JP3093994B2 - コード読取装置 - Google Patents

コード読取装置

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JP3093994B2 JP09191311A JP19131197A JP3093994B2 JP 3093994 B2 JP3093994 B2 JP 3093994B2 JP 09191311 A JP09191311 A JP 09191311A JP 19131197 A JP19131197 A JP 19131197A JP 3093994 B2 JP3093994 B2 JP 3093994B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ情報、
映像情報又はディジタルコードデータを含む情報データ
が光学的に読み取り可能なコードパターンとして印刷記
録されたカード媒体から、該コードパターンを手動で、
しかも安定的に光学的に読み取るようにしたコード読取
装置に関し、特に、視覚障害者向けの情報提供の際のバ
リアフリー用品として好適に利用できるコード読取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、視覚的に障害を持った視覚障害者
に対しては、そのより便利で快適な生活が送れるように
様々な工夫や提案がなされてきており、本出願人も、各
種の視覚障害者向けの情報提供の際に利用される、バリ
アフリー用品の開発検討を行っている。
【0003】視覚障害者に対して所定の情報を提供しよ
うとする場合、音声による情報提供が先ず第1に考えら
れる。そのためのツールとしては、音声を記録した、従
来から良く知られているコンパクトカセットテープが挙
げられるが、このカセットテープでは、離れたところに
居る者へ渡すときの郵送のことを考えると決して簡便な
ものとは言えず、改善すべき点を多く残している。この
ことは、ごく近年、汎用性の増してきたICメモリカー
ドについても同様である。
【0004】一方、このような郵送時における不都合を
解決すべく、ハガキの例えば裏面の所定の一の辺に沿っ
て、音声を記録した磁気片を直接貼り付けてこれを郵送
し、受け取った者はこのハガキの前記所定の一の辺をス
リット状の案内用溝部に当接させ、このハガキを溝部内
で前記辺方向に手動で移動させることにより、磁気片に
記録された音声信号を当該溝部内に配設された磁気ヘッ
ドが読み取ることによって音声を再生するようにした音
声再生装置も考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のは基本的に、上記磁気片に記録できる音声の情報量に
ほぼ一定の限界があるため、利用可能な用途がごく限ら
れてしまうといった問題を有している他、磁気片に相応
の量の音声を記録しようとするとその磁気片の長さが非
常に長くなり、磁気片を分割して貼付することもできな
いことからハガキを利用することがもはや不可能となっ
て、ハガキに直接音声を記録して郵送し、これを受け手
が手動で読み取って音声を再生するという本来の目的が
達成し得ないという欠点を有していた。
【0006】加えて、このものは、所定の情報を、例え
ばハガキによって一度に多くの人に提供する場合、磁気
片へのダビング作業やこの磁気片を各ハガキに貼付する
という手間が掛かることによって、その準備に時間が掛
かり、結果的にコスト高も招来するため、決して満足の
いくツールとは言えなかった。
【0007】ところで、本出願人は、特開平6−231
466号公報において、音声情報等の情報データを光学
的に読み取り可能なドットコードパターンとして紙等の
情報記録媒体に記録する記録装置、及びこの情報記録媒
体に記録されたドットコードパターンを手動で走査して
光学的に読み取り、元の音声情報等の情報を再生出力す
るようにした再生装置を提案している。
【0008】本発明者はそこで、上記特開平6−231
466号公報に開示されたドットコードパターン及びそ
の再生装置の如き、音声情報が光学的に読み取り可能な
コードパターンとして記録された紙等の情報記録媒体を
利用するタイプのものの方が、上記コンパクトカセット
テープやICメモリカード、そして、磁気片を利用した
