JP2002256640A - 打込型枠および外断熱工法 - Google Patents

打込型枠および外断熱工法

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JP2002256640A
JP2002256640A JP2001159554A JP2001159554A JP2002256640A JP 2002256640 A JP2002256640 A JP 2002256640A JP 2001159554 A JP2001159554 A JP 2001159554A JP 2001159554 A JP2001159554 A JP 2001159554A JP 2002256640 A JP2002256640 A JP 2002256640A
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Toshiaki Ito
敏明 伊藤
Masayuki Takeuchi
真幸 竹内
Shoji Shindo
祥司 新藤
Takayuki Sakamoto
高之 坂本
Keiji Nakanishi
啓二 中西
Takahiro Hasegawa
隆弘 長谷川
Mitsuaki Kawamura
光昭 河村
Yoshiharu Ando
芳治 安藤
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外断熱構造の躯体を効率的に施工する。 【解決手段】 外断熱構造によるコンクリート造の躯体
7を形成するための打込型枠11として、コンクリート
系の成形板からなる型枠本体12の内面側に定着部材を
突出させて設け、型枠本体の内面に断熱材14を取り付
ける。定着部材としてはステンレス筋あるいは亜鉛メッ
キ鉄筋を平行弦トラス状に組んだトラス筋13を用い、
それを格子状に設け、その升目に断熱成形板を貼り付け
る。断熱材の表面に防湿層を形成する。打込型枠の内面
側にPCa版を予め形成してサンドイッチPCa版を製
作し、それを建て込むことで躯体を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる外断熱構
造によるコンクリート造の躯体を施工する際に用いる打
込型枠とそれによる外断熱工法に関する。
【0002】
【従来の技術】RC造ないしSRC造の建物の断熱性能
を向上させるために外壁や屋上に断熱材を取り付ける場
合、従来一般には躯体の内側に断熱材を取り付けるいわ
ゆる内断熱構造とすることが通常であったが、内断熱構
造では断熱材と躯体との間において内部結露が生じるこ
とがあるので、断熱材の剥離、ダニやカビの発生等が問
題となる場合がある。そのため、最近においては断熱材
を躯体の外側に取り付ける外断熱構造が着目されてお
り、広く普及する気運にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来までに提
案されている外断熱構造は、躯体を施工した後にその外
側にあらためて断熱材を貼り付けるか吹き付けるものが
主流であり、したがって断熱材の取り付けやさらにその
外側に取り付ける外装材の施工性に難があるばかりでな
く、断熱材に雨水がしみ込むようなことを確実に防止す
る必要があるので外装材の素材や意匠が制約されるもの
である。以上のようなことから、従来の外断熱構造の外
壁では外装仕上げをたとえばタイル貼りとするようなこ
とは困難であり、そのような問題を解決し得る有効な手
段の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、請求項
1の発明は、外断熱構造によるコンクリート造の躯体を
形成するために用いる打込型枠であって、コンクリート
系の成形板からなる型枠本体の内面側に、この型枠本体
を躯体に対して定着するための定着部材を突出させて設
け、かつ型枠本体の内面に断熱材を取り付けてなること
を特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明の打込
型枠であって、定着部材は鉄筋をトラス状に組んだトラ
ス筋であることを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、請求項2の発明の打込
型枠であって、トラス筋は一対二本の主材どうしをラチ
ス材により連結したものであることを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、請求項2または3の発
明の打込型枠であって、トラス筋を形成している鉄筋は
ステンレスからなることを特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、請求項2または3の発
