JP2002258008A - マイクロレンズ付き基板、基板の貼り合わせ方法、それらを用いて作成したマイクロレンズおよび光学機器 - Google Patents

マイクロレンズ付き基板、基板の貼り合わせ方法、それらを用いて作成したマイクロレンズおよび光学機器

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JP2002258008A
JP2002258008A JP2001053765A JP2001053765A JP2002258008A JP 2002258008 A JP2002258008 A JP 2002258008A JP 2001053765 A JP2001053765 A JP 2001053765A JP 2001053765 A JP2001053765 A JP 2001053765A JP 2002258008 A JP2002258008 A JP 2002258008A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のマイクロレンズが配列された基板を、
マイクロレンズ側を内側にして貼り合せる場合に、さま
ざまな基板材料が利用可能で、なおかつマイクロレンズ
の間隔やアライメントの精度を高めることができるマイ
クロレンズ付き基板、基板の貼り合わせ方法、それらを
用いて作成したマイクロレンズ,ビームエキスパンダ,
光コネクタなどの光学機器を提供すること。 【解決手段】 マイクロレンズ付き基板に、基板間隔を
制限し重ね合わせ時に接触する部分のうち少なくとも一
つが、マイクロレンズを取り囲むように配置されたスペ
ーサと、接着剤301を流し込むための溝103を形成
し、接着剤を塗布しない状態で、マイクロレンズ付き基
板100と他の基板200を重ね合わせ、その後、両基
板の重ね合わせ部分に対して接着剤301を流し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロレンズ付
き基板に係る技術、特に複数のマイクロレンズが配列さ
れた基板を、マイクロレンズ側を内側にして貼り合せる
場合に、さまざまな基板材料が利用可能でマイクロレン
ズの間隔やアライメントの精度を高めることができるマ
イクロレンズ付き基板、基板の貼り合わせ方法、それら
を用いて作成したマイクロレンズ,ビームエキスパン
ダ,光コネクタなどの光学機器に関する。本発明は、CC
D、液晶パネル、光ディスクヘッドなどの光学部品に適
用可能である。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの分野において、SIL(ソ
リッドイマージョンレンズ)の利用が検討されるのに伴
い、複数のマイクロレンズを貼り合わせて高NA(高開
口数)にした光ピックアップヘッドに関する特許が出願
されている。特開2000−131508号公報(ソニ
ー)ではマイクロレンズとその支持部を1体に作成した
複数のレンズを支持部を介して貼りあわせた高NAマイ
クロレンズが記載されている。
【0003】特開2000−067456号公報(ニコ
ン)では、スライダにSIL(ソリッドイマージョンレ
ンズ)を一体形成し、そのスライダに対物レンズを貼り
合わせて1つの光ヘッドとしている。特開2000−7
6695号公報(TDK)では、スペーサを介して対物
レンズの形成された基板とソリッドイマージョンレンズ
SILの形成された基板を貼り合わせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、光記録の記録密
度を向上するためにソリッドイマージョンレンズSIL
の利用が検討されている。ソリッドイマージョンレンズ
SILは半球形状と超半球形状の2種類があり、通常の
対物レンズと組み合わせて用いられ、ソリッドイマージ
ョンレンズSILの底面が対物レンズの焦点位置と一致
するように配置される。ソリッドイマージョンレンズS
ILの屈折率をnとすると、対物レンズの開口率がn倍
(半球形状)またはn倍(超半球形状)になるため、ス
ポットサイズを大幅に小さくすることができる。
【0005】ソリッドイマージョンレンズSILを利用
する際、対物レンズと光軸、間隔を正確に合わせる必要
があるため、対物レンズとソリッドイマージョンレンズ
SILを別々に動かすアクチュエータを用いたり、予め
対物レンズとソリッドイマージョンレンズSILを精度
よくアライメントした状態で一体に固定しておき、使用
中は光軸、面間隔がぶれないようにすることが検討され
ている。
【0006】図14は、上述した特開2000−766
95号公報(TDK)に開示された光ヘッドを示す図で
ある。ここでは対物レンズ12、ソリッドイマージョン
レンズSIL22、スペーサ31を別々に作成して貼り
合わせている。この例では、半導体プロセスを用いて、
1枚の基板に多数のレンズを並べて、まとめて貼り合わ
せた後、ダイシングする作製方法を示している。なお、
23はテーパ部、24はレール部、32は貫通孔であ
る。
【0007】図15は、上述した特開2000−131
508号公報(ソニー)に開示された光ヘッドに使用さ
れるソリッドイマージョンレンズSIL一体型対物レン
ズ1を示す図である。この特許では、レンズ部分52と