ものよりも、情報の記録容量の大きさや多量のコードパ
ターン印刷時における簡便さとそのコスト上のメリット
を勘案すれば、とりわけ視覚障害者向けの情報提供の際
に利用されるツールとしては最適であるとの一つの知見
を得た。
【0009】しかしながら、ここで、そのコードパター
ンのための読取装置については、ハガキ等のカード媒体
に印刷記録されたコードパターンを視覚障害者の人達が
難なく手動で簡便に読み取れるようにするためには、上
記磁気片を利用した音声再生装置をそのまま単に適用す
るだけでは済まず、更なる別の改善工夫すべき点を残し
ていた。
【0010】即ち、例えば、ハガキ等のカード媒体を挿
入してこれを移動させるための案内用溝部と、情報を出
力する情報出力部と、装置を固定するための手で把持す
る部分との互いの配置位置関係や、或いは人間工学的見
地から見たときの使い勝手の良い構造は如何にあるべき
か等の点である。
【0011】換言すれば、このような点が満足に解決さ
れない限り、折角の上記したようなコードパターンの真
価は十分には発揮されない。本発明は、このような事情
に鑑みなされたものであって、上記磁気片を利用した音
声再生装置における手動走査法を基本的には踏襲しなが
らも、音声情報等を光学的に読み取り可能なコードパタ
ーンとして記録したハガキ等のカード媒体から、コード
パターンを安定して正確に読み取るための、視覚障害者
向け情報提供の際のバリアフリー用品として好適に利用
し得るコード読取装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるコード読取装置は、少なくとも何れ
か一方の面の所定の一の辺に沿って、オーディオ情報、
映像情報又はディジタルコードデータを含む情報データ
が光学的に読み取り可能なコードパターンとして直線的
に印刷記録されたカード媒体の上記所定の一の辺が当接
して、該カード媒体を上記辺方向に手動で移動させると
きの案内となるスリット状の案内用溝部と、上記案内用
溝部内を移動するカード媒体上の上記コードパターンを
光学的に読み取るべく、当該移動するカード媒体の面と
直交する方向に光軸を持つ読取部と、上記案内用溝部内
のカード媒体移動時に当該コード読取装置を手で固定す
るための固定用把持部と、上記読取部で読み取られたコ
ードパターンに対応する元の情報データを操作者に認識
可能な如く出力するための情報出力部とをそれぞれ所定
の位置関係に従って平面的に配設してなることを特徴と
する。
【0013】即ち、本発明のコード読取装置によれば、
スリット状の案内用溝部と、読取部と、固定用把持部
と、情報出力部とをそれぞれ所定の位置関係に従って平
面的に配設している。例えば、把持部と案内用溝部とを
T字型の関係にすると共に、案内用溝部に傾斜をつけカ
ード媒体を送り易くし、またスイッチ類の配置を把持部
近傍にして手の移動を少なくしたりと、各々所定の位置
関係に従って平面的に配設することによって、子供や障
害者が使用しても使い勝手が良く操作性に優れるなどの
効果がある。
【0014】また、カード媒体にコードパターンの形で
印刷された情報データを読み取り、元の音声情報、映像
情報、文字情報として出力できるので、あらゆる情報に
対応でき、障害者でも必要な出力手段を選べば使用可能
で汎用性のある装置となる。
【0015】さらに、磁気データと違い、読み取り速度
に影響されないので、手動で読み取ることに適してい
る。したがって、余計な部品は必要とせず、小型化に有
利であり、カード媒体も安価なので、コード読取装置と
あわせても安価に提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 [第1の実施の形態]図1は第1の実施の形態のコード
読取装置の外観を示す四面図であり、図2の(A)は図
1のA−A線断面図、図2の(B)は同断面で読取部を
当該コード読取装置から離した状態を示す図、図3は操
作状態を示す斜視図であり、図4の(A)は図3中の矢
印B方向より見た操作状態を示す図である。
【0017】本実施の形態のコード読取装置100は、
カード媒体200を手動で移動するときの案内となるス
リット状の案内用溝部102と、カード媒体200上に
記録されたコードパターンを光学的に読み取るペン型リ