明の打込型枠であって、トラス筋を形成している鉄筋は
亜鉛メッキを施した鋼材からなることを特徴とする。
【0009】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かの発明の打込型枠であって、定着部材を格子状に設け
たことを特徴とする。
【0010】請求項7の発明は、請求項6の発明の打込
型枠であって、定着部材により形成された升目内に断熱
成形板を貼付してなることを特徴とする。
【0011】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かの発明の打込型枠であって、断熱材の表面に防湿層を
形成してなることを特徴とする。
【0012】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かの発明の打込型枠を用いる外断熱工法であって、打込
型枠を建て込んでその内側にコンクリートを打設して躯
体を形成することにより、定着部材を介して型枠本体と
躯体とを一体化せしめかつそれらの間に断熱材を介装せ
しめることを特徴とする。
【0013】請求項10の発明は、請求項1〜8のいず
れかの発明の打込型枠を用いる外断熱工法であって、打
込型枠の内面側に予めプレキャストコンクリート版を一
体に形成することで断熱材を内蔵したサンドイッチプレ
キャストコンクリート版を製作し、そのサンドイッチプ
レキャストコンクリート版を建て込むことで躯体を形成
することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態であ
る打込型枠1の概略構成図、図2はそれを用いて施工し
た建物の外壁Wを示す図である。本実施形態の打込型枠
1はいわゆる外断熱構造の躯体を施工するに際して用い
られるものであって、施工後も解体されることなくその
まま残置されて外壁Wの最外層部を形成するものであ
る。
【0015】本実施形態の打込型枠1は、コンクリート
系の成形板からなる型枠本体2の内面側に、定着部材と
してのトラス筋3を突出する状態で設け、かつ型枠本体
2の内面に断熱材4を取り付けてなるものである。
【0016】本実施形態の打込型枠1では、型枠本体2
としてプレキャストコンクリート版(PCa版)を採用
してそれを打込型枠1として使用するに適切な寸法と形
状に設定しており、その厚さは100mm程度とされて
いる。この型枠本体2の外面はそのまま外装仕上げとな
るので予め所望の外装仕上げを施しておくこととし、た
とえば外装仕上げがタイル貼りの場合には型枠本体2の
外面に予めタイルを貼り付けておけば良い。
【0017】トラス筋3は、図1(b),(c)に示す
ように3本の主材3aの間にラチス材3bを溶接あるい
は緊結して断面三角形状のトラス状に形成してなるもの
で、図示例のものは5本のトラス筋3を平行にして上下
方向に沿って配筋し、かつそれらの両端部を型枠本体2
の周縁部において繋ぎ筋5により互いに連結しており、
その状態で各トラス筋3の高さ寸法の半分程度を型枠本
体2内に埋設し、他半部を型枠本体2の内面側に突出さ
せた状態で型枠本体2に一体に組み付けられたものであ
る。このトラス筋3の素材としては通常の鋼材からなる
鉄筋を用いて亜鉛メッキ等の防錆処理を施すか、あるい
はステンレスや樹脂等の耐腐食性素材によるものが好適
に採用可能である。なお、トラス筋3は型枠本体2に対
する補強効果を有するものであるが、必要に応じて型枠
本体2を補強するための他の補強筋を適宜埋設すれば良
い。
【0018】断熱材4は所望の断熱性能が得られるもの
であればその素材や厚さ、型枠本体2に対する取り付け
の形態は特に限定されないが、トラス筋3を埋設した型
枠本体2の内面に対してたとえば硬質ウレタンフォーム
等の発泡系断熱材を所定厚さ(一般的には20〜30m
m程度、寒冷地仕様としては50mm程度ないしそれ以
上)となるように吹き付けて形成することが好適であ
る。また、寒冷地に適用する場合等においては、必要に
応じて断熱材4の表面に防湿層6(破線で示してある)
を形成することが好ましく、その防湿層6としてはたと
えばアスファルトエマルジョン系の防湿材を塗布する
か、あるいは適宜の防湿シートを貼り付ければ良い。
【0019】上記構成の打込型枠1を用いて外壁Wを施
工するには、この打込型枠1と図示しない内型枠を通常
のように配筋工程と前後して所定位置に対向状態で建て
込んで適宜の支保を行い、その内側にコンクリートを打
設して外壁Wの主体となる躯体7を形成し、同時に梁B
およびスラブSも一体に形成し、硬化後に内型枠を解体
撤去すれば良い。これにより図2に示すようにトラス筋