スペーサを兼ねる支持部51を一体形成した第1のレン
ズ50と、レンズ部分62とスペーサを兼ねる支持部6
1を一体形成した第2のレンズ60とを図示の如く貼り
合わせている。63は磁気コイルである。対物レンズと
ソリッドイマージョンレンズSILを半導体に用いられ
るフォトリソグラフィ、ドライエッチングなどのプロセ
スを用いて1枚の基板に多数形成し、まとめて貼り合わ
せてからダイシングすることで生産性を高めている。し
かしながら、多数のマイクロレンズを並べた基板を貼り
あわせる際はその貼り合わせ方法が問題となる。
【0008】どちらの方法においても、スペーサを使っ
てレンズ間隔の精度を高めているので、スペーサとマイ
クロレンズ付き基板の間隔は0であることが望ましい。
特開2000−76695号公報(TDK)では、対物
レンズ12とスペーサ31の間、ソリッドイマージョン
レンズSIL22とスペーサ31間の接着方法として陽
極接合をあげている。この方法では貼り合わされる面の
間の隙間をほぼ0にできるが、この方法では貼り合わせ
る材料が可動性のイオンを多く含むパイレックス(登録
商標)などの一部のガラス材料に限られてしまう。
【0009】一方、特開2000−131508号公報
(ソニー)の方法では、特に貼り合わせ方法を示してい
ない。単純に接着剤を用いて貼りあわせる場合、スペー
サ部分に接着剤を塗って、基板を重ね合わせると考えら
れるが、そうするとスペーサの間に接着剤の層が形成さ
れるため、接着層の厚さのバラツキによって目的の面間
隔が得られなくなる。また、強く力を加えて、スペーサ
部分の接着剤をできるだけ押し出した場合は、押し出さ
れた接着剤がレンズ部分に付着する可能性が生じる。ま
た、光軸方向のアライメントも、接着剤が流動するた
め、困難と考えられる。
【0010】本発明は、上述した問題点に対応するた
め、マイクロレンズ付き基板に係る技術、特に複数のマ
イクロレンズが配列された基板を、マイクロレンズ側を
内側にして貼り合せる場合に、さまざまな基板材料が利
用可能で、なおかつマイクロレンズの間隔やアライメン
トの精度を高めることができるマイクロレンズ付き基
板、基板の貼り合わせ方法、それらを用いて作成したマ
イクロレンズ,ビームエキスパンダ,光コネクタなどの
光学機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロレン
ズ付き基板に、基板間隔を制限し、かつ、重ね合わせ時
に接触する部分のうち少なくとも一つが、マイクロレン
ズを取り囲むように配置されたスペーサと、接着剤を流
し込むための溝を形成し、接着剤を塗布しない状態で、
マイクロレンズ付き基板と他の基板を重ね合わせ、その
後、基板の重ね合わせ部分に対して接着剤を流し込むこ
とを特徴とする。
【0012】さらに詳しくは、請求項1記載の発明は、
マイクロレンズが形成された面を他の基板と貼り合わせ
て構成されるマイクロレンズ付き基板において、前記マ
イクロレンズが形成された面に他の基板と重ね合わせた
際に、その基板と接触し前記マイクロレンズと前記他の
基板との間隔を規制するためのスペーサパターンと、接
着剤を流し込み前記2枚の基板を固定するための溝パタ
ーンが形成されており、1つのマイクロレンズに対して
少なくとも1つのスペーサパターンが、該マイクロレン
ズを取り囲むように配置されており、該溝パターンは、
重ね合わされた基板の側面のうち少なくとも2個所とつ
ながっていることを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明は、さらに重ね合わせ
た際のスペーサの接触部分の形状が円形であることを特
徴とし、請求項3記載の発明は、さらに位置合せ用のア
ライメントマークが形成されていることを特徴としてい
る。
【0014】請求項4記載の発明は、上記マイクロレン
ズ付き基板と、他の基板を貼り合わせる基板の貼り合わ
せ方法において、接着剤を塗布しない状態で2枚の基板
を重ね合わせる工程と、前記2枚の基板の位置合せを行
う工程と、前記重ね合わせた基板の側面からマイクロレ
ンズ付き基板に形成した前記溝パターンの端部に接着剤
を塗布し、毛細管現象を利用して接着剤を前記溝パター
ン全体に行きわたらせる工程と、前記接着剤を硬化させ
る工程を含むことを特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明は、さらに基板の重ね
合わせと接着を不活性ガス中で行うことを特徴とし、請
求項6記載の発明は、さらに基板の少なくとも1枚に光
透過性のものを用い、接着剤に光硬化型もしくは光熱硬
化型樹脂を用いることを特徴とし、請求項7記載の発明
は、接着剤に熱硬化型樹脂を用いることを特徴とし、請
求項8記載の発明は、さらに基板を重ね合わせ後、前記
基板を密着させる方向に力を加えた状態で接着剤を流し
込むことを特徴としている。
【0016】請求項9記載の発明は、少なくとも一方の
基板にマイクロレンズが形成された2枚の基板をマイク
ロレンズが形成された側を内側にして貼り合せる基板の
貼り合わせ装置において、2枚の基板を別々に保持する
基板保持手段と、重ね合わせた状態で一方の基板を他方
の基板に対して相対的に移動させ位置合せを行うための