ーダ300と、該コード読取装置100を使用するとき
に手で固定するための固定用把持部104と、読み取ら
れたコードの情報を出力する出力部としてのスピーカ1
06と、操作スイッチとしての電源ON・OFFスイッ
チ108等から構成される。
【0018】ここで、カード媒体200は、図4の
(B)に示すように、光学的に読み取り可能なコードパ
ターン202が、少なくとも何れか一方の面の所定の一
の辺に沿って直線的に印刷記録されたものである。例え
ば、該カード媒体200がハガキであれば、ハガキ裏面
の下辺に沿ってコードパターン202が記録される。そ
して、図2の(A)及び図4の(A)に示すように、こ
のカード媒体200の上記所定の一の辺(例えば下辺)
が上記スリット状の案内用溝部102に当接した状態
で、上記辺方向に手動で移動させる。この場合、コード
パターン202は、特開平6−231466号公報に開
示されているような、オーディオ情報、映像情報又はデ
ィジタルコードデータを含む情報データが光学的に読み
取り可能なイメージの形態とされたドットコードであ
る。このコードパターン202(ドットコード)につい
ては、上記公報に詳細に説明されているので、ここでは
その説明を省略する。
【0019】そして、上記スリット状の案内用溝部10
2は、このようなカード媒体200がどちらの方向から
でも挿入し易い様に、両側ともに間口を大きくしてあ
る。また、このスリット状案内用溝部102は、鉛直方
向に対して当該コード読取装置100の外側の方向に所
定の角度(本実施の形態では20度)傾斜している。こ
れにより、この案内用溝部102にカード媒体200を
通すと、カード媒体200も外側に傾斜し、カード媒体
を持つ手の甲側は必然的に当該コード読取装置100に
対して外側を向く。すなわち、筆記具を持つ場合を考え
ても、筆記具は紙面に対して垂直にはならず、垂直から
20度前後の傾きを持つことになり、手の甲は必然的に
外側を向くことになる。このように考えると、本発明の
ようにスリット状の案内用溝部102に外側の方向の傾
斜を持たせることは、操作者の手の位置を自然な形とし
たままで、カード媒体200をコード読取装置100に
読み取らせることになる。したがって、操作のミスがな
くなり、疲労も少なくなるので操作性の向上につなが
る。
【0020】コード読取装置100の読取部となるペン
型リーダ300は、その先端302に、図2の(A)の
様に、レンズ304、CCD306が配置され、上記カ
ード媒体200上のコードパターン202を読み取る。
このペン型リーダ300は、該コード読取装置100か
ら着脱可能であり、このペン型リーダ300単体でも使
用可能である。このペン型リーダ300についても、上
記特開平6−231466号公報に詳細に説明されてい
るので、ここではその説明を省略する。
【0021】このようなペン型リーダ300を該コード
読取装置100から着脱可能とするために、コード読取
装置100には、ペン型リーダ装着用溝部110が設け
られている。そして、このペン型リーダ装着用溝部11
0の中には、当該コード読取装置100とペン型リーダ
300とを接続するための接続用コネクタ112が配さ
れている。而して、この接続用コネクタ112にペン型
リーダ300に設けられた図示しないコネクタが当て付
けられるようにペン型リーダ300をこのペン型リーダ
装着用溝部110に挿入することで、ペン型リーダ30
0を装着することができる。このようにペン型リーダ3
00を着脱式にすることにより、ペン型リーダ300を
はずして手持ちで使用することができ、使用頻度が広が
る利点がある。
【0022】コード読取装置100のペン型リーダ装着
用溝部110の近傍は、凸形状なので、手で握るのに適
した形状になっている。したがって、この部分を固定用
把持部104とすることで、手の小さな子供や視覚障害
者でもわかりやすく、コード読取装置100を固定しや
すく操作性が良くなる。
【0023】また、ペン型リーダ300の光学系の光軸
308及び固定用把持部104は、スリット状の案内用
溝部102と直交する位置にある。ここで、筆記具を持
つ場合や、ナイフ、フォークを使って食事をするときを
考えてみると、操作者の直前において両手で何かを操作