3は躯体7中に埋設され、そのトラス筋3によって型枠
本体2と躯体7とが確実強固に一体化し、かつそれらの
間に断熱材4が介装され、これにより外断熱構造の外壁
Wが形成される。打込型枠1どうしの接合部にはバック
アップ材8を介してたとえばポリサルファイド系のシー
リング材のようなシール材9を充填すると良い。
【0020】以上のように、内面側にトラス筋3と断熱
材4を取り付けた打込型枠1を用いてその内側にコンク
リートを打設して躯体7を形成することにより、断熱性
能に優れかつ内部結露が生じることもない外断熱構造の
外壁Wを極めて効率的に施工することができ、したがっ
て躯体7の施工後にあらためてその外面に断熱材4を貼
り付けあるいは吹き付けてから外装材を取り付けるとい
った従来の工法に比較して施工性を大きく改善すること
ができ、工期短縮を図ることができる。また、上記の打
込型枠1は所定規格で大量生産することでそのコストは
十分に削減することが可能であるから、施工性を大きく
改善できることと相俟って工費節減も実現することがで
きる。
【0021】勿論、断熱材4の厚さを適正に設定するこ
とで十分な断熱性能を確保できるし、打込型枠1どうし
の接合部にシール材9を充填することで外壁Wの内部に
雨水が浸入して断熱性能が低下するような懸念もない。
さらに、本実施形態のように断熱材4の表面に防湿層6
を形成することで外壁W全体の透湿抵抗が高められて内
部結露をより確実に防止することができるので、寒冷地
に適用するものとしてはそのような防湿層6を形成して
おくことが好ましいが、これは必須ではなく省略しても
差し支えない。
【0022】図3〜図5は本発明の第2実施形態を示
す。本第2実施形態における打込型枠11は、第1実施
形態の打込型枠1と同様に型枠本体12の内面側に定着
部材としてのトラス筋13と断熱材14を設けたもので
あるが、図4(a)に示すように本実施形態におけるト
ラス筋13は、一対二本の主材13aをラチス材13b
により連結した単純な平行弦トラスの形態とされ、その
トラス筋13の素材としては鋼材からなる通常の鉄筋に
亜鉛メッキを施したものが用いられている。そして、図
示例の打込型枠11ではそのトラス筋13を図3(a)
〜(c)に示すように縦横に5本ずつ格子状に設け、図
4(b)に示すようにそれらトラス筋13により形成さ
れている升目内に断熱材14としての硬質ウレタンフォ
ーム等の断熱成形板を貼り付け、トラス筋13と取り合
うことで断熱材14の間に生じる隙間には発泡系断熱材
14aを吹き付けたものとされている。
【0023】本第2実施形態における打込型枠11によ
っても、これを図5に示すように外壁W用の外型枠とし
て建て込み、その内側にコンクリートを打設して躯体
7,梁B、スラブSを形成することにより、優れた断熱
性能を有する外断熱構造の外壁Wを効率的に施工するこ
とができる。
【0024】図6は第3実施形態を示す。これは上記第
2実施形態の打込型枠11を用いるものであるが、その
打込型枠11の内面側に梁形の部分を除いて予めプレキ
ャストコンクリート版20を一体に形成しておくように
したものである。すなわち、本第3実施形態では、打込
型枠11を形成しているPCa版からなる型枠本体12
と、その内面側に断熱材14を介して積層してトラス筋
13により一体化したPCa版20とによって、断熱材
14を内蔵したサンドイッチPCa版21を予め製作
し、そのサンドイッチPCa版21を建て込むことで外
壁Wを形成するようにしたものである。これによれば、
現場では梁BおよびスラブSに対してのみコンクリート
打設を行い、上下の梁Bに対してサンドイッチPCa版
21の上下を取付調整金物22により固定することで外
壁Wが形成され、施工性をより改善することができる。
【0025】図7(a),(b)は上記第3実施形態の
応用例を示すもので、(a)はPCa版20を梁形の部
分まで形成したもの、(b)はPCa版20の上部に梁
Bを一体に形成したものである。(a)の場合は梁Bと
スラブSを現場打ちしてサンドイッチPCa版21に対
して連結筋23により一体化し、(b)ではスラブSの
みを現場打ちしてサンドイッチPCa版21の梁Bに対
して連結筋24により一体化すれば良く、いずれも図6
に示したものと同様に施工性に優れるものである。図8
(a),(b)はさらに他の応用例を示すもので、
(a)は梁Bの外側にサンドイッチPCa版21を取付
調整金物22により固定して連結筋23を省略したも
の、(b)は上下のスラブS間にサンドイッチPCa版
21を取付調整金物22により固定してその外側にバル
コニーを設けたものである。
【0026】以上で本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、さら