位置合せ手段を有し、前記基板保持手段は、前記2枚の
基板を重ね合わせた際に基板の周辺部分が露出すること
を特徴としている。
【0017】請求項10記載の発明は、さらに可視光ま
たは紫外光を基板に照射するための光照射手段を有し、
前記基板保持手段は、光照射手段によって照射される光
を透過することを特徴とし、請求項11記載の発明は、
さらに基板保持手段は、基板を加熱するための加熱機能
も持つことを特徴とし、請求項12記載の発明は、前記
基板保持手段は、2枚の基板を密着させるように基板の
重なり方向に圧力を加えるための加圧機能を持つことを
特徴としている。
【0018】請求項13に記載されたマイクロレンズの
発明は、上記方法または上記装置を用いて作成したこと
を特徴としている。
【0019】請求項14記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載のマイクロレンズ付き基板において、マ
イクロレンズと逆側の面に磁気コイルを形成したことを
特徴とし、請求項15記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載のマイクロレンズ付き基板において、マイ
クロレンズと逆側の面に1/4波長板を形成したことを
特徴とし、請求項16記載の発明は、マイクロレンズと
逆側の面にホログラムを形成したことを特徴とし、請求
項17記載の発明は、マイクロレンズと逆側の面に45
°の傾斜を持つミラーを形成したことを特徴としてい
る。
【0020】請求項18記載の光記録装置の発明は、請
求項1〜3または請求項14〜17のいずれかに記載の
マイクロレンズ付き基板を用いたことを特徴としてい
る。
【0021】請求項19記載の発明は、請求項4〜8の
いずれかに記載の方法または請求項9〜12のいずれか
に記載の装置を用いて、2つのマイクロレンズ付き基板
の間に1/4波長板と偏光板が形成された基板を挿んで
貼り合せたことを特徴とし、請求項20記載の発明は、
さらに2つのマイクロレンズ付き基板の間にグレーティ
ングパターンが形成された基板を挿んで貼り合せたこと
を特徴とし、請求項21記載の発明は、さらに間に挿む
基板にアライメントマークが形成されていることを特徴
としている。
【0022】請求項22記載の光コネクタの発明は、請
求項19または20に記載のマイクロレンズを用いたこ
とを特徴とし、請求項23記載のマイクロレンズの発明
は、請求項4〜8のいずれかに記載の方法または請求項
9〜12のいずれかに記載の装置を用いて、2つのマイ
クロレンズ付き基板の間にアパーチャが形成された基板
を挿んで貼り合せたことを特徴としている。
【0023】請求項24に記載のビームエキスパンダ
は、マイクロレンズを用いたことを特徴とし、請求項2
5記載の光ピックアップの発明は、請求項23に記載の
マイクロレンズを用いたことを特徴としている。
【0024】本発明によると、接着剤は、毛細管現象に
より重ね合わされた基板の隙間に浸透していく。その
際、レンズを取り囲むスペーサ部分は、2枚の基板がほ
ぼ接触しているため、他に比べて早く接着剤が流れ込む
ので、マイクロレンズ部分に接着剤が流れ込む前に、マ
イクロレンズ周辺が密閉されてしまう。密閉された後
は、マイクロレンズ周辺に接着剤が流れ込むことができ
なくなるので、マイクロレンズ周辺を中空に保ったま、
溝部分を接着剤で埋めこみ、2枚の基板を貼りあわせる
ことができる。基板に接着剤が付着していない状態で重
ね合わせているので、スペーサ部分に入り込む接着剤の
量が少なく、接着剤の厚みによる基板間隔のバラツキは
発生しにくい。また、アライメントも容易になる。
【0025】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、実施例に基づ
いて本発明の実施形態を説明する。この実施例は、2枚
のマイクロレンズを組み合わせてNA=0.8程度のマイ
クロレンズを作成した例である。
【0026】まず、基板の形状について説明する。図1
および図2は、マイクロレンズ付き基板の形状を説明す
るための図である。どちらも中心にマイクロレンズ10
1,201、その周辺にスペーサパターン102,20
2が配置された構造が基板上に多数並べられている。マ
イクロレンズ101の直径は200μm、102は16
0μmで高さはどちらも35μm、基板の材質は石英であ
る。図1(a)と図2(a)は、マイクロレンズ付き基
板の平面図を示している。図1(b)と図2(b)はそ
のうち一つを取出したもので、それぞれの断面を図1
(c)と図2(c)に示した。図2(b)の斜線部分が
2枚のレンズの接触部分であり、そのうち接触部分20
3がマイクロレンズを取り囲む形になっている。スペー
サの隙間部分(溝部分)103は接着剤を流し込むため
の溝である。
【0027】マイクロレンズを取り囲むスペーサ接触部
分の形状は、ここでは正方形にしたが、他の形状でもか
まわない。特に、四角形のような角がある形状では、そ
の角付近から接着剤がマイクロレンズ側に浸入しやすい
ので、そのような場合は角を削って8角形にしたり、円
形にするのが有効である。また、溝部分(溝パターン)
103は、基板を重ねた後から接着剤を流し込めるよう
にするため、少なくても重ね合わせた際に基板周辺部分