するときには、操作者の腕は概ね90度の角度を持って
交差しながら、所望の操作を行っていることがわかる。
【0024】このように考えてみると、本発明におい
て、上述のように光軸308及び固定用把持部104
と、案内用溝部102とを直交するように設けたことに
より、カード媒体200を持って案内用溝部102を通
す場合、一方の手は固定用把持部104に置かれ、案内
用溝部102を通すもう一方の手が概ね90度の角度を
もって交差することとなり、この両手の位置は、装置を
操作する上で自然であるので、操作性が良くなり、ミス
や疲労が少なくなる。
【0025】さらに、固定用把持部104と案内用溝部
102とがT字型になるように配設し、ペン型リーダ3
00の先端302がこのT字の交差部の位置になるよう
にしている。また、ペン型リーダ先端302を案内用溝
部102の中心にすることで、該コード読取装置100
の重心が真ん中になり、装置全体のバランスがよくな
り、使い勝手が向上する。
【0026】情報出力部としてのスピーカ106は、固
定用把持部104と案内用溝部102のT字型のいずれ
か一方の脇に配置している。このような配置とすること
により、図3に示すように、操作時には両手が開く状態
となり、スピーカ106が操作者の両手の間に来るの
で、邪魔な物がない。即ち、このような配置とすること
により、スピーカ106を手で覆うようなことがないの
で、聞き取り難くなるようなことを防止できる。
【0027】また、固定用把持部104の近傍に、操作
スイッチとしての電源ON・OFFスイッチ108を配
置すると共に、同じく操作スイッチとしての音量調節用
ボリュウム114を配置している。さらには、AC電源
接続用のコネクタ114も固定用把持部104の近傍に
配置している。
【0028】このように操作スイッチ類を把持部近傍に
まとめることで、手の移動が最小限ですむ。特に、視覚
障害者にとって探す手間がなくなるので、使い勝手が良
くなる。即ち、図3及び図4の(A)に示すように、左
手の親指近傍に音量調整用ボリュウム114があり、ひ
とさし指、中指の近傍には電源ON・OFFスイッチ1
08等がくる。したがって、手を移動しなくても操作で
きる。
【0029】[第2の実施の形態]図2の(C)は、本
発明の第2の実施の形態にかかるコード読取装置120
の外観を示す上面図である。
【0030】本実施の形態のコード読取装置120は、
上記第1の実施の形態にかかるコード読取装置100に
おいて、情報出力部としてさらに、上記スピーカ106
に並べて表示モニタ122を配置したものである。
【0031】このように、スピーカ106のみでなく表
示モニタ122があると、映像情報や文字情報を出力で
き、あらゆる情報に対処できることから、汎用性のある
装置となる。
【0032】[第3の実施の形態]図5の(A)は本発
明の第3の実施の形態にかかるコード読取装置130の
外観を示す上面図であり、(B)は(A)のC−C線断
面図である。
【0033】本実施の形態のコード読取装置130は、
前述の第1及び第2の実施の形態にかかるコード読取装
置100,120のような着脱式のペン型リーダ300
を用いるのではなく、同等の機能を固定式として組み込
んだものである。
【0034】即ち、本実施の形態のコード読取装置13
0は、カード媒体200のコード面と直交する方向に光
軸を持つ読取部132と、この読取部132で読み取っ
たコード20に対応する元の情報データを復元する復元
処理部134とを備える。ここで、読取部132は、上
記ペン型リーダ300のレンズ304に相当するレンズ
136と、同じくCCD306に相当するCCD138
とからなり、復元処理部134は、基板140上に設け
られている。
【0035】このように、着脱式ではなく固定にするこ
とで、さらなる小型化が可能になり、携帯性に優れるこ
とになる。以上実施の形態に基づいて本発明を説明した
が、本発明は上述した実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能
である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよう
になる。
【0036】(1) 少なくとも何れか一方の面の所定