に様々な変形、応用が可能である。
【0027】たとえば、型枠本体としてはPCa版を採
用することが好ましいが、他のコンクリート系の成形板
も採用可能であり、特に気泡コンクリート版(ALC
版)は断熱性に優れかつ軽量であることから好適に採用
可能である。
【0028】定着部材としてはトラス筋を採用すること
が好ましくかつ現実的であるが、それに限るものでもな
く、現場打ちコンクリートに対して所望の定着強度が確
保できるものであればたとえばエキスパンションメタル
やパンチングメタル等の他の定着部材も採用可能であ
る。また、上記実施形態において定着部材として用いた
トラス筋も、その形態や素材、型枠本体に対する設置の
形態は任意に変更可能である。
【0029】さらに、上記実施形態は外壁への適用例で
あるが、本発明は屋上スラブその他の外断熱構造とする
必要のある躯体全般に適用できることは言うまでもな
い。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、コンクリート系の成
形板からなる型枠本体の内面側に定着部材を突出させて
設け、かつ型枠本体の内面に断熱材を取り付けたもので
あるから、この打込型枠を用いることで断熱性能に優れ
かつ内部結露が生じることもない外断熱構造の躯体を極
めて効率的に施工することができる。
【0031】請求項2の発明は、定着部材として鉄筋を
トラス状に組んだトラス筋を用いたので、十分な定着強
度が得られることはもとより、型枠本体に対する補強効
果も得られる。
【0032】請求項3の発明は、トラス筋として一対二
本の主材どうしをラチス材により連結したものを用いた
ので、簡単な形態で十分な強度が得られ、しかも十分に
安価に製作することができる。
【0033】請求項4の発明は、トラス筋をステンレス
からなるものとしたので、トラス筋に十分な防錆性能を
持たせることができる。
【0034】請求項5の発明は、トラス筋を形成してい
る鉄筋は亜鉛メッキを施した鋼材からなるものであるの
で、十分な防錆性能を持たせることができ、しかも十分
に安価に製作することができる。
【0035】請求項6の発明は、定着部材を格子状に設
けたので、この打込型枠全体を確実強固に定着でき、か
つ型枠本体に対する十分な補強効果が得られる。
【0036】請求項7の発明は、定着部材により形成さ
れた升目内に断熱材成形板を貼付したので、十分な断熱
性能が得られることはもとより、断熱材の取付作業が容
易であり、しかも安価に製作することができる。
【0037】請求項8の発明は、断熱材の表面に防湿層
を形成したので、躯体全体の透湿抵抗が高められて内部
結露をより確実に防止することができ、特に寒冷地に適
用するものとして好適である。
【0038】請求項9の発明は、上記の打込型枠を建て
込んでその内側にコンクリートを打設して躯体を形成す
ることにより、定着部材を介して型枠本体と躯体とを一
体化せしめかつそれらの間に断熱材を介装せしめるの
で、断熱性能に優れかつ内部結露が生じることもない外
断熱構造の躯体を極めて効率的に施工することが可能で
あるし、打込型枠の外面に所望の外装仕上げを施すこと
が可能であるからたとえばタイル貼り等の所望の外装仕
上げを自由に行うことが可能である。
【0039】請求項10の発明は、上記の打込型枠の内
面側に予めプレキャストコンクリート版を一体に形成す
ることで断熱材を内蔵したサンドイッチプレキャストコ
ンクリート版を製作し、そのサンドイッチプレキャスト
コンクリート版を建て込むことで躯体を形成するので、
上記効果に加えて施工性をより改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である打込型枠の概略
構成を示す図である。
【図2】 同打込型枠を用いて施工された外壁の概要を
示す図である。
【図3】 本発明の第2実施形態である打込型枠の概略
構成を示す図である。
【図4】 同打込型枠の詳細を示す図である。
【図5】 同打込型枠を用いて施工された外壁の概要を
示す図である。
【図6】 本発明の第3実施形態である打込型枠とそれ
により施工された外壁の概略構成を示す図である。
【図7】 第3実施形態の打込型枠の応用例を示す図で
ある。
【図8】 第3実施形態の打込型枠のさらに他の応用例
を示す図である。
【符号の説明】
W 外壁 1 打込型枠 2 型枠本体 3 トラス筋(定着部材) 4 断熱材 6 防湿層 7 躯体 11 打込型枠 12 型枠本体 13 トラス筋(定着部材) 14 断熱材(断熱成形板) 14a 発泡系断熱材 20 プレキャストコンクリート版(PCa版) 21 サンドイッチプレキャストコンクリート版(サン