の2個所(接着剤の入り口と出口)とつながっている必要
がある。図1(a)の場合は1つ1つのマイクロレンズ
周辺に設けた溝は全てつながっているので、図の上下左
右どちらから接着剤を流した場合でも全体に流し込むこ
とができる。
【0028】このマイクロレンズ付き基板の作成には、
レジストリフロー方を用いた。具体的には、ガラス基板
上に円柱状のレジストパターン作成した後、そのパター
ンを加熱し、リフローさせてレンズ形状のレジストパタ
ーンを作成し、更に異方性ドライエッチングでレジスト
の形状を基板に転写して作成した。周辺のスペーサパタ
ーンも同時に形成している。ここでは基板材料としてガ
ラスを用いたが、貼り合わせには接着剤を使うので、樹
脂材料など、接着剤で貼り合わせ可能なものならどのよ
うなものでも利用できる。
【0029】次に、本発明のマイクロレンズ付き基板の
製造プロセスについて説明する。まず、図1(a)のパ
ターンが形成された基板100に、図2(a)のパター
ンが形成された基板200を重ねる。図3(a)に基板
を重ね合わせた状態、図3(b)にそのマイクロレンズ
の一つを示した。ここで2枚の基板に形成されたマイク
ロレンズの光軸を合わせる必要があるので、重ね合わせ
た状態で基板100と基板200を相対的に移動させて
光軸合わせを行っている。
【0030】光軸合わせは、それぞれの基板のマイクロ
レンズの位置を見ながら行うことも可能であるが、基板
100と200の重なる位置にアライメントマーク(図
示せず)を形成しておき、それを用いて位置合せを行え
ばより精度よく合わせるできる。図3(b)に重ね合わ
されたレンズの1つを示した。図に示したように、ここ
までの工程では接着剤が塗布されていないので、対向す
るスペーサの間隔はほぼ0になっており、レンズの面間
隔をスペーサの高さと正確に合わせることができる。
【0031】次に、接着剤を溝に流し込む。図3(c)
は重ね合わせた基板に対して接着剤を塗布した状態を示
している。図3(c)では明示していないが、基板20
0は基板100に対して移動しないように固定されてい
る。図3(c)のように重ね合わせた基板の1辺に接着
剤301を塗布すると、接着剤301は毛細管現象によ
り、基板の間に流れ込んでいく。毛細管現象による接着
剤の流れ込みは、隙間が狭い部分ほど早いので、スペー
サの接触部分付近では早く、溝部分103では遅くな
る。
【0032】図4(a)〜(g)は、マイクロレンズ周
辺での流れ込みの様子を示す図である。マイクロレンズ
周辺に流れ込んだ接着剤301は、まず、マイクロレン
ズを囲んだスペーサ401を順次伝わって流れていく
(図4(a)〜(d)参照)。この時、同時にスペーサ
の内側406にも流れていくが、この部分は間隔が広い
ため、流れ込む速度はスペーサ部を流れる接着剤に比べ
て遅くなる。
【0033】また、図4(e)に示すように、完全にス
ペーサの接触部分に接着剤が行き渡ると、マイクロレン
ズ周辺の空気の行き場がなくなるため、スペーサの内側
へは接着剤が流れ込めなくなる。その結果、図4(e)
〜(g)に示すように、マイクロレンズ周辺を中空に保
ったまま、接着剤を貼り合わせ部分全体に行き渡らせる
ことができる。
【0034】基板のそりなどによって、大きい隙間がで
きている場合は、重ね合わせた基板に対して基板同士を
押し付ける方向に力を加えて密着させた状態で、接着剤
を流し込めばよい。
【0035】また、基板の平面度が高く、スペーサが完
全に密着している場合は当然接着剤がレンズ周辺の空間
406に流れ込むことはできない。この場合でも接着剤
はスペーサの間に流れ込むので基板を貼りあわせること
ができる。いずれにしろ、このような構成にすること
で、レンズ周辺に接着剤を付着させることなく基板間に
接着剤を行き渡らせることができる。
【0036】接着剤が全体に行き渡ったら接着剤を硬化
させる。接着剤の硬化の仕方は、接着剤として、UV硬
化型樹脂を用いる場合は紫外線を照射すればよいし、熱
硬化型を用いる場合は加熱すればよい。本発明の方法
は、接着剤が全体に行き渡るまでは硬化しないような接
着剤であれば、如何なる接着剤をも利用することができ
る。
【0037】このようにしてレンズ付き基板を貼り合わ
せる場合。レンズ部分が密閉されるので、レンズ周辺部
分には貼り合わせを行った場所の雰囲気が封じ込められ
ることになる。雰囲気中に水分おおく含まれる場合など
は、レンズを使用する環境の温度によってレンズ表面に
くもりを生じる可能性がある。そのような場合は、周辺
の雰囲気をN2などの不活性ガスにするなど雰囲気を制
御した環境で貼り合わせを行えばよい。
【0038】図3(b)には、この実施例のようにして
作成したマイクロレンズに、光を入射した際の光路も示
してある。ソリッドイマージョンレンズSILとして利
用する場合は、基板200の底面に焦点を結ばせる必要
があるが、この実施例の場合はNAが1より小さいの
で、焦点位置を基板200の底面から10μmほど離し
た位置に結ばせている。このような構成では、ソリッド
イマージョンレンズSILを利用した場合ほど高いNA
は得られないが、焦点位置と基板200の間隔をある程
度広くできる。そのため、このマイクロレンズは次世代
の光ディスクとして検討されている青色レーザーを利用
