板状金属製品の表面の一部を平滑化し、その平滑部に
2次元情報を直接印字するようにしたので、ノイズの影
響を受けることなくCCDカメラ等の撮像手段により金
属表面上に印字された2次元情報を確実に画像認識する
ことができる。
【0012】従って、画像入力する際のノイズ源となる
凹凸が存在する表面を有する金属製品であっても、画像
認識可能な2次元情報を、製品製造後に直接印字するこ
とができるため、製造日時等の製品毎に異なる可変情報
をも記録することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る一実施形態のエッチ
ング製品であるシャドウマスクについて、製造工程から
2次元コードを印字し、それを読み取るまでの過程を概
念的に示した工程図である。
【0015】本実施形態では、図1(A)に示した金属
板Mを、同図(B)のエッチング工程でエッチングして
シャドウマスク(板状金属製品)Wを製造するが、その
際に製品製造と同時に金属表面の一部を平滑化するため
にエッチング処理を行って、2次元コードを印字する記
録領域として平滑部Waを形成する。
【0016】便宜上、ここでは、この平滑部Waが図中
横方向に全体に形成されているように示してあるが、実
際にはこの平滑部Waは、後に2次元コードを印字する
予定の金属表面部分のみをエッチングして形成する。具
体的には、シャドウマスク自体のパターン以外に、上記
平滑部Waに対応する金属面の片側に所定の平滑パター
ンが形成されたレジスト膜を被着形成し、シャドウマス
クを製造する通常のエッチングを行うことにより、同一
工程で平滑パターン部のハーフエッチングも行うことが
できるため、上記平滑部Waの形成をシャドウマスクの
製造と同時に行うことができる。
【0017】前記図1(B)のエッチング工程で、前記
平滑部WaがシャドウマスクWの製造時に同時形成され
ると、同図(C)に示す次の印字工程に送られ、ここで
製品の製造日時、製造条件等の該製品に固有の可変情報
が記録された2次元コードCが、該平滑部Waにレーザ
マーカ14により直接印字される。
【0018】このように、2次元コードCが印字された
シャドウマスクWは、次の同図(D)の工程で2次元コ
ードリーダ16により、その記録内容が読み取られ、所
定の処理が実行される。なお、ここでコード読み取りに
用いられる2次元コードリーダ16は、前記図3に示し
たCCDカメラ10と、照明装置12を備えていると共
に、該CCDカメラ10から入力される画像データをそ
こに記録されている情報に変換する専用のデコーダ18
を備えている。
【0019】本実施形態では、前記平滑部Waに2次元
コードCをレーザマーカ14で直接印字するようにした
ので、シャドウマスクWの材料である金属板Mの表面に
圧延ロールに起因する微細な凹凸等が存在していても、
CCDカメラ10により該2次元コードCを確実に画像
認識することができるため、記録されている情報を正確
に読み取ることができる。
【0020】図2は、本実施形態により印字した2次元
コードCを、前記CCDカメラ10により50μm/画
素の分解能で、25mm角の視野を画像入力し、それを
2値化した画像の一例を示したもので、前記図5に相当
する。この図2より明らかなように、ノイズNは小さく
なり、数も減っていることから、従来は図5に示したよ
うに凹凸に起因するノイズNが大きく且つ多かったため
に認識できなかった2次元コードCを、確実に認識でき
ていることが分かる。
【0021】このようにCCDカメラ10による入力画
像を2値化処理すると、ノイズに比較的強い2次元コー
ドでも認識できないことがある。そこで、上記のような
凹凸があっても2次元コードを認識でるようにするため
に、レーザマーキングによるマーキング深さ(変形量)
を大きくし、画像データを2値化する際の閾値を大きく
することも考えられる。
【0022】ところが、特に薄板の金属製品の場合は、
このような変形量の大きなレーザマーキングを行うと、
製品裏面の熱変形が新たな問題となるため、マーキング
部を数μm程度しか変形させることができない。それ故
に、本実施形態のように、凹凸の大きさや数を減らし、
平滑化することにより、前記のような凹凸に起因するノ
イズの影響をできるだけ少なくすることが極めて有効で
ある。
【0023】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるも
のでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
【0024】例えば、前記実施形態では、板状金属製品
がシャドウマスクの場合を示したが、これに限定され
ず、アパーチャグリル、リードフレーム等の他のエッチ
ング製品であっても、又は他の金属製品であってもよ
い。
【0025】又、平滑化処理は、ある程度の厚さがある
板状金属製品であれば、図示しない研磨装置により機械
的に研磨して精密加工することにより、鏡面仕上げする
ようにしてもよく、特にエッチング製品以外の場合には
この方法が好ましい。
【0026】又、前記実施形態では、2次元情報として
2次元コードを示したが、これに限らず、文字や図形で
あってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
製造工程等で板状金属製品の表面に、該表面を撮像手段
により画像入力するとノイズの原因となるような凹凸が
発生している場合でも、その表面に印字されている2次
元情報を確実に読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の板状金属製品の処理
の流れを示す説明図
【図2】本実施形態の効果を概念的に示す説明図
【図3】2次元コードの読み取り方法を概念的に示す説
明図
【図4】板状金属製品の表面をCCDカメラで入力した
画像の一例を示す説明図
【図5】従来の問題点を概念的に示す説明図
【符号の説明】
10…CCDカメラ 12…照明装置 14…レーザマーカ 16…2次元コードリーダ 18…デコーダ M…金属板 W…シャドウマスク(板状金属製品) Wa…平滑部 C…2次元コード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状金属製品の表面の一部を平滑化し、そ
    の平滑部に撮像手段により画像認識する2次元情報を、
    レーザマーカにより直接印字することを特徴とする2次
    元情報の印字方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記平滑化を、エッチング又は研磨により行うことを特
    徴とする2次元情報の印字方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記板状金属製品が、エッチング製品であることを特徴
    とする2次元情報の印字方法。
  4. 【請求項4】板状金属製品の表面の一部を平滑化し、そ
    の平滑部に撮像手段により画像認識する2次元情報が、
    レーザマーカにより直接印字されていることを特徴とす
    る2次元情報が印字された板状金属製品。
JP10227279A 1998-08-11 1998-08-11 2次元情報の印字方法及び2次元情報が印字された板状金属製品 Pending JP2000052068A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015128160A (ja) * 2013-12-30 2015-07-09 モレックス インコーポレイテドMolex Incorporated 指紋/引掻き傷防止構造を有する電気装置およびその製造方法
CN109871919A (zh) * 2018-12-29 2019-06-11 江苏贺鸿电子有限公司 一种基于激光二维码的印制线路板监管方法
CN115533118A (zh) * 2022-09-30 2022-12-30 湖南云箭集团有限公司 利用3d打印设备制备金属二维码的方法及三维金属二维码

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