の一の辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディ
ジタルコードデータを含む情報データが光学的に読み取
り可能なコードパターンとして直線的に印刷記録された
カード媒体の上記所定の一の辺が当接して、該カード媒
体を上記辺方向に手動で移動させるときの案内となるス
リット状の案内用溝部と、上記案内用溝部内を移動する
カード媒体上の上記コードパターンを光学的に読み取る
べく、当該移動するカード媒体の面と直交する方向に光
軸を持つ読取部と、上記案内用溝部内のカード媒体移動
時に当該コード読取装置を手で固定するための固定用把
持部と、上記読取部で読み取られたコードパターンに対
応する元の情報データを操作者に認識可能な如く出力す
るための情報出力部と、をそれぞれ所定の位置関係に従
って平面的に配設してなることを特徴とするコード読取
装置。
【0037】即ち、カード媒体にコードパターンの形で
印刷された情報データを、元の音声情報、映像情報、文
字情報として出力できるので、あらゆる情報に対応で
き、障害者でも必要な出力手段を選べば使用可能で汎用
性のある装置となる。
【0038】また、磁気データと違い、読み取り速度に
影響されないので、手動で読み取ることに適している。
したがって、余計な部品は必要とせず、小型化に有利で
あり、カード媒体も安価なので、コード読取装置とあわ
せても安価に提供することができる。
【0039】さらに、把持部と案内用溝部とをT字型の
関係にすると共に、案内用溝部に傾斜をつけカード媒体
を送り易くし、またスイッチ類の配置を把持部近傍にし
て手の移動を少なくしたりと、各々所定の位置関係に従
って平面的に配設することによって、子供や障害者が使
用しても使い勝手が良く操作性に優れるなどの効果があ
る。
【0040】(2) 上記固定用把持部の一端が上記案
内用溝部の側部に接するように上記固定用把持部と上記
案内用溝部とを略T字型に配設すると共に上記読取部を
該接続部に配設し、更に上記情報出力部を上記固定用把
持部の側部に位置する少なくとも何れか一方の側の領域
に配設してなることを特徴とする上記(1)に記載のコ
ード読取装置。
【0041】即ち、把持部と案内用溝部をT字型にする
ことで、把持部が溝部の中心にくることになり、重心が
真ん中にきて、コード読取装置のバランスがよくなり、
使い勝手が向上する。また、カード媒体を持つ手がぶれ
ずにすむ。
【0042】さらには、両手が自然の位置になり、操作
し易くなる。また、情報出力部も両手の間に入るので、
邪魔な物がなく、聞き取り易くなる。 (3) 上記固定用把持部に、当該コード読取装置の操
作用スイッチ部を全て配設してなることを特徴とする上
記(1)又は(2)の何れか一に記載のコード読取装
置。
【0043】即ち、操作スイッチ類を把持部近傍に配置
することにより、手の大きな移動がなくなり、使い勝手
がよくなる。特に、視覚障害者にとって探す手間がかか
らずにすむ。
【0044】(4) 上記案内用溝部は、上記カード媒
体が、鉛直方向に対して当該コード読取装置の外方に所
定の角度傾斜して移動されるように構成されたものであ
ることを特徴とする上記(1)又は(2)の何れか一に
記載のコード読取装置。
【0045】即ち、案内用溝部は鉛直方向に対して装置
外側にある角度傾斜しているが、これによりカードを持
つ手の甲が装置に対して外側を向くことになり、自然の
形になるので、疲れにくくなると共に扱い易くなる。
【0046】(5) 上記情報出力部が、オーディオ情
報を出力するスピーカを含むことを特徴とする上記
(1)又は(2)の何れか一に記載のコード読取装置。
即ち、情報出力部にスピーカを配置することにより、音
声情報を出力でき、視覚障害者向け情報提供のバリアフ
リー用品として好適な装置となる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
磁気片を利用した音声再生装置における手動走査法を基
本的には踏襲しながらも、音声情報等を光学的に読み取
り可能なコードパターンとして記録したハガキ等のカー
ド媒体から、コードパターンを安定して正確に読み取る
ための、視覚障害者向け情報提供の際のバリアフリー用