した20GB程度の光ディスクに利用できる可能性があ
る。
【0039】以上、本発明の方法を用いることにより、
マイクロレンズ付き基板を貼りあわせて利用する際に、
光軸のアライメント中は接着剤の影響を受けないのでア
ライメントが容易で、更に、スペーサの隙間には微量の
接着剤しか入らないので、レンズの面間隔を高精度に合
わせることが可能で、なおかつ基板の材料としてさまざ
まなものが利用可能することができるようになる。ま
た、この方法でマイクロレンズを高精度に組み合わせる
ことで、光ディスク書き込みヘッドなどにも利用可能な
高いNAをもつマイクロレンズを作成することが可能に
なる。
【0040】(実施例2)実施例2では、本発明の方法
を用いて作成した光ディスク用対物レンズについて説明
する。図5は、本発明の方法で作成した小型、高NAマ
イクロレンズを示す図である。対物レンズ501は基板
として石英を用い、大きさは直径200μm、高さ35
μmとした。このレンズも実施例1と同様に、フォトレ
ジストでレンズ状のパターンを作成してドライエッチン
グで基板に転写したが、ここでは、マスクに同心円状の
透過率分布を与えたグレイスケールマスクを用いた。そ
うすることにより、リフローの工程無しにレンズ形状の
レジストパターンが得られ、また、マスクに与える透過
率分布を調整することで非球面形状のマイクロレンズも
作成できる。この実施例では、非球面形状にして対物レ
ンズ502単独でNA=0.45が得られるように設計し
た。
【0041】もう一つのレンズ502は超半球形状のソ
リッドイマージョンレンズ(SIL)である。ここでは
材料として光学ガラスSF−2(屈折率1.647)を用
いた。従って、この構成では全体でNA=1.22が得ら
れる。
【0042】ソリッドイマージョンレンズSILを用い
る場合は、ソリッドイマージョンレンズSILの底面と
記録層の間隔を記録再生に用いるレーザーの波長程度に
押さえる必要があるが、この対物レンズはマイクロレン
ズを用いているため、周辺のスペーサ部分を合わせても
ハードディスクのヘッドと同程度の大きさである。従っ
て、ハードディスクと同じような浮上ヘッドとして利用
することが可能であり、ソリッドイマージョンレンズS
ILをもちいた光記録装置を作成するのに非常に有効で
ある。
【0043】また、本発明の方法で作成した高NAマイ
クロレンズは、基板の両面が平坦なので、例えば、図6
〜図9に示すように他の部品と容易に組み合わせること
が可能となる。図6は、基板側の面に円形の溝を形成
し、磁気コイル801を取り付けた構成例である。この
ようにすれば、本発明の高NAマイクロレンズを光磁気
ディスク用の小型の対物レンズとして利用することがで
きる。
【0044】図7は、光源側の面に1/4波長板901
を取り付けた構成例であり、902はレーザーダイオー
ド、903はコリメーターレンズ、904は偏光ビーム
スプリッタ、905はフォトダイオードを示している。
このようにすれば、検出部分(検出光学系)906の部
品点数を1つ減らせるので、光学系全体を小型化でき
る。図8は、図7の光源側の面の1/4波長板901上
にさらに集光機能を持った偏光ホログラム1001を貼
り付けた構成例である。このようにすれば、更に光学系
を小型化できる。偏光ホログラムとは、特定の偏光方向
の光が入射した場合のみ、光を回折したり、集光したり
する機能を持ったホログラムである。この例では、マイ
クロレンズを通って記録面に集光される時は回折され
ず、記録面から戻ってくる光のみが回折される。
【0045】図9は、光源側の面に45°ミラー110
1を集積して取り付けた構成例である。このようにすれ
ば、側面から光を入射させることができるので、ピック
アップ全体の高さを低く抑えることができる。以上のよ
うに、本発明の方法で作成したマイクロレンズは、高い
NAを持ち、更に小型、軽量で、容易に他の部品と組み
合わせることができるので、光ディスク装置の高密度
化、小型化に利用することが可能である。
【0046】(実施例3)実施例3では、対物レンズの
間に他の部品を挿んで貼りあわせた場合について説明す
る。貼り合わせ方法自体は、実施例1と同じである。但
しマイクロレンズ付き基板に取り付けられたスペーサと
間に挿む基板の接触部分が、マイクロレンズを取り囲む
形状になっている必要がある。また、間に挿む基板にも
アライメントマーク(図示せず)を形成しておけば、ア
ライメントが容易になる。
【0047】図10は、偏光板1201と1/4波長板
1202が取り付けられた基板1200をマイクロレン
ズ付き基板で挿んだ光学部品を示す図である。この両側
に光ファイバ1203、1204を配置した場合、12
03から出た光はマイクロレンズ1205で平行光に変
換された後、偏光板1201、1/4波長板1202を
透過し、マイクロレンズ1206で集光されて光ファイ
バ1204に入射する。
【0048】この場合、何らかの要因でファイバ120
4に入った光が、反射されてマイクロレンズ1206に
戻った場合でも、1/4波長板により偏光板1201を
通らない偏光に変換されてしまうので、光が逆戻りでき
ない。このような構成は光通信などに使われるアイソレ
ータとして利用できる。この場合も、レンズ周辺部分が