ドイッチPCa版)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新藤 祥司 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 坂本 高之 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 中西 啓二 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 長谷川 隆弘 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 河村 光昭 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 安藤 芳治 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DD01 EA02 FA24 GA12 GA42 HA04 HF11 KA01 LA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外断熱構造によるコンクリート造の躯体
    を形成するために用いる打込型枠であって、コンクリー
    ト系の成形板からなる型枠本体の内面側に、この型枠本
    体を躯体に対して定着するための定着部材を突出させて
    設け、かつ型枠本体の内面に断熱材を取り付けてなるこ
    とを特徴とする打込型枠。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の打込型枠であって、定着
    部材は鉄筋をトラス状に組んだトラス筋であることを特
    徴とする打込型枠。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の打込型枠であって、トラ
    ス筋は一対二本の主材どうしをラチス材により連結した
    ものであることを特徴とする打込型枠。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の打込型枠であっ
    て、トラス筋を形成している鉄筋はステンレスからなる
    ことを特徴とする打込型枠。
  5. 【請求項5】 請求項2または3記載の打込型枠であっ
    て、トラス筋を形成している鉄筋は亜鉛メッキを施した
    鋼材からなることを特徴とする打込型枠。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の打込型
    枠であって、定着部材を格子状に設けたことを特徴とす
    る打込型枠。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の打込型枠であって、定着
    部材により形成された升目内に断熱成形板を貼付してな
    ることを特徴とする打込型枠。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の打込型
    枠であって、断熱材の表面に防湿層を形成してなること
    を特徴とする打込型枠。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の打込型
    枠を用いる外断熱工法であって、打込型枠を建て込んで
    その内側にコンクリートを打設して躯体を形成すること
    により、定着部材を介して型枠本体と躯体とを一体化せ
    しめかつそれらの間に断熱材を介装せしめることを特徴
    とする外断熱工法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載の打込
    型枠を用いる外断熱工法であって、打込型枠の内面側に
    予めプレキャストコンクリート版を一体に形成すること
    で断熱材を内蔵したサンドイッチプレキャストコンクリ
    ート版を製作し、そのサンドイッチプレキャストコンク
    リート版を建て込むことで躯体を形成することを特徴と
    する外断熱工法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019094688A (ja) * 2017-11-23 2019-06-20 Pcジャパン有限会社 シングルトラス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019094688A (ja) * 2017-11-23 2019-06-20 Pcジャパン有限会社 シングルトラス

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