品として好適に利用し得るコード読取装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のコード読取装置の外観を示
す四面図である。
【図2】(A)は図1のA−A線断面図、(B)は同断
面で読取部を当該コード読取装置から離した状態を示す
図であり、(C)は本発明の第2の実施の形態にかかる
コード読取装置の外観を示す上面図である。
【図3】第1の実施の形態のコード読取装置の操作状態
を示す斜視図である。
【図4】(A)は図3中の矢印B方向より見た操作状態
を示す図であり、(B)はカード媒体を示す図である。
【図5】(A)は本発明の第3の実施の形態にかかるコ
ード読取装置の外観を示す上面図であり、(B)は
(A)のC−C線断面図である。
【符号の説明】
100,120,130 コード読取装置 102 案内用溝部 104 固定用把持部 106 スピーカ 108 電源ON・OFFスイッチ 110 ペン型リーダ装着用溝部 112 接続用コネクタ 114 音量調節用ボリュウム 116 AC電源接続用コネクタ 122 表示モニタ 132 読取部 134 復元処理部 140 基板 200 カード媒体 202 コードパターン 300 ペン型リーダ 302 先端 304,136 レンズ 306,138 CCD 308 光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/10 G06K 19/06 G11B 5/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも何れか一方の面の所定の一の
    辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディジタル
    コードデータを含む情報データが光学的に読み取り可能
    なコードパターンとして直線的に印刷記録されたカード
    媒体の前記所定の一の辺が当接して、該カード媒体を前
    記辺方向に手動で移動させるときの案内となるスリット
    状の案内用溝部と、 前記案内用溝部内を移動するカード媒体上の前記コード
    パターンを光学的に読み取るべく、当該移動するカード
    媒体の面と直交する方向に光軸を持つ読取部と、 前記案内用溝部内のカード媒体移動時に当該コード読取
    装置を手で固定するための固定用把持部と、 前記読取部で読み取られたコードパターンに対応する元
    の情報データを操作者に認識可能な如く出力するための
    情報出力部と、 をそれぞれ所定の位置関係に従って平面的に配設してな
    ることを特徴とするコード読取装置。
  2. 【請求項2】 前記固定用把持部の一端が前記案内用溝
    部の側部に接するように前記固定用把持部と前記案内用
    溝部とを略T字型に配設すると共に前記読取部を該接続
    部に配設し、更に前記情報出力部を前記固定用把持部の
    側部に位置する少なくとも何れか一方の側の領域に配設
    してなることを特徴とする請求項1に記載のコード読取
    装置。
  3. 【請求項3】 前記固定用把持部に、当該コード読取装
    置の操作用スイッチ部を全て配設してなることを特徴と
    する請求項1又は2の何れか一に記載のコード読取装
    置。
  4. 【請求項4】 前記案内用溝部は、前記カード媒体が、
    鉛直方向に対して当該コード読取装置の外方に所定の角
    度傾斜して移動されるように構成されたものであること
    を特徴とする請求項1又は2の何れか一に記載のコード
    読取装置。
  5. 【請求項5】 前記情報出力部が、オーディオ情報を出
    力するスピーカを含むことを特徴とする請求項1又は2
    の何れか一に記載のコード読取装置。
  6. 【請求項6】 前記読取部を、当該コード読取装置に対
    して着脱可能に構成 したことを特徴とする請求項1に記
    載のコード読取装置。
JP09191311A 1997-07-16 1997-07-16 コード読取装置 Expired - Fee Related JP3093994B2 (ja)

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