空洞になっていることにより、開口数NAを大きくする
ことができるので、全長を短くして、小型のアイソレー
タを作成することが可能である。
【0049】図11は、グレーティングパターン130
1が形成された基板1300をマイクロレンズ付き基板
の間に挿んだ構成例である。このような構成では、特定
の波長の光のみを透過させるような機能を持たせること
ができる。またこれらのマイクロレンズを利用すること
により、アイソレータや波長分離機能を持った、小型の
光ファイバのコネクタを作成することが可能になる。
【0050】また、図12、13では、アパーチャ14
01を形成した基板1400をマイクロレンズの間に挿
んでいる。このアパーチャ1401は、ガラス基板の表
面に酸化クロムなどの遮光膜を成膜した後、フォトリソ
グラフィで円形の開口を形成したものである。図12は
ビームエキスパンダ、図13は光ピックアップ用の対物
レンズとして用いることができる。このような構成で
は、迷光を効果的に除去できる。
【0051】以上のように、本発明の方法では、マイク
ロレンズの間に、さまざまな機能を持つ光学部品を挿ん
でおくことにより、複数の機能を持った微小な光学部品
を作成することが可能になる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を有す
る。すなわち、 (a)請求項1に記載のマイクロレンズ付き基板を用い
ることにより、マイクロレンズ周辺を空洞にしたまま、
レンズ間隔を正確に合わせて貼り合わせることが可能に
なる。
【0053】(b)請求項2に記載のマイクロレンズ付
き基板を用いることにより、基板を重ね合わせた際にレ
ンズ周辺のスペーサの接触部分に若干隙間があった場合
でも、マイクロレンズ周辺の空間へ流れ込む接着剤の量
を押さえることができる。 (c)請求項3に記載のマイクロレンズ付き基板を用い
ることにより、2枚の基板の間隔だけでなく、位置もよ
り正確に合わせることが可能になる。
【0054】(d)請求項4に記載の基板の貼り合わせ
方法、請求項9に記載の貼り合わせ装置を用いることに
より、基板の間隔の精度が高く、アライメントが容易
で、さまざまな材料で作成されたマイクロレンズ付き基
板を、マイクロレンズ周辺の空間を保持したまま貼りあ
わせることが可能になる。
【0055】(e)請求項5に記載の貼り合わせ方法を
用いることにより、レンズ周辺の空間の雰囲気を制御で
きるので、レンズの使用条件によって表面にくもりを生
じたりすることを避けることができる。
【0056】(f)請求項6に記載の貼り合わせ方法、
請求項10に記載の貼り合わせ装置を用いることによ
り、光を透過する基板を葉貼り合わせる場合において、
接着剤を貼り合わせた面に十分に行き渡らせてから固定
することができるようになる。 (g)請求項7に記載の貼り合わせ方法、請求項11に
記載の貼り合わせ装置を用いることにより、耐熱性を持
つ基盤を貼り合わせる場合において、接着剤を貼り合わ
せた面に十分に行き渡らせてから固定することができる
ようになる。
【0057】(h)請求項8に記載の基板の貼り合わせ
方法、請求項12に記載の貼り合わせ装置を用いること
により、基板の反りなどがある場合でも基板の間隔を正
確に合わせて接着することができる。 (i)請求項13に記載のマイクロレンズにより、光デ
ィスク装置の高密度化を行うことができるようになる。
【0058】(j)請求項13に記載のマイクロレンズ
つき基板を用いることにより、非常に小型の光磁気ディ
スクヘッドを作成することが可能になる。 (k)請求項16,17,18に記載のマイクロレンズ付
き基板により、光ピックアップの部品点数が減らせるの
で、用の光学系を小型化することが可能になる。 (l)請求項18に記載の光記録装置により、光記録装
置を小型化できるので、光記録装置を用いたパソコンな
どのシステム全体を小型化することが可能になる。
【0059】(m)請求項19に記載のマイクロレンズ
により、非常に小型の光アイソレータを作成することが
可能になる。 (n)請求項20に記載のマイクロレンズにより、特定
の波長のみを透過する非常に小型のフィルターを作成す
ることが可能になる。
【0060】(o)請求項21に記載のマイクロレンズ
においては、間に挿む基板にアライメントマークが形成
されているので、高い精度で、マイクロレンズ付き基板
とのアライメントを行うことができる。 (p)請求項22に記載の光コネクタにより、微小で、
多機能なコネクタを利用できるようになる。
【0061】(q)請求項23に記載のマイクロレンズ
により、マイクロレンズを用いた光学系でも効率的に迷
光を除去することが可能になる。 (r)請求項24に記載のビームエキスパンダにより、
ビームエキスパンダを利用する光学系を小型化すること
が可能になる。 (s)請求項25に記載の光ピックアップでは、迷光に
よる影響の少ない小型の光ピックアップを作成すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1および図2は、マイクロレンズ付き基板の
形状を説明するための図である。実施例1で用いるマイ
クロレンズ付き基板を説明する図である(1枚目の基
板)。
【図2】実施例1で用いるマイクロレンズ付き基板を説
明する図である(2枚目の基板)。
【図3】実施例1のプロセスを説明するための図であ
る。
【図4】マイクロレンズ周辺での流れ込みの様子を示す
図である。
【図5】本発明の方法で作成した小型、高NAマイクロ
レンズを示す図である。
【図6】基板側の面に円形の溝を形成し、磁気コイルを
取り付けた構成例である。
【図7】光源側の面に1/4波長板を取り付けた構成例
である。
【図8】図7の光源側の面の1/4波長板上にさらに集
光機能を持った偏光ホログラムを貼り付けた構成例であ
る。
【図9】光源側の面に45°ミラーを集積して取り付け
た構成例である。
【図10】偏光板と1/4波長板が取り付けられた基板
をマイクロレンズ付き基板で挿んだ光学部品(光アイソ
レータ)を示す図である。
【図11】グレーティングパターンが形成された基板を
マイクロレンズ付き基板の間に挿んだ構成例である。
【図12】アパーチャと組み合わせたビームエキスパン
ダ構成例である。
【図13】アパーチャと組み合わせた光ピックアップ対
物レンズの構成例である。
【図14】特開2000−76695号公報に開示され
た光ヘッドを示す図である。
【図15】特開2000−131508号公報に開示さ
れたソリッドイマージョンレンズSIL一体型対物レン
ズを示す図である。
【符号の説明】
100,200:マイクロレンズ付き基板 101,201:マイクロレンズ 102,202:スペーサ 103:溝部分(溝パターン) 203:マイクロレンズを囲むスペーサの重なり部分 301:接着剤 401:マイクロレンズを囲むスペーサ 402,403,404,405:スペーサ 406:スペーサとマイクロレンズの隙間 501:対物レンズ 502:超半球型ソリッドイマージョンレンズ 801:磁気コイル 901:1/4波長板 902:レーザーダイオード 903:コリメーターレンズ 904:偏光ビームスプリッタ 905:フォトダイオード 906:光ピックアップの検出光学系 1001:偏光ホログラム 1101:45°ミラー 1200:基板 1201:偏光板 1202:1/4波長板 1203,1204:光ファイバ 1205,1206:マイクロレンズ 1300:基板 1301:グレーティング 1400:基板 1401:アパーチャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/22 G11B 7/22 11/105 551 11/105 551L 551P

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロレンズが形成された面を他の基
    板と貼り合わせて構成されるマイクロレンズ付き基板に
    おいて、前記マイクロレンズが形成された面に他の基板
    と重ね合わせた際に、その基板と接触し前記マイクロレ
    ンズと前記他の基板との間隔を規制するためのスペーサ
    パターンと、接着剤を流し込み前記2枚の基板を固定す
    るための溝パターンが形成されており、1つのマイクロ
    レンズに対して少なくとも1つのスペーサパターンが、
    該マイクロレンズを取り囲むように配置されており、該
    溝パターンは、重ね合わされた基板の側面のうち少なく
    とも2個所とつながっていることを特徴とするマイクロ
    レンズ付き基板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマイクロレンズ付き基
    板において、重ね合わせた際のスペーサの接触部分の形
    状が円形であることを特徴とするマイクロレンズ付き基
    板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のマイクロレン
    ズ付き基板において、位置合せ用のアライメントマーク
    が形成されていることを特徴とするマイクロレンズ付き
    基板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のマイク
    ロレンズ付き基板と、他の基板を貼り合わせる基板の貼
    り合わせ方法において、接着剤を塗布しない状態で2枚
    の基板を重ね合わせる工程と、前記2枚の基板の位置合
    せを行う工程と、前記重ね合わせた基板の側面からマイ
    クロレンズ付き基板に形成した前記溝パターンの端部に
    接着剤を塗布し、毛細管現象を利用して接着剤を前記溝
    パターン全体に行きわたらせる工程と、前記接着剤を硬
    化させる工程を含むことを特徴とする基板の貼り合わせ
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板の貼り合わせ方法
    において、基板の重ね合わせと接着を不活性ガス中で行
    うことを特徴とする基板の貼り合わせ方法
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の基板の貼り合
    わせ方法において、基板の少なくとも1枚に光透過性の
    ものを用い、前記接着剤に光硬化型もしくは光熱硬化型
    樹脂を用いることを特徴とする基板の貼り合わせ方法。
  7. 【請求項7】 請求項4または5に記載の基板の貼り合
    わせ方法において、前記接着剤に熱硬化型樹脂を用いる
    ことを特徴とする基板の貼り合わせ方法。
  8. 【請求項8】 請求項4または5に記載の基板の貼り合
    わせ方法において、基板を重ね合わせ後、前記基板を密
    着させる方向に力を加えた状態で接着剤を流し込むこと
    を特徴とする基板の貼り合わせ方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも一方の基板にマイクロレンズ
    が形成された2枚の基板をマイクロレンズが形成された
    側を内側にして貼り合せる基板の貼り合わせ装置におい
    て、2枚の基板を別々に保持する基板保持手段と、重ね
    合わせた状態で一方の基板を他方の基板に対して相対的
    に移動させ位置合せを行うための位置合せ手段を有し、
    前記基板保持手段は、前記2枚の基板を重ね合わせた際
    に基板の周辺部分が露出することを特徴とする基板の貼
    り合わせ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の基板の貼り合わせ装
    置において、可視光または紫外光を基板に照射するため
    の光照射手段を有し、前記基板保持手段は、前記光照射
    手段によって照射される光を透過することを特徴とする
    基板の貼り合わせ装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の基板の貼
    り合わせ装置において、前記基板保持手段は、前記基板
    を加熱するための加熱機能も持つことを特徴とする基板
    の貼り合わせ装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の基
    板の貼り合わせ装置において、前記基板保持手段は、前
    記2枚の基板を密着させるように基板の重なり方向に圧
    力を加えるための加圧機能を持つことを特徴とする基板
    の貼り合わせ装置。
  13. 【請求項13】 請求項4〜8のいずれかに記載の方
    法、または請求項9〜12のいずれかに記載の装置を用
    いて作成したことを特徴とするマイクロレンズ。
  14. 【請求項14】 請求項1〜3のいずれかに記載のマイ
    クロレンズ付き基板において、前記マイクロレンズと逆
    側の面に磁気コイルを形成したことを特徴とするマイク
    ロレンズ付き基板。
  15. 【請求項15】 請求項1〜3のいずれかに記載のマイ
    クロレンズ付き基板において、前記マイクロレンズと逆
    側の面に1/4波長板を形成したことを特徴とする、マ
    イクロレンズ付き基板。
  16. 【請求項16】 請求項1〜3のいずれかに記載のマイ
    クロレンズ付き基板において、前記マイクロレンズと逆
    側の面にホログラムを形成したことを特徴とするマイク
    ロレンズ付き基板。
  17. 【請求項17】 請求項1〜3のいずれかに記載のマイ
    クロレンズ付き基板において、前記マイクロレンズと逆
    側の面に45°の傾斜を持つミラーを形成したことを特
    徴とするマイクロレンズ付き基板。
  18. 【請求項18】 請求項1〜3または請求項14〜17
    のいずれかに記載のマイクロレンズ付き基板を用いたこ
    とを特徴とする光記録装置。
  19. 【請求項19】 請求項4〜8のいずれかに記載の方
    法、または請求項9〜12のいずれかに記載の装置を用
    いて、前記2つのマイクロレンズ付き基板の間に1/4
    波長板と偏光板が形成された基板を挿んで貼り合せたこ
    とを特徴とするマイクロレンズ。
  20. 【請求項20】 請求項4〜8のいずれかに記載の方
    法、または請求項9〜12のいずれかに記載の装置を用
    いて、前記2つのマイクロレンズ付き基板の間にグレー
    ティングパターンが形成された基板を挿んで貼り合せた
    ことを特徴とするマイクロレンズ。
  21. 【請求項21】 請求項19または20に記載のマイク
    ロレンズにおいて、間に挿む基板にアライメントマーク
    が形成されていることを特徴とするマイクロレンズ。
  22. 【請求項22】 請求項19または20に記載のマイク
    ロレンズを用いたことを特徴とする光コネクタ。
  23. 【請求項23】 請求項4〜8のいずれかに記載の方法
    または請求項9〜12のいずれかに記載の装置を用い
    て、前記2つのマイクロレンズ付き基板の間にアパーチ
    ャが形成された基板を挿んで貼り合せたことを特徴とす
    るマイクロレンズ。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載のマイクロレンズを
    用いたことを特徴とするビームエキスパンダ。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載のマイクロレンズを
    用いたことを特徴とする光ピックアップ。
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